JP7238976B2 - ロボット制御システム、管制装置、移動ロボット、ロボット制御方法、及びプログラム - Google Patents

ロボット制御システム、管制装置、移動ロボット、ロボット制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

(関連出願についての記載)
本発明は、日本国特許出願:特願2019-081811号(2019年4月23日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、ロボット制御システム、管制装置、移動ロボット、ロボット制御方法、及びプログラムに関する。
近年、人手不足を背景に、物流などの現場では荷物を搬送する移動ロボットの導入が進んでいる。また、取り扱われる荷物は変種変量化しており、移動ロボットには作業内容や倉庫内レイアウトの変化に対する汎用性が求められている。一方で、移動ロボットの高機能化や、それに伴う専用の台車、格納器具、付帯設備等の新規導入により、導入コストが増加している。
移動ロボットの汎用性を確保し、かつ、導入コストを低減する方法として、複数台の移動ロボットを協調(協働)させて荷物を搬送する方法(ロボット協調搬送方法)がある。ロボット協調搬送方法では、シンプルな機能を有する移動ロボットが複数台協調することで、様々な形状・重量の荷物に対応可能になるとともに、移動ロボットの単一化により故障対応やメンテナンスも容易に行うことができる。また、ロボット協調搬送方法においては、移動ロボット間の位置関係を維持して荷物を落とさないようにする必要があるため、移動ロボット間の同期を保ちながら移動することが重要となる。ロボット協調搬送方法を利用したシステムとして、以下のようなものがある。
例えば、特許文献1に記載のシステムでは、第1および第2ロボット上にそれぞれ位置誤差吸収機構を設けるとともに、第1および第2ロボットにそれぞれ作用する外力を推定し、推定した外力がゼロとなるように第1および第2ロボットを制御することにより、長尺重量物の協調搬送作業を可能にしている。
また、特許文献2に記載のシステムでは、各台車(ロボット)は、自らの自己情報を定期的に無線で同報送信し、各スレーブは、マスター及び他の一つ若しくは複数の各スレーブから同報送信された各自己情報に基づいて、自らの各全方向車輪の動作を自律的に制御して、自らの位置、進行方向、及び進行速度を自律的に変更することにより、荷物の形状(例えば、長い荷物)や使用環境(例えば、狭い通路)が限定されることなく低コストでの搬送を可能にしている。
特許文献3に記載のシステムでは、車間通信により相手の実加速度情報を取得し、取得した実加速度情報に合わせて自車(後続車両ロボット)の加減速を制御することにより、車間距離が必要以上に短くならないように自車を他車(先行車両ロボット)に精度良く追従走行させることを可能にしている。
特許文献4に記載のシステムでは、動作フィールド上の各ロボット装置の位置及び方向を監視し、各ロボット装置と通信し、監視結果並びに各ロボット装置から通信により取得されるロボット装置の状態情報に基づいて、各ロボット装置による同期協調的な動作を制御することにより、全体としてある特定の目的を実現することを可能にしている。
特許文献5に記載のシステムでは、スレーブロボットがスレーブ動作計画を作成してマスタロボットへ送信し、マスタロボットがマスタ動作計画、スレーブ動作計画をそれぞれ修正して修正マスタ動作計画修正、修正スレーブ動作計画を作成し、修正スレーブ動作計画をスレーブロボットへ送信し、マスタロボットが修正マスタ動作計画を実行して移動し、スレーブロボットが修正スレーブ動作計画を実行して移動することにより、ロボットの周囲状況が未知であっても、ロボットに高い処理能力を要求することなく複数台のロボットの協調移動を可能にしている。
特許第6151159号公報 特許第5588714号公報 特許第6265191号公報 特開2006-954号公報 特開2016-16475号公報
以下の分析は、本願発明者により与えられる。
しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、ロボット間で位置情報を交換するが、各ロボットでサンプリングタイミングが異なるため、うまく同期しない可能性がある。また、特許文献1に記載のシステムでは、機構が複雑であるため、ロボットのコストが増加するだけでなく、故障も増えてメンテナンスのコストが増加する可能性がある。
特許文献2に記載のシステムでは、相手の情報を受け取った後に制御するため、制御タイミングが遅れるだけでなく、床の凹凸などの影響で、移動量・移動方向の誤差が累積し、うまく同期しない可能性がある。
特許文献3に記載のシステムでは、先行車両の情報を受け取った後に制御するため、制御タイミングが遅れるだけでなく、先行車両が定速でない場合、目標値(車間距離)付近で制御のふらつきが大きくなり、うまく同期しない可能性がある。
特許文献4に記載のシステムでは、システムからの監視結果と、他のロボット装置からの状態情報と、のサンプリングタイミングが異なるため、うまく同期しない可能性がある。
特許文献5に記載のシステムでは、スレーブ動作計画とマスタ動作計画との作成タイミングが異なるため、うまく同期しない可能性がある。
本発明の主な課題は、コストを低減させるとともに、ロボット間の同期を保ちながら移動することに貢献することができるロボット制御システム、管制装置、移動ロボット、ロボット制御方法、及びプログラムを提供することである。
第1の視点に係るロボット制御システムは、複数の移動ロボットと、前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、を備えるロボット制御システムである。前記管制装置は、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成する処理と、生成された前記制御情報を前記複数の移動ロボットのそれぞれに送信する処理と、を行う。前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボットは、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記先導ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットを移動制御する処理と、を行う。前記複数の移動ロボットのうちの前記先導ロボット以外の後続ロボットは、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記制御情報における前記後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記後続ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットに追従するように、前記後続ロボットを移動制御する処理と、を行う。
第2の視点に係るロボット制御システムは、複数の移動ロボットと、前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、を備えるロボット制御システムである。前記管制装置は、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を用いて、前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記複数の移動ロボットのうちの前記先導ロボット以外の後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記先導ロボット及び前記後続ロボットのそれぞれの前記制御量に基づいて、前記先導ロボット及び前記後続ロボットを移動制御する処理と、を行う。
第3の視点に係る管制装置は、複数の移動ロボットと、前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、を備えるロボット制御システムにおける前記管制装置である。前記管制装置は、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成する処理と、生成された前記制御情報を前記複数の移動ロボットのそれぞれに送信する処理と、を行う。
前記第3の視点に係る管制装置の変形として、所定領域における第1移動ロボット及び第2移動ロボットをセンシングするセンサ装置からの情報に基づく、同一タイミングにおける前記第1移動ロボット及び前記第2移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成する処理と、生成された前記制御情報を前記第1移動ロボット及び前記第2移動ロボットのそれぞれに送信する処理と、を行い、前記制御情報は、前記第1移動ロボットが前記制御情報を用いて前記第1移動ロボットの制御量を算出するために生成され、かつ、前記第2移動ロボットが前記制御情報を用いて前記第1移動ロボットの制御量、及び、前記第2移動ロボットの制御量を算出するために生成される。
第4の視点に係る移動ロボットは、複数の移動ロボットと、前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、を備えるロボット制御システムにおける前記移動ロボットである。前記移動ロボットは、前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボット以外の後続ロボットとなるときに、前記管制装置から、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を取得する処理と、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記制御情報における前記後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記後続ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットに追従するように、前記後続ロボットを移動制御する処理と、を行う。
前記第4の視点に係る移動ロボットの変形として、所定領域における第1移動ロボット及び第2移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、前記センサ装置からの情報に基づいて制御情報を生成する管制装置と、前記制御情報を用いて算出される前記第1移動ロボットの制御量に基づいて、移動制御する前記第1移動ロボットと、前記制御情報を用いて算出される第1移動ロボットの制御量を用いて算出される前記第2移動ロボットの制御量に基づいて、移動制御する前記第2移動ロボットと、を備えるロボット制御システムにおける前記第2移動ロボットであって、前記管制装置から、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記第1移動ロボット及び前記第2移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む前記制御情報を取得する処理と、前記制御情報における前記第1移動ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記第1移動ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記第1移動ロボットの前記制御量と、前記制御情報における前記第2移動ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記第2移動ロボットの前記制御量を算出する処理と、算出された前記第2移動ロボットの前記制御量に基づいて、前記第1移動ロボットに追従するように、前記第2移動ロボットを移動制御する処理と、を行う。
第5の視点に係るロボット制御方法は、複数の移動ロボットと、前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、を備えるロボット制御システムを用いて前記複数の移動ロボットを制御するロボット制御方法である。前記ロボット制御方法は、前記管制装置において、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成するステップと、前記管制装置において、生成された前記制御情報を前記複数の移動ロボットのそれぞれに送信するステップと、前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボットにおいて、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出するステップと、前記先導ロボットにおいて、算出された前記先導ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットを移動制御するステップと、前記複数の移動ロボットのうちの前記先導ロボット以外の後続ロボットにおいて、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出するステップと、前記後続ロボットにおいて、算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記制御情報における前記後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出するステップと、前記後続ロボットにおいて、算出された前記後続ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットに追従するように、前記後続ロボットを移動制御するステップと、を含む。
前記第5の視点に係るロボット制御方法の変形として、複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置が、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成するステップと、前記管制装置が、生成された前記制御情報を前記複数の移動ロボットのそれぞれに送信するステップと、前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボットが、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出するステップと、前記先導ロボットが、算出された前記先導ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットを移動制御するステップと、前記複数の移動ロボットのうちの前記先導ロボット以外の後続ロボットが、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出するステップと、前記後続ロボットが、算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記制御情報における前記後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出するステップと、前記後続ロボットが、算出された前記後続ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットに追従するように、前記後続ロボットを移動制御するステップと、を含む。
第6の視点に係るプログラムは、複数の移動ロボットと、前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、を備えるロボット制御システムにおける前記管制装置で実行されるプログラムである。前記プログラムは、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成する処理と、生成された前記制御情報を前記複数の移動ロボットのそれぞれに送信する処理と、を実行させる。
前記第6の視点に係るプログラムの変形として、所定領域における第1移動ロボット及び第2移動ロボットをセンシングするセンサ装置からの情報に基づく、同一タイミングにおける前記第1移動ロボット及び前記第2移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成する処理と、生成された前記制御情報を前記第1移動ロボット及び前記第2移動ロボットのそれぞれに送信する処理と、を管制装置に実行させ、前記制御情報は、前記第1移動ロボットが前記制御情報を用いて前記第1移動ロボットの制御量を算出するために生成され、かつ、前記第2移動ロボットが前記制御情報を用いて前記第1移動ロボットの制御量、及び、前記第2移動ロボットの制御量を算出するために生成される。
なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non-transient)なものとすることができる。また、本開示では、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。プログラムは、コンピュータ装置に入力装置又は外部から通信インタフェイスを介して入力され、記憶装置に記憶されて、プロセッサを所定のステップないし処理に従って駆動させ、必要に応じ中間状態を含めその処理結果を段階毎に表示装置を介して表示することができ、あるいは通信インタフェイスを介して、外部と交信することができる。そのためのコンピュータ装置は、一例として、典型的には互いにバスによって接続可能なプロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インタフェイス、及び必要に応じ表示装置を備える。
前記第1~5の視点によれば、コストを低減させるとともに、ロボット間の移動を同期させることに貢献することができる。
実施形態1に係るロボット制御システムの構成を模式的に示したブロック図である。 実施形態1に係るロボット制御システムを用いて搬送対象物を搬送しているときの状態を模式的に示したイメージ図である。 実施形態1に係るロボット制御システムにおける移動ロボットの駆動部の制御量の算出方法の一例を説明するためのイメージ図である。 実施形態1に係るロボット制御システムにおけるセンサ装置の位置検出部の動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態1に係るロボット制御システムにおける管制装置の制御部の動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態1に係るロボット制御システムにおける先導ロボットの制御部の動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態1に係るロボット制御システムにおける後続ロボットの制御部の動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態2のロボット制御システムにおける移動ロボットの制御情報を取得したときの、第1制御情報に基づく第2制御情報取得時の計算上の現在地と、第2制御情報取得時の実際の現在地と、の誤差を説明するためのイメージ図である。 実施形態2のロボット制御システムにおける移動ロボットのベース速度の調整の仕方を説明するためのグラフである。 実施形態2に係るロボット制御システムにおける移動ロボットの制御部の駆動部の制御量の算出時の詳細な動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態3に係るロボット制御システムの構成を模式的に示したブロック図である。 実施形態3に係るロボット制御システムにおける管制装置の制御部の動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態4に係るロボット制御システムにおける管制装置の制御部の動作を模式的に示したフローチャートである。 実施形態5に係るロボット制御システムの構成を模式的に示したブロック図である。 ハードウェア資源の構成を模式的に示したブロック図である。
以下に説明する本開示では、モード1に係るロボット制御システム及びその変形モードを適宜選択して組み合わせることができる。
前記モード1に係るロボット制御システムとして、複数の移動ロボットと、前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、を備えるロボット制御システムであって、前記管制装置は、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成する処理と、生成された前記制御情報を前記複数の移動ロボットのそれぞれに送信する処理と、を行い、前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボットは、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記先導ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットを移動制御する処理と、を行い、前記複数の移動ロボットのうちの前記先導ロボット以外の後続ロボットは、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記制御情報における前記後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記後続ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットに追従するように、前記後続ロボットを移動制御する処理と、を行う、ロボット制御システムとすることが可能である。
前記モード1に係るロボット制御システムの変形モードとして、前記センサ装置は、前記所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングしたセンサ情報に基づいて、同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地を検出する処理と、同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記現在地に係る情報を前記管制装置に送信する処理と、を行い、前記管制装置は、前記制御情報を生成する処理において、前記センサ装置からの同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記現在地に係る情報を取得する処理と、前記現在地に係る情報、及び、予め設定された最終目的地に基づいて前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記中間目的地を算出する処理と、前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記現在地、前記中間目的地、及び、前記最終目的地に係る情報を含む前記制御情報を生成する処理と、を含む、制御システムとすることができる。
前記モード1に係るロボット制御システムの変形モードとして、前記センサ装置は、前記所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングしたセンサ情報を前記管制装置に送信する処理を行い、前記管制装置は、前記制御情報を生成する処理において、前記センサ情報に基づいて、同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地を検出する処理と、前記現在地に係る情報、及び、予め設定された最終目的地に係る情報に基づいて前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記中間目的地を算出する処理と、前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記現在地、前記中間目的地、及び、前記最終目的地に係る情報を含む前記制御情報を生成する処理と、を含む、ロボット制御システムとすることができる。
前記モード1に係るロボット制御システムの変形モードとして、前記先導ロボットにおける前記先導ロボットの前記制御量を算出する処理、及び、前記後続ロボットにおける前記先導ロボットの前記制御量を算出する処理では、前記制御情報としての第1制御情報に基づいて、前記第1制御情報の次の第2制御情報を取得した時の前記先導ロボットの計算上の現在地を算出する処理と、算出された前記先導ロボットの前記計算上の現在地と前記第2制御情報に含まれる前記先導ロボットの現在地との移動誤差を算出する処理と、算出された前記移動誤差を用いて前記先導ロボットのベース速度を算出する処理と、算出された前記先導ロボットの前記ベース速度、及び、前記第2制御情報に含まれる前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地を用いて、前記先導ロボットの前記制御量を算出する処理と、を行い、前記ベース速度を算出する処理では、前記移動誤差が大きくなるほど、低速となるように前記ベース速度を算出する、ロボット制御システムとすることができる。
前記モード1に係るロボット制御システムの変形モードとして、前記ベース速度を算出する処理では、算出された前記移動誤差におけるx方向の移動誤差、y方向の移動誤差、及び、進行方向の角度誤差に対して重み付けを行って調整する、ロボット制御システムとすることができる。前記モード1に係るロボット制御システムの変形モードとして、前記ベース速度を算出する処理では、前記重み付けを前記先導ロボットの軌道の曲率に応じて変化させる、ロボット制御システムとすることができる。
本開示では、モード2に係るロボット制御システム及びその変形モードを適宜選択して組み合わせることができる。
前記モード2に係るロボット制御システムとして、複数の移動ロボットと、前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、を備えるロボット制御システムであって、前記管制装置は、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を用いて、前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記複数の移動ロボットのうちの前記先導ロボット以外の後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記先導ロボット及び前記後続ロボットのそれぞれの前記制御量に基づいて、前記先導ロボット及び前記後続ロボットを移動制御する処理と、を行う、ロボット制御システムとすることが可能である。
前記モード2に係るロボット制御システムの変形モードとして、前記先導ロボットの前記制御量を算出する処理では、前記現在地としての第1現在地に係る情報に基づいて、前記第1現在地に係る情報の次の第2現在地に係る情報を取得した時の前記先導ロボットの計算上の現在地を算出する処理と、算出された前記先導ロボットの前記計算上の現在地と前記先導ロボットの前記第2現在地との移動誤差を算出する処理と、算出された前記移動誤差を用いて前記先導ロボットのベース速度を算出する処理と、算出された前記先導ロボットの前記ベース速度、前記第2現在地、及び、前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの前記制御量を算出する処理と、を行い、前記ベース速度を算出する処理では、前記移動誤差が大きくなるほど、低速となるように前記ベース速度を算出するロボット制御システムとすることができる。
本開示では、モード3に係る管制装置として、複数の移動ロボットと、前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、を備えるロボット制御システムにおける前記管制装置であって、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成する処理と、生成された前記制御情報を前記複数の移動ロボットのそれぞれに送信する処理と、を行う、管制装置とすることが可能である。
本開示では、モード4に係る管制装置として、複数の移動ロボットと、前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、を備えるロボット制御システムにおける前記管制装置であって、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を用いて、前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記複数の移動ロボットのうちの前記先導ロボット以外の後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記先導ロボット及び前記後続ロボットのそれぞれの前記制御量に基づいて、前記先導ロボット及び前記後続ロボットを移動制御する処理と、を行う、管制装置とすることが可能である。
本開示では、モード5に係る移動ロボットとして、複数の移動ロボットと、前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、を備えるロボット制御システムにおける前記移動ロボットであって、前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボット以外の後続ロボットとなるときに、前記管制装置から、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を取得する処理と、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記制御情報における前記後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記後続ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットに追従するように、前記後続ロボットを移動制御する処理と、を行う、移動ロボットとすることが可能である。
本開示では、モード6に係るロボット制御方法として、複数の移動ロボットと、前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、を備えるロボット制御システムを用いて前記複数の移動ロボットを制御するロボット制御方法であって、前記管制装置において、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成するステップと、前記管制装置において、生成された前記制御情報を前記複数の移動ロボットのそれぞれに送信するステップと、前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボットにおいて、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出するステップと、前記先導ロボットにおいて、算出された前記先導ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットを移動制御するステップと、前記複数の移動ロボットのうちの前記先導ロボット以外の後続ロボットにおいて、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出するステップと、前記後続ロボットにおいて、算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記制御情報における前記後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出するステップと、前記後続ロボットにおいて、算出された前記後続ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットに追従するように、前記後続ロボットを移動制御するステップと、を含む、ロボット制御方法とすることが可能である。
本開示では、モード7に係るプログラムとして、複数の移動ロボットと、前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、を備えるロボット制御システムにおける前記管制装置で実行されるプログラムであって、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成する処理と、生成された前記制御情報を前記複数の移動ロボットのそれぞれに送信する処理と、を実行させる、プログラムとすることが可能である。
本開示では、モード8に係るプログラムとして、複数の移動ロボットと、前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、を備えるロボット制御システムにおける前記管制装置で実行されるプログラムであって、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を用いて、前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記複数の移動ロボットのうちの前記先導ロボット以外の後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記先導ロボット及び前記後続ロボットのそれぞれの前記制御量に基づいて、前記先導ロボット及び前記後続ロボットを移動制御する処理と、を実行させる、プログラムとすることが可能である。
本開示では、モード9に係るプログラムとして、複数の移動ロボットと、前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、を備えるロボット制御システムにおける前記移動ロボットで実行されるプログラムであって、前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボット以外の後続ロボットとなるときに、前記管制装置から、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を取得する処理と、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記制御情報における前記後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出する処理と、算出された前記後続ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットに追従するように、前記後続ロボットを移動制御する処理と、を実行させる、プログラムとすることが可能である。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。また、下記の実施形態は、あくまで例示であり、本発明を限定するものではない。また、以降の説明で参照する図面等のブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。さらに、本願開示に示す回路図、ブロック図、内部構成図、接続図などにおいて、明示は省略するが、入力ポート及び出力ポートが各接続線の入力端及び出力端のそれぞれに存在する。入出力インタフェイスも同様である。プログラムはコンピュータ装置を介して実行され、コンピュータ装置は、例えば、プロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インタフェイス、及び必要に応じ表示装置を備え、コンピュータ装置は、通信インタフェイスを介して装置内又は外部の機器(コンピュータを含む)と、有線、無線を問わず、交信可能に構成される。
[実施形態1]
実施形態1に係るロボット制御システムについて図面を用いて説明する。図1は、実施形態1に係るロボット制御システムの構成を模式的に示したブロック図である。図2は、実施形態1に係るロボット制御システムを用いて搬送対象物を搬送しているときの状態を模式的に示したイメージ図である。
ロボット制御システム1は、複数台の移動ロボット(図1では先導ロボット10A、後続ロボット10B)を協調(協働)させながら移動させるように制御するシステムである(図1参照)。ロボット制御システム1は、先導ロボット10Aと後続ロボット10Bとの間に搬送対象物2(例えば、荷物を搭載した台車)を挟み込んだ状態で、搬送対象物2を搬送する搬送システムとして用いることができる(図2参照)。ロボット制御システム1は、先導ロボット10Aと、後続ロボット10Bと、管制装置20と、センサ装置30と、を有する。
先導ロボット10Aは、後続ロボット10Bに対して先導する移動ロボットである(図1、図2参照)。後続ロボット10Bは、先導ロボット10Aの移動に後続する移動ロボットである(図1、図2参照)。先導ロボット10A及び後続ロボット10Bは、管制装置20と無線通信(有線通信でも可)可能に接続する。先導ロボット10A及び後続ロボット10Bは、管制装置20の制御により、互いに協調(協働)しながら移動する。先導ロボット10A及び後続ロボット10Bには、例えば、駆動用の左右の車輪14L、14Rが実質的に1つの軸上にあり、かつ、当該車輪14L、14Rの間隔が一定な一軸二輪型の移動ロボットを用いることができる(図2参照)。先導ロボット10A及び後続ロボット10Bは、円運動もしくは直進可能である。先導ロボット10A及び後続ロボット10Bは、スムーズな搬送のため、停止して旋回しないように構成してもよい。先導ロボット10A及び後続ロボット10Bとは、同じ構成としてもよい。先導ロボット10A及び後続ロボット10Bは、通信部11と、制御部12と、駆動部13と、車輪14L、14Rと、を有する。
通信部11は、管制装置20と通信可能にする機能部である(図1参照)。通信部11は、制御部12によって制御される。
制御部12は、管制装置20から取得した制御情報に基づいて駆動部13を制御する機能部である(図1参照)。制御部12として、例えば、メモリ、プロセッサ等を含む制御ユニットを用いることができる。この場合、係る制御ユニットは、当該メモリを利用しながら、当該プロセッサにおいてプログラムを実行することにより、制御処理、情報処理、演算処理を行う構成であってもよい。制御部12は、通信部11を介して、管制装置20と通信可能に接続することができる。制御部12は、管制装置20からの制御情報を取得する処理を行う。制御部12は、取得した制御情報に基づいて駆動部13の制御量を算出する処理を行う。制御部12は、算出された制御量に基づいて駆動部13を制御する処理を行う。制御部12は、駆動部13を制御することにより、移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の移動速度及び移動方向を調整することが可能である。制御部12は、ロボット本体に取り付けられている。
制御部12は、先導ロボット10Aとして動作する場合、又は、移動ロボットが単独移動する場合、管制装置20から通信部11を通じて、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の目的地(中間目的地、最終目的地)に係る情報、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地(位置座標、方向)に係る情報を含む制御情報を取得することにより、制御情報に含まれた自身の目的地(目的座標、目的方向)と自身の現在地とに基づいて自身の駆動部13の制御量を算出し、算出された制御量に基づいて自身の駆動部13を制御し、自身の移動を制御する。ここで、後続ロボット10Bの目的地は、先導ロボット10Aの目的地と同じでもよい。
制御部12は、後続ロボット10Bとして動作する場合、管制装置20から通信部11を通じて、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の目的地(中間目的地、最終目的地)に係る情報、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地に係る情報を含む制御情報を取得することにより、取得した制御情報に含まれた先導ロボット10Aの目的地と先導ロボット10Aの現在地とに基づいて先導ロボット10Aの駆動部13の制御量を算出し、算出された先導ロボット10Aの駆動部13の制御量と、制御情報に含まれた後続ロボット10B自身の目的地と、後続ロボット10B自身の現在地と、に基づいて後続ロボット10B自身の駆動部13の制御量を算出し、算出された後続ロボット10B自身の駆動部13の制御量に基づいて後続ロボット10B自身の駆動部13を制御し、先導ロボット10Aに追従するように後続ロボット10Bの移動を制御する。
駆動部13は、車輪(図2の14L、14R)を駆動する機能部である(図1参照)。駆動部13として、例えば、モータ、減速機、ドライバ、各種のセンサ(電流センサ、トルクセンサ、位置センサ等)、レギュレータ、シャフト等を含む駆動ユニットを用いることができる。駆動部13は、ロボット本体に取り付けられている。駆動部13は、左側の回転動力と、右側の回転動力と、を別々に出力する。駆動部13の左側の回転動力は、車輪14Lに伝達可能である。駆動部13の右側の回転動力は、車輪14Rに伝達可能である。
車輪14L、14Rは、移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の移動を実現する駆動輪である(図2参照)。車輪14L、14Rは、駆動部13によってそれぞれ別々に駆動される。車輪14L、14Rは、互いに同軸となるように配されている。なお、車輪14L、14Rは、傾くように(キャンバー角を有するように)配されていてもよく、サスペンション、等速ジョイント等を用いて傾きが変動するように(キャンバー角が変動するように)設計してもよい。
管制装置20は、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)を管理及び制御する装置である(図1、図2参照)。管制装置20は、通信部21と、制御部22と、を有する。
通信部21は、移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)と通信可能にする機能部である(図1参照)。通信部21は、センサ装置30と通信可能に接続されている。通信部21は、制御部22によって制御される。
制御部22は、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)を制御する機能部である(図1参照)。制御部22には、例えば、メモリ、プロセッサ等を含むコンピュータ装置を用いることができる。この場合、係るコンピュータ装置は、当該メモリを利用しながら、当該プロセッサにおいてプログラムを実行することにより、制御処理、情報処理、演算処理を行う構成であってもよい。制御部22は、通信部21を介して、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)及びセンサ装置30と通信可能に接続することができる。制御部22は、センサ装置30から通信部21を通じて各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地に係る情報を取得する処理を行う。制御部22は、取得した各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地に係る情報と、最終目的地に係る情報と、に基づいて、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)を現在地から所望経路で最終目的地に移動させるための各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の中間目的地を算出する処理を行う。制御部22は、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地に係る情報、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の目的地(中間目的地、最終目的地を含む)に係る情報を含む制御情報を生成する処理を行う。制御部22は、生成された制御情報を、通信部21を通じて各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)に送信する処理を行う。
センサ装置30は、所定の領域における各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の位置をセンシングする装置である(図1、図2参照)。センサ装置30は、通信部31と、位置検出部32と、センサ部33と、を有する。
通信部31は、管制装置20と通信可能にする機能部である(図1参照)。通信部31は、位置検出部32によって制御される。
位置検出部32は、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の位置を検出する機能部である(図1参照)。位置検出部32は、メモリ、プロセッサ等を含むコンピュータ装置を用いることができる。この場合、係るコンピュータ装置は、当該メモリを利用しながら、当該プロセッサにおいてプログラムを実行することにより、制御処理、情報処理、演算処理を行う構成であってもよい。位置検出部32は、所定のタイミング(予め設定されたサンプリング周期;例えば、数10ms(ミリ秒))でセンサ部33でセンシングされたセンサ情報を取得する処理を行う。位置検出部32は、センサ情報に基づいて、画像処理(例えば、精細化、高解像度化、ノイズ除去、低解像度化、オープニング処理、モルフォロジー変換、点群処理等)を行うことによって、同一タイミングにおける各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地を検出する処理を行う。位置検出部32は、同一タイミングにおける各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地に係る情報を、通信部31を通じて管制装置20に送信する処理を行う。
センサ部33は、所定の領域における各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の位置をセンシングする機能部である(図1参照)。センサ部33には、例えば、可視カメラ、赤外線カメラ、ハイパースペクトルカメラ、RGB(Red Green Blue)カメラ等のカメラや、レーザスキャナ、2D(2-Dimensions)レーザ距離計、ステレオカメラ、ToF(Time of Flight)センサ、LiDAR(Light Detection and Ranging)センサ等のデプスセンサや、3次元センサ等を用いることができる。センサ部33は、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)をセンシングしたセンサ情報を、位置検出部32に向けて出力する。
次に、実施形態1に係るロボット制御システムにおける移動ロボットの駆動部の制御量の算出方法の一例について図面を用いて説明する。図3は、実施形態1に係るロボット制御システムにおける移動ロボットの駆動部の制御量の算出方法の一例を説明するためのイメージ図である。ここでは、移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)が一軸二輪型の移動ロボットである場合について説明する。
図3を参照すると、先導ロボット10Aが制御情報取得時tの現在地(重心位置)(x(t)、y(t))から中間目的地(p、p)を目指し、ベース速度vbase、かつ、円軌道で移動する場合、制御情報取得時tにおける先導ロボット10Aの進行方向の角度をθ(t)とし、先導ロボット10Aの左右の車輪間距離(左右の各車輪の幅の中心間の距離)をlとすると、制御情報取得時tにおける先導ロボット10Aの進行方向(円軌道の接線方向)と先導ロボット10Aの現在地から中間目的地への方向とのなす角度φ、先導ロボット10Aの現在地と中間目的地との間の距離d、先導ロボット10Aの右車輪14Rの速度v(t)、及び、先導ロボット10Aの左車輪14Lの回転速度v(t)は、それぞれ数式1のように表すことができる。後続ロボット10Bは、制御情報取得時tの先導ロボット10Aの中間目的地(p、p)と先導ロボット10Aの現在地(x(t)、y(t))と先導ロボット10Aの進行方向の角度θ(t)と、先導ロボット10Aのベース速度vbaseと、先導ロボット10Aの左右の車輪間距離lと、から先導ロボット10Aの駆動部13の制御量(左右の車輪14L、14Rの回転速度(v(t)、v(t))を算出できるので、算出された先導ロボット10Aの駆動部13の制御量に合わせて先導ロボット10Aに追従するように後続ロボット10B自身の駆動部13の制御量(左右の車輪14L、14Rの回転速度(v(t)、v(t))を算出して左右の車輪14L、14Rを制御することができる。なお、ベース速度vbaseは、低速にすることができ、円軌道の曲率が大きくなるほど低速になるようにすることができる。
[数式1]
Figure 0007238976000001
次に、実施形態1に係るロボット制御システムの動作について図面を用いて説明する。図4は、実施形態1に係るロボット制御システムにおけるセンサ装置の位置検出部の動作を模式的に示したフローチャートである。図5は、実施形態1に係るロボット制御システムにおける管制装置の制御部の動作を模式的に示したフローチャートである。図6は、実施形態1に係るロボット制御システムにおける先導ロボットの制御部の動作を模式的に示したフローチャートである。図7は、実施形態1に係るロボット制御システムにおける後続ロボットの制御部の動作を模式的に示したフローチャートである。なお、ロボット制御システム1の構成部については、図1を参照されたい。
センサ装置30の位置検出部32の動作について説明する。
図4を参照すると、まず、センサ装置30の位置検出部32は、所定のタイミング(予め設定されたサンプリング周期)でセンサ部33からのセンサ情報を取得する(ステップA1)。ここで、センサ情報は、センサ部33で、所定の領域における各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)をセンシングした情報である。
次に、センサ装置30の位置検出部32は、取得したセンサ情報に基づいて、画像処理を行うことによって、同一タイミングにおける各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地を検出する(ステップA2)。
次に、センサ装置30の位置検出部32は、検出された同一タイミングにおける各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地に係る情報を、通信部31を通じて管制装置20に送信する(ステップA3)。その後、終了し、スタートに戻る。
管制装置20の制御部22の動作について説明する。
図5を参照すると、まず、管制装置20の制御部22は、センサ装置30から通信部21を通じて、同一タイミングにおける各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地に係る情報を取得する(ステップB1)。
次に、管制装置20の制御部22は、取得した同一タイミングにおける各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地に係る情報と、最終目的地に係る情報と、に基づいて、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)を現在地から所望経路で最終目的地に移動させるための各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の中間目的地を算出する(ステップB2)。ここで、最終目的地に係る情報は、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)を制御する前に管制装置20に入力設定された最終目的地の情報である。
次に、管制装置20の制御部22は、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地に係る情報、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の目的地(中間目的地、最終目的地を含む)に係る情報を含む制御情報を生成する(ステップB3)。
次に、管制装置20の制御部22は、生成された制御情報を、通信部21を通じて各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)に送信する(ステップB4)。その後、終了し、スタートに戻る。
先導ロボット10Aの制御部12の動作について説明する。
図6を参照すると、最初に、又は、自身の現在地が自身の最終目的地に到達していない場合(ステップC5のNO)、先導ロボット10Aの制御部12は、管制装置20から通信部11を通じて目的地(中間目的地、最終目的地を含む)に係る情報、各移動ロボット10A、10Bの現在地に係る情報を含む制御情報を取得する(ステップC1)。
ステップC1の後、又は、ステップC4の後、先導ロボット10Aの制御部12は、制御情報に含まれた自身の現在地が、制御情報に含まれた自身の中間目的地(前方に有る直近の自身の中間目的地)に到達しているか否かを判定する(ステップC2)。自身の現在地が自身の中間目的地に到達している場合(ステップC2のYES)、ステップC5に進む。
自身の現在地が自身の中間目的地に到達していない場合(ステップC2のNO)、先導ロボット10Aの制御部12は、制御情報を用いて、駆動部13の制御量(例えば、図2の車輪14L、14Rの各回転速度)を算出する(ステップC3)。なお、制御量の算出については、上記の図3の説明を参照されたい。
次に、先導ロボット10Aの制御部12は、算出された制御量に基づいて自身の駆動部13を制御し(ステップC4)、その後、ステップC2に戻る。
自身の現在地が中間目的地に到達している場合(ステップC2のYES)、先導ロボット10Aの制御部12は、自身の現在地が制御情報に含まれた自身の最終目的地に到達しているか否かを判定する(ステップC5)。自身の現在地が自身の最終目的地に到達していない場合(ステップC5のNO)、ステップC1に戻る。
自身の現在地が自身の最終目的地に到達している場合(ステップC5のYES)、先導ロボット10Aの制御部12は、自身の駆動部13の制御を停止し(ステップC6)、その後、終了する。
後続ロボット10Bの制御部12の動作について説明する。
図7を参照すると、最初に、又は、自身又は先導ロボット10Aの現在地が自身の最終目的地に到達していない場合(ステップD6のNO)、後続ロボット10Bの制御部12は、管制装置20から通信部11を通じて、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の目的地(中間目的地、最終目的地)に係る情報、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地に係る情報を含む制御情報を取得する(ステップD1)。
ステップD1の後、又は、ステップD5の後、後続ロボット10Bの制御部12は、制御情報に含まれた自身又は先導ロボット10Aの現在地が、制御情報に含まれた自身の中間目的地(前方に有る直近の自身の中間目的地)に到達しているか否かを判定する(ステップD2)。自身又は先導ロボット10Aの現在地が自身の中間目的地に到達している場合(ステップD2のYES)、ステップD6に進む。
自身又は先導ロボット10Aの現在地が自身の中間目的地に到達していない場合(ステップD2のNO)、後続ロボット10Bの制御部12は、取得した制御情報に含まれた先導ロボット10Aの中間目的地と、先導ロボット10Aの現在地と、を用いて、先導ロボット10Aの駆動部13の制御量(例えば、図2の車輪14L、14Rの各回転速度)を算出する(ステップD3)。これにより、後続ロボット10Bは、先導ロボット10Aの次の動きを把握することができる。なお、制御量の算出については、上記の図3の説明を参照されたい。
次に、後続ロボット10Bの制御部12は、算出された先導ロボット10Aの駆動部13の制御量と、制御情報に含まれた後続ロボット10B自身の目的地と、後続ロボット10B自身の現在地と、を用いて、後続ロボット10B自身の駆動部13の制御量(例えば、図2の車輪14L、14Rの各回転速度)を算出する(ステップD4)。なお、制御量の算出については、上記の図3の説明を参照されたい。
次に、後続ロボット10Bの制御部12は、算出された後続ロボット10B自身の駆動部13の制御量に基づいて自身の駆動部13を制御し(ステップD5)、その後、ステップD2に戻る。
自身又は先導ロボット10Aの現在地が自身の中間目的地に到達している場合(ステップD2のYES)、後続ロボット10Bの制御部12は、自身又は先導ロボット10Aの現在地が制御情報に含まれた自身の最終目的地に到達しているか否かを判定する(ステップD6)。自身又は先導ロボット10Aの現在地が自身の最終目的地に到達していない場合(ステップD6のNO)、ステップD1に戻る。
自身又は先導ロボット10Aの現在地が自身の最終目的地に到達している場合(ステップD6のYES)、後続ロボット10Bの制御部12は、自身の駆動部13の制御を停止し(ステップD7)、その後、終了する。
実施形態1によれば、後続ロボット10Bは自身の目的地及び現在地だけでなく先導ロボット10Aの目的地及び現在地並びに制御量を把握して後続ロボット10Bの制御量を算出するので、移動ロボット間の同期を保ちながら移動することに貢献することができる。また、実施形態1によれば、先導ロボット10A及び後続ロボット10Bを同じ構成とすることで、メンテナンスが容易になるので、コストを低減させることができる。
[実施形態2]
実施形態2に係るロボット制御システムについて図面を用いて説明する。図8は、実施形態2のロボット制御システムにおける移動ロボットの制御情報を取得したときの、第1制御情報に基づく第2制御情報取得時の計算上の現在地と、第2制御情報取得時の実際の現在地と、の誤差を説明するためのイメージ図である。図9は、実施形態2のロボット制御システムにおける移動ロボットのベース速度の調整の仕方を説明するためのグラフである。図10は、実施形態2に係るロボット制御システムにおける移動ロボットの制御部の駆動部の制御量の算出時の詳細な動作を模式的に示したフローチャートである。
実施形態2は、実施形態1の変形例である。実施形態2に係るロボット制御システムの構成は、図1の実施形態1に係るロボット制御システム1の構成と同様であるが、実施形態2では、移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)において、第1制御情報取得時t-1に第1制御情報に基づいて駆動部の制御量を算出して第1制御情報取得時t-1の実際の現在地(x(t-1)、y(t-1))から移動制御した後に、第1制御情報に基づく第2制御情報取得時tの計算上の現在地(x(t)、y(t))と、第2制御情報取得時tの実際の現在地(x’(t)、y’(t))と、の差(移動誤差Δτ)が大きいときに移動速度(ベース速度vbase)を低速にするようにしたものである(図8参照)。
すなわち、移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)が第1制御情報取得時t-1に第1制御情報を取得した後、第1制御情報の次の第2制御情報を取得したときに、第1制御情報取得時t-1から計算通りに移動した場合の移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の第2制御情報取得時tの計算上の現在地(x(t)、y(t))と、第2制御情報に含まれる第2制御情報取得時tの実際の現在地(x’(t)、y’(t))と、を比較し、それらの移動誤差Δτが大きくなるにつれ移動速度(ベース速度vbase)を低速になるようにする。ここで、第1制御情報は、第1制御情報取得時t-1の各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の実際の現在地(x(t-1)、y(t-1))に係る情報と、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の目的地(中間目的地、最終目的地を含む)と、を含む。第2制御情報は、第2制御情報取得時tの各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の実際の現在地(x’(t)、y’(t))に係る情報と、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の目的地(中間目的地、最終目的地を含む)と、を含む。
なお、制御情報取得時t-1と制御情報取得時tとの時間差をΔtとし、制御情報取得時t-1の移動ロボットの左右の車輪の回転速度を(v(t-1)、v(t-1))とし、制御情報取得時t-1の移動ロボットの進行方向の角度をθ(t-1)とし、移動ロボットの左右の車輪間距離(左右の各車輪の幅の中心間の距離)をlとすると、第2制御情報取得時tの計算上の現在地(x(t)、y(t))、及び、進行方向の角度θ(t)は、以下の数式2のように表すことができる。
[数式2]
Figure 0007238976000002
また、移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)のベース速度vba seは、以下のような数式3を用いて調整することができる。実際の現在地と計算上の現在地との誤差Δが大きくなるほど、すなわち移動誤差の評価値であるJが大きくなるほど、ベース速度vbaseを図9のように低速にする。また、ベース速度vbaseは、x方向の移動誤差、y方向の移動誤差、進行方向の角度θの誤差に対して、重み行列Qによって重み付けを行って調整することができる。さらに、重み行列Qは、移動ロボットの軌道の曲率に応じて、行列成分q11~q66(重み付け係数)を変化させることができる。
[数式3]
Figure 0007238976000003
なお、数式3における符号の定義は、以下のとおりである。
α:図9の曲線の曲がり具合を決めるパラメータ
J:移動誤差の評価値
max:ベース速度の最大値
min:ベース速度の最小値
Δ:実際の現在地と計算上の現在地との誤差(誤差ベクトルの転置ベクトル)
Δx:先導ロボットのx成分の位置誤差(Δx=x(t)-x’(t))
Δy:先導ロボットのy成分の位置誤差(Δy=y(t)-y’(t))
Δθ:先導ロボットのθ成分の角度誤差(Δθ(t)-θ’(t))
Δx:後続ロボットのx成分の位置誤差(Δx=x(t)-x’(t))
Δy:後続ロボットのy成分の位置誤差(Δy=y(t)-y’(t))
Δθ:後続ロボットのθ成分の角度誤差(Δθ(t)-θ’(t))
Q:重み行列
11~q66:行列成分
Δ:誤差ベクトル
実施形態2に係るロボット制御システムの構成は、図1の実施形態1に係るロボット制御システムの構成と同様であるが、実施形態2では、移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)における制御部12において、第1制御情報に基づく第2制御情報取得時tの計算上の現在地(x(t)、y(t))を算出し、算出された第2制御情報取得時tの計算上の現在地(x(t)、y(t))と第2制御情報に含まれる第2制御情報取得時tの実際の現在地(x’(t)、y’(t))との差(移動誤差)を算出し、算出された移動誤差に基づいてベース速度vbaseを算出し、ベース速度vbaseに基づいて駆動部の制御量を算出している点で、実施形態1と異なる。なお、ベース速度v aseの算出では、移動誤差が大きくなるほど、ベース速度vbaseが低速となるように算出する。
実施形態2に係るロボット制御システムの動作は、図4~図7の実施形態1に係るロボット制御システムの動作と同様であるが、実施形態2では、図6のステップC3の駆動部の制御量の算出、及び、図7のステップD3の先導ロボットの駆動部の制御量の算出において、図10のように、第1制御情報に基づく第2制御情報取得時tの計算上の現在地(x(t)、y(t))を算出し(ステップE1)、算出された第2制御情報取得時tの計算上の現在地(x(t)、y(t))と第2制御情報に含まれる第2制御情報取得時tの実際の現在地(x’(t)、y’(t))との差(移動誤差)を算出し(ステップE2)、算出された移動誤差に基づいて、ベース速度vbaseを算出し(ステップE3)、算出されたベース速度vbaseと、第2制御情報と、を用いて、駆動部の制御量を算出(ステップE4)している点で、実施形態1と異なる。なお、ステップE3のベース速度vbaseの算出では、移動誤差が大きくなるほど、ベース速度vbaseが低速となるように算出する。
実施形態2によれば、実施形態1と同様に、コストを低減させるとともに、ロボット間の移動を同期させることに貢献することができるとともに、移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の移動中に、計算上の現在地と、実際の現在地との移動誤差を監視し、移動誤差が大きくなるほど移動速度(ベース速度vbase)を低速にするように調整することで、移動誤差を抑制することに貢献することができる。
[実施形態3]
実施形態3に係るロボット制御システムについて図面を用いて説明する。図11は、実施形態3に係るロボット制御システムの構成を模式的に示したブロック図である。図12は、実施形態3に係るロボット制御システムにおける管制装置の制御部の動作を模式的に示したフローチャートである。
実施形態3は、実施形態1の変形例であり、センサ装置30において位置検出部(図1の32)をなくし、図1の位置検出部32で行っていた各種の処理を管制装置20の制御部22で行うようにしたものである(図11参照)。
センサ装置30は、センサ部33からのセンサ情報を、各移動ロボットの現在地を検出することなく、通信部31を通じて管制装置20に送信する。
管制装置20の制御部22は、図12のように動作することができる。
まず、管制装置20の制御部22は、所定のタイミング(予め設定されたサンプリング周期)でセンサ装置30からのセンサ情報を取得する(ステップF1)。
次に、管制装置20の制御部22は、取得したセンサ情報に基づいて、画像処理を行うことによって、同一タイミングにおける各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地を検出する(ステップF2)。
次に、管制装置20の制御部22は、取得した同一タイミングにおける各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地に係る情報と、最終目的地に係る情報と、に基づいて、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)を現在地から所望経路で最終目的地に移動させるための各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の中間目的地を算出する(ステップF3)。
次に、管制装置20の制御部22は、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地に係る情報、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の目的地(中間目的地、最終目的地を含む)に係る情報を含む制御情報を生成する(ステップF4)。
次に、管制装置20の制御部22は、生成された制御情報を、通信部21を通じて各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)に送信する(ステップF5)。その後、終了し、スタートに戻る。
その他の構成及び動作は、実施形態1と同様である。なお、実施形態3は、実施形態2に適用することができる。
実施形態3によれば、実施形態1、2と同様に、コストを低減させるとともに、ロボット間の移動を同期させることに貢献することができ、移動誤差を抑制することに貢献することができるとともに、現在地を検出に関する処理を管制装置20で行うようにすることで、センサ装置30の構成の簡素化に伴うコストをさらに低減させることができる。
[実施形態4]
実施形態4に係るロボット制御システムについて図面を用いて説明する。図13は、実施形態4に係るロボット制御システムにおける管制装置の制御部の動作を模式的に示したフローチャートである。
実施形態4は、実施形態1の変形例である。実施形態4に係るロボット制御システムの構成は、図1の実施形態1に係るロボット制御システム1の構成と同様であるが、実施形態4では、移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の制御部12で行っていた処理(駆動部13の制御を除く)を管制装置20の制御部22で行うようにしている。移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の制御部12は、管制装置20の制御部22の制御に従って、駆動部13の制御を行うが、その他の情報処理を行っていない。
管制装置20の制御部22は、図13のように動作することができる。
すなわち、最初に、又は、各移動ロボットの現在地が最終目的地に到達していない場合(ステップG7のNO)、管制装置20の制御部22は、センサ装置30から通信部21を通じて、同一タイミングにおける各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地に係る情報を取得する(ステップG1)。
次に、管制装置20の制御部22は、取得した同一タイミングにおける各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地に係る情報と、最終目的地に係る情報と、に基づいて、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)を現在地から所望経路で最終目的地に移動させるための各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の中間目的地を算出する(ステップG2)。
ステップG2の後、又は、ステップG6の後、管制装置20の制御部22は、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地が中間目的地(前方に有る直近の自身の中間目的地)に到達しているか否かを判定する(ステップG3)。各移動ロボットの現在地が中間目的地に到達している場合(ステップG3のYES)、ステップG7に進む。
各移動ロボットの現在地が中間目的地に到達していない場合(ステップG3のNO)、管制装置20の制御部22は、先導ロボット10Aの中間目的地と、先導ロボット10Aの現在地と、を用いて、先導ロボット10Aの駆動部13の制御量(例えば、図2の車輪14L、14Rの各回転速度)を算出する(ステップG4)。
次に、管制装置20の制御部22は、算出された先導ロボット10Aの駆動部13の制御量と、後続ロボット10Bの目的地と、後続ロボット10Bの現在地と、を用いて、後続ロボット10Bの駆動部13の制御量(例えば、図2の車輪14L、14Rの各回転速度)を算出する(ステップG5)。
次に、管制装置20の制御部22は、算出された各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の駆動部13の制御量に基づいて各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の駆動部13を制御し(ステップG6)、その後、ステップG3に戻る。
各移動ロボットの現在地が中間目的地に到達している場合(ステップG3のYES)、管制装置20の制御部22は、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の現在地が最終目的地に到達しているか否かを判定する(ステップG7)。各移動ロボットの現在地が最終目的地に到達していない場合(ステップG7のNO)、ステップG1に戻る。
各移動ロボットの現在地が最終目的地に到達している場合(ステップG7のYES)、管制装置20の制御部22は、各移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の駆動部13の制御を停止し(ステップG8)、その後、終了する。
その他の構成及び動作は、実施形態1と同様である。なお、実施形態4は、実施形態2、3にも適用することができる。
実施形態4によれば、実施形態1~3と同様に、コストを低減させるとともに、ロボット間の移動を同期させることに貢献することができ、移動誤差を抑制することに貢献することができ、センサ装置30の構成の簡素化に伴うコストをさらに低減させることができるとともに、制御量の算出に関する処理を管制装置で行うようにすることで、移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)の構成の簡素化に伴うコストをさらに低減させることができる。
[実施形態5]
実施形態5に係るロボット制御システムについて図面を用いて説明する。図14は、実施形態5に係るロボット制御システムの構成を模式的に示したブロック図である。
ロボット制御システム1は、センサ装置30と、管制装置20と、複数の移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)と、を備えるシステムである。
センサ装置30は、管制装置20と通信可能に接続されるとともに、所定領域における複数の移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)をセンシングする装置である。
管制装置20は、複数の移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)と通信可能に接続されるとともに、複数の移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)を管理及び制御する装置である。管制装置20は、センサ装置30からの情報に基づく同一タイミングにおける複数の移動ロボット(先導ロボット10A、後続ロボット10B)のそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成する処理を行う。管制装置20は、生成された前記制御情報を前記複数の移動ロボットのそれぞれに送信する処理を行う。
複数の移動ロボットのうちの先導ロボット10Aは、制御情報における先導ロボット10Aの現在地及び中間目的地に係る情報を用いて、先導ロボット10Aの制御量を算出する処理を行う。先導ロボット10Aは、算出された先導ロボット10Aの制御量に基づいて、先導ロボット10Aを移動制御する処理を行う。
複数の移動ロボットのうちの先導ロボット10A以外の後続ロボット10Bは、制御情報における先導ロボット10Aの現在地及び中間目的地に係る情報を用いて、先導ロボット10Aの制御量を算出する処理を行う。後続ロボット10Bは、算出された先導ロボット10Aの制御量と、制御情報における後続ロボット10Bの現在地及び中間目的地に係る情報を用いて、後続ロボット10Bの制御量を算出する処理を行う。後続ロボット10Bは、算出された後続ロボット10Bの制御量に基づいて、先導ロボット10Aに追従するように、後続ロボット10Bを移動制御する処理を行う。
実施形態5によれば、後続ロボット10Bは自身の目的地及び現在地だけでなく先導ロボット10Aの目的地及び現在地並びに制御量を把握して後続ロボット10Bの制御量を算出するので、移動ロボット間の同期を保ちながら移動することに貢献することができる。また、実施形態5によれば、先導ロボット10A及び後続ロボット10Bを同じ構成とすることで、メンテナンスが容易になるので、コストを低減させることができる。
なお、実施形態1~5に係る管制装置は、いわゆるハードウェア資源(情報処理装置、コンピュータ)により構成することができ、図15に例示する構成を備えたものを用いることができる。例えば、ハードウェア資源100は、内部バス104により相互に接続される、プロセッサ101、メモリ102、ネットワークインタフェイス103等を備える。
なお、図15に示す構成は、ハードウェア資源100のハードウェア構成を限定する趣旨ではない。ハードウェア資源100は、図示しないハードウェア(例えば、入出力インタフェイス)を含んでもよい。あるいは、装置に含まれるプロセッサ101等のユニットの数も図15の例示に限定する趣旨ではなく、例えば、複数のプロセッサ101がハードウェア資源100に含まれていてもよい。プロセッサ101には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等を用いることができる。
メモリ102には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等を用いることができる。
ネットワークインタフェイス103には、例えば、LAN(Local Area Network)カード、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェイスカード等を用いることができる。
ハードウェア資源100の機能は、上述の処理モジュールにより実現される。当該処理モジュールは、例えば、メモリ102に格納されたプログラムをプロセッサ101が実行することで実現される。また、そのプログラムは、ネットワークを介してダウンロードするか、あるいは、プログラムを記憶した記憶媒体を用いて、更新することができる。さらに、上記処理モジュールは、半導体チップにより実現されてもよい。即ち、上記処理モジュールが行う機能は、何らかのハードウェアにおいてソフトウェアが実行されることによって実現できればよい。
上記実施形態の一部または全部は以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]
複数の移動ロボットと、
前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、
前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、
を備えるロボット制御システムであって、
前記管制装置は、
前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成する処理と、
生成された前記制御情報を前記複数の移動ロボットのそれぞれに送信する処理と、
を行い、
前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボットは、
前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出する処理と、
算出された前記先導ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットを移動制御する処理と、
を行い、
前記複数の移動ロボットのうちの前記先導ロボット以外の後続ロボットは、
前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出する処理と、
算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記制御情報における前記後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出する処理と、
算出された前記後続ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットに追従するように、前記後続ロボットを移動制御する処理と、
を行う、
ロボット制御システム。
[付記2]
前記センサ装置は、
前記所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングしたセンサ情報に基づいて、同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地を検出する処理と、
同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記現在地に係る情報を前記管制装置に送信する処理と、
を行い、
前記管制装置は、
前記制御情報を生成する処理において、
前記センサ装置からの同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記現在地に係る情報を取得する処理と、
前記現在地に係る情報、及び、予め設定された最終目的地に基づいて前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記中間目的地を算出する処理と、
前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記現在地、前記中間目的地、及び、前記最終目的地に係る情報を含む前記制御情報を生成する処理と、
を含む、
付記1記載のロボット制御システム。
[付記3]
前記センサ装置は、前記所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングしたセンサ情報を前記管制装置に送信する処理を行い、
前記管制装置は、
前記制御情報を生成する処理において、
前記センサ情報に基づいて、同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地を検出する処理と、
前記現在地に係る情報、及び、予め設定された最終目的地に係る情報に基づいて前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記中間目的地を算出する処理と、
前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記現在地、前記中間目的地、及び、前記最終目的地に係る情報を含む前記制御情報を生成する処理と、
を含む、
付記1記載のロボット制御システム。
[付記4]
前記先導ロボットにおける前記先導ロボットの前記制御量を算出する処理、及び、前記後続ロボットにおける前記先導ロボットの前記制御量を算出する処理では、
前記制御情報としての第1制御情報に基づいて、前記第1制御情報の次の第2制御情報を取得した時の前記先導ロボットの計算上の現在地を算出する処理と、
算出された前記先導ロボットの前記計算上の現在地と前記第2制御情報に含まれる前記先導ロボットの現在地との移動誤差を算出する処理と、
算出された前記移動誤差を用いて前記先導ロボットのベース速度を算出する処理と、
算出された前記先導ロボットの前記ベース速度、及び、前記第2制御情報に含まれる前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地を用いて、前記先導ロボットの前記制御量を算出する処理と、
を行い、
前記ベース速度を算出する処理では、前記移動誤差が大きくなるほど、低速となるように前記ベース速度を算出する、
付記1乃至3のいずれか一に記載のロボット制御システム。
[付記5]
前記ベース速度を算出する処理では、算出された前記移動誤差におけるx方向の移動誤差、y方向の移動誤差、及び、進行方向の角度誤差に対して重み付けを行って調整する、付記4記載のロボット制御システム。
[付記6]
前記ベース速度を算出する処理では、前記重み付けを前記先導ロボットの軌道の曲率に応じて変化させる、
付記5記載のロボット制御システム。
[付記7]
複数の移動ロボットと、
前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、
前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、
を備えるロボット制御システムであって、
前記管制装置は、
前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を用いて、前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボットの制御量を算出する処理と、
算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記複数の移動ロボットのうちの前記先導ロボット以外の後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出する処理と、
算出された前記先導ロボット及び前記後続ロボットのそれぞれの前記制御量に基づいて、前記先導ロボット及び前記後続ロボットを移動制御する処理と、
を行う、
ロボット制御システム。
[付記8]
前記先導ロボットの前記制御量を算出する処理では、
前記現在地としての第1現在地に係る情報に基づいて、前記第1現在地に係る情報の次の第2現在地に係る情報を取得した時の前記先導ロボットの計算上の現在地を算出する処理と、
算出された前記先導ロボットの前記計算上の現在地と前記先導ロボットの前記第2現在地との移動誤差を算出する処理と、
算出された前記移動誤差を用いて前記先導ロボットのベース速度を算出する処理と、
算出された前記先導ロボットの前記ベース速度、前記第2現在地、及び、前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの前記制御量を算出する処理と、
を行い、
前記ベース速度を算出する処理では、前記移動誤差が大きくなるほど、低速となるように前記ベース速度を算出する、
付記7記載のロボット制御システム。
[付記9]
複数の移動ロボットと、
前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、
前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、
を備えるロボット制御システムにおける前記管制装置であって、
前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成する処理と、
生成された前記制御情報を前記複数の移動ロボットのそれぞれに送信する処理と、
を行う、
管制装置。
[付記10]
複数の移動ロボットと、
前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、
前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、
を備えるロボット制御システムにおける前記管制装置であって、
前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を用いて、前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボットの制御量を算出する処理と、
算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記複数の移動ロボットのうちの前記先導ロボット以外の後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出する処理と、
算出された前記先導ロボット及び前記後続ロボットのそれぞれの前記制御量に基づいて、前記先導ロボット及び前記後続ロボットを移動制御する処理と、
を行う、
管制装置。
[付記11]
複数の移動ロボットと、
前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、
前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、
を備えるロボット制御システムにおける前記移動ロボットであって、
前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボット以外の後続ロボットとなるときに、
前記管制装置から、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を取得する処理と、
前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出する処理と、
算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記制御情報における前記後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出する処理と、
算出された前記後続ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットに追従するように、前記後続ロボットを移動制御する処理と、
を行う、
移動ロボット。
[付記12]
複数の移動ロボットと、
前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、
前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、
を備えるロボット制御システムを用いて前記複数の移動ロボットを制御するロボット制御方法であって、
前記管制装置において、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成するステップと、
前記管制装置において、生成された前記制御情報を前記複数の移動ロボットのそれぞれに送信するステップと、
前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボットにおいて、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出するステップと、
前記先導ロボットにおいて、算出された前記先導ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットを移動制御するステップと、
前記複数の移動ロボットのうちの前記先導ロボット以外の後続ロボットにおいて、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出するステップと、
前記後続ロボットにおいて、算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記制御情報における前記後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出するステップと、
前記後続ロボットにおいて、算出された前記後続ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットに追従するように、前記後続ロボットを移動制御するステップと、
を含む、
ロボット制御方法。
[付記13]
複数の移動ロボットと、
前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、
前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、
を備えるロボット制御システムにおける前記管制装置で実行されるプログラムであって、
前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成する処理と、
生成された前記制御情報を前記複数の移動ロボットのそれぞれに送信する処理と、
を実行させる、
プログラム。
[付記14]
複数の移動ロボットと、
前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、
前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、
を備えるロボット制御システムにおける前記管制装置で実行されるプログラムであって、
前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を用いて、前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボットの制御量を算出する処理と、
算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記複数の移動ロボットのうちの前記先導ロボット以外の後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出する処理と、
算出された前記先導ロボット及び前記後続ロボットのそれぞれの前記制御量に基づいて、前記先導ロボット及び前記後続ロボットを移動制御する処理と、
を実行させる、
プログラム。
[付記15]
複数の移動ロボットと、
前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、
前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、
を備えるロボット制御システムにおける前記移動ロボットで実行されるプログラムであって、
前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボット以外の後続ロボットとなるときに、
前記管制装置から、前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を取得する処理と、
前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出する処理と、
算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記制御情報における前記後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出する処理と、
算出された前記後続ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットに追従するように、前記後続ロボットを移動制御する処理と、
を実行させる、
プログラム。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとし、必要に応じて本発明の基礎ないし一部として用いることが出来るものとする。本発明の全開示(特許請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択(必要により不選択)が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。また、本願に記載の数値及び数値範囲については、明記がなくともその任意の中間値、下位数値、及び、小範囲が記載されているものとみなされる。さらに、上記引用した文献の各開示事項は、必要に応じ、本発明の趣旨に則り、本発明の開示の一部として、その一部又は全部を、本書の記載事項と組み合わせて用いることも、本願の開示事項に含まれるものと、みなされる。
1 ロボット制御システム
2 搬送対象物
10A 先導ロボット(移動ロボット)
10B 後続ロボット(移動ロボット)
11 通信部
12 制御部
13 駆動部
14L、14R 車輪
20 管制装置
21 通信部
22 制御部
30 センサ装置
31 通信部
32 位置検出部
33 センサ部
100 ハードウェア資源
101 プロセッサ
102 メモリ
103 ネットワークインタフェイス
104 内部バス

Claims (5)

  1. 複数の移動ロボットと、
    前記複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置と、
    前記管制装置と通信可能に接続されるとともに、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置と、
    を備えるロボット制御システムであって、
    前記管制装置は、
    前記センサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成する処理と、
    生成された前記制御情報を前記複数の移動ロボットのそれぞれに送信する処理と、
    を行い、
    前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボットは、
    前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出する処理と、
    算出された前記先導ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットを移動制御する処理と、
    を行い、
    前記複数の移動ロボットのうちの前記先導ロボット以外の後続ロボットは、
    前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出する処理と、
    算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記制御情報における前記後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出する処理と、
    算出された前記後続ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットに追従するように、前記後続ロボットを移動制御する処理と、
    を行う、
    ロボット制御システム。
  2. 前記センサ装置は、
    前記所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングしたセンサ情報に基づいて、同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地を検出する処理と、
    同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記現在地に係る情報を前記管制装置に送信する処理と、
    を行い、
    前記管制装置は、
    前記制御情報を生成する処理において、
    前記センサ装置からの同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記現在地に係る情報を取得する処理と、
    前記現在地に係る情報、及び、予め設定された最終目的地に基づいて前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記中間目的地を算出する処理と、
    前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記現在地、前記中間目的地、及び、前記最終目的地に係る情報を含む前記制御情報を生成する処理と、
    を含む、
    請求項1記載のロボット制御システム。
  3. 前記センサ装置は、前記所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングしたセンサ情報を前記管制装置に送信する処理を行い、
    前記管制装置は、
    前記制御情報を生成する処理において、
    前記センサ情報に基づいて、同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地を検出する処理と、
    前記現在地に係る情報、及び、予め設定された最終目的地に係る情報に基づいて前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記中間目的地を算出する処理と、
    前記複数の移動ロボットのそれぞれの前記現在地、前記中間目的地、及び、前記最終目的地に係る情報を含む前記制御情報を生成する処理と、
    を含む、
    請求項1記載のロボット制御システム。
  4. 前記先導ロボットにおける前記先導ロボットの前記制御量を算出する処理、及び、前記後続ロボットにおける前記先導ロボットの前記制御量を算出する処理では、
    前記制御情報としての第1制御情報に基づいて、前記第1制御情報の次の第2制御情報を取得した時の前記先導ロボットの計算上の現在地を算出する処理と、
    算出された前記先導ロボットの前記計算上の現在地と前記第2制御情報に含まれる前記先導ロボットの現在地との移動誤差を算出する処理と、
    算出された前記移動誤差を用いて前記先導ロボットのベース速度を算出する処理と、
    算出された前記先導ロボットの前記ベース速度、及び、前記第2制御情報に含まれる前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地を用いて、前記先導ロボットの前記制御量を算出する処理と、
    を行い、
    前記ベース速度を算出する処理では、前記移動誤差が大きくなるほど、低速となるように前記ベース速度を算出する、
    請求項1乃至3のいずれか一に記載のロボット制御システム。
  5. 複数の移動ロボットと通信可能に接続されるとともに、前記複数の移動ロボットを管理及び制御する管制装置が、所定領域における前記複数の移動ロボットをセンシングするセンサ装置からの情報に基づく同一タイミングにおける前記複数の移動ロボットのそれぞれの現在地、及び、中間目的地に係る情報を含む制御情報を生成するステップと、
    前記管制装置が、生成された前記制御情報を前記複数の移動ロボットのそれぞれに送信するステップと、
    前記複数の移動ロボットのうちの先導ロボットが、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出するステップと、
    前記先導ロボットが、算出された前記先導ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットを移動制御するステップと、
    前記複数の移動ロボットのうちの前記先導ロボット以外の後続ロボットが、前記制御情報における前記先導ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記先導ロボットの制御量を算出するステップと、
    前記後続ロボットが、算出された前記先導ロボットの前記制御量と、前記制御情報における前記後続ロボットの前記現在地及び前記中間目的地に係る情報を用いて、前記後続ロボットの制御量を算出するステップと、
    前記後続ロボットが、算出された前記後続ロボットの前記制御量に基づいて、前記先導ロボットに追従するように、前記後続ロボットを移動制御するステップと、
    を含む、
    ロボット制御方法。
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