JP7237789B2 - 魚計数システム、魚計数方法及びプログラム - Google Patents

魚計数システム、魚計数方法及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、魚計数システム、魚計数方法及びプログラムに関する。
マグロ等の魚の養殖において正確な魚数を把握し、餌代の削減や計画的な生産を行うことが好ましい。従来は、魚を第1生簀から第2生簀へ移動させ、移動する魚を撮影することで魚を計数する。撮影した動画をスロー再生しながら、目視で魚数をカウントしていたため、工数増および正確性に欠けていた。
特許文献1には、撮影した複数の画像に基づき魚を計測するシステムが開示されている。このシステムは、複数の過去画像に写る魚の位置から、注目画像における魚の位置を推測し、注目画像における推測位置に魚が写っている場合に、魚と判断したことが正しいとして魚数をカウントする。
特開2016-165238号公報
しかしながら、上記のように複数画像に基づく魚の移動量の推定に合致することのみを計数の条件とする方法では、その魚が真に計数すべき魚か否かを判断することができず、誤計数を招来するおそれがある。特に、別の生簀から到来した計数すべき魚と、計測済で生簀内を回遊する魚との判断ができず、計数すべきでない回遊魚を計測してしまうおそれがある。
本開示は、誤計数を低減可能な魚計数システム、魚計数方法及びプログラムを提供する。
本開示の魚計数システムは、魚を含む流体が流れる撮影領域を経時的に撮影した複数枚の画像を取得する画像取得部と、各々の画像について魚を抽出する抽出部と、魚の数を計数する計数部と、を備え、前記撮影領域は、第1領域および第2領域を有し、前記計数部は、前記第1領域にいた魚が前記第2領域に移動した場合に、当該魚を計数する。
このように、第1領域にいた魚が第2領域に移動したと判断した場合に魚を計数するので、別生簀等から到来する計数すべき魚を計数可能となる。それでいて、画像内で回遊する魚が写ったとしても、回遊魚は第1領域から第2領域に移動しないので、回遊魚の誤計数を低減又は防止することが可能となる。
本実施形態の魚計数システムを示すブロック図 撮影した画像を示す図 魚計数システムが実行する処理を示すフローチャート 魚計数システムが実行するラベル付与処理を示すフローチャート 抽出した魚から処理対象として除去する除去処理に関する説明図 ラベル付与の第1処理に関する説明図 ラベル付与の第2処理に関する説明図 ラベル付与の第3処理に関する説明図 ラベル付与の第5処理に関する説明図 ラベル付与の第7処理に関する説明図 ラベル付与の第8処理に関する説明図 ステータス設定部が設定するステータスを示す遷移図 加算対象の魚と加算対象でない魚とが交差する場合の説明図 報知部が実行する処理の一例を示すフローチャート 報知部が実行する処理の他の例を示すフローチャート
以下に、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、魚計数システム3は、複数枚の画像に基づいて魚の数を計数する。複数枚の画像は、魚1を含む流体が流れる撮影領域をカメラ2で経時的に撮影して得られる。図1は例示であり、第1生簀と第2生簀を直接接続して、第1生簀から第2生簀にマグロなどの魚を移動させる。第2生簀の入り口近傍にカメラを配置することで、第2生簀に移動した魚を計数し、全体の魚の数を把握する。
図2は、撮影した画像を示す図である。カメラ2の向きを所定向きに設置する。所定向きは、図2に示すように、画像の縁の一部を第1領域Ar1とし、その他の縁を第2領域Ar2とし、第1領域Ar1が第1生簀に近くなるようにする。このような所定向きにカメラ2を設置することで、第1生簀から第2生簀に移動する魚が、必ず第1領域Ar1を通ってから第2領域Ar2を至るようになる。図2では、4辺のうち1辺を第1領域Ar1とし、残りの3辺を第2領域Ar2に設定しているが、これに限定されない。
また、画像の中央部を魚が通過することが多いため、撮影領域は、第1領域Ar1と第2領域Ar2の間には第3領域Ar3を有する。第3領域Ar3は画像の中央部に配置されている。このような配置にすることで、第1領域Ar1を出た魚1が即座に第2領域Ar2に到達せず、複数枚の画像において第3領域Ar3に魚が写るため、認識精度を向上させることが可能となる。なお、第3領域Ar3を省略することも可能である。
魚計数システム3は、図1に示すように、画像取得部30と、抽出部31と、ラベル付与部32と、ステータス設定部33と、計数部34と、を有する。必要に応じて、魚計数システム3が報知部35を有してもよい。これら各部30~35は、コンピュータ上における1又は複数のプロセッサに所定プログラムが実行されることにより、ハードウェア及びソフトウェアが協働して実現される。
図1に示す画像取得部30は、魚1を含む流体が流れる撮影領域を経時的に撮影した複数枚の画像を取得する。カメラ2は、例えば30fps(Flames Per Second)で動画を撮影し、システム3に動画が保存される。画像取得部30は、動画から複数枚の画像を取得する。複数枚の画像は時系列に並んでいる。この明細書において、1枚の画像を1フレーム(frame)と称する場合がある。
図1に示す抽出部31は、各々の画像について魚1を抽出する。ここでは、画像処理で物体を認識するため、厳密に魚と認識するわけではなく、水中における物体を認識する。したがって、魚だけでなく、浮遊物も魚と認識される場合がある。抽出部31は、除去部31aを有することが好ましい。除去部31aは、抽出した魚1のうち、所定の除去条件に合致する魚を抽出済の魚から除去する。所定の除去条件は、魚のサイズが規定範囲外であること、又は、魚のアスペクト比が規定範囲外であること等が挙げられる。例えば、図5に示すように、抽出した魚1a、1b、1cのうち、魚1bが正方形に近くアスペクト比が規定範囲外であり、魚1cが大きすぎてサイズが規定範囲外である。よって、魚1bと魚1cが抽出済の魚から除去される。実際には、除去部31aがステータス設定部33に、除去する魚に対してerr_no_target_no_trackというステータスを設定させる。このステータスは、加算対象はなく且つ追跡処理を実行しないことを示す。
図1に示すラベル付与部32は、抽出部31によって抽出された魚1に対して個体を識別するためのラベルを付与する。複数枚の画像において同じラベルが付与される魚は、同一個体であり、同じラベルの魚の位置の変化によって魚の軌道を知ることが可能となる。本実施形態では、ラベルをIDとし、IDとして数字を用いているが、これに限定されない。詳細は後述する。
図1に示すステータス設定部33は、ラベル付与部32によりラベルが付与された魚に対してステータスを設定する。ステータスは、例えば加算対象であることを示すステータスや、加算対象ではないことを示すステータス、追跡対象であることを示すステータスなどを含む。詳細は後述するが、少なくとも加算対象であることを示すステータスが設定可能であればよい。
図1に示す計数部34は、魚の数を計数する。計数部34は、第1領域Ar1にいた魚1が第2領域Ar2に移動した場合に、当該魚1を計数(加算)するように構成されている。この動作を実現するための具体的な構成は、次のとおりである。
<全体フロー>
まず、魚計数システム3の動作の全体を説明する。図3に示すように、ステップST1において、画像取得部30が、魚を含む流体が流れる撮影領域を経時的に撮影した複数枚の画像を取得する。ステップST2~6は、各々の画像に対して実行する。すなわち、ステップST2~6の処理は、1枚~M枚(Mは取得した画像枚数)までの全ての画像に対して実行される。次のステップST2において、抽出部31は、各々の画像について魚を抽出する。次にステップST3において、除去部31aは、抽出した魚のうち、所定の除去条件に合致する魚を抽出済の魚から除去する。次のステップST4において、ラベル付与部32は、抽出された魚に対して個体を識別するためのラベルを付与する。次のステップST5において、ステータス設定部33は、ラベルが付与された魚に対してステータスを設定する。次のステップST6において、計数部34は、所定の計数条件に合致する魚を計数する。所定の計数条件は、第1領域Ar1にいた魚が第2領域Ar2に移動したことを表すが、具体的には、加算対象であることを示すステータスに設定されていることを条件とする。ステップST3は、別の方法でも実装が可能であるので、省略可能である。
<ラベル付与;追跡処理>
図1に示すラベル付与部32は、同一の個体に対して同一のラベルを付与する追跡処理を実行する。追跡処理は、注目画像における第1魚と、注目画像よりも過去の1又は複数の画像における第2魚とが、第1追跡成立条件を満たす場合に、第1魚に対して第2魚と同じラベルを付与する。これは、1枚の注目画像と1枚の過去画像との比較でもよいし、1枚の注目画像と2枚以上の過去画像との比較でもよいことを意味する。
具体的には、図4に示すように、ラベル付与部32は、追跡処理として複数処理(第1~第8処理)を順に実行する。それゆえ、第1追跡成立条件は、複数条件(第1~第8条件)を含み、第1~8条件のいずれかの条件が成立すれば、第1追跡成立条件が成立するとして、条件が成立した魚に対する追跡処理が完了する。図4に示すように、ラベル付与処理は、既存のラベルと同じラベルを付与する第1~8処理と、新規の個体を識別するためのラベルを付与する第9処理と、を有する。
[ラベル付与:第1処理]
第1処理(target tracking)は、加算対象の魚に対する処理である。第1処理は、図6に示すように、注目画像(ラベルを付与する画像)における第1魚1dと、注目画像よりも1~2枚過去の画像における第2魚1e,1fとが、第1条件に合致する場合に、第1魚1dに対して第2魚1e,1fと同じラベルを付与する処理である。具体的には、第1条件は、注目画像よりも1枚及び2枚前の過去画像における第2魚1e,1fの位置に基づき注目画像における魚の位置を推定し(移動量に基づく推定)、推定した魚の位置を中心とする所定サイズの円の中に第1魚1dが存在することである。図6では、第1魚1dに、第2魚1e,1fと同じラベル(ID:1)を付与することになる。
[ラベル付与:第2処理]
第2処理(no target tracking)は、加算対象ではない魚に対する処理である。第2処理は、図7に示すように、注目画像(ラベルを付与する画像)における第1魚1gと、注目画像よりも1~2枚過去の画像における第2魚1h,1iとが、第2条件に合致する場合に、第1魚1gに対して第2魚1h,1iと同じラベルを付与する処理である。具体的には、第2条件は、注目画像よりも1枚及び2枚前の過去画像における第2魚1h,1iの位置に基づき注目画像における魚の位置を推定し(移動量に基づく推定)、推定した魚の位置を中心とする所定サイズの円の中に第1魚1dが存在することである。図7では、第1魚1dに、第2魚1h,1iと同じラベル(ID:102)を付与することになる。
[ラベル付与:第3処理及び第4処理]
第3処理(target tracking(1 frame lost))は、加算対象の魚に対する処理である。第4処理(no target tracking(1 frame lost))は、加算対象でない魚に対する処理である。第3処理及び第4処理は、共に、注目画像の直前の過去画像(1枚前)にて魚が認識できないロスト状態になったとしても、追跡を可能とする処理である。
第3処理は、図8に示すように、注目画像における第4魚1jと、注目画像よりも2~3枚過去の画像における第3魚1k,1Lとが、第3条件に合致する場合に、第4魚1jに対して第3魚1k,1Lと同じラベルを付与する処理である。具体的には、第3条件は、注目画像よりも2及び3枚前の過去画像における第3魚1k,1Lの位置に基づいて注目画像における魚の位置を推定し(移動量に基づく推定)、注目画像における魚のうち、推定された魚の位置と第2追跡成立条件を満たす第4魚1jが存在することである。第2追跡成立条件は、推定した魚の位置に対して最も近くにいることであるが、適宜変更してもよい。第4処理は、処理対象の魚が加算対象でない魚であり、処理の内容が第3処理と同じであるために説明を省略する。
すなわち、第3処理及び第4処理は、注目画像よりも2及び3枚前の過去画像における第3魚1k,1Lの位置に基づいて注目画像における魚の位置を推定し、注目画像における魚のうち推定された魚の位置と第2追跡成立条件を満たす第4魚1jに対して第3魚1k,1Lと同じラベルを付与する。
[ラベル付与:第5処理及び第6処理]
第5処理(target tracking(2 frame lost))は、加算対象の魚に対する処理である。第6処理(no target tracking(2 frame lost))は、加算対象でない魚に対する処理である。第5処理及び第6処理は、共に、注目画像の直前の過去画像(1枚前及び2枚前)にて魚が認識できないロスト状態になったとしても、追跡を可能とする処理である。
第5処理は、図9に示すように、注目画像における第4魚1oと、注目画像よりも3~4枚過去の画像における第3魚1p,1qとが、第5条件に合致する場合に、第4魚1oに対して第3魚1p,1qと同じラベルを付与する処理である。具体的には、第5条件は、注目画像よりも3及び4枚前の過去画像における第3魚1p,1qの位置に基づいて注目画像における魚の位置を推定し(移動量に基づく推定)、注目画像における魚のうち、推定された魚の位置と第2追跡成立条件を満たす第4魚1oが存在することである。第2追跡成立条件は、推定した魚の位置に対して最も近くにいることであるが、適宜変更してもよい。第6処理は、処理対象の魚が加算対象でない魚であり、処理の内容が第5処理と同じであるために説明を省略する。
すなわち、第5処理及び第6処理は、注目画像よりも3及び4枚前の過去画像における第3魚1p,1qの位置に基づいて注目画像における魚の位置を推定し、注目画像における魚のうち推定された魚の位置と第2追跡成立条件を満たす第4魚1oに対して第3魚1p,1qと同じラベルを付与する。
[ラベル付与:第3~第6処理の総括]
すなわち、第3~6処理は、注目画像よりもN(Nは2以上の自然数)及びN+1枚前の過去画像における第3魚1k,1L[1p,1q]の位置に基づいて注目画像における魚の位置を推定し、注目画像における魚のうち推定された魚の位置と第2追跡成立条件を満たす第4魚1j[1o]に対して第3魚1k,1L[1p,1q]と同じラベルを付与する。本実施形態では、N=2、3を実施しているが、N≧4の処理を採用することも可能である。
[ラベル付与:第7処理]
第1~6処理は、複数枚の過去画像を用いて移動量の推定に基づきラベルを付与する処理であるが、魚が画像の端に近い場合には、推定が正しくない場合がある。画像の端で止まる場合に第1~6処理では補足できない場合がある。第7処理(no predict)は、そのための処理であり、必ず第1~6処理の後に実行する必要がある。第7処理は、注目画像の1枚前の過去画像における加算対象である第6魚1sに対し、注目画像において最も近い位置にいる第7魚1rに対して、第6魚1sと同じラベルを付与する。
第7処理を実行することにより、複数の過去画像を用いた移動量の推定により同一個体を識別できない場合(例えば魚が急に止まった場合等)であっても、同一個体であるとしてラベルの付与が可能となり、魚の追跡が可能となる。
[ラベル付与:第8処理]
第8処理は、図11に示すように、注目画像の1枚前の過去画像において、互いに重なることにより1つの魚であると認識されていた複数の魚が、二手に分かれた場合に対する適切な処理である。具体的には、図11に示すように、第8処理は、追跡処理(第1~6処理)が実行された後の注目画像におけるラベルが付与されていない第5魚1uに対して新規個体としてのラベル(ID=2)を付与する。その後、ステータス設定部33が、注目画像の1枚前の過去画像において第5魚1uに最も近い魚1tと同じのステータスを、第5魚1uのステータスに設定する。これにより、魚1tが加算対象のステータスであれば、第5魚1uも加算対象となる。したがって、加算対象の魚1tが分岐したとしても、第5魚1uも加算対象となるので、加算対象の魚の計数漏れを抑制又は防止することが可能となる。
[ラベル付与:第9処理]
第9処理は、第1~8処理でラベルが付与されなかった新規の個体に対して新たなラベルを付与する処理である。
[ラベル付与:処理順序]
第1~6処理の実行順序は、任意に変更可能である。しかし、第1~6処理の実行順序が任意であれば、次の不具合が生じる場合がある。例えば、図13に示すように、加算対象である魚1dと、加算対象でない魚1gとが、現フレーム(注目画像)において交差する場合に、ラベル(ID)の入れ替わりが生じる場合がある。図13の例では、注目画像における魚1dにID:1を付与し、注目画像における魚1gにID:102を付与することが正しい。しかし、例えば、加算対象に設定されている魚1eよりも先に、加算対象に設定されていない魚1hに対する追跡処理を行うと、注目画像における魚1dにID:102を付与してしまい、その後、加算対象である魚1eに対する追跡処理で、注目画像における魚1gにID:1が付与されてしまい、ラベルの入れ替わりが生じてしまう場合がある。特に、加算対象である魚のラベルを間違えてしまうと、計数漏れに直結することになり、好ましいとはいえない。
そこで、本実施形態では、追跡処理は、加算対象に設定されていない魚1hよりも、加算対象に設定された魚1eに対して先に実行されるように構成している。具体的には、ラベル付与部32は、加算対象である魚のIDが小さくなり、加算対象でない魚のIDが大きくなるように、番号を付与する。そして、IDが小さい魚の追跡処理を先に実行し、IDが大きいも魚の追跡処理を後にしている。
[ステータス及び計数]
ステータス設定部33は、図12に示すステータスを設定する。ステータス「even」は、初期値である。ステータス「even」からステータス「target」又は「no_target_but_track」へ遷移可能である。ステータス「target」は、加算対象であることを示し、魚1の最も外側の座標が第1領域Ar1内である場合に設定される。ステータス「target」からステータス「target_and_track」へ遷移可能である。ステータス「target_and_track」は、魚1の最も外側の座標が第3領域Ar3内である場合に設定される。ステータス「target_and_track」において、第3領域Ar3内にて連続する所定枚数の画像にて追跡可能になった場合(第1追跡成立条件が連続して所定回成立)に、ステータス「countable」へ遷移する。所定回は2以上の数である。ステータス「countable」は、加算対象であって、計数可能であることを示し、このステータスで第2領域Ar2へ移動すると、計数部34が魚の数を計数する(1加算する)。すなわち、計数部34は、加算対象に設定された魚が、複数の画像における第3領域Ar3内で第1追跡成立条件を連続して所定回満たした後、第2領域Ar2に移動した場合に、当該魚を計数するように構成されている。勿論、ステータス「countable」を設けずに、ステータス「target_and_track」が第2領域Ar2へ移動したときに魚を計数するようにしてもよい。
ステータス「no_target_but_track」は、加算対象ではないが追跡対象であることを示し、魚の最も外側の座標が第1領域Ar1、第2領域Ar2及び第3領域Ar3のいずれの領域でもない場合(魚が所定の最外縁領域にいる場合)に設定される。ステータス「no_target_but_track」から「track_subtraction」へ遷移可能である。ステータス「track_subtraction」は、減算対象であることを示し、第3領域Ar3にいる場合に設定される。ステータス「track_subtraction」から「subtractable」へ遷移可能である。ステータス「track_subtraction」において、第3領域Ar3内にて連続する所定枚数の画像にて追跡可能になった場合(第1追跡成立条件が連続して所定回成立)に、ステータス「subtractable」へ遷移する。ステータス「subtractable」は、減算対象であって、減算可能であることを示し、このステータスで第1領域Ar1へ移動すると、計数部34が魚の数を減算する(1減算する)。勿論、ステータス「subtractable」を設けずに、ステータス「track_subtraction」が第1領域Ar1へ移動したときに魚を計数するようにしてもよい。すなわち、本実施形態では、第2領域Ar2を経て第1領域Ar1に移動した魚が減算対象に設定されている場合に、当該魚を減算により計数する。
なお、ステータス「err_no_target_no_track」は、上記の通り、魚の抽出時に所定の除去条件に基づき設定される。
[報知部]
図1に示す報知部35は、少なくとも1枚の画像に基づいて、撮影条件が異常であるか否かを判定し、撮影条件が異常であると判定した場合には、撮影条件が異常であることを外部に報知する。報知される内容として、カメラの向きが正しいかを判断した結果、カメラの設置方向を改善するためのアドバイス、パン方向に何度、チルト方向に何度に補正してくださいというメッセージ、ユーザによるカメラの向きを変更する画面において正常か異常であるかの表示、ログへの出力、カメラ向き自動補正部への補正指示などが挙げられる。
例えば、画像処理によってフラットネスを算出し、フラットネスが規定範囲を超える場合には、異常として報知する。フラットネスの異常は、太陽の映りこみ、魚網、構造物又は大型の浮遊物の映り込みなどが挙げられる。また、海水の混濁を算出し、混濁が規定範囲を超える場合には、異常として報知する。海水の混濁は、魚と背景のコントラスト比を用いて判断可能である。また、輝度を算出して輝度飽和状態であるかを判定し、輝度飽和状態である場合には異常として報知する。直射日光の移りこみは輝度飽和を招来する。また、輝度異常を報知することも可能である。背景に網や構造物等が写りこむと輝度低下が招来されるからである。
一例として、図14に示す例が挙げられる。図14に示すように、ステップST101において画像データの分散値を算出する。次のステップST102において分散値が規定値よりも小さいかを判定する。ステップST102において、分散値が規定値よりも小さいと判定した場合(ST102:YES)に、次のステップST103において、正常であると報知する。ステップST102において、分散値が規定値よりも小さくないと判定した場合(ST102:NO)に、次のステップST104において、異常であると報知する。
他の例として、図15に示す例が挙げられる。図15に示すように、ステップST201において画像データの分散値を算出する。次のステップST202において分散値が規定値よりも小さいかを判定する。ステップST2202において、分散値が規定値よりも小さいと判定した場合(ST202:YES)に、次のステップST203において、正常であると報知する。ステップST202において、分散値が規定値よりも小さくないと判定した場合(ST202:NO)に、次のステップST204において、画像データの輝度ピーク位置を算出する。次のステップST205において、明るさを均一にするためのカメラ方向を算出する。次のステップST206において、カメラ設置方向を変更するための変更情報を報知する。変更情報は、例えば現在のカメラ向きからの補正角度であってもよい。補正角度としては、例えばパン+30度やチルト-10度といった情報が挙げられる。
以上のように、本実施形態の魚計数システム3は、魚1を含む流体が流れる撮影領域を経時的に撮影した複数枚の画像を取得する画像取得部30と、各々の画像について魚を抽出する抽出部31と、魚の数を計数する計数部34と、を備える。撮影領域は、第1領域Ar1および第2領域Ar2を有する。計数部34は、第1領域Ar1にいた魚が第2領域Ar2に移動した場合に、魚を計数する。
本実施形態の魚計数方法は、魚を含む流体が流れる撮影領域を経時的に撮影した複数枚の画像を取得することと、各々の画像について魚を抽出することと、魚の数を計数することと、を含み、前記撮影領域は、第1領域および第2領域を有し、前記魚の数を計数することは、前記第1領域にいた魚が前記第2領域に移動した場合に、当該魚を計数する。
このように、第1領域Ar1にいた魚が第2領域Ar2に移動した場合に魚を計数するので、別生簀等から到来する方向を第1領域Ar1から第2領域Ar2に向かう方向に設定すれば、別生簀等から到来する計数すべき魚を計数可能となる。それでいて、画像内で回遊する魚が写ったとしても、回遊魚は第1領域Ar1から第2領域Ar2に移動しないので、回遊魚の誤計数を低減又は防止することが可能となる。
本実施形態のように、抽出された魚に対して個体を識別するためのラベルを付与するラベル付与部32と、ラベルが付与された魚に対してステータスを設定するステータス設定部33と、を備え、ステータス設定部33は、第1領域Ar1にいる魚に対して加算対象であることを示すステータスを設定し、計数部34は、加算対象に設定された第1領域Ar1にいた魚が第2領域Ar2に移動したと判断した場合に、魚を計数することが好ましい。
このように、ラベルを付与することで魚の個体を識別して魚の挙動を追跡可能となり、加算対象であることを示すステータスを設定することで、第1領域Ar1にいた魚が第2領域Ar2に移動したことを判定可能となる。第1領域Ar1にいた魚が第2領域Ar2に移動したことを判定するための一つの好ましい構成である。
本実施形態のように、計数部34は、第2領域Ar2を経て第1領域Ar1に移動した魚が減算対象に設定されている場合に、魚を計数することが好ましい。
この構成によれば、逆行する魚がいたとしても、減算対象に設定して減算することが可能となり、計数の精度を向上させることが可能となる。
本実施形態のように、前記撮影領域は、前記第1領域と前記第2領域との間に第3領域を有することが好ましい。
このように、第1領域Ar1と第2領域Ar2との間に第3領域Ar3を有するので、第1領域Ar1から出た加算対象の魚が即座に第2領域Ar2に入るわけではなく、第1領域Ar1から第2領域Ar2に至るまでに、第3領域Ar3を通過しなければならない場合が多くなる。魚は泳いでいるために直線状に進むことが多く、第1領域Ar1から第3領域Ar3を経て第2領域Ar2に到達しやすいが、魚であると誤認識された浮遊物は第3領域Ar3を経て第2領域Ar2に至りにくい。よって、魚であると誤認識された浮遊物を魚として誤計数することを低減することが可能となる。
本実施形態のように、ラベル付与部32は、注目画像における第1魚1d[1g]と、注目画像よりも過去の1又は複数の画像における第2魚1e,1f[1h,1i]とが、第1追跡成立条件を満たす場合に、第1魚1d[1g]に対して第2魚1e,1f[1h,1i]と同じラベルを付与する追跡処理を実行し、計数部34は、加算対象に設定された魚が、複数の画像における第3領域Ar3内で第1追跡成立条件を連続して所定回満たした後、第2領域Ar2に移動した場合に、当該魚を計数することが好ましい。
第1追跡成立条件を満たす場合には、浮遊物の挙動ではなく、魚の挙動であると認識する場合が多い。そして、上記のように、第3領域Ar3内で第1追跡成立条件を連続して所定回満たす場合は、浮遊物ではなく、魚である可能性が極めて高くなる。したがって、誤計数を低減することが可能となる。
本実施形態のように、ラベル付与部32は、注目画像における第1魚1d[1g]と、注目画像よりも過去の1又は複数の画像における第2魚1e,1f[1h,1i]とが、第1追跡成立条件を満たす場合に、第1魚1d[1g]に対して第2魚1e,1f[1h,1i]と同じラベルを付与する追跡処理を実行し、追跡処理は、加算対象に設定されていない魚よりも、加算対象に設定された魚に対して先に実行されることが好ましい。
このように構成すれば、加算対象である魚1dと、加算対象でない魚1gとが、現フレーム(注目画像)において交差する場合であってもラベル(ID)の入れ替わりが生じることを低減又は防止することが可能となる。
本実施形態のように、ラベル付与部32は、注目画像よりもN(Nは2以上の自然数)及びN+1枚前の過去画像における第3魚1k,1L[1p,1q]の位置に基づいて注目画像における魚の位置を推定し、注目画像における魚のうち推定された魚の位置と第2追跡成立条件を満たす第4魚1j[1o]に対して第3魚1k,1L[1p,1q]と同じラベルを付与することが好ましい。
この構成によれば、注目画像の直前の過去画像(1~(N-1)枚前)にて魚が認識できないロスト状態になったとしても、追跡が可能となり、計数精度を向上させることが可能となる。
本実施形態のように、ラベル付与部32は、注目画像における第1魚1d[1g]と、注目画像よりも過去の1又は複数の画像における第2魚1e,1f[1h,1i]とが、第1追跡成立条件を満たす場合に、第1魚1d[1g]に対して第2魚1e,1f[1h,1i]と同じラベルを付与する追跡処理を実行し、追跡処理が実行された後の注目画像におけるラベルが付与されてない第5魚1uに対して新規個体としてのラベルを付与し、ステータス設定部33は、注目画像の1枚前の過去画像において第5魚1uに最も近い魚と同じステータスを第5魚1uに設定することが好ましい。
この構成によれば、過去画像において2つの魚が重なっている場合には、1つの魚と認識される。その後、魚が進んで二手に分かれても、近くの魚のステータスと同じステータスを新たな第5魚1uに設定する。よって、加算対象の魚1tが分岐して新たな第5魚1uが出現したとしても、第5魚1uも加算対象となるので、加算対象の魚の計数漏れを抑制又は防止することが可能となる。
本実施形態のように、少なくとも1枚の画像に基づいて、撮影条件が異常であると判定した場合に、撮影条件が異常であることを外部に報知する報知部35を備えることが好ましい。
この構成によれば、撮影条件が異常である状態で撮影して計数することを低減し、誤計数を低減することが可能となる。
本実施形態に係るプログラムは、上記方法を1又は複数のプロセッサに実行させるプログラムである。また、本実施形態に係るコンピュータに読み取り可能な一時記録媒体は、上記プログラムを記憶している。
図1に示す各部30~35は、所定プログラムを1又はプロセッサで実行することで実現しているが、各部を専用メモリや専用回路で構成してもよい。
上記実施形態のシステム3は、コンピュータのプロセッサによって各部30~35が実現されているが、各部30~35を分散させて、複数のコンピュータやクラウドで実装してもよい。すなわち、上記方法を1又は複数のプロセッサで実行してもよい。
以上、本開示の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 魚
30 画像取得部
31 抽出部
32 ラベル付与部
33 ステータス設定部
34 計数部
35 報知部
Ar1 第1領域
Ar2 第2領域
Ar3 第3領域

Claims (11)

  1. 魚を含む流体が流れる撮影領域を経時的に撮影した複数枚の画像を取得する画像取得部と、
    各々の画像について魚を抽出する抽出部と、
    魚の数を計数する計数部と、を備え、
    前記撮影領域は、第1領域および第2領域を有し、
    前記計数部は、前記第1領域にいた魚が前記第2領域に移動した場合に、当該魚を計数する、魚計数システム。
  2. 抽出された魚に対して個体を識別するためのラベルを付与するラベル付与部と、
    前記ラベルが付与された魚に対してステータスを設定するステータス設定部と、を備え、
    前記ステータス設定部は、前記第1領域にいる魚に対して加算対象であることを示すステータスを設定し、
    前記計数部は、前記加算対象に設定された前記第1領域にいた魚が前記第2領域に移動したと判断した場合に、当該魚を計数する、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記撮影領域は、前記第1領域と前記第2領域との間に第3領域を有する、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記計数部は、前記第2領域を経て前記第1領域に移動した魚が、前記第3領域内にて連続する所定枚数の画像にて追跡可能になった場合に設定される減算対象である場合に、当該魚を減算により計数する、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記ラベル付与部は、注目画像における第1魚と、前記注目画像よりも過去の1又は複数の画像における第2魚とが、第1追跡成立条件を満たす場合に、前記第1魚に対して前記第2魚と同じラベルを付与する追跡処理を実行し、
    前記計数部は、前記加算対象に設定された魚が、複数の画像における前記第3領域内で前記第1追跡成立条件を連続して所定回満たした後、前記第2領域に移動した場合に、当該魚を計数し、
    前記第1追跡成立条件は、前記過去の1又は複数の画像における前記第2魚の位置に基づいて推定される前記注目画像における所定範囲に、前記第1魚が存在することである、請求項3または4に記載のシステム。
  6. 前記ラベル付与部は、注目画像における第1魚と、前記注目画像よりも過去の1又は複数の画像における第2魚とが第1追跡成立条件を満たす場合に、前記第1魚に対して前記第2魚と同じラベルを付与する追跡処理を実行し、
    前記追跡処理は、前記加算対象に設定されていない魚よりも、前記加算対象に設定された魚に対して先に実行され、
    前記第1追跡成立条件は、前記過去の1又は複数の画像における前記第2魚の位置に基づいて推定される前記注目画像における所定範囲に、前記第1魚が存在することである、請求項2~5のいずれかに記載のシステム。
  7. 前記ラベル付与部は、注目画像よりもN(Nは2以上の自然数)及びN+1枚前の過去画像における第3魚の位置に基づいて前記注目画像における魚の位置を推定し、前記注目画像における魚のうち前記推定された魚の位置と最も近い第4魚に対して前記第3魚と同じラベルを付与する請求項2~6のいずれかに記載のシステム。
  8. 前記ラベル付与部は、注目画像における第1魚と、前記注目画像よりも過去の1又は複数の画像における第2魚とが、第1追跡成立条件を満たす場合に、前記第1魚に対して前記第2魚と同じラベルを付与する追跡処理を実行し、
    前記追跡処理が実行された後の前記注目画像におけるラベルが付与されてない第5魚に対して新規個体としてのラベルを付与し、
    前記第1追跡成立条件は、前記過去の1又は複数の画像における前記第2魚の位置に基づいて推定される前記注目画像における所定範囲に、前記第1魚が存在することであり、 前記ステータス設定部は、前記注目画像の1枚前の過去画像において前記第5魚に最も近い魚と同じステータスを前記第5魚に設定する、請求項2~7のいずれかに記載のシステム。
  9. 少なくとも1枚の前記画像に基づいて、撮影条件が異常であると判定した場合に、撮影条件が異常であることを外部に報知する報知部を備える、請求項1~8のいずれかに記載のシステム。
  10. 魚計数方法であって、
    前記方法は、魚を含む流体が流れる撮影領域を経時的に撮影した複数枚の画像を取得することと、
    各々の画像について魚を抽出することと、
    魚の数を計数することと、を含み、
    前記撮影領域は、第1領域および第2領域を有し、
    前記魚の数を計数することは、前記第1領域にいた魚が前記第2領域に移動した場合に、当該魚を計数する、魚計数方法。
  11. 請求項10に記載の方法を1又は複数のプロセッサに実行させるプログラム。
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