JP7236362B2 - 搬送用チェーン - Google Patents

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Description

本発明は、複数の歯溝を有するスプロケットに巻き掛けられる搬送用チェーンに関するものである。
従来、稲の収穫作業に使用されるコンバインは、その先頭に刈り取られた稲を搬送する搬送装置がセットされている(例えば、特許文献1参照)。この搬送装置は、スプロケット間に巻き付けられた、金属製の搬送用チェーンに、刈り取られた稲を支持する、樹脂製のタインが一定間隔で取り付けられたものである。コンバインでの稲の収穫作業では、デバイダで選り分けた稲を山付ベルトで引き起こし、ロータリーカッターで切断後、搬送用チェーンに取り付けられたタインで支持された状態で搬送し、脱穀装置へと移動させる。
上記搬送装置で使用される金属製の搬送用チェーンには、一般的に、ローラーチェーンが用いられている(例えば、特許文献2参照)。ローラーチェーンは、スプロケットと組み合わされて使用され、動力を張力として伝達する。
ローラーチェーンは、1対の外プレートが1対の連結ピンにより連結される複数の外リンクと、1対の内プレートが1対のブッシュにより連結される複数の内リンクとを備える。ブッシュは、その外周に嵌合しているローラーを回転可能に支持し、連結ピンは、その外周に嵌合しているブッシュを回動可能に支持することで、長手方向で隣り合う外リンクおよび内リンクを屈曲可能に連結している。スプロケットは、複数の円弧状の歯溝を有する。スプロケットの歯溝にローラーが噛み合わされる。
特開2010-178638号公報 特開2015-072053号公報
しかしながら、ローラーチェーンを用いた場合、軽負荷かつ低回転で動力伝達する場合であっても、連結ピンとブッシュとの間、および、ブッシュとローラーとの間には、摩擦を抑えるために、潤滑油やグリスなどの潤滑剤を必要とする。また、ローラーとスプロケットの歯溝との間にも潤滑剤が必要となる。また、ローラーチェーンは、鉄などの金属で形成されるため、錆びやすく、錆止め剤を定期的に塗布するメンテナンスを必要とする。さらに、ローラーがスプロケットと接触する際に、音が生じる。また、ローラーチェーンは金属製であるため、重量が重く、取扱い難い。また、樹脂製のタインが取り付けられた金属製のローラーチェーンを使用して、搬送作業を続けると、ローラーチェーンの連結ピン等に取り付けられたタインの根本が弛み、タインが欠落する場合がある。また、タインが取り付けられたローラーチェーンは、稲を搬送した後、再度、稲を搬送するために、重力方向に移動する際に、折り畳まれた状態に維持されるが、このとき、金属製のローラーチェーンと樹脂製のタインとが接触すると、タインが摩耗してしまう。
そこで、本発明は、潤滑油・錆止め剤を必要としないメンテナンスフリーで高い伝動能力が求められ且つ、耐久性に優れ動力伝達時に発音が小さい軽量化された搬送用チェーンに、これも耐久性/摩耗性に優れた樹脂製のタインを取り付けた搬送用チェーンについて鋭意検討したものである。
本発明は、複数の歯溝を有するスプロケットに巻き掛けられる搬送用チェーンであって、
ゴム組成物で形成されており、前記搬送用チェーンの外面を形成する本体部と、
前記本体部に埋設された芯体と、
前記本体部の外面に、前記搬送用チェーン長手方向に沿って設けられており、搬送物を支持可能な、樹脂製の複数のタインと、を有し、
前記本体部は、
前記搬送用チェーン長手方向に沿って等間隔に配列されており、前記複数の歯溝と噛み合い可能な複数の噛合部と、
前記複数の噛合部の搬送用チェーン幅方向の両端部が接続されており、前記搬送用チェーン長手方向に沿って延びる2つの側部とを有し、
前記芯体は、
前記複数の噛合部にそれぞれ埋設される複数の第1芯部と、
前記複数の第1芯部の前記搬送用チェーン幅方向の両端部が接続されており、前記2つの側部にそれぞれ埋設される2つの第2芯部とを有することを特徴としている。
上記構成によれば、第2芯部が、搬送用チェーンに作用する引張力を受け持つことができるため、複数のタインが設けられた搬送用チェーンが引張力により破損するのを防止できる。
また、本体部は、スプロケットの複数の歯溝と噛み合い可能な複数の噛合部を有し、芯体は、複数の噛合部にそれぞれ埋設される複数の第1芯部を有する。従動側のスプロケットの負荷トルクが大きいほど、または、搬送用チェーンに作用する引張力が大きいほど、噛合部がスプロケットから受ける力は大きくなるが、噛合部に第1芯部が埋設されているため、噛合部の破損を防止できる。
また、スプロケットと接触する本体部はゴム組成物で形成されており、搬送物と接触するタインは樹脂製であることから、搬送用チェーンの可動時の発音を抑制することができる。
また、本発明は、上記に記載の搬送用チェーンにおいて、前記タインは、前記噛合部に設けられていることを特徴としている。
上記構成によれば、第1芯部が埋設されている噛合部にタインを設けていることから、搬送物の搬送時に、タインに負荷がかかっても、タイン及び噛合部の破損を防止することができる。
また、本発明は、上記に記載の搬送用チェーンにおいて、
更に、前記噛合部に支持され、前記搬送用チェーンの外周側で、前記搬送用チェーン幅方向に伸びる軸部を備え、
前記タインは、
前記搬送物を支持し、前記軸部に対して回動可能な支持部、及び、前記支持部に接合され、前記噛合部の搬送方向反対側に係止可能な係止部を有し、
前記タインの重心は、前記軸部に対してズレた位置にあることを特徴としている。
上記搬送用チェーンを使用して、搬送物を重力反対方向に搬送する際には、タインの係止部が噛合部の搬送方向反対側に係止され、タインは倒伏状態に維持される。一方、搬送物の搬送後、搬送用チェーンが重力方向に移動する際には、タインの係止部の係止が解除され、タインは畳まれた状態に維持される。これにより、搬送用チェーンが重力方向に移動する際には、タインが搬送物への接触を防止して、搬送物の搬送を阻害しないようにすることができるとともに、タインの破損を防止することができる。
本発明によると、潤滑油・錆止め剤を必要としないメンテナンスフリーで高い伝動能力が求められ且つ、耐久性に優れ動力伝達時に発音が小さい軽量化された動力伝達チェーンに、これも耐久性/摩耗性に優れた樹脂製のタインを取り付けた搬送用チェーンを提供することができる。
実施形態の搬送用チェーンが用いられた搬送装置の構成を示す図である。 搬送用チェーンの動力伝達チェーンに設けられたタイン9の拡大図である。 搬送用チェーンの動力伝達チェーンの内部構造を示す斜視図である。 動力伝達チェーンの平面図である。 動力伝達チェーンに埋設された芯体の一例を示す写真である。 搬送用チェーンの製造手順を示す図である。 ジョイント治具の一例を示す写真である。 (a)~(c)は本発明の他の実施形態の動力伝達チェーンのチェーン幅方向に直交する断面図であって、(d)は本発明の他の実施形態の動力伝達チェーンのチェーン長手方向に直交する断面図である。 実施例及び比較例に係る、稼働時間に対する刈残し率を記したグラフである。 実施例及び比較例に係る、稼働時間に対する夾雑物の割合を記したグラフである。 実施例及び比較例に係る、稼働時間に対するこぎ残し率を記したグラフである。
(実施形態)
図1に示すように、本実施形態の搬送用チェーン100は、稲(搬送物)の収穫作業に使用される、コンバインの先頭に取り付けられた、搬送装置に組み込まれている。この搬送装置は、刈り取られた稲を、地面付近の下方から、コンバイン上方に設けられた脱穀装置へと搬送する際に使用されるものである。この搬送用チェーン100は、駆動スプロケット101Aと従動スプロケット101Bとの間に巻き付けられる、ゴム製の動力伝達チェーン1に、刈り取られた稲を支持する、複数のタイン9が一定間隔で取り付けられている。なお、駆動スプロケット101Aと従動スプロケット101Bを、スプロケット101と総称する場合がある。
動力伝達チェーン1は、無端状であって、スプロケット101に巻き掛けられて動力を伝達する。動力伝達チェーン1は、噛合伝動により動力を伝達する。なお、図1では、従動スプロケット101Bの数は1つであるが、複数であってもよい。
スプロケット101は、複数の歯溝102を有する。スプロケット101の歯溝102の形状は、動力伝達チェーン1の外面と噛み合い可能な円弧状である。なお、スプロケット101の歯溝102の形状は、円弧状でなくてもよい。例えば、歯溝102が、略台形状であってもよい。
(動力伝達チェーン1)
図1および図3に示すように、動力伝達チェーン1は、ゴム組成物で構成された本体部2と、本体部2に埋設された芯体3と、本体部2の外面に、チェーン長手方向に沿って一定間隔で設けられた、複数のタイン9とを有する。動力伝達チェーン1の本体部2の厚みは、均一である。
図3及び図4に示すように、本体部2は、はしご状である。本体部2は、チェーン長手方向に沿って等間隔に配列された複数の矩形状の開口部4を有する。開口部4は、矩形状である。隣り合う2つの開口部4の間の部分を、噛合部5とする。つまり、本体部2は、チェーン長手方向に沿って等間隔に配列された複数の噛合部5を有する。噛合部5は、略直方体状である。また、本体部2は、チェーン長手方向に沿って延びる2つの側部6を有する。噛合部5のチェーン幅方向の両端部は、2つの側部6にそれぞれ接続されている。
噛合部5がスプロケット101の歯溝102と噛み合うことにより、動力は伝達される。動力伝達時、噛合部5のチェーン長手方向の一方の端部が歯溝102の側面と接触し、この噛合部5のチェーン長手方向の他方の端部は歯溝102の側面と接触しない。噛合部5は、スプロケット101の歯溝102の歯底面に接触しない。つまり、動力伝達チェーン1の内周面は、スプロケット101の歯溝102の内面に接触しない。動力伝達チェーン1は、噛合伝動によって動力を伝達し、平ベルトのように摩擦伝動によって動力を伝達するものではない。なお、噛合部5およびスプロケット101の歯溝102の形状によっては、噛合部5とスプロケット101の歯溝102の歯底面とが接触してもよい。但し、接触する場合であっても、動力伝達チェーン1は、噛合伝動によって動力を伝達する。
噛合部5のチェーン長手方向長さは、開口部4のチェーン長手方向長さ以上であっても以下であってもよい。噛合部5のチェーン長手方向長さは、噛合部5のチェーン幅方向長さ(開口部4のチェーン幅方向長さ)以上であっても以下であってもよい。開口部4のチェーン長手方向長さは、噛合部5のチェーン幅方向長さ以上であっても以下であってもよい。噛合部5のチェーン幅方向長さは、側部6のチェーン幅方向長さ以上であっても以下であってもよい。側部6のチェーン幅方向長さは、側部6の厚み以上であっても以下であってもよい。
本体部2を構成するゴム組成物は、例えば、ジエン系ゴム、エチレン-α-オレフィンエラストマー、クロロプレンゴム、クロロスルフォン化ポリエチレンゴム、アルキル化クロロスルフォン化ポリエチレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、アクリル系ゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴムなどのゴム成分を、単独でまたは二種以上含んでいる。ジエン系ゴムは、具体的には例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム(ニトリルゴム)、水素化ニトリルゴムなどである。エチレン-α-オレフィンエラストマーは、具体的には例えば、エチレン-プロピレンゴム(EPR)、エチレン-プロピレン-ジエンゴム(EPDM)などである。本体部2を構成するゴム組成物は、エチレン-α-オレフィンエラストマー、または、クロロプレンゴムを含んでいることが好ましい。クロロプレンゴムは、硫黄変性タイプであってもよく、非硫黄変性タイプであってもよい。本体部2を構成するゴム組成物には、ゴム成分以外に、例えばカーボンブラックなどの添加物が配合される。本体部2を構成するゴム組成物としては、カーボンブラック量を増量したり、短繊維を添加したりするなどの手段で硬度(弾性率)を高めたゴム組成物が用いられてもよい。この際、添加する短繊維の方向は、チェーン幅方向に配置するのがよく、この場合、耐摩耗性、屈曲性を向上させることができる。また、本体部2に、高硬度のゴム組成物を用いることで、耐摩耗性を高めることができる。
図3~図5に示すように、芯体3は、複数の第1芯部7と、2つの第2芯部8とを有する。2つの第2芯部8は、2つの側部6にそれぞれ埋設されている。第2芯部8は、1つの線状体で構成されている。第2芯部8は、チェーン長手方向に沿って延びている。第2芯部8は、動力伝達チェーン1に作用する引張力を受け持つ。本体部2の厚みが例えば3~13mmの場合、第2芯部8の径は例えば0.9~2.3mm程度であってもよい。
複数の第1芯部7は、複数の噛合部5にそれぞれ埋設されている。第1芯部7のチェーン幅方向の両端部は、2つの側部6にそれぞれ接続されている。第1芯部7を設けたことで、噛合部5と歯溝102との噛み合いにより噛合部5が破損するのを防止できる。
第1芯部7は、チェーン長手方向に間隔を空けて配列された複数本の線状体7aで構成されている。線状体7aのチェーン幅方向の両端部は、2つの第2芯部8にそれぞれ接続されている。線状体7aは、チェーン幅方向に沿って延びている。各線状体7aの太さは、第2芯部8の太さと同じであっても、それ以下であってもよい。なお、第1芯部7は、チェーン幅方向に沿って延びる1本の線状体で構成されていてもよい。
第2芯部8は、例えば、複数本の原糸を撚り合わせた撚りコードで構成される。1本の原糸は、複数本のモノフィラメント(長繊維)を束ねて引き揃えたものであってもよく、複数本のモノフィラメントを撚り合わせたマルチフィラメント糸であってもよい。第2芯部8を構成する撚りコードの撚り方は、例えば、諸撚り、片撚り、ラング撚りが用いられる。
第1芯部7を構成する各線状体7aは、複数本のモノフィラメント(長繊維)を束ねて引き揃えたものであってもよく、マルチフィラメント糸であってもよく、複数本のマルチフィラメント糸を撚り合わせた撚りコードであってもよい。第1芯部7を構成する各線状体7aのチェーン幅方向の両端部は、2つの第2芯部8に編み込まれることで2つの第2芯部8に接続されている。つまり、第1芯部7と第2芯部8は、接着剤や機械的接続手段を使用せずに接続されている(図5参照)。なお、図5は、複数本の原糸を撚り合わせた撚りコードを平型のハシゴ状に編み込まれた芯体3の一例の写真である。
芯体3は、例えばポリエステル繊維やアラミド繊維などの合成繊維で構成されてもよく、例えばガラス繊維や炭素繊維などの無機繊維で構成されてもよく、合成繊維と無機繊維を組み合わせて構成されていてもよい。第1芯部7の材質と、第2芯部8の材質は同じであっても異なっていてもよい。また、芯体3には、芯体3の表面とゴム組成物との接着性を高める接着処理が施されていてもよい。
(タイン9)
図1及び図2に示すように、動力伝達チェーン1には、所定間隔で、噛合部5の外周側(スプロケット101の歯溝102と噛み合わない側)に、タイン9が複数取り付けられている。具体的には、噛合部5には、噛合部5から動力伝達チェーン1の外周側に張り出した、一対の軸受80が取り付けられている。この一対の軸受80は、チェーン幅方向で対向しており、それぞれ軸孔80Aが形成されている。この一対の軸孔80Aには、円柱状の軸81が通された状態で、ナット81Aによって固定されている(図2(b)(c)参照)。また、一対の軸受80は、噛合部5のチェーン長手方向の両端部、噛合部5の内周側、及び、噛合部5に対応する両側部6を覆う金具により、噛合部5に固定されている。
タイン9は、刈り取られた稲を支持する、ナイロン製の支持部93、及び、支持部93に接合され、噛合部5のチェーン長手方向の一方の端部(スプロケット101の歯溝102が接触する側の端部、即ち、稲の搬送方向とは反対側)に係止可能な、ナイロン製の係止部94を備えている。
支持部93は、図1の側面視直角三角形をした、三角柱形状をしており、その側面視直角三角形の直角部分付近において、チェーン幅方向に、軸81に対して回転可能とする通し孔93Aが形成されている。この通し孔93Aの直径は、軸81の直径よりも若干大きくなるように形成されている。また、タイン9の形状は、タイン9の重心95が、軸81が通される通し孔93Aに対してズレた位置(図2の(a)に示す、タイン9が倒伏状態で、通し支持部93よりも外周側の位置)になるよう決定される。また、係止部94は、長方体をしており、支持部93と一体化されている。
このように、タイン9は、タイン9の支持部93の通し孔93Aに、一対の軸孔80Aに固定された軸81が通されることにより、動力伝達チェーン1の噛合部5の外周側に、軸81に対して回動可能な状態で取り付けられている。
上記搬送用チェーン100を使用して、刈り取られた稲を、コンバイン上方に設けられた脱穀装置へ搬送する際(重力反対方向に搬送)には、タイン9の係止部94が、噛合部5のチェーン長手方向の一方の端部(スプロケット101の歯溝102が接触する側の端部、即ち、稲の搬送方向とは反対側)に係止され、図2(a)に示すように、タイン9は倒伏状態に維持される。一方、稲を搬送した後、搬送用チェーン100が地面側(重力方向)に移動する際には、図2(b)(c)に示すように、タイン9の係止部94の噛合部5への係止が解除され、タイン9は畳まれた状態に維持される。これにより、搬送用チェーン100が重力方向に移動する際には、タイン9が稲に接触するのを防止して、稲の搬送を阻害しないようにすることができるとともに、タイン9の破損を防止することができる。
また、タイン9を回動可能に支持する軸受80が、第1芯部7が埋設されている噛合部5に設けられていることから、稲の搬送時に、タイン9に負荷がかかっても、タイン9及び噛合部5の破損を防止することができる。
(搬送用チェーン100の製造手順)
次に、搬送用チェーン100の製造手順について、図6を参照しつつ説明する。まず、搬送用チェーン100を構成する、動力伝達チェーン1は、いわゆる連続加硫方式(連続架橋方式)で製造される。なお、図6(a)は図6(b)のA-A線断面図であり、図6(b)は図6(a)のB-B線断面図である。図6(c)および図6(e)は図6(a)に相当する断面であり、図6(d)および図6(f)は図6(b)に相当する断面である。
まず、図6(a)および図6(b)に示すように、下金型10に未加硫ゴムシート20を配置する。この下金型10には、動力伝達チェーン1の開口部4を形成するための突起10aが複数設けられている。未加硫ゴムシート20は、図示しない送り出し装置から送り出されている。
未加硫ゴムシート20を構成するゴム成分としては、加硫又は架橋可能なゴム、例えば、ジエン系ゴム(天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム(ニトリルゴム)、水素化ニトリルゴムなど)、エチレン-α-オレフィンエラストマー、クロロスルフォン化ポリエチレンゴム、アルキル化クロロスルフォン化ポリエチレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、アクリル系ゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴムなどが例示でき、これらのゴム成分は単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。好ましいゴム成分は、エチレン-α-オレフィンエラストマー(エチレン-プロピレンゴム(EPR)、エチレン-プロピレン-ジエンモノマー(EPDMなど)などのエチレン-α-オレフィン系ゴム)、クロロプレンゴムである。特に好ましいゴム成分は、クロロプレンゴムである。クロロプレンゴムは、硫黄変性タイプであってもよく、非硫黄変性タイプであってもよい。
次に、図6(c)および図6(d)に示すように、下金型10内の未加硫ゴムシート20の上に、芯体3(図5参照)を配置する。
芯体3としては、マルチフィラメント糸を使用した撚りコード(例えば、諸撚り、片撚り、ラング撚りなど)を使用できる。芯体3を構成する繊維としては、ポリエステル繊維、アラミド繊維などの合成繊維、ガラス繊維、炭素繊維などの無機繊維などが使用できる。芯体3の表面には、慣用の接着処理(又は表面処理)が施されていてもよい。
そして、図6(e)および図6(f)に示すように、未加硫ゴムシート20上の芯体3の上に、別の送り出し装置(図示せず)から送り出された未加硫ゴムシート21を配置する。
その後、上金型11を下金型10の上に設置する。上金型11の下面には、突起10aが嵌合可能な凹部11aが形成されている。
そして、下金型10と上金型11との間で未加硫ゴムシート20、21を加熱・加圧して架橋(加硫)する。上金型11と下金型10を上下に離間させて成形体を脱型した後、この成形体を金型10、11の長さ分だけ移動させる。
以上の一連の動作を、動力伝達チェーン1の周長に応じた回数繰り返して、動力伝達チェーン1の周長とほぼ同じ長さの長尺の成形体を形成する。また、加硫時に動力伝達チェーン1の成形体からはみ出したゴムバリの切り取り等の仕上げ作業を行う。そして、この長尺の成形体の長手方向の両端部同士を、ジョイント治具(図7参照)を使用して、接合して、無端状の動力伝達チェーン1を形成する。なお、ジョイント治具には、図7に示す、メカニカルファスナー、レーシング、スパイラルレース、プラスチックリベットを例示している。また、本発明の動力伝達チェーンの製造方法は、この製造方法に限定されるものではない。
次に、金型成形により製造された、支持部93及び係止部94が一体化したタイン9を複数用意し、各タイン9を軸受80の軸81に通した状態で、動力伝達チェーン1の噛合部5に、所定間隔で取り付ける。上記手順により、搬送用チェーン100を製造する。
上記構成によれば、第2芯部8が、搬送用チェーン100に作用する引張力を受け持つことができるため、複数のタイン9が設けられた搬送用チェーン100が引張力により破損するのを防止できる。
また、本体部2は、スプロケット101の複数の歯溝102と噛み合い可能な複数の噛合部5を有し、芯体3は、複数の噛合部5にそれぞれ埋設される複数の第1芯部7を有する。従動スプロケット101Bの負荷トルクが大きいほど、または、搬送用チェーン100に作用する引張力が大きいほど、噛合部5がスプロケット101から受ける力は大きくなるが、噛合部5に第1芯部7が埋設されているため、噛合部5の破損を防止できる。
また、スプロケット101と接触する本体部2はゴム組成物で形成されており、稲(搬送物)と接触するタイン9はナイロン製(樹脂製)であることから、搬送用チェーン100の可動時の発音を抑制することができる。
また、搬送用チェーン100を構成する動力伝達チェーン1は、その外面がゴム組成物の本体部2で構成されるため、潤滑剤および錆止め剤が不要である。また、動力伝達チェーン1の外面がゴム組成物で構成されていることにより、本体部2の噛合部5がスプロケット101に接触する際に、ほとんど音が生じない。また、動力伝達チェーン1は、ゴム組成物の本体部2と、本体部2に埋設された芯体3で構成されるため、金属製のローラーチェーンに比べて軽量である。
このように、搬送用チェーン100は、高い動力伝達能力を確保しつつ、潤滑剤および錆止め剤を必要とせず、動力伝達時に発音が小さく、軽量である構成を実現できる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能である。
また、搬送用チェーン100が巻き掛けられる、スプロケット101が有する歯溝102と歯溝102との間の歯部を、ゴム層にしてもよい。この場合、スプロケット101の軽量化とともに、搬送用チェーン100の可動時の発音をより抑制することができる。また、スプロケット101の歯部を構成するゴム層には、搬送用チェーン100に繰り返し接触することで生じる磨耗を抑制するために、耐摩耗性に優れた高硬度ゴム層にするのが最善である。この際、高硬度ゴム層には、カーボン量を多く配合し、短繊維を混入した配合にすることがより耐摩耗性を向上させる。
上記実施形態では、本体部2の厚みは、ほぼ均一であるが、この構成に限らない。例えば、噛合部5と側部6の厚みが異なっていてもよい。また、例えば、噛合部5の厚みが均一でなくてもよい。具体的には、例えば図8(a)に示すように、チェーン幅方向に直交する断面において、噛合部5の4つの角部が面取りされた形状であってもよい。また、例えば図8(b)に示すように、同断面において、噛合部5の両側面(歯溝102の両側面と対向する面)が略円弧状に膨らんでいてもよい。また、例えば図8(c)に示すように、同断面において、噛合部5が略円形状であってもよい。また、例えば図8(d)に示すように、チェーン長手方向に直交する断面において、噛合部5の4つの角部が面取りされた形状であってもよい。
次に、上記実施形態に係る搬送用チェーン100(ゴム組成物で構成された本体部2、及び、本体部2に埋設された芯体3を備えた動力伝達チェーン1に10個のタイン9を取り付けたもの)を取り付けた、コンバインを実施例とし、従来の金属製の搬送用チェーン(ローラーチェーン(特許文献2参照)に10個のタインを取り付けたもの)を取り付けた、コンバインを比較例として、その収穫能力(後述する、稲の刈残し率、夾雑物の割合、こぎ残し率)を評価した。
ここで、実施例及び比較例で使用するコンバインは、自脱型コンバインであり、稲などを刈り取りながら脱穀する機能(脱穀装置)を備えている。具体的には、コンバインでの稲の収穫作業では、デバイダで選り分けた稲を、搬送用チェーン(実施例、又は、比較例)のタインを突出させて、引き起こし、引き起こした稲の上部を支えてロータリーカッターで切断後、搬送用チェーン(実施例、又は、比較例)に取り付けられたタインで支持された状態で搬送し、脱穀装置へと移動させる。この際、自脱型コンバインでは、稲等の穀物の穂先部分だけを脱穀装置に投入するが、脱穀を効率的に行うためにこぎ胴に対して適正な位置で穀物を供給する必要がある。なお、こぎ胴の外周には逆V字型の「こぎ歯」が多数取り付けられており、こぎ胴は動力で回転する。このこぎ胴が整然と送られる穀物の穂先から、穀粒をこぎ落す役割を果たす。表1に、コンバインに使用する、実施例及び比較例に係る、各搬送用チェーンの仕様を記載した。また、表2に、使用するコンバインの圃場評価の条件を記載した。
(実施例及び比較例に係る搬送用チェーン)
Figure 0007236362000001
(圃場評価の条件)
Figure 0007236362000002
(評価項目及び評価方法)
(1)刈残し率
刈残し率は、圃場評価の条件下で一定時間に刈り取る予定の刈穀物において、刈残された穀物の本数をカウントすることで算出した。実施例及び比較例の刈残し率を、表3及び図9に示す。
Figure 0007236362000003
(2)夾雑物の割合
夾雑物の割合は、採取した穀粒サンプルを均分して、一定重量(例えば約600g)の測定サンプルを作成し、これを選別することで求める。この夾雑物とは穀粒中に含まれる、わらくず等の異物であり、夾雑物の割合は、コンバインの穀粒口から採取されたサンプル中の夾雑物の割合を示した数値である。いわば収穫物の、きれいさを意味している。実施例及び比較例の夾雑物の割合を、表4及び図10に示す。
Figure 0007236362000004
(3)こぎ残し率
こぎ残し率は、こぎ胴を通過して排出されるワラの穂先に残された穀粒を測定サンプルとして、こぎ落とされた穀粒と比率計算する。実施例及び比較例のこぎ残し率を、表5及び図11に示す。
Figure 0007236362000005
比較例の搬送用チェーンは、実施例に比べ、刈残し率、夾雑物の割合、こぎ残し率の全ての評価項目において、刈残しが多く、夾雑物の割合が多く、こぎ残しが多い結果となり、収穫ロスが大きかった。
また、全ての評価項目において、稼働時間の経過と共に実施例と比較例の収穫ロスの差異が広がっている。即ち、比較例は、早期に搬送用チェーンの交換を求められることとなる。交換を怠ると、刈穀物が詰まる、刈取時の騒音が大きくなる、穀粒物のこぼれが多くなる等の収穫ロスが続くことが想定される。
比較例の金属製の搬送用チェーンは、稼動時間と共に伸びが発生して緩む傾向にあるが、一方で、実施例の搬送用チェーンは、長手方向に一定間隔でアラミド繊維、カーボン繊維で構成された二本の撚りコードで構成された芯体を埋設しているために、強力であり伸びも極めて小さい。
このため、比較例の搬送用チェーンは、緩みによってタインの振れが次第に大きくなることが想定される。そうすると、タインを突出させて稲等の未刈穀物の引き起しを行うと同時に、ロータリーカッターで、稲等の未刈穀物の切断を行うときにその上部を支えて切断を支える本来の目的を十分に果たせなくなる場合がある。その結果、刈り残しが増えたり、切断後の稲の搬送姿勢が悪くなったりする(穂先が揃わない)。搬送姿勢が悪くなると次に送り込まれる、こぎ胴では、奥に稲を入れ過ぎた「深こぎ」を行うと穀粒に加えて藁をも取ってしまうため馬力のロスを生じてしまう。逆に「浅こぎ」を行うと穀粒が藁に残るこぎ残しが生じてしまう。
一方、実施例の搬送用チェーンは、比較例に比べ、刈残し率、夾雑物の割合、こぎ残し率の全ての評価項目において、刈残しが少なく、夾雑物の割合も少なく、こぎ残しも少ない結果となり、収穫ロスが少なかった。
また、実施例の搬送用チェーンは、全ての評価項目において、稼働時間の経過と共に収穫ロスはあまり上昇していない。即ち、実施例の搬送用チェーンは、稼働時間の経過に伴う緩みも少ないことから、早期に搬送用チェーンの交換を求められることはなく、比較例に比べて寿命が長いといえる(耐久性に優れている)。
1 動力伝達チェーン
2 本体部
3 芯体
5 噛合部
6 側部
7 第1芯部
7a 線状体
8 第2芯部
9 タイン
100 搬送用チェーン
101 スプロケット
101A 駆動スプロケット
101B 従動スプロケット
102 歯溝

Claims (2)

  1. 複数の歯溝を有するスプロケットに巻き掛けられる搬送用チェーンであって、
    ゴム組成物で形成されており、前記搬送用チェーンの外面を形成する本体部と、
    前記本体部に埋設された芯体と、
    前記本体部の外面に、前記搬送用チェーン長手方向に沿って設けられており、搬送物を支持可能な、樹脂製の複数のタインと、を有し、
    前記本体部は、
    前記搬送用チェーン長手方向に沿って等間隔に配列されており、前記複数の歯溝と噛み合い可能な複数の噛合部と、
    前記複数の噛合部の搬送用チェーン幅方向の両端部が接続されており、前記搬送用チェーン長手方向に沿って延びる2つの側部とを有し、
    前記搬送用チェーン長手方向において、隣り合う2つの前記噛合部の間それぞれには開口部が形成されており、
    さらに、前記噛合部に支持され、前記搬送用チェーンの外周側で、前記搬送用チェーン幅方向に伸びる軸部を備え、
    前記芯体は、
    前記複数の噛合部にそれぞれ埋設される複数の第1芯部と、
    前記複数の第1芯部の前記搬送用チェーン幅方向の両端部が接続されており、前記2つの側部にそれぞれ埋設される2つの第2芯部とを有し、
    前記タインは、前記噛合部に設けられ、その重心は前記軸部に対してズレた位置にあり、
    前記タインは、前記搬送物を支持可能であり、且つ、前記軸部に対して回動可能な支持部、及び、前記支持部に接合される係止部を有しており、
    前記係止部は、前記タインが設けられた前記噛合部と前記搬送方向反対側で隣り合う前記開口部に挿入して、当該噛合部の前記搬送方向反対側の端面に係止可能であることを特徴とする、搬送用チェーン。
  2. 前記タインは、
    前記係止部が、前記タインが設けられた前記噛合部と前記搬送方向反対側で隣り合う前記開口部に挿入して、当該噛合部の前記搬送方向反対側の端面と係止し、且つ、前記支持部が、前記搬送物を支持可能な倒伏状態と、
    前記係止部の、前記噛合部の前記搬送方向反対側の端面との係止が解除され、前記タインの重心が前記軸部よりも前記搬送方向側に位置して当該タインが畳まれる状態と、の間で回動可能であることを特徴とする、請求項1に記載の搬送用チェーン。
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