JP7235962B2 - フロート集合体 - Google Patents

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Description

本発明は、フロート集合体に関する。
太陽光発電装置は、光電変換デバイスとしてソーラパネルを備える。ソーラパネルには、例えば、建築物の屋根や壁面、地面に設置されるものの他に、フロート上に設置されるものもある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のフロートは、池や湖といった場所を発電用の場所として有効活用する等のため、例えば池や湖といった水面上に浮かべられる。
特開2015-217771号公報
特許文献1に記載のフロートが池や水面上に浮かべられているとき、鳥がフロート上やソーラパネル上に降りてきてしまう場合がある。ここで言う鳥は、特に限定されるものではなく、例えば陸上に生息する鳥だけでなく、水鳥や海鳥も含む。また、この鳥は、野生の鳥に限定されるものではなく、例えば放し飼いにされている鳥も含む。鳥がフロート上やソーラパネル上に降りてきてしまうと、鳥がフロートやソーラパネルを傷つける或いは汚してしまう可能性がある。フロートやソーラパネルが傷つけられると、太陽光発電装置が発電できなくなる場合がある。また、ソーラパネルが汚されてしまうと、太陽光発電装置の発電効率が低下したり、メンテナンスのコストが増加したりする場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みて提案されたものであり、ソーラパネルや、ソーラパネルが設置されているフロートに鳥が降りてきてしまうことを抑制することができるフロート集合体を提供することを目的とする。
本発明によれば、発電部と、前記発電部に併設された誘引部とを備え、前記発電部は、第1フロートと、ソーラパネルとを有し、前記ソーラパネルは、第1フロートに設けられ、前記誘引部は、第2フロートを有し、鳥を誘引するように構成される、フロート集合体が提供される。
本発明に係るフロート集合体は、鳥を誘引するように構成される誘引部が、ソーラパネルを備える発電部に併設されている。このため、本発明に係るフロート集合体は、誘引部に鳥を誘引することができ、鳥が発電部に降りてきてしまうことを抑制することができる。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記誘引部は、前記誘引部の色又は前記誘引部の表面素材によって、鳥を誘引するように構成される、フロート集合体が提供される。
好ましくは、前記誘引部の表面の明度は、前記発電部の表面の明度よりも、高い、フロート集合体が提供される。
好ましくは、第2フロートは、第1フロートに囲まれている、フロート集合体が提供される。
好ましくは、第2フロートは、第1フロートから離間して設けられているフロート集合体が提供される。
本発明の実施形態の別の観点によれば、発電部と、機能部とを備え、前記発電部は、第1フロートと、ソーラパネルとを有し、前記機能部は、第2フロートを有し、第2フロートは、第1フロートから離間して設けられ、前記発電部は、面積当たりのソーラパネル数が、前記機能部の面積当たりのソーラパネル数よりも多い、フロート集合体が提供される。
フロート集合体100の斜視図である。 図1に示す4つの発電部1のうちの1つ(図1中の矢印Ar参照)の拡大図である。 図2に示す領域Aの拡大図である。 フロート集合体100の上面図である。 フロート集合体100の側面図である。 図5に示す側面図の拡大図である。 誘引部2の分解斜視図である。 第1フロート1Aの分解斜視図である。 図7に示す領域Aの拡大図である。 第1フロート1Aの上面図である。 フロート集合体100の変形例を示す上面図である。
以下、本発明の実施形態に係るフロート集合体100について、図面を参照しながら詳細に説明する。
1.実施形態
図1、図5及び図6に示すように、フロート集合体100は、発電部1と、誘引部2と、係留ワイヤ3とを備える。フロート集合体100は、例えば、池や湖等の水上に浮かべられる。図2~図4に示すように、フロート集合体100は、4つの発電部1と、1つの誘引部2を備えている。なお、発電部1及び誘引部2の数はこれらの数に限定されるものではない。発電部1はソーラパネル1Bを備えるが、誘引部2はソーラパネルを備えていないことが好ましいが、例えば邪魔にならない程度であれば、誘引部2がソーラパネルを備えていてもよい。誘引部2がソーラパネルを備える場合には、例えば、誘引部2のソーラパネルの設置台数が、発電部1のソーラパネルの設置台数よりも少ないとよい。また、誘引部2における隣接するソーラパネルの設置間隔が、発電部1における隣接するソーラパネルの設置間隔よりも広いとよい。更に、誘引部2の面積に対する、誘引部2に設置された全ソーラパネルの設置面積の割合が、発電部1の面積に対する、発電部1に設置された全ソーラパネルの設置面積の割合よりも小さいとよい。係留ワイヤ3は、発電部1及び誘引部2のフロートと、水底に設けられる固定部(図示省略)とに連結されている。この固定部は、例えば、アンカーやシンカーで構成することができる。フロート集合体100が係留ワイヤ3によって係留されているので、水や風の流れによって、フロート集合体100が所望の範囲から遠方へ流されていってしまうことが回避される。なお、本実施形態において、フロート集合体100の係留方式は、係留ワイヤ3が水底に固定される方式であるが、これに限定されるものではなく、係留ワイヤ3が陸上に固定される方式であってもよい。
1-1.発電部1
発電部1は、電力を生成するための機能を有する。図2及び図3に示すように、発電部1は、ソーラパネル1Bと、第1フロート1Aとを備えている。なお、発電部1は、ケーブル、パワコン及び接続箱等の積載物を備える(図示省略)。
1-1-1.第1フロート1A
図2及び図3に示すように、第1フロート1Aは、フロート1aと、連結部材1bとを有する。第1フロート1Aは第2フロート2Aに対して離間して設けられている。第1フロート1Aは、フロート1a及び連結部材1bを複数備えている。つまり、第1フロート1Aは、フロート1a及び連結部材1bを複数有するフロートユニットであり、第1フロート1Aには、多数のソーラパネル1Bが搭載されている。フロート1aは第1フロート1Aを構成するフロートの最小単位であり、フロート1aは単位フロートに対応する。複数のフロート1aは碁盤目状に配置されている。実施形態において、各第1フロート1Aのフロート1aの数は、100個程度であるが、その数に限定されず、例えば数百個~数千個であってもよい。
連結部材1bは、第1方向D1に隣接するフロート1a同士を連結する。第1方向D1に隣接するフロート1a同士は接触しておらず、第1方向D1に隣接するフロート1aの間には、離間部Spが形成されている。つまり、第1方向D1に隣接するフロート1a同士は離間しており、離間部Spから水面が見える。一方、第2方向D2に隣接するフロート1a同士は接触しており、第2方向D2に隣接するフロート1a同士は図示省略のボルト等によって連結される。第1方向D1と第2方向D2とは直交する。
フロート1aは、ソーラパネル1Bが搭載されるフロート(搭載フロートと称する)と、ソーラパネル1Bが搭載されていないフロート(非搭載フロートと称する)とを有する。非搭載フロートは搭載フロートの周囲に配置されている。非搭載フロートは係留ワイヤ3が連結されている。
フロート1a及び後述する誘引部2のフロート2aは、例えば、溶融状態の筒状のパリソンを金型で挟んで膨らますブロー成形によって製造される。フロート1a及びフロート2aの構成材料には、各種の熱可塑性樹脂を採用することができる。フロート1a及びフロート2aの構成材料は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンといったポリオレフィン系樹脂を採用することができる。
1-1-2.ソーラパネル1B
ソーラパネル1Bは、発電効率が高くなるように、受光面が南向きになるように傾斜した状態で搭載されている。ソーラパネル1Bで発生した電力は、ケーブルを通じて伝送される。ソーラパネル1Bの直流電力は、ケーブルを通じて接続箱に集められ、接続箱からの直流電力がパワコンで交流電力に変換される。接続箱やパワコンは、第1フロート1A上に設置されていなくてもよく、地上に設置されていてもよい。
1-2.誘引部2
図1に示すように、誘引部2は発電部1に併設されている。誘引部2は、鳥が発電部1よりも誘引部2に降りるように鳥を誘引する機能を有する。換言すると、誘引部2は、鳥を誘引するための人工浮島としての役割を有する。本実施形態において、鳥は、特に限定されるものではなく、例えば陸上に生息する鳥だけでなく、水鳥や海鳥も含む。また、鳥は、野生の鳥に限定されるものではなく、例えば放し飼いにされている鳥も含む。図7に示すように、誘引部2は、第2フロート2Aと、シート部材2Bと、土砂部2Cとを有する。実施形態において、誘引部2は、誘引部2の色又は誘引部2の表面素材によって、鳥を誘引するように構成される。実施形態において、誘引部2は陸とは接触しておらず、陸上に生息する鳥の外敵が誘引部2に侵入することが抑制される。また、誘引部2と発電部1とを繋ぐ部材(例えば、係留のためのワイヤや送電ケーブル等)が、水面上又は陸上に存在しない。これにより、陸上に生息する鳥の外敵が、誘引部2と発電部1とを繋ぐ部材をつたって、誘引部2に侵入してしまうことが抑制される。
1-2-1.第2フロート2A
図7~図10に示すように、第2フロート2Aは、複数のフロート2aと、複数の連結部材2bとを有する。第2フロート2Aは、フロート2a及び連結部材2bを複数備えている。つまり、第2フロート2Aは、フロート2a及び連結部材2bを複数有するフロートユニットである。第2フロート2Aにはソーラパネルが搭載されていない。また、第2フロート2Aには、上述したケーブル、パワコン及び接続箱等の積載物も搭載されていない。
フロート2aは第2フロート2Aを構成するフロートの最小単位であり、フロート2aは単位フロートに対応する。フロート2aはフロート1aと同じ形状であってもよいし、異なる形状であってもよい。フロート2aがフロート1aと同じ形状であれば、製造者は金型を流用することができ、製造コストを抑制することができる。複数のフロート2aは碁盤目状に配置されている。実施形態において、第2フロート2Aのフロート2aの数は、9個であるが、その数に限定されず、例えば数十個~千個程度であってもよい。
複数のフロート2aは、第2フロート2Aの直下の水面が隠れるように、敷き詰められている。つまり、複数のフロート1aには離間部Spが形成されているため、第1フロート1Aの直下の水面は離間部Spを介して露出しているが、それに対し、第2フロート2Aの直下の水面は露出していない。これにより、鳥が安心して誘引部2に降りることができ、誘引部2は鳥を誘引しやすくなっている。
第2フロート2Aは、第1フロート1Aに囲まれている。これにより、池や湖の風が発電部1である程度遮られ、誘引部2の風が弱まる。つまり、フロート集合体100は、鳥が休みやすい環境を鳥に提供することができる。なお、実施形態では、第2フロート2Aは、4つの独立した第1フロート1Aに囲まれているが、この形態に限定されるものではない。例えば、第2フロート2Aは、1つの環状の第1フロート1Aの中央部に配置されていてもよい。
鳥は長細い形状には誘引されない場合がある。このため、第2フロート2Aの形状は極端に長細くなっていない。つまり、図10に示すように、第1方向D1における第2フロート2Aの幅Wxと第2方向D2における第2フロート2Aの幅Wyとの比率tは、予め定められた値又は範囲内である。実施形態において、比率tは、(第1方向D1における第2フロート2Aの幅Wx)÷(第2方向D2における第2フロート2Aの幅Wy)で定義する。比率tは、例えば、0.30,0.35,0.40,0.45,0.50,0.55,0.60,0.65,0.70,0.75,0.80,0.85,0.90,0.95,1.00である。また、比率tは、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。このように、比率tが定められることにより、第2フロート2Aの形状が極端に長細くならず、鳥が誘引部2に誘引されやすくなる。
連結部材2bは、第1方向D1に隣接するフロート2a同士を連結する。第1方向D1に隣接するフロート2a同士は接触している。第2方向D2に隣接するフロート1a同士も接触しており、第2方向D2に隣接するフロート2a同士は図示省略のボルト等によって連結される。具体的には、図9に示すように、各フロート2aは第1端部2c及び第2端部2dを有する。隣接するフロート2aのうちの一方のフロート2aの第2端部2dは、他方のフロート2aの第1端部2c上に配置される。そして、第1端部2cと第2端部2dとは接触している。第1端部2cと第2端部2dとが、例えばボルトによって連結される。
鳥は、例えば黒色のように相対的に明度が低い色よりも、白色のように相対的に明度が高い色を好む場合があることが知られている。このため、第2フロート2Aの表面の明度は第1フロート1Aの表面の明度よりも、高いことが好ましい。例えば、第2フロート2Aの表面全体の色は白色が好ましく、第1フロート1Aの表面全体の色は黒色が好ましい。なお、色の種類は白や黒に限定されるものではない。鳥が好む色及び鳥が嫌う色に応じ、第1フロート1Aの表面及び第2フロート2Aの表面の色を適宜設定することができる。例えば、チドリ目カモメ科の鳥は、黒色のように相対的に明度が低い色よりも、白色のように相対的に明度が高い色を好むことが知られている。チドリ目カモメ科の鳥は、例えばアジサシである。本実施形態はチドリ目カモメ科の鳥に対して好適である。
ここで、実施形態において、第2フロート2Aの上面上にはシート部材2Bが配置されるため、第2フロート2Aの上面は露出していない。しかし、第2フロート2Aの側面はシート部材2Bから露出する。このため、第2フロート2Aの表面の明度が第1フロート1Aの表面の明度よりも高ければ、鳥を誘引する効果が期待できる。
実施形態において、第2フロート2Aの外周部と第1フロート1Aの内周部との間の離間距離W(図4参照)は、30m程度となっている。離間距離Wが長過ぎると、誘引部2が鳥を適切に誘引できず、鳥が発電部1に降りてきてしまう可能性が高くなる。また、離間距離Wが短すぎると、誘引部2に降りてきた鳥が発電部1に移動しやすくなるし、加えて、陸上に生息する鳥の外敵が誘引部2に侵入しやすくなる。そこで、離間距離Wは、例えば、5m、10m、20m,25m,30m,35m,40m,45m,50mである。また、離間距離Wは、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
なお、実施形態において、第2フロート2Aの面積は第1フロート1Aの面積よりも狭い。また、フロート2aのうち外周部に設けられているフロートには、係留ワイヤ3が連結されている。
また、実施形態において、第2フロート2A上には各種構成(例えばシート部材2B等)が搭載され、第1フロート1A上にはソーラパネル1B等が搭載されるので、誘引部2の表面の明度(つまり、第2フロート2Aやシート部材2Bを含む全体としての表面の明度)が発電部1の表面の明度(つまり、第1フロート1Aやソーラパネル1Bを含む全体としての表面の明度)よりも、高いことが更に好ましい。
1-2-2.シート部材2B
図7に示すように、シート部材2Bは第2フロート2Aの上面視形状に対応した形状を有する。実施形態において、第2フロート2Aの上面視形状は四角形であるため、シート部材2Bの上面視形状も同様に四角形である。シート部材2Bは第2フロート2A上に配置されており、また、土砂部2Cはシート部材2B上に配置されている。仮に、土砂部2Cが直に第2フロート2A上に配置されていると、土砂部2Cの砂が第2フロート2Aの小さな隙間(例えばフロート2a同士の連結部分)を通過して水面に落下してしまう場合がある。このため、誘引部2は、第2フロート2Aと土砂部2Cとの間にシート部材2Bが介在している。
シート部材2Bの表面の明度は、第1フロート1Aの表面の明度よりも、高いことが好ましい。例えば、シート部材2Bの上表面全体の色は白色が好ましい。実施形態において、シート部材2Bの上面上には土砂部2Cが配置されるため、シート部材2Bの上面は露出していない。ここで、フロート集合体100は池や湖に配置されるため、誘引部2は雨や風にさらされる。このため、土砂部2Cの砂が水面に飛ばされ、シート部材2Bの一部が露出する場合がある。このため、シート部材2Bの表面の明度が第1フロート1Aの明度よりも高ければ、鳥を誘引する効果が期待できる。
実施形態に係るフロート集合体100の誘引部2はシート部材2Bを備えているが、シート部材2Bは必須の構成ではない。土砂部2Cは、第2フロート2A上に直接、設けられていてもよい。
1-2-3.土砂部2C
土砂部2Cは、例えば、土、砂、石、及び草、木等から構成される。土砂部2Cは発電に影響しないような態様となるように、適宜、設計することが可能である。例えば、土砂部2Cは、土砂部2Cの影がソーラパネルにかからないように、設計されていることが好ましい。発電部1の表面素材は例えば樹脂、ガラス及び金属等といった人工物である。それに対し、土砂部2Cの表面素材は土、砂、石、及び草といった自然物であるため、土砂部2Cは鳥を誘引することができる。鳥の中には地面に巣を作ったり、地面に卵を産んだりする生態の鳥もいる。このような生態の鳥は、土砂部2Cに効果的に誘引される。
実施形態に係るフロート集合体100の誘引部2は土砂部2Cを備えているが、土砂部2Cは必須の構成ではない。誘引部2は第2フロート2Aを少なくとも備えていればよい。この場合には、第2フロート2Aの表面の明度を第1フロート1Aの表面の明度よりも高くすることで、誘引部2は鳥を誘引することができる。
1-3.係留ワイヤ3
第1フロート1Aは第2フロート2Aに対して独立して係留されている。つまり、図5及び図6に示すように、第1フロート1Aを係留する係留ワイヤ3と第2フロート2Aを係留する係留ワイヤ3とは別体である。そして、第1フロート1Aを係留する係留ワイヤ3は第1フロート1Aのみを係留し、同様に、第2フロート2Aを係留する係留ワイヤ3は第2フロート2Aのみを係留する。
2.実施形態の効果
実施形態に係るフロート集合体100において、誘引部2は、第2フロート2Aを有し、且つ、誘引部2は、発電部1に併設され、且つ、誘引部2は、鳥を誘引するように構成される。このため、誘引部2に鳥を誘引することができ、鳥が発電部1に降りてきてしまうことを抑制することができる。
このため、鳥がソーラパネル1Bに乗ってソーラパネル1Bを傷つけたり、鳥が第1フロート1Aに乗ってフロート1aを傷つけたりすることが抑制される。その結果、実施形態に係るフロート集合体100は、太陽光発電装置が故障し、太陽光発電装置が発電できなくなることを防止することができる。
また、鳥が発電部1上で食事や糞をし、ソーラパネル1Bが汚されることが抑制される。その結果、実施形態に係るフロート集合体100は、発電効率が低下したり、ソーラパネル1B等の清掃(メンテナンス)のコストが増加したりすることを抑制することができる。
3.変形例
誘引部は第1フロート1Aに必ずしも囲まれている必要はない。図11に示すように、誘引部20は、第1フロート1Aの外側に併設されている。このような形態であっても、実施形態と同様の効果を得ることができる。
実施形態では、鳥を誘引する手段として、誘引部2の色、誘引部2の表面素材及び誘引部2の形状等を示した。これらに加え、発電部1に鳥が苦手とする音を発生する装置を設けてもよい。これにより、誘引部2の誘引度が発電部1の誘引度よりも相対的に大きくなり、鳥が誘引部2に誘引されやすくなる。また、発電部1に鳥が嫌う匂いを付加し、誘引部2に鳥が好む匂いを付加してもよい。発電部1に忌避物(例えば、鳥の外敵となる動物、この動物の模型、鳥の死骸、鳥の死骸の模型)を配置し、誘引部2に誘引物(例えば餌)を配置してもよい。
発電部1は誘引部2を中心として回転可能なように係留されていてもよい。これにより、時間とともに太陽が移動しても、ソーラパネル1Bの受光面を太陽が位置する方向へ向けることができる。
本実施形態において、フロート集合体100は鳥を積極的に誘引する機能を有する形態を例に説明したがこれに限定されるものではない。フロート集合体100は誘引部2の代わりに機能部を備えていてもよい。機能部は、鳥を積極的に誘引することを必須の機能としておらず、任意の機能である。この機能部は、第2フロート2Aを備える点で、誘引部2と共通している。機能部の第2フロート2Aは発電部1の第1フロート1Aから離間している。また、機能部の第2フロート2Aは第1フロート1Aに対して独立して係留される。また、機能部はソーラパネルを備えていてもよいが、機能部の面積当たりのソーラパネル数は、発電部1は、面積当たりのソーラパネル数よりも少ない。換言すると、発電部1の面積当たりのソーラパネル数は、機能部の面積当たりのソーラパネル数よりも多い。
機能部が第2フロート2Aを備えることで、機能部の周辺の水質を改善する効果が期待される。例えば、機能部が浮かべられていることで、機能部の水面下の領域が遮光され、水中のプランクトンの過度な増殖が抑制され、水質改善の効果が期待される。
また、機能部が魚等(例えば、魚、貝類、甲殻類等)の隠れ場として機能し、機能部及びその周辺に魚等が集まってきてくる効果も期待される。例えばプランクトン等を餌とする生物が機能部に集まってくることで、水質改善の効果が期待される。また、機能部は魚等の餌場となるので、鳥が機能部に誘引される効果も期待される。
1 :発電部
1A :第1フロート
1B :ソーラパネル
1a :フロート
1b :連結部材
2 :誘引部
20 :誘引部
2A :第2フロート
2B :シート部材
2C :土砂部
2a :フロート
2b :連結部材
3 :係留ワイヤ
100 :フロート集合体
A :領域
Ar :矢印
D1 :第1方向
D2 :第2方向
W :離間距離
Sp :離間部

Claims (6)

  1. 発電部と、前記発電部に併設された誘引部とを備え、
    前記発電部は、第1フロートと、ソーラパネルとを有し、
    前記ソーラパネルは、第1フロートに設けられ、
    前記誘引部は、第2フロートを有し、発電に影響しない前記誘引部の表面素材によって、鳥を誘引するように構成される、フロート集合体。
  2. 発電部と、前記発電部に併設された誘引部とを備え、
    前記発電部は、第1フロートと、ソーラパネルとを有し、
    前記ソーラパネルは、第1フロートに設けられ、
    前記誘引部は、第1フロートに囲まれている第2フロートを有し、鳥を誘引するように構成される、フロート集合体。
  3. 請求項1または請求項2に記載のフロート集合体であって、
    前記誘引部は、前記誘引部の色によって、鳥を誘引するように構成される、フロート集合体。
  4. 請求項に記載のフロート集合体であって、
    前記誘引部の表面の明度は、前記発電部の表面の明度よりも、高い、フロート集合体。
  5. 請求項1に記載のフロート集合体であって、
    第2フロートは、第1フロートに囲まれている、フロート集合体。
  6. 請求項1~請求項の何れか1つに記載のフロート集合体であって、
    第2フロートは、第1フロートから離間して設けられている、フロート集合体。
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