JP7232920B2 - 骨変形を矯正するための装置及び方法 - Google Patents

Description

関連出願の相互参照
本願は、２０１９年３月４日に出願された米国仮特許出願第６２／８１３，３９５号に対する優先権を主張するものであり、参照により、その全体が本明細書に組み込まれる。

本開示は、概して、外科用器具、より具体的には、外反母趾角を矯正するための装置及び方法に関する。

人間の足の外反母趾の変形は、第１の足の指（親指）が第２の足の指に向かって傾いている、ずれた位置にある状態に関連している。第１中足骨は矢状面中央に向かってそれており、足の親指は矢状面中央から離れてそれる。これは頻繁に、滑液包の腫れまたは中足指節関節の骨の異常による隆起を伴う。

外反母趾の治療には様々な非外科的方法が使用されるが、継続的な痛みや目に見える変形の場合、状態の外科的矯正を患者が求めることがある。外科的方法は、第１中足骨の骨の拡大を取り除くこと、隣接する中足骨に対して第１中足骨を再整列させること、及び／または第１中足骨及び隣接するつま先に対して足の親指をまっすぐにすることを含み得る。

外反母趾の変形を治療するそのような方法の１つは、ラピダス法として知られている。ラピダス法では、第１中足骨が再調整され、次に第１足根骨－中足骨関節が融合して関節の動きが減少する。これにより、第１中足骨とつま先がまっすぐになり、外反母趾の変形が軽減または解消される。

一態様では、外反母趾の変形を矯正するための装置は、細長い部材、第１のアーム部材、第２のアーム部材、及び回転ガイドを含む。細長い部材は、第１の端部から第２の端部まで延びる。第１のアーム部材は、アーム軸を有し、細長い部材の第１の端部に結合され、細長い部材から直交方向に延びてアーム軸が直交方向に延びるようにする。第２のアーム部材は、第２のアーム部材が細長い部材の第１の端部と第２の端部との間で細長い部材に沿って並進できるように、細長い部材と係合するように構成される。第２のアーム部材は、細長い部材と並進可能に係合するように構成された取り付け部分と、取り付け部分から第１のアーム部材と同じ直交方向に延びる延長部とを含み、延長部の遠位端は、使用中に骨と係合するように構成される。回転ガイドは、第１のアーム部材に対して回転するように構成されるように、回転ガイドが第１のアーム部材に結合されて、縦軸を有するボアを画定し、ボアの縦軸に沿ってＫワイヤを受け入れるように構成される。第１のアーム部材に対する回転ガイドの回転により、縦軸が回転軸を中心に回転する。

他の態様では、外反母趾の変形を矯正するための装置は、細長い部材、第１のアーム部材、第２のアーム部材、及び回転ガイド、及びロッキング機構を含む。細長い部材は、第１の端部から第２の端部まで延びる。第１のアーム部材は、アーム軸を有し、細長い部材の第１の端部に結合され、細長い部材から直交方向に延びてアーム軸が直交方向に延びるようにする。第１のアーム部材は、第１のアーム部材の第１の端部から第１のアーム部材の第２の端部まで延びるアーム軸を中心に回転するように構成される。第２のアーム部材は、第２のアーム部材が細長い部材の第１の端部と第２の端部との間で細長い部材に沿って並進できるように、細長い部材と係合するように構成される。第２のアーム部材は、細長い部材と並進可能に係合するように構成された取り付け部分と、取り付け部分から延びる延長部とを含む。回転ガイドは、回転ガイドが回転軸の周りで第１のアーム部材に対して回転するように構成されるように、第１のアーム部材と係合する弓状部分を含む。回転ガイドは、Ｋワイヤを受け入れるように構成されたボアを画定する。ロッキング機構は、第１のアーム部材のアーム軸周りの回転と、回転ガイドの回転軸周りの回転とを、選択的に制限するように構成されている。

別の態様では、外反母趾の変形を矯正するための方法は、第１中足骨にＫワイヤを挿入することを含む。方法は、第２中足骨と第２のアーム部材の係合部を係合することをさらに含む。方法はさらに、Ｋワイヤが、回転ガイド、第１のアーム部材に回転可能に結合された回転ガイドのボアに配置されるようにＫワイヤ上に回転ガイドをスライドさせることを含む。この方法は、第２のアーム部材の取り付け部分を通して細長い部材を挿入することをさらに含み、細長い部材は、第１の端部及び第２の端部を有し、第１のアーム部材は、第１の端部に結合される。方法は、第１中足骨と第２中足骨との間の第２の距離を減少させるために、第１のアーム部材と第２のアーム部材との間の第１の距離を減少させることをさらに含む。方法は、第１中足骨の縦軸の周りに第１中足骨を回転させる第１のアーム部材に対して回転ガイドを回転させることをさらに含む。

別の態様では、外反母趾の変形を矯正するための装置は、細長い部材、第１のアーム部材、第２のアーム部材、及び回転ガイドを含む。細長い部材は、第１の端部から第２の端部まで延びる。第１のアーム部材は、細長い部材の第１の端部に結合され、細長い部材から延びる。第１のアーム部材は、スロットを画定する弓状部分と、使用中に第１の骨と接触するように構成された少なくとも１つの接触アームとを含む。トラックは、弓状部分と少なくとも１つの接触アームの間に画定される。第２のアーム部材は、第２のアーム部材が細長い部材の第１の端部と第２の端部との間で細長い部材に沿って並進できるように、細長い部材と係合するように構成される。第２のアーム部材は、細長い部材と並進可能に係合するように構成された取り付け部分と、取り付け部分から延びる延長部とを含む。延長部の遠位端は、使用中に第２の骨と係合するように構成されている。回転ガイドは、第１のアーム部材の弓状部分に結合され、回転ガイドが弓状部分に対して回転するように構成されるように、少なくとも１つの接触アームが弓状部分によって画定されるトラックに少なくとも部分的に配置される。回転ガイドは、縦軸を有し、ボアの縦軸に沿ってＫワイヤを受け入れるように構成されたボアを画定する。第１のアーム部材に対する回転ガイドの回転により、縦軸が回転軸を中心に回転する。回転ガイドは、使用中に第１の骨から離間して配置される。

本明細書に記載の装置及び方法のこれらの特徴や利点、また他の特徴や利点は、好ましい実施形態の以下の詳細な説明において、より完全近く開示される、またはそれによって明らかにされ、同様の番号が同様の部分を指す添付の図面と一緒に考察される。

一実施形態による、骨変形を矯正するための装置の正面図を示す。 図１の装置の上面図を示す。 図１の装置の細長い部材の斜視図を示す。 図１の装置の第１のアーム部材の斜視図を示す。 図４の第１のアーム部材の正面図を示す。 図４の第１のアーム部材の側面図を示す。 図４の第１のアーム部材の上面図を示す。 図１の装置の回転ガイドの斜視図を示す。 図８の回転ガイドのワイヤリテーナの側面図を示す。 図９のワイヤリテーナの側面断面図を示す。 図８の回転ガイドの弓状部分の斜視図を示す。 図１１の弓状部分の上面図を示す。 図１１の弓状部分の正面図を示す。 図１の装置の第２のアーム部材の斜視図を示す。 図１４の第２のアーム部材の側面図を示す。 図１４の第２のアーム部材の正面断面図を示す。 図１の装置のボタンの斜視図を示す。 図１７のボタンの側面図を示す。 図１７のボタンの正面断面図を示す。 図１の装置の側面断面図を示す。 図１の装置のロッキングポストの正面図を示す。 図２１のロッキングポストの上面図を示す。 図１の装置の正面断面図を示す。 別の実施形態による、骨変形を矯正するための装置の正面図を示す。 図２４の装置の上面図を示す。 図２４の装置の正面断面図を示す。 別の実施形態による、骨変形を矯正するための装置の正面図を示す。 図２７の装置の第１のアーム部材の斜視図を示す。 図２７の装置の正面断面図を示す。 使用の際の図１の装置の上面図を示す。 第２のアーム部材が第２中足骨に係合する使用の第１のステップにおける、図１の装置を示す。 Ｋワイヤがワイヤリテーナに受け入れられる、使用の第２のステップにおける図１の装置を示す。 細長い部材が第２のアーム部材に結合される、使用の第３のステップにおける図１の装置を示す。 中足骨間角度が減少する、使用の第４のステップにおける図１の装置を示す。 第１中足骨がその縦軸を中心に回転する、使用の第５のステップにおける図１の装置を示す。 第１中足骨がその縦軸を中心に回転する、使用の第５のステップにおける図１の装置を示す。 本明細書に記載される別の実施形態による、骨変形を矯正するための装置の正面図を示す。 回転ガイドが第１の位置にある状態の、図３６の装置の第１のアーム部材の正面斜視図を示す。 回転ガイドが第２の位置にある状態の、図３６の装置の第１のアーム部材の正面斜視図を示す。

好ましい実施形態のこの説明は、本発明の書面による説明全体の一部と見なされるべき添付の図面に関連して読むことを意図している。図面の図は必ずしも原寸に比例しておらず、本発明の特定の特徴は、明瞭さと簡潔さのために、縮尺において誇張されて、またはいくらか概略的な形で示されていることがある。説明において、「水平（ｈｏｒｉｚｏｎｔａｌ）」、「垂直（ｖｅｒｔｉｃａｌ）」、「上（ｕｐ）」、「下（ｄｏｗｎ）」、「上（ｔｏｐ）」、及び「下（ｂｏｔｔｏｍ）」などの相対的な用語、ならびにそれらの派生語（例えば、「水平に（ｈｏｒｉｚｏｎｔａｌｌｙ）」、「下向き（ｄｏｗｎｗａｒｄｌｙ）」、「上向き（ｕｐｗａｒｄｌｙ）」など）は、その時点で説明されている方向、または考察中の図面に示されている方向を指すと解釈されるべきである。これらの相対的な用語は説明の便宜上のものであり、通常、特定の方向を要求することを意図したものではない。「内向き（ｉｎｗａｒｄｌｙ）」対「外向き（ｏｕｔｗａｒｄｌｙ）」、「縦方向（ｌｏｎｇｉｔｕｄｉｎａｌ）」対「横方向（ｌａｔｅｒａｌ）」などを含む用語は、適宜、互いに対して、または伸長軸、あるいは回転の軸または中心に対して解釈されるべきである。「接続された」及び「相互接続された」などの取り付け、結合などに関する用語は、特に明記されていない限り、構造が、介在する構造を介して直接的または間接的に互いに固定または取り付けられている関係、ならびに可動または強固の両方の取り付けまたは関係を指す。

本明細書に記載の装置は、骨変形の矯正に使用するように構成されている。装置は、任意の骨の変形を矯正するために使用することができるが、それらは、足の第１中足骨及び第２中足骨の間の増加した中足骨間角度を矯正する際に使用するのに特に適している。装置は、ラピダス法として知られているものに、利用することができる。さらに、装置を使用して、第１中足骨の縦軸を中心に第１中足骨を回転させて、足の解剖学的構造をさらに再調整することができる。

一態様では、図１～２に示すように、外反母趾の変形を矯正するための装置１００は、細長い部材１０２、第１のアーム部材１０４、第２のアーム部材１０６、及び回転ガイド１０８を含む。装置１００はまた、ロッキングポスト１１２及びノブ１１４を含むロッキング機構１１０を含む。

図３に示されているように、細長い部材１０２は、第１の端部１１６から第２の端部１１８まで延びる。細長い部材１０２は、複数のラチェット歯１２０を含む。本明細書でさらに説明するように、第２のアーム部材１０６は、複数のラチェット歯１２０と選択的に係合して、細長い部材１０２に沿った第２のアーム部材１０６の並進を制限するように構成される。図３に示されているように、細長い部材１０２は、その第１の端部１１６にボア１２２を含む。

第１のアーム部材１０４は、図４～７にてさらに詳細に示されている。図５に示されているように、第１のアーム部材１０４は、第１のアーム部材１０４の第１の端部１２６から第１のアーム部材１０４の第２の端部１２８まで延びるアーム軸１２４を有する。図１に示されているように、第１のアーム部材１０４は、細長い部材１０２の第１の端部１１６に結合され、第１のアーム部材１０４の第１の端部１２６は、細長い部材１０２に隣接する。細長い部材１０２に結合されているとき、第１のアーム部材１０４は、細長い部材１０２から離れて延び、その結果、第１のアーム部材１０４のアーム軸１２４は、細長い部材１０２から離れて延びる（例えば、細長い部材１０２の長さに対して直角の方向に）。図４～６に示されているように、第１のアーム部材１０４は、第１のアーム部材１０４の外面に溝１３０を含む。本明細書でさらに説明するように、使用中、回転ガイド１０８は外部溝１３０にまたがり、外部溝１３０は回転ガイド１０８の回転を拘束及び誘導する。図７に最もよく示されているように、第１のアーム部材１０４はまた、それを通って延びるボア１３２を含む。本明細書でさらに説明するように、ボア１３２は、図１に示すようなロッキングポスト１１２の通過を可能にするように構成されている。第１のアーム部材１０４の第２の端部１２８は、ギャップによって分離された２つのプロング１３３ａ、１３３ｂを含む。溝１３０は、プロング１３３ａ、１３３ｂにおいて画定され得る。

図８に示されているように、回転ガイド１０８は、ワイヤリテーナ１３４及び弓状部分１３６を含む。図９及び図１０に示されているように、ワイヤリテーナ１３４は、本体１３８と、本体１３８を通って延びるボア１４０とを含む。ボア１４０は、その中にＫワイヤを受け入れるようにサイズ決め及び構成されている。ボア１４０は、適切なサイズのＫワイヤを受け入れるための任意の適切な直径であり得る。ボア１４０は、縦軸１４２を画定する。ワイヤリテーナ１３４はまた、骨係合面１４４を含む。骨係合面１４４は、骨に合うように成形することができる。例えば、骨係合面１４４は、図１０に示されているように、凹面であり得る。骨係合面１４４は、本体１３８の他の部分よりも大きな直径を有する本体１３８の端部にある。

弓状部分１３６は、図１１～１３にてさらに詳細に示されている。弓状部分１３６は、内面１４６、外面１４８、及びそれらの間に延びるスロット１５０を含む。図３５Ａ及び３５Ｂに示されているように、第１のアーム部材１０４は、第１のアーム部材１０４に対する弓状部分１３６の回転を可能にするために、スロット１５０にスライド可能に受け入れられる。代替的、または追加的に、第１のアーム部材１０４は、スロット１５０内の弓状部分１３６に沿って移動することができる。少なくとも１つの実施形態では、図１１に示されているように、スロット１５０は一端が開いている。そのような実施形態では、以下でより詳細に説明するように、ワイヤリテーナ１３４は、スロット１５０の開口端で弓状部分１３６に結合されている。内面１４６及び外面１４８は湾曲しており、それぞれがシリンダの一部を画定している。回転軸１５２は、シリンダの中心に画定されている。内面１４６及び外面１４８の半径は、使用中に適切な間隔及びクリアランスを設けるように選択することができる。例えば、一実施形態では、外面１４８は、０．５インチから１．５インチの間の半径を有する。別の実施形態では、内面１４６は、約１．０インチの半径を有する。

図８に示されているように、ワイヤリテーナ１３４は、ボア１４０の縦軸１４２が弓状部分１３６の回転軸１５２と交差するように、スロット１５０の開口端で弓状部分１３６に結合される。少なくとも１つの実施形態では、縦軸１４２は、回転軸１５２に直交している。さらに、一実施形態では、組み立てられると、縦軸１４２及び回転軸１５２の一方または両方がアーム軸１２４と交差する。ワイヤリテーナ１３４は、任意の適切な方法によって弓状部分１３６に結合することができる。例えば、ワイヤリテーナ１３４は、溶接、ボンディング、または他の任意の適切な方法によって弓状部分１３６に結合することができる。代替の実施形態では、ワイヤリテーナ１３４及び弓状部分１３６は、例えば、鋳造、射出成形、または添加剤製造（例えば、３Ｄ印刷）によって一体的に形成される。

図１４～１６に示されているように、第２のアーム部材１０６は、取り付け部分１５４及び延長部１５６を含む。取り付け部分１５４は、細長い部材１０２と並進可能に係合するように構成される。一実施形態では、取り付け部分１５４は、細長い部材１０２を受け入れるように構成された通路１５８を含む。延長部１５６は、例えば、細長い部材１０２に対して直交する方向に、細長い部材１０２から離れて延びる。一実施形態では、延長部１５６は、第１のアーム部材１０４のアーム軸１２４と同じ直交方向に、それらが平行になるように延びる。延長部１５６の遠位端（すなわち、取り付け部分１５４の反対側の延長部１５６の端部）は、使用中に第２の骨と係合するように構成される。延長部１５６は、第２の骨に合うように成形された凹状部分１６０を含む。凹状部分１６０は、半径が延長部１５６の端部の近くで増加するように、可変の半径を有することができる。さらに、第２のアーム部材１０６が細長い部材１０２と係合されるとき、突起１６２が第１のアーム部材１０４の第２の端部１２８に向かって延びる（すなわち、細長い部材１０２に対して平行）よう、突起１６２が延長部１５６から突出する。あるいは、突起１６２は、回転軸１５２に向かって延びることができる。使用中、突起１６２は、第２の骨の上部に接触するように構成される。一実施形態では、延長部１５６は、図１５に最もよく示されているように、先細になっており、延長部１５６が、細長い部材１０２から最も遠い端部の点に到達する。延長部１５６の先細及び尖った構成は、それが使用中に小さな切開を通して挿入されることを可能にする。

第２のアーム部材１０６は、細長い部材１０２の複数のラチェット歯１２０と係合して、第２のアーム部材１０６と第１のアーム部材１０４との間の距離を制御するように構成される。複数のラチェット歯１２０を係合するための任意の適切な手段を使用することができる。一実施形態では、図１７～１９に示されるボタン１６４は、第２のアーム部材１０６に結合され、複数のラチェット歯１２０と係合するように構成される。ボタン１６４は、第２のアーム部材１０６の取り付け部分１５４の凹部１６６（図１６に示される）に配置されている。ボタン１６４は、細長い部材１０２を受け入れるように構成された通路１６８を含む。ボタン１６４はまた、通路１６８に隣接し、１つまたは複数のラチェット歯１２０と係合するように構成された１つまたは複数の歯１７０を含む。ボタン１６４はまた、スロット１７２を含む。図２０に示されているように、組み立て中に、ピン１７４は、取り付け部分１５４の孔１７６（図１５及び１６に示される）を通して、スロット１７２に挿入される。ボタン１６４が押されると、ピン１７４とスロット１７２との相互作用がボタン１６４の並進を誘導する。少なくとも１つの実施形態では、コイルばねなどのバイアス部材１７８は、ボタン１６４を、歯１７０が細長い部材１０２と係合する位置にバイアスする。

図２１に示されているように、ロッキングポスト１１２は、ノブ１１４と係合するように構成された螺合端部１８２を有するシャフト１８０を含む。図２１及び２２に示されているように、シャフト１８０の反対側の端部において、ロッキングポスト１１２は、シャフト１８０から延びるロッキングタブ１８４を有する。装置１００が組み立てられると、ロッキングタブ１８４は、第１のアーム部材１０４の第２の端部においてプロング１３３ａ、１３３ｂの間の空間に配置される（図４及び５を参照）。ロッキングタブ１８４はプロング１３３ａ、１３３ｂの間に配置されているので、ロッキングポスト１１２及び第１のアーム部材１０４は一緒に回転する。本明細書でより詳細に説明するように、ノブ１１４が回転したときに（例えば、時計回りまたは反時計回りの方向に）、ロッキングポスト１１２は上方に引っ張られ、ロッキングタブ１８４は回転ガイド１０８の弓状部分１３６に接触し、第１のアーム部材１０４と回転ガイド１０８の両方の回転を制限する。ロッキングタブ１８４は、弓状部分１３６と係合するための滑らかな接触面を設けるための湾曲した上面を含む。図２１に示されているように、ロッキングポスト１１２はまた、縮小された直径のセクション１８６を含む。図２３に示されているように、組み立てられると、ノブ１１４に結合されたリテーナ１８８（ピン、止めねじ、またはボール戻り止めなど）が、ノブ１１４及びロッキングポスト１１２の不注意な分解を防ぐために縮小された直径のセクション１８６に配置される。

上記のように、組み立てられると、第１のアーム部材１０４は、アーム軸１２４の周りを回転するように構成され、回転ガイド１０８は、回転軸１５２の周りを回転するように構成される。ノブ１１４を回転させてロッキングポスト１１２を締め付けると、ロッキングタブ１８４は、弓状部分１３６の内面１４６に接触し、上向きの力を加える。この力により、弓状部分１３６の外面１４８は、第１のアーム部材１０４の溝１３０の上部と接触する。これにより、回転ガイド１０８は、回転軸１５２の周りでの回転を防ぐために、第１のアーム部材１０４に対して所定の位置にロックされる。さらに、この上向きの力はまた、第１のアーム部材の上部を細長い部材１０２に押し付けさせ、それにより、アーム軸１２４の周りでの第１のアーム部材１０４の回転を制限する。ロッキング機構１１０は、ロッキングポスト１１２及びノブ１１４の螺合での係合によって、このロックされた構成で保持することができる。代替的に、または追加的に、ロッキング機構１１０を固定するさらなる方法を使用することができる。

外反母趾の変形を矯正するための装置の追加の実施形態が、図２４～２９及び図３６～３８に示されている。これらの実施形態の態様は、装置１００の態様と類似している場合があり、重複する説明は本明細書では繰り返されない。これらの図及び付随する説明では、関連する参照符号の先頭の桁が増分されている（例えば、１０２、２０２、３０２）。これらの付加的な実施形態の特徴または態様は、上記の説明と同様であってもよいが、それらは同一である必要はない。さらに、様々な実施形態の特徴を組み合わせることができる。さらに、図２４～２９の実施形態は、図１～２３を参照して示されていて、図２４～２９には示されていない特徴または構成要素を含むことができ、その逆も然りである。

図２４に示されているように、装置２００は、第１のアーム部材２０４と一体的に形成されるか、またはそれに固定して結合される弓状部分２３６を含む。回転ガイド２０８は、弓状部分２３６にスライド可能に結合されている。図２５の上面図に示されているように、弓状部分は、回転ガイド２０８が部分的に配置されるスロット２５０を含む。図２６に示されているように、回転ガイド２０８は、ナット２３１、ワイヤリテーナ２３４、及びスリーブ２３３を含む。ワイヤリテーナ２３４は、Ｋワイヤを受け入れるように構成されたボア２４０を含む。リテーナ２３４は、スロット２５０を通って延び、例えば、螺合式の接続を介してナット２３１と係合する。スリーブ２３３は、ナット２３１の反対側の弓状部分２３６の側部でワイヤリテーナ２３４を少なくとも部分的に取り囲んでいる。スリーブ２３３は、弓状部分２３６上の１つまたは複数のラチェット歯２３７（図２５に示される）と係合して、弓状部分２３６に沿った回転ガイド２０８の並進を制限する。回転ガイド２０８はまた、ばねなどのバイアス部材２８８を含み得、スリーブ２３３がラチェット歯２３７と係合する位置に向かってスリーブ２３３をバイアスする。回転ガイド２０８の位置を変更するために、使用者は、スリーブ２３３を弓状部分２３６から引き離して、スリーブ２３３をラチェット歯２３７から外すことができる。

装置２００はまた、ノブ２１４及びロッキングポスト２１２を含むロッキング機構２１０を含む。ロッキングポスト２１２は、ノブ２１４に螺合式に結合され、細長い部材２０２のボアを通って延びる。ロッキングポスト２１２は、ロッキングポスト２１２と第１のアーム部材２０４が一緒に回転するように、第１のアーム部材２０４に結合されている。ロッキングポスト２１２及び第１のアーム部材２０４は、任意の適切な方法で結合することができる。例えば、ピン２９０は、図２４に示されているように、ロッキングポスト２１２と第１のアーム部材２０４とを結合するために使用され得る。第１のアーム部材２０４は、ロッキング機構２１０がロック解除構成にあるとき、アーム軸２２４を中心に回転することができる。第１のアーム部材２０４の回転をロックするために、使用者は、ノブ２１４を回転させて、第１のアーム部材２０４を細長い部材２０２に対して締め付ける。ロッキング機構２１０は、ねじ山間の摩擦力によってロック構成に保持することができ、あるいは、追加的または代替的に、ピンまたはラチェット歯などの他の保持手段を使用することができる。

別の実施形態では、図２７～２９に示されているように、装置３００は、第１のアーム部材３０４及び回転ガイド３０８を含む。第１のアーム部材３０４は、スロット３５０（図２８に示される）を画定する弓状部分３３６を含む。図２９に示されているように、回転ガイド３０８は、ナット３３１、及びリテーナ３３４を含む。ナット３３１はボア３４０ａを含み、リテーナは軸方向に整列したボア３４０ｂを含む。ボア３４０ａ、３４０ｂは、その中にＫワイヤを受け入れるように構成されている。図２９の断面図に最もよく示されているように、リテーナ３３４及びナット３３１は螺合式に係合され、リテーナ３３４及びナット３３１のうちの少なくとも１つは、弓状部分３３６のスロット３５０を通って延びる。回転ガイド３０８を所定の位置にロックするために、リテーナ３３４とナット３３１との螺合式係合を締めて（例えば、時計回りまたは反時計回りの回転によって）、ナット３３１を弓状部分３３６の内面３４６に、リテーナ３３４を弓状部分３３６の外面３４８に押し付ける。リテーナ３３４は、リテーナ３３４の締め付けを補助するための駆動用器具を受け入れるための凹部を含むことができる。

装置３００は、第１のアーム部材３０４の回転を係止するためのロッキング機構３１０を含む。ロッキング機構３１０は、ノブ３１４及びねじ山ロッド（図示せず）を含む。ねじ山ロッドは、ノブ３１４に堅固に結合され、細長い部材３０２のボアを通って延びる。ねじ山ロッドは、第１のアーム部材３０４に螺合式で結合されている。第１のアーム部材３０４の回転をロックするために、使用者は、ノブ３１４を回転させて、第１のアーム部材３０４を細長い部材３０２に対して締め付ける。

別の実施形態では、図３６～３８に示されているが、装置３００は、接触アーム３９０をさらに含む。接触アーム３９０は、装置３００が使用されているときに、接触アーム３９０が患者と接触する（例えば、第１中足骨）ように配置される。図３６～３８が第１の接触アーム３９０－１及び第２の接触アーム３９０－２を示している一方、装置３００は、単一の接触アーム３９０のみまたは２つより多い接触アーム３９０を含むことができることを理解されたい。トラック３９２は、接触アーム３９０と弓状部分３３６の間に画定される。回転ガイド３０８のナット３３１は、接触アーム３９０と弓状部分３３６の内面３４６（図２７に示される）との間に形成されたトラック３９２内で並進する。結果として、ナット３３１は、使用中に患者と接触しない。代わりに、第１中足骨（例えば、図３１に示される第１中足骨６０２）の回転中に、骨は接触アーム３９０と接触している。これは、中足骨間の角度の減少中に骨に加えられる力を分散させるために、骨と第１のアーム部材３０４との間の接触表面積を増加させることを含む多くの利点を提供することができる。様々な実施形態において、接触アーム３９０は、骨が回転するための滑らかな表面を設け、骨との接触面積をさらに増加させるように、凹状の内面を有する。いくつかの実施形態では、接触アーム３９０は、弓状部分３３６と同心である。

第１の接触アーム３９０－１及び第２の接触アーム３９０－２は、それらの間にスロット３９３を画定して、Ｋワイヤ６００（図３７及び３８に示される）または他のピンが回転ガイド３０８のボア３４０ａ、３４０ｂ（図２９に示されている）、スロット３９３を通って、骨の内部、例えば第１中足骨を通ることを可能にする。Ｋワイヤ６００は、回転ガイド３０８が回転して骨を回転させるときに、スロット３９３の内部で並進することができる。

図３６～３８に示される実施形態では、接触アーム３９０は、第１のアーム部材３０４の弓状部分３３６に結合される。接触アーム３９０は、細長い部材３０２から離れた弓状部分３３６の端部にある接続部分３９４によって弓状部分３３６に接続することができる。接触アーム３９０は、接続部分３９４に結合された第１の端部３９６から、細長い部材３０２により近い第２の自由端部３９８まで延びる。あるいは、他の実施形態（図示せず）にて、接触アーム３９０は細長い部材３０２により近い第１のアーム部材３０４の部分に結合する（すなわち、弓状部分３３６の上部）ことができる。

図３７は、回転ガイド３０８が第１の位置にあり、弓状部分３３６及びトラック３９２の底部に向かっている装置３００を示している。これは、前面における第１中足骨の回転前の回転ガイド３０８の凡その位置であり得る（すなわち、縦軸の周り）。図３８は、第２の位置にあり、弓状部分３３６及びトラック３９２の上部に近付いている回転ガイド３０８を示す。これは、前面における第１中足骨の回転後の回転ガイド３０８の凡その位置であり得る（すなわち、縦軸の周り）。

本明細書に示される他の実施形態、例えば、図１に示される装置１００や図２４に示される装置２００などは、接触アームを含めてよく、使用中に回転ガイドが第１中足骨から離間するようにすることができることを理解されたい。例えば、図１に示される実施形態では、接触アームは、第１のアーム部材１０４から延びることができる。図２４に示す実施形態では、接触アームは、第１のアーム部材２０４から（例えば、弓状部分２３６から）延びることができる。

別の態様では、前述の装置を使用する方法が提供される。これらの装置は、外反母趾角、外反母趾変形、及び／または中足骨間角の増加の矯正に使用することができる。そのような中足間角度４００が図３０に示されている。装置１００の使用のステップは、図３１～３５に示されている。当業者は、本明細書に記載されている他の実施形態を同様の方法で使用できることを理解するであろう。

図３１に示されているように、Ｋワイヤ６００は、第１中足骨６０２に挿入される。一実施形態では、Ｋワイヤ６００は、内側から外側の向きで挿入される。Ｋワイヤ６００は、例えば、第１中足骨６０２の頭部に挿入することができる。一実施形態では、Ｋワイヤ６００は、第１中足骨６０２の縦軸に直交して挿入される。

また、図３１に示されているように、第２のアーム部材１０６の延長部１５６は、第２中足骨６０４と係合する。凹状部分１６０（図１６を参照）は、第２中足骨６０４の外側面に接触する。さらに、突起１６２は、突起１６２が第１中足骨６０２に向かって延びるように、第２中足骨６０４の上側に接触する。

図３２に示されているように、ワイヤリテーナ１３４のボア１４０（図１０を参照）は、Ｋワイヤ６００上をスライドして、回転ガイド１０８を第１中足骨６０２に結合する。さらに、図３２及び３３に示されているように、第１のアーム部材１０４を介して回転ガイド１０８に結合された細長い部材１０２は、第２のアーム部材１０６の取り付け部分１５４と係合する。図３４に示すように、回転ガイド１０８の骨係合面１４４が第１中足骨６０２に接触するまで、第１のアーム部材１０４を第２のアーム部材１０６に近づける。装置３００が使用される場合などの他の実施形態では、方法は、接触アーム３９０を第１中足骨６０２から離間させた回転ガイド３０８で第１中足骨６０２と接触させることを含むことができる。

続いて、第１のアーム部材１０４と第２のアーム部材１０６との間の距離４０６が減少し、それにより、第１中足骨６０２と第２中足骨６０４の頭部の間の距離が減少する。これは、所望の中足骨間角度４００が達成されるまで続けられる。中足骨間角度４００が減少すると、第１のアーム部材１０４は、アーム軸１２４（図５を参照）の周りを回転して、アーム軸１２４に直交する平面における、細長い部材１０２に対するＫワイヤ６００の変化する角度４０２（図３０を参照）に対応する。

中足骨間角度４００が所望の位置にある状態で、回転ガイド１０８を回転軸１５２の周りで回転させて、図３５Ａに示されている第１の回転位置から、図３５Ｂに示されている第２の回転位置へ、第１中足骨６０２を回転させることができる。回転ガイド１０８の回転は、第１中足骨６０２を実質的に第１中足骨６０２の縦軸の周りで回転させる。言い換えれば、第１中足骨６０２は前面で回転している。この前面の回転は、例えば、種子骨を中足骨頭の下に配置することにより、第１中足骨６０２を適切な位置に揃える。そうすることで、Ｋワイヤ６００は、第１中足骨６０２を回転させるためのレバーとして機能する。第１中足骨６０２が所望の位置にある状態で、ノブ１１４を締めて、第１のアーム部材１０４及び回転ガイド１０８の回転を制限することができる。図２７及び３６に示されるものなどの実施形態では、回転ガイド３０８のリテーナ３３４はまた、弓状部分３３６に対する回転ガイド３０８の動きを制限するために締めることができる。第１中足骨６０２の前面回転は、中足骨間角度が減少する前、最中、または後に行うことができることを理解されたい。場合によっては、中足骨間角度が減少すると、第１中足骨と楔形の界面の幾何学形状により、中足骨が前面で（つまり、第１中足骨の縦軸の周りで）回転する。

次に、当業者によって理解されるように、骨スクリュー、プレート、または他のハードウェア及びインプラントを使用して、第１中足骨６０２の位置を固定することができる。

デバイス、キット、システム、及び方法を、例示的な実施形態に関して説明してきたが、それらはそれに限定されるものではない。むしろ、添付の特許請求の範囲は、デバイス、キット、システム、及び方法の他の変形及び実施形態を含むように広く解釈されるべきであり、これらは、デバイス、キット、システム、及び方法の同等物の範囲から逸脱することなく、当業者によって作製され得る。

Claims (22)

1. 外反母趾の変形を矯正するための装置であって、
   第１の端部から第２の端部まで延びる細長い部材、
   アーム軸を有し、前記細長い部材の前記第１の端部に結合され、前記細長い部材から直交方向に延びて前記アーム軸が前記直交方向に延びるようにする、第１のアーム部材、
   前記細長い部材の前記第１の端部と前記第２の端部との間で前記細長い部材に沿って並進できるように、前記細長い部材と係合するように構成された第２のアーム部材であって、前記細長い部材と並進可能に係合するように構成された取り付け部分と、前記取り付け部分から前記第１のアーム部材と同じ直交方向に延びる延長部とを含み、前記延長部の遠位端が使用中に骨と係合するように構成される、前記第２のアーム部材、及び
   前記第１のアーム部材に対して回転するように構成されるように前記第１のアーム部材に結合される回転ガイドであって、縦軸を有するボアを画定し、前記ボアの縦軸に沿ってＫワイヤを受け入れるように構成される、前記回転ガイド
   を含み、前記第１のアーム部材に対する前記回転ガイドの回転は、前記縦軸を回転軸の周りで回転させる、
   前記装置。
2. 前記第１のアーム部材は、第１の端部から第２の端部まで延在し、前記第１の端部は、前記細長い部材の前記第１の端部に回転可能に結合され、前記アーム軸は、前記第１の端部から前記第２の端部まで延び、前記第１のアーム部材が、前記アーム軸の周りを回転するように構成される、請求項１に記載の装置。
3. 前記アーム軸の周りの前記第１のアーム部材の回転を選択的に制限するように構成されたロッキング機構をさらに備える、請求項２に記載の装置。
4. 前記ロッキング機構が、前記回転軸の周りの前記回転ガイドの回転を選択的に制限するようにさらに構成された、請求項３に記載の装置。
5. 前記ロッキング機構は、ノブ及びロッキングポストを含み、前記ロッキングポストは、前記ノブと螺合式に係合し、前記ノブの回転は、前記ロッキングポストのロッキングタブを、前記回転ガイドの弓状部分に係合させて、前記回転ガイドの回転を抑制する、請求項４に記載の装置。
6. ロッキング機構が、前記回転軸の周りの前記回転ガイドの回転を選択的に制限するように構成された、前記ロッキング機構をさらに含む、請求項１に記載の装置。
7. 前記ロッキング機構は、ロッキングポスト及びノブを含み、前記ロッキングポストは、前記ノブと螺合式に係合し、前記ノブの回転は、前記ロッキングポストのロッキング表面を、前記回転ガイドの弓状部分に係合させて、前記回転ガイドの回転を抑制する、請求項６に記載の装置。
8. 前記回転ガイドは、前記第１のアーム部材に対して回転するように構成された弓状部分を含む、請求項１に記載の装置。
9. 前記弓状部分がスロットを画定し、前記第１のアーム部材が、前記第１のアーム部材に対する前記弓状部分の前記回転を可能にするために前記スロットにスライド可能に受け入れられる、請求項８に記載の装置。
10. 前記第１のアーム部材は、前記回転ガイドの前記弓状部分をスライド可能に受け入れるために、その外側に少なくとも１つの溝を含む、請求項９に記載の装置。
11. 前記第１のアーム部材は、弓状部分を含み、前記回転ガイドは、前記回転ガイドが前記弓状部分に沿って移動可能であるように、前記弓状部分と係合する、請求項１に記載の装置。
12. 前記第１のアーム部材の前記弓状部分は、前記弓状部分に沿って延びるスロットを画定し、前記回転ガイドの一部分は、前記スロットを通って延びる、請求項１１に記載の装置。
13. 前記第１のアーム部材は、使用中に第２の骨に接触するように構成された少なくとも１つの接触アームをさらに含み、トラックは、前記少なくとも１つの接触アームと前記弓状部分との間に画定され、前記回転ガイドの一部分は前記トラックの内部に配置され、前記トラックの内部で並進するように適合されている、請求項１２に記載の装置。
14. 前記少なくとも１つの接触アームは、第１の接触アーム及び第２の接触アームを含み、前記第１の接触アームと前記第２の接触アームとの間にスロットが画定され、前記スロットは、Ｋワイヤの通過を可能にするように構成される、請求項１３に記載の装置。
15. 前記第１のアーム部材は、少なくとも１つの接触アームをさらに含み、前記少なくとも１つの接触アームは、前記回転ガイドが第２の骨から離間するように、使用中に前記第２の骨に接触するように構成される、請求項１１に記載の装置。
16. 前記第１のアーム部材の前記弓状部分は、複数のラチェット歯を含み、前記回転ガイドは、前記複数のラチェット歯のうちの１つまたは複数と係合するように構成される、請求項１１に記載の装置。
17. 前記延長部の前記遠位端が、前記延長部から前記第１のアーム部材の前記第２の端部に向かって突出する突起を含み、前記突起は、使用中に前記骨に接触するように構成される、請求項１に記載の装置。
18. 外反母趾の変形を矯正するための装置であって、
    第１の端部から第２の端部まで延びる細長い部材、
    アーム軸を有し、前記細長い部材の前記第１の端部に結合され、前記細長い部材から直交方向に延びて前記アーム軸が直交方向に延びるようにする、第１のアーム部材であって、前記第１のアーム部材の第１の端部から前記第１のアーム部材の第２の端部まで延びるアーム軸の周りを回転するように構成された、前記第１のアーム部材、
    前記細長い部材の前記第１の端部と前記第２の端部との間で前記細長い部材に沿って並進できるように、前記細長い部材と係合するように構成された第２のアーム部材であって、前記細長い部材と並進可能に係合するように構成された取り付け部分と、前記取り付け部分から前記第１のアーム部材と同じ直交方向に延びる延長部とを含む、前記第２のアーム部材、
    弓状部分を含む回転ガイドであって、前記回転ガイドが回転軸の周りで前記第１のアーム部材に対して回転するように構成されるように前記弓状部分が前記第１のアーム部材と係合し、前記回転ガイドがＫワイヤを受け入れるように構成されたボアを画定する、前記回転ガイド、及び
    前記アーム軸の周りの前記第１のアーム部材の回転、及び前記回転軸の周りの前記回転ガイドの回転を選択的に制限するように構成されたロッキング機構を含む、
    前記装置。
19. 前記ロッキング機構は、ロッキングポストを含み、前記ロッキングポストは、ノブと螺合式に係合し、前記ノブの回転は、前記ポストのロッキング表面を、前記弓状部分に係合させて、前記回転ガイドの回転を抑制する、請求項１８に記載の装置。
20. 外反母趾の変形を矯正するための装置であって、
    第１の端部から第２の端部まで延びる細長い部材、
    前記細長い部材の前記第１の端部に結合され、前記細長い部材から延びる第１のアーム部材であって、スロットを画定する弓状部分と、使用中に第１の骨に接触するように構成された少なくとも１つの接触アームとを含む、前記第１のアーム部材、
    前記細長い部材の前記第１の端部と前記第２の端部との間で前記細長い部材に沿って並進できるように、前記細長い部材と係合するように構成された第２のアーム部材であって、前記細長い部材と並進可能に係合するように構成された取り付け部分と、前記取り付け部分から前記第１のアーム部材と同じ直交方向に延びる延長部とを含み、前記延長部の遠位端が使用中に第２の骨と係合するように構成される、前記第２のアーム部材、及び
    回転ガイドが、前記弓状部分に沿って並進するように構成されている前記第１のアーム部材の前記弓状部分に対して結合される前記回転ガイドであって、縦軸を有するボアを画定し、前記ボアの縦軸に沿ってＫワイヤを受け入れるように構成される、前記回転ガイドを含み、
    前記弓状部分に沿った前記回転ガイドの並進は、前記縦軸を回転軸の周りで回転させ、
    前記回転ガイドは、使用中に前記第１の骨から離間される、
    前記装置。
21. 前記少なくとも１つの接触アームは、第１の接触アーム及び第２の接触アームを含み、前記第１の接触アームと前記第２の接触アームとの間にスロットが画定され、前記スロットは、Ｋワイヤの通過を可能にするように構成される、請求項２０に記載の装置。
22. トラックが前記弓状部分と前記少なくとも１つの接触アームとの間に画定され、前記回転ガイドが、前記弓状部分と前記少なくとも１つの接触アームによって画定される前記トラックに少なくとも部分的に配置される、請求項２０に記載の装置。

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