JP7231736B2 - 物体識別装置 - Google Patents

物体識別装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7231736B2
JP7231736B2 JP2021530577A JP2021530577A JP7231736B2 JP 7231736 B2 JP7231736 B2 JP 7231736B2 JP 2021530577 A JP2021530577 A JP 2021530577A JP 2021530577 A JP2021530577 A JP 2021530577A JP 7231736 B2 JP7231736 B2 JP 7231736B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bicycle
identification
pedestrian
unit
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021530577A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021006025A1 (ja
Inventor
一貴 湯浅
健 志磨
正幸 小林
進一 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Astemo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Astemo Ltd filed Critical Hitachi Astemo Ltd
Publication of JPWO2021006025A1 publication Critical patent/JPWO2021006025A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7231736B2 publication Critical patent/JP7231736B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V20/00Scenes; Scene-specific elements
    • G06V20/50Context or environment of the image
    • G06V20/56Context or environment of the image exterior to a vehicle by using sensors mounted on the vehicle
    • G06V20/58Recognition of moving objects or obstacles, e.g. vehicles or pedestrians; Recognition of traffic objects, e.g. traffic signs, traffic lights or roads
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/40Extraction of image or video features
    • G06V10/50Extraction of image or video features by performing operations within image blocks; by using histograms, e.g. histogram of oriented gradients [HoG]; by summing image-intensity values; Projection analysis
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/103Static body considered as a whole, e.g. static pedestrian or occupant recognition
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems
    • G08G1/166Anti-collision systems for active traffic, e.g. moving vehicles, pedestrians, bikes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

本発明は、車両等に搭載される物体識別装置に関する。
近年、事故を未然に防ぐための運転支援装置や、車両を運転者が操作するのではなく、機械が制御する自動運転装置などには車載カメラが用いられることが多くなっている。
運転支援装置ではより多くの衝突可能性がある物体を検出する必要があり、その中でも交通弱者である歩行者や自転車を検知する機能が重要である。
車両前方の横断自転車を検知する技術については、特許文献1に記載の技術がある。
特開2013-232080号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、複歩行者と各パーツの相対位置しか考慮していないため、放置自転車の前を歩行者が横切る際に、サイクリスト(運転者を含む自転車)として誤検知する。
そして、歩行者であるにも拘わらず、サイクリストに対する判断領域を設定し、自車の動作制御を行うこととなる。このため、対象物体に対する高精度の動作制御が困難であった。
そこで、本発明の目的は、歩行者識別器の識別結果を基に自転車識別を行うかを判定し、3次元上で歩行者と自転車の位置と大きさを考慮し自転車識別領域を定め、処理負荷を増大させずに自転車検出精度を向上可能な物体識別装置を実現することである。
上記目的を解決するために、本発明は次のように構成される。
物体識別装置において、撮像部で撮像された物体の画像から特徴量を抽出する特徴量抽出部と、前記撮像部で撮像された物体の画像の歩行者識別領域を定める歩行者識別領域設定部と、前記歩行者識別領域設定部で定めた歩行者識別領域の画像が歩行者か否かを、前記特徴量を用いて判定する歩行者識別部と、前記歩行者識別部により、前記歩行者識別領域の画像が歩行者と判断されたとき、前記歩行者識別領域の歩行者画像の座標値に対応する3次元空間上の位置を計算し、前記3次元空間上で自転車の大きさに対応する指定量分だけ、左右にオフセットした座標を計算し、前記オフセットした前記座標を画像空間上での座標値に変換して、前記自転車の識別領域を定める自転車識別領域設定部と、前記自転車識別領域設定部で定めた前記自転車の識別領域の画像が自転車か否かを、前記特徴量を用いて判定し、識別する自転車識別部と、を備える。

本発明によれば、歩行者識別器の識別結果を基に自転車識別を行うかを判定し、3次元上で歩行者と自転車の位置と大きさを考慮し自転車識別領域を定め、処理負荷を増大させずに自転車検出精度を向上可能な物体識別装置を実現することができる。
本発明の実施例1を車両に搭載される物体識別装置に適用した場合のブロック図である。 実施例1における物体識別装置での処理を示すフローチャートである。 実施例1における識別処理部での処理を示すフローチャートである。 図3に示した識別処理部での処理を示すフローチャートの別例を示す図である。 歪みがある撮像画像内において移動する自転車に対し画像空間上で拡張量を一律に定めた結果を表した例を示す図である。 実施例1の自転車識別領域設定部での処理を示すフローチャートである。 歪みがある撮像画像内において移動する自転車に対し自転車識別領域設定部で自転車識別領域を設定した例を示す図である。 自転車位置検出部での処理を示すフローチャートである。 自転車識別領域から車輪判定領域を定めた例の説明図である。 自転車両輪の中心座標の関係を3パターンに分類した例を示す図である。 歩行者識別領域から上半身判定領域を定めた例を示す図である。 本発明の実施例2を車載カメラに適用した場合の物体認識装置を示すブロック図である。 両輪パターン判定結果と上半身パターン判定結果から判断する自転車の進行方向示す表である。
以下、本発明を車載カメラに適用した実施例を、図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1を車両に搭載される物体識別装置に適用した場合のブロック図である。図1に示すように、物体識別装置101は、車両に搭載されたカメラ113で最適な露光パラメータを設定し撮像する撮像部102と、撮像部102が撮像した画像中から立体物を検出する立体物検出部103とを備える。
また、物体識別装置101は、立体物検出部103が検出した立体物検出領域を広く包含する領域において画像特徴量を計算する特徴量計算部(特徴量抽出部)104と、特徴量計算部104で計算した特徴量を用いて識別を行う識別処理部105とを備える。
識別処理部105は、歩行者を識別する歩行者識別部106と、自転車を識別する自転車識別部107とを備える。
そして、歩行者識別部106は、歩行者識別領域を定める歩行者識別領域設定部108と、歩行者識別領域設定部108で定めた画像領域が歩行者か否かを判定する歩行者識別器(歩行者識別部)109とを備える。
さらに、自転車識別部107は、自転車の識別領域定める自転車識別領域設定部110と、自転車識別領域設定部110で定めた画像領域が自転車か否かを判定する自転車識別器(自転車識別部)111と、自転車識別器111で識別した結果から自転車の進行方向と検知領域を求める自転車位置検出部112とを備える。
図2は、物体識別装置101での処理を示すフローチャートである。
図2のフローチャートに基づく動作は以下の通りである。
ステップ201:車両に搭載されたカメラ113を用いて撮像部102で前回撮像されたフレームから今回撮像するフレームの最適な露光パラメータを計算し、そのパラメータで撮像した画像を取得する。例えば、カメラ113には、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device Image Sensor)などの撮像素子を備えるものであってもよい。
ステップ202:ステップ201で取得した画像のコントラストを撮像部102で補正する。
ステップ203:撮像部102で得られた画像から立体物を検出する。例えば、立体物検出には現在時刻で撮像したフレームF(t)と1フレーム前で撮像したフレームF(t-1)フレームのオプティカルフローを公知の手法で算出し、同一方向に同程度の移動量を持つフローの画像領域をグルーピングすることにより移動する立体物を検出する。
ステップ204:ステップ203で求めた立体物領域にマージンを持たせた領域の画像特徴量を特徴量計算部104で算出する。例えば、特徴量は公知の手法である、画像特徴量には輝度勾配画像をH×Vで分割した局所領域で輝度勾配方向をヒストグラム化したHOG(Histograms of Oriented Gradients)特徴量や、輝度画像の局所領域で2つの領域の平均輝度差を特徴量とするHaar-like特徴量でもよい。
ステップ205:識別処理部105において、ステップ204で計算した特徴量と、前もって訓練画像で学習し構築した識別器との類似度(識別スコア)を算出し、その類似度が閾値以上であれば、識別対象立体物の種別を出力する。
ステップ206:複数フレームで同じ立体物が同じ種別であった場合に立体物の種別を確定し出力する。複数フレームで種別を判定することで種別確度が高まり、誤った車両制御を防ぐ効果がある。
図3は、識別処理部105での処理を示すフローチャートである。
図3のフローチャートに基づく動作は以下の通りである。
ステップ301:立体物検出部103で検出した立体物検知領域を、歩行者識別領域設定部108で閾値以上拡張した領域を歩行者識別領域として設定する。例えば、拡張領域の閾値は15%に設定する。
ステップ302:ステップ301で設定した歩行者識別領域の画像をあらかじめ訓練画像で学習した歩行者識別器109を用いて、特徴量計算部104で計算した特徴量から、歩行者か否かを判断する歩行者識別を実施する。例えば、ステップ301で設定した歩行者識別領域をラスタスキャンし、歩行者識別スコアを算出してもよい。また、歩行者識別器109の訓練画像には、歩行者だけでなく自転車の運転者であるサイクリストを加えてもよい。サイクリストも訓練画像に加えることで、サイクリストも歩行者として識別可能になる。
ステップ303:ステップ302で算出した歩行者識別スコアが閾値以上であれば、歩行者又は自転車に乗ったサイクリスト(サイクリストは歩行者として識別可能)と判断し、自転車識別部107の処理を実施する。ステップ302で算出した歩行者識別スコアが閾値以下であれば自転車識別部107の処理は実施せず、種別を背景とし出力する。
図4は、図3に示した識別処理部105での処理を示すフローチャートの別例を示す図である。図3に示したフローチャートと図4に示したフローチャートとの相違点は、図3におけるステップ303が図4の例ではステップ401となっている点である。その他のステップは図3と図4とは同様となっている。
図4の例におけるステップ401のように、立体物検出部103において複数フレームで立体物をトラッキングした結果を用いて、立体物の速度を算出し、識別対象の立体物の速度が自転車の移動速度相当であるか判定することで、自転車識別部107の処理を実施するか判定してもよい。
ステップ304:ステップ303で自転車識別部107の処理を実施すると判定された場合、自転車識別領域設定部110で歩行者の識別領域を基に3次元空間上で左右に枠を拡張し、その後、拡張した左右の3次元空間座標から画像空間座標に変換することで自転車識別領域を定める。
ステップ305:ステップ304で算出した自転車識別領域の画像を、あらかじめ訓練画像で学習した自転車識別器111を用いて、特徴量計算部104で計算した特徴量から識別を行う。例えば、ステップ304で設定した自転車識別領域をラスタスキャンし、自転車識別スコアを算出してもよい。自転車識別領域の画像における自転車識別器111の自転車識別スコアが、閾値を越えれば種別を自転車として識別して出力し、閾値以下であれば歩行者として識別して出力する。
歩行者識別スコアを基に自転車識別部107の処理を実施するか判定することにより、すべての立体物に対して自転車の識別を行う回数が減少し、処理負荷が低減する効果がある。
また、段階的に識別を行うことによって、歩行者、自転車の識別器の識別スコアが同値であった場合に種別の判定が困難になる課題を解決できる効果がある。
図5は、魚眼カメラのような歪みがある撮像画像内において右から左へと移動する自転車に対し、画像空間上で拡張量を一律に定めた結果を表した例を示す図である。
図5において、歪みのある撮像画像501では、1画素が持つ角度分解能が画角中央と画角端で異なる。このため、画像空間上で拡張量を一律に定めてしまうと、画角端に写る自転車(例えば、右端の自転車識別領域503と左端の自転車識別領域502)には、歪が少ない中央の自転車識別領域504と比較し、自転車以外の余分な領域を多く含む枠が設定され、自転車識別性能が低下する。
そこで、自転車識別領域設定部110において、3次元空間上で自転車識別を行うエリアを決定し、3次元空間上で定めたエリアを画像空間座標に変換することで歪みを考慮した自転車識別領域を設定する。
図6は、自転車識別領域設定部110での処理を示すフローチャートである。
図6のフローチャートに基づく動作は以下の通りである。
ステップ601:歩行者識別部106で歩行者識別を実施した結果、歩行者として判断された画像空間上での歩行者検知座標を取得する。
ステップ602:ステップ601で取得した歩行者検知座標から、歩行者検知座標の下端中心Ci(歩行者矩形の下端部の中心)を計算する。ここで、下端中心Ciは歩行者の足元位置中心にあたり、その座標値が物体識別装置101と自転車識別対象の立体物との距離を計算するために用いられる。
ステップ603:下端中心Ciの画像座標から3次元空間上での対応位置Cwに、カメラパラメータ(例えば、カメラ113の設置高さや取り付け角度、画素数、レンズモデルなど)を用いて公知の手法で変換する。
ステップ604:ステップ603で求めた3次元空間上での位置Cwを左右に指定量分オフセットした座標Aw、Bwを計算する。例えば、オフセット量は、法規で定められた自転車の大きさに設定する。
ステップ605:ステップ604で求めた3次元空間上での位置座標Aw、Bwをそれぞれ画像空間上での座標値にカメラパラメータを用いて公知の手法を用いて変換する。
カメラパラメータを用いて自転車識別領域を設定することで、例えば、カメラの設置位置が変わってもカメラパラメータを修正することで容易に自転車識別領域を設定できる効果がある。
図7は、魚眼カメラのような歪みがある撮像画像内において右から左へと移動する自転車に対し自転車識別領域設定部110で自転車識別領域を設定した例を示す図である。
図7において、歪みがある撮像画像701においても、3次元空間上で自転車識別領域を設定することにより、歪みを考慮した領域設定(例えば、右端の自転車識別領域703、左端の自転車識別領域702)が可能になる。
自転車識別領域設定部110で定めた自転車識別領域では、図5に示したような余分な領域を含んだ自転車識別領域502、503ではない。このため、特に歪みの大きい画角端において自転車識別精度が向上する効果がある。
また、3次元上で自転車識別領域を定めることで、歩行者と自転車の位置と大きさを考慮した自転車識別領域を定めることができるため、放置自転車の前を歩行者が横切るような例でも歩行者として正しく検知され誤識別を防ぐ効果がある。
図8は、自転車位置検出部112での処理を示すフローチャートである。
図8のフローチャートに基づく動作は以下の通りである。
自転車位置検出部112は、自転車の前輪、自転車の後輪および自転車の運転者を含んだ前記検知領域を求める。
ステップ801:自転車識別器111での自転車識別を実施した結果、自転車識別スコアが閾値以上であるか否かを判定する。自転車識別スコアが閾値以下であれば、その立体物は歩行者である可能性が高いため、処理は終了し、自転車位置検出処理は行わない。
ステップ802:自転車識別領域設定部110で定めた自転車識別領域を用いて車輪判定領域を計算する。
図9は、自転車識別領域から車輪判定領域を定めた例の説明図である。
図9において、車輪判定領域901は、自転車識別領域902の上端から自転車識別領域高さHに指定倍率をかけた高さhを自転車識別領域902の下端方向にオフセットした領域として定める。
ステップ803:ステップ802で設定した車輪判定領域901において、公知の手法である円検知や楕円検知を用いて車輪を検出する。
ステップ804:ステップ803で車輪判定領域901にて両輪を検出できたか否かを判定する。例えば、自転車の移動方向が物体識別装置101に対して、正面方向や背面方向以外の場合は両輪を検出できる。検出できなかった場合は、自転車の移動方向が物体識別装置101に対して、正面方向や背面方向である可能性が高い。
ステップ805:ステップ804で両輪が検出できた場合、両輪の中心座標を求め、その両輪の中心座標の位置関係から複数のパターンに分類し、両輪の関係から移動状態の候補を求める。
図10は自転車両輪の中心座標の関係を3パターンに分類した例を示す図である。図10において、パターン1001では、垂直方向で左右の車輪中心を比較すると、車輪判定領域の左側の車輪中心座標が高く、右側の車輪中心座標が低いという関係性がある。この場合、自転車は物体識別装置101に対して右斜め方向に接近する状態か、物体識別装置101に対して左斜め方向に離間する状態かに分けられる。
パターン1002では、垂直方向で左右の車輪中心を比較すると、車輪判定領域の左側の車輪中心座標と右側の車輪中心座標が等しい関係性がある。この場合、自転車は物体識別装置101に対して平行に右方向に移動する状態か、物体識別装置101に対して平行に左方向に移動する状態かに分けられる。
パターン1003では、垂直方向で左右の車輪中心を比較すると、車輪判定領域の左側の車輪中心座標が低く、右側の車輪中心座標が高いという関係性がある。この場合、自転車は物体識別装置101に対して右斜め方向に離間する状態か、物体識別装置101に対して左斜め方向に接近する状態かに分けられる。
ステップ806:ステップ804で両輪が検出できなかった場合、過去の自転車識別領域の高さ情報と現在の自転車識別領域の高さ情報から高さの大小関係比較する。
ステップ807:歩行者識別領域設定部108で定めた歩行者識別領域を用いて上半身判定領域を計算する。
図11は、歩行者識別領域から上半身判定領域を定めた例を示す図である。
図11において、上半身判定領域1101は、歩行者識別領域1102の下端から歩行者識別領域高さHに指定倍率をかけた高さhを歩行者識別領域の上端方向にオフセットした領域として定める。
ステップ808:ステップ807で求めた上半身判定領域内において、指定角度内の輝度勾配のヒストグラムを作成し、そのヒストグラムの傾向から複数パターンに分類する。例えば、あらかじめ設定した自転車の運転者の腕の角度分布範囲と上半身判定領域内において検出した輝度勾配のヒストグラムを比較し、上半身が右方向を向いているか、上半身が左方向を向いているかの2パターンに分類する。
ステップ809:ステップ803で両輪が検出できた場合は、ステップ805で判定した両輪パターン判定結果と、ステップ808で判定した上半身パターン判定結果を用いて自転車の進行方向を算出する。
図13は、両輪パターン判定結果と上半身パターン判定結果から判断する自転車の進行方向示す表である。図13に示すように、例えば、判定した両輪パターン判定結果と上半身パターン判定結果の関係から自転車の進行方向を6パターンに分割できる。ステップ803で両輪が検出できなかった場合は、ステップ806で求めた過去の自転車識別領域902の高さ情報と現在の自転車識別領域902の高さの大小関係から、高さ方向に大きくなっていれば物体識別装置101に対して相対的に接近していると判定し、高さ方向に大きくなっていれば物体識別装置101に対して相対的に離間していると判定する。
自転車検知領域の算出においては、ステップ803で両輪が検出できた場合は、自転車の検知領域の横幅をステップ803で求めた両輪の車輪のパラメータから算出し、自転車の検知領域の縦幅を歩行者識別領域設定部108で定めた高さに設定する。
また、ステップ803で両輪が検出できなかった場合は、横幅、縦幅共に歩行者識別領域設定部108で定めた大きさに設定する。
自転車位置検出部112において、自転車の移動方向と自転車識別領域設定部110で定めた領域より高精度に自転車の検知位置を求めることにより、次フレームでの自転車が存在する領域を高精度に予測することが可能になり、自転車の速度が安定的に求まるため衝突判定処理の性能が向上する効果がある。
本発明の実施例1によれば、歩行者であることを識別した後に、3次元上で歩行者と自転車との位置大きさからサイクリストか放置自転車を横切る歩行者かを判断するように構成したので、処理負荷を増大させずに自転車検出精度を向上可能な物体識別装置を実現することができる。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について説明する。
本発明の実施例2は、実施例1における特徴量計算部104を、歩行者を識別する歩行者識別部106と、自転車を識別する自転車識別部107内に設けた例である。
図12は、本発明の実施例2を車載カメラに適用した場合の物体認識装置1201を示すブロック図である。
図12において、物体識別装置1201は、車両に搭載されたカメラ113で最適な露光パラメータを設定し撮像する撮像部1202と、撮像した画像中から立体物を検出する立体物検出部1203と、識別を行う識別処理部1204とを備える。
また、識別処理部1204は、歩行者を識別する歩行者識別部1205と、自転車を識別する自転車識別部1206とを備える。
歩行者識別部1205は、立体物検出部1203が検出した立体物検出領域の画像領域のうちの歩行者識別領域を定める歩行者識別領域設定部1207と、歩行者識別領域設定部1207で定めた画像領域から歩行者の特徴量を算出(抽出)する歩行者特徴量計算部(歩行者特徴量抽出部)1208と、歩行者特徴量計算部1208で求めた特徴量から画像が歩行者か否かを判定する歩行者識別器(歩行者識別部)1209とを備える。
さらに、自転車識別部1206は、自転車の識別領域を定める自転車識別領域設定部1210と、自転車識別領域設定部1210で定めた自転車の識別領域から自転車の特徴量を算出(抽出)する自転車特徴量計算部(自転車特徴量抽出部)1211と、自転車特徴量計算部1211で求めた特徴量から画像が自転車か否かを判定し、識別する自転車識別器(自転車識別部)1212と、自転車識別器(自転車識別部)1212で識別した結果から自転車の進行方向と検知領域を求める自転車位置検出部1213とを備える。
実施例1においては、特徴量計算部104は、歩行者と自転車とで共通の特徴量を計算している。
これに対して、実施例2においては、歩行者を識別する歩行者識別部1205内に歩行者特徴量計算部1208を設け、自転車を識別する自転車識別部1206内に自転車特徴量計算部1211を設けている。
他の構成は、実施例1と実施例2とは、同様となっている。
実施例2によれば、実施例1と同様な効果を得ることができる他、歩行者と自転車で用いる特徴量を変更可能であることから、識別精度を向上することができるという効果がある。
また、識別領域を設定した箇所のみ特徴量を計算することで計算コストが削減できる効果がある。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、実施例1の構成に実施例2の構成を加えることも可能である。
また、上述した例は、本発明を車両に搭載される物体識別装置に適用した場合の例であるが、車両用のみならず、例えば、道路上に設置される監視カメラに適用することも可能である。
101、1201・・・物体識別装置、102、1202・・・撮像部、103、1203・・・立体物検出部、104・・・特徴量計算部(特徴量抽出部)、105、1204・・・識別処理部、106、1205・・・歩行者識別部、107、1206・・・自転車識別部、108、1207・・・歩行者識別領域設定部、109、1209・・・歩行者識別器(歩行者識別部)、110、1210・・・自転車識別領域設定部、111、1212・・・自転車識別器(自転車識別部)、112、1213・・・自転車位置検出部、113・・・カメラ、502、503、504・・・自転車識別領域、1208・・・歩行者特徴量計算部(歩行者特徴量抽出部)、1211・・・自転車特徴量計算部(自転車特徴量抽出部)

Claims (5)

  1. 撮像部で撮像された物体の画像から特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    前記撮像部で撮像された物体の画像の歩行者識別領域を定める歩行者識別領域設定部と、
    前記歩行者識別領域設定部で定めた歩行者識別領域の画像が歩行者か否かを、前記特徴量を用いて判定する歩行者識別部と、
    前記歩行者識別部により、前記歩行者識別領域の画像が歩行者と判断されたとき、前記歩行者識別領域の歩行者画像の座標値に対応する3次元空間上の位置を計算し、前記3次元空間上で自転車の大きさに対応する指定量分だけ、左右にオフセットした座標を計算し、前記オフセットした前記座標を画像空間上での座標値に変換して、前記自転車の識別領域を定める自転車識別領域設定部と、
    前記自転車識別領域設定部で定めた前記自転車の識別領域の画像が自転車か否かを、前記特徴量を用いて判定し、識別する自転車識別部と、
    を備えることを特徴とする物体識別装置。
  2. 請求項1に記載の物体識別装置において、
    前記特徴量抽出部は、前記歩行者識別領域設定部で定めた前記歩行者識別領域から歩行者の特徴量を抽出する歩行者特徴量抽出部と、前記自転車識別領域設定部で定めた前記自転車識別領域から自転車の特徴量を抽出する自転車特徴量抽出部とを有し、
    前記歩行者識別部は、前記歩行者特徴量抽出部で抽出した歩行者の特徴量から前記歩行者識別領域の画像が歩行者か否かを判定し、
    前記自転車識別部は、前記自転車特徴量抽出部で抽出した特徴量から前記自転車識別領域の画像が自転車か否かを判定することを特徴とする物体識別装置。
  3. 請求項1又は2に記載の物体識別装置において、
    前記自転車識別部で識別した前記自転車の進行方向と検知領域を求める自転車位置検出部を備えることを特徴とする物体識別装置。
  4. 請求項3に記載の物体識別装置において、
    前記自転車位置検出部は、前記自転車の前輪、前記自転車の後輪および前記自転車の運転者を含んだ前記検知領域を求めることを特徴とする物体識別装置。
  5. 請求項1または2に記載の物体識別装置において、
    車両に搭載されることを特徴とする物体識別装置。
JP2021530577A 2019-07-05 2020-06-23 物体識別装置 Active JP7231736B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019126199 2019-07-05
JP2019126199 2019-07-05
PCT/JP2020/024509 WO2021006025A1 (ja) 2019-07-05 2020-06-23 物体識別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021006025A1 JPWO2021006025A1 (ja) 2021-01-14
JP7231736B2 true JP7231736B2 (ja) 2023-03-01

Family

ID=74114781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021530577A Active JP7231736B2 (ja) 2019-07-05 2020-06-23 物体識別装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP3996066A4 (ja)
JP (1) JP7231736B2 (ja)
WO (1) WO2021006025A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7336367B2 (ja) * 2019-11-22 2023-08-31 株式会社Subaru 車外環境認識装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017171082A1 (ja) 2016-04-01 2017-10-05 株式会社デンソー 車両制御装置、車両制御方法
JP2019012304A (ja) 2017-06-29 2019-01-24 株式会社デンソー 移動物認識装置、移動物認識方法およびプログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5648655B2 (ja) * 2012-04-27 2015-01-07 株式会社デンソー 対象物識別装置
EP3358546A4 (en) * 2015-09-29 2019-05-01 Sony Corporation INFORMATION PROCESSING DEVICE, INFORMATION PROCESSING METHOD, AND PROGRAM

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017171082A1 (ja) 2016-04-01 2017-10-05 株式会社デンソー 車両制御装置、車両制御方法
JP2019012304A (ja) 2017-06-29 2019-01-24 株式会社デンソー 移動物認識装置、移動物認識方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP3996066A1 (en) 2022-05-11
JPWO2021006025A1 (ja) 2021-01-14
EP3996066A4 (en) 2023-05-03
WO2021006025A1 (ja) 2021-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8391555B2 (en) Lane recognition apparatus for vehicle, vehicle thereof, and lane recognition program for vehicle
US9904856B2 (en) Method and apparatus for detecting target object in blind area of vehicle
Wu et al. Lane-mark extraction for automobiles under complex conditions
US10776946B2 (en) Image processing device, object recognizing device, device control system, moving object, image processing method, and computer-readable medium
US10442438B2 (en) Method and apparatus for detecting and assessing road reflections
CN109997148B (zh) 信息处理装置、成像装置、设备控制系统、移动对象、信息处理方法和计算机可读记录介质
EP3095073A1 (en) Vehicle detection system and method thereof
EP3115933B1 (en) Image processing device, image capturing device, mobile body control system, image processing method, and computer-readable recording medium
JP6756908B2 (ja) 車両周囲の歩行者を検出する方法及び装置
US20160180158A1 (en) Vehicle vision system with pedestrian detection
EP2936386B1 (en) Method for detecting a target object based on a camera image by clustering from multiple adjacent image cells, camera device and motor vehicle
US10102437B2 (en) Vehicle driving hazard recognition and avoidance apparatus and vehicle control device
JP7231736B2 (ja) 物体識別装置
KR20170055738A (ko) 영상 기반 주행 차로 판단 장치 및 방법
US8681221B2 (en) Vehicular image processing device and vehicular image processing program
WO2011016257A1 (ja) 車両用距離算出装置
JP2012252501A (ja) 走行路認識装置及び走行路認識用プログラム
US11295544B2 (en) Vehicle exterior environment recognition apparatus
US10789489B2 (en) Vehicle exterior environment recognition apparatus
CN112611360B (zh) 物体检测装置、车辆及物体检测处理方法
WO2018097269A1 (en) Information processing device, imaging device, equipment control system, mobile object, information processing method, and computer-readable recording medium
JP4239834B2 (ja) 物体検出装置
JP7103202B2 (ja) 画像認識装置
JP2018088237A (ja) 情報処理装置、撮像装置、機器制御システム、移動体、情報処理方法、及び、情報処理プログラム
WO2023032255A1 (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7231736

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150