JP7229735B2 - 像加熱装置、画像形成装置及びコネクタ - Google Patents

像加熱装置、画像形成装置及びコネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP7229735B2
JP7229735B2 JP2018222243A JP2018222243A JP7229735B2 JP 7229735 B2 JP7229735 B2 JP 7229735B2 JP 2018222243 A JP2018222243 A JP 2018222243A JP 2018222243 A JP2018222243 A JP 2018222243A JP 7229735 B2 JP7229735 B2 JP 7229735B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact portion
contact
electrical contact
heater
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018222243A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020086217A (ja
Inventor
幸一 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2018222243A priority Critical patent/JP7229735B2/ja
Priority to US16/695,577 priority patent/US10921744B2/en
Priority to CN202310369410.2A priority patent/CN116360227A/zh
Priority to CN201911169413.1A priority patent/CN111240169B/zh
Publication of JP2020086217A publication Critical patent/JP2020086217A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7229735B2 publication Critical patent/JP7229735B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は電子写真方式や静電記録方式を利用したプリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。また、画像形成装置に搭載されている定着部や記録材に定着されたトナー画像を再度加熱することにより、トナー画像の光沢度を向上させる光沢付与装置等の像加熱装置に関する。また、画像形成装置及び像加熱装置に用いられるコネクタに関する。
定着装置を搭載する画像形成装置では、小サイズ紙を連続通紙した場合に、ヒータの長手方向で紙が通過していない領域の温度が非常に高くなる端部昇温といわれる現象が発生する。端部昇温が発生すると、ローラやヒータなどの発熱体周辺の部品にダメージを与える可能性がある。特許文献1には、ヒータが有する基板上に設けられた発熱体をヒータの長手方向に複数のブロックに分割するヒータ(以下、分割ヒータと称する)について開示されている。分割ヒータでは、基板上の電極から供給された電力が、基板上の導電体を介して基板上の長手方向に複数配置された発熱体に供給されることにより、基板上の発熱体が発熱する。分割された各発熱体は独立制御が可能であり、所定の紙サイズに応じた発熱体を発熱させることにより、端部昇温を抑制することができる。この際、電極への電力供給は商用の交流電源から電気接点部材を介して行われている。電気接点部材に例えば銅などの板状の金属を加工した弾性変形部を設け、弾性変形部を電極へ押圧することにより接点を設けるという方法が用いられている。特許文献2には、商用の交流電源とヒータ電極との電気接点部の信頼性を担保することを目的として、1つの電極に対して2つの弾性変形部で2カ所の接点部を設ける構成が開示されている。1つの電極に対して複数の接点を設けることで、振動や微小な異物(埃など)などの外乱に対してよりロバストな電極構成とすることができる。
特開2015-194713号公報 特開2016-151755号公報
複写機やプリンタには、ユーザーがプリント信号を出してから記録材が排出されるまでの時間(ファーストプリントアウトタイム、以下、FPOT)を短くし、ユーザーの待ち時間を削減することが求められている。この要求に応えるために、定着装置としてはプリント信号を受け取ってから定着フィルムが所定の温度まで立ち上がるまでの時間を短くすることが求められる。そして、記録材の搬送方向におけるヒータの幅を短くすることによってヒータの熱容量を低下させることが、立ち上り時間の短縮を達成する手段の一つとして効果的である。しかしながら特許文献1に示した分割ヒータにおいては、ヒータの幅を短くすると、それに伴って電極の幅が短くなる。電極の幅が短くなると1つの電極に対して複数の接点を配置することがスペース的に困難となる。
例えば図13に示すような電気接点部品800が特許文献2に開示されている。電気接点部品800は、弾性変形部801A、801B、接点部802A、802Bを有する。弾性変形部801A、801Bの弾性によって、接点部802A、802Bのそれぞれが電極に押圧される。ここで接点部802Aと接点部802Bとの間の距離の最小値は板状金属の加工限界から決まる値であり、際限なく小さくすることはできない。このため、幅
の短いヒータにおいて1つの電極に対して複数の接点を設けるにあたっては電気接点部品の形状の工夫を要する。
本発明は、FPOTを短縮しつつ、電気接点の信頼性を向上することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の像加熱装置は、
記録材の搬送方向と直行する方向に並んで配置されている複数の発熱体と、複数の前記発熱体と電気的に接続された複数の電極と、を有するヒータと、
前記複数の電極のそれぞれに電力を供給するための導電性の複数のコネクタと、
を備え、記録材に形成された画像を加熱する像加熱装置であって、
前記複数のコネクタの夫々は、前記複数の電極のうちの一つの電極に共に接触する複数の接触部と、前記複数の接触部のうちの第1接触部を支持する第1支持部と、前記複数の接触部のうちの第2接触部を支持する第2支持部と、を有し、
前記第1支持部及び前記第2支持部が、前記直交する方向において互いに離間して配置されており、
前記第1接触部が、前記第1支持部に片持ち支持されており且つ前記第1支持部から前記第2支持部に近づく方向に伸びており、
前記第2接触部が、前記第2支持部に片持ち支持されており且つ前記第2支持部から前記第1支持部に近づく方向に伸びており、
前記第1接触部及び前記第2接触部が、前記複数の電極のうちの一つの前記電極の互いに異なる位置に接触していることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
記録材に画像を形成する画像形成部と、
前記記録材に形成された画像を前記記録材に定着する定着部と、
を有する画像形成装置において、
前記定着部が本発明の像加熱装置であることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のコネクタは、
ータの一つの電極接触して前記ヒータに電力を供給するための導電性のコネクタであって、
記一つの電極に共に接触する複数の接触部と、
前記複数の接触部のうちの第1接触部を支持する第1支持部と、
前記複数の接触部のうちの第2接触部を支持する第2支持部と、
を備え、
前記第1支持部及び前記第2支持部が、前記コネクタの長手方向において互いに離間して配置されており、
前記第1接触部が、前記第1支持部に片持ち支持されており且つ前記第1支持部から前記第2支持部に近づく方向に伸びており、
前記第2接触部が、前記第2支持部に片持ち支持されており且つ前記第2支持部から前記第1支持部に近づく方向に伸びており、
前記第1接触部及び前記第2接触部が、前記一の電極の互いに異なる位置に接触する構造となっていることを特徴とする。
本発明によれば、FPOTを短縮しつつ、電気接点の信頼性を向上することができる。
実施例1に係る画像形成装置の断面図 実施例1に係る定着ニップの断面図 実施例1に係るヒータの断面図及び平面図 実施例1に係る電気接点部品の斜視図 実施例1に係るヒータと電気接点部品の位置関係を示す平面図 実施例1に係るヒータと電気接点部品の位置関係を示す斜視図 実施例2に係る定着ニップの断面図 実施例2に係るヒータの断面図及び平面図 実施例2に係る電気接点部品の斜視図 実施例2に係るヒータと電気接点部品の位置関係を示す平面図 実施例2に係るヒータと電気接点部品の位置関係を示す斜視図 実施例2の変形例に係るヒータと電気接点部品の位置関係を示す平面図 従来の電気接点部品の説明図
〈実施例1〉
<画像形成装置の概要>
まず、本発明を適用可能な画像形成装置について説明する。図1は本実施例に係るプリンタ(画像形成装置)1の全体構成を示す縦断面図である。プリンタ1の下部には、カセット2が引き出し可能に収納されている。そして、プリンタ1の右側には手差し給送部3が配設されている。カセット2、手差し給送部3にそれぞれ記録材Pを積載収容し、記録材Pを1枚毎に分離し、レジストローラ4に給送するようになっている。プリンタ1はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応する画像形成ステーション5Y、5M、5C、5Kを、横一列に並設している画像形成部5を備えている。画像形成部5は、記録材P上にトナー画像を形成する。画像形成部5には、像担持体である感光体ドラム6Y、6M、6C、6K、感光体ドラム6の表面を均一に帯電する帯電装置7Y、7M、7C、7Kが配設されている。以下では、感光体ドラム6Y、6M、6C、6Kを総称する場合、これらを感光体ドラム6と表記する。また、画像形成部5には、画像情報に基づいてレーザービームを照射して感光体ドラム6上に静電潜像を形成するスキャナユニット8、静電潜像にトナーを付着させてトナー画像として現像する現像装置9Y、9M、9C、9Kが配設されている。更に、画像形成部5には、感光体ドラム6上のトナー画像を転写ベルト10に転写する一次転写部11Y、11M、11C、11Kが配設されている。以下では、一次転写部11Y、11M、11C、11Kを総称する場合、これらを一次転写部11と表記する。
一次転写部11でトナー画像が転写された転写ベルト10のトナー画像は、二次転写部12で記録材Pに転写される。その転写画像は定着装置100を通過する際に、加熱ユニット101と、加熱ユニット101に圧接する加圧ローラ102とによる圧熱により記録材Pに定着される。その後、両面フラッパ13によって搬送路が切り替えられ、排出ローラ対14又はスイッチバックローラ対15に搬送される。スイッチバックローラ対15側に搬送された記録材Pが、スイッチバックローラ対15で反転搬送され、再度レジストローラ4、二次転写部12、定着装置100を通過した後、排出ローラ対14側に搬送されることにより両面印刷される。最後に記録材Pが排出ローラ対14を通過後、記録材Pが積載部16に排出される。なお、画像形成装置として感光体ドラム6を複数備えたフルカラーレーザービームプリンタについて説明しているが、感光体ドラム6を一つ備えたモノクロの複写機やプリンタに搭載する定着装置にも本発明を適用することができる。
<定着装置>
次に、本実施例に係る定着装置100について図2を用いて説明する。定着装置(像加熱装置)100は、記録材P上のトナー画像を記録材Pに加熱定着する定着部(像加熱部)である。定着装置100は、加熱ユニット101及び加圧ローラ102を有する。図2は加熱ユニット101と加圧ローラ102からなる定着ニップの断面図である。加熱ユニット101は筒状のフィルム103と、フィルム103の内面に摺動層207にて接触するヒータ200と、ヒータ200を保持する保持部材105と、金属製のステイ部材104とを有する。ヒータ200はフィルム103とは基板201を挟んだ反対側(以下裏面と称する)に発熱体202A、202Bを有し、基板201と摺動層207とを介してフ
ィルム103に熱を伝える。ヒータ200の長手方向が記録材Pの搬送方向と直交する方向を向くように、定着装置100にヒータ200が配置されている。なお、ヒータ200の長手方向は、記録材Pの幅方向と同じ方向である。加圧ローラ102は金属性の芯金部とシリコーンゴム等からなる弾性層を有し、ゴム層で定着ニップを形成する。保持部材105は不図示の加圧手段によってステイ部材104を介して加圧ローラ102側に付勢されている。すなわち、加熱ユニット101が加圧ローラ102側に付勢されており、加熱ユニット101と加圧ローラ102によって定着ニップが形成されている。加圧ローラ102は不図示の駆動手段によって回転方向R1に回転駆動され、加圧ローラ102の回転に伴いフィルム103が回転方向R2に回転駆動される。加熱ユニット101は、電気接点部品(電力供給用コネクタ)300を有している。電気接点部品300は、保持部材105の接点保持部105Aにより保持される。電気接点部品300の詳細については後述する。
<ヒータ>
本実施例に係るヒータ200について図3を用いて説明する。図3(A)はヒータ200の短手方向(記録材Pの搬送方向)の断面図である。ヒータ200はセラミック製の基板201上の通電層210に設けられた発熱体202A、202Bによって加熱される。通電層210には第1導電体203と第2導電体204がヒータ200の長手方向に沿って設けられている。第1導電体203は、第1導電体203から分岐した第1導電体203A、203Bを有している。第1導電体203A、203Bは、記録材Pの搬送方向の上流側と下流側にそれぞれ配置されている。第2導電体204は発熱体202Aと202Bとの間に配置されている。ヒータ200の短手方向において、第1導電体203A、203Bが、発熱体202A、202B及び第2導電体204を挟むようにして配置されている。図3(A)の配置例では、記録材Pの搬送方向の上流側から下流側に向かって、第1導電体203A、発熱体202A、第2導電体204、発熱体202B及び第1導電体203Bの順に配置されている。またヒータ200の裏面には発熱体202A、202Bや第1導電体203A、203B、第2導電体204を覆う絶縁性の保護層206が設けられている。ヒータ200がフィルム103と摺動する摺動面側には、摺動性の良好なガラスやポリイミド等を用いたコーティングによる摺動層207が設けられている。また、ヒータ200は、発熱体202A及び202Bから構成される発熱ブロック202を有する。
図3(B)及び(C)はヒータ200の平面図である。図3(C)においては保護層206を透過して示している。ヒータ200は、複数の発熱ブロック202を有する。複数の発熱ブロック202は、ヒータ200の長手方向において並んで配置されている。本実施例では、ヒータ200の長手方向において、ヒータ200の中央部と両端部に3つの発熱ブロック202が設けられている。本実施例では、ヒータ200の長手方向において、ヒータ200の左端部、中央部、右端部に設けられた発熱ブロック202のそれぞれを発熱ブロック202-1、発熱ブロック202-2、発熱ブロック202-3と表記する。発熱ブロック202-1(第1発熱ブロック)は、ヒータ200の短手方向に対称に形成された発熱体202A-1及び202B-1で構成されている。同様に発熱ブロック202-2(第2発熱ブロック)は発熱体202A-2及び202B-2で構成されており、発熱ブロック202-3(第3発熱ブロック)は発熱体202A-3及び202B-3で構成されている。本実施例において、発熱ブロック202-1~202-3を総称して、発熱ブロック202と表記する場合がある。また、本実施例において、発熱ブロック202-1~202-3のうちの少なくとも一つを、発熱ブロック202と表記する場合がある。
第1導電体203は、ヒータ200の長手方向に沿って設けられている。第1導電体203は、発熱体202A-1、202A-2及び202A-3に接続された第1導電体2
03Aと、発熱体202B-1、202B-2及び202B-3に接続された第1導電体203Bとで構成されている。第2導電体204は、発熱ブロック202-1、202-2、202-3にそれぞれ接続された第2導電体204-1、204-2、204-3を有する。第2導電体204-1、204-2、204-3は互いに離間して配置されている。したがって、第2導電体204は、第2導電体204-1、204-2、204-3に分割されている。
電極205C1、205C2、205-1、205-2、205-3は、保護層206に設けられた複数の開口部208から露出した電極である。保護層206の複数の開口部208から第1導電体203及び第2導電体204-1、204-2、204-3のそれぞれの一部が露出することで、ヒータ200に電極205C1、205C2、205-1、205-2、205-3が形成されている。電極205C1、205C2は、第1導電体203の一部である。電極205-1、205-2及び205-3は、第2導電体204-1、204-2及び204-3のそれぞれの一部である。電極205-1は発熱ブロック202-1に電力を供給するための電極である。同様に、電極205-2は発熱ブロック202-2に電力を供給するための電極であり、電極205-3は発熱ブロック202-3に電力を供給するための電極である。電極205-1は発熱ブロック202-1に電気的に接続され、電極205-2は発熱ブロック202-2に電気的に接続され、電極205-3は発熱ブロック202-3に電気的に接続されている。電極205C1及び205C2は、第1導電体203A及び203Bを介して発熱ブロック202-1~202-3に電力を供給するための共通の電極である。電極205C1及び205C2は、発熱ブロック202-1~202-3に電気的に接続されている。本実施例において、電極205-1~205-3を総称して、電極205と表記する場合がある。また、本実施例において、電極205-1~205-3のうちの少なくとも一つを、電極205と表記する場合がある。
ヒータ200は、記録材Pの搬送方向と直交する方向に並んで配置された発熱ブロック202-1~202-3を有する。また、ヒータ200は、発熱ブロック202-1~202-3のそれぞれと電気的に接続され、記録材Pの搬送方向と直交する方向に並んで配置された電極205-1~205-3を有する。電極205-1~205-3を用いて発熱ブロック202-1~202-3のそれぞれに電力を独立して供給することができる。電極205-1~205-3が互いに離間して配置されているため、発熱ブロック202-1~202-3のうちの少なくとも一つに供給される電力と、他の発熱ブロック202に供給される電力とを独立して制御することができる。発熱ブロック202-1~202-3に対する電力供給比率(電力量比率)が異なっていてもよい。発熱ブロック202-1~202-3への電力供給比率をそれぞれ変化させることにより記録材Pが通過しない非通紙領域の端部昇温を抑制することができる。例えば発熱ブロック202-2に対応する幅をもった記録材Pを定着する際に、発熱ブロック202-2のみに独立して電力を供給することにより、非通紙部領域の端部昇温を抑制できる。発熱体202A-1と発熱体202A-2とを連結し、かつ、発熱体202A-2と発熱体202A-3とを連結して、発熱体202A-1~202A-3を一つの発熱体としてもよい。発熱体202B-1と発熱体202B-2とを連結し、かつ、発熱体202B-2と発熱体202B-3とを連結して、発熱体202B-1~202B-3を一つの発熱体としてもよい。発熱体202A-1と発熱体202B-1とを連結してもよい。発熱体202A-2と発熱体202B-2とを連結してもよい。発熱体202A-3と発熱体202B-3とを連結してもよい。発熱体202A-1~202A-3及び発熱体202B-1~202B-3を連結して、発熱体202A-1~202A-3及び発熱体202B-1~202B-3を一つの発熱体としてもよい。
<電気接点部品(給電構成)>
ヒータ200の電極205に電力を供給するための電気接点部品300について図4を用いて説明する。図4は、本実施例に係る電気接点部品300の斜視図である。電気接点部品300は板状の金属を折り曲げて加工されたプレス部品であり、ベース部(支持部)310と、接触部311A、311Bを有する。接触部311Aは、第1接触部の一例である。接触部311Bは、第2接触部の一例である。ベース部310は、互いに直接接続されていない第1ベース部304Aと第2ベース部304Bを有している。第1ベース部304Aは、接触部311Aを支持し、第2ベース部304Bは、接触部311Bを支持する。第1ベース部304A及び第2ベース部304Bは、板状に形成されていてもよい。第1ベース部304Aは、第1支持部の一例である。第2ベース部304Bは、第2支持部の一例である。接触部311Aは、梁301A及び接点ベース303Aから構成されている。第1ベース部304Aから梁301Aが伸びており、梁301Aの先端に接点ベース303Aが設けられている。接点ベース303Aの中央部分に電気接点部302Aが形成されている。接触部311Bは、梁301B及び接点ベース303Bから構成されている。第2ベース部304Bから梁301Bが伸びており、梁301Bの先端に接点ベース303Bが設けられている。接点ベース303Bの中央部分に電気接点部302Bが形成されている。電気接点部302A、302Bは電極205に接触する部分であるが、接点ベース303Aの中央部分以外の他の部分及び接点ベース303Aの中央部分以外の他の部分が電極205に接触してもよい。
第1ベース部304Aによって支持された接触部311Aが、第2ベース部304Bに近づく方向に伸びている。第2ベース部304Bによって支持された接触部311Bが、第1ベース部304Aに近づく方向に伸びている。梁301A及び梁301Bは撓んでおり、弾性変形可能である。梁301A及び梁301Bは、弾性変形部の一例である。ヒータ200に電気接点部品300を押し付けた場合、梁301A及び梁301Bが弾性変形する。梁301Aが弾性変形するときの梁301Aの弾性力により、接点ベース303Aが電極205に押圧される。これにより、電極205に対して電気接点部302Aが所定の荷重で押圧され、電気接点部302Aと電極205との間で電気接点が形成される。電気接点部302Aは、第1電気接点部の一例である。また、梁301Bが弾性変形するときの梁301Bの弾性力により、接触部311Bの接点ベース303Aが電極205に押圧される。これにより、電極205に対して電気接点部302Bが所定の荷重で押圧され、電気接点部302Bと電極205との間で電気接点が形成される。電気接点部302Bは、第2電気接点部の一例である。電気接点部302A、302Bはそれぞれ接点ベース303A、303Bに絞り加工を施して形成されたR形状である。すなわち、電気接点部302A、302Bは電極205に対してR形状の頂点で点接触することが可能であり、所定の荷重で電気接点部302A、302Bが電極205に押圧されて点接触部が微小につぶれることにより良好な接触抵抗が得られる。
梁301Aの弾性力の大きさと梁301Bの弾性力の大きさとが異なっている。したがって、電極205に対して電気接点部302Aが押圧されるときの荷重の大きさと電極205に対して電気接点部302Bが押圧されるときの荷重の大きさとが異なっている。これは駆動力による振動や、記録材Pが定着ニップを通過する際の振動に対して、電気接点部302Aと302Bが同じ周波数で振動することがないようにするためである。これにより、例えば共振が発生し、大きな振幅で電気接点部302Aと302Bが振動する場合において、同じタイミングで電気接点部302A、302Bが電極205から離れる可能性を極力小さくすることができる。ただし、梁301Aの弾性力の大きさと梁301Bの弾性力の大きさとが同じであってもよい。電気接点部品300は、かしめ部305にて電線306がかしめられ、電気接点部品300は電線306を介して電源と電気的に接続される。
図5は、ヒータ200の裏面側から見た場合のヒータ200と電気接点部品300の位
置関係を示す平面図である。図5に示すように、接触部311A、311Bが、ヒータ200に設けられた複数の電極205のうちの一つの電極205に共に接触している。また、接触部311A、311Bが、ヒータ200に設けられた複数の電極205のうちの一つの電極205の互いに異なる位置に接触している。梁301Aと梁301Bがヒータ200の長手方向に対して平行な方向に延在するように、電気接点部品300が配置される。梁301A及び301Bは梁形状を有するため、ある程度の大きさを有する領域に梁301A及び301Bを設置する必要がある。例えば、梁301Aと301Bがヒータ200の長手方向と直交する方向に延在するように、電気接点部品300が配置された場合、電気接点部品300及び電線306がフィルム103と干渉する。そのため、図5に示すように電気接点部品300を配置することで、電気接点部品300及び電線306がフィルム103と干渉することが回避される。
第1ベース部304Aと第2ベース部304Bが、ヒータ200の長手方向において互いに離間して配置されている。接触部311A、311Bがヒータ200の長手方向に向かって伸びており、接触部311Aと接触部311Bとが、ヒータ200の長手方向において並んで配置されている。電気接点部302Aを有する接点ベース303Aと、電気接点部302Bを有する接点ベース303Bは、ヒータ200の長手方向において、互いに異なる位置となるように配置されている。これにより、接点ベース303Aと303Bをヒータ200の長手方向において近づけることができる。図5に示すように、電気接点部302Aを有する接点ベース303Aと、電気接点部302Bを有する接点ベース303Bとが、ヒータ200の長手方向において並んで配置されている。本実施例においては、ヒータ200の長手方向から見たとき、接点ベース303Aと303Bがオーバーラップしている。
図6はヒータ200の3カ所に設けられた電極205-1~205-3に対して3つの電気接点部品300を並べて配置した図である。図6に示すように、電極205-1~205-3のそれぞれに電力を供給するための3つの電気接点部品300がヒータ200上に配置されている。3つの電気接点部品300を介して電線306から電極205-1~205-3に個別に電力を供給することで、所望の発熱ブロック202のみを独立して発熱させることができる。なお、電気接点部品300は、図2に示す保持部材105の接点保持部105Aにより保持される。本実施例のように3つの電気接点部品300を用いる場合、電極205-1~205-3のそれぞれに対応した位置に3つの接点保持部105Aが配置され、3つの接点保持部105Aにより3つの電気接点部品300のそれぞれが保持される。
図5に示すように、ヒータ200に電気接点部品300を配置した場合、ヒータ200の短手方向において、電気接点部302A及び302Bのそれぞれの幅が、電極205の幅E1よりも短い。また、図5に示すように、ヒータ200に電気接点部品300を配置した場合、ヒータ200の長手方向において電気接点部302A及び302Bが並んで配置される。そのため、ヒータ200の短手方向における電極205の幅E1が短い場合であっても、電気接点部302A及び302Bが1つの電極205からはみ出すことなく、電気接点部302A及び302Bのそれぞれが1つの電極205に接触することができる。これにより振動や微小な埃などの外乱に対して信頼性の高い接点構成を提供することができる。そして、ヒータ200の短手方向における電極205の幅E1を短く設定することで、ヒータ200の幅H1を短く設定することができる。この結果、ヒータ200の熱容量が小さくなり、FPOTを短縮することができる。したがって、本実施例によれば、FPOTを短縮しつつ、定着装置100及び電気接点部品300における電気接点の信頼性を向上することができる。
〈実施例2〉
本実施例に係る定着装置について説明する。本実施例において、実施例1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。実施例1のヒータ200では、発熱体の分割数が3つであったのに対して、本実施例のヒータ400では、発熱体の分割数を5ブロックに増やしたものである。本実施例の詳細について説明する。
<定着装置>
図7は加熱ユニット101と加圧ローラ102からなる定着ニップの断面図である。加熱ユニット101は筒状のフィルム103と、フィルム103の内面に摺動層407にて接触するヒータ400と、ヒータ400を保持する保持部材105と、金属製のステイ部材104とを有する。ヒータ400はフィルム103とは基板401を挟んだ反対側(以下裏面と称する)に発熱体402A、402Bを有し、基板401と摺動層407とを介してフィルム103に熱を伝える。ヒータ400の長手方向が記録材Pの搬送方向と直交する方向を向くように、定着装置100にヒータ400が配置されている。なお、ヒータ400の長手方向は、記録材Pの幅方向と同じ方向である。加熱ユニット101は、電気接点部品(電力供給用コネクタ)500を有している。電気接点部品500は、保持部材105の接点保持部105Aにより保持される。電気接点部品500の詳細については後述する。
<ヒータ>
本実施例に係るヒータ400について図8を用いて説明する。図8(A)はヒータ400の短手方向(記録材Pの搬送方向)の断面図である。ヒータ400はセラミック製の基板401上の通電層410に設けられた発熱体402A、402Bによって加熱される。通電層410には第1導電体403と第2導電体404がヒータ400の長手方向に沿って設けられている。第1導電体403は、第1導電体403から分岐した第1導電体403A、403Bを有している。第1導電体403A、403Bは、記録材Pの搬送方向の上流側と下流側にそれぞれ配置されている。第2導電体404は発熱体402Aと402Bとの間に配置されている。ヒータ400の短手方向において、第1導電体403A、403Bが、発熱体402A、402B及び第2導電体404を挟むようにして配置されている。図8(A)の配置例では、記録材Pの搬送方向の上流側から下流側に向かって、第1導電体403A、発熱体402A、第2導電体404、発熱体402B及び第1導電体403Bの順に配置されている。またヒータ400の裏面には発熱体402A、402Bや第1導電体403A、403B、第2導電体404を覆う絶縁性の保護層406が設けられている。ヒータ400がフィルム103と摺動する摺動面側には、摺動性の良好なガラスやポリイミド等を用いたコーティングによる摺動層407が設けられている。また、また、ヒータ400は、発熱体402A及び402Bから構成される発熱ブロック402を有する。
図8(B)及び(C)はヒータ400の平面図である。図8(C)においては保護層406を透過して示している。ヒータ400は、複数の発熱ブロック402を有する。複数の発熱ブロック402は、ヒータ400の長手方向において並んで配置されている。本実施例では、ヒータ400は、5つの発熱ブロック402を有する。本実施例では、ヒータ400の長手方向において、ヒータ400の左端部、中央部、右端部に設けられた発熱ブロック402のそれぞれを発熱ブロック402-1、発熱ブロック402-3、発熱ブロック402-5と表記する。本実施例では、ヒータ400の長手方向において、ヒータ400の左端部と中央部との間の部分に設けられた発熱ブロック402を発熱ブロック402-2と表記する。本実施例では、ヒータ400の長手方向において、ヒータ400の中央部と右端部との間の部分に設けられた発熱ブロック402を発熱ブロック402-4と表記する。発熱ブロック402-1(第1発熱ブロック)は、ヒータ400の短手方向に対称に形成された発熱体402A-1及び402B-1で構成されている。同様に発熱ブロック402-2(第2発熱ブロック)は発熱体402A-2及び402B-2で構成さ
れており、発熱ブロック402-3(第3発熱ブロック)は発熱体402A-3及び402B-3で構成されている。また、発熱ブロック402-4(第4発熱ブロック)は発熱体402A-4及び402B-4で構成されており、発熱ブロック402-5(第5発熱ブロック)は発熱体402A-5及び402B-5で構成されている。本実施例において、発熱ブロック402-1~402-5を総称して、発熱ブロック402と表記する場合がある。また、本実施例において、発熱ブロック402-1~402-5のうちの少なくとも一つを、発熱ブロック402と表記する場合がある。
第1導電体403は、ヒータ400の長手方向に沿って設けられている。第1導電体403は、発熱体402A-1~402A-5に接続された第1導電体403Aと、発熱体402B-1~402B-5に接続された第1導電体403Bとで構成されている。第2導電体404は、発熱ブロック402-1~402-5にそれぞれ接続された第2導電体404-1~404-5を有する。第2導電体404-1~404-5は互いに離間して配置されている。したがって、第2導電体404は、第2導電体404-1~404-5に分割されている。
電極405C1、405C2、405-1~405-5は、保護層406に設けられた複数の開口部408から露出した電極である。保護層406の複数の開口部408から第1導電体403及び第2導電体404-1~404-5のそれぞれの一部が露出することで、ヒータ400に電極405C1、405C2、405-1~405-5が形成されている。電極405C1、405C2は、第1導電体403の一部である。電極405-1~405-5は、第2導電体404-1~404-5のそれぞれの一部である。電極405-1は、発熱ブロック402-1に電力を供給するための電極である。同様に、電極405-2は、発熱ブロック402-2に電力を供給するための電極であり、電極405-3は、発熱ブロック402-3に電力を供給するための電極である。電極405-4は、発熱ブロック402-4に電力を供給するための電極であり、電極405-5は、発熱ブロック402-5に電力を供給するための電極である。電極405-1は発熱ブロック402-1に電気的に接続され、電極405-2は発熱ブロック402-2に電気的に接続され、電極405-3は発熱ブロック402-3に電気的に接続されている。また、電極405-4は発熱ブロック402-4に電気的に接続され、電極405-5は発熱ブロック402-5に電気的に接続されている。電極405C1及び405C2は、第1導電体403A、403Bを介して発熱ブロック402-1~402-5に電力を供給するための共通の電極である。電極405C1及び405C2は、発熱ブロック402-1~402-5に電気的に接続されている。本実施例において、電極405-1~405-5を総称して、電極405と表記する場合がある。また、本実施例において、電極405-1~405-5のうちの少なくとも一つを、電極405と表記する場合がある。
ヒータ400は、記録材Pの搬送方向と直交する方向に並んで配置された発熱ブロック402-1~402-5を有する。また、ヒータ400は、発熱ブロック402-1~402-5のそれぞれと電気的に接続され、記録材Pの搬送方向と直交する方向に並んで配置された電極405-1~405-5を有する。電極405-1~405-5を用いて発熱ブロック402-1~402-5のそれぞれに電力を独立して供給することができる。電極405-1~405-5が互いに離間して配置されているため、発熱ブロック402-1~402-5のうちの少なくとも一つに供給される電力と、他の発熱ブロック402に供給される電力とを独立して制御することができる。発熱ブロック402-1~402-5に対する電力供給比率(電力量比率)が異なっていてもよい。発熱ブロック402-1~402-5への電力供給比率をそれぞれ変化させることにより記録材Pが通過しない非通紙領域の端部昇温を抑制することができる。例えば発熱ブロック402-3に対応する幅をもった記録材Pを定着する際に、発熱ブロック402-3のみに独立して電力を供給することにより、非通紙領域の端部昇温を抑制できる。また、発熱ブロック402-2
~402-4にのみ電力を供給することもできる。つまり本実施例のヒータ400を用いることで、実施例1のヒータ200と比較して、より細かく発熱領域をコントロールすることができるので、非通紙領域の端部昇温抑制に対応可能な記録材Pのサイズの種類を増やすことができる。
<電気接点部品(給電構成)>
ヒータ400の電極405に電力を供給するための電気接点部品500について図9を用いて説明する。図9は、本実施例に係る電気接点部品500の斜視図である。電気接点部品500は板状の金属を折り曲げて加工されたプレス部品であり、ベース部(支持部)510と、接触部511A、511Bを有する。接触部511Aは、第1接触部の一例である。接触部511Bは、第2接触部の一例である。ベース部510は、互いに直接接続されていない第1ベース部504Aと第2ベース部504Bを有している。第1ベース部504Aは、接触部511Aを支持し、第2ベース部504Bは、接触部511Bを支持する。第1ベース部504A及び第2ベース部504Bは、板状に形成されていてもよい。第1ベース部504Aは、第1支持部の一例である。第2ベース部504Bは、第2支持部の一例である。接触部511Aは、梁501A及び接点ベース503Aから構成されている。第1ベース部504Aから梁501Aが伸びており、梁501Aの先端に接点ベース503Aが設けられている。接点ベース503Aの中央部分に電気接点部502Aが形成されている。接触部511Bは、梁501B及び接点ベース503Bから構成されている。第2ベース部504Bから梁501Bが伸びており、梁501Bの先端に接点ベース503Bが設けられている。接点ベース503Bの中央部分に電気接点部502Bが形成されている。電気接点部502A、502Bは電極405に接触する部分であるが、接点ベース503Aの中央部分以外の他の部分及び接点ベース503Aの中央部分以外の他の部分が電極405に接触してもよい。
第1ベース部504Aによって支持された接触部511Aが、第2ベース部504Bに近づく方向に伸びている。第2ベース部504Bによって支持された接触部511Bが、第1ベース部504Aに近づく方向に伸びている。梁501A及び501Bは撓んでおり、弾性変形可能である。梁501A及び501Bは、弾性変形部の一例である。ヒータ400に電気接点部品500を押し付けた場合、梁501A及び501Bが弾性変形する。梁501Aが弾性変形するときの梁501Aの弾性力により、接触部511Aの接点ベース503Aが電極405に押圧される。これにより、電極405に対して電気接点部502Aが所定の荷重で押圧され、電気接点部502Aと電極405との間で電気接点が形成される。電気接点部502Aは、第1電気接点部の一例である。また、梁501Bが弾性変形するときの梁501Bの弾性力により、接触部511Bの接点ベース503Bが電極405に押圧される。これにより、電極405に対して502Bが所定の荷重で押圧され、電気接点部502Bと電極405との間で電気接点が形成される。電気接点部502Bは、第2電気接点部の一例である。電気接点部502A、502Bはそれぞれ接点ベース503A、503Bに絞り加工を施して形成されたR形状である。すなわち、電気接点部502A、502Bは電極405に対してR形状の頂点で点接触することが可能であり、所定の荷重で電気接点部502A、502Bが電極405に押圧されて点接触部が微小につぶれることにより良好な接触抵抗が得られる。
梁501Aの弾性力の大きさと梁501Bの弾性力の大きさとが異なっている。したがって、電極405に対して電気接点部502Aが押圧されるときの荷重の大きさと電極405に対して電気接点部502Bが押圧されるときの荷重の大きさとが異なっている。これは駆動力による振動や、記録材Pが定着ニップを通過する際の振動に対して、電気接点部502Aと502Bが同じ周波数で振動することがないようにするためである。これにより、例えば共振が発生し、大きな振幅で電気接点部502Aと502Bが振動する場合において、同じタイミングで電気接点部502A、502Bが電極405から離れる可能
性を極力小さくすることができる。ただし、梁501Aの弾性力の大きさと梁501Bの弾性力の大きさとが同じであってもよい。電気接点部品500は、かしめ部505にて電線506がかしめられ、電気接点部品500は電線506を介して電源と電気的に接続される。
図10はヒータ400の裏面側から見た場合のヒータ400と電気接点部品500の位置関係を示す平面図である。図10に示すように、接触部511A、511Bが、ヒータ400に設けられた複数の電極405のうちの一つの電極405に共に接触している。また、接触部511A、511Bが、ヒータ400に設けられた複数の電極405のうちの一つの電極405の互いに異なる位置に接触している。梁501Aと梁501Bがヒータ400の長手方向に対して平行な方向に延在するように、電気接点部品500が配置される。梁501A及び501Bは梁形状を有するため、ある程度の大きさを有する領域に梁501A及び501Bを設置する必要がある。例えば、梁501Aと501Bがヒータ400の長手方向と直交する方向に延在するように、電気接点部品500が配置された場合、電気接点部品500及び電線506がフィルム103と干渉する。そのため、図10に示すように電気接点部品500を配置することで、電気接点部品500及び電線506がフィルム103と干渉することが回避される。
第1ベース部504Aと第2ベース部504Bが、ヒータ400の長手方向において互いに離間して配置されている。接触部511A、511Bがヒータ400の長手方向に向かって伸びており、接触部511Aと接触部511Bとが、ヒータ400の短手方向において並んで配置されている。梁501Aは、接点ベース503Aと第1ベース部504Aとの間に設けられ、ヒータ400の短手方向であって接点ベース503Bから離れる方向に窪んでいる窪み部507Aを有する。同様に、梁501Bは、接点ベース503Bと第2ベース部504Bとの間に設けられ、ヒータ400の短手方向であって接点ベース503Aから離れる方向に窪んでいる窪み部507Bを有する。すなわち、梁501Aが窪み部507Aを有し、梁501Bが窪み部507Bを有する。窪み部507Aは、第1窪み部の一例である。窪み部507Bは、第2窪み部の一例である。窪み部507Aと接点ベース503Aが、ヒータ400の短手方向において並んで配置されている。窪み部507Bと接点ベース503Bが、ヒータ400の短手方向において並んで配置されている。ヒータ400の短手方向から見たとき、窪み部507Aの位置と接点ベース503Bの位置がオーバーラップしており、かつ、窪み部507Bの位置と接点ベース503Aの位置がオーバーラップしている。接点ベース503Aは、梁501B、接点ベース503B及び窪み部507Bに接触していない。接点ベース503Bは、梁501A、接点ベース503A及び窪み部507Aに接触していない。この位置関係によって、ヒータ400の短手方向において、窪み部507A、507Bが窪んでいるため、接点ベース503Bが接触部511A側に近づくことができ、接点ベース503Aが接触部511B側に近づくことができる。すなわち、ヒータ400の短手方向において、梁501Aと接点ベース503Bとが接触せず、かつ、梁501Bと接点ベース503Aとが接触せずに、接点ベース503Aと接点ベース503Bとを互いに近づけることができる。さらに、ヒータ400の短手方向から見たとき、梁501Aの位置と接点ベース503Bの位置がオーバーラップし、梁501Bの位置と接点ベース503Aの位置がオーバーラップしている。これにより、ヒータ400の長手方向における電気接点部品500の寸法を短くすることができる。
梁501Aが、ヒータ400の短手方向であって接点ベース503Bから離れる方向に湾曲してもよい。梁501Bが、ヒータ400の短手方向であって接点ベース503Aから離れる方向に湾曲してもよい。梁501Aの湾曲している部分(第1湾曲部)と接点ベース503Aが、ヒータ400の短手方向において並んで配置されてもよい。梁501Bの湾曲している部分(第2湾曲部)と接点ベース503Bが、ヒータ400の短手方向に
おいて並んで配置されてもよい。したがって、ヒータ400の短手方向から見たとき、梁501Aの湾曲している部分の位置と接点ベース503Bの位置がオーバーラップしており、かつ、梁501Bの湾曲している部分の位置と接点ベース503Aの位置がオーバーラップしている。これにより、ヒータ400の短手方向において、梁501Aと接点ベース503Bとが接触せず、かつ、梁501Bと接点ベース503Aとが接触せずに、接点ベース503Aと接点ベース503Bとを互いに近づけることができる。
図11はヒータ400の5カ所に設けられた電極405-1~405-5に5つの電気接点部品500を並べて配置した図である。図11に示すように、電極405-1~405-5のそれぞれに電力を供給するための5つの電気接点部品500がヒータ400上に配置されている。5つの電気接点部品500を介して電線506から電極405-1~405-5に個別に電力を供給することで、所望の発熱ブロック402のみを独立して発熱させることができる。実施例1に比べて本実施例のヒータ400は発熱体の分割数が増えているため、ヒータ400における電極405の配置が密である。上述したように、電気接点部品500はヒータ400の長手方向の寸法が短く、電極405-1~405-5のそれぞれに対して電気接点部品500を1つずつ配置しても、電気接点部品500が互いに干渉することなく配置することができる。なお、電気接点部品500は、図7に示す保持部材105の接点保持部105Aにより保持される。本実施例のように5つの電気接点部品500を用いる場合、電極405-1~405-5のそれぞれに対応した位置に5つの接点保持部105Aが配置され、5つの接点保持部105Aにより5つの電気接点部品500のそれぞれが保持される。
図10に示すように、ヒータ400に電気接点部品500を配置した場合、ヒータ400の短手方向において、電気接点部502A及び502Bのそれぞれの幅が、電極405の幅E2よりも短い。また、ヒータ400の短手方向から見たとき、窪み部507Aの位置と接点ベース503Bの位置がオーバーラップし、かつ、窪み部507Bの位置と接点ベース503Aの位置がオーバーラップするように、電気接点部502A及び502Bが配置される。そのため、ヒータ400の短手方向における電極405の幅E2が短い場合であっても、電気接点部502A及び502Bが1つの電極405からはみ出すことなく、電気接点部502A及び502Bのそれぞれが1つの電極405に接触することができる。これにより振動や微小な埃などの外乱に対して信頼性の高い接点構成を提供することができる。そして、ヒータ400の短手方向における電極405の幅E2を短く設定することで、ヒータ400の幅H2を短く設定することができる。この結果、ヒータ400の熱容量が小さくなり、FPOTを短縮することができる。したがって、本実施例によれば、FPOTを短縮しつつ、定着装置100及び電気接点部品500における電気接点の信頼性を向上することができる。さらに本実施例によれば、ヒータ400の長手方向における電気接点部品500の寸法を小さくできるので、ヒータ400を分割するブロック数を増やすことができ、より多くの記録材Pのサイズに対して非通紙領域の端部昇温を抑制することができる。
〈実施例2の変形例〉
図12に示すように、電気接点部品500が、接触部511A及び511Bを有すると共に、接触部511C及び511Dを有してもよい。接触部511Cは、第3接触部の一例である。接触部511Dは、第4接触部の一例である。図12はヒータ400の裏面側から見た場合のヒータ400と電気接点部品500の位置関係を示す平面図である。図12に示すように、接触部511A~511Dが、ヒータ400に設けられた複数の電極405のうちの一つの電極405に共に接触している。また、接触部511A~511Dが、ヒータ400に設けられた複数の電極405のうちの一つの電極405の互いに異なる位置に接触している。第1ベース部504Aは、接触部511A及び511Cを支持し、第2ベース部504Bは、接触部511B及び511Dを支持する。接触部511Cは、
梁501C及び接点ベース503Cから構成されている。第1ベース部504Aから梁501Cが伸びており、梁501Cの先端に接点ベース503Cが設けられている。接点ベース503Cの中央部分に電気接点部502Cが形成されている。接触部511Dは、梁501D及び接点ベース503Dから構成されている。第2ベース部504Bから梁501Dが伸びており、梁501Dの先端に接点ベース503Dが設けられている。接点ベース503Dの中央部分に電気接点部502Dが形成されている。電気接点部502C、502Dは電極405に接触する部分であるが、接点ベース503Cの中央部分以外の他の部分及び接点ベース503Dの中央部分以外の他の部分が電極405に接触してもよい。
第1ベース部504Aによって支持された接触部511Cが、第2ベース部504Bに近づく方向に伸びている。第2ベース部504Bによって支持された接触部511Dが、第1ベース部504Aに近づく方向に伸びている。接触部511Aと接触部511Dとが、ヒータ200の長手方向において並んで配置されている。接触部511Bと接触部511Cとが、ヒータ200の長手方向において並んで配置されている。梁501C及び501Dは撓んでおり、弾性変形可能である。梁501C及び501Dは、弾性変形部の一例である。ヒータ400に電気接点部品500を押し付けた場合、梁501C及び501Dが弾性変形する。梁501Cが弾性変形するときの梁501Cの弾性力により、接触部511Cの接点ベース503Cが電極405に押圧される。これにより、電極405に対して電気接点部502Cが所定の荷重で押圧され、電気接点部502Cと電極405との間で電気接点が形成される。電気接点部502Cは、第3電気接点部の一例である。また、梁501Dが弾性変形するときの梁501Dの弾性力により、接触部511Dの接点ベース503Dが電極405に押圧される。これにより、電極405に対して電気接点部502Dが所定の荷重で押圧され、電気接点部502Dと電極405との間で電気接点が形成される。電気接点部502Dは、第4電気接点部の一例である。電気接点部502C、502Dはそれぞれ接点ベース503C、503Dに絞り加工を施して形成されたR形状である。すなわち、電気接点部502C、502Dは電極405に対してR形状の頂点で点接触することが可能であり、所定の荷重で電気接点部502C、502Dが電極405に押圧されて点接触部が微小につぶれることにより良好な接触抵抗が得られる。
梁501A~501Dの弾性力の大きさがそれぞれ異なっている。したがって、電極405に対して電気接点部502A~502Dが押圧されるときの荷重の大きさがそれぞれ異なっている。これにより、例えば共振が発生し、大きな振幅で電気接点部502A~502Dが振動する場合において、同じタイミングで電気接点部502A~502Dが電極405から離れる可能性を極力小さくすることができる。ただし、梁501A~501Dの弾性力の大きさがそれぞれ同じであってもよい。
窪み部507Aと接点ベース503Cが、ヒータ400の短手方向において並んで配置されている。窪み部507Bと接点ベース503Dが、ヒータ400の短手方向において並んで配置されている。ヒータ400の短手方向から見たとき、窪み部507Aの位置と接点ベース503Cの位置がオーバーラップしており、かつ、窪み部507Bの位置と接点ベース503Dの位置がオーバーラップしている。接点ベース503Cは、梁501A、接点ベース503A及び窪み部507Aに接触していない。接点ベース503Dは、梁501B、接点ベース503B及び窪み部507Bに接触していない。この位置関係によって、ヒータ400の短手方向において、窪み部507A、507Bが窪んでいるため、接点ベース503Cが接触部511A側に近づくことができ、接点ベース503Dが接触部511B側に近づくことができる。ヒータ400の短手方向において、梁501Aと接点ベース503Cとが接触せずに、接点ベース503Bと接点ベース503Cとを互いに近づけることができる。また、ヒータ400の短手方向において、梁501Bと接点ベース503Dとが接触せずに、接点ベース503Aと接点ベース503Dとを互いに近づけることができる。上述したように、梁501Aが、ヒータ400の短手方向であって接点
ベース503Bから離れる方向に湾曲してもよい。梁501Bが、ヒータ400の短手方向であって接点ベース503Aから離れる方向に湾曲してもよい。本実施例の変形例によれば、ヒータ400の短手方向における電極405の幅E2を短く設定し、ヒータ400の幅H2を短く設定する場合において、一つの電極405に対する電気接点の数を増やすことができる。
100…定着装置、200、400…ヒータ、202A、202B…発熱体、205…電極、300、500…電気接点部品、311A、311B、511A、511B…接触部、304A、504A…第1ベース部、304B、504B…第2ベース部、P…記録材

Claims (19)

  1. 記録材の搬送方向と直行する方向に並んで配置されている複数の発熱体と、複数の前記発熱体と電気的に接続された複数の電極と、を有するヒータと、
    前記複数の電極のそれぞれに電力を供給するための導電性の複数のコネクタと、
    を備え、記録材に形成された画像を加熱する像加熱装置であって、
    前記複数のコネクタの夫々は、前記複数の電極のうちの一つの電極に共に接触する複数の接触部と、前記複数の接触部のうちの第1接触部を支持する第1支持部と、前記複数の接触部のうちの第2接触部を支持する第2支持部と、を有し、
    前記第1支持部及び前記第2支持部が、前記直交する方向において互いに離間して配置されており、
    前記第1接触部が、前記第1支持部に片持ち支持されており且つ前記第1支持部から前記第2支持部に近づく方向に伸びており、
    前記第2接触部が、前記第2支持部に片持ち支持されており且つ前記第2支持部から前記第1支持部に近づく方向に伸びており、
    前記第1接触部及び前記第2接触部が、前記複数の電極のうちの一つの前記電極の互いに異なる位置に接触していることを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記第1接触部と前記第2接触部とが、前記直交する方向において並んで配置されていることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記第1接触部は、前記複数の電極のうちの一つの前記電極と電気接点を形成する第1電気接点部を有し、
    前記第2接触部は、前記複数の電極のうちの一つの前記電極と電気接点を形成する第2電気接点部を有し、
    前記第1電気接点部と前記第2電気接点部とが、前記直交する方向において並んで配置されていることを特徴とする請求項2に記載の像加熱装置。
  4. 前記第1接触部と前記第2接触部とが、前記搬送方向において並んで配置されていることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  5. 前記第1支持部が、前記複数の接触部のうちの第3接触部を支持し、
    前記第2支持部が、前記複数の接触部のうちの第4接触部を支持し、
    前記第3接触部が、前記第2支持部に近づく方向に伸びており、
    前記第4接触部が、前記第1支持部に近づく方向に伸びており、
    前記第1接触部、前記第2接触部、前記第3接触部及び前記第4接触部が、前記複数の電極のうちの一つの前記電極の互いに異なる位置に接触し、
    前記第1接触部と前記第4接触部とが、前記直交する方向において並んで配置されており、
    前記第2接触部と前記第3接触部とが、前記直交する方向において並んで配置されていることを特徴とする請求項4に記載の像加熱装置。
  6. 前記第1接触部は、前記複数の電極のうちの一つの前記電極と電気接点を形成する第1電気接点部と、前記第1支持部と前記第1電気接点部との間に設けられ、前記直交する方向であって前記第2接触部から離れる方向に窪む第1窪み部とを有し、
    前記第2接触部は、前記複数の電極のうちの一つの前記電極と電気接点を形成する第2電気接点部と、前記第2支持部と前記第2電気接点部との間に設けられ、前記直交する方向であって前記第1接触部から離れる方向に窪む第2窪み部とを有し、
    前記第1窪み部と前記第2電気接点部とが、前記搬送方向において並んで配置されており、
    前記第2窪み部と前記第1電気接点部とが、前記搬送方向において並んで配置されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の像加熱装置。
  7. 前記第1接触部は、前記複数の電極のうちの一つの前記電極と電気接点を形成する第1電気接点部と、前記第1支持部と前記第1電気接点部との間に設けられ、前記直交する方向であって前記第2接触部から離れる方向に湾曲する第1湾曲部とを有し、
    前記第2接触部は、前記複数の電極のうちの一つの前記電極と電気接点を形成する第2電気接点部と、前記第2支持部と前記第2電気接点部との間に設けられ、前記直交する方向であって前記第1接触部から離れる方向に湾曲する第2湾曲部とを有し、
    前記第1湾曲部と前記第2電気接点部とが、前記搬送方向において並んで配置されており、
    前記第2湾曲部と前記第1電気接点部とが、前記搬送方向において並んで配置されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の像加熱装置。
  8. 前記第1接触部及び前記第2接触部は弾性変形可能であり、
    前記第1接触部が弾性変形するときの前記第1接触部の弾性力により前記第1接触部が前記複数の電極のうちの一つの前記電極に押圧されており、
    前記第2接触部が弾性変形するときの前記第2接触部の弾性力により前記第2接触部が前記複数の電極のうちの一つの前記電極に押圧されていることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の像加熱装置。
  9. 前記第1接触部の弾性力と前記第2接触部の弾性力とが互いに異なっていることを特徴とする請求項8に記載の像加熱装置。
  10. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    前記記録材に形成された画像を前記記録材に定着する定着部と、
    を有する画像形成装置において、
    前記定着部が請求項1から請求項9の何れか一項に記載の像加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
  11. ータの一つの電極接触して前記ヒータに電力を供給するための導電性のコネクタであって、
    記一つの電極に共に接触する複数の接触部と、
    前記複数の接触部のうちの第1接触部を支持する第1支持部と、
    前記複数の接触部のうちの第2接触部を支持する第2支持部と、
    を備え、
    前記第1支持部及び前記第2支持部が、前記コネクタの長手方向において互いに離間して配置されており、
    前記第1接触部が、前記第1支持部に片持ち支持されており且つ前記第1支持部から前記第2支持部に近づく方向に伸びており、
    前記第2接触部が、前記第2支持部に片持ち支持されており且つ前記第2支持部から前記第1支持部に近づく方向に伸びており、
    前記第1接触部及び前記第2接触部が、前記一の電極の互いに異なる位置に接触する構造となっていることを特徴とするコネクタ。
  12. 前記第1接触部と前記第2接触部とが、前記長手方向において並んで配置されていることを特徴とする請求項11に記載のコネクタ。
  13. 前記第1接触部は、前記一の電極と電気接点を形成する第1電気接点部を有し、
    前記第2接触部は、前記一の電極と電気接点を形成する第2電気接点部を有し、
    前記第1電気接点部と前記第2電気接点部とが、前記長手方向において並んで配置されていることを特徴とする請求項12に記載のコネクタ。
  14. 前記第1接触部と前記第2接触部とが、前記長手方向に対して直交する方向に並んで配置されていることを特徴とする請求項11に記載のコネクタ。
  15. 前記第1支持部が、前記第1接触部だけでなく前記第1接触部とは異なる第3接触部を支持し、
    前記第2支持部が、前記第2接触部だけでなく前記第2接触部とは異なる第4接触部を支持し、
    前記第3接触部が、前記第1支持部に片持ち支持されており且つ前記第1支持部から前記第2支持部に近づく方向に伸びており、
    前記第4接触部が、前記第2支持部に片持ち支持されており且つ前記第2支持部から前記第1支持部に近づく方向に伸びており、
    前記第1接触部、前記第2接触部、前記第3接触部及び前記第4接触部が、前記一の電極の互いに異なる位置に接触する構造となっており
    前記第1接触部と前記第4接触部とが、前記長手方向において並んで配置されており、
    前記第2接触部と前記第3接触部とが、前記長手方向において並んで配置されていることを特徴とする請求項14に記載のコネクタ。
  16. 前記第1接触部は、前記一の電極と電気接点を形成する第1電気接点部と、前記第1支持部と前記第1電気接点部との間に設けられ、前記直交する方向であって前記第2接触部から離れる方向に窪む第1窪み部とを有し、
    前記第2接触部は、前記一の電極と電気接点を形成する第2電気接点部と、前記第2支持部と前記第2電気接点部との間に設けられ、前記直交する方向であって前記第1接触部から離れる方向に窪む第2窪み部とを有し、
    前記第1窪み部と前記第2電気接点部とが、前記直交する方向において並んで配置されており、
    前記第2窪み部と前記第1電気接点部とが、前記直交する方向において並んで配置されていることを特徴とする請求項14又は15に記載のコネクタ。
  17. 前記第1接触部は、前記一の電極と電気接点を形成する第1電気接点部と、前記第1支持部と前記第1電気接点部との間に設けられ、前記直交する方向であって前記第2接触部から離れる方向に湾曲する第1湾曲部とを有し、
    前記第2接触部は、前記一の電極と電気接点を形成する第2電気接点部と、前記第2支持部と前記第2電気接点部との間に設けられ、前記直交する方向であって前記第1接触部から離れる方向に湾曲する第2湾曲部とを有し、
    前記第1湾曲部と前記第2電気接点部とが、前記直交する方向において並んで配置されており、
    前記第2湾曲部と前記第1電気接点部とが、前記直交する方向において並んで配置されていることを特徴とする請求項14又は15に記載のコネクタ。
  18. 前記第1接触部及び前記第2接触部は弾性変形可能であり、
    前記第1接触部が弾性変形するときの前記第1接触部の弾性力により前記第1接触部が前記一の電極に押圧されており、
    前記第2接触部が弾性変形するときの前記第2接触部の弾性力により前記第2接触部が前記一の電極に押圧されていることを特徴とする請求項11から請求項17の何れか一項に記載のコネクタ。
  19. 前記第1接触部の弾性力と前記第2接触部の弾性力とが互いに異なっていることを特徴とする請求項18に記載のコネクタ。
JP2018222243A 2018-11-28 2018-11-28 像加熱装置、画像形成装置及びコネクタ Active JP7229735B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018222243A JP7229735B2 (ja) 2018-11-28 2018-11-28 像加熱装置、画像形成装置及びコネクタ
US16/695,577 US10921744B2 (en) 2018-11-28 2019-11-26 Image heating apparatus
CN202310369410.2A CN116360227A (zh) 2018-11-28 2019-11-26 图像加热装置
CN201911169413.1A CN111240169B (zh) 2018-11-28 2019-11-26 图像加热装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018222243A JP7229735B2 (ja) 2018-11-28 2018-11-28 像加熱装置、画像形成装置及びコネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020086217A JP2020086217A (ja) 2020-06-04
JP7229735B2 true JP7229735B2 (ja) 2023-02-28

Family

ID=70907839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018222243A Active JP7229735B2 (ja) 2018-11-28 2018-11-28 像加熱装置、画像形成装置及びコネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7229735B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008076934A (ja) 2006-09-25 2008-04-03 Harison Toshiba Lighting Corp ヒータ、加熱装置、画像形成装置
US20130302060A1 (en) 2012-05-11 2013-11-14 Canon Kabushiki Kaisha Connector for heater, and fixing apparatus
JP2013235223A (ja) 2012-05-11 2013-11-21 Canon Inc 加熱装置及びこの装置に用いられるコネクタ
JP2013235804A (ja) 2012-05-11 2013-11-21 Canon Inc コネクタ及び定着装置
JP2013254192A (ja) 2012-05-10 2013-12-19 Canon Inc 電力供給用コネクタ及びこのコネクタを用いた定着装置
JP2017054071A (ja) 2015-09-11 2017-03-16 キヤノン株式会社 像加熱装置及び像加熱装置に用いるヒータ
US20170123356A1 (en) 2015-10-29 2017-05-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Fusing device and image forming apparatus having the same

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09319240A (ja) * 1996-05-30 1997-12-12 Canon Inc コネクタ、加熱装置及び定着装置
JPH10302868A (ja) * 1997-04-21 1998-11-13 Canon Inc 電気コネクタ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008076934A (ja) 2006-09-25 2008-04-03 Harison Toshiba Lighting Corp ヒータ、加熱装置、画像形成装置
JP2013254192A (ja) 2012-05-10 2013-12-19 Canon Inc 電力供給用コネクタ及びこのコネクタを用いた定着装置
US20130302060A1 (en) 2012-05-11 2013-11-14 Canon Kabushiki Kaisha Connector for heater, and fixing apparatus
JP2013235223A (ja) 2012-05-11 2013-11-21 Canon Inc 加熱装置及びこの装置に用いられるコネクタ
JP2013235804A (ja) 2012-05-11 2013-11-21 Canon Inc コネクタ及び定着装置
JP2017054071A (ja) 2015-09-11 2017-03-16 キヤノン株式会社 像加熱装置及び像加熱装置に用いるヒータ
US20180253043A1 (en) 2015-09-11 2018-09-06 Canon Kabushiki Kaisha Image heating device and heater for use in image heating device
US20170123356A1 (en) 2015-10-29 2017-05-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Fusing device and image forming apparatus having the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020086217A (ja) 2020-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9497802B2 (en) Heater and image heating apparatus including the same
US11237503B2 (en) Heater configured to maintain adequate contact pressure with a contact terminal, heating device, fixing device, and image forming apparatus
US11768454B2 (en) Image forming apparatus having a first circuit for supplying power to a heater, a second circuit electrically insulated with reinforced insulation from the first circuit, and a third circuit electrically insulated from the first and second circuits
US11747756B2 (en) Heater and fixing apparatus
JP6172360B1 (ja) 加熱装置、定着装置および画像形成装置
US20150338805A1 (en) Heater and image heating apparatus including the same
CN111240169B (zh) 图像加热装置
JP7229735B2 (ja) 像加熱装置、画像形成装置及びコネクタ
US10571839B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP2018031869A (ja) 画像加熱装置およびヒータ
JP7459326B2 (ja) 像加熱装置
KR20080041379A (ko) 정착유니트 및 이를 채용한 화상형성장치
JP2020024370A (ja) 加熱部材、加熱装置、定着装置及び画像形成装置
EP4290312A1 (en) Fixing device
US11835896B2 (en) Fixing device provided with heater and image forming apparatus
JP7500264B2 (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JP2023147731A (ja) 加熱装置、定着装置、画像形成装置
CN114624978A (zh) 图像形成装置
JP2017194586A (ja) ヒータおよび画像加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230215

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7229735

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151