JP7224188B2 - 電文配信方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電文を配信する技術に関する。
海外銀行又は日本銀行が国内銀行に決済、送金などの処理を依頼する場合、SWIFT(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)又は日本銀行から国内銀行に対して処理内容を示した通信データ(以下、電文という)が送信される。送信された電文は、国内銀行のサーバシステムにおいて、解析され、銀行内における対応する部署に振り分けられる。
特開2010-191923号公報
通常、電文は所定のフォーマットに則って記述されている。そのため、電文の解析及び振り分けは、銀行のサーバシステムにおいて予め定められた所定の配信ルールに基づいて行われる。しかしながら、外部起因により、新たなパターンの電文が送られてきた場合、サーバシステムにおいて、所定の配信ルールに基づいて解析することができない。この場合、新たなパターンの電文を解析するために、配信ルールを修正しなければならない。新たな電文のパターンに対応する配信ルールがサーバシステムに登録されるまでの間、ユーザが新たなパターンの電文の内容を確認して、対応する部署に電文を転送する必要があり、ユーザの負担が大きいという問題があった。
本発明の目的の一つは、電文の配信の利便性を向上させることにある。
本発明の一実施形態によれば、電文の内容に基づいて配信先を規定する所定の配信ルールと、電文の内容に基づいて配信先を出力する人工知能とに基づいて、受信した電文の配信先を決定し、前記受信した電文と当該電文の配信先とに基づいて、前記人工知能に用いられる学習モデルを更新すること、を含む電文配信方法が提供される。
前記受信した電文の配信先を決定することは、電文を受信し、前記所定の配信ルールに基づいて前記電文を解析して第1解析結果を生成し、前記人工知能によって前記電文を解析して第2解析結果を生成し、前記第1解析結果及び前記第2解析結果に基づいて、配信先を決定すること、を含んでもよく、前記学習モデルを更新することは、前記第1解析結果及び前記第2解析結果に基づいて行われてもよい。
前記第1解析結果は、前記所定の配信ルールに基づいて選択した前記電文の配信先を示す第1配信先と、前記電文に対応する配信ルールを示す配信ルール情報とを含む、又は前記所定の配信ルールに基づいた解析が不可能であることを示すエラー情報と含んでもよく、前記第2解析結果は、前記人工知能よって推論された前記電文の配信先を示す第2配信先と、前記人工知能による推論の正確性を示す正確度とを含んでもよい。
前記電文の配信先を決定することは、前記第1解析結果が前記エラー情報を含むか否か判定することを含んでもよい。
前記第1解析結果が前記エラー情報を含まない場合、前記電文の配信先を決定することは、前記第1配信先と前記第2配信先とが一致しているか否かを判定してもよく、前記第1配信先と前記第2配信先とが一致している場合、前記第1配信先及び前記第2配信先を前記電文の配信先に決定し、前記第1配信先と前記第2配信先とが一致していない場合、記第1配信先を前記電文の配信先に決定してもよい。
前記前記第1解析結果が前記エラー情報を含む場合、前記電文の配信先を決定することは、前記正確度が所定の閾値以上であるか否かを判定してもよく、前記正確度が前記所定の閾値以上である場合、前記第2配信先を前記電文の配信先に決定してもよい。
前記正確度が前記所定の閾値未満である場合、前記所定の配信ルールに新たな配信ルールを追加すること、をさらに含んでもよい。
追加された新たな配信ルールに基づいた第1解析結果に含まれる第1配信先と、前記第2配信先との複数の関係性に基づいて、追加された前記新たなルールを前記所定の配信ルールから削除すること、をさらに含んでもよい。
追加された前記新たなルールを前記所定の配信ルールから削除することは、前記第1配信先と、前記第2配信先とが一致した回数に基づいて行われてもよい。
上記記載の電文配信方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムが提供されtもよい。
本発明の一実施形態によれば、電文の配信の利便性を向上させることができる。
本発明の一実施形態における配信装置を示すブロック図である。 SWIFTネットシステムから銀行などの金融機関に送られる電文の一例を示す図である。 日銀ネットシステムから銀行などの金融機関に送られる電文の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における配信ルールDBに保管された配信ルールテーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における電文の解析処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における電文解析処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における配信先決定処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における配信先決定処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における配信先決定処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における配信ルールの登録処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における配信ルールDBに保管された配信ルールテーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における新たに登録された配信ルールの削除処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明はこの実施形態に限定して解釈されるものではない。すなわち、以下に説明する複数の実施形態に公知の技術を適用して変形をして、様々な態様で実施をすることが可能である。
[システムの概要]
図1は、本発明の一実施形態における配信装置の構成を示すブロック図である。配信装置10は、ネットワークNWを介して外部のSWIFTネットシステム20及び日銀ネットシステム30と接続されている。配信装置10は、国内(例えば日本)の銀行によって使用される装置である。
SWIFTネットシステム20は、銀行間の国際金融取引に係る処理に関する金融通信メッセージを提供するネットワークシステムである。例えば、海外の銀行から国内(日本)の支払い先への送金依頼がある場合、その支払い指示を示す電文が、SWIFTネットシステム20を通じて支払い先との取引がある国内(日本)の銀行に送信される。SWIFTネットシステム20から送られる電文は、所定のフォーマット(例えば、MTフォーマットなど)で作成されている。図2は、SWIFTネットシステム20から銀行などの金融機関に送られる電文の一例である。図2に示された電文は、MT299で記述されている。
日銀ネットシステム30は、日本銀行とその取引先金融機関との間の処理を行うネットワークシステムである。例えば、日本銀行から国内(日本)の銀行への決済依頼がある場合、その決済指示を示す電文が、日銀ネットシステム30を通じて該当銀行に送信される。日銀ネットシステム30から送られる電文は、所定のフォーマット(例えば、ISO20022フォーマットなど)で作成されている。図3は、日銀ネットシステム30から銀行などの金融機関に送られるISO20022フォーマットで記述された電文の一例である。
[配信装置]
図1に示すように、配信装置10は、通信部101、制御部103、電文解析部105、人工知能(A)107、配信ルールデータベース(配信ルールDB)109、配信先決定部111、報知部113、操作部115及び配信ルール設定部117を備える。
通信部101は、電文などの通信データをNWを通じて送受信する。記憶部102は、不揮発性メモリ、ハードディスクなどの記憶装置である。記憶部102は、この例では、プログラム102aを記憶する領域を含む。プログラム102aは、配信装置10において実行される各種機能を実現するためのプログラムを含む。尚、プログラム102aは、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよい。この場合には、配信装置10は、記録媒体を読み取る装置を備えていればよい。また、プログラム102aは、ネットワークNW経由でダウンロードされてもよい。記憶部102も記録媒体の一例である。また、記憶部102は、後述する配信ルールデータベース109を記憶する領域を含んでもよい。
電文解析部105は、NWを通じて受信した電文の内容を解析し、解析結果(第1解析結果)を生成して出力する。電文解析部105は、電文に対してXML解析を行い、後述する配信ルールDB109を参照して当該電文の配信先を選択する。電文解析部105は、選択した配信先(以下、第1配信先という)と、当該電文に対応する配信ルールを特定できる情報(以下、配信ルール情報という)とを含む第1解析結果を出力する。一方、電文解析部105は、電文の内容の解析の結果、電文の内容に該当する配信先が見つからない場合、解析不能を示すエラー情報を含む第1解析結果を出力する。
AI107は、NWを通じて受信した電文の内容を解析し、解析結果(第2解析結果)を生成して出力する。AI107は、電文に対してテキストマイニングや画像認識による解析を行い、過去の実績に基づいて当該電文の配信先を推論する。AI107は、推論した配信先(以下、第2配信先という)と正確度とを含む第2解析結果を出力する。正確度とは、AI107が推論した配信先の正確性を示す。例えば、正確度は、AI107が推論した配信先が正解である確率であってもよい。
さらにAI107は、所定の期間毎に再学習を行い、学習モデルを更新する。学習モデルは、過去の実績に基づいて電文の特徴を踏まえて生成される。AI107は、所定期間に蓄積された、新たな学習データ(例えば、新たなパターンの生電文情報)と対応する正解データ(新たなパターンの電文の正しい配信先)とを含む教師データをもとに再学習(例えば、ディープラーニング)して学習モデル(ニューラルネットワーク)を更新する。これにより、AI107は、以前の学習モデルでは正確に推論できない新たなパターンの電文の配信先を、更新された学習モデルにより正確に推論することができるようになる。尚、学習モデルの更新のタイミングは、所定期間毎に限定されず、教師データが所定数蓄積されたタイミングで実行されてもよい。
配信ルールDB109は、配信先決定条件と配信先とが関連付けられた配信ルールテーブルを保管する。図4は、配信ルールDB109に保管された配信ルールテーブルの一例である。図4においては、配信ルールテーブルの一部を示している。図4を参照すると、配信ルール1の配信先決定条件は、「受信者のアドレスの11桁が“xxxxJPaaSAD”」であり、該当する配信先は、「カストディ」である。つまり、「受信者のアドレスの11桁が“xxxxJPaaSAD”」である電文の配信先は「カストディ」であることを意味している。同様に、配信ルール2の配信先決定条件は「受信者のアドレスの11桁が“xxxxJPaaFND”」であり、該当する配信先は、「事務部(投信)」である。つまり、「受信者のアドレスの11桁が“xxxxJPaaFND”」である電文の配信先は「事務部(投信)」であることを意味している。配信ルールDB109は、ユーザ40によって新たな更新が可能である。例えば、ユーザ40は、配信ルールDB109は、新たな配信ルールを登録することができる。尚、配信ルールDB109は、記憶部102に記憶されていてもよい。また、配信ルールDB109は、外部の記憶装置に記憶されてもよい。この場合、配信装置10は、通信部101を介してNW経由で外部の記憶装置と通信し、配信ルールDB109を参照する。
配信先決定部111は、電文解析部105によって生成された第1解析結果とAI1-7によって生成された第2解析結果とに基づいて、受信した電文の配信先を決定する。配信先決定部111は、第1解析結果に含まれる第1配信先と第2解析結果に含まれる第2配信先とが一致する場合、第1解析結果と第2解析結果とに基づいて受信した電文の配信先を決定する。一方、配信先決定部111は、第1配信先と第2配信先とが互いに異なる場合、第1解析結果を優先して、受信した電文の配信先を第1配信先に決定する。また、配信先決定部111は、第1解析結果がエラー情報を含む場合、第2解析結果に含まれる正確度に基づいて配信先を決定する。詳細には、第2解析結果に含まれる正確度が閾値以上である場合、配信先決定部111は、第2解析結果に基づいて電文の配信先を第2配信先に決定する。一方、第2解析結果に含まれる正確度が閾値未満である場合、配信先決定部111は、受信した電文が解析不可能であることを示すフェイル情報を制御部103に送信する。ここで、解析不可能な電文とは、電文解析部105において既存の配信ルールに基づいて電文の配信先を選択することができず、且つAI107の学習モデルでも正確な配信先を推論することができない、新たなパターンの電文を意味する。
また、配信先決定部111は、第1解析結果に含まれる第1配信先と第2解析結果に含まれる第2配信先とが一致し、且つ第1解析結果に含まれる配信ルール情報が、ユーザ40によって新たに登録された配信ルールを示す場合、配信ルール毎に第1配信先と第2配信先とが一致した回数を配信ルールDB109の配信ルールテーブルに登録してもよい。尚、配信装置10は、受信した電文を特定するための電文IDと、配信ルール、第1解析結果、及び第2解析結果が互いに関連付けられた電文管理テーブルを保管する電文管理データベース(図示せず)を有してもよい。このような電文管理DBは、記憶部102に記憶されることができる。
制御部103は、受信した電文が解析不可能であることを示す情報を配信先決定部111から受信すると、報知部113を介して受信した電文が解析不可能であることをユーザ40に報知する。報知部113は、例えば、制御部103の制御によって、受信した電文が解析不可能であることをユーザ40に示す表示部などであってもよい。
操作部115は、ユーザ40からの操作を受け付けて、操作に応じた信号を制御部103に出力する操作装置である。例えば、操作部115は、キーボード、マウスなどである。例えば、報知部113の報知によって、受信した電文が解析不可能であることが確認された場合、ユーザ40は、受信した電文の内容を確認し、受信した電文を対応する部署に配信するための配信先決定情報を操作部115を介して入力する。配信先決定情報は、ユーザが設定した配信先決定条件と、対応する配信先とを含む。
配信ルール設定部117は、操作部115を介してユーザ40から入力された配信先決定情報に基づいて、配信ルールDB109に新たな配信ルールを登録する。また、配信ルール設定部117は、第1解析結果及び第2解析結果に基づいて、配信ルールDB109に登録された新たな配信ルールを削除することができる。
[配信機能]
配信装置10において実行される配信機能について説明する。配信機能においては、電文の配信先決定処理、新たな配信ルールの登録処理、及び登録された配信ルールの削除処理が実行される。以下、それぞれの処理について説明する。
[電文の配信先決定処理]
電文の配信先決定処理は、電文の解析処理、及び配信先決定処理を含む。制御部103は、それぞれの処理を電文解析部105、AI107及び配信先決定部111に実行させる。
まず、電文解析部105による電文の解析処理を説明する。図5は、本発明の一実施形態における電文解析部105による電文の解析処理を示すフローチャートである。電文の解析処理は、配信装置10によって受信された電文の各々に対して実行される。電文解析部105は、受信した電文の内容を解析する(S501)。電文解析部105は、XML解析によって電文の内容を解析してもよい。次に、電文解析部105は、解析した電文の内容に一致する配信ルールがあるか否か、配信ルールDB109に保管された配信ルールテーブルを参照して特定する(S502)。詳細には、電文解析部105は、解析した電文の内容に一致する配信先決定条件が配信ルールテーブルにあるか否か特定する。解析した電文の内容に一致する配信ルールがある場合(S502;Yes)、電文解析部105は、解析した電文の内容に一致する配信ルールと、該配信ルールに対応する配信先とを選択する(S503)。一方、解析した電文の内容に一致する配信ルールがない場合(S502;No)、電文解析部105は、解析不能を示すエラー情報を生成する(S504)。電文解析部105は、解析した電文の内容に一致する配信ルールがある場合は、該電文に対応する配信ルールを特定するための配信ルール情報と、該配信ルールに対応する配信先(第1配信先)とを含む第1解析結果を、配信先決定部111に出力する(S505)。一方、電文解析部105は、解析した電文の内容に一致する配信ルールがない場合は、エラー情報を含む第1解析結果を配信先決定部111に出力する。
次に、AI107による電文の解析処理を説明する。図6は、本発明の一実施形態におけるAI107による電文解析処理を示すフローチャートである。電文の解析処理は、配信装置10によって受信された電文の各々に対して実行される。AI107は、受信した電文の内容を解析し、過去の実績に基づいて受信した電文の配信先を推論する。(S602)。AI107は、受信した電文の内容をテキストマイニングや画像認識による電文の解析を行ってもよい。AI107は、推論結果と推論結果の正確度とを含む第2解析結果を配信先決定部111に出力する(S602)。
配信先決定部111による配信先決定処理を説明する。図7~図9は、本発明の一実施形態における配信先決定部111による配信先決定処理を示すフローチャートである。電文の配信先決定処理は、配信装置10によって受信された電文の各々に対して実行される。配信先決定部111は、電文解析部105から出力された第1解析結果、及びAI107から出力された第2解析結果を受信する(S701)。配信先決定部111は、受信した第1解析結果がエラー情報を含む否か判定する(S702)。判定の結果、第1解析結果がエラー情報を含まない(S702;No)場合、配信先決定部111は、受信した第1解析結果に含まれる第1配信先と第2解析結果に含まれる第2配信先とが一致しているか否か判定する(S703)。一方、判定の結果、第1解析結果がエラー情報を含む(S702;Yes)場合、図8に示す処理Aに進む。
第1配信先と第2配信先とが一致している場合(S703;Yes)、配信先決定部111は、一致した配信先、即ち第1配信先(第2配信先)を受信した電文の配信先に決定する(S704)。次に、配信先決定部111は、第1解析結果に含まれる配信ルール情報に基づいて、ユーザ40によって新たに登録された配信ルールであるか否かを判定する(S705)。判定の結果、第1解析結果に対応する配信ルールが新たに登録された配信ルールである(S705;Yes)場合、図9に示す処理Cに進む。判定の結果、第1解析結果に対応する配信ルールが、ユーザ40によって新たに登録された配信ルールでない(S705;No)場合、配信先決定処理は終了する。
第1配信先と第2配信先とが一致していない(S703;No)場合、配信先決定部111は、第1解析結果に基づいて電文の配信先を決定する(S706)。つまり、電文解析部105によって選択された第1配信先と、AI107によって推論された第2配信先とが異なる場合、配信先決定部111は、第1配信先を、最終的な配信先に決定する。
受信した第1解析結果がエラー情報を含む場合(S702;Yes)、配信先決定部111は、第2解析結果の正確度が所定の閾値以上であるか否か判定する(S707)。即ち、配信先決定部111は、AI107による推論結果の正確度が閾値以上であるか否か判定する。判定の結果、第2解析結果の正確度が所定の閾値以上である場合(S707;Yes)、配信先決定部111は、第2解析結果に基づいて第2配信先を受信した電文の配信先を決定する(S708)。判定の結果、第2解析結果の正確度が所定の閾値未満である場合(S707;No)、配信先決定部111は、受信した電文が解析不可能であることを示すフェイル情報を生成して制御部103に出力する(S709)。
第1解析結果に対応する配信ルールが新たに登録された配信ルールである(S705;Yes)場合、配信先決定部111は、第1解析結果に対応する配信ルール毎に、第1配信先と第2配信先とが一致した回数を配信ルールDB109に保管された配信ルールテーブルに登録する。
[新たな配信ルールの登録処理]
制御部103は、新たな配信ルールの登録処理を配信ルール設定部117に実行させる。まず、配信先決定部111において、フェイル情報が生成されて制御部103に出力されると、制御部103は、報知部113を介して受信した電文が解析不可能であることをユーザ40に報知する。受信した電文が解析不可能であることを報知されたユーザ40は、操作部115を介して配信先決定情報を入力する。図10は、本発明の一実施形態における配信ルール設定部117による配信ルールの登録処理を示すフローチャートである。配信ルール設定部117は、ユーザ40によって入力された配信先決定情報を受信する(S801)。次に、配信ルール設定部117は、受信した配信先決定情報に基づいて、ユーザが設定した配信先決定条件と対応する配信先とが関連付けられた新たな配信ルールを配信ルールDB109に保管された配信ルールテーブルに登録する(S802)。
図11は、配信ルールDB109に保管された配信ルールテーブルの一例である。図11に示した配信ルールテーブルにおいて、配信ルールA及び配信ルールBは、ユーザ40によって入力された配信先決定情報に基づいて新たに登録された配信ルールである。新たに登録された配信ルールについては、第1配信先(即ち、配信ルールに基づく電文の配信先)と、第2配信先(即ち、AI107によって推論された電文の配信先)との一致回数が配信ルール毎に登録される。例えば、図11において、配信ルールAに対応する第1配信先と第2配信先との一致回数は4回である。また、配信ルールBに対応する第1配信先と第2配信先との一致回数は2回である。
[登録された配信ルールの削除処理]
制御部103は、新たに登録された配信ルールの削除処理を配信ルール設定部117に実行させる。図12は、本発明の一実施形態における配信ルール設定部117による新たに登録された配信ルールの削除処理を示すフローチャートである。配信ルール設定部117は、新たに登録された配信ルールについて、第1配信先と第2配信先との一致回数を特定する(S901)。配信ルール設定部117は、配信ルールDB109に保管された配信ルールテーブルを参照して、新たに登録された配信ルールについて、第1配信先と第2配信先との一致回数を特定してもよい。続いて、配信ルール設定部117は、特定された一致回数がN回(Nは、1以上の整数)を超えたか否か判定する(S902)。ここで、所定の回数は、1回以上であればよい。判定の結果、特定された回数、即ち、第1配信先と第2配信先との一致回数がN回を超えていなければ(S902;No)、処理はS901に戻る。一方、特定された回数、即ち、第1配信先と第2配信先との一致回数がN回を超えている(S902;Yes)場合、配信ルール設定部117は、特定された回数が所定の回数を超えている配信ルールを、配信ルールDB109に保管された配信ルールテーブルから削除する(S903)。
例えば、N=4である場合、配信ルール設定部117は、図11に示す配信ルールテーブルから、配信ルールAを削除する。Nは、ユーザ40は任意で設定することができる。また、一致回数は、新たに登録された配信ルールについて、第1配信先と第2配信先とが連続して一致した回数であってもよい。
以上に述べたように、本発明の一実施形態に係る配信装置10では、設定された配信ルールに基づく電文解析結果(第1解析結果)、及びAI107による電文解析結果(第2解析結果)に基づいて、電文の配信先が決定される。配信装置10において、既存の配信ルールに基づく解析では配信先を選択することができず、且つAI107による解析でも正確な配信先が推論できない新たなパターンの電文が受信された場合、新たなパターンの電文を対応する部署に配信するための新たな配信ルールが、ユーザ40によって配信ルールDB109に保管された配信ルールテーブルに新たに登録される。AI107が学習モデルを更新するまでの間、新たに登録された配信ルールに基づく電文解析(第1解析結果)に基づいて、新たなパターンの電文の配信先が決定される。
一方、配信装置10では、所定の期間が経過したタイミング、又は教師データが所定数蓄積されたタイミングでAI107が再学習し、学習モデルを更新する。AI107による新たなパターンの電文の電文解析結果(第2解析結果)の正確度が所定の閾位置以上になる、即ち、AI107による推論結果の信頼度が上がると、AI107による電文の配信先の推論が十分に信用できるレベルに達していると判定されて、ユーザ40によって配信ルールテーブルに登録された配信ルールが自動的に削除される。以降は、配信ルールに基づく解析では配信先を選択することができないパターンの電文については、AI107による電文解析結果(第2解析結果)に基づいて、配信先が決定される。
このように、本発明の一実施形態に係る配信装置10では、所定の配信ルールに基づいて解析することができない新たなパターンの電文が送られてきた場合でも、ユーザが登録した新たな配信ルールに基づく電文解析と、AI107の再学習による学習モデルの更新とによって、適切な配信先を決定することができる。また、新たな配信ルールが配信ルールDB109に一時的に登録されても、登録された配信ルールはAI107による推論の信頼性が向上すれば自動的に削除されるため、配信装置10にかかる負荷の増大を低減することができる。
10…配信装置、20…SWIFTネットシステム、30…日銀ネットシステム、101…通信部、102…記憶部、103…制御部、105…電文解析部、107…AI、109…配信ルールデータベース、111…配信先決定部、113…報知部、115…操作部

Claims (9)

  1. 電文の内容に基づいて配信先を規定する所定の配信ルールと、電文の内容に基づいて配信先を出力する人工知能とに基づいて、受信した電文の配信先を決定し、
    前記受信した電文と当該電文の配信先とに基づいて、前記人工知能に用いられる学習モデルを更新すること、を含み、
    前記受信した電文の配信先を決定することは、
    電文を受信し、
    前記所定の配信ルールに基づいて前記電文を解析して第1解析結果を生成し、
    前記人工知能によって前記電文を解析して第2解析結果を生成し、
    前記第1解析結果及び前記第2解析結果に基づいて、配信先を決定すること、を含み、
    前記学習モデルを更新することは、前記第1解析結果及び前記第2解析結果に基づいて行われる、電文配信方法。
  2. 前記第1解析結果は、前記所定の配信ルールに基づいて選択した前記電文の配信先を示す第1配信先と、前記電文に対応する配信ルールを示す配信ルール情報とを含む、又は前記所定の配信ルールに基づいた解析が不可能であることを示すエラー情報と含み、
    前記第2解析結果は、前記人工知能よって推論された前記電文の配信先を示す第2配信先と、前記人工知能による推論の正確性を示す正確度とを含む、請求項に記載の電文配信方法。
  3. 前記電文の配信先を決定することは、前記第1解析結果が前記エラー情報を含むか否か判定することを含む、請求項に記載の電文配信方法。
  4. 前記第1解析結果が前記エラー情報を含まない場合、
    前記電文の配信先を決定することは、
    前記第1配信先と前記第2配信先とが一致しているか否かを判定し、
    前記第1配信先と前記第2配信先とが一致している場合、前記第1配信先及び前記第2配信先を前記電文の配信先に決定し、
    前記第1配信先と前記第2配信先とが一致していない場合、記第1配信先を前記電文の配信先に決定すること、を含む請求項に記載の電文配信方法。
  5. 前記前記第1解析結果が前記エラー情報を含む場合、
    前記電文の配信先を決定することは、
    前記正確度が所定の閾値以上であるか否かを判定し、
    前記正確度が前記所定の閾値以上である場合、前記第2配信先を前記電文の配信先に決定すること、を含む請求項に記載の電文配信方法。
  6. 前記正確度が前記所定の閾値未満である場合、
    前記所定の配信ルールに新たな配信ルールを追加すること、をさらに含む請求項に記載の電文配信方法。
  7. 追加された新たな配信ルールに基づいた第1解析結果に含まれる第1配信先と、前記第2配信先との複数の関係性に基づいて、追加された前記新たなルールを前記所定の配信ルールから削除すること、をさらに含む請求項に記載の電文配信方法。
  8. 追加された前記新たなルールを前記所定の配信ルールから削除することは、前記第1配信先と、前記第2配信先とが一致した回数に基づいて行われる、請求項に記載の電文配信方法。
  9. 請求項1から請求項のいずれかに記載の電文配信方法を、
    コンピュータに実行させるためのプログラム。
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