JP7222615B2 - beauty tools for bedtime - Google Patents
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Description
本発明は、就寝時用美容用具に関する。 The present invention relates to a bedtime beauty tool.
従来、パックなどのような美容用具が知られている。例えば、特許文献1には、その一例として、不織布または織布からなる基材と、化粧料組成物が保持されたゲルとを有し、ゲルを顔面に貼り付けて使用されるシート状のパックが開示されている。
2. Description of the Related Art Conventionally, beauty tools such as packs are known. For example,
特許文献1に記載されているパックは、就寝前に使用され、就寝前に取り外されることを前提に構成されたものであるから、使用期間は著しく限られる。従って、十分に高い美容効果を得ることは困難である。
The pack described in
本発明の目的は、長期間にわたって使用することができ、高い美容効果が得られる美容用具を提供することである。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a beauty tool that can be used for a long period of time and provides high beauty effects.
課題を解決するための手段として、本発明は、就寝時用美容用具であって、美容成分を含有する薬剤及び当該薬剤を保持している繊維体を有し、かつ、顔面の少なくとも一部と接触可能な接触面を有する美容用具本体と、接触面が顔面と接触する位置で美容用具本体を顔面に固定する固定部と、を備える就寝時用美容用具を提供する。 As a means for solving the problem, the present invention provides a bedtime beauty tool, which has a drug containing a cosmetic ingredient and a fibrous body holding the drug, and which is attached to at least a part of the face. To provide a bedtime beauty tool comprising a beauty tool body having a contact surface that can be contacted, and a fixing part for fixing the beauty tool body to the face at a position where the contact surface contacts the face.
本就寝時用美容用具によれば、就寝前において、薬剤を保持している繊維体からなる美容用具本体を固定部で顔面に固定することにより、就寝中の長い期間にわたって美容用具本体の接触面を顔面に接触させた状態で保持することができる。このため、本就寝時用美容用具を用いることにより、就寝時間を利用して長期間にわたって美容用具本体から顔面に美容成分を供給し続けることができるため、高い美容効果が得られる。 According to this bedtime beauty tool, by fixing the beauty tool body made of a fibrous body holding a drug to the face with the fixing part before going to bed, the contact surface of the beauty tool body can be maintained for a long period of time while sleeping. can be held in contact with the face. Therefore, by using the bedtime beauty tool, it is possible to continuously supply the beauty ingredients from the beauty tool main body to the face for a long period of time while sleeping, thereby obtaining a high beauty effect.
以上のように、本発明によれば、長期間にわたって使用することができ、高い美容効果が得られる就寝時用美容用具を提供することができる。 As described above, according to the present invention, it is possible to provide a bedtime beauty tool that can be used for a long period of time and provides a high beauty effect.
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の就寝時用美容用具1について、図1~図4を参照しながら説明する。本就寝時用美容用具1は、主として就寝中等に着用されることにより、顔面の美容効果(保湿効果等)を得ることが可能なものである。
(First embodiment)
A
図1は、第1実施形態の就寝時用美容器具の側面図である。図2は、図1に示される就寝時用美容器具の正面図である。図3は、美容用具本体の分解斜視図である。図4は、図1に示される就寝時用美容器具の着用時の様子を概略的に示す図である。なお、図1及び後述する図6は、それぞれ、就寝時用美容用具を中心線C(図2を参照)に沿って切断することにより現れた断面が図示された側面図である。 FIG. 1 is a side view of the sleeping beauty device of the first embodiment. 2 is a front view of the bedtime beauty device shown in FIG. 1. FIG. FIG. 3 is an exploded perspective view of the beauty tool main body. FIG. 4 is a diagram schematically showing how the sleeping beauty device shown in FIG. 1 is worn. FIG. 1 and FIG. 6, which will be described later, are side views showing cross sections that appear by cutting the bedtime beauty tool along the center line C (see FIG. 2).
就寝時用美容用具1は、美容用具本体11と、固定部30とを備えている。固定部30は、一対の保持部31により構成されている。以下、一対の保持部31同士を結ぶ方向(図2の左右方向)を幅方向と称し、幅方向に直交する方向(図1及び図2の上下方向)を上下方向と称する。
The
美容用具本体11は、図3に示されるように、美容成分を含有する薬剤及び当該薬剤を保持している繊維体10を有している。かつ、美容用具本体11は、図4に示されるように、顔面の少なくとも一部と接触可能な接触面11aを有している。具体的には、本実施形態では、接触面11aは、顔面のうち、少なくとも口及び鼻孔と接触可能に設けられている。但し、本発明は、この構成に限定されない。本発明において、接触面11aは、例えば、両眼及びその周囲に接触可能に設けられていてもよいし、顔面の実質的に全体に接触可能に設けられていてもよい。
As shown in FIG. 3, the beauty tool
以下、美容用具本体11の構成について詳細に説明する。
The configuration of the beauty tool
美容用具本体11は、図3に示されるように、繊維体10を備える。繊維体10は、例えば、不織布や織布等により構成することができる。
The beauty tool
本実施形態では、繊維体10は、内層10Aと、外層10Bと、からなる二層構造を有している。内層10Aは、肌(顔面)に触れる側の部位である。外層10Bは、外気に触れる側の部位である。
In this embodiment, the
本実施形態において、内層10Aは、不織布、具体的には、スパンレース法により形成されたスパンレース不織布からなる。内層10Aは、分割繊維で構成されている。本実施形態では、内層10Aは、65質量%のポリエチレンテレフタレート及び35質量%のナイロンで構成されている。
In the present embodiment, the
繊維体10には、美容成分を有する薬剤が保持されている。詳細には、薬剤は、就寝時用美容用具1が顔面に固定されて美容用具本体11の接触面11aが顔面に接触した際に、その接触面11aにおいて薬剤が顔面に接触するように設けられている。本実施形態では、薬剤は、内層10Aによって保持されている。詳細には、薬剤は、内層10Aの内側表面上において塗布されている。このため、薬剤は、内層10Aの内側表面上に薬剤層40を構成するように設けられている。但し、本発明は、この構成に限定されない。薬剤は、例えば、内層10Aに含浸されていてもよいし、内層10Aの内側表面上に付着していてもよい。例えば、薬剤を内層10Aに含浸させる場合、内層10Aに加え、外層10Bにも薬剤を含浸させてもよい。但し、寝具への付着を抑制する観点からは、内層10Aに薬剤を含浸させ、外層10Bには、薬剤を含浸させないことがより好ましい。なお、薬剤は、例えば、液体であってもよいし、クリームであってもよい。
The
薬剤層40に含まれる薬剤は、美容成分を含有している。ここで、「美容成分」とは、顔やからだつき、肌などを美しく整える成分のことをいう。美容成分の例としては、例えば、保湿剤、防腐剤、美白剤、収斂剤、皮膚保護剤、皮膚栄養剤等が挙げられる。
The drug contained in the
保湿剤の具体例としては、例えば、グリセリン、コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドまたはスクワラン等が例示される。なかでも、不織布により構成された内層10Aに保持させた状態で高い保湿効果が得られるという観点からは、グリセリン及び醗酵ヒアルロン酸が保湿剤としてより好ましい。
Specific examples of moisturizing agents include glycerin, collagen, hyaluronic acid, ceramide, squalane, and the like. Among them, glycerin and fermented hyaluronic acid are more preferable as moisturizing agents from the viewpoint that a high moisturizing effect can be obtained while being held in the
防腐剤の具体例としては、例えば、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピルまたはフェノキシエタノールが挙げられる。カビ菌への抵抗性を発揮するという観点から、特にブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルが防腐剤としてより好ましい。 Specific examples of preservatives include iodopropynyl butylcarbamate, methyl parahydroxybenzoate, propyl parahydroxybenzoate and phenoxyethanol. From the viewpoint of exhibiting resistance to fungi, propynyl iodide butylcarbamate is particularly preferred as the preservative.
美白剤の具体例としては、例えば、ビタミンC誘導体、ハイドロキノン、アルブチン等が挙げられる。 Specific examples of whitening agents include vitamin C derivatives, hydroquinone, arbutin, and the like.
収斂剤の具体例としては、例えば、クエン酸、ミョウバン、エタノール等が挙げられる。 Specific examples of astringents include citric acid, alum, ethanol and the like.
以下、本実施形態では、薬剤が、保湿剤及び防腐剤を含む例について説明する。 Hereinafter, in this embodiment, an example in which the drug contains a moisturizing agent and an antiseptic will be described.
薬剤を内層10Aの内面に塗布する場合、その塗布量は、10g/m2以上150g/m2以下であることが好ましく、20g/m2以上150g/m2以下であることがより好ましく、40g/m2以上80g/m2以下に設定されることがさらに好ましい。なお、本実施形態では、薬剤の内層10Aの内面への塗布量は、60g/m2に設定されている。
When the drug is applied to the inner surface of the
薬剤は、使用者の呼気による水蒸気を抱水することで保湿効果を更に向上させる観点から、50質量%以上のグリセリンを含むことが好ましい。 The drug preferably contains 50% by mass or more of glycerin from the viewpoint of further improving the moisturizing effect by retaining water vapor from the user's breath.
外層10Bは、内層10Aの外側に配置されている。外層10Bは、不織布、具体的には、スパンボンド法により形成されたスパンボンド不織布からなる。本実施形態では、外層10Bは、ポリプロピレンのみで構成されている。外層10Bは、疎水性を有する。詳細には、外層10Bは、外層10Bの表面上に水を滴下したときに、滴下した水が吸収されない程度の疎水性を有することが好ましい。外層10Bは、外層10Bの表面上に水を滴下したときに、滴下した水が外層10Bの表面で弾かれて水滴が形成される程度の疎水性(いわゆる撥水性)を有することがより好ましい。
The
本実施形態では、内層10Aの圧力損失は、外層10Bの圧力損失よりも大きい。圧力損失は、通気抵抗に相当する。好ましくは、内層10Aの圧力損失は、1.0mmH2O/cm2以上2.5mmH2O/cm2以下である。好ましくは、外層10Bの圧力損失は、0mmH2O/cm2よりも大きく0.5mmH2O/cm2以下である。美容用具本体11の圧力損失は、1.3mmH2O/cm2以上3.1mmH2O/cm2以下に設定されることが好ましい。
In this embodiment, the pressure loss of the
圧力損失は、以下のようにして測定することが可能である。調湿したサンプルを直径2.5cmの筒状の試料ホルダーに取り付け、ポンプで8L/minの流量で吸引する。この際の圧力損失(mmH2O)を測定し、測定面積で割変した値(mmH2O/cm2)を最終結果とする。現在、廃版であるが、規格試験番号MIL‐M‐36954Cに則した測定である。 Pressure loss can be measured as follows. The humidity-conditioned sample is attached to a cylindrical sample holder with a diameter of 2.5 cm, and sucked with a pump at a flow rate of 8 L/min. The pressure loss (mmH 2 O) at this time is measured, and the value (mmH 2 O/cm 2 ) divided by the measured area is used as the final result. Although it is out of print now, it is a measurement in accordance with the standard test number MIL-M-36954C.
内層10Aの曲げ硬さは、外層10Bの曲げ硬さよりも小さい。本実施形態では、外層10Bの曲げ硬さは、0.08g/cm以上であり、内層10Aの曲げ硬さは、0.08g/cm未満である。なお、美容用具本体11の曲げ硬さは、0.50g/cm以下に設定されることが好ましい。
The bending hardness of the
曲げ硬さは、以下のようにして測定することが可能である。まず、就寝時用美容用具1の各層10A、10Bを構成するシート材から、縦150mm及び横50mmにカットした試料を重ね合わせる。なお、試料は、就寝時用美容用具1から採取したもの、あるいは、就寝時用美容用具1の各層10A、10Bを構成するシート材と同質のシート材から採取したもののいずれであってもよい。そして、美容用具本体11の曲げ硬さを測定する場合には、各試料を重ね合わせた状態で、例えばKESFB-2AUTO-A(カトーテック株式会社製)などの自動化純曲げ試験機で一定の曲率を与えながら、縦方向1cm幅あたりの曲げモーメントを計測する。そして、曲率Kが0.5cm-1~1.5cm-1での曲げモーメントMの平均傾斜(dM/dK)を算出することで、曲げ硬さを測定することができる。
Bending hardness can be measured as follows. First, samples cut into a length of 150 mm and a width of 50 mm are superimposed from the sheet materials constituting the
次に、図1、図2及び図4を参照しながら、美容用具本体11の形状について説明する。美容用具本体11は、中央被覆部12と、側部被覆部16と、内側被覆部20と、外側被覆部22と、を有する。図2に示されるように、美容用具本体11は、当該美容用具本体11の幅方向の中央を通りかつ上下方向に沿って延びる直線である中央直線C(図2を参照)を基準として幅方向について対称な形状を有する。
Next, the shape of the beauty tool
図2に示されるように、中央被覆部12は、顔面のうち口及び鼻孔の周囲の部位を被覆する部位である。具体的に、中央被覆部12は、鼻被覆部13と、口周囲被覆部14と、を含む。鼻被覆部13は、鼻を被覆する部分である。口周囲被覆部14は、鼻被覆部13の下側に接続されている。口周囲被覆部14は、口の周囲を被覆する部分である。
As shown in FIG. 2, the
本実施形態では、図1に示されるように、中央被覆部12は、中央直線C(図2を参照)に沿って美容用具本体11が折り曲げられた状態において、保持部31から離れる方向に凸となるように湾曲する形状を有している。この湾曲している部分の縁部(中央被覆部12のうち、中央直線Cに沿って美容用具本体11が折り曲げられた状態において保持部31から遠い側に位置する端部(図1の左側の端部))には、溶着部12Aが形成されている。
In the present embodiment, as shown in FIG. 1, the
側部被覆部16は、中央被覆部12の側方に接続されている。側部被覆部16は、顔面のうち頬の周囲や顎を被覆する部位である。この側部被覆部16に、保持部31が接続(溶着)されている。
The
内側被覆部20は、中央被覆部12の側方でかつ側部被覆部16の上方に接続されている。内側被覆部20は、固定部30によって美容用具本体11が口及び鼻孔を覆った状態に保持されたときに顔面のうち目と頬との間の部位(目の下の部位)を被覆する部位である。本実施形態では、上下方向についての内側被覆部20の上側の縁部は、下向きに凸となるように凹状に窪む形状を有している。
The
外側被覆部22は、幅方向について内側被覆部20の外側で、かつ、上下方向について内側被覆部20の上側に配置されている。外側被覆部22は、固定部30によって美容用具本体11が口及び鼻孔を覆った状態に保持されたときに目尻及びその近傍の部位を被覆する部位である。上下方向についての外側被覆部22の上側の縁部は、上向きに凸となるように湾曲する形状を有する。前記上下方向についての外側被覆部22の上側の縁部のうち幅方向についての内側の端部は、下向きに凸となるように湾曲する形状を有する。図1に示されるように、外側被覆部22は、溶着部12Aの上端と下端とを結ぶ直線である基準直線Lに対して垂直でかつ上下方向についての内側被覆部20の上側の縁部の下端部を通る直線HLから、上向きに突出する形状を有する。外側被覆部22の上側の縁部の前記直線HLからの上方への突出寸法h(基準直線Lに対して垂直でかつ外側被覆部22の上側の縁部の上端部を通る直線HHと前記直線HLとの距離h)は、5mm以上に設定されることが好ましく、5mm以上30mm以下に設定されることがより好ましく、15mm以上27mm以下に設定されることがさらに好ましく、18mm以上24mm以下に設定されることが特に好ましい。以下、本実施形態では、前記突出寸法hは、19mmに設定されている例について説明する。
The
固定部30を構成している一対の保持部31は、美容用具本体11を顔面と接触するように固定する部材である。
A pair of holding
保持部31は、口及び鼻孔を覆った状態の美容用具本体11の側部に接続されている。一対の保持部31は、美容用具本体11を当該美容用具本体11が口及び鼻孔を覆った状態に保持する。
The holding
本実施形態では、一対の保持部31は、それぞれ、耳掛け部により構成されている。耳掛け部の各端部32は、美容用具本体11の側部被覆部16に溶着されている。本実施形態では、各端部32(各端部32と美容用具本体11との溶着部)は矩形状である。
In this embodiment, each of the pair of holding
以上に説明したように、本実施形態の就寝時用美容用具1によれば、就寝前において、薬剤を保持している繊維体10からなる美容用具本体11を固定部30で顔面に固定することにより、就寝中の長い期間にわたって美容用具本体11の接触面11aを顔面に接触させた状態で保持することができる。このため、本就寝時用美容用具1を用いることにより、就寝時間を利用して長期間にわたって美容用具本体11から顔面に美容成分を供給し続けることができるため、高い美容効果が得られる。
As described above, according to the
また、成長ホルモンの分泌量が多く、高い美容効果が得られるとされている22時~2時の間においても、就寝した状態で就寝時用美容用具1を好適に用いることが可能となる。従って、本実施形態の就寝時用美容用具1によれば、より高い美容効果を実現することができる。
In addition, even between 22:00 and 2:00, when growth hormone is secreted in a large amount and high cosmetic effects are obtained, it is possible to suitably use the
また、本実施形態の就寝時用美容用具1では、一対の保持部31が耳に掛けられたとき(一対の保持部31によって美容用具本体11が口及び鼻孔を覆った状態に保持されたとき)に、薬剤層40のうち内側被覆部20の内面に位置する部位が目の下の部位に接触するとともに、薬剤層40のうち外側被覆部22の内面に設けられた部位が目尻及びその近傍の部位に接触する。このため、目尻を含む美容のニーズの高い目元近傍の部位の美容効果が得られる。よって、この就寝時用美容用具1の着用により顔の美容効果が高まる。
Further, in the
また、外側被覆部22の上側の縁部は、上向きに凸となるように湾曲する形状を有する。このため、外側被覆部22の上側の縁部に角が形成されている場合に比べて当該外側被覆部22への指等の引っ掛かりが抑制される。従って、外側被覆部の剥離(めくれ)が抑制される。また、就寝時用美容用具1の使用感が向上する。
In addition, the upper edge of the
さらに、外側被覆部22は、直線HLから上向きに5mm以上突出する形状を有する。このため、薬剤層40のうち外側被覆部22の内面に位置する部位が目尻及びその近傍の部位に有効に接触する。よって、目尻及びその近傍の部位に薬剤を好適に供給することができる。従って、この就寝時用美容用具1の着用により顔の美容効果がさらに高まる。
Further, the
また、上下方向についての外側被覆部22の上側の縁部のうち幅方向についての内側の端部は、下向きに凸となるように湾曲する形状を有する。このため、薬剤層40のうち内側被覆部20及び外側被覆部22の内面に位置する部位の目元への密着性が高まる。よって、目元に薬剤を好適に供給することができる。従って、この就寝時用美容用具1の着用により顔の美容効果がさらに高まる。
In addition, the inner end portion in the width direction of the upper edge portion of the
また、内側被覆部20の上側の縁部は、下向きに凸となるように凹状に窪む形状を有する。このため、薬剤層40のうち内側被覆部20の内面に位置する部位の目元への密着性がより向上する。
In addition, the upper edge of the
また、本就寝時用美容用具1では、薬剤層40が美容用具本体11の内面に設けられているので、就寝中に就寝時用美容用具1を着用した場合であっても、就寝中における薬剤の布団への付着が防止され、また、薬剤の塗布量を20g/m2以上とすることで、化粧用マスクのような使用感を得ながら顔の美容効果を得ることができる。
In addition, in the
さらに、薬剤の塗布量を150g/m2以下とすることで、就寝中における布団への薬剤の付着が抑制され、かつ、呼吸のしやすさが確保される。 Furthermore, by setting the amount of the drug to be applied to 150 g/m 2 or less, adhesion of the drug to the futon during sleep is suppressed and ease of breathing is ensured.
また、本就寝時用美容用具1では、外層10Bが疎水性を有するので、薬剤の蒸発が抑制される。このため、薬剤層40による美容効果及び使用感が長時間持続する。よって、就寝中のような長時間にわたって美容効果を得ることが可能となる。
In addition, in the
また、内層10Aの圧力損失が外層10Bの圧力損失よりも大きい。このため、就寝時用美容用具1の着用中において、呼吸により美容用具本体11内が陰圧になった際に、内層10Aが肌に向かって変形することによって肌に接触するので、美容効果が高まる。一方、外層10Bの圧力損失が内層10Aのそれよりも小さいことから、呼吸時における外層10Bの内側への変形が抑制される。このため、呼吸時に外層10Bと内層10Aとの間に空間が形成されるので、呼吸のしやすさが確保される。
Also, the pressure loss of the
そして、内層10Aの曲げ硬さが外層10Bの曲げ硬さよりも小さい。このため、呼吸時における内層10Aの肌に向かう変形が促進されるので、美容効果がさらに高まる。
The bending hardness of the
(第2実施形態)
次に、図5を参照しながら、本発明の第2実施形態の就寝時用美容用具1について説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明を行い、第1実施形態と同じ構造、作用及び効果の説明は省略する。
(Second embodiment)
Next, referring to FIG. 5, a
第1実施形態では、美容用具本体11が内層10A及び外層10Bの二層構造を有している例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。本発明においては、例えば、美容用具本体は、1枚の繊維体(例えば、不織布など)により構成されていてもよいし、3枚以上の繊維体により構成されていてもよい。
In the first embodiment, the example in which the beauty tool
図5に示されるように、本実施形態の就寝時用美容用具1では、繊維体10は、内層10Aと、外層10Bと、中間層10Cと、からなる三層構造を有している。中間層10Cは、内層10Aと外層10Bとの間に設けられている。各層10A~10Cは、溶着部12A及び外縁部分を除いて、互いに接着されることなく重ね合わされている。
As shown in FIG. 5, in the
中間層10Cは、不織布、具体的には、エアスルー法により形成されたエアスルー不織布からなる。本実施形態では、中間層10Cは、ポリプロピレンのみで構成されている。
10 C of intermediate|middle layers consist of a nonwoven fabric, specifically, the air through nonwoven fabric formed by the air through method. In this embodiment, the
中間層10Cが設けられている本実施形態では、例えば、薬剤を内層10Aに含浸させる場合、内層10Aに加え、中間層10C及び外層10Bの少なくとも一方にも薬剤を含浸させてもよい。但し、寝具への付着を抑制する観点からは、内層10Aと中間層10Cとに薬剤を含浸させ、外層10Bには、薬剤を含浸させないことがより好ましい。
In this embodiment in which the
本実施形態では、内層10Aの圧力損失は、外層10Bの圧力損失よりも大きく、外層10Bの圧力損失は、中間層10Cの圧力損失よりも大きい。このため、中間層10Cは、呼吸時における外層10Bから内層10Aへ向かう通気をほぼ阻害することなく、外層10Bの内側への変形を抑制する。よって、呼吸時に外層10Bと内層10Aとの間により確実に空間が形成されるので、呼吸のしやすさがさらに確保される。好ましくは、中間層10Cの圧力損失は、0mmH2O/cm2よりも大きく0.3mmH2O/cm2以下である。
In this embodiment, the pressure loss of the
(第3実施形態)
次に、図6~図8を参照しながら、本発明の第3実施形態の就寝時用美容用具1について説明する。なお、第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明を行い、第1実施形態と同じ構造、作用及び効果の説明は省略する。
(Third Embodiment)
Next, a
本実施形態の就寝時用美容用具1は、第3実施形態における美容用具本体11の形状が第1実施形態のそれと異なる。図6に示されるように、特に、中央被覆部12及び内側被覆部20の形状が第1実施形態のそれと異なる。
The
本実施形態では、中央被覆部12のうち鼻被覆部13と口周囲被覆部14との境界は、中央直線Cに沿って美容用具本体11が折り曲げられた状態において鼻被覆部13から耳掛け部側に向かうように窪む形状を有している。このため、一対の耳掛け部が耳に掛けられたときに、鼻被覆部13と口周囲被覆部14との境界が鼻の下の部位に密着しやすくなる。よって、鼻の下の部位の美容効果が高まる。
In the present embodiment, the boundary between the
また、内側被覆部20は、略直線状に形成されている。本実施形態では、外側被覆部22の前記直線HLからの上方への突出寸法hは、22.5mmに設定されている。
Moreover, the
なお、今回開示された上記実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。 It should be noted that the above-described embodiments disclosed this time should be considered as examples and not restrictive in all respects. The scope of the present invention is indicated by the scope of the claims rather than the description of the above-described embodiments, and includes all modifications within the meaning and scope equivalent to the scope of the claims.
例えば、第3実施形態においても、内側被覆部20の上側の縁部の形状が第1実施形態のそれと同じに設定されてもよい。
For example, also in the third embodiment, the shape of the upper edge of the
一対の保持部31は、耳掛け部に限られない。例えば、保持部31は顔面に貼り付けられることが可能な粘着部でもよく、当該粘着部は幅方向について美容用具本体11の側部から外向きに突出する構造でもよく、美容用具本体11の一部を構成する構造でもよい。
The pair of holding
例えば、本発明において、就寝時用美容用具は、美容用具本体及び固定部以外の部材をさらに備えていてもよい。 For example, in the present invention, the bedtime beauty tool may further include members other than the beauty tool main body and the fixing portion.
本発明に係る就寝時用美容用具は、就寝時にするためのものであるが、これは就寝時以外の期間にも使用できることを除外するものではない。例えば、就寝時よりも早い時刻に就寝時用美容用具を装着し、就寝時用美容用具を装着したまま過ごした後に就寝してもよい。例えば、就寝時用美容用具を装着して就寝し、起床した後においても就寝時用美容用具を装着したまま過ごしてもよい。 The bedtime beauty tool according to the present invention is intended for use at bedtime, but this does not exclude use during periods other than bedtime. For example, the beauty tool for bedtime may be attached at an earlier time than the time of bedtime, and the beauty tool for bedtime may be worn after spending time with the beauty tool for bedtime. For example, the user may go to bed wearing the beauty tool for bedtime and spend the night wearing the beauty tool for bedtime even after waking up.
1 就寝時用美容用具
10 繊維体
11 美容用具本体
11a 接触面
30 固定部
1 Sleeping
Claims (1)
前記接触面が顔面と接触する位置で前記美容用具本体を顔面に固定する固定部と、を備え、
前記美容用具本体は、前記美容用具本体が前記固定部により顔面に固定されるときに前記顔面のうち口及び鼻孔の周囲の部位を被覆する中央被覆部と、前記中央被覆部の側方に接続され、前記美容用具本体が前記固定部により前記顔面に固定されるときに前記顔面のうち頬の周囲及び顎を被覆する側部被覆部と、前記美容用具本体が前記固定部により前記顔面に固定されるときに前記顔面のうち目と頬との間の部位を被覆する内側被覆部と、前記美容用具本体が前記固定部により前記顔面に固定されるときに目尻を被覆する外側被覆部と、を有し、
前記薬剤は、前記接触面が前記顔面に接触するときにその接触面において当該薬剤が顔面に接触するように前記繊維体に保持され、
前記接触面は、前記内側被覆部の内面及び前記外側被覆部の内面を含み、
前記固定部は、前記美容用具本体の両側部にそれぞれ接続された一対の保持部を有し、
前記一対の保持部は、それぞれ耳に掛けられることにより、前記内側被覆部の内面が目と頬との間の部位に接触し且つ前記外側被覆部の内面が目尻に接触するように前記美容用具本体を顔面に固定する一対の耳掛け部からなり、前記一対の耳掛け部のそれぞれの両端部が前記側部被覆部に接続されている、就寝時用美容用具。 a beauty tool body having a drug containing a cosmetic ingredient and a fibrous body holding the drug, and having a contact surface capable of coming into contact with at least a part of the face;
a fixing part for fixing the beauty tool main body to the face at a position where the contact surface contacts the face;
The beauty tool main body has a central covering part that covers a part of the face around the mouth and nostrils when the beauty tool main body is fixed to the face by the fixing part, and is connected to the side of the central covering part. a side covering portion covering cheeks and a chin of the face when the beauty tool main body is fixed to the face by the fixing portion; and fixing the beauty tool main body to the face by the fixing portion . an inner covering portion that covers a portion of the face between the eyes and the cheeks when the cosmetic tool is applied, an outer covering portion that covers the outer corner of the eye when the beauty tool main body is fixed to the face by the fixing portion; has
The drug is held in the fibrous body so that the drug contacts the face at the contact surface when the contact surface contacts the face,
The contact surface includes an inner surface of the inner covering portion and an inner surface of the outer covering portion,
The fixing part has a pair of holding parts respectively connected to both sides of the beauty tool main body,
The pair of holding parts are hung on the ears, respectively, so that the inner surface of the inner covering part contacts the part between the eye and the cheek and the inner surface of the outer covering part contacts the outer corner of the eye. A bedtime beauty tool comprising a pair of ear hooks for fixing a main body to the face, wherein both ends of the pair of ear hooks are connected to the side coverings.
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