JP7220955B2 - 非接触型粘度計及び粘度測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液体の粘度を測定する非接触型粘度計、及び、液体の粘度を測定する粘度測定方法に関する。
半導体ウェーハを研磨するための研磨パッドとして、例えば、樹脂発泡体中に砥粒が分散されたパッドが知られている。この樹脂発泡体の原料となる液状樹脂の品質を検査するための検査項目の1つに、液状樹脂の粘度測定がある。
液状樹脂等の液体試料の粘度を測定する粘度測定装置として、接触型粘度計が知られている。この接触型粘度計の1つとして、音叉型粘度計がある。音叉型粘度計は、同じ固有振動数を有する一対の振動子と、各振動子を振動させる電磁駆動部とを有する。
音叉型粘度計を用いて液体試料の粘度を測定する場合には、各振動子を液体試料に浸した状態で、電磁駆動部を用いて各振動子をそれぞれ逆位相で振動させる。そして、各振動子を共振させて一定の振幅で振動させたときの振動子を駆動する力(即ち、電磁駆動部へ供給する電流)を測定する。
振動子を駆動する力は、電磁駆動部へ供給する電流の量に比例して大きくなる。また、一定の振幅で振動子を駆動するために要する力は、液体試料の粘度に比例して大きくなる。それゆえ、一定の振幅で振動子を駆動させるときに電磁駆動部へ供給される電流を測定することにより、液体試料の粘度を測定する(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-9862号公報
しかし、接触型粘度計を用いる場合、振動子を液体試料に接触させる必要があるので、粘度測定の終了後に振動子を清掃しなければならない。それゆえ、粘度測定の作業が煩雑になる。
本発明は係る問題点に鑑みてなされたものであり、振動子等を液体試料に浸すことなく液体試料の粘度を測定することを目的とする。
本発明の一態様によれば、液体の液面に気体を噴射するノズルと、該ノズルから該液面に該気体を噴射することで生じた波紋を撮像する撮像ユニットと、該撮像ユニットで撮像して得られた画像から該波紋の大きさを測定する波紋測定部と、該波紋の大きさと該液体の粘度との予め取得されている対応関係に基づいて、該波紋測定部で測定された該波紋の大きさに対応する該液体の粘度を算出する粘度算出部と、を備える非接触型粘度計が提供される。
本発明の他の態様によれば、液体の粘度を測定する粘度測定方法であって、該液体の液面に対して気体を噴射する噴射ステップと、該噴射ステップで生じた波紋を撮像する撮像ステップと、該撮像ステップで撮像して得られた画像から該波紋の大きさを測定する測定ステップと、該波紋の大きさと該液体の粘度との予め取得されている対応関係に基づいて、該測定ステップで測定された該波紋の大きさに対応する該液体の粘度を算出する粘度算出ステップと、を備える粘度測定方法が提供される。
好ましくは、該波紋の大きさは、該液面に生じた環状の波の所定の高さの直径であり、該粘度算出ステップでは、第1の液体に対して、第1の圧力で該気体の噴射を開始した後、予め定められたタイミングにおける該波紋の第1の直径と、該第1の液体に対して、該第1の圧力よりも高い第2の圧力で該気体の噴射を開始した後、該予め定められたタイミングにおける該波紋の第2の直径と、該第1の液体よりも粘度の高い第2の液体に対して、該第2の圧力で該気体の噴射を開始した後、該予め定められたタイミングにおける該波紋の第3の直径と、に基づいて、該第2の液体に対して、該第1の圧力で該気体の噴射を開始した後、該予め定められたタイミングにおける該波紋の直径に相当する第4の直径を算出し、該対応関係に基づいて、該第4の直径に対応する該第2の液体の粘度を算出する。
本発明の一態様に係る非接触型粘度計は、液体の液面に気体を噴射するノズルと、ノズルから液面に気体を噴射することで生じた波紋を撮像する撮像ユニットと、波紋測定部と、粘度算出部とを備える。波紋測定部は、撮像ユニットで撮像して得られた画像から波紋の大きさを測定する。
また、粘度算出部は、波紋の大きさと液体の粘度との予め取得されている対応関係に基づいて、波紋測定部で測定された波紋の大きさに対応する液体の粘度を算出する。この様に、振動子等を液体に浸すことなく非接触で液体の粘度を測定できるので、振動子等を清掃する必要が無い。従って、振動子等を液体に浸す場合に比べて、液体の粘度測定作業が容易になる。
非接触型粘度計と液体が収容された容器との一部断面側面図である。 粘度の逆数と予め定められたタイミングにおける第1波の直径との対応関係を示すグラフである。 粘度測定方法のフロー図である。 図4(A)は低粘度の液体の波紋の画像であり、図4(B)は中粘度の液体の波紋の画像であり、図4(C)は高粘度の液体の波紋の画像である。
添付図面を参照して、本発明の一態様に係る実施形態について説明する。まず、図1を参照して、粘度測定の対象である液体4(即ち、液体試料)について説明する。本実施形態の液体4は、室温(例えば、22℃から23℃程度の温度)で液体の液状樹脂である。
液状樹脂は、例えば、ウレタンフォーム(発泡ポリウレタン)の原料となる樹脂である。液状樹脂は、例えば、ポリオキシプロピレングリコール、ポリエーテルポリオール、ウレタンアクリレートオリゴマー、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート等の液体である。液状樹脂は、ポリエーテルポリオールと他の樹脂との混合物、又は、ポリエーテルポリオールと水、アルコール等の溶媒との混合物であってもよい。
液体4は、所定の容量の容器6に収容される。容器6は、円筒形状であり、上面に開口6aを有する。本実施形態の容器6は、底面の直径が75mmであり、高さが150mmである円筒形状のガラス製のビーカーである。
容器6には、所定量の液体4が収容されている。本実施形態の容器6には、350mlの液体4が収容されている。なお、容器6に収容されている液体の量は容器6の容量よりも小さいので、液体4の液面4aは容器6の開口6aよりも低い位置にある。
次に、液体4の粘度を測定する非接触型粘度計2について説明する。図1は、非接触型粘度計2と液体4が収容された容器6との一部断面側面図である。なお、図1では、構成要素の一部をブロック図で示す。
非接触型粘度計2は、ノズル10を備える。ノズル10は、上面視において開口6aの略中央に固定されている。ノズル10は、気体を噴射するための開口10aを有する。開口10aは、開口6aと略同じ高さ位置に固定されている。また、開口10aの向きは、鉛直方向(即ち、重力方向)に固定されている。
ノズル10には、気体供給源12が接続されている。気体供給源12は、ノズル10に対して空気等の気体を供給する。但し、ノズル10は、空気以外の気体(例えば、不活性ガス)を供給してもよい。ノズル10と気体供給源12との間には、電磁弁等のバルブ(不図示)が設けられている。電磁弁の開閉タイミングは、例えば、後述するCPUによって制御される。
なお、バルブと気体供給源12との間の流路には、圧力レギュレータ(不図示)が設けられている。バルブ及びノズル10へ供給される気体の圧力は、この圧力レギュレータにより所定の値(例えば、0.1MPa、0.18MPa等)に調整される。
本実施形態では、瞬間的に電磁弁を開閉することにより、開口10aから液面4aに気体を噴射する。例えば、0.2sから0.3sの間、噴射圧力0.1MPaで、気体を噴射する。この気体は、静止した液面4aの中央部において、液面4aに対して略垂直に噴射される。これにより、液面4aには、波紋が生じる。
ノズル10を中心として、ノズル10の周囲には、リング照明14が設けられている。リング照明14は、環状に配置された複数のLEDを有する。各LEDは、鉛直下方よりも内側の方向(即ち、斜め下方)に光Lを照射する様に設けられている。リング照明14を用いることで、液面4a全体を略均一に照らすことができる。
ノズル10に隣接してリング照明14の上方には、カメラユニット(撮像ユニット)16が設けられる。カメラユニット16は、対物レンズ(不図示)と、対物レンズを透過した被写体からの光を受光するCCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ等の撮像素子(不図示)とを含む。
カメラユニット16は、液面4aを撮像する。カメラユニット16は、液面4aへの気体の噴射が開始された後、予め定められたタイミングで液面4aを撮像する。本実施形態のカメラユニット16は、液面4aへ気体が噴射されたタイミング(0s)から、予め定められたタイミング(0.2sから0.5s経過時点)に、液面4aを撮像する。
これにより、予め定められたタイミングでの液面4aの画像を得る。この画像には、1又は複数の環状の波で構成される波紋が表示される。画像には、環状の波の頂部(ピーク)が、例えば輝線として表示される。
カメラユニット16が得た画像は、コンピュータ18へ送られる。コンピュータ18は、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置や、フラッシュメモリ等の記憶装置を含む。記憶装置に記憶されるプログラム等のソフトウェアに従いコンピュータ18を動作させることによって、コンピュータ18は、ソフトウェアと処理装置(ハードウェア資源)とが協働した具体的手段として機能する。
コンピュータ18は、波紋測定部20を有する。波紋測定部20は、例えば、プログラムで構成されている。波紋測定部20は、カメラユニット16で得られた画像に基づいて、被写体の一部の長さを測定する。
例えば、画像中の1画素に対応する被写体の長さは既知であるので、波紋測定部20は、当該画像の画素数から被写体の一部又は全部の長さを算出できる。本実施形態の波紋測定部20は、カメラユニット16で得られた画像から、波紋の大きさ(波紋の直径又は半径)を測定する。
波紋測定部20は、波紋を構成する複数の環状の波のうち1つの環状の波の所定の高さ(例えば、波の頂点)の直径を測定する。波紋測定部20で測定された波紋の大きさの情報は、粘度算出部22へ送られる。
粘度算出部22は、例えば、プログラムで構成されている。粘度算出部22は、粘度と波紋を構成する1つの環状の波の直径との予め取得されている対応関係(例えば、計算式)に基づいて、1つの環状の波の直径に対応する粘度を算出する。
当該1つの環状の波の直径とは、波紋が生じたときに最初に生じた環状の波(即ち、第1波)の予め定められたタイミングにおける直径である。上述の対応関係は、ROM、RAM等のメモリーから成る記憶部24に記憶されており、粘度算出部22は、記憶部24にアクセスできる様に構成されている。
図2は、粘度の逆数と予め定められたタイミングにおける第1波の直径との対応関係を示すグラフである。横軸は、(1/粘度)(Pa・s)-1であり、縦軸は、予め定められたタイミングにおける第1波の直径(mm)である。
具体的には、上述の非接触型粘度計2を用いて、5種類の異なる既知の粘度の液状樹脂(液体4)の各々に気体を噴射し、予め定められたタイミングにおける第1波の直径の平均(サンプル数=3)を算出することで、図2に示すグラフを作成した。
図2に示すグラフでは、上述の対応関係を線型近似(即ち、直線近似)で規定した(直径=11372・(1/粘度)+20.215)。但し、当該対応関係は、多項式近似で規定してもよく、その他の関数で規定してもよい。
粘度算出部22は、まず、記憶部24から第1波の直径と粘度との対応関係を読み出す。そして、当該対応関係に基づいて、第1波の直径に対応する液体4の粘度を算出する。それゆえ、液体4の粘度が未知であっても、第1波の直径を測定することで液体4の粘度を測定できる。
この様に、本実施形態では、ノズル10を用いて液面4aに気体を噴射し、カメラユニット16を用いて得た画像に基づいて液体4の粘度を測定できる。つまり、振動子等を液体4に浸すことなく非接触で液体4の粘度を測定できる。それゆえ、振動子等を清掃する必要が無いので、振動子等を液体4に浸す場合に比べて、粘度測定の作業が容易になる。
次に、液体4の粘度を測定する粘度測定方法について説明する。図3は、粘度測定方法のフロー図である。なお、未知の液体4の粘度を測定することに先立ち、記憶部24には、予め取得された上述の対応関係が記憶されている。
本実施形態の粘度測定方法では、まず、容器6に収容された液体4の液面4aに対して、ノズル10が瞬間的(例えば、0.2sから0.3sの間)に所定の噴射圧力(例えば、0.1MPa)で気体を噴射する(噴射ステップ(S10))。これにより、液面4aには複数の環状の波で構成される波紋が生じる。
噴射ステップ(S10)で気体の噴射を開始した後、予め定められたタイミング(例えば、液面4aへ気体を噴射したタイミング(0s)から、0.2sから0.5s経過時点)で、カメラユニット16が液面4aを撮像する。これにより、液面4aに生じている波紋を撮像する(撮像ステップ(S20))。
撮像ステップ(S20)の後、撮像して得られた画像から波紋(即ち、第1波)の大きさ(即ち、直径)を測定する(測定ステップ(S30))。測定ステップ(S30)の後、記憶部24に記憶されている上述の対応関係(計算式)に基づいて、測定ステップ(S30)で測定された第1波の直径に対応する液体4の粘度を算出する(粘度算出ステップ(S40))。
この様に、本実施形態では、振動子等を液体4に浸すことなく非接触で液体4の粘度を測定できるので、振動子等を液体4に浸す場合に比べて、粘度測定の作業が容易になる。更に、本実施形態では、ノズル10から瞬間的に1ショットだけ気体を噴射した直後の波紋の大きさから粘度を測定できる。それゆえ、比較的短時間で粘度測定を完了できる。
次に、波紋の画像の例を、図4(A)、図4(B)及び図4(C)に示す。図4(A)、図4(B)及び図4(C)は、噴射圧力0.1MPaで気体の噴射を開始した後、予め定められたタイミングで液面4aを撮像することで得られた画像である。
図4(A)は、低粘度の液体4Aの波紋の画像である。低粘度の液体4Aとして、三洋化成工業株式会社製のPP-400(ポリオキシプロピレングリコール、粘度68(mPa・s))を用いた。
なお、図4(A)では、容器6の底面の湾曲部分が光Lを反射することで各々形成されたリング31a及び31b(環状の輝線)が、波紋を構成する第1波11よりも外側に位置している。また、液体4Aが低粘度であるので、第1波11よりも内側には、波紋を構成する第2波21が生じている。
図4(B)は、中粘度の液体4Bの波紋の画像である。なお、中粘度の液体4Bとして、三洋化成工業株式会社製のGL-3000(ポリエーテルポリオール、粘度525(mPa・s))を用いた。図4(B)では、容器6の底面の湾曲部分が光Lを反射することで各々形成されたリング41a、41b及び41c(環状の輝線)が、第1波11aよりも外側に位置している。
図4(C)は、高粘度の液体4Cの波紋の画像である。なお、高粘度の液体4Cとして、三洋化成工業株式会社製のHS-211(ポリエーテルポリオールの混合物、粘度1603(mPa・s))を用いた。図4(C)では、容器6の底面の湾曲部分が光Lを反射することで各々形成されたリング51a、51b及び51c(環状の輝線)が、第1波11bよりも外側に位置している。
次に、粘度測定方法の変形例について説明する。液体4の粘度が比較的高い場合には、噴射圧力0.1MPaで気体を噴射しても、カメラユニット16で測定可能な程度の大きさの波紋が液面4aに生じ難い場合がある。しかし、液体4の粘度が比較的高い場合であっても、噴射圧力を高くすれば測定可能な大きさの波紋が生じ得る。
具体的には、液体4Cよりも粘度が高い超高粘度(例えば、粘度が15000(mPa・s)以上)の液体4に対して、噴射圧力0.1MPaで気体を噴射しても液面4aに測定可能な大きさの波紋は生じ難いがある。しかし、噴射圧力0.1MPaよりも高い噴射圧力(例えば、0.18MPa)で気体を噴射すれば、測定可能な大きさの波紋が生じ得る。
但し、噴射圧力を0.18MPaと高くすることで波紋自体は生じるが、当該波紋と、噴射圧力0.1MPaで生じた波紋とでは生成条件が異なる。それゆえ、噴射圧力0.18MPaで生じた波紋の直径をそのまま用いると正しい粘度を算出できない。
ところで、同一の液体4間では、予め定められたタイミングでの第1波の直径は、噴射圧力に比例する。また、第1波の直径と噴射圧力との比例関係は、粘度が異なる複数の液体4間でも同様に成り立つ。
そこで、当該変形例では、噴射圧力0.1MPaでは波紋が生じ難い超高粘度の液体に対して、噴射圧力0.18MPaで波紋を生じさせ、この波紋の直径を噴射圧力0.1MPaでの超高粘度の液体の波紋の直径に換算する。
当該変形例のS10、S20及びS30では、まず、高粘度の液体4C(第1の液体)に対して噴射圧力0.1MPa(第1の圧力)で液面4aに気体の噴射を開始した後、予め定められたタイミングにおける波紋の第1波の直径(第1の直径)を測定する。
次に、高粘度の液体4C(第1の液体)に対して、噴射圧力0.18MPa(第2の圧力)で液面4aに気体の噴射を開始した後、予め定められたタイミングにおける波紋の第1波の直径(第2の直径)を測定する。なお、第1の直径及び第2の直径が予め得られている場合は、再度測定しなくてもよい。
更に、超高粘度の液体4(第2の液体)に対して、噴射圧力0.18MPa(第2の圧力)で液面4aに気体の噴射を開始した後、予め定められたタイミングにおける波紋の第1波の直径(第3の直径)を測定する。
次に、粘度算出ステップ(S40)では、超高粘度の液体4(第2の液体)に対して、噴射圧力0.1MPa(第1の圧力)で液面4aに気体の噴射を開始した後、予め定められたタイミングにおける波紋の第1波の直径に相当する直径(第4の直径)を、第1、第2及び第3の直径に基づいて算出する。
具体的には、第1の直径が26mm、第2の直径が50mm、第3の直径が27mmであった場合に、(第1の直径:第2の直径=第4の直径:第3の直径)であるので、第4の直径は、(第1の直径×第3の直径)/(第2の直径)により14.04mmと算出できる。そして、粘度算出部22は、上述の対応関係に基づいて、この換算された第4の直径に対応する超高粘度の液体4の粘度を算出する。
この様に、当該変形例では、超高粘度の液体4の比較的低い噴射圧力(例えば、0.1MPa)での第1波の直径を換算により得る。それゆえ、超高粘度の液体4に対して比較的高い噴射圧力(例えば、0.18MPa)を用いて、測定可能な大きさの波紋を生じさせることができる。
なお、当該変形例では、第1の液体として高粘度の液体4Cを用いたが、低粘度の液体4A、中粘度の液体4Bを用いてもよい。また、第1の圧力は0.1MPaに限定されず、第2の圧力は0.18MPaに限定されない。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。例えば、液体4は、上述の液状樹脂に限定されない。液体4は、液状樹脂以外の液体であってもよい。
また、撮像ステップ(S20)において、カメラユニット16は、予め定められたタイミングで静止画像を撮像するが、一定時間、液面4aの動画を撮影してもよい。この場合、動画を構成する静止画面のうち、予め定められたタイミングに対応する静止画像が、測定ステップ(S30)で利用されてよい。
2 非接触型粘度計
4,4A,4B,4C 液体
4a 液面
6 容器
6a 開口
10 ノズル
10a 開口
11,11a,11b 第1波
12 気体供給源
14 リング照明
16 カメラユニット(撮像ユニット)
18 コンピュータ
20 波紋測定部
21 第2波
22 粘度算出部
24 記憶部
31a,31b,41a,41b,41c,51a,51b,51c リング
L 光

Claims (3)

  1. 液体の液面に気体を噴射するノズルと、
    該ノズルから該液面に該気体を噴射することで生じた波紋を撮像する撮像ユニットと、
    該撮像ユニットで撮像して得られた画像から該波紋の大きさを測定する波紋測定部と、
    該波紋の大きさと該液体の粘度との予め取得されている対応関係に基づいて、該波紋測定部で測定された該波紋の大きさに対応する該液体の粘度を算出する粘度算出部と、を備えることを特徴とする、非接触型粘度計。
  2. 液体の粘度を測定する粘度測定方法であって、
    該液体の液面に対して気体を噴射する噴射ステップと、
    該噴射ステップで生じた波紋を撮像する撮像ステップと、
    該撮像ステップで撮像して得られた画像から該波紋の大きさを測定する測定ステップと、
    該波紋の大きさと該液体の粘度との予め取得されている対応関係に基づいて、該測定ステップで測定された該波紋の大きさに対応する該液体の粘度を算出する粘度算出ステップと、
    を備えることを特徴とする、粘度測定方法。
  3. 該波紋の大きさは、該液面に生じた環状の波の所定の高さの直径であり、
    該粘度算出ステップでは、
    第1の液体に対して、第1の圧力で該気体の噴射を開始した後、予め定められたタイミングにおける該波紋の第1の直径と、
    該第1の液体に対して、該第1の圧力よりも高い第2の圧力で該気体の噴射を開始した後、該予め定められたタイミングにおける該波紋の第2の直径と、
    該第1の液体よりも粘度の高い第2の液体に対して、該第2の圧力で該気体の噴射を開始した後、該予め定められたタイミングにおける該波紋の第3の直径と、
    に基づいて、該第2の液体に対して、該第1の圧力で該気体の噴射を開始した後、該予め定められたタイミングにおける該波紋の直径に相当する第4の直径を算出し、
    該対応関係に基づいて、該第4の直径に対応する該第2の液体の粘度を算出することを特徴とする、請求項2に記載の粘度測定方法。
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