JP7217375B1 - 床版の取替方法 - Google Patents

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Figure 0007217375000001
【課題】簡易な方法及び構造で鋼床版の高さ位置を調整することができる床版の取替方法を提供することを課題とする。
【解決手段】既設床版を鋼床版に取り替える床版の取替方法であって、橋梁の主桁S(S1~S3)から既設床版パネルを撤去する撤去工程と、デッキプレート11及びデッキプレート11の下面に設けられた第一高さ調整機構を有する鋼床版パネル(接合用鋼床版パネル10)を主桁Sに設置する設置工程と、デッキプレート11に設けられた貫通孔17を介して第一高さ調整機構に充填材を充填して鋼床版パネル(接合用鋼床版パネル10)の高さ位置を下げる高さ調整工程と、貫通孔17を塞ぐ閉塞工程と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、床版の取替方法に関する。
例えば、特許文献1に示すように、橋梁における床版の取替方法が知られている。既設RC床版(鉄筋コンクリート床版)を鋼床版に取り替える工事において、取り替え後の路面の高さを復旧させる必要があるため、鋼床版の高さ位置を調整する必要がある。既設RC床版に比べて鋼床版は軽量であり死荷重が軽減されることから、主桁のたわみが小さくなり取り替え後の路面の高さ位置が上昇する傾向にある。
特開2018-59311号公報
このような場合において、例えば、公知の高さ調整ボルトを用いて鋼床版の高さ位置を調整することが考えられる。しかし、鋼床版の高さ位置を上げることは容易にできるが、下げることが困難となるという問題がある。つまり、既設RC床版の高さ位置よりも鋼床版の高さ位置が大きく上昇すると、高さ調整ボルトでは対応できない場合があり、鋼床版の高さ位置を下げる作業が困難となる。
本発明は、かかる課題を解決するために創案されたものであり、簡易な方法及び構造で鋼床版の高さ位置を調整することができる床版の取替方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、既設床版を鋼床版に取り替える床版の取替方法であって、橋梁の主桁から既設床版パネルを撤去する撤去工程と、デッキプレート及び前記デッキプレートの下面に設けられた第一高さ調整機構を有する鋼床版パネルを前記主桁に設置する設置工程と、前記デッキプレートに設けられた貫通孔を介して十分な容積を有する前記第一高さ調整機構に打設量を調整しつつ充填材を打設し、打設された前記充填材の質量で前記主桁のたわみや沈下を増加させ、任意の所望の高さ位置となるように前記鋼床版パネルの高さ位置を下げて管理、制御する高さ調整工程と、前記貫通孔を塞ぐ閉塞工程と、を含み、前記第一高さ調整機構は、橋軸方向に延設された一対の縦リブと、前記縦リブ同士を連結するとともに橋軸方向に離間して設けられた一対のエンドプレートと、前記一対の縦リブ及び前記一対のエンドプレートとを連結する型枠プレートと、で構成された第一充填空間を備え、当該第一充填空間を隣り合う前記主桁同士の間に設けることを特徴とする。
本発明によれば、第一高さ調整機構に、例えば、コンクリート等の充填材を充填することにより、鋼床版の高さ位置を下げることができる。これにより、簡易な方法及び構造で鋼床版の高さ位置を調整することができる。
また、本発明によれば、縦リブを利用して第一高さ調整機構を設けることができるため、簡易に構成することができるとともに、部品点数を減らすことができる。
また、前記鋼床版パネルは、前記主桁に接合される接合用鋼床版パネルと、前記主桁に接合されない一般用鋼床版パネルとを備え、前記撤去工程では、橋軸方向に沿う一の所定の区間において前記既設床版パネル及び既設定着具を全て撤去する撤去領域と、前記既設床版パネルのうち、橋軸方向に沿う他の所定の区間において隣り合う前記主桁同士の間に設けられた既設床版パネルを撤去しつつ、断面視で前記主桁の上部フランジの両端部部分の既設床版パネルを鉛直方向に切断して、当該上部フランジの直上部分のみの既設床版パネル及び既設定着具を残存させる残存領域と、を設け、前記設置工程では、前記撤去領域に前記接合用鋼床版パネルを配置し前記主桁と前記接合用鋼床版パネルとを接合するとともに、前記残存領域に前記一般用鋼床版パネルを配置し前記主桁と前記一般用鋼床版パネルとを接合しないことが好ましい。
ここで、既設床版は、主桁の上部フランジに立設する定着具(スタッド)に固着されているため、撤去工程においては、当該既設床版パネル及び定着具を切除する作業が煩雑となる。
しかし、本発明によれば、敢えて上部フランジの上部の既設床版パネル及び定着具を撤去しない残存領域と、撤去する撤去領域とを設ける。これにより、撤去工程の省力化を図ることができる。また、主桁と一般用鋼床版パネルとは接合しないため、作業工程を少なくすることができる。よって、施工期間の短縮化を図ることができる。
また、前記接合用鋼床版パネルは、前記デッキプレートの下面に設けられ、当該下面に対して垂直であって橋軸直角方向に延設された横リブを備え、前記設置工程では、前記横リブと前記主桁のウェブとを連結治具を介して連結することが好ましい。
本発明によれば、鋼床版に作用する応力を主桁に伝達させることができる。
また、前記接合用鋼床版パネルは、橋軸方向に延設されるとともに前記主桁の上部フランジに対応する位置に設けられた一対の縦リブと、当該縦リブに橋軸直角方向に延設された定着具と、を備え、前記設置工程後において、前記主桁の上部フランジと、当該一対の縦リブと、を含んで構成された第二充填空間に前記定着具を位置させるとともに、前記デッキプレートに設けられた貫通孔を介して当該第二充填空間にコンクリートを打設して当該定着具にコンクリートを定着させる主桁上コンクリート打設工程を含むことが好ましい。
本発明によれば、鋼床版に作用する応力を主桁に伝達させることができる。
本発明の床版の取替方法によれば、簡易な方法及び構造で鋼床版の高さ位置を調整することができる。
本発明の実施形態に係る鋼床版を示す全体平面図である。 本実施形態に係る接合用鋼床版パネルを示す平面図である。 図2のIII-III断面図である。 図2のIV-IV断面図である。 本実施形態に係る一般用鋼床版パネルを示す平面図である。 図5のVI-VI断面図である。 施工前の状態を示す横断面図である。 本発明の実施形態に係る床版の取替方法において接合用鋼床版パネルを設置する場合の切断工程を示す横断面図である。 本実施形態に係る床版の取替方法において接合用鋼床版パネルを設置する場合の撤去工程を示す横断面図である。 本実施形態に係る床版の取替方法において接合用鋼床版パネルを設置する場合の準備工程を示す横断面図である。 本実施形態に係る床版の取替方法において接合用鋼床版パネルを設置する場合の仕口取付工程を示す横断面図である。 本実施形態に係る床版の取替方法において接合用鋼床版パネルを設置する場合の設置工程を示す横断面図である。 本実施形態に係る床版の取替方法において接合用鋼床版パネルを設置する場合の主桁上コンクリート打設工程を示す横断面図である。 本実施形態に係る床版の取替方法において接合用鋼床版パネルを設置する場合の高さ調整工程を示す横断面図である。 本実施形態に係る床版の取替方法において接合用鋼床版パネルを設置する場合の閉塞工程を示す横断面図である。 本実施形態に係る床版の取替方法において一般用鋼床版パネルを設置する場合の切断工程を示す横断面図である。 本実施形態に係る床版の取替方法において一般用鋼床版パネルを設置する場合の撤去工程を示す横断面図である。 本実施形態に係る床版の取替方法において一般用鋼床版パネルを設置する場合の設置工程を示す横断面図である。 本実施形態に係る床版の取替方法において一般用鋼床版パネルを設置する場合の高さ調整工程を示す横断面図である。 本実施形態に係る床版の取替方法において一般用鋼床版パネルを設置する場合のボルト撤去工程を示す横断面図である。 本実施形態に係る床版の取替方法において一般用鋼床版パネルを設置する場合の閉塞工程を示す横断面図である。 本実施形態に係る床版の取替方法において連結工程を示す平面図である。 本実施形態に係る床版の取替方法において連結工程を示す断面図である。
次に、本発明の実施形態に係る床版の取替方法、鋼床版の設置構造及び鋼床版パネルについて、図面を用いて詳細に説明する。なお、重複する部材等が多いため、同一の部材、部位には、説明や符号を省略する場合がある。
図1は、本実施形態に係る鋼床版を示す全体平面図である。図1に示すように、鋼床版1は、橋軸方向に延設された主桁S1,S2,S3の上に設置され、自動車等の荷重を主桁S1~S3及び下部構造(図示省略)に伝達する部材である。鋼床版1の上には舗装体(図示省略)が形成される。主桁S1~S3は、橋脚の上に架設され、横構Tを介して互いに斜めに連結されている。なお、主桁S1~S3を総称するときは「主桁S」と示す。
本実施形態の鋼床版1は、接合用鋼床版パネル10と、一般用鋼床版パネル30とが橋軸方向に交互に設置されることで構成されている。まずは、接合用鋼床版パネル10及び一般用鋼床版パネル30の構造について説明する。なお、接合用鋼床版パネル10及び一般用鋼床版パネル30は、例えば、工場などで予め製造され、現場に搬送される構造物である。
<接合用鋼床版パネル10について>
図2~4に示すように、接合用鋼床版パネル10は、鉄鋼製であって、デッキプレート11と、複数の縦リブ12と、横リブ13と、複数のエンドプレート14と、複数の型枠プレート15と、を備えている。デッキプレート11は、平面視矩形を呈する板状部材である。図2に示すように、デッキプレート11には、板厚方向に貫通する複数の貫通孔16,17が設けられている。また、デッキプレート11の橋軸方向の両端には、複数の連通孔18が形成されている。
貫通孔16は、主桁S1,S2,S3に対応する位置に設けられ、後記する第二充填空間21にそれぞれ一つずつ形成されている。貫通孔17は、後記する第一充填空間20に対応する位置にそれぞれ一つずつ設けられている。図4(図23も参照)に示すように、デッキプレート11の下面において、貫通孔17に対応する位置には、孔補強プレート24と、複数の袋ナット25が設けられている。孔補強プレート24は、リング状かつ板状を呈する。孔補強プレート24は、貫通孔17の周縁を補強する部材である。袋ナット25は、貫通孔17の周方向に沿って孔補強プレート24の下面に設けられている。なお、袋ナット25を省略して、デッキプレート11を貫通するネジ溝を設けてもよい。デッキプレート11の下面において、貫通孔16に対応する位置には、孔補強プレート24(袋ナットは無し)が設けられている。
縦リブ12は、板状を呈し、デッキプレート11の下面に橋軸方向と平行に所定の間隔で複数枚並設されている。縦リブ12は、横リブ13を挟んで橋軸方向両側に一対設けられている。縦リブ12は、横リブ13からデッキプレート11の端部まで延設されている。
図4に示すように、主桁S1,S2,S3に対応する位置において隣り合う縦リブ12,12には、縦リブ12に対して垂直となるように複数の定着具19が設けられている。定着具19は、橋軸方向に所定の間隔をあけて複数個設置されている。定着具19は、コンクリートを定着させる形態であればよく、例えば、ボルト、高ナット及びねじスタッドで構成されている。
横リブ13は、図3に示すように、板状を呈し、デッキプレート11の下面に橋軸直角方向(橋幅方向)と平行に一枚設けられている。横リブ13は、デッキプレート11の橋軸方向の中央部分において、橋軸直角方向の全体に亘って延設されている。横リブ13において、主桁S1~S3に対応する位置には、切欠き部18がそれぞれ形成されている。切欠き部18は、接合用鋼床版パネル10を主桁S1~S3に配置する際に、主桁S1~S3が挿通される部位である。
エンドプレート14は、板状を呈し隣り合う縦リブ12,12を垂直に連結している。エンドプレート14は、横リブ13を挟んで橋軸方向の両側に形成されている。図4に示すように、型枠プレート15は、主桁S1,S2間及び主桁S2,S3間において、隣り合う縦リブ12,12間の下部を塞ぐように複数枚形成されている。
接合用鋼床版パネル10の「第一高さ調整機構」は、複数の第一充填空間20で構成されている。第一充填空間20は、隣り合う縦リブ12,12と、エンドプレート14と、横リブ13と、型枠プレート15とで囲まれた空間である。この第一充填空間20に貫通孔17を介して充填材(例えば、コンクリート)を打設することで、接合用鋼床版パネル10の重量を大きくして高さ位置を下げることができる。本実施形態では、第一充填空間20は、主桁S1,S2間及び主桁S2,S3間において合計40個設けられているが、個数を限定するものではない。また、充填材は、コンクリート、モルタル等、硬化した後にカウンターウエイトとなる材料から適宜選択すればよい。
なお、第一充填空間20は、本実施形態では縦リブ12や横リブ13を利用して構成しているが、別途部材を設けて第一充填空間20を形成してもよい。また、請求項の「一対のエンドプレート」とは、本実施形態のように、横リブ13がエンドプレート14を兼用する場合も含むものである。また、横リブ13とは別にエンドプレート14を設けて、一対のエンドプレート14で一の第一充填空間20を構成してもよい。
第二充填空間21は、主桁S(S1~S3)の上部フランジSaに対応する位置にそれぞれ設けられる。第二充填空間21は、上部フランジSaと、隣り合う縦リブ12,12と、横リブ13と、既設床版パネル(又は新設された鋼床版パネル)とで囲まれた空間である。この第二充填空間21に貫通孔16を介してコンクリートを打設することで、主桁Sと接合用鋼床版パネル10とを接合することができる。
図3及び図4に示すように、デッキプレート11の橋軸直角方向両端には、側縦桁22,22が設けられている。側縦桁22は、デッキプレート11の下面において、橋軸方向の全体に亘って延設されている。側縦桁22の高さ方向は、縦リブ12よりも長くなっている。
<一般用鋼床版パネル30について>
図5及び図6に示すように、一般用鋼床版パネル30は、鉄鋼製であって、デッキプレート31と、複数の縦リブ32と、複数のエンドプレート34と、複数の型枠プレート35と、を備えている。デッキプレート31は、平面視矩形を呈する板状部材である。デッキプレート31には、板厚方向に貫通する複数の貫通孔36,37が設けられている。また、デッキプレート31の橋軸方向の両端には、複数の連通孔38が形成されている。
貫通孔36は、主桁S1,S2,S3に対応する位置にそれぞれ三つずつ形成されている。貫通孔37は、後記する第一充填空間40に対応する位置にそれぞれ3つずつ設けられている。図6(図23も参照)に示すように、デッキプレート31の下面において、貫通孔37に対応する位置には、孔補強プレート43と、複数の袋ナット44が設けられている。孔補強プレート43は、リング状かつ板状を呈する。孔補強プレート43は、貫通孔37の周縁を補強する部材である。袋ナット44は、貫通孔37の周方向に沿って孔補強プレート43の下面に設けられている。なお、袋ナット44を省略して、デッキプレート31を貫通するネジ溝を設けてもよい。デッキプレート31の下面において、貫通孔36に対応する位置には、孔補強プレート43(袋ナットは無し)が設けられている。
縦リブ32は、板状を呈し、デッキプレート31の下面に橋軸方向と平行に所定の間隔で複数枚並設されている。縦リブ32は、デッキプレート31の橋軸方向の全体に亘って延設されている。
エンドプレート34は、板状を呈し隣り合う縦リブ32,32を垂直に連結している。エンドプレート34は、図5に示すように、橋軸方向の一端側と他端側において離間して配設されている。型枠プレート35は、主桁S1,S2間及び主桁S2,S3間において、隣り合う縦リブ32,32間の下部を塞ぐように複数枚形成されている。
一般用鋼床版パネル30の「第一高さ調整機構」は、複数の第一充填空間40で構成されている。第一充填空間40は、隣り合う縦リブ32,32と、エンドプレート34,34と、型枠プレート35とで囲まれた空間である。この第一充填空間40に貫通孔37を介して充填材(例えば、コンクリート)を充填することで、一般用鋼床版パネル30の重量を大きくして高さ位置を下げることができる。本実施形態では、第一充填空間40は、主桁S1,S2間及び主桁S2,S3間において20個設けられているが、個数を限定するものではない。
なお、第一充填空間40は、本実施形態では縦リブ32を利用して構成しているが、別途部材を設けて第一充填空間40を形成してもよい。
図6に示すように、デッキプレート31の橋軸直角方向両端には側縦桁42,42が設けられている。側縦桁42は、デッキプレート31の下面において、橋軸方向の全体に亘って延設されている。側縦桁42の高さ方向は、縦リブ32よりも長くなっている。
次に、本実施形態に係る床版の取替方法について説明する。ここでは、接合用鋼床版パネル10を取り付ける場合と、一般用鋼床版パネル30を取り付ける場合とに分けて説明する。
<床版の取替方法について>
本実施形態に係る床版の取替方法において、接合用鋼床版パネル10を設置する場合、切断工程と、撤去工程と、準備工程と、設置工程と、主桁上コンクリート打設工程と、高さ調整工程と、閉塞工程と、を行う。
図7は、施工前の状態を示す横断面図である。床版の取替方法は、橋軸直角方向の中心線C1を挟んで左右対称であるため、図7~21では、主桁S1,S2側については描画を省略している。図7に示すように、主桁S2,S3の上には、既設床版パネルMが設けられている。本実施形態では、既設床版パネルMを撤去し、新しい鋼床版パネル(接合用鋼床版パネル10)を設置する。なお、既設床版パネルMは、本実施形態では、RC床版(鉄筋コンクリート床版)を例示するが、例えば、合成床版、PC床版(プレストレスを入れたプレキャスト床版)であってもよい。
図8に示すように、切断工程は、既設床版パネルMを切断する工程である。切断工程では、図8に示す切断線45で橋軸方向に沿って既設床版パネルMを切断する。切断線45は、上部フランジSaの両端を通る鉛直面と、上部フランジSaの上面と通る水平面を少なくとも含んで設定している。
図9に示すように、撤去工程は、既設床版パネルMを撤去する工程である。撤去工程では、上部フランジSa,Saより上の既設床版パネルMを全て撤去する。ここでは、接合用鋼床版パネル10の橋軸方向の長さ分だけ、上部フランジSa上の既設定着具(スタッド)及び既設鉄筋コンクリートを全て撤去する。当該工程により、上部フランジSa上に、既設床版パネルMが撤去された「撤去領域」が形成される。なお、図9の仮想線で示す基準線H1は、既設床版パネルMの上面(天端)の高さ位置を示している。また、既設床版パネルMが撤去されたことにより、主桁Sの高さ位置が上昇する。例えば、主桁Sは、仮想線で示す撤去前の位置から、実線で示す位置まで上昇する。
図10に示すように、準備工程は、接合用鋼床版パネル10を設置する前の準備をする工程である。準備工程では、橋軸直角方向の中央に配置されている主桁S2に複数の連通孔46を穿設する。準備工程では、主桁S2の上部フランジSa及びウェブSbの複数箇所に連通孔46を設ける。連通孔46は、後記する仕口47及びスプライスプレート(連結プレート)等の連結治具を摩擦接合するための孔である。また、準備工程では、主桁S3の上部フランジSaの上面に複数本の定着具(スタッド)50を立設する。
図11に示すように、仕口取付工程は、連通孔46を介して主桁S2に仕口47を取り付ける工程である。仕口47は、高力ボルト・ナット等の締結具を介して横リブ13と主桁S2とを直角に摩擦接合する部材である。
図12に示すように、設置工程は、接合用鋼床版パネル10を主桁S2,S3に設置する工程である。設置工程では、主桁S(S1~S3)の上にクレーンなどの楊重機械を用いて接合用鋼床版パネル10を配置する。また、仕口47及びスプライスプレート(連結プレート)48等の連結治具を用いるとともに、高力ボルト・ナット等の締結具を介して横リブ13と、主桁S2の上部フランジSa及びウェブSbとを摩擦接合する。この時、撤去した既設床版パネルMよりも接合用鋼床版パネル10の方が軽量であるため、基準線H1よりも上にデッキプレート11の上面が位置する。
図13に示すように、主桁上コンクリート打設工程は、主桁S2,S3の上部フランジSa,Saの上にコンクリートを打設する工程である。主桁上コンクリート打設工程では、上部フランジSaに形成された第二充填空間21に貫通孔16を介してコンクリートを打設する。主桁S2において、第二充填空間21に対応する縦リブ12には、定着具19が設けられているため、主桁S2と接合用鋼床版パネル10とが強固に結合される。また、主桁S3において、第二充填空間21に対応する縦リブ12には定着具19が設けられるとともに、上部フランジSaに定着具50が設けられているため、主桁S3と接合用鋼床版パネル10とが強固に結合される。
図14に示すように、高さ調整工程は、第一充填空間20に充填材(例えば、コンクリート)を打設して、接合用鋼床版パネル10の高さ調整を行う工程である。高さ調整工程では、貫通孔17を介して第一充填空間20に充填材を充填する。充填された充填材の重みによって、接合用鋼床版パネル10の高さ位置を下げることができる。この時、全ての第一充填空間20に充填材を充填する必要は無く、基準線H1と接合用鋼床版パネル10の上面との差分を考慮して適宜充填材の充填量を設定すればよい。
また、高さ調整工程は、「第二高さ調整機構」を用いて高さ位置の微調整を行ってもよい。接合用鋼床版パネル10の高さ位置を微調整する機構については、公知技術を適宜用いることができる。第二高さ調整機構は、例えば、デッキプレート11を貫通するネジ溝に螺合された高さ調整ボルト51を用いることができる。高さ調整ボルト51の先端を第二充填空間21において硬化したコンクリートに当接させつつ、当該高さ調整ボルト51の回動することで、接合用鋼床版パネル10の高さ位置を昇降させることができる。高さ調整が終了したら、高さ調整ボルト51は撤去する。
図15に示すように、閉塞工程は、貫通孔16,17(図14参照)を円板状の蓋部材49で塞ぐ工程である。閉塞工程では、ボルト26を袋ナット25に接合することで、蓋部材49をデッキプレート11に取り付ける。なお、貫通孔16においては、蓋部材49で塞がなくてもよい。前記した主桁上コンクリート打設工程でデッキプレート11までコンクリートが打設されるため、その上に直接舗装体を設けることもできる。以上の工程によって接合用鋼床版パネル10が設置される。
次に、一般用鋼床版パネル30を設置する場合について説明する。本実施形態に係る床版の取替方法において、一般用鋼床版パネル30を設置する場合、切断工程と、撤去工程と、設置工程と、高さ調整工程と、モルタル打設工程と、閉塞工程と、を行う。施工前の状態は、図7と同等である。
図16に示すように、切断工程では、既設床版パネルMを切断する工程である。切断工程では、図16に示す切断線53で橋軸方向に沿って既設床版パネルMを切断する。切断線53は、上部フランジSaの両端を通る鉛直面及び既設床版パネルMの上面を含んで設定している。
図17に示すように、撤去工程は、既設床版パネルMを撤去する工程である。撤去工程では、上部フランジSa,Sa上の部位は残し、その他の部位を撤去する。つまり、一般用鋼床版パネル30における撤去工程では、上部フランジSaの上面において、橋軸方向に亘って既設コンクリート部M1が残存する「残存領域」が形成される。換言すると、残存領域は、上部フランジSaの上面において、既設床版パネルMの一部及び既設定着具が残存することで形成された領域である。図17の仮想線で示す基準線H1は、既設床版パネルMの上面(天端)の高さ位置を示している。また、既設床版パネルMの大部分が撤去されたことにより、主桁Sの高さ位置が上昇する。主桁Sは、仮想線で示す撤去前の位置から、実線で示す位置まで上昇する。
図18に示すように、設置工程は、一般用鋼床版パネル30を主桁S2,S3に設置する工程である。設置工程では、主桁S(S1~S3)の上にクレーンなどの楊重機械を用いて一般用鋼床版パネル30を配置する。より詳しくは、既設コンクリート部M1の上部に貫通孔36が位置するように一般用鋼床版パネル30を配置する。
図19に示すように、高さ調整工程は、第一充填空間40に充填材(例えば、コンクリート)を充填して、一般用鋼床版パネル30の高さ調整を行う工程である。高さ調整工程では、貫通孔37を介して第一充填空間40に充填材を充填する。充填された充填材の重みによって、一般用鋼床版パネル30の高さ位置を下げることができる。この時、全ての第一充填空間40に充填材を充填する必要は無く、基準線H1と一般用鋼床版パネル30の上面との差分を考慮して適宜充填材の充填量を設定すればよい。
また、高さ調整工程は、「第二高さ調整機構」を用いて高さ位置の微調整を行ってもよい。一般用鋼床版パネル30の高さ位置を微調整する機構については、公知技術を適宜用いることができる。第二高さ調整機構は、例えば、デッキプレート31を貫通するネジ溝に螺合された高さ調整ボルト51を用いることができる。当該高さ調整ボルト51の回動により一般用鋼床版パネル30の高さ位置を昇降させることができる。高さ調整が終了したら、高さ調整ボルト51は撤去する。
図20に示すように、モルタル打設工程は、貫通孔36を介してモルタルPを打設する工程である。モルタル打設工程では、既設コンクリート部M1と縦リブ32,32と、既設床版パネルMと、新設された隣接する接合用鋼床版パネル10と、デッキプレート31とで囲まれた空間にモルタル(例えば、無収縮モルタルや樹脂)Pを打設して隙間を埋める。
図21に示すように、閉塞工程は、貫通孔36,37を塞ぐ工程である。閉塞工程では、ボルト26を袋ナット25に接合することで、円板状の蓋部材49をデッキプレート31に取り付ける。ボルト26は、例えば、皿ボルト等であってもよい。以上の工程によって一般用鋼床版パネル30が設置される。
次に、隣り合う接合用鋼床版パネル10と、一般用鋼床版パネル30とを連結する連結工程について説明する。図22は、本実施形態に係る床版の取替方法において連結工程を示す平面図である。図23は、本実施形態に係る床版の取替方法において連結工程を示す断面図である。図22及び図23では、接合用鋼床版パネル10と一般用鋼床版パネル30との繋ぎ目を示している。
図22及び図23で示すように、デッキプレート11,31の各端部は、連結プレート(スプライスプレート)56,56を用いて摩擦接合する。デッキプレート11,31の端部同士を突き合わせた後、連結プレート56,56を上下面に配置し、連通孔18,38(図2,5)を介して高力ボルト・ナットで摩擦接合する。同様に、対向する縦リブ12,32同士を、連結プレート57,57を用いて高力ボルト・ナットで摩擦接合する。これにより、橋軸方向に隣り合う接合用鋼床版パネル10と一般用鋼床版パネル30とを摩擦接合することができる。
<作用効果について>
ここで、例えば、前記した高さ調整ボルト51のように鋼床版の高さの微調整を行うことができる高さ調節機構は存在するが、既設床版パネル(例えば、RC床版パネル)から比較的軽量の鋼床版に取り替える場合は、主桁Sの上昇幅が大きくなるため、高さ調整、特に高さ位置を下げる調整が困難となる。
この点、実施形態に係る床版の取替方法、鋼床版の設置構造及び鋼床版パネルによれば、第一高さ調整機構(第一充填空間20,40)に充填材を充填することにより、充填材がカウンターウエイトとなり、鋼床版1の高さ位置を下げることができる。これにより、簡易な方法及び構造で鋼床版1の高さを調整することができる。また、充填材の充填量に応じて、高さ位置を容易に調整できる。
また、第一充填空間20,40は、充填材を充填される空間を適宜形成すればよいが、本実施形態では縦リブ12,32を利用しつつ、エンドプレート14,34及び型枠プレート15,35を用いることで簡易に構成することができるとともに、部品点数を減らすことができる。
また、本実施形態では、上部フランジSa上の既設床版パネルMを撤去する撤去領域と、既設床版パネルMを残存させる残存領域とを設け、撤去領域に接合用鋼床版パネル10を配置し主桁Sと接合用鋼床版パネル10とを接合するとともに、残存領域に一般用鋼床版パネル30を配置し主桁Sと一般用鋼床版パネル30とは接合しないようにした。これにより、上部フランジSa上の既設床版パネルMを撤去する作業を省略化することができる。また、主桁Sと一般用鋼床版パネル30とは接合しないため、作業工程を少なくすることができる。よって、鋼床版1の必要強度を確保しつつ、施工期間の短縮化を図ることができる。なお、接合用鋼床版パネル10及び一般用鋼床版パネル30の橋軸方向の各長さは、鋼床版1の設計強度に応じて適宜設定すればよい。
また、本実施形態によれば、接合用鋼床版パネル10は、橋軸直角方向に延設された横リブ13を備え、設置工程では、横リブ13と主桁Sの上部フランジSa及びウェブSbとを連結治具を介して連結している。これにより、鋼床版1(接合用鋼床版パネル10)に作用する応力を主桁Sに伝達させることができる。
また、本実施形態によれば、接合用鋼床版パネル10において、上部フランジSaに対応する位置に設けられた第二充填空間21にコンクリートを打設する主桁上コンクリート打設工程を備えることで、鋼床版1(接合用鋼床版パネル10)に作用する応力を主桁Sに伝達させることができる。
また、本実施形態では、第二高さ調整機構(例えば、高さ調整ボルト51)を備えているため、接合用鋼床版パネル10及び一般用鋼床版パネル30の高さの微調整を行うことができる。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨に反しない範囲において適宜設計変更が可能である。例えば、本実施形態では、接合用鋼床版パネル10及び一般用鋼床版パネル30を交互に設置したが、例えば、全て接合用鋼床版パネル10で鋼床版1を構成してもよい。また、貫通孔の個数は、適宜設定すればよい。また、本実施形態では、デッキプレート11の橋軸方向の長さは、デッキプレート31の橋軸方向の長さよりも短くなっているが、当該長さも適宜設定すればよい。
1 鋼床版
10 接合用鋼床版パネル
11 デッキプレート
12 縦リブ
13 横リブ
14 エンドプレート
15 型枠プレート
16 貫通孔
17 貫通孔
20 第一充填空間
21 第二充填空間
30 一般用鋼床版パネル
31 デッキプレート
32 縦リブ
34 エンドプレート
35 型枠プレート
36 貫通孔
37 貫通孔
40 第一充填空間
S1 主桁
S2 主桁
S3 主桁

Claims (5)

  1. 既設床版を鋼床版に取り替える床版の取替方法であって、
    橋梁の主桁から既設床版パネルを撤去する撤去工程と、
    デッキプレート及び前記デッキプレートの下面に設けられた第一高さ調整機構を有する鋼床版パネルを前記主桁に設置する設置工程と、
    前記デッキプレートに設けられた貫通孔を介して十分な容積を有する前記第一高さ調整機構に打設量を調整しつつ充填材を打設し、打設された前記充填材の質量で前記主桁のたわみや沈下を増加させ、任意の所望の高さ位置となるように前記鋼床版パネルの高さ位置を下げて管理、制御する高さ調整工程と、
    前記貫通孔を塞ぐ閉塞工程と、を含み、
    前記第一高さ調整機構は、橋軸方向に延設された一対の縦リブと、前記縦リブ同士を連結するとともに橋軸方向に離間して設けられた一対のエンドプレートと、前記一対の縦リブ及び前記一対のエンドプレートとを連結する型枠プレートと、で構成された第一充填空間を備え、当該第一充填空間を隣り合う前記主桁同士の間に設けることを特徴とする床版の取替方法。
  2. 前記第一高さ調整機構の前記第一充填空間を、隣り合う前記主桁同士の間に複数個設けることを特徴とする請求項1に記載の床版の取替方法。
  3. 前記鋼床版パネルは、前記主桁に接合される接合用鋼床版パネルと、前記主桁に接合されない一般用鋼床版パネルとを備え、
    前記撤去工程では、橋軸方向に沿う一の所定の区間において前記既設床版パネル及び既設定着具を全て撤去する撤去領域と、
    前記既設床版パネルのうち、橋軸方向に沿う他の所定の区間において隣り合う前記主桁同士の間に設けられた既設床版パネルを撤去しつつ、断面視で前記主桁の上部フランジの両端部部分の既設床版パネルを鉛直方向に切断して、当該上部フランジの直上部分のみの既設床版パネル及び既設定着具を残存させる残存領域と、を設け、
    前記設置工程では、前記撤去領域に前記接合用鋼床版パネルを配置し前記主桁と前記接合用鋼床版パネルとを接合するとともに、前記残存領域に前記一般用鋼床版パネルを配置し前記主桁と前記一般用鋼床版パネルとを接合しないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の床版の取替方法。
  4. 前記接合用鋼床版パネルは、前記デッキプレートの下面に設けられ、当該下面に対して垂直であって橋軸直角方向に延設された横リブを備え、
    前記設置工程では、前記横リブと前記主桁のウェブとを連結治具を介して連結することを特徴とする請求項3に記載の床版の取替方法。
  5. 前記接合用鋼床版パネルは、橋軸方向に延設されるとともに前記主桁の上部フランジに対応する位置に設けられた一対の縦リブと、当該縦リブに橋軸直角方向に延設された定着具と、を備え、
    前記設置工程後において、前記主桁の上部フランジと、当該一対の縦リブと、を含んで構成された第二充填空間に前記定着具を位置させるとともに、前記デッキプレートに設けられた貫通孔を介して当該第二充填空間にコンクリートを打設して当該定着具にコンクリートを定着させる主桁上コンクリート打設工程を含むことを特徴とする請求項3に記載の床版の取替方法。
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