JP7216982B2 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、紫外線量の影響に関する情報を出力するための情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
紫外線センサによる紫外線量を計測する技術が提案されている(特許文献1参照)。紫外線量からビタミンDの生成に関する研究発表もなされている(非特許文献1~非特許文献6)
特開2014-109546号公報
中島英彰、外1名、体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定-札幌の冬季にはつくばの3倍以上の日光浴が必要-、[online]、2013年8月30日、国立研究開発法人国立環境研究所、[2018年1月5日検索]、インターネット〈https://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20130830/20130830.html〉
宮内正厚、外1名、体内でビタミンDを生成するための紫外線の有害性を考慮した有効な紫外線照射時間の推定、[online]、地球環境センターニュース 2017年2月号 [Vol.27 No.11] 通巻第314号 201702_314005、[2018年1月5日検索]、インターネット〈http://www.cger.nies.go.jp/cgernews/201702/314005.html〉
中島英彰、外1名、太陽紫外線による健康のためのビタミンD生成と皮膚への有害性評価-国内5地点におけるビタミンD生成・紅斑紫外線量準リアルタイム情報の提供開始-、[online]、2014年11月27日、国立研究開発法人国立環境研究所、[2018年1月5日検索]、インターネット〈https://www.nies.go.jp/whatsnew/2014/20141127/20141127.html〉
中島英彰、外1名、国民のビタミンD不足を補うための日光照射の勧め-新たに札幌・横浜・名古屋・大津・宮崎を含めた国内10地点における準リアルタイム情報の提供開始-、[online]、2017年4月10日、国立研究開発法人国立環境研究所、[2018年1月5日検索]、インターネット〈https://www.nies.go.jp/whatsnew/20170410/20170410.html〉
国立研究開発法人 国立環境研究所 地球環境研究センター、ビタミンD生成・紅斑紫外線について、[online]、国立研究開発法人国立環境研究所、[2017年12月28日検索]、インターネット〈http://db.cger.nies.go.jp/dataset/uv_vitaminD/ja/exposition.html〉
エム ミヤウチ,シー ヒライ, エイチ ナカジマ(M. Miyauchi, C. Hirai and H. Nakajima) (2013)「日本における数学的シミュレーションおよび観察によって評価された体内においてビタミンD3を合成するために必要な日光照射時間」 (The solar exposure time required for vitamin D3 synthesis in the human body estimated by numerical simulation and observation in Japan.) 日本栄養・食糧学会雑誌( J. Nutr. Sci. Vitaminol.) 第58号, p.257-263.
本発明の目的は、体内のビタミンDの生成量を的確に算出することができる情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することにある。
1.情報処理装置
本発明の情報処理装置は、
少なくとも、肌のタイプ、露出した皮膚面積、露出した肌の被覆層の有無、及び、前記被覆層の紫外線減衰率を含む入力情報を入力するための入力部と、
測定または取得された紫外線の暴露時間および紫外線量と、前記入力部により入力された入力情報と、紫外線による体内でのビタミンDの生成率とに基づき、人の体内で生成されるビタミンDの生成量を推定するビタミンD生成量推定部とを含む。
本発明において、前記入力情報は、前記被覆層の厚みを含むことができる。これにより、ビタミンDの生成量の推定に当たって、推定誤差を小さくすることができる。
本発明において、
前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量と、前記人における必要なビタミンDの量との差分を算出する差分算出部を含むことができる。
本発明において、
前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量が前記人における必要なビタミンDの量よりも少ない場合において、前記差分に相当するビタミンDの量を生成するために必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出する第1の必要時間算出部を含むことができる。
本発明において、
前記第1の必要時間算出部は、
所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が最高値を継続したと仮定した場合における、所定のビタミンDの生成量に達するまでの必要な日照時間を算出する機能と、
前記所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が平均値を継続したと仮定した場合における、所定のビタミンDの生成量に達するまでの必要な日照時間を算出する機能と、
前記所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が最低値を継続したと仮定した場合における、所定のビタミンDの生成量に達するまでの必要な日照時間を算出する機能と、を実現することができる。
本発明において、
所定時間前から現在までの間の前記差分の積算量を考慮して、体内に蓄積されたビタミンDの蓄積量を算出するビタミンD蓄積量算出部を含むことができる。
本発明において、
前記ビタミンD蓄積量算出部は、ビタミンDの半減期を考慮して、前記体内に蓄積されたビタミンDの蓄積量を算出することができる。
本発明において、
前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量が前記人における必要なビタミンDの量以上になった場合において、前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量が前記人における必要なビタミンDの量以上になった旨の情報を報知する第1の報知部を含むことができる。
本発明において、
前記情報処理装置が報知部を含む電子機器に通信可能に接続され、
前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量が前記人における必要なビタミンDの量以上になった場合において、前記報知部に対して、前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量が前記人における必要なビタミンDの量以上になった旨の情報を送信する送信部を含むことができる。
本発明において、
前記ビタミンD生成量推定部は、少なくとも、性別、年齢および体重に基づいて算出することができる。
本発明において、
前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量が前記人における必要なビタミンDの量よりも少ない場合において、少なくとも、前記差分に相当するビタミンDの量を摂取可能な食べ物、飲み物及びサプリメントの群から選択される少なくとも1種と、前記食べ物、飲み物及びサプリメントの群から選択される少なくとも1種の量との食事メニューを生成する食事メニュー生成部を含むことができる。
本発明において、
測定または取得された紫外線量の累積値を算出する紫外線量累積部と、
前記紫外線量累積部が算出した紫外線量の累積値が、紅斑紫外線量との関係における割合を算出する割合算出部とを含むことができる。
本発明において、
前記紫外線量の累積値が前記紅斑紫外線量の所定の割合に達した場合において、その旨を報知する第2の報知部を含むことができる。
本発明において、
前記紫外線量は、紫外線測定部により測定され、
前記紫外線量の累積値に基づき、前記紫外線測定部が前記紫外線量を測定する間隔を決定する測定間隔決定部を含むことができる。
本発明において、
前記紫外線量の累積値が前記紅斑紫外線量に達していない場合において、
前記紫外線量の累積値が前記紅斑紫外線量に達するまでに必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出する第2の必要時間算出部を含むことができる。
本発明において、
前記第2の必要時間算出部は、
所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が最高値を継続したと仮定した場合における、紅斑紫外線量に達するまでに必要な日照時間を算出する機能と、
前記所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が平均値を継続したと仮定した場合における、紅斑紫外線量に達するまでに必要な日照時間を算出する機能と、
前記所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が最低値を継続したと仮定した場合における、紅斑紫外線量に達するまでの必要な日照時間を算出する機能部と、を実現することができる。
本発明において、
前記人が居る土地情報と時刻に基づいて当該土地からみて地平線より上に太陽が位置しているかどうかを判断する太陽位置判断部を含むことができる。
本発明において、
前記被覆層が紫外線吸収型の化粧品から構成され、
前記紫外線量に基づき、前記被覆層の紫外線吸収率を算出するための紫外線吸収率算出部を含むことができる。
2.情報処理方法
本発明の情報処理方法は、
入力部が、少なくとも、肌のタイプ、露出した皮膚面積、露出した肌の被覆層の有無、及び、前記被覆層の紫外線減衰率を含む入力情報を入力するための工程と、
ビタミンD生成量推定部が、測定または取得された紫外線の暴露時間および紫外線量と、前記入力部により入力された入力情報と、紫外線による体内でのビタミンDの生成率とに基づき、人の体内で生成されるビタミンDの生成量を推定する工程とを含む。
3.プログラム
本発明のプログラムは、
コンピュータに、
入力部が、少なくとも、肌のタイプ、露出した皮膚面積、露出した肌の被覆層の有無、及び、前記被覆層の紫外線減衰率を含む入力情報を入力するためのステップと、
ビタミンD生成量推定部が、測定または取得された紫外線の暴露時間および紫外線量と、前記入力部により入力された入力情報と、紫外線による体内でのビタミンDの生成率とに基づき、人の体内で生成されるビタミンDの生成量を推定するステップとを実行させるためのものである。
本発明によれば、体内でのビタミンDの生成の観点からの適度な範囲の暴露紫外線量を容易に知ることができる。
情報処理装置の構成例を示す図である。 情報処理装置の外部機器との構成例を示す図である。 情報処理システムの構成例を示す図である。 情報処理の処理フローを説明する図である。 ビタミンDの余剰量を説明するための図である。 ビタミンDの半減期を考慮したビタミンDの余剰量を説明するための図である。 情報処理の処理フローを説明する図である。 情報処理装置の表示例を模式的に示す図である。 情報処理装置の表示例を模式的に示す図である。 情報処理装置の表示例を模式的に示す図である。 情報処理装置の表示例を模式的に示す図である。 情報処理装置の表示例を模式的に示す図である。 情報処理装置の表示例を模式的に示す図である。 情報処理装置の表示例を模式的に示す図である。 情報処理装置の表示例を模式的に示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しながら説明する。
1.情報処理装置の構成
(1)情報処理装置の機能的構成
図1を参照しながら、情報処理装置10の機能的構成について説明する。
情報処理装置10は、人の体内において生成されるビタミンDを推定するためのものである。情報処理装置10は、入力部20と、処理部30とを含む。情報処理装置10は、さらに、記憶部40と、入力部20と、データ取得部42と、送信部44と、表示部50と、報知手段52と、紫外線量計測部60とを含むことができる。
入力部20は、少なくとも、肌のタイプ、露出した皮膚面積、露出した肌の被覆層の有無、及び、被覆層の紫外線減衰率を含む入力情報を入力するためのものである。入力情報には、さらに、被覆層の厚みを含んでもよい。被覆層は、たとえば、化粧品による被覆層とすることができる。
処理部30は、ビタミンD生成量推定部30aと、差分算出部30bと、第1の必要時間算出部30cと、ビタミンD蓄積量算出部30dと、食事メニュー生成部30eと、紫外線量累積部30fと、割合算出部30gと、測定間隔決定部30hと、第2の必要時間算出部30iと、太陽位置判断部30jと、紫外線吸収率算出部30kと、表示制御部30lとを含むことができる。
ビタミンD生成量推定部30aは、測定または取得された紫外線の暴露時間および紫外線量と、入力部20により入力された入力情報と、紫外線による体内でのビタミンDの生成率とに基づき、体内で生成されるビタミンDの生成量を推定するものである。ビタミンD生成量推定部30aは、少なくとも、性別、年齢および体重に基づいて算出することができる。
差分算出部30bは、ビタミンD生成量推定部30aが推定したビタミンDの生成量と、人における必要なビタミンDの量との差分を算出するものである。
第1の必要時間算出部30cは、ビタミンD生成量推定部30aが推定したビタミンDの生成量が人における必要なビタミンDの量よりも少ない場合において、推定されたビタミンDの生成量と、人における必要なビタミンDの量との差分に相当するビタミンDの量を生成するために必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出するものである。
第1の必要時間算出部30cは、1)所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が最高値を継続したと仮定した場合における、所定のビタミンDの生成量に達するまでの必要な日照時間を算出する機能と、2)所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が平均値を継続したと仮定した場合における、所定のビタミンDの生成量に達するまでの必要な日照時間を算出する機能と、3)所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が最低値を継続したと仮定した場合における、所定のビタミンDの生成量に達するまでの必要な日照時間を算出する機能と、を実現するものであることができる。
ビタミンD蓄積量算出部30dは、所定時間前から現在までの間の差分算出部30bで算出した差分の積算量を考慮して、体内に蓄積されたビタミンDの蓄積量を算出するものである。ビタミンD蓄積量算出部30dは、ビタミンDの半減期を考慮して、体内に蓄積されたビタミンDの蓄積量を算出することができる。
食事メニュー生成部30eは、ビタミンD生成量推定部30aが推定したビタミンDの生成量が人における必要なビタミンDの量よりも少ない場合において、少なくとも、差分に相当するビタミンDの量を摂取可能な食べ物、飲み物及びサプリメントの群から選択される少なくとも1種と、食べ物、飲み物及びサプリメントの群から選択される少なくとも1種の量との食事メニューを生成するものである。
紫外線量累積部30fは、入力された紫外線量の累積値を算出するものである。
割合算出部30gは、紫外線量累積部30fが算出した紫外線量の累積値が、紅斑紫外線量との関係における割合を算出するものである。
測定間隔決定部30hは、紫外線量が紫外線測定部により測定される場合において、紫外線量の累積値に基づき、紫外線測定部が紫外線量を測定する間隔を決定するものである。紫外線量の測定には電気を消耗するところ、紫外線量測定部を電池で駆動した場合に、紫外線量の蓄積量が紅斑紫外線量にまだ達していない段階で頻繁に測定すると、電池に充電された電気の消耗が激しくなってしまう。そこで、紫外線量の蓄積量が紅斑紫外線量に達するまでに余裕があるときには測定間隔を長くし、紅斑紫外線量に近くなってきたときには測定間隔を短くすることができる。
第2の必要時間算出部30iは、紫外線量の累積値が紅斑紫外線量に達していない場合において、紫外線量の累積値が紅斑紫外線量に達するまでに必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出するものである。第2の必要時間算出部30iは、1)所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が最高値を継続したと仮定した場合における、紅斑紫外線量に達するまでに必要な日照時間を算出する機能と、2)所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が平均値を継続したと仮定した場合における、紅斑紫外線量に達するまでに必要な日照時間を算出する機能と、3)所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が最低値を継続したと仮定した場合における、紅斑紫外線量に達するまでの必要な日照時間を算出する機能部と、を含むことができる。
太陽位置判断部30jは、ビタミンDの生成量を推定される人が居る土地情報と時刻に基づいて土地からみて地平線より上に太陽が位置しているかどうかを判断するものである。
紫外線吸収率算出部30kは、被覆層が紫外線吸収型の化粧品から構成され、紫外線量に基づき、被覆層の紫外線吸収率を算出するためのものである。
表示制御部30lは、ビタミンD生成量推定部30aが推定したビタミンDの生成量を表示するための表示部50の表示を制御するもので、ビタミンD生成量推定部30aが推定したビタミンDの生成量の表示領域において当該生成量に応じて伸長されるような表示態様をとるように表示制御することができるものである。
情報処理装置10は、記憶部40を含むことができる。記憶部40には、たとえば、処理部30により得られたデータや、入力部20により入力されたデータ、データ取得部42により取得されたデータ、紫外線量測定部により測定されたデータなどを記憶することができる。また、紫外線による体内でのビタミンDの生成率を記憶させておくことができ、処理部30が種々の情報処理をする際に、記憶部40に記憶されたデータまたは情報を読み出すことができる。
情報処理装置10は、データ取得部42を含むことができる。情報処理装置10が通信ネットワーク70に接続されている場合には、データ取得部42は受信部として機能する。
情報処理装置10は、送信部44を含むことができる。送信部44は、処理部30により得られたデータや、入力部20により入力されたデータ、データ取得部42により取得されたデータ、紫外線量測定部により測定されたデータなどを送信することができる。
情報処理装置10は、表示部50を含むことができる。表示部50は、処理部30により得られたデータや、入力部20により入力されたデータ、データ取得部42により取得されたデータ、紫外線量測定部により測定されたデータなどを表示することができる。
情報処理装置10は、報知手段52を含むことができる。報知手段52は、第1の報知部52aと、第2の報知部52bとを含むことができる。第1の報知部52aは、ビタミンD生成量推定部30aが推定したビタミンDの生成量が人における必要なビタミンDの量以上になった場合において、ビタミンD生成量推定部30aが推定したビタミンDの生成量が人における必要なビタミンDの量以上になった旨の情報を報知するものである。
第2の報知部52bは、紫外線量の累積値が紅斑紫外線量の所定の割合に達した場合において、その旨を報知するものである。
紫外線量計測部60は紫外線量を計測するものである。
(2)情報処理装置10の物理的構成
情報処理装置10の機能は、コンピュータなどの公知の電子計算機により実現することができる。情報処理装置10は、たとえば、入出力機能があるコンピュータや携帯電話などの携帯端末からなることができる。情報処理装置10は、通信可能なコンピュータなどの自動計算機や携帯電話などの携帯通信端末を適用することができる。情報処理装置10に対して情報処理を実行させるプログラムは、情報処理装置10に含まれる記憶装置(たとえば、ROM、ハードディスク)などに格納することができる。種々の処理部30による情報処理は、CPUなどの演算装置により実行することができる。
上記の実施の形態においては、情報処理装置10は、1つの自動計算機などのハードウェア資源により実現してもよいし、複数のハードウェア資源により実現してもよい。情報処理装置10は、図3に示すように、インターネットなどの通信ネットワーク70に接続して、クライアント端末72との間で情報の送受信可能に構成してもよい。具体的には、情報処理装置10は、クライアント端末72から送信された測定された紫外線量や入力情報を受信することで入力され、受信したデータに基づきビタミンDの生成推定量や、処理部30により情報処理がなされた情報をクライアント端末72に送信してもよい。
記憶部40は、たとえば、ROM、ハードディスク、CDなど公知の記憶装置により構成することができる。
入力部20は、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネルなどにより、その機能を実現することができる。入力情報が通信可能に接続された外部端末から送信されてくる場合には、入力部20の機能は受信手段により実現することができる。データ取得部42と入力部20とを同じデバイスで構成してもよい。
送信部44はデータを送信できるものであれば特に限定されず、公知の送信手段を適用することができる。
第1の報知部52aおよび第2の報知部52bは、たとえば、スピーカー、振動デバイス、ディスプレイなどからなることができある。第1の報知部52aおよび第2の報知部52bは、表示部50の機能を実現するデバイスにより実現してもよい。第1の報知部52aと、第2の報知部52bとは同じデバイスから構成されてもよいし、別のデバイスから構成されてもよい。
第1の報知部52aおよび第2の報知部52bは、表示部50と同じデバイスにより、その機能を実現してもよい。情報処理装置10に通信可能に接続されている報知装置(報知機能を有する携帯端末などの電子機器)により、第1の報知部52aおよび第2の報知部52bの機能を実現してもよい。第1の報知部52aおよび第2の報知部52bの一方が情報処理装置10に設けられ、他方が情報処理装置10に通信可能に接続されている報知装置としてもよい。
第1の報知部52aおよび第2の報知部52bは、情報処理装置10に設けずに、図2に示すように、外部機器として情報処理装置10に接続可能または通信可能に設けてもよい。
情報処理装置10は、紫外線量計測部60を含むことができる。紫外線量計測部60は紫外線量を計測する装置であり、公知の紫外線センサーを用いることができる。紫外線量計測部60は、情報処理装置10に設けずに、図2に示すように、外部機器として情報処理装置10に接続可能または通信可能に設けてもよい。
(3)ビタミンDの生成量の推定算出式
ビタミンDの生成量の推定に当たり、次の算出式を用いることができる。

(算出式)
ビタミンDの生成量=紫外線による体内でのビタミンDの生成率×肌のタイプの効果×露出した皮膚面積×紫外線の暴露時間×被覆層の紫外線減衰率

ここで、被覆層の紫外線減衰率は、次の式に基づいて導出することができる。
被覆層の紫外線減衰率=被覆層の材料に基づく指標=被覆層の材料のSPF値の逆数=1/被覆層の材料のSPF値
紫外線減衰率は、被覆層の厚みにより重みづけをしてもよい。被覆層がない場合には、被覆層の紫外線減衰率は1とすることができる。SPF値は、紫外線を浴びた際にできる皮膚赤い斑点ができるまでの時間を何倍に長くできるかを表した指標である。SPF30の日焼け止めを利用した場合、赤い斑点が現れる時間を30倍に延ばすことができるということを意味する。つまり、紫外線減衰率は、実質的に、SPF値の逆数といえる。
肌のタイプの効果に基づく数値は、肌のタイプからあらかじめ設定しておくことも可能であり、または、データ取得部42により通信ネットワーク70を介して取得してもよい。
2.情報処理方法
(1)第1の情報処理方法
図4に示すように、入力部20により、少なくとも、肌のタイプ、露出した皮膚面積、露出した肌の被覆層の有無、及び、前記被覆層の紫外線減衰率を含む入力情報が入力される(S11)。
次に、ビタミンD生成量推定部30aにより、紫外線の暴露時間および紫外線量と、紫外線による体内でのビタミンDの生成率と、入力情報とを考慮してビタミンDの生成量を推定する(S12)。この推定に当たって、被覆層の厚みや、当該人の性別、年齢、体重などを考慮してもよい。
次に、差分算出部30bにより、算出したビタミンDの生成量と、必要なビタミンDの量との差分を算出する(S13)。
次に、第1の要求により、第1の必要時間算出部30cにより、ビタミンD生成量推定部30aが推定したビタミンDの生成量が前記人における必要なビタミンDの量よりも少ない場合において、ステップ13(S13)で算出された差分に相当するビタミンDの量を生成するために必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出する(S14a)。
(2)第2の情報処理方法
第2の情報処理方法は、図4に示すように、ステップ12(S12)まで第1の情報処理方法と同じである。ステップ12(S12)の後に、第2の要求により、ビタミンD蓄積量算出部30dにより、所定時間前から現在までの間にステップ13(S13)で算出された差分の積算量を考慮して、体内に蓄積されたビタミンDの蓄積量を算出する(S14b)。ビタミンD蓄積量算出部30dは、ビタミンDの半減期を考慮して、体内に蓄積されたビタミンDの蓄積量を算出することができる。図5および図6に、ビタミンD余剰量の関係の上での、ビタミンDの半減期に基づく減少量を説明するための概念図を示す。
(3)第3の情報処理方法
第3の情報処理方法は、図4に示すように、ステップ12(S12)まで第1の情報処理方法と同じである。ステップ12(S12)の後に、ステップ13(S13)で算出された差分に基づき、ビタミンDの生成量が必要量に達しているかどうかを判断し(S14c)、達していれば、自動的に第1の報知部52aによりその旨を報知する。(S15c)。
(4)第4の情報処理方法
第4の情報処理方法は、図4に示すように、ステップ12(S12)まで第1の情報処理方法と同じである。ステップ12(S12)の後に、第3の要求に基づき、ステップ13(S13)で算出された差分に基づき、食事メニュー生成部30eがその差分を補う食事メニューを生成する(S14d)。
(5)第5の情報処理方法
第5の情報処理方法は、図7に示すように、紫外線量を紫外線測定部により測定、または、データ取得部42により取得する(S21)。
次に、紫外線量累積部30fにより、紫外線量の累積値を算出する(S22)。次に、割合算出部30gにより、紫外線量の累積値が紅斑紫外線量との関係における割合を算出する(S23a)。
次に、紫外線量の累積値が紅斑紫外線量に達しているかどうか判断し(S24a)、紫外線量の累積値が紅斑紫外線量に達していれば、第2の報知部52bによりその旨が報知される(S25a)。一方、紫外線量の累積値が紅斑紫外線量に達していなければ、第2の必要時間算出部30iにより、紅斑紫外線量に達することになる日照時間を算出する。
(6)第6の情報処理方法
第6の情報処理方法は、ステップ22(S22)まで第5の情報処理方法と同じである。ステップ22(S22)の後に、紫外線量の累積値に基づき、紫外線測定部による紫外線量の測定間隔を決定する。
3.表示例
(1)識別情報や入力情報の入力画面
情報処理装置10は、表示部50に対して、図8に示すように、識別情報(氏名、ニックネームなど)、性別、生年月日、体重、肌タイプなどの入力を促す画面を表示することができる。肌タイプの選択肢としては、例えば、次の6肢を挙げることができる。
「1:白人に多いタイプです。」、「2:色白のタイプです。」、「3:日本人に一番多いタイプです。」、「4:日焼けしている肌のタイプです。」、「5:色黒のタイプです。」、「6:黒人です。」
図9に示すように、情報処理装置10にカメラが設けられている場合には、そのカメラで肌を撮影し、その撮影データに基づく肌タイプを判定してもよい。
(2)肌の露出面積、被覆層の紫外線減衰率および化粧の厚さの入力画面
情報処理装置10において、図10に示すように、服の組み合わせ(コーディネーション)の選択を促す表示がなされ、その選択を通じて肌の露出面積を入力することができる。SPFと化粧の厚さの入力を促す画面が表示される。SPFの値の入力を通じて、被覆層の紫外線減衰率の入力を行うことができる。化粧の厚さは、たとえば、「濃い」、「普通」、「やや薄い」、「薄い」、「なし」などから選択することができる。化粧の厚さは、厚さの数値を入力するものであってもよい。化粧の厚さを入力することは、被覆層の有無も入力したことを意味する。
(3)ビタミンDの生成量の推定値の表示画面
情報処理装置10は、図11に示すように、入力データに基づきビタミンDの生成量を算出し、表示部50に表示することができる。暴露紫外線量を表示してもよい。暴露紫外線量に基づいて、たとえば、「皮膚障害が発生しそうです(紫外線をこれ以上浴びないでください)」、「ビタミンDが十分できました(紫外線の浴び過ぎに注意してください)」、「ビタミンDが十分できました(皮膚障害発生の心配はありません)」、「ビタミンD生成が不十分です(本日のビタミンD○○%生成しました)」のいずれかの報知をすることができる。
(4)紫外線暴露量の表示画面
情報処理装置10は、図12に示すように、時間ごとに紫外線暴露量の推移を表示することができる。ビタミンDの生成量を骨の表示割合にて表示してもよい。
(5)ビタミンD生成達成割合の表示例
情報処理装置10は、図13に示すように、所定期間の各日の必要ビタミンD量に対するビタミンD生成量に達した割合を表示してもよい。
(6)実効湿度の表示例
情報処理装置10は、図14に示すように、実効湿度を表示してもよい。
(7)食事メニューの表示例
情報処理装置10は、図15に示すように、ビタミンDの補給のための食事のメニューを表示することができる。
4.作用効果
人の皮膚は紫外線を浴びすぎるとメラミン色素ができてシミ・しわなどの皮膚障害が発生する。これを防ぐ目的で、種々の紫外線対策化粧品が上市されている。
一方、人の皮膚が紫外線を浴びてビタミンDが作られる。ビタミンDは、血流に乗って、肝臓と腎臓を経て活性ビタミンDとなり、腸でのカルシウム吸収を助ける。適度な日光浴は健康増進に極めて重要である。1980年代に南半球でのオゾンホール出現により、紫外線が悪者というイメージが一般的に固定化されている。
その結果、特に若い女性を中心に子供、老人を含め日本人女性の7割以上がビタミンD不足と言われ、骨の健康リスク(たとえば骨粗鬆症)が社会問題化している。ビタミンDが不足すると腸からのカルシウム吸収が不十分となるからである。健康増進には、適正な日光浴とビタミンDを含む食品やサプリメントを摂取することが必要である。つまり、適度な範囲を超えての紫外線を浴びることは有害性があるものの、その適度な範囲の紫外線を浴びることは必要であり、紫外線対策化粧品などの皮膚の被覆層を考慮してはじめて適度な紫外線量を浴びたかどうかを判断できるということを見出した。実生活の場面でその適度な範囲の紫外線の暴露量を認識又は可視化することが難しいところ、本実施の形態に係る情報処理装置10によれば、その適度な範囲の紫外線暴露量を容易に知ることができる。
上記の実施の形態は、本発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
10 情報処理装置
20 入力部
30 処理部
30a ビタミンD生成量推定部
30b 差分算出部
30c 第1の必要時間算出部
30d ビタミンD蓄積量算出部
30e 食事メニュー生成部
30f 紫外線量累積部
30g 割合算出部
30h 測定間隔決定部
30i 第2の必要時間算出部
30j 太陽位置判断部
30k 紫外線吸収率算出部
30l 表示制御部
40 記憶部
42 データ取得部
44 送信部
50 表示部
52 報知手段
52a 第1の報知部
52b 第2の報知部
60 紫外線量計測部
70 通信ネットワーク
72 クライアント端末


Claims (16)

  1. 少なくとも、肌のタイプ、露出した皮膚面積、露出した肌の被覆層の有無、前記被覆層の厚み、及び、前記被覆層の紫外線減衰率を含む入力情報を入力するための入力部と、
    測定または取得された紫外線の暴露時間および紫外線量と、前記入力部により入力された入力情報と、紫外線による体内でのビタミンDの生成率とに基づき、人の体内で生成されるビタミンDの生成量を推定するビタミンD生成量推定部と、
    前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量と、前記人における必要なビタミンDの量との差分を算出する差分算出部と、
    前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量が前記人における必要なビタミンDの量よりも少ない場合において、前記差分に相当するビタミンDの量を生成するために必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出する第1の必要時間算出部とを含み、
    前記第1の必要時間算出部は、
    所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が最高値を継続したと仮定した場合における、所定のビタミンDの生成量に達するまでの必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出する機能と、
    前記所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が平均値を継続したと仮定した場合における、所定のビタミンDの生成量に達するまでの必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出する機能と、
    前記所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が最低値を継続したと仮定した場合における、所定のビタミンDの生成量に達するまでの必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出する機能と、を実現する情報処理装置。
  2. 請求項1において、
    所定時間前から現在までの間の前記差分の積算量を考慮して、体内に蓄積されたビタミンDの蓄積量を算出するビタミンD蓄積量算出部を含む情報処理装置。
  3. 請求項2において、
    前記ビタミンD蓄積量算出部は、ビタミンDの半減期を考慮して、前記体内に蓄積されたビタミンDの蓄積量を算出する情報処理装置。
  4. 請求項1~3のいずれかにおいて、
    前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量が前記人における必要なビタミンDの量以上になった場合において、前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量が前記人における必要なビタミンDの量以上になった旨の情報を報知する第1の報知部を含む情報処理装置。
  5. 請求項1~4のいずれかにおいて、
    前記情報処理装置が報知部を含む電子機器に通信可能に接続され、
    前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量が前記人における必要なビタミンDの量以上になった場合において、前記報知部に対して、前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量が前記人における必要なビタミンDの量以上になった旨の情報を送信する送信部を含む情報処理装置。
  6. 請求項1~5のいずれかにおいて、
    前記ビタミンD生成量推定部は、少なくとも、性別、年齢および体重に基づいて算出する情報処理装置。
  7. 請求項1~6のいずれかにおいて、
    前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量が前記人における必要なビタミンDの量よりも少ない場合において、少なくとも、前記差分に相当するビタミンDの量を摂取可能な食べ物、飲み物及びサプリメントの群から選択される少なくとも1種と、前記食べ物、飲み物及びサプリメントの群から選択される少なくとも1種の量との食事メニューを生成する食事メニュー生成部を含む情報処理装置。
  8. 請求項1~7のいずれかにおいて、
    測定または取得された紫外線量の累積値を算出する紫外線量累積部と、
    前記紫外線量累積部が算出した紫外線量の累積値が、紅斑紫外線量との関係における割合を算出する割合算出部とを含む情報処理装置。
  9. 請求項8において、
    前記紫外線量の累積値が前記紅斑紫外線量の所定の割合に達した場合において、その旨を報知する第2の報知部を含む情報処理装置。
  10. 請求項8または9において、
    前記紫外線量は、紫外線測定部により測定され、
    前記紫外線量の累積値に基づき、前記紫外線測定部が前記紫外線量を測定する間隔を決定する測定間隔決定部を含む情報処理装置。
  11. 請求項8~10のいずれかにおいて、
    前記紫外線量の累積値が前記紅斑紫外線量に達していない場合において、
    前記紫外線量の累積値が前記紅斑紫外線量に達するまでに必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出する第2の必要時間算出部を含む情報処理装置。
  12. 請求項11において、
    前記第2の必要時間算出部は、
    所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が最高値を継続したと仮定した場合における、紅斑紫外線量に達するまでに必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出する機能と、
    前記所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が平均値を継続したと仮定した場合における、紅斑紫外線量に達するまでに必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出する機能と、
    前記所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が最低値を継続したと仮定した場合における、紅斑紫外線量に達するまでの必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出する機能部と、を実現する情報処理装置。
  13. 請求項1~12のいずれかにおいて、
    前記被覆層が紫外線吸収型の化粧品から構成され、
    前記紫外線量に基づき、前記被覆層の紫外線吸収率を算出するための紫外線吸収率算出部を含む情報処理装置。
  14. 請求項1~13のいずれかにおいて、
    前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量を表示するための表示部を含み、
    前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量の表示領域において当該生成量に応じて伸長されるような表示態様をとるように表示制御する表示制御部を含む情報処理装置。
  15. 入力部が、少なくとも、肌のタイプ、露出した皮膚面積、露出した肌の被覆層の有無、前記被覆層の厚み、及び、前記被覆層の紫外線減衰率を含む入力情報を入力する工程と、
    ビタミンD生成量推定部が、測定または取得された紫外線の暴露時間および紫外線量と、前記入力部により入力された入力情報と、紫外線による体内でのビタミンDの生成率とに基づき、人の体内で生成されるビタミンDの生成量を推定する工程と、
    差分算出部が、前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量と、前記人における必要なビタミンDの量との差分を算出する工程と、
    第1の必要時間算出部が、前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量が前記人における必要なビタミンDの量よりも少ない場合において、前記差分に相当するビタミンDの量を生成するために必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出する工程とを含み、
    前記必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出する工程は、
    所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が最高値を継続したと仮定した場合における、所定のビタミンDの生成量に達するまでの必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出する工程と、
    前記所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が平均値を継続したと仮定した場合における、所定のビタミンDの生成量に達するまでの必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出する工程と、
    前記所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が最低値を継続したと仮定した場合における、所定のビタミンDの生成量に達するまでの必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出する工程とを含む情報処理方法。
  16. コンピュータに、
    入力部が、少なくとも、肌のタイプ、露出した皮膚面積、露出した肌の被覆層の有無、前記被覆層の厚み、及び、前記被覆層の紫外線減衰率を含む入力情報を入力するステップと、
    ビタミンD生成量推定部が、測定または取得された紫外線の暴露時間および紫外線量と、前記入力部により入力された入力情報と、紫外線による体内でのビタミンDの生成率とに基づき、人の体内で生成されるビタミンDの生成量を推定するステップと、
    差分算出部が、前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量と、前記人における必要なビタミンDの量との差分を算出するステップと、
    第1の必要時間算出部が、前記ビタミンD生成量推定部が推定したビタミンDの生成量が前記人における必要なビタミンDの量よりも少ない場合において、前記差分に相当するビタミンDの量を生成するために必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出するステップとを実行させるためのプログラムであり、
    前記必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出するステップは、
    所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が最高値を継続したと仮定した場合における、所定のビタミンDの生成量に達するまでの必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出するステップと、
    前記所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が平均値を継続したと仮定した場合における、所定のビタミンDの生成量に達するまでの必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出するステップと、
    前記所定時間前から現在までの間に取得または測定した紫外線量のうち紫外線量が最低値を継続したと仮定した場合における、所定のビタミンDの生成量に達するまでの必要な日照時間または紫外線の暴露時間を算出するステップとを含むプログラム。
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