JP7213689B2 - 画像復号装置及び画像符号化装置 - Google Patents
画像復号装置及び画像符号化装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7213689B2 JP7213689B2 JP2018556643A JP2018556643A JP7213689B2 JP 7213689 B2 JP7213689 B2 JP 7213689B2 JP 2018556643 A JP2018556643 A JP 2018556643A JP 2018556643 A JP2018556643 A JP 2018556643A JP 7213689 B2 JP7213689 B2 JP 7213689B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- context
- target block
- unit
- division
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/10—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
- H04N19/169—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
- H04N19/17—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object
- H04N19/176—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object the region being a block, e.g. a macroblock
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/10—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
- H04N19/102—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
- H04N19/13—Adaptive entropy coding, e.g. adaptive variable length coding [AVLC] or context adaptive binary arithmetic coding [CABAC]
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/10—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
- H04N19/134—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
- H04N19/157—Assigned coding mode, i.e. the coding mode being predefined or preselected to be further used for selection of another element or parameter
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/46—Embedding additional information in the video signal during the compression process
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/90—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using coding techniques not provided for in groups H04N19/10-H04N19/85, e.g. fractals
- H04N19/91—Entropy coding, e.g. variable length coding [VLC] or arithmetic coding
Description
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
本明細書で用いる演算子を以下に記載する。
本実施形態に係る画像符号化装置11及び画像復号装置31の詳細な説明に先立って、画像符号化装置11によって生成され、画像復号装置31によって復号される符号化ストリームTeのデータ構造について説明する。
符号化ビデオシーケンスでは、処理対象のシーケンスSEQを復号するために画像復号装置31が参照するデータの集合が規定されている。シーケンスSEQは、図2の(a)に示すように、ビデオパラメータセット(Video Parameter Set)、シーケンスパラメータセットSPS(Sequence Parameter Set)、ピクチャパラメータセットPPS(Picture Parameter Set)、ピクチャPICT、及び、付加拡張情報SEI(Supplemental Enhancement Information)を含んでいる。ここで#の後に示される値はレイヤIDを示す。図2では、#0と#1すなわちレイヤ0とレイヤ1の符号化データが存在する例を示すが、レイヤの種類及びレイヤの数はこれによらない。
符号化ピクチャでは、処理対象のピクチャPICTを復号するために画像復号装置31が参照するデータの集合が規定されている。ピクチャPICTは、図2の(b)に示すように、スライスS0~SNS-1を含んでいる(NSはピクチャPICTに含まれるスライスの総数)。
符号化スライスでは、処理対象のスライスSを復号するために画像復号装置31が参照するデータの集合が規定されている。スライスSは、図2の(c)に示すように、スライスヘッダSH、及び、スライスデータSDATAを含んでいる。
符号化スライスデータでは、処理対象のスライスデータSDATAを復号するために画像復号装置31が参照するデータの集合が規定されている。スライスデータSDATAは、図2の(d)に示すように、符号化ツリーユニット(CTU:Coding Tree Unit)を含んでいる。CTUは、スライスを構成する固定サイズ(例えば64x64)のブロックであり、最大符号化単位(LCU:Largest Coding Unit)と呼ぶこともある。
図2の(e)に示すように、処理対象の符号化ツリーユニットを復号するために画像復号装置31が参照するデータの集合が規定されている。符号化ツリーユニットは、再帰的な四分木分割(QT分割)又は二分木分割(BT分割)により分割される。再帰的な四分木分割又は二分木分割により得られる木構造のノードのことを符号化ノード(CN:Coding Node)と称する。四分木及び二分木の中間ノードは、符号化ツリー(CT:Coding Tree)であり、符号化ツリーユニット自身も最上位の符号化ツリーとして規定される。
垂直分割(vertical split)= 水平に分割(split horizontally)= 左右に分割
符号化ユニットCUは符号化ノードの末端ノード(リーフノード)であり、これ以上分割されない。符号化ユニットCUは、符号化処理の基本的な単位となる。
図2の(f)に示すように、処理対象の符号化ユニットを復号するために画像復号装置31が参照するデータの集合が規定されている。具体的には、符号化ユニットは、予測ツリー、変換ツリー、CUヘッダCUHから構成される。CUヘッダでは予測モード、分割方法(PU分割モード)等が規定される。
2NxnU、2NxnD及びnLx2N、nRx2Nは、1:3、3:1の非対称分割を示す。CUに含まれるPUを順にPU0、PU1、PU2、PU3と表現する。
予測ユニット(PU:Prediction Unit)の予測画像は、PUに付随する予測パラメータによって導出される。予測パラメータには、イントラ予測の予測パラメータ若しくはインター予測の予測パラメータがある。以下、インター予測の予測パラメータ(インター予測パラメータ)について説明する。インター予測パラメータは、予測リスト利用フラグpredFlagL0、predFlagL1と、参照ピクチャインデックスrefIdxL0、refIdxL1と、動きベクトルmvL0、mvL1から構成される。予測リスト利用フラグpredFlagL0、predFlagL1は、各々L0リスト、L1リストと呼ばれる参照ピクチャリストが用いられるか否かを示すフラグであり、値が1の場合に対応する参照ピクチャリストが用いられる。なお、本明細書中「XXであるか否かを示すフラグ」と記す場合、フラグが0以外(たとえば1)をXXである場合、0をXXではない場合とし、論理否定、論理積などでは1を真、0を偽と扱う(以下同様)。但し、実際の装置や方法では真値、偽値として他の値を用いることもできる。
参照ピクチャリストは、参照ピクチャメモリ306に記憶された参照ピクチャからなるリストである。図4は、参照ピクチャ及び参照ピクチャリストの一例を示す概念図である。図4の(a)において、矩形はピクチャ、矢印はピクチャの参照関係、横軸は時間、矩形中のI、P、Bは各々イントラピクチャ、単予測ピクチャ、双予測ピクチャ、矩形中の数字は復号順を示す。図に示すように、ピクチャの復号順は、I0、P1、B2、B3、B4であり、表示順は、I0、B3、B2、B4、P1である。図4の(b)に、参照ピクチャリストの例を示す。参照ピクチャリストは、参照ピクチャの候補を表すリストであり、1つのピクチャ(スライス)が1つ以上の参照ピクチャリストを有してもよい。図の例では、対象ピクチャB3は、L0リストRefPicList0及びL1リストRefPicList1の2つの参照ピクチャリストを持つ。対象ピクチャがB3の場合の参照ピクチャは、I0、P1、B2であり、参照ピクチャはこれらのピクチャを要素として持つ。個々の予測ユニットでは、参照ピクチャリストRefPicListX中のどのピクチャを実際に参照するかを参照ピクチャインデックスrefIdxLXで指定する。図では、refIdxL0及びrefIdxL1により参照ピクチャP1とB2が参照される例を示す。
予測パラメータの復号(符号化)方法には、マージ予測(merge)モードとAMVP(Adaptive Motion Vector Prediction、適応動きベクトル予測)モードがある、マージフラグmerge_flagは、これらを識別するためのフラグである。マージ予測モードは、予測リスト利用フラグpredFlagLX(又はインター予測識別子inter_pred_idc)、参照ピクチャインデックスrefIdxLX、動きベクトルmvLXを符号化データに含めずに、既に処理した近傍PUの予測パラメータから導出する用いるモードであり、AMVPモードは、インター予測識別子inter_pred_idc、参照ピクチャインデックスrefIdxLX、動きベクトルmvLXを符号化データに含めるモードである。なお、動きベクトルmvLXは、予測ベクトルmvpLXを識別する予測ベクトルインデックスmvp_LX_idxと差分ベクトルmvdLXとして符号化される。
動きベクトルmvLXは、異なる2つのピクチャ上のブロック間のずれ量を示す。動きベクトルmvLXに関する予測ベクトル、差分ベクトルを、それぞれ予測ベクトルmvpLX、差分ベクトルmvdLXと呼ぶ。
インター予測識別子inter_pred_idcと、予測リスト利用フラグpredFlagL0、predFlagL1の関係は以下のとおりであり、相互に変換可能である。
predFlagL0 = inter_pred_idc & 1
predFlagL1 = inter_pred_idc >> 1
なお、インター予測パラメータは、予測リスト利用フラグを用いても良いし、インター予測識別子を用いてもよい。また、予測リスト利用フラグを用いた判定は、インター予測識別子を用いた判定に置き替えてもよい。逆に、インター予測識別子を用いた判定は、予測リスト利用フラグを用いた判定に置き替えてもよい。
双予測BiPredであるかのフラグbiPredは、2つの予測リスト利用フラグがともに1であるかによって導出できる。たとえば以下の式で導出できる。
フラグbiPredは、インター予測識別子が2つの予測リスト(参照ピクチャ)を使うことを示す値であるか否かによっても導出できる。たとえば以下の式で導出できる。
上記式は、以下の式でも表現できる。
なお、PRED_BIはたとえば3の値を用いることができる。
次に、本実施形態に係る画像復号装置31の構成について説明する。図5は、本実施形態に係る画像復号装置31の構成を示す概略図である。画像復号装置31は、エントロピー復号部301、予測パラメータ復号部(予測画像復号装置)302、ループフィルタ305、参照ピクチャメモリ306、予測パラメータメモリ307、予測画像生成部(予測画像生成装置)308、逆量子化・逆DCT部311、及び加算部312を含んで構成される。
次に、本実施形態に係る画像符号化装置11の構成について説明する。図6は、本実施形態に係る画像符号化装置11の構成を示すブロック図である。画像符号化装置11は、予測画像生成部101、減算部102、DCT・量子化部103、エントロピー符号化部104、逆量子化・逆DCT部105、加算部106、ループフィルタ107、予測パラメータメモリ(予測パラメータ記憶部、フレームメモリ)108、参照ピクチャメモリ(参照画像記憶部、フレームメモリ)109、符号化パラメータ決定部110、予測パラメータ符号化部111を含んで構成される。予測パラメータ符号化部111は、インター予測パラメータ符号化部112及びイントラ予測パラメータ符号化部113を含んで構成される。
図10に、本実施形態に係る画像復号装置の要部構成を示したブロック図を示す。本図では、図を簡略化するために、図5に示したブロック図に含まれる一部の部材の図示を省略している。また、説明の便宜上、図5に示した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
以下、各モジュールの概略動作を説明する。復号モジュール9は、バイナリからシンタックス値を復号する復号処理を行う。復号モジュール9は、より具体的には、供給元から供給される符号化データ及びシンタックス種別に基づいて、CABAC等の可変長符号化方式、あるいは固定長符号化方式により符号化されているシンタックス値を復号し、復号したシンタックス値を供給元に返す。
ヘッダ復号部19は、画像符号化装置11から入力された符号化データのVPS(video parameter set)、SPS、PPS、スライスヘッダを復号する。
CN情報復号部10は、復号モジュール9を用いて、画像符号化装置11から入力された符号化データについて、符号化ツリーユニット(CTU)及び符号化ノード(CN)の復号処理を行う。CN情報復号部10は、具体的には、以下の手順により符号化データから、CTU情報及びCN情報を復号する。
コンテキスト決定部32は、対象CNの分割関連情報と隣接CNの分割関連情報を取得する。なお、CNの分割関連情報とは、CNの分割状況に関連する情報であり、例えば、CNのパーティション番号、デプス、あるいは垂直デプス及び水平デプス、又はサイズ等を含む情報である。
CU復号部20は、PU情報復号部12及びTT情報復号部13から構成され、最下位の符号化ノードCN(すなわちCU)のPUI情報及びTTI情報を復号する。
PU情報復号部12では各PUのPU情報(マージフラグ(merge_flag)、マージインデックス(merge_idx)、予測ベクトルインデックス(mvp_idx)、参照画像インデックス(ref_idx)、インター予測識別子(inter_pred_flag)、及び差分ベクトル(mvd)等)を、復号モジュール9を用いて復号する。
TT情報復号部13は、変換ツリーTTのTT情報(TU分割フラグSP_TU(split_transform_flag)、TU残差フラグCBP_TU(cbf_cb、cbf_cr、cbf_luma)等、及びTU)を、復号モジュール9を用いて復号する。
本実施形態に係る画像復号装置31によるコンテキスト決定方法について、図12を参照して、詳細に説明する。図12は、本実施形態に係る画像復号装置31によるコンテキスト決定方法の一例を説明するフローチャート図である。
splitHorizontally = verSplit
また、垂直方向の分割フラグsplitVerticallyを左の隣接ブロックから導出する場合、splitVerticallyをsplitLeftとも呼び、水平方向の分割フラグsplitHorizonallyを上の隣接ブロックから導出する場合、splitHorizonallyをsplitAboveとも呼ぶ。
図13が示す隣接ブロックの例の場合、splitVertically = 0であり、splitHorizontally = 1であるため、コンテキスト決定部32は、ctxIdxSplit = 1を出力する。なお、コンテキストによって指定されるコンテキスト変数に含まれる確率状態インデックスの指し示す発生確率は、分割線があるほど高くなるように設定、更新される。つまり、CN情報復号部10は、隣接ブロックの分割線が存在するか否かで、コンテキストを切り替えることにより、隣接ブロックに分割線がある場合に、対象ブロックOで“分割あり”を示す分割フラグを復号すれば符号量を小さくすることができる。このような設定をする理由は、隣接ブロックWA又は隣接ブロックWBが分割されている場合、対象ブロックOも分割される可能性が高いためである。
図14は、本具体例のコンテキスト決定方法のステップS1を説明するための図であり、対象ブロックO、隣接ブロックWL、隣接ブロックWA及び隣接ブロックWBを示している。図14が示すように、対象ブロックOは、左辺において、隣接ブロックWLと隣接している。また、対象ブロックOは、上辺において、隣接ブロックWA及び隣接ブロックWBと隣接している。
点Lが含まれるブロックのパーティション番号と、点LBが含まれるブロックのパーティション番号とが異なる場合、点Lと点LBとは、それぞれ、異なるブロックに含まれていることになるため、コンテキスト決定部32は、対象ブロックOの左辺に接する分割線が存在していると判定する。一方、点Lが含まれるブロックのパーティション番号と、点LBが含まれるブロックのパーティション番号とが同じ場合、点Lと点LBとは、それぞれ、同じブロックに含まれていることになるため、コンテキスト決定部32は、対象ブロックOの左辺に接する分割線が存在しないと判定する。
そして、コンテキスト決定部32は、当該判定の結果を、splitHorizontally(=splitAbove=verSplit)として出力する。図14が示すように、点Aと点ARとは、それぞれ、異なる隣接ブロックWAと隣接ブロックWBに含まれるので、コンテキスト決定部32は、分割線が存在することを示すsplitHorizontally = 1を設定する。
図15は、本具体例のコンテキスト決定方法のステップS1を説明するための図であり、対象ブロックO、隣接ブロックWL、及び隣接ブロックWAを示している。図15が示すように、対象ブロックOは、左辺において、隣接ブロックWLと隣接している。また、対象ブロックOは、上辺において、隣接ブロックWAと隣接している。また、図15が示すように、隣接ブロックWLは、対象ブロックOの左辺に接する点L(xPb-1,yP)を含み、隣接ブロックWAは、対象ブロックOの上辺に接する点A(xPb,yPb-1)を含む。なお、図15における各ブロック内の(n,m)は、nが水平デプスを示し、mが垂直デプスを示す(n及びmは、整数である)。なお、水平デプスとは、あるブロックを、水平方向に並ぶ2つのブロックに分割した回数(分割階層)を示す。また、垂直デプスとは、あるブロックを、垂直方向に並ぶ2つのブロックに分割した回数(分割階層)を示す。例えば、符号化ツリーブロックCTBは、分割前において、水平デプス及び垂直デプスは、それぞれ、0である(depthHor = 0)(depthVer = 0)。QT分割においては、分割毎に、水平デプス及び垂直デプスは、それぞれ、1加算される(depthHor = depthHor + 1)(depthVer = depthVer + 1)。
対象ブロックOの左に隣接する隣接ブロックWLの垂直デプスが対象ブロックOの垂直デプスより大きい場合、隣接ブロックWLは、対象ブロックOよりも多くの回数の水平分割を経て形成されたブロックであるため、コンテキスト決定部32は、対象ブロックOの左辺に接する分割線が存在すると判定する。一方、隣接ブロックWLの垂直デプスが対象ブロックOの垂直デプスより小さい場合、対象ブロックOは、隣接ブロックWLよりも多くの回数の水平分割を経て形成されたブロックであるため、コンテキスト決定部32は、対象ブロックOの左辺に接する分割線は存在しないと判定する。なお、隣接ブロックWLの垂直デプスと対象ブロックOの垂直デプスとが等しい場合、コンテキスト決定部32は、対象ブロックOの左辺に接する分割線は存在しないと判定する。
対象ブロックOの上に隣接する隣接ブロックWAの水平デプスが対象ブロックOの水平デプスより大きい場合、隣接ブロックWAは、対象ブロックOよりも多くの回数の垂直分割を経て形成されたブロックであるため、コンテキスト決定部32は、対象ブロックOの上辺に接する分割線が存在すると判定する。一方、隣接ブロックWAの水平デプスが対象ブロックOの水平デプスより小さい場合、対象ブロックOは、隣接ブロックWAよりも多くの回数の垂直分割を経て形成されたブロックであるため、コンテキスト決定部32は、対象ブロックOの上辺に接する分割線が存在しないと判定する。なお、隣接ブロックWAの水平デプスと対象ブロックOの水平デプスとが等しい場合、コンテキスト決定部32は、対象ブロックOの上辺に接する分割線は存在しないと判定する。
図16は、本具体例のコンテキスト決定方法のステップS1を説明するための図であり、対象ブロックO、隣接ブロックWL、及び隣接ブロックWAを示している。図16が示すように、対象ブロックOは、左辺において、隣接ブロックWLと隣接している。また、対象ブロックOは、上辺において、隣接ブロックWAと隣接している。また、図16が示すように隣接ブロックWLは、対象ブロックOの左辺に接する点L(xPb-1,yP)を含み、隣接ブロックWAは、対象ブロックOの上辺に接する点A(xPb,yPb-1)を含む。なお、図16における各ブロック内の(n,m)は、nが各ブロックの水平方向の幅を示し、mが垂直方向の高さを示す(n及びmは、整数である)。
対象ブロックOの高さが隣接ブロックWLの高さより大きい場合、隣接ブロックWLは、対象ブロックOよりも多くの回数の水平分割を経て形成されたブロックであるため、コンテキスト決定部32は、対象ブロックOの左辺に接する分割線が存在すると判定する。一方、対象ブロックOの高さが隣接ブロックWLの高さより小さい場合、対象ブロックOは、隣接ブロックWLよりも多くの回数の水平分割を経て形成されたブロックであるため、コンテキスト決定部32は、対象ブロックOの左辺に接する分割線は存在しないと判定する。なお、対象ブロックOの高さと隣接ブロックWLの高さとが等しい場合、コンテキスト決定部32は、対象ブロックOの左辺に接する水平方向の分割線は存在しないと判定する。
対象ブロックOの幅が隣接ブロックWAの幅より大きい場合、隣接ブロックWAは、対象ブロックOよりも多くの回数の垂直分割を経て形成されたブロックであるため、コンテキスト決定部32は、対象ブロックOの上辺に接する分割線が存在すると判定する。一方、対象ブロックOの幅が隣接ブロックWAの幅より小さい場合、対象ブロックOは、隣接ブロックWAよりも多くの回数の垂直分割を経て形成されたブロックであるため、コンテキスト決定部32は、対象ブロックOの上辺に接する分割線は存在しないと判定する。なお、対象ブロックOの幅と隣接ブロックWAの幅とが等しい場合、コンテキスト決定部32は、対象ブロックOの上辺に接する分割線は存在しないと判定する。
以下で、本実施形態のコンテキスト決定方法の具体的な方法を説明する。図17は、本実施形態のコンテキスト決定方法のS1202を説明するための図であり、対象ブロックO、隣接ブロックWL、および隣接ブロックWAを示している。図17が示すように、対象ブロックOは、左辺において、隣接ブロックWLと隣接している。また、対象ブロックOは、上辺において、隣接ブロックWAと隣接している。また、図17が示すように、隣接ブロックWLは、対象ブロックOの左辺に接する点L(xPb-1,yP)を含み、隣接ブロックWAは、対象ブロックOの上辺に接する点A(xPb,yPb-1)を含む。なお、図17における各ブロック内の番号は、分割関連情報(デプス)を示している。デプスは、あるブロックを水平あるいは垂直方向に並ぶ2つのブロックに分割した回数(分割階層)を示す。例えば、分割前の符号化ツリーユニットCTUのデプスは0である(depth = 0)。1回のQT分割では、水平および垂直方向に1回ずつ分割されるので、デプスは2加算される(depth = depth+2)。
splitHorizontally = verSplit
また、垂直方向の分割splitVerticallyを左の隣接ブロックから導出する場合、splitVerticallyをsplitLeftとも呼び、水平方向の分割splitHorizonallyを上の隣接ブロックから導出する場合、splitHorizonallyをsplitAboveとも呼ぶ。
隣接ブロックWLのデプスが対象ブロックOのデプスより大きい場合、コンテキスト決定部32はsplitLeft=1とする。一方、隣接ブロックWLのデプスが対象ブロックOのデプスより小さい場合、コンテキスト決定部32はsplitLeft=0とする。なお、隣接ブロックWLのデプスと対象ブロックOのデプスとが等しい場合、コンテキスト決定部32はsplitLeft=0とする。図17では、隣接ブロックWLのデプスは、対象ブロックOのデプスより大きいので、コンテキスト決定部32はsplitLeft=1を設定する。
隣接ブロックWAのデプスが対象ブロックOのデプスより大きい場合、コンテキスト決定部32はsplitAbove=1とする。一方、隣接ブロックWAのデプスが対象ブロックOのデプスより小さい場合、コンテキスト決定部32はsplitAbove=0とする。なお、隣接ブロックWAのデプスと対象ブロックOのデプスとが等しい場合、コンテキスト決定部32はsplitAbove=0とする。図17では、隣接ブロックWAのデプスは、対象ブロックOのデプスと同じなので、コンテキスト決定部32はsplitAbove=0を設定する。
図17ではsplitLeft=1、splitAbove=0であるため、コンテキスト決定部32は、ctxIdxSplit=1を出力する。なお、分割フラグは、隣接ブロックが対象ブロックよりも分割されている(隣接ブロックのデプスが対象ブロックのデプスよりも大きい)場合に、ctxIdxSplit=1となる確率が高くなるように設定、更新される。また、隣接ブロックが対象ブロックと同じか、分割されていない(隣接ブロックのデプスが対象ブロックのデプス以下の)場合に、ctxIdxSplit=1となる確率が低くなるように設定、更新される。つまり、CN情報復
号部10は、隣接ブロックと対象ブロックのデプスを比較し、コンテキストを切り替えることにより、符号量を小さくすることができる。このような設定をする理由は、隣接ブロックWA又は隣接ブロックWLが細かく分割されている場合、対象ブロックOも分割される可能性が高いためである。
(具体例5)分割階層(デプス)の差分を参照
具体例5では、デプスを分割関連情報とした例を説明する。
diffDepth1 = depthLeft-depthCurr
図18のS1403では、S1402で導出した2つの差分値diffDepth0、diffDepth1から、下式でコンテキストを導出する。
図19の(1)及び(2)は、対象ブロックOと上側の隣接ブロックWAのデプスに対し、方法1および具体例5を用いて導出したコンテキストctxIdxSplitを示した例である。図19の各ブロック内の番号はデプスを表す。図19では対象ブロックOと上側の隣接ブロックWAについて説明するが、対象ブロックOと左側の隣接ブロックWLについても同様であり、説明は省略する。図19の(1)において、方法1では、隣接ブロックWAのデプスが対象ブロックOのデプスより大きい(a)、(b)はsplitAbove=1、そうではない(c)、(d)はsplitAbove=0である。具体例5では、隣接ブロックWAのデプスと対象ブロックOのデプスの差分を取るので、(a)、(b)、(c)、(d)のdiffDepth0は各々、4、2、0、-2である。従って具体例5の方が精度よくコンテキストを導出することができる。図19の(2)において、方法1では、隣接ブロックWAのデプスが対象ブロックOのデプスより大きい(a)、(b)、(c)はsplitAbove=1、そうではない(d)はsplitAbove=0である。具体例5では、隣接ブロックWAのデプスと対象ブロックOのデプスの差分を取るので、(a)、(b)、(c)、(d)のdiffDepth0は各々、3、2、1、0である。従って具体例5の方が精度よくコンテキストを導出することができる。
(具体例6)ブロックのサイズ(幅と高さ)の差分を参照
具体例6では、ブロックのサイズ(幅と高さ)を分割関連情報とした例を説明する。
ここで、ブロックサイズとは、ブロックの幅、又は、ブロックの高さ、もしくは、ブロックの幅と高さの両者のことを示す。またブロックの幅と高さの積もしくは和をブロックサイズとして用いても良い。
diffSize1 = log2heightCurr-log2heightLeft
図18のS1403では、S1402で導出した2つの差分値diffSize0、diffSize1から、下式でコンテキストを導出する。
(具体例7)デプスおよびブロックのサイズ(幅と高さ)の差分を参照
具体例7では、具体例5のデプスと具体例6のブロックのサイズ(幅と高さ)を分割関連情報として使用する例を説明する。
diffSize = diffSize0+diffSize1
図18のS1403では、S1402で導出した2つの差分値diffDepth、diffSizeから、以下のようにコンテキストを導出する。
また、コンテキストの導出は下記でもよい。
また、具体例5のデプスと具体例6のブロックのサイズ(幅と高さ)を分割関連情報として使用する別の例を説明する。
diffDepth0 = (log2widthCurr+log2heightCurr)-(log2widthAbove+log2heightAbove)
diffDepth1 = (log2widthCurr+log2heightCurr)-(log2widthLeft+log2heightLeft)
である。従ってコンテキストは
diffTmp = 3*log2widthCurr+3*log2heightCurr-2*log2widthAbove-log2heightAbove-log2widthLeft-2*log2heightLeft
ctxIdxSplit = diffTmp
となる。あるいは
diffTmp = (3*log2widthCurr+3*log2heightCurr-2*log2widthAbove-log2heightAbove-log2widthLeft-2*log2heightLeft)>>1
ctxIdxSplit = diffTmp
としてもよい。
(具体例5~7の一般化)
結局のところ、隣接ブロックの幅と高さを考慮すると、「1)対象ブロックの左側に分割線があるかに関わる左側隣接ブロックの高さの対数値log2heightLeftと、対象ブロックの上側に分割線があるかに関わる上側隣接ブロックの幅の対数値log2widthAbove」がコンテキストの導出に重要であるが、「2)左側隣接ブロックの幅の対数値log2widthLeftと上側隣接ブロックの高さの対数値log2heightAbove」もコンテキストの導出に寄与する。したがって、分割関連情報の差分値を加算してコンテキストを導出する場合に、重要性を参照して重みを付けるとよい。この時、重要性の高い1)のlog2heightLeftとlog2widthAboveのウェイトをW1、重要性の低い2)のlog2widthLeftとlog2heightAboveのウェイトをW2として、重要性の高いウェイトW1をW1>=W2と設定することが適当である。この場合、分割関連情報の加算は下式で表される。
上記の例では、W1 = 1, W2 = 1が具体例5、W1 = 1, W2 = 0が具体例6、W1 = 2, W2 =1が具体例7に対応する。そのほか、W1 = 3, W2 = 1などの構成も可能である。
(具体例8)3つ以上の隣接ブロックの参照
具体例5~7では、対象ブロックと2つの隣接ブロックの分割関連情報を参照して、分割フラグのコンテキストを導出した。具体例8では3つ以上の隣接ブロックの分割関連情報を参照して、分割フラグのコンテキストを導出する例を説明する。なお、以下では分割関連情報はデプスとし、具体例5を拡張して説明するが、これに限らず、分割関連情報をブロックサイズや、デプスとブロックサイズ双方とし、具体例6または3を拡張した場合も同様に適用可能であるので説明を省略する。
diffDepth1 = depthLeft-depthCurr
diffDepth2 = depthAboveRight-depthCurr
図18のS1403では、S1402で導出した3つの差分値diffDepth0、diffDepth1、diffDepth2から、下式でコンテキストを導出する。
また、図20の(2)は、対象ブロックOと4つの隣接ブロックWA、WL、WAR、WBLの位置関係を示す図である。
diffDepth1 = depthLeft-depthCurr
diffDepth2 = depthAboveRight-depthCurr
diffDepth3 = depthBottomLeft-depthCurr
図18のS1403では、S1402で導出した4つの差分値diffDepth0、diffDepth1、diffDepth2、diffDepth3から、下式でコンテキストを導出する。
また、対象ブロックOと4つの隣接ブロックWA、WL、WAR、WBLのデプスを用いる場合に、別の計算方法を用いて差分値を導出してもよい。例えば一例として、図18のS1402では下式で差分値を算出する。
diffDepth1 = depthLeft+depthBottomLeft-2*depthCurr
図18のS1403では下式でコンテキストを導出する。
また別の一例として、図18のS1402では下式で差分値を算出する。
diffDepth1 = ((depthLeft+depthBottomLeft)>>1)-depthCurr
図18のS1403では下式でコンテキストを導出する。
(具体例9)
図21は、画像復号装置31あるいは画像符号化装置11によるコンテキスト決定方法の別の一例を示すフローチャートである。図18と図21のフローチャートの違いはS1403とS1703である。それ以外のステップは同じであるので、説明を省略する。
具体例9では最大の差分値を用いてコンテキストを決定するので、分割数の多い(デプスの大きい)状況が選択されやすくなる。
(利用可能性のチェック)
上記の説明では、対象ブロックOの隣接ブロックは利用可能である(available)と仮定したが、実際には画像の端等で隣接ブロックが存在しない場合がある。隣接ブロックが利用可能でない場合は、差分値は0とする。例えば具体例5では、S1402は下記の手順になる。
diffDepth1 = availableLeft ? (depthLeft-depthCurr) : 0
ctxIdxSplit = diffDepth0+diffDepth1
ここで、availableAboveとavailableLeftは、対象ブロックの上側の隣接ブロックと左側の隣接ブロックの利用可能性を示し、隣接ブロックがあれば1、なければ0である。なお、利用可能性のチェックはデプスの差分値を導出する具体例5に限らず、具体例6~9などサイズの差分値を導出する場合や、デプスの差分値とサイズの差分値の両者を用いる場合にも適用可能である。例えば、具体例6では下記の手順になる。
diffSize1 = availableLeft ? log2heightCurr-log2heightLeft : 0
ctxIdxSplit = diffSize0+diffSize1
(クリッピングとマッピング)
具体例5~8は、対象ブロックと隣接ブロックの分割関連情報の差分を利用して、分割フラグのコンテキストを細かく設定することで、コンテキストの精度を向上させる技術である。しかしながら、分割関連情報の差分値を単純に加算すると、ブロックサイズが大きい場合にコンテキストのとる値が非常に広範囲になってしまう。例えば、CTUサイズが128x128の場合、とりうるデプスの値は0(128x128に対応)~11(4x4)となり、差分値の範囲は-22~22となる。コンテキストの値の増加はエントロピー符号化および復号処理の複雑化を招き、必要なテーブルのメモリ量も大きくなるので好ましくない。また、通常コンテキストは0以上の整数に割り振られるため、負の数が生じるのは好ましくない。そこでコンテキストを導出する過程でクリッピングやマッピング、オフセットの加算、乗算、シフト演算などを行い、コンテキストの値の範囲を制限する技術について説明する。
ctxIdxSplit = ctxTbl[diffTmp]
ここで、ctxTblはデプスの差分値の加算結果からコンテキストを導出するためのテーブルであり、詳細は後述する。offsetDはデプスの差分値のゼロ点の位置(中央)を、テーブルctxTblの中央要素付近に対応させるためのオフセットである。0からTHDmaxへのクリップは、必要なテーブルのエントリ数を低減するために行っており、THDmax+1はテーブルのエントリ数の最大値である。
diffDepth1 = clip3(-offsetD,offsetD,depthLeft-depthCurr) (c2)
diffTmp = diffDepth0+diffDepth1+(offsetD<<1)
ctxIdxSplit = ctxTbl[diffTmp]
図22の(2)は、差分値をクリッピングした後にオフセットを加算する動作を説明するフローチャートである。図22の(2)は図18のS1403の処理がS18032、S18042、S1805に変更された以外は図18と同じであり、説明を省略する。S18032では、コンテキスト決定部32はS1402で導出した差分値を(c2)の方法でクリッピングする。S18042では、コンテキスト決定部32はクリッピング値を加算する。S1805では、コンテキスト決定部32は加算結果を用いてコンテキストを導出する。
diffDepth1 = clip3(-offsetD1,offsetD1,depthLeft-depthCurr)
diffTmp = clip3(0,THDmax,diffDepth0+diffDepth1+(offsetD1<<1)) (c3)
ctxIdxSplit = ctxTbl[diffTmp]
図22の(3)は、差分値をクリッピングした後に加算し、加算値をさらにクリッピングする動作を説明するフローチャートである。図22の(3)は、図22の(2)のS18042とS1805の間にS1806が追加された以外は図22の(2)と同じであり、説明を省略する。S1806では、コンテキスト決定部32は(c3)の方法でクリッピングする。
ctxTbl[] = {0, 0, 0, 1, 2, 2}
や、0,1,2,3の4値にマッピングする
ctxTbl[] = {0, 0, 0, 1, 2, 3}
は特に適当である。
else if (diffTmp<THD2) ctxIdx = 1
else if (diffTmp<THD3) ctxIdx = 2
else ctxIdx = 3
また、下記の3つの例ように除算や、シフト演算、乗算など四則演算とシフトを用いて、加算値の値の範囲を変化させることによって適当な範囲のコンテキストを導出する方法でもよい。
diffDepth1 = depthLeft-depthCurr
例1
diffTmp = (diffDepth0 + diffDepth1)/2
例2
diffTmp = (diffDepth0 + diffDepth1)>>1
例3
diffTmp = (diffDepth0 + diffDepth1)*3 >> 2
また、利用可能性のチェックやクリッピング、マッピング、四則演算の組み合わせを用いて、差分値の加算値からコンテキストを導出してもよい。
diffDepth1 = availableLeft ? (depthLeft-depthCurr) : 0
diffDepth0 = clip3(-offsetD1,offsetD1,diffDepth0)
diffDepth1 = clip3(-offsetD1,offsetD1,diffDepth1)
diffSize0 = availableAbove ? log2widthCurr-log2widthAbove : 0
diffSize1 = availableLeft ? log2heightCurr-log2heightLeft : 0
diffSize0 = clip3(-offsetD1,offsetD1,diffSize0)
diffSize1 = clip3(-offsetD1,offsetD1,diffSize1)
diffTmpD = clip3(0, THDmax,diffDepth0 + diffDepth1 + offsetD2)
diffTmpS = clip3(0, THSmax,diffSize0 + diffSize1 + offsetD2)
diffTmp = (diffTmpD + diffTmpS)>>1
ctxIdxSplit = ctxTbl[diffTmp]
ここで例えば、ctxTbl[] = {0, 0, 1, 2, 3, 3}、offsetD1 = 1、offsetD2 = 2、THDmax = 5, THSmax = 5などが適当であるが、他の値でもよい。
diffDepth1 = availableLeft ? (depthLeft-depthCurr) : 0
diffSize0 = availableAbove ? log2widthCurr-log2widthAbove : 0
diffSize1 = availableLeft ? log2heightCurr-log2heightLeft : 0
diffTmpD = diffDepth0 + diffDepth1 + offsetD2
diffTmpS = diffSize0 + diffSize1 + offsetD2
diffTmp = (diffTmpD + diffTmpS)>>1
ctxIdxSplit = ctxTbl[diffTmp]
(画像符号化装置)
本実施形態に係る画像復号装置31の構成は、画像符号化装置11にも適用できる。その場合、画像符号化装置11は、CN情報復号部10に代わるCN情報符号化部(図示せず)と、コンテキスト決定部32とを備え、対象ブロックを分割するか否かを示す分割フラグ(QT分割フラグ、BT分割フラグ又はTT分割フラグ等)のコンテキストを導出する。
以上のように、本実施形態に係る画像復号装置31は、対象ブロックの分割情報(分割フラグ)のコンテキストを、当該対象ブロックに隣接する1又は複数の隣接ブロックの分割状況を参照して決定し、当該コンテキストを用いて、対象ブロックの分割情報を復号する。また、本実施形態に係る画像復号装置31は、隣接ブロックのパーティション番号、水平デプス及び垂直デプス又はサイズを参照して、隣接ブロックの分割状況を特定することにより、隣接ブロックの分割線の有無を判定し、当該判定を参照してコンテキストを決定する。これにより、隣接ブロックのパーティション番号、水平デプス及び垂直デプス又はサイズを参照するため、隣接ブロックの分割関連情報が反映され、より適切なコンテキストを決定することができる。従って、画像復号装置において、分割情報の符号量を削減できる。
本発明の実施形態2について、図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施形態においても、実施形態1に係る画像復号装置31及び画像符号化装置11を同様に用いることができる。従って、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、その説明を省略する。
本実施形態に係るコンテキスト決定部32は、色差ブロック(色差CB(第1の色コンポーネントに関する対象ブロック))に対応し、かつ、CN情報復号部10がすでに分割し復号した輝度ブロック(輝度CB(第2の色コンポーネントに関する対応ブロック))の分割関連情報をCN情報復号部10から取得する。なお、色差CBは、当該色差CBを分割するか否かを示す分割フラグを復号する前の対象ブロック(対象CB)であり、輝度CBは、対象ブロックに対応する対応ブロック(対応CB)である。また、上記の第1の色コンポーネントに関する対象ブロックは、輝度CBであってもよく、上記の第2の色コンポーネントに関する対応ブロックは、色差CBであってもよい。
本実施形態に係る画像復号装置31によるコンテキスト決定方法について、図24を参照して、詳細に説明する。図24は、本実施形態に係る画像復号装置31によるコンテキスト決定方法の一例を説明するフローチャート図である。なお、実施形態1に係るコンテキスト決定方法と同様の工程については、詳細な説明は省略する。
図25は、本具体例のコンテキスト決定方法のステップS11を説明するための図である。図25の(a)は、色差CBを示し、図25の(b)は、輝度CBを示している。なお、図25における各ブロック内の番号は、パーティション番号を示している。輝度CB(対応CB)は、ブロックKA及びブロックKBを含む。また、ブロックKAの左上の点座標を点KARとし、ブロックKBの右下の点座標を点KBRとする。
なお、上記の式において、QT分割フラグのコンテキストの場合、ctxIdxSplitは、ctxIdxQTである。BT分割フラグのコンテキストの場合、ctxIdxSplitは、ctxIdxBTである。BT分割及びTT分割を区別せずに、両者を含めた分割であるPT分割のフラグのコンテキストの場合、ctxIdxSplitは、ctxIdxPTである。
図26は、本具体例のコンテキスト決定方法のステップS11を説明するための図である。図26の(a)は、色差CB(対象CB)を示し、図26の(b)は、輝度CB(対応CB)を示している。なお、図26における各ブロック内の番号は、パーティション番号を示している。輝度CBは、ブロックKA及びブロックKCを含む。また、ブロックKAの左上の点座標を点KARとし、ブロックKAの左下の点座標を点KALとする。また、ブロックKCの右上の点座標を点KCRとする。
また、コンテキスト決定部32は、当該輝度CBの左上の点KARを含むブロックのパーティション番号(partId_AboveLeft)と、当該輝度CBの左下の点KALを含むブロックのパーティション番号(partId_LowerLeft)とが異なるか否かを判定する。当該判定の式を下記に示す。
輝度CBの左上の点KARを含むブロックのパーティション番号と、当該輝度CBの右上の点KCRを含むブロックのパーティション番号とが異なる場合、点KARと点KCRとは、それぞれ、異なるブロックに含まれていることになるため、コンテキスト決定部32は、点KARと点KCRとの間には、分割線が存在していると判定する。一方、輝度CBの左上の点KARを含むブロックのパーティション番号と、当該輝度CBの右上の点KCRを含むブロックのパーティション番号とが同じ場合、点KARと点KCRとは、それぞれ、同じブロックに含まれていることになるため、コンテキスト決定部32は、点KARと点KCRとの間には、分割線が存在しないと判定する。
図27は、本具体例のコンテキスト決定方法のステップS11を説明するための図である。図27の(a)は、色差CB(対象CB)を示し、図27の(b)は、輝度CB(対応CB)を示している。なお、図27における各ブロック内の番号は、パーティション番号を示している。輝度CBは、ブロックKA、ブロックKB、及びブロックKCを含む。また、ブロックKAの左上の点座標を点KARとし、ブロックKAの左下の点座標を点KALとする。また、ブロックKBの右下の点座標を点KBRとする。また、ブロックKCの右上の点座標を点KCRとする。
また、コンテキスト決定部32は、当該輝度CBの左上の点KARを含むブロックのパーティション番号(partId_AboveLeft)と、当該輝度CBの左下の点KALを含むブロックのパーティション番号(partId_LowerLeft)とが異なるか否かを判定する。また、コンテキスト決定部32は、当該輝度CBの右上の点KCRを含むブロックのパーティション番号(partId_AboveRight)と、当該輝度CBの右下の点KBRを含むブロックのパーティション番号(partId_lowerRight)とが異なるか否かを判定する。コンテキスト決定部32は、これらの判定を参照して、下記の式で示されるsplitVerticallyを算出する。
輝度CBの左上の点KARを含むブロックのパーティション番号と、当該輝度CBの右上の点KCRを含むブロックのパーティション番号とが異なる場合、点KARと点KCRとは、それぞれ、異なるブロックに含まれていることになるため、コンテキスト決定部32は、点KARと点KCRとの間には、分割線が存在していると判定する。一方、輝度CBの左上の点KARを含むブロックのパーティション番号と、当該輝度CBの右上の点KCRを含むブロックのパーティション番号とが同じ場合、点KARと点KCRとは、それぞれ、同じブロックに含まれていることになるため、コンテキスト決定部32は、点KARと点KCRとの間には、分割線が存在しないと判定する。
又は、下記の式のようにsplitVertically + splitHorizontallyが3以上である場合、ctxIdxSplitを2としてもよい。
(画像符号化装置)
本実施形態に係る画像復号装置31の構成は、画像符号化装置11にも適用できる。その場合、画像符号化装置11は、CN情報復号部10に代わるCN情報符号化部(図示せず)と、コンテキスト決定部32とを備え、対象ブロックを分割するか否かを示す分割フラグ(QT分割フラグ、BT分割フラグ又はTT分割フラグ等)のコンテキストを導出する。
以上のように、本実施形態に係る画像復号装置31は、第1の色コンポーネントに関する対象ブロックの分割情報(分割フラグ)のコンテキストを、既に復号された第2の色コンポーネントに関する対応ブロックの分割状況を参照して決定し、当該コンテキストを用いて、第1の色コンポーネントに関する対象ブロックの分割情報を復号する。これにより、対応ブロックの分割状況に応じて、対象ブロックの分割情報を復号する。
本発明の実施形態3について、図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施形態においても、実施形態1に係る画像復号装置31及び画像符号化装置11を同様に用いることができる。従って、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、その説明を省略する。
本態様では、実施形態1に係るコンテキスト決定方法と同様の方法によりコンテキストを導出する。ただし、本実施形態におけるコンテキストは、対象ブロックの分割方向を示す方向フラグ(分割モード)のコンテキストである。本態様において、コンテキスト決定部32は、実施形態1と類似の方法により、隣接ブロックの分割の有無又は分割方向を判定し、当該判定に基づいて、対象ブロックに対するBT方向フラグのコンテキストを導出する。
CN情報復号部10は、対象CNのBT分割の分割方法を示すBT方向フラグ(請求項における分割情報)を復号するか否かのコンテキスト(後述する)に応じて、CNに含まれるCN情報から、BT方向フラグを復号する。そして、CN情報復号部10は、BT方向フラグがさらなる分割を通知しなくなるまで、BT方向フラグが示す分割方法により、対象CNを再帰的に分割し復号する。最後に、CTU情報からツリーユニットフッタCTUFを復号する。
本態様に係るコンテキスト決定部32は、CN情報復号部10がまだ分割していない対象CNの分割関連情報と、当該対象CNに隣接し、かつ、CN情報復号部10がすでに分割し復号した隣接CNの分割関連情報と、をCN情報復号部10から取得する。
本態様に係る画像復号装置31によるコンテキスト決定方法について、図28を参照して、詳細に説明する。図28は、本態様に係る画像復号装置31によるコンテキスト決定方法の一例を説明するフローチャート図である。なお、実施形態1及び2に係るコンテキスト決定方法と同様の工程については、詳細な説明は省略する。
本態様の具体例1において、コンテキスト決定部32は、ステップS21において、実施形態1の具体例と同様に、分割線の有無を判定した結果であるsplitHorizontally及びsplitVerticallyを設定する。本態様の具体例1におけるsplitHorizontally及びsplitVerticallyは、実施形態1の各具体例におけるsplitHorizontally及びsplitVerticallyと同様の方法により求められる。そのため、ステップS21におけるsplitHorizontally及びsplitVerticallyについての工程の詳細な説明は省略する。また、コンテキスト決定部32は、分割関連情報として、対象ブロックの幅であるwidthと、対象ブロックの高さであるheightを参照する。
else if (splitHorizontally < splitVertically) ctxIdxDir = 2
else ctxIdxDir = 0
なお、verSplitとhorSplitを用いて表現すると、以下になる。
else if (verSplit < horSplit) ctxIdxDir = 2
else ctxIdxDir = 0
詳細に説明すると、図29の(a)が示すように、splitHorizontallyがsplitVerticallyよりも大きい場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxDir = 1に決定する。ctxIdxDir = 1は、隣接ブロック(もしくは対応ブロック)が、水平に分割/split horizontally(垂直分割/verSplit、左右に分割)されており、対象ブロックも水平に分割(垂直分割)される可能性が高く、CN情報復号部10が対象ブロックの水平に分割(垂直分割)するか否かを示す方向フラグを復号する可能性が高いことを示している。
else if (splitHorizontally < splitVertically) ctxIdxDir = ctxB
else if (width > height) ctxIdxDir = ctxA
else if (width < height) ctxIdxDir = ctxB
else ctxIdxDir = ctxC
ここでctxA、ctxB、ctxCは、コンテストを指定するための値である。例えば、ctxA=1, ctxB=2, ctxC=0としてもよいが、これらの値に限定されない。ctxA=0, ctxB=1, ctxC=2などでもよい。つまり、コンテキスト(コンテキストインデックス)によって指定されるコンテキスト変数は、コンテキストを区別するために用いられるので、分岐結果によって互いに値が異なれば十分であり、大小関係は異なってもよい(以下、同様)。ここでは、ctxA、ctxB、ctxCを用いることによって、splitHorizontally > splitVerticallyが真の場合と後続のwidth > heightが真の場合とのコンテキストが同じ値のctxAであること、splitHorizontally < splitVerticallyが真の場合と後続のwidth < heighが真の場合とのコンテキストが同じ値のctxBであること、および、上記2つのコンテキストctxAの値とctxBの値とが異なること、を示す。
else if (verSplit < horSplit) ctxIdxDir = ctxB
else if (width > height) ctxIdxDir = ctxA
else if (width < height) ctxIdxDir = ctxB
else ctxIdxDir = ctxC
詳細に説明すると、まず、コンテキスト決定部32は、splitHorizontallyがsplitVerticallyよりも大きいか否かを判定し、図29の(b)が示すように、splitHorizontallyがsplitVerticallyよりも大きい場合、コンテキストを、ctxIdxDir = 1に決定する。splitHorizontallyがsplitVerticallyよりも大きくない場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxDir = 2に決定する。splitHorizontallyとsplitVerticallyとが等しい場合、コンテキスト決定部32は、対象ブロックの幅であるwidthが、対象ブロックの高さであるheightよりも大きいか否かを判定する。widthがheightよりも大きい場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxDir = 1に決定する。ここでコンテキスト決定部32がコンテキストをctxIdxDir = 1に決定する理由としては、widthがheightよりも大きい場合、つまり、対象ブロックが垂直方向よりも水平方向に長い長方形である場合、対象ブロックが水平に分割(垂直分割)される可能性が高いためである。
else if (width < height) ctxIdxDir = ctxB
else if (splitHorizontally > splitVertically) ctxIdxDir = ctxA
else if (splitHorizontally < splitVertically) ctxIdxDir = ctxB
else ctxIdxDir = ctxC
なお、verSplitとhorSplitを用いて表現すると、以下になる。
else if (width < height) ctxIdxDir = ctxB
else if (verSplit > horSplit) ctxIdxDir = ctxA
else if (verSplit < horSplit) ctxIdxDir = ctxB
else ctxIdxDir = ctxC
詳細に説明すると、コンテキスト決定部32は、widthがheightよりも大きいか否かを判定し、図29の(c)が示すように、widthがheightよりも大きい場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxDir = 1に決定する。widthがheightよりも小さい場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxDir = 2に決定する。
詳細に説明すると、まず、コンテキスト決定部32は、splitHorizontallyがsplitVerticallyよりも大きいか否かを判定し、splitHorizontallyがsplitVerticallyよりも大きい場合、splitHorizontally及びsplitVerticallyを用いた判定によるコンテキストの成分を、2に設定する。splitHorizontallyがsplitVerticallyよりも大きくない場合、コンテキスト決定部32は、splitHorizontallyとsplitVerticallyとが等しいか否かをさらに判定する。splitHorizontallyとsplitVerticallyとが等しい場合、コンテキスト決定部32は、splitHorizontally及びsplitVerticallyを用いた判定によるコンテキストの成分を、1に設定する。splitHorizontallyとsplitVerticallyとが等しくない場合、コンテキスト決定部32は、splitHorizontally及びsplitVerticallyを用いた判定によるコンテキストの成分を、0に設定する。
なお、verSplitとhorSplitを用いて表現すると、以下になる。
(具体例2)
上述の具体例1では、コンテキスト決定部32がBT分割方向フラグ(bt_dir_flag)のコンテキスト(ctxIdxDir)を決定する方法を説明した。当該方法により求められたコンテキストは、本実施形態に係る画像復号装置31がBT分割フラグ(bt_split_flag)を復号した後に、BT分割方向フラグ(bt_dir_flag)を復号する際に用いることを想定したものである。つまり、BT分割バイナリゼーションでは、1ビット目で分割の有無を指定し、2ビット目で分割の方向を指定する。しかし、本実施形態に係る画像復号装置31は、BT分割フラグ(bt_split_flag)及びBT分割方向フラグ(bt_dir_flag)を復号する代わりに、垂直に分割するか否かを示す分割フラグ(bt_split_vertically_flag/bt_hor_split_flag)及び水平に分割するか否かを示す分割フラグ(bt_split_horizontally_flag/bt_ver_split_flag)を復号してもよい。つまり、BT分割バイナリゼーションにおいて、1ビット目で水平分割の有無(垂直に分割されているか否か)を指定し、2ビット目で垂直分割の有無(水平に分割されているか否か)を指定してもよい。その場合、垂直分割及び水平分割が無い場合に、分割がないものとすることができる。なお、垂直分割フラグは、対象ブロックを水平に分割するか否かを示すフラグである。また、水平分割フラグは、対象ブロックを垂直に分割するか否かを示すフラグである。下記で、水平分割フラグ(bt_split_vertically_flag)のコンテキスト(ctxIdxBTVertically)と、垂直分割フラグ(bt_split_horizontally_flag)のコンテキスト(ctxIdxBTHorizontally)とを決定する方法を説明する。
また、コンテキスト決定部32は、splitHorizontallyが0より大きいか否かを判定する。splitHorizontallyが0より大きい場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxBTHorizontally = 1に決定する。ctxIdxBTHorizontally = 1は、対象ブロックが水平に分割(垂直分割、左右に分割)される可能性が高く、CN情報復号部10が、対象ブロックを水平に分割するか否かを示す方向フラグを復号する可能性が高いことを示している。splitHorizontallyが0より大きくない場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxBTHorizontally = 0に決定する。ctxIdxBTVHorizontally = 0は、対象ブロックが水平に分割される可能性が低く、CN情報復号部10が、対象ブロックを水平に分割するか否かを示す方向フラグを復号する可能性が低いことを示している。当該判定の式を下記に示す。
次に、splitHorizontally及びsplitVerticallyを優先的に参照し、width及びheightを参照してコンテキストを決定する方法を説明する。ステップS22において、コンテキスト決定部32は、splitVerticallyが0より大きいか否かを判定する。splitVerticallyが0より大きい場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxBTVertically =1に決定する。splitVerticallytが0より大きくない場合、コンテキスト決定部32は、対象ブロックの幅であるwidthが対象ブロックの高さであるheightより小さいか否かを判
定する。widthがheightより小さい場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxBTVertically = 1に決定する。widthがheightより小さくない場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxBTVertically = 0に決定する。これらの判定の式を下記に示す。
また、コンテキスト決定部32は、splitHorizontallyが0より大きいか否かを判定する。splitHorizontallyが0より大きい場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxBTHorizontally = 1に決定する。splitHorizontallyが0より大きくない場合、コンテキスト決定部32は、対象ブロックの幅であるwidthが対象ブロックの高さであるheightより大きいか否かを判定する。widthがheightより大きい場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxBTHorizontally = 1に決定する。widthがheightより大きくない場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxBTHorizontally= 0に決定する。これらの判定の式を下記に示す。
次に、width及びheightを優先的に参照し、splitHorizontally及びsplitVerticallyを参照してコンテキストを決定する方法を説明する。ステップS22において、コンテキスト決定部32は、対象ブロックの幅であるwidthが対象ブロックの高さであるheightより小さいか否かを判定する。widthがheightより小さい場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxBTVertically = 1に決定する。widthがheightより小さくない場合、コンテキスト決定部32は、splitVerticallyが0より大きいか否かを判定する。splitVerticallyが0より大きい場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxBTVertically = 1に決定する。splitVerticallyが0より大きくない場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxBTVertically = 0に決定する。これらの判定の式を下記に示す。
また、コンテキスト決定部32は、対象ブロックの幅であるwidthが対象ブロックの高さであるheightより大きいか否かを判定する。widthがheightより大きい場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxBTHorizontally = 1に決定する。widthがheightより大きくない場合、コンテキスト決定部32は、splitHorizontallyが0より大きいか否かを判定する。splitHorizontallyが0より大きい場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxBTHorizontally = 1に決定する。splitHorizontallyが0より大きくない場合、コンテキスト決定部32は、コンテキストを、ctxIdxBTHorizontally =0に決定する。
以上のように、本態様に係る画像復号装置31は、対象ブロックの分割方向を示す方向フラグのコンテキストを、当該対象ブロックに隣接する1又は複数の隣接ブロックの分割状況を参照して決定し、当該コンテキストを用いて、方向フラグを復号する。これにより、隣接ブロックの分割状況に応じて、方向フラグを復号するため、隣接ブロックが分割されておらず、対象ブロックも分割されない可能性が高い場合に、不要な方向フラグを復号する可能性を減少させることができる。従って、画像復号装置において、分割情報の符号量を削減できる。
本態様では、実施形態2に係るコンテキスト決定方法と同様の方法によりコンテキストを導出する。ただし、本実施形態におけるコンテキストは、対象ブロックの分割方法を示す方向フラグのコンテキストである。本態様において、コンテキスト決定部32は、実施形態2と類似の方法により、対応ブロックの分割状況を特定することにより、対応ブロックの、分割の有無又は分割方向を判定し、当該判定に基づいて、対象ブロックの方向フラグのコンテキストを導出する。なお、実施形態3の態様2に係るCN情報復号部10は、上述の実施形態3の態様1の機能と同様の機能を有している。
本態様に係るコンテキスト決定部32は、CN情報復号部10がまだ分割していない色差ブロック(色差CB(請求項における第1の色コンポーネントに関する対象ブロック))に対応し、かつ、CN情報復号部10がすでに分割し復号した輝度ブロック(輝度CB(請求項における第2の色コンポーネントに関する対応ブロック))の分割関連情報と、をCN情報復号部10から取得する。
本態様に係る画像復号装置31によるコンテキスト決定方法について、図30を参照して、詳細に説明する。図30は、本態様に係る画像復号装置31によるコンテキスト決定方法の一例を説明するフローチャート図である。なお、実施形態1及び2、並びに実施形態3の態様1に係るコンテキスト決定方法と同様の工程については、詳細な説明は省略する。
本態様の具体例においても、コンテキスト決定部32は、実施形態3の態様1の具体例1及び具体例2と同様の方法を実行することができる。そのため、本態様の具体例についての詳細な説明は省略する。
以上のように、本態様に係る画像復号装置31は、第1の色コンポーネントに関する対象ブロックの分割方向を示す方向フラグのコンテキストを、既に復号された第2の色コンポーネントに関する対応ブロックの分割状況を参照して決定し、当該コンテキストを用いて、方向フラグを復号する。これにより、対応ブロックの分割状況に応じて、方向フラグを復号するため、対応ブロックが分割されておらず、対象ブロックも分割されない可能性が高い場合に、不要な方向フラグを復号する可能性を減少させることができる。従って、画像復号装置において、分割情報の符号量を削減できる。
本実施形態に係る画像復号装置31の構成は、同様に、画像符号化装置11にも適用できる。その場合、画像符号化装置11は、CN情報復号部10に代わるCN情報符号化部(図示せず)と、コンテキスト決定部32とを備え、対象ブロックを分割するか否かを示す分割方向フラグ(BT分割方向フラグ又はTT分割方向フラグ等)のコンテキストを導出する。
なお、上述した実施形態における画像符号化装置11、画像復号装置31の一部、例えば、エントロピー復号部301、予測パラメータ復号部302、ループフィルタ305、予測画像生成部308、逆量子化・逆DCT部311、加算部312、予測画像生成部101、減算部102、DCT・量子化部103、エントロピー符号化部104、逆量子化・逆DCT部105、ループフィルタ107、符号化パラメータ決定部110、予測パラメータ符号化部111をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、画像符号化装置11、画像復号装置31のいずれかに内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
上述した画像符号化装置11及び画像復号装置31は、動画像の送信、受信、記録、再生を行う各種装置に搭載して利用することができる。なお、動画像は、カメラ等により撮像された自然動画像であってもよいし、コンピュータ等により生成された人工動画像(CG及びGUIを含む)であってもよい。
また、上述した画像復号装置31及び画像符号化装置11の各ブロックは、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
媒体)などを備えている。そして、本発明の実施形態の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである上記各装置の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記各装置に供給し、そのコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
本出願は、2017年3月16日に出願された日本国特許出願:特願2017-051342、及び2016年12月16日に出願された日本国特許出願:特願2016-244900に対して優先権の利益を主張するものであり、それらを参照することにより、その内容の全てが本書に含まれる。
11 画像符号化装置
13 TT情報復号部
22 TU復号部
31 画像復号装置
32 コンテキスト決定部
41 画像表示装置
Claims (9)
- ピクチャをブロック毎に復号する画像復号装置において、
対象ブロックの第1の高さと、当該対象ブロックの左側に隣接する左側隣接ブロックの第2の高さとの第1の比較結果、及び当該対象ブロックの第1の幅と、当該対象ブロックの上側に隣接する上側隣接ブロックの第2の幅との第2の比較結果を含む分割関連情報の比較結果に基づいて、対象ブロックの分割情報のコンテキストを決定するコンテキスト決定部と、
上記コンテキスト決定部によって決定されたコンテキストを用いて、上記対象ブロックの分割情報を復号する分割情報復号部と
を備えていることを特徴とする画像復号装置。 - 上記分割情報は、上記対象ブロックを分割するか否かを示す分割フラグであることを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
- ピクチャをブロック毎に符号化する画像符号化装置において、
対象ブロックの第1の高さと、当該対象ブロックの左側に隣接する左側隣接ブロックの第2の高さとの第1の比較結果、及び当該対象ブロックの第1の幅と、当該対象ブロックの上側に隣接する上側隣接ブロックの第2の幅との第2の比較結果を含む分割関連情報の比較結果に基づいて、対象ブロックの分割情報のコンテキストを決定するコンテキスト決定部と、
上記コンテキスト決定部によって決定されたコンテキストを用いて、上記対象ブロックの分割情報を符号化する分割情報符号化部と
を備えていることを特徴とする画像符号化装置。 - 上記分割情報は、上記対象ブロックを分割するか否かを示す分割フラグであることを特徴とする請求項3に記載の画像符号化装置。
- ピクチャをブロック毎に復号する画像復号装置において、
対象ブロックの分割情報のコンテキストを、当該対象ブロックの第1の高さ及び第1の幅、当該対象ブロックの左側に隣接する左側隣接ブロックの第2の高さ、並びに当該対象ブロックの上側に隣接する上側隣接ブロックの第2の幅に基づいて特定される分割状況に基づいて決定するコンテキスト決定部と、
上記コンテキスト決定部によって決定されたコンテキストを用いて、上記対象ブロックの分割情報を復号する分割情報復号部と
を備えていることを特徴とする画像復号装置。 - 上記分割情報は、上記対象ブロックを分割するか否かを示す分割フラグであることを特徴とする請求項5に記載の画像復号装置。
- 上記分割情報は、上記対象ブロックの分割方向を示す方向フラグであることを特徴とする請求項5に記載の画像復号装置。
- 上記分割情報は、上記対象ブロックを水平分割するか否かを示す水平分割フラグ、及び上記対象ブロックを垂直分割するか否かを示す垂直分割フラグであることを特徴とする請求項5に記載の画像復号装置。
- ピクチャをブロック毎に符号化する画像符号化装置において、
対象ブロックの分割情報のコンテキストを、当該対象ブロックの第1の高さ及び第1の幅、当該対象ブロックの左側に隣接する左側隣接ブロックの第2の高さ、並びに当該対象ブロックの上側に隣接する上側隣接ブロックの第2の幅に基づいて特定される分割状況に基づいて決定するコンテキスト決定部と、
上記コンテキスト決定部によって決定されたコンテキストを用いて、上記対象ブロックの分割情報を符号化する分割情報符号化部と
を備えていることを特徴とする画像符号化装置。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016244900 | 2016-12-16 | ||
JP2016244900 | 2016-12-16 | ||
JP2017051342 | 2017-03-16 | ||
JP2017051342 | 2017-03-16 | ||
PCT/JP2017/044240 WO2018110462A1 (ja) | 2016-12-16 | 2017-12-08 | 画像復号装置及び画像符号化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2018110462A1 JPWO2018110462A1 (ja) | 2019-10-24 |
JP7213689B2 true JP7213689B2 (ja) | 2023-01-27 |
Family
ID=62558663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018556643A Active JP7213689B2 (ja) | 2016-12-16 | 2017-12-08 | 画像復号装置及び画像符号化装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20200077099A1 (ja) |
EP (1) | EP3557873B1 (ja) |
JP (1) | JP7213689B2 (ja) |
CN (1) | CN110169067B (ja) |
CA (1) | CA3046942A1 (ja) |
WO (1) | WO2018110462A1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019174567A1 (zh) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 华为技术有限公司 | 划分标志位的上下文建模方法及装置 |
CN110278443B (zh) * | 2018-03-16 | 2022-02-11 | 华为技术有限公司 | 划分标志位的上下文建模方法及装置 |
ES2945186T3 (es) * | 2018-06-15 | 2023-06-29 | Lg Electronics Inc | Método y aparato para la codificación de entropía basada en CABAC |
SG11202101229VA (en) * | 2018-08-24 | 2021-03-30 | Samsung Electronics Co Ltd | Video decoding method and apparatus, and video encoding method and apparatus |
WO2020098694A1 (en) * | 2018-11-13 | 2020-05-22 | Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd. | Construction method for a spatial motion candidate list |
CN113508588A (zh) * | 2019-01-02 | 2021-10-15 | 弗劳恩霍夫应用研究促进协会 | 编码和解码图像 |
US11240499B2 (en) * | 2019-05-24 | 2022-02-01 | Tencent America LLC | Method and apparatus for video coding |
US11272199B2 (en) * | 2019-06-24 | 2022-03-08 | FG Innovation Company Limited | Device and method for coding video data |
WO2022268207A1 (en) * | 2021-06-25 | 2022-12-29 | FG Innovation Company Limited | Device and method for partitioning blocks in video coding |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013047811A1 (ja) | 2011-09-29 | 2013-04-04 | シャープ株式会社 | 画像復号装置、画像復号方法および画像符号化装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2603552C2 (ru) * | 2011-06-24 | 2016-11-27 | Сан Пэтент Траст | Способ декодирования изображения, способ кодирования изображения, устройство декодирования изображения, устройство кодирования изображения и устройство кодирования и декодирования изображения |
JP5719401B2 (ja) * | 2013-04-02 | 2015-05-20 | 日本電信電話株式会社 | ブロックサイズ決定方法、映像符号化装置、及びプログラム |
JP2017051342A (ja) | 2015-09-08 | 2017-03-16 | オムロンヘルスケア株式会社 | 拍動情報測定装置及び拍動情報測定方法 |
EP3363199B1 (en) * | 2015-11-27 | 2021-05-19 | MediaTek Inc. | Method and apparatus of entropy coding and context modelling for video and image coding |
-
2017
- 2017-12-08 US US16/468,309 patent/US20200077099A1/en not_active Abandoned
- 2017-12-08 CN CN201780077864.5A patent/CN110169067B/zh active Active
- 2017-12-08 EP EP17880544.6A patent/EP3557873B1/en active Active
- 2017-12-08 CA CA3046942A patent/CA3046942A1/en active Pending
- 2017-12-08 JP JP2018556643A patent/JP7213689B2/ja active Active
- 2017-12-08 WO PCT/JP2017/044240 patent/WO2018110462A1/ja unknown
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013047811A1 (ja) | 2011-09-29 | 2013-04-04 | シャープ株式会社 | 画像復号装置、画像復号方法および画像符号化装置 |
Non-Patent Citations (3)
Title |
---|
High efficiency video coding,Recommendation ITU-T H.265,2013年04月,pp.164, 181-184 |
Jianle Chen, et al.,Algorithm Description of Joint Exploration Test Model 2,Joint Video Exploration Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11,JVET-B1001_v3,2016年02月20日,pp.1-3 |
Zhao Wang, et al.,Local-Constrained Quadtree Plus Binary Tree Block Partition Structure for Enhanced Video Coding,Visual Communications and Image Processing (VCIP 2016),IEEE,2016年11月27日 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN110169067B (zh) | 2021-12-31 |
CA3046942A1 (en) | 2018-06-21 |
US20200077099A1 (en) | 2020-03-05 |
EP3557873A1 (en) | 2019-10-23 |
CN110169067A (zh) | 2019-08-23 |
JPWO2018110462A1 (ja) | 2019-10-24 |
EP3557873B1 (en) | 2022-02-16 |
EP3557873A4 (en) | 2020-06-03 |
WO2018110462A1 (ja) | 2018-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7223886B2 (ja) | 画像復号方法 | |
JP7213689B2 (ja) | 画像復号装置及び画像符号化装置 | |
JP7260472B2 (ja) | 画像フィルタ装置 | |
CN110574374B (zh) | 图像解码装置 | |
JP2021010046A (ja) | 画像符号化装置及び画像復号装置 | |
WO2018116925A1 (ja) | イントラ予測画像生成装置、画像復号装置、および画像符号化装置 | |
WO2018037853A1 (ja) | 画像復号装置及び画像符号化装置 | |
WO2018116802A1 (ja) | 画像復号装置、画像符号化装置、及び画像予測装置 | |
WO2018221368A1 (ja) | 動画像復号装置、及び動画像符号化装置 | |
WO2019221072A1 (ja) | 画像符号化装置、符号化ストリーム抽出装置及び画像復号装置 | |
WO2018110203A1 (ja) | 動画像復号装置、および動画像符号化装置 | |
JP7241153B2 (ja) | 画像復号装置 | |
WO2019230904A1 (ja) | 画像復号装置、および画像符号化装置 | |
WO2018173862A1 (ja) | 画像復号装置及び画像符号化装置 | |
JP2022068379A (ja) | 画像復号装置 | |
WO2018061550A1 (ja) | 画像復号装置及び画像符号化装置 | |
JP2019201332A (ja) | 画像符号化装置、画像復号装置、及び画像符号化システム | |
WO2019131349A1 (ja) | 画像復号装置、画像符号化装置 | |
WO2019065537A1 (ja) | 動き補償フィルタ装置、画像復号装置および動画像符号化装置 | |
JP7332753B2 (ja) | 画像フィルタ装置 | |
JP2020182177A (ja) | 画像復号装置、および画像符号化装置 | |
JP2021064817A (ja) | 動画像符号化装置及び動画像復号装置 | |
JP2020025150A (ja) | 画像フィルタ装置 | |
JP2020057826A (ja) | 動画像符号化装置及び動画像復号装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211130 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220712 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220912 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230110 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230117 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7213689 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |