JP7212147B2 - 医療文書作成支援装置、方法およびプログラム - Google Patents

医療文書作成支援装置、方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7212147B2
JP7212147B2 JP2021511182A JP2021511182A JP7212147B2 JP 7212147 B2 JP7212147 B2 JP 7212147B2 JP 2021511182 A JP2021511182 A JP 2021511182A JP 2021511182 A JP2021511182 A JP 2021511182A JP 7212147 B2 JP7212147 B2 JP 7212147B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
medical
findings
finding
display area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021511182A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020202822A1 (ja
Inventor
悠 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Publication of JPWO2020202822A1 publication Critical patent/JPWO2020202822A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7212147B2 publication Critical patent/JP7212147B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H10/00ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data
    • G16H10/60ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data for patient-specific data, e.g. for electronic patient records
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H15/00ICT specially adapted for medical reports, e.g. generation or transmission thereof
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0012Biomedical image inspection
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H30/00ICT specially adapted for the handling or processing of medical images
    • G16H30/40ICT specially adapted for the handling or processing of medical images for processing medical images, e.g. editing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10004Still image; Photographic image
    • G06T2207/10012Stereo images
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10072Tomographic images

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

本開示は、読影レポート等の医療文書の作成を支援する医療文書作成支援装置、方法およびプログラムに関する。
近年、CT(Computed Tomography)装置およびMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等の医療機器の進歩により、より質の高い高解像度の医用画像を用いての画像診断が可能となってきている。とくに、CT画像およびMRI画像等を用いた画像診断により、病変の領域を精度よく特定することができるため、特定した結果に基づいて適切な治療が行われるようになってきている。
また、ディープラーニング等により学習がなされた判別器を用いたCAD(Computer-Aided Diagnosis)により医用画像を解析して、医用画像に含まれる病変等の領域、位置および体積等を抽出し、これらを解析結果として取得することも行われている(例えば非特許文献1参照)。このように、解析処理により生成される解析結果は、患者名、性別、年齢および医用画像を取得したモダリティ等の検査情報と対応づけられて、データベースに保存されて、診断に供される。この際、医用画像を取得した放射線科等の技師が、医用画像に応じた読影医を決定し、医用画像およびCADによる解析結果が存在することを、決定した読影医に伝えるようにしている。読影医は、自身の読影端末において、配信された医用画像および解析結果を参照して医用画像の読影を行い、読影レポートを作成する。
一方、上述したCT装置およびMRI装置の高性能化に伴い、読影を行う医用画像の数も増大している。しかしながら、読影医の数は医用画像の数に追いついていないことから、読影医の読影業務の負担を軽減することが望まれている。このため、読影レポート等の医療文書の作成を支援するための各種手法が提案されている。例えば、特許文献1には、CADの解析結果の入力により病変の大きさ、形状および推定病名等の所見を出力するように学習がなされた判別器を用いて、CADの解析結果から所見を生成する手法が提案されている(特許文献1参照)。また、このように推定された所見を含む読影レポートを定型文に基づいて生成する手法も提案されている(特許文献2参照)。このように読影レポートを自動で生成することにより、読影レポートを作成する際の読影医の負担を軽減することができる。
特開2013-39230号公報 特開平7-31591号公報
Pulmonary Nodules on Multi-Detector Row CT Scans: Performance Comparison of Radiologists and Computer-aided Detection、Rubin GD et al.、2005; 234: 274-283
一方、特許文献1,2に記載された手法によって自動で作成された読影レポートに含まれる所見が、画像を読影した医師の所見と異なっている場合がある。このように読影レポートの内容と医師が診た画像の所見とが異なっている場合は、読影レポートの修正が必要となる。しかしながら、上述したように読影を行う医用画像の数は増大していることから、読影レポートの修正を効率よく行うことが望まれている。
本開示は上記事情に鑑みなされたものであり、読影レポート等の医療文書の修正を効率よく行うことを目的とする。
本開示による医療文書作成支援装置は、医用画像に含まれる異常陰影に関する特徴を表す複数の所見のうちの、少なくとも1つの所見を含む医療文書を、表示画面における第1の表示領域に表示する第1の表示制御部と、
複数の所見の一覧を、各所見を修正可能に表示画面における第2の表示領域に表示する第2の表示制御部と、
複数の所見の一覧における指定された所見に対する修正の指示により、医療文書を修正する修正部とを備える。
なお、本開示による医療文書作成支援装置においては、第2の表示制御部は、指定された所見についての修正候補の一覧をさらに表示し、
修正部は、修正候補の一覧における所望とされる修正候補の選択の指示により、医療文書を修正するものであってもよい。
また、本開示による医療文書作成支援装置においては、医用画像は複数の断層画像を含む3次元画像であり、
複数の断層画像を表示画面に切り替え表示し、切り替え表示中に異常陰影を含む断層画像が表示される場合、異常陰影を強調表示する画像表示制御部をさらに備え、
第1の表示制御部は、表示中の断層画像において異常陰影が選択される場合、第1の表示領域を表示し、
第2の表示制御部は、表示中の断層画像において異常陰影が選択される場合、第2の表示領域を表示するものであってもよい。
また、本開示による医療文書作成支援装置においては、第2の表示制御部は、第2の表示領域の表示の指示により第2の表示領域を表示するものであってもよい。
また、本開示による医療文書作成支援装置においては、医用画像に含まれる異常陰影を検出する画像解析部と、
異常陰影に含まれる所見を検出する所見検出部と、
検出された所見に基づいて医療文書を作成する文書作成部とをさらに備えるものであってもよい。
本開示による医療文書作成支援方法は、医用画像に含まれる異常陰影に関する特徴を表す複数の所見のうちの、少なくとも1つの所見を含む医療文書を、表示画面における第1の表示領域に表示し、
複数の所見の一覧を、各所見を修正可能に表示画面における第2の表示領域に表示し、
複数の所見の一覧における指定された所見に対する修正の指示により、医療文書を修正する。
なお、本開示による医療文書作成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
本開示による他の医療文書作成支援装置は、コンピュータに実行させるための命令を記憶するメモリと、
記憶された命令を実行するよう構成されたプロセッサとを備え、プロセッサは、
医用画像に含まれる異常陰影に関する特徴を表す複数の所見のうちの、少なくとも1つの所見を含む医療文書を、表示画面における第1の表示領域に表示し、
複数の所見の一覧を、各所見を修正可能に表示画面における第2の表示領域に表示し、
複数の所見の一覧における指定された所見に対する修正の指示により、医療文書を修正する処理を実行する。
本開示によれば、医療文書の修正を効率よく行うことができる。
本開示の実施形態による医療文書作成支援装置を適用した医療情報システムの概略構成を示す図 本実施形態による医療文書作成支援装置の概略構成を示す図 医用画像を模式的に示す図 医用画像の表示画面を示す図 第1の表示領域および第2の表示領域が表示された表示画面を示す図 医用画像の表示画面の例を示す図 第1および第2の表示領域が表示された表示画面を示す図 選択された項目に対して修正候補のプルダウンメニューが表示された表示画面を示す図 所見が修正された表示画面を示す図 選択された項目に対して修正候補のプルダウンメニューが表示された表示画面を示す図 所見が修正された表示画面を示す図 修正が完了した修正画面を示す図 本実施形態において行われる処理を示すフローチャート 第1の表示領域のみが表示された表示画面を示す図 他の実施形態による医療文書作成支援装置の概略構成を示す図
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。図1は本開示の実施形態による医療文書作成支援装置を適用した医療情報システムの概略構成を示す図である。図1に示す医療情報システム1は、公知のオーダリングシステムを用いた診療科の医師からの検査オーダに基づいて、被写体の検査対象部位の撮影、撮影により取得された医用画像の保管、読影医による医用画像の読影と読影レポートの作成、および依頼元の診療科の医師による読影レポートの閲覧と読影対象の医用画像の詳細観察とを行うためのシステムである。図1に示すように、医療情報システム1は、複数のモダリティ(撮影装置)2、読影端末である複数の読影ワークステーション(WS)3、診療科ワークステーション(WS)4、画像サーバ5、画像データベース6、読影レポートサーバ7、読影レポートデータベース8、および解析サーバ9が、有線または無線のネットワーク10を介して互いに通信可能な状態で接続されて構成されている。
各機器は、医療情報システム1の構成要素として機能させるためのアプリケーションプログラムがインストールされたコンピュータである。アプリケーションプログラムは、DVD(Digital Versatile Disc)あるいはCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の記録媒体に記録されて配布され、その記録媒体からコンピュータにインストールされる。または、ネットワーク10に接続されたサーバコンピュータの記憶装置、もしくはネットワークストレージに、外部からアクセス可能な状態で記憶され、要求に応じてコンピュータにダウンロードされ、インストールされる。
モダリティ2は、被写体の診断対象となる部位を撮影することにより、診断対象部位を表す医用画像を生成する装置である。具体的には、単純X線撮影装置、CT装置、MRI装置、およびPET(Positron Emission Tomography)装置等である。モダリティ2により生成された医用画像は画像サーバ5に送信され、保存される。
読影WS3は、本実施形態による医療文書作成支援装置を内包する。読影WS3の構成については後述する。
診療科WS4は、診療科の医師が画像の詳細観察、読影レポートの閲覧、および電子カルテの作成等に利用するコンピュータであり、処理装置、ディスプレイ等の表示装置、並びにキーボードおよびマウス等の入力装置により構成される。診療科WS4では、患者のカルテ(電子カルテ)の作成、画像サーバ5に対する画像の閲覧要求、画像サーバ5から受信した画像の表示、画像中の病変らしき部分の自動検出または強調表示、読影レポートサーバ7に対する読影レポートの閲覧要求、および読影レポートサーバ7から受信した読影レポートの表示等の各処理が、各処理のためのソフトウェアプログラムを実行することにより行われる。
画像サーバ5は、汎用のコンピュータにデータベース管理システム(DataBase Management System: DBMS)の機能を提供するソフトウェアプログラムがインストールされたものである。また、画像サーバ5は画像データベース6が構成されるストレージを備えている。このストレージは、画像サーバ5とデータバスとによって接続されたハードディスク装置であってもよいし、ネットワーク10に接続されているNAS(Network Attached Storage)およびSAN(Storage Area Network)に接続されたディスク装置であってもよい。また、画像サーバ5は、モダリティ2からの医用画像の登録要求を受け付けると、その医用画像をデータベース用のフォーマットに整えて画像データベース6に登録する。
画像データベース6には、モダリティ2において取得された医用画像の画像データと付帯情報とが登録される。付帯情報には、例えば、個々の医用画像を識別するための画像ID(identification)、被写体を識別するための患者ID、検査を識別するための検査ID、医用画像毎に割り振られるユニークなID(UID:unique identification)、医用画像が生成された検査日、検査時刻、医用画像を取得するための検査で使用されたモダリティの種類、患者氏名、年齢、性別等の患者情報、検査部位(撮影部位)、撮影情報(撮影プロトコル、撮影シーケンス、撮像手法、撮影条件、造影剤の使用等)、1回の検査で複数の医用画像を取得したときのシリーズ番号あるいは採取番号等の情報が含まれる。
また、画像サーバ5は、読影WS3からの閲覧要求をネットワーク10経由で受信すると、画像データベース6に登録されている医用画像を検索し、検索された医用画像を要求元の読影WS3に送信する。
読影レポートサーバ7には、汎用のコンピュータにデータベース管理システムの機能を提供するソフトウェアプログラムが組み込まれる。読影レポートサーバ7は、読影WS3からの読影レポートの登録要求を受け付けると、その読影レポートをデータベース用のフォーマットに整えて読影レポートデータベース8に登録する。また、読影レポートの検索要求を受け付けると、その読影レポートを読影レポートデータベース8から検索する。
読影レポートデータベース8には、例えば、読影対象の医用画像を識別する画像ID、読影を行った画像診断医を識別するための読影医ID、病変名、病変の位置情報、所見、および所見の確信度等の情報が記録された読影レポートが登録される。
解析サーバ9は、CAD等により医用画像を解析して病変等の異常陰影を検出する機能を提供するソフトウェアプログラム、異常陰影についての所見を検出する機能を提供するソフトウェアプログラム、並びにCADによる解析結果および所見の検出結果を用いて読影レポートを作成する機能を提供するソフトウェアプログラムが、コンピュータにインストールされたものである。解析サーバ9における医用画像の解析処理、所見の検出処理および読影レポートの作成処理は、診療科WS4または読影WS3からの指示により行われる。解析サーバ9は、医用画像の解析処理、所見の検出処理および読影レポートの作成処理の指示を受信すると、画像サーバ5から処理の対象となる医用画像を取得する。そして、解析サーバ9は、取得した医用画像を解析し、所見を検出し、さらに読影レポートを作成し、作成した読影レポートを読影レポートサーバ7に送信して登録する。この場合、読影レポートの登録要求は、解析サーバ9から行われることとなる。なお、本実施形態においては、読影レポートと併せて、所見の検出処理により検出された所見、並びに異常陰影の位置およびサイズの情報を含む所見情報も、読影レポートサーバ7に送信される。
なお、CADによる解析処理としては、例えば上記非特許文献1に記載された手法を用いることができる。また、CADによる解析処理から所見を生成し、所見から読影レポートを作成する手法は、例えば上記特許文献1,2に記載された手法を用いることができる。しかしながら、CADによる解析処理および読影レポートを作成する手法は、これらに限定されるものではない。
また、本実施形態においては、医用画像は診断対象を肺とした、複数の断層画像からなるCT画像とし、CADにより肺に含まれる異常陰影を検出し、検出した異常陰影についての所見を検出し、検出した所見を用いて、肺に含まれる異常陰影についての読影レポートを医療文書として作成するものとする。なお、画像はCT画像に限定されるものではなく、MRI画像であってもよい。また、単純X線撮影装置により取得された単純2次元画像であってもよい。
ネットワーク10は、病院内の各種機器を接続する有線または無線のローカルエリアネットワークである。読影WS3が他の病院あるいは診療所に設置されている場合には、ネットワーク10は、各病院のローカルエリアネットワーク同士をインターネットまたは専用回線で接続した構成としてもよい。
以下、本実施形態による読影WS3について詳細に説明する。読影WS3は、医用画像の読影医が、医用画像の読影および読影レポートの作成に利用するコンピュータであり、処理装置、ディスプレイ等の表示装置、並びにキーボードおよびマウス等の入力装置により構成される。読影WS3では、画像サーバ5に対する医用画像の閲覧要求、画像サーバ5から受信した医用画像に対する各種画像処理、医用画像の表示、医用画像に対する解析処理、解析結果に基づく医用画像の強調表示、解析結果に基づく読影レポートの作成、読影レポートの作成の支援、読影レポートサーバ7に対する読影レポートの登録要求と閲覧要求、並びに読影レポートサーバ7から受信した読影レポートの表示等の各処理が、各処理のためのソフトウェアプログラムを実行することにより行われる。なお、これらの処理のうち、本実施形態の医療文書作成支援装置が行う処理以外の処理は、周知のソフトウェアプログラムにより行われるため、ここでは詳細な説明は省略する。また、本実施形態の医療文書作成支援装置が行う処理以外の処理を読影WS3において行わず、別途その処理を行うコンピュータをネットワーク10に接続しておき、読影WS3からの処理の要求に応じて、そのコンピュータにおいて要求された処理を行うようにしてもよい。
読影WS3は、本実施形態による医療文書作成支援装置が内包されてなる。このため、読影WS3には、本実施形態による医療文書作成支援プログラムがインストールされてなる。医療文書作成支援プログラムは、ネットワークに接続されたサーバコンピュータの記憶装置、もしくはネットワークストレージに、外部からアクセス可能な状態で記憶され、要求に応じて読影WS3にダウンロードされ、インストールされる。または、DVDあるいはCD-ROM等の記録媒体に記録されて配布され、その記録媒体から読影WS3にインストールされる。
図2は、医療文書作成支援プログラムをインストールすることにより実現される、本実施形態による医療文書作成支援装置の概略構成を示す図である。図2に示すように、医療文書作成支援装置20は、標準的なコンピュータの構成として、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ12およびストレージ13を備えている。また、医療文書作成支援装置20には、液晶ディスプレイ等の表示装置(以下「表示部」とする)14、並びにキーボードおよびマウス等の入力装置(以下、「入力部」とする)15が接続されている。
ストレージ13は、ハードディスクまたはSSD(Solid State Drive)等のストレージデバイスからなる。ストレージ13には、ネットワーク10を経由して画像サーバ5から取得した、医用画像および医療文書作成支援装置20の処理に必要な情報を含む各種情報が記憶されている。
また、メモリ12には、医療文書作成支援プログラムが記憶されている。医療文書作成支援プログラムは、CPU11に実行させる処理として、読影レポート、上述した所見情報および医用画像を取得する情報取得処理、医用画像を構成する複数の断層画像を表示画面に切り替え表示し、切り替え表示中に異常陰影を含む断層画像が表示されると、異常陰影を強調表示する画像表示制御処理、医用画像に含まれる異常陰影に関する特徴を表す複数の所見のうちの、少なくとも1つの所見を含む読影レポートを、表示画面における第1の表示領域に表示する第1の表示制御処理、複数の所見の一覧を、各所見を修正可能に表示画面における第2の表示領域に表示する第2の表示制御処理、並びに所見の一覧における指定された所見に対する修正の指示により、読影レポートを修正する修正処理を規定する。
そして、CPU11が医療文書作成支援プログラムに従いこれらの処理を実行することによって、コンピュータは、情報取得部21、画像表示制御部22、第1の表示制御部23、第2の表示制御部24および修正部25として機能する。
情報取得部21は、ネットワーク10と接続されたインターフェースからなり、操作者である読影医による入力部15からの指示により、読影レポートサーバ7から読影レポートおよび所見情報を取得する。また、読影レポートの内容の確認のために、読影レポートを作成した医用画像を、画像サーバ5から取得する。
画像表示制御部22は、操作者による入力部15からの指示により、医用画像G0を表示部14に表示される表示画面に表示する。この際、操作者による入力部15からの切り替え表示の指示により、医用画像G0を構成する複数の断層画像を、表示画面に順に切り替え表示する。図3は医用画像G0を模式的に示す図である。本実施形態においては、医用画像G0はm枚の断層画像D1~Dmからなる3次元画像であり、解析サーバ9における解析の結果、例えば2カ所に異常陰影A1,A2が特定されているものとする。
ここで、本実施形態においては、情報取得部21が取得した所見情報には、異常陰影のサイズおよび位置の情報が含まれる。画像表示制御部22は、断層画像Dk(k=1~m)の切り替え表示中に、異常陰影を含む断層画像が表示されると、その断層画像に含まれる異常陰影のサイズおよび位置を所見情報に基づいて特定し、特定した異常陰影を強調表示する。なお、異常陰影のサイズとは、断層画像D1~Dmのそれぞれにおける異常陰影の縦および横のサイズとすることができる。また、異常陰影は円形に近い形状を有するため、異常陰影を円形に近似させたときの直径をサイズとして用いてもよい。異常陰影の位置は、例えば各断層画像における異常陰影の重心位置とすることができる。
図4は医用画像の表示画面を示す図である。図4に示すように、表示画面30は画像表示領域40を含み、画像表示領域40に医用画像G0が表示される。画像表示制御部22は、入力部15からの操作者による切り替え表示の指示により、複数の断層画像を画像表示領域40に切り替え表示する。そして、医用画像G0における異常陰影A1を含む断層画像DT1が画像表示領域に表示されると、画像表示制御部22は、異常陰影A1を強調表示する。図4においては、所見情報に含まれる異常陰影A1の位置およびサイズに応じた破線の矩形領域50によって異常陰影A1を囲むことにより、異常陰影A1を強調表示している。矩形領域50は破線に限定されるものではなく、実線等の他の線種でもよい。なお、強調表示はこれに限定されるものではなく、異常陰影A1に矢印等のマークを付与したり、異常陰影A1を囲む領域の線に色を付与したりしてもよい。
なお、表示部14にはカーソル51が表示される。操作者は入力部15を操作して表示画面30上の所望とする位置にカーソル51を移動させることができる。
第1の表示制御部23は、表示画面30に第1の表示領域41を表示し、医用画像G0に含まれる異常陰影に関する特徴を表す複数の所見のうちの、少なくとも1つの所見を含む読影レポートを第1の表示領域41に表示する(図5を参照する)。
第2の表示制御部24は、表示画面30に第2の表示領域を表示し、複数の所見の一覧を各所見を修正可能に第2の表示領域に表示する(図5を参照する)。
本実施形態においては、図4に示すように画像表示領域40に表示されている断層画像DT1において、操作者が入力部15を用いて異常陰影A1を囲んでいる矩形領域50をカーソル51により選択すると、第1の表示制御部23および第2の表示制御部24が、図5に示すように、第1の表示領域41および第2の表示領域42を並べて表示画面30に表示する。第1の表示制御部23は、「左上葉に長径34.0mmの充実型腫瘤を認めます。辺縁にスピキュラ胸膜陥入を伴い、内部に気管支透亮像を認めます。石灰化はありません。」の読影レポートを、第1の表示領域41に表示する。第2の表示制御部24は、解析サーバ9が検出した所見情報に基づく所見の一覧を第2の表示領域42に修正可能に表示する。所見の一覧は、所見の項目と項目に対応する所見を含む。所見の項目は、境界、辺縁、吸収値、気管支透亮像、空洞、石灰化、脂肪、胸膜陥入、胸膜/壁接触および胸膜/壁浸潤を含むが、これらに限定されるものではない。また、図5においては、辺縁の所見が「スピキュラあり」、吸収値の所見が「充実型」、気管支透亮像の所見が「あり」、石灰化の所見が「なし」、胸膜陥入の所見が「あり」となっている。これら以外の項目の所見については、所見が検出されなかったことを表す「-」が示されている。
また、第2の表示領域42の下部には、閉じるボタン43およびキャンセルボタン44が表示されている。閉じるボタン43およびキャンセルボタン44については後述する。
操作者は、画像表示領域に表示された断層画像を読影し、第1の表示領域41に表示された読影レポートに対する修正の要否を判断する。修正が必要でない場合は、操作者が閉じるボタン43またはキャンセルボタン44を選択すると、第1の表示領域41および第2の表示領域42が閉じられる。
修正が必要でない場合、操作者は入力部15を用いて画像表示制御部22に指示を行い、画像表示領域40において断層画像を引き続き切り替え表示する。これにより、図6に示すように画像表示領域40には、異常陰影A1とは異なる異常陰影A2を含む断層画像DT2を表示することができる。画像表示制御部22は、断層画像DT2において、断層画像DT1と同様に異常陰影A2を矩形領域50によって囲むことにより、異常陰影A2を強調表示する。
操作者が、入力部15を用いて異常陰影A2を囲んでいる矩形領域50をカーソル51により選択すると、第1の表示制御部23および第2の表示制御部24が、図7に示すように、第1の表示領域41および第2の表示領域42を並べて表示画面30に表示する。第1の表示制御部23は、「右下葉に長径25.4mmの部分充実型の結節を認めます。」の読影レポートを第1の表示領域41に表示する。第2の表示制御部24は所見情報に基づく所見の一覧を修正可能に第2の表示領域42に表示する。図7においては、第2の表示領域42における吸収値の所見が「部分充実型」となっている。
操作者は、画像表示領域に表示された断層画像を読影し、第1の表示領域41に表示された読影レポートに対する修正の要否を判断する。修正が必要である場合は、操作者は、第2の表示領域42に表示された所見の一覧において、修正を所望する項目をカーソル51により選択する。第2の表示制御部24は、選択された項目を反転表示する。さらに、第2の表示制御部24は、選択された項目に対して修正候補のプルダウンメニューを表示する。図8は選択された項目に対して修正候補のプルダウンメニュー45が表示された表示画面を示す図である。図8に示すように第2の表示領域42において、「境界」の項目がカーソル51により選択されている。なお、図8においては反転表示を斜線を付与することにより示している。項目が選択されると、第2の表示制御部24は選択した項目に対応する修正候補のプルダウンメニュー45を表示する。プルダウンメニュー45には、選択された「境界」の項目に対応する所見が表示される。図8には、「境界不明瞭」、「境界やや不明瞭」、「境界比較的不明瞭」、「境界明瞭」および「境界一部不明瞭」の所見が表示されている。
操作者は、修正候補のプルダウンメニュー45においてカーソル51を移動させることにより、修正候補から所望とする所見を選択することができる。第2の表示制御部24は、選択された所見を反転表示する。図8においては、「境界不明瞭」が選択されている。
修正部25は、第2の表示領域42に表示された所見の一覧における指定された所見に対する修正の指示により、読影レポートを修正する。このために、修正部25は修正された所見を用いて文章を作成するように学習がなされた学習済みモデルを有する。学習済みモデルは、例えば、ディープラーニング(深層学習)がなされた畳み込みニューラルネットワーク(CNN(Convolutional Neural Network))からなる。しかしながら、CNNの他、サポートベクタマシン(SVM(Support Vector Machine))、ディープニューラルネットワーク(DNN(Deep Neural Network))およびリカレントニューラルネットワーク(RNN(Recurrent Neural Network))等を用いることができる。
修正部25は、第2の表示領域42において所見の修正が行われると、修正された所見から所見文を生成する。例えば、図8に示すように、境界の項目に対して「境界不明瞭」とする修正がされると、「辺縁はスリガラス状で境界不明瞭です。」の所見文を生成する。第1の表示制御部23は、生成された所見文を第1の表示領域41に表示する。図9は所見が修正された表示画面を示す図である。図9に示す表示画面30には、図7と比較すると、第2の表示領域42における境界の所見が「境界不明瞭」となっており、第1の表示領域41に表示される読影レポートには、「辺縁はスリガラス状で境界不明瞭です。」の所見文が追加されている。
操作者は、さらに修正が必要な場合には、修正を所望する項目をさらにカーソル51により選択する。これにより、第2の表示制御部24は、選択された項目に対する所見の修正候補のプルダウンメニューを表示する。図10はさらに選択された項目に対して修正候補のプルダウンメニュー46が表示された状態を示している。図10に示すように第2の表示領域42において、「気管支透亮像」の項目がカーソル51により選択されている。第2の表示制御部24は、項目が選択されると修正候補のプルダウンメニュー46を表示する。修正候補のプルダウンメニュー46には、選択された「気管支透亮像」の項目に対応する所見が表示される。図10においては、「気管支透亮像あり」、「気管支透亮像なし」、「気管支拡張あり」の所見が表示されている。
操作者は、プルダウンメニュー46においてカーソル51を移動させることにより、修正候補から所望とする所見を選択することができる。第2の表示制御部24は、選択された所見を反転表示する。図10においては、「気管支透亮像あり」が選択されている。これにより、修正部25は、第1の表示領域41に表示された読影レポートに含まれる「辺縁はすりガラス状で境界不明瞭です。」の所見文を、「境界不明瞭で内部に気管支透亮像を認めます。」に修正する。図11はさらに所見が修正された表示画面を示す図である。図11に表示画面30は、図9と比較すると、第2の表示領域42における気管支透亮像の所見が「あり」となっており、第1の表示領域41に表示される読影レポートの「辺縁はスリガラス状で境界不明瞭です。」の所見文が「境界不明瞭で内部に気管支透亮像を認めます。」に修正されている。
操作者は、上記と同様に修正を所望する所見の修正を行い、読影レポートを修正する。これにより、最終的に図12に示すように読影レポートの修正が完了する。修正が完了した読影レポートは、「右下葉に長径25.4mmの部分充実型の結節を認めます。辺縁はスリガラス状で境界不明瞭です。胸膜陥入を伴います。内部に気管支透亮像を認めます。」に修正されている。また、所見の一覧には、「吸収値」に加えて、「境界」、「気管支透亮像」および「胸膜陥入」の項目の所見が追加されている。
操作者は、読影レポートの修正が完了すると閉じるボタン43を選択する。これにより、修正部25は、修正内容を反映させるべく読影レポートおよび所見情報を更新し、読影レポートサーバ7に送信する。読影レポートサーバ7においては、更新された読影レポートおよび更新された所見情報により、保存されている読影レポートおよび所見情報が更新される。また、修正をやり直す場合、操作者はキャンセルボタン44を選択する。これにより、修正の操作がキャンセルされ、それまでに行った修正が破棄される。操作者は矩形領域50を再度選択することにより、第1の表示領域41および第2の表示領域42を表示して、読影レポートおよび所見情報の修正を行うことができる。
なお、閉じるボタン43およびキャンセルボタン44の表示は修正部25が行えばよいが、第1の表示制御部23が行ってもよく、第2の表示制御部24が行ってもよい。
次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。図13は本実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。操作者が医用画像の読影の指示を入力部15から行うことにより処理が開始され、情報取得部21が、医用画像G0を画像サーバ5から取得し、読影レポートサーバ7から読影レポートおよび所見情報を取得する(情報取得;ステップST1)。そして、画像表示制御部22が、医用画像を切り替え表示可能に表示画面30に表示する(画像切り替え表示;ステップST2)。
画像表示制御部22は、表示された断層画像に含まれる矩形領域を選択することにより、異常陰影が選択されたか否かの監視を開始する(ステップST3)。矩形領域が選択されると(ステップST3:YES)、第1の表示制御部23が第1の表示領域41を表示画面30に表示し(ステップST4)、第2の表示制御部24が第2の表示領域42を表示画面30に表示する(ステップST5)。なお、上述したように第1の表示領域41には読影レポートが表示され、第2の表示領域42には、所見の一覧が表示される。
修正部25は、第2の表示制御部24を用いての所見情報の修正の指示があったか否かを判定する(ステップST6)。ステップST6が肯定されると、修正部25は修正された所見に応じて読影レポートを修正し(ステップST7)、ステップST6に戻る。ステップST6が否定されると、修正部25はキャンセルボタン44が選択されたか否かを判定する(ステップST8)。ステップST8が肯定されると、それまでになされた修正を破棄し(ステップST9)、処理を終了する。ステップST8が否定されると、修正部25は閉じるボタン43が選択されたか否かを判定する(ステップST10)。ステップST10が否定されるとステップST6に戻り、ステップST6以降の処理を繰り返す。ステップST10が肯定されると、修正部25は、読影レポートおよび所見情報を修正された内容に更新し(情報更新;ステップST11)、更新された読影レポートおよび所見情報を読影レポートサーバ7に送信し(情報送信;ステップST12)、処理を終了する。
このように、本実施形態においては、医用画像G0に含まれる異常陰影に関する特徴を表す複数の所見のうちの、少なくとも1つの所見を含む読影レポートを第1の表示領域41に表示し、所見の一覧を修正可能に第2の表示領域42に表示し、所見の一覧における指定された所見に対する修正の指示により、読影レポートを修正するようにした。このため、操作者は、第2の表示領域42における所見を修正する作業を行えば、読影レポートが修正されることとなる。したがって、本実施形態によれば、読影レポートの修正を効率よく行うことができる。
なお、上記実施形態においては、第1の表示領域41および第2の表示領域42を同時に表示しているが、これに限定されるものではない。まず、図14に示すように、第1の表示領域41のみを表示してもよい。この場合、第1の表示領域41の下方には、閉じるボタン43および修正ボタン47が表示される。そして、操作者が修正ボタン47を選択した場合にのみ、図5に示すように、第2の表示領域42を表示してもよい。これにより、異常陰影を選択した際に表示される情報を簡潔なものとすることができる。
また、上記実施形態においては、読影WS3は、読影レポートおよび所見情報を読影レポートサーバ7から取得しているが、読影WS3において、医用画像を解析して、所見情報および読影レポートを作成してもよい。この場合、図15に示すように、読影WS3にインストールされている医療文書作成支援プログラムは、医用画像を解析して異常陰影を検出する画像解析処理、検出された異常陰影についての所見を検出する所見検出処理、および検出された所見を用いて読影レポートを作成する文書作成処理をさらに規定するものとなる。これにより、読影WS3は、画像解析部26、所見検出部27および文書作成部28としてさらに機能するものとなる。また、画像解析処理、所見検出処理および文書作成処理を行うプログラムを、読影WS3にインストールしてもよい。
また、上記実施形態においては、第2の表示領域42に表示された所見を修正する際にプルダウンメニュー45,46を表示しているが、これに限定されるものではない。第2の表示領域42において選択された所見の項目に対して、入力部15を用いて文字を入力することにより、所見の修正を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、第1の表示領域41に表示された読影レポートに対して、入力部15からの入力によって修正を行うことができるようにしてもよい。これにより、読影レポートの内容の細かな修正を行うことができる。なお、文字の入力は音声により行ってもよい。
また、上記実施形態においては、医療文書として読影レポートを作成する際に、本開示を適用しているが、電子カルテおよび診断レポート等の読影レポート以外の医療文書を作成する場合にも、本開示を適用できることはもちろんである。
また、上記実施形態においては、診断対象を肺とした医用画像を用いて医療文書の作成支援処理を行っているが、診断対象は肺に限定されるものではない。肺の他に、心臓、肝臓、脳、および四肢等の人体の任意の部位を診断対象とすることができる。この場合、解析サーバ9または画像解析部26、所見検出部27および文書作成部28は、診断対象に応じた解析処理、所見の検出処理および文書の作成処理を行うものが用意され、診断対象に応じた、解析処理、所見の検出処理および文書の作成処理が選択され、実行される。また、修正部25も、診断対象に応じた修正の処理が用意され、診断対象に応じた修正処理が実行される。
また、上記実施形態において、例えば、情報取得部21、画像表示制御部22、第1の表示制御部23、第2の表示制御部24、修正部25、画像解析部26、所見検出部27および文書作成部28といった各種の処理を実行する処理部(Processing Unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(Processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、上述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device :PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせまたはCPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントおよびサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアとの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(Circuitry)を用いることができる。
1 医療情報システム
2 モダリティ
3 読影ワークステーション
4 診療科ワークステーション
5 画像サーバ
6 画像データベース
7 読影レポートサーバ
8 読影レポートデータベース
9 解析サーバ
10 ネットワーク
11 CPU
12 メモリ
13 ストレージ
14 表示部
15 入力部
20 医療文書作成支援装置
21 情報取得部
22 画像表示制御部
23 第1の表示制御部
24 第2の表示制御部
25 修正部
26 画像解析部
27 所見検出部
28 文書作成部
30 表示画面
40 画像表示領域
41 第1の表示領域
42 第2の表示領域
43 閉じるボタン
44 キャンセルボタン
45,46 修正候補のプルダウンメニュー
47 修正ボタン
50 矩形領域
51 カーソル
A1,A2 異常陰影
D1~Dm、DT1、DT2 断層画像
G0 医用画像

Claims (7)

  1. 医用画像に含まれる異常陰影に関する特徴を表す複数の所見のうちの、少なくとも1つの所見を含む医療文書を、表示画面における第1の表示領域に表示する第1の表示制御部と、
    前記複数の所見の一覧を、各所見を修正可能に前記表示画面における第2の表示領域に表示する第2の表示制御部と、
    前記複数の所見の一覧における指定された所見に対する修正の指示により、前記医療文書を修正する修正部とを備えた医療文書作成支援装置。
  2. 前記第2の表示制御部は、前記指定された所見についての修正候補の一覧をさらに表示し、
    前記修正部は、前記修正候補の一覧における所望とされる修正候補の選択の指示により、前記医療文書を修正する請求項1に記載の医療文書作成支援装置。
  3. 前記医用画像は複数の断層画像を含む3次元画像であり、
    前記複数の断層画像を前記表示画面に切り替え表示し、該切り替え表示中に前記異常陰影を含む断層画像が表示される場合、該異常陰影を強調表示する画像表示制御部をさらに備え、
    前記第1の表示制御部は、前記表示中の断層画像において前記異常陰影が選択される場合、前記第1の表示領域を表示し、
    前記第2の表示制御部は、前記表示中の断層画像において前記異常陰影が選択される場合、前記第2の表示領域を表示する請求項1または2に記載の医療文書作成支援装置。
  4. 前記第2の表示制御部は、前記第2の表示領域の表示の指示により該第2の表示領域を表示する請求項1から3のいずれか1項に記載の医療文書作成支援装置。
  5. 前記医用画像に含まれる前記異常陰影を検出する画像解析部と、
    前記異常陰影に含まれる前記所見を検出する所見検出部と、
    前記検出された所見に基づいて前記医療文書を作成する文書作成部とをさらに備えた請求項1から4のいずれか1項に記載の医療文書作成支援装置。
  6. 医用画像に含まれる異常陰影に関する特徴を表す複数の所見のうちの、少なくとも1つの所見を含む医療文書を、表示画面における第1の表示領域にコンピュータが表示し、
    前記複数の所見の一覧を、各所見を修正可能に前記表示画面における第2の表示領域にコンピュータが表示し、
    前記複数の所見の一覧における指定された所見に対する修正の指示により、コンピュータが前記医療文書を修正する医療文書作成支援方法。
  7. 医用画像に含まれる異常陰影に関する特徴を表す複数の所見のうちの、少なくとも1つの所見を含む医療文書を、表示画面における第1の表示領域に表示する手順と、
    前記複数の所見の一覧を、各所見を修正可能に前記表示画面における第2の表示領域に表示する手順と、
    前記複数の所見の一覧における指定された所見に対する修正の指示により、前記医療文書を修正する手順とをコンピュータに実行させる医療文書作成支援プログラム。
JP2021511182A 2019-04-04 2020-02-13 医療文書作成支援装置、方法およびプログラム Active JP7212147B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019071802 2019-04-04
JP2019071802 2019-04-04
PCT/JP2020/005514 WO2020202822A1 (ja) 2019-04-04 2020-02-13 医療文書作成支援装置、方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020202822A1 JPWO2020202822A1 (ja) 2020-10-08
JP7212147B2 true JP7212147B2 (ja) 2023-01-24

Family

ID=72668217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021511182A Active JP7212147B2 (ja) 2019-04-04 2020-02-13 医療文書作成支援装置、方法およびプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11984207B2 (ja)
EP (1) EP3951786A4 (ja)
JP (1) JP7212147B2 (ja)
WO (1) WO2020202822A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021107098A1 (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 富士フイルム株式会社 文書作成支援装置、文書作成支援方法及び文書作成支援プログラム
JP7502089B2 (ja) 2020-06-03 2024-06-18 キヤノン株式会社 医用情報処理装置、医用情報処理システム、医用情報処理方法、およびプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012053632A (ja) 2010-08-31 2012-03-15 Fujifilm Corp 医用レポート作成支援装置、医用レポート作成支援方法、並びに医用レポート作成支援プログラム
JP2012069089A (ja) 2010-08-27 2012-04-05 Canon Inc 医療診断支援装置、医療診断支援システム、医療診断支援の制御方法、及びプログラム
JP2018130408A (ja) 2017-02-16 2018-08-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報端末の制御方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3332104B2 (ja) 1993-07-19 2002-10-07 株式会社東芝 読影レポート作成支援装置
JP4453321B2 (ja) * 2003-09-26 2010-04-21 コニカミノルタエムジー株式会社 医用画像処理装置及びプログラム
JP5486364B2 (ja) * 2009-09-17 2014-05-07 富士フイルム株式会社 読影レポート作成装置および方法並びにプログラム
JP2011092681A (ja) * 2009-09-30 2011-05-12 Fujifilm Corp 医用画像処理装置および方法並びにプログラム
JP5875285B2 (ja) 2011-08-16 2016-03-02 キヤノン株式会社 医療診断支援装置、情報処理方法及びプログラム
JP6596406B2 (ja) * 2016-12-09 2019-10-23 富士フイルム株式会社 診断支援装置とその作動方法および作動プログラム、並びに診断支援システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012069089A (ja) 2010-08-27 2012-04-05 Canon Inc 医療診断支援装置、医療診断支援システム、医療診断支援の制御方法、及びプログラム
JP2012053632A (ja) 2010-08-31 2012-03-15 Fujifilm Corp 医用レポート作成支援装置、医用レポート作成支援方法、並びに医用レポート作成支援プログラム
JP2018130408A (ja) 2017-02-16 2018-08-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報端末の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP3951786A1 (en) 2022-02-09
JPWO2020202822A1 (ja) 2020-10-08
EP3951786A4 (en) 2022-05-25
US11984207B2 (en) 2024-05-14
WO2020202822A1 (ja) 2020-10-08
US20220013205A1 (en) 2022-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190295248A1 (en) Medical image specifying apparatus, method, and program
JP2019153250A (ja) 医療文書作成支援装置、方法およびプログラム
US11093699B2 (en) Medical image processing apparatus, medical image processing method, and medical image processing program
US20190267132A1 (en) Medical image display device, method, and program
JP6945474B2 (ja) 学習用データ作成支援装置、学習用データ作成支援方法、および学習用データ作成支援プログラム
JP7102509B2 (ja) 医療文書作成支援装置、医療文書作成支援方法、及び医療文書作成支援プログラム
US20220028510A1 (en) Medical document creation apparatus, method, and program
US11984207B2 (en) Medical document creation support apparatus, method, and program
JP7237089B2 (ja) 医療文書作成支援装置、方法およびプログラム
WO2021157705A1 (ja) 文書作成支援装置、方法およびプログラム
WO2021112141A1 (ja) 文書作成支援装置、方法およびプログラム
WO2021107099A1 (ja) 文書作成支援装置、文書作成支援方法及びプログラム
US20210035676A1 (en) Medical document creation support apparatus, method and program, learned model, and learning apparatus, method and program
US20230005580A1 (en) Document creation support apparatus, method, and program
WO2021193548A1 (ja) 文書作成支援装置、方法およびプログラム
WO2020066132A1 (ja) 医用画像診断支援装置、方法及びプログラム
JP7299314B2 (ja) 医療文書作成装置、方法およびプログラム、学習装置、方法およびプログラム、並びに学習済みモデル
WO2021107142A1 (ja) 文書作成支援装置、方法およびプログラム
WO2022113587A1 (ja) 画像表示装置、方法およびプログラム
JP7376715B2 (ja) 経過予測装置、経過予測装置の作動方法および経過予測プログラム
US20230360213A1 (en) Information processing apparatus, method, and program
JP7368592B2 (ja) 文書作成支援装置、方法およびプログラム
US20230197253A1 (en) Medical image processing apparatus, method, and program
JP7209738B2 (ja) 画像解析装置、解析機能決定方法、及び解析機能決定プログラム
WO2023054646A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7212147

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150