JP7209210B2 - steam kettle - Google Patents
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Description
本発明は、食品が収容される内釜の外側にジャケットを備え、ジャケット内に蒸気を供給して食品を加熱する蒸気釜に関するものである。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a steam cooker that has a jacket on the outside of an inner pot containing food, and that supplies steam into the jacket to heat the food.
従来、下記特許文献1に開示されるように、食品が収容される内釜(釜本体1)と、この内釜の外側に設けられて蒸気が供給されるジャケット(加熱室3)とを備えた蒸気釜が知られている。この蒸気釜のジャケットには、一側端に設けた放出口(10)から蒸気が供給され、他側端に設けた排出口(11)から蒸気が排出される。内釜の底部外面には、その中心部から同心円上に所定間隔で多重のリング状を成して複数のフィン(14)が、その先端とジャケットの内面との間に所要の空間を保持するように取り付けられている。
Conventionally, as disclosed in
従来技術では、フィンの先端とジャケットの内面との間には所要の空間をあけると共に、蒸気の放出口から排出口へ沿って蒸気流通用のスリットを設けるなどして、蒸気を各フィン間の空隙や各フィンの先端とジャケットの内面との間の空隙に分散してゆっくりと時間をかけて内釜の底部全体に拡散流通させる。つまり、フィンは、蒸気をジャケット内に拡散させるものであり、ジャケット内を仕切って流体流路を形成するものではない。 In the prior art, a required space is provided between the tips of the fins and the inner surface of the jacket, and a slit for steam circulation is provided along the steam outlet from the steam outlet to distribute the steam between the fins. It is dispersed in the air gaps and gaps between the tips of the fins and the inner surface of the jacket and is slowly diffused and distributed throughout the bottom of the inner pot over time. In other words, the fins diffuse the vapor into the jacket and do not partition the interior of the jacket to form fluid flow paths.
このような構成では、ジャケット内から効率的に空気を排出することができない。すなわち、蒸気をジャケット内で拡散させるのでは、空気も拡散されてしまい、空気を特定箇所に集めてジャケット外へ効率的に排出することができない。また、蒸気流れの偏りなどにより、ジャケット内に空気溜まりが生じる場合があった。ジャケット内に空気が残留していると、伝熱効率が劣ると共に、内釜内の食品を所望温度で加熱することができない。 With such a configuration, air cannot be efficiently discharged from the inside of the jacket. That is, if the steam is diffused within the jacket, the air is also diffused, and the air cannot be collected at a specific location and efficiently discharged out of the jacket. In addition, air pockets may occur in the jacket due to uneven flow of steam. If air remains in the jacket, the heat transfer efficiency is poor and the food in the inner pot cannot be heated to the desired temperature.
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ジャケット内から効率的に空気を排出することができ、食品を所望に加熱することができる蒸気釜を提供することにある。 Therefore, the problem to be solved by the present invention is to provide a steam kettle that can efficiently discharge air from the inside of the jacket and heat food as desired.
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、食品が収容される内釜と、この内釜の外側に設けられて蒸気が供給されるジャケットとを備え、前記ジャケット内は、案内板で仕切られることで流体流路が形成されており、この流体流路に対する流体の出入口が、前記ジャケットに設けられており、前記出入口の内、少なくとも一つに蒸気供給手段から蒸気が供給される一方、他の少なくとも一つから空気排出手段を介して空気を排出可能とされ、前記ジャケット内には、蒸気、冷却水または圧縮空気が切り替えられて供給可能とされ、前記ジャケット内に蒸気を供給して前記空気排出手段から空気を排出する工程、前記ジャケット内に蒸気を供給して前記内釜内の食品を加熱する工程、前記ジャケット内に圧縮空気を通して前記ジャケット内から蒸気を排出する工程、前記ジャケット内に冷却水を通して前記内釜内の食品を冷却する工程、前記ジャケット内に圧縮空気を通して前記ジャケット内から冷却水を排出する工程を順次に実行することを特徴とする蒸気釜である。
The present invention was made to solve the above problems, and the invention according to
請求項1に記載の発明によれば、ジャケット内は、案内板で仕切られることで流体流路が形成されており、この流体流路には、蒸気供給手段から蒸気が供給され、空気排出手段から空気が排出される。案内板で仕切られた流体流路に蒸気を送り込むことで、ジャケット内の空気を流体流路に沿って効率よく空気排出手段へ案内して、ジャケット外へ排出することができる。
請求項1に記載の発明によれば、加熱工程前には、ジャケット内に蒸気を供給して、ジャケット内からの空気排除を図ることができる。ジャケット内から空気排除しておくことで、後続の加熱工程において、伝熱効率を向上すると共に、内釜内の食品を所望温度で加熱することができる。加熱工程後には、ジャケット内に圧縮空気を通して、ジャケット内からの蒸気排除を図ると共に、内釜やジャケットの冷却を図ることができる。さらに、冷却工程として、ジャケット内に冷却水を通して、内釜内の食品の冷却を図ることができる。冷却工程後には、ジャケット内に圧縮空気を通して、冷却水を排出することで、次回の給蒸時のウォータハンマを防止することができる。
According to the first aspect of the invention, the inside of the jacket is partitioned by the guide plate to form the fluid flow path. Steam is supplied to the fluid flow path from the steam supply means, and the air discharge means Air is expelled from By feeding the steam into the fluid flow path partitioned by the guide plate, the air in the jacket can be efficiently guided along the fluid flow path to the air discharging means and discharged to the outside of the jacket.
According to the first aspect of the invention, before the heating step, steam can be supplied into the jacket to remove air from the jacket. By removing the air from the jacket, the heat transfer efficiency can be improved and the food in the inner pot can be heated at the desired temperature in the subsequent heating process. After the heating process, compressed air can be passed through the jacket to expel steam from the jacket and to cool the inner pot and the jacket. Furthermore, as a cooling step, the food in the inner pot can be cooled by passing cooling water through the jacket. After the cooling process, by passing compressed air through the jacket and discharging the cooling water, it is possible to prevent water hammer during the next steam supply.
請求項2に記載の発明は、前記空気排出手段は、前記ジャケット内からの空気排除時に開弁するエア抜き弁とされるか、エア排気機能付きのスチームトラップとされることを特徴とする請求項1に記載の蒸気釜である。
The invention according to
請求項2に記載の発明によれば、空気排出手段として、ジャケット内からの空気排除時に開弁するエア抜き弁を用いるか、エア排気機能付きのスチームトラップを用いることで、簡易な構成で容易に、ジャケット内から効率的に空気を排出することができる。 According to the second aspect of the invention, as the air discharging means, an air bleeding valve that opens when the air is discharged from the jacket or a steam trap with an air discharging function is used. In addition, the air can be efficiently discharged from the inside of the jacket.
請求項3に記載の発明は、前記ジャケット内には、一または複数の前記流体流路が設けられ、前記各流体流路は、(i)中途部に設けられた出入口に前記蒸気供給手段が接続される一方、両端部に設けられた出入口に前記空気排出手段が設けられるか、(ii)一端部に設けられた出入口に前記蒸気供給手段が接続される一方、他端部に設けられた出入口に前記空気排出手段が設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蒸気釜である。
In the invention according to
請求項3に記載の発明によれば、各流体流路では、中途部から蒸気が供給されて両端部から空気が排出されるか、一端部から蒸気が供給されて他端部から空気が排出される。これにより、各流体流路内ひいてはジャケット内からの空気の排出を、一層効率的に且つ確実に図ることができる。 According to the third aspect of the invention, in each fluid channel, steam is supplied from the middle portion and air is discharged from both end portions, or steam is supplied from one end portion and air is discharged from the other end portion. be done. As a result, it is possible to more efficiently and reliably discharge the air from inside each fluid flow path and furthermore from inside the jacket.
請求項4に記載の発明は、前記ジャケットの上部および下部に、前記出入口を備え、前記ジャケットの下部に設けられた出入口に前記蒸気供給手段が接続される一方、前記ジャケットの上部に設けられた出入口に前記空気排出手段が設けられることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の蒸気釜である。
According to a fourth aspect of the invention, the inlet and outlet are provided in the upper and lower portions of the jacket, and the steam supply means is connected to the inlet and outlet provided in the lower portion of the jacket, while the steam supply means is provided in the upper portion of the jacket. 4. The steam kettle according to any one of
請求項4に記載の発明によれば、ジャケット内には、下部から上部へ蒸気が供給される。そのため、ジャケットは、仮に冷態状態であっても、蒸気が供給される下部から温められる。これにより、ジャケット上部における熱応力を緩和して、ジャケット上部における内釜との接続部(溶接部)の亀裂を防止することができる。 According to the fourth aspect of the invention, the steam is supplied from the bottom to the top inside the jacket. Therefore, the jacket is warmed from below, where steam is supplied, even if it is cold. As a result, the thermal stress in the upper portion of the jacket can be relaxed, and cracks can be prevented in the connection portion (welded portion) of the upper portion of the jacket with the inner pot.
請求項5に記載の発明は、前記ジャケットに設けられた出入口を介して、冷水製造装置との間で、前記ジャケット内の流体流路に冷水を循環可能とされたことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の蒸気釜である。
The invention according to
請求項5に記載の発明によれば、蒸気釜に冷水製造装置を接続して、冷水製造装置との間でジャケット内に冷水を循環させることができる。ジャケット内(しかも案内板で仕切られた流体流路)に冷水を通すことで、迅速に且つ低温まで、食品を冷却することができる。 According to the fifth aspect of the invention, the cold water production device can be connected to the steam kettle, and cold water can be circulated in the jacket between the cold water production device and the cold water production device. By passing cold water through the jacket (and through the fluid flow path partitioned by the guide plate), the food can be quickly cooled to a low temperature.
本発明の蒸気釜によれば、ジャケット内から効率的に空気を排出することができ、食品を所望に加熱することができる。 According to the steam kettle of the present invention, air can be efficiently discharged from the inside of the jacket, and food can be heated as desired.
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 Specific embodiments of the present invention will now be described in detail with reference to the drawings.
図1から図3は、本発明の実施例1の蒸気釜1を示す概略図であり、図1は構成図、図2は正面図、図3は図2におけるIII-III断面図である。なお、図2では、一部を切り欠いて断面にして示すと共に、図2および図3では、一部を省略して示している。
1 to 3 are schematic diagrams showing a
本実施例の蒸気釜1は、図1に示すように、食品が収容される内釜2と、この内釜2の外側に設けられるジャケット3と、このジャケット3内へ蒸気を供給する蒸気供給手段4と、ジャケット3内から空気を排出する空気排出手段5と、ジャケット3内へ供給した蒸気の凝縮水(ドレン)を排出するドレン排出手段6と、ジャケット3内へ圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段7と、ジャケット3に対し冷却水を給排水する給排水手段8と、前記各手段4~8を制御する制御手段(図示省略)とを備える。
As shown in FIG. 1, the
内釜2は、上方へ開口した有底の中空容器である。内釜2は、その形状を特に問わないが、本実施例では、図2に示すように、軸線を左右方向へ沿って配置された横向き略円筒状(周側壁2a)で、その左右両端部が左右方向外側へ円弧状に膨出する側壁2bで閉塞されると共に、左右両端部を除いた周側壁2aの上部に、上方へ開口するホッパー2cが設けられて構成される。内釜2は、上部開口が蓋材9で開閉可能とされてもよい。
The
図4は、本実施例の蒸気釜1に用いられるジャケット3の一例を示す概略斜視図であり、流体流路10を形成するための案内板11を取り付けた状態を示している。
FIG. 4 is a schematic perspective view showing an example of the
ジャケット3は、ジャケット材3Xを備えて構成され、図1から図4に示すように、内釜2の下方領域を覆うように設けられる。ジャケット3内(内釜2とジャケット材3Xとの間の空間)には、蒸気、圧縮空気または冷却水が、切り替えられて供給可能とされる。たとえば、ジャケット3内に蒸気を供給すれば、内釜2内の食品を加熱することができ、ジャケット3内に冷却水を供給すれば、内釜2内の食品を冷却することができる。また、ジャケット3内に蒸気を供給して食品を加熱後、ジャケット3内に圧縮空気を通せば、ジャケット3内から蒸気を排出できると共に、内釜2やジャケット3の冷却を図ることができる。さらに、ジャケット3内に冷却水を供給して食品を冷却後、ジャケット3内に圧縮空気を通せば、ジャケット3内から冷却水を排出できると共に、次回の給蒸(蒸気供給)時のウォータハンマを防止することができる。
The
ジャケット3(より具体的にはジャケット材3X)は、本実施例では、横向き略円筒状の内釜2の周側壁2aと左右両側壁2bの各下方領域を覆うように、内釜2の上下方向中途部から下方領域に設けられる。図示例では、ジャケット3は、横向き略半円筒状(横向き円筒体の略下半分形状)の周側壁3aを備え、その左右の開口部は略半円板状の側壁3bで閉塞されており、その側壁3bの中央部(前記横向き円筒体の軸線に沿う位置)には、略半円形状の切欠穴3cが形成されている。
In this embodiment, the jacket 3 (more specifically, the
詳細は後述するが、ジャケット3内には、案内板11で仕切られて流体流路10が形成される。案内板11は、好ましくは、ジャケット3の底部だけでなく、ジャケット3の側部および/または上部にも設けられる。なお、ジャケット3の上部には、ジャケット3の周側壁3aの周方向一端部または両端部(言い換えればジャケット3の前後一端部または両端部の上部)と、左右方向一端部または両側部の上部との内、いずれか一以上(典型的には左右両端部または前後両端部)が含まれる。
Although the details will be described later, the
各案内板11は、本実施例では平板から形成されるが、この平板には適宜の凹凸が形成されていてもよい。各案内板11は、内釜2の外面(内釜2の周側壁2aまたは側壁2b)とジャケット3の内面(ジャケット材3Xの周側壁3aまたは側壁3b)とを架け渡すよう設けられるが、案内板11の外端部に、ドレン排出用の穴11aまたは切欠きが形成されてもよい。なお、後述するように、案内板11の外端辺とジャケット3の内面との間を断続的に溶接(好ましくは千鳥溶接)する場合、その溶接部間に隙間が生じても、その隙間をドレン排出用の隙間として利用することもできる。
Each
流体流路10は、ジャケット3内を蛇行するよう設けられるのが好ましい。その際、流体流路10は、ジャケット3の底部だけでなく、側部および/または上部にまで延出して、ジャケット3内(好ましくは全域)を蛇行するよう設けられるのがよい。これにより、伝熱性能を向上することができる。
The
ジャケット3内には、一または複数の流体流路10が設けられる。各流体流路10では、一端部から他端部へ向けて流体を流すようにしてもよいし、中途部から両端部へ向けて流体を流すようにしてもよい。
One or more
本実施例では、ジャケット3内の全域を蛇行するように一つの流体流路10が形成され、この流体流路10の両端部と中途部とに流体の出入口が設けられている。具体的には、ジャケット3の上部において、流体流路10の両端部に、流体の上方出入口(第一上方口10a、第二上方口10b)が設けられる一方、ジャケット3の下部において、流体流路10の中央部に、流体の下方出入口(第一下方口10c、第二下方口10d)が設けられている。
In this embodiment, one
ジャケット3付きの内釜2は、蓋材9を開けた状態で、上部開口を前方へ倒すように、所定角度だけ回転可能とされる。そのために、ジャケット3付きの内釜2は、台座12から浮いた状態で回転可能に支持される。その際、台座12上の左右に設けられたサイドフレーム13と駆動ボックス14とに、内釜2の左右両端部が支持される。具体的には、内釜2の左右側壁2bの中央部には、左右方向外側へ延出して段付きの回転軸部15が設けられており、左側の回転軸部15は、サイドフレーム13の上端部において軸受16に回転自在に支持され、右側の回転軸部15は、駆動ボックス14内において軸受(図示省略)に回転自在に支持される。なお、図1では、左側の回転軸部15のみが示される。また、図1では、内釜2と回転軸部15とを離隔して示しているが、実際には両者一体である。
The
ジャケット3付きの内釜2は、空気排出手段5およびドレン排出手段6などを伴って、所定角度だけ回転可能とされる。より具体的には、図1において回転軸部15よりも右側に示される各構成が、ジャケット3付きの内釜2と一体回転可能とされる。
An
内釜2には、所望により、食品の撹拌装置17が設けられる。本実施例では、図2および図3に示すように、内釜2内の左右を架け渡すように撹拌軸18が設けられ、その撹拌軸18に径方向外側へ延出するアーム19を介して撹拌羽根20が設けられる。撹拌軸18は、内釜2の軸線に沿って配置され、内釜2の左右の側壁2bの外側に設けられた軸受21に回転自在に支持される。撹拌軸18は、右側の軸受21よりも右側への延出部を有し、その延出部は、駆動ボックス14内の駆動装置(図示省略)に接続される。駆動ボックス14内の駆動装置により、撹拌軸18ひいては撹拌羽根20を回転させることができる。駆動ボックス14には、各種操作ボタン22やタッチパネル23の他、制御器(図示省略)も設けられている。
The
なお、内釜2の左右の回転軸部15の内、右側の回転軸部15は筒状とされ、その中空穴に撹拌軸18が通される。そして、回転軸部15や撹拌軸18は、駆動ボックス14内の駆動装置に接続される。一方、左側の回転軸部15は、内釜2側が筒状に形成され、その中空穴に撹拌軸18の端部が軸受21を介して支持される(図2)。また、左側の回転軸部15は、二つの流路が形成されている。図1では、左側の回転軸部は、二重管構造部を備え、内側流路24と外側流路25とが形成されている。
Of the left and right
蒸気供給手段4は、ジャケット3内へ蒸気を供給する。具体的には、蒸気供給手段4は、給蒸口(ボイラ接続口)からの蒸気を、蒸気供給路26、不図示の回転継手(ナックルジョイント)、回転軸部15の内側流路24、および第一供給路27を順に介して、第一下方口10cからジャケット3内へ供給可能とする。回転軸部15への蒸気供給路26には、蒸気供給弁28が設けられる。一方、回転軸部15からジャケット3への第一供給路27には、缶体給蒸弁29が設けられる。
Steam supply means 4 supplies steam into the
空気排出手段5は、蒸気供給手段4によるジャケット3内への給蒸に伴い(あるいは給蒸による食品の加熱中)、ジャケット3内から空気を排出する。具体的には、空気排出手段5は、ジャケット3内からの空気を、第一上方口10aから第一エア抜き弁30を介して第一排出路31へ導出すると共に、第二上方口10bから第二エア抜き弁32を介して第二排出路33へ導出可能する。詳細は後述するが、第一エア抜き弁30および第二エア抜き弁32は、ジャケット3内からの空気排除時に開かれる。
The
第一上方口10aからの第一排出路31と、第二上方口10bからの第二排出路33とは、回転軸部15の側(各エア抜き弁30,32よりも下流側)で共通管路34とされている。そして、この共通管路34は、回転軸部15の外側流路25を介して、第三排出路35へ連通される。第三排出路35には、三方弁からなる排水切替弁36が設けられており、第三排出路35からの流体を、排気排水路37へ排出するか、冷水戻し路38を介して後述する冷水製造装置へ戻すかを切替可能とされる。排気排水路37には逆止弁39が設けられると共に、冷水戻し路38にも逆止弁40が設けられている。空気排出手段5によるジャケット3内からの空気排除時、排水切替弁36により第三排出路35と排気排水路37とが連通されており、ジャケット3からの排気は排気排水路37へ排出される。
The
ドレン排出手段6は、ジャケット3内へ供給した蒸気の凝縮水(ドレン)を排出する。具体的には、ドレン排出手段6は、ジャケット3内からのドレンを、第二下方口10dからドレン排出路41へ導出可能とする。ドレン排出路41には、スチームトラップ42およびドレン弁43が設けられている。第二下方口10dからのドレン排出路41は、回転軸部15の外側流路25を介して、第三排出路35へ導出される。ドレン排出手段6によるジャケット3内からのドレン排出時、ドレン弁43が開けられると共に、排水切替弁36により第三排出路35と排気排水路37とが連通されており、ジャケット3からのドレンは排気排水路37へ排出される。
The drain discharge means 6 discharges condensed water (drain) of the steam supplied into the
圧縮空気供給手段7は、ジャケット3内へ圧縮空気を供給する。具体的には、圧縮空気供給手段7は、エア供給口(圧縮機接続口)からの圧縮空気を、圧縮空気路44、不図示の回転継手、回転軸部15の内側流路24、および第一供給路27を介して、第一下方口10cからジャケット3内へ供給可能とする。回転軸部15への圧縮空気路44には、エア供給弁45が設けられる。蒸気供給弁28よりも下流の蒸気供給路26と、エア供給弁45よりも下流の圧縮空気路44と、後述する冷水供給弁46よりも下流の冷水送り路47とは、回転軸部15の側で共通管路48とされている。
Compressed air supply means 7 supplies compressed air into the
第一下方口10cから供給された圧縮空気は、ジャケット3内の流体流路10の両端部へ流れ、第一上方口10aと第二上方口10bとから、空気排出手段5を介して排出される。すなわち、ジャケット3内からの圧縮空気は、第一上方口10aから第一エア抜き弁30を介して第一排出路31へ導出されると共に、第二上方口10bから第二エア抜き弁32を介して第二排出路33へ導出される。そして、第一排出路31および第二排出路33からの圧縮空気は、回転軸部15の外側流路25を介して、第三排出路35から排気排水路37へ排出される。
Compressed air supplied from the first
給排水手段8は、ジャケット3に対し冷却水を給排水する。本実施例では、不図示の冷水製造装置(チラー)との間で循環ポンプにより、ジャケット3内に冷水を循環可能とされる。冷水製造装置は、冷凍機を備え、冷水タンクからの水が冷凍機の蒸発器を介して冷却された後、冷水送り路47を介してジャケット3内へ供給され、冷水戻し路38を介して冷水タンクへ戻される。冷水送り路47には、冷水供給弁46が設けられている。冷水送り路47からジャケット3への配管、および、ジャケット3から冷水戻し路38への配管は、次にように構成される。
The water supply/discharge means 8 supplies/discharges cooling water to/from the
すなわち、回転軸部15から缶体給蒸弁29への第一供給路27と、第一上方口10aから第一エア抜き弁30への第一排出路31とが、冷水入口路49で接続されており、この冷水入口路49には冷水入口弁50が設けられる。また、第二上方口10bから第二エア抜き弁32への第二排出路33と、ドレン弁43から回転軸部15へのドレン排出路41とが、冷水出口路51で接続されており、この冷水出口路51に冷水出口弁52が設けられる。言い換えれば、回転軸部15の内側流路24とジャケット3の第一上方口10aとが、冷水入口路49を介して接続される一方、ジャケット3の第二上方口10bと回転軸部15の外側流路25とが、冷水出口路51を介して接続される。そして、冷水入口路49に冷水入口弁50が設けられ、冷水出口路51に冷水出口弁52が設けられる。
That is, the
詳細は後述するが、冷水タンクからの冷水は、冷水送り路47および冷水入口路49を介してジャケット3内へ供給され、ジャケット3内の流体流路10の一端部(第一上方口10a)から他端部(第二上方口10b)へ流された後、冷水出口路51および冷水戻し路38を介して、冷水タンクへ戻される。
Although the details will be described later, cold water from the cold water tank is supplied into the
蒸気釜1には、ジャケット3内の圧力を検出する圧力センサ53の他、所望によりさらに、内釜2内の温度を検出する温度センサ(図示省略)などが設けられる。圧力センサ53は、ジャケット3に設けられる以外に、図1に示すように、缶体給蒸弁29とジャケット3との間の第一供給路27などに設けられてもよい。
The
制御手段は、前記各センサの検出信号や経過時間などに基づき、前記各手段4~8などを制御する制御器(図示省略)である。具体的には、内釜2や撹拌軸18などを回転させる駆動装置、蒸気供給弁28、缶体給蒸弁29、第一エア抜き弁30、第二エア抜き弁32、排水切替弁36、ドレン弁43、エア供給弁45、冷水供給弁46、冷水入口弁50、冷水出口弁52の他、圧力センサ53などは、制御器に接続される。そして、制御器は、後述するように、所定の手順(プログラム)に従い、内釜2内の食品の加熱調理とその後の冷却を実行可能とされる。
The control means is a controller (not shown) that controls the means 4 to 8 based on detection signals from the sensors, elapsed time, and the like. Specifically, a driving device that rotates the
次に、本実施例の蒸気釜1のジャケット3について、さらに具体的に説明する。
前述したとおり、ジャケット3は、横向き略半円筒状(横向き円筒体の略下半分形状)の周側壁3aを備え、その左右の開口部は略半円板状の側壁3bで閉塞されており、その側壁3bの中央部(前記横向き円筒体の軸線に沿う位置)には、略半円形状の切欠穴3cが形成されている。そして、ジャケット3内には、左右方向へ延出した案内板11が前後に離隔して(図示例では内釜2やジャケット3の周側壁の周方向に離隔して)複数設けられることで、左右方向へ延出する流路が複数形成されると共に、隣接する流路を連通させる連通口11bが、ジャケット3の左右側部の上部において、左右交互に設けられることで、一つの流体流路10が形成されている。
Next, the
As described above, the
より具体的には、本実施例では、図3に示す側面視(内釜2へのジャケット3の取付状態)において、内釜2の周側壁2aとジャケット3の周側壁3aとは略同心円状に配置される。そして、ジャケット3の周側壁3aには、内方へ延出(図示例では径方向内側へ延出)して、案内板11が周方向略等間隔に複数設けられる。各案内板11は、図2および図4に示すように、ジャケット3の左右方向へ延出して設けられる。この際、内釜2の外面とジャケット3の内面との隙間(周側壁2a,3a間の隙間および側壁2b,3b間の隙間)を埋めるように、略コ字形状に形成される。すなわち、各案内板11は、左右方向へ延出する細長い略矩形状の本体片11cと、その左右両端部に連接された延出片11dとから形成されている。そして、本体片11cおよび延出片11dは、その内端辺が内釜2の外面(周側壁2aおよび側壁2b)に当接され、外端辺がジャケット3の内面(周側壁3aおよび側壁3b)に当接されるよう配置される。
More specifically, in the present embodiment, in the side view shown in FIG. 3 (the state in which the
但し、左右の延出片11dの片側は、先端部(上端部)が切り欠かれることで連通口11bが形成されており、この連通口11bは、ジャケット3の前方から後方へ各案内板11を見た場合に、左右交互に配置されている。つまり、図4において、最も手前側に配置される案内板11には、左上部が切り欠かれて連通口11bが形成され、手前から二枚目の案内板11には、右上部が切り欠かれて連通口11bが形成され、手前から三枚目の案内板11には、左上部が切り欠かれて連通口11bが形成され、というように、隣接する案内板11で左右交互に連通口11bが形成されている。
However, one side of each of the left and
本実施例では、各案内板11の外端辺が、ジャケット3に溶接されて固定される。この際、各案内板11の外端辺は、ジャケット3の内面に断続的に溶接(つまり案内板11の外端辺に施される溶接部間が離隔して配置)されるのが好ましい。さらに好ましくは、各案内板11の表面(前方へ配置された面)と裏面(後方へ配置された面)とに、それぞれ案内板11の長手方向へ沿って間欠的に溶接される。しかも、表面側溶接部と裏面側溶接部とが、千鳥状に配置されるのが好ましい。つまり、表面側溶接部は、案内板11の外端辺に沿って間隔をあけて設けられ、その隣接する表面側溶接部間の無溶接部と対応して、裏面側溶接部が設けられる。そして、表面側溶接部と裏面側溶接部とは、案内板11の長手方向へは離隔して配置されるのが好ましい。つまり、表面側溶接部と裏面側溶接部とを合わせた全体で見た場合でも、案内板11の外端辺に間欠的に各溶接部が配置されることになる。間欠的に(好ましくは表裏千鳥状に)溶接することで、溶接時の歪みを抑えることができる。また、後述するように、案内板11の外端辺とジャケット3の内面との間に隙間を生じても、その隙間をドレン排出用の隙間として利用することもできる。
In this embodiment, the outer edge of each
このようにして案内板11が設けられたジャケット3が、内釜2の下方領域を覆うように取り付けられる。この際、ジャケット3は、左右の側壁3bの切欠穴3cが内釜2の回転軸部15の下半部にはめ込まれ、切欠穴3cに沿ってジャケット3が回転軸部15に溶接される。また、ジャケット3は、周側壁3aおよび左右側壁3b(切欠穴3c以外の箇所)の各上端部が、内釜2またはそれに設けられた閉塞板(フランジ)に溶接にて固定される(図3)。これにより、内釜2の略下半部に、略半円筒状の空洞部が設けられ、その空洞部内が案内板11で仕切られて蛇行する流体流路10が形成される。
The
内釜2へのジャケット3の取付状態において、各案内板11の内端辺(本体片11cの上辺と左右の延出片11dの内辺)が、内釜2の外面に当接または近接(たとえば2mm以下の隙間をあけて近接)され、延出片11dの左右片側(連通口11bと逆側)の上端辺が、内釜2の回転軸部15の外周面に当接または近接される。案内板11を設けることで、ジャケット3内に所望の流体流路10を形成できるだけでなく、ジャケット3から内釜2への伝熱を促進することもできる。また、本実施例では、平板状の案内板11を内釜2の軸方向へ沿って設けることで、ジャケット3内への案内板11の設置を容易に行える。
When the
なお、ここでは、ジャケット3の内側に各案内板11を設けた後、その案内板11付きのジャケット3を内釜2に取り付けたが、これに代えてまたはこれに加えて、一部または全部の案内板11を内釜2の外面に溶接しておき、その案内板11付きの内釜2を覆うようにジャケット3を設けてもよい。内釜2に案内板11を溶接する場合でも、ジャケット3に案内板11を溶接する場合と同様に、溶接は断続的に、好ましくは表裏交互に千鳥状に行うのが好ましい。そして、案内板11付きの内釜2にジャケット3を取り付けた状態で、案内板11の外端辺は、ジャケット3の内面に当接または近接される。案内板11の外端辺とジャケット3の内面との間に隙間が生じても、その隙間をドレン排出用の隙間として利用することができる。
Here, after the
ジャケット3には、前述したとおり、流体の出入口が複数箇所に設けられる。本実施例では、ジャケット3の上部に、第一上方口10aと第二上方口10bとが設けられ、ジャケット3の下部に、第一下方口10cと第二下方口10dとが設けられる。第一上方口10aと第二上方口10bとは、案内板11で仕切られた流体流路10の両端部に設けられており、その中央部に第一下方口10cと第二下方口10dとが設けられる。また、本実施例では、第一上方口10aは、ジャケット3の後部(奥側)に配置され、第二上方口10bは、ジャケット3の前部(手前側)に配置される。
As described above, the
ところで、各案内板11には、特に、左右方向へ延出する本体片11cについて、案内板11の外端辺とジャケット3の内面との間に、ドレン排出用の隙間(たとえば断続的な溶接部間の隙間)があけられるか、案内板11の外端部に、ドレン排出用の穴11aまたは切欠きが形成されてもよい。図示例では、本体片11cの外端部に、本体片11cの長手方向へ沿って複数の穴11aを形成している。ジャケット3内への給蒸中、ジャケット3の左右の側部においては、案内板11の延出片11dの他、内釜2やジャケット3の各側壁2b,3bに沿って、下方へドレンを流すことができる。一方、ジャケット3の周側壁3aにおいては、本体片11cの外端部に設けた隙間、穴11aまたは切欠きを介して、ジャケット3の最下部(第二下方口10d)へドレンを流すことができる。
By the way, each
次に、本実施例の蒸気釜1の運転方法の具体例について説明する。
図5は、本実施例の蒸気釜1の主要工程と、各工程における各弁の開閉状況を示す表である。図中、○印は、弁の開放状態を示し、×印は、弁の閉鎖状態を示している。
Next, a specific example of the method of operating the
FIG. 5 is a table showing the main processes of the
運転開始前、少なくとも、蒸気供給弁28、エア供給弁45、冷水供給弁46は閉じられており、内釜2や撹拌軸18の駆動装置は停止している。そして、所定のスタートボタンが押されるなど、運転開始が指示されると、制御器は、典型的には、空気排除工程および加熱工程を順次に実行する。好ましくは、空気排除工程、加熱工程、第一エアブロー工程、冷却工程、第二エアブロー工程を順次に実行する。但し、第一エアブロー工程を省略するなど、運転工程は下記具体例に限定されるものではない。
Before starting operation, at least the
内釜2内への食品の投入は、運転開始前、または遅くとも加熱工程の開始までになされる。内釜2内への食品の投入後、内釜2の上部開口は蓋材9で閉じられる。
Food is put into the
空気排除工程では、蒸気供給手段4および空気排出手段5により、ジャケット3内の空気を排除する。具体的には、冷水供給弁46およびエア供給弁45を閉じたまま、蒸気供給弁28を開ける。この際、冷水入口弁50および冷水出口弁52を閉じた状態とされ、缶体給蒸弁29、各エア抜き弁30,32およびドレン弁43を開けた状態とされる。また、排水切替弁36は、第三排出路35を排気排水路37に連通した状態とされる。
In the air removal step, the air inside the
これにより、蒸気供給路26からの蒸気(大気圧以上の飽和蒸気)は、回転軸部15の内側流路24、および第一供給路27を介して、第一下方口10cからジャケット3内へ供給される。第一下方口10c(流体流路10の中途部)からジャケット3内へ供給された蒸気は、第一下方口10cから各上方口10a,10b(流体流路10の両端部)へ流れる。流体流路10に沿って、第一下方口10cから各上方口10a,10bへ蒸気を流すことで、ジャケット3内(流体流路10内)の空気は、各上方口10a,10bから各排出路31,33へ押し出される。このようにして、ジャケット3内の空気を、第一上方口10aから第一排出路31へ導出すると共に、第二上方口10bから第二排出路33へ導出し、各導出された空気は、共通管路34、回転軸部15の外側流路25、第三排出路35を介して、排気排水路37へ排出される。空気排除工程の開始から設定排気時間経過すると、各エア抜き弁30,32を閉じて、次工程へ移行する。
As a result, the steam (saturated steam having a pressure higher than atmospheric pressure) from the
加熱工程では、蒸気供給手段4により、ジャケット3内へ蒸気を供給して、内釜2内の食品を加熱する。具体的には、引き続き蒸気供給弁28を開けてジャケット3内へ蒸気を供給し、ジャケット3内を設定加熱圧力(ジャケット3内は飽和蒸気で満たされるので設定加熱温度ということもできる)にした後、その状態を保つことで、内釜2内の食品を加熱する。たとえば、圧力センサ53の検出圧力を設定加熱圧力(食品の加熱目標温度を飽和温度とする圧力)に維持するように、缶体給蒸弁29の開閉または開度を調整すればよい。
In the heating step, steam is supplied into the
加熱工程(または空気排除工程)において、ジャケット3内には、ジャケット3の下部から(しかも流体流路10の中央部から)蒸気が供給される。そのため、ジャケット3の下部から温度上昇が始まり、ジャケット3の上部における熱応力(常温のジャケット3と蒸気との温度差による熱応力)を緩和して、ジャケット3上部における内釜2との接続部(溶接部)の亀裂を防止することができる。
During the heating process (or the air removing process), steam is supplied into the
加熱工程では、適宜(たとえば各エア抜き弁30,32の一次側の温度に基づき、あるいは所定時間ごとに)各エア抜き弁30,32を開けてもよく、その場合、万一、ジャケット3内に空気が残留しても、蒸気は蒸気供給側(第一下方口10c)から出口側(各上方口10a,10b)に向かって流体流路10内を凝縮を伴って移動し、蒸気とともに残留空気は出口側に移動するため、その残留空気を各排出路31,33から排出することができる。たとえば、各エア抜き弁30,32は、その一次側の温度に基づき、第一設定温度を下回ると開弁し、第二設定温度(>第一設定温度)を上回ると閉弁するよう制御される。
In the heating process, the
加熱工程中、ジャケット3内へ供給された蒸気の凝縮水(ドレン)は、ドレン弁43を開けておくことで、スチームトラップ42を介して、ドレン排出路41、回転軸部15の外側流路25、第三排出路35を介して、排気排水路37へ排出される。
By keeping the
本実施例の蒸気釜1は、内釜2内の食品の撹拌装置17を備える。つまり、蒸気釜1は、蒸気ニーダとして構成される。そのため、ジャケット3内へ給蒸して食品を加熱中、撹拌装置17により、食品の撹拌を図ることができる。このような食品の撹拌は、加熱工程だけでなく冷却工程でも行うことができ、また、加熱工程から第一エアブロー工程を介した冷却工程の終了まで行うこともできる。
The
いずれにしても、加熱工程を実行中、所定の終了条件を満たすと、蒸気供給弁28を閉じることで、ジャケット3内への給蒸を停止して、次工程へ移行する。
In any case, when a predetermined termination condition is satisfied during the heating process, the
第一エアブロー工程では、圧縮空気供給手段7により、ジャケット3内に圧縮空気を流通させる。具体的には、蒸気供給弁28、冷水供給弁46、冷水入口弁50および冷水出口弁52を閉じた状態で、エア供給弁45、缶体給蒸弁29、各エア抜き弁30,32およびドレン弁43を開けた状態とする。これにより、圧縮空気路44からの圧縮空気は、回転軸部15の内側流路24、および第一供給路27を介して、第一下方口10cからジャケット3内へ供給される。第一下方口10c(流体流路10の中途部)からジャケット3内へ供給された圧縮空気は、第一下方口10cから各上方口10a,10b(流体流路10の両端部)へ導出され、各排出路31,33、共通管路34、回転軸部15の外側流路25、第三排出路35を介して、排気排水路37へ排出される。
In the first air blowing step, compressed air is circulated in the
第一エアブロー工程により、ジャケット3内の残留蒸気を排出できると共に、ジャケット3および内釜2の冷却を図ることができる。設定ブロー時間、第一エアブロー工程を実行した後、エア供給弁45、缶体給蒸弁29および各エア抜き弁30,32を閉じて、次工程へ移行する。
By the first air blowing step, residual steam in the
冷却工程では、給排水手段8により、ジャケット3内に冷却水を通して、内釜2内の食品を冷却する。具体的には、ドレン弁43を閉じた状態で、冷水供給弁46、冷水入口弁50および冷水出口弁52を開けて、ジャケット3内に通水して、内釜2内の食品を冷却する。また、排水切替弁36は、第三排出路35を冷水戻し路38に連通させる位置に切り替えられる。前述したとおり、冷水送り路47の基端部と冷水戻し路38の先端部とを冷水製造装置に接続して、ジャケット3と冷水製造装置との間で冷水を循環させる。
In the cooling process, cooling water is passed through the
具体的には、冷水製造装置からの冷水は、冷水送り路47、回転軸部15の内側流路24、冷水入口路49を介して、第一上方口10aからジャケット3内へ供給される。第一上方口10a(流体流路10の一端部)からジャケット3内へ供給された冷水は、第一上方口10aから第二上方口10b(流体流路10の他端部)へ流れる。そして、第二上方口10bからの冷水は、冷水出口路51、回転軸部15の外側流路25、第三排出路35および冷水戻し路38を介して、冷水製造装置へ戻される。
Specifically, the cold water from the cold water production device is supplied into the
冷却工程によれば、冷却水を、流体流路10の一端部である第一上方口10aから供給して、流体流路10の他端部である第二上方口10bから排出することで、流体流路10に沿って冷却水を流して、内釜2内の食品の冷却をムラなく確実に図ることができる。つまり、流体流路10は、ジャケット3内(内釜2の下方領域)全体を蛇行して形成されているので、その一端部から他端部へ冷却水を流すことで、ジャケット3内に水が滞留する部分がなく(言い換えれば冷却水がショートパスすることなく)、食品をムラなく迅速に冷却することができる。
According to the cooling step, the cooling water is supplied from the first
第二エアブロー工程では、第一エアブロー工程と同様にして、ジャケット3内に圧縮空気を流通させる。具体的には、蒸気供給弁28、冷水供給弁46、冷水入口弁50および冷水出口弁52を閉じた状態で、エア供給弁45、缶体給蒸弁29、各エア抜き弁30,32およびドレン弁43を開けた状態とする。これにより、圧縮空気路44からの圧縮空気が、回転軸部15の内側流路24、および第一供給路27を介して、第一下方口10cからジャケット3内へ供給される。第一下方口10c(流体流路10の中途部)からジャケット3内へ供給された圧縮空気は、第一下方口10cから各上方口10a,10b(流体流路10の両端部)へ導出され、各排出路31,33、共通管路34、回転軸部15の外側流路25、第三排出路35を介して、排気排水路37へ排出される。
In the second air blowing process, compressed air is circulated inside the
第二エアブロー工程により、ジャケット3内の残留水を排出することができ、次回の給蒸時(空気排除工程または加熱工程)におけるウォータハンマを防止することができる。設定ブロー時間、第二エアブロー工程を実行した後、少なくともエア供給弁45を閉じる。
By the second air blowing process, residual water in the
このようにして、内釜2内の食品の加熱調理とその後の冷却を図ることができる。一連の工程の終了後、内釜2を回転させて開口部を下方へ向けることができるので、内釜2内からの食品の排出を容易に行うことができる。
In this way, the food in the
次に、本実施例の蒸気釜の変形例について説明する。
図6は、図4に示したジャケット3の変形例を示す概略斜視図であり、流体流路10を形成するための案内板11を取り付けた状態を示している。
Next, a modification of the steam kettle of this embodiment will be described.
FIG. 6 is a schematic perspective view showing a modification of the
前記実施例では、内釜2へのジャケット3の取付状態において、ジャケット3内には、側面視において略放射状に案内板11が設けられ、各案内板11は正面視において左右方向へ沿って設けられた。一方、本変形例では、図6に示すように、ジャケット3内には、正面視において左右に略等間隔に離隔して案内板11が設けられ、各案内板11は前後へ延出すると共に、側面視において略半円弧状に形成される。
In the above embodiment, when the
この際、各案内板11は、内釜2の外面とジャケット3の内面との隙間(周側壁2a,3a間の隙間)を埋めるように設けられる。つまり、各案内板11は、内周縁が内釜2の外面(周側壁2a)に当接または近接され、外周縁がジャケット3の内面(周側壁3a)に当接または近接されるよう設けられる。これにより、隣接する案内板11間、または案内板11と側壁3bとの間で、ジャケット3の周方向へ沿った流路が複数形成される。但し、隣接する流路を連通させる連通口11bが、ジャケット3の前後の上部において、前後交互に設けられることで、流体流路10が形成される。つまり、図6において、最も左側に配置される案内板11には、前方上部が切り欠かれて連通口11bが形成され、左から二枚目の案内板11には、後方上部が切り欠かれて連通口11bが形成され、左から三枚目の案内板11には、前方上部が切り欠かれて連通口11bが形成され、というように、隣接する案内板11で前後交互に連通口11bが形成されている。
At this time, each
このようにして、ジャケット3内には、蛇行する一つの流体流路10が形成され、その流体流路10の両端部には、前記実施例と同様に、第一上方口10aおよび第二上方口10bが設けられる一方、流体流路10の中央部(ジャケット3の下部)には、図示しないが、前記実施例と同様に、第一下方口10cと第二下方口10dとが設けられる。本変形例のジャケット3も、前記実施例と同様にして内釜2に設けられ、そのようにして構成される蒸気釜1の構成および制御は、前記実施例と同様のため、説明を省略する。
In this manner, a meandering
なお、本変形例の場合も、ドレンの排出を容易に図るために、案内板11の外端辺とジャケット3の内面との間に隙間を設けるか、案内板11の外端部に穴または切欠きを設けてもよいが(図示省略)、これら隙間、穴または切欠きは、案内板11の内、ジャケット3の底部(最下部付近)と対応した箇所に設けるだけでもよい。
Also in the case of this modified example, in order to facilitate drain discharge, a gap is provided between the outer edge of the
図7は、本発明の実施例2の蒸気釜1を示す概略正面図である。また、図8は、本実施例2の蒸気釜1に用いられるジャケット3の一例を示す概略横断面図であり、流体流路10を形成するための案内板11を取り付けた状態を示している。
FIG. 7 is a schematic front view showing the
本実施例2の蒸気釜1も、基本的には前記実施例1と同様である。そのため、以下においては、両者の異なる点を中心に説明し、対応する箇所には同一の符号を付して説明する。
The
本実施例2の蒸気釜1は、内釜2およびジャケット3の形状において、前記実施例1と相違する。本実施例2では、内釜2は、軸線を上下方向へ沿って配置された縦向き略円筒状で、その下端部が下方へ略円弧状に膨出する底壁2dで閉塞されると共に、上方へ開口して形成されている。本実施例2でも、内釜2は、上部開口が蓋材9で開閉可能とされる。また、内釜2は、蓋材9を開けた状態で、上部開口を前方へ倒すように、所定角度だけ回転可能に構成される。なお、縦向き略円筒状の内釜2の周側壁は、下方へ行くに従って縮径する傾斜面に形成されてもよい。
The
ジャケット3は、内釜2の下方領域(少なくとも底壁2d)を覆うように設けられ、前記実施例1と同様に、蒸気、圧縮空気または冷却水が、切り替えられて供給可能とされる。ジャケット3(より具体的にはジャケット材3X)は、本実施例では、縦向き略円筒状の周側壁3aを備え、その下端部が下方へ略円弧状に膨出する(つまり略半球状の)底壁3dで閉塞されている。また、ジャケット3の周側壁3aの上部には、径方向へ沿って(図8では左右方向へ沿って)、略半円形状の切欠穴3cが形成されている。
The
ジャケット3内には、前記実施例1と同様に、案内板11で仕切られて流体流路10が形成される。本実施例2では、側面視において略放射状に案内板11が設けられ、各案内板11は正面視において左右方向へ沿って設けられている。この際、各案内板11は、内釜2の外面(内釜2の周側壁または底壁2d)とジャケット3の内面(ジャケット材3Xの周側壁3aまたは底壁3d)とを架け渡すように設けられる。また、各案内板11には、左右片側の上端部が切り欠かれて、連通口11bが形成されている。この連通口11bは、ジャケット3の前方から後方へ各案内板11を見た場合に、左右交互に配置されている。これにより、ジャケット3内には、蛇行して流体流路10が形成され、その流体流路10の両端部(ジャケット3の上部)に第一上方口10aおよび第二上方口10bが設けられる一方、流体流路10の中央部(ジャケット3の下部)に第一下方口10cおよび第二下方口10dが設けられる。
Inside the
ところで、本実施例2では、内釜2の底壁2dが略半球状とされるので、これに合わせて、ジャケット3も全体として単に略半球状とされてもよい。また、内釜2の底壁2dが略半球状とされる関係上、各案内板11の延出方向は、左右方向へ限らず、前後方向など、任意の方向へ配置することもできる。そのため、ジャケット3および案内板11の構造について、次のようにいうことができる。すなわち、ジャケット3内には、一方向へ延出した案内板11が一方向と直交方向に離隔して複数設けられることで、内釜2の一方向へ延出する流路が複数形成されると共に、隣接する流路を連通させる連通口11bが、ジャケット3の上部において、案内板11の長手方向両端部に交互に設けられることで、流体流路10が形成される。その他の構成および制御は、前記実施例1(変形例を含む)と同様のため、説明を省略する。
By the way, in the second embodiment, the
本発明の蒸気釜1は、前記各実施例の構成(制御を含む)に限らず適宜変更可能である。特に、(a)食品が収容される内釜2と、この内釜2の外側に設けられて蒸気が供給されるジャケット3とを備え、(b)ジャケット3内は、案内板11で仕切られることで流体流路10が形成されており、(c)この流体流路10に対する流体の出入口が、ジャケット3に設けられており、(d)前記出入口の内、少なくとも一つに蒸気供給手段4から蒸気が供給される一方、他の少なくとも一つから空気排出手段5を介して空気を排出可能とされるのであれば、その他の構成は適宜に変更可能である。
The
たとえば、前記各実施例において、蒸気供給手段4、空気排出手段5およびドレン排出手段6を備え、空気排除工程後に加熱工程を実行可能であれば、その他の構成は場合により省略可能である。具体的には、圧縮空気供給手段7の設置を省略して、各エアブロー工程の実施を省略してもよい。また、給排水手段8の設置を省略して、冷却工程の実施を省略してもよい。 For example, in each of the above-described embodiments, if the steam supply means 4, the air discharge means 5 and the drain discharge means 6 are provided and the heating process can be executed after the air removal process, other configurations can be omitted depending on the case. Specifically, installation of the compressed air supply means 7 may be omitted, and implementation of each air blowing step may be omitted. Also, the cooling process may be omitted by omitting the installation of the water supply and drainage means 8 .
また、前記各実施例において、各上方口10a,10bからの排出路31,33には、エア抜き弁30,32と直列に、オリフィスおよび/または流量調整弁を設けてもよい。
In each of the above embodiments, orifices and/or flow control valves may be provided in series with the
また、各上方口10a,10bからの排出路31,33に、エア抜き弁30,32に代えてまたはこれに加えて、エア排気機能付きのスチームトラップを設けてもよい。エア排気機能付きのスチームトラップは、制御器により制御されることなく、適宜自力で開弁して、ジャケット3内から空気を排除する。たとえば、バイメタルにより設定温度未満で開弁するエアブロー弁が内蔵されたスチームトラップとされる。そのため、空気排除工程において、ジャケット3内へ給蒸初期はエアブロー弁が開弁しており、ジャケット3内から空気を排出でき、蒸気により温められると閉弁して、スチームトラップとしてドレンのみを通過可能とする。なお、ジャケット3内に給蒸して食品を加熱後、ジャケット3内に冷却水を通して食品を冷却する場合、エア排気機能付きのスチームトラップと直列に開閉弁を設けておき、冷却工程ではこの開閉弁を閉じておけばよい。
Also, instead of or in addition to the
また、前記各実施例では、ジャケット3内の流体流路10は、中途部に設けられた出入口(第一下方口10c)から蒸気が供給され、両端部に設けられた出入口(第一上方口10aおよび第二上方口10b)から空気を排出可能とした例について説明したが、次のように構成してもよい。すなわち、ジャケット3内の流体流路10は、一端部に設けられた出入口(たとえば第一上方口10a)から蒸気が供給され、他端部に設けられた出入口(たとえば第二上方口10b)から空気を排出可能としてもよい。具体的には、第一上方口10a(または第二上方口10b)には蒸気供給手段4から蒸気が供給可能とされ、第二上方口10b(または第一上方口10a)には空気排出手段5から空気が排出可能とされる。いずれの場合も、流体流路10に沿って蒸気を送り込んで、空気排出手段5(エア抜き弁またはエア排気機能付きのスチームトラップ)から空気を排出することができる。これにより、各流体流路10内ひいてはジャケット3内からの空気の排出を、効率的に且つ確実に図ることができる。
In each of the above-described embodiments, the
また、前記各実施例では、ジャケット3内には、案内板11で仕切られることでジャケット3内の全体を蛇行して一つの流体流路10が形成され、その流体流路10の両端部と中途部とに流体の出入口を形成したが、ジャケット3内には、複数の流体流路10を形成してもよい。その場合でも、各流体流路10には、流体の出入口が両端部に形成されるか、所望によりさらに中途部にも形成されるのが好ましい。そして、各流体流路10について、前記各実施例と同様、蒸気、圧縮空気または冷却水を、切り替えて供給可能とすればよい。
In each of the above-described embodiments, the
また、前記各実施例では、ジャケット3内には、冷水製造装置との間で冷水を循環可能としたが、常温水を通してもよい。その場合、冷水送り路47を介してジャケット3内に常温水が供給され、ジャケット3内を通過後の水は、各排出路31,33を介して排出される。なお、排水切替弁36の設置は省略可能であり、第三排出路35(排気排水路37)から外部へ排水すればよい。
Further, in each of the above embodiments, cold water can be circulated between the
また、前記各実施例において、内釜2内および/またはジャケット3内の気体を外部へ吸引排出する減圧手段や、減圧下の内釜2内へ外気を導入して復圧する復圧手段とをさらに備えてもよい。内釜2内を減圧可能とする場合、内釜2の上部開口は蓋材9で気密に閉じられる。ジャケット3内を減圧することで、真空蒸気を用いて、内釜2内の食品を100℃未満で調理することができる。
Further, in each of the above-described embodiments, pressure reduction means for sucking and discharging the gas in the
その他、ジャケット3内に設ける案内板11の形状、枚数、形成位置などは、適宜に変更可能である。さらに、前記各実施例では、蒸気釜1は、食品の撹拌装置17を備える蒸気ニーダとされたが、撹拌装置17の設置を省略することもできる。
In addition, the shape, the number of
1 蒸気釜
2 内釜(2a:周側壁、2b:側壁、2c:ホッパー、2d:底壁)
3 ジャケット(3a:周側壁、3b:側壁、3c:切欠穴、3d:底壁、3X:ジャケット材)
4 蒸気供給手段
5 空気排出手段
6 ドレン排出手段
7 圧縮空気供給手段
8 給排水手段
9 蓋材
10 流体流路(10a:第一上方口、10b:第二上方口、10c:第一下方口、10d:第二下方口)
11 案内板(11a:穴、11b:連通口、11c:本体片、11d:延出片)
12 台座
13 サイドフレーム
14 駆動ボックス
15 回転軸部
16 軸受
17 撹拌装置
18 撹拌軸
19 アーム
20 撹拌羽根
21 軸受
22 操作ボタン
23 タッチパネル
24 内側流路
25 外側流路
26 蒸気供給路
27 第一供給路
28 蒸気供給弁
29 缶体給蒸弁
30 エア抜き弁
31 第一排出路
32 エア抜き弁
33 第二排出路
34 共通管路
35 第三排出路
36 排水切替弁
37 排気排水路
38 冷水戻し路
39 逆止弁
40 逆止弁
41 ドレン排出路
42 スチームトラップ
43 ドレン弁
44 圧縮空気路
45 エア供給弁
46 冷水供給弁
47 冷水送り路
48 共通管路
49 冷水入口路
50 冷水入口弁
51 冷水出口路
52 冷水出口弁
53 圧力センサ
1
3 jacket (3a: peripheral side wall, 3b: side wall, 3c: notch hole, 3d: bottom wall, 3X: jacket material)
4 steam supply means 5 air discharge means 6 drain discharge means 7 compressed air supply means 8 water supply and drainage means 9
11 guide plate (11a: hole, 11b: communication port, 11c: body piece, 11d: extension piece)
12
Claims (5)
前記ジャケット内は、案内板で仕切られることで流体流路が形成されており、
この流体流路に対する流体の出入口が、前記ジャケットに設けられており、
前記出入口の内、少なくとも一つに蒸気供給手段から蒸気が供給される一方、他の少なくとも一つから空気排出手段を介して空気を排出可能とされ、
前記ジャケット内には、蒸気、冷却水または圧縮空気が切り替えられて供給可能とされ、
前記ジャケット内に蒸気を供給して前記空気排出手段から空気を排出する工程、前記ジャケット内に蒸気を供給して前記内釜内の食品を加熱する工程、前記ジャケット内に圧縮空気を通して前記ジャケット内から蒸気を排出する工程、前記ジャケット内に冷却水を通して前記内釜内の食品を冷却する工程、前記ジャケット内に圧縮空気を通して前記ジャケット内から冷却水を排出する工程を順次に実行する
ことを特徴とする蒸気釜。 Equipped with an inner pot containing food and a jacket provided outside the inner pot and supplied with steam,
The inside of the jacket is partitioned by a guide plate to form a fluid flow path,
A fluid inlet and outlet port for the fluid channel is provided in the jacket,
Steam is supplied from the steam supply means to at least one of the inlets and outlets, while air can be discharged from at least one of the other inlets and outlets through the air discharge means ,
Steam, cooling water, or compressed air can be switched to be supplied into the jacket,
a step of supplying steam into the jacket to discharge air from the air discharging means; a step of supplying steam into the jacket to heat food in the inner pot; a step of discharging steam from a container, a step of passing cooling water through the jacket to cool the food in the inner pot, and a step of passing compressed air through the jacket and discharging the cooling water from the jacket in sequence.
A steam kettle characterized by:
ことを特徴とする請求項1に記載の蒸気釜。 2. The steam kettle according to claim 1, wherein the air exhaust means is an air vent valve that opens when air is exhausted from the jacket, or a steam trap with an air exhaust function.
前記各流体流路は、(i)中途部に設けられた出入口に前記蒸気供給手段が接続される一方、両端部に設けられた出入口に前記空気排出手段が設けられるか、(ii)一端部に設けられた出入口に前記蒸気供給手段が接続される一方、他端部に設けられた出入口に前記空気排出手段が設けられる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蒸気釜。 one or more fluid flow paths are provided in the jacket,
Each of the fluid flow paths has (i) an inlet/outlet provided in the middle thereof to which the vapor supply means is connected, and an inlet/outlet provided at both ends thereof to which the air discharging means is provided; 3. The steam kettle according to claim 1 or 2, wherein the steam supplying means is connected to an inlet provided at the other end, and the air discharging means is provided at an inlet provided at the other end.
前記ジャケットの下部に設けられた出入口に前記蒸気供給手段が接続される一方、前記ジャケットの上部に設けられた出入口に前記空気排出手段が設けられる
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の蒸気釜。 The entrance and exit are provided in the upper and lower parts of the jacket,
The steam supply means is connected to an inlet and outlet provided in the lower part of the jacket, and the air discharge means is provided in the inlet and outlet provided in the upper part of the jacket. 1. Steam kettle according to item 1.
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の蒸気釜。 5. The method according to any one of claims 1 to 4, characterized in that cold water can be circulated in the fluid flow path in the jacket between the cold water production device and the cold water production device through the inlet/outlet provided in the jacket. Steam kettle as described.
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