JP7209150B2 - Parts feeder - Google Patents
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Description
本開示は、部品実装装置に部品を供給する部品供給装置に関する。 The present disclosure relates to a component supply device that supplies components to a component mounting device.
部品実装装置に部品を供給する部品供給装置として、部品が収納されたキャリアテープをピッチ送りすることにより、部品実装機構による部品取出位置に部品を位置させるテープフィーダが多用されている。キャリアテープの上面には部品を収納した凹部を封止するためにカバーテープが貼着されている。テープフィーダにおいて、部品取出位置の上流側にて、キャリアテープの上面からカバーテープを剥離して部品を露呈させるようにしている(例えば特許文献1参照)。
2. Description of the Related Art As a component supply device that supplies components to a component mounting device, a tape feeder is often used that positions components at a component pick-up position by a component mounting mechanism by pitch-feeding a carrier tape containing components. A cover tape is adhered to the upper surface of the carrier tape to seal the recesses in which the components are housed. In the tape feeder, the cover tape is peeled off from the upper surface of the carrier tape on the upstream side of the component pick-up position to expose the components (see
この特許文献例に示す先行技術において新たなキャリアテープをテープフィーダにセットする場合には、先ず複数の部品を収納するキャリアテープ本体をテープ押さえ機能を有するテープホルダにセットする。そしてキャリアテープの上面から剥離されたカバーテープの端部を、カバーテープを剥離する引き取り機構が備えた1対のローラによって挟み込んで、剥離されたカバーテープを引き取るようにしている。 When setting a new carrier tape to a tape feeder in the prior art shown in this patent document example, first, a carrier tape main body containing a plurality of components is set to a tape holder having a tape pressing function. Then, the end of the cover tape peeled off from the upper surface of the carrier tape is pinched by a pair of rollers provided with a take-up mechanism for peeling the cover tape, and the peeled cover tape is taken up.
部品供給装置は、部品が収納された複数のポケットを有し、複数のポケットを封止するカバーテープが貼付されたキャリアテープを搬送して、部品を部品実装装置へ供給する。 The component supply device has a plurality of pockets containing components, conveys a carrier tape to which a cover tape for sealing the plurality of pockets is attached, and supplies the components to the component mounting device.
部品供給装置は、搬送部と、カバーと、一対のローラと、を有する。 The component supply device has a transport section, a cover, and a pair of rollers.
搬送部は、キャリアテープを搬送する。 The transport unit transports the carrier tape.
カバーは、搬送部によって搬送されるキャリアテープの上方を覆い、開閉可能である。 The cover covers above the carrier tape conveyed by the conveying unit and can be opened and closed.
一対のローラは、キャリアテープから剥離されたカバーテープを引き取る。 A pair of rollers picks up the cover tape peeled from the carrier tape.
一対のローラの間の距離は、カバーの開閉に連動して変化する。 The distance between the pair of rollers changes in conjunction with the opening and closing of the cover.
従来技術では、部品供給作業において、新たなキャリアテープをテープフィーダにセットする準備作業を効率化することが困難である。すなわち従来技術においては、キャリアテープのセットに際して、先ずテープフィーダにおいてテープホルダを開状態にして、予め所定長さのカバーテープが引きはがされたキャリアテープをテープホルダにセットし、スプロケットに係合させる。そしてこの後、引きはがされたカバーテープを後方側へ折返して、引き取り機構が備えた1対のローラによって挟み込んでセットすることにより、キャリアテープによる部品供給が可能な状態となる。このように従来技術におけるキャリアテープのセットは、テープホルダの開閉と引き取り機構におけるローラの開閉とを伴う煩雑な作業を必要としていた。このため作業効率の向上を目的として、新たなキャリアテープのセットのための準備作業の簡略化が求められていた。 In the conventional technology, it is difficult to improve the efficiency of the preparation work for setting a new carrier tape on the tape feeder in the component supply work. That is, in the prior art, when setting the carrier tape, first, the tape holder is opened in the tape feeder, and the carrier tape from which a predetermined length of the cover tape has been peeled off is set in the tape holder and engaged with the sprocket. Let After that, the peeled off cover tape is folded back and sandwiched and set by a pair of rollers provided in the take-up mechanism, so that the parts can be supplied by the carrier tape. As described above, setting the carrier tape in the prior art required complicated work involving opening and closing the tape holder and opening and closing the roller in the take-up mechanism. For this reason, in order to improve work efficiency, there has been a demand for simplification of preparatory work for setting a new carrier tape.
次に本開示の実施の形態を図面を参照して説明する。先ず図1を参照して、本実施の形態における部品供給装置であるテープフィーダ1の全体構成を説明する。図1において、テープフィーダ1は、図外の部品実装装置へ部品を供給する機能を有する。
Embodiments of the present disclosure will now be described with reference to the drawings. First, referring to FIG. 1, the overall configuration of a
テープフィーダ1による部品の供給は、部品P(図3参照)が収納された複数のポケット20b(図6A、図6B参照)を有し、ポケット20bを封止するカバーテープ20aが貼付されたキャリアテープ20を搬送することにより行われる。キャリアテープ20(図6A、図6B参照)は、キャリアテープ20に形成された送り孔20c(図6A、図6B参照)に係合する係合ピン(図3に示す係合ピン7a参照)が設けられたスプロケットを回転させることにより搬送される。
The supply of components by the
テープフィーダ1は、板状のフレームより成る本体部2に、以下に説明する要素を配設して構成されている。これらの要素は、両側面に設けられた側面カバー2f(図3参照)によって覆われている。図1に示すように、本体部2には、上流側の下部に開口したテープ挿入口4aから上流側の上面の端部近傍に設定された供給位置4bに連通するテープ搬送路4(搬送路)が設けられている。部品を収納したキャリアテープ20はテープ挿入口4aからテープ搬送路4に導入され、中間に設けられた斜行部を経て本体部2の上面まで搬送され、供給位置4bに到達する。
The
そして供給位置4bにおいて、部品実装装置Mのノズルが昇降して(矢印b)部品取出動作を行うことにより、本体部2から部品Pが取り出される。取り出された部品Pは、実装ヘッドによって部品実装装置へ移送され(矢印c)、作業対象の基板に実装される。上述の部品供給におけるキャリアテープ20の搬送はテープ搬送部3(搬送部)によって行われる。
Then, at the
テープ搬送部3は、モータ5、搬送スプロケット6、位置決めスプロケット7および排出スプロケット8を備えている。駆動源であるモータ5によって搬送スプロケット6、位置決めスプロケット7および排出スプロケット8を駆動することにより、テープ挿入口4aから挿入されたキャリアテープ20はテープフィーダ1内を搬送され、供給位置4bに位置決めされる。そして供給位置4bにて部品Pが取り出された後のキャリアテープ20は、本体部2の端面に配置された前カバー9を介して排出スプロケット8によってテープフィーダ1の下流側へ排出される。
The
すなわちテープ搬送部3は、前述のスプロケットの各々がキャリアテープ20に係合して、キャリアテープ20をテープ搬送路4に沿って搬送する機能を有している。テープ搬送過程においてキャリアテープ20から剥離されたカバーテープ20aは、上流側へ折返されて本体部2に設けられたカバーテープ収納部2b内へ回収される。なおキャリアテープ20の位置決めスプロケット7、排出スプロケット8への係合は、キャリアテープ20を開閉カバー18(カバー)によって位置決めスプロケット7、排出スプロケット8に押し付けることにより行われる(図2、図3参照)。
That is, the
本体部2の上流側の下面には、部品実装装置との接続用の凸状部2aが設けられている。凸状部2aにはコネクタ2c、エアジョイント2dおよびフック2eが設けられている。部品実装装置の部品供給部に設けられたフィーダベースにテープフィーダ1をセットした状態では、コネクタ2c、エアジョイント2dは相手側(部品実装装置側)と嵌合して接続状態となる。このとき、テープフィーダ1はフック2eによってフィーダベースに位置固定される。この接続状態においては、部品実装装置からテープフィーダ1への電源供給、エアの供給、さらに部品実装装置とテープフィーダ1の間での信号授受が可能となっている。
A
凸状部2aにはテープフィーダ1の動作を制御するフィーダ制御部10が内蔵されている。テープフィーダ1を部品実装装置に接続した状態では、フィーダ制御部10は部品実装装置の装置制御部とコネクタ2cを介して電気的に接続される。これにより、部品実装装置の装置制御部からの動作指令がテープフィーダ1に対して伝達されるとともに、テープフィーダ1による部品供給動作の動作フィードバック信号が部品実装装置に伝達される。
A
次に図2、図3を参照して、テープ搬送部3の詳細構成を説明する。なお図3は、図2におけるA-A変断面を示している。図2において本体部2の下流側の下端部には、支持部材であるモータ取付部材5aに保持されたモータ5が配置されている。図3に示すように、モータ取付部材5aは本体部2の一方側の側面に固定されている。モータ5の回転軸に結合された駆動ギア50には、第一伝動ギア51が噛み合っており、第一伝動ギア51と同軸に設けられた第二伝動ギア52には第三伝動ギア15(第5のギア)が噛み合っている。第一伝動ギア51と第二伝動ギア52を軸支する軸52aは、図3に示すように、本体部2に固定されたベアリング52bに回転自在に嵌合している。
Next, with reference to FIGS. 2 and 3, the detailed configuration of the
図3において、第三伝動ギア15を軸支する軸15bは、支持部材であるスライド部材15aに固定されたベアリング15cに回転自在に嵌合している。スライド部材15aは、本体部2に形成されたガイド溝43(図14)に嵌着して、一方方向への位置調整が自在に保持されている。第三伝動ギア15には、キャリアテープ20を位置決めする位置決めスプロケット7と同軸の位置決めスプロケットギア11(第1のギア)、およびキャリアテープ20を位置決めスプロケット7まで搬送する搬送スプロケット6と同軸の搬送スプロケットギア14(第4のギア)が噛み合っている。
In FIG. 3, a
図3に示すように、位置決めスプロケットギア11および位置決めスプロケット7は、軸11aによって軸支されており、軸11aは本体部2に固定されたベアリング11bに回転自在に嵌合している。位置決めスプロケットギア11には、キャリアテープ20を排出する排出スプロケット8と同軸の排出スプロケットギア12(第2のギア)へトルクを伝達するための第四伝動ギア13(第3のギア)が噛み合っている。また搬送スプロケットギア14には、キャリアテープ20から剥離されたカバーテープ20aをテープ送りするテープ剥離機構21(図5参照)を駆動するための剥離ローラギア16(第6のギア)へトルクを伝達する第五伝動ギア17(第7のギア)が噛み合っている。
As shown in FIG. 3, the
上記構成において、モータ5を駆動してトルクを発生させることにより、位置決めスプロケットギア11、排出スプロケットギア12、搬送スプロケットギア14に複数のギアを介してトルクが伝達される。これにより、位置決めスプロケットギア11、排出スプロケットギア12、搬送スプロケットギア14とそれぞれ同軸に設けられた、位置決めスプロケット7、排出スプロケット8および搬送スプロケット6にトルクが伝達される。
In the above configuration, by driving the
位置決めスプロケット7は、キャリアテープ20に設けられた送り孔に係合して回転し、部品実装装置への供給位置4bに部品Pを搬送する第1のスプロケットである。また排出スプロケット8は、部品Pが供給された後のキャリアテープ20の送り孔20cに係合して回転し、キャリアテープ20をテープフィーダ1から排出する第2のスプロケットである。また搬送スプロケット6は、キャリアテープ20の送り孔20cに係合して回転し、キャリアテープ20を第1のスプロケットへ搬送する第3のスプロケットである。
The
これらの3つのスプロケットのうち、位置決めスプロケット7および排出スプロケット8の上面側には、開閉カバー18(カバー)が本体部2に対して開閉可能に設けられている。開閉カバー18は、閉じた状態において搬送スプロケットギア14によって搬送されたキャリアテープ20を押し付ける機能を有する。この押し付けにより、キャリアテープ20の送り孔20cには位置決めスプロケット7および排出スプロケット8の係合ピンが係合する(図2~図4A参照)。すなわちテープ搬送部3は、キャリアテープ20を第1のスプロケットである位置決めスプロケット7および第2のスプロケットである排出スプロケット8へ押し付ける開閉カバー18を有する構成となっている。そして開閉カバー18は、閉じた状態においてテープ搬送部3によって搬送されるキャリアテープ20の上方を覆う。
Of these three sprockets, an opening/closing cover 18 (cover) is provided on the upper surface side of the
モータ5は、第1のスプロケットである位置決めスプロケット7、第2のスプロケットである排出スプロケット8および第3のスプロケットである搬送スプロケット6を駆動するトルクを発生する。上述構成のテープ搬送部3は、モータ5が発生したトルクを位置決めスプロケット7、排出スプロケット8および搬送スプロケット6に伝達する複数のギアを有する構成となっている。そしてこれらの複数のギアは、第1のスプロケットである位置決めスプロケット7と同軸の位置決めスプロケットギア11(第1のギア)と、第2のスプロケットである排出スプロケット8と同軸の排出スプロケットギア12(第2のギア)と、位置決めスプロケットギア11および排出スプロケットギア12と噛み合う第四伝動ギア13(第3のギア)と、を含む構成となっている。
A
図3に示すように、位置決めスプロケット7の外周には係合ピン7aが設けられている。キャリアテープ20には、係合ピン7aのピッチに対応したピッチで送り孔20c(図6A、図6B参照)が形成されている。係合ピン7aを送り孔に係合させた状態で位置決めスプロケット7を間歇回転させることにより、キャリアテープ20は所定の送りピッチでテープ搬送路4に沿ってテープ送りされる。排出スプロケット8および搬送スプロケット6においても、同様にこれらを間歇回転させることにより、キャリアテープ20は所定の送りピッチでテープ送りされる。
As shown in FIG. 3, an
テープ搬送部3が有する複数のギアは、搬送スプロケットギア14(第4のギア)と、位置決めスプロケットギア11(第1のギア)と、第三伝動ギア15(第5のギア)とを含む。ここで、搬送スプロケットギア14(第4のギア)は、第3のスプロケットである搬送スプロケット6と同軸である。第三伝動ギア15(第5のギア)は、搬送スプロケットギア14(第4のギア)に噛み合う。
The multiple gears of the
さらに、上述の複数のギアは、剥離ローラギア16(第6のギア)と、第五伝動ギア17(第7のギア)とをさらに含んで構成されている。ここで、剥離ローラギア16(第6のギア)は、キャリアテープ20から剥離されたカバーテープ20aをテープ送りして引き取るテープ剥離機構21の駆動剥離ローラ22(図4A参照)と同軸である。第五伝動ギア17(第7のギア)は、剥離ローラギア16および搬送スプロケットギア14と噛み合う。本実施の形態においては、上述の複数のギアを配列したテープ搬送部3により、単一のモータ5を駆動源として、搬送スプロケット6、位置決めスプロケット7および排出スプロケット8を回転駆動するようにしている。
Furthermore, the multiple gears described above further include a peeling roller gear 16 (sixth gear) and a fifth transmission gear 17 (seventh gear). Here, the peeling roller gear 16 (sixth gear) is coaxial with the driving peeling roller 22 (see FIG. 4A) of the
これにより、テープ挿入口4aから導入されたキャリアテープ20を搬送スプロケット6によって位置決めスプロケット7まで搬送する。次いで位置決めスプロケット7によってキャリアテープ20を供給位置4bに位置決めする。さらに供給位置4bにて部品Pが取り出された後のキャリアテープ20を排出スプロケット8によってテープフィーダ1の下流側に排出する。このような構成により、テープフィーダ1においてキャリアテープ20を安定して確実に搬送することが可能となっている。
As a result, the
なお本実施の形態においては、第2のスプロケットである排出スプロケット8の径は、第1のスプロケットである位置決めスプロケット7の径よりも小さい。これにより、テープフィーダ1において部品実装装置に近接する側をコンパクトな形状にすることができ、部品実装装置において複数のテープフィーダ1が装着される部品供給部を小型化することが可能となる。
In this embodiment, the diameter of the
次に図4A、図4B、図5を参照して、位置決めスプロケット7、排出スプロケット8の上面を覆うとともに、キャリアテープ20を位置決めスプロケット7、排出スプロケット8に押し付けて係合させる開閉カバー18の構成および機能について説明する。図4Aは、開閉カバー18を保持した開閉カバー保持部19(カバー保持部)を、本体部2に固定されたブロック31に支持軸32よって軸支した状態における平面図である。なお図4Bは、図4Aに示す開閉カバー18を単体で示す平面図である。
Next, referring to FIGS. 4A, 4B, and 5, the configuration of an opening/
開閉カバー18は下面側が開放された略U字断面を有する部材である。開閉カバー18の上面部は、キャリアテープ20に当接して押さえるカバー部18a(図3参照)となっている。カバー部18aには、供給位置4bにて部品Pを取り出すための部品取り出し開口部18bが設けられている。部品取り出し開口部18bは、部品Pを部品実装装置へ供給する供給部としての機能を有している。
The opening/
さらにカバー部18aには、図4A、図4Bに示すように開閉カバー18を本体部2に対して下降させて閉じた状態において、それぞれ位置決めスプロケット7の係合ピン7a、排出スプロケット8の係合ピン8aを逃がすための第1の逃がし部18d、第2の逃がし部18eが設けられている。さらに、カバー部18aには、第1の逃がし部18dが一方の側面まで切り欠かれた切り欠き部18cが設けられている。図4Bに示すように、開閉カバー18には両側の側面が上流側に延出した基部18fが設けられている。さらに開閉カバー18には、カバー部18aが下流側に延出した係止部18g(図5参照)が設けられている。
4A and 4B, the
図5において、ブロック31は矩形ブロック状の部材であり、本体部2に固定されている。ブロック31の下面側においてテープ搬送路4の上面との間には、略板形状のテープ押さえ部材30がテープ搬送路4に沿って配置されている。テープ押さえ部材30はテープ搬送路4に沿って搬送されるキャリアテープ20の上面に当接して、上方から押さえつける機能を有している(図6A、図6B参照)。
In FIG. 5, a
テープ押さえ部材30はブロック31との間に配置されたバネ部材33によって下方に付勢されており、キャリアテープ20の厚み方向に変位可能となっている。これにより、厚み寸法の異なる複数種類のキャリアテープ20を搬送対象として、押さえ面に隙間を生じることなく、安定して搬送することが可能となっている。
The
ブロック31には、支持軸32を介して開閉カバー保持部19が支持軸32廻りの回転が自在に軸支されている。開閉カバー保持部19は一部が接線方向に延出した延出部19cを有する略円板形状の部材である。延出部19cには、図4Bに示す開閉カバー18の基部18fが、ビス締結により固定される。このような構成により、開閉カバー18はテープフィーダ1の本体部2に対して開閉カバー保持部19によって開閉可能に保持される。すなわち開閉カバー保持部19は開閉カバー18を保持し、この開閉カバー18をテープフィーダ1の本体部2に対して開閉させる機能を有している。
The opening/closing
図5は、開閉カバー保持部19によって保持された開閉カバー18が閉じた状態を示している。この状態では、前カバー9に設けられたロック機構によって開閉カバー18は閉状態に保たれる。すなわち前カバー9は、基部9bに対して上下方向にスライド可能で(矢印d)、且つ付勢バネ部材9cによって下方に付勢された昇降部9aを備えている。昇降部9aのスライド動作は、昇降部9aに設けられた長穴部9eと基部9bに設けられたピン9dとを組み合わせたガイド機構によってガイドされる。
FIG. 5 shows a state in which the opening/
昇降部9aの上部には係止ピン9f(図4A参照)が設けられており、係止ピン9fは開閉カバー18の下流側の端部から延出した係止部18gを係止可能な形状となっている。開閉カバー18を閉じるには、先ず昇降部9aを持ち上げて係止ピン9fを上昇させ、この状態で開閉カバー18を閉じて係止部18gを係止ピン9fの下方に位置させる。次いでこの状態で昇降部9aを下降させて、係止ピン9fを係止部18gに当接させる。これにより、係止部18gは付勢バネ部材9cの付勢力により下方に押さえ込まれてロックされ、開閉カバー18の閉状態が保持される。
A
この閉状態から開閉カバー18を開状態にするには、図9に示す開動作を行う。すなわち先ず昇降部9aを付勢バネ部材9cの付勢力に抗して上昇させ、係止ピン9fにより係止部18gを押さえ込んだロック状態を解除する。次いで開閉カバー18を持ち上げて図9に示す開状態にする(矢印m)。
To open the opening/
本実施の形態における開閉カバー保持部19には、上述の開閉動作において、開状態および閉状態での開閉カバー保持部19の位置決めを行う以下に説明する構成の位置決め部材40が設けられている(図12参照)。図12に示すように、開閉カバー保持部19の外周には、開閉カバー18の開閉状態に対応した第1の係合部19a、第2の係合部19bの2つの凹部が形成されている。
The opening/closing
さらに開閉カバー保持部19の外周にはこれらの第1の係合部19a、第2の係合部19bに係合可能な位置決め凸部40aが設けられた位置決め部材40が配置されている。位置決め部材40は支点40b廻りに回動可能となっており、位置決め凸部40aの反対端に結合された付勢バネ部材41によって矢印q方向、すなわち位置決め凸部40aを第1の係合部19a、第2の係合部19bに係合させる方向に付勢されている。これにより、以下に示すような開閉カバー18の開閉時の位置決めが行われる。
Further, a positioning
先ず開閉カバー18を開状態とする場合には、図13に示すように、開閉カバー18を持ち上げることにより(矢印r)、開閉カバー保持部19を回転させて位置決め凸部40aを第1の係合部19aに係合させる。また開閉カバー18を閉状態とする場合には、図12に示すように、位置決め凸部40aを第2の係合部19bに係合させる。
First, when opening the opening/
これにより、開閉カバー18の開閉状態に応じた開閉カバー保持部19の位置決めが可能となる。すなわち本実施の形態では、開閉カバー保持部19は、開閉カバー18が開いた位置で位置決め凸部40aと係合する第1の係合部19aを有し、開閉カバー18が閉じた位置で位置決め凸部40aと係合する第2の係合部19bを有する構成となっている。
As a result, the opening/closing
なお、図12に示す開閉カバー18の閉状態において、テープ搬送部3を構成する位置決めスプロケット7、排出スプロケット8へのキャリアテープ20の係合状態を安定させるため、開閉カバー18をテープ搬送部3に対して押圧する付勢力Fが作用していることが望ましい。この付勢力Fを簡便な構成によって実現するため、開閉カバー18を開閉カバー保持部19に結合する延出部19cに、上述の付勢力Fを作用させる機能を有する付勢手段19dを設けることが望ましい。付勢手段19dとしては、例えば弦巻ばねなど回転方向の弾発力を発生する弾性部材を用いることができる。
12, in order to stabilize the engaging state of the
次に図4A、図4B、図5を参照して、キャリアテープ20から剥離されたカバーテープ20aを引き取るテープ剥離機構21の構成および機能を説明する。図5に示すように、テープ搬送路4において位置決めスプロケット7の上流側の斜行部には、テープ剥離機構21が配置されている。テープ剥離機構21は、キャリアテープ20から剥離されたカバーテープ20aを引き取る一対のローラである駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23を備えている。
Next, with reference to FIGS. 4A, 4B, and 5, the configuration and function of the
駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23は、外周に相互に噛み合う歯部が設けられた歯付きローラであり、噛み合った歯部の間にカバーテープ20aを挟み込むことにより、キャリアテープ20からカバーテープ20aを引き取る機能を有している。図5に示すように、これら1対のローラのうち一方の駆動剥離ローラ22は、開閉カバー保持部19に装着されている。また1対のローラの片方である従動剥離ローラ23は、ブロック31の下面側にテープ搬送路4に沿って配置されたテープ押さえ部材30の下流側の端部に回転可能に設けられている。そしてこの構成により、1対の駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23の間の距離は、開閉カバー保持部19を回転させることによる開閉カバー18の開閉に連動して変化するようになっている。
The
テープ搬送路4においてテープ押さえ部材30の下流側には、テープ搬送路4の上面に沿って供給位置4bの手前に至る位置までテープカバー24が設けられている。テープカバー24はテープ押さえ部材30に固定されており、テープ押さえ部材30とともにキャリアテープ20の厚み方向に変位可能となっている。テープカバー24は、テープ剥離機構21によってカバーテープ20aが剥離されたキャリアテープ20の上面を覆う第1のカバーとして機能する。
A
すなわちカバーテープ20aが剥離された状態のキャリアテープ20においては、ポケット20bが露呈されて収納された部品Pが不安定となる。テープカバー24によってキャリアテープ20の上面を覆うことにより、カバーテープ20aが剥離された後のキャリアテープ20を、部品Pの脱落などの不具合を生じることなく、安定して搬送することができる。
That is, in the
なお、テープカバー24の下流側の先端部を、カバーテープ20aをキャリアテープ20から剥離する剥離部24aとして機能させることも可能である(図10,図11参照)。この場合には、テープカバー24はキャリアテープ20を押さえるとともにカバーテープ20aを剥離する剥離部24aが設けられた第1のカバーとなっている。
It is also possible to make the downstream end of the
本実施の形態に示すテープフィーダ1において、第1のカバーであるテープカバー24は、1対の駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23の上流にてキャリアテープ20を押さえるテープ押さえ部材30に固定して設けられている。また第2のカバーである開閉カバー18は、部品Pを部品実装装置へ供給する供給部としての部品取り出し開口部18bが設けられ、テープフィーダ1の本体に対して開閉自在に設けられた構成となっている。
In the
次に、テープ剥離機構21の駆動機構について説明する。図4Aに示すように、駆動剥離ローラ22は剥離ローラギア16と同軸に設けられている。また剥離ローラギア16と噛み合う第五伝動ギア17は開閉カバー保持部19と同軸に設けられている。また開閉カバー保持部19において、駆動剥離ローラ22は同軸の剥離ローラギア16が第五伝動ギア17と噛み合う位置に配置されている(図2も参照)。
Next, the driving mechanism of the
したがって開閉カバー18の開閉に伴う開閉カバー保持部19の回転において、剥離ローラギア16は常に第五伝動ギア17と噛み合った状態にあり、開閉カバー保持部19の回転において剥離ローラギア16は第五伝動ギア17の外周に沿って転動する。この転動においては、剥離ローラギア16の位置に拘わらず剥離ローラギア16には第五伝動ギア17から回転が伝達され、駆動剥離ローラ22が回転駆動される。
Therefore, when the opening/closing
すなわち上記構成は、剥離ローラギア16(ローラギア)と、第五伝動ギア17(ローラ駆動ギア)とを有している。ここで、剥離ローラギア16(ローラギア)は、駆動剥離ローラ22と同軸である。第五伝動ギア17(ローラ駆動ギア)は、剥離ローラギア16を駆動することにより駆動剥離ローラ22を回転させる。そして、開閉カバー保持部19を第五伝動ギア17と同軸で回転させることにより、開閉カバー18が開閉するとともに、剥離ローラギア16が第五伝動ギア17の外周を転動する。
That is, the above configuration has a peeling roller gear 16 (roller gear) and a fifth transmission gear 17 (roller driving gear). Here, the stripping roller gear 16 (roller gear) is coaxial with the
このようにして回転駆動される駆動剥離ローラ22は、図5に示すように、開閉カバー18が閉じられた状態においてのみ、従動剥離ローラ23と噛み合う。本実施の形態におけるテープ剥離機構21は、開閉カバー18が閉じた状態においてのみ駆動剥離ローラ22と従動剥離ローラ23との間にカバーテープ20aを挟み込んで引き取る機能を果たすように構成されている。すなわち、開閉カバー18が閉じてキャリアテープ20の上方を覆う状態のときは一対の駆動剥離ローラ22と従動剥離ローラ23でカバーテープ20aを挟んで捕捉する。開閉カバ-18が開いたときは一対の駆動剥離ローラ22と従動剥離ローラ23ローラの間隔が広がってカバーテープ20aを解放する。
As shown in FIG. 5, the driven peeling
次に、図6A、図6B、図7を参照して、テープ剥離機構21を構成する従動剥離ローラ23およびテープ剥離機構21に搬送されるキャリアテープ20をガイドするガイド機構の詳細構成を説明する。図6Aは、テープ押さえ部材30の下流側端部においてキャリアテープ20の搬送方向と直交する方向の断面を示している。図6Aにおいて、本体部2の上面はキャリアテープ20を搬送するテープ搬送面2iとなっている。テープ搬送面2iにはテープ搬送路4が開口しており、搬送状態においてキャリアテープ20は、テープ搬送路4にポケット20bを位置させた姿勢でセットされる。このセット状態では、キャリアテープ20はテープ搬送面2iに当接し、テープ押さえ部材30の下面に凸設された凸部30aがカバーテープ20aの上面に当接している。
Next, with reference to FIGS. 6A, 6B, and 7, the detailed configuration of the driven peeling
図6Bに示すように、テープ押さえ部材30の上面に形成された凹部30b、ブロック31の下面に形成された凹部31aには、弾性体であるバネ部材33が装着されている。バネ部材33は圧縮バネであり、固定されたブロック31と厚み方向に変位可能なテープ押さえ部材30との間に押し付け方向の付勢力を作用させる。これにより、テープ押さえ部材30の下面に形成された凸部30aはカバーテープ20aに当接して、キャリアテープ20をテープ搬送面2iに対して押圧する(矢印e)。
As shown in FIG. 6B, a
上記構成において、テープ押さえ部材30は、弾性体としてのバネ部材33によってテープフィーダ1の本体部2に固定されたブロック31と接続された形態となっている。これにより、搬送対象のキャリアテープ20の厚みの差を吸収することが可能となる。またテープ押さえ部材30は、キャリアテープ20の上面のカバーテープ20aに当接可能な凸部30aを有している。これにより、テープ押さえ部材30によってキャリアテープ20を押さえつける構成において、テープ押さえ部材30がカバーテープ20aに密着して円滑なスライド動作を妨げる不具合を防止できる。
In the above configuration, the
図6Aにおいて、テープ押さえ部材30の一方側の側端部に設けられた軸受け部34には、ベアリング35を介して剥離ローラ支持軸36が回転自在に保持されている。剥離ローラ支持軸36には、従動剥離ローラ23を構成するローラ部材37が結合されている。ローラ部材37は外周に駆動剥離ローラ22と噛み合う歯部が設けられた歯付きローラ部材であり、その外周には2条の円周溝部37aが形成されている。
6A, a peeling
円周溝部37aには、図7に示す巻き込み防止部材38が、ローラ部材37の剥離ローラ支持軸36廻りの回転を許容する形態で係合している。巻き込み防止部材38は、円周溝部37aの内周にEリング形式で係合するプレート部材であり、その上流側端部はブロック31に固定されている(図7参照)。
A
すなわちローラ部材37は、剥離ローラ支持軸36廻りに軸支されるとともに、巻き込み防止部材38によって回転が許容された状態で保持されている。なお、図4Aにおいては巻き込み防止部材38の図示を省略している。また駆動剥離ローラ22についても、同様構成の巻き込み防止部材38が装着されている。ローラ部材37に形成された円周溝部37aに巻き込み防止部材38が嵌入する形で存在することにより、以下のような効果を得る。
That is, the
1対の駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23によってカバーテープ20aを挟み込んで引き取るテープ剥離においては、挟み込まれたカバーテープ20aがいずれかの剥離ローラに巻き付いて正常なテープ引き取りが阻害されるテープ巻き込みが発生するおそれがある。本実施の形態に示すような巻き込み防止部材38を備えることにより、駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23の外周へのカバーテープ20aの巻き込みが防止される。
In tape peeling, in which the
すなわち、巻き込み防止部材38は、1対の駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23よって引き取られたカバーテープ20aが巻き込まれることを防止する巻き込み防止部として機能している。そして1対の駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23の片方である従動剥離ローラ23は、テープフィーダ1の本体部2に固定されたブロック31に、巻き込み防止部としての巻き込み防止部材38を介して連結された形態となっている。
That is, the
上述構成において、テープ剥離機構21の従動剥離ローラ23は、剥離ローラ支持軸36を介してテープ押さえ部材30に装着された保持形態となっている。これにより、対象となるキャリアテープ20の厚みが変化しても、テープ押さえ部材30とともに従動剥離ローラ23もキャリアテープ20の厚み方向に移動し、従動剥離ローラ23のカバーテープ20aからの距離が一定に保たれる。
In the above-described configuration, the driven peeling
図6Aにおいて、テープ搬送路4の底面には、1対のローラより成るテープ剥離機構21に対応した位置(図7参照)に、エア噴出孔2hが開口している。エア噴出孔2hは、エアジョイント2d(図1参照)およびエア供給孔2gを介して供給されるエアを、駆動剥離ローラ22と従動剥離ローラ23との間に噴射する。これにより、キャリアテープ20から剥離されたカバーテープ20aの先端を吹き上げて、駆動剥離ローラ22と従動剥離ローラ23との間に導入する。
In FIG. 6A, the bottom surface of the
すなわちエアを供給するエアジョイント2d、エア供給孔2g、エア噴出孔2hは、キャリアテープ20のテープ搬送路4による搬送経路において1対のローラである駆動剥離ローラ22と従動剥離ローラ23に対応する位置に設けられている。エアジョイント2d、エア供給孔2g、エア噴出孔2hは、エア噴出孔2hから噴射された気体の流れを用いてカバーテープ20aを駆動剥離ローラ22と従動剥離ローラ23との間に導入する導入部を構成している。このとき上述のように、従動剥離ローラ23のカバーテープ20aからの距離が一定に保たれることから、吹き上げられたカバーテープ20aの先端を駆動剥離ローラ22と従動剥離ローラ23によって確実に捕捉できる。
That is, the air joint 2d, the
本実施の形態に示す例では、上述の気体の流れとしてエア噴出孔2hから噴出されたエアを用いている。なお、エアを噴出する代わりに、駆動剥離ローラ22と従動剥離ローラ23との間に負圧を作用させ、この負圧を用いてカバーテープ20aを駆動剥離ローラ22と従動剥離ローラ23との間に導入するようにしてもよい。
In the example shown in this embodiment, the air jetted from the
図8A~8Cは、上述の導入部によるカバーテープ20aの引き取り動作を示している。この引き取り動作は、開閉カバー18を閉じた状態で実行される自動剥離である。先ず図8Aに示すように、予め先端部の所定長さのカバーテープ20aがキャリアテープ20から剥離された状態のキャリアテープ20がテープ搬送路4に沿って搬送される(矢印g)。このとき、テープ剥離機構21において、駆動剥離ローラ22が回転駆動されることによって、1対の駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23は、いずれも回転状態にある(矢印i,j)。そしてテープ搬送路4に設けられたエア噴出孔2hからは導入用のエアが噴出している(矢印h)。
Figures 8A-8C show the take-up operation of the
この状態で搬送が継続されると、図8Bに示すように、剥離された先端部のカバーテープ20aがテープ剥離機構21に到達する。エア噴出孔2hから噴出するエアの作用により、先端部のカバーテープ20aは吹き上げられて、駆動剥離ローラ22と従動剥離ローラ23との間に導入される。そしてカバーテープ20aが回転する駆動剥離ローラ22と従動剥離ローラ23によって挟み込まれることにより、図8Cに示すように、カバーテープ20aはキャリアテープ20から剥離されて引き取られる。
When the transport is continued in this state, the peeled
図9は、上述の自動剥離の後に開閉カバー18を開にした状態を示している。先ず前カバー9の昇降部9aを昇降させて(矢印k)、係止ピン9fによる係止部18gの係止を解除する。次いで開閉カバー18を持ち上げて(矢印m)、開閉カバー保持部19を支持軸32廻りに回動させ、図13に示すように、位置決め凸部40aを第1の係合部19aに係合させる。これにより、開閉カバー18は本体部2に対して開状態に保たれる。
FIG. 9 shows a state in which the opening/
次に、図10、図11を参照して、上述のテープ剥離機構21による自動剥離を用いずに、テープカバー24の剥離部24aを用いてカバーテープ20aの剥離を行う形態について説明する。本実施の形態のように、複数種類のキャリアテープ20を作業対象とする場合には、対象となるキャリアテープ20によってカバーテープ20aの剥離特性が異なる。すなわち図8A~8Cに示す自動剥離が問題なく適用できるテープ種類のみならず、動作エラーなく自動剥離を行うことが困難なテープ種類が存在する。
Next, with reference to FIGS. 10 and 11, an embodiment in which the
このため、本実施の形態では自動剥離の適用が困難なテープ品種については、以下に説明するように、テープカバー24の剥離部24aを用いてカバーテープ20aの剥離を行う。この形態では先ず図10に示すように、開閉カバー18を開状態とする(矢印n)。この状態でテープ搬送路4に沿ってキャリアテープ20をテープ送りし、テープカバー24の下面側を通過させてその先端部を位置決めスプロケット7、排出スプロケット8の上方を経由して前カバー9に到達させる。これにより、テープカバー24の下流側において、カバーテープ20aが露呈される。
Therefore, in the present embodiment, for tape types for which automatic peeling is difficult to apply, the
次いで露呈したカバーテープ20aをキャリアテープ20から引きはがして、図10に示すように、第1のカバーであるテープカバー24の下流端部の剥離部24aにて上流側へ折り返すことによって剥離させる。剥離されたカバーテープ20aは、開閉カバー18とテープカバー24の間を通じて上流側のカバーテープ収納部2bまで導かれる(矢印o)。
Next, the exposed
次いで図11に示すように、開閉カバー18を閉じて前カバー9によって係止する。すなわち前カバー9の昇降部9aに付勢バネ部材9cに下向きの付勢力を作用させ(矢印p)、係止ピン9fによって開閉カバー18の係止部18gを下方に押圧する。この状態では、開閉カバー保持部19に装着された駆動剥離ローラ22は従動剥離ローラ23と噛み合う位置にある。これにより、カバーテープ20aは1対の駆動剥離ローラ22と従動剥離ローラ23によって挟み込まれて、上流側へ引き取られる。
Next, as shown in FIG. 11, the opening/
すなわちテープカバー24の剥離部24aを用いた剥離形態では、カバーテープ20aは第1のカバーであるテープカバー24の剥離部24aにて、キャリアテープ20の搬送方向とは逆向きに折返されることによって剥離される。そして剥離部24aによって剥離されたカバーテープ20aは、第1のカバーであるテープカバー24と第2のカバーである開閉カバー18の間を通じて1対の駆動剥離ローラ22と従動剥離ローラ23によって引き取られる。
That is, in the peeling mode using the peeling
換言すれば、本実施の形態に示すテープフィーダ1は、前述の自動剥離を行うための第1の剥離経路と、テープカバー24の剥離部24aを用いてカバーテープ20aを剥離するための第2の剥離経路を備えた構成となっている。
In other words, the
すなわち、第1の剥離経路は、キャリアテープ20が搬送されるテープ搬送路4と、一対の駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23と、を有する構成となっている。ここで、一対の駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23は、キャリアテープ20の先端にあるカバーテープ20aを挟み込んで、キャリアテープ20からカバーテープ20aを剥離する。
In other words, the first peeling path has a
また第2の剥離経路は、キャリアテープ20が搬送されるテープ搬送路4と、テープカバー24(カバー)と、剥離部24aで剥離されたカバーテープ20aを一対の駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23へ導く経路と、を有する構成となっている。ここでテープカバー24は、キャリアテープ20を押えるとともにキャリアテープ20の搬送方向側の端部にキャリアテープ20からカバーテープ20aを剥離する剥離部24aを有している。
The second peeling path includes a
次に図14,図15A~15C、図16を参照して、本実施の形態に示すテープフィーダ1が有するテープ搬送部3におけるバックラッシュの調整機能について説明する。テープフィーダ1において、供給位置4bにおける部品の停止位置精度を高精度に確保するには、駆動源であるモータ5が発生したトルクを精度よく位置決めスプロケット7に伝達することが求められる。このため、本実施の形態に示すテープ搬送部3では、トルク伝達の枢要箇所におけるバックラッシュの調整を高精度に且つ作業性よく行えるよう、以下のような構成を採用している。
Next, with reference to FIGS. 14, 15A to 15C, and 16, the backlash adjusting function of the
図14は、テープ搬送部3においてモータ5が発生したトルクを位置決めスプロケット7に伝達する伝達経路を示している。この伝達経路において、モータ5と駆動ギア50、第一伝動ギア51と第二伝動ギア52、位置決めスプロケット7と位置決めスプロケットギア11とはそれぞれ同軸であることから、回転伝達誤差が発生する可能性がある箇所は、駆動ギア50から第一伝動ギア51への伝達箇所、第二伝動ギア52から第三伝動ギア15を介して位置決めスプロケットギア11への伝達箇所に限られる。
FIG. 14 shows a transmission path for transmitting the torque generated by the
このため本実施の形態では、上述の2つの伝達箇所におけるバックラッシュの調整を高精度且つ作業性よく行えるよう、調整対象となる少なくとも一つのギアを回転自在に支持するとともに、テープフィーダ1の本体部2に対して変位可能な支持部材を設けるようにしている。
For this reason, in the present embodiment, at least one gear to be adjusted is rotatably supported so that the backlash at the two transmission points can be adjusted with high accuracy and good workability. A support member that can be displaced with respect to the
先ず、少なくとも一つのギアには、モータ5と同軸に設けられる駆動ギア50が含まれている。そしてモータ取付部材5aはモータ5および駆動ギア50を支持しており、モータ取付部材5aの位置を微調整することにより、駆動ギア50と第一伝動ギア51との相対位置を微調整して(矢印s)、バックラッシュを調整する。ここでモータ取付部材5aは支持軸5bを介してテープフィーダ1の本体部2に接続されており、モータ取付部材5aは支持軸5b周りに回動する変位が可能となっている。
First, at least one gear includes a
次に、少なくとも一つのギアには、位置決めスプロケットギア11と第二伝動ギア52に噛み合う第三伝動ギア15が含まれている。そして第三伝動ギア15を支持するスライド部材15aはテープフィーダ1の本体部2に形成されたガイド溝43(図2も参照)に嵌合している。すなわちスライド部材15aはテープフィーダ1の本体部2に対して、ガイド溝43のガイド面43aによって矢印tで示される所定方向にガイドされている。ここで矢印tで示される所定方向とは、第三伝動ギア15と位置決めスプロケットギア11および第二伝動ギア52との相対位置を併せて微調整可能な方向であり、スライド部材15aはこの所定方向へスライドする変位が可能となっている。
At least one gear includes a
そしてモータ取付部材5a、スライド部材15aは、モータ取付部材5aの支持軸5b周りに回動する変位、スライド部材15aの所定方向へスライドする変位を、図15A~15Bに示す位置調整ツール44によって調整可能に取り付けられている。すなわち、モータ取付部材5a、スライド部材15aのそれぞれに設けられた調整用開口42に、以下に説明する位置調整ツール44を嵌合させて所定の調整動作を行うことにより、モータ取付部材5a、スライド部材15aの位置の微調整が実行される。そして微調整が実行された後には、それぞれ固定ねじ5c、15dを締結することにより、モータ取付部材5a、スライド部材15aを本体部2に対して固定する。
The
図15A~15Bは、この微調整に使用される位置調整ツール44の構成および調整動作を示している。図15Aに示すように、位置調整ツール44は円形部材46に円柱棒状の操作用部材45を結合し、操作用部材45の先端部を円形部材46から突出させた突起部45aを有する構成となっている。
Figures 15A-15B show the configuration and adjustment operation of the
位置調整ツール44は偏心ツールであり、図15Bに示すように、操作用部材45の軸線は円形部材46の中心に対して所定の偏心量eだけ偏心して設けられている。本体部2においてモータ取付部材5a、スライド部材15aに形成された調整用開口42に対応する位置には、突起部45aを嵌合させるための嵌合部2jが設けられている。
The
位置調整ツール44によってモータ取付部材5a、スライド部材15aの位置を微調整するには、図15Cに示すように、円形部材46をモータ取付部材5a、スライド部材15aに設けられた調整用開口42に嵌合させるとともに、突起部45aを嵌合部2jに嵌合させる。そしてこの状態で操作用部材45を回転操作して(矢印u)、円形部材46を操作用部材45廻りに回転させる。このとき、操作用部材45の回転方向および回転量を調整することにより、モータ取付部材5a、スライド部材15aを所望の調整量だけ変位させることができる(矢印v)。
In order to finely adjust the positions of the
この位置調整に際しては、図16に示すように、先ず固定ねじ5c、15dを緩めてモータ取付部材5a、スライド部材15aを変位可能な状態にして、図15Cに示す作業動作を行う。すなわち、モータ取付部材5a、スライド部材15aの調整用開口42に順次、位置調整ツール44を挿入して、図15Cに示す操作、すなわち操作用部材45を所要量だけ回転させる操作(矢印x,y)を行う。
For this position adjustment, as shown in FIG. 16, first, the fixing
この操作により、モータ取付部材5aは、駆動ギア50が矢印s方向に移動するように支持軸5b廻りに変位する。同様にスライド部材15aは、第三伝動ギア15が矢印t方向にスライドするように変位する。そしてこの変位により、駆動ギア50と第一伝動ギア51、第三伝動ギア15と位置決めスプロケットギア11および第二伝動ギア52のそれぞれの噛み合い部のバックラッシュの調整が行われる。このようにしてバックラッシュの調整を行った後には、固定ねじ5c、15dを締結して、モータ取付部材5a、スライド部材15aの位置固定が行われる。
By this operation, the
上記説明したように、本実施の形態に示すテープフィーダ1は、部品が収納された複数のポケット20bを有しポケット20bを封止するカバーテープ20aが貼付されたキャリアテープ20を搬送して、部品を部品実装装置へ供給する。テープフィーダ1は、キャリアテープ20に係合してキャリアテープ20を搬送するテープ搬送部3と、テープ搬送部3によって搬送されるキャリアテープ20の上方を覆う開閉可能な開閉カバー18と、キャリアテープ20から剥離されたカバーテープ20aを引き取る一対の駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23を備える。一対の駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23の間の距離は、開閉カバー18の開閉に連動して変化する。この構成により、開閉カバー18の開閉と一対の駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23の開閉とを単一動作で同時に行うことができ、キャリアテープ20のセットのための準備作業を簡略化して作業効率を向上できる。
As described above, the
また本実施の形態に示すテープフィーダ1の変形例は、上述と同様構成のテープフィーダ1において、カバーテープ20aを挟み込んで引き取ることによりキャリアテープ20からカバーテープ20aを剥離する1対の駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23と、キャリアテープ20を押さえるとともにカバーテープ20aを剥離する剥離部24aが設けられたテープカバー24とを備える。これにより、2種類の剥離方式を選択的に実行可能な構成としている。この構成により、特性が異なる複数種類のキャリアテープ20を対象とする場合にあっても、キャリアテープ20の特性に応じた剥離方式によって、キャリアテープ20からカバーテープ20aを確実に剥離し、実装ミスの発生を抑制できる。
A modified example of the
また本実施の形態に示すテープフィーダ1の他の変形例は、上述と同様構成のテープフィーダ1において、キャリアテープ20に設けられた送り孔20cに係合して回転し、部品実装装置への供給位置4bに部品を搬送する位置決めスプロケット7と、部品が供給された後のキャリアテープ20の送り孔20cに係合して回転し、キャリアテープ20をテープフィーダ1から排出する排出スプロケット8とを備える。そして、排出スプロケット8の径を位置決めスプロケット7の径よりも小さく設定している。これにより、排出スプロケット8を備えた構成のテープフィーダ1において、先端部分を小型化して、コンパクト化を実現できる。
Another modified example of the
また本実施の形態に示すテープフィーダ1の他の変形例は、上述と同様構成のテープフィーダ1において、キャリアテープ20が搬送されるテープ搬送路4上に設けられカバーテープ20aを挟み込んで引き取る一対の駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23と、キャリアテープ20の上面を押えるとともに、キャリアテープ20の厚み方向に変位可能なテープ押さえ部材30とを備える。一対のローラの片方である従動剥離ローラ23は、テープ押さえ部材30に回転可能に設けられている。これにより、一対のローラによってカバーテープ20aの引き取りを行う構成において、薄いキャリアテープ20を対象とする場合にあっても安定してカバーテープ20aの引き取りを行える。
Another modified example of the
また本実施の形態に示すテープフィーダ1の他の変形例は、上述と同様構成のテープフィーダ1において、キャリアテープ20に設けられた送り孔20cに係合して回転し部品実装装置への供給位置に部品を搬送する搬送する位置決めスプロケット7と、位置決めスプロケット7を回転させるトルクを発生するモータ5と、トルクを位置決めスプロケット7に伝達する少なくとも一つギアを備える。そして、少なくとも一つのギアを回転自在に支持するとともに、テープフィーダ1の本体部2に対して変位可能なモータ取付部材5a、スライド部材15aを有する構成としている。これにより、バックラッシュの調整を容易に行うことができ、高い部品停止位置精度を確保することができる。
Another modified example of the
次に図17A、図17Bを参照して、本実施の形態の部品供給装置における別の変更例について説明する。図1~図16に示すテープフィーダ1では、開閉カバー18の開閉動作において下流側を持ち上げることにより開閉カバー18を開放するように構成されていた。これに対し、図17A、図17Bに示す変更実施例では上流側を持ち上げることにより開閉カバー118を開放するようにしている。
Next, with reference to FIGS. 17A and 17B, another modification of the component supply device of this embodiment will be described. The
図17Aにおいて、テープフィーダ101は、図5に示すテープフィーダ1と同様に、キャリアテープ20を搬送して部品を部品実装装置に供給する機能を有している。テープフィーダ101は、テープフィーダ1におけるテープ搬送部3と同様の構成および機能を有するテープ搬送部103を備えている。テープ搬送部103は、テープフィーダ1と同様に、テープ搬送路4内をテープ押さえ部材130に沿って上流側から供給されるキャリアテープ20に係合する位置決めスプロケット107、排出スプロケット108を備えている。位置決めスプロケット107、排出スプロケット108を駆動モータ(図示省略)によって回転駆動することにより、テープ搬送部103はキャリアテープ20を下流側に搬送し、所定の部品供給位置に位置決めする。
In FIG. 17A, a
テープ搬送部103によって搬送されるキャリアテープ20の上方は、開閉可能な開閉カバー118によって覆われている。開閉カバー118はテープフィーダ1における開閉カバー18と同様の断面形状を有しており、上面部はキャリアテープ20に当接して押さえるカバー部118aとなっている。開閉カバー118によってキャリアテープ20の上面を押さえ込むことにより、キャリアテープ20は位置決めスプロケット107、排出スプロケット108に係合する。
The upper side of the
開閉カバー118の開閉動作および本体部102に対して開閉カバー118を押圧して装着するカバー装着部について説明する。本体部102において開閉カバー118の下流側および上流側の端部に対応する位置には、それぞれ以下の構成を有する下流側装着部109、上流側装着部110が設けられている。
The opening/closing operation of the opening/
以下に下流側装着部109について説明する。本体部102の下流側の端部には、略門形断面形状の保持部材60が固定されている。開閉カバー118を装着した状態では、保持部材60の側面(図17Aにおける紙面)を開閉カバー118の側面によって水平方向の両側から挟み込む。保持部材60の側面には、上下方向に延びる長穴60aが形成されている。開閉カバー118の下流側の先端部には、水平方向に挿通して両側に突出したカバー装着ピン118bが固定されている。開閉カバー118を装着した状態で、カバー装着ピン118bは、上下方向の移動が許容された状態で、長穴60aに嵌入している。
The downstream mounting
保持部材60の内部には、カバー装着ピン118bを下方に付勢する圧縮バネ部材61が装着されている。これにより、カバー装着ピン118bは長穴60a内において下端部に押しつけられ、この状態で位置が保持される。すなわち、下流側装着部109によって開閉カバー118は本体部102に保持されるとともに、開閉カバー118の先端部には下向きの押圧力が作用する(矢印z1)。なお、圧縮バネ部材61の代わりに、ねじりバネを用いても構わない。
A
次に上流側装着部110について説明する。本体部102において開閉カバー118の上流側には、係止ブロック62が水平に配置された軸支ピン63によって軸支されている。係止ブロック62の上端部の下流側には係止ピン65が延出して設けられている。開閉カバー118の上流側の端部には被係止部118cが設けられている。係止ピン65の先端部は、図17Aに示す状態、すなわち開閉カバー118が閉じられた状態において、被係止部118cに上方から当接して係止可能な位置にある。
Next, the
また係止ブロック62の下端部の上流側には引張りバネ部材64が結合されており、係止ブロック62には軸支ピン63を支点として時計廻りに回転させる回転付勢力が作用している。これにより開閉カバー118が閉じられた状態において、係止ピン65は被係止部118cに上方から当接して、開閉カバー118の上流側の端部を下方に押圧する(矢印z2)。
A
すなわち図17Aに示す状態は、開閉カバー118の下流側および上流側のそれぞれの先端部において、それぞれ下流側装着部109、上流側装着部110によって、開閉カバー118に対して下向きの押圧力を作用させた状態となっている。これにより、開閉カバー118はテープ搬送部103に対して押圧されて、キャリアテープ20の位置決めスプロケット107、排出スプロケット108との係合状態が保たれ、さらにテープフィーダ101の本体部102に装着された状態が保たれる。また、開閉カバー118に対して下向きの押圧力を作用させることで、キャリアテープ20の下面が本体部102に密着し、キャリアテープ20の上面が開閉カバー118の下面に密着する。これにより、キャリアテープ20が本体部102と開閉カバー118の下面によってガイドされることになるので、キャリアテープ20を安定的に搬送することができる。すなわち、下流側装着部109、上流側装着部110は、開閉カバー118をテープ搬送部103に対して押圧するとともに、テープフィーダ101の本体部102に装着するカバー装着部を構成している。
That is, in the state shown in FIG. 17A , downward pressing forces are applied to the opening/
テープ搬送路4においてテープ押さえ部材130の下流側には、テープ搬送路4に沿って部品供給位置の手前に至る位置までテープカバー124が設けられている。テープカバー124の下流側の先端部は、下流側にてキャリアテープ20から引きはがされたカバーテープ20aを周回させて上流側へ折り返すことによりカバーテープ20aを剥離する剥離部として機能する(図10参照)。
A
テープフィーダ101は、このようにしてキャリアテープ20から剥離されたカバーテープ20aを引き取る1対のローラである駆動剥離ローラ122、従動剥離ローラ123を備えている。これら1対のローラのうち、一方のローラである従動剥離ローラ123は、開閉カバー118に装着されている。また1対のローラのうち、他方のローラである駆動剥離ローラ122は、テープ搬送路4に沿って配置されたテープ押さえ部材130の先端部に設けられている。
The
駆動剥離ローラ122には、モータ105によって回転駆動される伝動ギヤ機構117の回転が、アイドラ116を介して伝達される。モータ105、伝動ギヤ機構117、アイドラ116は、上述の1対のローラのうち他方のローラである駆動剥離ローラ122を駆動するローラ駆動手段を構成する。
Rotation of a
テープカバー124の先端部の剥離部によって剥離されたカバーテープ20aは上流側に折り返される。そしてカバーテープ20aが1対の駆動剥離ローラ122、従動剥離ローラ123によって挟み込まれた状態で駆動剥離ローラ122を駆動することにより、カバーテープ20aは引き取られて本体部102に設けられたカバーテープ収納部102b内に送り込まれる。
The
図17Bは、上流側装着部110を操作して開閉カバー118の上流側の係止を解除して、開閉カバー118を開放した状態を示している。開閉カバー118の開放に際しては、係止ブロック62を引張りバネ部材64の付勢力に抗して係止解除方向(矢印z3)に回動させる。これにより係止ピン65による被係止部118cの係止が解除され、開閉カバー118を開放方向(矢印z4)に回動させて、開閉カバー118を開放することが可能となる。
FIG. 17B shows a state in which the
これにより、開閉カバー118に装着された従動剥離ローラ123もともに移動し、駆動剥離ローラ122から離れた状態となる。本実施の形態に示すテープフィーダ101では、キャリアテープ20から剥離されたカバーテープ20aを引き取る一対のローラである駆動剥離ローラ122、従動剥離ローラ123の距離は、開閉カバー118の開閉に連動して変化する。
As a result, the driven peeling
すなわち、開閉カバー118が閉じてキャリアテープ20の上方を覆う状態のときは、一対の駆動剥離ローラ122、従動剥離ローラ123でカバーテープ20aを挟んで捕捉する。そして開閉カバー118が開いたときは一対の駆動剥離ローラ122、従動剥離ローラ123の間隔が広がってカバーテープ20aを解放する。これにより、キャリアテープ20のテープフィーダ101へのセット作業において、引きはがしたカバーテープ20aを一対の駆動剥離ローラ122、従動剥離ローラ123の間に挟み込ませる繁雑な操作を要することなく、単に開閉カバー118を閉じる簡単な操作によってキャリアテープ20をテープフィーダ101にセットすることができる。
That is, when the opening/
本実施の形態におけるテープフィーダ1は、部品Pを収納した複数のポケット20bがカバーテープ20aによって封止されたキャリアテープ20を搬送して、部品Pを部品実装装置へ供給する。テープフィーダ1は、一対のローラ(駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23)と、第1のカバー(テープカバー24)とを備える。ここで、一対のローラは、カバーテープ20aを挟み込んで引き取ることによりキャリアテープ20からカバーテープ20aを剥離する。第1のカバー(テープカバー24)には、キャリアテープ20を押さえるとともにカバーテープ20aを剥離する剥離部24aが設けられている。
The
テープフィーダ1は、さらに、導入部を備える。ここで、導入部は、キャリアテープ20の搬送経路において、一対のローラに対応する位置に設けられると共に、気体の流れを用いてカバーテープ20aを一対のローラへ導入する。
The
テープフィーダ1の導入部は、エアを噴出させて、カバーテープ20aを一対のローラへ導入する。
The introduction part of the
テープフィーダ1の導入部は、負圧を用いて、カバーテープ20aを一対のローラへ導入してもよい。
The introduction section of the
テープフィーダ1は、さらに、第2のカバー(開閉カバー18)を備える。ここで、第2のカバー(開閉カバー18)は、部品Pを部品実装装置へ供給する供給部(部品取り出し開口部18b)を有すると共に、テープフィーダ1の本体に対して開閉自在に設けられている。
The
テープフィーダ1のテープカバー24は、テープ押さえ部材30に固定して設けられる。
A
テープフィーダ1のカバーテープ20aは、テープカバー24の剥離部24aにてキャリアテープ20の搬送方向とは逆向きに折返されることによって剥離される。そして、剥離部24aによって剥離されたカバーテープ20aは、テープカバー24と開閉カバー18の間を通じて一対のローラによって引き取られる。
The
テープフィーダ1は、部品Pを収納した複数のポケット20bがカバーテープ20aによって封止されたキャリアテープ20を搬送して、部品Pを部品実装装置へ供給する。テープフィーダ1は、第1の剥離経路と、第2の剥離経路と、を備える。ここで、第1の剥離経路は、キャリアテープ20が搬送される搬送路(テープ搬送路4)と、一対のローラ(駆動剥離ローラ22、従動剥離ローラ23)と、を有する。一対のローラは、キャリアテープ20の先端にあるカバーテープ20aを挟み込んで、キャリアテープ20からカバーテープ20aを剥離する。第2の剥離経路は、テープカバー24と、剥離部24aで剥離されたカバーテープ20aを一対のローラへ導く経路と、を有する。テープカバー24は、キャリアテープ20を押えるとともに、キャリアテープ20の搬送方向側の端部に、キャリアテープ20からカバーテープ20aを剥離する剥離部24aを有している。
The
上記のように、本開示によれば、キャリアテープのセットのための準備作業を簡略化して作業効率を向上できる。 As described above, according to the present disclosure, it is possible to simplify the preparatory work for setting the carrier tape and improve work efficiency.
本開示の部品供給装置は、キャリアテープのセットのための準備作業を簡略化して作業効率を向上させることができるという効果を有している。そのため、テープフィーダから取り出した部品を基板に実装する部品実装分野において有用である。 The component supply device of the present disclosure has the effect of simplifying the preparatory work for setting the carrier tape and improving work efficiency. Therefore, it is useful in the field of component mounting where components picked up from a tape feeder are mounted on a substrate.
1、101 テープフィーダ
2、102 本体部
3、103 テープ搬送部
4 テープ搬送路
5、105 モータ
5a モータ取付部材
6 搬送スプロケット
7、107 位置決めスプロケット
8、108 排出スプロケット
10 フィーダ制御部
11 位置決めスプロケットギア
12 排出スプロケットギア
13 第四伝動ギア
14 搬送スプロケットギア
15 第三伝動ギア
15a スライド部材
16 剥離ローラギア
17 第五伝動ギア
18、118 開閉カバー
18a、118a カバー部
18b 部品取り出し開口部
19 開閉カバー保持部
19a 第1の係合部
19b 第2の係合部
19d 付勢手段
20 キャリアテープ
20a カバーテープ
20b ポケット
21 テープ剥離機構
22、122 駆動剥離ローラ
23、123 従動剥離ローラ
24、124 テープカバー
24a 剥離部
30、130 テープ押さえ部材
30a 凸部
31 ブロック
33、64 バネ部材
38 巻き込み防止部材
40a 位置決め凸部
44 位置調整ツール
46 円形部材
109 下流側装着部
110 上流側装着部
Claims (10)
前記キャリアテープを搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記キャリアテープの上方を覆う開閉可能なカバーと、
前記キャリアテープから剥離された前記カバーテープを引き取る一対のローラと、
を備え、
前記一対のローラの間の距離は、前記カバーの開閉に連動して変化する、
部品供給装置。A component supply device that has a plurality of pockets containing components, conveys a carrier tape to which a cover tape that seals the plurality of pockets is attached, and supplies the components to a component mounting device,
a conveying unit that conveys the carrier tape;
an openable/closable cover covering above the carrier tape conveyed by the conveying unit;
a pair of rollers for picking up the cover tape peeled off from the carrier tape;
with
The distance between the pair of rollers changes in conjunction with the opening and closing of the cover.
Parts supply device.
前記カバーが開いたときは、前記一対のローラの間隔が広がって前記カバーテープを解放する、
請求項1に記載の部品供給装置。When the cover is closed and covers the upper side of the carrier tape, the pair of rollers sandwiches and captures the cover tape,
When the cover is opened, the gap between the pair of rollers widens to release the cover tape.
The component supply device according to claim 1.
前記一対のローラのうち一方のローラは、前記カバー保持部に装着されている、
請求項1に記載の部品供給装置。further comprising a cover holding portion for holding and opening and closing the cover;
One roller of the pair of rollers is attached to the cover holding portion,
The component supply device according to claim 1.
前記カバー保持部は、前記カバーを開いた位置で前記位置決め部材と係合する第1の係合部を有する、
請求項3に記載の部品供給装置。further comprising a positioning member for positioning the cover holding portion;
The cover holding portion has a first engaging portion that engages with the positioning member at a position where the cover is opened,
The component supply device according to claim 3.
請求項4に記載の部品供給装置。The cover holding portion has a second engaging portion that engages with the positioning member in a position where the cover is closed,
The component supply device according to claim 4.
前記ローラギアを駆動することにより前記一方のローラを回転させるローラ駆動ギアと、
をさらに備え、
前記カバー保持部を前記ローラ駆動ギアと同軸で回転させることにより、前記カバーを開閉させるとともに、前記ローラギアを前記ローラ駆動ギアの外周を転動させる、
請求項3に記載の部品供給装置。a roller gear coaxial with the one roller;
a roller driving gear that rotates the one roller by driving the roller gear;
further comprising
By rotating the cover holding portion coaxially with the roller drive gear, the cover is opened and closed, and the roller gear is caused to roll on the outer periphery of the roller drive gear.
The component supply device according to claim 3.
請求項3に記載の部品供給装置。The cover holding section has biasing means for exerting a biasing force that presses the cover against the conveying section.
The component supply device according to claim 3.
請求項1に記載の部品供給装置。One roller of the pair of rollers is attached to the cover,
The component supply device according to claim 1.
請求項8に記載の部品供給装置。further comprising a cover mounting portion that presses the cover against the conveying portion;
The component supply device according to claim 8.
請求項8に記載の部品供給装置。Further comprising roller driving means for driving the other roller of the pair of rollers,
The component supply device according to claim 8.
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