JP7203933B1 - ドローン - Google Patents
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Abstract
Description
図1Aは本開示に係るドローン1の斜視図であり、図1Aはドローン1の底面図である。ドローン1は、図5に示されているように、コントローラ2により送信された操縦信号に従って遠隔操作される。遠隔操作には、目視内飛行および目視外飛行が含まれる。遠隔操作によりドローン1は飛行または走行をするとともに、ドローン1のカメラ13により撮像された画像がコントローラ2に送信される。
図1Aおよび図1Bに示されているように、ドローン1は、本体部11、本体部11の前方の左右両側に設けられたプロペラ12FLおよび12FR、本体部11の後方の左右両側に設けられたプロペラ12RLおよび12RR、本体部11の前方の中央に設けられた脚部15F、並びに本体部11の後方の左右両側に設けられた脚部15RLおよび15RRを備える。図1Aおよび図1Bに示されているように、脚部15F、脚部15RLおよび15RRは、ドローン1が着地している際にドローン1を支持できるように、本体部11の底部に備えられている。
本体部11は、図1Aおよび図1Bに示されているように、平面視で中央に位置する中央部11Cと、平面視で中央部11Cから相異なる4つの径方向へ延伸するアーム11A1~11A4とを有する。なお、図1Aおよび図1Bに示されているように、アーム11A1~11A4の他に、支持アームを有していてもよい。中央部11Cには、後述する制御部16、ESC(Electronic Speed Controller)17、および不図示のバッテリが搭載される。各アームの先端からは、略鉛直方向に沿ってモータ軸が位置するように、モータ18(図5を参照)が配置されている。各モータ18の回転軸の先端にはプロペラ12FL、12FR、12RLまたは12RRが固定されている。また、本体部11は、4つのプロペラの外周を取り囲むような防護フレームを有する。このような本体部11の形状は一例に過ぎず、飛行可能である限り本体部11は種々の形状を取り得る。
プロペラ12FL、12FR、12RLおよび12RRは、それぞれ1つのモータ18(図5を参照)に機械的に接続されている。4つのモータ18はそれぞれ1つのESC(Electronic Speed Controller)17(図5を参照)に電気的に接続されており、モータ18の回転数が制御部16の下でESC17により制御される。モータ18が駆動されることによりプロペラ12FL、12FR、12RLおよび12RRが回転し、これにより揚力または推進力が得られ、飛行または走行をする方向が制御される。なお、反トルクを相殺できるように、プロペラ12FLと12RRの形状が同一であり、プロペラ12FRと12RLの形状が同一となっている。
脚部15F、15RL、15RRは、本体部11の底部に設けられ、ドローン1が着地または着床した際にドローン1の本体部11を支持する。脚部15Fは、図1Aおよび図1Bでは1つしか示されていないが、2つ以上であってもよい。脚部15Fは、ドローン1が着地または着床した状態において、脚部15F単体で、ドローン1の任意の方向への移動を許容するような回転体(15F1;15FT)を備える。回転体(15F1;15FT)を備えることにより、ドローン1は、ヨーイングや、ドローン1の真横方向(Left方向またはRight方向)への移動も可能となる。なお、ヨーイングとは、ドローン1の上下方向に伸びる軸(図1Aおよび図1Bに示した、Front/Rear方向の軸およびLeft/Right方向の軸の両軸に直交するTop/Bottom軸に沿った方向)の軸周りの回動をいう。
無線部19は、コントローラ2から送信されたドローン1の操作信号を受信する。操作信号の例には、ドローン1の飛行姿勢に関する信号および飛行速度または走行速度に関する信号が含まれる。操作信号には、ライト14のオン/オフに関する信号、カメラ13のオン/オフに関する信号が含まれていてもよい。無線部19は、受信した操作信号を制御部16へ出力する。
制御部16は不図示のプロセッサおよびメモリを備え、メモリに格納されたプログラムがプロセッサに読み出されて実行されることにより、制御部16はドローン1の種々の動作を制御する。
ESC(Electronic Speed Controller)17は、典型的には各モータ(プロペラ)に対応して設けられており、図1Aに示した4枚のプロペラを備えるドローン1の場合には4つのESC17が備えられる。各ESC17は、制御部16から受信した制御信号に従って、対応するモータ18を回転させる。
カメラ13は、例えば、例えば、CCD(Charged Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサにより実現され、画像を撮像する。カメラ13により撮像された撮像画像は制御部16に出力される。カメラ13は、平面視において、本体部11の中央部11Cから回転体(15F1、15FT)を備えている脚部15Fを望む方向がカメラ13の画角内に含まれるように配置されている。
ライト14Lおよび14Rは、例えばLEDライトである。床下等の暗い空間を撮像する際に、ライト14Lおよび14Rによりその空間が照光される。
(操作部)
操作部22は、ドローン1の操縦者による操縦を受け付けるインタフェースである。操作部22は、例えば、不図示のレバーまたはボタンにより構成される。
制御部21は不図示のプロセッサおよびメモリにより構成され、メモリに格納されたプログラムが実行されることにより制御部21はコントローラ2の各部の動作を制御する。例えば、操作部22の操作に応じて所定の制御信号を生成し、生成した制御信号を無線部24へ供給する。
無線部24は、制御部21から受信した制御信号を送信する。また、無線部24は、ドローン1の無線部19から送信されたカメラ13により撮像された画像データを受信して、受信した画像データを制御部21へ出力する。
以上のように構成されたドローン1によれば、埃が舞い上がることを抑制することができる。従来のドローンの場合、ドローンが着地している際にはドローンが滑らないように、ドローンの脚部に一定の摩擦力が生じるようになっている。そのため、ドローンが着地している場所(以下、「地点A」という。)から他の床面または地面上の位置(以下、「地点B」という。)へ移動する際、ドローンに揚力を発生させてドローンを上昇させ、地点Bの上方まで移動させ、プロペラの回転数を落として地点Bに着地させるというプロセスを経る必要があった。プロペラの回転によりドローンの周囲に風の流れが万遍なく生じるので、埃がドローンの周囲に万遍なく舞い上がり、良好な画像を撮像することができなかった。
以上で説明したドローンのいくつかの側面について、以下のとおりまとめる。
付記1のドローンは、本体部(11)と、前記本体部を支持する複数の脚部(15F、15RL、15RR)と、前記本体部に揚力または推進力を発生させるプロペラ(12FL、12FR、12RL、12RR)と、を備えたドローンであって、前記複数の脚部のうち少なくとも1つの脚部(15F;15FT)は、前記ドローンが着地または着床した状態において、前記少なくとも1つの脚部単体で、前記ドローンの任意の方向への移動を許容する回転体(15F1;15FT)を備える。
付記2のドローンは、付記1のドローンであって、前記回転体は球体(15F1)である。
付記3のドローンは、付記2のドローンであって、前記少なくとも1つの脚部は、前記球体を回転可能に受容する球体保持部(15F2)を更に備える。
付記4のドローンは、付記1のドローンであって、前記回転体は水平軸の軸周りおよび鉛直軸の軸周りに回転可能な車輪(15FT)である。
付記5のドローンは、付記1から4のいずれかのドローンであって、前記複数の脚部のうち少なくとも1つの他の脚部(15RL、15RR)は回転しない制動部材でできている。
付記6のドローンは、付記1から5のいずれかのドローンであって、画像を撮像するカメラ(13)を更に備える。
付記7のドローンは、付記6のドローンであって、平面視において前記本体部(11)の中央部(11C)から前記少なくとも1つの脚部(15F;15FT)を望む方向が、前記カメラの画角内に含まれるように前記カメラが配置されている。
Claims (6)
- 本体部と、
前記本体部の前方に設けられた少なくとも1つの前方脚部と、前記本体部の後方に設けられた2つの後方脚部とを含む、前記本体部を支持する複数の脚部と、
前記本体部に揚力または推進力を発生させるプロペラと、
を備えたドローンであって、
前記少なくとも1つの前方脚部は、前記ドローンが着地または着床した状態において、前記少なくとも1つの前方脚部単体で、前記ドローンの任意の方向への移動を許容する回転体を備え、
前記2つの後方脚部は、回転しない制動部材でできている、
ドローン。 - 前記回転体は球体である、請求項1に記載されたドローン。
- 前記少なくとも1つの前方脚部は、前記球体を回転可能に受容する球体保持部を更に備える、請求項2に記載されたドローン。
- 前記回転体は水平軸の軸周りおよび鉛直軸の軸周りに回転可能な車輪である、請求項1に記載されたドローン。
- 画像を撮像するカメラを更に備えた、請求項1から4のいずれか1項に記載されたドローン。
- 平面視において前記本体部の中央部から前記少なくとも1つの脚部を望む方向が、前記カメラの画角内に含まれるように前記カメラが配置されている、請求項5に記載されたドローン。
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