JP7200990B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、移動ロボットとして、脚式のロボット装置の開発が進められている。脚式のロボット装置は、車輪式のロボット装置では移動が困難な段差又は階段を含む環境、及び不整地などの環境でも自由に移動することが可能である。そのため、脚式のロボット装置は、人間が行っていた山道などでの荷物の運搬を代替することが可能な移動体として期待されている。
このような脚式のロボット装置の姿勢又は歩行を制御する技術として、様々な技術が検討されている。例えば、下記の特許文献1には、脚部の足裏に力センサを備え、力センサによるセンシング結果に基づいて荷物運搬時の重心を決定する脚式ロボットが開示されている。
特開平6-170758号公報
しかし、特許文献1に記載の脚式ロボットは、高価な力センサを用いるため、製造コストが高かった。また、特許文献1に記載の脚式ロボットでは、大荷重がかかる脚部の足裏に力センサを設けるため、力センサが塑性変形したり、破壊されたりしやすく、頻繁な交換が必要であった。そのため、特許文献1に記載の脚式ロボットは、運用コストが高かった。
そこで、本開示では、力センサ等を用いずともロボット装置の重心を推定することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提案する。
本開示によれば、複数の脚部にそれぞれ含まれる1つ以上の関節に印加されるトルクに基づいて、前記複数の脚部の各々にかかる接地面からの反力を算出し、算出した前記複数の脚部の前記反力に基づいて、前記複数の脚部を備えるロボット装置の重心を推定する重心推定部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、演算処理装置によって、複数の脚部にそれぞれ含まれる1つ以上の関節に印加されるトルクに基づいて、前記複数の脚部の各々にかかる接地面からの反力を算出することと、算出した前記複数の脚部の前記反力に基づいて、前記複数の脚部を備えるロボット装置の重心を推定することと、を含む、情報処理方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、複数の脚部にそれぞれ含まれる1つ以上の関節に印加されるトルクに基づいて、前記複数の脚部の各々にかかる接地面からの反力を算出し、算出した前記複数の脚部の前記反力に基づいて、前記複数の脚部を備えるロボット装置の重心を推定する重心推定部と、として機能させる、プログラムが提供される。
本開示によれば、脚部の各々の関節に印加されるトルクと、脚部の各々のリンクの長さとに基づいて、脚部の各々に接地面から与えられる反力を推定することができるため、ロボット装置の荷重中心点を推定することが可能である。
以上説明したように本開示によれば、力センサ等を用いずともロボット装置の重心を推定することが可能である。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係る情報処理装置が適用されるロボット装置の概要を示す説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置を含むロボット装置の機能構成を示すブロック図である。 トルク及び力の関係を説明する模式図である。 4つの脚部の各々が接地面から受ける反力に基づいて重心の平面位置を算出する方法を説明する説明図である。 2つの脚部の各々が接地面から受ける反力に基づいて重心の平面位置を算出する方法を説明する説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置の動作の全体の流れを説明するフローチャート図である。 図6の運搬物を含むロボット装置1の重心を推定するステップの流れをより詳細に説明するフローチャート図である。 図6又は図7の一ステップにおけるロボット装置の状態を説明する模式図である。 図6又は図7の一ステップにおけるロボット装置の状態を説明する模式図である。 図6又は図7の一ステップにおけるロボット装置の状態を説明する模式図である。 図6又は図7の一ステップにおけるロボット装置の状態を説明する模式図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.概要
2.構成例
3.動作例
<1.概要>
まず、図1を参照して、本開示の一実施形態に係る情報処理装置の概要について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理装置が適用されるロボット装置の概要を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理装置は、脚式のロボット装置1に適用され得る。
ロボット装置1は、例えば、4つの脚部を備え、運搬物41、42、43(以下、これらの各々を区別しない場合には、まとめて運搬物40と称する)を運搬する四足の脚式ロボット装置である。具体的には、ロボット装置1は、本体部10と、複数の脚部20A、20B、20C、20D(以下、これらの各々を区別しない場合には、まとめて脚部20と称する)と、を備える。なお、図1では、脚部20A及び脚部20Bを図示しているが、脚部20A及び脚部20Bの紙面に対して奥側には、脚部20A及び脚部20Bと同様の構成の図示しない脚部20C及び脚部20Dがさらに備えられる。
本体部10は、複数の脚部20が取り付けられた筐体を備え、複数の脚部20の駆動を制御する。例えば、本体部10は、複数の脚部20を駆動させる駆動モータ、及び複数の脚部20の駆動を制御する制御装置などを備えてもよい。また、本体部10の鉛直上向きの背面には、運搬物40を載置可能な貨物部30が設けられる。
駆動モータは、トルクを発生させることができれば、どのようなものであってもよい。例えば、駆動モータは、電気エネルギーを回転運動に変換する電動機であってもよい。制御装置は、脚部20の各々を協働して駆動させることで、ロボット装置1の姿勢又は歩行を制御する。具体的には、制御装置は、ロボット装置1の重心位置等に基づいて、ロボット装置1が横転せず、安定して歩行することができるように脚部20の各々の駆動を制御する。貨物部30は、運搬物40を安定して保持する。例えば、貨物部30は、運搬物40の落下防止のための柵を本体部10の平坦な背面に設けることで構成されてもよい。
脚部20は、複数のリンクと、複数のリンクを連結する関節と、にて構成され、本体部10に複数取り付けられる。脚部20の各々の構造は、同一であってもよく、互いに異なっていてもよい。脚部20は、本体部10に備えられた駆動モータ、又は関節に内蔵された駆動モータによって駆動されることで、ロボット装置1を支持し、かつ歩行させることができる。
脚部20の数は、ロボット装置1の歩行を可能とするためには、少なくとも2以上であればよく、特に上限は限定されない。ただし、ロボット装置1を安定して支持するためには、脚部20の数は、3つ以上であってもよい。また、ロボット装置1を安定して歩行させるためには、脚部20の数は、4つ以上であってもよい。
例えば、図1に示すように、脚部20Aは、第1関節201Aと、第1リンク211Aと、第2関節202Aと、第2リンク212Aと、接地部230Aと、を備えて構成されてもよい。同様に、脚部20Bは、第1関節201Bと、第1リンク211Bと、第2関節202Bと、第2リンク212Bと、接地部230Bと、を備えて構成されてもよい。
第1関節201Aは、第1リンク211Aを本体部10に回動可能に結合させる。具体的には、第1関節201Aは、第1リンク211Aの一端側と結合することで、第1リンク211Aの延伸方向と垂直な軸を回転軸として第1リンク211Aが回動可能となるように、第1リンク211Aを本体部10に結合させる。例えば、第1関節201Aは、ロボット装置1の歩行のピッチ軸を回転軸として第1リンク211Aが回動可能となるように、第1リンク211Aを本体部10に結合させてもよい。なお、第1関節201Aの回動範囲は、特に限定されない。
第1リンク211Aは、一端側にて本体部10と第1関節201Aを介して結合し、本体部10に対して、第1関節201Aを回転軸として回動可能に設けられる。第1リンク211Aは、他端側にて第2リンク212Aの一端側と第2関節202Aを介して結合し、第2リンク212Aに対して、第2関節202Aを回転軸として回動可能に設けられる。
第2関節202Aは、第2リンク212Aを第1リンク211Aに回動可能に結合させる。具体的には、第2関節202Aは、第2リンク212Aの一端側と結合することで、第2リンク212Aの延伸方向と垂直な軸を回転軸として第2リンク212Aが回動可能となるように、第2リンク212Aを第1リンク211Aに結合させる。例えば、第2関節202Aは、ロボット装置1の歩行のピッチ軸を回転軸として第2リンク212Aが回動可能となるように、第2リンク212Aを第1リンク211Aに結合させてもよい。なお、第2関節202Aの回動範囲は、特に限定されない。
第2リンク212Aは、一端側にて第1リンク211Aの他端側と第2関節202Aを介して結合し、第1リンク211Aに対して第2関節202Aを回転軸として回動可能に設けられる。第1リンク201の他端側には、地面等に当接する接地部230Aが設けられる。
接地部230Aは、地面と当接する部位であり、脚部20Aの先端側に設けられる。例えば、接地部230Aは、地面等から脚部20Aを保護するためのカバー又は衝撃吸収材等であってもよい。
脚部20Bの第1関節201B、第1リンク211B、第2関節202B、第2リンク212B、及び接地部230Bについては、脚部20Aの第1関節201A、第1リンク211A、第2関節202A、第2リンク212A、及び接地部230Aと実質的に同様であるため、ここでの説明は省略する。
このようなロボット装置1は、運搬物40を貨物部30に保持して運搬する移動体である。ここで、運搬物40は、一定の重量又は形状ではなく、任意の重量又は形状であるため、運搬物40の重量若しくは形状、貨物部30における運搬物40の載置位置によっては、ロボット装置1の姿勢又は歩行の安定性が低下することがあり得る。具体的には、ロボット装置1は、運搬物40を積載することによって、運搬物40を含むロボット装置1全体での重量バランスが変化するため、歩行時にバランスを崩して横転してしまう可能性が高まる。
本実施形態に係る情報処理装置は、このようなロボット装置1において、運搬物40を積載した後のロボット装置1全体での重心位置を推定し、推定した重心位置に基づく制御モデルによってロボット装置1の歩行等を制御する。これによれば、情報処理装置は、未知の重量又は形状の運搬物40が積載されたロボット装置1の姿勢又は歩行の安定性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る情報処理装置は、脚部20の各々の関節に印加されるトルクに基づいて脚部20の各々への接地面からの反力を算出し、算出した反力に基づいてロボット装置1全体での重心位置を推定する。これによれば、情報処理装置は、高価かつ壊れやすい力センサを用いずに、運搬物40を積載した後のロボット装置1全体での重心位置を推定することができるため、ロボット装置1の製造コスト及び運用コストを低減することができる。
以下では、上記で概要を説明した本実施形態に係る情報処理装置の構成について、より具体的に説明する。
<2.構成例>
続いて、図2を参照して、本実施形態に係る情報処理装置の構成例について説明する。図2は、本実施形態に係る情報処理装置100を含むロボット装置1の機能構成を示すブロック図である。なお、情報処理装置100は、例えば、ロボット装置1の本体部10に備えられてもよい。
図2に示すように、ロボット装置1は、入力部110と、情報処理装置100と、駆動制御部120と、駆動部130と、トルク検出部140と、出力部150と、を備える。
入力部110は、ユーザからロボット装置1への情報の入力を可能とする入力装置を含む。入力部110は、例えば、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ又はレバーなどの情報が入力される入力装置と、入力された情報に基づいて入力信号を生成する入力制御回路とを含んで構成されてもよい。例えば、入力部110には、ユーザによって、ロボット装置1に運搬物40を積載する、又は荷下ろしするモード(以下では、運搬物載せ替えモードとも称する)にロボット装置1を制御するための指示が入力され、入力部110は、入力された該指示をモード制御部101へ出力してもよい。
情報処理装置100は、モード制御部101と、重心推定部102と、安定性判断部103と、を備える。
モード制御部101は、ロボット装置1の制御状態(すなわち、制御モード)を制御する。具体的には、モード制御部101は、ロボット装置1の制御状態を運搬物載せ替えモードに変更する。運搬物載せ替えモードは、ユーザがロボット装置1の貨物部30に運搬物40を積載する、又は貨物部30から運搬物40を荷下ろしするための制御状態である。
運搬物載せ替えモードでは、ロボット装置1は、所定の姿勢を維持するように制御され、具体的には、貨物部30に積載される運搬物40の増減に関わらず、脚部20の各々の関節の回動角度が維持されるように制御される。これにより、脚部20の各々の関節は、ロボット装置1の貨物部30に積載される運搬物40が増減し、ロボット装置1全体の重量バランスが変化した場合でも、印加されるトルクの大きさを変化させることで、関節の回動角度を維持するように制御される。
したがって、運搬物載せ替えモードにおける脚部20の各々の関節に印加されるトルクの大きさは、積載された運搬物40を含むロボット装置1全体の重量バランスに依存することになる。よって、情報処理装置100は、運搬物載せ替えモードにおける脚部20の各々の関節に印加されるトルクの変化から、ロボット装置1全体の重心位置の変化を推定することが可能になる。
重心推定部102は、脚部20の各々の関節に印加されるトルクに基づいて、貨物部30に載置された運搬物40を含むロボット装置1全体での重心位置を推定する。
具体的には、まず、重心推定部102は、脚部20の各々に備えられる関節に印加されるトルクの大きさに関する情報をトルク検出部140から取得する。続いて、重心推定部102は、脚部20の各々に備えられる関節に印加されるトルクの大きさと、脚部20の各々に備えられるリンクの長さとに基づいて、脚部20の各々が接地面から受ける反力の大きさを判断する。次に、重心推定部102は、脚部20の各々が接地面から受ける反力の大きさに基づいて、貨物部30に載置された運搬物40を含むロボット装置1全体での重心の平面位置を推定する。
さらに、重心推定部102が運搬物40を含むロボット装置1全体での重心の高さも推定する場合、重心推定部102は、ロボット装置1単体での重心を中心としてロボット装置1の姿勢を回転させる。その後、重心推定部102は、ロボット装置1の姿勢を回転させた状態での運搬物40を含むロボット装置1全体での重心の平面位置を推定する。重心推定部102は、異なる姿勢のロボット装置1の重心の平面位置を用いて幾何的に演算を行うことで、貨物部30に載置された運搬物40を含むロボット装置1全体での重心の高さを推定することができる。
なお、重心推定部102は、貨物部30に載置された運搬物40を含むロボット装置1全体での重心の高さについては、上述した方法とは異なる他の方法を用いて推定してもよい。ロボット装置1全体での重心の高さは、ロボット装置1全体での重心の平面位置よりも、ロボット装置1の姿勢又は歩行の安定性への寄与が小さい。そのため、重心推定部102は、得られる情報の精度又は演算負荷を考慮して、ロボット装置1全体での重心の高さの推定方法を変更してもよい。
本実施形態に係る情報処理装置100は、脚部20の各々の関節に印加されるトルクに基づいて、貨物部30に載置された運搬物40を含むロボット装置1全体での重心位置を推定することができる。したがって、情報処理装置100は、高価かつ壊れやすい力センサを用いずとも、ロボット装置1の重心位置を推定することができる。
また、本実施形態に係る情報処理装置100は、貨物部30への運搬物40の載せ替えのたびに、運搬物40も含めたロボット装置1全体の重心位置を推定し直す。したがって、情報処理装置100は、運搬物40も含めたロボット装置1全体の重心位置に基づいてロボット装置1の歩行等を制御することが可能である。これによれば、情報処理装置100は、ロボット装置1の重量バランスが変化するたびに、変化後の重量バランスに対応してロボット装置1の駆動の制御モデルを変更することができるため、ロボット装置1の姿勢又は歩行の安定性を向上させることができる。
安定性判断部103は、貨物部30に運搬物40を積載したロボット装置1の姿勢又は歩行の安定性を判断する。具体的には、安定性判断部103は、重心推定部102によって推定されたロボット装置1全体での重心位置に基づいて、ロボット装置1の姿勢又は歩行の安定性を判断する。
例えば、安定性判断部103は、ロボット装置1全体での重心位置がロボット装置1の脚部20の各々の接地面を結ぶことで形成される多角形(支持多角形ともいう)の中心に近いほど、ロボット装置1の姿勢又は歩行の安定性が高いと判断してもよい。または、安定性判断部103は、運搬物40を含むロボット装置1全体での重心位置がロボット装置1単体での重心位置に近いほど、ロボット装置1の姿勢又は歩行の安定性が高いと判断してもよい。また、安定性判断部103は、ロボット装置1の姿勢又は歩行の安定性がより高くなる運搬物40の載置位置を判断してもよい。これによれば、情報処理装置100は、ロボット装置1の姿勢又は歩行の安定性がより高くなるように、出力部150を介してユーザに対して警告、示唆、提案又は通知等をすることが可能になる。
なお、情報処理装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などのハードウェアと、各構成の動作を制御するソフトウェアとの協働によって実現される。
CPUは、演算処理装置として機能し、ROM等に記憶された各種プログラムに従って、情報処理装置100における情報処理および情報演算の全般を実行する。ROMは、CPUが使用するプログラム及び演算パラメータを記憶する。RAMは、CPUの実行において使用するプログラム、及びその実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらCPU、ROM及びRAMは、例えば、内部バスまたはブリッジ等により相互に接続される。
また、情報処理装置100に内蔵されるCPU、ROM及びRAMなどのハードウェアに対して、本実施形態に係る情報処理装置の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。さらに、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供することが可能である。
駆動制御部120は、ロボット装置1の脚部20の各々の駆動を制御することで、ロボット装置1の歩行を制御する。具体的には、駆動制御部120は、脚部20の各々に設けられた関節の回動を制御する制御指令を駆動部130に出力する。これにより、駆動制御部120は、運動学に基づいて脚部20の各々の駆動を制御することができる。
例えば、駆動制御部120は、ロボット装置1の重心位置に基づいて、歩行の際にロボット装置1がバランスを崩して横転しないように、ロボット装置1の脚部20の各々の駆動を制御してもよい。また、駆動制御部120は、ロボット装置1の制御状態が運搬物載せ替えモードに変更された場合、ロボット装置1が所定の姿勢になるように、脚部20の各々の関節の回動角度を固定してもよい。
このようなロボット装置1の重心位置に基づく脚部20の各々の駆動の制御方法は、例えば、ロボット装置1の制御モデルとして、あらかじめ本体部10に内蔵される記憶部等に格納されていてもよい。駆動制御部120は、ロボット装置1の制御モデルにおけるロボット装置1単体の重心位置を、運搬物40を含むロボット装置1全体の重心位置にて更新することで、より安定した歩行等が可能なようにロボット装置1の駆動を制御することができる。
駆動部130は、駆動制御部120からの制御指令等に基づいて、脚部20の各々に備えられる関節を回動させるトルクを発生させる。駆動部130は、例えば、電気エネルギーによって回転運動を行う電動機であり、脚部20の各々の関節ごとに設けられてもよい。脚部20の各々は、駆動部130によって脚部20の各々の関節が回動されることで、屈曲又は伸展される。
トルク検出部140は、脚部20の各々において、駆動部130から関節に印加されるトルクの大きさを検出する。トルク検出部140は、磁歪式、ひずみゲージ式、圧電式、光学式、ばね式又は静電容量式のトルクセンサを含み、関節に印加されるトルクを直接検出してもよい。または、トルク検出部140は、駆動部130に印加される電圧又は電流の大きさを検出する電圧計又は電流計を含み、駆動部130に印加される電圧又は電流の大きさに基づいて、関節に印加されるトルクを算出してもよい。トルク検出部140が検出したトルクの大きさは、脚部20の各々を構成するリンクの長さと併せて、脚部20の各々が接地面から受ける反力を算出するために用いられる。
出力部150は、ユーザ等に対して通知を行うための表示装置又は音声出力装置と、表示装置又は音声出力装置に出力する画像情報又は音声情報を生成する出力回路と、を含む。出力部150は、例えば、ロボット装置1の制御状態を運搬物載せ替えモードに変更したこと、又は運搬物載せ替えモードを解除したことをユーザに対して通知してもよい。また、出力部150は、安定性判断部103の判断に基づいて、ロボット装置1の姿勢又は歩行の安定性に関する情報、運搬物40の貨物部30への載置の最適化に関する情報、又は運搬物40の積載量に関する情報をユーザに対して通知してもよい。
例えば、出力部150は、運搬物40を含むロボット装置1全体での重心位置がロボット装置1単体での重心位置から閾値以上変化している場合、運搬物40の運搬が困難であることをユーザに通知してもよい。または、出力部150は、運搬物40を含むロボット装置1全体での重心位置と、ロボット装置1単体での重心位置との変化量がより小さくなるような運搬物40の載置位置をユーザに対して示唆する通知を行ってもよい。または、出力部150は、脚部20の各々が接地面から受ける反力の大きさから推定された運搬物40の重量をユーザに通知してもよく、積載された運搬物40の重量に基づいて、ロボット装置1に追加で積載可能な運搬物40の重量をユーザに通知してもよい。
出力部150は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)表示装置、液晶表示装置、又は有機EL(Organic ElectroLuminescence)表示装置などの表示装置を含んでもよく、スピーカ又はブザーなどの音声出力装置を含んでもよい。また、出力部150は、電球、LED(Light Emitting Diode)又はレーザなどの発光器を含んでもよい。
続いて、図3~図5を参照して、本実施形態に係る情報処理装置100によるロボット装置1の重心位置を推定する具体的な方法について説明する。図3は、トルク及び力の関係を説明する模式図である。また、図4は、4つの脚部の各々が接地面から受ける反力に基づいて重心の平面位置を算出する方法を説明する説明図であり、図5は、2つの脚部の各々が接地面から受ける反力に基づいて重心の平面位置を算出する方法を説明する説明図である。
まず、モード制御部101は、ロボット装置1の姿勢を所定の姿勢に固定することで、脚部20の各々の関節の回動角度を固定する。脚部20の各々の関節に印加されるトルクは、脚部20の各々の関節の回動角度を固定することによって、ロボット装置1の貨物部30に載置される運搬物40による重量の増減を反映したものとなる。
次に、重心推定部102は、脚部20の各々の関節に印加されるトルクに基づいて、脚部20の各々が接地面から受ける反力を算出する。ここで、図3に示すように、固定された回転軸を中心として働くトルクTは、回転軸を中心として回動可能に結合された物体に加えられる力Fと、回転軸から力が加えられる点までの距離Lとの積として表される。すなわち、関節に印加されるトルクの大きさと、関節に結合されたリンクの長さとを用いることで、関節に結合されたリンクに加えられる力の大きさを算出することができる。例えば、第2関節202Aに印加されるトルクと、第2関節202Aに結合される第2リンク212Aの長さとを用いることで、接地部230Aに加えられる接地面からの反力を算出することができる。
続いて、重心推定部102は、脚部20の各々が接地面から受けている反力の大きさに基づいて、運搬物40を含むロボット装置1全体の重心の平面位置を推定する。
例えば、ロボット装置1が4つの脚部20を備える脚式のロボット装置である場合、図4に示すように、脚部20の各々の関節に印加されるトルクに基づいて、脚部20の各々の接地面231A、231B、231C、231Dにおける反力f41、f42、f43、f44がそれぞれ算出される。
ここで、接地面231A、231Bが配列する方向にY軸を取り、接地面231B、231Dが配列し、Y軸と直交する方向にX軸を取ると、荷重中心点c1の座標(COPx,COPy)は、以下の式1及び式2で算出することができる。
Figure 0007200990000001
ロボット装置1が静止状態である場合、荷重中心点c1は、運搬物40を含むロボット装置1全体の重心の平面位置と等しくなるため、上記の式1及び式2により、運搬物40を含むロボット装置1全体の重心の平面位置の座標を算出することができる。なお、図4において、接地面231A、231B、231C、231Dの外周の辺を破線で結んだ領域は、ロボット装置1の支持多角形となる。ロボット装置1がバランスを崩して横転しないためには、ロボット装置1の重心の平面位置は、ロボット装置1の支持多角形の内部に存在することになる。
また、このときの運搬物40の質量mは、以下の式3にて算出することができる。なお、gは、重力加速度であり、mは、ロボット装置1単体の質量である。
Figure 0007200990000002
同様に、例えば、ロボット装置1が2つの脚部20を備える脚式のロボット装置である場合、以下のように、運搬物40を含むロボット装置1全体の重心の平面位置を推定することができる。具体的には、図5に示すように、まず、脚部20の各々の接地面232A、232Bにおける反力f21、f22がそれぞれ算出される。
ここで、例えば、図5に正対して上下方向にY軸を取り、図5に正対して左右方向(すなわち、Y軸と直交する方向)にX軸を取ると、荷重中心点c2の座標(COPx,COPy)は、以下の式4及び式5で算出することができる。
Figure 0007200990000003
ロボット装置1が静止状態である場合、荷重中心点c2は、運搬物40を含むロボット装置1全体の重心の平面位置と等しくなるため、上記の式4及び式5により、運搬物40を含むロボット装置1全体の重心の平面位置の座標を算出することができる。なお、図5において、接地面232A、232Bの外周の辺を破線で結んだ領域は、ロボット装置1の支持多角形となる。ロボット装置1がバランスを崩して横転しないためには、ロボット装置1の重心の平面位置は、ロボット装置1の支持多角形の内部に存在することになる。
また、このときの運搬物40の質量mは、以下の式6にて算出することができる。なお、gは、重力加速度であり、mは、ロボット装置1単体の質量である。
Figure 0007200990000004
さらに、重心推定部102は、運搬物40を含むロボット装置1全体での重心の高さを推定するために、ロボット装置1単体での重心を中心としてロボット装置1の姿勢を回転させる。続いて、重心推定部102は、回転後の姿勢において同様にロボット装置1全体での重心の平面位置を推定する。その後、重心推定部102は、複数の姿勢におけるロボット装置1全体での重心の平面位置を用いて幾何的な計算を行うことで、運搬物40を含むロボット装置1全体での重心の高さを推定することができる。
ロボット装置1単体での重心を中心としてロボット装置1の姿勢を回転させた場合、回転前後での重心の平面位置の変化量は、ロボット装置1単体の重心と、運搬物40を含むロボット装置1全体の重心との距離に起因する量となる。したがって、重心推定部102は、幾何的な計算によって、ロボット装置1の回転前後での重心の平面位置の変化から運搬物40を含むロボット装置1全体での重心の高さを推定することができる。
なお、運搬物40を含むロボット装置1全体での重心の高さは、上述した以外の方法によって推定されてもよい。例えば、重心推定部102は、運搬物40を積載する貨物部30が設けられる本体部10が運搬物40の重量の分だけ重くなったと仮定して、ロボット装置1の重心の高さを推定してもよい。具体的には、重心推定部102は、ロボット装置1単体の重量に対する運搬物40の重量の割合に基づいて、ロボット装置1単体の重心の高さを増加させた高さを、運搬物40を含むロボット装置1全体の重心の高さとしてもよい。運搬物40の重量がロボット装置1単体の重量よりも十分に小さい場合、このような方法でも運搬物40を含むロボット装置1全体での重心の高さを簡易的に推定することができる。
<3.動作例>
次に、図6~図11を参照して、本実施形態に係る情報処理装置の動作例について説明する。図6は、本実施形態に係る情報処理装置の動作の全体の流れを説明するフローチャート図であり、図7は、図6の運搬物を含むロボット装置1の重心を推定するステップ(S150)の流れをより詳細に説明するフローチャート図である。また、図8~図11は、図6又は図7の各ステップにおけるロボット装置1の状態を説明する模式図である。
図6に示すように、ユーザからロボット装置1に対して、ロボット装置1に運搬物40を載せ替え(すなわち、運搬物40の積載又は荷下ろし)を行う旨の指示が入力された場合、モード制御部101は、ロボット装置1を運搬物載せ替えモードに制御する(S110)。例えば、ユーザは、運搬物40によってロボット装置1の重量バランスを変化させる可能性がある場合、ロボット装置1に対して運搬物載せ替えモードに遷移するように指示する入力を行ってもよい。
これにより、モード制御部101は、ロボット装置1が所定の姿勢になるように脚部20の各々の関節の回動角度を固定する(S120)。例えば、ロボット装置1は、図8に示すように、本体部10に設けられた貨物部30の載置面が水平となり、かつロボット装置1単体の重心Cの平面位置が支持多角形の中心に近い位置となるような所定の姿勢に固定されてもよい。すなわち、ロボット装置1は、運搬物40を貨物部30に積載しやすく、かつロボット装置1の安定性が高くなるような所定の姿勢に固定されてもよい。
ロボット装置1の姿勢が所定の姿勢に制御された後、出力部150は、ユーザに対して運搬物40の載せ替え(すなわち、運搬物40の積載又は荷下ろし)を許可する通知を行う(S130)。なお、出力部150によるユーザへの通知は、音声出力装置による音声出力にて行われてもよく、表示装置による画像又は文字表示にて行われてもよく、発光器による発光にて行われてもよい。
その後、ロボット装置1は、ユーザから運搬物40の載せ替えを終了した旨を入力されるまで運搬物載せ替えモードを維持する。このとき、例えば、ロボット装置1では、図9に示すように、所定の姿勢を維持したまま、貨物部30に運搬物40が積載されることになる。これにより、ロボット装置1の脚部20の各々の関節に印加されるトルクは、運搬物40による重量バランスの変化に伴って変化する。ユーザから運搬物40の載せ替えが終了した旨を通知する入力が行われた場合(S140/Yes)、ロボット装置1は、運搬物40を含むロボット装置1全体の重心位置の推定(S150)を開始する。一方、ユーザから運搬物40の載せ替えが終了した旨を通知する入力が行われていない場合(S140/No)、ロボット装置1は、運搬物載せ替えモードを維持する。
さらに、ロボット装置1は、推定された運搬物40を含むロボット装置1全体の重心位置にて、ロボット装置1の制御モデルにおける重心位置を更新する(S160)。例えば、図11に示すように、運搬物40が積載されることで、ロボット装置1の重心位置がロボット装置1単体の重心Cから運搬物40を含むロボット装置1全体の重心Cmに変化した場合、ロボット装置1は、制御モデルにおける重心を重心Cmに更新する。これによれば、ロボット装置1は、積載された運搬物40の重量を反映した重量バランスに基づいて、脚部20の各々の駆動を制御することができるため、運搬物40を積載時の姿勢又は歩行の安定性を向上させることができる。
続いて、図7を参照して、運搬物を含むロボット装置1の重心を推定するステップ(S150)の流れをより詳細に説明する。
図7に示すように、重心を推定するステップ(S150)では、まず、トルク検出部140は、ロボット装置1の脚部20の各々の関節に印加されるトルクの大きさを検出する(S151)。例えば、図9に示すように、トルク検出部140は、ロボット装置1の脚部20の各々の関節において、貨物部30に積載される運搬物40による重量増加を反映して印加されたトルクを検出する。
続いて、重心推定部102は、脚部20の各々の関節に印加されるトルクの大きさ、及び脚部20の各々のリンクの長さに基づいて、接地面から脚部20の各々にかかる反力の大きさを推定する(S152)。例えば、図9に示すように、重心推定部102は、ロボット装置1の脚部20A、20B、20C、20D(脚部20C、20D及び脚部20C、20Dの各構成は、脚部20A、20Bの紙面奥側に存在し、図示されず)の接地部230A、230B、230C、230D(接地部230C、230Dは図示されず)にかかる反力F1a、F1b、F1c、F1d(反力F1c、F1dは図示されず)を推定する。
次に、重心推定部102は、接地面から脚部20の各々にかかる反力の大きさに基づいて、運搬物40を含むロボット装置1全体の重心の平面位置を推定する(S153)。例えば、図9に示すように、重心推定部102は、脚部20A、20B、20C、20Dにかかる反力F1a、F1b、F1c、F1dに基づいて、ロボット装置1の荷重中心点を算出することで、運搬物40を含むロボット装置1全体の重心の平面位置を推定する。
続いて、モード制御部101は、ロボット装置1の姿勢をロボット装置1単体の重心を中心として傾ける(S154)。例えば、図10に示すように、モード制御部101は、ロボット装置1の重心を通るピッチ軸を中心として、ロボット装置1の姿勢を回転させる。
次に、姿勢を回転させた後のロボット装置1において、S151と同様に、トルク検出部140は、ロボット装置1の脚部20の各々の関節に印加されるトルクの大きさを検出する(S155)。例えば、図10に示すように、トルク検出部140は、ロボット装置1の脚部20の各々の関節において、回転後の姿勢における脚部20の各々の関節に印加されたトルクを検出する。
続いて、S152と同様に、重心推定部102は、脚部20の各々の関節に印加されるトルクの大きさ、及び脚部20の各々のリンクの長さに基づいて、接地面から脚部20の各々にかかる反力の大きさを推定する(S156)。例えば、図10に示すように、重心推定部102は、回転後の姿勢における接地部230A、230B、230C、230D(接地部230C、230Dは図示されず)にかかる反力F2a、F2b、F2c、F2d(反力F2c、F2dは図示されず)を推定する。
次に、S153と同様に、重心推定部102は、接地面から脚部20の各々にかかる反力の大きさに基づいて、回転後の姿勢における運搬物40を含むロボット装置1全体の重心の平面位置を推定する(S157)。例えば、図10に示すように、重心推定部102は、接地部230A、230B、230C、230Dにかかる反力F2a、F2b、F2c、F2dに基づいて、回転後の姿勢におけるロボット装置1の荷重中心点を算出することで、ロボット装置1全体の重心の平面位置を推定する。
その後、重心推定部102は、異なる姿勢におけるロボット装置1全体での重心の平面位置を用いて幾何的な計算を行うことで、運搬物40を含むロボット装置1全体での重心の高さを推定する(S158)。図10に示すように、ロボット装置1単体での重心を中心に回転した姿勢における重心の平面位置は、ロボット装置1単体の重心と、運搬物40を含むロボット装置1全体の重心との距離に起因している。したがって、重心推定部102は、ロボット装置1の回転前後での重心の平面位置の変化に基づいて、幾何的な計算をすることで、運搬物40を含むロボット装置1全体での重心の高さを推定することができる。
以上のような動作によれば、本実施形態に係る情報処理装置100は、脚部20の各々の関節に印加されるトルクに基づいて、貨物部30に載置された運搬物40を含むロボット装置1全体での重心位置を推定することが可能である。これによれば、情報処理装置100は、高価かつ壊れやすい力センサを用いずとも、ロボット装置1の重心位置を推定することができる。したがって、情報処理装置100は、ロボット装置1の重量バランスの変化に対応して、ロボット装置1全体の重心を推定し、ロボット装置1の駆動の制御モデルを変更することができるため、ロボット装置1の姿勢又は歩行の安定性を向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態では、情報処理装置100は、脚式のロボット装置1に適用されるとしたが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、情報処理装置100は、複数のロータを回転させることで飛行するドローン等の飛行体に適用することも可能である。具体的には、情報処理装置100は、運搬物40をドローンに運搬させる際に、ロータの各々にて発生させる揚力の大きさによって、ドローンの重心を推定してもよい。これによれば、ドローンは、情報処理装置100によって推定された重心に基づいて制御されることで、より安定した姿勢にて飛行することが可能となる。また、情報処理装置100は、ロータの各々にて発生された揚力の大きさによって、ドローンに積載させた運搬物40の重量を推定することも可能である。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
複数の脚部にそれぞれ含まれる1つ以上の関節に印加されるトルクに基づいて、前記複数の脚部の各々にかかる接地面からの反力を算出し、算出した前記複数の脚部の前記反力に基づいて、前記複数の脚部を備えるロボット装置の重心を推定する重心推定部と、
を備える、情報処理装置。
(2)
前記ロボット装置は、運搬物が積載される貨物部を備え、
前記重心推定部は、前記運搬物を含んだ前記ロボット装置の重心を推定する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記ロボット装置を所定の姿勢に制御することで、前記関節の回動角度が一定になるように制御するモード制御部をさらに備え、
前記重心推定部は、前記運搬物の積み降ろし前後での前記関節に印加されるトルクの変化に基づいて、前記ロボット装置の重心を推定する、前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記脚部は、複数のリンク、及び1つ以上の関節で構成され、
前記重心推定部は、前記リンクの長さ、及び前記関節に印加されるトルクの大きさに基づいて、前記脚部にかかる接地面からの反力を算出する、前記(1)~(3)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(5)
前記重心推定部は、算出した前記複数の脚部の前記反力に基づいて、前記ロボット装置の重心の平面位置を推定する、前記(1)~(4)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(6)
前記重心推定部は、前記ロボット装置の複数の姿勢において算出した前記複数の脚部のそれぞれの前記反力に基づいて、前記ロボット装置の重心の高さを推定する、前記(1)~(5)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(7)
前記複数の姿勢は、前記ロボット装置の単体での重心を中心として互いに回転させた前記ロボット装置の姿勢である、前記(6)に記載の情報処理装置。
(8)
推定された前記重心に基づいて、前記ロボット装置の姿勢又は移動を制御する駆動制御部をさらに備える、前記(1)~(7)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(9)
推定された前記重心に基づいて、前記ロボット装置の姿勢の安定性を判断する安定性判断部をさらに備える、前記(1)~(8)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(10)
前記ロボット装置は、出力部を備え、
前記出力部は、前記安定性判断部の判断に基づいて、ユーザへの通知処理を行う、前記(9)に記載の情報処理装置。
(11)
前記ロボット装置は、4つの前記脚部を備える脚式のロボット装置である、前記(1)~(10)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(12)
演算処理装置によって、
複数の脚部にそれぞれ含まれる1つ以上の関節に印加されるトルクに基づいて、前記複数の脚部の各々にかかる接地面からの反力を算出することと、
算出した前記複数の脚部の前記反力に基づいて、前記複数の脚部を備えるロボット装置の重心を推定することと、
を含む、情報処理方法。
(13)
コンピュータを、
複数の脚部にそれぞれ含まれる1つ以上の関節に印加されるトルクに基づいて、前記複数の脚部の各々にかかる接地面からの反力を算出し、算出した前記複数の脚部の前記反力に基づいて、前記複数の脚部を備えるロボット装置の重心を推定する重心推定部と、
として機能させる、プログラム。
1 ロボット装置
10 本体部
20 脚部
30 貨物部
40 運搬物
100 情報処理装置
101 モード制御部
102 重心推定部
103 安定性判断部
110 入力部
120 駆動制御部
130 駆動部
140 トルク検出部
150 出力部

Claims (11)

  1. 複数の脚部にそれぞれ含まれる1つ以上の関節に印加されるトルクに基づいて、前記複数の脚部の各々にかかる接地面からの反力を算出し、算出した前記複数の脚部の前記反力に基づいて、前記複数の脚部を備えるロボット装置の重心を推定する重心推定部と、
    前記ロボット装置を所定の姿勢に制御することで、前記関節の回動角度が一定になるように制御するモード制御部と、
    を備え
    前記ロボット装置は、運搬物が積載される貨物部を備え、
    前記重心推定部は、前記運搬物を含んだ前記ロボット装置の重心を推定し、前記運搬物を含んだ前記ロボット装置の重心の推定は、前記運搬物の積み降ろし前後での前記関節に印加されるトルクの変化に基づいて、前記ロボット装置の重心を推定する、
    情報処理装置。
  2. 前記脚部は、複数のリンク、及び1つ以上の関節で構成され、
    前記重心推定部は、前記リンクの長さ、及び前記関節に印加されるトルクの大きさに基づいて、前記脚部にかかる接地面からの反力を算出する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記重心推定部は、算出した前記複数の脚部の前記反力に基づいて、前記ロボット装置の重心の平面位置を推定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記重心推定部は、前記ロボット装置の複数の姿勢において算出した前記複数の脚部のそれぞれの前記反力に基づいて、前記ロボット装置の重心の高さを推定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記複数の姿勢は、前記ロボット装置の単体での重心を中心として互いに回転させた前記ロボット装置の姿勢である、請求項に記載の情報処理装置。
  6. 推定された前記重心に基づいて、前記ロボット装置の姿勢又は移動を制御する駆動制御部をさらに備える、請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 推定された前記重心に基づいて、前記ロボット装置の姿勢の安定性を判断する安定性判断部をさらに備える、請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記ロボット装置は、出力部を備え、
    前記出力部は、前記安定性判断部の判断に基づいて、ユーザへの通知処理を行う、請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記ロボット装置は、4つの前記脚部を備える脚式のロボット装置である、請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 演算処理装置によって、
    複数の脚部にそれぞれ含まれる1つ以上の関節に印加されるトルクに基づいて、前記複数の脚部の各々にかかる接地面からの反力を算出することと、
    算出した前記複数の脚部の前記反力に基づいて、前記複数の脚部を備えるロボット装置の重心を推定することと、
    前記ロボット装置を所定の姿勢に制御することで、前記関節の回動角度が一定になるように制御することと、
    を含
    前記ロボット装置は、運搬物が積載される貨物部を備え、
    前記重心を推定することは、前記運搬物を含んだ前記ロボット装置の重心を推定し、前記運搬物を含んだ前記ロボット装置の重心の推定は、前記運搬物の積み降ろし前後での前記関節に印加されるトルクの変化に基づいて、前記ロボット装置の重心を推定することを含む、
    情報処理方法。
  11. コンピュータを、
    複数の脚部にそれぞれ含まれる1つ以上の関節に印加されるトルクに基づいて、前記複数の脚部の各々にかかる接地面からの反力を算出し、算出した前記複数の脚部の前記反力に基づいて、前記複数の脚部を備えるロボット装置の重心を推定する重心推定部と、
    前記ロボット装置を所定の姿勢に制御することで、前記関節の回動角度が一定になるように制御するモード制御部と、として機能させ
    前記ロボット装置は、運搬物が積載される貨物部を備え、
    前記重心推定部は、前記運搬物を含んだ前記ロボット装置の重心を推定し、前記運搬物を含んだ前記ロボット装置の重心の推定は、前記運搬物の積み降ろし前後での前記関節に印加されるトルクの変化に基づいて、前記ロボット装置の重心を推定する、
    プログラム。
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