JP7197320B2 - 座席装置、座席制御システム及び座席制御方法 - Google Patents
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Description
上記座席は、初期姿勢と、利用者によって設定された設定姿勢と、の間を移行可能に構成される。
上記制御部は、上記座席の利用券の発行状況の情報を含む座席利用情報に基づいて、上記利用券による上記座席の利用が終了したと判定された場合に、上記座席を上記設定姿勢から上記初期姿勢に復帰させる。
をさらに具備し、
上記制御部は、上記利用券による上記座席の利用が終了したと判定され、かつ、上記検出部により未着席が検出された場合に、上記座席を上記設定姿勢から上記初期姿勢に復帰させてもよい。
これにより、利用者が座席に着席している場合に、自動的に座席が初期姿勢に復帰することを防止できる。したがって、座席の利用者の快適性を確保することができる。
上記座席装置は、上記背凭れを上記初期位置と上記傾斜位置との間で駆動させる駆動部をさらに具備し、
上記制御部は、上記座席を上記設定姿勢から上記初期姿勢に復帰させる場合に、上記背凭れを上記傾斜位置から上記初期位置に復帰させるように上記駆動部を制御してもよい。
これにより、リクライニングされた背凭れを、座席の利用終了後に自動的に復帰させることができ、利用者の快適性及び清掃時の利便性を向上させることができる。
上記座席利用情報は、上記座席の利用券による利用区間の情報を含み、
上記制御部は、上記利用区間が終了したと判定され、かつ、上記検出部により未着席が検出された場合に、上記座席を上記設定姿勢から上記初期姿勢に復帰させてもよい。
これにより、座席が設置された鉄道、バス、船舶等の移動手段において、座席の利用者の快適性及び清掃時の利便性を向上させることができる。
これにより、利用者の座席の利用終了後、次の利用者が当該座席を利用する前に、自動的に座席を初期姿勢に復帰させることができる。
これにより、座席を指定(予約)して利用している利用者の快適性を確保することができる。
これにより、座席装置が座席利用情報に基づく処理を行うことができる。
上記制御部は、
上記復帰指令を受信し、かつ、上記検出部により未着席が検出された場合に、上記座席を上記設定姿勢から上記初期姿勢に復帰させてもよい。
これにより、座席装置の処理負担を低減させることができる。
これにより、座席の利用者やその周囲に座席の復帰を予め通知することができ、座席が自動復帰することに対する不快感や不審感を抑制できる。
をさらに具備し、
上記制御部は、上記座席を上記初期姿勢に復帰させる前に、上記初期姿勢への復帰を通知するよう上記通知部を制御してもよい。
これにより、座席ごとに個別に座席の復帰を通知することができ、車内の快適性を維持することができる。
上記座席は、初期姿勢と、利用者によって設定された設定姿勢と、の間を移行可能に構成される。
上記検出部は、上記座席への利用者の着席を検出する。
上記制御部は、上記検出部により未着席が検出された場合に、上記座席を上記設定姿勢から上記初期姿勢に復帰させる。
上記座席は、初期姿勢と、利用者によって設定された設定姿勢と、の間を移行可能に構成される。
上記制御部は、
上記座席の利用券の発行状況の情報を含む座席利用情報に基づいて、上記利用券による上記座席の利用が終了したか否か判定し、
上記座席の利用が終了したと判定された場合に、上記座席を上記設定姿勢から上記初期姿勢に復帰させる。
上記座席は、初期姿勢と、利用者によって設定された設定姿勢と、の間を移行可能に構成される。
上記検出部は、上記座席への利用者の着席を検出する。
上記制御部は、
上記検出部の検出結果に基づいて、上記座席に利用者が着席しているか否かを判定し、
未着席であると判定された場合に、上記座席を上記設定姿勢から上記初期姿勢に復帰させる。
上記座席の利用が終了したと判定された場合に、上記座席が、利用者によって設定された設定姿勢から初期姿勢に復帰される。
未着席であると判定された場合に、上記座席が、利用者によって設定された設定姿勢から初期姿勢に復帰される。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る座席装置100の全体を示す斜視図である。図2は、座席装置100の構成を示すブロック図である。なお、各図においてX軸、Y軸及びZ軸は相互に直交する3軸方向を示しており、X軸は前後方向、Y軸は左右方向、Z軸は高さ方向にそれぞれ相当する。
座席装置100は、座席10と、座席10への利用者の着席を検出する検出部20と、制御部30と、受信部40と、を備える。
座席装置100は、例えば、移動手段としての新幹線や特急電車等の鉄道車両(以下、単に車両ともいう)に設置されており、各座席10には、固有の車両番号及び座席番号が付されている。座席10は、指定席券や特急券等の利用券を購入した利用者によって利用される。
座席10は、車両の床面に固定された脚台F上に設置されており、利用者が一人ずつ着席可能に構成される。座席装置100は、左右方向に並んで配置された2つの座席10を有しており、二人掛けの座席として構成される。座席装置100は、一人掛けの座席で構成されてもよいし、三人掛けの座席で構成されてもよい。
背凭れ12は、座部11の後方に傾動可能に連結される。
アームレスト13は、座部11の左右両側にそれぞれ設けられたサイドアームレスト13sと、センターアームレスト13cと、を含む。センターアームレスト13cは、隣接する座席10の間に配置され、これらの座席10の利用者が共通に利用可能に構成される。
レッグレスト14は、座部11の前方に傾動可能に連結される。
反転部Tは、例えば、ロックピンT1と、解除ペダルT2と、復帰機構T3と、を含む。
検出部20は、座席10の座部11へ利用者が着席したことを検出可能に構成される。検出部20は、例えば、座部11に配置された感圧センサ、機械スイッチなどの着座センサで構成されるが、これに限られず、座部11の近傍に配置された赤外線センサ、カメラ等で構成されてもよい。検出部20の検出結果(検出信号)は、制御部30へ出力される。検出対象は利用者に限られず、例えば、利用者の荷物を含んでもよい。
制御部30は、典型的には、CPU、メモリ等を含むコンピュータで構成される。制御部30は、第1の操作部S1及び第2の操作部S2からの入力操作に基づいて、第1の駆動部D1及び第2の駆動部D2の駆動を制御する制御信号を生成する。
受信部40は、座席装置100の属する車両装置300の通信部310と有線又は無線によって接続された通信装置として構成される。受信部40は、座席10を初期位置に復帰させる復帰指令を受信する。これにより、制御部30は、処理に必要な情報を座席制御システム1の管理装置200から取得することができる。
図3は、本実施形態の座席制御システム1の構成を示すブロック図である。
座席制御システム1は、座席10を管理する管理装置200と、車両装置300と、を備える。座席制御システム1は、例えば座席10を備えた鉄道車両に搭載されており、管理装置200は運転台に、車両装置300は各車両にそれぞれ配置される。管理装置200は、車両の運行を管理する装置の一部として構成されてもよいが、単独の装置として構成されてもよい。
通信部310は、管理装置200及び座席装置100と有線又は無線によってそれぞれ接続され、これらの間の情報の授受を担う。
制御部210は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ等を含むコンピュータで構成される。制御部210は、メモリに記憶されたプログラム等に基づいて、所定の処理を実行する。
通信部220は、車両装置300との送受信を担う通信機器で構成される。
記憶部230は、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記憶装置で構成される。
座席利用情報は、各座席10の利用券の発行状況の情報を含む。ここでいう利用券は、車両の座席を利用するための権利を示すものであり、紙片等からなる切符の他、ICカード、携帯情報端末等に記憶された購入履歴の情報等も広く含む。
本実施形態では、座席利用情報は、各座席10の座席番号と、それに対応付けられた指定席券による利用区間の情報と、を含む。
図4は、背凭れ12の自動復帰処理に係る座席制御システム1の動作例を示すフローチャートである。
管理装置200の制御部210及び座席装置10の制御部30は、協働して座席制御システム1の「制御部」として機能し、本動作例の動作主体をなす。
座席利用情報は、サーバ装置C等から取得する態様に限定されず、各座席装置100Aの入力部50によって取得されてもよい。
第2実施形態以下の説明において、上述の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
座席制御システム1Aは、管理装置200と、座席装置100Aを含む車両装置300Aと、を備える。
管理装置200のハードウェア構成は第1実施形態と同様である。
図7は、第2の実施形態に係る座席制御システム1Aの動作例を示すフローチャートである。
座席装置100Aが入力部50を有する場合、座席装置100Aの制御部30が座席10の利用券による利用区間の判定を行ってもよい。
本実施形態の座席制御システム1Aは、第2の実施形態と同様のハードウェア構成で実現することができる。
管理装置200が外部機器から座席利用情報を取得する場合であっても、座席装置100が座席10の利用券(指定席券)による利用区間の終了の判定を行うこともできる。
本実施形態の座席制御システム1は、第1の実施形態と同様のハードウェア構成で実現することができる。
第5の実施形態として、検出部20の検出結果に基づいて、管理装置200が座席10を初期姿勢に復帰させるか否か判断することもできる。
本実施形態の座席制御システム1は、第1の実施形態と同様のハードウェア構成で実現することができる。
以上の実施形態では、管理装置200が乗降タイミングを判定したが、各座席装置100が乗降タイミングを判定してもよい。
本実施形態の座席制御システム1は、第1の実施形態と同様のハードウェア構成で実現することができる。
あるいは、座席装置100が、管理装置200等を介して乗務員による背凭れ12の復帰を指令する入力操作を検出し、これに基づいて乗降タイミングを判定することができる。
本実施形態では、制御部30が、座席利用情報に基づいて、利用券に基づく座席10の利用が終了したと判定され、かつ、検出部20により未着席が検出された場合に、背凭れ12に加えて、レッグレスト14を初期位置に復帰させる。
本実施形態の座席制御システム1は、第1の実施形態と同様のハードウェア構成で実現することができる。
本実施形態では、制御部30が、座席利用情報に基づいて、利用券に基づく座席10の利用が終了したと判定され、かつ、検出部20により未着席が検出された場合に、背凭れ12及びレッグレスト14に加えて、反転されていた座席10を初期位置に復帰させる。
座席制御システム1Bは、第1の実施形態と同様の管理装置200と、座席装置100Bを有する車両装置300Bと、を備える。
さらに、座席装置100Cが検出部を有さず、制御部30が、座席10の利用券の発行状況の情報を含む座席利用情報に基づいて、利用券による座席10の利用が終了したと判定された場合に、座席10を設定姿勢から初期姿勢に復帰させてもよい。
図12は、本実施形態の座席制御システム1Cの構成を示すブロック図である。
座席制御システム1Cは、管理装置200と、座席装置100Cを有する車両装置300Cと、を備える。管理装置200のハードウェア構成は、例えば第1実施形態と同様である。
図13は、第9の実施形態に係る座席制御システム1Cの動作例を示すフローチャートである。
座席装置100Dは、第9の実施形態の構成に加えて、座席10の初期姿勢への復帰を通知する通知部60を有していてもよい。
座席装置1Dは、座席10と、制御部30と、受信部40と、通知部60と、を有する。この他、座席装置100Dは、背凭れ12を駆動する第1の駆動部D1、レッグレスト14を駆動する第2の駆動部D2等を有している。
座席装置100の制御部30は、座席10の利用券の発行状況を考慮せず、検出部20により未着席が検出された場合に、座席10を設定姿勢から初期姿勢に復帰させてもよい。本実施形態は、座席制御システム1と同様のハードウェア構成により実現することができる。
12…背凭れ
D1…駆動部(第1の駆動部)
20…検出部
30…制御部
40…受信部
50…入力部
60…通知部
100,100A,100B,100C,100D…座席装置
1,1A,1B,1C,1D…座席制御システム
200…管理装置
210…制御部
Claims (13)
- 所定の運行区間を有する移動手段に設置された座席装置であって、
利用者が着席可能に構成された座部と、背凭れと、を有し、前記背凭れは、前記背凭れが起立する位置に設定された初期姿勢から前記利用者によって設定された設定姿勢に傾動されることが可能に構成された座席と、
前記座席への利用者の着席の有無を検出する検出部と
前記座席の利用券による利用区間の情報を含む座席利用情報に基づいて前記利用区間が終了したと判定され、かつ、前記検出部により未着席が検出された場合に、前記座席を前記設定姿勢から前記初期姿勢に復帰させる制御部と、
を具備する座席装置。 - 請求項1に記載の座席装置であって、
前記座席装置は、前記背凭れを前記初期姿勢と前記設定姿勢との間で駆動させる駆動部をさらに具備し、
前記制御部は、前記座席を前記設定姿勢から前記初期姿勢に復帰させるように前記駆動部を制御する
座席装置。 - 請求項1に記載の座席装置であって、
前記制御部は、前記運行区間内の利用者の乗降する乗降タイミングにおいて、前記座席を前記設定姿勢から前記初期姿勢に復帰させる
座席装置。 - 請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の座席装置であって、
前記座席利用情報は、前記座席の指定席券による利用区間の情報を含む
座席装置。 - 請求項1から4のうちいずれか一項に記載の座席装置であって、
前記座席利用情報の入力を受け付ける入力部をさらに具備する
座席装置。 - 請求項1から5のうちいずれか一項に記載の座席装置であって、
前記座席の利用が終了したことに基づいて生成された、前記座席を前記初期姿勢に復帰させる復帰指令を受信する受信部をさらに具備し、
前記制御部は、
前記復帰指令を受信し、かつ、前記検出部により未着席が検出された場合に、前記座席を前記設定姿勢から前記初期姿勢に復帰させる
座席装置。 - 請求項1から6のうちいずれか一項に記載の座席装置であって、
前記制御部は、前記座席の前記初期姿勢への復帰が通知された後に、前記座席を前記設定姿勢から前記初期姿勢に復帰させる
座席装置。 - 請求項7に記載の座席装置であって、
前記座席の前記初期姿勢への復帰を通知する通知部
をさらに具備し、
前記制御部は、前記座席を前記初期姿勢に復帰させる前に、前記初期姿勢への復帰を通知するよう前記通知部を制御する
座席装置。 - 所定の運行区間を有する移動手段に設置された座席装置であって、
利用者が着席可能に構成された座部と、レッグレストと、を有し、前記レッグレストは、前記レッグレストの最後方位置に設定された初期姿勢から前方に傾斜するように前記利用者によって設定された設定姿勢に傾動されることが可能に構成された座席と、
前記座席への利用者の着席の有無を検出する検出部と
前記座席の利用券による利用区間の情報を含む座席利用情報に基づいて前記利用区間が終了したと判定され、かつ、前記検出部により未着席が検出された場合に、前記座席を前記設定姿勢から前記初期姿勢に復帰させる制御部と、
を具備する座席装置。 - 所定の運行区間を有する移動手段に設置された座席を制御し、前記座席は、利用者が着席可能に構成された座部と、背凭れと、を有し、前記背凭れは、前記背凭れが起立する位置に設定された初期姿勢から前記利用者によって設定された設定姿勢に傾動されることが可能に構成された座席制御システムであって、
前記座席への利用者の着席の有無を検出する検出部と、
前記座席の利用券による利用区間の情報を含む座席利用情報に基づいて、前記利用券による前記座席の利用が終了したか否か判定し、
前記利用区間が終了したと判定され、かつ、前記検出部により未着席が検出された場合に、前記座席を前記設定姿勢から前記初期姿勢に復帰させる
制御部と、
を具備する座席制御システム。 - 所定の運行区間を有する移動手段に設置された座席を制御し、前記座席は、利用者が着席可能に構成された座部と、レッグレストと、を有し、前記レッグレストは、前記レッグレストの最後方位置に設定された初期姿勢から前方に傾斜するように前記利用者によって設定された設定姿勢に傾動されることが可能に構成された座席制御システムであって、
前記座席への利用者の着席の有無を検出する検出部と、
前記座席の利用券による利用区間の情報を含む座席利用情報に基づいて、前記利用券による前記座席の利用が終了したか否か判定し、
前記利用区間が終了したと判定され、かつ、前記検出部により未着席が検出された場合に、前記座席を前記設定姿勢から前記初期姿勢に復帰させる
制御部と
を具備する座席制御システム。 - 所定の運行区間を有する移動手段に設置された座席を制御する座席制御方法であって、
前記座席は、利用者が着席可能に構成された座部と、背凭れと、を有し、前記背凭れは、前記背凭れが起立する位置に設定された初期姿勢から前記利用者によって設定された設定姿勢に傾動されることが可能に構成され、
前記座席の利用券による利用区間の情報を含む座席利用情報に基づいて、前記利用券による前記座席の利用が終了したか否か判定し、
前記座席への利用者の着席の有無を検出し、
前記座席の利用が終了したと判定され、かつ、前記検出部により未着席が検出された場合に、前記座席を、前記設定姿勢から前記初期姿勢に復帰させる
座席制御方法。 - 所定の運行区間を有する移動手段に設置された座席を制御する座席制御方法であって、
前記座席は、利用者が着席可能に構成された座部と、レッグレストと、を有し、前記レッグレストは、前記レッグレストの最後方位置に設定された初期姿勢から前方に傾斜するように前記利用者によって設定された設定姿勢に傾動されることが可能に構成され、
前記座席の利用券による利用区間の情報を含む座席利用情報に基づいて、前記利用券による前記座席の利用が終了したか否か判定し、
前記座席への利用者の着席の有無を検出し、
前記座席の利用が終了したと判定され、かつ、前記検出部により未着席が検出された場合に、前記座席を、前記設定姿勢から前記初期姿勢に復帰させる
座席制御方法。
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