JP7193126B2 - 通信装置、通信システム、通信方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、通信システム、通信方法及びプログラムに関する。
近年、ユーザによる店舗への来店を促すため、スマートフォン等の通信端末を所持するユーザが店舗に来店した際に、通信端末と店舗等に設置された店舗端末との間で通信を行い、ユーザにポイントを付与するチェックインサービスが提供されている。多くのチェックインサービスでは、ポイントの付与に無線通信を利用しているため、通信可能な範囲を十分に制限できない。例えば、ユーザが店舗前に近づいただけでポイントを不正取得できる場合がある。
そこで、ポイントの不正取得を防止するため、特許文献1に開示されているような、音を伝送媒体として情報を送受信する音声通信を利用することが考えられる。音声通信を用いる場合、通信可能な範囲を音の届く範囲に制限できるため、ポイントの不正取得を防止できる。
特開2016-208185号公報
特許文献1の音声通信は、無線通信に比べて通信速度が遅いため、チェックインサービスで音声通信を用いる場合、ユーザへのポイント付与に時間を要するという問題がある。このような問題は、ユーザにポイントを付与する場合に限られず、音声通信を用いてあらゆる種類のデータを送受信する場合にも存在している。
本発明は、このような背景に基づいてなされたものであり、通信に要する時間を増加させずに通信が可能な範囲を制限できる通信装置、通信システム、通信方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係る通信装置は、
第2の情報と音声データとに基づいて生成され、前記音声データと共に所定の処理を施すことで前記第2の情報を復元可能な音リファレンスデータを生成する音リファレンスデータ生成手段と、
前記音リファレンスデータ生成手段により生成された前記音リファレンスデータと、前記第2の情報と共に所定の処理を施すことで送信情報を復元可能な第1の情報と、を含む無線信号を送信する無線信号送信手段と、
前記音声データを含む音声信号を送信する音声信号送信手段と、
を備え
前記音声データは、前記送信情報の全部又は一部に基づいて生成されたデータである。
前記第2の情報は、前記送信情報を暗号化する鍵情報であり、
前記第1の情報は、前記第2の情報に基づいて暗号化された送信情報であってもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係る通信システムは、
第2の情報と音声データとに基づいて生成され、前記音声データと共に所定の処理を施すことで前記第2の情報を復元可能な音リファレンスデータと、前記第2の情報と共に所定の処理を施すことで送信情報を復元可能な第1の情報と、を含む無線信号を送信する無線信号送信装置と、
前記音声データを含む音声信号を送信する音声信号送信装置と、
を備え
前記音声データは、前記送信情報の全部又は一部に基づいて生成されたデータである。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係る通信システムは、
第1の通信装置と第2の通信装置とを備える通信システムであって、
前記第1の通信装置は、
第2の情報と音声データとに基づいて生成され、前記音声データと共に所定の処理を施すことで前記第2の情報を復元可能な音リファレンスデータを生成する音リファレンスデータ生成手段と、
前記音リファレンスデータ生成手段により生成された前記音リファレンスデータと、前記第2の情報と共に所定の処理を施すことで送信情報を復元可能な第1の情報と、を含む無線信号を送信する無線信号送信手段と、
前記音声データを含む音声信号を送信する音声信号送信手段と、
を備え、
前記第2の通信装置は、
前記第1の通信装置の前記無線信号送信手段から送信された前記無線信号を受信する無線信号受信手段と、
前記第1の通信装置の前記音声信号送信手段から送信された前記音声信号を受信する音声信号受信手段と、
前記音声信号受信手段により受信された前記音声信号から前記音声データを復調する音声信号復調手段と、
前記音声信号復調手段により復調された前記音声データと、前記無線信号受信手段により受信された前記無線信号に含まれる前記音リファレンスデータとに基づいて、前記第2の情報を復元する復元手段と、
前記無線信号受信手段により受信された前記無線信号に含まれる前記第1の情報と、前記復元手段により復元された前記第2の情報とに基づいて、前記送信情報を復号する送信情報復号手段と、
を備え
前記音声データは、前記送信情報の全部又は一部に基づいて生成されたデータである。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係る通信方法は、
通信装置による通信方法であって、
音リファレンスデータ生成手段が、第2の情報と音声データとに基づいて生成され、前記音声データと共に所定の処理を施すことで前記第2の情報を復元可能な音リファレンスデータを生成する音リファレンスデータ生成ステップと、
無線信号送信手段が、前記音リファレンスデータ生成手段により生成された前記音リファレンスデータと、前記第2の情報と共に所定の処理を施すことで送信情報を復元可能な第1の情報と、を含む無線信号を送信する無線信号送信ステップと、
音声信号送信手段が前記音声データを含む音声信号を送信する音声信号送信ステップと、
を含み、
前記音声データは、前記送信情報の全部又は一部に基づいて生成されたデータである
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
第2の情報と音声データとに基づいて生成され、前記音声データと共に所定の処理を施すことで前記第2の情報を復元可能な音リファレンスデータを生成する音リファレンスデータ生成手段、
前記音リファレンスデータ生成手段により生成された前記音リファレンスデータと、前記第2の情報と共に所定の処理を施すことで送信情報を復元可能な第1の情報と、を含む無線信号を送信する無線信号送信手段、
前記音声データを含む音声信号を送信する音声信号送信手段、
として機能させるためのプログラムであって、
前記音声データは、前記送信情報の全部又は一部に基づいて生成されたデータである
本発明によれば、通信に要する時間を増加させずに通信が可能な範囲を制限できる通信装置、通信システム、通信方法及びプログラムを提供できる。
本発明の実施の形態1に係る通信システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る店舗端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る通信端末の構成を示すブロック図である。 ポイントデータのデータテーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る店舗端末が実行するポイント付与処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る通信端末が実行するポイント付与処理の流れを示すフローチャートである。 チェックイン画面の一例を示す図である。 ポイント取得完了画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る通信システムにおける音声・無線通信モードのデータの流れを説明する図である。 本発明の実施の形態2に係る通信システムにおける音声通信モードのデータの流れを説明する図である。 本発明の実施の形態2に係る店舗端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る通信端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る店舗端末が実行するポイント付与処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る通信端末が実行するポイント付与処理の流れを示すフローチャートである。 音リファレンスデータを生成する処理の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る通信装置、通信システム、通信方法及びプログラムの実施の形態を説明する。各図面においては、同一又は同等の部分に同一の符号を付す。
(実施の形態1)
図1~図8を参照して、実施の形態1に係る通信装置、通信システム、通信方法及びプログラムを説明する。以下、店舗に来店したユーザに対してポイントを付与する場合を例に説明するが、実施の形態1に係る通信システムは、あらゆる種類のデータを送受信する場合に適用できる。
図1は、実施の形態1に係る通信システム1の構成を示す。通信システム1は、店舗S内に設置された店舗端末100(第1の通信装置)と、ユーザが所持する通信端末200(第2の通信装置)と、を備える。店舗端末100と通信端末200とは、音声を伝送媒体として音声信号を送受信すると共に、無線信号を送受信するように構成されている。
店舗Sは、いかなる形態の店舗であってもよいが、壁面や天井、床等で空間が区画され、当該区画内に入るためにドア等が設けられており、店舗端末100又は通信端末200から出力された音声が店舗Sの外部に漏れないように構成されていることが好ましい。通信システム1は、データの送受信に音声信号を用いているため、通信可能な範囲を店舗S内に制限できる。また、通信システム1は、データの送受信に無線信号をも用いているため、音声信号のみを用いる場合に比べて通信速度を向上させることができる。
以下、実施の形態1に係る通信システム1におけるデータの流れの概要を説明する。まず、通信端末200を所持するユーザが店舗S内に来店すると、通信端末200は、店舗端末100からユーザにチェックインを促す通知(チェックイン通知)を受け取る。通信端末200は、店舗端末100からチェックイン通知を受け取ると、当該通知を示す画像を表示部に表示させる。ユーザが、通信端末200を操作して、表示部に表示された「チェックイン」ボタンをタップすると、通信端末200は、店舗端末100にポイントの付与を要求する。
店舗端末100は、通信端末200からポイント付与を要求する通知を受け取ると、付与するポイントに関するポイントデータを通信端末200に送信する。通信端末200は、店舗端末100からポイントデータを受け取ると、記憶部に記憶された累計ポイントに付与されたポイントを加算し、ポイント付与の処理を完了させる。
図2は、実施の形態1に係る店舗端末100の構成を示すブロック図である。店舗端末100は、例えば、音声通信及び無線通信の両方の通信が可能なリーダライタ等である。店舗端末100は、操作部110と、表示部120と、集音部130と、発音部140と、記憶部150と、変調・復調部160と、通信部170と、制御部180と、を備える。店舗端末100の各部は、バス190で相互に接続されている。
操作部110は、店員の操作を受け付け、受け付けた操作に対応する操作信号を制御部180に供給する。操作部110は、例えば、音量ボタン、タッチパネル等を含む。また、操作部110は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブルにより店舗端末100の本体に接続された外付けのテンキー(図示なし)を含んでいてもよい。
表示部120は、制御部180から供給される各種画像データや各種画面データ等に基づいて各種画像や各種画面等を表示する。表示部120は、例えば、液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)パネルによって実現される。
なお、操作部110及び表示部120は、例えば、タッチパネルによって実現されてもよい。タッチパネルは、ユーザによる所定の操作を受け付ける操作画面を表示すると共に、操作画面においてユーザが接触操作を行った位置に対応する操作信号を制御部180に供給する。
集音部130は、マイク131を含み、マイク131で集音した音声を電気信号に変換し、当該電気信号をA/D(アナログ/デジタル)変換し、デジタル化された電気信号を変調・復調部160に供給する。
発音部140は、スピーカ141を含み、変調・復調部160から供給された音声信号をD/A(デジタル/アナログ)変換し、アナログ化された音声信号をスピーカ141に供給し、スピーカ141で音声を出力する。発音部140は、音声信号を出力する音声信号送信手段の一例である。なお、スピーカ141から出力される音声は、店舗S内で集音できる程度の音量に予め調整しておく。
記憶部150は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク等を含む。記憶部150は、各種の情報、固定データ、アプリケーション、画面データ、制御部180によって実行される動作プログラム等を記憶する。また、記憶部150は、制御部180が動作するためのワークメモリとして機能する。さらに、記憶部150は、ポーリング信号151と、ポイントデータ152と、鍵情報153と、を記憶する。
ポーリング信号151は、例えば、音声信号であり、チェックインサービスによるポイントの取得をユーザに促すために通信端末200に送信される信号である。ポーリング信号151は、所定期間毎に、例えば、約1秒毎に通信端末200に送信される。通信端末200は、ポーリング信号151を受信すると、表示部を制御して、ユーザにポイント付与を希望するかどうか問い合わせる。ユーザがポイント付与を希望する旨を通信端末200に指示すると、通信端末200は、ポイントの付与を要求するためのレスポンス信号を店舗端末100に返信する。
ポイントデータ152は、通信端末200に送信される送信対象のデータ(送信情報)であって、通信端末200を所持するユーザにチェックイン毎に付与されるポイント数に関する情報を含む。チェックイン毎に付与されるポイント数は、例えば、店舗端末100の管理者や店員等によって適宜設定される。ポイント数が所定数に達した場合、例えば、通信端末200を所持するユーザにクーポン等を提供するようにしてもよい。
鍵情報153は、ポイントデータ152を暗号化する秘密鍵に関する情報(第2の情報)である。鍵情報153は、ポイントデータ152とは異なる通信経路で通信端末200に送信され、通信端末200が暗号化されたポイントデータ152(第1の情報)を復号することを可能にする。鍵情報153は、例えば、時刻やペイロードデータ等に基づいて所定のルールで生成される暗号鍵であってもよい。
変調・復調部160は、制御部180の制御に従って、送信データを音声信号に変換し、受信した音声信号を受信データに変換する。より詳細に説明すると、変調・復調部160は、制御部180から供給された送信データで搬送波を変調し、変調された搬送波(音声信号)を発音部140に出力する。また、変調・復調部160は、集音部130のマイク131から供給された音声信号から受信データを復調し、受信データを制御部180に出力する。
音声信号の変調・復調等の処理は、有線通信や無線通信で用いられているのと同様の処理を実行すればよい。また、音声通信で用いる搬送波は、可聴帯域の音声信号であってもよく、非可聴帯域の音声信号であってもよい。
可聴帯域の音声信号を用いる場合、ユーザはデータが送信されるタイミングを確認できるため、店舗端末100に対して通信端末200を意識的に静止させることができる。他方、非可聴帯域の音声信号を用いる場合、音声信号がユーザにとって雑音と感じられ、不快感を生じさせる可能性を回避できる。非可聴帯域の音声信号は、スマートフォン等のマイクの性能を考慮して、例えば、約18kHz~約20kHzであることが好ましい。
通信部170は、制御部180の制御に従って、無線信号を送受信することが可能なインターフェースである。通信部170は、無線信号を送信する無線信号送信手段の一例であり、例えば、後述する通信部270との間で通信可能に構成されている。
制御部180は、CPU(Central Processing Unit)等を備え、店舗端末100の各部の制御を行う。制御部180は、記憶部150に記憶されているプログラムを実行することによりポイント付与に係る一連の処理を実行する。制御部180は、機能的には、暗号化処理部181と、音声信号生成部182と、を備える。
暗号化処理部181は、記憶部150に記憶された鍵情報153に基づいて、ポイントデータ152を暗号化し、暗号化されたポイントデータ152を生成する。
音声信号生成部182は、記憶部150に記憶された鍵情報153に各種信号処理を施すことで、鍵情報153に応じて搬送波を変調し、発音部140から出力させる音声信号を生成する。
図3は、実施の形態1に係る通信端末200の構成を示すブロック図である。通信端末200は、ユーザが携帯可能な通信端末、例えば、スマートフォンである。通信端末200は、操作部210と、表示部220と、集音部230と、発音部240と、記憶部250と、変調・復調部260と、通信部270と、制御部280と、を備える。通信端末200の各部は、バス290で相互に接続されている。
操作部210は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作に対応する操作信号を制御部280に供給する。操作部210は、例えば、音量ボタン、タッチパネル等を備える。
表示部220は、制御部280から供給される各種画像データや各種画面データ等に基づいて各種画像や各種画面等を表示する。表示部220は、例えば、液晶パネル、有機ELパネル等を備える。
操作部210と表示部220とは、タッチパネルによって一体に構成されてもよい。タッチパネルは、ユーザによる所定の操作を受け付ける操作画面を表示すると共に、操作画面においてユーザが接触操作を行った位置に対応する操作信号を制御部280に供給する。
集音部230は、マイク231を含み、制御部280の制御に従って、マイク231で集音した音声を電気信号に変換し、当該電気信号をA/D(アナログ/デジタル)変換し、デジタル化された電気信号を変調・復調部260に供給する。集音部230は、音声信号を受信する音声信号受信手段の一例である。
発音部240は、スピーカ241を含み、制御部280の制御に従って、変調・復調部260から供給された音声信号をD/A(デジタル/アナログ)変換し、アナログ化された音声信号をスピーカ241に供給し、スピーカ241で音声を出力する。
記憶部250は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ等を備える。記憶部250は、各種の情報、固定データ、アプリケーション、画面データ、端末ID、制御部280が実行するためのプログラム等を記憶する。固定データは、例えば、通信端末200を所持するユーザに割り当てられたユーザIDを含む。また、記憶部250は、制御部280が動作するためのワークメモリとしても機能する。さらに、記憶部250は、レスポンス信号251と、ポイントデータテーブル252と、を記憶する。
レスポンス信号251は、例えば、音声信号であり、通信端末200がポーリング信号151を受信し、ユーザからポイント付与を希望する旨の指示を受け取った場合に、店舗端末100にポイントの付与を要求するために送信される信号である。
ポイントデータテーブル252は、通信端末200を所持するユーザが店舗端末100から取得したポイントデータ152を、ポイント取得日時に対応付けて記憶するデータテーブルである。
図4は、ポイントデータテーブル252の一例を示す図である。図4に示すように、ポイントデータテーブル252は、ポイント取得日時に対応付けて、取得したポイント数(取得ポイント数)、これまでに取得したポイント数の合計(累計ポイント数)を記憶する。ポイント取得日時は、例えば、通信端末200が店舗端末100からのポイントデータ152を受信した日時である。
図3に戻り、変調・復調部260は、制御部280の制御に従って、送信情報を音声信号に変換し、受信した音声信号を受信データに変換する。変調・復調部260は、変調・復調部160と同一又は同等の構成を備えるため、説明を省略する。
通信部270は、制御部280の制御に従って、無線信号を送受信することが可能なインターフェースである。通信部270は、無線信号を受信する無線信号受信手段の一例であり、例えば、通信部170との間で通信可能に構成されている。
制御部280は、CPU等を備え、通信端末200の各部の制御を行う。制御部280は、記憶部250に記憶されているプログラムを実行することにより、ポイント付与に係る一連の処理を実行する。制御部280は、機能的には、ポイント付与判定部281と、音声信号復調部282と、ポイントデータ復号部283と、ポイント加算部284と、を備える。
ポイント付与判定部281は、記憶部250のポイントデータテーブル252を参照して、該当するポイント取得日におけるポイント付与が既に完了しているかどうかを判定する。
音声信号復調部282は、集音部230で集音された音声信号から鍵情報153を含む音声データを復調する音声信号復調手段の一例である。
ポイントデータ復号部283は、音声信号復調部282で復調された音声データに含まれる鍵情報153に基づいて、通信部270で受信した無線信号に含まれるポイントデータ152(送信情報)を復号する送信情報復号手段の一例である。
ポイント加算部284は、ポイントデータ復号部283で復号されたポイントデータ152に基づいて、ポイントデータテーブル252に記憶された最新の累積ポイント数に新たに取得したポイント数を加算し、ポイント取得日時に対応付けて取得ポイント数及び累計ポイント数をポイントデータテーブル252に登録する。
(ポイント付与処理)
図5~図8を参照して、店舗端末100及び通信端末200が協働して実行するポイント付与処理の流れを説明する。ポイント付与処理は、店舗端末100に電源が投入された場合又は店舗端末100が管理者又は店員等から処理開始の指示を受け付けた場合に、制御部180が記憶部150のプログラムを起動することで開始される。
まず、図5を参照して、記憶部150のプログラムを起動された店舗端末100の処理を説明する。店舗端末100の制御部180は、プログラムが起動されると、発音部140を制御して、記憶部150に記憶された音声信号であるポーリング信号151を送信させ(ステップS101)、ステップS102の処理に移動する。
次に、図6を参照して、通信端末200の処理を説明する。通信端末200の制御部280は、集音部230が店舗端末100からのポーリング信号151を集音したかどうかを判定する(ステップS201)。集音部230がポーリング信号151を集音した場合(ステップS201;Yes)、通信端末200を所持したユーザが店舗Sの内部又はその近くにいるとみなして、ステップS202の処理に移動する。他方、集音部230がポーリング信号151を集音していない場合(ステップS201;No)、制御部280は、店舗端末100からのポーリング信号を受信するまで待機する。
なお、ユーザがポイント付与を希望していない場合、ユーザは、予め操作部210を操作して、通信端末200にチェックインを拒否する旨の指示を与えておく。この場合、制御部280は、集音部230がポーリング信号151を集音した場合であっても、ステップS202以下の処理を実行しない。
ステップS201の処理でYesの場合、ポイント付与判定部281は、ポイントデータテーブル252を参照して、同一のポイント取得日(同一取得日)においてチェックインサービスによるポイント付与が完了しているかどうかを判定する(ステップS202)。同一取得日に既にポイント付与が完了している場合(ステップS202;Yes)、制御部280は、同一取得日に既にポイント付与が完了している旨のメッセージを表示し(ステップS203)、ステップS201の処理に戻る。
他方、同一取得日にポイント付与が完了していない場合(ステップS202;No)、制御部280は、表示部220にチェックイン画面を表示させる(ステップS204)。チェックイン画面には、例えば、図7に示すように「チェックイン」ボタンが表示されており、ポイント付与を希望するユーザは、表示部220に表示されたチェックイン画面の「チェックイン」ボタンをタップする。
次に、制御部280は、操作部210がユーザによる「チェックイン」ボタンをタップする操作を検出したかどうかを判定する(ステップS205)。操作部210がユーザによる操作を検出した場合(ステップS205;Yes)、制御部280は、ユーザのアイコンの操作に応答して、発音部240を制御して、音声信号であるレスポンス信号251を送信させ(ステップS206)、ステップS207の処理に移動する。他方、操作部210がユーザによる操作を検出していない場合(ステップS205;No)、ステップS201の処理に戻る。
再び図5を参照して、ポーリング信号151を送信した後の店舗端末100の処理を説明する。店舗端末100の制御部180は、ポーリング信号151を出力してから所定時間内に、集音部130が通信端末200からのレスポンス信号251を受信したかどうかを判定する(ステップS102)。
ポーリング信号151を送信してから所定時間内に、集音部130がレスポンス信号251を受信したと判定された場合(ステップS102;Yes)、制御部180は、ステップS103の処理に移動する。他方、ポーリング信号151を送信してから所定時間内に、集音部130がレスポンス信号251を受信していないと判定された場合(ステップS102;No)、通信端末200が店舗Sの内部又はその近くに存在しないか、ユーザがポイント付与を希望していないかのいずれかであるため、ステップS106の処理に移動する。
ステップS102でYesの場合、店舗端末100の暗号化処理部181は、記憶部150に記憶されたポイントデータ152と鍵情報153とを読み出し、鍵情報153に基づいてポイントデータ152を暗号化する(ステップS103)。
次に、音声信号生成部182は、記憶部150に記憶された鍵情報153に基づいて搬送波を処理することで、発音部140から出力する音声信号を生成する(ステップS104)。
次に、制御部180は、発音部140を制御して、ステップS105で生成された音声信号をスピーカ141から音声として送信させ、通信部170を制御して、ステップS103で暗号化された送信情報を含む無線信号を送信させる(ステップS105)。
ステップS102でNoの場合又はステップS105の処理が終了した場合、制御部180は、所定時間だけ待機し(ステップS106)、ステップS101の処理に戻る。
再び図6を参照して、レスポンス信号を送信した通信端末200の処理を説明する。通信端末200の制御部280は、レスポンス信号251を送信してから所定時間内に、集音部230が店舗端末100からの音声信号及び無線信号(以下、両者をまとめて「各種信号」という。)を両方とも受信したかどうかを判定する(ステップS207)。
集音部230が店舗端末100からの各種信号を両方とも受信した場合(ステップS207;Yes)、ステップS208の処理に移動する。他方、集音部230が店舗端末100からの各種信号のいずれか一つを受信していない場合(ステップS207;No)、ステップS201の処理に戻る。
ステップS207でYesの場合、音声信号復調部282は、ステップS207の処理で集音された音声信号から鍵情報153を復調する(ステップS208)。
次に、ポイントデータ復号部283は、ステップS208の処理で復調された鍵情報153に基づいて、ステップS207の処理で受信した無線信号に含まれる暗号化されたポイントデータ152を復号する(ステップS209)。
次に、ポイント加算部284は、ステップS209の処理で復号されたポイントデータ152に基づいて、ポイントデータテーブル252に記憶された最新の累計ポイント数に新たなポイント数を加算する(ステップS210)。そして、ポイント加算部284は、ポイント取得日時に対応付けて取得ポイント数、加算された累計ポイント数をポイントデータテーブル252に登録する。
次に、制御部280は、表示部220にポイント取得完了画面を所定時間だけ表示させ(ステップS211)、処理をS201に戻す。ポイント取得完了画面には、例えば、図8に示すように、取得ポイント数や加算された累計ポイント数と共に、ポイント付与が完了した旨のメッセージが含まれてもよい。以上が、店舗端末100及び通信端末200が協働して行うポイント付与に係る一例の処理の流れである。
以上説明したように、実施の形態1に係る通信システム1は、鍵情報153を音声通信で送受信し、鍵情報153で暗号化されたポイントデータ152を無線通信で送受信するように構成されている。したがって、音声通信で送信するデータの量を抑制できるため、通信に要する時間を増加させることなく通信可能な範囲を制限できる。
また、実施の形態1に係る通信システム1は、鍵情報153と鍵情報153で暗号化されたポイントデータ152とを異なる通信手段を用いて送受信するように構成されている。このため、鍵情報153と鍵情報153で暗号化されたポイントデータ152とが一度に窃取され、ポイントを不正取得されるおそれを低減できる。
(実施の形態2)
図9~図15を参照して、実施の形態2に係る通信装置、通信システム、通信方法及びプログラムを説明する。実施の形態2に係る通信システム2は、ユーザの操作等により通信端末200の無線通信機能が無効となっている場合であっても、音声通信を用いて各種データを送受信可能に構成されている。
図9及び図10を参照して、実施の形態2に係る通信システム2におけるデータの流れを説明する。実施の形態2に係る通信システム2は、通信端末200における無線通信機能が有効かどうかに応じて、図9の「音声・無線通信モード」又は図10の「音声通信モード」で通信するように構成されている。
図9は、音声・無線通信モードを選択した場合のデータの流れを示す図である。店舗端末100は、エラー訂正のために誤り訂正符号(Error Correcting Code:ECC)等で符号化されたポイントデータ152に基づいて音声データ(音データ)を生成すると共に、符号化されたポイントデータ152の全部又は一部と、エラー訂正のためにECC等で符号化された鍵情報153との排他的論理和(XOR)を取ることで音リファレンスデータを生成する。そして、店舗端末100は、暗号化されたポイントデータ152と音リファレンスデータとを無線通信で送信し、ポイントデータ152に基づいて生成した音声データを音声通信で送信する。
通信端末200は、音リファレンス信号を受信し、音声データに基づく音声信号を集音すると、音リファレンスデータと音声信号を変換したポイントデータ152の全部又は一部とのXORを取る。そして、通信端末200は、XORを取って得られたデータとECC等の符号とを分離して当該データに誤りがないか確認し、誤りが検出された場合には符号を用いて当該データを復元することで鍵情報153を復元する。その後、通信端末200は、鍵情報153を用いて、無線通信で送信された暗号化されたポイントデータ152を復号する。
音声・無線通信モードの場合、通信端末200は、店舗端末100から送信されたポイントデータ152の全部又は一部と音リファレンスデータとのXORを取ることで、ポイントデータ152とは異なる情報である鍵情報153を取り出すことができる。したがって、実施の形態2に係る通信システム2は、ポイントデータ152から生成された音声データに加えて任意の数の音リファレンス信号を生成して送信することで、ポイントデータ152とは異なる任意の数の情報を、音声データを変更することなく送受信できる。
図10は、音声通信モードを選択した場合のデータの流れを示す図である。店舗端末100は、音声・無線通信モードと同様に、暗号化されたポイントデータ152と音リファレンスデータとを無線通信で送信し、ポイントデータ152に基づき生成された音声データを音声通信で送信する。すると、通信端末200は、店舗端末100から音声信号を受信し、音声信号を変換することでポイントデータ152を復元する。したがって、実施の形態2に係る通信システム2は、店舗端末100から音声・無線通信モードの場合と同一の音声信号を送信するだけで、通信端末200にポイントデータ152を送信できる。
図11は、実施の形態2に係る店舗端末100の構成を示すブロック図である。制御部180は、機能的には、無線通信機能判定部183と、音リファレンスデータ生成部184と、をさらに備える。
無線通信機能判定部183は、店舗端末100の無線通信機能が有効かどうかを判定する。店舗端末100の無線通信機能は、例えば、無線LAN(Local Area Network)用のスイッチ(操作部110)がONの場合、有効であると判定される。
音リファレンスデータ生成部184は、記憶部150に記憶されたポイントデータ152の全部又は一部と鍵情報153とに基づいて、無線通信で送信可能であって、ポイントデータ152と組み合わされることで鍵情報153を復元可能な音リファレンスデータを生成する音リファレンスデータ生成手段の一例である。音リファレンスデータ生成部184は、例えば、ポイントデータ152の全部又は一部と鍵情報153とのXORを取ることで、音リファレンスデータを生成する。
図12は、実施の形態2に係る通信端末200の構成を示すブロック図である。制御部280は、機能的には、鍵情報復元部285をさらに備える。
鍵情報復元部285は、集音部230で集音された音声信号から復調されたポイントデータ152の全部又は一部と、音リファレンスデータ生成部184で生成され、通信部270で受信された音リファレンスデータと、に基づいて、鍵情報153を復元する鍵情報復元手段の一例である。鍵情報復元部285は、例えば、ポイントデータ152の全部又は一部と音リファレンスデータとのXORを取ることで、鍵情報153を復元する。
(ポイント付与処理)
次に、図13~図15を参照して、実施の形態2に係る通信システム2が実行するポイント付与処理の一連の流れを説明する。
まず、店舗端末100の制御部180は、図13のステップS101の処理を実行する。制御部180がステップS101の処理を実行すると、通信端末200の制御部280は、図14のステップS201~ステップS206の処理を実行する。
再び図13を参照して、ポーリング信号を送信した店舗端末100が実行する処理を説明する。店舗端末100の制御部180は、ステップS102の処理を実行する。そして、ステップS102でYesの場合、制御部180は、ステップS103の処理を実行する。
次に、音声信号生成部182は、記憶部150に記憶されたポイントデータ152に各種信号処理を施すことで、ポイントデータ152に応じて搬送波を変調し、音声信号を生成する(ステップS104)。
次に、音リファレンスデータ生成部184は、記憶部150に記憶されたポイントデータ152の全部又は一部と鍵情報153とに基づいて、音リファレンスデータを生成する(ステップS104A)。より詳細に説明すると、音リファレンスデータ生成部184は、ポイントデータ152の全部又は一部と鍵情報153とのXORを取ることで、音リファレンスデータを生成する。
図15は、音リファレンスデータを生成する処理(ステップS104A)の具体例を説明するための図である。理解を容易にするために、各データが8ビットであると仮定し、音リファレンスデータを生成するためにポイントデータ152の全てのデータを用いることとする。ポイントデータ152は、10110010であり、鍵情報153は、10100101である。
このような条件下で、音リファレンスデータは、10100101(鍵情報153)と10110010(ポイントデータ152)とのXORを取ることで、00010111であると算出できる。鍵情報153は、00010111(音リファレンスデータ)と10110010(ポイントデータ152)とのXORを取ることで復元できる。
このようにステップS104Aの処理では、最終的に通信端末200に送信したい鍵情報153を音声通信に直接乗せるのではなく、ポイントデータ152と鍵情報153とに基づいて生成された音リファレンスデータを生成し、最終的に通信端末200で鍵情報153を復元できるように、音リファレンスデータとポイントデータ152とを通信端末200に送信する。
図13に戻り、制御部180は、発音部140を制御して、ステップS104で変調された音声信号をスピーカ141から音声として送信させ、通信部170を制御して、ステップS104Aで生成された音リファレンスデータと、ステップS103の処理で暗号化された送信情報と、を含む無線信号を送信させる(ステップS105)。
ステップS105の処理が終了すると、制御部180は、ステップS106の処理を実行し、ステップS101の処理に戻る。
再び図14を参照して、レスポンス信号を送信した通信端末200の処理を説明する。まず、通信端末200の制御部280は、ステップS207の処理を実行する。そして、ステップS207でYesの場合、音声信号復調部282は、集音された音声信号からポイントデータ152の全部又は一部を復調する(ステップS208A)。
次に、鍵情報復元部285は、ステップS207で受信された音リファレンスデータと、ステップS208Aの処理で音声信号から復調されたポイントデータ152の全部又は一部とのXORを取ることで、鍵情報153を復元する(ステップS208B)。
次に、ポイントデータ復号部283は、ステップS208Bの処理で復元された鍵情報153に基づいて、受信された無線信号に含まれるポイントデータ152を復号する(ステップS209)。次に、制御部280は、ステップS210~ステップS211の処理を順次実行し、処理をステップS201に戻す。
他方、ステップS207でNoの場合、通信端末200の集音部230が店舗端末100からの音声信号を受信したかどうかを判定する(ステップS207A)。集音部230が音声信号を受信した場合(ステップS207A;Yes)、ステップS209Aに処理を移動する。他方、集音部230が音声信号を受信していない場合(ステップS207A;No)、ステップS201に処理を戻す。
ステップS207でYesの場合、制御部280は、変調・復調部260を制御して、集音された音声信号からポイントデータ152を復調させる(ステップS209A)。
次に、制御部280は、ステップS209Aの処理で復調されたポイントデータ152に基づいて、ステップS210~ステップS211の処理を実行し、処理をステップS201に戻す。以上が、店舗端末100及び通信端末200が協働して行うポイント付与に係る一例の処理の流れである。
以上説明したように、実施の形態2に係る通信システム2では、音声通信で送信されたポイントデータ152の全部又は一部と、無線通信で送信された音リファレンスデータとのXORを取ることで鍵情報を復元する。このため、無線信号から音リファレンスデータを取得しただけでは鍵情報153を復元できず、鍵情報153を復元できたのであれば音声通信に成功しており、ポイントの不正取得がなされていないことを保証できる。
また、実施の形態2に係る通信システム2は、音声通信と無線通信との両方を用いて各種データを送受信可能であると共に、通信端末200の無線LANのスイッチがOFFにされている等の事情で無線通信を用いることができない場合であっても、音声通信で各種データを送受信可能に構成されている。ユーザが所持する端末の機能や設定状態に関わらず、ユーザへのポイント付与を実現できる。
さらに、実施の形態2に係る通信システム2は、音声・無線通信モードで各種データを送受信する場合であっても、音声モードで各種データを送受信する場合と同一の音声データを用いている。このため、2つのモードそれぞれに対応させるべく異なる音声を出力させる場合に比べて出力する音声の数を低減できる。また、2つのモードのためにそれぞれ異なる周波数帯域を設定する場合に比べて周波数帯域を効率的に用いることができる。
そして、本発明はこれに限られず、以下に述べる変形も可能である。
(変形例)
上記実施の形態では、ポイントデータ152を送信対象の情報としていたが、本発明はこれに限られない。送信対象の情報としては、例えば、ユーザID、端末ID、クーポンに関する情報、チラシに関する情報等であってもよい。
上記実施の形態では、送信情報であるポイントデータ152を鍵情報153で暗号化し、ポイントデータ152を無線通信で送受信し、鍵情報153を音声通信で送受信していたが、本発明はこれに限られない。第1の情報と第2の情報とは、所定の処理を施されることで送信対象である送信情報を復元可能であれば、いかなる情報であってもよい。例えば、第2の情報として第1の情報よりも秘匿性の高い情報を割り当ててもよい。また、第2の情報に秘匿性の高い情報の一部を割り当て、第1の情報にその他の情報を割り当ててもよい。
さらに、送信対象である送信情報を単純に2つに分割し、第1の情報に一方を割り当て、第2の情報に他方を割り当ててもよい。第1の情報が第2の情報よりも大きなサイズのデータとなるように送信情報を割り当ててもよい。
上記実施の形態では、店舗端末100に固有の鍵情報153を用いてポイントデータ152を暗号化していたが、本発明はこれに限られない。例えば、ポイントデータ152をワンタイムキーで暗号化してもよい。ワンタイムキーとは、所定の有効期限を有し、1度限り(1回の認証においてのみ)有効な情報である。ワンタイムキーは、例えば、ワンタイムキー生成時の時刻に基づいて生成するなど、一般的なワンタイムキーの生成手法により生成すればよい。
上記実施の形態では、暗号化されたポイントデータ152の復号を通信端末200が行っていたが、本発明はこれに限られない。例えば、通信端末200は、受信した暗号化されたポイントデータ152等の各種データをネットワーク上のサーバに転送し、当該サーバにポイントデータ152を復号させ、復号されたポイントデータ152を通信端末200に送信させてもよい。
上記実施の形態では、ポーリング信号151及びレスポンス信号251が音声信号であったが、本発明はこれに限られない。例えば、ポーリング信号151及びレスポンス信号251は、通信部170及び通信部270で送受信可能な無線信号であってもよい。
上記実施の形態では、店舗端末100から通信端末200にポーリング信号151を送信し、通信端末200で「チェックイン」ボタンを表示し、「チェックイン」ボタンがタップされた場合に、通信端末200から店舗端末100にレスポンス信号251を送信していたが、本発明はこれに限られない。例えば、店舗端末100から所定の間隔でポーリング信号151を送信させておき、チェックインサービスを利用するユーザが通信端末200にインストールされたアプリケーションを起動させた場合に、通信端末200の集音部230を起動させてポーリング信号151を集音させるように構成してもよい。
上記実施の形態では、通信端末200がポイントデータテーブル252を参照して、ポイントを加算する処理(ステップS210)を実行していたが、本発明はこれに限られない。サーバに各ユーザのポイントデータテーブル252を記憶しておき、通信端末200がステップS209の処理を実行した後、通信端末200がサーバにポイントを加算する処理を要求し、サーバがポイントの加算処理を実行してポイントデータテーブル252を更新した後、その結果を通信端末200に送信するように構成してもよい。
上記実施の形態2では、音声データがポイントデータ152に基づいて生成されているものとしていたが、本発明はこれに限られない。音声データは、店舗端末100の記憶部150に記憶されたデータであれば、いかなるデータであってもよい。音声データは、例えば、端末ID、ユーザID等の店舗端末100に固有の情報を含むデータであってもよく、音声通信モードが不要な場合、意味のないランダムに生成されたデータであってもよい。
上記実施の形態2では、ポイントデータ152に基づいて音声信号を生成し、ポイントデータ152と鍵情報153とに基づいて音リファレンスデータを生成していたが、本発明はこれに限られない。例えば、送信情報と鍵情報153以外の他の情報とに基づいて音リファレンスデータを生成してもよい。複数の音リファレンスデータを生成する場合、同一の音声信号を用いて複数の情報を送信できる。
上記実施の形態2では、ポイントデータ152の全部又は一部と鍵情報153とのXOR(排他的論理和)を取ることで、音リファレンスデータを生成していたが、本発明はこれに限られない。例えば、ポイントデータ152の全部又は一部と鍵情報153との和、差、積、商を取ることで数値計算(ビット演算)を施すことで、音リファレンスデータを生成してもよい。
上記実施の形態では、店舗端末100が発音部140と通信部170とを備えるリーダライタであったが、本発明はこれに限られない。例えば、通信システム1、2は、鍵情報153を音声信号で送信する発音部140を備える音声信号送信装置と、ポイントデータ152を無線信号で送信する通信部170を備える無線信号送信装置と、を含んでもよい。音声信号送信装置と無線信号送信装置とは、別体であってもよく、音声通信又は無線通信を用いて互いに通信可能に構成されていてもよい。
上記実施の形態では、通信端末200がスマートフォンであったが、本発明はこれに限られない。通信端末200は、スピーカとマイクとを備える他の機器であってもよく、例えば、音楽機器、IC(Integrated Circuit)レコーダ、腕時計のようなウェアラブルデバイスであってもよい。
上記実施の形態では、店舗端末100及び通信端末200に設けられた集音部130、230及び発音部140、240はそれぞれ一つずつであったが、本発明はこれに限られない。店舗端末100及び通信端末200は、複数の集音部130及び複数の発音部140を備えていてもよい。複数の集音部130及び複数の発音部140は、それぞれ異なる位置に設けられていることが好ましい。
上記実施の形態では、店舗端末100の記憶部150及び通信端末200の記憶部250が各種データを記憶していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記の処理で用いる各種データは、その全部又は一部が通信ネットワークを介して外部のサーバやコンピュータ等に記憶されてもよい。
上記実施の形態では、店舗端末100及び通信端末200は、記憶部150、250に記憶されたプログラムに基づいて動作していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、プログラムにより実現された機能的な構成をハードウェアにより実現してもよい。
上記実施の形態では、店舗端末100及び通信端末200が実行する処理は、上述の物理的な構成を備える装置が記憶部150、250に記憶されたプログラムを実行することによって実現されていたが、本発明は、プログラムとして実現されてもよく、そのプログラムが記録された記憶媒体として実現されてもよい。
また、上述の処理動作を実行させるためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical Disk)等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理動作を実行する装置を構成してもよい。
上記実施の形態は例示であり、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の趣旨を逸脱しない範囲でさまざまな実施の形態が可能である。各実施の形態や変形例で記載した構成要素は自由に組み合わせることが可能である。また、特許請求の範囲に記載した発明と均等な発明も本発明に含まれる。
1,2 通信システム
100 店舗端末
110,210 操作部
120,220 表示部
130,230 集音部
131,231 マイク
140,240 発音部
141,241 スピーカ
150,250 記憶部
151 ポーリング信号
152 ポイントデータ
153 鍵情報
160,260 変調・復調部
170,270 通信部
180,280 制御部
181 暗号化処理部
182 音声信号生成部
183 無線通信機能判定部
184 音リファレンスデータ生成部
190,290 バス
200 通信端末
251 レスポンス信号
252 ポイントデータテーブル
281 ポイント付与判定部
282 音声信号復調部
283 ポイントデータ復号部
284 ポイント加算部
285 鍵情報復元部


Claims (6)

  1. 第2の情報と音声データとに基づいて生成され、前記音声データと共に所定の処理を施すことで前記第2の情報を復元可能な音リファレンスデータを生成する音リファレンスデータ生成手段と、
    前記音リファレンスデータ生成手段により生成された前記音リファレンスデータと、前記第2の情報と共に所定の処理を施すことで送信情報を復元可能な第1の情報と、を含む無線信号を送信する無線信号送信手段と、
    前記音声データを含む音声信号を送信する音声信号送信手段と、
    を備え
    前記音声データは、前記送信情報の全部又は一部に基づいて生成されたデータである、
    通信装置。
  2. 前記第2の情報は、前記送信情報を暗号化する鍵情報であり、
    前記第1の情報は、前記第2の情報に基づいて暗号化された送信情報である、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 第2の情報と音声データとに基づいて生成され、前記音声データと共に所定の処理を施すことで前記第2の情報を復元可能な音リファレンスデータと、前記第2の情報と共に所定の処理を施すことで送信情報を復元可能な第1の情報と、を含む無線信号を送信する無線信号送信装置と、
    前記音声データを含む音声信号を送信する音声信号送信装置と、
    を備え
    前記音声データは、前記送信情報の全部又は一部に基づいて生成されたデータである、
    通信システム。
  4. 第1の通信装置と第2の通信装置とを備える通信システムであって、
    前記第1の通信装置は、
    第2の情報と音声データとに基づいて生成され、前記音声データと共に所定の処理を施すことで前記第2の情報を復元可能な音リファレンスデータを生成する音リファレンスデータ生成手段と、
    前記音リファレンスデータ生成手段により生成された前記音リファレンスデータと、前記第2の情報と共に所定の処理を施すことで送信情報を復元可能な第1の情報と、を含む無線信号を送信する無線信号送信手段と、
    前記音声データを含む音声信号を送信する音声信号送信手段と、
    を備え、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置の前記無線信号送信手段から送信された前記無線信号を受信する無線信号受信手段と、
    前記第1の通信装置の前記音声信号送信手段から送信された前記音声信号を受信する音声信号受信手段と、
    前記音声信号受信手段により受信された前記音声信号から前記音声データを復調する音声信号復調手段と、
    前記音声信号復調手段により復調された前記音声データと、前記無線信号受信手段により受信された前記無線信号に含まれる前記音リファレンスデータとに基づいて、前記第2の情報を復元する復元手段と、
    前記無線信号受信手段により受信された前記無線信号に含まれる前記第1の情報と、前記復元手段により復元された前記第2の情報とに基づいて、前記送信情報を復号する送信情報復号手段と、
    を備え
    前記音声データは、前記送信情報の全部又は一部に基づいて生成されたデータである、
    通信システム。
  5. 通信装置による通信方法であって、
    音リファレンスデータ生成手段が、第2の情報と音声データとに基づいて生成され、前記音声データと共に所定の処理を施すことで前記第2の情報を復元可能な音リファレンスデータを生成する音リファレンスデータ生成ステップと、
    無線信号送信手段が、前記音リファレンスデータ生成手段により生成された前記音リファレンスデータと、前記第2の情報と共に所定の処理を施すことで送信情報を復元可能な第1の情報と、を含む無線信号を送信する無線信号送信ステップと、
    音声信号送信手段が前記音声データを含む音声信号を送信する音声信号送信ステップと、
    を含み、
    前記音声データは、前記送信情報の全部又は一部に基づいて生成されたデータである、
    通信方法。
  6. コンピュータを、
    第2の情報と音声データとに基づいて生成され、前記音声データと共に所定の処理を施すことで前記第2の情報を復元可能な音リファレンスデータを生成する音リファレンスデータ生成手段、
    前記音リファレンスデータ生成手段により生成された前記音リファレンスデータと、前記第2の情報と共に所定の処理を施すことで送信情報を復元可能な第1の情報と、を含む無線信号を送信する無線信号送信手段、
    前記音声データを含む音声信号を送信する音声信号送信手段、
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記音声データは、前記送信情報の全部又は一部に基づいて生成されたデータである、
    プログラム。
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