JP7192896B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信デバイス及びネットワークに関する。特に、本発明は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)規格、又はこれと同等若しくは派生の規格に従って動作する移動通信デバイス及びネットワークに関するが、これに限定されない。特に、本発明は、いわゆる「5G」(又は「次世代」)システムにおけるデータフローマッピングに関するが、これに限定されない。
3GPP規格の最新動向は、「EPC(Evolved Packet Core)ネットワーク及びE-UTRAN(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network:進化型UMTS地上無線アクセスネットワーク)のLTE(Long Term Evolution)」と呼ばれ、一般に「4G」とも呼ばれる。更に、「5G」及び「NR」といった語は、MTC(Machine Type Communications:マシン型通信)、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)通信、車両通信、自律走行車、高解像度ビデオストリーミング、スマートシティサービスなどのさまざまなアプリケーション及びサービスをサポートすることが期待される進化型の通信技術を指す。したがって、5G技術は、バーティカル市場へのネットワークアクセスを可能にし、サードパーティにネットワークサービスを提供し、新しいビジネスチャンスを創出するためのネットワーク(RAN)共有をサポートすることが期待されている。3GPPは、いわゆる3GPP NextGen(Next Generation)RAN(Radio Access network)及び3GPP NGC(NextGen Core:次世代コア)ネットワークによって5Gをサポートすることを計画している。5Gネットワークの種々の詳細は、例えば、NGMN(Next Generation Mobile Networks)アライアンスによるNGMN 5G White Paper V1.0に説明されており、当該文書は、https://www.ngmn.org/5g-white-paper.htmlから入手可能である。
次世代のモバイル通信ネットワークは、ITU(International Telecommunication Union:国際電気通信連合)によって以下の3カテゴリに分類される多様なサービス要件をサポートする必要がある:eMBB(enhanced Mobile BroadBand)、uRLLC(ultra-Reliable and Low-Latency Communications)、及びmMTC(massive Machine Type Communications)。eMBBは、HD(High Definition:高解像度)ビデオ、VR(Virtual Reality:仮想現実)、AR(Augmented Reality:拡張現実)など、広い保証帯域幅を必要とするサービスにフォーカスした一般的なMBBの拡張サポートを提供することを目的とする。uRLLCは、自動運転やファクトリーオートメーションなど、非常に短い時間内でアクセスを保証する必要のある重要なアプリケーションの要件である。mMTCは、スマートメータリングや環境モニタリングなど、接続された多数のデバイスをサポートする必要があるが、通常は、一定のアクセス遅延を許容することができる。これらのアプリケーションのうちのいくつかは、比較的緩いQoS/QoE(Quality of Service/Quality of Experience)要件を有してもよい。一方で、一部のアプリケーションは、比較的厳しいQoS/QoE要件(例えば、高帯域幅や低遅延など)を有してもよい。
このような多様なQoS要件を(場合によっては同一UE内で)サポートするために、ユーザプレーントラフィック(各データパケット)は、対応のQoSパラメータに基づいて分類され、そのタイプのトラフィックのQoS要件を満たす適切なDRB(Data Radio Bearer:データ無線ベアラ)に関連付けられる。具体的には、いわゆるUPF(User Plane Function:ユーザプレーン機能)は、適切なQoSルールに基づいてDL(DownLink:ダウンリンク)ユーザプレーントラフィックの分類を行う。同様に、UEは、UL(UpLink:アップンク)ユーザプレーントラフィックの分類を行う(ULトラフィックを、該当するQoSルールに基づいて適切なQoSフローに関連付けることを含む)。ここで適用するQoSルールは、UEに対して(例えば、セッションの確立又は変更中に)明示してもよいし、UEに事前に設定してもよいし、又は、リフレクティブQoSを適用してUEで暗黙的に導出してもよい。パケットのQoSフローへのマッピングの更なる詳細については、3GPP TS(Technical Specification:技術仕様書)23.501 v15.2.0に記載されており、その内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
リフレクティブQoS機能により、UEは、ネットワークから明示的なQoSルールを取得することなく、アップリンクユーザプレーントラフィックを適切なQoSフローにマッピングすることができる。これは、UEで受信したDLトラフィックに基づいてQoSルールを作成するUEによって実現される。リフレクティブQoSは、データパケットのヘッダ内にあるいわゆるRQI(Reflective QoS Indication:リフレクティブ QoS指示)を、その特定のデータパケットが属するフローの識別子(QFI(QoS Flow Identifier:QoSフロー識別子))と、セッション確立時(又はセッション変更時)にUEに通知される可能性のあるRQタイマ(Reflective QoS Timer:リフレクティブQoSタイマ)値と共に使用して、パケットごとに制御される。或いは、RQタイマは、デフォルト値に設定してもよい(この場合、該当するRQタイマ値をUEに明示的に通知する必要はない)。
3GPP TS37.324 v15.0.0は、SDAP(Service Data Adaptation Protocol:サービスデータ適応プロトコル)について説明し、QoSフロー(データパケット)を当該QoSフローに適したDRBにマッピングする方法についての詳細を提供する。要約すると、QoSフローのDRBへのマッピング(以下、「DRBマッピング」)のルールは、特定のQoSフローのデータパケットを伝送するDRBを決定する場合に用いられる。リフレクティブDRBマッピングの場合、UEは、ネットワークによってダウンリンク方向に適用されたDRBマッピングをモニタリングし、各QFIについて、適用可能なDRBマッピング(すなわち、どのQFIがどのDRBにマッピングされるか)を自律的に決定する。したがって、UEが、特定のQFIに関連付けて送信するアップリンクデータを有する場合、UEは、どのDRBをそのQFIに使用すべきかを把握している。
さらに、ネットワークは、3GPP TS38.331 v15.1.0で説明されているように、RRCシグナリングを介して適切なDRBマッピングを使用して、UEを構成することもできる。具体的には、DRBマッピングがRRC(又は他の明示的なシグナリング)を用いてネットワークによって構成される場合、当該ネットワークは、どのQoSフロー(どのQFI)をどの特定のDRBにマッピングするか(又は特定のDRBについてどのQFIをマッピングするのをやめるか)をUEに通知する。
図7は、データパケットを適切なDRBにマッピングするためのパラメータの明示的なシグナリング(基地局からUEへ)を用いたシナリオの例を示す図である。図示のように、この場合、新しいQFIを含むDRBマッピング情報は、(ステップ7で)そのQFIに関連付けられたDRB上のユーザプレーンデータを通信する前に、(ステップ3で)UEに送信される。図8は、明示的なシグナリングがない、例示的なシナリオを示す。図示のように、この場合、新しいQFIを含むDRBマッピング情報は、ダウンリンクユーザプレーンデータをUEに通信する前に(ステップ3で)、UEに送信される。この場合、UEは、基地局から受信したダウンリンクデータパケットに基づいてそのDRBマッピングテーブルを更新し(ステップ4)、当該QFIに関連付けられた適切なDRBで後続の任意のユーザプレーンデータを通信する(ステップ5に概略的に示す通りである)。図7及び8に示すシナリオは、3GPP TS38.300 v15.2.0に基づいており、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
3GPPは、DRBにSDAPヘッダが設定される場合、リフレクティブQoSのDRBへのマッピングに基づいて作成されたQoSフローマッピングも明示的なシグナリングによって更新される(或いはその反対)可能性があることに同意している。言い換えれば、適切なDRBマッピングは、図7及び8に示すいずれかの方法で作成及び/又は更新することができる。
しかしながら、本発明者らは、現在のDRBマッピング技術によって対処されない問題が多くあることを認識するに至った。例えば、DRBの確立時(図7に示すように)又はDRBの変更時にUEに適切なDRBマッピングを設定する必要がないため、UEが誤ったDRBマッピングを適用して(又は適用し続けて)、ULデータパケットを、不適切なDRB(例えば、これらのULデータパケットのQoS要件を満たさない可能性のあるDRB)で送信する状況が考えられる。このような状況は、UEが、リフレクティブQoSフローのDRBへのマッピングに従ってマッピングルールを作成し、所定のフローで最初のダウンリンクパケットが受信された後に、アップリンクトラフィックに適用する場合に発生し得る。しかしながら、任意のダウンリンクパケットを(正常に)受信するよりも前に送信するアップリンクデータがある場合は、UEは、アップリンクデータパケットをデフォルトのDRBにマッピングし、このDRBを用いてデータパケットを送信する。ただし、これはネットワークの意図するところではない可能性があり、UEのDRBマッピングによって、データパケットのハンドリングが最適なものではなくなり、対応のQoS要件に違反する可能性がある。
アクセスネットワーク(基地局)でCP-UP分割が採用されている場合、すなわち、CP(Control Plane:制御プレーン)とUP(User-Plane:ユーザプレーン)の機能が異なるエンティティ(又はユニット)間で分割されている場合、DRBマッピングに関する別の問題が生じる可能性がある。この場合、QoSフローのDRBへのマッピングはCPエンティティによって設定されるが、ダウンリンクDRBマッピング及びUEのアップリンクマッピングのモニタリングは、UPエンティティ(場合によっては複数のUPエンティティ)によって行われる。しかしながら、DRBマッピングにエラーがある場合(例えば、UEが、任意のダウンリンクデータパケットを受信する前に、誤ったDRBを使用して、潜在的に誤ったUPエンティティにアップリンクデータパケットを送信する場合)、CPエンティティは、データパケットをハンドリングしないため、UEのDRBマッピングを素早く修正することができない場合がある。本発明は、上記の問題に対処する、又は少なくとも軽減する方法及び関連する装置を提供するものである。
当業者の理解の効率化のために、本発明は3GPPシステム(5Gネットワーク)のコンテキストを想定して詳細に説明するが、本発明の原理はスライススケジューリングを行う他のシステムにも適用することができる。
本発明の例示的な態様によれば、UE(User Equipment:ユーザ装置)により実行される方法であって、DRB(Data Radio Bearer:データ無線ベアラ)を介して、データフローを識別する情報を含む少なくとも1つのダウンリンクデータパケットを受信することと、前記少なくとも1つのダウンリンクデータパケット内の前記データフローを識別する情報に基づいて、前記データフローの前記DRBへのマッピングを識別することと、を備え、前記データフローを識別する情報を含む少なくとも1つのダウンリンクデータパケットは、前記識別したデータフローに関連付けられたダウンリンクユーザプレーンデータを含むデータパケットの受信が開始する前に、前記DRBを介して受信される第1の方法、が提供される。
本発明の例示的な態様によれば、UEにサーブするネットワーク装置により実行される方法であって、DRBを介して、データフローを識別する情報を含む少なくとも1つのダウンリンクデータパケットを前記UEに送信することを備え、前記データフローを識別する情報を含む少なくとも1つのダウンリンクデータパケットは、前記識別したデータフローに関連付けられたダウンリンクユーザプレーンデータを含むデータパケットの送信が開始する前に、前記DRBを介して送信される方法、が提供される。
本発明の例示的な態様によれば、分散型基地局装置のユーザプレーンエンティティにより実行される方法であって、UEが、前記UEに関連付けられたDRBへのデータフローのマッピングを識別する情報を有するか否かを判定することと、前記UEが前記マッピングを識別する情報を有さないと判定した場合、前記UEが前記マッピングを識別する情報を有さないデータフローを識別する情報を制御プレーンエンティティに提供することと、を備える方法、が提供される。
本発明の例示的な態様によれば、分散型基地局装置の制御プレーンエンティティにより実行される方法であって、ユーザプレーンエンティティから、UEが前記UEに関連付けられたDRBへのマッピングを識別する情報を有さないデータフローを識別する情報を取得することを備える方法、が提供される。
本発明の例示的な態様によれば、分散型基地局装置のユーザプレーンエンティティにより実行される方法であって、UEが、前記UEに関連付けられたDRBへのデータフローのマッピングを識別する情報を有するか否かを判定することと、前記UEが前記マッピングを識別する情報を有さないと判定した場合、前記データフローを識別する情報を含む少なくとも1つのダウンリンクデータパケットを前記UEに送信することとを備え、前記データフローを識別する情報を含む少なくとも1つのダウンリンクデータパケットは、前記識別したデータフローに関連付けられたダウンリンクユーザプレーンデータを含むデータパケットの送信が開始する前に、前記DRBを介して送信される方法、が提供される。
本発明の例示的な態様は、対応するシステムと、装置と、プログラム可能なプロセッサをプログラミングして上記例示的な態様に記載の方法及び特許請求の範囲に記載の可能性を実施させる、及び/又は好適に適合したコンピュータをプログラミングして任意の請求項に記載の装置を提供させるように動作可能な命令を格納する、コンピュータ読取可能な記憶媒体などのコンピュータプログラム製品と、に及ぶ。
本明細書(特許請求の範囲を含む)に開示する及び/又は図面に示す各特徴は、開示する及び/又は図示する他の特徴とは独立して(又は組み合わせて)本発明に組み込まれてもよい。特に、特定の独立請求項に従属する請求項の特徴は、任意の組み合わせで、又は個別に、当該独立請求項に導入することができるが、これは限定的ではない。
ここで、添付図面を参照して、本発明の例示的な実施形態の例を説明する。
図1は、本発明の例示的な実施形態を適用可能なモバイル(セルラ又は無線)通信システムを概略的に示す図である。 図2は、図1に示すシステム1におけるデータパケットのハンドリングの例を概略的に示す図である。 図3は、例示的なデータパケットを概略的に示す図である。 図4は、図1に示すシステムの一部を形成するモバイルデバイスの概略ブロック図である。 図5は、図1に示すシステムの一部を形成するアクセスネットワークノード(例えば、基地局)の概略ブロック図である。 図6は、図1に示すシステムの一部を形成するコアネットワークノードの概略ブロック図である。 図7は、基地局が、モバイルデバイスを、データパケットを適切なデータ無線ベアラにマッピングするように構成することのできる、例示的な方法を概略的に示す図である。 図8は、基地局が、モバイルデバイスを、データパケットを適切なデータ無線ベアラにマッピングするように構成することのできる、例示的な方法を概略的に示す図である。 図9は、モバイルデバイスがデータパケットをデフォルトデータ無線ベアラにマッピングする例示的な手順を概略的に示す図である。 図10は、本発明の例示的な実施形態に係る例示的な手順を概略的に示す図である。 図11は、例示的な分散型基地局の構成要素(機能ユニット)を概略的に示す図である。 図12は、本発明の例示的な実施形態に係る例示的な手順を概略的に示す図である。
(概要)
3GPP規格では、NodeB(又はLTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」など)は、通信デバイス(ユーザ装置又は「UE」)がコアネットワークに接続し、他の通信デバイス又はリモートサーバと通信を行うための基地局である。通信デバイスには、例えば、モバイル電話、スマートフォン、スマートウォッチ、パーソナルデジタルアシスタント、ラップトップ/タブレットコンピュータ、ウェブブラウザ、電子書籍リーダなどのモバイル通信デバイスが含まれる。通常、このようなモバイル(又は一般的に固定の)デバイスはユーザによって操作される(したがって、これらは総称的にユーザ装置「UE」と呼ばれることが多い)が、IoTデバイスや同様のMTCデバイスをネットワークに接続することも可能である。説明の簡略化のため、本出願では、基地局という語はそのような任意の基地局を指し、モバイルデバイス又はUEという語はそのような任意の通信デバイスを指すものとする。
図1は、本発明の例示的な実施形態を適用可能なモバイル(セルラ又は無線)通信システム1を概略的に示す図である。
このネットワークにおいて、各モバイルデバイス3(UE)のユーザは、例えばE-UTRA及び/又は5G RATなどの適切な3GPP RAT(Radio Access Technology:無線アクセス技術)を用いて、それぞれ基地局5及び/又はコアネットワーク7を介して、相互に及び他のユーザと通信を行うことができる。複数の基地局5が(無線)アクセスネットワーク又は(R)ANを形成してもよいものとする。当業者には明らかではあるが、図1が4つのモバイルデバイス3と1つの基地局5を例示目的で示す一方で、システムの実装時には、通常、他の基地局及びモバイルデバイス(UE)も含まれる。
各基地局5は(直接、又はホーム基地局、リレー、リモートラジオヘッド、分散ユニットなどの他のノードを介して)、1つ以上の関連セルを制御する。E-UTRA/4Gプロトコルをサポートする基地局5は「eNB」と呼ばれてもよく、次世代/5Gプロトコルをサポートする基地局5は「gNB」と呼ばれてもよい。いくつかの基地局5は、4G及び5Gプロトコルの両方、及び/又は他の任意の3GPP又は非3GPP通信プロトコルをサポートするように構成してもよい。
モバイルデバイス3及びそのサービング基地局5は、適切なエアインターフェース(例えば、いわゆる「Uu」インターフェースなど)を介して接続される。隣接する基地局5同士は、適切な基地局間インターフェース(いわゆる「X2」インターフェース、「Xn」インターフェースなど)を介して相互に接続されている。基地局5は、適切なインターフェース(いわゆる「S1」、「N1」、「N2」、「N3」インターフェースなど)を介して、コアネットワークノードに接続される。
コアネットワーク7(例えば、LTEの場合にはEPCで、NR/5Gの場合にはNGC)は、通常、通信システム1において通信をサポートするため、及び加入者管理、モビリティ管理、課金、セキュリティ、及び呼セッション管理(など)のための論理ノード(又は「機能」)を含む。例えば、「次世代」/5Gシステムのコアネットワーク7は、ユーザプレーンエンティティと制御プレーンエンティティとを含む。ユーザプレーンエンティティは、特に、ユーザプレーン機能(UPF)11を含む。この例では、制御プレーンエンティティは、特に、AMF(Access and Mobility Management Function:アクセス/モビリティ管理機能)12を含む。また、コアネットワーク7は、SMF(Session Management Function:セッション管理機能)13、PCF(Policy Control Function:ポリシー制御機能)14、OAM(Operation And Maintenance:運用及び保守)機能(図示せず)、AF(Application Function:アプリケーション機能)15、AUSF(AUthentication Server Function:認証サーバー機能)16、UDM(Unified Data Management:統合データ管理)エンティティ17などのうちの1つ以上を含むものとする。また、コアネットワーク7は、インターネット又は同様のIP(Internet Protocol:インターネットプロトコル)ベースのネットワークなどのDN(Data Network:データネットワーク)18に(UPF11を介して)結合されている。
図2は、図1に示すシステム1におけるデータパケットのハンドリングの例を概略的に示す図である。この例は、アクセスネットワーク(基地局5)でのパケットのハンドリングを含む、UE3とUPF11との間におけるパケットのハンドリングにフォーカスする。図示のように、アプリケーション/サービスレイヤからのデータパケットは、下位レイヤに送信される(「A」の文字で示される)。これは、アップリンクパケットの場合にはUE3によって行われ、ダウンリンクパケットの場合にはUPF11によって行われる。次に、「B」の文字で示されるように、UE3は、(各アップリンクパケットを適切なQoSフローにマッピングし、適切なQoSフローマーキングを適用することによって)適切なQoSルールをアップリンクデータパケットに適用する。同様に、UPF11は、特に、適用可能なルールを使用して、QoSフローマーキングのためにダウンリンクパケットの分類を行う。「C」の文字で概して示すように、同一のQFIでマークされたパケットでQoSフローが形成される。UPF11とアクセスネットワークの間に示されるように、特定のUE3のプロトコルデータユニット(PDU)セッションは、それぞれ関連付けされたQoS要件のセットを有する複数のQoSフローを含んでもよい。全般として無線レイヤに対応する「D」の文字では、QoSフローが適切なアクセスノード(基地局)リソースにマッピングされ(つまり、QoSフローがDRBにマッピングされ)、そして、データパケットが、各データパケット内のQFIに関連付けられた適切なDRBを介して送信される。
図2に示す例では、データを送信する5つの異なるアプリケーション又はサービスがあり(ポイント「A」)、これらが3つの異なるQoSフローにマッピングされ(ポイント「B」)、次に、UE3と基地局5との間における送信のために、2つのDRBにマッピングされる(ポイント「D」)。
図3は、例示的なデータパケット20を概略的に示す図である。図示のように、データパケット20は、ヘッダ部分20H及びデータ部分20Dを含む。上に説明したように、データパケット20のヘッダ20Dは、RDI(Reflective QoS flow‐to‐DRB mapping Indication:リフレクティブQoSフローのDRBへのマッピング指示)21、RQI(Reflective QoS Indication:リフレクティブQoS指示)22、及び、QFI(QoS Flow Identifier:QoSフロー識別子)23(上の説明では「QoSフローマーキング」とも呼ばれていた)を含む。この例では、RDI21(1ビット)、RQI22(1ビット)、及びQFI23(6ビット)は、ヘッダ20Hの1オクテット(8ビット)を占める。図3には示されていないが、ヘッダ20Hは、例えば、RDI/RQI/QFIを伝送するオクテット(図3の「Oct1」)とデータ部分20Dとの間に他のフィールドを含んでもよいものとする。データ部分20Dは、UE3(そのアプリケーション/サービス層用)のユーザプレーンデータを伝送する複数のオクテット(少なくとも1つのオクテット)を含む。また、図3で参照されるデータは、該当する場合には、1つ以上の(上位レイヤ)ヘッダを含んでもよいものとする。
特定のデータパケット内のRQI22は、リフレクティブQoSの対象となるデータパケットでは特定の値(例えば、「1」)に設定され、リフレクティブQoSの対象ではないデータパケットでは別の値(例えば、「0」)に設定されるものとする。したがって、UE3は、RQI22が特定の値(この例では「1」)に設定されたパケットのみに基づいて該当するQoSルールを導出するように構成されている。
同様に、特定のデータパケット内のRDI21は、リフレクティブQoSフローのDRBに対するマッピングの対象となるデータパケットでは特定の値(例えば、「1」)に設定され、リフレクティブQoSフローのDRBに対するマッピングの対象ではないデータパケットでは別の値(例えば、「0」)に設定されるものとする。したがって、UE3は、RDI21が特定の値(この例では「1」)に設定されたパケットのみに基づいて該当するQoSフローのDRBへのマッピングのルールを導出するように構成される。
リフレクティブQoSによって、UE3は、ネットワーク(コアネットワーク7)から明示的なQoSルールを取得することなく、アップリンクユーザプレーントラフィックを適切なQoSフローにマッピングすることができる。
リフレクティブQoSフローのDRBへのマッピングによって、UE3は、フローのDRBへのマッピングの明示的なルールをネットワーク(基地局5)から取得することなく、アップリンクQoSフローを適切なDRBにマッピングすることができる。有利には、この例では、UE3は、ダウンリンクで任意のユーザプレーンデータを受信する前であっても、制御プレーン(例えば、RRC)を介したネットワークからのDRBマッピングルールの明示的なシグナリングを必要とせずに正確なDRBマッピングを決定することができる。これは、基地局5が、ユーザデータ20Dを一切含まない特別なダウンリンクデータパケット20(例えば、SDAP PDU)を送信することで、実現される。
しかしながら、この特別なデータパケット20は、特別なデータパケット20を送信するのに用いられるDRBに対応するQFI23を含む、適切なヘッダ部分20H(例えば、1オクテット)を含む(したがって、同一のQFI23を有する後続の任意のアップリンクデータパケットを送信するのにUE3が使用するDRB)。データパケット20内のRDI21は、このデータパケット20が、UE3において、QFI23によって識別されたQoSフローを所定のDRBにマッピングするのに用いられることを示す所定の値(例えば、「1」)に設定されるものとする。
基地局5の制御プレーン及びユーザプレーン機能が異なるユニット(エンティティ)間で分割される場合、ユーザプレーンエンティティ5-UPは、UE3が使用するDRBマッピングに関する任意の問題について制御プレーンエンティティ5-CPに通知するように有利に構成される(例えば、特定のQFIについてマッピングがない、QFIが誤ったDRBにマッピングされている、UE3でのマッピング情報が期限切れである、など)。
より詳細には、UE3が誤ったDRBマッピングを使用しているとユーザプレーンエンティティ5-UPが判断した場合、ユーザプレーンエンティティ5-UPは、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、ベアラコンテキスト変更必要(bearer context modification required)メッセージ)を、UE3にサーブする対応の制御プレーンエンティティ5-CPに送信する。ベアラコンテキスト変更必要メッセージ(又は同様の旨のメッセージ)は、マッピングする任意のQoSフローを識別する情報及び誤ったDRBにマッピングされた任意のQoSフローを識別する情報のうちの少なくとも1つを含む。このメッセージに基づいて、制御プレーンエンティティ5-CPは、明示的な(制御プレーン)シグナリングを使用して、又は、適切にフォーマットされたダウンリンクデータパケットを介して(例えば、上述のヘッダを用いて)ユーザプレーンエンティティ5-UPにUE3のDRBマッピングを更新するように指示することで、新しい/更新されたDRBマッピング情報をUE3に提供することができる。
UE(ユーザ装置)
図4は、図1に示すモバイルデバイス(UE)3の主要構成要素を示すブロック図である。図示のように、UE3は、1つ以上のアンテナ33を介して接続ノードと信号の送受信を行うように動作可能なトランシーバ回路31を含む。図4には示されていないが、UE3が一般的なモバイルデバイスの通常の機能(ユーザインターフェース35など)をすべて備えることは明らかである。これは、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアの何れか1つ又はこれらの任意の組み合わせによって適宜実現可能である。コントローラ37は、メモリ39に記憶されたソフトウェアに従ってUE3の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ39に事前にインストールしてもよいし、例えば、通信ネットワーク1を介して、又はRMD(Removable Data Storage Device:リムーバブルデータ格納デバイス)からダウンロードしてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム41、通信制御モジュール43、及びQoS(Quality of Service:サービス品質)モジュール45を含む。
通信制御モジュール43は、UE3と、(R)ANノード5、コアネットワークノードなどの他のノードとの間におけるシグナリングメッセージ及びアップリンク/ダウンリンクデータパケットのハンドリング(生成/送信/受信)を担う。当該シグナリングは、上述のDRBマッピングに関するシグナリングを含んでもよい。QoSモジュール45は、図2を参照して上で説明したUE固有の手順(「A」から「D」)を行うことを担う。
アクセスネットワークノード(基地局)
図5は、図1に示す基地局5(又は同様のアクセスネットワークノード)の主要構成要素を示すブロック図である。図示のように、基地局5は、1つ以上のアンテナ53を介して接続UE3と信号の送受信を行い、ネットワークインターフェース55を介して他のネットワークノードと(直接的又は間接的に)信号の送受信を行うように動作可能なトランシーバ回路51を含む。
ネットワークインターフェース55は、通常、適切な基地局間インターフェース(X2/Xnなど)及び適切な基地局-コアネットワーク間インターフェース(S1/N1/N2/N3など)を含む。コントローラ57は、メモリ59に記憶されたソフトウェアに従って基地局5の動作を制御する。上記ソフトウェアは、メモリ59に事前にインストールしてもよいし、例えば、通信ネットワーク1を介して、又はRMDから、ダウンロードしてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム61、通信制御モジュール63、及びQoSモジュール65を含む。
CP-UP分割を採用する場合、基地局5を、別個の制御プレーン及びユーザプレーンエンティティに分割することができ、各エンティティは、関連するトランシーバ回路51、アンテナ53、ネットワークインターフェース55、コントローラ57、メモリ59、オペレーティングシステム61、通信制御モジュール63(など)を含んでもよい。基地局5が分散型基地局を備える場合、ネットワークインターフェース55は、分散型基地局のそれぞれの機能間で信号を通信するためのE1インターフェース及びF1インターフェース(制御プレーン用のF1-C及びユーザプレーン用のF1-U)も含む。
通信制御モジュール63は、基地局5と、UE3やコアネットワークノードなど他のノードとの間でシグナリングのハンドリング(生成/送信/受信)を担う。CP-UP分割を採用する場合、通信制御モジュール63は、基地局5の制御プレーン部分とユーザプレーン部分との間の通信(シグナリングメッセージの生成、送信、及び受信)も担う。当該シグナリングは、上述のDRBマッピングに関するシグナリングを含んでもよい。
QoSモジュール65は、図2を参照して上で説明した基地局固有の手順(「A」から「D」)の実行を担う。
コアネットワーク機能図6は、図1に示したUPF11やAMF12などの一般的なコアネットワーク機能の主要構成要素を示すブロック図である。図示のように、コアネットワークノードは、ネットワークインターフェース75を介して他のノード(UE3、基地局5及び他のコアネットワークノードを含む)と信号の送受信を行うように動作可能なトランシーバ回路71を含む。コントローラ77は、メモリ79に記憶されたソフトウェアに従ってコアネットワーク機能の動作を制御する。当該ソフトウェアは、メモリ79に事前にインストールしてもよいし、例えば、通信ネットワーク1を介して、又はRMDから、ダウンロードしてもよい。当該ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム81、通信制御モジュール83、及びQoSモジュール85を含む。
通信制御モジュール83は、コアネットワーク機能と、UE3、基地局5、他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間におけるシグナリングのハンドリング(生成/送信/受信)を担う。当該シグナリングは、上述のDRBマッピングに関するシグナリングを含んでもよい。
QoSモジュール85は、図2を参照して上で説明したネットワーク(UPF)固有の手順(例えば、手順「D」)の実行を担う。
(詳細な説明)
図7から12を参照して、いくつかの例示的な実施形態をより詳細に説明する。
(第1の例示的な実施形態)
UE3は、(そのQoSモジュール45を用いて)アップリンクユーザプレーントラフィックの分類及びマーキング(すなわち、アップリンクトラフィックの、適切なQoSフローへの関連付け)をQoSルールに基づいて行い、DRBマッピングルールに基づいて、各QoSフローを適切なDRBにマッピングするように構成される。通常、適用可能なQoSフローのDRBへのマッピングのルールは、UE3において、(図7に示すように)基地局5からの明示的な制御シグナリングによって取得される、又は、UE3は、受信したダウンリンクトラフィックに基づいてQoSフローのDRBへのマッピングのルールを作成する(図8を参照)。上述したように、リフレクティブQoSフローのDRBへのマッピングによって、UE3は、QoSフローのDRBへのマッピングの明示的なルールをネットワークから取得することなく、アップリンクフローを適切なDRBにマッピングすることができる。
有利には、この例では、UE3は、ダウンリンクで任意のユーザプレーンデータを受信する前であっても、制御プレーン(例えば、RRC)を介したネットワークからのDRBマッピングルールの明示的なシグナリングを必要とせずに正確なDRBマッピングを決定することができる。これは、基地局5(又はそのユーザプレーン構成要素)が、ユーザデータ20Dを一切含まない特別なダウンリンクデータパケット20(例えば、SDAP PDU)を送信することで、実現される。しかしながら、この特別なデータパケット20は、特別なデータパケット20を送信するのに用いられるDRB(したがって、同一のQFI23を有する後続の任意のアップリンクデータパケットを送信するのにUE3が使用するDRB)に対応するQFI23を含む。例えば、QFI23は、データパケット20の適切なヘッダ部分20H(この例では1オクテットを含む)に含まれてもよい。
この例示的な実施形態を、特別なデータパケット20を用いる例示的な手順を示す図10を参照してより詳細に説明する。
ステップ0に概略的示すように、手順は、UE3及びUPF11/基地局5がPDUセッションを確立して、少なくともデフォルトのDRBを(基地局5とUE3との間で)UE3に確立することで開始される。この例では、この時点で、ネットワークには特定のQoSフロー上にUE3のダウンリンク/アップリンクデータが一切存在しない(つまり、このQoSフローはまだ開始していない)。リフレクティブQoSフローのDRBへのマッピングをこのQoSフローに用いる場合、ネットワークは、このQoSフローに対応する、UEのQoSフローのDRBへのマッピングを設定するために、上位レイヤ(例えば、RRC)制御シグナリングを一切UE3に送信しない。
この例では、ステップ1に示すように、UE3は、送信するアップリンクデータ(少なくとも1つのアップリンクデータパケット)を有する。UE3は、アップリンクデータ用に適切なQFI23を(QoSモジュール45及びいわゆる非アクセス層(NAS)フィルタを用いて)決定し、送信のためにデータを下位レイヤに渡す。そのQoSモジュール45を使用して、UE3は、(ステップ2で)QFI23に基づいて、アップリンクデータに適したDRBを決定する。具体的には、QFI23が、格納された(ネットワークによって設定された、又はリフレクティブQoSを介して事前に確立された)DRBマッピングルールに基づいて、特定のDRBにマッピングされる場合、UE3はこのDRBを用いてデータを送信する。しかしながら、この例に示すように、アップリンクデータパケットに関連付けられたQFI23が、格納されたDRBマッピングルールに基づいて、どのDRBにもマッピングされない場合、UE3は、データパケットを送信するためにそのデフォルトのDRBを使用するように構成される。したがって、ステップ3では、UE3は、デフォルトDRBを介するデータパケットの送信に進む。この例におけるアップリンクデータパケットは、実際のアップリンクデータ(ユーザデータ)と、少なくともデータパケットに関連付けられたQFI23を含む(また、例えば「LCID」などである適切なセル識別子を含んでもよい)。
UE3からアップリンクデータパケットを受信すると、基地局5(図10では「gNB」と示される)は、当該アップリンクデータパケットを(関連するQFI23と共に)UPF11に転送する(ステップ4)。
この例では、アップリンクデータをデフォルトのDRBを使用して送信したため(また、ネットワークはその特定のQFI23を有するデータパケットに対して異なるDRBを使用することを意図する可能性があるため)、基地局5は(そのQoSモジュール65を用いて)、ステップ5において、正確なDRBを介して、ユーザデータ20Dを一切含まない適切な(ユーザプレーン)ダウンリンクデータパケット20を生成して送信する。しかしながら、この例のダウンリンクデータパケット20には、RDI21(これは、データパケット20が、リフレクティブQoSフローのDRBへのマッピングに関連する情報を含み、UE3でのDRBマッピングを更新するのに用いられることを示す適切な値(例えば、「1」)に設定される)と、QFI23(ステップ3でUE3によって使用された)とが含まれる。言い換えると、この例のダウンリンクデータパケット20は、ヘッダ部分20Dのみ(例えば、データパケット20を伝送するDRBがUE3による後続のアップリンク送信に適用可能である各QFI23に対して1オクテット)を含む。
UE3は、受信したダウンリンクデータパケット20に基づいてその(QoSモジュール45が保持する)DRBマッピング情報を更新して、上記ダウンリンクデータパケット20を受信したDRBへの所定のQFIの正確なマッピングを反映させることができる。
したがって、そのQFI値を有する更なるアップリンクデータパケットをUE3が有する場合、UE3は、アップリンクデータパケットを基地局5に送信するのに適したDRBを有利に決定することができる。
(第2の例示的な実施形態)
近年、gNB(本明細書では「分散型gNB」又は「分散型基地局5」と呼ぶ)の機能を、1つ以上の分散ユニット(DU)と中央ユニット(CU)とで分割することが提案されている。CUは、通常、高レベルの機能を実行すると共に、次世代コアと通信を行う。一方で、DUは、低レベルの機能を実行すると共に、エアインターフェースを介して近隣(すなわち、当該分散型基地局5の運用するセル内)のUE3と通信を行う。
図11に示すこのような分散型基地局5の例には、3GPP TS38.401 V15.1.0に従って以下の機能ユニットが含まれる:
gNB-CU(gNB-Central Unit:gNB中央ユニット):gNBのRRC(Radio Resource Control:無線リソース制御)、SDAP(Service Data Adaptation Protocol:サービスデータ適応プロトコル)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol:パケットデータ収束プロトコル)レイヤ、又は1つ以上のgNB-DUの動作を制御するen-gNBのRRC及びPDCPレイヤ、をホスティングする論理ノード。当該gNB-CUは、gNB-DUに接続されたF1インターフェースを終了する;
gNB-DU(gNB-Distributed Unit:gNB分散ユニット):gNB又はen-gNBのRLC(Radio Link Control:無線リンク制御)、MAC(Medium Access Control)及びPHY(PHYsical)レイヤをホスティングする論理ノードであり、その動作の一部はgNB-CUによって制御される。1つのgNB-DUは1つ以上のセルをサポートする。1つのセルは1つのgNB-DUのみによってサポートされる。当該gNB-DUは、gNB-CUに接続されたF1インターフェースを終了する;
gNB-CU-CP(gNB Central Unit for Control Plane:gNB中央ユニット制御プレーン):en-gNB又はgNBのgNB-CUのPDCPプロトコルのRRC及び制御プレーン部分をホスティングする論理ノード。当該gNB-CU-CPは、gNB-CU-UPに接続されたE1インターフェースと、gNB-DUに接続されたF1-Cインターフェースと、を終了する;及び
gNB-CU-UP(gNB Central Unit for User Plane:gNB中央ユニットユーザプレーン):en-gNBのgNB-CUのPDCPプロトコルのユーザプレーン部分と、gNBのgNB-CUのPDCPプロトコル及びSDAPプロトコルのユーザプレーン部分と、をホスティングする論理ノード。当該gNB-CU-UPは、gNB-CU-CPに接続されたE1インターフェースと、gNB-DUに接続されたF1-Uインターフェースと、を終了する。
図12は、ユーザプレーンエンティティ5-UPが以下を開始する例示的な手順を概略的に示す図である:
-基地局5がサーブするUE3が使用するQoSマッピングの変更(この場合、ユーザプレーンエンティティ5-UPは、UE3が、アップリンクにおいて、ユーザプレーンエンティティ5-UPに設定及び格納されたルールとは異なるDRBマッピングルールを使用していることを検出する);又は
-QoSフローのDRBマッピングルールの要求(この場合、ユーザプレーンエンティティ5-UPは、この特定のQoSフローに設定されたルールがないことを認識する)。
より詳細には、ユーザプレーンエンティティ5-UPが、受信したデータパケットをモニタリングすることで、UE3が誤ったDRBマッピングを使用していると判断した場合(図12には不図示)、ユーザプレーンエンティティ5-UPは、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージの生成、及び当該メッセージの、UE3にサーブする対応の制御プレーンエンティティ5-CPへの送信へと進む。具体的には、この例では、ユーザプレーンエンティティ5-UPは、ベアラコンテキスト変更必要メッセージ(又は同様の旨のメッセージ)を生成して送信する。このメッセージには、誤ったDRBにマッピングされた任意のQoSフロー(及び/又はいずれのDRBにもマッピングされていないQoSフロー)を識別する情報が含まれる。ユーザプレーンエンティティ5-UP(「gNB-CU-UP」で示される)が、UE3がQoSフローIDを用いてデータを送信することを決定した(図12には図示せず)にも関わらず、当該QoSフローに対応するDRBマッピングルールが設定されていない場合、次に、ユーザプレーンエンティティ5-UPは、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージを生成し、UE3にサーブする対応の制御プレーンエンティティ5-CPに送信する。このメッセージには、識別されたQoSフローのDRBマッピングルールを要求する情報が含まれる。以下の表1に示すように、情報は、ベアラコンテキスト変更必要メッセージ(又は同様のメッセージ)の1つ以上の適切な情報要素に含まれてもよい。
Figure 0007192896000001
ユーザプレーンエンティティ5-UPは、制御プレーンエンティティ5-CP又はUE3に通知をする前に、以下の基準の少なくとも1つが満たされているか否かを決定するように構成してよいものとする:
・一致するルールがなく、ダウンリンク又はアップリンクで新しいフローが検出された場合(一時的にデフォルトのベアラにマッピングされていることも考えられる):
―ユーザプレーンエンティティ5-UPは、制御プレーンエンティティ5-CPに適切なルール、すなわち、この新しいQoSフローのどのDRBパケットを伝送するかを示す情報、を要求するように構成することができる;又は、 ―制御プレーンエンティティ5-CPがルールを決定し、当該ルールについてユーザプレーンエンティティ5-UPに通知をする(又はその反対)。
―この場合、UE3にも:
制御プレーンエンティティ5-CPによって(例えば、RRC経由で)通知を行う;又は、
制御プレーンエンティティ5-CPを、リフレクティブな方法でUEの設定を行うように、ユーザプレーンエンティティ5-UPに(当該フローの次の通常のダウンリンクデータパケットを介して、又は上記の特別なデータパケットを送信することによって)通知/要求をするように構成してもよい;
・一致するルールが設定されており、リフレクティブQoSフローのDRBへのマッピングが当該フローに使用されてはいないが、ユーザプレーンエンティティ5-UPが、UE3が使用するアップリンクマッピングが正しくない(例えば、当該フローが、代わりに、デフォルトのDRBにマッピングされている)ことを検出した場合:
―ユーザプレーンエンティティ5-UPは、誤ったDRBで伝送されているQoSフローのパケットについて制御プレーンエンティティ5-CPに通知をするように構成することができる;又は、
―制御プレーンエンティティ5-CPは、上記ルールをUE3に(例えば、RRC経由で)設定することができる。
・一致するルールが存在し、リフレクティブQoSフローのDRBへのマッピングが使用されており、ユーザプレーンエンティティ5-UPが、UE3が使用するアップリンクマッピングが正しくない(例えば、当該フローが、代わりに、デフォルトのDRBにマッピングされている)ことを検出した場合:
―ユーザプレーンエンティティ5-UPは、UE3においてルールを設定するためにパケット(ダウンリンクデータがない場合、SDAPヘッダ)を送信するように構成することができる。
ユーザプレーンエンティティ5-UPからのこのメッセージに基づいて、制御プレーンエンティティ5-CPは、明示的な(制御プレーン)シグナリングを(例えば、図7に示すように)使用して、又は、適切にフォーマットされたダウンリンクデータパケットを介して(例えば、図8又は10に示すように)、ユーザプレーンエンティティ5-UPにUE3にDRBマッピングルールを提供するように指示することで、新しい/更新されたDRBマッピング情報をUE3に提供することができる。
(変形例及び代替案)
以上、例示的な実施形態を詳細に説明した。上記例示的な実施形態については複数の変形例及び代替案が可能であり、そのようにして具現化された発明であっても同様の利を得ることができることは当業者には明らかである。説明のため、これらの変形例及び代替案の実施例を一部のみ説明する。
上の図10の説明では、基地局は、適切にフォーマットされた「ヘッダのみ」のダウンリンクデータパケットを送信することによって、特定のQFIに用いる正確なDRBを示す。しかしながら、ステップ3でUEが使用するDRB(デフォルトのDRB)がその特定のQFIの正確なDRBである場合は、基地局は、上記の「ヘッダのみ」のダウンリンクデータパケットを送信することによって、UEのDRBマッピングを確認するように構成してもよい。或いは、基地局は、ダウンリンクパケットを一切送信しないことで(少なくともネットワークがUEのユーザプレーンデータを得るまで)UEのDRBマッピングを確認するように構成してもよい。
図10のステップ3では、UEが、ユーザプレーンデータとQFIとを含むアップリンクデータパケットを、デフォルトのDRBを介して送信することを説明した。ステップ5で基地局が送信するデータパケットと同様に、UEは、「ヘッダのみ」のアップリンクデータパケットを送信するように構成されるものとする。この場合、UEは、誤ったDRBを用いてデータを送信しようとする前に、DRBマッピング情報のないアップリンクデータパケット(特定のQFI値を持つ)があることをネットワークに示すことができる(例えば、新しいQoSフロー、又はDRBマッピング情報の有効期限が切れた既存のQoSフローの場合)。
図10のステップ5は、UEが任意のアップリンクデータパケットを基地局に送信する前(例えば、ベアラ(例えば、デフォルトDRB以外)の確立後(直後)又は関連するタイマの満了時)に行ってもよいものとする。特に、基地局は、特定のQFIに関連付けられたQoSフローでアップリンク/ダウンリンクデータが到着する前に、正確なDRBを介して、適切な(ユーザプレーン)ダウンリンクデータパケット(ユーザデータを一切含まないもの)を送信するように構成してもよい。したがって、受信したダウンリンクデータパケットに基づいて、その特定のQoSフローで任意のデータを送受信する前に、UEは、ダウンリンクデータパケットに示されるQFIの正しいマッピングを、ダウンリンクデータパケットを受信したDRBに反映させて、そのDRBマッピング情報を確立することができる。
上記ダウンリンクデータパケット(ユーザデータは一切なし)を使用して、既存のマッピングルール(「QoSフローのDRBへの再マッピング」とも呼ばれる)を変更してもよいものとする。例えば、基地局は、ユーザデータを一切含まない適切な(ユーザプレーン)ダウンリンクデータパケットを、新しくマッピングされたDRBを介して送信するように構成してもよく、UEは、ダウンリンクパケット内のQFIを新しいDRBに再マッピングするように構成してもよい。
上記の例示的な実施形態は、5G New Radioシステム及びLTEシステム(E-UTRAN)の双方に適用してもよいものとする。
上の説明では、理解を容易にするため、UE、アクセスネットワークノード(基地局)及びコアネットワークノードは、個別のモジュール(通信制御モジュールなど)を複数有するものとして説明した。これらのモジュールは、例えば、本発明を実施するために既存のシステムに変更を加えた特定のアプリケーションについては、上述のような方法で提供することができるが、例えば、最初から本発明の特徴を念頭に置いて設計されたシステムなどの他のアプリケーションについては、これらのモジュールをオペレーティングシステム又はコード全体に組み込んでもよく、この場合、これらのモジュールを個別のエンティティとして認識する必要はない。これらのモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせで実現してもよい。
各コントローラは任意の形態の処理回路を適宜含んでもよく、例えば、以下が含まれる(限定的ではない)。ハードウェアに実装された1つ以上のコンピュータプロセッサ;マイクロプロセッサ;CPU(Central Processing Units:中央処理装置);ALU(Arithmetic Logic Units:算術論理ユニット);IO(Input/Output:入出力)回路;内部メモリ/キャッシュ(プログラム及び/又はデータ);処理レジスタ;通信バス(例えば、制御、データ及び/又はアドレスバス);DMA(Direct Memory Access:ダイレクトメモリアクセス)機能;及びハードウェア又はソフトウェア実装されたカウンタ、ポインタ、タイマなど。
上述の例示的な実施形態では、複数のソフトウェアモジュールを説明した。当業者が理解するように、ソフトウェアモジュールは、コンパイルされた形式又はコンパイルされていない形式で提供してもよいし、コンピュータネットワークを介した信号として、又は記録媒体上で、UE、アクセスネットワークノード(基地局)、及びコアネットワークノードに供給してもよい。更に、このソフトウェアの一部又はすべてによって実行される機能は、1つ以上の専用ハードウェア回路を使用して実行してもよい。ただし、ソフトウェアモジュールは、UE、アクセスネットワークノード、及びコアネットワークノードの機能性向上のための更新をファシリテートするため、使用することが望ましい。
上記の例示的な実施形態は、「非モバイル」又は一般に固定のユーザ装置にも適用可能である。
第1の方法は、前記データフローを識別する情報を含む少なくとも1つのダウンリンクデータパケットを受信する前に、前記識別したデータフローの少なくとも1つのアップリンクデータパケットを送信することを含んでもよい。この場合、前記方法は、デフォルトのDRBを介して前記少なくとも1つのアップリンクデータパケットを送信することを含んでもよい。第2の方法は、前記データフローを識別する情報を含む少なくとも1つのダウンリンクデータパケットを送信する前に、前記識別したデータフローの少なくとも1つのアップリンクデータパケットを(例えば、デフォルトのDRBを介して)受信することを含んでもよい。前記第2の方法は、前記UEとの前記DRBの確立時に前記少なくとも1つのダウンリンクデータパケットを送信することを含んでもよい。
前記第1の方法は、アクセスネットワークとの前記DRBの確立時に前記少なくとも1つのダウンリンクデータを受信することを含んでもよい。前記データフローを識別する情報は、QFI(QoS Flow Identifier:QoSフロー識別子)を含んでもよい。前記少なくとも1つのダウンリンクデータパケットは、RDI(Reflective QoS flow‐to‐DRB mapping Indication:リフレクティブQoSフローのDRBへのマッピング指示)を含むヘッダと、前記データフローに関連付けられたQFIとを含んでもよい。
1つの可能性として、前記少なくとも1つのダウンリンクデータパケットは、前記データフローに関連付けられた前記UEのユーザプレーンデータを一切含まない。前記少なくとも1つのダウンリンクデータパケットは、データ部分のないヘッダ部分を含んでもよい。前記少なくとも1つのダウンリンクデータパケットは、データ部分が空であるヘッダ部分を含んでもよい。
前記少なくとも1つのダウンリンクデータパケットは、少なくとも1つのSDAP(Service Data Adaptation Protocol:サービスデータ適応プロトコル)PDU(Protocol Data Unit:プロトコルデータユニット)を含んでもよい。前記データフローは、QoS(Quality of Service:サービス品質)データフローを含んでもよい。
前記判定は、前記データフローの識別子を含む前記UEからの少なくとも1つのアップリンクデータパケットを(例えば、デフォルトのDRB又は前記データフローにマッピングされなくなったDRBを介して)受信することを含んでもよい。前記情報を提供するステップは、少なくとも1つのシグナリングメッセージを制御プレーンエンティティに送信することを含み、前記少なくとも1つのシグナリングメッセージは、DRBへのマッピングを識別する情報を前記UEが有さないデータフローを識別する情報と、誤ったDRBへのマッピングを識別する情報を前記UEが有するデータフローを識別する情報とのうちの少なくとも1つを識別する情報を含んでもよい。
前記情報を制御プレーンエンティティで取得するステップは、前記ユーザプレーンエンティティから少なくとも1つのシグナリングメッセージを受信することを含み、前記少なくとも1つのシグナリングメッセージは、前記UEがDRBへのマッピングを識別する情報を有さないデータフローを識別する情報、前記UEがデフォルトのDRBへのマッピングを識別する情報を有するデータフローを識別する情報、及び前記UEが誤ったDRBへのマッピングを識別する情報を有するデータフローを識別する情報、のうちの少なくとも1つを識別する情報を含んでもよい。
前記少なくとも1つのシグナリングメッセージは、ベアラコンテキスト変更必要(bearer context modification required)メッセージ(など)を含んでもよい。前記ユーザプレーンエンティティは、CU-UP(Central Unit for User Plane signalling:ユーザプレーンシグナリングのための中央ユニット)を含んでもよい。前記制御プレーンエンティティは、CU-CP(Central Unit for Control Plane signalling:制御プレーンシグナリングのための中央ユニット)を含んでもよい。
種々の他の変更は、当業者にとって明らかであるため、ここでは更に詳細な説明は省略する。
本出願は、2018年7月10日出願の英国特許出願番号1811311.8に基づく優先権の利益を主張する。この開示の内容は、全てここに含めておく。

Claims (4)

  1. UE(User Equipment:ユーザ装置)により実行される方法であって、
    データフローに対応するアップリンクデータパケットを、所定のQFI(QoS Flow Identifier:QoSフロー識別子)とともに基地局の制御ユニットのユーザプレーン部デフォルトのデータ無線ベアラを介して送信し、
    前記アップリンクデータパケットの送信後、前記デフォルトのデータ無線ベアラを介して送信された当該アップリンクデータパケットに含まれる情報が前記基地局の前記制御ユニットの前記ユーザプレーン部に設定されていないことに起因して、前記基地局の前記制御ユニットの前記ユーザプレーン部からDRB(Data Radio Bearer:データ無線ベアラ)を介して、RDI(Reflective Quality of Service(QoS:サービス品質) flow‐to‐DRB mapping Indication:リフレクティブQoSフローのDRBへのマッピング指示)、RQI(Reflective QoS Indication:リフレクティブ QoS指示)、及び、QFIを含む1オクテットのヘッダ情報を含む、前記データフローに対応するダウンリンクデータパケットを受信することと、
    前記RDIに基づいて、前記データフローの前記DRBへのマッピングを更新することと、を含む方法。
  2. 基地局の制御ユニットのユーザプレーン部により実行される方法であって、
    データフローに対応するアップリンクデータパケットを、所定のQFI(QoS Flow Identifier:QoSフロー識別子)とともにUE(User Equipment:ユーザ装置)から受信し、
    前記アップリンクデータパケットの受信後、当該アップリンクデータパケットに含まれる情報が前記基地局の前記制御ユニットの前記ユーザプレーン部に設定されていないことに起因して、前記UEにDRB(Data Radio Bearer:データ無線ベアラ)を介して、RDI(Reflective Quality of Service(QoS:サービス品質) flow‐to‐DRB mapping Indication:リフレクティブQoSフローのDRBへのマッピング指示)、RQI(Reflective QoS Indication:リフレクティブ QoS指示)、及び、QFIを含む1オクテットのヘッダ情報を含む、前記データフローに対応するダウンリンクデータパケットを送信することを備え、
    前記データフローの前記DRBへのマッピングは、前記RDIに基づいて前記UEによって更新される、方法。
  3. UE(User Equipment:ユーザ装置)であって、
    データフローに対応するアップリンクデータパケットを、所定のQFI(QoS Flow Identifier:QoSフロー識別子)とともに基地局の制御ユニットのユーザプレーン部に送信する手段と、
    前記アップリンクデータパケットの送信後、当該アップリンクデータパケットに含まれる情報が前記基地局の前記制御ユニットの前記ユーザプレーン部に設定されていないことに起因して、前記基地局の前記制御ユニットの前記ユーザプレーン部からDRB(Data Radio Bearer:データ無線ベアラ)を介して、RDI(Reflective Quality of Service(QoS:サービス品質) flow‐to‐DRB mapping Indication:リフレクティブQoSフローのDRBへのマッピング指示)、RQI(Reflective QoS Indication:リフレクティブ QoS指示)、及び、QFIを含む1オクテットのヘッダ情報を含む、前記データフローに対応するダウンリンクデータパケットを受信する手段と、
    前記RDIに基づいて、前記データフローの前記DRBへのマッピングを更新する手段と、を備える、UE。
  4. 基地局の制御ユニットのユーザプレーン部であって、
    データフローに対応するアップリンクデータパケットを、所定のQFI(QoS Flow Identifier:QoSフロー識別子)とともにUE(User Equipment:ユーザ装置)から受信する手段と、
    前記アップリンクデータパケットの受信後、当該アップリンクデータパケットに含まれる情報が前記基地局の前記制御ユニットの前記ユーザプレーン部に設定されていないことに起因して、前記UEにDRB(Data Radio Bearer:データ無線ベアラ)を介して、RDI(Reflective Quality of Service(QoS:サービス品質) flow‐to‐DRB mapping Indication:リフレクティブQoSフローのDRBへのマッピング指示)、RQI(Reflective QoS Indication:リフレクティブ QoS指示)、及び、QFIを含む1オクテットのヘッダ情報を含む、前記データフローに対応するダウンリンクデータパケットを送信する手段を備え、
    前記データフローの前記DRBへのマッピングは、前記RDIに基づいて前記UEによって更新される、基地局の制御ユニットのユーザプレーン部
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