JP7182882B2 - 自給式酸化分解によるジカルボン酸の製造 - Google Patents
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Description
この構成により、プロセス空気圧縮機およびプロセス液体およびスラリーポンプの消費を超える電力が移出できる。ターボ膨張機ヒーター内の凝縮液からのフラッシュ蒸気が、TPAプロセスの別の部分で用いられる。ターボ膨張機の後、水蒸気の一部分を酸化反応オフガスから凝縮させることで、種々のプロセス用途のための液体水が得られ、残りの水蒸気はオフガス中に残り、これはTOD手段へと送られる。所望される場合は、オフガスを加熱してターボ膨張機内で過熱状態を得るために、蒸気加熱ではなく直接燃料燃焼を用いてもよい。所望される場合は、ターボ膨張機の出口部圧力は、オフガスが凝縮手段および液体ノックアウト手段(liquid knock-out means)を通流した後にこれを再圧縮することで低下させてもよい。
・TOD、好ましくは蓄熱式熱酸化装置(Regenerative Thermal Oxidizer)(RTO)におけるその環境的軽減が、実質的に、より好ましくは完全に、反応オフガス中に存在しない燃料の追加を必要としない自己加熱型であるように、十分な可燃性燃料値(combustible fuel value)がオフガス中に残っていることが好ましい。この可燃性燃料値の大部分が、酢酸中でのpX酸化の公知の副生成物である酢酸メチル(MeOAc)由来であることがさらにより好ましい。発明者らは、酢酸メチルの単離および加水分解による酢酸含量の回収のための相当量の設備費用および操作コストが、購入した燃料をRTOへ添加することに対して考慮した場合に見合うものではないように、酢酸メチルの形成を十分に低く抑える方法を発見した。
・凝縮水は、多くの場合、TPA酸化反応器へ環境空気を提供する圧縮系内の環境水蒸気から形成され、この水は、潤滑剤および密封流体で汚染されている可能性がある。この凝縮環境水は、液体廃水処理施設へ直接送られるよりは、例えばスクラバー水、急冷水、環流水(reflux water)としてTPAプロセス液体へ投入されるか、または、例えば冷却塔補充水としての用水として用いられることが好ましい。
・オフガス中VOCの除去および/または熱分解の後、多くの現場では、環境へ放出する前に、そのような処理オフガスから臭化水素を除去することが必要となる。このスクラビングは、多くの場合、水性スクラビングを行うことによって臭素塩を生成させるものであり、例えば、水酸化ナトリウムおよび亜硫酸水素ナトリウムの水溶液を用いてスクラビングして臭化ナトリウムを生成させる。発明者らは、そのようなスクラバー水中に溶解した固形分の制御に用いられるブローダウン水が、液体廃水を形成するのではなく、有利に、例えば冷却塔補充水等の用水として用いられることを発見した。
・PETプロセスもまた、PET形成反応から水を生成し、この水は、例えば、エチレングリコール、アセトアルデヒド、および種々のジオキソラン類等の様々なVOC化合物で汚染されていることが多い。PETプロセスからの汚染水の少なくとも一部分を、近接するTPA施設からのTPA形成時の水と共に、共用される共通の施設で処理することが好ましい。好ましくは、PET形成からの該汚染水は、蒸気の形態のままで維持されて該PET施設から処理のために排出されるか、または該近接するTPA施設からの熱エネルギーの少なくとも一部分を用いて蒸気の形態へ変換される。より好ましくは、PET形成反応からの水は、共用される共通のTODで、TPA形成時の水と共に処理される。
本明細書において、この種の二次酸化反応器は「消化反応器(digestion reactor)(digestion:温浸、蒸解)」と称する。
他方、触媒による部分酸化を行って化学生成物を形成させる場合は、反応媒体の温度および圧力は、得られる収率、転換率、および生成物純度が制御されるように設定されることが普通である。本発明の触媒酸化は、十分に迅速であるため、溶解二原子酸素(dioxygen)の適切な液相中濃度を維持するために十分な注意が必要であり、このことから、系圧力を高めて気相二原子酸素の分圧を高くすることが好ましい。
酸化反応媒体の少なくとも一部分を含有する導管および/または容器の露出された環境表面領域を通しての熱エネルギーの喪失が、対応する酸化反応媒体へフィードされるpX1キログラムあたり約40、または20、または10、または5ワット未満であることが好ましい。伝導性隔離熱交換境界面を通しての、例えば水および空気等の実用冷却流体(utility cooling fluids)による酸化反応媒体の少なくとも一部分の冷却を、対応する酸化反応媒体へフィードされるpX1キログラムあたりの熱エネルギーの除去が約100、または10、または0.1、または0.01ワット未満となるように制限することが好ましい。
熱的加熱の相対コストおよび電力のコストによっては、タービンの機械効率を向上させることは最適化されたコストに対して不利益であるかまたは有益であり得る。発明者らは、送られた熱エネルギーの単位コストが同一の単位で表された電力コストの約0.3倍未満である場合、ターボ膨張機の機械効率を最大化し、追加の熱エネルギーインプットを用いて膨張機出口部にて所望される露点範囲を得ることが好ましいことを発見した。これは、電気的に作り出される動力のサイクルが達成し得るものよりも効率は低く、たとえば、熱エネルギーインプットに対する機械エネルギーアウトプットの比は少なくとも約0.5であり、従って、オフガスへの熱エネルギーインプットを用いることは、得られる軸仕事と比較して賢明ではないと考えられ得る。しかし、露点回避の問題は、熱エネルギーインプットを徐々に増やしていくことを、膨張機における効率の向上、および/またはそこでの減圧の増加と結びつけることで、全体としての著しいエネルギー回収の向上を達成することができることを意味する。従って、本発明で用いられるターボ膨張機の機械効率は、オフガス作動流体の理想的な等エントロピー膨張によって達成することが可能である最大軸仕事アウトプットの少なくとも約65、または75、または80、または85パーセントであることが好ましい。
オフガス凝縮器出口部では、ある程度の液滴の存在によって侵食および腐食の可能性が高められており、本明細書の他所で開示するように、液体除去のためのノックアウト手段へ流入するまで、このような導管での空塔速度を1秒あたり約30、または25、または20、または15メートル未満にまで制限することが好ましい。
好ましくは、該ノックアウト手段中の液体の平均滞留時間は、約60、または48、または24、または12分未満である。好ましくは、圧力隔離境界面(pressure isolating boundary surface)以外の少なくとも1つの液体除去衝突面(liquid-removing impingement surface)が該ノックアウト手段に含まれる。好ましくは、ノックアウト手段を通流するオフガスと接触する固体表面領域は、該ノックアウト手段から排出されるオフガス1キログラムあたり少なくとも約0.0005、または0.001、または0.002、または0.004平方メートルである。好ましくは、該ノックアウト手段を通流するオフガスの少なくとも一部分が、対応する酸化反応媒体へフィードされるpX1キログラムあたり、少なくとも約0.001、または0.005、または0.01、または0.02平方メートルの非圧力隔離固体表面領域(non-pressure isolating solid surface area)と接触する。好ましくは、ノックアウト手段へ流入するオフガス中に存在する少なくとも約500、または200、または75、または25ミクロンよりも小さい液滴の少なくとも約70、または80、または90パーセントが、ノックアウトオフガスから除去される。発明者らは、ノックアウト手段に関するこれらの種々の好ましい特徴が、バイパスオフガスを伴う場合であってもまたは伴わない場合であっても、凝縮器オフガスを処理するノックアウト手段において好ましいことを開示する。
該混合オフガスの温度は、該オフガス凝縮器から排出されるオフガスの温度よりも少なくとも約10、または20、または40、または60℃高いことが好ましい。
少なくとも1つのオフガス凝縮器の最も高い位置の冷却表面の高さは、地表面高さから少なくとも約6、または9、または12、または15メートル高いことが好ましい。ノックアウト手段内部に含有される液体(liquid inventory)の高さは、周囲の地表面高さから少なくとも約0.5、または1、または2、または3メートル高いことが好ましい。ノックアウト手段内部に含有される液体の高さは、地表面高さから約20、または15、または10、または5メートル未満高いことが好ましい。
脱イオン水系および/または脱ミネラル水系。消火用水系。
Claims (29)
- テレフタル酸および/またはイソフタル酸を製造する方法であって、前記方法が、
(a)少なくとも1つの酸化装置で芳香族化合物を酸化し、それによって酸化装置オフガスと、テレフタル酸および/またはイソフタル酸を含んでなる酸化装置生成物とを生成させる工程であって、前記芳香族化合物が、パラキシレンおよびメタキシレンから選択される少なくとも1つである、工程と、
(b)前記酸化装置オフガスの少なくとも一部分を熱酸化分解(TOD)装置へ直接または間接的にフィードする工程と、
(c)前記TOD装置中の前記酸化装置オフガスの少なくとも一部分を酸化する工程と、
を含んでなり、
前記TOD装置の定常状態操作の間、前記TOD装置に供給される前記酸化装置オフガスの燃料含有量は、TODに流入する全燃料含有量の少なくとも90パーセントであり、
前記オフガスの燃料含有量は、物質群を直接組合せる場合であっても、または隔離伝導性熱交換表面を介する間接的な場合であっても、空気もしくはその他の気体/蒸気の顕熱加熱、および/または水もしくはその他の液体の顕熱もしくは潜熱加熱による冷却手段を用いない場合のTODの操作に要する最小燃料含有量の160パーセント未満であり、
前記燃料含有量は熱量に換算した量であることを特徴とする、方法。 - 前記TODが蓄熱式熱酸化装置である、請求項1に記載の方法。
- 前記TOD装置の定常状態操作の間、前記TOD装置に導入される前記酸化装置オフガス中に存在する炭素の少なくとも90モル%が、前記TOD中で二酸化炭素へと酸化される、請求項1に記載の方法。
- 前記TOD装置中の酸化された前記酸化装置オフガスが、前記酸化装置へフィードされる前記芳香族化合物1キログラムあたり0.003キログラム~0.030キログラムの量で、酢酸メチルを含んでなる、請求項1に記載の方法。
- 前記TOD装置中の酸化された前記酸化装置オフガスが、前記酸化装置へフィードされる前記芳香族化合物1キログラムあたり0.005キログラム未満の量で、酢酸を含んでなる、請求項1に記載の方法。
- 前記TOD装置中の酸化された前記酸化装置オフガスが、前記酸化装置へフィードされる前記芳香族化合物1キログラムあたり0.45キログラム未満の量で、一酸化炭素を含んでなる、請求項1に記載の方法。
- 前記TOD装置中の酸化された前記酸化装置オフガスが、前記酸化装置へフィードされる前記芳香族化合物1キログラムあたり0.005キログラム~0.020キログラムの量で、酢酸メチルを含んでなる、請求項1に記載の方法。
- 前記TOD装置中の酸化された前記酸化装置オフガス中に存在する前記酢酸メチルが、前記工程(a)の酸化の副生成物である、請求項4に記載の方法。
- 溶媒回収工程の後または間および前記TOD装置の前に、酢酸メチルが実質的に、除去、変換、または加水分解されないで、前記溶媒回収工程から排出される実質的に全ての酢酸メチルが前記TOD装置へフィードされる、請求項4に記載の方法。
- 前記TOD装置からのTODオフガスを臭素スクラバーで処理し、それによって臭素が減少したオフガスを生成させる工程をさらに含んでなる、請求項1または4に記載の方法。
- 前記酸化装置オフガスからの炭化水素化合物を溶媒回収系で回収し、それによって炭化水素が減少したオフガスを生成させる工程をさらに含んでなる、請求項10に記載の方法。
- 前記炭化水素が減少したオフガスの少なくとも一部分を熱的加熱系で加熱し、それによって加熱されたオフガス流を提供する工程をさらに含んでなる、請求項11に記載の方法。
- 前記加熱されたオフガス流の少なくとも一部分を少なくとも一つのターボ膨張機に通流し、それによって仕事を作り出し、かつターボ膨張機オフガスを生成させる工程をさらに含んでなる、請求項12に記載の方法。
- 前記ターボ膨張機オフガスをオフガス凝縮器で冷却し、それによって前記ターボ膨張機オフガス中に存在する水蒸気を凝縮し、それによって凝縮器オフガスと凝縮された液体とを含んでなる凝縮器排出物を提供する工程をさらに含んでなる、請求項13に記載の方法。
- 前記凝縮器排出物の少なくとも一部分をノックアウト容器に通流させ、それによって前記凝縮器排出物をノックアウトオフガスとノックアウト液とに分離する工程をさらに含んでなる、請求項14に記載の方法。
- 前記ノックアウトオフガスの少なくとも一部分をオフガス圧縮機で再圧縮する工程をさらに含んでなる、請求項15に記載の方法。
- 前記芳香族化合物がパラキシレンである、請求項1に記載の方法。
- テレフタル酸を製造する方法であって、前記方法が、
(a)少なくとも1つの酸化装置でパラキシレンを酸化し、それによって酸化装置オフガスと、テレフタル酸を含んでなる酸化装置生成物とを生成させる工程と、
(b)前記酸化装置オフガスの少なくとも一部分を熱酸化分解(TOD)装置へ直接または間接的にフィードする工程と、
(c)前記TOD装置中の前記酸化装置オフガスの少なくとも一部分を酸化する工程と、
を含んでなり、
前記TOD装置中の酸化された前記酸化装置オフガスの少なくとも一部分が、前記酸化装置へフィードされる前記パラキシレン1キログラムあたり0.005キログラム未満の量の酢酸と、前記酸化装置へフィードされる前記パラキシレン1キログラムあたり0.45キログラム未満の量の一酸化炭素とを含んでなり、
前記TOD装置の定常状態操作の間、前記TOD装置に供給される燃料含有量の少なくとも90パーセントが、前記酸化装置オフガスであり、
前記オフガスの燃料含有量は、物質群を直接組合せる場合であっても、または隔離伝導性熱交換表面を介する間接的な場合であっても、空気もしくはその他の気体/蒸気の顕熱加熱、および/または水もしくはその他の液体の顕熱もしくは潜熱加熱による冷却手段を用いない場合のTODの操作に要する最小燃料含有量の160パーセント未満であり、
前記TOD装置に導入される前記酸化装置オフガス中に存在する炭素の少なくとも90モル%が、前記TOD装置中で二酸化炭素へと酸化されるものであり、
前記燃料含有量は熱量に換算した量であることを特徴とする、方法。 - 前記TOD装置中の酸化された前記酸化装置オフガスの少なくとも一部分が、前記酸化装置へフィードされる前記パラキシレン1キログラムあたり0.003キログラム~0.030キログラムの量で、酢酸メチルを含んでなる、請求項18に記載の方法。
- 前記TOD装置中の酸化された前記酸化装置オフガスの少なくとも一部分が、前記酸化装置へフィードされる前記パラキシレン1キログラムあたり0.005キログラム~0.020キログラムの量で、酢酸メチルを含んでなる、請求項18に記載の方法。
- 前記TOD装置中の酸化された前記酸化装置オフガスの少なくとも一部分中に存在する前記酢酸メチルが、前記工程(a)の酸化の副生成物である、請求項19に記載の方法。
- 溶媒回収工程の後または間および前記TOD装置の前に、酢酸メチルが実質的に、除去、変換、または加水分解されないで、前記溶媒回収工程から排出される実質的に全ての酢酸メチルが前記TOD装置へフィードされる、請求項19に記載の方法。
- 前記TOD装置からのTODオフガスを臭素スクラバーで処理し、それによって臭素が減少したオフガスを生成させる工程をさらに含んでなる、請求項18に記載の方法。
- 前記酸化装置オフガスからの炭化水素化合物を溶媒回収系で回収し、それによって炭化水素が減少したオフガスを生成させる工程をさらに含んでなる、請求項23に記載の方法。
- 前記炭化水素が減少したオフガスの少なくとも一部分を熱的加熱系で加熱し、それによって加熱されたオフガス流を提供する工程をさらに含んでなる、請求項24に記載の方法。
- 前記加熱されたオフガス流の少なくとも一部分を少なくとも一つのターボ膨張機に通流し、それによって仕事を作り出し、かつターボ膨張機オフガスを生成させる工程をさらに含んでなる、請求項25に記載の方法。
- 前記ターボ膨張機オフガスをオフガス凝縮器で冷却し、それによって前記ターボ膨張機オフガス中に存在する水蒸気を凝縮し、それによって凝縮器オフガスと凝縮された液体とを含んでなる凝縮器排出物を提供する工程をさらに含んでなる、請求項26に記載の方法。
- 前記凝縮器排出物の少なくとも一部分をノックアウト容器に通流させ、それによって前記凝縮器排出物をノックアウトオフガスとノックアウト液とに分離する工程をさらに含んでなる、請求項27に記載の方法。
- 前記ノックアウトオフガスの少なくとも一部分をオフガス圧縮機で再圧縮する工程をさらに含んでなる、請求項28に記載の方法。
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