JP7182164B2 - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7182164B2 JP7182164B2 JP2019006788A JP2019006788A JP7182164B2 JP 7182164 B2 JP7182164 B2 JP 7182164B2 JP 2019006788 A JP2019006788 A JP 2019006788A JP 2019006788 A JP2019006788 A JP 2019006788A JP 7182164 B2 JP7182164 B2 JP 7182164B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- person
- value
- human body
- temperature
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
[A1.空調システム]
図1を参照して、実施の形態1に従う空調システム1について説明する。図1は、実施の形態1に従う空調システム1が設置されている室内の様子を示す図である。
図2~図12を参照して、情報処理装置100の機能構成について説明する。図2は、実施の形態1に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。
熱分布取得部110は、対象空間2に入る人物を熱分布計測装置51が計測することにより生成される対象熱分布Imgを取得する。具体的には、熱分布取得部110は、測距センサ50からの出力値に基づいて、人物が出入口4を通って対象空間2に入室したか否かを判定する。熱分布取得部110は、人物が対象空間2に入室したと判定されたタイミングで熱分布計測装置51によって計測された熱分布を対象熱分布Imgとして取得する。
熱分布処理部112は、対象熱分布Imgから人物に対応する領域を切り出す切り出し処理とともに、切り出した領域を複数の部分に分割する分割処理とを行なう。
表面温度測定部114は、対象熱分布Imgから、着衣を含む人物における各部分の表面温度αを測定する。すなわち、表面温度測定部114は、複数の部分(前頭部Pa、体幹部Pb、腕部Pc、手部Pd、大腿部Pe、脚部Pf、足先部Pg(以下、単に「Pa~Pg」ともいう)の表面温度α(a)~α(g)を測定し、測定した表面温度α(a,b,c,d,e,f,g)を記憶装置150に格納する。表面温度αは、皮膚が露出している部分では皮膚温度を示し、着衣している部分では最も外側の衣服の表面温度を示す。通常、前頭部Pa及び手部Pdでは皮膚が露出している。そのため、前頭部Pa及び手部Pdの皮膚のみが露出している場合(長袖、長ズボンの場合)の例では、表面温度測定部114によって測定される前頭部Pa及び手部Pdの表面温度αは、前頭部Pa及び手部Pdの皮膚温度をそれぞれ示す。表面温度測定部114によって測定される他の部の表面温度αは、最も外側の衣服の表面温度を示す。
第1推定部120は、人体の熱に影響を及ぼす入力パラメータの値を受けて人体の熱に関する出力パラメータの値を出力する人体熱モデルと対象熱分布Imgとを用いることにより、人物が対象空間2に入る前の条件を推定する。第1推定部120は、着衣量推定部122と、人体サイズ推定部124と、条件推定部126とを含む。
着衣量推定部122は、対象熱分布Imgにおける人物に対応する領域Rの温度分布に基づいて、人物の複数の部位の各々の着衣量βを推定する。着衣量は、着衣の熱抵抗を示す。具体的には、着衣量推定部122は、領域Rに含まれる複数の画素の温度の中から最高温度を特定する。着衣量推定部122は、複数の部位の各々について、特定した最高温度と、領域Rのうちの当該部位に対応する部分の温度との差に基づいて、着衣量βを推定する。
人体サイズ推定部124は、対象熱分布Imgにおける人物に対応する領域Rのサイズに基づいて、当該人物の身長h、体重W及び体表面積(皮膚表面積ともいう)Sを推定する。
h=N×M=N×(2d/P)×tan(θ/2)・・・式(1)
式(1)において、dは、熱分布計測装置51から人物までの距離を示す。対象熱分布Imgは、測距センサ50からの出力値が予め定められた距離(例えば3m)に到達したタイミングで計測される。そのため、dは一定値(例えば3m)となる。θは、熱分布計測装置51の画角である。Pは、熱分布における上下方向のピクセル数である。Mは、1ピクセルに対応する被写体の長さである。Nは、領域Rにおける上下方向のピクセル数(つまり頭頂から足先までのピクセル数)である。
S=100.315×(W0.383×h0.693×10-4) ・・・式(2)
条件推定部126は、人体熱モデルと対象熱分布とを用いることにより、対象空間2に入る前の人物の条件(例えば代謝量の値)を推定する。図2に示されるように、条件推定部126は、第1演算部127と、条件出力部128とを有する。
人体熱モデルは、発汗、血流などの人間の体温調節反応を考慮した人体と環境との熱収支計算により、人体の体温分布を演算するための数理モデルである。さらに、人体熱モデルは、着衣における熱水分同時移動を考慮した数理モデルであってもよい。人体熱モデルは、人体の熱に影響を及ぼす複数の入力パラメータの値を受けて、人体の熱に関する複数の出力パラメータの値を出力する。複数の入力パラメータは、人物の周囲の環境条件を示す環境パラメータ(空間の温度、湿度、風速、放射熱量(長波長放射、日射を含む))及び人体側の条件を示す人体パラメータ(着衣量、代謝量(活動量)、体重、体表面積)を含む。複数の出力パラメータは、例えば、人体を構成する複数の部位の各々の温度、熱交換量及び着衣の含水率を含む。
人物が対象空間2に入るときの各部位の温度は、対象空間2に入るまでの当該人物の周囲の環境条件及び人体側条件に応じて変動する。例えば、対象空間2に入る直前まで冷房の効いた車内にいた人物と、対象空間2に入る直前まで暑い外気中にいた人物とでは、各部位の温度が異なる。また、対象空間2に入る直前まで走行していた人物と、対象空間2に入る直前まで車内で椅座姿勢であった人物とでは、各部位の温度が異なる。
図11は、仮想パターンごとに算出された複数の部分(Pa~Pg)の表面温度α’の一例を示す図である。図11に示す例では、温度及び代謝量の少なくとも一方が異なる15個の仮想パターンの各々について表面温度α’が算出されている。温度は、温湿度センサ53によって検知された外気温T1と、外気温T1より所定値d1だけ高い気温T1+d1と、外気温T1より所定値d2だけ低い気温T1-d2とのいずれかである。代謝量は、車内などの椅座安静時の代謝量と、歩行時の代謝量と、軽歩行(早歩き)時の代謝量と、軽運動(自転車走行)時の代謝量と、運動(走行)時の代謝量とのいずれかである。
条件出力部128は、第1演算部127によって算出された複数の部分(Pa~Pg)の表面温度α’と対象熱分布Imgにおける領域Rの温度分布との比較結果に基づいて、人物が対象空間2に入る前の当該人物の条件を推定する。
第2推定部140は、人体熱モデルを用いて、対象空間2に入ってからの人物の温冷感の時間変化を推定する。
第2演算部142は、条件情報δで示される出力パラメータの値を初期値とし、対象空間2に入ってからの複数の入力パラメータの値を人体熱モデルに入力することにより、対象空間2に入ってからの出力パラメータの値を演算する。第2演算部142は、対象空間2に入ってからの経過時間ごとの出力パラメータの値を演算する。
Ta=Tp+ka×(Tq-Tp)×h/H ・・・式(3-1)
Tb=Tp+kb×(Tq-Tp)×h/H ・・・式(3-2)
Td=Tp+kd×(Tq-Tp)×h/H ・・・式(3-3)
Tf=Tp+kf×(Tq-Tp)×h/H ・・・式(3-4)
Tg=Tp ・・・式(3-5)
なお、係数kaには、身長に対する、頭部中心の標準的な床面からの高さの割合が設定される。係数kbには、身長に対する、体幹部中心の標準的な床面からの高さの割合が設定される。係数kdには、身長に対する、手部中心の標準的な床面からの高さの割合が設定される。係数kfには、身長に対する、脚部中心の標準的な床面からの高さの割合が設定される。
温冷感予測部144は、第2演算部142によって算出された出力パラメータの値を取得する。温冷感予測部144は、取得した当該出力パラメータの値に基づいて、人物の温冷感を予測する。具体的には、温冷感予測部144は、取得した当該出力パラメータの値を公知の温冷感予測式に入力することにより、対象空間2に入ってからの温冷感εを予測する。
記憶装置150は、各種のプログラム及び各種のデータを記憶する。例えば、記憶装置150は、対象熱分布Imgごとに、計測時刻と、表面温度αと、着衣量βと、人体サイズ情報γと、条件情報δと、温冷感εとを対応付けた履歴データ151を記憶する。
次に、図13を参照して、分布生成部160による人数分布162の生成方法について説明する。図13は、分布生成部によって生成された人数分布の具体例を示す図である。
支援情報生成部170は、人数分布162に基づいて、空調装置200の制御を支援するための支援情報172を生成する。支援情報172は、人数分布162のピークを「0:中立」に近づけるための情報であり、例えば、温度、湿度、風量、稼働台数などの推奨値を示す。生成された支援情報172は、空調制御部180に出力される。
空調制御部180は、支援情報172を参照して、空調装置200を制御する。例えば、空調制御部180は、室内機200Aの設定温度を制御する。もしくは、空調制御部180は、換気装置の回転数またはオンオフを制御してもよい。
図14及び図15を参照して、情報処理装置100の処理フローについて説明する。図14は、上述の履歴データ151(図2参照)を生成する処理の流れを示すフローチャートである。図15は、生成された履歴データ151を用いて空調装置200を制御する処理の流れを示すフローチャートである。図14及び図15に示される処理は、情報処理装置100がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子またはその他のハードウェアによって実行されてもよい。
まず、図14を参照して、履歴データ151の生成フローについて説明する。ステップS1において、情報処理装置100は、測距センサ50の出力値の変動に基づいて、人物が対象空間2に入ったか否かを判断する。この判断手法は、[A2-1.熱分布取得部110]で説明した通りであるので、その説明については繰り返さない。人物が対象空間2に入ったと判断した場合(ステップS1においてYES)、情報処理装置100はステップS2の処理を実行する。そうでない場合には(ステップS1においてNO)、情報処理装置100は、再度ステップS1を実行する。
次に、図15を参照して、履歴データ151を用いた空調制御フローについて説明する。ステップS11において、情報処理装置100は、規定タイミングが到来したか否かを判断する。一例として、規定タイミングは、予め定められた周期(たとえば、1時間ごと)で到来する。当該周期は、予め設定されていてもよいし、ユーザによって任意に設定されてもよい。情報処理装置100は、規定タイミングが到来したと判断した場合(ステップS11においてYES)、ステップS12を実行する。そうでない場合には(ステップS11においてNO)、情報処理装置100は、再度ステップS11を実行する。
図16を参照して、情報処理装置100のハードウェア構成の一例について説明する。図16は、情報処理装置100の主要なハードウェア構成を示すブロック図である。図16に示されるように、情報処理装置100は、制御装置101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、通信インターフェイス104と、表示インターフェイス105と、入力インターフェイス107と、記憶装置150とを含む。
上記の実施の形態1では、対象熱分布Imgにおける領域Rの温度分布に基づいて着衣量βが推定されるものとした。しかしながら、着衣量βは、変動パラメータの1つとして条件推定部によって推定されてもよい。
[C1.変形例1]
上記の説明では、情報処理装置100は、空調制御部180を備えるものとした。しかしながら、空調制御部180は、空調装置200に備えられていてもよい。この場合、空調装置200は、情報処理装置100から支援情報172を取得し、支援情報172に基づいた制御を行なう。
情報処理装置100,100Aは、空調制御部180の代わりに、支援情報172を外部のディスプレイ106(図15参照)に出力する出力部を備えてもよい。もしくは、情報処理装置100,100Aは、空調制御部180の代わりに、通信接続された外部の端末装置に支援情報172を出力する出力部を備えてもよい。これにより、対象空間2の空調管理の担当者は、ディスプレイ106または端末装置に表示された支援情報172を確認し、支援情報172に従って空調装置200を制御することができる。その結果、特定多数の人物が出入りするような対象空間2であっても、人物の状態に応じて対象空間2内の環境を快適に維持される。
出入口4が入口専用である場合、熱分布取得部110は、測距センサ50の出力値が予め定められた距離に到達したときに熱分布計測装置51によって計測された熱分布を対象熱分布Imgとして取得すればよい。
相関関係153は、標準体型に基づいて予め作成される。そのため、第1演算部127及び第2演算部142は、標準体型との差が大きい人物について、出力パラメータの値を精度良く演算できない可能性がある。したがって、表面温度測定部114、着衣量推定部122(または衣服形態推定部123)及び人体サイズ推定部124は、領域Rのサイズ(画素数)が所定範囲内である対象熱分布Imgのみ処理対象としてもよい。すなわち、領域Rのサイズが所定範囲外である対象熱分布Imgは、処理対象から除外されてもよい。例えば、極端に太った人物の対象熱分布Img及び子供の対象熱分布Imgは、処理対象から除外されてもよい。
以上のように、情報処理装置100,100Aは、対象空間2に入る人物を熱分布計測装置51が計測することにより生成される対象熱分布Imgを取得する熱分布取得部110を備える。情報処理装置100,100Aは、人体の熱に影響を及ぼす入力パラメータの値を受けて人体の熱に関する出力パラメータの値を出力する人体熱モデルと対象熱分布とを用いることにより、人物が対象空間2に入る前の入力パラメータの第1値を推定する第1推定部120,120Aを備える。第1推定部120は、着衣量推定部122、人体サイズ推定部124及び条件推定部126により構成される。第1推定部120Aは、衣服形態推定部123、人体サイズ推定部124及び条件推定部126Aにより構成される。情報処理装置100,100Aは、人体熱モデルを用いて、対象空間2に入ってからの人物の温冷感を推定する第2推定部としての第2推定部140を備える。情報処理装置100,100Aは、熱分布取得部110が対象熱分布を取得する度に第2推定部140によって推定された温冷感εを所定期間において蓄積し、当該蓄積結果から温冷感ごとの人数分布162を生成するための分布生成部160を備える。情報処理装置100,100Aは、人数分布に基づいて、空調装置200の制御を支援するための支援情報を生成するための支援情報生成部170を備える。第2推定部140は、第1推定部により推定された入力パラメータの第1値を人体熱モデルに入力することにより得られる出力パラメータの第1値を初期値として、対象空間2に入ってからの入力パラメータの第2値を人体熱モデルに入力することにより、出力パラメータの第2値を演算する。第2推定部140は、出力パラメータの第2値に基づいて人物の温冷感を推定する。
Claims (10)
- 対象空間に入る人物を熱分布計測装置が計測することにより生成される対象熱分布を取得するための取得部と、
人体の熱に影響を及ぼす入力パラメータの値を受けて人体の熱に関する出力パラメータの値を出力する人体熱モデルと前記対象熱分布とを用いることにより、前記人物が前記対象空間に入る前の前記入力パラメータの第1値を推定するための第1推定部と、
前記人体熱モデルを用いて、前記対象空間に入ってからの前記人物の温冷感を推定するための第2推定部と、
前記取得部が前記対象熱分布を取得する度に前記第2推定部によって推定された温冷感を所定期間において蓄積し、当該蓄積結果から温冷感ごとの人数分布を生成するための分布生成部と、
前記人数分布に基づいて、空調装置の制御を支援するための支援情報を生成するための情報生成部とを備え、
前記第2推定部は、
前記第1推定部により推定された前記入力パラメータの前記第1値を前記人体熱モデルに入力することにより得られる前記出力パラメータの第1値を初期値として、前記対象空間に入ってからの前記入力パラメータの第2値を前記人体熱モデルに入力することにより、前記出力パラメータの第2値を演算し、
前記出力パラメータの前記第2値に基づいて前記人物の温冷感を推定する、情報処理装置。 - 前記入力パラメータは、前記人物の着衣量、代謝量、体重及び体表面積を含み、
前記出力パラメータは、着衣を含む前記人物の複数の部分の表面温度を含み、
前記第1推定部は、
前記対象熱分布における前記人物に対応する領域のサイズに基づいて、前記人物の体重及び体表面積の値を推定し、
前記対象熱分布における前記領域の温度分布に基づいて、前記人物の着衣量の値を推定し、
推定された体重、体表面積及び着衣量の値と、複数の仮想パターンの各々に対応する代謝量の値とを前記人体熱モデルに入力する入力処理により得られる前記複数の部分の表面温度と前記領域の温度分布とを比較し、
前記複数の仮想パターンの中から、前記領域の温度分布に最も近い前記複数の部分の表面温度に対応する仮想パターンを抽出し、
抽出された仮想パターンに対応する代謝量の値を、前記対象空間に入る前の前記人物の代謝量の値として推定する、請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記入力パラメータは、前記人物の着衣量、代謝量、体重及び体表面積を含み、
前記出力パラメータは、着衣を含む前記人物の複数の部分の表面温度を含み、
前記第1推定部は、
前記対象熱分布における前記人物に対応する領域のサイズに基づいて、前記人物の体重及び体表面積の値を推定し、
推定された体重及び体表面積の値と、複数の仮想パターンの各々に対応する、着衣量の値及び代謝量の値とを前記人体熱モデルに入力する入力処理により得られる前記複数の部分の表面温度と前記領域の温度分布とを比較し、
前記複数の仮想パターンの中から、前記領域の温度分布に最も近い前記複数の部分の表面温度に対応する仮想パターンを抽出し、
抽出された仮想パターンに対応する着衣量の値を前記人物の着衣量の値として推定し、
前記抽出された仮想パターンに対応する代謝量の値を前記対象空間に入る前の前記人物の代謝量の値として推定する、請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記入力パラメータは、前記人物の周囲の温度、湿度、風速及び放射熱量をさらに含み、
前記第1推定部は、
前記入力処理において、さらに、前記対象空間外の環境に応じて定められる湿度、風速及び放射熱量の値と、前記複数の仮想パターンの各々に対応する温度の値とを前記人体熱モデルに入力し、
前記抽出された仮想パターンに対応する温度の値を前記対象空間に入る前の前記人物の周囲の温度の値として推定する、請求項2または3に記載の情報処理装置。 - 前記入力パラメータの前記第2値は、前記第1推定部によって推定された前記人物の体重、体表面積及び着衣量の値と、前記対象空間内で想定される身体活動から定められる代謝量の値とを含む、請求項2または3に記載の情報処理装置。
- 前記入力パラメータの前記第2値は、前記第1推定部によって推定された前記人物の体重、体表面積及び着衣量の値と、前記対象空間内で想定される身体活動から定められる代謝量の値と、前記対象空間内の環境に応じて定められる温度、湿度、風速及び放射熱量の値とを含む、請求項4に記載の情報処理装置。
- 前記取得部は、
前記人物までの距離を計測するための測距センサの出力値を受け、
前記出力値が予め定められた距離に到達したときに前記熱分布計測装置によって計測された熱分布を前記対象熱分布として取得する、請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記支援情報に基づいて、前記空調装置を制御するための空調制御部をさらに備える、請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 対象空間に入る人物を熱分布計測装置が計測することにより生成される対象熱分布を取得するステップと、
人体の熱に影響を及ぼす入力パラメータの値を受けて人体の熱に関する出力パラメータの値を出力する人体熱モデルと前記対象熱分布とを用いることにより、前記人物が前記対象空間に入る前の前記入力パラメータの第1値を推定するステップと、
前記人体熱モデルを用いて、前記対象空間に入ってからの前記人物の温冷感を推定するステップと、
前記対象熱分布が取得される度に推定された温冷感を所定期間において蓄積し、当該蓄積結果から温冷感ごとの人数分布を生成するステップと、
前記人数分布に基づいて、空調装置の制御を支援するための支援情報を生成するステップとを備え、
前記人物の温冷感を推定するステップは、
前記入力パラメータの前記第1値を前記人体熱モデルに入力することにより得られる前記出力パラメータの第1値を初期値として、前記対象空間に入ってからの前記入力パラメータの第2値を前記人体熱モデルに入力することにより、前記出力パラメータの第2値を演算するステップと、
前記出力パラメータの前記第2値に基づいて前記人物の温冷感を推定するステップとを含む、情報処理方法。 - 対象空間に入る人物を熱分布計測装置が計測することにより生成される対象熱分布を取得するステップと、
人体の熱に影響を及ぼす入力パラメータの値を受けて人体の熱に関する出力パラメータの値を出力する人体熱モデルと前記対象熱分布とを用いることにより、前記人物が前記対象空間に入る前の前記入力パラメータの第1値を推定するステップと、
前記人体熱モデルを用いて、前記対象空間に入ってからの前記人物の温冷感を推定するステップと、
前記対象熱分布が取得される度に推定された温冷感を所定期間において蓄積し、当該蓄積結果から温冷感ごとの人数分布を生成するステップと、
前記人数分布に基づいて、空調装置の制御を支援するための支援情報を生成するステップとをコンピュータに実行させ、
前記人物の温冷感を推定するステップは、
前記入力パラメータの前記第1値を前記人体熱モデルに入力することにより得られる前記出力パラメータの第1値を初期値として、前記対象空間に入ってからの前記入力パラメータの第2値を前記人体熱モデルに入力することにより、前記出力パラメータの第2値を演算するステップと、
前記出力パラメータの前記第2値に基づいて前記人物の温冷感を推定するステップとを含む、プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019006788A JP7182164B2 (ja) | 2019-01-18 | 2019-01-18 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019006788A JP7182164B2 (ja) | 2019-01-18 | 2019-01-18 | 情報処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020115073A JP2020115073A (ja) | 2020-07-30 |
JP7182164B2 true JP7182164B2 (ja) | 2022-12-02 |
Family
ID=71778457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019006788A Active JP7182164B2 (ja) | 2019-01-18 | 2019-01-18 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7182164B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7127784B2 (ja) * | 2020-11-04 | 2022-08-30 | ダイキン工業株式会社 | 温度負荷軽減装置、温度負荷軽減方法、及びコンピュータプログラム |
JP7511196B2 (ja) | 2021-02-17 | 2024-07-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 温冷感推定装置、空調装置、空調システム、温冷感推定方法及びプログラム |
CN113465137A (zh) * | 2021-04-29 | 2021-10-01 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 空调智能控制方法、装置、电子设备和存储介质 |
WO2023007977A1 (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 環境制御システム、環境制御方法及びプログラム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002022238A (ja) | 2000-07-07 | 2002-01-23 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 快適感評価装置及び空調制御装置 |
JP2017003195A (ja) | 2015-06-10 | 2017-01-05 | パナソニック株式会社 | 空気調和機、センサシステムおよびその温冷感推定方法 |
JP2017032268A (ja) | 2015-07-31 | 2017-02-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空調制御装置 |
-
2019
- 2019-01-18 JP JP2019006788A patent/JP7182164B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002022238A (ja) | 2000-07-07 | 2002-01-23 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 快適感評価装置及び空調制御装置 |
JP2017003195A (ja) | 2015-06-10 | 2017-01-05 | パナソニック株式会社 | 空気調和機、センサシステムおよびその温冷感推定方法 |
JP2017032268A (ja) | 2015-07-31 | 2017-02-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空調制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020115073A (ja) | 2020-07-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7182164B2 (ja) | 情報処理装置 | |
CN213501729U (zh) | 用于机动车辆乘客舱的热管理系统 | |
Luo et al. | Thermal comfort evaluated for combinations of energy-efficient personal heating and cooling devices | |
Schellen et al. | The use of a thermophysiological model in the built environment to predict thermal sensation: coupling with the indoor environment and thermal sensation | |
Choi et al. | Investigation of the possibility of the use of heart rate as a human factor for thermal sensation models | |
Foda et al. | Design strategy for maximizing the energy-efficiency of a localized floor-heating system using a thermal manikin with human thermoregulatory control | |
He et al. | Control behaviors and thermal comfort in a shared room with desk fans and adjustable thermostat | |
Arens et al. | Partial-and whole-body thermal sensation and comfort—Part I: Uniform environmental conditions | |
US20160363340A1 (en) | Air conditioner, sensor system, and thermal sensation estimation method | |
Wang et al. | Experimental comparison of local direct heating to improve thermal comfort of workers | |
Cheong et al. | Local thermal sensation and comfort study in a field environment chamber served by displacement ventilation system in the tropics | |
Lundgren-Kownacki et al. | Human responses in heat–comparison of the Predicted Heat Strain and the Fiala multi-node model for a case of intermittent work | |
US20220009307A1 (en) | Thermal management system for a motor-vehicle passenger compartment | |
Huang et al. | Applicability of whole-body heat balance models for evaluating thermal sensation under non-uniform air movement in warm environments | |
Wang et al. | Study on clothing insulation distribution between half-bodies and its effects on thermal comfort in cold environments | |
Streblow | Thermal sensation and comfort model for inhomogeneous indoor environments | |
KR102703954B1 (ko) | 자동차 승객실을 위한 열 관리 시스템 | |
Qingqing et al. | Effect of temperature and clothing thermal resistance on human sweat at low activity levels | |
Wang et al. | Experimental study on local floor heating mats to improve thermal comfort of workers in cold environments | |
JP2013088105A (ja) | 空調制御システム | |
Liu et al. | Predicted percentage dissatisfied with vertical temperature gradient | |
EP3502582B1 (en) | Method for controlling a hvac-apparatus, control unit and use of a control unit | |
Cheong et al. | Assessment of thermal environment using a thermal manikin in a field environment chamber served by displacement ventilation system | |
Rewitz et al. | Influence of gender, age and BMI on human physiological response and thermal sensation for transient indoor environments with displacement ventilation | |
Gao et al. | Human thermal comfort under lateral radiant asymmetries |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221031 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221101 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221111 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7182164 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |