JP7178887B2 - 電気機器、音声処理装置、制御装置、音声操作システム及びプログラム - Google Patents

電気機器、音声処理装置、制御装置、音声操作システム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7178887B2
JP7178887B2 JP2018221552A JP2018221552A JP7178887B2 JP 7178887 B2 JP7178887 B2 JP 7178887B2 JP 2018221552 A JP2018221552 A JP 2018221552A JP 2018221552 A JP2018221552 A JP 2018221552A JP 7178887 B2 JP7178887 B2 JP 7178887B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice
user
data
analysis
content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018221552A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020086170A (ja
Inventor
史郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2018221552A priority Critical patent/JP7178887B2/ja
Publication of JP2020086170A publication Critical patent/JP2020086170A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7178887B2 publication Critical patent/JP7178887B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、電気機器、音声処理装置、制御装置、音声操作システム及びプログラムに関する。
動作指示をユーザの音声によって受け付けることができる電気機器は広く知られており、また、そのような電気機器に関し、様々な技術の提案がされている(特許文献1,2等)。
特公平07-39877号公報 特許第6025091号公報
ところで、機器の操作に関するユーザの発話内容(例えば、“室温を上げて”、“室温を下げて”等)が、同一であっても、当該発話したユーザの年齢等によっては、所望する動作内容、あるいは、適切な動作内容がユーザ間で異なることも想定され得る。
しかしながら、ユーザの年齢等を勘案した電気機器の音声操作に関し、未だ有意な技術の提案がなされていないのが実情である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ユーザの年齢等を勘案した音声操作が実現可能な電気機器等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電気機器は、
ユーザの音声を入力し、入力した音声に基づく音声データを生成する音声入力手段と、
前記音声データを音声解析装置に送信する音声データ送信手段と、
前記音声解析装置から送信された、少なくとも前記ユーザの年齢及び健康状態を含むユーザ属性情報と、前記ユーザが発した音声の内容とが格納された解析データを受信する解析データ受信手段と、
前記解析データに従って、自機器の動作を制御する制御手段と、
室内を空調する空調手段と、を備え
前記制御手段は、前記音声の内容が、室温を調整する操作を示す場合、前記ユーザの年齢及び健康状態に応じて、前記空調手段における設定温度の上昇又は下降の程度を決定する
本発明によれば、ユーザの年齢等を勘案した音声操作が実現可能となる。
本発明の実施の形態1に係る音声操作システムの全体構成を示す図 実施の形態1に係るテレビのハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態1に係るテレビが備える音声入力部のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態1に係るテレビが備える機器制御部のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態1に係る音声解析サーバのハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態1に係る音声解析サーバの機能構成を示すブロック図 実施の形態1に係るテレビが備える機器制御部の機能構成を示すブロック図 実施の形態1に係る音声操作システムが実行する処理の流れを示す図 実施の形態1に係るテレビが備える機器制御部が実行する制御データ生成処理の手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態2に係る音声操作システムの全体構成を示す図 実施の形態2に係るテレビのハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態2に係る音声処理装置のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態2に係る音声操作システムが実行する処理の流れを示す図 本発明の実施の形態3に係る音声操作システムの全体構成を示す図 実施の形態3に係るエアコンのハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態3に係るエアコンが備える機器制御部のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態3に係るエアコンが備える機器制御部の機能構成を示すブロック図 実施の形態3に係る音声操作システムが実行する処理の流れを示す図 実施の形態3に係るエアコンが備える機器制御部が実行する制御データ生成処理の手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態4に係る音声操作システムの全体構成を示す図 実施の形態4に係るエアコンのハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態4に係る音声処理装置のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態4に係る音声操作システムが実行する処理の流れを示す図 本発明の実施の形態5に係る音声操作システムの全体構成を示す図 実施の形態5に係るIH調理器のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態5に係るIH調理器が備える機器制御部のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態5に係るIH調理器が備える機器制御部の機能構成を示すブロック図 実施の形態5に係る音声操作システムが実行する処理の流れを示す図 実施の形態5に係るIH調理器が備える機器制御部が実行する制御データ生成処理の手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態6に係る音声操作システムの全体構成を示す図 実施の形態6に係るIH調理器のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態6に係る音声処理装置のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態6に係る音声操作システムが実行する処理の流れを示す図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る音声操作システム1の全体構成を示す図である。音声操作システム1は、家屋Hに設置されたテレビ2を音声操作により制御できるようにしたシステムであり、テレビ2と、ホームゲートウェイ3と、音声解析サーバ4とを備える。
テレビ2は、本発明に係る電気機器の一例である。テレビ2は、いわゆるIoT(Internet of Things)機器、情報家電、ネット家電、スマート家電等に分類され、ブロードバンドルータとしての機能を有するホームゲートウェイ3を介してインターネットに接続される。図2に示すように、テレビ2は、音声入力部20と、機器制御部21と、メインユニット22とを備える。機器制御部21と、音声入力部20及びメインユニット22の各々とは、図示しない通信線で通信可能に接続される。
音声入力部20は、本発明に係る音声入力手段の一例である。音声入力部20は、図3に示すように、マイク200と、A/Dコンバータ201と、通信インタフェース202と、CPU(Central Processing Unit)203と、ROM(Read Only Memory)204と、RAM(Random Access Memory)205と、二次記憶装置206とを備える。これらの構成部は、バス207を介して相互に接続される。
マイク200は、ユーザが発した音声を入力し、入力した音声からアナログ音声信号を生成して、A/Dコンバータ201に出力する。A/Dコンバータ201は、マイク200から出力されたアナログ音声信号からノイズを除去し、デジタル音声信号を生成し、CPU203に供給する。
通信インタフェース202は、通信線を介して機器制御部21と通信するためのインタフェースである。
CPU203は、当該音声入力部20を統括的に制御する。ROM204は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM205は、CPU203の作業領域として使用される。
二次記憶装置206は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ又はHDD(Hard Disk Drive)を含んで構成される。二次記憶装置206は、音声入力プログラムと、かかる音声入力プログラムの実行時に使用されるデータとを記憶する。音声入力プログラムは、ユーザの音声を入力し、入力した音声に基づく音声データを機器制御部21に送信する処理が記述されたプログラムである。
以上のように構成された音声入力部20は、ユーザが発話した音声を入力し、入力した音声に基づく音声データを生成する。詳細には、音声入力部20は、ユーザの音声を示すアナログ音声信号にPCM(Pulse Code Modulation: パルス符号変調)を適用してデジタル音声信号に変換し、さらに非可逆圧縮を適用することにより音声データを生成する。
機器制御部21は、図4に示すように、通信インタフェース210と、CPU211と、ROM212と、RAM213と、二次記憶装置214とを備える。これらの構成部は、バス215を介して相互に接続される。
通信インタフェース210は、音声入力部20及びメインユニット22の各々と通信するためのインタフェースと、ホームゲートウェイ3と有線又は無線にて通信接続し、ホームゲートウェイ3を介して、インターネットに接続される音声解析サーバ4と通信するためのネットワークカードとを備える。
CPU211は、当該機器制御部21を統括的に制御する。CPU211によって実現される機器制御部21の機能の詳細については後述する。ROM212は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM213は、CPU211の作業領域として使用される。
二次記憶装置214は、EEPROM、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ又はHDDを含んで構成される記憶装置である。二次記憶装置214は、機器制御プログラムと、かかる機器制御プログラムの実行時に使用されるデータとを記憶する。機器制御プログラムは、音声入力部20が生成した音声データを音声解析サーバ4に送信し、音声解析サーバ4から解析データを受信する処理と、受信した解析データに基づいてメインユニット22を制御する処理とが記述されたプログラムである。
メインユニット22は、当該テレビ2の本来的な機能を実現するための構成部である。図2に示すように、メインユニット22は、機能的には、音を出力する音出力部220と、番組表を表示出力する番組表出力部221とを備える。音出力部220は、本発明に係る音出力手段の一例であり、番組表出力部221は、本発明に係る番組表出力手段の一例である。
音声解析サーバ4は、テレビ2のメーカ、販売会社等、あるいは、第三者機関によって運用されるクラウドサーバであり、インターネットに接続される。音声解析サーバ4は、本発明に係る音声解析装置の一例である。
音声解析サーバ4は、図5に示すように、通信インタフェース40と、CPU41と、ROM42と、RAM43と、二次記憶装置44とを備える。これらの構成部は、バス45を介して相互に接続される。
通信インタフェース40は、インターネットに接続して、家屋Hのホームゲートウェイ3と通信するためのインタフェースである。CPU41は、当該音声解析サーバ4を統括的に制御する。CPU41によって実現される音声解析サーバ4の機能の詳細については後述する。
ROM42は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM43は、CPU41の作業領域として使用される。
二次記憶装置44は、EEPROM、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ又はHDDを含んで構成される大容量の記憶装置である。二次記憶装置44は、音声解析プログラムと、かかる音声解析プログラムの実行時に使用されるデータとを記憶する。音声解析プログラムには、テレビ2から送信された音声データを受信し、受信した音声データを解析して解析データを生成し、生成した解析データをテレビ2に送信する処理が記述されている。
音声解析サーバ4は、機能的には、図6に示すように、音声データ受信部400と、音声データ解析部401と、解析データ生成部402と、解析データ送信部403とを備える。これらの機能部は、CPU41が二次記憶装置44に記憶されている音声解析プログラムを実行することで実現される。
音声データ受信部400は、本発明に係る音声データ受信手段の一例である。音声データ受信部400は、テレビ2からホームゲートウェイ3を介して送信された音声データを受信する。音声データ解析部401は、本発明に係る音声データ解析手段の一例である。音声データ解析部401は、音声データ受信部400により受信された音声データを音声認識DBを使用して解析し、音声を発話したユーザの属性情報を推定すると共に、ユーザが発した音声の内容を示すテキストデータ(以下、音声内容データという。)を生成する。音声認識DBは、音声認識のためのデータベースであり、二次記憶装置44に記憶されている。
ユーザの属性情報には、当該ユーザの年齢が含まれる。音声データ解析部401は、音声の基本周波数の分析等、周知の声紋分析に基づく手法により、当該ユーザの年齢を推定する。音声データ解析部401は、推定したユーザの属性情報と、生成した音声内容データとを解析データ生成部402に供給する。
解析データ生成部402は、音声データ解析部401から供給されたユーザの属性情報及び音声内容データが格納された解析データを生成する。解析データ送信部403は、本発明に係る解析データ送信手段の一例である。解析データ送信部403は、解析データ生成部402により生成された解析データをホームゲートウェイ3を介してテレビ2に送信する。
続いて、テレビ2の機器制御部21の機能について説明する。機器制御部21は、機能的には、図7に示すように、音声データ送信部2100と、解析データ受信部2101と、制御データ生成部2102と、制御データ送信部2103とを備える。
音声データ送信部2100は、本発明に係る音声データ送信手段の一例である。音声データ送信部2100は、音声入力部20により生成された音声データをホームゲートウェイ3を介して音声解析サーバ4に送信する。解析データ受信部2101は、本発明に係る解析データ受信手段の一例である。解析データ受信部2101は、音声データ送信部2100により音声データが音声解析サーバ4に送信された後、音声解析サーバ4から送られてくる解析データを受信する。かかる解析データには、上述したように、ユーザの属性情報と、音声内容データとが格納されている。
制御データ生成部2102は、解析データ受信部2101により受信された解析データに従って、メインユニット22の動作を制御するための制御データを生成する。詳細には、音声内容データが、“音量を上げて”等、音量の上昇操作を示す場合、制御データ生成部2102は、ユーザの属性情報に含まれる年齢に応じて、音量の上昇の程度を決定する。例えば、音出力部220が音量を10段階のレベルで調整可能な場合、ユーザの年齢が70歳未満ならば、制御データ生成部2102は、現在の音量を1段階上昇させることを決定する。一方、ユーザの年齢が70歳以上ならば、制御データ生成部2102は、現在の音量を2段階上昇させることを決定する。そして、制御データ生成部2102は、音量の上昇を指示する情報と、上昇させる段階数とが格納された制御データを生成する。なお、音声内容データが、“音量を下げて”等、音量の下降操作を示す場合、制御データ生成部2102は、ユーザの年齢にかかわらず、現在の音量を1段階下降させるための制御データを生成する。
また、音声内容データが、“番組表を表示して”等、番組表出力部221に番組表を表示させる操作を示す場合、制御データ生成部2102は、ユーザの属性情報に含まれる年齢に応じて、番組表出力部221に表示させる番組表の種類を決定する。例えば、番組表出力部221が、子供用番組表、青少年用番組表、中年用番組表、壮年用番組表、老年用番組表を選別して表示することが可能であるとする。
上記の場合、制御データ生成部2102は、ユーザの年齢が10歳以下であれば、子供用番組表を表示させることを決定し、ユーザの年齢が25歳以下であれば、青少年用番組表を表示させることを決定し、ユーザの年齢が40歳以下であれば、中年用番組表を表示させることを決定し、ユーザの年齢が60歳以下であれば、壮年用番組表を表示させることを決定し、ユーザの年齢が60歳を超える場合は、老年用番組表を表示させることを決定する。そして、制御データ生成部2102は、番組表の表示を指示する情報と、表示させる番組表の種類とが格納された制御データを生成する。
制御データ送信部2103は、制御データ生成部2102により生成された制御データをメインユニット22に送信する。これにより、メインユニット22の音出力部220は、受信した制御データに従って音量を変更し、あるいは、番組表出力部221は、指定された種類の番組表を表示する。
上記の制御データ生成部2102及び制御データ送信部2103は、本発明に係る制御手段の一例である。
図8は、ユーザによって音声操作が行われた際に音声操作システム1で実行される処理の流れを示す図である。ユーザにより音声操作が行われると、テレビ2の音声入力部20は、かかる音声操作を入力し、入力した音声操作に基づく音声データを生成する(ステップS101)。テレビ2の機器制御部21は、音声入力部20により生成された音声データをホームゲートウェイ3を介して音声解析サーバ4に送信する(ステップS102)。
音声解析サーバ4は、テレビ2から音声データを受信すると、受信した音声データを解析する(ステップS103)。音声解析サーバ4は、当該音声データを解析することで、当該ユーザの属性情報を推定すると共に、音声内容データを生成する。そして、音声解析サーバ4は、ユーザの属性情報と、音声内容データとが格納された解析データを生成し(ステップS104)、生成した解析データをテレビ2に送信する(ステップS105)。
テレビ2の機器制御部21は、音声解析サーバ4から解析データを受信すると、制御データ生成処理を実行する(ステップS106)。
図9は、機器制御部21が実行する制御データ生成処理の手順を示すフローチャートである。解析データに格納されている音声内容データが、音量を上昇させる操作を示す場合(ステップS201;YES)、機器制御部21は、解析データに格納されているユーザの属性情報からユーザの年齢を取得する。ユーザの年齢が70歳以上の場合(ステップS202;YES)、機器制御部21は、音量の2段階上昇を指示する制御データを生成し(ステップS203)、制御データ生成処理を終了する。
一方、ユーザの年齢が70歳未満の場合(ステップS202;NO)、機器制御部21は、音量の1段階上昇を指示する制御データを生成し(ステップS204)、制御データ生成処理を終了する。
音声内容データが、音量を上昇させる操作を示すものではなく(ステップS201;NO)、番組表を表示させる操作を示す場合(ステップS205;YES)、機器制御部21は、解析データに格納されているユーザの属性情報からユーザの年齢を取得する。ユーザの年齢が10歳以下の場合(ステップS206;YES)、機器制御部21は、子供用番組表の表示を指示する制御データを生成し(ステップS207)、制御データ生成処理を終了する。
ユーザの年齢が11歳以上且つ25歳以下の場合(ステップS208;YES)、機器制御部21は、青少年用番組表の表示を指示する制御データを生成し(ステップS209)、制御データ生成処理を終了する。
ユーザの年齢が26歳以上且つ40歳以下の場合(ステップS210;YES)、機器制御部21は、中年用番組表の表示を指示する制御データを生成し(ステップS211)、制御データ生成処理を終了する。
ユーザの年齢が41歳以上且つ60歳以下の場合(ステップS212;YES)、機器制御部21は、壮年用番組表の表示を指示する制御データを生成し(ステップS213)、制御データ生成処理を終了する。ステップS212でNO、即ち、ユーザの年齢が61歳以上の場合、機器制御部21は、老年用番組表の表示を指示する制御データを生成し(ステップS214)、制御データ生成処理を終了する。
音声内容データが、音量を上昇させる操作を示すものではなく(ステップS201;NO)、且つ、番組表を表示させる操作を示すものでもない場合(ステップS205;NO)、機器制御部21は、音声内容データ(例えば、“チャンネルを変えて”等)に従って制御データを生成し(ステップS215)、制御データ生成処理を終了する。
図8に戻り、ステップS107では、テレビ2のメインユニット22が、機器制御部21により生成された制御データに従った動作を行う。
以上説明したように、実施の形態1に係る音声操作システム1では、ユーザの年齢を推定し、推定した年齢に応じて、テレビ2の音量が調整され、また、番組表が表示される。このため、ユーザは、簡易な音声操作により、テレビ2に対して当該ユーザにより適した動作を実行させることが可能となる。
実施の形態2.
続いて、本発明の実施の形態2について説明する。なお、以下の説明において、実施の形態1と共通する構成要素等については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10は、本発明の実施の形態2に係る音声操作システム1Aの全体構成を示す図である。音声操作システム1Aは、家屋Hに設置されたテレビ2Aを音声操作により制御できるようにしたシステムであり、テレビ2Aと、音声処理装置5と、ホームゲートウェイ3と、音声解析サーバ4とを備える。
テレビ2Aは、本発明に係る電気機器の一例である。図11に示すように、テレビ2Aは、メインユニット22と、通信インタフェース23と、CPU24と、ROM25と、RAM26と、二次記憶装置27とを備える。これらの構成部は、バス28を介して相互に接続される。
通信インタフェース23は、ホームゲートウェイ3と有線又は無線にて通信接続し、ホームゲートウェイ3を介して音声処理装置5等の家屋H内の他の装置と通信するためのネットワークカードを備える。
CPU24は、当該テレビ2Aを統括的に制御する。ROM25は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM26は、CPU24の作業領域として使用される。
二次記憶装置27は、EEPROM、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ又はHDDを含んで構成される。二次記憶装置27は、音声処理装置5と通信するためのプログラムと、メインユニット22の動作を制御するためのプログラムと、これらのプログラムの実行時に使用されるデータとを記憶する。
音声処理装置5は、図12に示すように、音声入力部20と、機器制御部21Aとを備える。機器制御部21Aのハードウェア構成及び機能構成は、実施の形態1の機器制御部21と同様である(図4、図7参照)。ただし、機器制御部21Aは、生成した制御データをホームゲートウェイ3を介しテレビ2Aに送信する。テレビ2Aは、機器制御部21Aが送信した制御データを受信すると、受信した制御データに従ってメインユニット22を動作させる。
図13は、ユーザによって音声操作が行われた際に音声操作システム1Aで実行される処理の流れを示す図である。ユーザにより音声操作が行われると、音声処理装置5の音声入力部20は、かかる音声操作を入力し、入力した音声操作に基づく音声データを生成する(ステップS301)。音声処理装置5の機器制御部21Aは、音声入力部20により生成された音声データをホームゲートウェイ3を介して音声解析サーバ4に送信する(ステップS302)。
音声解析サーバ4は、音声処理装置5から音声データを受信すると、受信した音声データを解析する(ステップS303)。音声解析サーバ4は、当該音声データを解析することで、当該ユーザの属性情報を推定すると共に、音声内容データを生成する。そして、音声解析サーバ4は、ユーザの属性情報と、音声内容データとが格納された解析データを生成し(ステップS304)、生成した解析データを音声処理装置5に送信する(ステップS305)。
音声処理装置5の機器制御部21Aは、音声解析サーバ4から解析データを受信すると、制御データ生成処理を実行する(ステップS306)。機器制御部21Aにより実行される制御データ生成処理は、実施の形態1の機器制御部21により実行される制御データ生成処理(図9参照)と同様である。
機器制御部21Aは、生成した制御データをホームゲートウェイ3を介してテレビ2Aに送信する(ステップS307)。テレビ2Aは、音声処理装置5から制御データを受信すると、当該制御データに従ってメインユニット22を動作させる(ステップS308)。
以上説明したように、実施の形態2に係る音声操作システム1Aでは、ユーザの年齢を推定し、推定した年齢に応じて、テレビ2Aの音量が調整され、また、番組表が表示される。このため、ユーザは、簡易な音声操作により、テレビ2Aに対して当該ユーザにより適した動作を実行させることが可能となる。
実施の形態3.
続いて、本発明の実施の形態3について説明する。なお、以下の説明において、実施の形態1と共通する構成要素等については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図14は、本発明の実施の形態3に係る音声操作システム1Bの全体構成を示す図である。音声操作システム1Bは、家屋Hに設置されたエアコン6を音声操作により制御できるようにしたシステムであり、エアコン6と、ホームゲートウェイ3と、音声解析サーバ4Aとを備える。音声解析サーバ4Aは、本発明に係る音声解析装置の一例である。
エアコン6は、本発明に係る電気機器の一例である。エアコン6は、いわゆるIoT機器、情報家電、ネット家電、スマート家電等に分類され、ホームゲートウェイ3を介してインターネットに接続される。図15に示すように、エアコン6は、音声入力部20と、機器制御部60と、メインユニット61とを備える。機器制御部60と、音声入力部20及びメインユニット61の各々とは、図示しない通信線で通信可能に接続される。
機器制御部60は、図16に示すように、通信インタフェース600と、CPU601と、ROM602と、RAM603と、二次記憶装置604とを備える。これらの構成部は、バス605を介して相互に接続される。
通信インタフェース600は、音声入力部20及びメインユニット61の各々と通信するためのインタフェースと、ホームゲートウェイ3と有線又は無線にて通信接続し、ホームゲートウェイ3を介して、インターネットに接続される音声解析サーバ4Aと通信するためのネットワークカードとを備える。
CPU601は、当該機器制御部60を統括的に制御する。CPU601によって実現される機器制御部60の機能の詳細については後述する。ROM602は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM603は、CPU601の作業領域として使用される。
二次記憶装置604は、EEPROM、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ又はHDDを含んで構成される記憶装置である。二次記憶装置604は、機器制御プログラムと、かかる機器制御プログラムの実行時に使用されるデータとを記憶する。機器制御プログラムは、音声入力部20が生成した音声データを音声解析サーバ4Aに送信し、音声解析サーバ4Aから解析データを受信する処理と、受信した解析データに基づいてメインユニット61を制御する処理とが記述されたプログラムである。
メインユニット61は、当該エアコン6の本来的な機能、即ち、室内の空調を実現するための構成部である。メインユニット61は、本発明に係る空調手段の一例である。
音声解析サーバ4Aは、エアコン6のメーカ、販売会社等、あるいは、第三者機関によって運用されるクラウドサーバであり、インターネットに接続される。音声解析サーバ4Aのハードウェア構成及び機能構成は、実施の形態1の音声解析サーバ4と同様である(図5、図6参照)。ただし、音声解析サーバ4Aは、音声を発話したユーザの属性情報として、年齢に加え、周知の声紋分析に基づく手法により、性別、健康状態(ここでは、風邪気味か否か)をさらに推定する。例えば、ユーザの声紋に、いわゆる鼻声、ガラガラ声等の風邪気味の際に発現する特徴が認められる場合、当該ユーザは風邪気味であると推定される。
続いて、エアコン6の機器制御部60の機能について説明する。機器制御部60は、機能的には、図17に示すように、音声データ送信部2100と、解析データ受信部2101と、制御データ生成部6000と、制御データ送信部6001とを備える。
制御データ生成部6000は、解析データ受信部2101により受信された解析データに従って、メインユニット61の動作を制御するための制御データを生成する。詳細には、音声内容データが、“室温を上げて”、“室温を下げて”等、室温の調整操作を示す場合、制御データ生成部6000は、ユーザの属性情報に含まれる年齢、性別、健康状態に基づいて、室温の設定温度(目標温度ともいう。)の上昇又は下降の程度を決定する。
例えば、ユーザの年齢が10歳以下又は61歳以上の場合に、ユーザの音声操作の内容が、“室温を上げて”等、室温を上昇させる操作を示す場合、制御データ生成部6000は、予め定めた温度上昇標準値の80%の調整値分、設定温度を上昇させることを決定する。一方、ユーザの音声操作の内容が、“室温を下げて”等、室温を下降させる操作を示す場合、制御データ生成部6000は、予め定めた温度下降標準値の80%の調整値分、設定温度を下降させることを決定する。
また、例えば、ユーザが、女性又は風邪気味の場合に、ユーザの音声操作の内容が、“室温を上げて”等、室温を上昇させる操作を示す場合、制御データ生成部6000は、温度上昇標準値の120%の調整値分、設定温度を上昇させることを決定する。一方、ユーザの音声操作の内容が、“室温を下げて”等、室温を下降させる操作を示す場合、制御データ生成部6000は、温度下降標準値の80%の調整値分、設定温度を下降させることを決定する。
また、ユーザの属性情報が上記の条件の何れにも該当しない場合、制御データ生成部6000は、温度上昇標準値又は温度下降標準値と同一の調整値分、設定温度を上昇又は下降させることを決定する。
制御データ生成部6000は、上記のように調整値を決定すると、設定温度の上昇又は下降を指示する情報と、当該調整値とが格納された制御データを生成する。
制御データ送信部6001は、制御データ生成部6000により生成された制御データをメインユニット61に送信する。これにより、メインユニット61は、受信した制御データに従って設定温度を上昇又は下降させる。
上記の制御データ生成部6000及び制御データ送信部6001は、本発明に係る制御手段の一例である。
図18は、ユーザによって音声操作が行われた際に音声操作システム1Bで実行される処理の流れを示す図である。ユーザにより音声操作が行われると、エアコン6の音声入力部20は、かかる音声操作を入力し、入力した音声操作に基づく音声データを生成する(ステップS401)。エアコン6の機器制御部60は、音声入力部20により生成された音声データをホームゲートウェイ3を介して音声解析サーバ4Aに送信する(ステップS402)。
音声解析サーバ4Aは、エアコン6から音声データを受信すると、受信した音声データを解析する(ステップS403)。音声解析サーバ4Aは、当該音声データを解析することで、当該ユーザの属性情報を推定すると共に、音声内容データを生成する。そして、音声解析サーバ4Aは、ユーザの属性情報と、音声内容データとが格納された解析データを生成し(ステップS404)、生成した解析データをエアコン6に送信する(ステップS405)。
エアコン6の機器制御部60は、音声解析サーバ4Aから解析データを受信すると、制御データ生成処理を実行する(ステップS406)。
図19は、機器制御部60が実行する制御データ生成処理の手順を示すフローチャートである。解析データに格納されている音声内容データが、室温の調整操作を示す場合(ステップS501;YES)、機器制御部60は、解析データに格納されているユーザの属性情報からユーザの年齢を取得する。ユーザの年齢が10歳以下又は61歳以上の場合(ステップS502;YES)、機器制御部60は、温度上昇標準値又は温度下降標準値の80%の調整値分、設定温度を上昇又は下降させる制御データを生成し(ステップS503)、制御データ生成処理を終了する。
一方、ユーザの年齢が11歳以上且つ60歳以下の場合(ステップS502;NO)、機器制御部60は、解析データに格納されているユーザの属性情報からユーザの性別と健康状態とを取得する。ユーザが、女性又は風邪気味の場合(ステップS504;YES)、機器制御部60は、温度上昇標準値の120%の調整値分、設定温度を上昇させ、又は、温度下降標準値の80%の調整値分、設定温度を下降させる制御データを生成し(ステップS505)、制御データ生成処理を終了する。
ステップS502でNO且つステップS504でNOの場合、機器制御部60は、温度上昇標準値又は温度下降標準値と同一の調整値分、設定温度を上昇又は下降させる制御データを生成し(ステップS506)、制御データ生成処理を終了する。
音声内容データが、室温の調整操作を示すものではない場合(ステップS501;NO)、機器制御部60は、音声内容データに従って制御データを生成し(ステップS507)、制御データ生成処理を終了する。
図18に戻り、ステップS407では、エアコン6のメインユニット61が、機器制御部60により生成された制御データに従った動作を行う。
以上説明したように、実施の形態3に係る音声操作システム1Bでは、ユーザの年齢、性別、健康状態等の属性情報を推定し、推定した属性情報に応じて、エアコン6の設定温度が調整される。このため、ユーザは、簡易な音声操作により、エアコン6に対して当該ユーザにより適した動作を実行させることが可能となる。
実施の形態4.
続いて、本発明の実施の形態4について説明する。なお、以下の説明において、実施の形態3と共通する構成要素等については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図20は、本発明の実施の形態4に係る音声操作システム1Cの全体構成を示す図である。音声操作システム1Cは、家屋Hに設置されたエアコン6Aを音声操作により制御できるようにしたシステムであり、エアコン6Aと、音声処理装置7と、ホームゲートウェイ3と、音声解析サーバ4Aとを備える。
エアコン6Aは、本発明に係る電気機器の一例である。図21に示すように、エアコン6Aは、メインユニット61と、通信インタフェース62と、CPU63と、ROM64と、RAM65と、二次記憶装置66とを備える。これらの構成部は、バス67を介して相互に接続される。
通信インタフェース62は、ホームゲートウェイ3と有線又は無線にて通信接続し、ホームゲートウェイ3を介して音声処理装置7等の家屋H内の他の装置と通信するためのネットワークカードを備える。
CPU63は、当該エアコン6Aを統括的に制御する。ROM64は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM65は、CPU63の作業領域として使用される。
二次記憶装置66は、EEPROM、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ又はHDDを含んで構成される。二次記憶装置66は、音声処理装置7と通信するためのプログラムと、メインユニット61の動作を制御するためのプログラムと、これらのプログラムの実行時に使用されるデータとを記憶する。
音声処理装置7は、図22に示すように、音声入力部20と、機器制御部60Aとを備える。機器制御部60Aのハードウェア構成及び機能構成は、実施の形態3の機器制御部60と同様である(図16、図17参照)。ただし、機器制御部60Aは、生成した制御データをホームゲートウェイ3を介しエアコン6Aに送信する。エアコン6Aは、機器制御部60Aが送信した制御データを受信すると、受信した制御データに従ってメインユニット61を動作させる。
図23は、ユーザによって音声操作が行われた際に音声操作システム1Cで実行される処理の流れを示す図である。ユーザにより音声操作が行われると、音声処理装置7の音声入力部20は、かかる音声操作を入力し、入力した音声操作に基づく音声データを生成する(ステップS601)。音声処理装置7の機器制御部60Aは、音声入力部20により生成された音声データをホームゲートウェイ3を介して音声解析サーバ4Aに送信する(ステップS602)。
音声解析サーバ4Aは、音声処理装置7から音声データを受信すると、受信した音声データを解析する(ステップS603)。音声解析サーバ4Aは、当該音声データを解析することで、当該ユーザの属性情報を推定すると共に、音声内容データを生成する。そして、音声解析サーバ4Aは、ユーザの属性情報と、音声内容データとが格納された解析データを生成し(ステップS604)、生成した解析データを音声処理装置7に送信する(ステップS605)。
音声処理装置7の機器制御部60Aは、音声解析サーバ4Aから解析データを受信すると、制御データ生成処理を実行する(ステップS606)。機器制御部60Aにより実行される制御データ生成処理は、実施の形態3の機器制御部60により実行される制御データ生成処理(図19参照)と同様である。
機器制御部60Aは、生成した制御データをホームゲートウェイ3を介してエアコン6Aに送信する(ステップS607)。エアコン6Aは、音声処理装置7から制御データを受信すると、当該制御データに従ってメインユニット61を動作させる(ステップS608)。
以上説明したように、実施の形態4に係る音声操作システム1Cでは、ユーザの年齢、性別、健康状態等の属性情報を推定し、推定した属性情報に応じて、エアコン6Aの設定温度が調整される。このため、ユーザは、簡易な音声操作により、エアコン6Aに対して当該ユーザにより適した動作を実行させることが可能となる。
実施の形態5.
続いて、本発明の実施の形態5について説明する。なお、以下の説明において、実施の形態1と共通する構成要素等については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図24は、本発明の実施の形態5に係る音声操作システム1Dの全体構成を示す図である。音声操作システム1Dは、家屋Hに設置されたIH(Induction Heating)調理器8を音声操作により制御できるようにしたシステムであり、IH調理器8と、ホームゲートウェイ3と、音声解析サーバ4とを備える。
IH調理器8は、本発明に係る電気機器の一例である。IH調理器8は、いわゆるIoT機器、情報家電、ネット家電、スマート家電等に分類され、ホームゲートウェイ3を介してインターネットに接続される。図25に示すように、IH調理器8は、音声入力部20と、機器制御部80と、メインユニット81とを備える。機器制御部80と、音声入力部20及びメインユニット81の各々とは、図示しない通信線で通信可能に接続される。
機器制御部80は、図26に示すように、通信インタフェース800と、CPU801と、ROM802と、RAM803と、二次記憶装置804とを備える。これらの構成部は、バス805を介して相互に接続される。
通信インタフェース800は、音声入力部20及びメインユニット81の各々と通信するためのインタフェースと、ホームゲートウェイ3と有線又は無線にて通信接続し、ホームゲートウェイ3を介して、インターネットに接続される音声解析サーバ4と通信するためのネットワークカードとを備える。
CPU801は、当該機器制御部80を統括的に制御する。CPU801によって実現される機器制御部80の機能の詳細については後述する。ROM802は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM803は、CPU801の作業領域として使用される。
二次記憶装置804は、EEPROM、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ又はHDDを含んで構成される記憶装置である。二次記憶装置804は、機器制御プログラムと、かかる機器制御プログラムの実行時に使用されるデータとを記憶する。機器制御プログラムは、音声入力部20が生成した音声データを音声解析サーバ4に送信し、音声解析サーバ4から解析データを受信する処理と、受信した解析データに基づいてメインユニット81を制御する処理とが記述されたプログラムである。
メインユニット81は、当該IH調理器8の本来的な機能、即ち、調理物の加熱調理を実現するための構成部である。メインユニット81は、本発明に係る加熱手段の一例である。
機器制御部80は、機能的には、図27に示すように、音声データ送信部2100と、解析データ受信部2101と、制御データ生成部8000と、制御データ送信部8001とを備える。
制御データ生成部8000は、解析データ受信部2101により受信された解析データに従って、メインユニット81の動作を制御するための制御データを生成する。詳細には、音声内容データが、“火力を上げて”等、火力の上昇操作を示す場合、制御データ生成部8000は、ユーザの属性情報に含まれる年齢に基づいて、火力の上昇の程度を決定する。
例えば、ユーザの年齢が61歳以上の場合、制御データ生成部8000は、予め定めた火力上昇標準値の80%の調整値分、火力(即ち、加熱量)を上昇させることを決定する。また、ユーザの年齢が11歳以上且つ60歳以下の場合、制御データ生成部8000は、火力上昇標準値と同一の調整値分、火力を上昇させることを決定する。なお、ユーザの年齢が10歳以下の場合では、制御データ生成部8000は、火力の上昇操作をキャンセルし、制御データの生成を行わない。
そして、制御データ生成部8000は、上記のように調整値を決定すると、火力の上昇を指示する情報と、当該調整値とが格納された制御データを生成する。なお、音声内容データが、“火力を下げて”等、火力の下降操作を示す場合、制御データ生成部8000は、ユーザの年齢にかかわらず、火力下降標準値と同一の調整値分、火力を下降させるための制御データを生成する。
制御データ送信部8001は、制御データ生成部8000により生成された制御データをメインユニット81に送信する。これにより、メインユニット81は、受信した制御データに従って火力を上昇又は下降させる。
上記の制御データ生成部8000及び制御データ送信部8001は、本発明に係る制御手段の一例である。
図28は、ユーザによって音声操作が行われた際に音声操作システム1Dで実行される処理の流れを示す図である。ユーザにより音声操作が行われると、IH調理器8の音声入力部20は、かかる音声操作を入力し、入力した音声操作に基づく音声データを生成する(ステップS701)。IH調理器8の機器制御部80は、音声入力部20により生成された音声データをホームゲートウェイ3を介して音声解析サーバ4に送信する(ステップS702)。
音声解析サーバ4は、IH調理器8から音声データを受信すると、受信した音声データを解析する(ステップS703)。音声解析サーバ4は、当該音声データを解析することで、当該ユーザの属性情報を推定すると共に、音声内容データを生成する。そして、音声解析サーバ4は、ユーザの属性情報と、音声内容データとが格納された解析データを生成し(ステップS704)、生成した解析データをIH調理器8に送信する(ステップS705)。
IH調理器8の機器制御部80は、音声解析サーバ4から解析データを受信すると、制御データ生成処理を実行する(ステップS706)。
図29は、機器制御部80が実行する制御データ生成処理の手順を示すフローチャートである。解析データに格納されている音声内容データが、火力の上昇操作を示す場合(ステップS801;YES)、機器制御部80は、解析データに格納されているユーザの属性情報からユーザの年齢を取得する。ユーザの年齢が11歳以上でない場合(ステップS802;NO)、機器制御部80は、制御データを生成せずに制御データ生成処理を終了する。
一方、ユーザの年齢が11歳以上の場合(ステップS802;YES)、機器制御部80は、ユーザの年齢が61歳以上であるか否かを判定する(ステップS803)。ユーザの年齢が61歳以上の場合(ステップS803;YES)、機器制御部80は、火力上昇標準値の80%の調整値分、火力を上昇させる制御データを生成し(ステップS804)、制御データ生成処理を終了する。
一方、ユーザの年齢が11歳以上且つ60歳以下の場合(ステップS803;NO)、機器制御部80は、火力上昇標準値と同一の調整値分、火力を上昇させる制御データを生成し(ステップS805)、制御データ生成処理を終了する。
音声内容データが、火力の上昇操作を示すものではない場合(ステップS801;NO)、機器制御部80は、音声内容データに従って制御データを生成し(ステップS806)、制御データ生成処理を終了する。
図28に戻り、ステップS707では、IH調理器8のメインユニット81が、機器制御部80により生成された制御データに従った動作を行う。
以上説明したように、実施の形態5に係る音声操作システム1Dでは、ユーザの年齢を推定し、推定した年齢に応じて、IH調理器8の火力が調整される。このため、ユーザは、簡易な音声操作により、IH調理器8に対して当該ユーザにより適した動作を実行させることが可能となる。
実施の形態6.
続いて、本発明の実施の形態6について説明する。なお、以下の説明において、実施の形態5と共通する構成要素等については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図30は、本発明の実施の形態6に係る音声操作システム1Eの全体構成を示す図である。音声操作システム1Eは、家屋Hに設置されたIH調理器8Aを音声操作により制御できるようにしたシステムであり、IH調理器8Aと、音声処理装置9と、ホームゲートウェイ3と、音声解析サーバ4とを備える。
IH調理器8Aは、本発明に係る電気機器の一例である。図31に示すように、IH調理器8Aは、メインユニット81と、通信インタフェース82と、CPU83と、ROM84と、RAM85と、二次記憶装置86とを備える。これらの構成部は、バス87を介して相互に接続される。
通信インタフェース82は、ホームゲートウェイ3と有線又は無線にて通信接続し、ホームゲートウェイ3を介して音声処理装置9等の家屋H内の他の装置と通信するためのネットワークカードを備える。
CPU83は、当該IH調理器8Aを統括的に制御する。ROM84は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM85は、CPU83の作業領域として使用される。
二次記憶装置86は、EEPROM、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ又はHDDを含んで構成される。二次記憶装置86は、音声処理装置9と通信するためのプログラムと、メインユニット81の動作を制御するためのプログラムと、これらのプログラムの実行時に使用されるデータとを記憶する。
音声処理装置9は、図32に示すように、音声入力部20と、機器制御部80Aとを備える。機器制御部80Aのハードウェア構成及び機能構成は、実施の形態5の機器制御部80と同様である(図26、図27参照)。ただし、機器制御部80Aは、生成した制御データをホームゲートウェイ3を介しIH調理器8Aに送信する。IH調理器8Aは、機器制御部80Aが送信した制御データを受信すると、受信した制御データに従ってメインユニット81を動作させる。
図33は、ユーザによって音声操作が行われた際に音声操作システム1Eで実行される処理の流れを示す図である。ユーザにより音声操作が行われると、音声処理装置9の音声入力部20は、かかる音声操作を入力し、入力した音声操作に基づく音声データを生成する(ステップS901)。音声処理装置9の機器制御部80Aは、音声入力部20により生成された音声データをホームゲートウェイ3を介して音声解析サーバ4に送信する(ステップS902)。
音声解析サーバ4は、音声処理装置9から音声データを受信すると、受信した音声データを解析する(ステップS903)。音声解析サーバ4は、当該音声データを解析することで、当該ユーザの属性情報を推定すると共に、音声内容データを生成する。そして、音声解析サーバ4は、ユーザの属性情報と、音声内容データとが格納された解析データを生成し(ステップS904)、生成した解析データを音声処理装置9に送信する(ステップS905)。
音声処理装置9の機器制御部80Aは、音声解析サーバ4から解析データを受信すると、制御データ生成処理を実行する(ステップS906)。機器制御部80Aにより実行される制御データ生成処理は、実施の形態5の機器制御部80により実行される制御データ生成処理(図29参照)と同様である。
機器制御部80Aは、生成した制御データをホームゲートウェイ3を介してIH調理器8Aに送信する(ステップS907)。IH調理器8Aは、音声処理装置9から制御データを受信すると、当該制御データに従ってメインユニット81を動作させる。
以上説明したように、実施の形態6に係る音声操作システム1Dでは、ユーザの年齢を推定し、推定した年齢に応じて、IH調理器8の火力が調整される。このため、ユーザは、簡易な音声操作により、IH調理器8に対して当該ユーザにより適した動作を実行させることが可能となる。
なお、本発明は、上記の各実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、上記の各実施形態では、音声解析サーバ4,4Aは、推定したユーザの属性情報と、ユーザの発話内容を示すテキストデータとが格納された解析データをテレビ2、エアコン6、IH調理器8、音声処理装置5,7,9に送信していた。しかし、他の実施の形態においては、音声解析サーバが、テレビ、エアコン、IH調理器等の電気機器を制御するための制御データを生成し、生成した制御データを当該電気機器に送信してもよい。この場合の音声解析サーバは、本発明に係る制御装置の一例となる。
また、本発明に係る電気機器は、テレビ、エアコン、IH調理器に限定されず、音声操作可能な様々な電気機器が対象となり得る。
また、テレビ2Aと音声処理装置5との間のデータ送受信、エアコン6Aと音声処理装置7との間のデータ送受信、IH調理器8Aと音声処理装置9との間のデータ送受信のそれぞれが、ホームゲートウェイ3を介さずに、IrDA(Infrared Data Association)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等の規格に則った近距離無線通信で直接的に行われてもよい。
また、音声解析サーバ4,4A、機器制御部21,21A、機器制御部60,60A、機器制御部80,80Aの各々の機能部(図6,図7、図17、図27参照)の全部又は一部が、専用のハードウェアで実現されるようにしてもよい。専用のハードウェアとは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらの組み合わせである。
上記の各実施の形態において、音声入力プログラム、機器制御プログラム、音声解析プログラムは、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、光磁気ディスク(Magneto-Optical Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、HDD等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。
また、音声入力プログラム、機器制御プログラム、音声解析プログラムをインターネット上の図示しないサーバが有する記憶装置に格納しておき、当該サーバからテレビ2、エアコン6、IH調理器8、音声処理装置5,7,9、音声解析サーバ4,4Aに音声入力プログラム、機器制御プログラム、音声解析プログラムがダウンロードされるようにしてもよい。
本発明は、広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能である。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
1,1A~1E 音声操作システム、2,2A テレビ、3 ホームゲートウェイ、4,4A 音声解析サーバ、5,7,9 音声処理装置、6,6A エアコン、8,8A IH調理器、20 音声入力部、21,21A,60,60A,80,80A 機器制御部、22,61,81 メインユニット、200 マイク、201 A/Dコンバータ、23,40,62,82,202,210,600,800 通信インタフェース、24,41,63,83,203,211,601,801 CPU、25,42,64,84,204,212,602,802 ROM、26,43,65,85,205,213,603,803 RAM、27,44,66,86,206,214,604,804 二次記憶装置、28,45,67,87,207,215,605,805 バス、220 音出力部、221 番組表出力部、400 音声データ受信部、401 音声データ解析部、402 解析データ生成部、403 解析データ送信部、2100 音声データ送信部、2101 解析データ受信部、2102,6000,8000 制御データ生成部、2103,6001,8001 制御データ送信部

Claims (12)

  1. ユーザの音声を入力し、入力した音声に基づく音声データを生成する音声入力手段と、
    前記音声データを音声解析装置に送信する音声データ送信手段と、
    前記音声解析装置から送信された、少なくとも前記ユーザの年齢及び健康状態を含むユーザ属性情報と、前記ユーザが発した音声の内容とが格納された解析データを受信する解析データ受信手段と、
    前記解析データに従って、自機器の動作を制御する制御手段と、
    室内を空調する空調手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記音声の内容が、室温を調整する操作を示す場合、前記ユーザの年齢及び健康状態に応じて、前記空調手段における設定温度の上昇又は下降の程度を決定する、電気機器。
  2. ユーザの音声を入力し、入力した音声に基づく音声データを生成する音声入力手段と、
    前記音声データを音声解析装置に送信する音声データ送信手段と、
    前記音声解析装置から送信された、少なくとも前記ユーザの年齢を含むユーザ属性情報と、前記ユーザが発した音声の内容とが格納された解析データを受信する解析データ受信手段と、
    前記解析データに従って、自機器の動作を制御する制御手段と、
    調理物を加熱する加熱手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記音声の内容が、火力を上昇させる操作を示すものではない場合、前記音声の内容に従って前記加熱手段を制御し、前記音声の内容が、火力を上昇させる操作を示す場合、前記ユーザの年齢に応じて、前記加熱手段における火力の上昇の程度を決定する、電気機器。
  3. ユーザの音声を入力し、入力した音声に基づく音声データを生成する音声入力手段と、
    前記音声データを音声解析装置に送信する音声データ送信手段と、
    前記音声解析装置から送信された、少なくとも前記ユーザの年齢及び健康状態を含むユーザ属性情報と、前記ユーザが発した音声の内容とが格納された解析データを受信する解析データ受信手段と、
    前記解析データに従って、室内を空調する空調手段を備える電気機器の動作を制御する制御手段と、を備え
    前記制御手段は、前記音声の内容が、室温を調整する操作を示す場合、前記ユーザの年齢及び健康状態に応じて、前記空調手段における設定温度の上昇又は下降の程度を決定する、音声処理装置。
  4. ユーザの音声を入力し、入力した音声に基づく音声データを生成する音声入力手段と、
    前記音声データを音声解析装置に送信する音声データ送信手段と、
    前記音声解析装置から送信された、少なくとも前記ユーザの年齢を含むユーザ属性情報と、前記ユーザが発した音声の内容とが格納された解析データを受信する解析データ受信手段と、
    前記解析データに従って、調理物を加熱する加熱手段を備える電気機器の動作を制御する制御手段と、を備え
    前記制御手段は、前記音声の内容が、火力を上昇させる操作を示すものではない場合、前記音声の内容に従って前記加熱手段を制御し、前記音声の内容が、火力を上昇させる操作を示す場合、前記ユーザの年齢に応じて、前記加熱手段における火力の上昇の程度を決定する、音声処理装置。
  5. ユーザの音声に基づく音声データを室内を空調する空調手段を備える電気機器から受信する音声データ受信手段と、
    前記音声データを解析して、少なくとも前記ユーザの年齢及び健康状態を含むユーザ属性情報を推定すると共に、前記ユーザが発した音声の内容を取得する音声データ解析手段と、
    前記ユーザ属性情報と、前記音声の内容とに基づいて前記電気機器を制御する制御手段と、を備え
    前記制御手段は、前記音声の内容が、室温を調整する操作を示す場合、前記ユーザの年齢及び健康状態に応じて、前記空調手段における設定温度の上昇又は下降の程度を決定する、制御装置。
  6. ユーザの音声に基づく音声データを調理物を加熱する加熱手段を備える電気機器から受信する音声データ受信手段と、
    前記音声データを解析して、少なくとも前記ユーザの年齢を含むユーザ属性情報を推定すると共に、前記ユーザが発した音声の内容を取得する音声データ解析手段と、
    前記ユーザ属性情報と、前記音声の内容とに基づいて前記電気機器を制御する制御手段と、を備え
    前記制御手段は、前記音声の内容が、火力を上昇させる操作を示すものではない場合、前記音声の内容に従って前記加熱手段を制御し、前記音声の内容が、火力を上昇させる操作を示す場合、前記ユーザの年齢に応じて、前記加熱手段における火力の上昇の程度を決定する、制御装置。
  7. 電気機器と、
    請求項3に記載の音声処理装置と、
    音声解析装置と、を備え、
    前記音声解析装置は、
    ユーザの音声に基づく音声データを前記音声処理装置から受信する音声データ受信手段と、
    前記音声データを解析して、少なくとも前記ユーザの年齢及び健康状態を含むユーザ属性情報を推定すると共に、前記ユーザが発した音声の内容を取得する音声データ解析手段と、
    前記ユーザ属性情報と、前記音声の内容とが格納された解析データを前記音声処理装置に送信する解析データ送信手段と、を備える、音声操作システム。
  8. 電気機器と、
    請求項4に記載の音声処理装置と、
    音声解析装置と、を備え、
    前記音声解析装置は、
    ユーザの音声に基づく音声データを前記音声処理装置から受信する音声データ受信手段と、
    前記音声データを解析して、少なくとも前記ユーザの年齢を含むユーザ属性情報を推定すると共に、前記ユーザが発した音声の内容を取得する音声データ解析手段と、
    前記ユーザ属性情報と、前記音声の内容とが格納された解析データを前記音声処理装置に送信する解析データ送信手段と、を備える、音声操作システム。
  9. コンピュータを、
    ユーザの音声に基づく音声データを音声解析装置に送信する音声データ送信手段、
    前記音声解析装置から送信された、少なくとも前記ユーザの年齢及び健康状態を含むユーザ属性情報と、前記ユーザが発した音声の内容とが格納された解析データを受信する解析データ受信手段、
    前記解析データに従って、室内を空調する空調手段を備える電気機器の動作を制御する制御手段、として機能させ
    前記制御手段は、前記音声の内容が、室温を調整する操作を示す場合、前記ユーザの年齢及び健康状態に応じて、前記空調手段における設定温度の上昇又は下降の程度を決定する、プログラム。
  10. コンピュータを、
    ユーザの音声に基づく音声データを音声解析装置に送信する音声データ送信手段、
    前記音声解析装置から送信された、少なくとも前記ユーザの年齢を含むユーザ属性情報と、前記ユーザが発した音声の内容とが格納された解析データを受信する解析データ受信手段、
    前記解析データに従って、調理物を加熱する加熱手段を備える電気機器の動作を制御する制御手段、として機能させ
    前記制御手段は、前記音声の内容が、火力を上昇させる操作を示すものではない場合、前記音声の内容に従って前記加熱手段を制御し、前記音声の内容が、火力を上昇させる操作を示す場合、前記ユーザの年齢に応じて、前記加熱手段における火力の上昇の程度を決定する、プログラム。
  11. コンピュータを、
    ユーザの音声に基づく音声データを室内を空調する空調手段を備える電気機器から受信する音声データ受信手段、
    前記音声データを解析して、少なくとも前記ユーザの年齢及び健康状態を含むユーザ属性情報を推定すると共に、前記ユーザが発した音声の内容を取得する音声データ解析手段、
    前記ユーザ属性情報と、前記音声の内容とに基づいて前記電気機器を制御する制御手段、として機能させ
    前記制御手段は、前記音声の内容が、室温を調整する操作を示す場合、前記ユーザの年齢及び健康状態に応じて、前記空調手段における設定温度の上昇又は下降の程度を決定する、プログラム。
  12. コンピュータを、
    ユーザの音声に基づく音声データを調理物を加熱する加熱手段を備える電気機器から受信する音声データ受信手段、
    前記音声データを解析して、少なくとも前記ユーザの年齢を含むユーザ属性情報を推定すると共に、前記ユーザが発した音声の内容を取得する音声データ解析手段、
    前記ユーザ属性情報と、前記音声の内容とに基づいて前記電気機器を制御する制御手段、として機能させ
    前記制御手段は、前記音声の内容が、火力を上昇させる操作を示すものではない場合、前記音声の内容に従って前記加熱手段を制御し、前記音声の内容が、火力を上昇させる操作を示す場合、前記ユーザの年齢に応じて、前記加熱手段における火力の上昇の程度を決定する、プログラム。
JP2018221552A 2018-11-27 2018-11-27 電気機器、音声処理装置、制御装置、音声操作システム及びプログラム Active JP7178887B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018221552A JP7178887B2 (ja) 2018-11-27 2018-11-27 電気機器、音声処理装置、制御装置、音声操作システム及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018221552A JP7178887B2 (ja) 2018-11-27 2018-11-27 電気機器、音声処理装置、制御装置、音声操作システム及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020086170A JP2020086170A (ja) 2020-06-04
JP7178887B2 true JP7178887B2 (ja) 2022-11-28

Family

ID=70907808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018221552A Active JP7178887B2 (ja) 2018-11-27 2018-11-27 電気機器、音声処理装置、制御装置、音声操作システム及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7178887B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114863931A (zh) * 2022-03-29 2022-08-05 青岛海尔空调器有限总公司 一种工作模式切换方法及装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002271711A (ja) 2001-03-06 2002-09-20 Alpine Electronics Inc デジタル放送受信機
JP2013161406A (ja) 2012-02-08 2013-08-19 Sharp Corp データ入力装置、表示装置、データ入力方法、及びデータ入力プログラム
JP2014074560A (ja) 2012-10-05 2014-04-24 Mitsubishi Electric Corp 空調制御システム、空調制御方法及びプログラム
JP2015029379A (ja) 2013-07-30 2015-02-12 株式会社デンソー イオン伝導性高分子アクチュエータ
JP2015099423A (ja) 2013-11-18 2015-05-28 株式会社リコー 機器設定装置、機器設定システム及び機器設定方法
CN107894064A (zh) 2017-10-09 2018-04-10 广东小天才科技有限公司 基于穿戴式设备的温度调节方法、装置、设备及存储介质
CN108253588A (zh) 2017-12-07 2018-07-06 珠海格力电器股份有限公司 空调的控制方法、装置、存储介质和处理器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05157311A (ja) * 1991-12-03 1993-06-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空調制御装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002271711A (ja) 2001-03-06 2002-09-20 Alpine Electronics Inc デジタル放送受信機
JP2013161406A (ja) 2012-02-08 2013-08-19 Sharp Corp データ入力装置、表示装置、データ入力方法、及びデータ入力プログラム
JP2014074560A (ja) 2012-10-05 2014-04-24 Mitsubishi Electric Corp 空調制御システム、空調制御方法及びプログラム
JP2015029379A (ja) 2013-07-30 2015-02-12 株式会社デンソー イオン伝導性高分子アクチュエータ
JP2015099423A (ja) 2013-11-18 2015-05-28 株式会社リコー 機器設定装置、機器設定システム及び機器設定方法
CN107894064A (zh) 2017-10-09 2018-04-10 广东小天才科技有限公司 基于穿戴式设备的温度调节方法、装置、设备及存储介质
CN108253588A (zh) 2017-12-07 2018-07-06 珠海格力电器股份有限公司 空调的控制方法、装置、存储介质和处理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020086170A (ja) 2020-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10152976B2 (en) Device control method, display control method, and purchase settlement method
US10185534B2 (en) Control method, controller, and recording medium
US10468024B2 (en) Information processing method and non-temporary storage medium for system to control at least one device through dialog with user
JP2020144375A (ja) システムの制御方法、システム、及びプログラム
EP3167625B1 (en) Method of optimizing parameters in a hearing aid system and a hearing aid system
US8553915B2 (en) Hearing aid adjustment device, hearing aid adjustment method, and program for hearing aid adjustment
Boothroyd The performance/intensity function: An underused resource
US10303428B2 (en) Electronic device with a function of smart voice service and method of adjusting output sound
JP2015102795A (ja) 音声認識端末、サーバ、サーバの制御方法、音声認識システム、音声認識端末の制御プログラムおよびサーバの制御プログラム
US7340074B2 (en) Device and method to adjust a hearing device
US20140205117A1 (en) System and method for fitting hearing devices
JP7178887B2 (ja) 電気機器、音声処理装置、制御装置、音声操作システム及びプログラム
JP7013172B2 (ja) 音声合成辞書配信装置、音声合成配信システムおよびプログラム
US11533191B2 (en) Apparatus control system and apparatus control method
EP3468227A1 (en) A system with a computing program and a server for hearing device service requests
Siburt et al. Bimodal programming: A survey of current clinical practice
US20220366908A1 (en) Information processing apparatus and information processing method
EP3236673A1 (en) Adjusting a hearing aid based on user interaction scenarios
JP2018151086A (ja) 空調制御装置、空調機の制御方法及びプログラム
CN108592316B (zh) 空调器的控制方法、空调器和计算机可读存储介质
KR20150097872A (ko) 대화형 서버 및 이의 제어 방법
JP6997554B2 (ja) 家電装置システム
Megha et al. Auditory and cognitive attributes of hearing aid acclimatization in individuals with sensorineural hearing loss
JP7372040B2 (ja) 空調制御システム及び制御方法
JP6945734B2 (ja) 音声出力装置、機器制御システム、音声出力方法、及び、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7178887

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150