JP7176728B2 - 熱膨張性部材及び耐火構造 - Google Patents
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Description
例えば、上記のように不燃材料層を構成することができる。
上記課題を解決する耐火構造は、貫通孔を有する区画部と、前記貫通孔に挿通される管体と、前記貫通孔を通じた延焼を抑える熱膨張性部材と、を備える耐火構造であって、前記熱膨張性部材は、延焼時の熱により熱膨張する熱膨張材と、前記熱膨張材を収容する袋とを有し、前記袋は、合成樹脂層と不燃材料層とを有する積層フィルムから構成されている。
<熱膨張性部材>
図1及び図2に示すように、熱膨張性部材11は、延焼時の熱により熱膨張する熱膨張材12と、熱膨張材12を収容する袋13とを有している。
不燃材料層L2としては、例えば、金属層、無機層等が挙げられる。金属層としては、例えば、アルミニウム層、銅層等が挙げられる。金属層は、金属箔や金属蒸着膜から構成することができる。無機層としては、シリカ層、アルミナ層等が挙げられる。無機層は、無機蒸着膜から構成することができる。
次に、上記熱膨張性部材11を備える耐火部材について説明する。
図3に示すように、耐火部材21は、熱膨張性部材11と、塑性変形可能な金属材料からなる形状維持部材22と、熱膨張性部材11と形状維持部材22とを被覆する被覆部材23とを備えている。
次に、熱膨張性部材11(耐火部材21)を用いた耐火構造及び作用について説明する。
ここで、袋13は、上記積層フィルムFにより構成されている。これにより、延焼時の熱による積層フィルムFの崩壊を不燃材料層L2によって遅延させることができる。このため、積層フィルムF(不燃材料層L2)によって、熱膨張材12が熱膨張する方向を制限したり、熱膨張材12から形成される膨張体34の移動を制限したりすることができる。本実施形態の耐火構造のように、折曲部13bを下方に向けて袋13が配置されている場合、積層フィルムF(不燃材料層L2)によって、熱膨張材12の下方へ向かう熱膨張や膨張体34の下方への移動を制限することができる。
(1)熱膨張性部材11は、管体32が挿通される区画部31の貫通孔31aを通じた延焼を抑える用途に用いられる。熱膨張性部材11は、延焼時の熱により熱膨張する熱膨張材12と、熱膨張材12を収容する袋13とを有する。袋13は、合成樹脂層L1と不燃材料層L2とを有する積層フィルムFから構成されている。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・耐火構造(耐火部材21)において、熱膨張性部材11(袋13)の寸法や数を適宜変更してもよい。例えば、熱膨張性部材11は、耐火構造において管体32に巻き付けることが可能な長さ寸法を有しているが、管体32の周方向において複数の熱膨張性部材を配置するように熱膨張性部材の長さ寸法を変更することもできる。なお、袋13の形状は、平面視で正方形であってもよい。
・耐火構造において、係止具24を用いずに、管体32に熱膨張性部材11を接着剤や粘着テープで固定したり、貫通孔31aの内周面と管体32の外周面との間に熱膨張性部材11を挟み込むことで固定したりすることもできる。
Claims (3)
- 管体が挿通される区画部の貫通孔を通じた延焼を抑える用途に用いられる熱膨張性部材であって、
延焼時の熱により熱膨張する熱膨張材と、前記熱膨張材を収容する袋とを有し、
前記袋は、合成樹脂層と不燃材料層とを有する積層フィルムから構成され、
前記袋の形状は、平面視で一対の長辺と一対の短辺とを有する長四角形状であり、
前記一対の長辺のうち、少なくとも一方の長辺は、前記積層フィルムを折り曲げてなる折曲部により構成されていることを特徴とする熱膨張性部材。 - 前記不燃材料層は、金属層を含むことを特徴とする請求項1に記載の熱膨張性部材。
- 貫通孔を有する区画部と、前記貫通孔に挿通される管体と、前記貫通孔を通じた延焼を抑える熱膨張性部材と、を備える耐火構造であって、
前記熱膨張性部材は、
延焼時の熱により熱膨張する熱膨張材と、前記熱膨張材を収容する袋とを有し、
前記袋は、合成樹脂層と不燃材料層とを有する積層フィルムから構成され、
前記区画部は、上下階を区画するように配置され、
前記袋の形状は、平面視で一対の長辺と一対の短辺とを有する長四角形状であり、
前記一対の長辺のうち、少なくとも一方の長辺は、前記積層フィルムを折り曲げてなる折曲部により構成され、
前記袋は、前記折曲部を下方に向けて配置されていることを特徴とする耐火構造。
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