JP7176385B2 - 分析プログラム、分析方法および分析装置 - Google Patents

分析プログラム、分析方法および分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7176385B2
JP7176385B2 JP2018229398A JP2018229398A JP7176385B2 JP 7176385 B2 JP7176385 B2 JP 7176385B2 JP 2018229398 A JP2018229398 A JP 2018229398A JP 2018229398 A JP2018229398 A JP 2018229398A JP 7176385 B2 JP7176385 B2 JP 7176385B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
data items
output
group
model
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018229398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020091749A (ja
Inventor
昇平 山根
広明 山田
耕太郎 大堀
宏和 穴井
真吾 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2018229398A priority Critical patent/JP7176385B2/ja
Priority to US16/702,709 priority patent/US20200183982A1/en
Publication of JP2020091749A publication Critical patent/JP2020091749A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7176385B2 publication Critical patent/JP7176385B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/90Details of database functions independent of the retrieved data types
    • G06F16/906Clustering; Classification
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/28Databases characterised by their database models, e.g. relational or object models
    • G06F16/284Relational databases
    • G06F16/285Clustering or classification
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/90Details of database functions independent of the retrieved data types
    • G06F16/901Indexing; Data structures therefor; Storage structures
    • G06Q50/40

Description

本発明の実施形態は、分析プログラム、分析方法および分析装置に関する。
従来、空港等において生じる混雑を解消するための人員配置やカウンター設置等の設備投資の検討に人流シミュレーションが活用されている。この人流シミュレーションでは、評価対象とする仮想空間に、設備投資の計画に従った設備と、歩行者を模した複数の歩行者エージェント(以下、エージェントとも呼ぶ)とを配置する。そして、仮想空間に配置された設備を取得(認知)した情報に基づく複数の歩行者エージェントの行動をシミュレーションする。そして、シミュレーションにより出力された複数の歩行者エージェントの行動ログを確認することで、設備投資の計画(施策)を評価する。
特開2017-224201号公報
しかしながら、上記の従来技術では、シミュレーション結果として出力される複数の歩行者エージェントの行動ログにおいて検討対象となるデータの種類(項目数)は膨大なものとなる。このため、シミュレーションにより得られたデータ項目を分析して混雑を解消させるような施策の検討は、容易なものではなく、例えば専門家においても多大な時間を要するという問題がある。
1つの側面では、複数のエージェントによる人流シミュレーションの分析を支援可能とする分析プログラム、分析方法および分析装置を提供することを目的とする。
1つの案では、分析プログラムは、コンピュータに、分類する処理と、変換を実行する処理と、特定する処理とを実行させる。分類する処理は、複数のエージェントを用いたシミュレーションの実行に応じて出力される出力データに含まれる複数のデータ項目を、エージェントにおける複数のデータ項目それぞれのデータ出力元のモデル要素の異同に応じて複数のグループに分類する。変換を実行する処理は、複数のグループのうち複数のデータ項目を含むグループについて、所定のルールに基づいて、グループに含まれるデータ項目について、当該グループに含まれるデータ項目の数より少ない数のデータ項目への変換を実行する。特定する処理は、変換後の出力データにおいて所定以上の出現傾向を有するデータ項目の組合せを特定する。
1つの側面では、複数のエージェントによる人流シミュレーションの分析を支援することができる。
図1は、シミュレーション出力データの分析を説明する説明図である。 図2は、エージェントモデルを説明する説明図である。 図3は、モデルの出力を説明する説明図である。 図4は、実施形態にかかる情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 図5は、シミュレーション出力データの一例を説明する説明図である。 図6は、分類結果の一例を説明する説明図である。 図7は、変換結果の一例を説明する説明図である。 図8は、実施形態にかかる情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 図9は、組み合わせの特定を説明する説明図である。 図10は、特定した組み合わせからの施策検討を例示する説明図である。 図11は、効果の一例を説明する説明図である。 図12は、実施形態にかかる情報処理装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、実施形態にかかる分析プログラム、分析方法および分析装置を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する分析プログラム、分析方法および分析装置は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
[シミュレーション結果の分析]
図1は、シミュレーション出力データの分析を説明する説明図である。図1に示すように、複数のエージェントを用いて施設(本実施形態では空港を例示)における人流シミュレーションを行うことでシミュレーション出力データ20が得られる。このシミュレーション出力データ20は、ID等で識別される各エージェントの行動内容に対応するログを含むデータであり、行動内容を示すデータ項目(項目1、項目2、項目2…)ごとに、シミュレーション上で再現されたエージェントの状態を示す値(1-A、1-B…)が格納される。なお、本実施例においては、歩行者を模したエージェントを用いたシミュレーションについて説明するが、エージェントは歩行者を模したものに限定される必要はなく、目的とするシミュレーションの内容に応じて、人間以外の動物や車両等を模したものとすることもできる。
このシミュレーション出力データ20を用いて混雑等に対処する施策を検討する場合は、待ち時間のデータ項目が所定値(例えば30分)以上である混雑エージェント群のデータを分析対象とする。次いで、分析対象とした混雑エージェント群と高一致率となるデータ項目同士およびその値の組み合わせを見つけ出し、混雑原因を推定する。したがって、検討対象となるデータの種類(項目数、各項目における値)が多くなると、検討はより困難なものとなる。シミュレーションの実行においては、特に、シミュレーションが精密になるほど、エージェントについての定義や出力データが多数かつ厳密である必要がある。一方で、混雑原因を推定や施策の検討においては、シミュレーションのログの数値そのものは必ずしも適切ではない(過剰に細かい)という側面もある。
そこで、本実施形態では、エージェントに関する行動をシミュレーションするモデル(エージェントモデル)に着目し、各モデルが出力するデータ項目を、モデル要素の異同に応じて取りまとめることで、検討対象となるデータの種類を削減する。このように、本実施形態では、データの種類を削減することで、施策の検討を容易に行うことができるように支援する。
図2は、エージェントモデルを説明する説明図である。図2に示すように、各エージェント100は、シミュレーションの要素として属性モデル101、認知モデル102および行動モデル103を有し、シミュレーション上でエージェント100が行動する空間として表現される環境105において自律的に動作する主体である。なお、動作主体となる各エージェント100は、個人または家族等の複数人のグループであってもよい。
属性モデル101は、シミュレーション中で不変なエージェント100固有の性質である。例えば、属性モデル101は、搭乗する便などの目的、年齢、性別等のエージェント100について事前定義されるデータ項目を含む。属性モデル101は、認知モデル102や行動モデル103のパラメータに影響を与える。
認知モデル102は、エージェント100における環境105からの情報取得(認知)に関するモデルである。認知モデル102は、目的、年齢、性別等の属性モデル101による影響を受けて環境105から認知情報104を取得する。
行動モデル103は、エージェント100における環境105への作用(行動)に関するモデルである。行動モデル103は、目的、年齢、性別等の属性モデル101および環境105からの認知情報104をもとに判断した動作を行い、環境105へ行動に対応する作用を及ぼす。
図3は、モデルの出力を説明する説明図である。図3に示すように、属性モデル101、認知モデル102および行動モデル103は、例えば同一の形式でまとめて表現されることから、モデル要素(モデルまたはサブモデル)の異同に応じて分類して取りまとめることで、データ項目数と取り得る値を減少させることができる。
例えば、認知モデル102のサブモデルである位置情報認知モデル102aは、認知した位置情報として同一の形式で表現される。したがって、位置情報認知モデル102aが出力するデータ項目を、認知した位置情報として取りまとめることができる。同様に、混雑情報認知モデル102bが出力するデータ項目は、認知した混雑情報として取りまとめることができる。
また、行動モデル103についても同様である。例えば、行動モデル103のサブモデルである目的地選択モデル103aが出力するデータ項目は、選択した目的地として取りまとめることができる。同様に、移動モデル103bについては移動先として、列形成モデル103cについては待ち時間として取りまとめることができる。
このようにモデルの異同に応じてデータ項目を取りまとめることで、属性-認知-行動の関係性について、混雑エージェント群と高一致率となるデータ項目同士およびその値の組み合わせを見つけることが容易なものとなる。
[分析装置の機能構成]
図4は、実施形態にかかる情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。図4に示す分析装置1は、分析装置の一例であり、例えば、サーバコンピュータなどのコンピュータである。分析装置1は、1台のコンピュータとして実装してもよく、また、複数台のコンピュータによるコンピュータシステムとして実装してもよい。すなわち、以下に説明する分析装置1の構成は、複数台のコンピュータによる情報処理システムで処理を分散して実行してもよい。なお、本実施形態では、分析装置1を1台のコンピュータとした場合を例として説明する。
図4に示すように、分析装置1は、入力部10、記憶部11、分類部12、変換部13、特定部14および出力部15を有する。
入力部10は、各種データの入力を受け付け、受け付けたデータを記憶部11に格納する処理部である。例えば、入力部10は、複数のエージェント100を用いた人流シミュレーションの結果であるシミュレーション出力データ20の入力を受け付け、受け付けたシミュレーション出力データ20を記憶部11に格納する。また、入力部10は、項目-モデル対応情報21、統合ルール情報22等の設定情報の入力を受け付け、受け付けた項目-モデル対応情報21、統合ルール情報22等を記憶部11に格納する。
記憶部11は、ハードディスク装置等の記憶装置であり、シミュレーション出力データ20、項目-モデル対応情報21、統合ルール情報22、分類結果23および変換結果24等の各種情報を記憶する。
シミュレーション出力データ20は、個人またはグループに対応したエージェント100を示すIDごとの、各エージェント100の属性、行動内容に対応するログを含むデータである。
図5は、シミュレーション出力データ20の一例を説明する説明図である。図5に示すように、シミュレーション出力データ20には、エージェント100(ID)ごとに、属性、行動内容に対応するデータ項目(便名、人数、…)においてシミュレーション上で再現されたエージェント100の状態を示す値が格納される。
このシミュレーション出力データ20については、シミュレーションにおけるエージェント100の行動が所定の条件を満たすエージェント100のログデータを集めたものであってもよい。例えば、BB待ち、C待ち、HJ待ち等の待ち時間において、所定値(30分)以上である、混雑エージェント群に対応するログデータを集めたものであってもよい。
項目-モデル対応情報21は、各データ項目の出力元のモデル、すなわち、シミュレーション出力データ20における各データ項目と、エージェント100の属性モデル101、認知モデル102、行動モデル103およびそのサブモデルとの対応関係を示すデータである。例えば、項目-モデル対応情報21には、属性モデル101に関するデータ項目として{便名、人数、預け荷物、到着時刻}が示されている。また、認知モデル102のサブモデルである案内板認知モデルに関するデータ項目としては、{案内板A、案内板B、案内板C}が示されている。また、行動モデル103のサブモデルである目的地選択モデル103aに関するデータ項目としては、{BB号機、CI号機、HJ号機}が示されている。同様に、行動モデル103のサブモデルである列形成モデル103cに関するデータ項目としては、{BB待ち、CI待ち、HJ待ち}が示されている。
このような項目-モデル対応情報21を参照することで、シミュレーション出力データ20に含まれるデータ項目を、エージェント100の属性モデル101、認知モデル102、行動モデル103およびそのサブモデルに対応したものに分類することができる。この項目-モデル対応情報21については、ユーザが設定したものが入力部10を介して記憶部11に格納される。
統合ルール情報22は、エージェント100のモデルに応じて分類したデータ項目のグループについて、データの取りまとめを行う際のルール(規則)を示すデータである。具体的には、統合ルール情報22には、エージェント100の属性モデル101、認知モデル102、行動モデル103およびそのサブモデルで分類したデータ項目のグループごとに、データの取りまとめに関するルールが記述されている。
分類結果23は、シミュレーション出力データ20について、項目-モデル対応情報21をもとにした分類部12による処理結果である。変換結果24は、分類結果23および統合ルール情報22をもとにした分類部12によるシミュレーション出力データ20に対する処理結果である。
分類部12は、シミュレーション出力データ20に含まれる複数のデータ項目を、項目-モデル対応情報21をもとに分類する処理を行う処理部である。具体的には、シミュレーション出力データ20に含まれる各データ項目について、項目-モデル対応情報21を参照して出力元となるモデル(エージェント100の属性モデル101、認知モデル102、行動モデル103およびそのサブモデル)を特定する。次いで、シミュレーション出力データ20は、特定したモデルの異同に応じてデータ項目を複数のグループに分類し、処理結果を分類結果23として記憶部11に格納する。
図6は、分類結果23の一例を説明する説明図である。図6に示すように、例えば、分類結果23において、シミュレーション出力データ20における便名、人数、預け荷物、到着時刻のデータ項目は、属性モデル101に関する「属性」のグループとして分類される。また、シミュレーション出力データ20における案内板A、案内板B、案内板Cのデータ項目は、認知モデル102の「案内板認知モデル」のグループとして分類される。また、シミュレーション出力データ20におけるBB号機、CI号機、HJ号機のデータ項目は、行動モデル103の「目的地選択モデル」のグループとして分類される。また、シミュレーション出力データ20におけるBB待ち、CI待ち、HJ待ちのデータ項目は、行動モデル103の「列形成モデル」のグループとして分類される。
変換部13は、シミュレーション出力データ20について、エージェント100のモデルに応じて分類したデータ項目のグループごとにデータの取りまとめを行い、処理結果を変換結果24として記憶部11に格納する処理を行う処理部である。具体的には、変換部13は、分類部12による分類結果23において分類した各グループについて、統合ルール情報22のルールに従ったクラスタリング処理によりクラスタに区分するなどして、データの取りまとめを行う。次いで、変換部13は、シミュレーション出力データ20について、グループで取りまとめた値(例えばクラスタリング処理により区分されたクラスタに対応する値)に変換した変換結果24を記憶部11に格納する。
一例として、案内板認知モデルに関するデータ項目については、三次元二値データ(案内板A、案内板B、案内板C:{見た、見ない、見ない}→{1,0,0})としてクラスタリングするように統合ルール情報22にルールが設定されているものとする。この場合、生成されるクラスタとしては、{0,0,0},{0,0,1},{0,1,0},{0,1,1}→案内板Aを見ないクラスタがある。また、{1,0,0},{1,0,1}→案内板Aを見て、案内版Bを見ないクラスタがある。また、{1,1,0},{1,1,1}→案内板A、Bを見るクラスタがある。
また、目的地選択モデル103aに関するデータ項目については、BB号機、CI号機、HJ号機を長さ3文字の文字列データとしてクラスタリングするように統合ルール情報22にルールが設定されているものとする。例えば、BB号機、CI号機、HJ号機:{2号機、4号機、3号機}→“243”のように3文字の文字列データとする。この場合、生成されるクラスタとしては、“11*”,“12*”→BBが1号機、CIが1号機または2号機、HJは任意とするクラスタがある。また、“2**”→BBが2号機、CH、HJが任意とするクラスタがある。
列形成モデル103cに関するデータ項目については、BB、CI、HJの各待ち時間を3次元実数値としてクラスタリングするように統合ルール情報22にルールが設定されているものとする。例えば、BB待ち、CI待ち、HJ待ち:{10分、15分、5分}→{10,15,5}のように3次元実数値とする。この場合、生成されるクラスタとしては、{5未満,5未満,10未満}→全体的に待ちが少ないクラスタがある。また、{5未満,5以上10未満,15以上}→HJの待ちが多いクラスタがある。また、{10以上15未満,10以上15未満,10未満}→BB、CIで少し待つクラスタがある。
このように、変換部13は、分類部12による分類結果23において分類した複数のグループのうち複数のデータ項目を含むグループについて、統合ルール情報22に基づいて、グループに含まれるデータ項目について、グループに含まれるデータ項目の数より少ない数のデータ項目への変換を行う。
図7は、変換結果24の一例を説明する説明図である。図7に示すように、変換結果24おいて、属性モデル101に関するデータ項目の値は、例えばクラスタリング処理によって、人数、預け荷物の多少、到着時刻の時間帯に応じたクラスタに分けられる。また、行動モデル103に関するデータ項目およびその値は、目的地選択モデル103a、103bに対応するルールに従ってまとめられたクラスタに分けられる。
特定部14は、変換部13による変換後の変換結果24をもとに、データ統合後のシミュレーション出力データ20において所定以上の出現傾向を有するデータ項目の組合せを特定する処理を行う処理部である。具体的には、特定部14は、変換結果24に含まれるデータ項目および各項目における値について、特徴的に出現する(出現傾向の高い)ものの組合せを、例えば公知の機械学習技術を用いることで特定する。
なお、特定部14では、項目-モデル対応情報21をもとにエージェント100の行動モデル103関するデータ項目を基準として他の項目との組み合わせを行い、所定以上の出現傾向を有するデータ項目の組合せを特定してもよい。これにより、特定部14は、エージェント100の行動に関するデータ項目を含み、かつ、行動に関するデータ項目および認知に関するデータ項目の少なくともいずれかのデータ項目を含む組み合わせを特定できる。
出力部15は、特定部14が特定したデータ項目に関する組み合わせをディスプレイやファイルなどに出力する処理部である。これにより、分析装置1は、特定部14が特定した組み合わせをディスプレイやファイルなどに出力する。例えば、出力部15は、特定部14が特定した、エージェント100の作用に関するデータ項目を含み、かつ、作用に関するデータ項目および情報取得に関するデータ項目の少なくともいずれかのデータ項目を含む組み合わせを出力する。
[処理の流れ]
図8は、実施形態にかかる分析装置1の動作例を示すフローチャートである。図8に示すように、処理が開始されると、入力部10は、人流シミュレーションの結果であるシミュレーション出力データ20を取得し(S1)、取得したシミュレーション出力データ20を記憶部11に格納する。
次いで、分類部12は、シミュレーション出力データ20に含まれる複数のデータ項目を、項目-モデル対応情報21をもとにモデル要素の異同に応じて分類し(S2)、分類結果23を記憶部11に格納する。次いで、変換部13は、分類結果23における、モデル要素の異同に応じて分類したデータ項目のグループについて、グループに含まれる複数のデータ項目を統合ルール情報22をもとに統合する(S3)。次いで、変換部13は、シミュレーション出力データ20について統合した結果である変換結果24を記憶部11に格納する。
次いで、特定部14は、変換結果24をもとに、変換後のシミュレーション出力データ20において所定以上の出現傾向を有するデータ項目の組合せを特定する(S4)。次いで、出力部15は、特定部14が特定したデータ項目に関する組み合わせをディスプレイやファイルなどに出力し(S5)、処理を終了する。
図9は、組み合わせの特定を説明する説明図である。図9に示すように、各エージェント100のログを含むシミュレーション出力データ20については、モデル要素の異同に応じてデータ項目を分類し、分類したグループごとにデータの取りまとめを行っている。例えば、行動モデル103における「行動結果」については、直進するパターン、遠回りが多いパターン、通路Cを通るパターンなどのクラスタで取りまとめている。また、認知モデル102における「案内板認知」については、ほとんど見ないパターン、1と2だけみるパターン、全部見るパターンなどのクラスタで取りまとめている。また、属性モデル101における「目的地」については、すぐにXに行くパターン、なかなか決めないパターン、Y→Zパターンなどのクラスタで取りまとめている。
このように、分析装置1では、データの種類を削減することで、例えば混雑エージェント群に対して所定以上の出現傾向を有し、互いに相関するデータ項目の組み合わせを容易に見つけることができる。
図10は、特定した組み合わせからの施策検討を例示する説明図である。図10に示すように、説明したいエージェント群の集合200に対し、TW292便を目的とするエージェント群の集合201と、BB1号機・CI1or2号機を使用するエージェント群の集合202とあるものとする。この場合、集合200に対する、集合201と、集合201との重複から、属性(TW292を目的)と行動(BB1号機・CI1or2号機の使用)のデータ項目の組み合わせが特定される。これにより、例えば、TW292の利用者に対しては、BB1号機・CI1or2号機の利用を避けるような施策が有効であると解釈することができる。
[効果]
以上のように、分析装置1は、分類部12と、変換部13と、特定部14とを有する。分類部12は、複数のエージェント100を用いたシミュレーションの実行に応じて出力されるシミュレーション出力データ20に含まれる複数のデータ項目を、エージェント100における複数のデータ項目それぞれのデータ出力元のモデル要素(属性モデル101、認知モデル102、行動モデル103)の異同に応じて複数のグループに分類する。変換部13は、複数のグループのうち複数のデータ項目を含むグループについて、所定のルールが記述された統合ルール情報22に基づいて、グループに含まれるデータ項目について、グループに含まれるデータ項目の数より少ない数のデータ項目への変換を実行する。特定部14は、変換後の出力データにおいて所定以上の出現傾向を有するデータ項目の組合せを、例えば機械学習技術を用いることで特定する。
このように、分析装置1は、データ出力元のモデル要素の異同に応じてグループ分けした中でデータ項目を少なくするので、混雑等の検討対象となるデータ項目が多くなることを抑止でき、施策の検討を容易なものとするようにデータ分析を支援することができる。例えば、混雑などの理由で所定以上の出現傾向を有するデータ項目の組み合わせを容易に特定でき、混雑を解消するための施策検討を早期に進めることができる。
図11は、効果の一例を説明する説明図である。図11では、空港到着(S101)→預け荷物(BB)検査(S102)→チェックイン(S103)→保安(HJ)検査(S104)→出国審査(S105)→搭乗(S106)のシミュレーション出力データ20を分析している。
ここで、ケースC1は、シミュレーション出力データ20におけるデータ項目をそのままにして専門家が分析した場合を例示している。ケースC2は、分析装置1によりモデル要素の異同に応じてデータ項目の取りまとめを行った場合を例示している。
図9に示すように、ケースC1では、検討対象となるデータの種類(項目数)は膨大なものとなる。したがって、S102、S103においてTW292便客の混雑があり、104において、TW232便客の混雑がある程度を判別することが限度である。
これに対し、ケースC2では、混雑等の検討対象となるデータ項目が多くなることが抑止されることから、混雑などの理由で所定以上の出現傾向を有するデータ項目の組み合わせを容易に特定できる。例えば、S102、S103においては、TW292便客の中で10:30~10:50に到着する客が混雑することが容易にわかる。また、S104においては、TW232便客の中で6:50~7:20に到着する客が混雑することが容易にわかる。
したがって、ケースC2では、ケースC1に対し、分析時間をより少なくできる。また、特定したデータ項目の組み合わせに基づく施策については、待ち旅客数の減少率、追加レーン数(設備投資)において、ケースC1よりも優位なものを作成することが可能となる。
また、シミュレーション出力データ20において、例えば列における待ち時間が30分以上など、エージェント100の行動が所定の条件を満たすエージェント100のログデータについて適用することで、混雑等の条件に対応した施策検討を行うことができる。
また、変換部13は、各グループのモデル要素に応じたルールが示された統合ルール情報22をもとに、分類したグループのモデル要素に応じたルールに基づいて、当該グループに含まれるデータ項目の変換を実行する。これにより、分析装置1では、属性モデル101、認知モデル102、行動モデル103または各モデルのサブモデル(位置情報認知モデル102a、混雑情報認知モデル102b…)に対応したデータ項目の変換を行うことができる。
また、変換部13は、グループに含まれる複数のデータ項目について、1つのデータ項目への変換を実行する。例えば、分析装置1は、認知モデル102のサブモデルである案内板認知モデルに関する複数のデータ項目を1つのデータ項目としてまとめてもよい。これにより、分析装置1では、エージェント100における案内板の認知について、1つのデータ項目として取り扱うことができ、施策の検討を容易なものとするようにデータ分析を支援することができる。
また、変換部13は、変換後のデータ項目について、クラスタリング処理により切り分けたクラスタに対応する値に変換する。これにより、分析装置1では、データ項目について、細かな値として評価するのではなく、クラスタとして大きく分けた値で評価することができ、データ分析が容易なものとすることができる。例えば、分析装置1では、エージェント100の待ち時間などについて、所定の閾値で区切ったクラスタ、待ち時間の分布に応じて区切ったクラスタなどにより、待ち時間の大小を容易に評価することができる。
また、例えば、多様な条件における検証を行うためにシミュレーションの数が増大することに応じて、出力される結果データも増大する。大量の結果データから、混雑原因に関連するデータ項目やデータ項目の組み合わせを特定しようとする場合、人手での特定は煩雑であるので、本実施例のように機械学習技術を利用することが考えられる。しかしながら、機械学習技術を用いた場合、混雑エージェント群と高一致率となるデータ項目同士や値の組み合わせが機械的に出力される。そして、出力結果の中には、施策に結びつかないデータ項目の組み合わせや、特定された結果を踏まえた施策の実現が困難なデータ項目、組み合わせも含まれてしまう。これに対して、例えば、本実施例の分析装置1は、特定部14が特定したデータ項目の組み合わせを出力する出力部15を有する。これにより、ユーザは、出力部15より出力されたデータ項目の組み合わせを確認して施策の検討を行うことができる。
また、変換後のデータ項目の各々は、シミュレーションにおける環境105に対するエージェント100の作用(行動)に関するデータ項目、環境105からのエージェント100の情報取得(認知)に関するデータ項目、エージェント100に関する事前定義(属性)に関するデータ項目のいずれかである。そして、出力部15は、エージェント100の作用に関するデータ項目を含み、かつ、作用に関するデータ項目および情報取得に関するデータ項目の少なくともいずれかのデータ項目を含む組み合わせを出力する。
エージェント100に関する行動をシミュレーションするモデル(エージェントモデル)については、エージェント100の要素として、属性モデル101、認知モデル102および行動モデル103がある。この要素の中で、行動モデル103におけるエージェント100の行動に関するデータ項目は、エージェント100を取り巻く環境105に作用し、その後のエージェント100の行動または認知に影響を及ぼす。このため、エージェント100の行動に関するデータ項目を基準として他の項目との組み合わせを検討することで、エージェント100の行動により生じる事象(混雑など)の因果関係を容易に推定することができる。
したがって、分析装置1は、所定以上の出現傾向を有するデータ項目の組合せ、すなわち、エージェント100における属性-認知-行動の関係性のある組み合わせにおいて、エージェント100の行動に関するデータ項目を基準として他のデータ項目を組み合わせたものを出力することで、例えば混雑を解消させるような施策の検討を支援することができる。
[その他]
分析装置1で行われる各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウエア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。また、分析装置1で行われる各種処理機能は、クラウドコンピューティングにより、複数のコンピュータが協働して実行してもよい。
ところで、上記の実施形態で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータ(ハードウエア)の一例を説明する。図12は、実施形態にかかる分析装置1のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
図12に示すように、分析装置1は、各種演算処理を実行するCPU301と、データ入力を受け付ける入力装置302と、モニタ303と、スピーカ304とを有する。また、分析装置1は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置305と、各種装置と接続するためのインタフェース装置306と、有線または無線により外部機器と通信接続するための通信装置307とを有する。また、分析装置1は、各種情報を一時記憶するRAM308と、ハードディスク装置309とを有する。また、分析装置1内の各部(301~309)は、バス310に接続される。
ハードディスク装置309には、上記の実施形態で説明した入力部10、記憶部11、分類部12、変換部13、特定部14および出力部15にかかる各種の処理を実行するためのプログラム311が記憶される。また、ハードディスク装置309には、プログラム311の実行時に参照されるシミュレーション出力データ20、項目-モデル対応情報21および統合ルール情報22等の各種データ312が記憶される。入力装置302は、例えば、分析装置1の操作者から操作情報の入力を受け付ける。モニタ303は、例えば、操作者が操作する各種画面を表示する。インタフェース装置306は、例えば印刷装置等が接続される。通信装置307は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークと接続され、通信ネットワークを介した外部機器との間で各種情報をやりとりする。
CPU301は、ハードディスク装置309に記憶されたプログラム311を読み出して、RAM308に展開して実行することで、入力部10、記憶部11、分類部12、変換部13、特定部14および出力部15にかかる各種の処理を行う。なお、プログラム311は、ハードディスク装置309に記憶されていなくてもよい。例えば、分析装置1が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラム311を、分析装置1が読み出して実行するようにしてもよい。分析装置1が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD-ROMやDVDディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にこのプログラムを記憶させておき、分析装置1がこれらからプログラム311を読み出して実行するようにしてもよい。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
複数のエージェントを用いたシミュレーションの実行に応じて出力される出力データに含まれる複数のデータ項目を、エージェントにおける前記複数のデータ項目それぞれのデータ出力元のモデル要素の異同に応じて複数のグループに分類し、
前記複数のグループのうち複数のデータ項目を含むグループについて、所定のルールに基づいて、グループに含まれるデータ項目について、当該グループに含まれるデータ項目の数より少ない数のデータ項目への変換を実行し、
前記変換後の出力データにおいて所定以上の出現傾向を有するデータ項目の組合せを特定する、
処理を実行させることを特徴とする分析プログラム。
(付記2)前記出力データは、前記シミュレーションにおける前記エージェントの行動が所定の条件を満たすエージェントのログデータである、
ことを特徴とする付記1に記載の分析プログラム。
(付記3)前記変換を実行する処理は、分類した前記グループのモデル要素に応じたルールに基づいて、当該グループに含まれるデータ項目の変換を実行する、
ことを特徴とする付記1または2に記載の分析プログラム。
(付記4)前記変換を実行する処理は、前記グループに含まれる複数のデータ項目について、1つのデータ項目への変換を実行する、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか一に記載の分析プログラム。
(付記5)前記変換を実行する処理は、変換後の前記データ項目について、クラスタリング処理により切り分けたクラスタに対応する値に変換する、
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれか一に記載の分析プログラム。
(付記6)特定した前記データ項目の組み合わせを出力する処理をさらにコンピュータに実行させる、
ことを特徴とする付記1乃至5のいずれか一に記載の分析プログラム。
(付記7)変換後の前記データ項目の各々は、前記シミュレーションにおける環境に対する前記エージェントの作用に関するデータ項目、前記環境からの前記エージェントの情報取得に関するデータ項目、前記エージェントに関する事前定義に関するデータ項目のいずれかであり、
前記出力する処理は、前記作用に関するデータ項目を含み、かつ、当該作用に関するデータ項目および前記情報取得に関するデータ項目の少なくともいずれかのデータ項目を含む組み合わせ出力する、
ことを特徴とする付記6に記載の分析プログラム。
(付記8)コンピュータが、
複数のエージェントを用いたシミュレーションの実行に応じて出力される出力データに含まれる複数のデータ項目を、エージェントにおける前記複数のデータ項目それぞれのデータ出力元のモデル要素の異同に応じて複数のグループに分類し、
前記複数のグループのうち複数のデータ項目を含むグループについて、所定のルールに基づいて、グループに含まれるデータ項目について、当該グループに含まれるデータ項目の数より少ない数のデータ項目への変換を実行し、
前記変換後の出力データにおいて所定以上の出現傾向を有するデータ項目の組合せを特定する、
処理を実行することを特徴とする分析方法。
(付記9)前記出力データは、前記シミュレーションにおける前記エージェントの行動が所定の条件を満たすエージェントのログデータである、
ことを特徴とする付記8に記載の分析方法。
(付記10)前記変換を実行する処理は、分類した前記グループのモデル要素に応じたルールに基づいて、当該グループに含まれるデータ項目の変換を実行する、
ことを特徴とする付記8または9に記載の分析方法。
(付記11)前記変換を実行する処理は、前記グループに含まれる複数のデータ項目について、1つのデータ項目への変換を実行する、
ことを特徴とする付記8乃至10のいずれか一に記載の分析方法。
(付記12)前記変換を実行する処理は、変換後の前記データ項目について、クラスタリング処理により切り分けたクラスタに対応する値に変換する、
ことを特徴とする付記8乃至11のいずれか一に記載の分析方法。
(付記13)特定した前記データ項目の組み合わせを出力する処理をさらにコンピュータが実行する、
ことを特徴とする付記8乃至12のいずれか一に記載の分析方法。
(付記14)変換後の前記データ項目の各々は、前記シミュレーションにおける環境に対する前記エージェントの作用に関するデータ項目、前記環境からの前記エージェントの情報取得に関するデータ項目、前記エージェントに関する事前定義に関するデータ項目のいずれかであり、
前記出力する処理は、前記作用に関するデータ項目を含み、かつ、当該作用に関するデータ項目および前記情報取得に関するデータ項目の少なくともいずれかのデータ項目を含む組み合わせ出力する、
ことを特徴とする付記13に記載の分析方法。
(付記15)複数のエージェントを用いたシミュレーションの実行に応じて出力される出力データに含まれる複数のデータ項目を、エージェントにおける前記複数のデータ項目それぞれのデータ出力元のモデル要素の異同に応じて複数のグループに分類する分類部と、
前記複数のグループのうち複数のデータ項目を含むグループについて、所定のルールに基づいて、グループに含まれるデータ項目について、当該グループに含まれるデータ項目の数より少ない数のデータ項目への変換を実行する変換部と、
前記変換後の出力データにおいて所定以上の出現傾向を有するデータ項目の組合せを特定する特定部と、
を有することを特徴とする分析装置。
(付記16)前記出力データは、前記シミュレーションにおける前記エージェントの行動が所定の条件を満たすエージェントのログデータである、
ことを特徴とする付記15に記載の分析装置。
(付記17)前記変換部は、分類した前記グループのモデル要素に応じたルールに基づいて、当該グループに含まれるデータ項目の変換を実行する、
ことを特徴とする付記15または16に記載の分析装置。
(付記18)前記変換部は、前記グループに含まれる複数のデータ項目について、1つのデータ項目への変換を実行する、
ことを特徴とする付記15乃至17のいずれか一に記載の分析装置。
(付記19)前記変換部は、変換後の前記データ項目について、クラスタリング処理により切り分けたクラスタに対応する値に変換する、
ことを特徴とする付記15乃至18のいずれか一に記載の分析装置。
(付記20)特定した前記データ項目の組み合わせを出力する出力部をさらに有する、
ことを特徴とする付記15乃至19のいずれか一に記載の分析装置。
(付記21)変換後の前記データ項目の各々は、前記シミュレーションにおける環境に対する前記エージェントの作用に関するデータ項目、前記環境からの前記エージェントの情報取得に関するデータ項目、前記エージェントに関する事前定義に関するデータ項目のいずれかであり、
前記出力部は、前記作用に関するデータ項目を含み、かつ、当該作用に関するデータ項目および前記情報取得に関するデータ項目の少なくともいずれかのデータ項目を含む組み合わせ出力する、
ことを特徴とする付記20に記載の分析装置。
1…分析装置
10…入力部
11…記憶部
12…分類部
13…変換部
14…特定部
15…出力部
20…シミュレーション出力データ
21…項目-モデル対応情報
22…統合ルール情報
23…分類結果
24…変換結果
100…エージェント
101…属性モデル
102…認知モデル
102a…位置情報認知モデル
102b…混雑情報認知モデル
103…行動モデル
103a…目的地選択モデル
103b…移動モデル
103c…列形成モデル
104…認知情報
105…環境
200~202…集合
301…CPU
302…入力装置
303…モニタ
304…スピーカ
305…媒体読取装置
306…インタフェース装置
307…通信装置
308…RAM
309…ハードディスク装置
310…バス
311…プログラム
312…各種データ
C1、C2…ケース

Claims (8)

  1. コンピュータに、
    複数のエージェントを用いたシミュレーションの実行に応じて出力される出力データに含まれる複数のデータ項目を、前記複数のデータ項目それぞれについてデータの出力元のモデル要素との対応関係を示す情報に基づいて特定される、前記エージェントにおける前記複数のデータ項目それぞれのデータ出力元のモデル要素の異同に応じて複数のグループに分類し、
    前記複数のグループのうち複数のデータ項目を含むグループについて、当該グループに含まれるデータ項目を所定のルールに基づいてクラスタリングすることにより区分されたクラスタに対応する値に当該グループに含まれるデータ項目を変換することで、当該グループに含まれるデータ項目の数より少ない数のデータ項目への変換を実行し、
    前記変換後の出力データにおいて所定以上の出現傾向を有するデータ項目の組合せを特定する、
    処理を実行させることを特徴とする分析プログラム。
  2. 前記出力データは、前記シミュレーションにおける前記エージェントの行動が所定の条件を満たすエージェントのログデータである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の分析プログラム。
  3. 前記変換を実行する処理は、分類した前記グループのモデル要素に応じたルールに基づいて、当該グループに含まれるデータ項目の変換を実行する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の分析プログラム。
  4. 前記変換を実行する処理は、前記グループに含まれる複数のデータ項目について、1つのデータ項目への変換を実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の分析プログラム。
  5. 特定した前記データ項目の組み合わせを出力する処理をさらにコンピュータに実行させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の分析プログラム。
  6. 変換後の前記データ項目の各々は、前記シミュレーションにおける環境に対する前記エージェントの作用に関するデータ項目、前記環境からの前記エージェントの情報取得に関するデータ項目、前記エージェントに関する事前定義に関するデータ項目のいずれかであり、
    前記出力する処理は、前記作用に関するデータ項目を含み、かつ、当該作用に関するデータ項目および前記情報取得に関するデータ項目の少なくともいずれかのデータ項目を含む組み合わせ出力する、
    ことを特徴とする請求項に記載の分析プログラム。
  7. コンピュータが、
    複数のエージェントを用いたシミュレーションの実行に応じて出力される出力データに含まれる複数のデータ項目を、前記複数のデータ項目それぞれについてデータの出力元のモデル要素との対応関係を示す情報に基づいて特定される、前記エージェントにおける前記複数のデータ項目それぞれのデータ出力元のモデル要素の異同に応じて複数のグループに分類し、
    前記複数のグループのうち複数のデータ項目を含むグループについて、当該グループに含まれるデータ項目を所定のルールに基づいてクラスタリングすることにより区分されたクラスタに対応する値に当該グループに含まれるデータ項目を変換することで、当該グループに含まれるデータ項目の数より少ない数のデータ項目への変換を実行し、
    前記変換後の出力データにおいて所定以上の出現傾向を有するデータ項目の組合せを特定する、
    処理を実行することを特徴とする分析方法。
  8. 複数のエージェントを用いたシミュレーションの実行に応じて出力される出力データに含まれる複数のデータ項目を、前記複数のデータ項目それぞれについてデータの出力元のモデル要素との対応関係を示す情報に基づいて特定される、前記エージェントにおける前記複数のデータ項目それぞれのデータ出力元のモデル要素の異同に応じて複数のグループに分類する分類部と、
    前記複数のグループのうち複数のデータ項目を含むグループについて、当該グループに含まれるデータ項目を所定のルールに基づいてクラスタリングすることにより区分されたクラスタに対応する値に当該グループに含まれるデータ項目を変換することで、当該グループに含まれるデータ項目の数より少ない数のデータ項目への変換を実行する変換部と、
    前記変換後の出力データにおいて所定以上の出現傾向を有するデータ項目の組合せを特定する特定部と、
    を有することを特徴とする分析装置。
JP2018229398A 2018-12-06 2018-12-06 分析プログラム、分析方法および分析装置 Active JP7176385B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018229398A JP7176385B2 (ja) 2018-12-06 2018-12-06 分析プログラム、分析方法および分析装置
US16/702,709 US20200183982A1 (en) 2018-12-06 2019-12-04 Computer-readable recording medium, analysis method, and analyzing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018229398A JP7176385B2 (ja) 2018-12-06 2018-12-06 分析プログラム、分析方法および分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020091749A JP2020091749A (ja) 2020-06-11
JP7176385B2 true JP7176385B2 (ja) 2022-11-22

Family

ID=70970454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018229398A Active JP7176385B2 (ja) 2018-12-06 2018-12-06 分析プログラム、分析方法および分析装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20200183982A1 (ja)
JP (1) JP7176385B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016067369A1 (ja) 2014-10-28 2016-05-06 株式会社日立製作所 人流分析システムおよび人流分析方法
JP2017224201A (ja) 2016-06-16 2017-12-21 富士通株式会社 シミュレーションプログラム、シミュレーション方法およびシミュレーション装置
JP2018097726A (ja) 2016-12-15 2018-06-21 ヤフー株式会社 決定装置、決定方法、決定プログラム、生成装置、生成方法、及び生成プログラム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3157264B1 (en) * 2015-10-17 2019-02-20 Tata Consultancy Services Limited Multi-sensor data summarization

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016067369A1 (ja) 2014-10-28 2016-05-06 株式会社日立製作所 人流分析システムおよび人流分析方法
JP2017224201A (ja) 2016-06-16 2017-12-21 富士通株式会社 シミュレーションプログラム、シミュレーション方法およびシミュレーション装置
JP2018097726A (ja) 2016-12-15 2018-06-21 ヤフー株式会社 決定装置、決定方法、決定プログラム、生成装置、生成方法、及び生成プログラム

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Mikoto Yanai,Cluster Analysis for a Series of Microscopic Traffic Simulation Results,Journal of Advanced Simulation in Science and Engineering,2018年03月31日,Vol.4,pp.78-98
菊地 剛正,シミュレーションのログ分析手法を用いたビジネスゲームのファシリテーション支援枠組みの提案,SIG-BI 人工知能学会:経営課題にAIを!ビジネス・インフォマティクス研究会 第9回研究会,2018年03月17日,pp.1-2

Also Published As

Publication number Publication date
US20200183982A1 (en) 2020-06-11
JP2020091749A (ja) 2020-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6889728B2 (ja) 畳み込みニューラルネットワークにおける構造学習
JP7474517B2 (ja) 学習効率に基づいて個人カスタマイズ型教育コンテンツを提供するための機械学習方法、装置及びコンピュータプログラム
CN107086935B (zh) 基于wifi ap的人流量分布预测方法
US11120051B2 (en) Dimension optimization in singular value decomposition-based topic models
CN107045503A (zh) 一种特征集确定的方法及装置
US8775338B2 (en) Computer-implemented systems and methods for constructing a reduced input space utilizing the rejected variable space
CN110910982A (zh) 自编码模型训练方法、装置、设备及存储介质
JP6348431B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置
CN110781922A (zh) 用于机器学习模型的样本数据生成方法、装置及电子设备
CN112215696A (zh) 基于时序归因分析的个人信用评估与解释方法、装置、设备及存储介质
US8271414B2 (en) Network characterization, feature extraction and application to classification
CN114387499A (zh) 一种海岛滨海湿地水鸟识别方法、分布查询系统及介质
CN110249312A (zh) 数据集成作业转换
KR20190133581A (ko) 다수의 심리검사지에서 불안 및 우울 증세의 신속한 진단을 위한 기계 학습 기반의 문항 선별 방법 및 장치
CN115222443A (zh) 客户群体划分方法、装置、设备及存储介质
JP7176385B2 (ja) 分析プログラム、分析方法および分析装置
KR102183140B1 (ko) 빅데이터에 기반한 사용자의 재구독 가능성 계산 장치 및 방법
JP7225874B2 (ja) モデル出力プログラム、モデル出力方法及びモデル出力装置
CN111611353B (zh) 筛选方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质
CN113516205B (zh) 基于人工智能的员工稳定性分类方法及相关设备
Brown et al. A dynamic gradient architecture generates brain activity states
Dajda et al. Current trends in software engineering bachelor theses
García et al. An on-going framework for easily experimenting with deep learning models for bioimaging analysis
Su et al. Predicting cognitive load levels from speech data
JP2019125260A (ja) データ作成装置、誘導モデル学習装置、誘導推定装置、データ作成方法、誘導モデル学習方法、誘導推定方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221024

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7176385

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150