本願の実施形態は、ユーザの日常の活動データとランニング活動データとの両方を収集するための、ウェアラブル装置及び活動データ収集方法を提供する。換言すれば、ウェアラブル装置は、日常の活動データとランニング活動データとの両方を収集する機能を有する。従って、ユーザが1つのウェアラブル装置を購入するだけで、ユーザは、前述の2つのウェアラブル装置の使用経験を得ることができる。
第1の態様によれば、本願の一実施形態は、活動データ収集方法を提供する。この方法をウェアラブル装置に適用することができ、ウェアラブル装置は、少なくとも2つの動作モードを含む。少なくとも2つの動作モードは、第1の動作モード及び第2の動作モードを含む。この方法には、以下が含まれ得る;ウェアラブル装置はユーザ操作を受け取る;ウェアラブル装置は、ユーザの第1の操作に応答して第1の動作モードを起動させて、第1の活動データを収集する;そして、ウェアラブル装置は、ユーザの第2の操作に応答して第2の動作モードを起動させて、第2の活動データを収集する。第1の活動データはユーザの日常の活動データであり、第2の活動データはユーザの専門的な運動データである。
本願のこの実施形態では、ウェアラブル装置は、異なる動作モードで異なるタイプの活動データ(例えば、日常の活動データ及び専門的な運動データ)を収集する。換言すれば、ウェアラブル装置は、ユーザの第1の活動データと第2の活動データとの両方を収集するように構成され得る。ウェアラブル装置が異なる動作モードで異なる活動データを収集し得るということは、ウェアラブル装置が2種類の活動データを収集する能力を有していることを意味する。従って、ユーザは、ユーザが1つのウェアラブル装置を購入するだけで、前述の2つのウェアラブル装置の使用経験を得ることができる。
第1の態様に関して、可能な設計方法において、ウェアラブル装置は、装置本体、第1のキャリア、及び第2のキャリアを含む。第1のキャリアと第2のキャリアとの両方が、装置本体を固定するように構成される。装置本体は、第1のキャリア又は第2のキャリアを使用して、ユーザの身体、靴又はスーツ、又は別のアクセサリに装着される。装置本体が第1のキャリアに固定されると、ウェアラブル装置は第1の動作モードになる。装置本体が第2のキャリアに固定されると、ウェアラブル装置は第2の動作モードになる。例えば、第1のキャリアは時計バンドであり得、第2のキャリアは靴のバックルであり得る。
第1の態様に関して、別の可能な設計方法において、装置本体は、第1タイプのセンサ及び第2タイプのセンサを含む。ウェアラブル装置は、第1の操作に応答して第1タイプのセンサを起動させることができ、それによって、ウェアラブル装置は、第1の動作モードで動作する。ウェアラブル装置は、第2の操作に応答して第2タイプのセンサを起動させることができ、それによって、ウェアラブル装置は、第2の動作モードで動作する。第1タイプのセンサは、第1の活動データを収集するように構成され、第2タイプのセンサは、第2の活動データを収集するように構成される。換言すれば、ウェアラブル装置は、様々なタイプのセンサを様々な動作モードで起動させて、様々な活動データを収集することができる。第1タイプのセンサは第2タイプのセンサとは異なる。
第1の態様に関して、別の可能な設計方法において、第1の活動データは、ユーザの歩数、心拍数、及び睡眠パラメータのうちの少なくとも1つ又は複数のタイプのデータを含む。
第1の態様に関して、別の可能な設計方法において、第2の動作モードがランニングモードである場合に、第2の活動データは、ユーザが走るときに生成される接地の時間、接地の衝撃、脚のスイング角度、及び外反足振幅のうちの少なくとも1つ又は複数のタイプのデータを含む。
第1の態様に関して、別の可能な設計方法において、第2の動作モードがバスケットボールモードである場合に、第2の活動データは、ランニング距離、ジャンプの回数(quantity of jumps)、及びジャンプの高さのうちの少なくとも1つ又は複数のタイプのデータを含む。
第1の態様に関して、別の可能な設計方法において、第1タイプのセンサは、歩数監視モジュール、心拍数監視モジュール、及び睡眠監視モジュール等のモジュールを統合するセンサであり得る。例えば、第1タイプのセンサは、重力センサと呼ばれ得る。重力センサは、歩数監視モジュール、心拍数監視モジュール、及び睡眠監視モジュール等のモジュールを統合する。あるいはまた、第1タイプのセンサは、複数のセンサを含み得る。例えば、第1タイプのセンサは、歩数を監視するように構成されたセンサ、心拍数を監視するように構成されたセンサ、及び睡眠を監視するように構成されたセンサを含む。換言すれば、歩数監視モジュール、心拍数監視モジュール、及び睡眠監視モジュールは全て独立したセンサである。
第1の態様に関して、別の可能な設計方法において、第2の動作モードは、ランニングモードであり得る。一実施態様では、第2タイプのセンサは、接地の時間監視モジュール、接地の衝撃監視モジュール、スイング角度監視モジュール、及び外反足振幅監視モジュール等のモジュールを統合するセンサであり得る。例えば、第2タイプのセンサは、ランニングセンサと呼ばれ得る。ランニングセンサは、接地の時間監視モジュール、接地の衝撃監視モジュール、スイング角度監視モジュール、及び外反足振幅監視モジュール等のモジュールを統合する。別の実施態様では、第2タイプのセンサは、複数のセンサを含み得る。例えば、第2タイプのセンサは、接地の時間を監視するように構成されたセンサ、接地の衝撃を監視するように構成されたセンサ、スイング角度を監視するように構成されたセンサ、及び外反足振幅を監視するように構成されたセンサを含む。換言すれば、接地の時間監視モジュール、接地の衝撃監視モジュール、スイング角度監視モジュール、及び外反足振幅監視モジュールは全て独立したセンサである。
第1の態様に関して、別の可能な設計方法において、第2の動作モードは、バスケットボールモードであり得る。第2タイプのセンサは、ランニング距離監視モジュール、ジャンプの回数監視モジュール、及びジャンプの高さ監視モジュール等のモジュールを統合するセンサであり得る。別の実施態様では、第2タイプのセンサは、複数のセンサを含み得る。例えば、第2タイプのセンサは、ランニング距離を監視するように構成されたセンサ、ジャンプの回数を監視するように構成されたセンサ、及びジャンプの高さを監視するように構成されたセンサを含む。ランニング距離監視モジュール、ジャンプの回数監視モジュール、ジャンプの高さ監視モジュールは全て独立したセンサである。
第1の態様に関して、別の可能な設計方法(設計方法a)において、第1の操作は、装置本体が第1のキャリアに固定されることであり、第2の操作は、装置本体が第2のキャリアに固定されることである。この設計方法において、ユーザが装置本体を第1のキャリア(例えば、時計バンド)に固定すると、装置本体は、第1の操作に応答して第1タイプのセンサを起動させることができる。ユーザが装置本体を第2のキャリア(例えば、靴のバックル)に固定すると、装置本体は、第2の操作に応答して第2タイプのセンサを起動させることができる。
第1の態様に関して、別の可能な設計方法(設計方法b)において、装置本体は、第1の予め設定した(preset)ハードウェアスイッチ又はキーをさらに含み、第1の操作及び第2の操作は、第1の予め設定したハードウェアスイッチ又はキーに対してユーザによって行われる異なる操作である。あるいはまた、装置本体はディスプレイをさらに含み、第1の操作及び第2の操作は、ディスプレイに表示される第1の予め設定したボタン又はオプションに対してユーザによって行われる異なる操作である。この設計方法において、装置本体は第1のキャリアに固定されるが、それは、第1タイプのセンサを起動させるよう装置本体をトリガーすることにはならない。装置本体は第2のキャリアに固定されるが、それは、第2タイプのセンサを起動させるよう装置本体をトリガーすることにはならない。
第1の態様に関して、別の可能な設計方法において、装置本体は、スイッチング回路をさらに含む。スイッチング回路は、検出接点及び検出ポートを含む。第1のキャリア及び第2のキャリアはそれぞれ、金属接点を含む。装置本体は、スイッチング回路の検出ポートの接触電圧を検出することができる。第1の操作に応答して、スイッチング回路の検出接点が第1のキャリアの金属接点と接触している場合に、装置本体は、接触電圧が第1の電圧値であることを検出し、装置本体は、第1タイプのセンサを起動させる。第2の操作に応答して、スイッチング回路の検出接点が第2のキャリアの金属接点と接触している場合に、装置本体は、接触電圧が第2の電圧値であることを検出し、装置本体は、第2タイプのセンサを起動させる。
設計方法aにおいて、装置本体が第1のキャリアに固定される場合であって、スイッチング回路の検出接点が第1のキャリアの金属接点と接触している場合に、装置本体は、接触電圧が第1の電圧値であることを検出し、装置本体は第1タイプのセンサを起動させることに留意されたい。装置本体が第2のキャリアに固定される場合であって、スイッチング回路の検出接点が第2のキャリアの金属接点と接触している場合に、装置本体は、接触電圧が第2の電圧値であることを検出し、装置本体は第2タイプのセンサを起動させる。
設計方法bにおいて、装置本体は第1のキャリアに固定され、スイッチング回路の検出接点は第1のキャリアの金属接点と接触しておらず、装置本体は、接触電圧が第1の電圧値であることを検出しない。代わりに、装置本体が第1のキャリアに固定された後に、ユーザが、第1の予め設定したハードウェアスイッチ又はキー、或いは第1の予め設定したボタン又はオプションに対して第1の操作(クリック操作等)を行う場合に、スイッチング回路の検出接点は第1のキャリアの金属接点と接触しており、装置本体は、接触電圧が第1の電圧値であると検出することができる。この場合に、装置本体は第1タイプのセンサを起動させる。同様に、装置本体は第2のキャリアに固定され、スイッチング回路の検出接点は第2のキャリアの金属接点と接触しておらず、装置本体は、接触電圧が第2の電圧値であることを検出しない。代わりに、装置本体が第2のキャリアに固定された後に、ユーザが、第1の予め設定したハードウェアスイッチ又はキー、或いは第1の予め設定したボタン又はオプションに対して第2の操作(例えば、ダブルクリック操作)を行う場合に、スイッチング回路の検出接点は第2のキャリアの金属接点と接触しており、装置本体は、接触電圧が第2の電圧値であると検出することができる。この場合に、装置本体は第2タイプのセンサを起動させる。
第1の態様に関して、別の可能な設計方法において、ウェアラブル装置が第1の動作モードを起動させた後に、ウェアラブル装置は、第1の活動データをユーザに提示することができ;又は、ウェアラブル装置は、電子装置への無線接続を介して第1の活動データを電子装置に送信することができ、それによって、電子装置は、第1の活動データをユーザに提示する。
第1の態様に関して、別の可能な設計方法において、ウェアラブル装置が第2の動作モードを起動させた後に、ウェアラブル装置は、第2の活動データをユーザに提示することができ;又は、ウェアラブル装置は、電子装置への無線接続を介して第2の活動データを電子装置に送信することができ、それによって、電子装置は、第2の活動データをユーザに提示する。
第1の態様に関して、別の可能な設計方法において、ウェアラブル装置が第1タイプのセンサ又は第2タイプのセンサを起動させる前に、ウェアラブル装置は、電子装置への無線接続を介して、電子装置によって送信される第1のメッセージを受信することができる。第1のメッセージは、ウェアラブル装置に、ユーザの活動データを収集し始めるよう指示するために使用される。ウェアラブル装置が第1タイプのセンサを起動させることには、ウェアラブル装置が第1のメッセージに応答して第1タイプのセンサを起動させることが含まれる。ウェアラブル装置が第2タイプのセンサを起動させることには、ウェアラブル装置が第1のメッセージに応答して第2タイプのセンサを起動させることが含まれる。
第1の態様に関して、別の可能な設計方法において、装置本体は、少なくとも2つのメディアアクセス制御(media access control, MAC)アドレスを含み得る。少なくとも2つのMACアドレスは、第1のMACアドレス及び第2のMACアドレスを含み得る。
第1の態様に関して、別の可能な設計方法において、ウェアラブル装置は、ユーザの第3の操作に応答して第1のMACアドレスを使用し、ウェアラブル装置は、ユーザの第4の操作に応答して第2のMACアドレスを使用する。
第3の操作は、装置本体が第1のキャリアに固定されることであり得、第4の操作は、装置本体が第2のキャリアに固定されることであり得る。換言すれば、ウェアラブル装置は、第1の動作モードで第1のMACアドレスを使用し(すなわち、第1タイプのセンサが起動されるとき)、第1の動作モードで第2のMACアドレスを使用する(すなわち、第2タイプのセンサが起動されるとき)ことができる。
第1の態様に関して、別の可能な設計方法において、装置本体は、第2の予め設定したハードウェアスイッチ又はキーをさらに含み、第3の操作及び第4の操作は、第2の予め設定したハードウェアスイッチ又はキーに対してユーザによって行われる異なる操作である。ウェアラブル装置は、ユーザの第5の操作に応答してBluetooth設定インターフェイスを表示させる。Bluetooth設定インターフェイスには、第1のMACアドレスに対応するオプションと、第2のMACアドレスに対応するオプションとが含まれる。第3の操作は、第1のMACアドレスに対応するオプションに対してユーザによって行われる選択操作である。第4の操作は、第2のMACアドレスに対応するオプションに対してユーザによって行われる選択操作である。
第2の態様によれば、本願の一実施形態は、ウェアラブル装置を提供する。ウェアラブル装置は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリ及びプロセッサは結合される。プロセッサは、少なくとも2つの動作モードを含む。少なくとも2つの動作モードは、第1の動作モード及び第2の動作モードを含む。メモリは、コンピュータプログラムコードを格納するように構成される。コンピュータプログラムコードには、コンピュータ命令が含まれる。プロセッサがコンピュータ命令を実行すると、ウェアラブル装置は以下の動作を実行し、この動作には、プロセッサが、ユーザ操作を受け取ること;ユーザの第1の操作に応答して第1の動作モードを起動させて、第1の活動データを収集することであって、第1の活動データはユーザの日常の活動データである、収集すること;及びユーザの第2の操作に応答して第2の動作モードを起動させて、第2の活動データを収集することであって、第2の活動データはユーザの専門的な運動データである、収集すること;を行うように構成されることが含まれる。
第2の態様に関して、可能な設計方法において、ウェアラブル装置は、装置本体、第1のキャリア、及び第2のキャリアを含む。プロセッサは装置本体に含まれる。第1のキャリアと第2のキャリアとの両方が、装置本体を固定するように構成される。装置本体は、第1のキャリア又は第2のキャリアを使用して、ユーザの身体、靴又はスーツ、又は別のアクセサリに装着される。装置本体が第1のキャリアに固定されると、ウェアラブル装置は第1の動作モードになる。装置本体が第2のキャリアに固定されると、ウェアラブル装置は第2の動作モードになる。
第2の態様に関して、別の可能な設計方法において、装置本体は、第1タイプのセンサ及び第2タイプのセンサを含む。プロセッサが、ユーザの第1の操作に応答して第1の動作モードを起動させて、第1の活動データを収集するように構成されることには、プロセッサが、第1の操作に応答して第1タイプのセンサを起動させるように構成され、それによって、ウェアラブル装置が第1の動作モードで動作することが含まれる。第1タイプのセンサは、第1の活動データを収集するように構成される。
プロセッサが、ユーザの第2の操作に応答して第2の動作モードを起動させて、第2の活動データを収集するように構成されることには、プロセッサが、第2の操作に応答して第2タイプのセンサを起動させるように構成され、それによって、ウェアラブル装置が、第2の動作モードで動作することが含まれる。第2タイプのセンサは、第2の活動データを収集するように構成される。第1タイプのセンサは第2タイプのセンサとは異なる。
第2の態様に関して、別の可能な設計方法において、第1の活動データは、ユーザの歩数、心拍数、及び睡眠パラメータのうちの少なくとも1つ又は複数のタイプのデータを含む。第2の動作モードがランニングモードである場合に、第2の活動データは、ユーザが走るときに生成される接地の時間、接地の衝撃、脚のスイング角度、及び外反足振幅のうちの少なくとも1つ又は複数のタイプのデータを含む;又は、第2の動作モードがバスケットボールモードである場合に、第2の活動データは、ランニング距離、ジャンプの回数、及びジャンプの高さのうちの少なくとも1つ又は複数のタイプのデータを含む。
第2の態様に関して、別の可能な設計方法において、第1の操作は、装置本体が第1のキャリアに固定されることであり、第2の操作は、装置本体が第2のキャリアに固定されることである。
第2の態様に関して、別の可能な設計方法において、装置本体は、スイッチング回路をさらに含む。スイッチング回路は、検出接点及び検出ポートを含む。第1のキャリア及び第2のキャリアはそれぞれ、金属接点を含む。プロセッサは、スイッチング回路の検出ポートの接触電圧を検出するようにさらに構成される。プロセッサが、ユーザの第1の操作に応答して第1の動作モードを起動させて第1の活動データを収集するように構成されることには、プロセッサが、第1の操作に応答して、スイッチング回路の検出接点が第1のキャリアの金属接点と接触している場合に、接触電圧が第1の電圧値であると検出し、第1の動作モードを起動させて第1の活動データを収集するように構成されることが含まれる。
プロセッサが、ユーザの第2の操作に応答して第2の動作モードを起動させて第2の活動データを収集するように構成されることには、プロセッサが、第2の操作に応答して、スイッチング回路の検出接点が第2のキャリアの金属接点と接触している場合に、接触電圧が第2の電圧値であると検出し、第2の動作モードを起動させて第2の活動データを収集するように構成されることが含まれる。
第2の態様に関して、別の可能な設計方法において、装置本体は、第1の予め設定したハードウェアスイッチ又はキーをさらに含み、第1の操作及び第2の操作は、第1の予め設定したハードウェアスイッチ又はキーに対してユーザによって行われる異なる操作である。あるいはまた、装置本体はディスプレイをさらに含み、第1の操作及び第2の操作は、ディスプレイに表示される第1の予め設定したボタン又はオプションに対してユーザによって行われる異なる操作である。
第2の態様に関して、別の可能な設計方法において、装置本体は、スイッチング回路をさらに含む。スイッチング回路は、検出接点及び検出ポートを含む。プロセッサは、スイッチング回路の検出ポートの接触電圧を検出するようにさらに構成される。プロセッサが、ユーザの第1の操作に応答して第1の動作モードを起動させて、第1の活動データを収集するように構成されることには、プロセッサが、第1の操作に応答して、接触電圧が第1の電圧値であると検出し、第1の動作モードを起動させて第1の活動データを収集するように構成されることが含まれる。プロセッサが、ユーザの第2の操作に応答して第2の動作モードを起動させて、第2の活動データを収集するように構成されることには、プロセッサが、第2の操作に応答して、接触電圧が第2の電圧値であると検出し、第2の動作モードを起動させて第2の活動データを収集するように構成されることが含まれる。
第2の態様に関して、別の可能な設計方法において、プロセッサは、第1の動作モードを起動させた後に、第1の活動データをユーザに提示するようにさらに構成される;又は、装置本体は、無線通信モジュールをさらに含み、無線通信モジュールは、電子装置への無線接続を確立し、第1の活動データを無線接続を介して電子装置に送信するように構成され、それによって、電子装置は、第1の活動データをユーザに提示する。
第2の態様に関して、別の可能な設計方法において、プロセッサは、第2の動作モードを起動させた後に、第2の活動データをユーザに提示するようにさらに構成される;又は、装置本体は、無線通信モジュールをさらに含み、無線通信モジュールは、電子装置への無線接続を確立し、第2の活動データを無線接続を介して電子装置に送信するように構成され、それによって、電子装置は、第2の活動データをユーザに提示する。
第2の態様に関して、別の可能な設計方法において、装置本体内の無線通信モジュールは、プロセッサが第1の動作モード又は第2の動作モードを起動させる前に、電子装置への無線接続を介して、電子装置によって送信される第1のメッセージを受信するようにさらに構成され、第1のメッセージは、ウェアラブル装置に、ユーザの活動データを収集し始めるよう指示するために使用される。プロセッサが、ユーザの第1の操作に応答して第1の動作モードを起動させて、第1の活動データを収集するように構成されることには、プロセッサが、無線通信モジュールが第1のメッセージを受信した後に、第1の操作に応答して第1の動作モードを起動させて第1の活動データを収集するように特に構成されることが含まれる。プロセッサが、ユーザの第2の操作に応答して第2の動作モードを起動させて、第2の活動データを収集するように構成されることには、プロセッサが、無線通信モジュールが第1のメッセージを受信した後に、第2の操作に応答して第2の動作モードを起動させて、第2の活動データを収集するように特に構成されることが含まれる。
第2の態様に関して、別の可能な設計方法において、プロセッサは、少なくとも2つのMACアドレスを備えており、少なくとも2つのMACアドレスは、第1のMACアドレス及び第2のMACアドレスを含む。
第2の態様に関して、別の可能な設計方法において、プロセッサは、ユーザの第3の操作に応答して第1のMACアドレスを使用するように無線通信モジュールを制御し、ユーザの第4の操作に応答して第2のMACアドレスを使用するように無線通信モジュールを制御するようにさらに構成される。
第2の態様に関して、別の可能な設計方法において、第3の操作は、装置本体が第1のキャリアに固定されることであり、第4の操作は、装置本体が第2のキャリアに固定されることである。
第2の態様に関して、別の可能な設計方法において、装置本体は予め設定したスイッチをさらに含み、第3の操作及び第4の操作は、予め設定したスイッチに対してユーザによって行われる異なる操作である;又は、装置本体はディスプレイをさらに含む。プロセッサは、ユーザの第5の操作に応答してBluetooth設定インターフェイスをディスプレイ上に表示させるように構成される。Bluetooth設定インターフェイスには、第1のMACアドレスに対応するオプション、及び第2のMACアドレスに対応するオプションが含まれる。第3の操作は、第1のMACアドレスに対応するオプションに対してユーザによって行われる選択操作である。第4の操作は、第2のMACアドレスに対応するオプションに対してユーザによって行われる選択操作である。
第3の態様によれば、本願の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ命令を含み、コンピュータ命令が電子装置で実行されると、電子装置のプロセッサは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計方法のいずれか1つによる方法を実行することができる。
第4の態様によれば、本願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第1の態様及び第1の態様の可能な設計方法のいずれか1つによる方法を実行することができる。
第2の態様及び第2の態様の任意の可能な設計方法のウェアラブル装置によって達成することができる有利な効果について、第3の態様のコンピュータ記憶媒体、及び第4の態様のコンピュータプログラム製品は、第1の態様及び第1の態様の任意の可能な設計方法における有利な効果を参照されたい。詳細については、ここでは再び説明しない。
第5の態様によれば、本願の一実施形態は、電子装置を提供する。電子装置は、プロセッサ、メモリ、及びBluetoothモジュールを含む。プロセッサ、メモリ、及びBluetoothモジュールが結合される。プロセッサは、少なくとも2つのMACアドレスを備えており、少なくとも2つのMACアドレスは、第1のMACアドレス及び第2のMACアドレスを含む。メモリは、コンピュータプログラムコードを格納するように構成される。コンピュータプログラムコードには、コンピュータ命令が含まれる。プロセッサがコンピュータ命令を実行すると、電子装置は以下の動作を実行し、この動作には、プロセッサが、ユーザの第3の操作に応答して第1のMACアドレスを使用するようにBluetoothモジュールを制御し、且つユーザの第4の操作に応答して第2のMACアドレスを使用するようにBluetoothモジュールを制御するように構成されることが含まれる。
第5の態様に関して、可能な設計方法において、電子装置は、予め設定したスイッチをさらに含み、第3の操作及び第4の操作は、予め設定したスイッチに対してユーザによって行われる異なる操作である。
第5の態様に関して、別の可能な設計方法において、電子装置はディスプレイをさらに含む。プロセッサは、ユーザの第5の操作に応答してBluetooth設定インターフェイスを表示させるようディスプレイを制御するようにさらに構成される。Bluetooth設定インターフェイスには、第1のMACアドレスに対応するオプション、及び第2のMACアドレスに対応するオプションが含まれる。第3の操作は、Bluetooth設定インターフェイスにおいて第1のMACアドレスに対応するオプションに対してユーザによって行われる選択操作であり、第4の操作は、Bluetooth設定インターフェイスにおいて第2のMACアドレスに対応するオプションに対してユーザによって行われる選択操作である。
第6の態様によれば、本願の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ命令を含み、コンピュータ命令が、第5の態様及び第5の態様の可能な設計方法による電子装置で実行されると、電子装置は、対応するモジュールの機能を実行することができる。
第7の態様によれば、本願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第5の態様及び第5の態様の可能な設計方法による、電子装置内の対応するモジュールの機能を実行することができる。
第5の態様による電子装置、第6の態様によるコンピュータ記憶媒体、及び第7の態様によるコンピュータプログラム製品によって達成することができる有利な効果については、第1の態様及び第1の態様の任意の可能な設計方法における有利な効果を参照すべきことが理解され得る。詳細については、ここでは再び説明しない。
本願の実施形態は、ウェアラブル装置を提供する。ウェアラブル装置は、少なくとも2つのタイプの監視モジュール(例えば、センサ)を含み得る。例えば、ウェアラブル装置は、第1タイプの監視モジュール(すなわち、第1タイプのセンサ)、及び第2タイプの監視モジュール(すなわち、第2タイプのセンサ)を含み得る。第1タイプの監視モジュールは、第1の活動データ(例えば、ユーザの日常の活動データ)を収集するように構成される。第2タイプの監視モジュールは、第2の活動データ(例えば、ユーザのランニング活動データ又はバスケットボール活動データ)を収集するように構成される。
ウェアラブル装置は、異なるタイプの監視モジュールを異なる動作モードで起動させることができる。例えば、ウェアラブル装置は、第1タイプの監視モジュールを第1の動作モード(例えば、リストバンドモード)で起動させて第1の活動データを収集し、第2タイプの監視モジュールを第2の動作モード(例えば、ランニングモード又はバスケットボールモード)で起動させて第2の活動データを収集する。
例えば、第1タイプの監視モジュール(すなわち、第1タイプのセンサ)は、歩数監視モジュール、心拍数監視モジュール、及び睡眠監視モジュールを含み得る。日常の活動データには、ユーザの歩数、心拍数、睡眠等のデータが含まれ得る。
一実施態様では、第1タイプのセンサは、歩数監視モジュール、心拍数監視モジュール、及び睡眠監視モジュール等のモジュールを統合するセンサであり得る。例えば、第1タイプのセンサは、重力センサと呼ばれ得る。重力センサは、歩数監視モジュール、心拍数監視モジュール、及び睡眠監視モジュール等のモジュールを統合する。
別の実施態様では、第1タイプのセンサは、複数のセンサを含み得る。例えば、第1タイプのセンサは、歩数を監視するように構成されたセンサ、心拍数を監視するように構成されたセンサ、及び睡眠を監視するように構成されたセンサを含む。換言すれば、歩数監視モジュール、心拍数監視モジュール、及び睡眠監視モジュールは全て独立したセンサである。
いくつかの実施形態では、第2の動作モードは、ランニングモードであり得る。第2タイプの監視モジュール(すなわち、第2タイプのセンサ)は、接地の時間監視モジュール、接地の衝撃監視モジュール、スイング角度監視モジュール、外反足振幅監視モジュール等を含み得る。ランニング活動データには、ユーザが走るときに生成される接地の時間、接地の衝撃、脚のスイング角度、及び外反足振幅等のデータが含まれ得る。
一実施態様では、第2タイプのセンサは、接地の時間監視モジュール、接地の衝撃監視モジュール、スイング角度監視モジュール、及び外反足振幅監視モジュール等のモジュールを統合するセンサであり得る。例えば、第2タイプのセンサは、ランニングセンサと呼ばれ得る。ランニングセンサは、接地の時間監視モジュール、接地の衝撃監視モジュール、スイング角度監視モジュール、外反足振幅監視モジュール等のモジュールを統合する。
別の実施態様では、第2タイプのセンサは、複数のセンサを含み得る。例えば、第2タイプのセンサは、接地の時間を監視するように構成されたセンサ、接地の衝撃を監視するように構成されたセンサ、スイング角度を監視するように構成されたセンサ、及び外反足振幅を監視するように構成されたセンサを含む。換言すれば、接地の時間監視モジュール、接地の衝撃監視モジュール、スイング角度監視モジュール、及び外反足振幅監視モジュールは全て独立したセンサである。
いくつかの実施形態では、第2の動作モードはバスケットボールモードであり得る。第2タイプの監視モジュール(すなわち、第2タイプのセンサ)は、ランニング距離監視モジュール、ジャンプの回数監視モジュール、ジャンプの高さ監視モジュール等を含み得る。ランニング活動データは、ユーザがバスケットボールをするときに生成されるランニング距離、ジャンプの回数、及びジャンプの高さ等のデータを含み得る。
一実施態様では、第2タイプのセンサは、ランニング距離監視モジュール、ジャンプの回数監視モジュール、及びジャンプの高さ監視モジュール等のモジュールを統合するセンサであり得る。別の実施態様では、第2タイプのセンサは、複数のセンサを含み得る。例えば、第2タイプのセンサは、ランニング距離を監視するように構成されたセンサ、ジャンプの回数を監視するように構成されたセンサ、及びジャンプの高さを監視するように構成されたセンサを含む。ランニング距離監視モジュール、ジャンプの回数監視モジュール、ジャンプの高さ監視モジュールは全て独立したセンサである。
結論として、ウェアラブル装置は、ユーザの日常の活動データを収集するように構成され得るだけでなく、ユーザのランニング活動データ、バスケットボール活動データ等を収集するようにも構成され得る。ウェアラブル装置が異なる動作モードで異なる活動データを収集し得るということは、ウェアラブル装置が日常の活動データとランニング活動データとの両方を収集する能力を有していることを意味する。従って、ユーザが1つのウェアラブル装置を購入するだけで、ユーザは、前述の2つのウェアラブル装置の使用経験を得ることができる。
本願の実施形態では、本願の実施形態で提供されるウェアラブル装置及び活動データ収集方法について、第1の動作モードがリストバンドモードであり、第2の動作モードがランニングモードである例を使用して説明する。
図1は、本願の一実施形態によるウェアラブル装置の製品モデルの概略図である。図1に示されるように、ウェアラブル装置100は、装置本体101、第1のキャリア(例えば、時計バンド)102、及び第2のキャリア(例えば、靴のバックル)103を含み得る。装置本体101は、第1タイプの監視モジュール(すなわち、第1タイプのセンサ)、及び第2タイプの監視モジュール(すなわち、第2タイプのセンサ)を含む。
第1のキャリア102と第2のキャリア103との両方は、装置本体101を固定するように構成される。装置本体101は、第1のキャリア102又は第2のキャリア103を使用して、ユーザの身体、靴又はスーツ、又は別のアクセサリに装着される。
例えば、第1のキャリア102は時計バンドである。図2(a)に示されるように、ユーザは、装置本体101を時計バンド102に固定して、図2(b)に示されるリストバンド200を取得する。ユーザは、リストバンド200を手首又は足首に装着することができる。リストバンド200(すなわち、装置本体101)は、ユーザの日常の活動データを収集するように構成され得る。
別の例として、第2のキャリア103は靴のバックルである。図3(b)に示されるように、ユーザは、装置本体101を靴のバックル103に固定して、図に示される動き感知装置300を取得する。例えば、図3(a)に示されるように、ユーザは、靴のバックル103を靴紐に固定する(例えば、靴紐の下に靴のバックル103を取り付ける)ことができる。次に、装置本体101を靴のバックル103に固定する。このようにして、動き感知装置300をユーザの靴に固定することができる。
いくつかの実施形態では、第1のキャリア102及び第2のキャリア103は、装置本体101を固定するために使用されるだけではない。第1のキャリア102及び第2のキャリア103は、1つ又は複数の金属接点をさらに含み得る。
例えば、図2(a)に示されるように、第1のキャリア102は、金属接点1021及び金属接点1022を含む。装置本体101が第1のキャリア102に固定された後に、第1のキャリア102の金属接点1021及び金属接点1022が、装置本体101の検出接点に接触している。検出接点も金属接点である。
図3(a)に示されるように、第2のキャリア103は、金属接点1031及び金属接点1032を含む。装置本体101が第2のキャリア103に固定された後に、第2のキャリア103の金属接点1031及び金属接点1032は、装置本体101の検出接点(すなわち、金属接点)に接触している。
例えば、図3(a)に示されるように、装置本体101は、検出接点1011及び検出接点1012を含み得る。装置本体101が第2のキャリア103に固定された後に、金属接点1031は、検出接点1011と接触し得、金属接点1032は、検出接点1012と接触し得る。
装置本体101の検出接点が第1のキャリア102の金属接点と接触している場合に、装置本体101の検出ポートは、第1の電圧値を検出することができる。つまり、検出ポートの接触電圧が第1の電圧値である。装置本体101の検出接点が第2のキャリア103の金属接点と接触している場合に、装置本体101の検出ポートは、第2の電圧値を検出することができる。つまり、検出ポートの接触電圧は第2の電圧値である。
第1の電圧値は、第2の電圧値とは異なる。装置本体101は、検出した接触電圧の電圧値に基づいて、装置本体101が現在固定されているキャリアを判定することができる。例えば、接触電圧が第1の電圧値である場合に、装置本体101は、装置本体101が第1のキャリア102に固定されていると判定することができる。接触電圧が第2の電圧値である場合に、装置本体101は、装置本体101が第2のキャリア103に固定されていると判定することができる。
第1のキャリア102及び第2のキャリア103は、クランプ方式又は別の物理的接続方式で装置本体101に固定され得ることに留意されたい。本願のこの実施形態では、装置本体101を第1のキャリア102及び第2のキャリア103に固定するための特定の方法は限定されない。
図4Aは、本願の一実施形態による装置本体の構造の概略図である。図4Aに示されるように、図1~図3のいずれか1つに示される装置本体101は、プロセッサ410、メモリ420、スイッチング回路430、第1タイプのセンサ440、第2タイプのセンサ450、無線通信モジュール460、アンテナ、及び電源470を含み得る。
メモリ420は、アプリケーションプログラムコード、例えば、ユーザ操作(例えば、第1の操作又は第2の操作)に応答して第1タイプのセンサ(すなわち、第1タイプの監視モジュール)440又は第2タイプのセンサ(すなわち、第2タイプの監視モジュール)450を起動させるために使用されるアプリケーションプログラムコード、スイッチング回路430の接触電圧を検出し、接触電圧に基づいて対応するセンサを起動させるために使用されるアプリケーションプログラムコード、及び電子装置への無線接続を確立するために使用されるアプリケーションプログラムコードを格納するように構成され得る。プロセッサ410は、本願のこの実施形態におけるウェアラブル装置の機能を実現するために、前述のアプリケーションプログラムコードの実行を制御することができる。
メモリ420は、ウェアラブル装置を一意に識別するために使用されるBluetoothアドレスをさらに格納することができる。さらに、メモリ420は、以前にウェアラブル装置(すなわち、装置本体101)と成功裏にペアリングされた電子装置の接続データをさらに格納することができる。例えば、接続データは、ウェアラブル装置と成功裏にペアリングされた電子装置のBluetoothアドレスであり得る。ウェアラブル装置は、接続データに基づいて電子装置と自動的にペアリングすることができ、ウェアラブル装置と電子装置との間の接続を構成する必要はない。例えば、有効性の検証は必要ない。BluetoothアドレスはMACアドレスであり得る。
いくつかの実施形態では、本願のこの実施形態で提供されるウェアラブル装置(すなわち、装置本体101)は、2つのMACアドレス、例えばMACアドレス1及びMACアドレス2を含み得る。ウェアラブル装置は、2つのMACアドレスを使用して、複数の電子装置への無線接続(例えば、Bluetooth接続)を確立することができる。例えば、ウェアラブル装置は、MACアドレス1を使用して電子装置Aへの無線接続を確立し、MACアドレス2を使用して電子装置Bへの無線接続を確立することができる。
スイッチング回路430は、検出接点431及び検出ポート432を含む。例えば、検出接点431は、図3(a)に示される検出接点1011及び検出接点1012を含み得る。
検出接点431は、装置本体101のハウジングに配置され得る。装置本体101が第1のキャリア102に固定されるときに、検出接点431は、第1のキャリア102の金属接点と接触し得る。装置本体101が第2のキャリア103に固定されるときに、検出接点431は、第2のキャリア103の金属接点と接触し得る。
検出ポート432は、プロセッサ410に接続される。検出接点431が第1のキャリア102の金属接点と接触している場合に、プロセッサ410は、検出ポート432の第1の電圧値を検出して(すなわち、検出ポート432の接触電圧が第1の電圧値である)、装置本体101が第1のキャリアに現在固定されていることを判定することができる。検出接点431が第2のキャリア103の金属接点と接触している場合に、プロセッサ410は、検出ポート432の第2の電圧値を検出して(すなわち、検出ポート432の接触電圧が第2の電圧値である)、装置本体101が第2のキャリアに現在固定されていることを判定することができる。
例えば、図4Bは、本願の一実施形態によるスイッチング回路430の一例の概略図である。図4Bに示されるように、スイッチング回路430は、検出接点431、検出ポート432、及び高レベル(high level:上位)ポート433を含み得る。
高レベルポート433は、プロセッサ410に接続され、それによって、プロセッサ410は、電力をスイッチング回路430に供給することができる。あるいはまた、高レベルポート433は、電源470に接続され、それによって、電源470は、電力をスイッチング回路430に直接供給することができる。検出ポート432及び高レベルポート433は、汎用入力/出力(general-purpose input/output, GPIO)インターフェイスであり得る。
装置本体101が電力オン状態にある場合に、高レベルポート433は常に高レベル状態にあることに留意されたい。換言すれば、装置本体101が電源オン状態にある限り、装置本体101がどのキャリア(第1のキャリア102又は第2のキャリア103)に固定されるかに関係なく、高レベルポート433は、常に高レベルの状態である。
例えば、本願のこの実施形態で提供されるスイッチング回路430は、ADC電圧スイッチング回路であり得る。図4Bに示されるように、スイッチング回路430は、抵抗器R2、ダイオードD1、抵抗器R1、双方向ブレイクダウンダイオードD3、抵抗器R3、コンデンサC、及びハードウェアテストポイント(Test Point, TP)をさらに含み得る。
検出接点431は、抵抗器R2の一端に接続され、抵抗器R2の他端は、ダイオードD1に接続される。ダイオードD1の他端は、抵抗器R3の一端に接続される。抵抗器R3の他端はTPの一端に接続される。TPの他端は、検出ポート432及びコンデンサCの一端に接続される。コンデンサCの他端は、接地される。検出ポート432は、装置本体101のマイクロ制御ユニット(Microcontroller Unit, MCU)等のプロセッサに接続される。MCUが検出ポート432に接続された後に、ハードウェアテストポイント(TP)の電圧値を検出することができる。
ダイオードD1の他端、抵抗器R3の一端、及び抵抗器R1の一端は全て、双方向ブレイクダウン(Transient Voltage Suppressor, TVS)ダイオードD2の一端に接続される。抵抗器R1の他端は、高レベルポート433に接続される。双方向ブレイクダウンダイオードD2の他端は、接地される。
例えば、抵抗器R2の抵抗値は10キロオームであり得、抵抗器R1の抵抗値は20キロオームであり得、抵抗器R3の抵抗値は20キロオーム(Ω)であり得る。コンデンサCの静電容量値は1nF(nF)であり得る。ダイオードD1及びTVSダイオードD2は、スイッチング回路430内の構成要素を保護するように構成される。例えば、ダイオードD1は、逆電流が大きすぎるためにR2がブレイクダウンするのを保護するために、ダイオードD1からR2に流れる逆電流を1uA未満に制御することができる。
いくつかの実施形態では、検出接点431は、代替的に、充電インターフェイスであり得る。本願のこの実施形態で提供されるウェアラブル装置100は、充電器をさらに含み得る。充電器は、検出接点431を使用して装置本体101を充電することができる。例えば、装置本体101が充電器に固定されるときに、充電器の充電インターフェイスは、装置本体101を充電するために検出接点431と接触することができる。充電器からの電流は、検出接点431を使用して高レベルポート433に入り、装置本体101を充電することができる。
いくつかの他の実施形態では、装置本体は、充電のために特に使用される充電インターフェイスをさらに含み得る。充電器は、充電インターフェイスを使用して、装置本体101の電圧470をチャージすることができる。充電器が充電インターフェイスを使用して装置本体101を充電するときに、充電器の1つの金属接点が検出接点431と接触し得る。
結論として、検出接点431が充電器(例えば、充電インターフェイス又は充電器の金属接点)と接触している場合に、プロセッサ410は、検出ポート432の第3の電圧値を検出することができる。電圧値は、第1の電圧値及び第2の電圧値とは異なる。
検出接点431は、少なくとも3つの状態、例えば充電状態、リストバンド状態、及びランニング状態を含み得ることが理解され得る。検出接点431が異なる状態にあるとき、検出ポート432の接触電圧は異なる。
例えば、検出接点431が充電器の充電インターフェイスと接触している場合に、検出接点431は充電状態にある。この場合に、検出ポート432の接触電圧は、第3の電圧値である。すなわち、プロセッサ410は、検出ポート432で第3の電圧値を検出することができる。例えば、第3の電圧値は、1.5Vであり得る。この場合に、プロセッサ410は、いかなるタイプのセンサ(第1タイプのセンサ及び第2タイプのセンサを含む)も起動させない。
検出接点431が第1のキャリア102の金属接点と接触している場合に、検出接点431はリストバンド状態にある。この場合に、検出ポート432の接触電圧は第1の電圧値である。すなわち、プロセッサ410は、検出ポート432で第1の電圧値を検出することができ、プロセッサ410は、第1タイプのセンサを起動させることができ、それによって、ウェアラブル装置100は、リストバンドモードで動作する。例えば、第1の電圧値は1.3Vであり得る。
検出接点431が第2のキャリア103の金属接点と接触している場合に、検出接点431はランニング状態にある。この場合に、検出ポート432の接触電圧は第2の電圧値である。すなわち、プロセッサ410は、検出ポート432で第2の電圧値を検出することができ、プロセッサ410は、第2タイプのセンサを起動させることができ、それによって、ウェアラブル装置100は、ランニングモードで動作する。例えば、第2の電圧値は、0.9Vであり得る。
無線通信モジュール460は、ウェアラブル装置100と様々な電子装置との間の短距離データ交換をサポートするように構成される。いくつかの実施形態では、無線通信モジュール460は、Bluetoothトランシーバであり得る。ウェアラブル装置100の装置本体101は、Bluetoothトランシーバを使用して電子装置への無線接続を確立して、ウェアラブル装置100と電子装置との間の短距離データ交換を実施することができる。アンテナ(例えば、アンテナ1)及び無線通信モジュール460が結合されているので、ウェアラブル装置100は、無線通信技術を使用して別の装置と通信することができる。
いくつかの実施形態では、図4Aに示されるように、装置本体101は、キー480をさらに含み得る。キー480は、電源キーを含み得る。オプションで、キー480は、1つ又は複数のモードキーをさらに含み得る。1つ又は複数のモードキーは、異なる動作モード(例えば、リストバンドモード又はランニングモード)で動作するよう装置本体101を制御するために使用される。
キー480は、機械式キー又はタッチ感知式キーであり得る。装置本体101は、キー入力を受信し、装置本体101のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成することができる。例えば、装置本体101は、キー480に対するユーザの第1の操作に応答して第1タイプのセンサを起動させることができる。この場合に、装置本体101はリストバンドモードで動作する。装置本体101は、キー480に対するユーザの第2の操作に応答して第2タイプのセンサを起動させることができる。この場合に、装置本体101は、ランニングモードで動作する。
オプションで、無線通信モジュール460は、Wi-Fi(wireless fidelity, Wi-Fi)モジュールをさらに含み得る。ウェアラブル装置100の装置本体101は、Wi-Fiモジュールを使用して電子装置への無線接続を確立して、ウェアラブル装置100と電子装置との間の短距離データ交換を実施することができる。
電源470は、ウェアラブル装置100に含まれる構成要素に電力を供給するように構成され得る。いくつかの実施形態では、電源470は、電池、例えば、充電式電池であり得る。
オプションで、装置本体101は、ディスプレイをさらに含み得る。ディスプレイは、装置本体101のセンサによって収集した活動データ(例えば、日常の活動データ又はランニング活動データ)を表示するように構成され得る。ディスプレイは、時間及び日付等のパラメータを表示するようにさらに構成され得る。
オプションで、装置本体101は、移動通信モジュールをさらに含み得る。移動通信モジュールは、装置本体101に適用され、且つ2G、3G、4G、5G等を含む無線通信に関する解決策を提供することができる。
オプションで、装置本体101は、受信機及びマイクロフォンをさらに含み得る。「イヤピース(earpiece)」とも呼ばれる受信機は、音声電気信号を音声信号に変換し、音声信号を再生するように構成することができる。マイクロフォン260は、「マイク」又は「マイクロフォン」とも呼ばれ、音声信号を音声電気信号に変換するように構成される。ウェアラブル装置100は、別の電子装置への無線接続を確立することができ、別の電子装置の音声入力/出力装置として使用される。例えば、ウェアラブル装置100が電子装置の音声出力装置として使用される場合に、受信機は、受信した音声電気信号を音声信号に変換し、音声信号を再生することができる。ウェアラブル装置100が電子装置の音声入力装置として使用される場合に、ユーザが話す(例えば、電話をかける、又は音声メッセージを送信する)プロセスにおいて、マイクロフォンは、ユーザの音声信号を収集し、音声信号を音声電気信号に変換することができ。
オプションで、装置本体101は、SIMカードインターフェイスをさらに含み得る。SIMカードインターフェイスは、SIMカードに接続するように構成される。SIMカードは、ウェアラブル装置100(すなわち、装置本体101)との接触又はこの装置100からの分離を実現するために、SIMカードインターフェイスに挿入され得るか、又はSIMカードインターフェイスから取り外され得る。ウェアラブル装置100は、SIMカードを介してネットワークと相互作用して、通話及びデータ通信等の機能を実現する。
本願のこの実施形態に示される構造は、ウェアラブル装置100の装置本体101に対する特定の制限を構成しないことが理解され得る。装置本体101は、図4Aに示されるものよりも多い又は少ない構成要素を有し得、2つ以上の構成要素の組合せを有し得、又は異なる構成要素の構成を有し得る。例えば、装置本体101は、インジケータ(装置本体101の電気量等の状態を示し得る)等の構成要素をさらに含むことができる。図4Aに示される構成要素は、1つ又は複数の信号処理又は特定用途向け集積回路を含むハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組合せで実装され得る。
本願の一実施形態は、活動データ収集方法を提供する。活動データ収集方法は、ウェアラブル装置100で実施され得る。ウェアラブル装置100は、装置本体101、第1のキャリア102、及び第2のキャリア103を含み得る。装置本体101は、第1タイプのセンサ及び第2タイプのセンサを含む。第1タイプのセンサは、第1の活動データを収集するように構成され、第2タイプのセンサは、第2の活動データを収集するように構成される。
本願のこの実施形態では、装置本体101が第1のキャリア102固定されるときに、装置本体101は、ユーザの第1の活動データを収集するために使用される。この場合に、装置本体101は第1の動作モードであり、装置本体101の第1タイプのセンサが起動される。装置本体101が第2のキャリア103に固定されるときに、装置本体101は、ユーザの第2の活動データを収集するために使用される。この場合に、装置本体101は第2の動作モードであり、装置本体101の第2タイプのセンサが起動される。
例えば、本願のこの実施形態では、本願のこの実施形態で提供される方法について、第1のキャリア102が図2(a)に示される時計バンド102であり、第2のキャリア103が図3(a)に示される靴のバックル103である例を使用して説明する。
装置本体101は、図2(a)に示される時計バンド102に固定され、図2(b)に示されるリストバンド200を取得する。装置本体101は、図3(a)に示される靴のバックル103に固定され、図3(b)に示される動き感知装置300を取得する。同様に、第1の動作モードがリストバンドモードであり、第2の動作モードがランニングモードである場合に、第1の活動データは日常の活動データであり、第2の活動データはランニング活動データである。
本願のこの実施形態で提供される活動データ収集方法には、以下が含まれ得る:ウェアラブル装置100(すなわち、装置本体101)は、ユーザ操作を受け取る。装置本体101は、ユーザの第1の操作に応答して第1タイプのセンサを起動させる。第1タイプのセンサは、第1の活動データ(すなわち、日常の活動データ)を収集するように構成される。装置本体101は、ユーザの第2の操作に応答して第2タイプのセンサを起動させる。第2タイプのセンサは、第2の活動データ(すなわち、ランニング活動データ)を収集するように構成される。
いくつかの実施形態では、第1の操作は、装置本体101が、図2(a)に示される時計バンド102(すなわち、第1のキャリア102)に固定されることであり得る。第2の操作は、装置本体101が、図3(a)に示される靴のバックル103(すなわち、第2のキャリア103)に固定されることであり得る。
図4Aに示されるように、装置本体101は、スイッチング回路430を含む。スイッチング回路430は、検出接点431及び検出ポート432を含む。時計バンド102及び靴のバックル103はそれぞれ、金属接点を含む。この実施形態では、装置本体101は、スイッチング回路430の検出ポート432の接触電圧をリアルタイムで監視又は定期的に検出することができる。
ある場合には、装置本体101は、図2(a)に示される時計バンド102に固定され、図2(b)に示されるリストバンド200を取得する。この場合に、スイッチング回路430の検出接点431は、時計バンド102の金属接点と接触している。装置本体101は、検出ポート432の接触電圧が第1の電圧値であると検出することができる。接触電圧が第1の電圧値であるとの検出に応答して、装置本体101は、第1タイプのセンサを起動させて、日常の活動データを収集することができる。この場合に、ウェアラブル装置100はリストバンドモードで動作する。
別の場合には、装置本体101は、図3(a)に示される靴のバックル103に固定され、図3(b)に示される動き感知装置300を取得する。この場合に、スイッチング回路430の検出接点431は、靴のバックル103の金属接点と接触している。装置本体101は、検出ポート432の接触電圧が第2の電圧値であると検出することができる。接触電圧が第2の電圧値であるとの検出に応答して、装置本体101は、第2タイプのセンサを起動させて、ランニング活動データを収集することができる。この場合に、ウェアラブル装置100は、ランニングモードで動作する。
別の実施形態では、装置本体101は、第1の予め設定したハードウェアスイッチ又はキーをさらに含む。この実施形態では、第1の操作及び第2の操作は、第1の予め設定したハードウェアスイッチ又はキーに対してユーザによって行われる異なる操作であり得る。例えば、第1の操作は、第1の予め設定したハードウェアスイッチ又はキーに対してユーザによって行われるクリック操作であり得る。第2の操作は、第1の予め設定したハードウェアスイッチ又はキーに対してユーザによって行われるダブルクリック操作であり得る。
あるいはまた、装置本体101は、ディスプレイをさらに含む。第1の操作及び第2の操作は、ディスプレイに表示された第1の予め設定したボタン又はオプションに対してユーザによって行われる異なる操作であり得る。例えば、第1の操作は、ディスプレイに表示された第1の予め設定したボタン又はオプションに対してユーザによって行われるダブルクリック操作である。第2の操作は、ディスプレイに表示された第1の予め設定したボタン又はオプションに対してユーザによって行われる長押し操作である。
第1の実施態様では、ユーザは、装置本体101を時計バンド102に固定して、図2(b)に示されるリストバンド200を取得する。次に、ユーザは、予め設定したハードウェアスイッチ又はキー、第1の予め設定したボタン又はオプションに対して第1の操作を行うことができる。装置本体101は、第1の操作に応答して第1タイプのセンサを起動させて、日常の活動データを収集することができる。この場合に、ウェアラブル装置100はリストバンドモードで動作する。
ユーザは、装置本体101を靴のバックル103に固定して、図3(b)に示される動き感知装置300を取得する。次に、ユーザは、予め設定したハードウェアスイッチ又はキー、第1の予め設定したボタン又はオプションに対して第2の操作を行うことができる。装置本体101は、第2の操作に応答して第2タイプのセンサを起動させて、ランニング活動データを収集することができる。この場合に、ウェアラブル装置100は、ランニングモードで動作する。
第2の実施態様では、図4Aに示されるように、装置本体101は、スイッチング回路430を含む。スイッチング回路430は、検出接点431及び検出ポート432を含む。時計バンド102及び靴のバックル103はそれぞれ、金属接点を含む。この実施形態では、装置本体101は、スイッチング回路430の検出ポート432の接触電圧をリアルタイムで監視又は定期的に検出することができる。
第2の実施態様では、ユーザは、装置本体101を時計バンド102に固定して、図2(b)に示されるリストバンド200を取得する。次に、ユーザは、予め設定したハードウェアスイッチ又はキー、第1の予め設定したボタン又はオプションに対して第1の操作を行うことができる。スイッチング回路430の検出接点431は、第1の操作に応答して、時計バンド102の金属接点と接触している。装置本体101は、検出ポート432の接触電圧が第1の電圧値であると検出することができる。接触電圧が第1の電圧値であるとの検出に応答して、装置本体101は、第1タイプのセンサを起動させて、日常の活動データを収集することができる。この場合に、ウェアラブル装置100はリストバンドモードで動作する。
ユーザは、装置本体101を靴のバックル103に固定して、図3(b)に示される動き感知装置300を取得する。次に、ユーザは、予め設定したハードウェアスイッチ又はキー、第1の予め設定したボタン又はオプションに対して第2の操作を行うことができる。スイッチング回路430の検出接点431は、第2の操作に応答して、靴のバックル103の金属接点と接触している。装置本体101は、検出ポート432の接触電圧が第2の電圧値であると検出することができる。接触電圧が第2の電圧値であるとの検出に応答して、装置本体101は、第2タイプのセンサを起動させて、ランニング活動データを収集することができる。この場合に、ウェアラブル装置100は、ランニングモードで動作する。
いくつかの実施形態では、ウェアラブル装置100は、日常の活動データ又はランニング活動データをユーザにさらに提示することができる。例えば、装置本体101は、ディスプレイを含み得る。ウェアラブル装置100がリストバンドモードで動作するときに、装置本体101は、日常の活動データを収集し、日常の活動データをディスプレイに表示させることができる。ウェアラブル装置100がランニングモードで動作するときに、装置本体101は、ランニング活動データを収集し、ランニング活動データをディスプレイに表示させることができる。あるいはまた、装置本体101は、ユーザによるディスプレイをオンにする操作に応答して、日常の活動データ又はランニング活動データをディスプレイに表示させることができる。
いくつかの他の実施形態では、ウェアラブル装置100(すなわち、装置本体101)は、電子装置への無線接続を確立し、日常の活動データ又はランニング活動データを無線接続を介して電子装置に送信し、それによって、電子装置は、日常の活動データ又はランニング活動データをユーザに提示することができる。装置本体101と電子装置との間の無線接続を確立するための方法は、本願のこの実施形態において、ここでは説明しない。
例えば、電子装置は、携帯電話、タブレットコンピュータ、又はBluetoothヘッドセット等の装置であり得る。携帯電話及びタブレットコンピュータ等の電子装置は、日常の活動データ又はランニング活動データを表示させることができる。Bluetoothヘッドセットは、日常の活動データ又はランニング活動データを変換することによって得られた音声データを再生することができる。
一実施態様において、活動データを収集するプロセスにおいて、装置本体101は、収集した活動データ(例えば、日常の活動データ又はランニング活動データ)を、装置本体101への無線接続を確立する電子装置にリアルタイムで又は定期的に送信することができることに留意されたい。
別の実施態様では、装置本体101は、運動の終了に応答して、運動プロセスで収集した活動データ(例えば、日常の活動データ又はランニング活動データ)を、装置本体101への無線接続を確立する電子装置に送信することができる。装置本体101は、装置本体101を制御してセンサを起動及び停止させるために使用されるハードウェアスイッチ又はキーを含み得る。あるいはまた、装置本体101のディスプレイは、装置本体101を制御してセンサを起動及び停止させるために使用されるボタン又はオプションを表示させることができる。装置本体101が活動データを収集するプロセスにおいて、装置本体101が、ハードウェアスイッチ又はキー、ボタン又はオプションに対してユーザによって行われるクリック操作を受け取った場合に、運動が終了したと判定され得る。
別の実施態様では、電子装置は、装置本体101への無線接続を介してデータ要求を装置本体101に送信することができる。データ要求を受信した後に、装置本体101は、収集した活動データ(例えば、日常の活動データ又はランニング活動データ)を無線接続を介して電子装置に送信することができる。
例えば、無線接続は、Bluetooth接続、Wi-Fi接続、又は近距離無線通信(near field communication, NFC)等の短距離無線接続であり得る。あるいはまた、無線接続は、移動通信接続であり得る。
いくつかの実施形態では、ウェアラブル装置100を制御するために使用されるアプリが、電子装置にインストールされ得る。装置本体101は、装置本体101によって収集した活動データを、無線接続を介して、アプリがインストールされている電子装置に送信することができる。電子装置は、活動データをアプリのインターフェイスに提示させる。あるいはまた、ユーザは、アプリにおいて、電子装置をトリガーして、装置本体101から、装置本体101によって収集された活動データを積極的に取得することができる。
いくつかの他の実施形態では、装置本体101は、クラウドサーバを使用して、収集した活動データを、アプリがインストールされている電子装置に送信することができる。例えば、装置本体101は、活動データを収集するプロセスにおいて、又は運動の終了に応答して、収集した活動データをクラウドサーバに送信することができる。アプリの起動後に、アプリがインストールされている電子装置は、クラウドサーバにデータ要求を送信することができる。データ要求を受信した後に、クラウドサーバは、活動データを電子装置に送信することができる。電子装置は、活動データをアプリのインターフェイスに提示することができる。
いくつかの実施形態では、第1の操作又は第2の操作を検出した後に、ウェアラブル装置100は、第1タイプのセンサ又は第2タイプのセンサを最初に起動しない場合がある。代わりに、ウェアラブル装置100は、電子装置によって送信された第1のメッセージを受信した後にのみ、対応するセンサを起動させる。第1のメッセージは、ウェアラブル装置100に、ユーザの活動データを収集し始めるよう指示するために使用される。具体的には、装置本体101が第1の操作を受け取った後に、装置本体101は、電子装置によって送信された第1のメッセージの受信に応答して、第1タイプのセンサを起動させる。装置本体101が第2の操作を受け取った後に、装置本体101は、電子装置によって送信された第1のメッセージの受信に応答して、第2タイプのセンサを起動させる。
例えば、電子装置によって表示されるアプリのインターフェイスは、「運動の開始」ボタンを含み得る。「運動の開始」ボタンは、ウェアラブル装置100をトリガーして、ユーザの活動データを収集し始めるために使用される。電子装置は、「運動の開始」ボタンに対してユーザによって行われるクリック操作を受け取ることができる。「運動の開始」ボタンに対してユーザによって行われるクリック操作に応答して、電子装置は、第1のメッセージを無線接続を介して装置本体101に送信することができる。第1のメッセージを受信した後に、装置本体101は、第1タイプのセンサ又は第2タイプのセンサを起動させることができる。
ウェアラブル装置100を使用するプロセスにおいて、ウェアラブル装置100は、ユーザ操作に応答してリストバンドモードからランニングモードに切り替わるか、又はユーザ操作に応答してランニングモードからリストバンドモードに切り替わることができる。本願の実施形態では、ウェアラブル装置100の動作手順について、第1の操作が、装置本体101が時計バンド102に固定されることであり、第2の操作が、装置本体101が靴のバックル103に固定されることであり、電子装置は携帯電話500である例を使用して説明する。
装置本体101は、接触電圧をリアルタイムで検出する(すなわち、S501を実行する)ことができる。ユーザが装置本体101を靴のバックル103に固定した後に、装置本体101は、接触電圧が第2の電圧値であると検出し、ウェアラブル装置100がランニングモードであると判定する(すなわち、S502を実行する)ことができる。装置本体101は、携帯電話へのBluetooth接続を確立する(すなわち、S500を実行する)ことができる。オプションで、S502の後に、装置本体101は、携帯電話へのBluetooth接続を介して、ウェアラブル装置100がランニングモードであることを携帯電話にさらに通知する(すなわち、S503を実行する)ことができる。例えば、装置本体101は、携帯電話へのBluetooth接続を介して第1の通知メッセージを携帯電話に送信することができる。第1の通知メッセージは、ウェアラブル装置100がランニングモードであることを示すために使用される。同様に、第1の通知メッセージを受信した後に、携帯電話は、アプリのインターフェイス上で、ウェアラブル装置100がランニングモードであることをユーザに表示することができる。例えば、アプリのインターフェイスには、「ランニングモード」又は「現在ランニングモード中である」等のプロンプト情報が含まれ得る。
前述の例に関して、携帯電話によって表示されるアプリのインターフェイスは、「運動の開始」ボタンを含み得る。ユーザは、アプリのインターフェイス上の「運動の開始」ボタンをクリックして、ウェアラブル装置100を制御して、ユーザの活動データを収集し始める、すなわち、センサを起動させることができる。携帯電話は、アプリのインターフェイス上の「運動の開始」ボタンに対してユーザによって行われるクリック操作を受け取る(すなわち、S505を実行する)ことができる。「運動の開始」ボタンに対してユーザによって行われるクリック操作に応答して、携帯電話は、装置本体101へのBluetooth接続を介して第1のメッセージを装置本体101に送信する(すなわち、S506を実行する)ことができる。第1のメッセージは、装置本体101に、ユーザの活動データを収集し始めるよう指示するために使用される。第1のメッセージに応答して、ウェアラブル装置100がランニングモードであるので、装置本体101は、第2タイプのセンサを起動させて、ランニング活動データを収集する(すなわち、S507を実行する)ことができる。装置本体101は、収集したランニング活動データを携帯電話にさらに送信する(すなわち、S508を実行する)ことができる。このようにして、携帯電話は、ランニング活動データをアプリのインターフェイスに表示させる(すなわち、S509を実行する)ことができる。装置本体101によって収集したランニング活動データを携帯電話に送信するための時点及び方法については、前述の実施形態の説明を参照されたい。本願のこの実施形態では、詳細はここでは再び説明しない。
ユーザは、ウェアラブル装置100の異なる機能を異なる時間に又は異なるシナリオで使用したい。例えば、装置本体101が靴のバックル103に固定されるときに、ユーザは、装置本体101を靴のバックル103から取り外し、次に、装置本体101を時計バンド102に固定して、ウェアラブル装置100をリストバンドとして使用することができる。この場合に、装置本体101は、接触電圧が第1の電圧値であると検出し、ウェアラブル装置100がリストバンドモードであると判定する(すなわち、S510を実行する)ことができる。オプションで、S510の後に、装置本体101は、携帯電話へのBluetooth接続を介して、ウェアラブル装置100がリストバンドモードであることを携帯電話にさらに通知する(すなわち、S511を実行する)ことができる。例えば、装置本体101は、携帯電話へのBluetooth接続を介して第2の通知メッセージを携帯電話に送信することができる。第2の通知メッセージは、ウェアラブル装置100がリストバンドモードであることを示すために使用される。同様に、第2の通知メッセージを受信した後に、携帯電話は、アプリのインターフェイス上で、ウェアラブル装置100がリストバンドモードであることをユーザに表示することができる。例えば、アプリのインターフェイスには、「リストバンドモード」又は「現在リストバンドモード中である」等のプロンプト情報が含まれ得る。
装置本体101は、動作モードを切り替える。例えば、装置本体101の動作モードを「ランニングモード」から「リストバンドモード」に切り替えた後に、携帯電話に表示されるアプリのインターフェイス上に「運動の開始」ボタンを表示させることができる。携帯電話は、アプリのインターフェイス上の「運動の開始」ボタンに対してユーザによって行われるクリック操作を受け取る(すなわち、S513を実行する)ことができる。「運動の開始」ボタンに対してユーザによって行われるクリック操作に応答して、携帯電話は、装置本体101へのBluetooth接続を介して第1のメッセージを装置本体101に送信する(すなわち、S514を実行する)ことができる。第1のメッセージは、装置本体101に、ユーザの活動データを収集し始めるよう指示するために使用される。第1のメッセージに応答して、ウェアラブル装置100がリストバンドモードであるので、装置本体101は、第1タイプのセンサを起動させて、日常の活動データを収集する(すなわち、S515を実行する)ことができる。装置本体101は、収集した日常の活動データを携帯電話にさらに送信する(すなわち、S516を実行する)ことができる。このようにして、携帯電話は、アプリのインターフェイス上に日常の活動データを表示させる(すなわち、S517を実行する)ことができる。装置本体101によって収集した日常の活動データを携帯電話に送信するための時点及び方法については、前述の実施形態の説明を参照されたい。本願のこの実施形態では、詳細はここでは再び説明しない。
一般に、1つの電子装置は、1つのMACアドレスを含む。ユーザは、電子装置を制御して、異なる時間に異なる電子装置へのBluetooth接続を確立することができる。例えば、ユーザは、電子装置を制御して携帯電話AへのBluetooth接続を確立し、電子装置を制御して携帯電話AへのBluetooth接続を切断し、次に電子装置を制御してタブレットコンピュータBへのBluetooth接続を確立することができる。このようにして、携帯電話Aは電子装置のMACアドレスを格納することができる。タブレットコンピュータBは、電子装置のMACアドレスも格納することができる。2つのBluetooth装置(例えば、電子装置及び携帯電話A)が電子装置のMACアドレスを格納した後に、電子装置と2つのBluetooth装置との間の距離が特定の値未満である場合に、Bluetooth接続が自動的に確立され得る。
しかしながら、いくつかのシナリオでは、電子装置が別の電子装置へのBluetooth接続を自動的に確立するため、ユーザエクスペリエンスが影響を受ける可能性がある。例えば、前述の例に関して、電子装置は、携帯電話AとタブレットコンピュータBとの両方へのBluetooth接続を確立し、携帯電話AとタブレットコンピュータBとの両方が、電子装置のMACアドレスを格納する。電子装置、携帯電話A、タブレットコンピュータBのBluetooth機能を全て起動させ、携帯電話A及びタブレットコンピュータBを一緒に配置する(すなわち、携帯電話AとタブレットコンピュータBとの間の距離は比較的短い)。
電子装置(例えば、Bluetoothヘッドセット)が、携帯電話AへのBluetooth接続を確立すると想定する。電子装置は、ユーザによって保持され、携帯電話へのBluetooth接続を介して、携帯電話Aで再生される音楽を聞いている(listening)。しかしながら、ユーザが移動するため、携帯電話Aと電子装置との距離が比較的長くなる。その結果、携帯電話Aと電子装置との間のBluetooth接続が切断される。ユーザが電子装置を持って携帯電話Aに再び近づくと、電子装置は、携帯電話AへのBluetooth接続を自動的に確立するのではなく、タブレットコンピュータBへのBluetooth接続を自動的に確立することができる。この場合に、ユーザは、携帯電話Aを手動で制御して電子装置へのBluetooth接続を確立する必要があり、それによって、ユーザが、電子装置を使用して、携帯電話Aで再生された音楽を聴き続けることができるようにする。
この問題について、本願の実施形態は、電子装置を提供する。電子装置は、2つ又は2つ未満のMACを含み得る。例えば、電子装置は2つのMACアドレスを含む。例えば、電子装置は、第1のMACアドレス(すなわち、MACアドレス1)及び第2のMACアドレス(すなわち、MACアドレス2)を含む。電子装置は、2つのMACアドレスを使用して、複数の他の電子装置へのBluetooth接続を確立することができる。例えば、前述の例では、電子装置は、MACアドレス1を使用して携帯電話Aへの無線接続を確立し、MACアドレス2を使用してタブレットコンピュータBへの無線接続を確立することができる。このようにして、ユーザが電子装置を持って携帯電話Aに再び近づくと、電子装置は、タブレットコンピュータBへのBluetooth接続を自動的に確立しないが、携帯電話AへのBluetooth接続を自動的に確立することができる。従って、ユーザは、電子装置を手動で制御して、携帯電話AへのBluetooth接続を確立する必要はない。
電子装置は、ユーザの第3の操作を受け取り、MCアドレス1を電子装置のMACアドレスとして使用することができる。この場合に、電子装置は、MACアドレス1を含むメッセージをブロードキャストすることができ、それによって、別の電子装置は、受信したメッセージ内のMACアドレス1に基づいて、電子装置へのBluetooth接続を確立することができる。
電子装置は、ユーザの第4の操作を受け取り、MCアドレス2を電子装置のMACアドレスとして使用することができる。この場合に、電子装置は、MACアドレス2を含むメッセージをブロードキャストすることができ、それによって、別の電子装置は、受信したメッセージ内のMACアドレス2に基づいて、電子装置へのBluetooth接続を確立することができる。
例えば、電子装置は、携帯型コンピュータ(例えば、携帯電話)、ノートブックコンピュータ、パーソナルコンピュータ(personal computer, PC)、ウェアラブル装置(例えば、スマートウォッチ)、タブレットコンピュータ、拡張現実(augmented reality, AR)/仮想現実(virtual reality, VR)装置、及び車載コンピュータであり得る。電子装置の特定の形態は、以下の実施形態では特に限定されない。
一実施態様では、電子装置は、第2の予め設定したハードウェアスイッチ又はキー(すなわち、予め設定したスイッチ)をさらに含み得る。第2の予め設定したハードウェアスイッチ又はキーは、電子装置を制御してMACアドレス1又はMACアドレス2を使用するように使用される。第3の操作及び第4の操作は、第2の予め設定したハードウェアスイッチ又はキーに対してユーザによって行われる異なる操作であり得る。
別の実施態様では、電子装置は、ディスプレイをさらに含み得る。第3の操作は、MACアドレス1に対応するオプションに対してユーザによって行われる選択操作である。第4の操作は、MACアドレス2に対応するオプションに対してユーザによって行われる選択操作である。例えば、電子装置は、ウェアラブル装置100である。図6は、ウェアラブル装置100の装置本体101のBluetooth設定インターフェイス601を示している。ウェアラブル装置100は、「設定」アプリケーションの「Bluetooth」オプションに対してユーザによって行われるクリック操作(すなわち、第5の操作)を受け取ることができる。第5の操作に応答して、Bluetooth設定インターフェイス601が表示される。Bluetooth設定インターフェイス601は、MACアドレス1に対応するオプション、例えば「電話1」オプション602と、MACアドレス2に対応するオプション、例えば「ABC」オプション603とを含み得る。第3の操作は、「電話1」オプション602に対してユーザによって行われるクリック操作(例えば、クリック操作)であり得る。第4の操作は、「ABC」オプション603に対してユーザによって行われるクリック操作(例えば、クリック操作)であり得る。Bluetooth設定インターフェイス601は、装置本体101がMACアドレス1を使用する場合であって、ユーザが「電話1」オプション602をクリックした後の、Bluetooth設定インターフェイスである(「電話1」オプション602は黒でマークされる)。
電話1は、装置本体101がMACアドレス1を使用するときにユーザによって設定される名前である。ABCは、装置本体101がMACアドレス2を使用するときにユーザによって設定される名前である。図6に示されるように、Bluetooth設定インターフェイス601は、プロンプト情報601、例えば目下検出可能なものとしての「電話1」をさらに含み得る。プロンプト情報601は、装置本体101がMACアドレス1を現在使用していることを示すために使用される。装置本体101は、MACアドレス1を含むメッセージをブロードキャストすることができる。Bluetooth機能を起動した別の電子装置(例えば、携帯電話A又はタブレットコンピュータB)は、装置本体101によってブロードキャストされ、且つMACアドレス1を含むメッセージを受信することができる。
図7を参照すると、本願の一実施形態では、電子装置がウェアラブル装置100(すなわち、装置本体101)である例を使用することにより、電子装置がMACアドレス1又はMACアドレス2を使用して他の電子装置へのBluetooth接続を確立するプロセスについて説明している。
装置本体101は、ユーザの第3の操作を受け取ることができる。第3の操作に応答して、装置本体101は、MACアドレス1をブロードキャストする(すなわち、MACアドレス1を含むメッセージをブロードキャストする)、すなわち、S701を実行することができる。従って、Bluetooth機能を起動した他の電子装置(例えば、携帯電話A及びタブレットコンピュータB)は、MACアドレス1を含むメッセージを受信することができる。MACアドレス1を含むメッセージに応答して、携帯電話AとタブレットコンピュータBとの両方は、携帯電話A及びタブレットコンピュータBのBluetooth検索インターフェイス上に、装置本体101がMACアドレスを使用するときにユーザによって設定された名前(例えば、電話1)、又はMACアドレス1を表示させることができる。
例えば、携帯電話AのMACアドレスはMACアドレスAであり、ユーザが携帯電話Aに設定した名前はshoujiAであり、タブレットコンピュータBのMACアドレスはMACアドレスBであり、ユーザがタブレットコンピュータBに設定した名前はpingbanBであると想定する。
図7A(a)に示されるように、携帯電話Aは、Bluetooth検索インターフェイス710を表示させることができる。Bluetooth検索インターフェイス710は、プロンプト情報711、例えば目下検出可能なものとしての「shoujiA」を含む。Bluetooth検索インターフェイス710は、複数の利用可能な装置に対応するオプションをさらに含む。複数の利用可能な装置は、携帯電話AによってBluetoothブロードキャスト信号を見つけることができる装置である。例えば、Bluetooth検索インターフェイス710は、「pingbanB」オプション713、及び「電話1」オプション712を含む。「pingbanB」オプション713は、タブレットコンピュータBに対応し、携帯電話Aが、タブレットコンピュータBによって送信され、且つMACアドレスBを含むBluetoothブロードキャスト信号を受信することを示す。「電話1」オプション712は、MACアドレス1を含む装置本体101に対応し、携帯電話Aが、装置本体101によって送信され、且つMACアドレス1を含むBluetoothブロードキャスト信号を受信することを示す。
図7A(b)に示されるように、タブレットコンピュータBは、Bluetooth検索インターフェイス714を表示させることができる。Bluetooth検索インターフェイス714は、プロンプト情報715、例えば目下検出可能であるものとしての「pingbanB」を含む。Bluetooth検索インターフェイス714は、複数の利用可能な装置に対応するオプションをさらに含む。複数の利用可能な装置は、タブレットコンピュータBによってBluetoothブロードキャスト信号を見つけられることができる装置である。例えば、Bluetooth検索インターフェイス714は、「shoujiA」オプション717、及び「電話1」オプション716を含む。「shoujiA」オプション717は、携帯電話Aに対応し、タブレットコンピュータBが、携帯電話Aによって送信され、且つMACアドレスAを含むBluetoothブロードキャスト信号を受信することを示す。「電話1」オプション716は、MACアドレス1を使用する装置本体101に対応し、タブレットコンピュータBが、装置本体101によって送信され、且つMACアドレス1を含むBluetoothブロードキャスト信号を受信することを示す。
装置本体101がMACアドレス1を使用するときに、ユーザは、装置本体101を制御して、携帯電話AへのBluetooth接続を確立すると想定する。例えば、図7B(a)に示されるように、Bluetoothオプション602は、オプション(詳細オプションと呼ばれ得る)718を含み、Bluetoothオプション603は、オプション(詳細オプションと呼ばれ得る)719を含む。オプション718に対するユーザのクリック操作に応答して、装置本体101は、図7B(b)に示されるBluetooth検索インターフェイス720を表示させることができる。Bluetooth検索インターフェイス720は、「shoujiA」オプション721、「pingbanB」オプション722等を含む。「shoujiA」オプション721は、携帯電話Aに対応し、装置本体101が、携帯電話Aによって送信され、且つMACアドレスAを含むBluetoothブロードキャスト信号を受信することを示す。「pingbanB」オプション722は、タブレットコンピュータBに対応し、装置本体101が、タブレットコンピュータBによって送信され、且つMACアドレスBを含むBluetoothブロードキャスト信号を受信することを示す。装置本体101は、「shoujiA」オプション721に対してユーザによって行われるクリック操作を受け取り、MACアドレス1を使用して、携帯電話AへのBluetooth接続を確立するように要求することができる。図7に示されるように、装置本体101は、MACアドレス1を使用して携帯電話AへのBluetooth接続1を確立する(すなわち、S702を実行する)ことができる。携帯電話Aと装置本体101との間にBluetooth接続1を確立する方法については、従来技術の説明を参照されたい。本願のこの実施形態では、詳細はここでは説明しない。
装置本体101が、MACアドレス1を使用して携帯電話AへのBluetooth接続1を確立した後に、装置本体101は、MACアドレス1に対する携帯電話AのMACアドレスを格納する(すなわち、S703を実行する)ことができる。携帯電話AのMACアドレスは、装置本体101がMACアドレス1を使用するときに、携帯電話AへのBluetooth接続を自動的に確立するために使用される。例えば、装置本体101がMACアドレス1を使用して携帯電話AへのBluetooth接続1を確立した後に、図7C(a)に示されるように、接続識別子723が、「shoujiA」オプション721に表示され得る。接続識別子723は、装置本体101が携帯電話AへのBluetooth接続を確立したことを示すために使用される。オプションで、図7C(a)に示されるBluetooth検索インターフェィスは、「信頼できる装置」オプション724をさらに含むことができる。「信頼できる装置」オプション724に対してユーザによって行われるクリック操作に応答して、装置本体101は、図7C(b)に示される信頼できる装置インターフェイス725を表示させることができる。信頼できる装置インターフェイス725は、「shoujiA」オプション726を含む。信頼できる装置インターフェイス725は、「shoujiA」オプション726を含み、このオプション726は、装置本体101がMACアドレス1に対する携帯電話AのMACアドレスを格納したことを示すために使用される。装置本体101がMACアドレス1を使用するときに、装置本体101は、携帯電話AへのBluetooth接続を自動的に確立することができる。同様に、携帯電話Aは、MACアドレス1を格納する(すなわち、S704を実行する)こともできる。携帯電話Aに格納したMACアドレス1は、MACアドレス1を使用する装置本体101へのBluetooth接続を自動的に確立するために使用される。
装置本体101が、MACアドレス1を使用して携帯電話AへのBluetooth接続1を確立した後に、装置本体101は、ユーザの第4の操作を受け取ることができる。例えば、第4の操作は、図7D(a)に示される「ABC」Bluetoothオプション603に対してユーザによって行われるクリック操作であり得る。第4の操作に応答して、装置本体101は、MACアドレス2をブロードキャストする(すなわち、MACアドレス2を含むメッセージをブロードキャストする)、すなわち、S705を実行することができる。この場合に、装置本体101が、MACアドレス1ではなく、MACアドレス2を使用するため、装置本体101と携帯電話Aとの間のBluetooth接続1が切断される(すなわち、S706が実行される)。
従って、Bluetooth機能を起動した他の電子装置(例えば、携帯電話A及びタブレットコンピュータB)は、MACアドレス2を含むメッセージを受信することができる。MACアドレス2を含むメッセージに応答して、携帯電話AとタブレットコンピュータBとの両方は、携帯電話A及びタブレットコンピュータBのBluetooth検索インターフェイス上に、装置本体101がMACアドレス2を使用するときにユーザによって設定された名前(例えば、ABC)、又はMACアドレス2を表示させることができる。
図7F(a)に示されるように、携帯電話Aは、Bluetooth検索インターフェイス735を表示させることができる。Bluetooth検索インターフェイス735は、「pingbanB」オプション、「ABC」オプション736等を含む。「pingbanB」オプションは、タブレットコンピュータBに対応し、携帯電話Aが、タブレットコンピュータBによって送信され、且つMACアドレスBを含むBluetoothブロードキャスト信号を受信することを示す。「ABC」オプション736は、MACアドレス2を使用する装置本体101に対応し、携帯電話Aが、装置本体101によって送信され、且つMACアドレス2を含むBluetoothブロードキャスト信号を受信することを示す。
図7F(b)に示されるように、タブレットコンピュータBは、Bluetooth検索インターフェイス737を表示させることができる。Bluetooth検索インターフェイス737は、「shoujiA」オプション、「ABC」オプション738等を含む。「shoujiA」オプションは、携帯電話Aに対応し、タブレットコンピュータBが、携帯電話Aによって送信され、且つMACアドレスAを含むBluetoothブロードキャスト信号を受信することを示す。「ABC」オプション738は、MACアドレス2を使用する装置本体101に対応し、タブレットコンピュータBが、装置本体101によって送信され、且つMACアドレス2を含むBluetoothブロードキャスト信号を受信することを示す。
装置本体101がMACアドレス2を使用するときに、ユーザは、装置本体101を制御して、タブレットコンピュータBへのBluetooth接続を確立すると想定する。例えば、図7D(b)に示されるように、オプション719に対してユーザによって行われるクリック操作に応答して、装置本体101は、図7D(c)に示されるBluetooth検索インターフェイス728を表示させることができる。Bluetooth検索インターフェイス728は、「shoujiA」オプション729、「pingbanB」オプション730等を含む。「shoujiA」オプション729は、携帯電話Aに対応し、装置本体101が、携帯電話Aによって送信され、且つMACアドレスAを含むBluetoothブロードキャスト信号を受信することを示す。「pingbanB」オプション738は、タブレットコンピュータBに対応し、装置本体101が、タブレットコンピュータBによって送信され、且つMACアドレスBを含むBluetoothブロードキャスト信号を受信することを示す。装置本体101は、「pingbanB」オプション738に対してユーザによって行われるクリック操作を受け取り、MACアドレス2を使用して、タブレットコンピュータBへのBluetooth接続を確立するように要求することができる。図7に示されるように、装置本体101は、MACアドレス2を使用して、タブレットコンピュータBへのBluetooth接続2を確立する(すなわち、S707を実行する)ことができる。次に、装置本体101は、MACアドレス2に対するタブレットコンピュータBのMACアドレスを格納する(すなわち、S708を実行する)ことができる。タブレットコンピュータBのMACアドレスは、装置本体101がMACアドレス2を使用するときに、タブレットコンピュータBへのBluetooth接続を自動的に確立するために使用される。タブレットコンピュータBは、MACアドレス2を格納する(すなわち、S709を実行する)こともできる。タブレットコンピュータBに格納したMACアドレス2は、MACアドレス2を使用する装置本体101へのBluetooth接続を自動的に確立するために使用される。
装置本体101は、MACアドレス1に対する携帯電話AのMACアドレスを格納し(例えば、S703)、装置本体101は、MACアドレス2に対するタブレットコンピュータBのMACアドレスを格納する(例えば、S708)ことが理解され得る。従って、装置本体101が第3の操作に応答してMACアドレス1を使用するときに、装置本体101は、携帯電話AへのBluetooth接続を自動的に確立することができる。第4の操作に応答して装置本体101がMACアドレス2を再び使用するときに、装置本体101は、タブレットコンピュータBへのBluetooth接続を自動的に確立することができる。例えば、装置本体101がMACアドレス2を使用して携帯電話AへのBluetooth接続2を確立した後に、図7E(a)に示されるように、接続識別子731が、「pingbanB」オプション730に表示され得る。接続識別子731は、装置本体101がタブレットコンピュータBへのBluetooth接続を確立したことを示すために使用される。オプションで、図7E(a)に示されるBluetooth検索インターフェィスは、「信頼できる装置」オプション732をさらに含むことができる。「信頼できる装置」オプション732に対するユーザによって行われるクリック操作に応答して、装置本体101は、図7E(b)に示される信頼できる装置インターフェイス733を表示させることができる。信頼できる装置インターフェイス733は、「pingbanB」オプション730を含む。信頼できる装置インターフェイス725は、「pingbanB」オプション730を含み、このオプション730は、装置本体101が、MACアドレス2に対するタブレットコンピュータBのMACアドレスを格納したことを示すために使用される。装置本体101がMACアドレス2を使用するときに、装置本体101は、タブレットコンピュータBへのBluetooth接続を自動的に確立することができる。同様に、タブレットコンピュータBは、MACアドレス2を格納する(すなわち、S709を実行する)こともできる。タブレットコンピュータBに格納したMACアドレス2は、MACアドレス2を使用する装置本体101へのBluetooth接続を自動的に確立するために使用される。
いくつかの実施形態では、装置本体101がランニングモードであるとき、ユーザが装置本体101によって収集したランニング活動データをランニングプロセス中にいつでも見るのを容易にするために、ユーザは、装置本体101を制御して、ユーザがランニングプロセス中にいつでも見ることができる電子装置(スマートウォッチ又はスマートリストバンド等)へのBluetooth接続を確立することができる。このようにして、装置本体101は、ランニング活動データをBluetooth接続を介して電子装置(スマートウォッチ又はスマートリストバンド等)に送信することができ、それによって、ユーザは、ランニング活動データをランニングプロセス中にいつでも見ることができる。換言すれば、この実施形態のタブレットコンピュータBは、スマートウォッチ又はスマートリストバンド等の電子装置で置き換えることができる。
本願のこの実施形態で提供される電子装置(例えば、ウェアラブル装置100)は、2つのMACアドレスを含む。電子装置は、異なるMACを使用して、他の異なる電子装置へのBluetooth接続を確立することができる。これにより、電子装置と他の電子装置との間の自動接続によって引き起こされる誤接続の可能性を減らすことができる。
いくつかの実施形態では、ウェアラブル装置100の動作モードは、ウェアラブル装置100のMACアドレスに1対1で対応することができる。例えば、ウェアラブル装置100がリストバンドモードであるときに、MACアドレス2が使用される。ウェアラブル装置100がランニングモードであるときに、MACアドレス1が使用される。この実施形態では、第3の操作は、前述の第1の操作と同じであり、第4の操作は、前述の第2の操作と同じである。
図8A及び図8Bを参照すると、本願の実施形態において、ウェアラブル装置100がリストバンドモードでMACアドレス2を使用し、ランニングモードでMACアドレス1を使用して他の電子装置へのBluetooth接続を確立するプロセスについて、説明している。
図8A及び図8Bに示されるように、装置本体101が、MACアドレス1を使用して携帯電話AへのBluetooth接続を確立し、MACアドレス2を使用してタブレットコンピュータBへのBluetooth接続を確立したと想定する。装置本体101は、接触電圧をリアルタイムで検出する(すなわち、S801を実行する)ことができる。
装置本体101は、ユーザの第3の操作(すなわち、第1の操作、例えば、ユーザは、装置本体101を靴のバックル103に固定することができる)を受け取ることができる。第3の操作に応答して、及び第3の操作に応答して、装置本体101は、接触電圧が第2の電圧値であると検出し、ウェアラブル装置100がランニングモードであると判定し、第2タイプのセンサを起動させる(すなわち、S802を実行する)ことができる。さらに、装置本体101は、MACアドレス1をブロードキャストする(すなわち、MACアドレス1を含むメッセージをブロードキャストする)、すなわち、S803を実行することができる。このようにして、MACアドレス1を含むメッセージを受信した後に、携帯電話Aは、装置本体101へのBluetooth接続1を自動的に確立する(すなわち、S804を実行する)ことができる。次に、装置本体101は、第2タイプのセンサによって収集したランニング活動データをBluetooth接続1を介して携帯電話Aに送信する(すなわち、S805を実行する)ことができる。
装置本体101は、ユーザの第4の操作(すなわち、第2の操作、例えば、ユーザは、装置本体101を時計バンド102に固定することができる)を受け取ることができる。第4の操作に応答して、装置本体101は、接触電圧が第1の電圧値であると検出し、ウェアラブル装置100がリストバンドモードであると判定し、第1タイプのセンサを起動させる(すなわち、S806を実行する)ことができる。さらに、装置本体101は、MACアドレス2をブロードキャストする(すなわち、MACアドレス2を含むメッセージをブロードキャストする)、すなわち、S807を実行することができる。このようにして、MACアドレス2を含むメッセージを受信した後に、タブレットコンピュータBは、装置本体101へのBluetooth接続2を自動的に確立する(すなわち、S808を実行する)ことができる。さらに、装置本体101がMACアドレス2を使用した後に、装置本体101と携帯電話Aとの間のBluetooth接続1が切断される(すなわち、S805が実行される)。Bluetooth接続2が確立された後に、装置本体101は、第1タイプのセンサによって収集した日常の活動データをBluetooth接続2を介してタブレットコンピュータBに送信する(すなわち、S809を実行する)ことができる。
本願のこの実施形態では、ウェアラブル装置100(すなわち、装置本体101)は、複数のMACアドレスを含む。ウェアラブル装置100(すなわち、装置本体101)が異なる動作モードにあるとき、異なるMACアドレスを使用することができる。例えば、ウェアラブル装置100は、2つのMACアドレスを含む。例えば、ウェアラブル装置100がリストバンドモードであるときに、MACアドレス2が使用される。ウェアラブル装置100がランニングモードであるとき、MACアドレス1が使用される。さらに、ウェアラブル装置100は、異なるMACを使用して、異なる電子装置へのBluetooth接続を確立することができる。結論として、ウェアラブル装置100が異なる動作モードにあるとき、ウェアラブル装置100は、異なるMACアドレスを使用して、異なる電子装置へのBluetooth接続を確立することができる。これにより、ウェアラブル装置100と別の電子装置との間の自動接続によって引き起こされる誤接続の可能性を減らすことができる。
前述の機能を実現するために、ウェアラブル装置100は、機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、本明細書に開示される実施形態で説明した例のユニット及びアルゴリズムステップと組み合わせて、本願の実施形態をハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組合せによって実施し得ることを容易に認識すべきである。機能がハードウェアによって実行されるか、コンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、特定のアプリケーション及び技術的解決策の設計上の制約によって異なる。当業者は、特定のアプリケーション毎に説明した機能を実現するために異なる方法を使用することができるが、その実現が本願の実施形態の範囲を超えると考えるべきではない。
本願の実施形態では、ウェアラブル装置100は、前述の方法例に基づいて機能モジュールに分割することができる。例えば、各機能モジュールは、対応する各機能に基づく分割によって取得することができ、又は2つ以上の機能を1つの処理モジュールに統合することができる。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実装することも、ソフトウェア機能モジュールの形態で実装することもできる。本願のこの実施形態では、モジュールへの分割は一例であり、単なる論理機能分割であることに留意されたい。実際の実施態様では、別の分割方法が使用され得る。
本願の一実施形態は、ウェアラブル装置をさらに提供する。ウェアラブル装置は、第1のキャリア、第2のキャリア、及び装置本体を含む。装置本体は、第1タイプのセンサ及び第2タイプのセンサを含む。装置本体の構造については、図4Aに示される装置本体101の構造を参照されたい。例えば、第1のキャリアは、図1、図2(a)及び図2(b)、又は図3(a)及び図3(b)に示される時計バンド102であり得る。第2のキャリアは、図1、図2(a)及び図2(b)、又は図3(a)及び図3(b)に示される靴のバックル103であり得る。装置本体のメモリは、1つ又は複数のコンピュータプログラムを格納することができる。1つ又は複数のコンピュータプログラムは、命令を含む。装置本体のプロセッサが命令を実行すると、装置本体101は、前述の方法の実施形態の説明において、装置本体101又はウェアラブル装置100によって実行される機能又はステップを実行することができる。
さらに、装置本体の無線通信モジュールは、少なくとも2つのMACアドレスを備えている。少なくとも2つのMACアドレスは、第1のMACアドレス(例えば、前述のMACアドレス1)及び第2のMACアドレス(例えば、前述のMACアドレス2)を含み得る。
本願の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ命令を含む。コンピュータ命令が前述のウェアラブル装置上で実行されると、ウェアラブル装置は、前述の方法の実施形態の説明において、装置本体101又はウェアラブル装置100によって実行される機能又はステップを実行することができる。
本願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されると、コンピュータは、前述の方法の実施形態の説明において、装置本体101又はウェアラブル装置100によって実行される機能又はステップを実行することができる。
本願の一実施形態は、電子装置をさらに提供する。電子装置は、前述のウェアラブル装置100又は別の電子装置であり得る。電子装置は、プロセッサ、メモリ、及びBluetoothモジュールを含む。プロセッサ、メモリ、及びBluetoothモジュール(例えば、Bluetoothモジュール)は結合される。プロセッサは、少なくとも2つのMACアドレスを備えている。少なくとも2つのMACアドレスは、第1のMACアドレス及び第2のMACアドレスを含む。メモリはコンピュータプログラムコードを格納するように構成されており、コンピュータプログラムコードにはコンピュータ命令が含まれる。メモリは、少なくとも2つのMACアドレスを格納するようにさらに構成される。
プロセッサがコンピュータ命令を実行すると、電子装置は以下の動作を実行する。プロセッサは、ユーザの第3の操作に応答して、第1のMACアドレスを使用するようにBluetoothモジュールを制御する;そして、ユーザの第4の操作に応答して、第2のMACアドレスを使用するようにBluetoothモジュールを制御する。
いくつかの実施形態では、電子装置は、予め設定したスイッチ(すなわち、前述の第2の予め設定したハードウェアスイッチ又はキー)をさらに含み得る。第3の操作及び第4の操作は、予め設定したスイッチに対してユーザによって行われる異なる操作であり得る。
いくつかの実施形態では、電子装置はディスプレイをさらに含む。プロセッサは、ユーザの第5の操作に応答してBluetooth設定インターフェイスを表示させるようディスプレイを制御するようにさらに構成される。Bluetooth設定インターフェイスには、第1のMACアドレスに対応するオプション、及び第2のMACアドレスに対応するオプションが含まれる。第3の操作は、Bluetooth設定インターフェイスにおける第1のMACアドレスに対応するオプションに対してユーザによって行われる選択操作であり、第4の操作は、Bluetooth設定インターフェイスにおける第2のMACアドレスに対応するオプションに対してユーザによって行われる選択操作である。
本願の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ命令を含む。コンピュータ命令が前述の電子装置で実行されると、電子装置は、前述の実施形態の説明において、電子装置によって実行される機能を実行することができる。
本願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されると、コンピュータは、前述の実施形態の説明において、電子装置によって実行される機能を実行することができる。
実施態様に関する前述の説明によって、当業者が、便利で簡単な説明の目的で、前述の機能モジュールへの分割が例示の例として使用されることを理解するのが可能になる。実際のアプリケーションでは、前述の機能を、異なる機能モジュールに割り当て、要件に従って実現することができる。つまり、機器の内部構造を異なる機能モジュールに分割して、上記の機能の全て又は一部を実現することができる。前述のシステム、機器、及びユニットの詳細な作業プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたい。詳細はここでは再び説明しない。
本願の実施形態で提供されるいくつかの実施形態では、開示したシステム、機器、及び方法は、他の方法で実施し得ることを理解すべきである。例えば、説明した機器の実施形態は、単なる一例である。例えば、モジュール又はユニットへの分割は単なる論理的機能の分割であり、実際の実施態様では他の分割であり得る。例えば、複数のユニット又はコンポーネントを、組み合わせる、又は別のシステムに統合することができ、或いはいくつかの機能を無視するか、又は実行しなくてもよい。さらに、表示又は説明した相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェイスを使用して実施することができる。機器又はユニットの間の間接的な結合又は通信接続は、電子的、機械的、又は他の形態で実施することができる。
別個の部品として説明したユニットは、物理的に別個である場合もそうでない場合もあり、ユニットとして表示される部品は、物理的ユニットである場合もそうでない場合もあり、ある位置に配置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分散してもよい。ユニットのいくつか又は全ては、実施形態の解決策の目的を達成するための実際の要件に基づいて選択され得る。
さらに、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合され得るか、又はユニットのそれぞれが物理的に単独で存在し得るか、又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合され得る。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実装してもよく、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装してもよい。
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合に、統合ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、実施形態における技術的解決策、又は従来技術に寄与する部分、又は技術的解決策の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置であり得る)又はプロセッサに、実施形態において説明した方法の全部又は一部のステップを実行するように指示すためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体には、フラッシュメモリ、リムーバブルハードディスク、読取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、磁気ディスク、又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる任意の媒体が含まれる。
前述の説明は、実施形態の単なる特定の実施態様であり、実施形態の保護範囲を限定することを意図するものではない。実施形態において開示した技術的範囲内のいかなる変更又は置換も、実施形態の保護範囲内に含まれるものとする。従って、実施形態の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。