JP7171464B2 - 成形装置及び成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、強化繊維基材を成形する成形装置及び成形方法に関するものである。
従来、強化繊維基材を成形する場合、成形型を用いて成形することが一般的である。つまり、成形型を用いる場合、成形型の成形面上に強化繊維基材を配置して、強化繊維基材を硬化させることで、成形面に倣った強化繊維基材を成形している。一方で、成形型を用いずに、強化繊維基材を成形するものとしては、複合材料テープの上側に設けられる第1装入ユニットと、複合材料テープの下側に設けられる第2装入ユニットを有する繊維配置装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許出願公開第2017/0151731号明細書
成形型を用いずに強化繊維基材を成形する場合、例えば、特許文献1のように、強化繊維基材を床部に固定してしまうと、成形する形状に制限が出てしまい、所定の形状の強化繊維基材を成形することが困難となってしまう場合がある。
そこで、本発明は、成形型を用いることなく、強化繊維基材を所定の形状に好適に成形することができる成形装置及び成形方法を提供することを課題とする。
本発明の成形装置は、強化繊維基材を繰り出す繰出部と、繰り出される前記強化繊維基材の一部を固定する固定部と、前記繰出部から繰り出される前記強化繊維基材の一方の面に当接して、前記強化繊維基材を成形する第1の成形ヘッドと、前記第1の成形ヘッドに対向して設けられ、前記繰出部から繰り出される前記強化繊維基材の他方の面に当接して、前記強化繊維基材を成形する第2の成形ヘッドと、前記第1の成形ヘッド、前記第2の成形ヘッド及び前記強化繊維基材を相対的に移動させる移動部と、前記強化繊維基材を加熱して硬化させる加熱部と、を備える。
本発明の成形方法は、一部が固定された強化繊維基材の一方の面に当接する第1の成形ヘッドと、前記強化繊維基材の他方の面に当接する第2の成形ヘッドとを、前記強化繊維基材に対して相対的に移動させながら、前記強化繊維基材を加熱して硬化させる。
この構成によれば、固定部により強化繊維基材の一部を固定した状態において、繰出部から強化繊維基材を繰り出すことができる。そして、繰り出された強化繊維基材の両面を、第1の成形ヘッドと第2の成形ヘッドとで挟み込み、第1の成形ヘッド、第2の成形ヘッド及び強化繊維基材を相対的に移動させながら、加熱部により強化繊維基材を硬化させることができる。これにより、成形型を用いることなく、強化繊維基材を所定の形状に好適に成形することができる。なお、繰出部は、第1の成形ヘッド及び第2の成形ヘッドの少なくとも一方の成形ヘッドに一体に設けてもよいし、成形ヘッドとは別体に設けてもよい。また、固定部は、強化繊維基材の一部として、例えば、強化繊維基材の始端を固定する。
また、前記第1の成形ヘッド及び前記第2の成形ヘッドは、前記強化繊維基材の両面から挟み込んで加圧しながら、前記強化繊維基材を成形することが、好ましい。
この構成によれば、例えば、強化繊維基材が湾曲する形状であっても、強化繊維基材の両面から加圧した状態で、加熱部により加熱することできるため、強化繊維基材を適切に硬化させることができ、強化繊維基材を精度良く成形することができる。
また、前記第1の成形ヘッドは、前記強化繊維基材の一方の面に転接する第1の押圧ローラを有し、前記第2の成形ヘッドは、前記強化繊維基材の他方の面に転接する第2の押圧ローラを有することが、好ましい。
この構成によれば、繰出部から繰り出された強化繊維基材を、第1の押圧ローラ及び第2の押圧ローラを転接させながら成形することができるため、強化繊維基材をスムーズに成形することができる。なお、第1の押圧ローラと第2の押圧ローラとは、同じ大きさの径としてもよいし、異なる大きさの径としてもよい。
また、前記第1の押圧ローラと前記第2の押圧ローラとは、前記強化繊維基材に対して所定のコンターを付与するローラとなっており、前記第1の押圧ローラ及び前記第2の押圧ローラのうち、一方の押圧ローラがクラウンローラとなっており、他方の押圧ローラが逆クラウンローラとなっていることが、好ましい。
この構成によれば、押圧ローラの軸方向に湾曲するコンター面を有する強化繊維基材を成形することができる。このため、例えば、強化繊維基材を繰り出す方向においても強化繊維基材を湾曲させる場合には、ダブルコンター面を有する強化繊維基材を成形することが可能となる。
また、成形後の前記強化繊維基材の品質を検査する検査部をさらに備えることが、好ましい。
この構成によれば、成形後の強化繊維基材を検査部によりすぐに検査することができるため、欠陥等の成形不良を迅速に検知することができる。
図1は、本実施形態に係る成形装置に関する模式図である。 図2は、本実施形態に係る成形装置により成形可能な成形品の一例を示す斜視図である。 図3は、本実施形態に係る成形装置により成形可能な成形品の一例を示す斜視図である。 図4は、本実施形態に係る成形装置により成形可能な成形品の一例を示す斜視図である。 図5は、本実施形態に係る成形装置のブロック図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[実施形態]
本実施形態に係る成形装置10は、強化繊維基材を繰り出しながら硬化させることで、所定の三次元形状となる成形品を成形可能な成形装置となっており、成形型を使用しない装置となっている。また、成形装置10は、強化繊維基材を複数回積層することで、積層体となる成形品を成形している。
図1は、本実施形態に係る成形装置に関する模式図である。図2から図4は、本実施形態に係る成形装置により成形可能な成形品の一例を示す斜視図である。図5は、本実施形態に係る成形装置のブロック図である。
ここで、成形装置10で使用される強化繊維基材について説明する。強化繊維基材は、強化繊維に樹脂を含浸させたものであり、本実施形態では、例えば、ロール状に巻回された状態で後述の繰出部35に配置されている。強化繊維としては、例えば、炭素繊維が用いられるが、炭素繊維に限定されず、その他のプラスチック繊維、ガラス繊維、天然繊維又は金属繊維でもよい。また、樹脂としては、熱可塑性樹脂が用いられるが、加熱することにより溶融する樹脂であれば特に限定されず、熱硬化性樹脂を用いてもよい。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、及びポリフェニレンサルファイド(PPS)等である。また、強化繊維基材として、強化繊維に熱硬化性樹脂を含浸させた熱硬化プリプレグを用いてもよい。
図1及び図5に示すように、成形装置10は、第1の成形部21と、第2の成形部22と、固定部23と、品質検査部24と、制御部25とを備えている。成形装置10は、第1の成形部21と第2の成形部22とが、強化繊維基材の両面から挟み込んで、強化繊維基材を成形している。
第1の成形部21は、強化繊維基材の一方の面側(例えば、外面側)に設けられており、第1の成形ヘッド31と、第1の移動アーム32とを有している。第1の成形部21は、強化繊維基材が所定の形状となるように、第1の移動アーム32により第1の成形ヘッド31を移動させる。
第1の成形ヘッド31は、繰出部35と、第1の押圧ローラ36と、第1の駆動部37と、第1の加熱部38とを含んで構成されている。繰出部35は、内部にロール状の強化繊維基材を保持しており、保持した強化繊維基材をX方向に連続的に繰り出すことが可能となっている。X方向は、例えば水平方向である。第1の押圧ローラ36は、繰り出された強化繊維基材の一方の面に転接する。第1の押圧ローラ36は、強化繊維基材を挟んで反対側(他方の面側)にある第2の成形部22へ向かって、強化繊維基材を押圧する。第1の押圧ローラ36は、例えば、軸方向(Y方向)において直線状となるストレートローラが用いられる。なお、第1の押圧ローラ36は、ストレートローラに特に限定されず、成形品に応じて種々のローラを適用してもよい。第1の駆動部37は、第1の押圧ローラ36を回転駆動させており、例えば、電動モータが用いられる。第1の駆動部37は、制御部25に電気的に接続されている。制御部25は、第1の駆動部37を制御することで、第1の押圧ローラ36の回転動作を制御している。第1の加熱部38は、第1の押圧ローラ36の内部に設けられたヒータであり、第1の押圧ローラ36を加熱する。このため、第1の加熱部38は、第1の押圧ローラ36を介して、強化繊維基材を加熱する。
このような、第1の成形ヘッド31は、繰出部35から繰り出された強化繊維基材の一方の面に第1の押圧ローラ36が転接し、第1の押圧ローラ36により強化繊維基材を他方の面側に押圧する。また、第1の成形ヘッド31は、第1の駆動部37により第1の押圧ローラ36を回転させながら、第1の加熱部38により強化繊維基材を加熱する。
第1の移動アーム32は、例えば、多軸アーム型ロボットであり、第1の成形ヘッド31を、鉛直方向となるZ方向と、水平方向となるZ方向とを含むXZ面内において、所定の位置に移動させる。第1の移動アーム32は、強化繊維基材が所定の形状となるように、第1の成形ヘッド31を移動させている。なお、第1の移動アーム32は、XYZの三次元において第1の成形ヘッド31を移動させてもよい。
第2の成形部22は、強化繊維基材の他方の面側(例えば、内面側)に設けられており、第2の成形ヘッド41と、第2の移動アーム42とを有している。第2の成形部22は、第1の成形部21と同様に、強化繊維基材が所定の形状となるように、第2の移動アーム42により第2の成形ヘッド41を移動させる。
第2の成形ヘッド41は、第2の押圧ローラ46と、第2の駆動部47と、第2の加熱部48とを含んで構成されている。第2の押圧ローラ46は、繰り出された強化繊維基材の他方の面に転接する。第2の押圧ローラ46は、強化繊維基材を挟んで反対側(一方の面側)にある第1の成形部21へ向かって、強化繊維基材を押圧する。第2の押圧ローラ46は、第1の押圧ローラ36と相補的な形状となるように、例えば、軸方向(Y方向)において直線状となるストレートローラが用いられる。なお、第2の押圧ローラ46も、第1の押圧ローラ36と同様に、ストレートローラに特に限定されず、成形品に応じて種々のローラを適用してもよい。
ここで、第1の押圧ローラ36と第2の押圧ローラ46とは、異なる直径となっており、例えば、第2の押圧ローラ46は、第1の押圧ローラ36に比して大径となっている。なお、第1の押圧ローラ36と第2の押圧ローラ46とは、同じ大きさの径としてもよいし、第1の押圧ローラ36を第2の押圧ローラ46に比して大径としてもよい。また、第1の押圧ローラ36と第2の押圧ローラ46とは、金属を用いた金属ローラとなっている。
第2の駆動部47は、第2の押圧ローラ46を回転駆動させており、例えば、電動モータが用いられる。第2の駆動部47は、制御部25に電気的に接続されている。制御部25は、第2の駆動部47を制御することで、第2の押圧ローラ46の回転動作を制御している。このとき、制御部25は、第1の駆動部37と第2の駆動部47とを協調制御することで、第1の押圧ローラ36と第2の押圧ローラ46との回転動作を同期させてもよい。第2の加熱部48は、第2の押圧ローラ46の内部に設けられたヒータであり、第2の押圧ローラ46を加熱する。このため、第2の加熱部48は、第2の押圧ローラ46を介して、強化繊維基材を加熱する。
第2の移動アーム42は、第1の移動アーム32と同様に、多軸アーム型ロボットであり、第2の成形ヘッド41を、鉛直方向となるZ方向と、水平方向となるZ方向とを含むXZ面内において、所定の位置に移動させる。第2の移動アーム42は、強化繊維基材が所定の形状となるように、第2の成形ヘッド41を移動させている。なお、第2の移動アーム42も、第1の移動アーム32と同様に、XYZの三次元において第2の成形ヘッド41を移動させてもよい。
固定部23は、強化繊維基材の少なくとも一部を固定するものであり、例えば、繰出部35から繰り出される強化繊維基材の始端を固定している。この固定部23は、強化繊維基材を所定の形状に成形する際の基準となる位置となっている。成形装置10は、固定部23の位置を基準として、所定の形状となる強化繊維基材を成形している。固定部23は、強化繊維基材の始端を挟み込んで固定してもよいし、強化繊維基材の始端を貼着して固定してもよく、固定の態様については、特に限定されない。また、固定部23は、固定された強化繊維基材がいずれの方向に向くことを許容しており、図1では、鉛直方向(Z方向)の上方側に向くように強化繊維基材を固定している。
品質検査部24は、硬化後の強化繊維基材の品質を検査するものであり、例えば、超音波を用いた非破壊検査となっている。品質検査部24は、送信部51と受信部52とを含んで構成されている。送信部51は、第1の成形ヘッド31に設けられ、受信部52は、第2の成形ヘッド41または第2の移動アーム42に設けられる、品質検査部24は、制御部25に接続されており、制御部25は、品質検査部24の検査結果に基づいて、成形の良否を判定している。
制御部25は、第1の成形部21及び第2の成形部22を制御すると共に、品質検査部24による成形後の強化繊維基材の品質検査を行っている。制御部25は、第1の成形部21と第2の成形部22とを協調制御することで、強化繊維基材を所定の形状に成形している。例えば、制御部25は、第2の成形ヘッド41が第1の成形ヘッド31に追従するように、第1の移動アーム32及び第2の移動アーム42を制御している。なお、制御部25は、強化繊維基材を所定の形状とするために、第2の成形ヘッド41の移動を停止させた状態で、第1の成形ヘッド31を移動させてもよい。また、制御部25は、第1の成形ヘッド31の移動を停止させた状態で、第2の成形ヘッド41を移動させてもよい。さらに、制御部25は、第1の成形ヘッド31を移動させつつ、第2の成形ヘッド41を移動させてもよい。このように、第1の移動アーム32と第2の移動アーム42とは、第1の成形ヘッド31、第2の成形ヘッド41及び強化繊維基材を相対的に移動させる移動部として機能している。
また、制御部25は、第1の加熱部38及び第2の加熱部48を加熱制御することで、強化繊維基材を両側から加熱している。このように、第1の加熱部38及び第2の加熱部48は、強化繊維基材を加熱して硬化させる加熱部として機能している。
このような成形装置10により成形品を成形する場合、固定部23に強化繊維基材の始端を固定し、固定部23を基準として、第1の成形部21及び第2の成形部22により、強化繊維基材を所定の形状に成形する。成形後、成形装置10は、強化繊維基材を裁断し、成形後の強化繊維基材に対して、再度、強化繊維基材を積層して、強化繊維基材を所定の形状に成形する。そして、成形装置10は、所定の積層数だけ、強化繊維基材を積層することで、成形品を成形する。なお、成形装置10は、強化繊維基材の成形時において、品質検査部24により強化繊維基材の成形不良であると判定すると、成形不良と判定された部分に対して、第1の成形部21及び第2の成形部22による成形をし直す。このため、成形装置10は、成形品の成形途中において、発生した成形不良を解消することが可能となる。
次に、図2から図4を参照して、成形品の一例について説明する。図2の成形品は、Y方向において直線状の形状となっており、XZ面内において所定の形状となる成形品であり、いわゆるシングルコンター面を有する成形品となっている。図2の成形品を成形する場合、成形装置10において、第1の成形ヘッド31及び第2の成形ヘッド41に設けられる第1の押圧ローラ36及び第2の押圧ローラ46は、ストレートローラとなっている。そして、成形装置10は、XZ面内において、所定のコンターとなるように、第1の成形ヘッド31及び第2の成形ヘッド41を、第1の移動アーム32及び第2の移動アーム42により移動させる。そして、成形装置10は、所定の積層数だけ、強化繊維基材を積層することで、図2に示す成形品を成形する。
図3の成形品は、Y方向において直線状の形状となっており、XZ面内において山谷形状となる成形品となっている。図3の成形品を成形する場合、成形装置10において、第1の成形ヘッド31及び第2の成形ヘッド41に設けられる第1の押圧ローラ36及び第2の押圧ローラ46は、ストレートローラとなっている。そして、成形装置10は、XZ面内において、山谷形状となるように、第1の成形ヘッド31及び第2の成形ヘッド41を、第1の移動アーム32及び第2の移動アーム42により移動させる。そして、成形装置10は、所定の積層数だけ、強化繊維基材を積層することで、図3に示す成形品を成形する。
図4の成形品は、半球形状となる成形品となっている。図4の成形品を成形する場合、成形装置10において、第1の成形ヘッド31に設けられる第1の押圧ローラ36は、逆クラウンローラとなっており、第2の成形ヘッド41に設けられる第2の押圧ローラ46は、クラウンローラとなっている。そして、成形装置10は、半球の外球面上に沿うように、第1の成形ヘッド31及び第2の成形ヘッド41を、第1の移動アーム32及び第2の移動アーム42により移動させる。そして、成形装置10は、強化繊維基材を繰り出す方向を異ならせながら、所定の積層数だけ、強化繊維基材を積層することで、図4に示す成形品を成形する。つまり、図4の成形品では、図2及び図3のように、強化繊維基材をX方向に沿ってのみ繰り出すのではなく、強化繊維基材をY方向を含む方向に沿って繰り出している。
なお、成形品としては、図示は省略するが、例えば、YZ面内において所定のコンターとなり、XZ面内において所定のコンターとなる、いわゆるダブルコンター面を有する成形品を成形してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、固定部23により強化繊維基材の一部を固定した状態において、繰出部35から強化繊維基材を繰り出すことができる。そして、繰り出された強化繊維基材の両面を、第1の成形ヘッド31と第2の成形ヘッド41とで挟み込み、第1の成形ヘッド31、第2の成形ヘッド41及び強化繊維基材を相対的に移動させながら、第1の加熱部38及び第2の加熱部48により強化繊維基材を硬化させることができる。これにより、成形型を用いることなく、強化繊維基材を所定の形状に好適に成形することができる。
また、本実施形態によれば、第1の押圧ローラ36及び第2の押圧ローラ46により、強化繊維基材の両面から加圧した状態で、第1の加熱部38及び第2の加熱部48により強化繊維基材を加熱することできる。このため、強化繊維基材を適切に硬化させることができ、強化繊維基材を精度良く成形することができる。
また、本実施形態によれば、繰出部35から繰り出された強化繊維基材を、第1の押圧ローラ36及び第2の押圧ローラ46を転接させながら成形することができるため、強化繊維基材をスムーズに成形することができる。
また、本実施形態によれば、第1の押圧ローラ36及び第2の押圧ローラ46として、逆クラウンローラ及びクラウンローラを用いることにより、押圧ローラの軸方向に湾曲するコンター面を有する強化繊維基材を成形することができる。このため、例えば、強化繊維基材を繰り出す方向においても強化繊維基材を湾曲させる場合には、ダブルコンター面を有する強化繊維基材を成形することが可能となる。
また、本実施形態によれば、品質検査部24を設けることにより、成形後の強化繊維基材をすぐに検査することができるため、欠陥等の成形不良を迅速に検知することができる。
なお、本実施形態では、繰出部35を、第1の成形ヘッド31に一体に設けたが、この構成に特に限定されない。繰出部35は、第2の成形ヘッド41に一体に設けてもよいし、成形ヘッド31,41とは別体に設けてもよい。なお、繰出部35を別体に設ける場合、予め繰出部35から強化繊維基材を繰り出しておいてもよい。同様に、第1の加熱部38を第1の成形ヘッド31に一体に設け、第2の加熱部48を第2の成形ヘッド41に一体に設けたが、成形ヘッド31,41とは別体に設けてもよい。
また、本実施形態では、固定部23が、強化繊維基材の一部として、例えば、強化繊維基材の始端を固定したが、強化繊維基材の他の部位を固定してもよく、特に限定されない。
また、本実施形態では、第1の成形ヘッド31及び第2の成形ヘッド41を、第1の移動アーム32及び第2の移動アーム42を用いて移動させたが、第1の成形ヘッド31及び第2の成形ヘッド41を移動させることが可能であれば、移動アームに特に限定されない。
10 成形装置
21 第1の成形部
22 第2の成形部
23 固定部
24 品質検査部
25 制御部
31 第1の成形ヘッド
32 第1の移動アーム
35 繰出部
36 第1の押圧ローラ
37 第1の駆動部
38 第1の加熱部
41 第2の成形ヘッド
42 第2の移動アーム
46 第2の押圧ローラ
47 第2の駆動部
48 第2の加熱部
51 送信部
52 受信部

Claims (6)

  1. 加熱することで溶融する樹脂が含侵された強化繊維である強化繊維基材を繰り出す繰出部と、
    繰り出される前記強化繊維基材の一部を固定する固定部と、
    前記繰出部から繰り出される前記強化繊維基材の一方の面に当接して、前記強化繊維基材を成形する第1の成形ヘッドと、
    前記第1の成形ヘッドに対向して設けられ、前記繰出部から繰り出される前記強化繊維基材の他方の面に当接して、前記強化繊維基材を成形する第2の成形ヘッドと、
    前記第1の成形ヘッド、前記第2の成形ヘッド及び前記強化繊維基材を相対的に移動させる移動部と、
    前記強化繊維基材を加熱する加熱部と、を備え
    前記固定部は、前記強化繊維基材がいずれの方向に向くことを許容するように、前記強化繊維基材を固定する成形装置。
  2. 前記第1の成形ヘッド及び前記第2の成形ヘッドは、前記強化繊維基材の両面から挟み込んで加圧しながら、前記強化繊維基材を成形する請求項1に記載の成形装置。
  3. 前記第1の成形ヘッドは、前記強化繊維基材の一方の面に転接する第1の押圧ローラを有し、
    前記第2の成形ヘッドは、前記強化繊維基材の他方の面に転接する第2の押圧ローラを有する請求項1または2に記載の成形装置。
  4. 前記第1の押圧ローラと前記第2の押圧ローラとは、前記強化繊維基材に対して所定のコンターを付与するローラとなっており、
    前記第1の押圧ローラ及び前記第2の押圧ローラのうち、一方の押圧ローラがクラウンローラとなっており、他方の押圧ローラが逆クラウンローラとなっている請求項3に記載の成形装置。
  5. 成形後の前記強化繊維基材の品質を検査する検査部をさらに備える請求項1から4のいずれか1項に記載の成形装置。
  6. 一部が固定された強化繊維基材の一方の面に当接する第1の成形ヘッドと、前記強化繊維基材の他方の面に当接する第2の成形ヘッドとを、前記強化繊維基材に対して相対的に移動させながら、前記強化繊維基材を加熱し、
    前記強化繊維基材は、加熱することで溶融する樹脂が含侵された強化繊維であり、いずれの方向に向くことを許容するように固定される成形方法。
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