JP7170059B2 - 端末、通信方法、及び無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムにおける基地局、ユーザ装置及び送信方法に関連するものである。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、システム容量の更なる大容量化、データ伝送速度の更なる高速化、無線区間における更なる低遅延化等を実現するために、NR(New Radio)あるいは5Gと呼ばれる無線通信方式の検討が進んでいる(例えば非特許文献1)。NRでは、10Gbps以上のスループットを実現しつつ無線区間の遅延を1ms以下にするという要求条件を満たすために、様々な無線技術の検討が行われている。
3GPPのリリース16において、現在、TSN(Time Sensitive Networking)/URLLCについての議論が行われている。URLLCは、高信頼・低遅延通信(Ultra-Reliable and Low-Latency Communication)の実現を目標としている。
URLLCでは、高信頼と低遅延の両方を要求する交通制御や遠隔制御などのサービスを主なターゲットとしている。URLLCのユースケースの例として、自動車運転制御及び交通制御、ロボット制御及びドローンなどとの3次元接続、遠隔手術が挙げられている。
上記のユースケースではいずれも高信頼及び低遅延が要求され、また、そこで使用される無線システムは主に制御信号のやり取りに用いることが想定されている。このため、5Gでは、URLLCに対して高い伝送速度や多端末接続を要求しない代わりに、信頼性、低遅延及びモビリティに厳しい条件を求めている。
3GPPにおいては、URLLCに関して、32 bytesのパケット送信時に1ms以下の無線区間遅延及び99.999%以上のパケット受信成功確率とすることが、達成すべき具体的な目標値として設定されている。
URLLCの要求条件に対応するための技術として、New Radio(NR)では、複数の異なるOrthogonal Frequency Division Multiplexing (OFDM)サブキャリア間隔(15、30、60、120、240kHz)が採用されている。240kHzなどの広いサブキャリア間隔を用いることにより、サブキャリア当たりの周波数帯域幅が広くなり、短い時間で同じ情報量を伝送することができる。結果として、無線信号の伝送時間を短くすることができるため、遅延を低減することができる。
3GPP TR 22.804 V16.1.0(2018-09) 3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #103-Bis、R2-1813967、Chengdu、China、8th-12th、October 2018
現在、3GPPでは、5Gシステムと工場等で導入されているTSNとの網間接続(interworking)を行うことが検討されている。
複数の工場において、独立した複数の基準時刻が維持されている場合が想定されるが、3GPPで規定されている、現状の報知情報では、3GPPのネットワークは一つの共通の時刻情報だけしかユーザ装置に通知することができない。
3GPPのネットワークにおいて、当該3GPPのネットワーク自身が維持している基準時間以外の少なくとも1つの基準時刻をユーザ装置に通知することを可能とする技術が必要とされている。
本発明の一態様によれば、外部システムの基準時刻を算出させるための関連情報を基地局から受信する受信部と、前記関連情報に基づいて、前記外部システムの基準時刻を算出する制御部と、前記算出した基準時刻を前記外部システムのスレーブに送信する送信部と、を備え、前記関連情報は、5Gシステムの基準時刻と、前記外部システムの基準時刻との対応関係を示す、端末が提供される。
本発明の実施例によれば、3GPPのネットワークにおいて、当該3GPPのネットワーク自身が維持している基準時間以外の少なくとも1つの基準時刻をユーザ装置に通知することを可能とする技術が提供される。
同期の精度に関する要求条件の例を示す図である。 時刻同期処理の例を示す図である。 トランスペアレントアプローチの例を示す図である。 ブラックボックスアプローチの例を示す図である。 ネットワークシステムの構成の例を示す図である。 報知情報の例を示す図である。 基準時刻送信処理の例を示す図である。 ユーザ装置10の機能構成の一例を示す図である。 基地局20の機能構成の一例を示す図である。 ユーザ装置10及び基地局20のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
以下の実施の形態における無線通信システムは基本的にNRに準拠することを想定しているが、それは一例であり、本実施の形態における無線通信システムはその一部又は全部において、NR以外の無線通信システム(例:LTE)に準拠していてもよい。
現在、3GPPでは、5Gシステムと工場等で導入されているTSNとの網間接続を行うことが検討されている。
現在、文献2に示されるように、TSNと3GPPの5Gシステムとの間の網間接続を実現することが検討されている。文献2では、TSNと3GPPの5Gシステムとの間の網間接続を実現するための方法として、トランスペアレントアプローチ及びブラックボックスアプローチと呼ばれる、2通りの方法が検討されている。以下、これらのトランスペアレントアプローチ及びブラックボックスアプローチの概要を説明する。以下のトランスペアレントアプローチ及びブラックボックスアプローチは、Precision Time Protocol(PTP)で規定されているマスタクロックとスレーブクロックとの間の時刻同期処理を前提としているので、まず、PTPの時刻同期処理の概要について図2を参照して説明する。
図2は、マスタクロックとスレーブクロックとの間の時刻同期処理の例を示す図である。図2に示されるように、4種類のタイムスタンプがマスタとスレーブとの間でやりとりされ、それぞれT1、T2、T3、T4と呼ばれる。これらのタイムスタンプは、スレーブクロックのオフセット計算に必要となる。
最初のタイムスタンプT1は、マスタからSyncメッセージを送信した正確な時刻である。当該Syncメッセージがイーサネットポート上に送られた時刻をT1とする。T1は、follow upメッセージにより、マスタからスレーブに送信される。
2番目のタイムスタンプT2は、スレーブがSyncメッセージを受け取った正確な時刻である。
3番目のタイムスタンプT3は、スレーブからDelay Requestメッセージを送信した正確な時刻である。
4番目のタイムスタンプT4は、マスタがDelay Requestメッセージをスレーブから受信した正確な時刻である。T4は、Delay Responseメッセージでスレーブに伝えられる。
ここで、マスタからスレーブへの伝搬遅延とスレーブからマスタへの伝搬遅延が等しい(リンクが対称である)と仮定する。この場合、スレーブのクロックの維持する時刻とマスタのクロックの維持する時刻との間のオフセットを以下のように算出することができる。
オフセット
=(スレーブのクロックの維持する時刻)-(マスタのクロックの維持する時刻)
=T2-T1-(マスタからスレーブへの伝搬遅延)
=T2-T1-((T2-T1)+(T4-T3))/2
=((T2-T1)-(T4-T3))/2
上記のオフセットの算出において、リンクが対称であることを仮定したが、リンクが非対称である場合には、((T2-T1)+(T4-T3))/2は、マスタからスレーブへの伝搬遅延及びスレーブからマスタへの伝搬遅延の平均値となる。
従って、上記のオフセットを算出することにより、
(マスタのクロックの維持する時刻)
=(スレーブのクロックの維持する時刻)-オフセット
となるため、マスタクロックとスレーブクロックとの間の時刻同期を達成することができる。
次に、文献2に示されているトランスペアレントアプローチの概要を説明する。
(トランスペアレントアプローチ)
この方法では、ユーザ装置は、正確な基準時間を含む複数のPrecision Time Protocol(PTP)パケットを無線で受信し、受信された複数のPTPパケットは、当該ユーザ装置のイーサネットポートに接続される全ての装置に転送される。図3に示されるように、クロックソースのいくつかのマスタポート(Mで示されている)を、複数の装置のスレーブポート(Sで示される)にマッピングする必要がある。
この場合において、3GPPシステムは、IEEEにおける「トランスペアレントスイッチ」の役割を果たし、当該「トランスペアレントスイッチ」は、マスタからスレーブへ向かう方向及びスレーブからマスタへ向かう方向のそれぞれの方向において、PTPパケットの「correctionTime(CT)」ヘッダフィールドを更新する。ユーザ装置(UE)及び基地局(gNB)は、PTPパケットがUE/gNB内に保持された時間(「滞留時間(residency time)」と呼ばれる)を含むように、CTを更新する必要がある。時刻同期に関する1マイクロ秒の要求条件を満たすため、PTPパケット内の滞留時間の更新を、送信時に行う必要がある。
ここで、トランスペアレントアプローチでは、PTPパケットが上りリンクトラフィックと下りリンクトラフィックの両方で転送される直前に、「correctionTime」フィールドを更新するために、詳細なパケットの検査が必要となる。正確なCTの更新を行うためには、PTPパケットは、既知の遅延で送信されるように優先順位付けされる必要がある。さらに、HARQ再送信による遅延及び無線による伝搬遅延も、CTの更新で考慮される必要があり、推定されるCTが不確定となる。
従って、滞留時間の不確定性のため、トランスペアレントアプローチでは、1マイクロ秒未満の同期精度は達成できない可能性がある。
次に、ブラックボックスアプローチの概要を、図4を参照して説明する。
このアプローチでは、図4に示すように、TSNは3GPPの5Gシステムに、正確な基準時刻を提供する。ブラックボックスとして機能する3GPPの5Gシステムは、IEEEにおける「バウンダリクロック(Boundary Clock (BC))」に相当し、接続された全てのノードに対してマスタクロックとして機能する。ユーザ装置によって維持される基準時刻は、そのイーサネットポートに接続された全てのデバイスにPTPパケットとして配信される。
ブラックボックス方式では、TSNから得られる正確な時刻を、3GPPの5Gシステムによって、当該3GPPの5Gシステムに接続されている全てのユーザ装置に対して配信することができる。ブラックボックスアプローチによれば、1マイクロ秒の同期精度を達成することができる可能性がある。
さらにブラックボックスアプローチでは、3GPPシステムは、IEEEのシステムから独立しており、3GPPシステムは、3GPPシステム内で正確な時間を維持することができる。
(課題等について)
図4では、3GPPシステムの基地局に対して、一つのマスタクロックから基準時刻が提供されている。しかしながら、実際には、異なるクロックを持つ複数のシステム(複数のマスタクロック)と接続することで、3GPPシステムの基地局は、複数の基準時刻を受信することが想定される。
例えば、図5に示すように、複数の工場(図5では工場A及び工場B)のシステムが存在し、各工場では、独自のマスタクロックから基準時間が提供されていると仮定する。ここで、図5の例では工場のシステムの数を2としたが、工場のシステムの数は2には限定されない。工場のシステムの数は1であってもよく、或いは3以上であってもよい。図5に示すような状況において、異なる工場のシステムに属するユーザ装置10には、それぞれ別のマスタクロックから基準時刻が提供されるような場合が想定される。つまり、工場Aに属するユーザ装置10には、工場Aのマスタクロックから基準時刻が提供され、工場Bに属するユーザ装置10には、工場Bのマスタクロックから基準時刻が提供されてもよい。この場合、工場A内の複数のユーザ装置10の間では、時刻同期が確立されることになる。また、工場B内の複数のユーザ装置10の間は、時刻同期が確立されることになる。しかしながら、工場A内のユーザ装置10と工場B内のユーザ装置10との間では、時刻同期は確立されていなくてもよい。
リリース15のNRでは、LTEの場合と同様に、報知情報として時刻情報が規定されている。図6は、時刻情報を示す報知情報としてのSystem Information Block(SIB9)を示す図である。
図6に示すように、現状の報知情報では、3GPPのネットワークは一つの共通の時刻情報だけしかユーザ装置10に通知することができない。従って、3GPPのネットワークは、現状の報知情報を使用する場合には、3GPPのネットワークで維持する基準時刻以外の基準時刻をユーザ装置10に対して通知することができない。
この課題を解決する方法として、3GPPのネットワークで維持する基準時刻以外の少なくとも1つのクロックから提供される少なくとも1つの基準時刻をユーザ装置10が取得できるようにするために、3GPPのネットワークからユーザ装置10に対して追加の情報を通知する方法が考えられる。以下において、3GPPのネットワークからユーザ装置10に対して追加の情報を通知するための方法1及び方法2を説明する。
(方法1)
方法1では、3GPPのネットワークは、当該3GPPのネットワークの維持している基準時刻と他のシステムの基準時刻との間の対応関係を規定する関連情報をユーザ装置10に通知する。関連情報を受信したユーザ装置10は、当該ユーザ装置10の属する他のシステム(例えば、工場Aのシステム又は工場Bのシステム)の識別子と、受信した関連情報に含まれる少なくとも1つのシステムの識別子とを比較して、当該ユーザ装置10の属する他のシステムの基準時刻を算出するための情報を関連情報から抽出する。
3GPPのネットワークは、前述の関連情報として、他のシステムの識別子、及び当該3GPPネットワークの維持している基準時刻から、他のシステムの基準時刻を算出するための情報を通知してもよい。例えば、3GPPネットワークの維持している基準時刻から、他のシステムの基準時刻を算出するための情報は、3GPPネットワークの維持している基準時刻と他のシステムの基準時刻との間のオフセットであってもよい。
代替的に、例えば、3GPPネットワークの維持している基準時刻から、他のシステムの基準時刻を算出するための情報は、3GPPネットワークの維持している基準時刻を変数として、他のシステムの基準時刻を算出するための関数であってもよい。
代替的に、前述の関連情報として、他のシステムの識別子、及び3GPPネットワークの維持している基準時刻と当該少なくとも1つの他のシステムの基準時刻との間の少なくとも1つ対応関係を、ユーザ装置10及び3GPPネットワークの双方でデータベース化しておき、3GPPネットワークは、前述の少なくとも1つの対応関係のうちのいずれか1つを示す識別子をユーザ装置10に送信し、当該ユーザ装置10は、受信した識別子に基づき、他のシステムの基準時刻を算出してもよい。
関連情報は、3GPPネットワークからユーザ装置10に対して、非アクセス層(NAS)のメッセージとして通知されてもよく、或いはRRCメッセージといったアクセス層(AS)のメッセージとして通知されてもよい。
(方法2)
方法2では、3GPPネットワークは、ユーザ装置10(或いは、ユーザ装置10に接続されるPTP endpoint)が、少なくとも1つの他のシステム(例えば、工場Aのシステム又は工場Bのシステム)のうちのどのシステムに属するかを識別し、3GPPネットワークは、当該識別されたシステムの基準時刻をユーザ装置10が算出するための関連情報をユーザ装置10に通知する。
3GPPネットワーク(基地局20)は、少なくとも1つの他のシステムを識別するための少なくとも1つの識別子をユーザ装置10に予め通知してもよい。この場合、3GPPネットワークは、関連情報に上述の識別されたシステムの識別子を含めて、当該関連情報をユーザ装置10に送信してもよい。関連情報を受信したユーザ装置10は、関連情報に含まれる識別子に基づいて、ユーザ装置10が算出する基準時刻がどのシステムの基準時刻であるかを特定してもよい。この場合、基地局20からの関連情報は、報知情報だけではなく、個別RRCメッセージ等でユーザ装置10毎、或いはUEグループ毎に通知されてもよい。
上述の識別子は、関連情報の識別子であってもよく、Network Temporary Identifier(RNTI)であってもよく、Logical Channel Identifier(LCID)であってもよく、Resource Block Identifier(RB-ID)であってもよく、報知情報の識別子であってもよく、RRC個別シグナリングの識別子であってもよく、Slicing IDでもあってもよく、PLMN IDであってもよく、QFIやQCIのようなサービスのQoSを表現するものであってもよく、AC (Access Class)であってもよく、当該関連情報を受信した際の周波数及び/又は時間情報から暗黙的に特定される識別子であってもよい。識別子や関連情報が基地局20から通知されない場合、ユーザ装置10はデフォルトの識別子や関連情報を適用してもよい。また、同期の要求条件に応じて複数の基準時刻を通知する場合に、異なる要求条件を識別する情報(QoS、QFI等)が通知されてもよい。
また、上述の識別子はユーザ装置10に既に割り当てられたもの(e.g.契約情報から割り当てられたもの)が基地局20(or CN)へ通知されてもよい。この識別子は、initial access等においてユーザ装置10の識別子を送信する際(例えば、RACH Msg3や、Msg5(e.g. RRC setup complete message))で通知されてもよい。
この識別子は複数の基地局20やCNノード間で交換されて共有されてもよい。また、当該識別子には有効期限があってもよく、識別子の有効期限が切れる場合には、ユーザ装置は識別子の再割り当てや、期限の延長を要求してもよい。有効期限がきれる、とは、例えば、最後にひとつまたは複数の有効な時刻情報を受信してからの期間が計測され、当該期間が所定の値を超過する場合を指してもよい。また、RRC接続や、CNと接続が切断される場合(例えば、RRC connection releaseやでタッチ)には、当該識別子が破棄されてもよいし、維持されてもよい(破棄するか維持するかは、基地局20からの指示によって指定されてもよい)。さらに、識別子の変更や更新に際しては、基地局20(やCN)とユーザ装置10間の不一致を回避するためにハンドオーバ(reconfigurationWithSync)や、RRC connectionの切断(RRC correction release)が実施されてもよい。
(動作例)
次に、図7を参照して、本実施例における時刻同期処理の動作例を説明する。ステップS101において、3GPPネットワークの基地局20は、工場Aのシステムのマスタクロックを維持する工場AのMasterと時刻同期処理を行い、基地局20は、工場Aのシステムの基準時刻Aを取得する。
ステップS103において、3GPPネットワークの基地局20は、工場Bのシステムのマスタクロックを維持する工場BのMasterと時刻同期処理を行い、基地局20は、工場Bのシステムの基準時刻Bを取得する。
ステップS105において、基地局20は、工場Aのシステムの基準時刻Aをユーザ装置10が算出するための情報Aを生成し、工場Aのシステムの識別子Aと関連付ける。さらに、基地局20は、工場Bのシステムの基準時刻Bをユーザ装置10が算出するための情報Bを生成し、工場Bのシステムの識別子Bと関連付ける。基地局20は、工場Aのシステムの基準時刻Aをユーザ装置10が算出するための情報Aと当該情報Aと関連付けられた識別子A、及び工場Bのシステムの基準時刻Bをユーザ装置10が算出するための情報Bと当該情報Bと関連付けられた識別子Bを含む関連情報を生成する。
ステップS107において、基地局20は、生成した関連情報をユーザ装置10に送信する。
ステップS109において、関連情報を基地局20から受信したことに応答して、ユーザ装置10は、ユーザ装置10の属するシステム(この例では、工場Aのシステム及び工場Bのシステムのうちのいずれか1つのシステムとする)を識別する識別子であって、当該ユーザ装置10が保持する、識別子と、受信した関連情報に含まれる識別子とを比較して、ユーザ装置10の属するシステムの基準時刻を算出するための情報を取得する。
例えば、ユーザ装置10の保持する識別子が、識別子Aであったとする。この場合、ユーザ装置10は、工場Aのシステムの基準時刻Aを算出するための情報を関連情報の中から抽出して、工場Aのシステムの基準時刻Aを算出する。その後、ステップS111において、ユーザ装置10は算出した工場Aのシステムの基準時刻Aを工場AのSlaveに送信する。
また、ステップS109においてユーザ装置10の保持する識別子が識別子Bであったとする。この場合、ユーザ装置10は、工場Bのシステムの基準時刻Bを算出するための情報を関連情報の中から抽出して、工場Bのシステムの基準時刻Bを算出する。その後、ステップS111'において、ユーザ装置10は算出した工場Bのシステムの基準時刻Bを工場BのSlaveに送信する。
上記の処理により、工場Aのシステム内及び/又は工場Bのシステム内で時刻同期を確立することができる。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理動作を実行するユーザ装置10及び基地局20の機能構成例を説明する。ユーザ装置10及び基地局20は、本実施の形態で説明した全ての機能を備えている。ただし、ユーザ装置10及び基地局20は、本実施の形態で説明した全ての機能のうちの一部のみの機能を備えてもよい。なお、ユーザ装置10及び基地局20を総称して通信装置と称してもよい。
<ユーザ装置>
図8は、ユーザ装置10の機能構成の一例を示す図である。図8に示すように、ユーザ装置10は、送信部110と、受信部120と、制御部130と、データ格納部140を有する。図8に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。なお、送信部110を送信機と称し、受信部120を受信機と称してもよい。
送信部110は、送信データから送信を作成し、当該送信信号を無線で送信する。また、送信部110は、1つ又は複数のビームを形成することができる。受信部120は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。
制御部130は、ユーザ装置10の制御を行う。なお、送信に関わる制御部130の機能が送信部110に含まれ、受信に関わる制御部130の機能が受信部120に含まれてもよい。データ格納部140には、例えば、設定情報等が格納される。なお、送信に関わる設定情報が送信部110に格納され、受信に関わる設定情報が受信部120に格納されることとしてもよい。
例えば、受信部120は、3GPPのネットワークの維持している基準時刻と他のシステムの基準時刻との間の対応関係を規定する関連情報を基地局20から受信し、受信した関連情報を制御部130に通知する。制御部130は、ユーザ装置10の属する他のシステム(例えば、工場Aのシステム又は工場Bのシステム)の識別子と、受信した関連情報に含まれる少なくとも1つのシステムの識別子とを比較して、ユーザ装置10の属する他のシステムの基準時刻を算出するための情報を関連情報から抽出し、当該他のシステムの基準時刻を算出する。制御部130は、算出した他のシステムの基準時刻を送信部110に送信させる。
<基地局20>
図9は、基地局20の機能構成の一例を示す図である。図9に示すように、基地局20は、送信部210と、受信部220と、制御部230と、データ格納部240を有する。図9に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。なお、送信部210を送信機と称し、受信部220を受信機と称してもよい。
送信部210は、ユーザ装置10側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。また、送信部210は、1つ又は複数のビームを形成する。受信部220は、ユーザ装置10から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、受信部220は受信する信号の測定を行って、受信電力等を取得する測定部を含む。
制御部230は、基地局20の制御を行う。なお、送信に関わる制御部230の機能が送信部210に含まれ、受信に関わる制御部230の機能が受信部220に含まれてもよい。データ格納部240には、例えば、設定情報等が格納される。なお、送信に関わる設定情報が送信部210に格納され、受信に関わる設定情報が受信部220に格納されることとしてもよい。
例えば、受信部220は、ユーザ装置10の属する他のシステム(例えば、工場Aのシステム及び工場Bのシステム)との時刻同期処理を行い、当該他のシステムの基準時刻を取得して、制御部230に通知する。制御部230は、他のシステムの基準時刻に基づいて、ユーザ装置10がユーザ装置10の属する他のシステムの基準時刻を算出するための情報を生成し、当該他のシステムの識別子と生成した情報とを対応付けることで、関連情報を生成する。制御部230は、関連情報を送信部210に通知し、送信部210は、関連情報をユーザ装置10に送信する。
<ハードウェア構成>
上記実施の形態の説明に用いたブロック図(図8及び図9)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における基地局20、ユーザ装置10等は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図10は、本開示の一実施の形態に係る基地局20及びユーザ装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局20及びユーザ装置10は、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。基地局20及びユーザ装置10のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局20及びユーザ装置10における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述の制御部130、制御部230等は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータ等を、補助記憶装置1003及び通信装置1004の少なくとも一方から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図8に示した基地局20の制御部130は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図9に示したユーザ装置10の制御部230は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つによって構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本開示の一実施の形態に係る通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール等を保存することができる。
補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等の少なくとも1つによって構成されてもよい。補助記憶装置1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び補助記憶装置1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、送受信アンテナ、アンプ部、送受信部、伝送路インターフェース等は、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及び記憶装置1002等の各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、基地局20及びユーザ装置10は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施の形態によれば、外部システムから、該外部システムの基準時刻を受信する受信部と、前記外部システムの基準時刻に基づいて、ユーザ装置に該ユーザ装置の属する前記外部システムの基準時刻を算出させるための関連情報を生成する制御部と、前記関連情報を前記ユーザ装置に送信する送信部と、を備える基地局が提供される。
上記の構成によれば、基地局は基地局自身が維持している基準時刻以外の外部システムの基準時刻を当該外部システムから取得し、ユーザ装置に対して通知することができる。すなわち、基地局及びユーザ装置で構成される通信システムをバウンダリクロックとして機能させることが可能となる。
前記受信部は、複数の外部システムのうちの各外部システムから、当該外部システムの基準時刻を受信し、前記制御部は、前記複数の外部システムのうちの各外部システムについて、前記ユーザ装置に該外部システムの基準時刻を算出させるための情報を生成し、当該生成した情報と前記外部システムの識別子とを関連付け、前記情報及び前記関連付けられた外部システムの識別子を含めることで、前記関連情報を生成してもよい。
上記の構成によれば、外部システムが複数存在する場合であっても、基地局は、各外部システムの基準時刻を取得して、当該外部システムに属するユーザ装置に当該外部システムの基準時刻を算出させるための情報を送信することが可能となる。
前記受信部は、複数の外部システムのうちの各外部システムから、当該外部システムの基準時刻及び当該外部システムに属するユーザ装置の識別子を受信し、前記制御部は、前記基地局の配下の1つ以上のユーザ装置のうちの各ユーザ装置に対して、当該ユーザ装置の属する外部システムの基準時刻を当該ユーザ装置に算出させるための関連情報を生成し、前記送信部は、前記基地局の配下の1つ以上のユーザ装置のうちの各ユーザ装置に前記関連情報を送信してもよい。
上記の構成によれば、基地局は、特定のユーザ装置について、複数の外部システムのうちのどの外部システムに属すかを判定した上で、当該特定のユーザ装置に当該特定のユーザ装置の属する外部システムの基準時刻を算出するための情報を送信することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、外部システムの基準時刻を算出させるための関連情報を受信する受信部と、前記関連情報に基づいて、前記外部システムの基準時刻を算出する制御部と、前記算出した基準時刻を送信する送信部と、を備えるユーザ装置が提供される。
上記の構成によれば、ユーザ装置は基地局自身が維持している基準時刻以外の外部システムの基準時刻を算出するための情報を取得することが可能となる。
前記受信部は、前記関連情報として、複数の外部システムのうちの各外部システムについて、前記ユーザ装置が該外部システムの基準時刻を算出するための情報と、前記情報に関連付けられた前記外部システムの識別子を含む、関連情報、を受信し、前記制御部は、前記ユーザ装置の保持する前記ユーザ装置の属する外部システムの識別子と、前記関連情報に含まれる各外部システムの識別子とを比較することにより、前記ユーザ装置が該ユーザ装置の属する外部ネットワークの基準時刻を算出するための情報を前記関連情報から抽出し、該ユーザ装置の属する外部ネットワークの基準時刻算出してもよい。
上記の構成によれば、外部システムが複数存在する場合であっても、ユーザ装置は、当該ユーザ装置の属する外部システムの基準時間を算出するための情報を取得することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、外部システムから、該外部システムの基準時刻を受信するステップと、前記外部システムの基準時刻に基づいて、ユーザ装置に該ユーザ装置の属する前記外部システムの基準時刻を算出させるための関連情報を生成するステップと、前記関連情報を前記ユーザ装置に送信するステップと、を備える送信方法が提供される。
上記の構成によれば、基地局は基地局自身が維持している基準時刻以外の外部システムの基準時刻を当該外部システムから取得し、ユーザ装置に対して通知することができる。すなわち、基地局及びユーザ装置で構成される通信システムをバウンダリクロックとして機能させることが可能となる。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局20及びユーザ装置10は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局20が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従ってユーザ装置10が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本開示で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ等であってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局20によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局20を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置10との通信のために行われる様々な動作は、基地局20及び基地局20以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GW等が考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局20以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、他のネットワークノードは、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
本開示において説明した情報又は信号等は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
本開示における判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「基地局装置」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ装置10間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局20が有する機能をユーザ装置10が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジ(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ装置10に対して、無線リソース(各ユーザ装置10において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジ用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
なお、本開示において、DL-SSBは、下りリンクにおける同期信号及びブロードキャスト情報を含むブロックの一例である。SL-SSBは、サイドリンクにおける同期信号及びブロードキャスト情報を含むブロックの一例である。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
10 ユーザ装置
110 送信部
120 受信部
130 制御部
140 データ格納部
20 基地局
210 送信部
220 受信部
230 制御部
240 データ格納部
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (5)

  1. 外部システムの基準時刻を算出させるための関連情報を基地局から受信する受信部と、
    前記関連情報に基づいて、前記外部システムの基準時刻を算出する制御部と、
    前記算出した基準時刻を前記外部システムのスレーブに送信する送信部と、
    を備え
    前記関連情報は、5Gシステムの基準時刻と、前記外部システムの基準時刻との対応関係を示す、
    端末。
  2. 前記受信部は、前記関連情報として、複数の外部システムのうちの各外部システムについて、前記端末が該外部システムの基準時刻を算出するための情報と、該外部システムを識別するための識別子を含む、関連情報、を受信し、
    前記制御部は、前記端末の保持する該端末の属する外部システムを識別するための識別子と、前記関連情報に含まれる各外部システムを識別するための識別子とを比較することにより、前記端末が該端末の属する外部ネットワークの基準時刻を算出するための情報を前記関連情報から抽出し、該端末の属する外部ネットワークの基準時刻算出する、
    請求項1に記載の端末。
  3. 外部システムの基準時刻を算出させるための関連情報を基地局から受信するステップと、
    前記関連情報に基づいて、前記外部システムの基準時刻を算出するステップと、
    前記算出した基準時刻を前記外部システムのスレーブに送信するステップと、
    を備え
    前記関連情報は、5Gシステムの基準時刻と、前記外部システムの基準時刻との対応関係を示す、
    端末による通信方法。
  4. 前記受信するステップは、前記関連情報として、複数の外部システムのうちの各外部システムについて、前記端末が該外部システムの基準時刻を算出するための情報と、該外部システムを識別するための識別子を含む、関連情報、を受信し、
    前記算出するステップは、前記端末の保持する該端末の属する外部システムを識別するための識別子と、前記関連情報に含まれる各外部システムを識別するための識別子とを比較することにより、前記端末が該端末の属する外部ネットワークの基準時刻を算出するための情報を前記関連情報から抽出し、該端末の属する外部ネットワークの基準時刻を算出する、
    請求項3に記載の通信方法。
  5. 外部システムの基準時刻を算出させるための関連情報を受信する基地局から受信部と、
    前記関連情報に基づいて、前記外部システムの基準時刻を算出する制御部と、
    前記算出した基準時刻を前記外部システムのスレーブに送信する送信部と、
    を備える端末と、
    前記関連情報を前記端末に送信する送信部
    を備える基地局と、
    を備え
    前記関連情報は、5Gシステムの基準時刻と、前記外部システムの基準時刻との対応関係を示す、
    無線通信システム。
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