JP7169410B1 - 情報処理装置、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】人的資源を効率的に活用できる勤怠管理を行う情報処理装置を提供する。【解決手段】事業者と雇用関係にある就業者が使用する情報処理装置である複数の就業者端末1と、就業者の勤怠を管理する事業者側のオペレータが使用する情報処理装置である事業者端末2とが、インターネット等のネットワーク5により相互に通信可能に接続されている勤怠管理システム100において、事業者端末2は、特定の招集位置を指定した招集要求が発生した場合に、就業者の始業及び終業の打刻操作に応じて端末装置から送信された時刻情報と位置情報を就業者毎に記憶する勤怠管理DB4を参照して、前記位置情報から求められる就業者毎の行動エリア及び前記時刻情報から求められる就業者毎の勤務状況を判定し、判定結果に基づいて、前記招集位置に招集する通知の候補となる端末装置を選択する対象選択部22を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、就業者の勤怠管理を行う情報処理装置に関する。
始業及び終業の時刻を把握することで、就業者の労働状況を管理する勤怠管理システムが知られている。
例えば特許文献1には、就業者が始業及び終業の打刻操作を行った時刻に基づいて労働時間を算出し、より客観的に就業者の労働状況を管理する技術が開示されている。
特許第6430052号公報
ところで、勤怠管理システムにおいては、各就業者の事業所において急な欠員が生じたり、顧客の事業所で問題が発生したなどの事情により人員を特定の事業所まで招集する必要が生じることがある。
このような場合、事業者側のオペレータは、端末装置を介して所属する就業者を確認するとともに招集の条件を満たす者を選択し、選択した就業者の端末装置に招集先への招集通知を行うことになる。
しかしながら、オペレータが多くの就業者の中から条件を満たす者を探し出すのには多くの手間と時間が必要となるし、また探し当てた就業者が必ずしも招集先の付近にいるとは限らず、招集先の事業所に到着するまでに思わぬ時間を要することもあった。このような事情から、急な要請に対して効率的に招集先への人材派遣が可能な勤怠管理が望まれている。
そこで、本発明は、招集要求を反映させた就業者を効率的に選択する勤怠管理システムを提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、特定の招集位置を指定した招集要求が発生した場合に、就業者の始業及び終業の打刻操作に応じて端末装置から送信された時刻情報と位置情報を就業者毎に記憶するデータベースを参照して、前記位置情報から求められる就業者毎の行動エリア、及び前記時刻情報から求められる就業者毎の勤務状況を判定し、判定結果に基づいて、前記招集位置に招集する通知の候補となる端末装置を選択する対象選択部を備えるものである。
これにより、就業者の日々の打刻操作から得られる情報に基づいて、招集可能な就業者の端末装置が選択される。
本発明によれば、招集要求を反映させた就業者を効率的に選択することができる。
実施の形態の勤怠管理システムにおけるネットワークシステムの説明図である。 コンピュータ装置のブロック図である。 招集条件入力画面の説明図である。 通知候補表示画面の説明図である。 事業者端末の実行する招集通知処理のフローチャートである。 事業者端末の実行する行動エリア判定処理のフローチャートである。 就業者の各行動エリアを模式的に示した説明図である。 事業者端末の実行する勤務状況判定処理のフローチャートである。 事業者端末の実行する安否確認通知処理のフローチャートである。
<1.勤怠管理システムの構成>
実施の形態の勤怠管理システム100について、図1から図9を参照して説明する。
図1は、勤怠管理システム100として機能するネットワークシステムの構成例を示している。
図1に示すように、勤怠管理システム100は、複数の就業者端末1、事業者端末2、就業者管理DB3、及び勤怠管理DB4を有している。なお、本実施の形態では、データベースを「DB」と表記する。
就業者端末1と事業者端末2は、インターネット等のネットワーク5により相互に通信可能に接続されている。また事業者端末2は、就業者管理DB3及び勤怠管理DB4にアクセス可能とされている。
就業者端末1は、例えば事業者と雇用関係にある就業者が使用する情報処理装置である。就業者端末1は、必要に応じて各種の送受信処理や表示処理などを実行する。就業者端末1は、例えばスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスやフィーチャーフォンなどである。なお、就業者端末1は、例えば通信機能を備えたPC(Personal Computer)などであってもよい。
就業者端末1は、就業者による始業又は終業の打刻操作の時刻情報及び当該打刻操作時の就業者端末1の位置情報などの勤怠に関する情報を事業者端末2に送信する。位置情報は、例えば就業者端末1の位置を示すGPS(Global Positioning System)情報などである。
就業者による打刻操作は、例えば就業者端末1にインストールされたアプリケーションを起動させることで入力することができる。なお、打刻操作には、例えば指紋認証や顔認証、就業者端末1に打刻用IC(Integrated Circuit)カードを接触させることによる認証など、就業者の始業及び終業を判定するための様々な操作が含まれる。
なお、就業者端末1は、他にも勤怠に関する情報として、例えば残業や休暇の申請、遅刻や早退の報告などの各種情報を事業者端末2に送信する。
事業者端末2は、例えば就業者の勤怠を管理する事業者側のオペレータが使用する情報処理装置である。事業者端末2は、就業者の勤怠管理に関する各種処理を実行する。事業者端末2は、例えば通信機能を備えたPCである。なお、事業者端末2は、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスやフィーチャーフォンなどであってもよい。
事業者端末2は、機能構成として、例えばDB管理部21、対象選択部22、及び通知処理部23を有している。事業者端末2は、1つの情報処理装置により、或いは複数の情報処理装置の連携により実現される。
DB管理部21は、就業者管理DB3や勤怠管理DB4などの各種DBの更新を行う。
DB管理部21は、例えば就業者端末1から受信した時刻情報や位置情報などの勤怠に関する各種情報に基づいて勤怠管理DB4を更新する。
対象選択部22は、各種通知の候補となる就業者端末1を選択する。
対象選択部22は、特定の招集位置を指定した招集要求が発生した場合に、就業者管理DB3や勤怠管理DB4などの各種DBを参照して、招集位置に就業者を招集するための通知(招集通知)を行う候補となる就業者端末1を選択する。
招集位置は、例えば事業者の管理する事業所や就業現場、或いは取引先などであり、召集要求は、例えば、或る就業場所において人員が不足している場合や専門知識を有する人員が必要になった場合、或いは取引先へ向かう人員が必要になった場合など、招集位置において人員を派遣することが必要になった場合に、オペレータによる事業者端末2への操作入力などにより発生する。
対象選択部22は、例えば事業所や取引先から電話、メールなどにより要請を受けたオペレータからの事業者端末2に対する操作入力を検知することにより召集要求の発生を検知する。
また対象選択部22は、災害情報を受信した場合に、各種DBを参照して安否確認に関する通知(安否確認通知)を行う候補となる就業者端末1を選択する。
通知処理部23は、通知対象となった就業者端末1に招集通知や安否確認通知などの各種通知を行う。通知対象の就業者端末1は、例えば通知候補として事業者端末2に表示された就業者端末1からオペレータの操作などにより選択される。
なお、通知処理部23は、他にも残業や休暇の承認通知、遅刻や早退の了承通知など、必要に応じて就業者端末1に各種通知を行う。
就業者管理DB3には、就業者の属性情報が就業者毎に紐付けられて記憶されている。
就業者管理DB3には、例えば氏名、年齢、性別、住所、所属部署、所属プロジェクトチーム、保有資格、招集通知等の通知先情報などの属性情報が、就業者を一意に特定可能な就業者ID(Identification)に対して紐付けられて記憶されている。
勤怠管理DB4には、就業者の勤怠に関する情報が就業者毎に紐付けられて記憶されている。
勤怠管理DB4には、例えば過去から現在までの始業及び終業の時刻情報と就業者端末1の位置情報、労働時間、残業時間、休暇などのスケジュール、労働中や待機中等の現在の就業者のステータスなどの勤怠に関する情報が就業者IDに対して紐付けられて記憶されている。
なお、上述したこれらの各DBは、事業者端末2を構成する各情報処理装置が必要に応じてアクセス可能とされていればどのような形態で実現されていてもよい。例えば事業者端末2と同一システム内の記憶部に各DBのすべてが形成されていてもよいし、各DBの一部又は全部が別体、遠隔地等のコンピュータシステムに設けられていてもよい。もちろん各DBが一つの装置(例えば一つのHDD(Hard Disk Drive)等)内に形成されている必要はない。また各DBのそれぞれが、それぞれ1つのDBとして構成される必要もない。例えば勤怠管理DB4に記憶される情報が、複数のDBにより記憶管理されてもよい。上述した各DBは、実施の形態の処理に関連する情報の記憶部を、それぞれ1つのDBの形態で例示したものに過ぎない。
また本実施の形態では、DB管理部21、対象選択部22、及び通知処理部23の機能構成を事業者端末2が有する例について説明したが、各機能構成は、事業者端末2とは別に設けられた管理サーバにより実現することもできる。この管理サーバは、ネットワーク5を介して就業者端末1及び事業者端末2と通信可能とされ、就業者管理DB3及び勤怠管理DB4にアクセス可能とされている。
この場合、管理サーバは、事業者端末2から招集位置への招集要求を受信することで、就業者管理DB3や勤怠管理DB4などの各種DBを参照して通知候補となる就業者端末1を選択し、選択した通知候補となる就業者端末1を事業者端末2に表示させる。そして管理サーバは、事業者端末2から通知対象となる就業者端末1の情報を受信すると、その就業者端末1に招集通知を行う。
またこの管理サーバは、災害情報を受信した場合に、各種DBを参照して選択した就業者端末1に安否確認通知を行う。
<2.ハードウェア構成>
図1に示した就業者端末1、事業者端末2、就業者管理DB3、及び勤怠管理DB4を構成する情報処理装置のハードウェア構成について図2を参照して説明する。各種の端末装置及びDBは、情報処理及び情報通信が可能な図2に示すようなコンピュータ装置200として実現することができる。
コンピュータ装置200のCPU(Central Processing Unit)201は、ROM(Read Only Memory)202に記憶されているプログラム、または記憶部208からRAM(Random Access Memory)203にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM203にはまた、CPU201が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU201、ROM202、及びRAM203は、バス204を介して相互に接続されている。このバス204には、入出力インターフェース205も接続されている。
入出力インターフェース205には、入力部206、出力部207、記憶部208、通信部209が接続されている。
入力部206はキーボード、マウス、タッチパネルなどにより構成される。
出力部207はLCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどにより構成される。
記憶部208はHDDやフラッシュメモリ装置などにより構成される。
通信部209は図1に示すようなネットワーク5を介しての通信処理や機器間通信を行う。
入出力インターフェース205にはまた、必要に応じてメディアドライブ210が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどの図示しないリムーバブルメディアが適宜装着され、リムーバブルメディアに対する情報の書込や読出が行われる。
このようなコンピュータ装置200では、通信部209による通信によりデータやプログラムのアップロード、ダウンロードが行われる。またリムーバブルメディアを介したデータやプログラムの受け渡しが可能である。
CPU201が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、上述した各種の端末装置及びDBとしての必要な情報処理や通信が実行される。
なお、各種の端末装置及びDBを構成する情報処理装置は、図2に示すようなコンピュータ装置200が単一で構成されることに限らず、複数のコンピュータ装置200がシステム化されて構成されてもよい。複数のコンピュータ装置200は、LAN(Local Area Network)等によりシステム化されていてもよいし、インターネット等を利用したVPN(Virtual Private Network)等により遠隔地に配置されたものでもよい。複数のコンピュータ装置200には、クラウドコンピューティングサービスによって利用可能なサーバ群(クラウド)としてのコンピュータ装置200が含まれてもよい。
<3.事業者端末における表示画面の概要>
オペレータが勤怠管理システム100を利用して就業者端末1に招集通知を行う場合に、事業者端末2に表示される画面の例について図3及び図4を参照して説明する。
オペレータは、例えば事業所や取引先から電話、メールなどにより人員派遣の要請を受けると、事業者端末2に表示された図3に示すような招集条件入力画面30において、召集要求を反映させた就業者の条件を入力する操作を行う。
招集条件入力画面30では就業者を選択する条件として、招集位置や招集人数、及び必要に応じて年齢、性別、所属部署、所属プロジェクトチーム、保有資格などの招集を希望する就業者の属性を入力欄31、32、33等に入力することができる。
なお、招集位置の端末装置から召集要求と共に招集位置の位置情報を受信できる場合においては、招集位置の入力を省略することも可能である。
また、招集条件入力画面30は招集位置の端末装置に表示されてもよい。この場合、招集側の人員は当該端末装置に招集する就業者の条件を入力することができる。このとき、入力された就業者の条件情報は事業者端末2に送信される。
招集条件入力画面30に必要な条件を入力した後、オペレータが選択開始ボタン34を選択する等の操作を行うことで召集要求が事業者端末2に入力される。このとき入力した条件に基づいて招集通知の候補となる就業者端末1が事業者端末2により選択され、図4に示すような通知候補表示画面40が表示される。
通知候補表示画面40においては、通知候補となる就業者端末1に対応する就業者が選択可能に表示される。またこのとき、就業者ID、氏名、年齢、性別、住所、所属部署、所属プロジェクトチーム、保有資格などの属性情報が就業者毎に表示される。
オペレータは、就業者の各種属性情報を参照しながら招集通知の通知対象となる就業者を選択することができる。例えばオペレータによる選択欄41の選択操作により、通知対象となる就業者の就業者端末1が選択される。
通知対象とする就業者端末1を選択した後に、例えばオペレータによる通知ボタン42の選択操作により、選択した就業者端末1に招集位置への招集通知が送信される。
<4.事業者端末の処理例>
本実施の形態の勤怠管理システム100において事業者端末2が実行する処理例について、図5から図9を参照して説明する。事業者端末2は、主に対象選択部22及び通知処理部23の機能により以下に説明する処理を実行する。
[4-1.招集通知処理]
対象選択部22は、招集要求を検知すると図5に示す処理を実行する。対象選択部22は、例えばオペレータによる図3に示すような選択開始ボタン34の選択操作を召集要求として検知する。このとき対象選択部22は、オペレータにより入力された招集位置、招集人数、及び就業者の属性などの条件情報を召集要求と併せて取得する。
なお、このとき対象選択部22は、招集位置の端末装置から上記の条件情報を受信することで召集要求を検知してもよい。この場合、条件情報は、例えば招集位置にいる人員により端末装置に入力される。ここで位置情報として、端末装置の位置を示すGPS情報等を事業者端末2に送信してもよい。
召集要求を検知した対象選択部22は、ステップS101において、就業判定処理を行う。このとき対象選択部22は、勤怠管理DB4を参照し、直近の終業の時刻情報が更新されてから所定期間内の就業者端末1を第1選択端末として選択する。ここでの所定期間は、就業者が休職や退職などの要因により現在業務を行っていないことを推定するための期間であり、例えば3月、半年、1年などの期間が挙げられる。すなわち、直近の更新から所定期間経過した就業者端末1に対応する就業者は、現在就業していない蓋然性が高いため、あらかじめ招集通知を行う候補から除外される。
なお、対象選択部22は、ステップ101において、勤怠管理DB4を参照し、当日に始業の時刻情報が更新されている就業者端末1を第1選択端末として選択することとしてもよい。始業の時刻情報が更新されている就業者端末1については、就業者が本日就業していることができるため、就業中の就業者の就業者端末1を精度よく選択することができる。またこのとき、当日に始業の時刻情報が更新されていることに加えて、就業の時刻情報が記憶されていない就業者端末1を第1選択端末として選択すると、現在就業中の就業者の就業者端末1をより精度よく選択することができる。
また対象選択部22は、ステップS101において、勤怠管理DB4を参照し、待機中のステータスである就業者端末1を第1選択端末として選択することもできる。
この場合、就業者は、待機中であることを自身の就業者端末1を介して事業者端末2に送信する。事業者端末2は、当該待機中であることを受信したときに、DB管理部21の機能により、待機中であることを就業者IDに紐づけて勤怠管理DB4を更新しておく。
これによっても、現在待機中である就業者の就業者端末1を精度よく選択することができる。
このような各種処理を組み合わせることで、現在就業中の就業者の就業者端末1の選択精度をさらに向上させることができる。
例えば対象選択部22は、直近の終業の時刻情報が更新されてから所定期間内の就業者端末1を第1選択端末として選択した後に、当日に始業の時刻情報が更新されている就業者端末1を第1選択端末として選択してもよい。また例えば対象選択部22は、直近の終業の時刻情報が更新されてから所定期間内の就業者端末1を第1選択端末として選択した後に、勤怠管理DB4を参照し、待機中のステータスである就業者端末1を第1選択端末として選択してもよい。
続くステップS102において、対象選択部22は行動エリア判定処理を行う。
対象選択部22が実行する行動エリア判定処理の詳細について、図6を参照して説明する。
ステップS201において、対象選択部22は勤怠管理DB4を参照し、始業及び終業の時刻情報毎の位置情報を就業者毎に取得する。このとき対象選択部22は、就業者のそれぞれについて、例えば過去から現在までの全て又は所定期間の始業及び終業の位置情報を取得する。このように現在までの始業及び終業の位置情報を取得することで、後述のステップS202において、多くのデータに基づいて各就業者の行動エリアを精度よく判定することができる。
なお、対象選択部22は、例えばあらかじめ設定した直近の所定期間内の始業及び終業の位置情報を取得してもよい。このように直近のデータを用いることで、過去に勤務地が変更になった就業者などについても、直近の行動エリアを精度よく推定することができる。
続くステップS202において、対象選択部22は、就業者毎に、始業時の位置情報と終業時の位置情報との位置関係から行動エリアを判定する。行動エリアは、各就業者が就業中に移動することが推定されるエリアである。
対象選択部22は、行動エリアとして、例えば第1行動エリアAR1、第2行動エリアAR2、及び第3行動エリアAR3をそれぞれの就業者毎に判定する。
なお、本実施の形態では、対象選択部22は、招集要求を検知することに応じてステップS201及びS202の処理を実行することとしたが、対象選択部22は、夜間などの所定のタイミングで定期的にステップS201及びS102の処理を実行することで、あらかじめ各種行動エリアを判定しておくこともできる。ここで判定された行動エリアは、例えば勤怠管理DB4に就業者IDに紐付けられて記憶される。このとき対象選択部22は、図6の処理を行う際に勤怠管理DB4を参照することで行動エリアを取得する。
図7は、図示の紙面が地図であるとして、或る一人の就業者についての始業時の位置情報、終業時の位置情報、及び招集位置の位置関係を模式的に示している。本図では、始業時の位置の一部を位置A1、A2、A3、・・・と、終業時の位置の一部を位置B1、B2、B3、・・・と、招集位置の例を位置P1、P2、P3として示している。ここでnを自然数としたときに、位置Anと位置Bnは一回の就業における始業位置と終業位置を示している。
・第1行動エリアAR1の判定
対象選択部22は、例えば現在までの始業時の位置情報と終業時の位置情報の分布を算出し、始業及び終業の位置分布とその各位置における時刻情報を示す位置分布マップデータを生成する。そして対象選択部22は、位置分布マップデータに基づいて、各位置の就業者が存在する確率の分布を算出し、就業者の存在する確率が、あらかじめ設定した所定閾値を超えるエリアを第1行動エリアAR1として判定する。
これにより、図7に示すような就業者が主に始業及び終業を打刻するエリアが第1行動エリアAR1として設定される。
なお、対象選択部22は、第1行動エリアAR1を学習モデルに基づいて設定することもできる。この場合、あらかじめ始業及び終業時刻の位置情報と実施の就業者の行動範囲との相関を学習して学習モデルを生成しておく。対象選択部22は、学習モデルに始業及び終業時刻の位置情報を入力することで、就業者の存在が推定される第1行動エリアAR1の判定結果を取得する。
また対象選択部22は、現在までの各始業位置に基づいて第1行動エリアAR1を判定することもできる。対象選択部22は、例えば生成した位置分布マップデータから就業毎の始業の位置のずれが所定範囲内でほとんど変化していないと判定すると、始業時間から所定時間が経過していない場合には、始業位置から所定範囲内を第1行動エリアAR1として判定することもできる。この場合には、就業者の始業時の位置がある程度特定できるため、そこから就業者の行動が推定できる範囲を第1行動エリアAR1とすることで、就業者の位置を精度よく推定することができる。なおこれは、終業時の位置のずれが所定範囲内でほとんど変化しない場合においても同様の処理を行うことで第1行動エリアAR1を判定することもできる。
・第2行動エリアAR2の判定
対象選択部22は、例えば就業毎の始業及び終業の位置情報から所定の規則性を特定する。例えば図7の位置A1とB1、A2とB2、・・・のように、通常は第1行動エリアAR1内で始業及び終業をする就業者であっても、定期的に他の事業所に出張するなどの理由により、或る特定の曜日や期間など所定の周期で、位置A3とB3、A4とB4、・・・のように或る通常とは異なるエリアで始業及び終業を行うことがある。
対象選択部22は、このような規則性を特定すると、特定された曜日や期間についての始業及び終業の位置情報の分布に基づいて位置分布マップデータを生成する。そして対象選択部22は、位置分布マップデータに基づいて、各位置の就業者が存在する確率の分布に基づいて第2行動エリアAR2を判定する。なお、第2行動エリアAR2の判定手法については、上記した第1行動エリアAR1と同様の判定手法を用いることができる。
・第3行動エリアAR3の判定
対象選択部22は、当日の始業時の就業者端末1の位置(例えば位置A5)から所定距離dslまでの範囲を第3行動エリアAR3として判定する。所定距離dslは、就業中の就業者の移動が想定される距離であり、例えば一定の値としてあらかじめ設定されている。またこの所定距離dslは、就業者端末1毎に別の値が設定されていてもよい。
例えば所定距離dslは、就業者の属性に応じて就業者毎に設定してもよい。対象選択部22は、就業者管理DB3を参照し、例えば就業者毎の部署情報に基づいて所定距離dslを設定する。このとき対象選択部22は、例えば就業中に移動する範囲が広いと考えられる例えば営業部署などの就業者については所定距離dslを長く設定し、主にデスクワーク等であまり大きな移動が想定されない経理部署などの就業者については所定距離dslを短く設定する。
また対象選択部22は、就業者毎の所属するプロジェクトチームに応じて所定距離dslを設定することもできる。この場合、所属するプロジェクトの内容に基づいて就業者の行動範囲を推定することができるので、精度よく第3行動エリアAR3を設定することができる。
対象選択部22は、上述の各行動エリアの設定処理を第1選択端末に対応する就業者毎に実行する。各種行動エリアを設定すると、対象選択部22はステップS202からS203に処理を進める。
ステップS203において、対象選択部22は、招集位置と各就業者の第1行動エリアAR1を比較し、第1行動エリアAR1内に招集位置を含む就業者がいるか否かを判定する。例えば招集位置が図7の位置P1である場合、対象選択部22は、招集位置が第1行動エリアAR1内であると判定する。
第1行動エリアAR1内に招集位置を含む就業者がいる場合、対象選択部22は、ステップS203からS206に処理を進め、第1行動エリアAR1に招集位置を含む就業者の第1選択端末を第2選択端末として選択し、図6の処理を終える。これにより、日々の業務において行動していると推定されるエリアから、招集位置の付近にいると推定される就業者を絞り込むことができる。
一方、ステップS203において第1行動エリアAR1内に招集位置を含む就業者がいない場合、対象選択部22は、ステップS204に処理を進める。
ステップS204において、対象選択部22は、招集位置と各就業者の第2行動エリアAR2を比較し、第2行動エリアAR2内に招集位置を含む就業者がいるか否かを判定する。例えば招集位置が図7の位置P2である場合、対象選択部22は、招集位置が第2行動エリアAR2内であると判定する。
第2行動エリアAR2内に招集位置を含む就業者がいる場合、対象選択部22は、ステップS204からS206に処理を進め、第2行動エリアAR2内に招集位置を含む就業者の第1選択端末を第2選択端末として選択し、図6の処理を終える。これにより、或る特定の曜日や期間など所定の周期において行動していると推定されるエリアから、招集位置の付近にいると推定される就業者を絞り込むことができる。
一方、ステップS204において第2行動エリアAR2内に招集位置を含む就業者がいない場合、対象選択部22は、ステップS205に処理を進める。
ステップS205において、対象選択部22は、招集位置と各就業者の第3行動エリアAR3を比較し、第3行動エリアAR3内に招集位置を含む就業者がいるか否かを判定する。例えば招集位置が図7の位置P3である場合、対象選択部22は、招集位置が第3行動エリアAR3内であると判定する。
第3行動エリアAR3内に招集位置を含む就業者がいる場合、対象選択部22は、ステップS205からS206に処理を進め、第3行動エリアAR3内に招集位置を含む就業者の第1選択端末を第2選択端末として選択し、図6の処理を終える。これにより、始業位置から就業者が行動するエリアを推定し、招集位置の付近にいると推定される就業者を絞り込むことができる。
一方、ステップS205において第3行動エリアAR3内に招集位置を含む就業者がいない場合、対象選択部22は図6の処理を終える。この場合、就業者の位置情報から招集位置の付近にいる就業者端末1が想定されないため、対象選択部22は第1選択端末から端末装置を絞り込むことなしに処理を進める。ここでは対象選択部22が、第1選択端末の全てを第2選択端末として選択したものとして説明する。
なお、図6で示す処理において、対象選択部22は、ステップS202で第1行動エリアAR1の設定処理を行い、ステップS204で招集位置が第2行動エリアAR2内であるか否かを判定する際に第2行動エリアAR2の設定処理を行い、ステップS205で招集位置が第3行動エリアAR3内であるか否かを判定する際に第3行動エリアAR3の設定処理を行うこととしてもよい。これにより、招集位置が第1行動エリアAR1内であると判定した場合に、対象選択部22が第2行動エリアAR2や第3行動エリアAR3の設定処理を行う必要がなくなるため、事業者端末2の処理負担を軽減し、ハードウェア資源を有効に活用することができる。
また対象選択部22は、ステップS203からS205の処理を異なる順に実行してもよいし、一部の処理を実行することとしてもよい。このとき、当該処理に該当する第1選択端末がない場合、対象選択部22は、上述と同様に第1選択端末の全てを第2選択端末として選択したものとして図6の処理を終える。
また対象選択部22は、第1選択端末毎に、第1行動エリアAR1内にいる第2選択端末か、第2行動エリアAR2内にいる第2選択端末か、第3行動エリアAR3内にいる第2選択端末であるかをそれぞれ判定してもよい。これにより、例えば第1行動エリアAR1内にいる第2選択端末だけでは、招集要求における招集人数が集まらない場合において、第2行動エリアAR2内にいる第2選択端末や第3行動エリアAR3内にいる第2選択端末も選択可能としておくことで対応することができるようになる。
図6の処理を終えた事業者端末2は、図5のステップ102からS103に処理を進める。ステップS103において、事業者端末2は勤務状況判定処理を実行する。
対象選択部22が実行する勤務状況判定処理の詳細について、図8を参照して説明する。
ステップS301において、対象選択部22は、勤怠管理DB4からの始業及び終業の時刻情報から算出することで、第2選択端末に対応する各就業者の現在の労働時間を取得する。これにより、各就業者の現在の勤務状況が判定される。
ここで労働時間とは、所定期間ごとに累積される就業者の労働する時間のことをいい、例えば一週間、一月といったあらかじめ設定された所定の期間中に就業者が労働した時間である。
なお、各就業者の労働時間を勤怠管理DB4にあらかじめ記憶しておき、対象選択部22が勤怠管理DB4を参照することで労働時間情報を取得することとしてもよい。この場合、例えばDB管理部21が、終業の時間情報を受信したときなどの所定のタイミングで定期的に勤怠管理DB4を参照して労働時間を算出し、勤怠管理DB4に記憶しておけばよい。
続くステップS302において、対象選択部22は、第2選択端末のうち、労働時間が所定閾値を超えない就業者に対応する端末装置を第3選択端末として選択し、図8の処理を終える。これにより、労働時間に余裕のある就業者の就業者端末1を招集通知の候補として選択することができる。
ここでの所定閾値は、例えば一週間の労働時間が40時間以下、一月の労働時間が160時間以下といったように法定労働時間を超えない値として設定される。なお、所定閾値は、一週間の超過勤務時間が15時間以下、一月の超過勤務時間が45時間以下といった法令で定められた超過勤務時間を超えないように設定された値であってもよいし、事業者によりあらかじめ設定される任意の値であってもよい。
また対象選択部22は、図8の処理を終えた事業者端末2は、図5のステップ103からS104に処理を進める。ステップS104において、事業者端末2は就業者属性判定処理を実行する。
就業者属性判定処理において、対象選択部22は、就業者管理DB3を参照し、招集要求と共に取得した就業者の属性の条件に適合する就業者の就業者端末1を第4選択端末として、第3選択端末から選択する。就業者の属性条件には、例えば年齢、性別、住所、所属部署、所属プロジェクトチーム、保有資格などが挙げられる。このように属性条件を満たす就業者端末1を通知候補として選択することで、招集先からの要求を反映させた就業者に対して招集通知を行うことができるようになる。
例えば図3に示すように、入力欄に「年齢、性別、所属部署」の属性条件として「30代、男性、営業部」といった条件がオペレータの操作により入力された場合、対象選択部22は、「30代、男性、営業部」の属性条件を全て満たす就業者の就業者端末1を第4選択端末として、第3選択端末から選択する。なお、対象選択部22は、入力された条件の一部を満たす就業者の就業者端末1を選択することとしてもよい。
続くステップS105において、対象選択部22は、第4選択端末を通知候補端末として選択する。そしてステップS106において、対象選択部22は、通知候補端末を選択可能に事業者端末2に表示する(図4参照)。これにより、事業者側のオペレータは、入力した各種条件を満たす就業者の通知候補端末を、招集要求を通知する対象(通知対象端末)として選択することができる。
またこのとき、対象選択部22は、通知候補端末の各種の属性情報を事業者端末2に併せて表示する。これにより、オペレータは、さらに就業者毎の属性情報を参考にしながら、通知候補端末から通知対象端末を選択することができる。
なお、対象選択部22は、第4選択端末の各就業者端末1に優先順位を設定し、当該優先順位に従って第4選択端末を表示することができる。
対象選択部22は、例えばステップS103の勤務状況判定処理において、労働時間が少ない順に優先順位を設定し、第4選択端末を並び替えて表示してもよい。これにより、オペレータが労働時間に余裕のある就業者を容易に確認することができるようになり、特定の就業者に労働が偏らないように業務を割り振ることができる。
ステップS106で対象選択部22により表示制御処理が行われた後、通知処理部23は、ステップS107において通知要求を検知するまで待機する。通知要求は、例えば事業者端末2に表示された図4の通知候補表示画面40において、通知対象端末を選択し終えたオペレータが通知ボタン42を選択操作することで出力される。
通知要求を検知すると、通知処理部23は、ステップS108に処理を進め、選択された通知対象端末について招集通知を行い、図5の処理を終了する。これにより、通知対象端末を所持する就業者に招集通知が行われ、通知を確認した就業者を招集位置に向かわせることができる。
このとき通知処理部23は、例えば電子メールによって招集通知を行う。なお、通知処理部23は、例えばプッシュ通知などのようにアプリケーションソフトウェアを用いて通知してもよいし、SNS(Social Network Service)などを用いて通知することもできる。
なお、本実施の形態では、対象選択部22がステップS106で通知候補表示画面40を表示し、通知要求を待って通知処理部23が通知制御処理を行ったが、例えばステップS106及びS107の処理を行うことなく、図5の破線で示すように、対象選択部22がステップS105で通知候補端末を通知対象端末として選択し、ステップS108で通知処理部23が通知制御処理を行ってもよい。これにより、オペレータの入力負担を軽減することができる。
また本実施の形態では、対象選択部22がステップS101からS104までの全ての処理を実行することで通知候補端末を選択したが、ステップS101からS104までの一部の処理を実行することで通知候補端末を選択することとしてもよい。また、対象選択部22は、ステップS101からS104までの各処理を異なる順に実行することもできる。
[4-2.安否確認通知処理]
一方、対象選択部22は、安否確認要求を検知すると図9に示す処理を実行する。対象選択部22は、例えば他の情報処理装置からの受信した災害情報を安否確認要求として検知する。なお、対象選択部22は、災害が発生した際のオペレータによる各種の入力操作により安否確認要求を検知してもよい。
ここでの災害には、地震、津波、風水害、竜巻、火山爆発、火砕流などの自然災害のほか、建物の火災、倒壊、電車の脱線、有害物質の流出、暴動、戦争などの人的災害も含まれる。
安否確認要求を検知した対象選択部22は、ステップS401において、被災エリアの判定を行う。ここで被災エリアとは、災害による被害が想定されるエリアであり、災害毎にあらかじめ設定されていてもよいし、対象選択部22が受信した災害情報に基づいて設定してもよい。
続くステップS402において、対象選択部22は、図6のステップS202と同様に、勤怠管理DB4を参照し、始業及び終業の時刻情報毎の位置情報を就業者毎に取得する。
そしてステップS403において、対象選択部22は、図6のステップS203と同様に、行動エリアとして、例えば第1行動エリアAR1、第2行動エリアAR2、及び第3行動エリアAR3をそれぞれ判定する。
ステップS404において、対象選択部22は、第1行動エリアAR1、第2行動エリアAR2、又は第3行動エリアAR3の何れかが被災エリアと重複する就業者の就業者端末1を通知対象端末として選択する。これにより、被災エリアにいる蓋然性の高い就業者を通知対象端末として選択することができる。またこのとき第1行動エリアAR1、第2行動エリアAR2、又は第3行動エリアAR3の全てについて被災エリアと重複するか否かを判定することで、被災エリアにいる可能性のある就業者の就業者端末1を漏れなく通知対象端末として選択することができる。
その後、ステップS405において、通知処理部23は、通知対象端末に安否確認通知を送信し、図9の処理を終える。これにより、被災エリアにいる可能性のある就業者に対して安否確認を行うことができる。
このとき通知処理部23は、例えば電子メールによって安否確認通知を行う、なお、通知処理部23は、例えばプッシュ通知などのようにアプリケーションソフトウェアを用いて通知してもよいし、SNSなどを用いて通知することもできる。
なお、本実施の形態では、ステップS403において行動エリアとして、例えば第1行動エリアAR1、第2行動エリアAR2、及び第3行動エリアAR3の全部を判定することとしたが、各種行動エリアの一部を判定することとしてもよい。この場合、対象選択部22は、ステップS404において、判定した一部の行動エリアが被災エリアと重複する就業者端末1を通知対象端末として選択することになる。
また対象選択部22は、図5のS101に示すような就業者判定処理を行って就業者を絞り込んだうえで、ステップS402の位置情報を取得してもよい。これにより、現在、就業していない就業者を除いた通知対象端末を選択することができる。
<5.まとめ>
以上の実施の形態では、次のような効果が得られる。
本実施の形態の事業者端末2は対象選択部22の機能により、特定の招集位置を指定した招集要求が発生した場合に、就業者の始業及び終業の打刻操作に応じて就業者端末1から送信された時刻情報と位置情報を就業者毎に記憶する勤怠管理DB4を参照して、位置情報から求められる就業者毎の行動エリア、及び時刻情報から求められる就業者毎の勤務状況を判定し、判定結果に基づいて、招集位置に招集する通知の候補となる就業者端末1を通知候補端末として選択する処理を実行する(図5のS101からS105参照)。
これにより、就業者の日々の打刻操作から得られる情報に基づいて、招集可能な就業者の就業者端末1が選択される。従って、招集位置に招集するのに適した就業者を効率的に呼び出すことが可能となり、人的資源を効率的に活用することができる。
また、日々の打刻操作において位置情報を取得しておくことで、就業者の位置情報等を別途取得する必要がなくなる。従って、事業者端末2の処理負担が軽減され、ハードウェア資源を有効に活用することができる。
事業者端末2は対象選択部22の機能により、始業の打刻操作に応じて就業者端末1から送信された位置情報と終業の打刻操作に応じて就業者端末1から送信された位置情報との位置関係から行動エリアを判定し、招集位置と行動エリアの位置関係に基づいて招集位置に招集するための通知の候補となる就業者端末1を選択する処理を実行する(図5のS102、図6参照)。
これにより、招集位置の付近にいる就業者の就業者端末1を招集通知の対象として選択することが可能となる。従って、招集位置に就業者を迅速に派遣することが可能となり、招集位置における業務効率の向上や、人員を要請した取引先の満足度を向上させることができる。
また、膨大な就業者の中から招集位置付近の就業者を検索する手間を省くことができるため、事業者端末2のオペレータの操作負担を軽減し、業務効率を向上させることができる。さらに、招集位置付近の就業者を検索するための処理を何度も行う必要がなくなるため、事業者端末2のハードウェア資源の有効的な利用に資することができる。
事業者端末2は対象選択部22の機能により、勤務状況として始業及び終業の打刻操作に応じて就業者端末1から送信された時刻情報から就業者毎の労働時間を判定する処理を実行する(図5のS103、図8参照)。
これにより、労働時間に余裕のある就業者の就業者端末1を招集通知の対象として選択することが可能となり、人的資源を効率的に活用することができる。また、特定の就業者に業務が集中してしまうことが防止され、就業者の労働環境を向上させることができる。
また、膨大な就業者の中から労働時間に余裕にある就業者を検索する回数が削減され、オペレータの操作負担の軽減及び業務効率の向上を図ることができる。さらに、このような就業者を検索するための処理数を削減することができるため、事業者端末2のハードウェア資源を有効活用することができる。
なお、本実施の形態では、就業者の労働時間に基づいて通知候補端末を選択することとしたが、事業者端末2は対象選択部22の機能により、就業者の出張回数に基づいて通知候補端末を選択することもできる。
事業者端末2は対象選択部22の機能により、就業者の属性情報を就業者毎に記憶する就業者管理DB3を参照して、当該属性情報に基づいて招集位置に招集するための通知の候補となる就業者端末1を選択する処理を実行する(図5のS104参照)。
これにより、招集先の希望する属性条件を満たす就業者の就業者端末1を招集通知の対象として選択することが可能となる。従って、人的資源を効率的に活用することができ、勤怠管理システム100を利用する招集側の満足度を向上させることができる。
また、膨大な就業者の中から様々な属性条件を満たす就業者を検索する回数が削減され、オペレータの操作負担が軽減され、業務効率が向上する。さらに、属性条件を満たす就業者を検索するための処理負担が軽減され、事業者端末2のハードウェア資源を有効活用することができる。
事業者端末2は対象選択部22の機能により、勤怠管理DB4の終業又は始業の時刻情報が更新されてから所定期間内の就業者端末1の中から、招集位置への招集通知の候補となる就業者端末1を選択する処理を実行する(図5のS101参照)。
直近の更新から所定期間が経過した就業者端末1に対応する就業者は、現在業務を行っていないことが推定されるため、当該就業者端末1は招集通知の候補として選択しない。
これにより、現在就業している就業者の所持する就業者端末1に、適切に招集通知を行うことができる。従って、招集位置に人員を効率よく派遣することができるようになり、限られた人的資源を効率的に活用することができる。
また、直近の更新から所定期間が経過した就業者端末1を招集通知の候補として選択しないことで、通知処理部23が就業者からの応答が望めない就業者端末1に招集通知を送信する処理を省くことができる。従って、通信帯域の有効利用や事業者端末2のハードウェア資源の有効的な利用に資することができる。
さらに、退職した就業者などの情報を就業者管理DB3や勤怠管理DB4から削除することなく、就業している就業者の就業者端末1を選択することができるため、各種DBを更新する処理負担を軽減することができ、ハードウェア資源の有効活用を図ることができる。
事業者端末2は対象選択部22の機能により、災害情報を受信した場合に、当該災害情報に基づいて被災エリアを判定し、行動エリアに被災エリアが重複する就業者端末1を、安否確認に関する通知するための候補となる端末装置として選択する処理を実行する(図9参照)。
これにより、被災エリアにいることが想定される就業者の就業者端末1に安否確認の通知が行われる。従って、就業中の就業者の安全を的確に確認することができる。
また、被災エリアにいることが想定される就業者に絞って安否確認通知を行うことで通信量を抑え、災害などの非常時に通信網が必要以上に圧迫されることを防止することができる。
<6.プログラム及び記憶媒体>
本実施の形態のプログラムは、事業者端末2の処理を情報処理装置(図2に示すようなCPU201等)に実行させるプログラムである。
本実施の形態のプログラムは、特定の招集位置を指定した招集要求が発生した場合に、就業者の始業及び終業の打刻操作に応じて就業者端末1から送信された時刻情報と位置情報を就業者毎に記憶する勤怠管理DB4を参照する処理と、位置情報から求められる就業者毎の行動エリア、及び時刻情報から求められる就業者毎の勤務状況を判定する処理と、判定結果に基づいて、招集位置に招集する通知の候補となる就業者端末1を選択する処理と、を情報処理装置に実行させる。
またこのプログラムは、災害情報を受信した場合に、当該災害情報に基づいて被災エリアを判定し、就業者の行動エリアに被災エリアが重複する就業者端末1を安否確認に関する通知するための候補となる端末装置として選択する処理を情報処理装置に実行させることもできる。
即ちこのプログラムは、事業者端末に対して、図5、図6、図8、図9の各処理を実行させるプログラムである。
このようなプログラムにより、上述した事業者端末2の1又は複数の情報処理装置を実現できる。
当該プログラムは、例えば図2に示すようなコンピュータ装置200等の機器に内蔵されている記憶部208としてのHDDや、CPU201を有するマイクロコンピュータ内のROM202等にあらかじめ記憶しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカードなどのリムーバブルメディアに記憶しておくことができる。またこのリムーバブルメディアは、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することもできる。
また、当該プログラムは、リムーバブルメディアからパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
なお、本開示に記載された効果は例示であって限定されるものではなく、他の効果を奏するものであってもよいし、本開示に記載された効果の一部を奏するものであってもよい。また、本開示に記載された実施の形態はあくまでも一例であり、本願請求項に記載の発明が上述の実施の形態に限定されることはない。従って、上述した実施の形態以外であっても本発明の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能なことはもちろんである。なお、実施の形態で説明されている構成の組み合わせの全てが課題の解決に必須であるとは限らない。
1 就業者端末
2 事業者端末
3 就業者管理DB
4 勤怠管理DB
5 ネットワーク
22 対象選択部
23 通知処理部
100 勤怠管理システム
200 コンピュータ装置

Claims (7)

  1. 特定の招集位置を指定した招集要求が発生した場合に、就業者の始業及び終業の打刻操作に応じて端末装置から送信された時刻情報と位置情報を就業者毎に記憶するデータベースを参照して、前記位置情報から求められる就業者毎の行動エリア、及び前記時刻情報から求められる就業者毎の勤務状況を判定し、判定結果に基づいて、前記招集位置に招集する通知の候補となる端末装置を選択する対象選択部を備える
    情報処理装置。
  2. 前記対象選択部は、始業の打刻操作に応じて端末装置から送信された位置情報と終業の打刻操作に応じて端末装置から送信された位置情報との位置関係から前記行動エリアを判定し、
    前記招集位置と前記行動エリアの位置関係に基づいて前記招集位置に招集するための通知の候補となる端末装置を選択する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記対象選択部は、前記勤務状況として前記時刻情報から就業者毎の労働時間を判定する
    請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記対象選択部は、就業者の属性情報を就業者毎に記憶するデータベースを参照して、
    前記属性情報に基づいて前記招集位置に招集するための通知の候補となる端末装置を選択する
    請求項1から請求項3の何れかに記載の情報処理装置。
  5. 前記対象選択部は、データベースの前記時刻情報が更新されてから所定期間内の端末装置から前記招集位置に招集するための通知の候補となる端末装置を選択する
    請求項1から請求項4の何れかに記載の情報処理装置。
  6. 前記対象選択部は、災害情報を受信した場合に、
    前記災害情報に基づいて被災エリアを判定し、前記行動エリアに前記被災エリアが重複する端末装置を安否確認に関する通知するための候補となる端末装置として選択する
    請求項1から請求項5の何れかに記載の情報処理装置。
  7. 特定の招集位置を指定した招集要求が発生した場合に、就業者の始業及び終業の打刻操作に応じて端末装置から送信された時刻情報と位置情報を就業者毎に記憶するデータベースを参照する処理と、前記位置情報から求められる就業者毎の行動エリア、及び前記時刻情報から求められる就業者毎の勤務状況を判定する処理と、判定結果に基づいて、前記招集位置に招集する通知の候補となる端末装置を選択する処理と、を情報処理装置に実行させる
    プログラム。
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