本出願の実施形態における技術的解決策は、様々な通信システム、例えば、モバイルベアラのフロントホールまたはバックホールフィールド、メトロポリタンマルチサービスベアラ、データセンタ相互接続、工業用通信、および他のイーサネット技術に基づく通信システム、ならびに工業用機器または通信機器内の異なる構成要素またはモジュール間の通信システムに適用され得ることを理解されたい。
本出願の実施形態が適用可能な通信システムは、複数の通信機器を含み得、通信システムの通信機器は、コアデバイス、アグリゲーションデバイス、アクセスデバイスなどであり得る。コアデバイスは、コアレイヤスイッチ、セントラルデバイス、キャンパスコアスイッチ、セントラルオフィススイッチなどであり得、アグリゲーションデバイスは、集約層スイッチなどのデバイスであり得、およびアクセスデバイスは、アクセスレイヤスイッチ、コリドースイッチ、またはデスクトップスイッチなどのデバイスであり得る。アクセスデバイスとアグリゲーションデバイスは同じデバイスであってもよいが、異なる位置に配置される。アグリゲーションデバイスは中間層での集約を担当し、アクセスデバイスはアクセス層でのクライアントのアクセスを担当する。図2は、本出願の一実施形態が適用可能な通信システムアーキテクチャの概略図の一例である。図2に示されるように、ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network、WAN)および/またはインターネット201は、1つ以上のコアデバイス202に接続され得、各コアデバイス202は、1つ以上のアグリゲーションデバイス203に接続され得る。各アグリゲーションデバイス203は、図2に示されるアグリゲーションデバイス203に接続された1つ以上のアクセスデバイス、例えば、アクセスデバイス204、アクセスデバイス205、およびアクセスデバイス206に接続され得る。各アクセスデバイスは、1つ以上の端末デバイスに接続され得る。
図2に示されるように、コアデバイス202の1つのダウンリンクポートは、アグリゲーションデバイスの1つのアップリンクポートに接続されている。図2に示されるように、コアデバイス202のダウンリンクポート2021は、アグリゲーションデバイス203のアップリンクポート2031に接続されている。アグリゲーションデバイス203は、1つ以上のダウンリンクポートを有する。アグリゲーションデバイス203の1つのダウンリンクポートは、1つのアクセスデバイスのアップリンクポートに接続されている。図2に示されるように、アグリゲーションデバイス203のダウンリンクポート2032は、アクセスデバイス204のアップリンクポート2041に接続され、アグリゲーションデバイス203のダウンリンクポート2033は、アクセスデバイス205のアップリンクポート2051に接続され、およびアグリゲーションデバイス203のダウンリンクポート2034は、アクセスデバイス206のアップリンクポート2061に接続されている。アクセスデバイスの1つのダウンリンクポートは1つの端末デバイスに接続され得る。図2に示されるように、アクセスデバイス204のダウンリンクポート2042、ダウンリンクポート2043、およびダウンリンクポート2044は、それぞれ、3つの端末デバイスに接続され、アクセスデバイス205のダウンリンクポート2052、ダウンリンクポート2053、およびダウンリンクポート2054は、それぞれ3つの端末デバイスに接続されており、ならびにアクセスデバイス206のダウンリンクポート2062、ダウンリンクポート2063、およびダウンリンクポート2064はそれぞれ3つの端末デバイスに接続されている。本出願の実施形態では、1つのアップリンクポートは、図2および図3の一例としてのみ使用される。実際の用途では、当業者は、1つの通信機器が1つ以上のアップリンクポートを含み得ることを学び得る。
本出願の実施形態では、ダウンリンクポートは、通信機器上にあり、端末デバイス側との直接または間接のデータ伝送関係を有するポートであり得、アップリンクポートは、通信機器上にあり、コアデバイス側と直接または間接のデータ伝送関係を有するポートである。
本出願の実施形態のアップリンクデータ伝送プロセスは、具体的には、端末デバイス側からコアデバイス側にデータストリームを伝送するプロセスであり、ダウンリンクデータ伝送プロセスは、具体的には、コアデバイス側から端末デバイス側にデータストリームを伝送するプロセスである。図2に示される通信システムアーキテクチャの概略図に基づいて、図3では、本出願の一実施形態による図2に示される通信システムアーキテクチャのデータ伝送解決策の一例を示している。図3に示されるように、アップリンクデータ伝送プロセスにおいて、各端末デバイスは、アップリンクポートを使用してアクセスデバイスにコードブロックストリームを送信し、各アクセスデバイスは、ダウンリンクポートを使用して、各端末デバイスによって送信されたコードブロックストリームを受信し、受信した複数のコードブロックストリームを1つのコードブロックストリームに多重化し、およびアクセスデバイスのアップリンクポートを使用して、多重化されたコードブロックストリームをアグリゲーションデバイスに送信する。これに対応して、アグリゲーションデバイスは、複数のダウンリンクポートを使用して、アクセスデバイスによって送信されたコードブロックストリームを受信し、コードブロックストリームを1つのコードブロックストリームに多重化し、およびアグリゲーションデバイスのアップリンクポートを使用して多重化されたコードブロックストリームをコアデバイスに送信する。コアデバイスは、アグリゲーションデバイスに接続されたダウンリンクポートを使用して、アグリゲーションデバイスによって送信されたコードブロックストリームを受信した後、コードブロックストリームを逆多重化し、各端末デバイスによって送信されたコードブロックストリームを最終的に取得し、および各端末デバイスによって送信されるコードブロックストリームを処理する。
アップリンクデータ伝送は、図3を参照して説明される。図3に示されるように、アクセスデバイス204は、ダウンリンクポート2042を使用してコードブロックストリーム3011を受信し、ダウンリンクポート2043を使用してコードブロックストリーム3012を受信し、ダウンリンクポート2044を使用してコードブロックストリーム3013を受信し、コードブロックストリーム3011、コードブロックストリーム3012、およびコードブロックストリーム3013をコードブロックストリーム301に多重化し、ならびにアップリンクポート2041を使用してコードブロックストリーム301をアグリゲーションデバイス203に送信する。アクセスデバイス205は、ダウンリンクポート2052を使用してコードブロックストリーム3021を受信し、ダウンリンクポート2053を使用してコードブロックストリーム3022を受信し、ダウンリンクポート2054を使用してコードブロックストリーム3023を受信し、コードブロックストリーム3021、コードブロックストリーム3022、およびコードブロックストリーム3023をコードブロックストリーム302に多重化し、ならびにアップリンクポート2051を使用してコードブロックストリーム302をアグリゲーションデバイス203に送信する。アクセスデバイス206は、ダウンリンクポート2062を使用してコードブロックストリーム3031を受信し、ダウンリンクポート2063を使用してコードブロックストリーム3032を受信し、ダウンリンクポート2064を使用してコードブロックストリーム3033を受信し、コードブロックストリーム3031、コードブロックストリーム3032、およびコードブロックストリーム3033をコードブロックストリーム303に多重化し、ならびにアップリンクポート2061を使用してコードブロックストリーム303をアグリゲーションデバイス203に送信する。アグリゲーションデバイス203は、ダウンリンクポート2032を使用して受信したコードブロックストリーム301、ダウンリンクポート2033を使用して受信したコードブロックストリーム302、およびダウンリンクポート2034を使用して受信したコードブロックストリーム303を1つのコードブロックストリーム30に多重化し、ならびにアグリゲーションデバイス203のアップリンクポート2031を使用することによって、コードブロックストリーム30をコアデバイス202に送信する。コアデバイス202は、ダウンリンクポート2021を使用して受信したコードブロックストリーム30を逆多重化し、端末デバイスに対応するコードブロックストリーム3011、コードブロックストリーム3012などを最終的に取得し、コードブロックストリームでその後の処理を実行する。
図3に示されるように、ダウンリンクデータ伝送プロセスでは、コアデバイスは、端末デバイスに対応するコードブロックストリームを多重化して、多重化されたコードブロックストリームを取得する。このプロセスでは、コアデバイスはコードブロックストリームに対して1レベルまたはマルチレベルの多重化を実行し得、コアデバイスのダウンリンクポートを使用して、多重化されたコードブロックストリームをアグリゲーションデバイスに送信する。アグリゲーションデバイスは、受信したダウンリンクコードブロックストリームを逆多重化して、ダウンリンクポートに対応する複数のコードブロックストリームを取得し、アグリゲーションデバイスのダウンリンクポートを使用して、コードブロックストリームを送信して、アグリゲーションデバイスに接続されたデバイスにアクセスする。コードブロックストリームを受信した後、アクセスデバイスは、コードブロックストリームを逆多重化して、アクセスデバイスのダウンリンクポートに対応する複数のコードブロックストリームを取得し、アクセスデバイスのダウンリンクポートを使用してコードブロックストリームを送信する。
ダウンリンクデータ伝送は、図3を参照して説明される。図3に示されるように、コアデバイス202は、コードブロックストリーム30を生成し、ダウンリンクポート2021を使用することによって、コードブロックストリーム30をアグリゲーションデバイス203に送信する。コアデバイス202がコードブロックストリーム30を生成するプロセスは、具体的には以下の通りである、すなわち、コアデバイス202は、端末デバイスに送信されるコードブロックストリームに対してマルチレベルの多重化を実行して、コードブロックストリーム30を最終的に取得する。多重化プロセスは、前述のアップリンク伝送プロセスのコードブロックストリームに対する多重化プロセスに似ている。コアデバイスは、最初に、コードブロックストリーム3011、コードブロックストリーム3012、およびコードブロックストリーム3013をコードブロックストリーム301に多重化し、コードブロックストリーム3021、コードブロックストリーム3022、およびコードブロックストリーム3023をコードブロックストリーム302に多重化し、ならびにコードブロックストリーム3031、コードブロックストリーム3032、およびコードブロックストリーム3033をコードブロックストリーム303に多重化し、次に、コードブロックストリーム301、コードブロックストリーム302、およびコードブロックストリーム303をコードブロックストリーム30に多重化する。アップリンクポート2031を使用してコードブロックストリーム30を受信した後、アグリゲーションデバイス203は、コードブロックストリーム30を逆多重化して、コードブロックストリーム301、コードブロックストリーム302、およびコードブロックストリーム303を取得し、ダウンリンクポートを使用して、コードブロックストリーム301、コードブロックストリーム302、およびコードブロックストリーム303をアクセスデバイスに送信する。アクセスデバイス204のアップリンクポート2041を使用してコードブロックストリーム301を受信した後、アクセスデバイス204は、コードブロックストリーム301を逆多重化して、コードブロックストリーム3011、コードブロックストリーム3012、およびコードブロックストリーム3013を取得し、ならびにアクセスデバイス204は、ダウンリンクポートを使用して、逆多重化されたコードブロックストリームを端末デバイスに送信する。アクセスデバイス205およびアクセスデバイス206のダウンリンクデータ伝送は、アクセスデバイス204のものと同様である。詳細は繰り返し説明されない。
図3を参照するデータ伝送プロセスの前述の説明から、本出願の実施形態では、アップリンク伝送プロセスにおいて、デバイスの各レベルが、コードブロックストリームに対する多重化プロセスを含み、およびコアデバイスがコードブロックストリームに対する逆多重化プロセスを含むことが学まれ得る。ダウンリンク伝送プロセスでは、コアデバイスはコードブロックストリームに対する多重化プロセスを含み、およびデバイスの各レベルはコードブロックストリームに対する逆多重化プロセスを含む。本出願に含まれる多重化プロセスおよび逆多重化プロセスは、本出願の実施形態において以下に詳細に説明される。
本出願の実施形態で定義されるコードブロックストリーム(例えば、第1のコードブロックストリームおよび第2のコードブロックストリーム)は、コードブロックを単位として使用するデータストリームであり得る。この場合、本出願の実施形態では、ビットストリーム内の事前設定数のビット(ビットストリームは符号化され得るまたは符号化され得ない)がコードブロックと呼ばれ得る(コードブロックはビットグループまたはビットブロックとも呼ばれ得る)。本出願の実施形態のコードブロックは、同期ヘッダ領域を含んでもよいし、または同期ヘッダ領域を含まなくてもよい。本出願の実施形態におけるコードブロックのコーディング形式は、M1/N1ビットコーディングとしても記述され得る。M1とN1はそれぞれ正の整数であり、N1はM1以上である。任意選択の一実装では、M1はN1と等しくてもよい。例えば、本出願の実施形態では、1ビットがコードブロックと呼ばれる場合もあり、別の例では、2ビットがコードブロックと呼ばれる場合もある。別の任意選択の実装では、本出願の実施形態で定義されるコードブロックは、エンコーディングタイプを使用してビットストリームが符号化された後に取得されるコードブロックであり得る。本出願の実施形態では、M1/N1ビットコーディングなどいくつかの符号化方法が定義される。
任意選択の一実装では、M1はN1と等しくてもよい。このようにして、コードブロックが同期ヘッダ領域と非同期ヘッダ領域に分割される場合、同期ヘッダ領域で搬送されるビットは0であることが理解され得る。代替として、事前設定数のビットがコードブロックと呼ばれると理解されてもよい。
別の任意選択の実装では、N1がM1より大きい場合もある。ある場合、N1はM1より大きいが、明示的な同期ヘッダはない。例えば、M1/N1ビットコーディングは8B/10Bビットコーディングである。別の場合、N1がM1より大きく、コードブロックが同期ヘッダ領域(同期ヘッダ領域が(N1-M1)ビットを含む)と非同期ヘッダ領域(非同期ヘッダ領域がM1ビットを含む)を含む場合がある。M1/N1ビットコーディングは、802.3で定義された64B/66Bコーディング(または64/66ビットコーディングとして記述され得る)、256B/257Bコーディング、512B/514Bコーディング、64B/67Bコーディングなどであり得る。
制御コードブロック、データコードブロック、IDLEコードブロックなどの、いくつかのコードブロックの構造形式が先行技術で指定されている。IDLEコードブロックも制御コードブロックに属している。本出願の実施形態のコードブロック(例えば、第1のコードブロックストリームのコードブロックおよび第2のコードブロックストリームのコードブロック)は、先行技術で指定されたコードブロックであり得る。
本明細書における「および/または」という用語は、関連する対象を説明するための関連関係のみを記述しており、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する場合、AとBの両方が存在する場合、Bのみが存在する場合、の3つの場合を表すことができる。加えて、本明細書内の文字「/」は、一般に、関連するオブジェクト間の「または」関係を表す。本出願の実施形態では、「1対1の対応」は、オブジェクト間の関連関係を説明するために使用される。例えば、C AがC Bと1対1で対応していることは、C AのそれぞれがC Bの1つに対応し、C BのそれぞれがC Aの1つに対応すること、C Aの任意の2つのAがC Bの2つの異なるBに対応し、C Bの任意の2つのBはC Aの2つの異なるAに対応することを示す。
識別子は、オブジェクトを識別するために使用され、オブジェクトは、通信機器、ポート、コードブロックグループなどであり得る。識別子は、識別されたオブジェクトが別のオブジェクトから区別され得るという条件で、名前、番号、またはID(Identification)の少なくとも1つを含み得る。
本出願の実施形態における「第1」、「第2」、…、および「第9」は、単に区別するために使用され、例えば、「第1の制御コードブロック」、「第2の制御コードブロック」、…、および「第9の制御コードブロック」、別の例では、「第1のコードブロックストリーム」、「第2のコードブロックストリーム」、「第3のコードブロックストリーム」など、ならびに別の例では、「第1の通信機器」、「第2の通信機器」、「第3の通信機器」など、別の制限的な意味を有していない。
前述の内容に基づいて、図4は、本出願の一実施形態によるデータ伝送方法の概略フローチャートの一例である。図4に示される方法の概略フローチャートは、多重化側の通信機器に適用可能である。図4に示されているように、本方法は以下のステップを含む。
ステップ401:第1の通信機器がQ個の第1コードブロックストリームを取得し、Qは1より大きい整数であり、Q個の第1コードブロックストリームはQ個のダウンリンクポートと1対1で対応し、Q個のダウンリンクポートはS個のコードブロックグループに対応し、1つのダウンリンクポートは1つ以上のコードブロックグループに対応し、Q個の第1のコードブロックストリームの1つのコードブロックは1つのコードブロックグループに対応し、およびSはQ以上の整数である。
前述のステップ401において、一可能な実装では、1つのダウンリンクポートは1つ以上のコードブロックグループに対応し得るが、1つのコードブロックグループは1つのダウンリンクポートのみに対応する。このようにして、コードブロックグループを粒度として使用することにより、帯域幅はダウンリンクポートに割り振られ得、1つのコードブロックグループが1つのダウンリンクポートのみに対応するため、多重化または逆多重化が実行される際の複雑さも軽減され得る。
ステップ402:第1の通信機器は、Q個の第1のコードブロックストリームに基づいて、送信される第2のコードブロックストリームを取得し、第2のコードブロックストリームは、L個のコードブロックセットを含み、ならびにL個のコードブロックセットのそれぞれについて、コードブロックセットは、S個のコードブロックグループのそれぞれに対応するK個のコードブロックを含み、LおよびKはそれぞれ正の整数である。
前述のステップ401およびステップ402で提供される解決策から、本出願のこの実施形態では、コードブロックストリームが多重化されるため、中間ノード間の相互接続の量(例えば、中間ノードは図2および図3のアクセスデバイスおよびアグリゲーションデバイスである)を削減され得、それにより、ネットワーク管理および運用および保守の作業負荷を軽減することが学ばれ得る。
さらに、第1の通信機器がコアデバイスではない、例えば、アグリゲーションデバイスまたはアクセスデバイスである場合、本出願のこの実施形態では、Q個の第1のコードブロックストリームを受信した後、第1の通信機器がQ個の第1のコードブロックストリームを多重化および送信し、従来技術のように受信したコードブロックストリームに対してMACヘッダ解析などの動作を行う必要がないので、第1の通信機器によるデータストリームの転送の作業負荷が軽減される。加えて、第1の通信機器の構造形式も簡略化され得る。例えば、MACヘッダを解析するように構成された構成要素(Central Processing Unit、CPU)およびリンクスイッチング(Link Switching、LSW)チップ)は、第1の通信機器用に廃棄する必要はなく、またはルート転送エントリが構成される必要がなく、それによって第1の通信機器のコストを軽減する。
任意選択で、本出願のこの実施形態における第1のコードブロックストリームおよび第2のコードブロックストリームのコーディング形式は、両方ともM1/N1ビットコーディングであり、第1のコードブロックストリームおよび第2のコードブロックストリームの任意のコードブロックは、(N1-M1)ビットの非同期ヘッダ領域およびM1ビットの同期ヘッダ領域を含む。一可能な実装では、前述のステップ401およびステップ402において、第1の通信機器がQ個の第1のコードブロックストリームを第2のコードブロックストリームに多重化するプロセスでは、第1のコードブロックストリームの同期ヘッダ領域で搬送される情報は、変更され得る。この場合、指示情報が第2のコードブロックストリームに追加され得、多重化された第1のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域を示す。
別の可能な実装では、第1のコードブロックストリームを第2のコードブロックストリームに多重化するプロセスにおいて、第1のコードブロックストリームの非同期ヘッダ領域も同期ヘッダ領域も変更されない。このようにして、逆多重化の複雑さが軽減され得、非同期ヘッダ領域および同期ヘッダ領域は変更されないため、多重化された第1のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域を示す必要はないので、指示情報のデータ量が削減され得、ネットワーク負荷がさらに軽減される。この場合、L個のコードブロックセットのコードブロックについて、第2のコードブロックストリームのコードブロックの同期ヘッダ領域で搬送される内容は、Q個の第1のコードブロックストリームのコードブロックの同期ヘッダ領域で搬送される内容と同じで、第2のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域で搬送される内容は、Q個の第1のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域で搬送される内容と同じである。
図2および図3で示される内容に基づいて、図5は、本出願の一実施形態によるデータ伝送方法の概略フローチャートの一例である。図5に示される方法の概略フローチャートは、多重化側の通信機器に適用可能である。図5に示されているように、本方法は以下のステップを含む。
ステップ501:第1の通信機器は、Q個の第1のコードブロックストリームを取得し、Qは1より大きい整数である。
ステップ501において、第1の通信機器がQ個の第1のコードブロックストリームを取得する方法および実際の用途での第1の通信機器の役割については、前述のステップ401の関連する説明を参照されたい。詳細については、本明細書では再度説明しない。
ステップ502:第1の通信機器は、Q個の第1のコードブロックストリームに基づいて送信される第2のコードブロックストリームを取得し、コードブロックについて、第2のコードブロックストリームで搬送されるQ個の第1のコードブロックストリームから、第2のコードブロックストリームのコードブロックの同期ヘッダ領域で搬送される内容は、Q個の第1のコードブロックストリームのコードブロックの同期ヘッダ領域で搬送される内容と同じであり、および第2のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域で搬送される内容は、Q個の第1のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域で搬送される内容と同じである。
前述のステップ501およびステップ502で提供される解決策から、コードブロックストリームが多重化されるため、中間ノード間の相互接続の量(例えば、中間ノードは図2および図3のアクセスデバイスおよびアグリゲーションデバイスである)を削減され得、それにより、ネットワーク管理および運用および保守の作業負荷を軽減することが学ばれ得る。加えて、Q個の第1のコードブロックストリームを第2のコードブロックストリームに多重化するプロセスにおいて、第1のコードブロックストリームの非同期ヘッダ領域も同期ヘッダ領域も変更されない。このようにして、逆多重化の複雑さが軽減され得、非同期ヘッダ領域および同期ヘッダ領域は変更されないため、多重化された第1のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域を示す必要はないので、指示情報のデータ量が削減され得、ネットワーク負荷がさらに軽減される。
図4および図5に示される解決策に基づいて、図4および図5に示される解決策を実行する第1の通信機器は、複数の役割を有する。第1の場合、第1の通信機器がコアデバイスではない、例えば、アクセスデバイス、または図2および図3のアップリンクデータ伝送プロセスにおいて多重化プロセスを実行するアグリゲーションデバイスであり得る場合、前述のステップ401のQ個のダウンリンクポートは、第1の通信機器のダウンリンクポートであり得、前述のステップ401において、第1の通信機器は、第1の通信機器のQ個のダウンリンクポートを使用することによってQ個の第1のコードブロックストリームを受信し得る。
第1の通信機器がコアデバイスでない場合、前述のステップ402において、第2のコードブロックストリームを取得した後、第1の通信機器は、複数の方法で第2のコードブロックストリームを送信し得、1つ以上のアップリンクポートを使用することによって第2のコードブロックストリームを送信し得る。以下に、2つの場合の具体的な説明を提供する。第1の場合、第2のコードブロックストリームが、複数のアップリンクポートを使用して送信される。この場合、データユニットは、第2のコードブロックストリームの粒度として使用され得、データユニットは、複数のアップリンクポートを順番に使用することによって、第2のコードブロックストリームにおけるデータユニットのシーケンスで送信される。代替として、特定の規則に従って対応するアップリンクポートは各データユニットに割り振られ得、次に、データユニットに対応するアップリンクポートを使用して各データユニットは送信され得る。これに対応して、第1の場合、複数のダウンリンクポートを使用して第2のコードブロックストリームのデータユニットを受信した後、受信側の通信機器は、送信デバイス側のデータユニットを送信するシーケンスに基づいて第2のコードブロックストリームを復元する。第2の場合では、対応は、ダウンリンクポートとアップリンクポートの間に設定され得る。例えば、1つの通信機器は、10個のダウンリンクポートを含み、4つのダウンリンクポートは1つのアップリンクポートに対応するように設定され得、他の6つのダウンリンクポートは別のアップリンクポートに対応するように設定される。このようにして、4つのダウンリンクポートの4つの第1のコードブロックストリームが1つの第2のコードブロックストリームに多重化された後、4つのダウンリンクポートに対応するアップリンクポートを使用して第2のコードブロックストリームが送信され、6つのダウンリンクポートの6つの第1のコードブロックストリームが1つの第2のコードブロックストリームに多重化された後、第2のコードブロックストリームは、6つのダウンリンクポートに対応するアップリンクポートを使用して送信される。このようにして、第2のコードブロックストリームの送信効率をさらに改善され得る。
第2の場合、図4または図5に示される解決策を実行する第1の通信機器は、代替として、図2および図3のダウンリンクデータ伝送プロセスにおいて多重化プロセスを実行するコアデバイスであり得、コアデバイスはコードブロックストリームに対して1レベルまたはマルチレベルの多重化を実行し得る。この場合、Q個のダウンリンクポートは、ダウンリンク伝送プロセスでQ個の第1のコードブロックストリームを逆多重化する通信機器のQ個のダウンリンクポートである。図3を参照して、一例が説明される。例えば、Q個の第1のコードブロックストリームが、Q個の端末デバイスによって受信される必要があるコードブロックストリームである場合(Q個の第1のコードブロックストリームは、コードブロックストリーム3011、コードブロックストリーム3012、およびコードブロックストリーム3013である)、コアデバイスは、インターネットを使用することにより、別のコアデバイスによって送信されたQ個の第1のコードブロックストリームを受信することができる。この場合、Q個のダウンリンクポートは、Q個の端末デバイスに接続された通信機器のQ個のダウンリンクポートである(具体的には、Q個のダウンリンクポートは、アクセスデバイス204のダウンリンクポート2042、ダウンリンクポート2043、およびダウンリンクポート2044である)。別の例の場合、Q個の第1のコードブロックストリームが、Q個のアクセスデバイスによって受信される必要があるコードブロックストリームである場合(Q個の第1のコードブロックストリームは、コードブロックストリーム301、コードブロックストリーム302、およびコードブロックストリーム303である)、Q個の第1のコードブロックストリームは、コアデバイスが端末デバイスに対応する受信したコードブロックストリームに対して1レベルまたはマルチレベルの多重化を実行した後に取得され得る。加えて、この場合、Q個のダウンリンクポートは、Q個のアクセスデバイスに接続された通信機器のQ個のダウンリンクポートである(具体的には、Q個のダウンリンクポートは、アグリゲーションデバイス203のダウンリンクポート2032、ダウンリンクポート2033、およびダウンリンクポート2034である)。
図4および図5に示される解決策では、一可能な実装が提供される。第1の通信機器がコアデバイスではない場合、図4および図5のSの値は、アップリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、アップリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループである。
しかしながら、第1の通信機器がコアデバイスである場合、Sの値は、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループである。
言い換えれば、アップリンクデータ伝送プロセスにおいて通信機器のQ個のダウンリンクポートに割り振られるコードブロックグループの量は、アップリンクデータ伝送プロセスにおいて通信機器のQ個のダウンリンクポートに割り振られるコードブロックグループの量と同じであっても異なっていてもよい。加えて、通信機器のQ個のダウンリンクポートのダウンリンクポートについて、アップリンクデータ伝送プロセスにおいてダウンリンクポートに割り振られたコードブロックグループは、アップリンクデータ伝送プロセスにおいてダウンリンクポートに割り振られたコードブロックグループと同じであっても異なっていてもよく、およびポートに割り振られたコードブロックグループは、ポートに割り振られたコードブロックグループ識別子または他の識別子情報によってマークされてもよく、コードブロックグループ識別子または他の識別子情報は、コードブロックグループを一意に識別できる。例えば、アップリンクデータ伝送プロセスでは、3つのコードブロックグループが第1の通信機器の3つのダウンリンクポートに割り振られ、コードブロックグループ1がダウンリンクポート1に割り振られ、コードブロックグループ2がダウンリンクポート2に割り振られ、およびコードブロックグループ3がダウンリンクポート3に割り振られる。アップリンクデータ伝送プロセスでは、3つのコードブロックグループが第1の通信機器の3つのダウンリンクポートに割り振られ、コードブロックグループ1がダウンリンクポート1に割り振られ、コードブロックグループ4および5がダウンリンクポート4 2に割り振られ、およびコードブロックグループ2がダウンリンクポート3に割り振られる。本出願のこの実施形態では、各ダウンリンクポートに割り振られたコードブロックグループは、アップリンクデータ伝送プロセスのコードブロックグループおよびダウンリンクデータ伝送プロセスのコードブロックグループに分類され得ることが学ばれ得る。このようにして、解決策の柔軟性が向上され得る。しかしながら、解決策の単純さを改善するために、アップリンクデータ伝送プロセスにおいてダウンリンクポートに割り振られるコードブロックグループは、代替として、デフォルトで、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおいてダウンリンクポートに割り振られるコードブロックグループと同じであり得る。本出願のこの実施形態では、ダウンリンクポートに対応するコードブロックグループは、ダウンリンクポートに割り振られたコードブロックグループとしても説明され得る。
図4および図5に示される解決策に基づいて、図6Aおよび図6Bは、本出願の実施形態による第2のコードブロックストリームの概略構造図の一例である。図6Aおよび図6Bは、一例として図3のアクセスデバイス204を使用することによって説明される。図6Aおよび図6Bでは、Qは3であり、Q個の第1のコードブロックストリームは、コードブロックストリーム3011、コードブロックストリーム3012、およびコードブロックストリーム3013である。Q個のダウンリンクポートは、ポート2042、ポート2043、およびポート2044である。第2のコードブロックストリームは、コードブロックストリーム301である。図6Aおよび図6Bに示されるように、各第1のコードブロックストリームには、制御コードブロックおよびデータコードブロックがある。制御コードブロックの同期ヘッダ領域で搬送される内容は10であり、データコードブロックの同期ヘッダ領域で搬送される内容は01である。図6Aおよび図6Bは、Q個の第1のコードブロックストリームの構造形式の一例のみを示している。本出願のこの実施形態におけるコードブロックセットは、1つのコードブロックを含むか、または複数の連続するコードブロック、例えば、図6Bに示されるコードブロックセット607およびコードブロックセット606を含むユニットである。本出願のこの実施形態におけるデータユニット600は、1つのコードブロックセットまたは複数の連続するコードブロックセットを含むユニット、例えば、図6Bのデータユニット600、および別の例では、以下の内容の図8に示されるデータユニット800である。第2のコードブロックストリームは、複数のデータユニットを含み得る。
図6Aに示されるように、コードブロックストリーム3011は、1つのコードブロックグループ、すなわち、コードブロックグループ601に対応する。したがって、コードブロックストリーム3011の各コードブロックに対応するコードブロックグループ識別子は、コードブロックグループ601である。コードブロックストリーム3012は、1つのコードブロックグループ、すなわち、コードブロックグループ602に対応する。したがって、コードブロックストリーム3012の各コードブロックに対応するコードブロックグループ識別子は、コードブロックグループ602である。コードブロックストリーム3013は、2つのコードブロックグループ、すなわち、コードブロックグループ603およびコードブロックグループ604に対応する。したがって、コードブロックストリーム3011のコードブロックに対応するコードブロックグループ識別子は、コードブロックグループ603またはコードブロックグループ604である。任意選択の実装では、第1のコードブロックストリームが複数のコードブロックグループに対応する場合、第1のコードブロックストリームのコードブロックのコードブロックグループ識別子は、複数のコードブロックグループ識別子の1つとして順番に決定され得る。例えば、図6Aでは、コードブロックストリーム3013は、2つのコードブロックグループに対応し、コードブロックストリーム3013のコードブロックのコードブロックグループ識別子は、コードブロックグループ603およびコードブロックグループ604として順番に決定され得る。別の任意選択の実装では、複数の連続するコードブロックのコードブロックグループ識別子は、コードブロックグループ603およびコードブロックグループ604として順番に決定され得る。例えば、コードブロックストリーム3013の2つの連続するコードブロックのコードブロックグループ識別子は、コードブロックグループ603として決定され、コードブロックストリーム3013の後続の2つの連続するコードブロックのコードブロックグループ識別子は、コードブロックグループ604として決定され、次に、コードブロックストリーム3013の後続の2つの連続するコードブロックのコードブロックグループ識別子は、コードブロックグループ603として決定され、以下同様である。
図6Aおよび図6Bに示されるように、第2のコードブロックストリームに含まれるL個のコードブロックセット605のすべてのコードブロックは、Q個の第1のコードブロックストリームからのコードブロックである。1つのコードブロックセット606は、S個のコードブロックグループのそれぞれに対応するK個のコードブロックを含む。図6Aおよび図6Bでは、Kが1であることが一例として使用されている。実際の用途では、Kは代替として、1より大きい整数でもよい。Kが1より大きい場合、同じコードブロックグループに属し、コードブロックセット606に含まれるコードブロックは、連続して配置されてもよく、連続して配置されなくてもよい。
図6Aおよび図6Bから、L個のコードブロックセット605に多重化されたコードブロックについて、コードブロックの非同期ヘッダ領域も同期ヘッダ領域も変更されないことが学ばれ得る。この場合、L個のコードブロックセット605に1つ以上の制御タイプコードブロック(制御コードブロックとも呼ばれる)があり得、制御コードブロックは連続的または間隔を置いて配置され得る。
一可能な実装では、L個のコードブロックセットのコードブロックは、第2のコードブロックストリームで連続して搬送され、第2のコードブロックストリームは、L個のコードブロックセットのヘッダの前および/またはテールの後ろに1つのコードブロックセットをさらに含み、コードブロックセットのヘッダは、少なくとも1つの第1の制御コードブロックを含む。本出願のこの実施形態では、コードブロックセット607およびL個のコードブロックセット605は、データユニット600と呼ばれ得る。図6Bに示されるように、コードブロックセット607は、L個のコードブロックセット605のヘッダの前に設定される。当業者は、コードブロックセットが、代替として、L個のコードブロックセットのテールの後ろに設定され得ることを理解し得る。代替として、コードブロックセットのいくつかのコードブロックがヘッダの前に設定され、コードブロックセットのいくつかのコードブロックがL個のコードブロックセットのテールの後ろに設定される。コードブロックセット607は、1つの第1の制御コードブロック608のみを含み得るか、または第1の制御コードブロック608に加えて1つ以上のコードブロックを含み得る。第1の制御コードブロック608以外のコードブロックセット607のコードブロックは、データコードブロックであり得るか、または制御コードブロックであり得る。図6Bでは、第1の制御コードブロック608以外のコードブロックセット607に含まれるコードブロックの同期ヘッダ領域が「xx」として表示され、コードブロックの同期ヘッダ領域が「10」または「01」であり得ることを示す。
前述のステップ402およびステップ502では、一可能な実装において、第1の通信機器は、Q個の第1のコードブロックストリームに対してL回コードブロック抽出動作を周期的に実行して、第2のコードブロックストリームを取得する。L回のコードブロック抽出動作のそれぞれについて、第1の通信機器は、S個のコードブロックグループのシーケンスに基づいてQ個の第1のコードブロックストリームから、S個のコードブロックグループのそれぞれに対応するK個のコードブロックを順次抽出する。S個のコードブロックグループのシーケンスは、事前定義されている場合もあれば、コアデバイスによって配信される場合もある。
本出願のこの実施形態では、記憶空間が、通信機器用に構成され得、バッファと呼ばれることもある。バッファは、共通のバッファであってもよく、またはバッファは、アドレスに基づいて複数のバッファに分割されてもよい。一可能な実装では、任意の2つのバッファの記憶容量は同じである。このようにして、バッファが通信機器のダウンリンクポート用に構成され得る。ダウンリンクポートに対応するデータ伝送速度が比較的高い場合、ダウンリンクポート用により多くのバッファを構成することにより、ダウンリンクポートの帯域幅は増加され得る。ダウンリンクポートに対応するデータ伝送速度が比較的低い場合、ダウンリンクポート用により少ないバッファを構成することにより、ダウンリンクポートの帯域幅は減少され得る。この実装では、バッファを粒度として使用することでポートの帯域幅が調整され得るため、ポートの帯域幅調整の粒度をさらに下げることができ、FlexEの柔軟性がさらに改善され得ることが学ばれ得る。
図4および図5に示される解決策では、任意選択で、S個のコードブロックグループはS個のバッファに対応し、S個のコードブロックグループはS個のバッファと1対1で対応する。一可能な実装では、第1の通信機器がQ個の第1のコードブロックストリームに基づいて送信される第2のコードブロックストリームを取得することは、第1の通信機器が、S個のコードブロックグループとS個のバッファの間の対応に基づいてQ個の第1のコードブロックストリームのコードブロックをS個のバッファにバッファリングし、L個のコードブロックセットの1つのコードブロックセットについて、第1の通信機器は、S個のコードブロックグループのシーケンスに基づいてS個のバッファのそれぞれからK個のコードブロックを順次抽出して、コードブロックセットのコードブロックを取得することを含む。
図7は、本出願の一実施形態によるデータ伝送プロセスの概略フローチャートの一例である。図7は、一例として図6Aおよび図6Bに示されるデータ伝送プロセスを使用することによって説明される。図7に示されるように、アクセスデバイス204では、バッファ701がポート2042に割り振られ、バッファ702がポート2043に割り振られ、ならびに2つのバッファがポート2044、すなわち、バッファ703およびバッファ704に割り振られる。バッファ703は、コードブロックグループ503に対応するコードブロックを格納するように構成され得、バッファ704は、コードブロックグループ504に対応するコードブロックをバッファリングするように構成され得る。図7に示されるように、アクセスデバイス204の各ダウンリンクポートについて、アクセスデバイス204は、ダウンリンクポートを使用することによって受信されたコードブロックストリームのコードブロックを対応するバッファにバッファリングする。一可能な実装では、Q個の第1のコードブロックストリームの第1のコードブロックストリームについて、第1のコードブロックストリームが1つのコードブロックグループに対応する場合、第1の通信機器は、第1のコードブロックストリームのコードブロックをコードブロックグループに対応するバッファにバッファリングする。代替として、第1のコードブロックストリームが複数のコードブロックグループに対応する場合、第1の通信機器は、第1のコードブロックストリームのコードブロックを、複数のコードブロックグループに対応する複数のバッファに順番にバッファリングする。この場合、コードブロックグループの概念は代替的に無視され得る。第1の通信機器は、ダウンリンクポートに対応する複数のバッファに、ダウンリンクポートを使用して受信した第1のコードブロックストリームのコードブロックを順番に配置する。図7に示されるように、第1の通信機器は、バッファのシーケンスに基づいて各バッファからK個のコードブロックを順次抽出し、多重化後に取得される第2のコードブロックストリームのL個のコードブロックセットのコードブロックを取得する。図7では、Kが1であることが一例として使用されている。実際の用途は、Kは1より大きい場合がある。
図4および図5に示される解決策では、解決策の柔軟性をさらに改善するために、IDLEコードブロックが柔軟に追加または削除され得る。一可能な実装では、Q個の第1のコードブロックストリームの各コードブロックについて、コードブロックのコードブロックタイプがアイドル状態のIDLEコードブロックである場合、第1の通信機器はコードブロックを破棄する。実際の用途では、IDLEコードブロックは通常、通信機器間で送信される。この場合、ダウンリンクポートを使用してアクセスデバイス204によって受信された第1のコードブロックストリームにIDLEコードブロックがあるとき、アクセスデバイス204は、IDLEコードブロックを直接破棄し、IDLEコードブロックをバッファにバッファリングしない。このようにして、バッファ容量が節約され得、大量のIDLEコードブロックの伝送が回避され得、それによってネットワーク負荷が軽減する。さらに、第1の通信機器は、受信した第1のコードブロックストリームのすべてのIDLEコードブロックを削除するため、第2のコードブロックストリームで搬送される有効なデータの比率が増加し得る。したがって、第1の通信機器のアップリンクポートの帯域幅は、第1の通信機器のQ個のダウンリンクポートの合計帯域幅とは異なるように設定することができる。このようにして、第1の通信機器のアップリンクポートおよびダウンリンクポートのレート収束が達成され得る。さらに、第1の通信機器のアップリンクポートの帯域幅は柔軟に設定され得る。したがって、特定の状況に基づいてアップリンクポートの帯域幅が削減され得、ユーザデータ伝送に影響を与えることなくコストがさらに削減され得る。第1の通信機器のアップリンクポートの帯域幅は、アップリンクポートに接続された、別の通信機器のダウンリンクポートに対応するバッファの容量によって表し得る。この場合、これは以下のようにも説明され得る、すなわち、第1の通信機器のアップリンクポートに接続された、別の通信機器のダウンリンクポートに対応するバッファの容量は、第1の通信機器のQ個のダウンリンクポートの合計帯域幅と矛盾するように設定され得る。図7に示されるように、アクセスデバイス204のバッファ701、バッファ702、バッファ703、およびバッファ704の総バッファ容量は、アグリゲーションデバイス203のダウンリンクポート2032(図3を参照)に対応するバッファの総容量とは異なる場合がある。
図7に示されるように、一可能な実装では、コードブロック抽出動作をL回周期的に実行するプロセスでコードブロックが抽出されない場合、アイドル状態のIDLEコードブロックが第2のコードブロックストリームに挿入される。例えば、図7を参照すると、Lは5である。バッファ702は1つのコードブロックのみを現在含むが、バッファ702にはそれ以上のコードブロックはない(例えば、コードブロックストリーム3012で伝送されるすべてのコードブロックはIDLEコードブロックであり、アクセスデバイス204によって破棄され、バッファ702には配置されない)。アクセスデバイス204は、4つのバッファ(4つのバッファは、バッファ701、バッファ702、バッファ703、およびバッファ704)から4つのコードブロックを順次取得し、L個のコードブロックセットに設定された第1のコードブロックセットの4つのコードブロックを取得する。次に、アクセスデバイス204がコードブロック抽出動作の第2ラウンドを実行するとき、バッファ702にはコードブロックがない。この場合、IDLEコードブロックは、第2のコードブロックストリームに設定された第2のコードブロックセットのバッファ702のコードブロックに対応する位置に挿入される。
第2のコードブロックストリームは、代替的に別の構造形式を有し得る。図8は、本出願の一実施形態による第2のコードブロックストリームの別の概略構造図の一例である。任意選択で、S個のコードブロックグループのR個のコードブロックグループが事前設定された条件を満たす場合、第2のコードブロックストリームはP個のコードブロックセットをさらに含み、Pは正の整数であり、P個のコードブロックセットのそれぞれについて、コードブロックセットは、(S-R)個のコードブロックグループのそれぞれに対応するK個のコードブロックを含み、RはS以下の正の整数であり、(S-R)個のコードブロックグループは、R個のコードブロックグループ以外のS個のコードブロックグループのコードブロックグループであり、およびR個のコードブロックグループのコードブロックグループが事前設定された条件を満たすということは、コードブロックグループに対応するK*L個の連続するコードブロックがIDLEコードブロックであることを意味する。言い換えると、コードブロック抽出動作を周期的に実行するプロセスでコードブロックが取得されない場合、特にバッファの場合、L回のコードブロック抽出動作でコードブロックが抽出されない場合、第2のコードブロックストリームはバッファのコードブロックを搬送しない可能性がある。
図8は、図7に基づく第2のコードブロックストリームの別の概略構造図である。図8に示されるように、コードブロック抽出動作は、第2のコードブロックストリームにおいてP個のコードブロックセットを生成するために、現在P回実行される必要がある。しかしながら、P個のコードブロック抽出動作では、バッファ702からコードブロックは抽出されない。この場合、図8に示されるように、コードブロックストリーム301(第2のコードブロックストリーム)のP個のコードブロックセット801の各コードブロックセット803は、バッファ702に対応するコードブロックを含まなくてもよい。本出願のこの実施形態では、コードブロックセット803およびP個のコードブロックセットを含むコードブロックは、データユニット800と呼ばれ得る。このようにして、データ伝送量が減らされ得、ネットワーク負荷がさらに減らされ得る。任意選択で、図8に示されるように、1つのコードブロックセット803は、P個のコードブロックセット801のヘッダの前および/またはテールの後ろにさらに含まれ得、コードブロックセット803のヘッダは、第1の制御コードブロック804を含み、コードブロックセットは、1つ以上の他のコードブロックをさらに含み得、ならびに他のコードブロックのコードブロックは、データコードブロック、または制御コードブロックであり得る。
図2から図8に示される内容に基づいて、図9および図10は、本出願の実施形態による2つのデータ伝送方法の概略フローチャートの一例である。図9および図10に示される方法は、両方とも逆多重化側の方法である。説明を容易にするために、図9および図10に示される方法は、第2のコードブロックストリームが逆多重化される必要がある一例を使用して説明される。本例では、第2のコードブロックストリームは、Q個の第1のコードブロックストリームに逆多重化され得る。図3を参照すると、逆多重化側の方法の手順において、第2のコードブロックストリームがコードブロックストリーム30である場合、Q個の第1のコードブロックストリームは、コードブロックストリーム301、コードブロックストリーム302、および図3のコードブロックストリーム303であり得る。第2のコードブロックストリームがコードブロックストリーム301である場合、Q個の第1のコードブロックストリームは、コードブロックストリーム3011、コードブロックストリーム3012、および図3のコードブロックストリーム3013であり得る。
図9に示されているように、本方法は以下のステップを含む。
ステップ901:第3の通信機器は、第2のコードブロックストリームを取得し、第2のコードブロックストリームは、L個のコードブロックセットを含み、ならびにL個のコードブロックセットのそれぞれについて、コードブロックセットは、S個のコードブロックグループのそれぞれに対応するK個のコードブロックを含み、L個のコードブロックセットの1つのコードブロックは1つのコードブロックグループに対応し、Sは1より大きい整数で、LおよびKはそれぞれ正の整数である。
図9に示される解決策を実行する第3の通信機器は、例えば、図2および図3のダウンリンクデータ伝送プロセスにおいて逆多重化プロセスを実行するアクセスデバイスまたはアグリゲーションデバイスであり得る。この場合、第3の通信機器は、アップリンクポートを使用することによって第2のコードブロックストリームを受信することができる。代替として、図9に示される解決策を実行する第3の通信機器は、図2および図3のアップリンクデータ伝送プロセスにおいて逆多重化プロセスを実行するコアデバイスであり得、コアデバイスはコードブロックストリームに対してマルチレベルの逆多重化を実行し得る。
ステップ902:第3の通信機器は、第2のコードブロックストリームに基づいてQ個の第1のコードブロックストリームを取得し、Qは1より大きく、かつS以下の整数であり、Q個の第1のコードブロックストリームはS個のコードブロックグループに対応し、および1つの第1のコードブロックストリームは、1つ以上のコードブロックグループに対応する。
図10に示されるように、本方法は以下のステップを含む。
ステップ1001:第3の通信機器は、第2のコードブロックストリームを取得する。
ステップ1001において、実際の用途での第3の通信機器の役割については、前述のステップ901の関連する説明を参照されたい。詳細については、本明細書では再度説明しない。
ステップ1002:第3の通信機器は、第2のコードブロックストリームに基づいてQ個の第1のコードブロックストリームを取得し、Qは1より大きい整数であり、コードブロックについて、第2のコードブロックストリームで搬送されるQ個の第1のコードブロックストリームから、第2のコードブロックストリームのコードブロックの同期ヘッダ領域で搬送される内容は、Q個の第1のコードブロックストリームのコードブロックの同期ヘッダ領域で搬送される内容と同じであり、および第2のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域で搬送される内容は、Q個の第1のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域で搬送される内容と同じである。
図9および図10は、逆多重化手順を説明している。図9および図10の第2のコードブロックストリームおよび第1のコードブロックストリームの関連する構造については、図6Aおよび図6B、図7、ならびに図8の関連する説明を参照されたい。詳細については、本明細書では再度説明しない。
図9および図10に示される解決策に基づいて、図9および図10に示される解決策を実行する第3の通信機器は、複数の役割を有する。第1の場合、第3の通信機器がコアデバイスではない、例えば、第3の通信機器がアクセスデバイス、または図2および図3のアップリンクデータ伝送プロセスにおいて逆多重化プロセスを実行するアグリゲーションデバイスであり得る場合、図9および図10のQ個のダウンリンクポートは、第3の通信機器のQ個のダウンリンクポートであり得、第3の通信機器は、第3の通信機器のQ個のダウンリンクポートを使用することによってQ個の第1のコードブロックストリームを配信し得る。
第3の通信機器がコアデバイスでない場合、第3の通信機器は、複数の方法で第2のコードブロックストリームを取得する。アップリンクポートを使用して第2のコードブロックストリームを受信する場合、第3の通信機器は、1つ以上のアップリンクポートを使用して第2のコードブロックストリームを受信することができる。送信側の通信機器が複数のダウンリンクポートを使用して第2のコードブロックストリームを送信する場合、送信側の通信機器は、データユニットを第2のコードブロックストリームの粒度として使用することができ、複数のアップリンクポートを順番に使用することによって、第2のコードブロックストリームのデータユニットのシーケンスでデータユニットを送信する。代替として、特定の規則に従って対応するアップリンクポートは各データユニットに割り振られ得、次に、データユニットに対応するアップリンクポートを使用して各データユニットは送信され得る。これに対応して、複数のダウンリンクポートを使用して第2のコードブロックストリームのデータユニットを受信した後、第3の通信機器(受信側の通信機器)は、送信デバイス側のデータユニットを送信するシーケンスに基づいて第2のコードブロックストリームを復元する。
第2の場合、図9または図10に示される解決策を実行する第3の通信機器は、代替として、図2および図3のダウンリンクデータ伝送プロセスにおいて逆多重化プロセスを実行するコアデバイスであり得、コアデバイスはコードブロックストリームに対して1レベルまたはマルチレベルの多重化を実行し得る。この場合、Q個のダウンリンクポートは、ダウンリンク伝送プロセスでQ個の第1のコードブロックストリームを逆多重化する通信機器のQ個のダウンリンクポートである。図3を参照して、一例が説明される。例えば、Q個の第1のコードブロックストリームがQ個の端末デバイスによって送信されるコードブロックストリームである場合(Q個の第1のコードブロックストリームは、コードブロックストリーム3011、コードブロックストリーム3012、およびコードブロックストリーム3013である)、そしてQ個のダウンリンクポートは、Q個の端末デバイスに接続された通信機器のQ個のダウンリンクポートである(具体的には、Q個のダウンリンクポートは、アクセスデバイス204のダウンリンクポート2042、ダウンリンクポート2043、およびダウンリンクポート2044である)。別の例の場合、Q個の第1のコードブロックストリームがQ個のアクセスデバイスによって送信されるコードブロックストリームである場合(Q個の第1のコードブロックストリームは、コードブロックストリーム301、コードブロックストリーム302、およびコードブロックストリーム303である)、そしてQ個のダウンリンクポートは、Q個のアクセスデバイスに接続された通信機器のQ個のダウンリンクポートである(具体的には、Q個のダウンリンクポートは、アグリゲーションデバイス203のダウンリンクポート2032、ダウンリンクポート2033、およびダウンリンクポート2034である)。
図9および図10に示される逆多重化解決策では、一可能な実装が提供される。第3の通信機器がコアデバイスではない場合、Sの値は、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループである。第3の通信機器がコアデバイスである場合、Sの値は、アップリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、アップリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループである。
本出願の実施形態では、前述のステップ902およびステップ1002において、第3の通信機器が第2のコードブロックストリームに基づいてQ個の第1のコードブロックストリームを取得することは、L個のコードブロックセットのそれぞれについて、第3の通信機器は、S個のコードブロックグループのシーケンスに基づいてコードブロックセットから、S個のコードブロックグループのそれぞれに対応するK個のコードブロックを順次抽出して、Q個の第1のコードブロックストリームを取得することを含む。説明は、図6Aおよび図6Bを参照して提供される。図6Aおよび図6Bでは、第2のコードブロックストリームはコードブロックストリーム301で、Q個の第1のコードブロックストリームはそれぞれ、コードブロックストリーム3011、コードブロックストリーム3012、およびコードブロックストリーム3013である。第2のコードブロックストリームが逆多重化される必要があるプロセスでは、第2のコードブロックストリームのL個のコードブロックセット605のコードブロックについて、コードブロックは第2のコードブロックストリームから順次抽出され、各抽出されたコードブロックはコードブロックのコードブロックグループに対応するダウンリンクポートに基づいて、対応するダウンリンクポートを使用して送信され得る。
一可能な実装では、バッファはダウンリンクデータ伝送プロセスで使用されない。言い換えれば、アップリンクポートを使用して第2のコードブロックストリームを受信した後、第3の通信機器は、第2のコードブロックストリームのL個のコードブロックセットからコードブロックを直接抽出し、コードブロックに対応するダウンリンクポートを使用してコードブロックを送信する。別の任意選択の実装では、バッファがダウンリンクデータ伝送プロセスで使用される。具体的には、第3の通信機器は、S個のコードブロックグループとS個のバッファとの対応に基づいて、S個のコードブロックグループのそれぞれに対応するK個のコードブロックを、コードブロックグループに対応するバッファにバッファリングする。任意選択で、次にコードブロックはバッファから抽出され、ダウンリンクポートを使用して送信される。一例は図7を参照して説明され、第2のコードブロックストリーム(コードブロックストリーム301)を受信した後、アクセスデバイス204は、第2のコードブロックストリームのL個のコードブロックセットの各コードブロックを、コードブロックに対応するバッファに配置し、次に対応するダウンリンクポートを使用して、各バッファにバッファリングされたコードブロックを送信する。例えば、バッファ701のコードブロックは、ポート2042を使用して送信される。特別な場合には、ポート2044は複数のバッファに対応する。この場合、逆多重化は、多重化プロセスに一致する規則に従って実行され、ポート2044に対応する第1のコードブロックストリームを取得する。図7の例では、コードブロックは、バッファ703およびバッファ704から順番に抽出され得、ポート2044を使用することによって送信される。
前述の内容に加えて、逆多重化側に関する他の内容については、前述の多重化側の関連する説明を参照されたい。詳細については、本明細書では再度説明しない。
図2から図10は、本出願の実施形態で提供される多重化側および逆多重化側での方法手順を説明している。任意選択で、本出願の一実施形態では、図2に示される一元化されたアーキテクチャに基づいて、一元化されたネゴシエーション方法がさらに提供され得る。このネゴシエーション方法では、コアデバイスは一元化された方法で構成情報を配信でき(構成情報は、例えば、ポートとコードブロックグループの間の対応を含み得、1つのポートが1つのコードブロックストリームの伝送に使用されるため、ポートとコードブロックグループの間の対応は代替として、コードブロックストリームとコードブロックグループの間の対応として説明され得、バッファが通信機器に構成されている場合、ポートとコードブロックグループの間の対応は代替として、バッファとポートの間の対応として記述される)、その結果、ネゴシエーションの失敗率が低減化され得、それによってネットワークの実行効率が向上する。例えば、コアデバイスは、一元化された方法で、通信機器(例えば、アグリゲーションデバイスおよびアクセスデバイスを含む)の各レベルのポートの帯域幅を構成することができる。任意選択で、ポートに構成された帯域幅は、ポートに構成されたバッファで表され得る。
図11Aおよび図11Bならびに図12Aおよび図12Bは、本出願の一実施形態によるネゴシエーション方法の概略フローチャートの一例である。説明を容易にするために、図11Aおよび図11Bまたは図12Aおよび図12Bでは、コアデバイスが第1の通信機器に接続され、第1の通信機器がQ個の第2の通信機器に接続される一例が説明のために使用されている。図11Aおよび図11Bまたは図12Aおよび図12Bでは、1番目の第2の通信機器、…、およびQの番目の第2の通信機器が、Q個の第2の通信機器の一例として使用されている。図11Aおよび図11Bに示されるように、本方法は、以下のステップを含む。
ステップ1101:コアデバイスは、第5のコードブロックストリームを送信し、第5のコードブロックストリームは、ポート情報を報告するように指示するために使用される命令情報を含む。
本出願のこの実施形態では、ポートの状態は、UP状態とDOWN状態に分類され得る。ポートがUP状態の場合、それはポートが使用可能状態にあることを示し、ポートがDOWN状態の場合、それはポートが使用不可状態にあることを示す。コアデバイスは1つ以上のダウンリンクポートを含み、コアデバイスのダウンリンクポートの全部または一部はUP状態にある。一可能な実装では、コアデバイスは、UP状態のダウンリンクポートを使用して、第5のコードブロックストリームを配信する。任意選択で、コアデバイスの1つのダウンリンクポートは1つの第1の通信機器に接続される。本出願のこの実施形態では、1つの第1の通信機器が説明のための一例として使用される。
本出願のこの実施形態では、ポートのポート情報は、以下の内容のいずれか1つ以上を含み得る、すなわち、ポートの状態情報(具体的には、ポートがUP状態であるかDOWN状態であるか)、ポートレート、ポート識別子などである。
ステップ1102:第1の通信機器は、第5のコードブロックストリームを受信し、第5のコードブロックストリームのヘッダにあり、少なくとも第6の制御コードブロックを含む1つのコードブロックセットを解析して、第1の通信機器が、第1の通信機器のダウンリンクポートのポート情報をコアデバイスに報告することが必要であることを決定する。
第6の制御コードブロックは、第1の通信機器に第1の通信機器のポート情報を報告するように指示するために使用される命令情報を含む。例えば、第6の制御コードブロックの事前設定された位置にビットが設定され得、ビットの値が7の場合、ポート情報が報告される必要があることを示す。
本出願のこの実施形態では、図11Aおよび図11Bに示される例において、コアデバイスは、通信機器がダウンリンクポートのポート情報のみを報告することを要求し得るか、または通信機器がアップリンクポートのポート情報およびダウンリンクポートのポート情報を報告することを要求し得る。
本出願のこの実施形態では、コードブロックストリームに少なくとも1つの制御コードブロックを含むコードブロックセットは、コードブロックストリームのヘッダまたはテールに配置され得る。代替として、制御コードブロックを含むコードブロックセットのいくつかのコードブロックは、コードブロックストリームのヘッダに配置され、いくつかのコードブロックは、コードブロックストリームのテールに配置される。コードブロックセットがヘッダに配置されている一例は、図11Aおよび図11Bならびに図12Aおよび図12Bの説明のために使用される。例えば、第3の制御コードブロックを含むコードブロックセットは、第3のコードブロックストリームのヘッダまたはテールに配置され得るか、またはコードブロックセットのいくつかのコードブロックは、第3のコードブロックストリームのヘッダに配置され得、およびいくつかのコードブロックは、第3のコードブロックストリームのテールに配置される。別の例の場合、第4の制御コードブロックを含むコードブロックセットは、第4のコードブロックストリームのヘッダまたはテールに配置され得るか、またはコードブロックセットのいくつかのコードブロックは、第4のコードブロックストリームのヘッダに配置され得、およびいくつかのコードブロックは、第4のコードブロックストリームのテールに配置される。本出願のこの実施形態では、少なくとも1つの制御コードブロックを含む他のコードブロックセット、例えば、第5のコードブロックストリームの少なくとも1つの第6の制御コードブロックを含むコードブロックセットの位置、第6のコードブロックストリームに少なくとも1つの第7の制御コードブロックを含むコードブロックセットの位置、第7のコードブロックストリームに少なくとも1つの第8の制御コードブロックを含むコードブロックセットの位置、第8のコードブロックストリームに少なくとも1つの第9の制御コードブロックを含むコードブロックセットの位置などがある。位置については、この段落の説明を参照されたい、そして詳細は他の箇所では繰り返されない。
本出願のこの実施形態では、コードブロックストリームに少なくとも1つの制御コードブロックを含むコードブロックセットは、別のコードブロックを含み得ず(言い換えれば、制御コードブロックのみが含まれる)、または別のコードブロックを含み得る(別のコードブロックはデータコードブロックであり得るか、または制御コードブロックであり得る)。例えば、第3の制御コードブロックを含むコードブロックセットは、第3の制御コードブロックのみを含み得るか、または第3の制御コードブロックに加えて別のデータコードブロックおよび/または制御コードブロックを含み得る。
ステップ1103:第1の通信機器は、第6の制御コードブロックを含むコードブロックセット以外の第5のコードブロックストリームのコードブロックを逆多重化して、Q個の第6のコードブロックストリームを取得する。
Q個の第6のコードブロックストリームは、Q個のダウンリンクポートと1対1で対応している。本出願のこの実施形態では、第1の通信機器がQ個のダウンリンクポートを使用することによってQ個の第2の通信機器に接続され、Q個のダウンリンクポートがQ個の第2の通信機器と1対1で対応している一例が説明のために使用される。
ステップ1104:第1の通信機器は、Q個のダウンリンクポートを使用することによって、Q個の第6のコードブロックストリームをQ個の第2の通信機器に配信する。第6のコードブロックストリームは、ポート情報を報告するように指示するために使用される命令情報を含む。
図11Aおよび図11Bでは、1番目の第6のコードブロックストリーム、…、およびQ番目の第6のコードブロックストリームが、ステップ1104のQ個の第6のコードブロックストリームの一例として使用される。
これに対応して、Q個の第2の通信機器の第2の通信機器は、第1の通信機器上にあり、第2の通信機器に接続されているダウンリンクポートを使用することによって、1つの第6のコードブロックストリームを受信する。
任意選択として、Q個の第6のコードブロックストリームの1つのコードブロックストリームの場合、第6のコードブロックストリームのヘッダは1つのコードブロックセットを含み、コードブロックセットは少なくとも1つの第7の制御コードブロックを含み、および第7の制御コードブロックを含むコードブロックセットは、第2の通信機器のポート情報を報告するように、第6のコードブロックストリームに対応する第2の通信機器に指示するために使用される命令情報を含む。
ステップ1105:Q個の第2の通信機器のそれぞれは、第2の通信機器のポート情報に基づいて、第2の通信機器に対応する第7のコードブロックストリームを生成する。Q個の第2の通信機器はそれぞれ、第7のコードブロックストリームを第1の通信機器に送信する。第7のコードブロックストリームは、通信機器のポート情報を含む。
図11Aおよび図11Bでは、1番目の第7のコードブロックストリーム、…、およびQ番目の第7のコードブロックストリームが、ステップ1104のQ個の第7のコードブロックストリームの一例として使用される。
これに対応して、第1の通信機器は、Q個の第7のコードブロックストリームを受信する。
任意選択として、Q個の第7のコードブロックストリームの第7のコードブロックストリームの場合、第7のコードブロックストリームのヘッダは1つのコードブロックセットを含み、コードブロックセットは少なくとも1つの第8の制御コードブロックを含み、および第8の制御コードブロックを含むコードブロックセットは、すなわち、第7のコードブロックストリームに対応する第2の通信機器のポートのポート情報を示すために使用される指示情報を含む。
ステップ1106:第1の通信機器は、Q個の第7のコードブロックストリームを1つの第8のコードブロックストリームに多重化する。
任意選択として、1つのコードブロックセットが第8のコードブロックストリームのヘッダおよび/またはテールに追加され、コードブロックセットのヘッダは少なくとも1つの第9の制御コードブロックを含む。第9の制御コードブロックを含むコードブロックセットは、第1の通信機器のポートのポート情報を示すために使用される指示情報を含む。
ステップ1107:第1の通信機器は、第8のコードブロックストリームをコアデバイスに送信する。
これに対応して、コアデバイスは、第8のコードブロックストリームを受信し、第8のコードブロックストリームに対してマルチレベルの逆多重化を実行して、各レベルの通信機器(第1の通信機器およびQ個の第2の通信機器を含む)のポート情報を取得する。
図12Aのステップ1108は、ステップ1107の後に実行され得る。
ステップ1108:コアデバイスは、第3のコードブロックストリームを送信する。第3のコードブロックストリームは、第1の通信機器のポートとアップリンクデータ伝送プロセスにおけるコードブロックグループの間の対応を示すために使用される指示情報、および/または第1の通信機器のポートとダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるコードブロックグループの間の対応を示すために使用される指示情報を含む。
任意選択で、第1の通信機器のポートとアップリンクデータ伝送プロセスにおけるコードブロックグループの間の対応は、第1の通信機器のポートとダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるコードブロックグループの間の対応と同じであっても異なっていてもよい。第1の通信機器のポートとアップリンクデータ伝送プロセスにおけるコードブロックグループの間の対応、および第1の通信機器のポートとダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるコードブロックグループの間の対応のいずれかは、コアデバイスによって構成および配信され得るか、または第1の通信機器によって構成および報告され得る。
これに対応して、第1の通信機器は、コアデバイスによって送信された第3のコードブロックストリームを受信する。
第3のコードブロックストリームは、コアデバイスによって割り振られた構成情報を各通信機器のポートに搬送することができる。本出願のこの実施形態では、コアデバイスによってポートに割り振られる構成情報は、ポートに割り振られるコードブロックグループおよび/またはポートに割り振られるバッファを含み得る。ポートに割り振られたコードブロックグループは、ポートに割り振られたコードブロックグループ識別子によって表され得、1つ以上のコードブロックグループはポートに割り振られ得、およびポートに割り振られたコードブロックグループはまた、ポートとコードブロックグループの間の対応として説明され得る。ポートに割り振られたバッファは、ポートに割り振られたバッファアドレスによって表され得、1つ以上のバッファはポートに割り振られ得、およびポートに割り振られたバッファはまた、ポートとバッファの間の対応として説明され得る。第3のコードブロックストリームのヘッダおよび/またはテールは、コードブロックセットを含み、コードブロックセットは、少なくとも1つの第3の制御コードブロックを含む。第1の通信機器のダウンリンクポートとアップリンクデータ伝送プロセスにおけるコードブロックグループの間の対応を示すために使用される指示情報、および/または第1の通信機器のダウンリンクポートとダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるコードブロックグループの間の対応を示すために使用される指示情報は、すべて第3の制御コードブロックで搬送されるか、または指示情報のいくつかが第3の制御コードブロックで搬送され得、残りの部分は第3の制御コードブロックを含むコードブロックセットの別のデータコードブロックおよび/または制御コードブロックで搬送される。
内容のこの部分では、第1の通信機器が一例として使用され、アップリンクデータ伝送プロセスおよびダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるポートとコードブロックグループの間の対応を説明する。そのような内容が以下の内容に含まれる場合、参照がこの部分に行われ得る。詳細は繰り返し説明されない。
本出願のこの実施形態では、コアデバイスは、複数の要因に基づいて構成情報をポートに割り振り、様々な要因に異なる重みを設定することができる。例えば、コアデバイスは、ポートに対応するトラフィック量、ポートに対応するサービスの優先度、ポートの優先度、およびポートに対応するサービスタイプに基づいて、構成情報をポートに割り振る。ポートに対応するサービスタイプは、ビデオタイプ、音声サービス、シグナリングレベルサービス、インターネットプロトコルテレビ(Internet Protocol Television、IPTV)サービス、ワイヤレス忠実度(wireless fidelity、Wi-Fi)サービスなどを含み得る。
これに対応して、第3の制御コードブロックを含むコードブロックセットが、第1の通信機器のポートとアップリンクデータプロセスにおけるコードブロックグループの間の対応を搬送する場合、第1の通信機器は、第3の制御コードブロックを含むコードブロックセットに基づいて、第1の通信機器のダウンリンクポートとアップリンクデータプロセスにおけるコードブロックグループの間の対応を決定する。第3の制御コードブロックを含むコードブロックセットが、第1の通信機器のポートとダウンリンクデータプロセスにおけるコードブロックグループの間の対応を搬送する場合、第1の通信機器は、第3の制御コードブロックを含むコードブロックセットに基づいて、第1の通信機器のポートとダウンリンクデータプロセスにおけるコードブロックグループの間の対応を決定する。
ステップ1109:第1の通信機器は、第3の制御コードブロックを含むコードブロックセット以外の第3のコードブロックストリームのコードブロックを逆多重化して、Q個の第4のコードブロックストリームを取得する。
ステップ1110:第1の通信機器は、Q個のダウンリンクポートを使用することによって、Q個の第4のコードブロックストリームを配信する。第4のコードブロックストリームは、コードブロックグループと、アップリンクデータ伝送プロセスにおける第4のコードブロックストリームに対応する第2の通信機器のポートの間の対応を示すために使用される指示情報、および/またはコードブロックグループと、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおける第4のコードブロックストリームに対応する第2の通信機器のポートの間の対応を示すために使用される指示情報を含む。
図11Aおよび図11Bでは、1番目の第4のコードブロックストリーム、…、およびQ番目の第4のコードブロックストリームが、ステップ1110のQ個の第4のコードブロックストリームの一例として使用される。
これに対応して、Q個の第2の通信機器のそれぞれは、第1の通信機器上にあり、第2の通信機器に接続されているダウンリンクポートを使用することによって、1つの第4のコードブロックストリームを受信する。
任意選択で、Q個の第4のコードブロックストリームは、Q個のダウンリンクポートと1対1で対応している。任意選択で、Q個の第4のコードブロックストリームの第4のコードブロックストリームの場合、第4のコードブロックストリームのヘッダおよび/またはテールは、1つのコードブロックセットを含み、コードブロックセットは、少なくとも1つの第4の制御コードブロックを含む。コードブロックグループと、アップリンクデータ伝送プロセスにおける第4のコードブロックストリームに対応する第2の通信機器のポートの間の対応を示すために使用される指示情報、およびコードブロックグループと、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおける第4のコードブロックストリームに対応する第2の通信機器のポートの間の対応を示すために使用される指示情報は、第4の制御コードブロックですべて搬送され得るか、または指示情報のいくつかが第4の制御コードブロックで搬送される。
ステップ1111:Q個の第2の通信機器の第2の通信機器は、第2の通信機器によって受信された第4のコードブロックストリームを解析する。
第4の制御コードブロックを含むコードブロックセットが、第2の通信機器のポートとアップリンクデータプロセスにおけるコードブロックグループの間の対応を搬送する場合、第2の通信機器は、第4の制御コードブロックを含むコードブロックセットに基づいて、第2の通信機器のポートとアップリンクデータプロセスにおけるコードブロックグループの間の対応を決定する。第4の制御コードブロックを含むコードブロックセットが、第2の通信機器のポートとダウンリンクデータプロセスにおけるコードブロックグループの間の対応を搬送する場合、第2の通信機器は、第4の制御コードブロックを含むコードブロックセットに基づいて、第2の通信機器のポートとダウンリンクデータプロセスにおけるコードブロックグループの間の対応を決定する。
図11Aおよび図11Bならびに図12Aおよび図12Bにおける前述の例は、一例として第1の通信機器を使用することによって説明される。上記の内容では、逆多重化側の実行本体は、第3の通信機器である。第3の通信機器および第1の通信機器は、同じ通信機器であり得るか、または2つの異なる通信機器であり得る。このことは、本出願の実施形態では限定されない。第1の通信機器が逆多重化プロセスを実行する場合、第1の通信機器によって実行される解決策は、第3の通信機器によって実行される解決策と同じである。これに対応して、第3の通信機器が多重化プロセスを実行する場合、第3の通信機器によって実行される解決策は、第1の通信機器によって実行される解決策と同じである。図11Aおよび図11Bならびに図12Aおよび図12Bにおける例では、第3の通信機器が実行本体として機能する場合、任意選択で、第2のコードブロックストリームは、L個のコードブロックセットのヘッダの前および/またはテールの後ろに1つのコードブロックセットをさらに含み、コードブロックセットは、少なくとも1つの第1の制御コードブロックを含み、ならびに第1の制御コードブロックを含むコードブロックセットは、第3の通信機器のQ個のダウンリンクポートとアップリンクデータ伝送プロセスのS個のコードブロックグループの間の対応を示すために使用される指示情報、および/または第3の通信機器のQ個のダウンリンクポートとダウンリンクデータ伝送プロセスのS個のコードブロックグループの間の対応を示すために使用される指示情報を含む。第3の通信機器が第2のコードブロックストリームに基づいてQ個の第1のコードブロックストリームを取得することは、第3の通信機器が、第1の制御コードブロックを含むコードブロックセットに基づいて、Q個のダウンリンクポートとS個のコードブロックグループの間の対応を取得し、および第3の通信機器は、Q個のダウンリンクポートとS個のコードブロックグループの間の対応に基づいて、L個のコードブロックセットをQ個の第1のコードブロックストリームに逆多重化することを含む。任意選択で、第3の通信機器がQ個のダウンリンクポート以外のポートをさらに含む場合、第1の制御コードブロックを含むコードブロックセットは以下をさらに含む、すなわち、コードブロックグループと、アップリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポート以外の第3の通信機器のポートの間の対応を示すために使用される指示情報、および/またはコードブロックグループと、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポート以外の第3の通信機器のポートの間の対応を示すために使用される指示情報である。
さらに、一可能な実装では、第3の通信機器は、Q個のダウンリンクポートを使用してQ個の第4通信機器に接続され、Q個のダウンリンクポートは、Q個の第4通信機器と1対1で対応している。第3の通信機器が第2のコードブロックストリームに基づいてQ個の第1のコードブロックストリームを取得した後、本方法は以下をさらに含む、すなわち、第3の通信機器は、Q個のダウンリンクポートを使用することによってQ個の第1のコードブロックストリームを配信し、第1のコードブロックストリームのヘッダおよび/またはテールは、1つのコードブロックセットを含み、コードブロックセットは、少なくとも1つの第5の制御コードブロックを含み、ならびに第5の制御コードブロックを含むコードブロックセットは、コードブロックグループと、アップリンクデータ伝送プロセスの第1のコードブロックストリームに対応する、第4の通信機器のポートの間の対応を示すために使用される指示情報、および/またはコードブロックグループと、ダウンリンクデータ伝送プロセスの第1のコードブロックストリームに対応する、第4の通信機器のポートの間の対応を示すために使用される指示情報を含む。
ネゴシエーションプロセスにおける前述の多重化プロセスおよび逆多重化プロセスは、図2から図10に記載された内容と一致している。詳細については、本明細書では再度説明しない。図11Aおよび図11Bならびに図12Aおよび図12Bに示される例から、通信機器の各レベルのポート情報を取得した後、コアデバイスは、一元化された方法で通信機器の各レベルのポートにコードブロックグループを割り振ることができ(いくつかの可能な実装では、コードブロックグループをポートに割り振ることはまた、バッファをポートに割り振ること、または帯域幅をポートに割り振ることとして説明され得る)、通信機器の各レベルに、ポートに割り振られたコードブロックグループを配信できることが学ばれ得る。本解決策では、FlexEで一元化されたアーキテクチャが使用されるため、ネゴシエーションの成功率は改善され得、および既存のFlexE技術でポートの帯域幅が各2者の間でネゴシエートする場合に発生するネゴシエーションの失敗率が比較的高くなるという問題が解決され得る。
図11Aおよび図11Bならびに図12Aおよび図12Bは、コアデバイスが通信機器の各レベルのコードブロックグループを構成する一例を説明する。実装プロセスでは、コアデバイスは、通信機器の1つ以上のポートのコードブロックグループをさらに再構成でき、例えば、ポートの新しいコードブロックグループを構成したり、ポート用にすでに構成されているコードブロックグループを削除したりできる。コードブロックグループの再構成はコアデバイスによって開始され得、コアデバイスは再構成された構成情報を通信機器に配信する。代替として、通信機器が再構成を開始して使用し、使用された新しい構成情報をコアデバイスに報告する。例えば、第1の通信機器がダウンリンクポートの帯域幅が不十分であることを発見した場合、第1の通信機器は、ダウンリンクポートのコードブロックグループを追加し、第2のコードブロックストリームのL個のコードブロックセットのヘッダおよび/またはテールに、ポートとコードブロックグループを示すために使用される指示情報を追加する。
一具体的な実装では、再構成を開始するための複数の条件、例えば、ポートの優先度の変更、またはポートのトラフィック量の変更、および別の例では、バッファリングされたデータの量がある。第1の通信機器が再構成を開始する場合、一可能な実装では、Q個のダウンリンクポートのダウンリンクポートについて、ダウンリンクポートに対応するバッファのバッファリングされたデータの量が第1のバッファ量しきい値よりも大きいかまたは第2のバッファ量しきい値よりも小さいとき、第2のコードブロックストリームは、L個のコードブロックセットのヘッダの前および/またはテールの後ろに1つのコードブロックセットをさらに含み、コードブロックセットのヘッダは、少なくとも1つの第2の制御コードブロックを含み、第2の制御コードブロックは、コアデバイスにダウンリンクポートのコードブロックグループを再構成するように要求するように指示するために使用される命令情報を含み、第2のバッファ量しきい値は第1のバッファ量しきい値よりも小さい。
図6Aおよび図6Bならびに図8では、第1の制御コードブロックを含むコードブロックセットが含まれる。本出願のこの実施形態では、第2のコードブロックストリームは、複数のデータユニットを含み得る。場合によっては、データユニットはフレームとも呼ばれ得る。データユニットまたはフレームは、本出願のこの実施形態では名前としてのみ使用され、別の制限の意味を有していない。図6Bに示されるように、1つのデータユニットは、L個のコードブロックセットおよび少なくとも第1の制御コードブロックを含む1つのコードブロックセットを含む。図8に示されるように、1つのデータユニットは、P個のコードブロックセットおよび少なくとも第1の制御コードブロックを含む1つのコードブロックセットを含み得る。
本出願のこの実施形態では、第1の制御コードブロックを含むコードブロックセットは、以下の内容のいずれか1つ以上が搬送するために使用される、すなわち、Q個のダウンリンクポートとS個のコードブロックグループの間の対応を示すために使用される指示情報、Sの値を示すために使用される指示情報、Lの値を示すために使用される指示情報、S個のコードブロックグループを示すために使用される指示情報、L個のコードブロックセットの1つのコードブロックセットのS個のコードブロックグループのシーケンスを示すために使用される指示情報、および単一のバッファ容量を示すために使用される指示情報である。
前述の指示情報のいずれか1つについて、指示情報は、第1の制御コードブロックを含むコードブロックセットで示され得、ならびにいくつかの情報を使用することによって明示的に示され得るか、またはいくつかの情報および事前設定された規則を使用することによって暗黙的に示され得るか、またはデフォルト値であり得る(具体的には、コアデバイスおよび通信機器はそれぞれ、指示情報が示されていない場合でも指示情報を知っている)。
指示情報では、例えば、第1の制御コードブロックを含むコードブロックセットにいくつかの事前定義されたビットが設定され得、これらのビットとコードブロックグループ識別子の間には対応がある。言い換えると、これらのビットは、コードブロックグループ識別子を暗黙的に示すことができる。これらの事前定義されたビットでポート識別子が搬送される場合、これらの事前定義されたビットのポート識別子は、ポートとコードブロックグループの間の対応を示し得る。このようにして、指示情報のデータ量が低減され得、各コードブロックに対応するポート識別子が個別に示される必要がない。代替として、ポートとコードブロックグループの間の対応は別の方法で示され得、第1の制御コードブロックを含むコードブロックセットは、対応を有するポートおよびコードブロックグループの識別子を搬送する。
一可能な実装では、第2のコードブロックストリームは複数のデータユニットを含み、1つのデータユニットは1つ以上のコードブロックセットを含む。データユニットの第1の制御コードブロックを含むコードブロックセットで搬送される情報は、現在のデータユニットで搬送されるL個のコードブロックセットを示すために使用される情報であり得るか、または別のデータユニットで搬送されるL個のコードブロックセットを示すために使用される情報であり得るか、または現在のデータユニットと別のデータユニットで搬送されるコードブロックセットを示すために使用される情報であり得る。
例えば、図6に示されるように、コードブロックストリーム301は、複数のデータユニットを含むことができ、データユニット600の後に複数のデータユニットをさらに含むことができる。データユニット600のコードブロックセット607で搬送される任意の情報は、現在のデータユニット600のL個のコードブロックセット605のコードブロックを示すために使用される情報であり得、またはデータユニット600の特定の後続のデータユニット(例えば、データユニット600の次のデータユニット、またはデータユニット600の次のデータユニットの次のデータユニット)のコードブロックセットのコードブロックを示すために使用される情報であり得、またはデータユニット600およびデータユニットに続く時間期間にデータユニットで搬送されるコードブロックセットを示すために使用される情報であり得、またはデータユニット600および第1の制御コードブロックを搬送しない複数の後続の連続するデータユニットのコードブロックセットを示すために使用される関連情報であり得る。
第1の制御コードブロックを含むコードブロックセットが、Q個のダウンリンクポートとS個のコードブロックグループの間の対応を示すために使用される指示情報を搬送する一例が説明のために使用される。ポートはコードブロックストリームと1対1で対応しているため、L個のコードブロックセットの1つのコードブロックセットのS個のコードブロックグループのシーケンスを参照して、Q個のダウンリンクポートとS個のコードブロックグループの間の対応を示すために使用される指示情報はまた、第2のコードブロックストリームで搬送される、第1のコードブロックストリームからのコードブロックに対応するコードブロックストリームを示すために使用される指示情報として記述され得る。各第1のコードブロックストリームは、指示情報を使用することにより、第2のコードブロックストリームから復元され得る。図6に示されるように、データユニット600のコードブロックセット607で搬送され、Q個のダウンリンクポートとS個のコードブロックグループの間の対応を示すために使用される指示情報は、データユニット600のL個のコードブロックセット605の各コードブロックに対応する第1のコードブロックストリームを示すために使用される指示情報であり得、またはデータユニット600の次のデータユニットで搬送される、第1のコードブロックストリームからの各コードブロックに対応する第1のコードブロックストリームを示すために使用される指示情報であり得、またはデータユニット600および第1の制御コードブロックを含まない複数の後続のデータユニットで搬送される、第1のコードブロックストリームからの各コードブロックに対応する第1のコードブロックストリームを示すために使用される指示情報であり得る。
Q個のダウンリンクポートとS個のコードブロックグループの間の対応を示すために使用される指示情報は、Q個のダウンリンクポートとアップリンクデータプロセスのS個のコードブロックグループの間の対応を示すために使用され得、またはQ個のダウンリンクポートとダウンリンクデータプロセスのS個のコードブロックグループの間の対応を示すために使用され得、またはQ個のダウンリンクポートとアップリンクデータプロセスのS個のコードブロックグループの間の対応、およびQ個のダウンリンクポートとダウンリンクデータプロセスのS個のコードブロックグループの間の対応を示すために使用される。以下の表1および表2では、アップリンクデータ伝送プロセスにおけるポートとコードブロックグループの間の対応が、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるものと一致する一例が説明のために使用される。
Sの値を示すために使用される指示情報はまた、1つのデータユニットで搬送される、第1のコードブロックストリームからのコードブロックに対応するコードブロックグループの総量を示すために使用される指示情報として記述され得る(データユニットは、指示情報を搬送する現在のデータユニットの場合、または別のデータユニットである場合がある)。1ビットは、データユニットで搬送される、第1のコードブロックストリームからのコードブロックに対応するコードブロックグループの総量を示すために使用され得る。代替として、第1の制御コードブロックを含むコードブロックセットにいくつかの事前定義されたビットが設定され得、これらのビットとコードブロックグループ識別子の間には対応がある。例えば、コードブロックグループの場合、第2のコードブロックストリームがコードブロックグループに対応するコードブロックを伝送しない場合、コードブロックグループに対応するビットが事前設定された値に設定される。例えば、コードブロックグループに対応するビットが0に設定され得る。
S個のコードブロックグループを示すために使用される指示情報はまた、1つのデータユニットで搬送される、第1のコードブロックストリームからのコードブロックに対応するコードブロックグループを示すために使用される指示情報として記述され得る(データユニットは、指示情報を搬送する現在のデータユニットの場合、または別のデータユニットである場合がある)。ビットは、コードブロックストリームで搬送される、第1のコードブロックストリームからのコードブロックに対応するコードブロックグループを示すために、S個のコードブロックグループの識別子を搬送するために使用され得る。代替として、第1の制御コードブロックを含むコードブロックセットにいくつかの事前定義されたビットが設定され得、これらのビットとコードブロックグループ識別子の間には対応がある。例えば、コードブロックグループの場合、第2のコードブロックストリームがコードブロックグループに対応するコードブロックを伝送しない場合、コードブロックグループに対応するビットが事前設定された値に設定される。例えば、コードブロックグループに対応するビットが0に設定され得る。
Lの値を示すために使用される指示情報はまた、1つのデータユニットに含まれる、第1のコードブロックストリームからのコードブロックに対応するコードブロックセットの総量を示すために使用される指示情報として記述され得る(データユニットは、指示情報を搬送する現在のデータユニットの場合、または別のデータユニットである場合がある)。1ビットは、データユニットで搬送される、第1のコードブロックストリームからのコードブロックに対応するコードブロックセットの総量を示すために使用され得る。代替として、Lはデフォルト値に設定され得る。例えば、Lは、単一のバッファに収容され得るコードブロックの量に等しくなるように設定される。1つのデータユニットに含まれる、第1のコードブロックストリームからのコードブロックに対応すコードブロックセットの量、第1のコードブロックストリームからのコードブロックに対応する1つのコードブロックセットに含まれるコードブロックグループの量、および第1のコードブロックストリームからのコードブロックに対応する1つのコードブロックセットの1つのコードブロックグループに対応するコードブロックの量が、データユニットの全長を示し得る。ポートの物理レートが一定であるため、これらのパラメータは1つのデータユニットのデータ長を表すために使用され得、3つのパラメータの1つ以上はデフォルト値に設定され得る。
L個のコードブロックセットの1つのコードブロックセットのS個のコードブロックグループのシーケンスを示すために使用される指示情報は、1つのデータユニットに含まれる、第1のコードブロックストリームからコードブロックに対応するコードブロックセットのコードブロックグループのシーケンスを示すために使用される指示情報として記述され得る(データユニットは、指示情報を搬送する現在のデータユニットの場合、または別のデータユニットである場合がある)。指示情報はデフォルト値であり得る。例えば、コードブロックグループは、デフォルトでコードブロックグループ識別子の値に基づいて並べ替えられる。
単一のバッファ容量を示すために使用される指示情報は、図7に示される実施形態に適用され得る。指示情報はデフォルト値に設定され得る。
本出願のこの実施形態の制御コードブロックは、表示される必要のある情報が表示され得るという条件で、複数の構造形式を有することができる。表1は、本出願の一実施形態による制御コードブロックの可能な構造形式の一例を示している。制御コードブロックは、前述の内容で言及された第1の制御コードブロックから第9の制御コードブロックに適用可能であり得る。表2は、制御コードブロックを含むコードブロックセットに含まれる別のコードブロックの構造形式の一例をさらに示している。表2は、第1の制御コードブロックを含むコードブロックセットの別のコードブロックから、前述の内容で言及された第9の制御コードブロックを含むコードブロックセットの別のコードブロックまで、例えば、第1の制御コードブロックを含むコードブロックセットの別のコードブロック、第2の制御コードブロックを含むコードブロックセットの別のコードブロック、および第3の制御コードブロックを含むコードブロックセットの別のコードブロックに適用可能である。表1および表2で、[A:B]はビットAからビットBを表す。例えば、[65:64]はビット65からビット64を表す。
従来技術とさらに互換性を持たせるために、MACカプセル化は、本出願の実施形態で生成されたデータユニットに対して実行され得る。例えば、MACヘッダ(MACヘッダは宛先アドレス、送信元アドレス、タイプ番号などのフィールドを含む場合がある)およびMACテール(MACテールはフレームチェックシーケンス(frame check sequence、FCS)フィールドなどを含む場合がある)が追加される。したがって、データユニットは標準のMACパケットとしてカプセル化され、例えば、802.3イーサネットパケットとしてカプセル化される。このようにして、本出願の実施形態で使用される通信機器間にMACトンネルが追加され得る。例えば、MACトンネルは第1の通信機器と第2の通信機器の間に追加される。この場合、第2の通信機器によって送信されたコードブロックストリームのデータユニットは、MACトンネルを通して第2の通信機器に到達するために、MACパケットとしてカプセル化される必要がある。この場合、コアデバイスは各通信機器にMACアドレスを割り振り、MACヘッダの宛先アドレスおよび送信元アドレスが追加されたときに使用され得る。この可能な実装は、従来技術とさらに互換性があり得、サードパーティスイッチが、集約層、アクセス層、およびコア層の通信機器間に追加され得る。サードパーティのスイッチは、宛先アドレス(宛先MACアドレス)のみに基づいてパケットを転送し、サードパーティのスイッチは、MACパケットにカプセル化されたデータユニットを解析しない。MACパケット内のデータユニットは、本出願の実施形態における通信機器(例えば、アクセスデバイス、アグリゲーションデバイス、またはコアデバイス)が、宛先アドレスが通信機器のMACアドレスであるMACパケットを受信した場合にのみ解析される。
現在、FLEXEはPHYコンバージェンス技術である。PHYコンバージェンスは、固定または合意されたシーケンスでポートを交互に使用してバイトを伝送する必要があり、データに対してBlockレベルの再構成を実行してパケットを形成する。現在のL2/L3転送アーキテクチャが使用される場合は、アドレスおよびシーケンスラベルが各Blockに割り振られる必要があり、その後、アドレスおよびシーケンスラベルに対して共有ストレージと転送が実行される。その結果、オーバーヘッドは平均ペイロードよりも約20%大きくなり、効率はMAC転送よりも低くなる。したがって、解決策は実行不可能である。図3は、PHYコンバージェンス(FLEXE)の内部データプロセスを示しており、すなわち、データのおのおのは固定サイズを有しており、固定シーケンスで異なるポートに連続して入力する。
前述の内容および同じ概念に基づいて、本出願は、前述の方法で多重化側および逆多重化側のいずれか1つの解決策を実行するように構成された、通信機器1300を提供する。図13は、本出願による通信機器の概略構造図の一例である。図13に示されるように、通信機器1300は、通信インターフェース1301およびプロセッサ1302を含む。この例の通信機器1300は、前述の内容の第1の通信機器または第3の通信機器であり得る。
プロセッサ1302は、対応するアクションを実行することができる構成要素である。例えば、プロセッサ1302は、中央処理装置(central processing unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、またはCPUとNPの組み合わせであり得る。
本出願のこの実施形態におけるプロセッサ1302は、代替として、ハードウェアチップを使用することによって実装され得る。前述のハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、プログラマブル・ロジック・デバイス(programmable logic device、PLD)、またはそれらの組み合わせであり得る。PLDは、コンプレックス・プログラマブル・ロジック・デバイス(complex programmable logic device、CPLD)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)、ジェネリック・アレイ・ロジック(generic array logic、GAL)、または、それらの任意の組み合わせであり得る。
通信インターフェース1301は、有線通信インターフェース、無線通信インターフェース、またはそれらの組み合わせであり得る。有線通信インターフェースは、例えば、イーサネットインターフェースであり得る。イーサネットインターフェースは、光インターフェース、電気インターフェース、またはそれらの組み合わせであり得る。無線通信インターフェースは、WLANインターフェースであり得る。通信インターフェースは、通信機器のダウンリンクポートおよびアップリンクポートを含む。
任意選択で、本出願のこの実施形態では、メモリが含まれていても、含まれていなくてもよい。例えば、ハードウェアチップを使用してプロセッサの機能が実装される場合、メモリが含まれない場合がある。メモリが含まれる場合、メモリは、揮発性メモリ(volatile memory)、例えば、ランダム・アクセス・メモリ(random-access memory、RAM)を含み得る、または、メモリは、不揮発性メモリ(non-volatile memory)、例えば、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)、もしくはソリッド・ステート・ドライブ(solid-state drive、SSD)を含み得る、または、メモリは、前述のタイプのメモリの組み合わせを含み得る。
任意選択で、プロセッサ1302は、通信機器1300が前述の方法の多重化側または逆多重化側で通信機器の機能を実装できるようにするために、前述の解決策で示される実施形態の1つ以上のステップあるいは任意選択の実装を実行するように構成され得る。メモリが存在する場合、メモリは、プログラム命令を格納するようにさらに構成され得、プロセッサ1302は、メモリに格納されたプログラム命令を呼び出し、通信機器1300が前述の方法の多重化側または逆多重化側で通信機器の機能を実装できるようにするために、前述の解決策に示される実施形態の1つ以上のステップあるいは任意選択の実装を実行し得る。
通信機器1300が多重化側で解決策を実行するように構成される場合、通信機器1300は、第1の通信機器によって実行される解決策を実行するように構成され得る。通信インターフェース1301は、Q個の第1のコードブロックストリームを取得するように構成され、Qは1より大きい整数であり、通信インターフェース1301は、少なくともQ個のダウンリンクポートを含み、Q個の第1のコードブロックストリームは、Q個のダウンリンクポートと1対1で対応し、Q個のダウンリンクポートはS個のコードブロックグループに対応し、1つのダウンリンクポートは1つ以上のコードブロックグループに対応し、Q個の第1のコードブロックストリームの1つのコードブロックは1つのコードブロックグループに対応し、およびSはQ以上の整数であり、ならびにプロセッサ1302は、Q個の第1のコードブロックストリームに基づいて送信される第2のコードブロックストリームを取得するように構成され、第2のコードブロックストリームは、L個のコードブロックセットを含み、L個のコードブロックセットのそれぞれについて、コードブロックセットは、S個のコードブロックグループのそれぞれに対応するK個のコードブロックを含み、LおよびKはそれぞれ正の整数であり、ならびに第1の通信機器がコアデバイスでない場合、Sの値は、アップリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、アップリンクデータ伝送プロセスのQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループであり、または第1の通信機器がコアデバイスである場合、Sの値は、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、ダウンリンクデータ伝送プロセスのQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループである。
通信機器1300が多重化側で解決策を実行するように構成される場合、通信機器1300は、第1の通信機器によって実行される解決策を実行するように構成され得る。通信インターフェース1301は、Q個の第1のコードブロックストリームを取得し、Qは1より大きい整数であり、およびプロセッサ1302は、Q個の第1のコードブロックストリームに基づいて送信される第2のコードブロックストリームを取得し、コードブロックについて、第2のコードブロックストリームで搬送されるQ個の第1のコードブロックストリームから、第2のコードブロックストリームのコードブロックの同期ヘッダ領域で搬送される内容は、Q個の第1のコードブロックストリームのコードブロックの同期ヘッダ領域で搬送される内容と同じであり、および第2のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域で搬送される内容は、Q個の第1のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域で搬送される内容と同じであり、および第1の通信機器がコアデバイスでない場合、Sの値は、アップリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、アップリンクデータ伝送プロセスのQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループであり、または第1の通信機器がコアデバイスである場合、Sの値は、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、ダウンリンクデータ伝送プロセスのQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループである。
通信機器1300が多重化側で解決策を実行するように構成される場合、一可能な実装では、プロセッサ1302は、Q個の第1のコードブロックストリームでL回のコードブロック抽出動作を周期的に実行して、第2のコードブロックストリームを取得するように構成され、L回のコードブロック抽出動作のそれぞれについて、プロセッサ1302は、S個のコードブロックグループのシーケンスに基づいてQ個の第1のコードブロックストリームから、S個のコードブロックグループのそれぞれに対応するK個のコードブロックを順次抽出する。
通信機器1300が多重化側で解決策を実行するように構成される場合、一可能な実装において、プロセッサ1302は、コードブロック抽出動作をL回周期的に実行するプロセスでコードブロックが抽出されないときに、アイドル状態のIDLEコードブロックを第2のコードブロックストリームに挿入するように構成される。
通信機器1300が多重化側で解決策を実行するように構成される場合、一可能な実装では、S個のコードブロックグループはS個のバッファに対応し、S個のコードブロックグループはS個のバッファと1対1で対応し、ならびにプロセッサ1302は、S個のコードブロックグループとS個のバッファの間の対応に基づいて、Q個の第1のコードブロックストリームのコードブロックをS個のバッファにバッファリングし、およびS個のコードブロックグループのシーケンスに基づいて、S個のバッファのそれぞれからK個のコードブロックを順次抽出するようにさらに構成される。
通信機器1300が多重化側で解決策を実行するように構成される場合、一可能な実装において、プロセッサ1302は、Q個の第1のコードブロックストリームの第1のコードブロックストリームについて、第1のコードブロックストリームが1つのコードブロックグループに対応するとき、第1のコードブロックストリームのコードブロックをコードブロックグループに対応するバッファにバッファリングし、または第1のコードブロックストリームが複数のコードブロックグループに対応するとき、第1のコードブロックストリームのコードブロックを、複数のコードブロックグループに対応する複数のバッファに順番に順次バッファリングするように構成される。
通信機器1300が多重化側で解決策を実行するように構成される場合、一可能な実装において、プロセッサ1302は、Q個の第1のコードブロックストリームの各コードブロックについて、コードブロックのコードブロックタイプがアイドル状態のIDLEコードブロックであるとき、コードブロックを破棄するように構成される。
通信機器1300が多重化側で解決策を実行するように構成される場合、一可能な実装において、通信インターフェース1301は、コアデバイスによって送信される第3のコードブロックストリームを受信するようにさらに構成され、第3のコードブロックストリームのヘッダおよび/またはテールは、1つのコードブロックセットを含み、コードブロックセットは、少なくとも1つの第3の制御コードブロックを含み、ならびに第3の制御コードブロックを含むコードブロックセットは、第1の通信機器のダウンリンクポートとアップリンクデータ伝送プロセスのコードブロックグループの間の対応を示すために使用される指示情報、および/または第1の通信機器のダウンリンクポートとダウンリンクデータ伝送プロセスのコードブロックグループの間の対応を示すために使用される指示情報を含む。
通信機器1300が多重化側で解決策を実行するように構成される場合、一可能な実装において、通信機器は、Q個のダウンリンクポートを使用してQ個の第2の通信機器に接続され、Q個のダウンリンクポートは、Q個の第2の通信機器と1対1で対応し、プロセッサ1302は、第3の制御コードブロック以外の第3のコードブロックストリームのコードブロックを逆多重化し、Q個の第4のコードブロックストリームを取得するようにさらに構成され、Q個の第4のコードブロックストリームは、Q個のダウンリンクポートと1対1で対応し、通信インターフェース1301は、Q個のダウンリンクポートを使用することによってQ個の第4のコードブロックストリームを配信するように構成され、Q個の第4のコードブロックストリームの第4のコードブロックストリームについて、第4のコードブロックストリームのヘッダおよび/またはテールは、1つのコードブロックセットを含み、コードブロックセットは、少なくとも1つの第4の制御コードブロックを含み、ならびに第4の制御コードブロックを含むコードブロックセットは、コードブロックグループと、アップリンクデータ伝送プロセスの第4のコードブロックストリームに対応する、第2の通信機器のダウンリンクポートの間の対応を示すために使用される指示情報、および/またはコードブロックグループと、ダウンリンクデータ伝送プロセスの第4のコードブロックストリームに対応する、第2の通信機器のダウンリンクポートの間の対応を示すために使用される指示情報を含む。
通信機器1300が逆多重化側で解決策を実行するように構成される場合、通信機器1300は、第3の通信機器によって実行される解決策を実行するように構成され得る。通信インターフェース1301は、第2のコードブロックストリームを取得するように構成され、第2のコードブロックストリームはL個のコードブロックセットを含み、L個のコードブロックセットのそれぞれについて、コードブロックセットはS個のコードブロックグループのそれぞれに対応するK個のコードブロックを含み、L個のコードブロックセットの1つのコードブロックは1つのコードブロックグループに対応し、Sは1より大きい整数であり、LおよびKはそれぞれ正の整数であり、ならびにプロセッサ1302は、第2のコードブロックストリームに基づいてQ個の第1のコードブロックストリームを取得するように構成され、Qは1より大きい整数でかつS以下であり、Q個の第1のコードブロックストリームは、S個のコードブロックグループに対応し、1つの第1のコードブロックストリームは1つ以上のコードブロックグループに対応し、ならびに第3の通信機器がコアデバイスでない場合、Sの値は、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、ダウンリンクデータ伝送プロセスのQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループであり、または第1の通信機器がコアデバイスである場合、Sの値は、アップリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、アップリンクデータ伝送プロセスのQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループである。
通信機器1300が逆多重化側で解決策を実行するように構成される場合、通信機器1300は、第3の通信機器によって実行される解決策を実行するように構成され得る。通信インターフェース1301は、第2のコードブロックストリームを取得するように構成され、およびプロセッサ1302は、第2のコードブロックストリームに基づいてQ個の第1のコードブロックストリームを取得するように構成され、Qは1より大きい整数であり、コードブロックについて、第2のコードブロックストリームで搬送されるQ個の第1のコードブロックストリームから、第2のコードブロックストリームのコードブロックの同期ヘッダ領域で搬送される内容は、Q個の第1のコードブロックストリームのコードブロックの同期ヘッダ領域で搬送される内容と同じであり、および第2のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域で搬送される内容は、Q個の第1のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域で搬送される内容と同じであり、および第3の通信機器がコアデバイスでない場合、Sの値は、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、ダウンリンクデータ伝送プロセスのQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループであり、または第3の通信機器がコアデバイスである場合、Sの値は、アップリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、アップリンクデータ伝送プロセスのQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループである。
通信機器1300が逆多重化側で解決策を実行するように構成される場合、一可能な実装において、プロセッサ1302は、L個のコードブロックセットのそれぞれについて、S個のコードブロックグループのシーケンスに基づいてコードブロックセットから、S個のコードブロックグループのそれぞれに対応するK個のコードブロックを順次抽出し、Q個の第1のコードブロックストリームを取得するように構成される。
通信機器1300が逆多重化側で解決策を実行するように構成される場合、一可能な実装において、S個のコードブロックグループはS個のバッファに対応し、S個のコードブロックグループはS個のバッファと1対1で対応し、およびプロセッサ1302は、S個のコードブロックグループのそれぞれに対応するK個のコードブロックを、コードブロックグループに対応するバッファにバッファリングするようにさらに構成される。
通信機器1300が逆多重化側で解決策を実行するように構成される場合、一可能な実装において、第2のコードブロックストリームは、L個のコードブロックセットのヘッダの前および/またはテールの後ろに1つのコードブロックセットをさらに含み、コードブロックセットは、少なくとも1つの第1の制御コードブロックを含み、および第1の制御コードブロックを含むコードブロックセットは、通信機器のQ個のダウンリンクポートとS個のコードブロックグループの間の対応を示すために使用される指示情報を含み、ならびにプロセッサ1302は、Q個のダウンリンクポートと、第1の制御コードブロックを含むコードブロックセットに基づくS個のコードブロックグループの間の対応を取得し、Q個のダウンリンクポートとS個のコードブロックグループの間の対応に基づいて、L個のコードブロックセットをQ個の第1のコードブロックストリームに逆多重化するように構成される。
通信機器1300が逆多重化側で解決策を実行するように構成される場合、一可能な実装において、通信機器は、Q個のダウンリンクポートを使用してQ個の第4の通信機器に接続され、Q個のダウンリンクポートは、Q個の第4の通信機器と1対1で対応し、通信インターフェース1301は、Q個のダウンリンクポートを使用することによってQ個の第1のコードブロックストリームを配信するようにさらに構成され、第1のコードブロックストリームのヘッダおよび/またはテールは、1つのコードブロックセットを含み、コードブロックセットは、少なくとも1つの第5の制御コードブロックを含み、ならびに第5の制御コードブロックを含むコードブロックセットは、コードブロックグループと、アップリンクデータ伝送プロセスの第1のコードブロックストリームに対応する、第4の通信機器のダウンリンクポートの間の対応を示すために使用される指示情報、および/またはコードブロックグループと、ダウンリンクデータ伝送プロセスの第1のコードブロックストリームに対応する、第4の通信機器のダウンリンクポートの間の対応を示すために使用される指示情報を含む。
通信機器1300が多重化側および逆多重化側で解決策を実行する場合、第1のコードブロックストリームおよび第2のコードブロックストリームの関連する構造形式などの他の内容については、図2から図12Bに記載の内容を参照されたい。詳細については、本明細書では再度説明しない。
同じ概念に基づいて、本出願の一実施形態は、前述の方法手順で多重化側および逆多重化側のいずれか1つの解決策を実行するように構成された、通信機器を提供する。図14は、本出願の一実施形態による通信機器の概略構造図の一例である。図14に示されるように、通信機器1400は、通信インターフェース1401および多重化/逆多重化ユニット1402を含む。この例の通信機器1400は、前述の内容の第1の通信機器または第3の通信機器であり得、図5、図6、図9、および図10に対応する解決策を実行し得る。
通信機器1400が多重化側で解決策を実行するように構成される場合、通信機器1400は、第1の通信機器によって実行される解決策を実行するように構成され得る。通信インターフェース1401は、Q個の第1のコードブロックストリームを取得するように構成され、Qは1より大きい整数であり、通信インターフェースは、少なくともQ個のダウンリンクポートを含み、Q個の第1のコードブロックストリームは、Q個のダウンリンクポートと1対1で対応し、Q個のダウンリンクポートはS個のコードブロックグループに対応し、1つのダウンリンクポートは1つ以上のコードブロックグループに対応し、Q個の第1のコードブロックストリームの1つのコードブロックは1つのコードブロックグループに対応し、およびSはQ以上の整数であり、ならびに多重化/逆多重化ユニット1402は、Q個の第1のコードブロックストリームに基づいて送信される第2のコードブロックストリームを取得するように構成され、第2のコードブロックストリームは、L個のコードブロックセットを含み、L個のコードブロックセットのそれぞれについて、コードブロックセットは、S個のコードブロックグループのそれぞれに対応するK個のコードブロックを含み、LおよびKはそれぞれ正の整数であり、ならびに通信機器1400がコアデバイスでない場合、Sの値は、アップリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、アップリンクデータ伝送プロセスのQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループであり、または通信機器1400がコアデバイスである場合、Sの値は、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、ダウンリンクデータ伝送プロセスのQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループである。
通信機器1400が多重化側で解決策を実行するように構成される場合、通信機器1400は、第1の通信機器によって実行される解決策を実行するように構成され得る。通信インターフェース1401は、Q個の第1のコードブロックストリームを取得するように構成され、Qは1より大きい整数であり、およびプロセッサ1402は、Q個の第1のコードブロックストリームに基づいて送信される第2のコードブロックストリームを取得するように構成され、コードブロックについて、第2のコードブロックストリームで搬送されるQ個の第1のコードブロックストリームから、第2のコードブロックストリームのコードブロックの同期ヘッダ領域で搬送される内容は、Q個の第1のコードブロックストリームのコードブロックの同期ヘッダ領域で搬送される内容と同じであり、および第2のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域で搬送される内容は、Q個の第1のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域で搬送される内容と同じであり、および通信機器1400がコアデバイスでない場合、Sの値は、アップリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、アップリンクデータ伝送プロセスのQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループであり、または通信機器1400がコアデバイスである場合、Sの値は、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、ダウンリンクデータ伝送プロセスのQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループである。
通信機器1400が逆多重化側で解決策を実行するように構成される場合、通信機器1400は、第3の通信機器によって実行される解決策を実行するように構成され得る。通信インターフェース1401は、第2のコードブロックストリームを取得するように構成され、第2のコードブロックストリームはL個のコードブロックセットを含み、L個のコードブロックセットのそれぞれについて、コードブロックセットはS個のコードブロックグループのそれぞれに対応するK個のコードブロックを含み、L個のコードブロックセットの1つのコードブロックは1つのコードブロックグループに対応し、Sは1より大きい整数であり、LおよびKはそれぞれ正の整数であり、ならびに多重化/逆多重化ユニット1402は、第2のコードブロックストリームに基づいてQ個の第1のコードブロックストリームを取得するように構成され、Qは1より大きい整数でかつS以下であり、Q個の第1のコードブロックストリームは、S個のコードブロックグループに対応し、1つの第1のコードブロックストリームは1つ以上のコードブロックグループに対応し、ならびに通信機器がコアデバイスでない場合、Sの値は、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、ダウンリンクデータ伝送プロセスのQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループであり、または通信機器がコアデバイスである場合、Sの値は、アップリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、アップリンクデータ伝送プロセスのQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループである。
通信機器1400が逆多重化側で解決策を実行するように構成される場合、通信機器1400は、第3の通信機器によって実行される解決策を実行するように構成され得る。通信インターフェース1401は、第2のコードブロックストリームを取得するように構成され、および多重化/逆多重化ユニット1402は、第2のコードブロックストリームに基づいてQ個の第1のコードブロックストリームを取得するように構成され、Qは1より大きい整数であり、コードブロックについて、第2のコードブロックストリームで搬送されるQ個の第1のコードブロックストリームから、第2のコードブロックストリームのコードブロックの同期ヘッダ領域で搬送される内容は、Q個の第1のコードブロックストリームのコードブロックの同期ヘッダ領域で搬送される内容と同じであり、および第2のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域で搬送される内容は、Q個の第1のコードブロックストリームのコードブロックの非同期ヘッダ領域で搬送される内容と同じであり、および通信機器がコアデバイスでない場合、Sの値は、ダウンリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、ダウンリンクデータ伝送プロセスのQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループであり、または通信機器がコアデバイスである場合、Sの値は、アップリンクデータ伝送プロセスにおけるQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループの総量であり、S個のコードブロックグループのそれぞれは、アップリンクデータ伝送プロセスのQ個のダウンリンクポートに対応するコードブロックグループである。
第1の通信機器および第2の通信機器のユニットの分割は単なる論理機能分割にすぎないことを理解されたい。各ユニットは、物理エンティティ内に全部または一部が統合され得る、または実際の実装に対して物理的に分離され得る。本出願のこの実施形態では、通信インターフェース1401は、図13の通信インターフェース1301を使用することによって実装され得、および多重化/逆多重化ユニット1402は、図13のプロセッサ1302を使用することによって実装され得る。具体的には、本出願のこの実施形態における通信インターフェース1401は、図13の通信インターフェース1301によって実行される解決策を実行することができる。本出願の本実施形態の多重化/逆多重化ユニット1402は、図13のプロセッサ1302によって実行される解決策を実行し得る。他の内容については、前述の内容を参照されたい。詳細については、本明細書では再度説明しない。
本出願の一実施形態は、コンピュータ可読媒体をさらに提供する。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムを格納する。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されるとき、前述の方法の実施形態のいずれか1つにおけるデータ伝送方法が実施される。
本出願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータによって実行されるとき、前述の方法の実施形態のいずれか1つにおけるデータ伝送方法が実施される。
前述の実施形態では、機能の全部または一部がソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用して実装され得る。ソフトウェアプログラムを使用して実装される場合、機能の全部または一部がコンピュータプログラム製品の形で実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされ実行されると、本出願の実施形態による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラム可能な装置であってよい。命令は、コンピュータ記憶媒体に格納され得るか、またはコンピュータ記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送され得る。例えば、命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線(DSL))または無線(例えば、赤外線、電波、マイクロ波)方式で伝送され得る。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータがアクセスできる任意の使用可能な媒体、または、1つもしくは複数の使用可能な媒体を統合した、サーバやデータセンタなどのデータ記憶装置であり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、ソフトディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク(MO))、光媒体(例えば、CD、DVD、BD、HVD)、半導体媒体(例えば、ROM、EPROM、EEPROM、不揮発性メモリ(NAND FLASH)、Solid State Disk、SSD)などであり得る。
当業者は、本出願の実施形態が、方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解すべきである。したがって、本出願の実施形態は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、またはソフトウェアとハードウェアとを組み合わせた実施形態の形態を使用し得る。さらに、本出願の実施形態は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む1つ以上のコンピュータ使用可能記憶媒体(ディスクメモリ、CD-ROM、および光メモリなどを含むが、これらに限定されない)で実施されるコンピュータプログラム製品の形態を使用し得る。
本出願の実施形態は、本出願の実施形態による方法、デバイス(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明されている。命令は、フローチャートおよび/またはブロック図内の各プロセスおよび/または各ブロック、ならびにフローチャートおよび/またはブロック図内のプロセスおよび/またはブロックの組み合わせを実施するために使用され得ることを理解されたい。これらの命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または任意の他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサがマシンを生み出すために提供され得るものであるので、これらの命令がコンピュータまたは任意の他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサによって実行されることにより、フローチャート内の1つもしくは複数のプロセスおよび/またはブロック図内の1つもしくは複数のブロックにおける特定の機能を実施するための装置が生み出される。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは任意の他のプログラマブルデータ処理デバイスに特定の方法で動作するように命令し得るコンピュータ可読メモリに記憶され得、これにより、コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、命令装置を含む人工物を生成する。命令装置は、フローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実施する。
これらの命令は、コンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされ得るので、一連の動作およびステップがコンピュータまたは別のプログラマブルデバイス上で行われ、それによってコンピュータ実装処理が生成される。したがって、コンピュータまたは別のプログラマブルデバイス上で実行される命令は、フローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実施するためのステップを提供する。
明らかに、当業者は、本出願の精神および範囲から逸脱することなく、本出願の実施形態に様々な修正および変更を加え得る。本出願は、これらの修正および変更が以下の特許請求の範囲およびその同等の技術によって規定される保護範囲内に入るならば、それらを包含することを意図されている。