JP7167229B2 - 融合関係ネットワークの構築方法、融合関係ネットワークの構築装置、電子デバイス、記憶媒体及びプログラム - Google Patents

Description

本出願は、データ処理技術分野に関し、具体的には、ユーザ関係マイニングおよびユーザ画像描写技術に関する。より具体的には、本出願は、融合関係ネットワークの構築方法、装置、電子デバイス、記憶媒体及びプログラムに関する。

コンピュータおよびインターネット技術の継続的な発展に伴い、様々なアプリケーションプラットフォームが出現した。インターネットの様々なアプリケーションプラットフォームでのユーザの毎日のインタラクティブ操作は、ユーザの好みと関係ネットワークを反映している。ユーザの好みと関係ネットワークは、情報伝搬と個性化推奨などの分野で広く適用されている。

現在、一般に、単一のプラットフォームでのユーザの操作データは、データ源として、ユーザ関係の分析およびマイニングなどに適用されている。しかし、単一のデータ源におけるデータはタイプが単一であり、カバーするユーザが少なく、生成する情報量が少ないため、ユーザ関係ネットワークの適用が制限される。

本出願は、融合関係ネットワークの構築方法、装置、電子デバイスおよび記憶媒体を提供する。

第１の態様によれば、融合関係ネットワークの構築方法を提供し、当該方法は、複数のデータ源からのインタラクティブデータを取得することであって、インタラクティブデータが複数のユーザ関係情報を含み、各ユーザ関係情報が、インタラクティブ関係を有する２つのユーザの標識情報と、２つのユーザ間が複数のデータ源のうちの１つのデータ源で生成したインタラクティブ情報とを含むことと、各ユーザ関係情報における各ユーザの標識情報に基づいて、融合関係ネットワークにおける当該ユーザに対するノードを生成し、各ユーザ関係情報における２つのユーザ間のインタラクティブ情報に基づいて、融合関係ネットワークにおける２つのユーザに対するノード間のエッジを生成し、同じユーザ標識が１つのノードとして生成されることとを含む。

第２の態様によれば、融合関係ネットワークの構築装置を提供し、当該装置は、複数のデータ源からのインタラクティブデータを取得するための取得モジュールであって、インタラクティブデータが複数のユーザ関係情報を含み、各ユーザ関係情報が、インタラクティブ関係を有する２つのユーザの標識情報と、２つのユーザ間が複数のデータ源のうちの１つのデータ源で生成したインタラクティブ情報とを含む取得モジュールと、各ユーザ関係情報における各ユーザの標識情報に基づいて、融合関係ネットワークにおける当該ユーザに対するノードを生成し、各ユーザ関係情報における２つのユーザ間のインタラクティブ情報に基づいて、融合関係ネットワークにおける２つのユーザに対するノード間のエッジを生成するための生成モジュールであって、同じユーザ標識が１つのノードとして生成される生成モジュールとを含む。

第３の態様によれば、電子デバイスを提供し、当該電子デバイスは、少なくとも１つのプロセッサと、少なくとも１つのプロセッサに通信接続されるメモリとを含み、メモリは、少なくとも１つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、少なくとも１つのプロセッサが、本出願による融合関係ネットワークの構築方法を実行可能であるように、命令は、少なくとも１つのプロセッサによって実行される。

第４の態様によれば、コンピュータに、本出願による融合関係ネットワークに基づく構築方法を実行させるためのコンピュータ命令が記憶された非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。

第５の態様によれば、実行される際に、本発明による融合関係ネットワークに基づく構築方法を実現するコンピュータ命令を含む、ことを特徴とするコンピュータプログラム。

このセクションに記載される内容は、本出願の実施例の主要または重要な特徴を特定することを意図するものではなく、また、本出願の範囲を限定することを意図するものでもないことを理解されたい。本出願の他の特徴は、以下の明細書によって容易に理解されることになる。

図面は、本出願の技術手段をより良く理解するためのものであり、本出願を限定するものではない。

本出願の１つの実施例による融合関係ネットワークの構築方法および装置を適用できる例示的なシステムアーキテクチャの図である。 本出願の１つの実施例による融合関係ネットワークの構築方法のフローチャートである。 本出願の１つの実施例による生成融合関係ネットワークの概略図である。 本出願の１つの実施例による融合関係ネットワークのシミュレーション概略図である。 本出願の１つの実施例による２つのノードの間の関係緊密さを算出する概略図である。 本出願の別の実施例による２つのノードの間の関係緊密さを算出する概略図である。 本出願の１つの実施例による融合関係ネットワークの構築装置のブロック図である。 本出願の１つの実施例による融合関係ネットワークの構築方法の電子デバイスのブロック図である。

以下、図面を参照して本出願の例示的な実施例を説明し、理解を容易にするために、それらは、本出願の実施例の様々な詳細を含み、単に例示的なものとみなされるべきである。したがって、当業者は、本出願の範囲および精神から逸脱することなく、ここに記載される実施例に対して様々な変更および修正を行うことができることを認識すべきである。同様に、明瞭および明確化のために、以下の説明では、周知の機能および構成についての説明は省略する。

ユーザ関係の理解は、ユーザを描写する重要な側面である。クラスメート、同僚、家族などのオフラインのユーザ間の物理的な関係に加えて、ユーザの毎日のインターネットの各ＡＰＰおよびウェブサイトなどのユーザ製品でのインタラクティブ関係も、ユーザの好みと関係ネットワークを反映している。しかし、単純に一つのユーザ製品を用いて構築される関係ネットワークは、タイプが単一で、カバーするユーザが少ない。

単一のデータ源によって形成されるオンラインまたはオフライン関係ネットワークと比較して、ユーザ製品をわたって融合される関係ネットワークは、ユーザ間のインタラクティブ挙動に対してより完全な説明と描写を齎すことができる。ユーザ製品ごとに個別にマイニングされるユーザ関係ネットワークと比較して、より相乗役割を果たすことができ、簡単に言えば、１プラス１が２より大きい役割を果たすことができる。すなわち、ユーザ間で異なるユーザ製品においてインタラクティブ関係を有すれば、この部分のユーザに対する描写にも適切な重み付けを有すべきであり、関係定義およびマイニングの際に、特定の考慮事項が必要である。

本出願を実現する過程において、発明者らは、電子地図にユーザが訪問したＰＯＩ（Ｐｏｉｎｔ Ｏｆ Ｉｎｔｅｒｅｓｔ、趣味点）に基づいて「ユーザからＰＯＩへ」のネットワークが確立され得ることを見出し、ここで、ＰＯＩは、電子地図の座標点ラベリングデータであり、当該座標点に関連する、例えば、政府の部門、商業施設（例えば、ガソリンスタンド、ショッピングモールおよびスーパーマーケットなど）、観光地などの場所をマークするためのものである。また、電子地図でシナリオを検索することは、ユーザが検索した場所に基づいて、「ユーザからＱｕｅｒｙへ」の複数の情報を取得することができ、情報には、例えば、ユーザが検索した場所および当該場所のカテゴリタグ、例えば、ＸＸ商店、カテゴリタグが化粧品であることを含んでもよい。「ユーザからＱｕｅｒｙへ」の情報における関する場所と「ユーザからＰＯＩへ」のネットワークにおける関する場所とが同じである箇所に基づいて、「ユーザからＱｕｅｒｙへ」の複数の情報を「ユーザからＰＯＩへ」のネットワークに融合することができ、例示的には、「ユーザからＱｕｅｒｙへ」情報における場所が属するカテゴリタグを「ユーザからＰＯＩへ」のネットワークに追加することができ、これにより、「ユーザからＰＯＩへ」のネットワークの情報量がより完全になり、後続のユーザニーズマイニングに対して豊かなデータサポートを提供することができる。

図１は、本出願の１つの実施例による融合関係ネットワークの構築方法および装置を適用できる例示的なシステムアーキテクチャ１００の図である。なお、図１が示すのは、本出願の実施例のシステムアーキテクチャを適用できる示例に過ぎず、当業者が本出願の技術内容を容易に理解するためであるが、本出願の実施例が他のデバイス、システム、環境またはシナリオに使用され得ないことを意味するものではないことに留意されたい。

図１に示すように、当該実施例によるシステムアーキテクチャ１００は、複数のアプリケーションプラットフォーム１０１と、ネットワーク１０２と、サーバ１０３とを含んでもよい。ネットワーク１０２は、アプリケーションプラットフォーム１０１とサーバ１０３との間に通信リンクの媒体を提供する。ネットワーク１０２は、有線および／または無線通信リンクなどの様々な接続タイプを含んでもよい。

アプリケーションプラットフォーム１０１は、様々なユーザサービスのプラットフォームを提供するプラットフォームであってもよく、ｍ（ｍは１以上の整数）個のアプリケーションプログラム、ウェブサイト、メールボックスおよび連絡先などを含むが、これらに限定されない。例示的には、アプリケーションプログラムは、ソーシャルアプリケーションＡＰＰ１、コミュニケーションアプリケーションＡＰＰ２、フォーラムアプリケーションＡＰＰ３、ネットディスクアプリケーションＡＰＰ４およびショートビデオアプリケーションＡＰＰ５フォーラムアプリケーションＡＰＰ３などのＡＰＰを含んでもよい。ウェブサイトは、様々なソーシャル類ウェブサイト、ゲーム類ウェブサイト、ショッピング類ウェブサイトおよびトラベル類ウェブサイトなどを含んでもよい。連絡先は、電話番号連絡先、メール友達連絡先および様々なアプリケーションプログラム友達連絡先などを含んでもよい。サーバ１０３は、一定の算出能力を有する電子デバイスであってもよく、ここでは限定されない。

ユーザは、アプリケーションプラットフォーム１０１を通じて操作することにより、大量の操作データを生成することができ、操作データには、当該ユーザと他のユーザとの間のインタラクティブにより生成されるインタラクティブデータが含まれてもよく、インタラクティブデータは、インタラクティブタイプとインタラクティブ内容を含んでもよい。例示的には、ユーザのソーシャルアプリケーションＡＰＰ１におけるインタラクティブデータは、サムズアップ、返信、転送およびコメントなどを含んでもよい。ユーザのフォーラムアプリケーションＡＰＰ３フォーラムアプリケーションＡＰＰ３におけるインタラクティブデータは、コメント、返信、コメントに対するコメントなどを含んでもよい。ユーザのコミュニケーションアプリケーションＡＰＰ２におけるインタラクティブデータは、シェア、サムズアップおよびラッキーマネー奪いなどを含んでもよい。ユーザのメールボックスにおけるインタラクティブデータは、返信、ＣＣおよびリマインダなどを含んでもよい。

サーバ１０３は、各アプリケーションプラットフォーム１０１におけるインタラクティブデータを取得し、各アプリケーションプラットフォーム１０１からのインタラクティブデータを融合処理することができ、すなわち、ユーザ間の関係緊密さをより合理的に記述するために、同じユーザ間で異なるアプリケーションプラットフォーム１０１において有するインタラクティブ関係を合併し、各インタラクティブ関係に対して、異なるインタラクティブタイプおよび／またはアプリケーションプラットフォームソースに基づいて、適切な重みを割り当てることができる。

本出願の実施例による融合関係ネットワークの構築方法は、一般的に、サーバ１０３で実行されてもよい。対応的に、本出願の実施例による融合関係ネットワークの構築装置は、一般的にサーバ１０３に設置されてもよい。

図１におけるアプリケーションプラットフォーム、ネットワークおよびサーバの数は、単なる例示であることを理解されたい。実現の必要に応じて、任意の数のアプリケーションプラットフォーム、ネットワークおよびサーバを有してもよい。

図２は、本出願の１つの実施例による融合関係ネットワークの構築方法のローチャートである。

図２に示すように、当該生融合関係ネットワークの構築方法２００は、操作Ｓ２１０～操作Ｓ２２０を含んでもよい。

操作Ｓ２１０では、複数のデータ源からのインタラクティブデータを取得する。
本出願の実施例によれば、インタラクティブデータは、複数のユーザ関係情報を含んでもよく、各ユーザ関係情報は、インタラクティブ関係を有する２つのユーザの標識情報を含み、これら２つのユーザは、ユーザペアと呼ばれてもよい。各ユーザ関係情報は、ユーザペアが複数のデータ源のうちの１つのデータ源で生成したインタラクティブ情報をさらに含む。

本出願の実施例によれば、複数のデータ源は、少なくとも１つのアプリケーションプログラム、少なくとも１つのウェブサイトおよび少なくとも１つの連絡先のうちの少なくとも１つであってもよい。例示的には、アプリケーションプログラムは、ソーシャルアプリケーションＡＰＰ１、コミュニケーションアプリケーションＡＰＰ２、フォーラムアプリケーションＡＰＰ３、ネットディスクアプリケーションＡＰＰ４およびショートビデオアプリケーションＡＰＰ5などのＡＰＰを含んでもよい。ウェブサイトは、様々なソーシャル類ウェブサイト、ゲーム類ウェブサイト、ショッピング類ウェブサイトおよびトラベル類ウェブサイトなどを含んでもよい。連絡先は、電話番号連絡先、メール友達連絡先および様々なアプリケーションプログラム友達連絡先などを含んでもよい。

本出願の実施例によれば、インタラクティブ情報は、複数のインタラクティブタイプ、例えば、一方向のフォロー、双方向のフォロー、シェア、コメント、転送、返信、ＣＣ、リマインダ、コメントに対するコメント、サムズアップおよびラッキーマネー奪いのうちの少なくとも１つを含んでもよい。

例示的には、ユーザ関係情報は、同じユーザペアが同じデータ源で生成した異なるインタラクティブタイプのインタラクティブ情報を含んでもよく、例えば、ソーシャルアプリケーションＡＰＰ１でユーザＡおよびユーザＢが互いにフォローして１つのユーザ関係情報（インタラクティブ関係情報と呼ばれてもよい）が生成され、ソーシャルアプリケーションＡＰＰ１でユーザＡがユーザＢのコメントをサムズアップして１つのユーザ関係情報が生成される。ユーザ関係情報は、同じユーザペアが異なるデータ源で生成したインタラクティブ情報をさらに含んでもよく、例えば、ソーシャルアプリケーションＡＰＰ１でユーザＡおよびユーザＢが互いにフォローして１つのユーザ関係情報が生成され、フォーラムアプリケーションＡＰＰ３でユーザＡがユーザＢの投稿した内容をコメントして１つのユーザ関係情報が生成される。ユーザ関係情報は、異なるユーザペアが同じまたは異なるデータ源で生成したインタラクティブ情報をさらに含んでもよく、例えば、ソーシャルアプリケーションＡＰＰ１でユーザＡおよびユーザＢが互いにフォローして１つのユーザ関係情報が生成され、ソーシャルアプリケーションＡＰＰ１でユーザＢがユーザＣの投稿した内容を転送して１つのユーザ関係情報が生成され、コミュニケーションアプリケーションＡＰＰ２でユーザＡがユーザＣのラッキーマネーを奪って１つのユーザ関係情報等が生成され、などである。

操作Ｓ２２０では、各ユーザ関係情報における各ユーザの標識情報に基づいて、融合関係ネットワークにおける当該ユーザに対するノードを生成し、各ユーザ関係情報における２つのユーザ間のインタラクティブ情報に基づいて、融合関係ネットワークにおける２つのユーザに対するノード間のエッジを生成し、同じユーザ標識が１つのノードとして生成される。

本出願の実施例によれば、ユーザの標識情報は、複数のデータ源の当該ユーザのユーザアカウントであってもよく、例えば、ユーザのソーシャルアプリケーションＡＰＰ１のＩＤ、コミュニケーションアプリケーションＡＰＰ２のＩＤおよびフォーラムアプリケーションＡＰＰ３のＩＤなどであってもよい。各ユーザのユーザ標識は、融合関係ネットワークのノードを生成することができ、例えば、ユーザのソーシャルアプリケーションＡＰＰ１のＩＤは、融合関係ネットワークのノードを生成することができる。

本出願の実施例によれば、異なるＡＰＰ、ウェブサイトまたは連絡先におけるユーザのＩＤは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。異なるデータ源からのユーザ関係情報を融合するように、異なるデータ源からの同じユーザＩＤについては、１つのノードに合併してもよい。例えば、ユーザのソーシャルアプリケーションＡＰＰ１のＩＤ、コミュニケーションアプリケーションＡＰＰ２のＩＤおよびフォーラムアプリケーションＡＰＰ３のＩＤが何れもユーザＡである場合、ユーザのソーシャルアプリケーションＡＰＰ１のＩＤ、コミュニケーションアプリケーションＡＰＰ２のＩＤおよびフォーラムアプリケーションＡＰＰ３のＩＤは何れもノードＡに合併されてもよい。

本出願の実施例によれば、ユーザの標識情報は、電話番号、デバイス標識、媒体アクセス制御（Ｍｅｄｉａ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ、ＭＡＣ）アドレスおよびブラウザキャッシュ（Ｃｏｏｋｉｅ）標識のうちの少なくとも１つをさらに含んでもよく、ＭＡＣアドレスは、デバイス製造業者によってハードウェア内部（例えば、ネットワークカード）に書き込まれたアドレスであり、Ｃｏｏｋｉｅは、ユーザの身分を識別するためにウェブサイトによってユーザのローカル端末に記憶されたデータである。例示的には、異なるＡＰＰ、ウェブサイトまたは連絡先におけるユーザのＩＤが異なる場合、異なるユーザＩＤが同一ノードに属するか否かは、ユーザがＡＰＰおよびウェブサイト等で登録する電話番号、連絡先におけるユーザの電話番号、ユーザが使用するデバイスの標識、デバイス製造業者によってハードウェア内部に書き込まれたＭＡＣ標識およびデバイスがウェブサイトにアクセスする際に生成されるユーザ身分を識別するためのＣｏｏｋｉｅ標識のうちの少なくとも１つに基づいて、特定されることができる。また、ユーザ身分を示すことができる任意の標識情報を用いて、異なるユーザＩＤが同一ユーザに属するか否かを判断してもよいが、本出願はこれを限定しない。

本出願の実施例によれば、各ユーザ関係情報におけるユーザペアの間のインタラクティブ情報は、融合関係ネットワークにおいて当該ユーザペアに対するノードの間のエッジを生成することができる。例示的には、ユーザＡの標識情報は、融合関係ネットワークのノードＡを生成し、ユーザＢの標識情報は、融合関係ネットワークのノードＢを生成し、ユーザＡとユーザＢとの間のインタラクティブ情報は、ノードＡとノードＢとの間のエッジを生成し、当該エッジは、ユーザＡとユーザＢとの間のデータ源のインタラクティブ情報を載せている。

本出願の実施例によれば、各データ源のインタラクティブデータに対してユーザ関係ネットワークを個別に構築し、複数の単一のデータ源のユーザ関係ネットワークを得ることができる。本出願の実施例による融合関係ネットワークの情報量と上記複数の単一のデータ源のユーザ関係ネットワークの情報量との間には、以下の関係がある。

複数の単一のデータ源のユーザ関係ネットワークの間のユーザが交差を有しない場合、すなわち、各単一のデータ源のユーザ関係ネットワークの間が独立している場合、複数の単一のデータ源のユーザ関係ネットワークをそれぞれマイニングして情報量を得ることは、本出願の実施例による関係ネットワークを融合してマイニングして情報量を得ることの効果と同様である。

しかしながら、異なるデータ源の間に交差がある場合、すなわち、一部のユーザが複数のデータ源にわたってインタラクティブ挙動を有する場合、交差の部分によってもたらされる情報ゲインは、本出願の実施例による融合関係ネットワークを用いてマイニングされる付加価値である。当該情報ゲインは、Ｇａｉｎ（Ｘ，Ｙ）で表すことができ、Ｇａｉｎ（Ｘ，Ｙ）は次の式一で表すことができる。

ここで、Ｘは、本出願の実施例による融合関係ネットワークであり、Ｈ（Ｘ）は、本出願の実施例による融合関係ネットワークを用いてマイニングされる情報エントロピーである。ｎはデータ源の個数であり、ｎは１より大きい整数であり、ｉは１以上かつｎ以下の整数であり、Ｙは単一のデータ源のユーザ関係ネットワークであり、ｙｉはｉ番目の単一のデータ源のユーザ関係ネットワークであり、Ｈ（ｙｉ）は、ｉ番目の単一のデータ源のユーザ関係ネットワークをマイニングして得られた情報エントロピーである。Ｇａｉｎ（Ｘ，Ｙ）は、複数の単一のデータ源のユーザ関係ネットワークに対する、本出願の実施例による融合関係ネットワークの情報ゲインである。当業者は、各データ源の間のユーザ交差が大きいほど、この情報ゲインが高いことを理解することができる。

当業者は、本出願の実施例によれば、複数のデータ源からのインタラクティブデータを取得し、インタラクティブデータが複数のユーザ関係情報を含み、各ユーザ関係情報が、インタラクティブ関係を有する２つのユーザの標識情報と、２つのユーザ間が複数のデータ源のうちの１つのデータ源で生成したインタラクティブ情報とを含み、各ユーザ関係情報における各ユーザの標識情報に基づいて、融合関係ネットワークにおける当該ユーザに対するノードを生成し、各ユーザ関係情報における２つのユーザ間のインタラクティブ情報に基づいて、融合関係ネットワークにおける２つのユーザに対するノード間のエッジを生成し、同じユーザ標識が１つのノードとして生成されることを理解することができる。本出願の実施例によれば、異なるデータ源からのユーザ関係情報を融合して融合関係ネットワークを生成することができ、融合関係ネットワークのユーザカバー量をより大きくし、情報量をより豊富かつ全面的にし、ユーザ関係ネットワークの適用拡張に有利である。

図３Ａは、本出願の１つの実施例による融合関係ネットワークを生成する概略図である。

本出願の実施例によれば、複数のデータ源からのインタラクティブデータは、複数のユーザ関係情報を含み、各ユーザ関係情報は、インタラクティブ関係を有する２つのユーザの標識情報と、前記２つのユーザ間が前記複数のデータ源のうちの１つのデータ源で生成したインタラクティブ情報とを含む。例えば、図３Ａに示すように、ユーザＡの標識情報をＡとして示し、ユーザＢの標識情報をＢとして示し……ユーザＦの標識情報をＦとして示した場合、複数のデータ源は、例えば、ソーシャルアプリケーションＡＰＰ１、コミュニケーションアプリケーションＡＰＰ２、フォーラムアプリケーションＡＰＰ３、ネットディスクアプリケーションＡＰＰ４、連絡先およびメールボックスなどを含んでもよい。例示的には、ユーザＡとユーザＢとの間がソーシャルアプリケーションＡＰＰ１で互いにフォローし、かつ、フォーラムアプリケーションＡＰＰ３でＡがＢの投稿をコメントし、これにより２つのユーザ関係情報が生成され、図３Ａに示すように、１つのユーザ関係情報は、ユーザＡの標識情報とユーザＢの標識情報およびユーザＡとユーザＢとの間のインタラクティブ情報を含み、インタラクティブ情報は、インタラクティブタイプとインタラクティブの所在のデータ源のうちの少なくとも１つを含んでもよいが、図３Ａでは、インタラクティブ情報は、この２つを含み、すなわち、ソーシャルアプリケーションＡＰＰ１で互いにフォローし、別のユーザ情報は、ユーザＡの標識情報とユーザＢの標識情報およびユーザＡとユーザＢとの間のインタラクティブ情報を含み、すなわち、フォーラムアプリケーションＡＰＰ３でＡがＢの投稿をコメントした。同様に、他のユーザ間のインタラクティブも、対応するユーザ関係情報を生成し、例えば、ユーザＢとユーザＣとの間のインタラクティブの所在のデータ源は、コミュニケーションアプリケーションＡＰＰ２であり、インタラクティブタイプは、シェアであり、などである。

また、ユーザ関係情報は、ユーザ間の物理的な関係をさらに含んでもよい。例示的には、複数のデータ源における携帯電話連絡先およびメールボックス連絡先における情報などは、ユーザのオフラインの物理的な関係を表すことができ、ユーザが連絡先で備考した他のユーザの身分情報に基づいて、当該ユーザと他のユーザとの間の物理的な関係を特定することができる。例示的には、ユーザＣは、携帯電話連絡先においてユーザＤを「ＸＸ先生」として標識し、ユーザＣとユーザＤとが師弟関係であると特定することができる。

本出願の実施例によれば、各ユーザのユーザ標識情報に基づいて融合関係ネットワークのノードを生成し、各ユーザ関係情報のインタラクティブ情報に基づいて２つのノードの間のエッジを生成して融合関係ネットワークを得ることができる。

例示的には、図３Ａに示すように、図３Ａの左側に示すユーザ関係情報に基づいて、図３Ａの右側に示すような融合関係ネットワークを生成することができる。例えば、図３Ａの左側に列挙されたユーザＡおよびユーザＢの１番目のユーザ関係情報について、ユーザＡの標識情報に基づいて融合関係ネットワークにおけるノードＡを生成することができ、例えば、ユーザＡの標識情報を融合関係ネットワークにおけるノードＡとして記憶し、ユーザＢの標識情報に基づいて融合関係ネットワークにおけるノードＢを生成し、ユーザＡとユーザＢとの間のインタラクティブ情報（すなわち、ソーシャルアプリケーションＡＰＰ１で互いにフォローする）に基づいて融合関係ネットワークにおけるノードＡとノードＢとの間の１本のエッジを生成することができる。図３Ａの左側に列挙されたユーザＡおよびユーザＢの２番目のユーザ関係情報について、融合関係ネットワークにおけるノードＡおよび和ノードＢを変更せず、すなわち、同じユーザ標識を１つのノードとして融合し、ユーザＡとユーザＢとの間のインタラクティブ情報（フォーラムアプリケーションＡＰＰ３でコメントする）に基づいて融合関係ネットワークのノードＡとノードＢとの間の別のエッジを生成する。これにより、融合関係ネットワークにおいて、ノードＡ、ノードＢおよび二つの間の２本のエッジが生成される。同様な方法で、融合関係ネットワークにおいて他のノードＢ、Ｃ、Ｄ、Ｅ、Ｆ等およびこれらノードの間のエッジを生成する。図３Ａに示すように、生成された融合関係ネットワークには、ノードＡ乃至ノードＦが含まれてもよく、ノードＡとノードＢとの間が２本のエッジを有し、この２本のエッジはそれぞれ、インタラクティブ情報「ソーシャルアプリケーションＡＰＰ１フォロー」およびインタラクティブ情報「フォーラムアプリケーションＡＰＰ３コメント」を載せる。ノードＡとノードＣとの間のエッジは、インタラクティブ情報「コミュニケーションアプリケーションＡＰＰ２ラッキーマネー奪い」を載せ、ノードＢとノードＣとの間のエッジは、インタラクティブ情報「コミュニケーションアプリケーションＡＰＰ２シェア」を載せ、ノードＡとノードＥとの間のエッジは、インタラクティブ情報「ネットディスクアプリケーションＡＰＰ４シェア」を載せ、ノードＣとノードＤとの間は、師弟関係を有し、などである。

ユーザの標識情報は、複数のデータ源の当該ユーザのユーザアカウントであってもよく、例えば、ユーザのソーシャルアプリケーションＡＰＰ１のアカウント、コミュニケーションアプリケーションＡＰＰ２のアカウントおよびフォーラムアプリケーションＡＰＰ３のアカウントなどであってもよい。例えば、ユーザＡの標識情報は、融合関係ネットワークにおけるノードＡを生成することができ、ユーザＢの標識情報は、融合関係ネットワークにおけるノードＢを生成することができ、などである。本出願の実施例によれば、異なるアプリケーションプログラム、ウェブサイトまたは連絡先におけるユーザのアカウントは、同じであってもよいし、異なってもよい。異なるデータ源からの同じユーザアカウントについては、１つのノードに合併してもよい。例えば、ユーザのソーシャルアプリケーションＡＰＰ１のアカウント、コミュニケーションアプリケーションＡＰＰ２のアカウントおよびフォーラムアプリケーションＡＰＰ３のアカウントが何れもユーザＡである場合、ユーザのソーシャルアプリケーションＡＰＰ１のアカウント、コミュニケーションアプリケーションＡＰＰ２のアカウントおよびフォーラムアプリケーションＡＰＰ３のアカウントは何れもノードＡに合併されてもよい。

いくつかの実施例では、ユーザの標識情報は、ユーザアカウント、電話番号、デバイス標識、ＭＡＣアドレスおよびＣｏｏｋｉｅ標識のうちの少なくとも１つを含んでもよい。例示的には、異なるユーザアカウントが同一ノードに属するか否かは、異なるＡＰＰ、ウェブサイトまたは連絡先におけるユーザアカウントが異なる場合、ユーザがＡＰＰおよびウェブサイトで登録する電話番号、連絡先におけるユーザの電話番号、ユーザが使用するデバイスの標識、デバイス製造業者によってハードウェア内部に書き込まれたＭＡＣ標識およびデバイスがウェブサイトにアクセスする際に生成されるユーザの身分を識別するためのＣｏｏｋｉｅ標識のうちの少なくとも１つに基づいて、特定されることができる。なお、ユーザ身分を示すことができる任意の標識情報を用いて、異なるユーザアカウントが同一ユーザに属するか否かを判断してもよいが、本出願はこれを限定しない。

本出願の実施例によれば、各ユーザ関係情報のインタラクティブ情報は、ユーザがインタラクティブ操作を行うことによって生成されたインタラクティブ内容、例えば、コメントの内容および返信の内容などをさらに含んでもよい。これら内容は、後続のユーザ関係マイニングおよび情報推薦のデータ基礎として、ユーザ関係情報のエッジに記録されてもよい。

図３Ｂは、本出願の１つの実施例による融合関係ネットワークのシミュレーション概略図である。

本出願の実施例によれば、図３Ｂに示す融合関係ネットワークは、複数のノード３０１と複数のエッジ３０２とを含む。ノード３０１は、１つのまたは複数のデータ源のユーザからの標識情報に基づいて生成されてもよく、例えば、ノード３０１は、上記ノードＡ乃至ノードＦを含んでもよいし、当然、その一部分を含んでもよいし、他のノードをさらに含んでもよい。エッジ３０２は、異なるインタラクティブタイプおよび異なるデータ源のインタラクティブ情報を載せることができ、例えば、エッジ３０３は、ソーシャルアプリケーションＡＰＰ１からのインタラクティブタイプが双方向のフォローのインタラクティブ情報およびフォーラムアプリケーションＡＰＰ３からのインタラクティブタイプがコメントのインタラクティブ情報を載せることができる。

本出願の実施例によれば、融合関係ネットワークは、異なるデータ源からの、および異なるインタラクティブタイプのインタラクティブ情報を含み、従来のユーザ関係ネットワークと比べて、情報カバー範囲が広く、関するユーザ量が大きく、後続でユーザ関係マイニングおよびユーザ個性推薦を行うには強力なサポートを提供することができる。

図４は、本出願の１つの実施例による２つのノードの間の関係緊密さを算出する概略図である。

本出願の実施例によれば、同じ２つのノードが同じデータ源で異なるインタラクティブタイプのインタラクティブ情報を有する場合、ユーザペアの間の緊密さをより適切に説明するために、異なるインタラクティブタイプに対して、当該２つのノードの間のエッジに適切な重みを設定することができ、この重みは、インタラクティブタイプ重みと呼ばれてもよい。

例示的には、インタラクティブタイプは、双方向のフォロー、一方向のフォロー、シェア、コメント、転送、返信、ＣＣ、リマインダ、コメントに対するコメント、サムズアップおよびラッキーマネー奪いのうちの少なくとも１つを含んでもよく、異なるインタラクティブタイプのエッジに対しては、異なるインタラクティブタイプ重みを設けることができ、例えば、インタラクティブタイプが双方向であるフォローのエッジのインタラクティブタイプ重みを１０、インタラクティブタイプが一方向であるフォローのエッジのインタラクティブタイプ重みを４、インタラクティブタイプがシェアであるエッジのインタラクティブタイプ重みを１０、インタラクティブタイプがコメントであるエッジのインタラクティブタイプ重みを２、インタラクティブタイプが転送であるエッジのインタラクティブタイプ重みを１０、インタラクティブタイプがサムズアップのエッジのインタラクティブタイプ重みを１に設定することができ、などである。

例示的には、融合関係ネットワークにおけるインタラクティブ関係を有する任意の２つのノードＡおよびノードＢを例として、本出願による２つのノードの間の関係緊密さを算出することを説明する。ユーザＡの標識情報は、ノードＡを生成し、ユーザＢの標識は、ノードＢを生成する。

図４に示すように、ノードＡとノードＢとの間は、エッジ４０１、エッジ４０２およびエッジ４０３の３本のエッジを有する。エッジ４０１によって載せられるインタラクティブ情報は、ソーシャルアプリケーションＡＰＰ１でユーザＡとユーザＢが互いにフォローしたことであってもよく、エッジ４０２によって載せられるインタラクティブ情報は、ソーシャルアプリケーションＡＰＰ１でユーザＡがユーザＢのコメントをサムズアップしたことであってもよく、エッジ４０３によって載せられるインタラクティブ情報は、フォーラムアプリケーションＡＰＰ３でユーザＡがユーザＢの投稿をコメントしたことであってもよい。

本出願の実施例によれば、各エッジによって載せられるインタラクティブ情報のインタラクティブタイプに基づいて、各エッジに対してインタラクティブタイプ重みを設定し、例えば、インタラクティブタイプが双方向のフォローであるエッジのインタラクティブタイプ重みを１０、インタラクティブタイプがサムズアップであるエッジのインタラクティブタイプ重みを１、インタラクティブタイプがコメントであるエッジのインタラクティブタイプ重みを２に設定してもよい。この場合、エッジ４０１のインタラクティブタイプ重みを１０、エッジ４０２のインタラクティブタイプ重みを１、エッジ４０３のインタラクティブタイプ重みを２に設定する。

本出願の実施例によれば、各エッジのインタラクティブタイプ重みに基づいて、ノードＡとノードＢとの間の関係緊密さを算出してもよく、例示的には、ノードＡとノードＢとの間の関係緊密さは、エッジ４０１とエッジ４０２とエッジ４０３のインタラクティブタイプ重みの和であってもよく、例えば、エッジ４０１のインタラクティブタイプ重みが１０、エッジ４０２のインタラクティブタイプ重みが１、エッジ４０３のインタラクティブタイプ重みが２である場合、ノードＡとノードＢとの間の関係緊密さは、１３である。なお、ノードＡとノードＢとの間の関係緊密さを算出する方法は、複数種類であってもよく、例えば、エッジ４０１とエッジ４０２とエッジ４０３のインタラクティブタイプ重みを重み付け平均して、ノードＡとノードＢとの間の関係緊密さを得ることができる。本出願はこれに限定されない。

当業者は、本出願の実施例によれば、異なるインタラクティブタイプがユーザ間のインタラクティブ関係の緊密さを表すことができるため、異なるインタラクティブタイプに対して異なる重みを設定することができ、例えば、互いにフォロー、シェアおよび転送などのインタラクティブタイプに対して、より高い重みを設定することができ、サムズアップ、返信およびリマインダなどのインタラクティブタイプに対して、より低い重みを設定することができ、これにより、ユーザ間の関係をより正確かつ合理的に描写できることを理解することができる。また、インタラクティブタイプの緊密さが低いユーザ関係情報、例えば、サムズアップなどについては、対応する重みが低いが、異なるデータ源からの複数回の融合により、より高い重みが達されることができ、これにより、後続の関係マイニングにおいて重要な役割を果たすことができる。

図５は、本出願の別の実施例による２つのノードの間の関係緊密さを算出する概略図である。

本出願の実施例によれば、実際のニーズに応じて、各エッジの異なるデータソースに対して、異なる重みを設定してもよく、この重みは、データ源重みと呼ばれてもよい。例示的には、ユーザがフォーラムアプリケーションＡＰＰ３におけるある話題に参加する参加度にフォローする必要がある場合、フォーラムアプリケーションＡＰＰ３からのユーザ関係情報のエッジに対して、高い重みに設定してもよく、例えば、データ源がフォーラムアプリケーションＡＰＰ３のユーザ関係情報におけるエッジのデータ源重みを１０、データ源がＢａｉｄｕネットディスクアプリケーションＡＰＰ４のユーザ関係情報におけるエッジのデータ源重みを５、データ源がソーシャルアプリケーションＡＰＰ１のユーザ関係情報におけるエッジのデータ源重みを１、データ源がコミュニケーションアプリケーションＡＰＰ２のユーザ関係情報におけるエッジのデータ源重みを２に設定してもよく、などである。

本出願の実施例によれば、異なるインタラクティブタイプのエッジに対しても、異なるインタラクティブタイプ重みを設定してもよい。例えば、インタラクティブタイプが双方向のフォローであるエッジのインタラクティブタイプ重みを１０、インタラクティブタイプが一方向のフォローであるエッジのインタラクティブタイプ重みを４、インタラクティブタイプがシェアであるエッジのインタラクティブタイプ重みを１０、インタラクティブタイプがコメントであるエッジのインタラクティブタイプ重みを２、インタラクティブタイプが転送であるエッジのインタラクティブタイプ重みを１０、インタラクティブタイプがサムズアップのエッジのインタラクティブタイプ重みを１に設定してもよく、などである。

例示的には、融合関係ネットワークにおけるインタラクティブ関係を有する任意の２つのノードＡおよびノードＢを例として、本出願による２つのノードの間の関係緊密さを算出することを説明する。ユーザＡの標識情報はノードＡを生成し、ユーザＢの標識はノードＢを生成する。

図５に示すように、ノードＡとノードＢとの間は、エッジ５０１とエッジ５０２とエッジ５０３との３本のエッジを有する。エッジ５０１によって載せられるインタラクティブ情報は、ソーシャルアプリケーションＡＰＰ１でユーザＡとユーザＢが互いにフォローすることであってもよく、エッジ５０２によって載せられるインタラクティブ情報は、ソーシャルアプリケーションＡＰＰ１でユーザＡがユーザＢのコメントをサムズアップしたことであってもよく、エッジ５０３によって載せられるインタラクティブ情報は、フォーラムアプリケーションＡＰＰ３でユーザＡがユーザＢの投稿をコメントしたことであってもよい。

本出願の実施例によれば、各エッジによって載せられるインタラクティブ情報のインタラクティブタイプに基づいて、各エッジに対してインタラクティブタイプ重みを設定し、例えば、インタラクティブタイプが双方向のフォローであるエッジのインタラクティブタイプ重みを１０、インタラクティブタイプがサムズアップであるエッジのインタラクティブタイプ重みを１、インタラクティブタイプがコメントであるエッジのインタラクティブタイプ重みを２に設定してもよい。この場合、エッジ５０１のインタラクティブタイプ重みを１０、エッジ５０２のインタラクティブタイプ重みを１、エッジ５０３のインタラクティブタイプ重みを２に設定する。各エッジによって載せられるインタラクティブ情報が由来するデータ源に基づいて、各エッジに対してデータ源重みを設定し、例えば、データ源がソーシャルアプリケーションＡＰＰ１のエッジのデータ源重みを１、データ源がフォーラムアプリケーションＡＰＰ３のエッジのデータ源重みを１０に設定してもよい。この場合、エッジ５０１のデータ源重みを１、エッジ５０２のデータ源重みを１、エッジ５０３のデータ源重みを１０に設定する。

本出願の実施例によれば、各エッジのデータ源重みおよびインタラクティブタイプ重みに基づいて、ノードＡとノードＢとの間の関係緊密さを算出することができる。例示的には、各エッジのデータ源重みとインタラクティブタイプ重みとの間の積を算出して当該エッジの総合重みを取得し、さらに、各エッジの総合重みの和を算出してノードＡとノードＢとの間の関係緊密さを取得することができる。例えば、エッジ５０１のデータ源重みが１、インタラクティブタイプ重みが１０である場合、エッジ５０１の総合重みは、１０である。エッジ５０２のデータ源重みが１、インタラクティブタイプ重みが１である場合、エッジ５０２の総合重みは、１である。エッジ５０３のデータ源重みが１０、インタラクティブタイプ重みが２である場合、エッジ５０３の総合重みは、２０である。エッジ５０１の総合重み、エッジ５０２の総合重みおよびエッジ５０３の総合重みの和が３１である場合、ノードＡとノードＢとの間の関係緊密さは、３１である。なお、ノードＡとノードＢとの間の関係緊密さの算出方法は、複数種類であってもよく、例えば、各エッジのデータ源重みとインタラクティブタイプ重みとの和を当該エッジの総合重みとして算出し、それから、３本のエッジの総合重みを重み付け平均して、ノードＡとノードＢとの間の関係緊密さを得ることができる。本出願はこれに限定されない。

当業者は、本出願の実施例によれば、異なるインタラクティブタイプがユーザ間のインタラクティブ関係の緊密さを表すことができるため、異なるインタラクティブタイプに対して異なる重みを設定し、例えば、互いにフォロー、シェアおよび転送などのインタラクティブタイプに対して、より高い重みを設定することができ、サムズアップ、返信およびリマインダなどのインタラクティブタイプに対して、より低い重みを設定することができ、これにより、ユーザ間の関係をより正確かつ合理的に描写できることを理解することができる。また、異なるデータ源のインタラクティブ関係は、ユーザの異なる製品のインタラクティブ関係の緊密さを表すことができるため、異なるデータ源に対して異なる重みを設定することにより、ユーザの異なる製品のユーザ関係を目標的に描写することができる。

重みが低いユーザ関係情報については、複数のデータ源に当該ユーザ関係情報が存在する場合に、異なるデータ源からの複数回の融合により、より高い重みが達されることもでき、これにより、後続の関係マイニングにおいて重要な役割を果たすことができると理解され得る。

図６は、本出願の１つの実施例による融合関係ネットワークの構築装置のブロック図である。

図６に示すように、当該融合関係ネットワークの構築装置６００は、取得モジュール６０１と生成モジュール６０２とを含んでもよい。

取得モジュール６０１は、複数のデータ源からのインタラクティブデータを取得するためのものであり、インタラクティブデータは、複数のユーザ関係情報を含み、各ユーザ関係情報は、インタラクティブ関係を有する２つのユーザの標識情報と、２つのユーザ間が複数のデータ源のうちの１つのデータ源で生成したインタラクティブ情報とを含む。

生成モジュール６０２は、各ユーザ関係情報における各ユーザの標識情報に基づいて、融合関係ネットワークにおける当該ユーザに対するノードを生成し、各ユーザ関係情報における２つのユーザ間のインタラクティブ情報に基づいて、融合関係ネットワークにおける２つのユーザに対するノード間のエッジを生成し、同じユーザ標識が１つのノードとして生成されるためのものである。

本出願の実施例によれば、融合関係ネットワークの構築装置６００は、算出モジュールをさらに含む。

本出願の実施例によれば、算出モジュールは、互いに少なくとも１つのエッジを有する２つのノードについて、前記２つのノードの間の前記少なくとも１つのエッジに基づいて、前記２つのノードの間の関係緊密さを算出するためのものである。

本出願の実施例によれば、各エッジは、インタラクティブ情報のインタラクティブタイプを載せ、算出モジュールは、第１の割当手段と第１の算出手段とを含む。

第１の割当手段は、少なくとも１つのエッジの各々について、当該エッジによって載せられるインタラクティブ情報のインタラクティブタイプに基づいて、当該エッジに対してインタラクティブタイプ重みを割り当てるためのものである。

第１の算出手段は、少なくとも１つのエッジのそれぞれのインタラクティブタイプ重みに基づいて、２つのノードの間の関係緊密さを算出するためのものである。

本出願の実施例によれば、各エッジは、インタラクティブ情報のインタラクティブタイプとインタラクティブ情報が由来するデータ源を載せ、算出モジュールは、第２の割当手段と、第２の算出手段と、第３の算出手段とをさらに含む。

第２の割当手段は、少なくとも１つのエッジの各々について、当該エッジによって載せられるインタラクティブ情報のインタラクティブタイプに基づいて、当該エッジに対してインタラクティブタイプ重みを割り当て、当該エッジによって載せられるインタラクティブ情報が由来するデータ源に基づいて、当該エッジに対してデータ源重みを割り当てるためのものである。

第２の算出手段は、インタラクティブタイプ重みとデータ源重みに基づいて、当該エッジに対する総合重みを算出するためのものである。

第３の算出手段は、少なくとも１つのエッジのそれぞれの総合重みに基づいて、２つのノードの間の関係緊密さを算出するためのものである。

本出願の実施例によれば、インタラクティブタイプは、一方向のフォロー、双方向のフォロー、シェア、コメント、転送、返信、ＣＣ、リマインダ、コメントに対するコメント、サムズアップおよびラッキーマネー奪いのうちの少なくとも１つを含む。

本出願の実施例によれば、２つのユーザ間のインタラクティブ情報は、２つのユーザ間のインタラクティブ操作によって生成された情報を含む。

本出願の実施例によれば、ユーザの標識情報は、複数のデータ源における当該ユーザのユーザアカウントを含む。

本出願の実施例によれば、ユーザの標識情報は、電話番号、デバイス標識、媒体アクセス制御アドレスおよびブラウザキャッシュ標識のうちの少なくとも１つを含む。

本出願の実施例によれば、複数のデータ源は、少なくとも１つのアプリケーションプログラム、少なくとも１つの連絡先および少なくとも１つのウェブサイトのうちの少なくとも１つを含む。

本出願の実施例によれば、本出願は、電子デバイスおよび読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。

図７は、本出願の１つの実施例による融合関係ネットワークの構築方法の電子デバイスのブロック図である。電子デバイスは、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、大型コンピュータ、および他の適切なコンピュータなど、様々な形態のデジタルコンピュータを表すことを意図とする。電子デバイスは、パーソナルデジタルアシスタント、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイスおよび他の類似の算出装置など、様々な形態の移動装置をさらに表す。本明細書に示されるコンポーネント、それらの接続と関係、およびそれらの機能は、単なる例であり、本明細書に記載および／または要求される本出願の実現を限定することを意図していない。

図７に示すように、当該電子デバイス７００は、１つのまたは複数のプロセッサ７０１、メモリ７０２、および各コンポーネントを接続するためのインターフェース（高速インターフェースおよび低速インターフェースを含む）を含む。各コンポーネントは、異なるバスで互いに接続され、共通のマザーボード上に実装されてもよいし、必要に応じて他の方式で実装されてもよい。プロセッサは、電子デバイス内で実行される命令を処理してもよく、当該命令は、メモリ中又はメモリ上に記憶されて外部入力／出力装置（例えば、インターフェースに結合された表示デバイス）に表示されるＧＵＩのグラフィック情報の命令を含む。他の実施形態では、必要であれば、複数のプロセッサおよび／または複数本のバスを複数のメモリおよび複数のメモリと共に使用してもよい。同様に、複数の電子デバイスを接続し、各デバイスが部分的な必要な操作の一部（例えば、サーバアレイ、ブレードサーバのセット、またはマルチプロセッサシステムとして）を提供するようにしてもよい。図７では、１つのプロセッサ７０１を例とする。

メモリ７０２は、本出願による非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。前記メモリには、少なくとも１つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、前記少なくとも１つのプロセッサに、本出願による融合関係ネットワークの構築方法を実行させる。本出願の非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータに、本出願による融合関係ネットワークの構築方法を実行させるためのコンピュータ命令を記憶する。

メモリ７０２は、本出願の実施例における融合関係ネットワークの構築方法に対応するアプログラム命令／モジュール（例えば、図６に示す取得モジュール６０１および生成モジュール６０２）のような、非一時ソフトウェアアプログラム、非一時的コンピュータ実行可能なアプログラムおよびモジュールを記憶するための非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体として機能する。プロセッサ７０１は、メモリ７０２に記憶された非一時ソフトウェアアプログラム、命令およびモジュールを実行することにより、サーバの様々な機能アプリケーションおよびデータ処理を実行し、すなわち、上記方法実施例における融合関係ネットワークの構築方法を実現する。

メモリ７０２は、記憶プログラム領域および記憶データ領域を含んでもよく、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも１つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができる。記憶データ領域は、融合関係ネットワークの構築方法に基づく電子デバイス７００の使用によって作成されるデータなどを記憶することができる。また、メモリ７０２は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、例えば、少なくとも１つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュ記憶装置、または他の非一時的固体記憶装置などの非一時メモリをさらに含んでもよい。一部の実施例では、メモリ７０２は、選択的に、プロセッサ７０１に対して遠隔に設けられたメモリを含んでもよく、これら遠隔メモリは、ネットワークを介して融合関係ネットワークの構築方法の電子デバイス７００に接続され得る。上記ネットワークの実例は、インターネット、企業内部イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワーク、およびそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。

融合関係ネットワークの構築方法の電子デバイス７００は、入力装置７０３と出力装置７０４とをさらに含んでもよい。プロセッサ７０１、メモリ７０２、入力装置７０３および出力装置７０４は、バスまたは他の方式で接続されていてもよいが、図７では、バスで接続されることを例とする。

入力装置７０３は、入力されるデジタルまたは文字情報を受信し、融合関係ネットワークの構築方法の電子デバイス７００のユーザ設定および機能制御に関するキー信号入力を生成することができ、例えば、タッチスクリーン、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、ポインティングスティック、１つのまたは複数のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティックなどの入力装置である。出力装置７０４は、表示デバイス、補助照明装置（例えば、ＬＥＤ）および触覚フィードバック装置（例えば、振動モータ）などを含んでもよい。当該表示デバイスは、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）、発光ダイオード（ＬＥＤ）ディスプレイおよびプラズマディスプレイを含んでもよいが、これらに限定されない。一部の実施形態では、表示デバイスは、タッチスクリーンであってもよい。

ここに記載されるシステムおよび技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、専用ＡＳＩＣ（専用集積回路）、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および／またはそれらの組合せで実現され得る。これら様々な実施形態は、専用または汎用プログラマブルプロセッサであり得る少なくとも１つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステムで実行および／または解釈され得る１つのまたは複数のコンピュータプログラムで実施されること、および、記憶システム、少なくとも１つの入力装置、および少なくとも１つの出力装置からデータおよび命令を受信し、データおよび命令を当該記憶システム、当該少なくとも１つの入力装置、および当該少なくとも１つの出力装置に伝送することを含んでもよい。

これら算出プログラム（プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、またはコードとも呼ばれる）は、プログラマブルプロセッサの機械命令を含み、高レベルのプロセスおよび／またはオブジェクト向けのプログラミング言語、および／またはアセンブリ／機械言語を用いてこれら算出プログラムで実施できる。本明細書で使用される、「機械読み取り可能な媒体」および「コンピュータ読み取り可能な媒体」という用語は、機械命令および／またはデータをプログラマブルプロセッサに提供する任意のコンピュータプログラム製品、デバイス、および／または装置（例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジック装置（ＰＬＤ））を指し、機械読み取り可能な信号としての機械命令を受信する機械読み取り可能な媒体を含む。「機械読み取り可能な信号」という用語は、機械命令および／またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意の信号を指す。

ユーザとのインタラクティブを提供するために、コンピュータで本明細書に記載されるシステムおよび技術を実行することができ、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するための表示装置（例えば、ＣＲＴ（陰極線管）またはＬＣＤ（液晶ディスプレイ）モニタ）、およびキーボードおよびポインティング装置（例えば、マウスまたはトラックボール）を有し、ユーザは、当該キーボードおよび当該ポインティング装置によって入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置も、ユーザとのインタラクティブを提供するために使用され得る。例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態のセンシングフィードバック（例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック）であってもよく、かつ、ユーザからの入力は、任意の形態（声入力、音声入力、または、触覚入力を含む）で受信され得る。

本明細書で説明されるシステムおよび技術は、バックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム（例えば、データサーバとして）、またはミドルウェアコンポーネントを含むコンピューティングシステム（例えば、アプリケーションサーバ）、またはフロントエンドコンポーネントを含むンピューティングシステム（例えば、グラフィカルユーザインターフェースまたはネットワークブラウザを有するユーザコンピュータで実施される。ユーザは、当該グラフィカルユーザインターフェースまたは当該ネットワークブラウザによって本明細書で説明されるシステムおよび技術の実施形態とインタラクティブできる）、またはこのようなバックエンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネント、またはフロントエンドコンポーネントの任意の組合せを含むコンピューティングシステムで実施することができる。任意の形態または媒体のデジタルデータ通信（例えば、通信ネットワーク）によってシステムのコンポーネントを互いに接続することができる。通信ネットワークの示例は、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、ワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）およびインターネットを含む。

コンピュータシステムは、クライアントおよびサーバを含んでもよい。クライアントおよびサーバは、一般に、互いから離れており、通常、通信ネットワークを介してインタラクティブする。それぞれのコンピュータで実行されかつ互いにクライアント－サーバ関係を有するコンピュータプログラムによって、クライアントとサーバの関係を生成する。

本出願の実施例の技術案によれば、複数のデータ源からのインタラクティブデータを取得し、インタラクティブデータが複数のユーザ関係情報を含み、各ユーザ関係情報が、インタラクティブ関係を有する２つのユーザの標識情報と、２つのユーザ間が複数のデータ源のうちの１つのデータ源で生成したインタラクティブ情報とを含み、各ユーザ関係情報における各ユーザの標識情報に基づいて、融合関係ネットワークにおける当該ユーザに対するノードを生成し、各ユーザ関係情報における２つのユーザ間のインタラクティブ情報に基づいて、融合関係ネットワークにおける２つのユーザに対するノード間のエッジを生成し、同じユーザ標識が１つのノードとして生成される。本出願の実施例によれば、異なるデータ源からのユーザ関係情報を融合して融合関係ネットワークを生成することができ、融合関係ネットワークのユーザカバー量をより大きくし、情報量をより豊富かつ全面的にし、ユーザ関係ネットワークの応用拡張に有利である。

上記に示された様々な形態のフローを用いて、ステップを新たにソート、追加、または削除することができることを理解されたい。例えば、本願に記載の各ステップは、並列的に実行されてもよいし、順番に実行されてもよいし、異なる順番で実行されてもよいが、本出願に開示される技術案から期待される結果が得られる限り、ここでの記載は限定されない。

上記実施形態は、本出願の保護範囲を限定するものではない。当業者は、設計要求および他の要因に応じて様々な補正、組合せ、サブ組合せおよび置換を行なうことができることが自明である。本出願の思想および原則内で行われる任意の修正、均等物および改良物などは、何れも本出願の保護範囲内に含まれるべきである。

Claims (10)

1. 電子機器によって実行される、記憶装置に記憶される融合関係ネットワークの構築方法であって、
   複数のデータ源からのインタラクティブデータを取得し、前記インタラクティブデータが複数のユーザ関係情報を含み、各ユーザ関係情報が、インタラクティブ関係を有する２つのユーザの標識情報と、前記２つのユーザ間が前記複数のデータ源のうちの１つのデータ源で生成したインタラクティブ情報とを含むことと、
   前記各ユーザ関係情報における各ユーザの標識情報に基づいて、前記融合関係ネットワークにおける当該ユーザに対するノードを生成し、前記各ユーザ関係情報における２つのユーザ間のインタラクティブ情報に基づいて、前記融合関係ネットワークにおける前記２つのユーザに対するノード間のエッジを生成し、同じユーザ標識が１つのノードとして生成されることと、
   互いに少なくとも１つのエッジを有する２つのノードについて、前記２つのノードの間の前記少なくとも１つのエッジに基づいて、前記２つのノードの間の関係緊密さを算出することとを含み、
   各エッジは、前記インタラクティブ情報のインタラクティブタイプおよび前記インタラクティブ情報が由来するデータ源を載せ、
   前記２つのノードの間の前記少なくとも１つのエッジに基づいて、前記２つのノードの間の関係緊密さを算出することは、
   前記少なくとも１つのエッジの各々について、当該エッジによって載せられるインタラクティブ情報のインタラクティブタイプに基づいて、当該エッジに対してインタラクティブタイプ重みを割り当て、当該エッジによって載せられるインタラクティブ情報が由来するデータ源に基づいて、当該エッジに対してデータ源重みを割り当て、インタラクティブタイプ重みとデータ源重みに基づいて、当該エッジに対する総合重みを算出することと、
   前記少なくとも１つのエッジのそれぞれの総合重みに基づいて、前記２つのノードの間の関係緊密さを算出することとを含む、融合関係ネットワークの構築方法。
2. 前記インタラクティブタイプは、一方向のフォロー、双方向のフォロー、シェア、コメント、転送、返信、ＣＣ、リマインダ、コメントに対するコメント、サムズアップおよびラッキーマネー奪いのうちの少なくとも１つを含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記２つのユーザ間のインタラクティブ情報は、前記２つのユーザ間のインタラクティブ操作によって生成された情報を含む、請求項１に記載の方法。
4. 前記ユーザの標識情報は、当該ユーザの前記複数のデータ源におけるユーザアカウントを含む、請求項１～３のいずれかに記載の方法。
5. 前記ユーザの標識情報は、電話番号、デバイス標識、媒体アクセス制御アドレスおよびブラウザキャッシュ標識のうちの少なくとも１つを含む、請求項１～３のいずれかに記載の方法。
6. 前記複数のデータ源は、少なくとも１つのアプリケーションプログラム、少なくとも１つの連絡先および少なくとも１つのウェブサイトのうちの少なくとも１つを含む、請求項１～３のいずれかに記載の方法。
7. 融合関係ネットワークの構築装置であって、
   複数のデータ源からのインタラクティブデータを取得するための取得モジュールであって、前記インタラクティブデータが複数のユーザ関係情報を含み、各ユーザ関係情報が、インタラクティブ関係を有する２つのユーザの標識情報と、前記２つのユーザ間が前記複数のデータ源のうちの１つのデータ源で生成したインタラクティブ情報とを含む取得モジュールと、
   前記各ユーザ関係情報における各ユーザの標識情報に基づいて、前記融合関係ネットワークにおける当該ユーザに対するノードを生成し、前記各ユーザ関係情報における２つのユーザ間のインタラクティブ情報に基づいて、前記融合関係ネットワークにおける前記２つのユーザに対するノード間のエッジを生成するための生成モジュールであって、同じユーザ標識が１つのノードとして生成される生成モジュールと、
   互いに少なくとも１つのエッジを有する２つのノードについて、前記２つのノードの間の前記少なくとも１つのエッジに基づいて、前記２つのノードの間の関係緊密さを算出する関係緊密さ算出モジュールとを含み、
   各エッジは、前記インタラクティブ情報のインタラクティブタイプおよび前記インタラクティブ情報が由来するデータ源を載せ、
   前記関係緊密さ算出モジュールは、
   前記少なくとも１つのエッジの各々について、当該エッジによって載せられるインタラクティブ情報のインタラクティブタイプに基づいて、当該エッジに対してインタラクティブタイプ重みを割り当て、当該エッジによって載せられるインタラクティブ情報が由来するデータ源に基づいて、当該エッジに対してデータ源重みを割り当て、インタラクティブタイプ重みとデータ源重みに基づいて、当該エッジに対する総合重みを算出することと、
   前記少なくとも１つのエッジのそれぞれの総合重みに基づいて、前記２つのノードの間の関係緊密さを算出することとを実行する、融合関係ネットワークの構築装置。
8. 少なくとも１つのプロセッサと、
   前記少なくとも１つのプロセッサに通信接続されるメモリとを含み、
   前記メモリには、前記少なくとも１つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、前記少なくとも１つのプロセッサが請求項１～６のいずれかに記載の方法を実行可能であるように、前記命令は、前記少なくとも１つのプロセッサによって実行される、電子デバイス。
9. コンピュータ命令が記憶された非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
   前記コンピュータ命令は、コンピュータに請求項１～６のいずれかに記載の方法を実行させるためのものである、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
10. 実行される際に、請求項１～６のいずれか一項による方法を実現するコンピュータ命令を含む、ことを特徴とするコンピュータプログラム。

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