JP7167052B2 - 不動タイマーを備えた睡眠姿勢トレーナー - Google Patents

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Description

本発明は、睡眠姿勢トレーナーに関する。睡眠姿勢トレーナーは、睡眠姿勢トレーナーの姿勢センサからの受信信号に応じて、人の睡眠中に警告を発するように構成される。睡眠姿勢トレーナーは、姿勢センサからの受信信号に応じて人の睡眠中に警告を発して、ユーザに睡眠姿勢を変えるように刺激を与えるように構成される。
WO2011/39141A1は、ユーザの身体に装着される睡眠姿勢警告装置を開示している。この装置は、電子制御ユニットと、ユーザの姿勢を検出するための制御ユニットに動作可能に接続されたセンサとを含む。装置は、制御ユニットに動作可能に接続された警告装置をさらに備える。装置の通常動作モードにおいて、センサが所定の姿勢範囲を出る身体姿勢を検出すると、制御ユニットはアラームデバイスにアラーム信号を出力する。アラームデバイスは、制御ユニットから信号を受信し、アラームを生成する。
開示される睡眠姿勢警告装置は、検出及び測定されたイベントを保存するためのメモリを備え得る。イベントを登録することで、ユーザの睡眠に関する情報を収集することができる。ユーザの睡眠情報は別の時に、ユーザ又は他の該当者に対して、睡眠治療プロトコルへの準拠を改善するための様々な要素を決定、通知、診断、補助、及び/又はアドバイスするために使用することができる。
睡眠姿勢装置は、パソコン上にロード可能なソフトウェアプログラムと組み合わせてユーザに供給されてもよい。ソフトウェアプログラムは、睡眠姿勢装置からコンピュータにデータをダウンロード、保存、分析、表示、視覚化、及び/又は転送するために使用され得る。ソフトウェアプログラムは、睡眠イベントの洞察を得るために、装置によって保存されたイベント及びデータの解釈、視覚化、及び比較を可能にする。ユーザは、睡眠行動についての情報を受け取ることができ、これにより、改善された睡眠姿勢でユーザを睡眠に導き及び訓練し、また、装置の使用に刺激を与えることができる。
WO2013/129924A2は、警報デバイスが複数の異なるアラーム刺激を生成するように構成された、さらに改善された睡眠姿勢装置を開示している。制御ユニットは、警報デバイスによって刺激変動がもたらされるように警報デバイスに警報信号を送信するようにプログラムされる。同じ刺激を提供する代わりに、慣れ効果を防ぐために刺激変動が使用される。刺激変動は、刺激の強度又は振幅の変動を含み得る。
刺激変動は、刺激の長さ及び/又は刺激の周波数の変動を含み得る。
さらに、異なるユーザーが異なる最適夜間刺激を示し及び/又は経験することが開示されている。個人個人の刺激の最適化に適応するために、刺激の種類、レベル、周波数、強度、長さ、位置、振幅、及び/又は刺激間の間隔が、最適な被験者反応に合わせて調整され得る。
刺激変動を特徴とする改善された睡眠姿勢装置は慣れを防ぎ、また、ユーザの反応を最適化し、よって、睡眠障害治療プロトコルへの改善された準拠に寄与し得る。この睡眠姿勢装置の欠点は、依然として特定のユーザのニーズを最適に満たさないことである。
本発明の目的は、改善された睡眠姿勢警報装置(睡眠姿勢トレーナー装置とも呼ばれ、又は簡略的に睡眠姿勢トレーナー、SPT、睡眠姿勢警告装置、若しくは睡眠姿勢トレーナーとも称される)を提供することである。
本発明によれば、睡眠期間中の望ましくない身体姿勢を回避することにより、ユーザの睡眠の質を改善するための睡眠姿勢トレーナーが提供される。短縮して睡眠姿勢トレーナーとも呼ばれる睡眠姿勢トレーナー装置は、睡眠障害治療、例えば無呼吸治療での使用に特に適している。
睡眠姿勢トレーナーは制御ユニットを備える。制御ユニットは、少なくとも1つの受信された入力信号に基づいて出力信号を生成するようにプログラムされた制御プログラムを含む。
睡眠姿勢トレーナーは、睡眠関連イベントを検出するための少なくとも1つのセンサを備える。センサは制御ユニットに動作可能に接続され、制御ユニットに第1の入力信号としてセンサ信号を提供する。
睡眠姿勢トレーナーは、睡眠姿勢トレーナーを装着しているユーザに警告を提供するための警告ユニットを備える。警告ユニットは、制御ユニットに動作可能に接続され、制御ユニットから生成された出力信号を受信し、その後、警告刺激が提供される。
睡眠姿勢トレーナーは、睡眠姿勢トレーナーを装着している人の身体姿勢を検出するための姿勢センサを備える。睡眠姿勢トレーナーは、許可される睡眠姿勢、いわゆる睡眠身体姿勢で眠るように人を訓練するように適合されている。
睡眠姿勢トレーナーは、睡眠期間中にユーザに警告するための通常動作モードを有する。通常動作モードでは、制御ユニットは警告ユニットへの出力信号を生成し、姿勢センサによって検出された身体姿勢が少なくとも1つの所定の望ましくない姿勢に対応する場合、警告ユニットは警告刺激を生成する。所定の身体姿勢で横たわるのは、睡眠姿勢トレーニングでは睡眠関連イベントとして定義される。制御プログラムを設定する際、睡眠姿勢が、望ましくない身体姿勢として選択され、事前に決定され得る。当該所定の望ましくない身体姿勢、例えば仰臥位で横たわることは、睡眠の質に悪影響を与える可能性がある。例えば、睡眠期間中に仰臥位で横たわると、無呼吸のリスクが増大する可能性があり、そのため、仰臥位は望ましくない睡眠姿勢として事前に定義され得る。望ましくない睡眠姿勢を検出することにより、睡眠関連イベントのそのような否定的結果を防ぐことができる。
本発明の第1の側面によれば、睡眠姿勢トレーナーは、睡眠姿勢トレーナーを装着しているユーザの不動期間を計時するための不動タイマーをさらに備え、制御ユニットは、身体姿勢センサによって検出された身体姿勢が少なくとも1つの所定の望ましくない姿勢、例えば仰臥位以外の身体姿勢と対応するとき、少なくとも15分、特に少なくとも30分の不動タイマーの閾値が超過される場合、警告ユニットに出力信号を送信するようにプログラムされる。
不動タイマーを含む睡眠姿勢トレーナーは、好適には、ユーザが同じ姿勢で余りに長く横になりすぎることを防ぐことができ、これにより、首や肩の問題などの関連する身体的問題が低減され得る。不動タイマーを含む睡眠姿勢トレーナーは、睡眠期間中に適切な血液循環が刺激されるように、睡眠期間中に適切なタイミングで姿勢変化を刺激する。
不動タイマーを含む睡眠姿勢トレーナーは、好適には、二次的現象を排除することにより、睡眠障害治療プロトコルへの改善された準拠に貢献し得る。ユーザが望ましくない姿勢で横たわっている睡眠期間中にユーザに警告することにより、睡眠姿勢トレーナーはいくつかの許可された姿勢で横たわるようにユーザを刺激する。許容された姿勢では、例えばいびきや無呼吸の発生などの睡眠障害に関連する望ましくない睡眠イベントをユーザが被りにくい可能性がある。しかし、そのような睡眠姿勢治療では、不動タイマーの機能がなければ、一部のユーザは、わずか少数の又は場合によっては単一の姿勢で横たわる傾向にあり得る。
これらの姿勢は、ユーザによって個別的に好まれる。このユーザの傾向は、同じ姿勢で長時間横たわるという結果をもたらし、これにより、物理的な問題が引き起こされ得る。そのようなユーザは、最初は睡眠障害が減ることで助けられる可能性があるが、所望の姿勢のための不動タイマーの機能がなければ、ユーザは後で首や肩の問題に苦しむおそれがある。こり、腰痛、場合によっては床ずれ、又はその他の医学的問題が生じ得る。睡眠姿勢トレーナーの不動タイマーは、人を望ましくない睡眠姿勢から遠ざける睡眠療法における負の副作用を軽減又は防止し得る。有利なことに、不動タイマーの機能を含む睡眠姿勢トレーナーは、睡眠期間中に姿勢を変えるように適切なタイミングでユーザをアクティブ化することにより、治療プロトコルへの準拠に貢献する。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、不動タイマーの閾値は所定の閾値である。所定の閾値は、例えば、許容される睡眠姿勢での不動期間の持続時間について、15分又は30分に設定されてもよい。閾値を少なくとも15分にすると、不動に関連する物理的問題が効果的に低減され得る。有利には、少なくとも30分の閾値は、睡眠期間中の睡眠姿勢のバランスの取れた分布に寄与する。所定の閾値は、睡眠姿勢トレーナーの全てのユーザのための一般的閾値としてプログラムされてもよい。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、不動タイマーの閾値は、睡眠期間にわたって一定の値である。好ましくは、不動タイマーの閾値は、睡眠期間中に変動する、一定でない閾値である。
特定の実施形態では、不動タイマーの少なくとも1つの閾値は、睡眠期間の進行に依存して調整される。有利なことに、睡眠期間中に閾値を調整することにより、特定の姿勢での長時間の不動を防止するためのルーチンが緩和された態様で開始され、必要に応じて、睡眠期間の後段でより厳しくなり得る。例えば、少なくとも1つの閾値は、睡眠期間の半分の時間(例えば、4時間の経過時間に推定及び設定される)の経過後に調整され、睡眠期間の後半の半分について、不動の許容持続時間がより短い持続時間に設定され得る。閾値のそのようなより小さい値は、睡眠期間全体を考慮したとき、特定の姿勢でユーザが余りに長い時間、睡眠することを防ぎ得る。有利なことに、睡眠姿勢トレーナーは、睡眠期間中のユーザの姿勢のより均等な分布を刺激する。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、睡眠姿勢トレーナーは、個別ユーザのパーソナル睡眠データを含むユーザ睡眠データを記憶するためのメモリをさらに備える。前記制御ユニットは、前記ユーザ睡眠データから警告基準を導出して、警告刺激を生成するか否か、及び前記出力信号を前記警告ユニットに送信するか否かを決定するようにプログラムされる。ユーザ睡眠データは、個別ユーザの不動データを含む。不動データは、睡眠期間中の特定の姿勢におけるユーザの不動期間の許容持続時間を決定する。不動データから導出された警告基準は、出力信号を警告ユニットに送信すべきか否かを決定する。不動データはユーザ固有のものであり、ユーザの特定の状態を考慮することができるという利点がある。例えば、ユーザが身体の一部に床ずれを有する場合、ユーザが床ずれの上で横たわることになる特定の姿勢について短い又は場合によってはゼロの継続時間に不動データを設定することにより、その特定の姿勢を回避することができる。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、不動データは、ユーザの少なくとも1つの姿勢について指定されてもよい。不動データは、少なくとも1つのユーザ姿勢に対応する不動タイマーのための少なくとも1つの閾値を含み得る。有利には、ユーザの複数の異なる姿勢について異なる閾値が設定され得る。これにより、睡眠姿勢トレーナーは、ユーザ固有のニーズに正確に合わせて構成され、これは、睡眠障害治療プロトコルへの準拠に貢献する。
睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、ユーザ睡眠データは、睡眠期間中の特定の姿勢でのユーザの不動の期間の許容持続時間を決定する個別ユーザの不動データを含む。制御ユニットは、不動データから警告基準を導出するようにプログラムされる。警告基準は、その期間の経過後に警告刺激が生成され得る不動の期間を決定し得る。ユーザが特定の姿勢に余りに長く留まっている場合、ユーザをアクティブ化するために、警告ユニットによって警告刺激が生成される。ここで、不動の期間とは、ユーザが同じ姿勢で横たわっている期間、例えば、余りに長く伏臥位、仰臥位、又は側臥位で横たわっている期間を意味する。有利なことに、本発明に係る睡眠姿勢トレーナーは、ユーザが同じ姿勢で長くとどまりすぎることを防ぐことにより睡眠の質を改善することができる。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、少なくとも1つの閾値は、人の睡眠期間中に記録された以前の姿勢に依存して調整される。睡眠期間中に発生する姿勢が記録され、少なくとも1つの閾値はこれらの記録された姿勢に応じて調整され、その結果、ユーザは睡眠期間中に異なる姿勢で眠るように刺激される。
特定の実施形態では、睡眠期間中の特定の姿勢の存在回数が、睡眠期間中に少なくとも1つの閾値を設定するために決定的であり得る。さらなる特定の実施形態では、睡眠期間中の特定の姿勢での時間量が記録され、睡眠期間中に少なくとも1つの閾値を設定するために決定的であり得る。睡眠期間中に特定の姿勢が何度も存在するようである場合、ユーザは、その特定の姿勢でしばしば横たわる傾向があり、これは望ましくない可能性がある。その特定の姿勢についての少なくとも1つの閾値を低減することにより、ユーザは、睡眠期間中により長い期間、その特定の姿勢を控えるように刺激される。
一般的に、睡眠期間は、人が眠り始める始点と、人が起きてベッドから出る準備ができた終点とを有する。睡眠期間は、始点から終点までの持続時間を有する。一般的に、睡眠期間の持続時間は約6~9時間である。睡眠期間の持続時間はユーザに依存する。睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、不動データの少なくとも1つの閾値は、特定のユーザの睡眠期間の持続時間に関連する。
睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、最初は初期値に設定される少なくとも1つの閾値は、以前の閾値の超過によって生成された刺激に対するユーザの反応に応じて調整可能である。調整された閾値は、ユーザが警告を受けた以前の姿勢への早すぎる復帰を防止するために、例えば15分以下、好ましくは5分以下の短い持続時間に設定されてもよい。有利には、調整された閾値は、同じ姿勢への頻繁な復帰を防ぐことができる。
例えば、初期閾値は、左側臥位での不動について30分の持続時間に設定されてもよい。この30分間の閾値を超えた後、ユーザは10分間別の睡眠姿勢に変更してから、左側臥位に再び戻り得る。ユーザは左側臥位から比較的短い時間しか離れていなかったため、ユーザが再び左側臥位で30分間留まるのを防ぐことが意図される。有利には、初期閾値は、ユーザが全睡眠期間中に左側臥位に頻繁に戻ること及び左側臥位で長く留まることを防ぐために、より短い持続時間、例えば5分又は10分、場合によっては0分に調整される。好ましくは、閾値は、初期閾値であるか調整された閾値であるかに関わらず、過剰刺激を防ぐために少なくとも5分、特に少なくとも15分の最小値を常に有する。
有利には、前回の閾値より短い調整された閾値は、睡眠期間中の睡眠姿勢のよりバランスの取れたスケジュールに寄与し得る。
睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、不動タイマーの閾値は、睡眠期間に先立って、特定の姿勢について最初に設定され、睡眠期間中、前記特定の姿勢から離れている持続時間を考慮することによって調整可能である。別の姿勢で横たわっている持続時間に基づいて、閾値は、数分の短い期間から15又は30分の比較的長い期間(特に、初期閾値によって定義される持続時間)の範囲内で調整され得る。
好ましくは、特定の姿勢の持続時間に関する第1の調整された閾値は、初期閾値から前記姿勢に横たわっているユーザの第1の計時された持続時間を引いたものに等しく、したがって、第1の調整された閾値は、姿勢変化の時点における前記姿勢について最初に許容されていた残りの持続時間に等しい。続いて、ユーザが前記姿勢から第2の計時された持続時間の間、離れている場合、第1の調整された閾値は、第2の持続時間を加算することにより第2の調整された閾値に調整される。
好ましくは、初期設定閾値に達するまで、第2の計時された持続時間が残りの持続時間に加算される。有利なことに、不動タイマーは、このルーチンによって自動的に設定され、睡眠期間中の睡眠姿勢のバランスの取れた分布が達成される。
例えば、初期閾値は、左側臥位での不動について30分の持続時間に設定されてもよい。30分を超えると、ユーザーに警告が発せられる。ユーザが左側臥位でなくなると、閾値が調整され、ユーザが左側臥位から離れている間、0分から30分に増加する。この睡眠姿勢から10分間だけ離れている場合、閾値は10分間だけ調整され、ユーザは10分間、左側臥位で再び横たわることを許可される。調整された閾値が初期閾値を超えることはない。左側臥位から40分間離れると、閾値は30分に戻される。
例えば、初期閾値は、左側臥位での不動について30分の持続時間に設定されてもよい。ここで、30分を超える前に、ユーザーは別の姿勢に移行する。ユーザーは20分後に移行し、つまり、左側臥位に関する残り時間として10分が残る。左側臥位から10分間のみ離れる場合、閾値は10分だけ調整される。持続時間が残っているため、この場合、ユーザは20分間、左側臥位で再び横たわることができる。
睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、ユーザの不動は、好ましくは加速度計である姿勢センサによって検出可能である。姿勢センサは、実際の睡眠姿勢を決定するために使用され、また、ユーザが実際の睡眠姿勢にとどまっているか否かを決定するために使用される。
睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、前記不動データから導出される前記警告セレクタは、睡眠障害イベント(例えば、仰臥位で横たわる又は無呼吸)の発生の検出の場合に選択される警告刺激とは異なる警告刺激の選択を決定する。選択される警告刺激は、異なる強度レベルを備えてもよく、又は、聴覚タイプ若しくは触覚タイプなどの別のタイプのものでもよい。制御ユニットは、不動データから警告セレクタを導出し、睡眠障害イベントの場合に生成されるべき警告刺激とは異なる特定の警告刺激を決定するようにプログラムされる。これにより、複数の睡眠関連イベントに関して、警告の態様が区別される。有利なことに、余りに長時間の経過後に生成される警告刺激は、睡眠障害イベントの後に生成される警告刺激とは異なり、ユーザのトレーニングが改善される。
睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、警告セレクタは、所定の睡眠相の不動データから導出される。これにより、所定の睡眠相に関する不動データに基づいて警告刺激が生成される。好ましくは、選択された警告刺激は、ユーザが覚醒状態にあるときに生成される。自然覚醒が待たれ得る。睡眠姿勢トレーナーのセンサによって覚醒が検出されると、選択された警告刺激が生成されて、ユーザをアクティブ化し得る。センサによって反応が検出され、不動タイマーがリセットされ得る。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、導出される警告基準及び/又はセレクタは、所定の睡眠相に対応する。有利には、ユーザの所定の睡眠相に応じて警告刺激を生成することができる。これにより、生成された警告刺激は、ユーザ固有のニーズに合わせてさらに調整され得る。好ましくは、睡眠姿勢トレーナーからの振動刺激などのトリガなしでユーザが目覚めることを可能にするために、睡眠期間の最後の睡眠相では警告刺激は生成されない。
本発明の第2の側面によれば、睡眠姿勢トレーナーは、個別ユーザのパーソナル睡眠データを含むユーザ睡眠データを記憶するためのメモリを備える。好ましくは、少なくとも1つのセンサによってレンダリングされるセンサデータがメモリにも保存される。センサデータは、睡眠姿勢トレーナーの使用中に少なくとも1つのセンサーによって取得される。
センサデータは、睡眠関連イベントのデータを含む。ユーザ睡眠データは、収集されたセンサデータに基づき得る。
制御ユニットは、ユーザ睡眠データから警告基準を導出するようにプログラムされる。警告基準は、メモリに保存されているユーザ睡眠データに基づいて設定される。警告基準は、警告刺激を生成するか否かを決定する。警告基準は、出力信号を警告ユニットに送信すべきか否かを決定する。
そのような睡眠姿勢トレーナーはいくつかの利点を提供し得る。
第1の利点は、本発明に係る睡眠姿勢トレーナーが、ユーザ固有のニーズに対してさらに最適化され得ることである。睡眠姿勢トレーナーの動作は、個人のニーズに合わせて調整される。これにより、睡眠姿勢レーナーの動作は、全てのユーザに有効な一般的なプログラムルールのみに基づかず、睡眠姿勢トレーナーの動作は、取得されたユーザ睡眠データに基づいて個々のユーザに合わせて調整される。
取得された又は入力されたユーザ睡眠データに基づいて、睡眠姿勢トレーナーを、個々のユーザに対して多かれ少なかれ厳しく設定することができる。例えば、いくつかの睡眠セッション中に取得されたユーザ睡眠データから、検出された睡眠関連イベントの選択について、睡眠に影響するイベントの発生、例えば無呼吸の発生に関するリスクが低いように考えられ得る。例えば、覚醒睡眠相ではリスクが低いように考えられる可能性がある。このユーザ固有の情報に基づいて、覚醒睡眠相では、このユーザの警告基準がより緩く設定され得る。この場合、導出された警告基準は、睡眠期間の最後の1時間の間に検出された睡眠関連イベントに対して警告信号を提供しないように設定される。
ユーザ睡眠データから警告基準を導出する他の例について、以下に説明する実施形態で詳述する。
個別に取得されたリスクデータ、個人の偶発的に変化する状況(例えば、風邪をひいた、又はパーティーを楽しんだ後の睡眠期間など)、ベッドパートナーの有無は全てユーザ固有であり、警告基準を設定するためにユーザ睡眠データにおいて定義され得る。
ユーザ睡眠データは、装置のメモリに保存される。ユーザ睡眠データは、好ましくは、装置にオンボード保存され、これにより、睡眠姿勢トレーナーの制御ユニットは常にユーザ睡眠データを直接利用することができる。ユーザの少なくとも1つの睡眠期間中に、少なくとも1つのセンサーによってユーザ睡眠データが取得され得る。ユーザのその後の睡眠期間中に、すでに保存されているユーザ睡眠データが調整及び更新され得る。睡眠姿勢トレーナーは、保存されたユーザ睡眠データが常に最新の状態になるよう、自己学習を行うようにプログラムされ得る。
あるいは、利用可能なユーザ睡眠データは、例えばWiFi接続により、外部データソースから装置のメモリにアップロードされてもよい。
制御ユニットは、保存されているユーザ睡眠データに応じて警告ユニットへの出力信号を生成するようにプログラムされる。出力信号は、好ましくは、受信されたセンサ信号と、記憶されているパーソナルユーザ睡眠データに基づく警告基準との比較を行った直後に生成される。出力信号を警告ユニットに送信する前に、センサによって検出されたユーザの睡眠中に瞬間的に発生するイベントが警告基準と比較される。出力信号を受信した後、警告ユニットは警告刺激を生成する。警告刺激は、特定の人及び睡眠イベントに関連付けられた望ましい刺激に対応する。これにより、警告刺激はユーザのニーズに合わせられる。有利なことに、本発明に係る睡眠姿勢トレーナーは、ユーザの睡眠行動に適切な方法で即座に反応することができる。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの別の利点は、睡眠姿勢トレーナーが、ユーザ自身の干渉なしに動作できることである。制御ユニットは、ユーザの特徴を予期するように適合された制御プログラムでプログラムされる。制御プログラムは、プログラムルール又はアルゴリズムを含み得る。制御プログラムは、起こり得る睡眠イベントを予期するように設計され得る。起こり得る睡眠イベントは、事前にプログラムされた睡眠イベントである。制御プログラムは、起こり得る睡眠イベントに対する選択可能な反応を規定し得る。ユーザは、個別ユーザにとって最適な動作を取得するようにプログラムされた制御ユニットに完全に依存し得る。ユーザは設定を手動で調整する必要がないため、ユーザの快適さが向上する。ユーザの快適性の向上は、睡眠障害トレーナーの受け入れに貢献し、さらに、睡眠障害治療プロトコルの準拠に貢献する。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、睡眠姿勢トレーナーは、触覚刺激を生成するためのバイブレータを備える。有利なことに、いくらかの振動音を除いて、バイブレータは、ユーザのベッドパートナーの睡眠を妨げないための非可聴刺激を生成することを可能にする。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、睡眠姿勢トレーナーはウェアラブル睡眠姿勢トレーナーであり、ユーザが装着するように構成される。睡眠姿勢トレーナーは、警告ユニットを身体部分に取り付けるための首又は胸部ストラップ、又は、モニタ及び警告ユニットをユーザの歯に取り付けるためのマウスピースを含み得る。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、警告ユニットは、複数の警告刺激のグループから選択される警告刺激を生成するように構成される。これらの選択可能な警告刺激は互いに異なる。警告刺激のグループは、最小及び最大警告刺激の範囲内の警告刺激を含む警告刺激の範囲を表してもよい。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、制御ユニットは、ユーザ睡眠データから警告セレクタを導出するようにプログラムされる。警告セレクタは、警告ユニットによって生成されるべき特定の警告刺激を決定する。警告刺激の選択は、制御ユニットの制御プログラムにおいてプログラムされている警告セレクタによって行われる。警告セレクタは、制御ユニットの出力信号を決定する。制御ユニットから特定の出力信号を受信すると、警告ユニットは対応する警告刺激を提供する。
警告セレクタは、ユーザ睡眠データから導出され、つまり、警告セレクタは、ユーザ睡眠データに合わせて調整される。警告セレクタは、警告ユニットによって生成されるべき警告刺激を決定する出力信号を提供する。生成されるべき警告刺激は、ユーザ睡眠データに基づく警告セレクタによって選択される。特に、生成されるべき警告刺激は、ユーザ睡眠データから導出された警告セレクタによって選択可能な、事前設定された警告刺激である。選択可能な警告刺激は互いに異なるため、ユーザに警告するために、気付きやすい又は気付きにくい警告刺激を利用することができる。特に、警告刺激は互いに強度が異なる。これにより、睡眠姿勢トレーナーは、個々のユーザごとに、検出された睡眠イベントに対して異なる方法で反応するように構成される。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、警告刺激のグループは、少なくとも3つの異なる警告刺激を含む。少なくとも3つの異なるアラート刺激が、警告ユニットによって生成されるべく選択可能である。警告刺激のグループは、低強度刺激、中強度刺激、及び高強度刺激を含み得る。有利には、初期の中間強度刺激に対する個人ユーザの反応がセンサによって検出され、その後、個人ユーザが満足のいく反応を有さない場合、刺激の強度がより高い又はより低い強度に調整され得る。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、警告基準は警告セレクタと一体的である。選択可能な警告刺激のグループは、ゼロ強度警告刺激を含む。ゼロ強度警告刺激は、ユーザに気付かれない。これにより、睡眠姿勢トレーナーは、特定のユーザについて、ユーザ睡眠データから1つの警告パラメータのみを導出することにより、検出された睡眠イベントを実質的に無視するようにプログラムされ得る。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、ユーザ睡眠データを記憶するためのメモリは外部装置に配置される。ユーザ睡眠データは、例えばスマートフォンのメモリに保存されてもよい。ユーザ睡眠データは、スマートフォンアプリケーションによってレンダリングされてもよい。睡眠姿勢トレーナーは、外部装置に動作可能に接続可能であり、外部メモリに格納されたユーザ睡眠データから警告基準及び/又は警告セレクタを導出することにより、睡眠姿勢トレーナーを調整する。
本発明の第3の側面によれば、ユーザ睡眠データは、少なくとも1つの睡眠相を決定する個別ユーザのデータと、睡眠障害イベントの発生に関する対応するリスクデータとを含む。好ましくは、リスクデータは、特定の睡眠相中の少なくとも1つ、特に少なくとも2つのタイプの睡眠イベントの検出を表す履歴ユーザ睡眠データを含む。
各睡眠相について、ユーザ睡眠データは、例えば、以前に検出された無呼吸の回数、及び検出されたいびきイベントの回数を示すリスクデータを含み得る。これらの睡眠イベントの量または強度は、当該睡眠相中のそのような睡眠イベントに関する特定のリスクを示し得る。リスクデータは、低リスクから高リスクの範囲内のリスクを示す少なくとも2つのリスク値を含んでもよい。リスクデータは、低リスク又は高リスクを示す2つのリスク値を含み得る。リスクデータは、低リスクと高リスクとの間の中間リスクを示すために、3つ以上のリスク値を含んでもよい。睡眠相ごとに存在するリスクデータに基づき、制御ユニットは警告基準を導出して、警告刺激を生成すべきか否か、及び出力信号を警告ユニットに送信すべきか否かを決定するようにプログラムされる。
各睡眠相のリスクデータに基づいて、制御ユニットは警告基準を調整する。警告基準は、例えば、リスクデータが、特定の睡眠相中に無呼吸が過去に検出されなかったことを示す場合、特定の睡眠相中のいびきイベントに対して警告刺激を生成しないことを示し得る。各睡眠相のリスクデータに基づいて、制御ユニットは警告セレクタを調整し得る。睡眠姿勢トレーナーの働きが緩和され、これは、睡眠治療プロトコルへの準拠に寄与し得る。
有利なことに、睡眠姿勢トレーナーは、少なくとも1つの睡眠相中にユーザに依存して反応するよう、特定のユーザのためにプログラムされているので、睡眠姿勢トレーナーはカスタマイズされる。特定のユーザの初期睡眠データを収集した後、全ての睡眠相中に同じ強度でユーザに警告を発する必要がないという洞察が得られ得る。有利なことに、そのような場合、睡眠期間の特定の部分の間にユーザが警告によって邪魔される必要がないという結論が得られ得る。メモリは、個別ユーザーの少なくとも1つの睡眠相についての所望の警告刺激を決定するリスクデータを含むパーソナルデータを含むユーザ睡眠データを有し得る。特定の睡眠相においてより強くユーザに警告すべきである、又は対照的に、特定の睡眠相においてより弱くユーザに警告すべきであるという洞察が得られ得る。本発明の第3の側面によれば、睡眠姿勢トレーナーは、そのような得られた洞察に対応して反応するようにプログラムされる。
特に、ユーザ睡眠データは個別ユーザの睡眠期間を定め、睡眠期間は、睡眠障害イベントの発生に関する対応するリスクデータを含む少なくとも2つの睡眠相に分割される。そのような睡眠障害イベントは、例えば仰臥位、いびきイベント、又は無呼吸の発生である。リスクデータは、睡眠障害イベントの発生確率を定める。より詳細には、ユーザ睡眠データは、連続する睡眠相に細分される睡眠期間を定め、各睡眠相について対応するリスクが決定される。ユーザ睡眠データは、全ての睡眠相についての、及び完全な睡眠期間についてのリスクデータを含み得る。あるいは、ユーザ睡眠データは、特定の人の睡眠期間中の単一の睡眠相のみのリスクデータを含み得る。
ここで、睡眠相とは、定められた睡眠期間内のある期間である。睡眠期間は、人が眠り始める始点と、人が起きる終点とを有する。睡眠期間の始点及び/又は終点は、睡眠姿勢トレーナーのセンサによって検出されてもよい。睡眠期間は、2つ以上の睡眠相に細分化され得る。睡眠期間は、複数の一定の期間に細分化され、例えばそれぞれが30分の持続時間を有する。あるいは、睡眠期間は、深い睡眠状態又は浅い睡眠状態の期間を定める複数のユーザ依存性の相に細分化されてもよい。これらの睡眠相は持続時間が異なり得る。
睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、リスクデータはユーザ定義データを含み得る。ユーザは、睡眠障害イベントに関する特定のリスクを示す少なくとも1つの睡眠相のためのデータを入力してもよい。ユーザは、特定の睡眠障害イベントに関して、特定の睡眠相が高、中、又は低リスクを有するというリスクデータを設定し得る。
制御ユニットは、設定されたリスクデータから警告基準及び/又は警告セレクタを導き出すようにプログラムされる。
睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、ユーザ睡眠データは、所定の睡眠相についての仰臥位の許容を定めるリスクデータを含むことができる。ユーザ睡眠データは、例えば、ユーザの仰臥位が、ユーザ睡眠期間の少なくとも1つの最後の睡眠相で許可されることを定め得る。なぜなら、これらの睡眠相では睡眠障害イベントのリスクが低いからである。有利なことに、本発明に係る睡眠姿勢トレーナーは、全ての仰臥位に対して警告刺激を生成するわけではなく、睡眠障害イベントに関してより高いリスクをもたらす選択された睡眠相中の仰臥位に対してのみ警告刺激を生成する。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、睡眠姿勢トレーナーのユーザ睡眠データは、睡眠障害イベントの発生に関するリスクが高い睡眠期間の睡眠相を決定する個別ユーザのデータを含み、ここで、睡眠障害イベントは無呼吸である。好ましくは、睡眠姿勢トレーナーは、障害を引き起こす可能性のある睡眠関連イベントが検出されたときに、この決定された睡眠相中に高強度の警告刺激を生成するようにプログラムされる。睡眠姿勢トレーナーとして具体化された前記睡眠姿勢トレーナーは、決定された睡眠相中に仰臥位が検出されたとき、高強度の警告刺激を生成するようにプログラムされる。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、睡眠姿勢トレーナーのユーザ睡眠データは、ユーザが覚醒する睡眠期間の睡眠相(いわゆる覚醒睡眠相)を決定する個別ユーザのデータを含む。通常、このような覚醒睡眠相はユーザごとに異なる。一部のユーザについては、覚醒睡眠相は約30分という比較的長い持続時間を有し、他のユーザについては、覚醒睡眠相は比較的短い。好ましくは、ユーザ睡眠データは、睡眠姿勢トレーナーの過去の使用における検出によって得られた履歴ユーザ睡眠データである。ユーザ睡眠データは、覚醒睡眠相中の睡眠障害イベントの存在に関するリスクデータを含む。一般的に、ほとんどのユーザーは、覚醒睡眠相中の睡眠障害イベントのリスクが低い。
有利なことに、睡眠姿勢トレーナーは異なる持続時間や、一般的状況とは異なる例外に対処する。これにより、リスクデータはユーザに依存し、一部の人については覚醒睡眠相中により強力な警告刺激を生成する必要があると定めるため、睡眠姿勢トレーナーは個々のユーザにより正確に応答する。
本発明の第4の側面によれば、睡眠姿勢トレーナーは、警告刺激を生成する前の許容待機期間を決定する待機タイマー及び待機データをさらに備える。待機タイマーは、検出された睡眠イベントに応答して警告刺激を生成する際の潜在的遅延を制限するために提供される。睡眠期間中、警告基準が警告刺激を生成しないと決定した場合、又は警告刺激の生成後にユーザの適切な反応が検出されなかった場合、睡眠イベントの検出により待機タイマーが起動され得る。待機タイマーは、例えば、ユーザの覚醒の発生までの待機時間、いびきの持続時間、適切な反応がない期間を制限するために提供される。許容待機時間中に適切な反応が検出されない場合、後続の警告刺激はキャンセルされ得る。待機タイマーは、睡眠トレーニングを緩和する可能性がある後続の警告刺激の早すぎる生成を防ぐことができる。
睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、ユーザ睡眠データは、警告刺激を生成する前の許容待機期間を決定する、個別ユーザの待機データを含む。特に、待機期間は、所定の睡眠相を待つための許容期間を決定する。許容待機期間の設定値は、例えば、所定の睡眠相を待つユーザの不動又はユーザの仰臥位の長すぎる持続時間を防ぐことができる。
本発明の第5の側面によれば、ユーザ睡眠データは、個別ユーザのいびきデータを含む。制御ユニットは、いびきデータから警告基準及び/又は警告セレクタを導出して、警告ユニットへの出力信号を生成するようにプログラムされる。睡眠障害イベントの発生に関するリスクはいびきイベントに関連し得るが、そのようなリスクはユーザごとに異なり得る。個々のユーザごとにユーザ睡眠データを設定することにより、いびきイベントの検出に対する睡眠姿勢トレーナーの反応が異なり得る。いびきイベントが検出されると、あるユーザは第1の警告刺激を受け、一方、別のユーザは別の警告刺激を受け得る。
睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、いびきデータは、睡眠障害イベント(例えば、仰臥位で横たわる又は無呼吸)の発生の検出の場合に選択される警告刺激とは異なる警告刺激の選択を決定する。制御ユニットは、いびきデータから警告セレクタを導出し、睡眠障害イベントの場合に生成されるべき警告刺激とは異なる特定の警告刺激を決定するようにプログラムされる。有利なことに、いびきイベントの後に生成される警告刺激は、睡眠障害イベントの後に生成される警告刺激とは異なり、これにより、ユーザのトレーニングが改善される。
本発明の第6の側面によれば、ユーザ睡眠データは、睡眠の質の予測結果とも呼ばれる予想される睡眠の質を決定する個別ユーザの予測データを含む。制御ユニットは、予測データから警告基準を導出して、警告刺激を生成するか否かを決定するようにプログラムされる。制御ユニットは、予測データから警告セレクタを導出して、警告ユニットによって生成されるべき特定の警告刺激を決定するようにプログラムされ得る。使用中に睡眠関連イベントが検出されると、予測データに基づいて特定の警告刺激が選択される。特に、予測データは警告刺激の具体的強度を決定する。落ち着きのない睡眠が予測され、ユーザ睡眠データの予測データによって示される場合、睡眠姿勢トレーナーは低い強度レベルでユーザをトリガし得る。
予測データに応じて警告刺激を調整することにより、ユーザは睡眠の質の向上を享受することができ、睡眠姿勢トレーナーの動画による妨害が低減される。ユーザは、発生する状況に特化した警告刺激によって警告される。予測データは、睡眠姿勢トレーナーの快適性の向上に貢献し、よって、睡眠治療プロトコルへの準拠を改善する。
睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、ユーザは、予想される睡眠の質の予測データを睡眠姿勢トレーナーに手動で入力し得る。睡眠姿勢トレーナーは、ユーザがユーザ睡眠データの予測パラメーターを選択することを可能にするメニューをユーザに提供してもよい。ユーザは、予想される良好な睡眠、中程度の睡眠、又は落ち着きのない睡眠を示す予測を選択し得る。ユーザは、例えば、屋外で数時間過ごした一日の後、通常はよく眠れるという経験に基づいて、良好な睡眠を期待し得る。予想される良好な睡眠を示す予測パラメータは、高い強度の警告刺激を決定し得る。反対に、ユーザは、例えばストレスの多い一日の後、落ち着きのない睡眠を予想し得る。落ち着きのない睡眠を示す予測データは、睡眠姿勢トレーナーによるユーザの睡眠の過度の妨害を防ぐために、低い強度の警告刺激をもたらし得る。
睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、予測データは、睡眠位置トレーナーの外部のメモリ内に格納される。予測データは、例えばスマートフォンのメモリに保存されてもよい。ユーザは、スマートフォンのアプリケーションで予測を入力し得る。外部メモリは、睡眠姿勢トレーナーと動作可能に接続可能である。制御ユニットは、警告基準及び/又は警告セレクタを導出するために外部メモリと通信してもよい。
睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、予測データは、睡眠に入る前の期間中に実行された測定に基づいて調整されてもよい。
特に、測定はパーソナル健康機器によって実行され得る。好ましくは、パーソナル健康機器は、スポーツウォッチのようなポータブルパーソナル健康機器である。パーソナル健康機器は、例えば、特定の期間中に心拍数を測定する別個の心拍数測定機器であってもよい。パーソナル健康機器は、ユーザデータを格納するためのメモリを備え、このメモリは、睡眠姿勢トレーナーと通信するために睡眠姿勢トレーナーに動作可能に接続可能であってもよい。あるいは、パーソナル健康機器は、睡眠姿勢トレーナーに組み込まれてもよい。記録された心拍数測定結果は、予想される睡眠の質、例えば良好な睡眠、中程度の睡眠、又は落ち着きのない睡眠を示すために、睡眠姿勢トレーナーのユーザ睡眠データの予測データを設定し得る。
本発明の第7の側面によれば、ユーザ睡眠データは、ベッドパートナーが存在するか否かを決定するベッドパートナーデータを含む。制御ユニットは、ベッドパートナーデータから警告基準を導出して、警告刺激を生成するか否かを決定するようにプログラムされる。ベッドパートナーの存在により、一部の睡眠イベントについてのみ警告刺激が生成されると判断され得る。制御ユニットは、ベッドパートナーデータから警告セレクタを導出して、警告ユニットによって生成されるべき特定の警告刺激を決定するようにプログラムされ得る。ベッドパートナーの存在により、生成されるべき警告刺激の選択が決定される。特定の、例えばうるさい警告は、ベッドパートナーの睡眠を妨げる可能性がある。ベッドパートナーが存在する場合、ユーザ睡眠データはこれを示し、睡眠姿勢トレーナーは、ベッドパートナーが存在しない状況と比較して異なる反応を示し得る。睡眠姿勢トレーナーは、いくつかの睡眠関連イベントに対して反応し得る。ベッドパートナーが存在する場合、睡眠姿勢トレーナーは、ベッドパートナーが存在しない状況と比較して、より多くの又はより少ない睡眠関連イベントに反応し得る。ベッドパートナーが存在する場合、制御ユニットは、例えばいびきイベントなどの睡眠関連イベントが検出された場合に警告ユニットへの出力信号を生成してユーザへの警告刺激を生成する一方、ベッドパートナーが存在しない場合には警告刺激が生成されないようにプログラムされてもよい。いびきイベントはベッドパートナーの睡眠を妨げる可能性があるが、ユーザ自身にとっては邪魔にならない可能性がある。そのため、睡眠姿勢トレーナーは様々な状況に適応できるという利点を有する。睡眠姿勢トレーナーは、ベッドパートナーが存在する状況又はベッドパートナーが存在しない状況について異なる方法で応答する。睡眠姿勢トレーナーは、例えば、ベッドパートナーが存在する場合、可聴警告刺激の代わりに触覚警告刺激を生成するようにプログラムされてもよい。睡眠姿勢トレーナーは、ベッドパートナーがいる場合、より穏やかな警告刺激を生成するようにプログラムされ得る。有利なことに、睡眠姿勢トレーナーは、異なる状況下で最適化された働きをする。
睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、睡眠姿勢トレーナーはベッドパートナーデバイスをさらに備えてもよい。ベッドパートナーデバイスは、睡眠姿勢トレーナーのユーザのベッドパートナーが装着するように構成される。ベッドパートナーデバイスは、ベッドパートナーデバイスをベッドパートナーの身体部分に取り付けるためのデバイスストラップを含んでもよい。ベッドパートナーデバイスは、例えば、ベッドパートナーの腕又は手首に取り付けられてもよい。
睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、ベッドパートナーデバイスは、ベッドパートナーの睡眠状態を検出するためのデバイスセンサを含む。デバイスセンサは、ベッドパートナーが起きているか眠っているかを検出するように構成されてもよい。デバイスセンサは、ベッドパートナーの深い眠り、浅い眠り、覚醒などの睡眠状態を検出するように構成されてもよい。デバイスセンサは、例えば、ベッドパートナーの動きを検出するための加速度計、又は人の呼吸を測定するためのマイクである。
睡眠姿勢トレーナーの制御ユニットは、受信されたベッドパートナー信号に基づいて警告ユニットへの出力信号を生成するようにプログラムされ、ここで、ベッドパートナー信号は、ベッドパートナーの検出された睡眠状態に対応する。ベッドパートナーが覚醒を経験する場合、ベッドパートナーの睡眠妨害を防ぐために、睡眠姿勢トレーナーのユーザに警告しない方が良い可能性がある。ベッドパートナーの覚醒が終わるまで、警告刺激の生成を待つ方が良い可能性がある。有利なことに、睡眠姿勢トレーナーは、ユーザのベッドパートナーの睡眠の質を損なわない。睡眠姿勢トレーナーとベッドパートナーデバイスとの組み合わせは、睡眠姿勢トレーナーの受容レベルを高めることができる。有利なことに、ベッドパートナーデバイスは、睡眠姿勢トレーナーのユーザの睡眠治療プロトコルへの準拠の向上に貢献する。
さらに、本発明はベッドパートナーデバイスに関する。ベッドパートナーデバイスは、睡眠姿勢トレーナーのユーザのベッドパートナーが装着するように構成される。ベッドパートナーデバイスは、少なくとも1つの受信されたデバイス入力信号に基づいてデバイス出力信号を生成するようにプログラムされたデバイス制御プログラムを含むデバイス制御ユニットと、
睡眠関連イベントを検出するための少なくとも1つのデバイスセンサであって、デバイスセンサ信号をデバイス制御ユニットに提供するためにデバイス制御ユニットに動作可能に接続される、少なくとも1つのデバイスセンサと、デバイス出力信号(ベッドパートナー信号とも呼ばれる)をユーザの睡眠姿勢トレーナーに送信するためのデバイス送信機とを含み、睡眠姿勢トレーナーは、ベッドパートナー信号を受信するための受信機を備え、睡眠姿勢トレーナーの制御ユニットは、受信されたベッドパートナー信号に基づいて睡眠姿勢トレーナーを制御するようにプログラムされる。
本発明に係る睡眠姿勢トレーナーの一実施形態では、前記センサが高いリスクの睡眠イベント、例えば無呼吸を検出する場合、前記制御ユニットは、他の全てのプログラムを抑えるような支配的なプログラムでプログラムされる。制御ユニットの制御プログラムは、上記のように睡眠相データ、予測データ、いびきデータ、不動データ、ベッドパートナーデータを処理して専用警告刺激を生成するプログラムを含んでもよい。支配的なプログラムは、高いリスクの睡眠イベントの場合に、警告刺激の望ましくない省略を防ぐ。
本発明の側面に係るさらなる実施形態を、括弧内で添付図面を参照しながら以下の項において定義する。
1.人の睡眠の質を改善するための睡眠姿勢トレーナー(1)であって、
- 少なくとも1つの受信された入力信号に基づいて出力信号を生成するようにプログラムされた制御プログラムを含む制御ユニットと、
- 前記制御ユニットに第1の入力信号としてセンサ信号を提供するために前記制御ユニットに動作可能に接続される、睡眠関連イベントを検出するための少なくとも1つのセンサ(S)と、
- 前記睡眠姿勢トレーナーを装着している前記ユーザに警告刺激を提供する警告ユニット(AU)であって、前記警告ユニットは、前記制御ユニットに動作可能に接続され、前記制御ユニットから生成された出力信号を受信し、その後、前記警告刺激が提供される、警告ユニットと、
- 個別ユーザのパーソナル睡眠データを含むユーザ睡眠データ(USD)を記憶するためのメモリ(M)とを備え、
前記制御ユニット(CU)は、前記ユーザ睡眠データから警告基準(c1)を導出して、警告刺激を生成するか否か、及び前記出力信号を前記警告ユニットに送信するか否かを決定するようにプログラムされる、睡眠姿勢トレーナー。
2.前記制御ユニット(CU)は、前記ユーザ睡眠データ(USD)から警告セレクタ(s1)を導出して、前記警告ユニットによって生成される特定の警告刺激を決定するようにプログラムされ、前記警告刺激は、互いに異なる複数の警告刺激(f1、f2)のグループから選択される、項1に記載の睡眠姿勢トレーナー。
3.前記警告基準は前記警告セレクタ(s1)と一体的であり、前記選択可能な警告刺激(c1)のうちの1つはゼロ強度を有する、項2に記載の睡眠姿勢トレーナー。
4.ユーザ睡眠データを格納するための前記メモリは、例えばスマートフォンなどの外部装置に配置され、前記外部装置は、外部に格納された前記ユーザ睡眠データから前記警告基準(c1)及び/又は警告セレクタ(s1)を導出することによって前記睡眠姿勢トレーナーを調整するために前記睡眠姿勢トレーナーに動作可能に接続可能である、項1から3のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー。
5.前記ユーザ睡眠データは、予想される睡眠の質を決定する、個別ユーザの予測データを含み、前記制御ユニットは、前記警告ユニットへの前記出力信号を生成するために前記予測データから前記警告基準及び/又は警告セレクタを導出するようにプログラムされる、項1から4のいずれか一項に記載の睡眠位置トレーナー。
6.前記ユーザ睡眠データは、ベッドパートナーが存在するか否かを決定する、前記個別ユーザのベッドパートナーデータを含む、項1から5のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー。
7.ベッドパートナーが存在する場合、前記制御ユニットは、睡眠関連イベント、特にいびきイベントが検出された場合には、前記警告ユニットへの出力信号を生成して前記ユーザへの警告刺激を生成する一方、ベッドパートナーが存在しない場合には前記睡眠関連イベントに応じて前記警告刺激が生成されないようにプログラムされる、項6に記載の睡眠姿勢トレーナー。
8.前記制御ユニットは、睡眠関連イベント及びベッドパートナーの存在が検出された場合、前記ユーザへの警告刺激を生成するために前記警告ユニットへの出力信号を生成するようにプログラムされ、当該警告刺激は、ベッドパートナーがいない場合に生成される警告刺激と比較して穏やかな警告刺激である、項6又は7に記載の睡眠姿勢トレーナー。
9.前記睡眠位置トレーナーはベッドパートナーデバイスをさらに含み、前記ベッドパートナーデバイスは、前記ベッドパートナーによって装着され、前記ベッドパートナーデバイスは、
- 少なくとも1つの受信されたデバイス入力信号に基づいてデバイス出力信号を生成するようにプログラムされたデバイス制御プログラムを含むデバイス制御ユニットと、- 睡眠関連イベントを検出するための少なくとも1つのデバイスセンサであって、前記デバイス制御ユニットに動作可能に接続され、デバイスセンサ信号を前記デバイス制御ユニットに提供する、少なくとも1つのデバイスセンサと、
- ベッドパートナー信号とも呼ばれる前記デバイス出力信号を前記ユーザの前記睡眠姿勢トレーナーに送信するための送信機とを有し、
前記睡眠姿勢トレーナーは、前記ベッドパートナー信号を受信するための受信機を備え、前記睡眠姿勢トレーナーの前記制御ユニットは、受信された前記ベッドパートナー信号に基づいて前記睡眠姿勢トレーナーを制御するようにプログラムされる、項6から8のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー。
10.前記ベッドパートナーデバイスは、前記ベッドパートナーの睡眠状態を検出するためのデバイスセンサを備え、前記睡眠姿勢トレーナーの前記制御ユニットは、前記ベッドパートナーの検出された睡眠状態に対応する、受信されたベッドパートナー信号に基づいて前記出力信号を生成するようにプログラムされる、項9に記載の睡眠姿勢トレーナー。
11.睡眠姿勢トレーナーのユーザのベッドパートナーが装着するように構成されたベッドパートナーデバイスであって、前記ベッドパートナーデバイスは、
- 少なくとも1つの受信されたデバイス入力信号に基づいてデバイス出力信号を生成するようにプログラムされたデバイス制御プログラムを含むデバイス制御ユニットと、
- 睡眠関連イベントを検出するための少なくとも1つのデバイスセンサであって、前記デバイス制御ユニットに動作可能に接続され、前記デバイス制御ユニットにデバイスセンサ信号を提供する、少なくとも1つのデバイスセンサと、
- ベッドパートナー信号とも呼ばれる前記デバイス出力信号を前記ユーザの前記睡眠姿勢トレーナーに送信するための送信機とを有し、
前記睡眠姿勢トレーナーは、前記ベッドパートナー信号を受信するための受信機を備え、前記睡眠姿勢トレーナーの前記制御ユニットは、受信された前記ベッドパートナー信号に基づいて前記睡眠姿勢トレーナーを制御するようにプログラムされる、ベッドパートナーデバイス。
12.人の睡眠の質を改善するための睡眠姿勢トレーナー(1)であって、
- 少なくとも1つの受信された入力信号に基づいて出力信号を生成するようにプログラムされた制御プログラムを含む制御ユニット(CU)と、
- 睡眠関連イベントを検出するための少なくとも1つのセンサ(S)であって、前記センサは、前記制御ユニットに動作可能に接続され、前記制御ユニットに第1の入力信号としてセンサ信号を提供し、前記睡眠姿勢トレーナーは睡眠姿勢トレーナーであり、前記睡眠姿勢トレーナーは、前記睡眠姿勢トレーナーを装着している人の身体姿勢を検出するための姿勢センサ(34)を備える、センサと、
- 前記睡眠姿勢トレーナーを装着している前記ユーザに警告刺激を提供する警告ユニットであって、前記警告ユニットは、前記制御ユニットに動作可能に接続され、前記制御ユニットから生成された出力信号を受信し、その後、前記警告刺激が生成される、警告ユニットとを備え、
前記睡眠姿勢トレーナーは、前記ユーザの睡眠期間中に警告を発するための通常動作モードを有し、前記通常動作モードでは、前記制御ユニットは、前記警告ユニットへの出力信号を生成し、前記警告ユニットは、前記姿勢センサ(34)によって検出された前記身体姿勢が少なくとも1つの所定の望ましくない身体姿勢に対応する場合、警告刺激を生成し、前記睡眠姿勢トレーナーは、前記睡眠姿勢トレーナーを装着している前記ユーザの不動期間を計時する不動タイマー(t1)をさらに備え、前記制御ユニット(CU)は、前記姿勢センサ(34)によって検出された前記身体姿勢が前記少なくとも1つの所定の望ましくない姿勢以外の身体姿勢と対応する場合、少なくとも15分の前記不動タイマー(t1)の閾値が超過されるとき、前記警告ユニットに出力信号を送信するようにプログラムされる、睡眠姿勢トレーナー。
13.前記閾値は所定の閾値である、項12に記載の睡眠姿勢トレーナー。
14.前記睡眠姿勢トレーナーはさらに、
- 個別ユーザのパーソナル睡眠データを含むユーザ睡眠データ(USD)を記憶するためのメモリを備え、
前記制御ユニット(CU)は、前記ユーザ睡眠データから警告基準(c1)を導出して、警告刺激を生成するか否か、及び前記出力信号を前記警告ユニットに送信するか否かを決定するようにプログラムされ、
前記ユーザ睡眠データは、睡眠期間中の前記少なくとも1つの所定の望ましくない姿勢以外の特定の姿勢における前記ユーザの不動期間の持続時間を示す少なくとも1つの閾値を含む前記個別ユーザの不動データを含む、項12に記載の睡眠姿勢トレーナー。
15.前記不動データは、前記ユーザの少なくとも1つの姿勢に対応する少なくとも1つの閾値を含む、項14に記載の睡眠姿勢トレーナー。
16.前記不動データは、前記ユーザの少なくとも1つの所定の睡眠相に対応する少なくとも1つの閾値を含む、項14又は15に記載の睡眠姿勢トレーナー。
17.前記不動タイマー(t1)の前記少なくとも1つの閾値は、以前の閾値の超過によって生成された刺激に対する特定の反応に依存して調整可能である、項1から16のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー。
18.特定の姿勢についての前記不動タイマーの前記閾値は、同じ睡眠期間中に測定された、前記特定の姿勢における以前の持続時間に基づいて調整可能である、項17に記載の睡眠姿勢トレーナー。
19.特定の姿勢について、前記不動タイマーの初期閾値(t1i)が最初に設定され、前記初期閾値は、前記特定の姿勢から離れている計時された持続時間に基づいて調整可能である、項17又は18に記載の睡眠姿勢トレーナー。
20.前記初期閾値は、前記特定の姿勢から離れている前記計時された持続時間に等しい持続時間、又は、前記特定の姿勢から離れている前記持続時間が前記初期閾値を超える場合は、前記初期閾値をリセットすることによって調整される持続時間によって調整される、項19に記載の睡眠姿勢トレーナー。
21.前記ユーザの不動は、前記姿勢センサ(34)、特に加速度計によって検出可能である、項1から20のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー。
22.前記制御ユニット(CU)は、前記ユーザ睡眠データ(USD)から警告セレクタ(s1)を導出して、前記警告ユニットによって生成される特定の警告刺激を決定するようにプログラムされ、前記警告刺激は、互いに異なる複数の警告刺激(f1、f2)のグループから選択される、項1から21のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー。
23.前記警告基準(c1)は前記警告セレクタ(s1)と一体的であり、前記選択可能な警告刺激のうちの1つはゼロ強度を有する、項1から22のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー。
24.前記不動データから導出される前記警告セレクタ(s1)は、睡眠障害イベントの発生の検出の場合に生成されるべき警告刺激とは異なる警告刺激の選択を決定する、項22又は23に記載の睡眠姿勢トレーナー。
25.ユーザ睡眠データを格納するための前記メモリは、例えばスマートフォンなどの外部装置に配置され、前記外部装置は、格納された前記ユーザ睡眠データから前記警告基準(c1)及び/又は警告セレクタ(s1)を導出することによって前記睡眠姿勢トレーナーを調整するために前記睡眠姿勢トレーナーに動作可能に接続可能である、項1から24のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー。
26.前記センサが高いリスクの睡眠イベント、例えば無呼吸を検出する場合、前記制御ユニットは、他の全てのプログラムを抑えるような支配的なプログラムでプログラムされる、項1から25のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー。
27.前記ユーザ睡眠データは、警告刺激を生成する前に許容可能な待機時間を決定する待機データを含む、項1から26のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー。
28.睡眠期間中に人に警告を発する方法であって、前記方法は、
- 項1から27のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナーを提供するステップであって、前記睡眠姿勢トレーナーは、前記ユーザの姿勢を検出するための姿勢センサ(34)を含む睡眠姿勢トレーナーである、ステップと、
- 睡眠中の前記ユーザの睡眠姿勢を検出するステップと、
- 所定の望ましくない姿勢、特に仰臥位が検出された場合に前記ユーザに警告を発するステップと、
- 前記睡眠姿勢トレーナーの不動タイマーにより、睡眠中の前記ユーザの不動の持続時間を計時するステップと、
- 不動の計時された持続時間を閾値と比較するステップと、
- 前記少なくとも1つの所定の望ましくない姿勢以外の少なくとも1つの他の姿勢が検出され、不動の前記計時された持続時間が少なくとも15分の前記閾値を超える場合、前記ユーザに警告を発するステップとを含む、方法。
29.人の睡眠の質を改善するための睡眠姿勢トレーナー(1)であって、
- 少なくとも1つの受信された入力信号に基づいて出力信号を生成するようにプログラムされた制御プログラムを含む制御ユニット(CU)と、
- 前記制御ユニットに第1の入力信号としてセンサ信号を提供するために前記制御ユニットに動作可能に接続される、睡眠関連イベントを検出するための少なくとも1つのセンサ(S)であって、特に、前記少なくとも1つのセンサ(S)の検出はセンサデータとして保存される、少なくとも1つのセンサと、
- 前記睡眠姿勢トレーナーを装着している前記ユーザに警告刺激を提供する警告ユニット(AU)であって、前記警告ユニットは、前記制御ユニットに動作可能に接続され、前記制御ユニットから生成された出力信号を受信し、その後、前記警告刺激が提供される、警告ユニットと、
- 個別ユーザのパーソナル睡眠データを含むユーザ睡眠データ(USD)を記憶するためのメモリ(M)とを備え、
前記制御ユニット(CU)は、前記ユーザ睡眠データから警告基準(c1)を導出し、警告刺激を生成するか否か、及び出力信号を前記警告ユニットに送信するか否かを決定するようにプログラムされ、前記ユーザ睡眠データは、少なくとも1つの睡眠相を決定する前記個別ユーザの睡眠相データと、睡眠障害イベントの発生に関する対応するリスクデータとを含む、睡眠姿勢トレーナー。
30.前記制御ユニット(CU)は、前記ユーザ睡眠データ(USD)から警告セレクタ(s1)を導出して、前記警告ユニットによって生成される特定の警告刺激を決定するようにプログラムされ、前記警告刺激は、互いに異なる複数の警告刺激(f1、f2)のグループから選択される、項29に記載の睡眠姿勢トレーナー。
31.前記警告基準は前記警告セレクタ(s1)と一体的であり、前記選択可能な警告刺激(c1)のうちの1つはゼロ強度を有する、項30に記載の睡眠姿勢トレーナー。32.ユーザ睡眠データを格納するための前記メモリは、例えばスマートフォンなどの外部装置に配置され、前記外部装置は、格納された前記ユーザ睡眠データから前記警告基準(d)及び/又は警告セレクタ(s1)を導出することによって前記睡眠姿勢トレーナーを調整するために前記睡眠姿勢トレーナーに動作可能に接続可能である、項1から31のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー。
33.前記ユーザ睡眠データは、ユーザ定義リスクデータであるリスクデータを含む、項32に記載の睡眠姿勢トレーナー。
34.前記リスクデータは、特定の睡眠相中の少なくとも1つのタイプの睡眠イベントの検出を表す収集されたセンサデータを特に含む履歴ユーザ睡眠データを含み、前記制御ユニットは、特定の睡眠相に関する前記リスクデータから警告基準及び/又は警告セレクタを導出するようにプログラムされる、項32に記載の睡眠姿勢トレーナー。
35.前記リスクデータは、少なくとも1つの所定の睡眠相について、仰臥位の許容を定める、項1から34のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー。
36.前記所定の睡眠相は覚醒睡眠相である、項35に記載の睡眠姿勢トレーナー。
37.前記リスクデータは、特定の睡眠相中の少なくとも2つのタイプの睡眠イベントの検出を表すユーザ睡眠データを含み、前記制御ユニットは、前記少なくとも2つのタイプの睡眠イベントのバランスが取られる特定の睡眠相に関する前記リスクデータから警告基準及び/又は警告セレクタを導出するようにプログラムされる、項1から36のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー。
38.前記ユーザ睡眠データは、無呼吸の発生のリスクが高い睡眠期間の睡眠相を決定するリスクデータを含む、項1から37のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー。
39.前記睡眠姿勢トレーナーは、警告刺激を生成する前の許容待機期間を決定する待機タイマー及び待機データを備える、項1から38のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー。
40.前記ユーザ睡眠データは、警告刺激を生成する前の許容可能待機期間を決定する待機データを含む、項39に記載の睡眠姿勢トレーナー。
41.前記ユーザ睡眠データは、前記個別ユーザのいびきデータを含み、
前記制御ユニットは、前記いびきデータから前記警告基準及び/又は警告セレクタを導出して、前記警告ユニットへの前記出力信号を生成するようにプログラムされる、項1から40のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー。
42.前記いびきデータから導出される前記警告セレクタは、別の睡眠障害イベントの発生、特に無呼吸の発生の検出の場合に生成される警告刺激とは異なる警告刺激の選択を決定する、項41に記載の睡眠姿勢トレーナー。
本発明を添付図面を参照しながら以下により詳細に説明する。図面は、本発明に係る実践的な実施形態を示しており、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。また、具体的特徴も、提示される実施形態とは別に考慮され、提示される実施形態のためだけでなく、添付の特許請求の範囲に含まれる全ての実施形態のための共通の特徴として、より広いコンテキストで限界設定特徴として考慮されてもよい。
図1は、本発明に係る睡眠姿勢トレーナーを装着しているユーザの正面図を示す。 図2は、睡眠姿勢トレーナーの電子部品の概略図を示す。 図3Aは、特定の睡眠姿勢における不動を観察し、それに対して動作を行うステップを含む、睡眠姿勢トレーナーの動作ステップのフロースキームを示す。 図3Bは、複数の特定の睡眠姿勢における不動の持続時間のバランスを互いに取る方法を概略的に示す。 図4は、睡眠姿勢トレーナー及びベッドパートナーデバイスを概略的に示す。
図面では、同一の又は機能的に類似の構成要素を示すために同一の参照符号が使用されている。
発明の詳細な説明
図1は、ベッド101上に横たわっているユーザ100によって装着されている睡眠姿勢トレーナー1の正面図を示している。睡眠姿勢トレーナー1は、人の睡眠の質を改善するように構成される。ここで、睡眠姿勢トレーナー10は、睡眠期間中に望ましくない姿勢、例えば仰臥位又は伏臥位を回避するようにユーザ100を訓練するように構成される。睡眠姿勢トレーナー10は、睡眠障害イベントのリスクが低い姿勢で眠るようにユーザを訓練する。
睡眠姿勢トレーナーは、ウェアラブル睡眠姿勢トレーナーである。ここで、睡眠姿勢トレーナー10は、モニタ13と、モニタ13をユーザの身体に取り付けるためのストラップ11とを備える。モニタ13は解放可能であり、使用のためにストラップ11のポケット12内に収容される。ストラップ11は、ユーザ100の上半身に取り付けられる。ここで、ストラップ11は胸部の周りに配置される。あるいは、ストラップ11は、首、腰、又は上半身の他の位置の周りに装着されてもよい。
モニタ13は、少なくとも1つのセンサ、特に姿勢センサからの信号を受信及び処理するように構成される。モニタ13は、制御ユニットCU、メモリM、及びバッテリなどの電子部品を収容するためのモニタハウジング130を含む。モニタハウジング130は、射出成形によりプラスチック材料で作られている。
図2は、睡眠姿勢トレーナー1をさらに詳細に概略図で示している。いくつかの協働する電子部品が示されている。
睡眠姿勢トレーナー1は制御ユニットCUを備える。制御ユニットは制御プログラムを含む。制御プログラムは、少なくとも1つの受信された入力信号に基づいて出力信号を生成するようにプログラムされる。
睡眠姿勢トレーナー1は、睡眠関連イベントを検出するための少なくとも1つのセンサSを備える。そのようなセンサの例は、心拍数センサ33、呼吸センサ、温度センサ31、マイク32、姿勢センサ34、加速度計などである。そのようなセンサは睡眠姿勢、睡眠温度、いびき、動き、睡眠音、睡眠呼吸などの睡眠関連イベントを検出するように構成される。
睡眠姿勢トレーナー1は、睡眠姿勢トレーナーを装着しているユーザに警告刺激を提供するための少なくとも1つの警告ユニットAUを備える。警告ユニットは、可聴警告刺激を生成するためのスピーカを備える。好ましくは、警告ユニットは、触覚警告刺激を提供するためのバイブレータVを含む。警告ユニットは、制御ユニットCUに動作可能に接続され、制御ユニットから生成された出力信号を受信する。受信信号に応じて、警告ユニットは警告刺激を提供する。
ユーザの姿勢を検出するための姿勢センサを含む睡眠姿勢トレーナー1は、着用者が所定の望ましくない姿勢にある場合に睡眠姿勢トレーナーの着用者に警告する睡眠姿勢トレーナーとして使用され得る。姿勢センサは、人の直立姿勢又は横になった姿勢を検出するように構成されてもよい。好ましくは、姿勢センサは、横になった姿勢における所定の向きを検出するように構成される。
所定の向きは、例えば、仰臥位、伏臥位、左側臥位、右側臥位、又は、矢状面に対してある向きの他の姿勢である。好ましくは、そのような睡眠姿勢トレーナーは、睡眠期間中に姿勢を変えるように触覚刺激が人を刺激するためのバイブレータを備える。
睡眠姿勢トレーナー1は、ユーザ睡眠データUSDを記憶するためのメモリMを備え、ユーザ睡眠データは、個々のユーザの個人睡眠データを含む。ユーザ睡眠データには、睡眠関連イベントに関連する個々のユーザのデータが含まれる。
ユーザ睡眠データには、上記のように、不動データUSD1、睡眠相データUSD2、リスクデータUSD3、予測データUSD4、ベッドパートナーデータUSD5が含まれ得る。好ましくは、ユーザ睡眠データは睡眠姿勢トレーナー1によって収集され、センサデータを含む。
制御ユニットCUは、ユーザ睡眠データUSDから警告基準c1を導出して、警告刺激を生成するか否か、及び出力信号を警告ユニットに送信するか否かを決定するようにプログラムされる。
さらに、制御ユニットCUは、ユーザ睡眠データUSDから警告セレクタs1を導出して、警告ユニットによって生成されるべき特定の警告刺激を決定するようにプログラムされる。警告セレクタs1は、複数の異なる警告刺激のグループから選択される警告刺激を決定する。
少なくとも1つのセンサSから入力信号を受信すると、制御ユニットCUは、警告基準c1への準拠に依存して、出力信号を生成する又は出力信号を生成しない。警告基準c1はメモリMに記憶されたユーザ睡眠データから導出される。警告基準c1は、ユーザ睡眠データUSDに従って設定される。ユーザ睡眠データは特定の個人専用であるため、警告基準c1はユーザー依存基準である。ユーザごとに、特定の警告基準c1が導出される。
ユーザ睡眠データは、睡眠相が、睡眠障害イベントの発生のリスクを示すリスクデータとともに定められる睡眠相データを含み得る。導出された警告基準c1は、睡眠相データに基づいて、定められた各睡眠相について、出力信号を生成するか否かを決定してもよい。
リスクデータは、全てのユーザに共通する一般的リスクデータであり得る。ユーザが所定の睡眠相に入ると、リスクデータは、その睡眠段相において警告刺激が生成されるべきか否かを決定するために警告基準を決定する。リスクデータは、例えば、睡眠相が覚醒睡眠相である場合、刺激が生成されるべきではないと決定し得る。好ましくは、リスクデータはさらに、警告刺激の選択のための警告セレクタs1を決定する。
リスクデータは、ユーザの収集された睡眠データの分析によって定められ得る。リスクデータは、睡眠療法においてユーザを支援している医師又は睡眠コーチによって定められ得る。好ましくは、制御ユニットの制御プログラムは、収集されたセンサデータを分析して睡眠相ごとのリスクデータを生成するアルゴリズムを含む。有利には、収集されたセンサデータによって取得されるリスクデータは、特定のユーザに合わせて調整される。これにより、睡眠姿勢トレーナーはさらにカスタマイズされる。
好ましくは、分析は、複数の睡眠期間に関して収集されたユーザの睡眠データに対して実行される。睡眠データは、少なくとも5つの睡眠期間、特に、数週間の睡眠療法を表す少なくとも15の睡眠期間のデータを含む。睡眠データの分析により、一部の睡眠相ではいびき又は無呼吸などの睡眠障害イベントが検出されず、同時に、心拍数又は呼吸数の増加など、他の睡眠関連イベントが存在し、そして、通常は刺激を誘発すべきである。その場合、その睡眠相のリスクは低いレベルに設定され得る。提示される低レベルに基づいて、緩和された警告刺激が、対応する睡眠相中に睡眠姿勢トレーナーによって選択及び生成され得る。
あるいは、睡眠データの分析により、特定の睡眠相では睡眠障害イベントのリスクが高い可能性がある。その結果、ユーザ睡眠データは、その特定の睡眠相に関して高いリスクを示すリスクデータを含み得る。提示される高リスクに基づいて、強い警告刺激が、対応する睡眠相中に睡眠姿勢トレーナーによって選択及び生成され得る。
制御ユニットCUは内部クロックを含む。内部クロックは、メモリMにイベントをタイムスタンプ及び登録するために使用することができる。制御ユニットは、睡眠イベントの持続時間を計時するための少なくとも1つのタイマーtを備え得る。制御ユニットは、不動(non-movemnt)の持続時間、又は睡眠イベントの発生からの経過時間をそれぞれ計時するための不動タイマーt1又は待機タイマーt2を備えてもよい。
図3Aは、特定の睡眠姿勢におけるユーザの長すぎる不動持続時間を防止するための不動タイマーt1を含む睡眠姿勢トレーナーの通常動作のフロースキームを示す。
フロースキームは、睡眠姿勢トレーナーが起動される第1のステップ301を有する。睡眠姿勢トレーナーは、ユーザが睡眠姿勢トレーナーを手動で作動させることを可能にするスタートボタンを有してもよい。好ましくは、睡眠姿勢トレーナーは、例えば、体温の検出時に装置を起動する温度センサによって提供される自動スタート機能を含む。有利なことに、そのような自動スタート機能は、睡眠姿勢トレーナーの使用におけるユーザの干渉をさらに最小化する。通常、睡眠姿勢トレーナーを起動すると、イベント302が登録される。
睡眠姿勢トレーナーは、ユーザの睡眠姿勢を検出するように構成された睡眠姿勢トレーナーである。睡眠期間について、少なくとも1つの望ましくない睡眠姿勢が事前に定義される(303)。好ましくは、ユーザの睡眠期間中の望ましくない姿勢として仰臥位が事前定義される。特に、少なくとも1つの事前定義される望ましくない睡眠姿勢は、睡眠姿勢トレーナーの制御ユニットの制御プログラム内にプログラムされる。動作中、ユーザの姿勢が姿勢センサ34により検出及び決定される(304)。最初に、決定された姿勢が望ましくない姿勢であるか否かの評価305が行われる。ユーザが望ましくない姿勢にあると判断された場合、このイベントが登録され、姿勢を変えるようにユーザを刺激するために刺激306が生成される。
ユーザが、少なくとも1つの所定の望ましくない姿勢とは別の姿勢にあると判断された場合、不動タイマーt1が開始される(307)。不動の持続時間が評価される(308)。評価308では、不動状態がまだ存在するか否かが評価される。特定の姿勢から別の姿勢へのユーザの動きを検出すると、不動タイマーt1がリセットされ、動作ステップ304が再開される。このイベントは、将来の目的のために特定の姿勢での不動の持続時間の登録を含め、登録され得る。持続時間の登録は、センサデータに入力され得る。評価308において、同じ姿勢での不動の持続時間が長すぎないようにするために、閾値との比較が行われる。通常、評価308は、例えば1Hzのプログラムされた周波数で実行される。
不動の持続時間が閾値を超えると判断された場合、このイベントが登録され、姿勢を変えるようにユーザを刺激するために刺激が生成される。刺激を生成した後、ユーザの姿勢が姿勢センサ34によって決定され、姿勢変化を決定するために評価される(310)。姿勢変化が発生していない場合、ユーザは再び刺激を受ける。姿勢変化が発生した場合、不動タイマーt1がリセットされ、サイクル304~310が再開される。
フロースキームは、不動タイマーt1の閾値311の適合のステップを含むさらなる実施形態をさらに示す。ある特定の睡眠姿勢の第1の最大持続時間が、その最大持続時間が初期閾値t1iを超えることによって決定されると、閾値が調整される。
図3Bは、睡眠期間中に不動タイマーの閾値を適合させるためのルーチンを概略図で示している。閾値は、睡眠期間における睡眠姿勢のバランスの取れたパターンを取得するように適合される。
図3Bは、睡眠期間中のT=0からT=180分までの連続的な瞬間を9つの図I~IXで示している。各図は、ユーザ100が利用可能な4つの姿勢、すなわち仰臥位S、伏臥位P、左側臥位、及び右側臥位を示している。各図は、決定された各姿勢の閾値をグラフで表示する。仰臥位は望ましくない睡眠姿勢である。仰臥位Sの閾値は一定であり、調整されない。ここで、仰臥位Sに関する閾値は、ゼロに近い値、例えば1分に設定され、これは、仰臥位で横たわっているとき、睡眠姿勢トレーナーの通常の動作中にユーザが素早く警告されることを意味する。
他の睡眠姿勢の閾値は可変であり、ユーザの睡眠期間中に睡眠姿勢トレーナーの制御ユニットにより適合(調整)可能である。グラフは、閾値の最大値を表す外側輪郭を示し、グラフの原点は閾値の最小値(ゼロ値)を表す。不動タイマーは、ユーザがある姿勢で横たわっているとき、当該姿勢に関する設定閾値からカウントダウンする。同時に、各姿勢の閾値は、特定の姿勢で計時される不動持続時間に応じて適合される。これは上記連続図に示されている。
ビューIでは、ユーザ100は伏臥位で時点Tにおいて睡眠を開始する(P、T=0)。
ビューIIでは、ユーザ100は伏臥位で30分間寝ている(P、T=30)。グラフは、不動タイマーの閾値が90分から60分に減少したことを示す。
ビューIIIでは、ユーザ100は別の睡眠姿勢に移行した。ユーザは伏臥位で60分間寝た後、右側臥位に移行した(R、T=60)。この動きの時点から、伏臥位に関する閾値は増加し、一方、右側臥位に関する閾値は減少する。
ビューIVでは、ユーザ100は再び姿勢を変えた。右側臥位で30分経過後に、ユーザは左側臥位に移行した(L、T=90)。グラフは、右側臥位に関する閾値の減少、及び伏臥位に関する閾値の増加を示す。
ビューVにおいて、15分後、ユーザ100はまだ左側臥位である(L、T=105)。現在、全ての閾値が75分で等しい。左側臥位に関する閾値が90分から75分に減少した。右側臥位に関する閾値が60分から75分に増加した。
ビューVIにおいて、さらに15分後、ユーザ100はまだ左側臥位である(L、T=120)。この時点で、右側臥位及び伏臥位に関する閾値は最初に設定された閾値にそれぞれ到達し、それ以上は増加しない。左側臥位に関する閾値が75分から60分に調整された。これは、ユーザがこの時点(T=120)で姿勢を変更する場合、右側臥位及び伏臥位に関する閾値は90分に調整され、左側臥位に関する閾値は60分に調整されることを意味する。
ビューVIIでは、ユーザ100は、左側臥位で次の30分間とどまる。左側臥位に関する閾値はさらに調整され、30分だけ減少されて30分の値になり、これは、ユーザが残りの30分間、左側臥位にとどまることができることを意味する。
ビューVIIIでは、ユーザ100は、左側臥位で90分間横たわっており、この姿勢について最初に許可された持続時間の終わりに達した。左側臥位に関する閾値が0分の閾値に調整された。
ビューIXでは、振動フィードバックがユーザー100に与えられて、左側臥位から離れるようにユーザに警告する。左側臥位の閾値はゼロ分に調整されるので、ユーザが左側臥位にあまりに早くに戻る場合、最初の警告の後に次の警告がなされる。ビューIII~VIに関して説明したように、左側臥位に関する閾値は、ユーザーが左側臥位とは別の位置に留まっている限り、調整され続ける。別の姿勢で90分経過すると、左側臥位の閾値は初期閾値にリセットされる。
図4は、睡眠姿勢トレーナー1を装着しているユーザ100と、ベッドパートナーデバイス2を装着しているベッドパートナー101とを概略図で示している。
ベッドパートナーデバイス2は、モニタ23を収容するためのポケット22を備えたストラップ21によってベッドパートナー101に取り付けられている。ベッドパートナーデバイス2は、睡眠姿勢トレーナー1と協働するように構成される。ベッドパートナーデバイス2は、ベッドパートナー信号とも呼ばれるデバイス出力信号をユーザ100の睡眠姿勢トレーナー1に送信するための送信機16を有する。睡眠姿勢トレーナー1は、受信されたベッドパートナー信号に基づいて睡眠姿勢トレーナーを制御するようにプログラムされている。ベッドパートナーの存在が、睡眠姿勢トレーナーのメモリのユーザ睡眠データ内に保存されてもよい。ベッドパートナーデバイス2が起動されると、睡眠姿勢トレーナー1は、ベッドパートナーの存在を十分に考慮するベッドパートナーモードで制御される。通常モードと比較して、睡眠姿勢トレーナーは、ベッドパートナー101が目を覚ますのを防ぐために、ベッドパートナーモードでは緩和警告刺激を選択し得る。
ベッドパートナーデバイス2は、少なくとも1つのデバイスセンサからの少なくとも1つの受信されたデバイス入力信号に基づいてデバイス出力信号を生成するようにプログラムされたデバイス制御プログラムを含むデバイス制御ユニットを含む。少なくとも1つのデバイスセンサは、ベッドパートナーの睡眠関連イベントを検出するように構成される。少なくとも1つのセンサは、デバイス制御ユニットに動作可能に接続され、デバイス制御ユニットにデバイスセンサ信号を提供する。
したがって、本発明の一側面によれば、ユーザの睡眠の質を改善するための睡眠姿勢トレーナー1は、睡眠関連イベントを検出するための少なくとも1つのセンサSによって提供される少なくとも1つの第1の受信入力信号に基づいて出力信号を生成する制御ユニットCUと、制御ユニットから出力信号を受信した後にユーザに警告刺激を提供するための警告ユニットAUとを備える。メモリMは、ユーザ睡眠データUSDを保存する。ユーザ睡眠データは、個別ユーザのパーソナル睡眠データを含む。制御ユニットCUは、ユーザ睡眠データから警告基準c1を導出して、警告刺激を生成するか否かを決定するようにプログラムされる。ユーザ睡眠データは、少なくとも1つの睡眠相を決定する個別ユーザの睡眠相データと、睡眠障害イベントの発生に関する対応するリスクデータとを含む。この側面の実施形態は図2に示されている。
したがって、本発明の一側面によれば、睡眠姿勢トレーナー1は、姿勢センサ34によって検出された身体の姿勢が望ましくない身体の姿勢に対応する場合に警告を発する通常動作モードを有する。睡眠姿勢トレーナーは、睡眠姿勢トレーナーを装着しているユーザの不動期間を計時するための不動タイマーt1をさらに備える。姿勢センサ34により検出された身体の姿勢が身体の姿勢と対応する場合、少なくとも15分の不動タイマーt1の閾値を超えたとき、出力信号が警告ユニットに送信される。この側面の実施形態は図3Bに示されている。
したがって、本発明の一側面によれば、ユーザの睡眠の質を改善するための睡眠姿勢トレーナー1は、睡眠関連イベントを検出するための少なくとも1つのセンサSによって提供される少なくとも1つの第1の受信入力信号に基づいて出力信号を生成するようにプログラムされた制御プログラムを含む制御ユニットCUと、制御ユニットから出力信号を受信した後に、睡眠姿勢トレーナーを装着しているユーザに警告刺激を提供するための警告ユニットAUとを備える。メモリMは、個別ユーザのパーソナル睡眠データを含むユーザ睡眠データUSDを保存する。制御ユニットCUは、ユーザ睡眠データから警告基準c1を導出して、警告刺激を生成すべきか否か、及び出力信号を警告ユニットに送信すべきか否かを決定するようにプログラムされる。この側面の実施形態は図4に示されている。
本明細書では、用語「備える」(及びその文法的バリエーション)は、本明細書では「~のみからなる」という排他的な意味ではなく、「有する」又は「含む」という包括的な意味で使用されることに留意されたい。
本発明を具体的実施形態を参照して開示してきたが、本明細書を読むことにより、当業者は、技術的観点から実現可能であり得ると同時に、上記で説明され、後にクレームされる本発明の範囲から逸脱しない変更又は改変を理解し得る。
本発明の教示の範囲内で、その本質的範囲から逸脱することなく、具体的状況又は材料を適合させるために改変が行われ得る。当業者は、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更を行うことができること、及び、本発明の要素を均等物で置き換えることができることを理解するであろう。したがって、本発明は、上記の詳細な説明で開示及び図示された具体的実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲内に含まれる全ての実施形態を含む。
CU 制御ユニット
S センサ
M メモリ
USD ユーザ睡眠データ
AU 警告ユニット
V バイブレータ
t タイマー
t1 不動タイマー
t2 待機タイマー
c1 警告基準
s1 警告セレクタ
1 睡眠姿勢トレーナー
10 睡眠姿勢トレーナー
11 ストラップ
12 ポケット
13 モニタ
130 モニタハウジング
16 ベッドパートナー受信機
23 デバイスモニタ
26 送信機
2 ベッドパートナーデバイス
21 デバイスストラップ
22 デバイスポケット
3 センサ
31 温度センサ
32 マイク
33 心拍数センサ
34 姿勢センサ
100 ユーザ
101 ベッドパートナー
301 開始
302 イベントを登録する
303 望ましくない姿勢を定義する
304 姿勢を決定する
305 姿勢を評価する
306 望ましくない姿勢のための刺激
307 不動タイマーを開始する
308 不動持続時間を評価する
309 不動のための刺激
310 姿勢を評価する
311 閾値調整

Claims (18)

  1. ユーザに装着され、前記ユーザの睡眠期間中の望ましくない姿勢を回避する睡眠姿勢トレーナー装置であって、前記睡眠姿勢トレーナー装置は、
    少なくとも1つの受信された入力信号に基づいて出力信号を生成するようにプログラムされた制御プログラムを含む制御ユニットと、
    睡眠関連イベントを検出するための少なくとも1つのセンサであって、前記センサは、前記制御ユニットに動作可能に接続され、前記制御ユニットに第1の入力信号としてセンサ信号を提供し、前記睡眠姿勢トレーナー装置を装着している前記ユーザの身体姿勢を検出するための姿勢センサを備える、センサと、
    前記睡眠姿勢トレーナー装置を装着している前記ユーザに警告刺激を提供する警告ユニットであって、前記警告ユニットは、前記制御ユニットに動作可能に接続され、前記制御ユニットから生成された前記出力信号を受信し、その後、前記警告刺激が生成される、警告ユニットとを備え、
    前記睡眠姿勢トレーナー装置は、前記ユーザの睡眠期間中に警告を発するための通常動作モードを有し、前記通常動作モードでは、前記制御ユニットは、前記警告ユニットへの出力信号を生成し、前記警告ユニットは、前記姿勢センサによって検出された前記身体姿勢が少なくとも1つの所定の望ましくない身体姿勢に対応する場合、警告刺激を生成し、前記睡眠姿勢トレーナー装置は、前記睡眠姿勢トレーナー装置を装着している前記ユーザの不動期間を計時する不動タイマーをさらに備え、前記制御ユニットは、前記姿勢センサによって検出された前記身体姿勢が前記少なくとも1つの所定の望ましくない姿勢以外の身体姿勢と対応する場合、少なくとも15分の前記不動タイマーの閾値が超過されるとき、前記警告ユニットに出力信号を送信するようにプログラムされる、睡眠姿勢トレーナー装置
  2. 前記閾値は所定の閾値である、請求項1に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
  3. 前記不動タイマーの前記少なくとも1つの閾値は、睡眠期間中に変化する可変閾値であり、前記閾値は、前記ユーザの睡眠期間の進行に対応して調整される、請求項1に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
  4. 前記睡眠姿勢トレーナー装置はさらに、
    個別ユーザのパーソナル睡眠データを含むユーザ睡眠データを記憶するためのメモリを備え、
    前記ユーザ睡眠データは、睡眠期間中の前記少なくとも1つの所定の望ましくない姿勢以外の特定の姿勢における前記ユーザの不動期間の持続時間を示す少なくとも1つの閾値を含む前記個別ユーザの不動データを含み、
    前記制御ユニットは、前記ユーザ睡眠データから、警告刺激を生成するか否か、及び前記出力信号を前記警告ユニットに送信するか否かを決定するための警告基準を導出するようにプログラムされる、請求項1に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
  5. 前記不動データは、前記ユーザの少なくとも1つの姿勢に対応する少なくとも1つの閾値を含む、請求項4に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
  6. 前記不動タイマーの前記少なくとも1つの閾値は、睡眠期間中に変化する可変閾値であり、前記閾値は、前記ユーザの睡眠期間の進行中に記録された姿勢に依存して調整される、請求項4又は5に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
  7. 前記不動タイマーの前記少なくとも1つの閾値は、前記ユーザの睡眠期間の進行中に特定の姿勢が生じる回数に依存して調整される可変閾値である、請求項6に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
  8. 前記不動タイマーの前記少なくとも1つの閾値は、前記ユーザの睡眠期間の進行中における特定の姿勢の発生の時間量に依存して調整される到着閾値である、請求項6に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
  9. 不動データは、前記ユーザの少なくとも1つの所定の睡眠相に対応する少なくとも1つの閾値を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
  10. 前記不動タイマーの前記少なくとも1つの閾値は、前記少なくとも1つの閾値の超過によって生成された警告刺激に対するユーザの反応に依存して調整可能である、請求項1に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
  11. 特定の姿勢についての前記不動タイマーの前記閾値は、同じ睡眠期間中に測定された、前記特定の姿勢における以前の持続時間に基づいて調整可能である、請求項5から10のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
  12. 特定の姿勢について、前記不動タイマーの閾値は、最初に初期閾値に設定された後、前記特定の姿勢から離れている計時された持続時間に基づいて調整可能である、請求項5から11のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
  13. 前記不動タイマーの閾値は、前記特定の姿勢から離れている前記計時された持続時間に等しい持続時間、又は、前記特定の姿勢から離れている前記持続時間が前記不動タイマーの閾値を超える場合は、前記初期閾値にリセットされる、請求項12に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
  14. 前記ユーザの不動は、前記姿勢センサ、特に加速度計によって検出可能である、請求項1から13のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
  15. 前記制御ユニットは、ユーザ睡眠データから、互いに異なる複数の警告刺激のグループから前記警告刺激を選択する前記警告ユニットによって生成される特定の警告刺激を決定するための警告セレクタを導出するようにプログラムされる、請求項1から14のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
  16. 前記警告セレクタは、前記複数の警告刺激のうちの1つ又は前記警告刺激を与えないことを選択可能である、請求項15に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
  17. 不動データから導出される前記警告セレクタは、睡眠障害イベントの発生を検出したときに生成される警告刺激とは異なる警告刺激を選択する、請求項15又は16に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
  18. 前記ユーザ睡眠データは、警告刺激を生成する前の許容可能待機期間を決定する待機データを含む、請求項4から17のいずれか一項に記載の睡眠姿勢トレーナー装置
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