JP7165856B2 - vehicle seat - Google Patents
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Description
本発明は例えば自動四輪車といった車両に搭載される車両用シートに関する。
BACKGROUND OF THE
特許文献1はシートクッション構造を開示する。シートクッション構造はシートクッションおよびシートクッションに埋め込まれるインサート部材を備える。シートクッションは、乗員の身体を受け止める受圧面の形状を象る表面を有する。シートクッションの裏面にインサート部材を収容する凹部が区画される。
インサート部材はシートクッションよりも硬い材質で構成される。こうしたインサート部材によれば、車両前面衝突時に乗員の前滑りが防止され、チャイルドシートの前下方への移動は抑制される。しかしながら、インサート部材は硬い材質から構成されることから、シートクッションの裏側の空間に音の発生源が存在すると、インサート部材で音は反響してしまい、騒音の抑制には役立たなかった。 The insert member is made of a harder material than the seat cushion. Such an insert member prevents the occupant from sliding forward in the event of a frontal collision of the vehicle, and suppresses the forward and downward movement of the child seat. However, since the insert member is made of a hard material, if there is a source of sound in the space behind the seat cushion, the sound reverberates through the insert member, which is not useful for suppressing noise.
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、車内の静音化に寄与する車両用シートを提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, it is an object of the present invention to provide a vehicle seat that contributes to noise reduction in a vehicle.
本発明の第1側面によれば、乗員の身体を受け止める受圧面の形状を象る表面を有する第1パッドと、前記第1パッドの裏側に当てられて、前記第1パッドよりも高い吸音性能を有する第2パッドとを備え、前記第2パッドは、前記第1パッドの裏面に区画され前記裏面の基準面から窪んだ凹部に収容され、前記第1パッドで前記凹部の空間を囲む壁体は前記第1パッドで前記凹部の底板を形成する部位よりも硬い車両用シートが提供される。 According to the first aspect of the present invention, a first pad having a surface shaped as a pressure-receiving surface that receives the body of an occupant, and a back side of the first pad that has a higher sound absorption performance than the first pad. wherein the second pad is accommodated in a recess sectioned on the back surface of the first pad and recessed from the reference surface of the back surface, and the first pad surrounds the space of the recess provides a vehicle seat in which the first pad is harder than the portion forming the bottom plate of the recess.
第2側面によれば、乗員の身体を受け止める受圧面の形状を象る表面を有する第1パッドと、前記第1パッドの裏側に当てられて、前記第1パッドよりも高い吸音性能を有する第2パッドとを備え、前記第2パッドは、前記第1パッドの裏面に区画され前記裏面の基準面から窪んだ凹部に収容され、前記第1パッドで前記表面および前記第2パッドの間に挟まれる部位は他の部位よりも硬い車両用シートが提供される。 According to the second aspect, the first pad has a surface that has a shape of a pressure receiving surface that receives the body of the occupant, and the second pad is applied to the back side of the first pad and has a higher sound absorption performance than the first pad. wherein the second pad is accommodated in a recess sectioned on the back surface of the first pad and recessed from the reference surface of the back surface, and is sandwiched between the front surface and the second pad by the first pad. A vehicle seat is provided in which the portion of the vehicle seat that is attached is harder than the other portions.
第3側面によれば、第1~第2側面の構成に加えて、前記第1パッドの内部には通風路が形成され、前後方向において、前記第2パッドの前端から後端までの長さは、前記通風路の前端から後端までの長さよりも長い。 According to the third aspect, in addition to the configurations of the first and second aspects, a ventilation passage is formed inside the first pad, and the length from the front end to the rear end of the second pad in the front-rear direction is longer than the length from the front end to the rear end of the ventilation passage.
第4側面によれば、第3側面の構成に加えて、前記第2パッドの厚みは、前記第1パッドの厚み方向において、前記通風路の厚みよりも薄い。 According to the fourth aspect, in addition to the configuration of the third aspect, the thickness of the second pad is thinner than the thickness of the ventilation passage in the thickness direction of the first pad .
第5側面によれば、第1~第4側面のいずれかの構成に加えて、前記第2パッドは、前記第1パッドと接する面の反対側の面に複数の凸片を有する。 According to the fifth aspect, in addition to any one of the first to fourth aspects, the second pad has a plurality of protrusions on the surface opposite to the surface in contact with the first pad.
第6側面によれば、第5側面の構成に加えて、前記凸片は、前記反対側の面に沿って第1方向に相互に平行に延びる長尺の凸片の集合体である第1凸片群と、前記反対側の面に沿って前記第1方向に交差する第2方向に相互に平行に延びる長尺の凸片の集合体である第2凸片群とを含む。According to the sixth aspect, in addition to the configuration of the fifth aspect, the first projection is an aggregate of long projections extending parallel to each other in the first direction along the opposite surface. a group of convex pieces; and a second group of long convex pieces that are aggregates of long convex pieces extending parallel to each other in a second direction that intersects with the first direction along the opposite surface.
第7側面によれば、第1~第6側面のいずれかの構成に加えて、前記第2パッドには、前記第1パッドの裏側に配置された動力源から延びるダクトが通る貫通孔が形成されている。 According to the seventh aspect, in addition to the configuration of any one of the first to sixth aspects, the second pad is formed with a through hole through which a duct extending from a power source arranged on the back side of the first pad passes. It is
第1~第7側面によれば、音の発生源が第1パッドの裏側の空間に配置されても、第1パッドに向かう音は第2パッドで効率的に吸収される。乗員まで達する音は抑制される。車両用シートは車内の静音化に大いに寄与する。 According to the first to seventh aspects, even if the sound source is arranged in the space behind the first pad, the second pad efficiently absorbs the sound directed toward the first pad. Sound reaching the occupants is suppressed. A vehicle seat greatly contributes to noise reduction in a vehicle.
また特に、第1,第2側面によれば、第2パッドは第1パッドに支持されるので、良好な座り心地は維持されることができる。しかも第1側面によれば、第2パッドを囲む壁体の剛性が高められ、第2パッドの支持性能が向上するので、受圧面に乗員の身体から圧力が作用しても第1パッドの沈み込みは抑制され、第2側面によれば、受圧面を形成する第1パッドの剛性が高められ、受圧面に乗員の身体から圧力が作用しても第1パッドの沈み込みは抑制される。 In particular, according to the first and second side surfaces, the second pad is supported by the first pad, so good sitting comfort can be maintained. Moreover, according to the first side surface, the rigidity of the wall surrounding the second pad is increased, and the support performance of the second pad is improved. According to the second side, the rigidity of the first pad forming the pressure receiving surface is increased, and even if pressure is applied to the pressure receiving surface from the occupant's body, the first pad is suppressed from sinking.
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、前後、左右および上下は車両用シートに着座した乗員から見た方向をいう。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. In the following description, front and rear, left and right, and up and down refer to directions viewed from the passenger seated on the vehicle seat.
図1は本発明の第1実施形態に係る車両用シートの全体構成を概略的に示す。車両用シート11は、例えば車両の床面に設置されるベース12と、前後方向に移動可能にベース12上に支持され、乗員の臀部および大腿を受け止めるシートクッション13と、シートクッション13に揺動軸SX回りに前後方向に揺動可能に連結されて、乗員の背中を受け止めるシートバック14と、シートバック14の上端に支持されて、乗員の頭を受け止めるヘッドレスト15とを備える。シートクッション13、シートバック14およびヘッドレスト15は個別に内部のパッドを包み込む表皮材13a、14a、15aを有する。表皮材14a、15aは、吊り込み糸16の働きでパッドの窪みに倣ってパッドの外面に密着する。パッドの詳細は後述される。
FIG. 1 schematically shows the overall configuration of a vehicle seat according to a first embodiment of the invention. The
図2に示されるように、車両用シート11は、パッドを支持するシートフレーム17を備える。シートフレーム17は、シートクッション13のパッドを支持するシートクッションフレーム18と、揺動軸SX回りに揺動可能にシートクッションフレーム18に連結されるシートバックフレーム19とを備える。ベース12は、前後方向にスライド自在にシートクッションフレーム18を支持する左右のレール21を備える。シートクッションフレーム18の前後移動はレール21で案内される。
As shown in FIG. 2, the
シートクッションフレーム18は、個々のレール21に並行に延びるサイドフレーム18aと、シートクッション13の前端でサイドフレーム18a同士を接続するパンフレーム18bと、シートクッション13の後端でサイドフレーム18a同士を連結する連結パイプ18cとを備える。パンフレーム18bと連結パイプ18cとの間には複数のSばね22が配置される。個々のSばね22はジグザグ形状で前後に延びる。ジグザグ形状は、前後方向に延びる線材22aと、左右方向に延びる線材22bとが交互に組み合わせられて形成される。
The
シートバックフレーム19は、揺動軸SXで個々のサイドフレーム18aの内側に連結される板金フレーム19aと、板金フレーム19aの上端を相互に接続するアッパーフレーム19bとを備える。アッパーフレーム19bには上下方向にスライド可能にヘッドレスト15のスライド棒を支持する管部材23が固定される。
The
図3に示されるように、シートクッション13は、シートクッションフレーム18に支持されて、表皮材13aに包み込まれるシートクッションパッド25をさらに備える。シートクッションパッド25は、通風路26を区画する表面を有するパッド本体25aと、パッド本体25aの表面に被さって通風路26を塞ぎ、通風路26に通じる通気孔27を区画する表層パッド25bとを備える。通風路26に空気が送り込まれると、通風路26の空気は通気孔27から上方に吹き出す。空気は通気性の表皮材13aを透過して乗員の下半身を冷却する。シートクッションパッド25は例えば発泡ウレタンといった弾力性を有する素材から形成される。
As shown in FIG. 3, the
シートバック14は、シートバックフレーム19に支持されて、表皮材14aに包み込まれるシートバックパッド31をさらに備える。シートバックパッド31は、通風路32を区画する表面を有するパッド本体31aと、パッド本体31aの表面に被さって通風路32を塞ぎ、通風路32に通じる通気孔33を区画する表層パッド31bとを備える。通風路32に空気が送り込まれると、通風路32の空気は通気孔33から前方に吹き出す。空気は通気性の表皮材14aを透過して乗員の背中を冷却する。シートバックパッド31は例えば発泡ウレタンといった弾力性を有する素材から形成される。
The
図2に示されるように、シートクッション13の下側の空間には送風機ユニット34が配置される。図4を併せて参照し、送風機ユニット34は、パンフレーム18bの裏側(パンフレーム18bの下方)の空間に配置されて、送風口35aを区画するファンハウジング35と、ファンハウジング35に収容されて上下に延びる回転軸線36a回りで回転する遠心ブレード36と、ファンハウジング35に組み込まれて、遠心ブレード36の回転を引き起こす動力源37すなわち電動モーターとを備える。ファンハウジング35にはダクト38が接続される。ダクト38は、ファンハウジング35の送風口35aに接続される共通ダクト38aと、共通ダクト38aから後方に延びて、シートクッションフレーム18の連結パイプ18cを迂回してシートバックパッド31の背後から通風路32に接続される第1個別ダクト38bと、共通ダクト38aから上方に延びて、下方からシートクッションパッド25の通風路26に接続される第2個別ダクト38cとを有する。動力源37が作動すると、遠心ブレード36の回転に応じて送風口35aから気流が吹き出す。気流は、共通ダクト38aおよび第1個別ダクト38bを経てシートバックパッド31の通風路32に供給され、通気孔33から前方に吹き出す。同様に、気流は、第1個別ダクト38bから分岐する第2個別ダクト38cを経てシートクッションパッド25の通風路26に供給され、通気孔27から上方に吹き出す。
As shown in FIG. 2 , a
図5に示されるように、シートクッションパッド(第1パッド)25は、乗員の身体を受け止める受圧面の形状を象る表面を有する。シートクッションパッド25の表面に表皮材13aは密着する。シートクッションパッド25の裏側には、シートクッションパッド25よりも高い吸音性能を有する吸音パッド(第2パッド)41が当てられる。ダクト38は、シートクッションパッド25の厚み方向において吸音パッド41に覆われない部分を有するように配置される。吸音性能の確保にあたって吸音パッド41はシートクッションパッド25よりも柔軟性を有する。吸音パッド41は例えば発泡ウレタンの吸音材から形成される。
As shown in FIG. 5, the seat cushion pad (first pad) 25 has a surface shaped like a pressure receiving surface that receives the body of the occupant. The
吸音パッド41は、シートクッションパッド25の裏面に区画され裏面の基準面PLから窪んだ凹部42に収容される。吸音パッド41は、シートクッションパッド25と接する第1面41aに、複数の山形突起を有し、第1面41aの反対側(裏側)の第2面41bに複数の楔形状の凸片43を有するとともに、第1面41aと第2面41bとを貫いて第2個別ダクト38cを通す貫通孔41cを有する。凸片43は、図6に示されるように、溝を挟んで隣接する楔形状の凸片で構成される。凸片43は、第2面41bに沿って第1方向DRFに相互に平行に延びる長尺の凸片43の集合体である第1凸片群44aと、第2面41bに沿って第1方向DRFに交差する第2方向DRSに相互に平行に延びる長尺の凸片43の集合体である第2凸片群44bとを含む。ここでは、第2方向DRSは第1方向DRFに直交する。第1凸片群44aと第2凸片群44bとはそれぞれ正方形に仕切られて格子状に配置される。シートクッションパッド25と吸音パッド41との接触面は相互に密着する凹凸形状に構成される。シートクッションパッド25と吸音パッド41とは接着材で接着されればよい。
The
図5に示されるように、凸片43の先端には、シートクッションパッド25の裏側の空間に配置されるパンフレーム(受圧部材)18bおよびSばね(受圧部材)22が接触する。パンフレーム18bの前端は吸音パッド41の前端よりも前方に配置される。凸片43の先端はパンフレーム18bおよびSばね22に受け止められる。送風機ユニット34はシートクッションパッド25の裏側の空間に配置されて凸片43に向き合わせられる。ここでは、送風機ユニット34は、凸片43の先端に接触するパンフレーム18bの裏面に向き合わせられる。パンフレーム18bおよびSばね22は凸片43に接触することから、吸音パッド41とパンフレーム18bやSばね22とのこすれ音は効率的に吸収される。
As shown in FIG. 5 , the tip of the projecting
電動モーターといった動力源37が動作すると、動作音が発生する。動力源37の動作に基づき遠心ブレード36が回転すると、遠心ブレード36の回転に応じて風切り音が発生する。動力源37の動作音や風切り音といった騒音は吸音パッド41で吸収される。こうしてシートクッションパッド25の裏側の空間に音の発生源が配置されても、シートクッションパッド25に向かう音は吸音パッド41で効率的に吸収される。乗員まで達する音は抑制される。車両用シート11は車内の静音化に大いに寄与する。柔軟性は吸音パッド41に良好な吸音性能を付与する。動力源37には、例えばアクチュエーター、モーターまたは送風機が含まれればよい。アクチュエーター、モーターまたは送風機は例えば電力に基づき作動すればよい。
When the
吸音パッド41は、シートクッションパッド25と接する第1面41aの反対側の第2面41bに複数の凸片43を有する。シートクッションパッド25の裏側の空間に音の発生源が配置されると、シートクッションパッド25に向かう音は吸音パッド41の凸片43側から吸音パッド41に進入する。複数の凸片43は効果的に音を減衰する。車内はさらに静音化される。
The
凸片43は、第2面41bに沿って第1方向DRFに相互に平行に延びる長尺の凸片43の集合体である第1凸片群44aと、第2面41bに沿って第1方向DRFに交差する第2方向DRSに相互に平行に延びる長尺の凸片43の集合体である第2凸片群44bとを含む。長尺の凸片43は特定の方向から入射する音に対して効率的に吸音効果を発揮する。第1凸片群44aの凸片43と、第2凸片群44bの凸片43とは延伸方向が相違することから、複数の方向から入射する音に対して吸音効果は高められることができる。
The projecting
図5および図7に示されるように、吸音パッド41の第1面41aとシートクッションパッド25との接触面は凹凸形状に構成される。シートクッションパッド25と吸音パッド41との接触面積が増加し、シートクッションパッド25と吸音パッド41との間で滑りが抑制される。その結果、良好な座り心地は形成される。
As shown in FIGS. 5 and 7, the contact surface between the
図8に示されるように、吸音パッド41は、凸片43の間の窪みは基準面PLよりも受圧面に近く位置する。このとき、凸片43の先端の稜線は、図8(A)に示されるように、シートクッションパッド25の基準面PLに接してもよく、図8(B)に示されるように、シートクッションパッド25の基準面PLよりも下方に突出してもよい。いずれの場合でも、吸音パッド41はシートクッションパッド25に支持されるので、良好な座り心地は維持されることができる。
As shown in FIG. 8, in the
図9に示されるように、シートクッションパッド25で凹部42の空間を囲む壁体45はシートクッションパッド25で凹部42の底板を形成する部位46よりも硬い。その結果、吸音パッド41を囲む壁体45の剛性が高められ、吸音パッド41の支持性能が向上するので、シートクッション13の受圧面に乗員の身体から圧力が作用してもシートクッションパッド25の沈み込みは抑制される。こうした壁体45に加えて、あるいは、硬い壁体45に代えて、シートクッションパッド25で表面および吸音パッド41の間に挟まれる部位は他の部位よりも硬くてもよい。ここでは、シートクッションパッド25の表面および吸音パッド41の間でパッド本体25aの左右中央部位47は前後の帯状に硬さを有する。受圧面を形成するシートクッションパッド25の剛性が高められ、受圧面に乗員の身体から圧力が作用してもシートクッションパッド25の沈み込みは抑制される。
As shown in FIG. 9 , the
図10は本発明の第2実施形態に係る車両用シートの構成を概略的に示す。車両用シート51はシートバック52に固有の送風機ユニット53を有する。送風機ユニット53はシートバック52の背後の空間に配置される。送風機ユニット53は前述の送風機ユニット34と同様に構成される。送風機ユニット53のファンハウジング54にはダクト55が接続される。送風機ユニット53およびシートバックパッド31以外の構成は前述の車両用シート11と同様に構成されればよい。
FIG. 10 schematically shows the configuration of a vehicle seat according to a second embodiment of the invention. The vehicle seat 51 has a
シートバックパッド56は、送風機ユニット53のダクト55に接続される導入路57、および、導入路57から延びる通風路58を区画する表面を有するパッド本体56aと、パッド本体56aの表面に被さって導入路57を塞ぐ第1表層パッド56bと、パッド本体56aの表面に被さって通風路58を塞ぎ、通風路58に通じる通気孔59を区画する第2表層パッド56cとを備える。気流は、ダクト55からシートバックパッド56の導入路57を経て通風路58に供給され、通気孔59から前方に吹き出す。
The seat back
図11に示されるように、シートバックパッド(第1パッド)56は、乗員の身体を受け止める受圧面の形状を象る表面を有する。シートバックパッド56の表面に表皮材14aは密着する。シートバックパッド56の裏側には、シートバックパッド56よりも高い吸音性能を有する吸音パッド(第2パッド)61が当てられる。ダクト55は、シートクッションパッド56の厚み方向において吸音パッド61に覆われない部分を有するように配置される。吸音性能の確保にあたって吸音パッド61はシートバックパッド56よりも柔軟性を有する。吸音パッド61は例えば発泡ウレタンの吸音材から形成される。
As shown in FIG. 11 , the seat back pad (first pad) 56 has a surface shaped like a pressure receiving surface that receives the body of the occupant. The surface of the seat back
吸音パッド61は、シートバックパッド56の裏面に区画され裏面の基準面DPから窪んだ凹部62に収容される。吸音パッド61は、シートバックパッド56と接する第1面61aに、複数の山形突起を有し、第1面61aの反対側(裏側)の第2面61bに複数の楔形状の凸片43を有する。凸片43は、図6に示されるように、溝を挟んで隣接する楔形状の凸片で構成される。凸片43は、第2面61bに沿って第1方向DRFに相互に平行に延びる長尺の凸片43の集合体である第1凸片群44aと、第2面61bに沿って第1方向DRFに交差する第2方向DRSに相互に平行に延びる長尺の凸片43の集合体である第2凸片群44bとを含む。ここでは、第2方向DRSは第1方向DRFに直交する。第1凸片群44aと第2凸片群44bとはそれぞれ正方形に仕切られて格子状に配置される。シートバックパッド56と吸音パッド61との接触面は相互に密着する凹凸形状に構成される。シートバックパッド56と吸音パッド61とは接着材で接着されればよい。
The
図11に示されるように、送風機ユニット34はシートバックパッド56の裏側の空間に配置されて凸片43に向き合わせられる。ここでは、送風機ユニット53は、凸片43の先端に直接に向き合わせられる。送風機ユニット53が作動すると、動作音や風切り音が発生する。動作音や風切り音といった騒音は吸音パッド61で吸収される。こうしてシートバックパッド56の裏側の空間に音の発生源が配置されても、シートバックパッド56に向かう音は吸音パッド61で効率的に吸収される。乗員まで達する音は抑制される。車両用シート51は車内の静音化に大いに寄与する。柔軟性は吸音パッド61に良好な吸音性能を付与する。
As shown in FIG. 11 , the
11…車両用シート、18b…受圧部材(パンフレーム)、22…受圧部材(Sばね)、25…第1パッド(シートクッションパッド)、37…動力源、38;55…ダクト、26;58…通風路、56…第1パッド(シートバックパッド)、41…第2パッド(吸音パッド)、41a…接する面(第1面)、41b…反対側の面(第2面)、41c…貫通孔、42…凹部、43…凸片、44a…第1凸片群、44b…第2凸片群、45…壁体、46…(底板を形成する)部位、47…(挟まれる)部位(左右中央部位)、53…動力源を含む送風機ユニット、61…第2パッド(吸音パッド)、61a…接する面(第1面)、61b…反対側の面(第2面)、62…凹部、DRF…第1方向DRS…第2方向、PL;DP…基準面。
Claims (7)
前記第1パッド(25;56)の裏側に当てられて、前記第1パッド(25;56)よりも高い吸音性能を有する第2パッド(41;61)とを備え、
前記第2パッド(41;61)は、前記第1パッド(25;56)の裏面に区画され前記裏面の基準面(PL;DP)から窪んだ凹部(42;62)に収容され、
前記第1パッド(25)で前記凹部(42)の空間を囲む壁体(45)は前記第1パッド(25)で前記凹部(42)の底板を形成する部位(46)よりも硬いことを特徴とする車両用シート。 a first pad (25; 56) having a surface shaped as a pressure-receiving surface for receiving the occupant's body;
A second pad (41; 61) applied to the back side of the first pad (25; 56) and having a higher sound absorption performance than the first pad (25; 56),
The second pad (41; 61) is accommodated in a recess (42; 62) defined on the back surface of the first pad (25; 56) and recessed from a reference plane (PL; DP) of the back surface,
The wall (45) surrounding the space of the recess (42) with the first pad (25) is harder than the portion (46) forming the bottom plate of the recess (42) with the first pad (25). A vehicle seat characterized by:
前記第1パッド(25;56)の裏側に当てられて、前記第1パッド(25;56)よりも高い吸音性能を有する第2パッド(41;61)とを備え、
前記第2パッド(41;61)は、前記第1パッド(25;56)の裏面に区画され前記裏面の基準面(PL;DP)から窪んだ凹部(42;62)に収容され、
前記第1パッド(25)で前記表面および前記第2パッド(41)の間に挟まれる部位(47)は他の部位よりも硬いことを特徴とする車両用シート。 a first pad (25; 56) having a surface shaped as a pressure-receiving surface for receiving the occupant's body;
A second pad (41; 61) applied to the back side of the first pad (25; 56) and having a higher sound absorption performance than the first pad (25; 56),
The second pad (41; 61) is accommodated in a recess (42; 62) defined on the back surface of the first pad (25; 56) and recessed from a reference plane (PL; DP) of the back surface,
A vehicle seat, wherein a portion (47) sandwiched between the surface and the second pad (41) of the first pad (25) is harder than other portions.
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