JP7164192B2 - クリップおよび肩掛け用具 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 ウェブサイトのアドレス:https://www.youtube.com/watch?time_continue=28&v=RU_Vv9aQo9E&feature=emb_logo ウェブサイトの掲載日:令和1年10月16日(投稿日:令和1年10月15日) ウェブサイトのアドレス:http://designart.jp/designarttokyo2019/exhibitor/muni-at-ratio/ ウェブサイトの掲載日:令和1年10月17日 ウェブサイトのアドレス:https://www.facebook.com/muni_cyclelife-100539591329566/ ウェブサイトの掲載日:令和1年10月17日 令和1年10月23日 令和1年10月25日 令和1年10月29日 令和1年10月30日 令和1年10月31日 令和1年11月8日 ウェブサイトのアドレス:https://www.makuake.com/project/ogk_muni_02/ ウェブサイトの掲載日:令和1年10月18日 ウェブサイトのアドレス:https://ogk.co.jp/muni/news.php ウェブサイトの掲載日:令和1年10月18日 ウェブサイトのアドレス:https://www.instagram.com/muni_cyclelife/ ウェブサイトの掲載日:令和1年10月18日 展示会名:DESIGNART TOKYO 2019(デザイナート トーキョー 2019) 開催場所:RATIO &C(店舗名)(東京都渋谷区神宮前3-1-26) 展示日:令和1年10月18日~令和1年10月27日(10日間) 展示場所:RATIO &C(店舗名)(東京都渋谷区神宮前3-1-26) 展示日:令和1年10月28日~令和1年11月22日 展示場所:PALM GARAGE(店舗名)(大阪府大阪市中央区西心斎橋1-8-15 STAGE9 B1F) 展示日:令和1年10月31日~令和1年11月18日 ウェブサイトのアドレス:https://twitter.com/muni_cyclelife/ ウェブサイトの掲載日:令和1年11月12日
本発明は、例えば手提げの紙袋に取り付けて運搬時に両手を解放する肩掛け用具に関する。
デパートでの買い物では商品が手提げの紙袋に入れられ、観光地等では土産品が、商店街の靴店では靴が手提げの紙袋に入れられて購買者に渡される。
手提げの紙袋は、買い物後の商品の運搬の他にも簡便な運搬用品として物の移動に頻繁に使用される。しかし、手提げの紙袋は、これを持つ手が運搬時に不自由になり、自転車、オートバイ等の運転に支障を生ずる。
紙袋による運搬時に両手の自由を確保するため、例えば背負える手提げ紙袋(特許文献1)およびリュックバンド(特許文献2)が提案されている。
特許文献1が提案する背負える手提げ紙袋は、紙袋に複数の穴が開けられ、これらの穴に1本または2本の紐が通されて、開口部分の穴と底付近の穴を繋ぐ一対の紐が背負いに用いられ、開口部分に横に並ぶ一対の紐が手提げに用いられる。この手提げ紙袋は、紐の状態により手提げ可能となりまたは背負い可能となる。この背負える手提げ紙袋は、背負い形態とすることにより運搬時に両手が解放され、自転車、オートバイ等の安全な運転が可能となる。
特許文献2が提案するリュックバンドは、紐の両端とフックとが三叉フックに連結されたバンド、およびバンドを紙袋に一体化する固定板で構成される。リュックバンドは、バンドが紙袋の底付近でループ状に巻かれ固定板により紙袋に一体化され、フックが紙袋の提げ手につながれる。リュックバンドは、フックと固定板との間のバンドにより背負い可能となる。特許文献2が提案するリュックバンドも、紙袋の運搬時に両手が解放され、自転車、オートバイ等の安全な運転が可能である。
特開2015-8805号公報 特開2003-52441号公報
特許文献1が提案する背負える手提げ紙袋は、紙袋自体が複数の穴を備え、その穴には紐が通されている。この技術は、背負うために紙袋に対して穴明け、紐通し等の加工を行わねばならず、例えば買い物で受け取った紙袋をその場で簡便に背負えるように改造することができない。
特許文献2が提案するリュックバンドは、買い物等で受け取った紙袋を簡便に背負い用とすることができる。しかし、このリュックバンドは、フックによる引張力が提げ手の狭い範囲に集中し、提げ手が強度の低い紙等の場合には自転車等での移動時に提げ手の破損が懸念される。また、宅配便に使用される宅配袋のような提げ手の無い紙袋に適用することができない。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、例えば購入した商品を収容する紙袋を、手を用いない運搬形態に簡便に変更できる肩掛け用具およびこれに用いられるクリップを提供することを目的とする。
本発明に係るクリップは、一方の側に細長く伸びその伸びた先に係止部を有する押圧部と、一方の側に細長く伸びた挿入部と、押圧部および挿入部をそれぞれの他方の側の端で連結する連結部と、を有する。
押圧部における連結部近傍、連結部および挿入部は、全体として英文字「J」の形状である
クリップは、英文字「J」と認められる方向から見たとき、挿入部における前記一方の側に伸びた端がさらに伸びたと想定したときの端近傍または現に前記一方の側に伸びた端近傍が、前記押圧部と交叉するように形成される。
押圧部は、開口部付近が二つ折りされた袋の端から谷側内部に挿入された挿入部との間に袋における二つ折りで重なる2つの部分の少なくとも一方を挟み、且つ係止部が袋の二つ折り部分の山側に当接するように形成される。
ここで「開口部」とは、紙袋等において商品を中に入れるために開口可能な上端の部分であり「開口された状態」を意味するものではない。また「二つ折りにより重なる2つの部分」とは、袋の底に続く部分の折り部分近傍と袋の開口を含む折り返された部分を言う。
好ましくは、押圧部係止部と連結部に連続する部分との間が、一方の側から見たときカタカナの「ハ」字状であり、開口部付近が二つ折りされた袋の端から谷側内部に挿入部が挿入されたときに、挿入部との間に袋における二つ折りにより重なる2つの部分のいずれも挟むように形成される。
好ましくは、係止部は、一方の側から見たとき袋の二つ折り部分の山側に当接する面が凹状に湾曲する。
連結部には、肩掛け用の紐を通すための複数の肩紐孔が設けられる。
本発明に係る肩掛け用具は、上述したクリップが2つ、および肩紐孔に通されて2つのクリップを連結する肩掛け用の紐を有する。
本発明によると、手提げまたは手持ち紙袋を、手を用いない運搬形態に簡便に変更できる肩掛け用具およびこれに用いられるクリップを提供することができる。
図1はクリップの正面図および背面図である。 図2はクリップの平面図および底面図である。 図3はクリップの右側面図および左側面図である。 図4は紙袋を肩掛けするための肩紐をクリップに一体化した図である。 図5は連結部内の肩紐の様子を示す断面図である。 図6は紙袋へのクリップの取り付け方を説明する図である。 図7はクリップにより肩掛け可能となった紙袋を示す図である。 図8はクリップが取り付けられた紙袋の二つ折り線における正面断面図である。 図9は他の形態によるクリップの図である。 図10は他の形態によるクリップの図である。
本発明に係るクリップ1は、例えば商品購入時に購入商品が入れられる紙袋8に取り付けられ、クリップ1に一体化された肩紐7とともに紙袋8を肩掛け可能にするためのものである。
図1はクリップ1の正面図(a)および背面図(b)、図2はクリップ1の平面図(a)および底面図(b)、図3はクリップ1の右側面図(a)および左側面図(b)である。図2における網掛け部分は、例えばクリップ1の上方から光を当てたときに下方に光が透過する範囲を示す。
クリップ1は、挿入部2、押圧部3および連結部4からなる。クリップ1は、正面視において仮名文字「し」(裏面視においては英大文字「J」)に類する形状である。クリップ1において、仮名文字「し」における右側(図1(a)の上側)が挿入部2、左側が押圧部3であり、これらを繋ぐのが連結部4である。
挿入部2は、細長く正面視においてその先端側が楔形である。挿入部2の側面断面は、いずれの部分も(断面の)両側面が外方に凸状に若干湾曲する台形である(図1、B-B矢視断面)。クリップ1の挿入部2は中実であるが、側面断面において下底面を有しない中空でもよい。
挿入部2は、楔形の一方の側面に相当する表面つまり断面台形の上底面に対応する表面が、略全体に渡り正面視において直線である。この部分(表面)を当接部11という。当接部11は、長手方向(正面視において直線が伸びる方向)におけるその長さが、幅に比べ極めて長い矩形の平面(正面視における直線部分)を有し、その幅方向両側が他方の側面側に湾曲する。当接部11は、挿入部2の長手方向を法線とする湾曲面してもよい。
挿入部2は、クリップ1の使用時に紙袋8の開口部近傍で二つ折りされた谷側内方に差し入れられる(後述)。そのため、挿入部2における当接部11に直交する断面の形状は、当接部11側がより細くなるように形成するのが好ましい。
なお「紙袋8の開口部」とは、商品を中に入れるために開口可能な紙袋8の上端の部分であり「開口された状態」を意味するものではない。以下の説明における「開口部」は、閉じられた状態である。
押圧部3は、挟持部15および係止部16からなる。
挟持部15は、連結部4に2カ所で連続し、この連続部分から正面視において挿入部2に対向しながら当接部11に徐々に近づくように伸びている。また、挟持部15は、平面視において挿入部2を挟んだ両側で挿入部2と同方向に伸びる。挟持部15は、伸びた方向に直交する断面形状が、いずれの部分も挿入部2に対向する側の間隔が狭く形状がカタカナの「ハ」字状である(図1、A-A矢視断面)。
挟持部15は、全体として細長く、対向する挿入部2の先端近傍とは特定の間隔SPを略維持する。間隔SPは正面視において2~3mmである。
係止部16は、挟持部15が伸びた先でその「ハ」字状の両端を連結する。係止部16は、その内面が当接部11を拡張した面ESの外方に位置する。係止部16は、内面が凹状に湾曲しており(図1、C-C矢視断面)、湾曲面の法線は当接部11が伸びる方向に略一致する。
連結部4は、肩掛け用の肩紐7を一体化する部分である。連結部4は、正面視において略半円形であり、挿入部2と押圧部3とを繋ぐ。連結部4は、押圧部3に連続する部分から挿入部2までの一定範囲が中空であり、正面側に2つの肩紐孔21,22が貫通し、裏面側に1つの肩紐孔23が貫通する。
肩紐孔21,22,23は、その形状がいずれも長円形である。正面側の肩紐孔21,22は、押圧部3が伸びる方向をその長手方向とし、その長手方向に直交する方向に並ぶ。裏面側の肩紐孔23は、裏面視における形状が略長円形である。肩紐孔23は、その長手方向を肩紐孔21,22の長手方向に一致させ、挿入部2側の肩紐孔21の対向位置より若干押圧部3側の肩紐孔22側に配される。
肩紐孔21,22,23を、挿入部2と押圧部3とを繋ぐ連結部4に設けるのではなく、図1における連結部4の外部に設けることができる。
連結部4を挿入部2および押圧部3から独立した部分と解さず、連結部4の挿入部2側が挿入部2に含まれ、連結部4の押圧部3側が押圧部3に含まれると解してもよく、その場合には、クリップ1は挿入部2および押圧部3からなると言える。
クリップ1は、ASA樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ABS樹脂その他の樹脂等で形成される。
図4は紙袋8を肩掛けするための肩紐7をクリップ1に一体化した図、図5は連結部4内の肩紐7の様子を示す断面図である。図4(b)は図4(a)の一点鎖線で囲まれる部分を裏から見た図である。
図4および図5において、肩紐7は平紐である。紙袋8を肩掛けするためには、クリップ1が2つ必要である。この一対のクリップ1,1(1a,1b)は、肩紐孔21,22および肩紐孔23の位置が逆であり、クリップ1a,1bの形態は面対称である。
図4および図5を参照して、肩紐7の一方の端は、一方のクリップ1aの肩紐孔23からクリップ1aの内部に入り、押圧部3から離れた側の肩紐孔21から外部に抜け、再び肩紐孔22から内部に入り、挟持部15の「ハ」字部分の間から外部に抜ける。
その後、肩紐7の一方の端は、他方のクリップ1bの挟持部15の「ハ」字部分の間から内部に入り、肩紐孔21から外部に抜け、再び肩紐孔22から内部に入り、挟持部15の「ハ」字部分の間から外部に抜ける。外部に抜けた肩紐7の一方の端は、他方のクリップ1bの近くで肩紐7に固定される。
この段階における両クリップ1a,1b間に存在する肩紐7の部分を「脱落防止部7a」という。
肩紐7の他方の端は、他方のクリップ1bの肩紐孔23からクリップ1b内に入り、肩
紐孔21から外部に抜け、再び肩紐孔22から内部に入り、挟持部15の「ハ」字部分の間から外部に抜ける(図5)。外部に抜けた肩紐7の他方の端は、クリップ1bから抜け出ないように端が丸められてホックで固定される。
図6は紙袋8へのクリップ1の取り付け方を説明する図、図7はクリップ1a,7bにより肩掛け可能となった紙袋8を示す図である。図6において紙袋8は網掛けで示される。なお、図6では、肩紐7の記載が省略されている。
先ず、紙袋8はその開口部近傍で二つ折りされる。クリップ1は、係止部16の湾曲した内側に、紙袋8の二つ折りで生じた折れ線の山側81が収まるように、紙袋8に近づけられる(図6(a),(b))。
係止部16の内側が紙袋8の二つ折りによる折れ線の山側81に重なったら、クリップ1はそのまま紙袋8に近づけられ、当接部11の先端が紙袋8の二つ折りされた谷側内部に差し入れられる(図6(c),(d))。
クリップ1は、紙袋8の縁が連結部4の係止部16側の端(内方端)24に当たるまでさらに紙袋8に近づけられ(図6(e),(f))、紙袋8へのクリップ1の取り付けが終了する。
クリップ1は、紙袋8における二つ折り部分の近傍両側を挿入部2と押圧部3との間に挟んで、二つ折り状態を維持しかつ肩掛け時の紙袋8の落下を防ぐ。
なお、2つのクリップ1a,1bを紙袋8に取り付ける前に、肩紐7における脱落防止部7aの長さが、紙袋8の横幅より大きくなるように、クリップ1aの位置を調整する。
図7を参照して、一対のクリップ1a,1bが紙袋8の二つ折り部分の両縁に取り付けられたら、脱落防止部7aを、二つ折り部分の内側に入れる。
続いて、図7における左側のクリップ1aの肩紐孔23から肩紐7を引き出し、クリップ1a,1b間の脱落防止部7aのたるみを無くす。
肩紐7付きクリップ1a,1bが取り付けられた紙袋8は、大きなループを形成する部分7b(「肩掛け部7b」という)に片手および頭を通すことにより肩掛けとなり、手を用いないで紙袋8の運搬が可能となる。肩紐7付きクリップ1(1a,1b)は、例えば購買物が入った紙袋8を受け取った後に簡便に紙袋8を肩掛け形態とすることができる。
クリップ1a,1bでたるみが除かれた肩紐7の脱落防止部7aは、クリップ1a,1bの距離を保つ働きをし、これらの紙袋8からの脱落を妨げる。
図8はクリップ1a,1bが取り付けられた紙袋8の二つ折り線における正面断面図である。図8を参照して、肩掛け時に肩紐7付きクリップ1a,1bが紙袋8を保持するしくみを説明する。
紙袋8を肩掛けする時には、収容物の重さにより肩紐7(肩掛け部7b)に張力が生じ、クリップ1aの連結部4には上方への力が作用する。連結部4に作用する上向きの力は、クリップ1aの当接部11における紙袋8の端に接する部分Pc周りにクリップ1aを回転させようとする(二点鎖線によるクリップ1a)。
仮にクリップ1aが回転すれば、紙袋8の二つ折り部分の谷側折れ線に対して当接部11が傾斜し挿入部2が二つ折り部分から抜け出て、クリップ1aが紙袋8を保持できない。このことは、他方のクリップ1bについても同じである。
クリップ1には、この回転を防止するために係止部16が設けられている。係止部16は、紙袋8の二つ折り部分の山側表面に当接してクリップ1aの回転を妨げ、クリップ1(1a,1b)の紙袋8からの脱落を防止する。
係止部16は肩紐7の脱落防止部7aと同じ働き、つまりクリップ1a,1bの紙袋8からの脱落を妨げる働きをする。基本的には、係止部16および肩紐7の脱落防止部7aは、いずれか一方のみで紙袋8からのクリップ1の脱落が防止できる。
極めて細長い平面である当接部11は、挿入部2を二つ折りされた紙袋8の谷側内部に容易に進入させる。
上記において、クリップ1の取り付け対象物を便宜的に「紙袋」としたが、取り付け対象物の材料は紙に限られず、過度のしなやかさを有しない織物で作られた袋、樹脂製の袋等にも取り付けることができる。また、クリップ1は、商品等を収容した状態で形状が直
方体、または封筒に類似する形態を有する袋等に取り付け可能である。当然に提げ手を有しない袋にも取り付け可能である。
図9は他の形態によるクリップ1B,1Cの図、図10は他の形態によるクリップ1Dの図である。図10において、(a),(b),(c)はそれぞれ平面図、正面図、右側面図である。
図9(a)に示すクリップ1Bは、図1に示すクリップ1と比べて、その挿入部2Bが押圧部3における係止部16よりもさらに遠方に長く伸びている。クリップ1Bは、図1に示されるクリップ1に比べて、紙袋8の二つ折り谷側内部から抜け出にくい。
押圧部3は、紙袋8の開口部近傍の二つ折り部分を挿入部2Bとの間に挟み入れ、その係止部16が二つ折り部分の山側に当接すればその機能を果たす。したがって、クリップ1Bの押圧部3を、挿入部2Bに対して傾いて伸びる形態でなく、挿入部2Bと略同方向に伸び、伸びた先に、その内方に挿入部2Bを通過させる係止部16を有する押圧部3Bとしてもよい。この押圧部3Bの形態をクリップ1に適用することができる。
図9(b)に示すクリップ1Cは、挿入部2と略同方向に伸びたその挟持部15Cが、クリップ1(図1)における挟持部15のように係止部16に2カ所で連続するのではなく、片側でのみ係止部16Cに連続する。係止部16Cは、クリップ1Cを紙袋8に取り付けたときに二つ折りの山側を安定して収容できるように、挟持部15Cに連続する側の反対側の端が深く形成される。クリップ1Cは、二つ折りされた紙袋8の開口部側を挿入部2と挟持部15Cとの間に挟み込むと、安定して紙袋8を肩掛けすることができる。
クリップ1B,1Cにおける上述した部分以外の構成はクリップ1におけるものと同じである。
図10に示すクリップ1Dは、全体が断面円形の丸棒で形成されている。
クリップ1Dは、挿入部2D、押圧部3Dおよび連結部4Dからなる。クリップ1Dはクリップ1と同じく、正面視において仮名文字「し」に類する形状である。
挿入部2Dは、仮名文字「し」の短くはねた部分であり正面視(図10(b))において略水平に延びる。
連結部4Dは、挿入部2Dの伸びた先に連続し、正面視において下方に湾曲しながらかつこの方向および挿入部2Dが伸びる方向のいずれにも直交する方向に湾曲しながら伸びる。
押圧部3Dは、連結部4Dの湾曲した端に連続し、正面視において上方にかつ徐々に挿入部2Dに近づくように、挿入部2Dにおける連結部4Dと連続する側とは反対の端31Dを超えてさらに伸びる。押圧部3Dは、伸びた先で「U」字状に曲がり、正面視において下方にかつ徐々に挿入部2Dから遠ざかるように伸びる。ここで、「U」字状に曲がる部分が係止部16Dである。
係止部16D以降の徐々に挿入部2Dから遠ざかるように伸びる部分(図10(a)において符号15が示す部分)は、正面視において係止部16Dと重なり、平面視において係止部16D以前の部分と略線対象である。
押圧部3Dは、係止部16D以降の部分が連結部4Dに達する前に、平面視における下方かつ右側面視(図10(c))において左に曲がり、平面視において挿入部2Dと交差した先で伸びを終了する。押圧部3Dにおいて、係止部16Dを除く部分が挟持部15Dであり、係止部16Dは挟持部15Dを二分する。
連結部4Dにはリブ32Dが一体化され、リブ32Dには2つの肩紐孔21D,22Dが設けられる。
連結部4Dを、挿入部2Dと押圧部3Dとの間でこれらを繋ぐものとしてではなく、挿入部2Dおよび押圧部3Dのいずれかに一体化されて肩紐孔21E,22Eを備えたものとすることができる(例:図10、二点鎖線の4E)。
クリップ1B,1C,1Dはクリップ1と同様の手順で紙袋8に取り付けることができる(図6参照)。
クリップ1Dは、ASA樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ABS樹脂その他の樹脂、鉄等の金属で形成される。
肩紐7と一体化されたクリップ1B,1C,1Dが取り付けられた紙袋8は、短時間の作業で肩掛け可能となり、手を用いないで運搬することができる。肩紐7付きクリップ1B,1C,1Dは、例えば購買物が入った紙袋8を受け取った後に簡便にこれを肩掛け形態とすることができる。
上述の実施形態において、クリップ1,1B,1C,1Dの各構成または全体の構造、形状、寸法、個数、材質などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明は、例えば手提げの紙袋の運搬において両手を解放したい場合に利用することができる。
1,1a,1b,1B,1C クリップ
2,2B,2D 挿入部
3,3D 押圧部
7 肩紐(肩掛け用の紐)
8 紙袋(袋)
16,16C,16D 係止部
21,21D,21E 肩紐孔
22,22D,22E 肩紐孔
23 肩紐孔

Claims (5)

  1. 一方の側に細長く伸びその伸びた先に係止部を有する押圧部と、
    前記一方の側に細長く伸びた挿入部と、
    前記押圧部および前記挿入部をそれぞれの他方の側の端で連結する連結部と、を有し、
    前記押圧部における前記連結部近傍、前記連結部および前記挿入部は、全体として英文字「J」の形状であり、
    前記英文字「J」と認められる方向から見たとき、
    前記挿入部は、前記一方の側に伸びた端がさらに伸びたと想定したときの端近傍または現に前記一方の側に伸びた端近傍が、前記押圧部と交叉するように形成され、
    前記押圧部は、
    開口付近が二つ折りされた袋の端から谷側内部に挿入された前記挿入部との間に前記袋における二つ折りにより重なる2つの部分の少なくとも一方を挟み、且つ前記係止部が前記袋の二つ折り部分の山側に当接するように形成された
    ことを特徴とするクリップ。
  2. 前記押圧部は、
    前記係止部と前記連結部に連続する部分との間が、前記一方の側から見たときカタカナの「ハ」字状であり、
    開口付近が二つ折りされた袋の端から谷側内部に前記挿入部が挿入されたときに、
    前記挿入部との間に前記袋における二つ折りにより重なる2つの部分のいずれを挟むように形成された
    請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記係止部は、
    前記一方の側から見たとき前記袋の二つ折り部分の山側に当接する面が凹状に湾曲する
    請求項1または請求項2に記載のクリップ。
  4. 前記連結部は、肩掛け用の紐を通すための複数の肩紐孔を有する
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のクリップ。
  5. 請求項4に記載のクリップが2つと、
    前記肩紐孔に通されて2つの前記クリップを連結する肩掛け用の紐と、を有する
    肩掛け用具。
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