JP7162778B2 - 保守管理作業支援装置及び保守管理作業携帯端末 - Google Patents

保守管理作業支援装置及び保守管理作業携帯端末 Download PDF

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Description

本発明はビル設備の保守管理作業に用いられる保守管理作業支援装置及び保守管理作業携帯端末に関する。
ビル設備の保守管理作業では、外部システムが提供するOCR(Optical Character Recognition)などの情報処理サービスを利用する場合がある。外部システムは、通常、当該外部システムが提供するAPI(Application Programming Interface)を通じて利用するように構築されている。
類似した情報処理サービスは、多くの場合、複数の外部システムによって提供されている。そして、各情報処理サービスによって得られる結果は、外部システム毎に異なる。また、外部システムでは、情報処理サービスを担うプログラムのアルゴリズムを、利用者に通知することなく変更することがある。このため、同じ外部システムの同じ情報処理サービスを利用した場合にも、タイミングによって結果が異なる状況がみられる。そこで、複数の外部システムの中から最適な情報処理サービスを選択することができれば、保守管理作業の効率が高まると考えられる。
下記特許文献1には、ネットワークに接続された複数のOCRサーバの中から、評価値、処理速度等の条件に適合するOCRサーバを選択し、文書画像を送信することが記載されている。
特開2008-293354号公報
ビル設備の保守管理作業は多岐に渡っている。また、例えば、同様の設備であっても、製造メーカ、型番などによって、保守管理作業の内容が異なることもある。さらには、保守管理作業では、実施場所、実施時間などの作業環境も様々である。このため、複数の外部システムによる同種の情報処理サービスから、適切なものを一律に決定することは難しい。上記特許文献1に記載された技術は、ある程度均質な環境で得た文書画像を対象にOCRサーバを選択するものに過ぎず、ビル設備の保守管理作業に適用することは困難である。
本発明の目的は、ビル設備の保守管理作業において利用する外部システムの情報処理サービスの選択を適切化することにある。
本発明にかかる保守管理作業支援装置は、ビル設備の保守管理作業に用いられる携帯端末から、前記ビル設備または前記保守管理作業にかかる属性を示す属性データと、前記保守管理作業に用いる処理対象データと、を取得する取得手段と、前記属性について設定された選択ルールに従って、複数の外部システムにより提供される複数の同種の情報処理サービスから、実行の要求対象となる情報処理サービスを選択する選択手段と、選択した情報処理サービスに対応するAPIを呼び出し、前記処理対象データを送信して、情報処理サービスの実行を要求する要求手段と、前記APIを通じて、情報処理サービスの実行結果を受信する受信手段と、前記受信した情報処理サービスの実行結果を前記携帯端末に送信する送信手段と、を備え、前記複数の外部システムにより提供される複数の同種の情報処理サービスを選択して、前記要求手段による実行の要求と、前記受信手段による実行結果の受信とを行い、受信した各情報処理サービスの実行結果を比較して、前記属性について設定された前記選択ルールを更新する更新手段を備える
本発明の一態様においては、前記受信手段は、前記実行結果とともに、前記実行結果の確からしさのデータを取得し、前記更新手段は、確からしさの高い実行結果を得た情報処理サービスを、前記属性についての要求対象の情報処理サービスとするように前記選択ルールを更新する。
本発明の一態様においては、前記更新手段は、各情報処理サービスの実行結果を前記送信手段により前記携帯端末に送信し、前記携帯端末から各情報処理サービスの実行結果の正しさのデータを取得することにより、正しさの高い実行結果を得た情報処理サービスを、前記属性についての要求対象の情報処理サービスとするように前記選択ルールを更新する。
本発明にかかる保守管理作業支援装置は、ビル設備の保守管理作業に用いられる携帯端末から、前記ビル設備または前記保守管理作業にかかる属性を示す属性データと、前記保守管理作業に用いる処理対象データと、を取得する取得手段と、前記属性について設定された選択ルールに従って、複数の外部システムにより提供される複数の同種の情報処理サービスから、実行の要求対象となる情報処理サービスを2つ以上選択する選択手段と、選択した2つ以上の情報処理サービスに対応するAPIを呼び出し、前記処理対象データを送信して、前記選択した2つ以上の情報処理サービスの実行を要求する要求手段と、前記APIを通じて、前記選択した2つ以上の情報処理サービスの実行結果を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された2つ以上の情報処理サービスの実行結果を比較して、送信対象とする1つの情報処理サービスの実行結果を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された1つの情報処理サービスの実行結果を前記携帯端末に送信する送信手段と、を備えるものである
本発明の一態様においては、前記受信手段は、前記実行結果とともに、前記実行結果の確からしさのデータを取得し、前記決定手段は、確からしさの高い実行結果を得た情報処理サービスを前記送信対象として決定する。
本発明にかかる保守管理作業携帯端末は、ビル設備の保守管理作業に用いる処理対象データを取得するデータ取得手段と、前記ビル設備または前記保守管理作業にかかる属性を示す属性データを取得する属性取得手段と、前記処理対象データ、及び、前記属性データを送信して、前記処理対象データに対する情報処理サービスを要求する要求手段と、複数の外部システムにより提供される複数の同種の情報処理サービスから、前記属性に基づいて選択された情報処理サービスによる実行結果を取得する結果取得手段と、前記ビル設備が発信するビーコンを受信する受信手段と、を備え、前記属性取得手段は、受信した前記ビーコンから前記属性データを取得する
本発明の一態様においては、前記処理対象データは、前記ビル設備を特定する表示を撮影した画像データであり、前記情報処理サービスは、前記画像データから前記ビル設備を特定する文字コードを前記実行結果として生成するOCRサービスであり、前記ビーコンは、前記ビル設備を特定するデータを含む信号であり、前記属性取得手段が取得する前記属性データには、前記ビル設備を特定するデータが含まれ、当該保守管理作業携帯端末は、前記結果取得手段により取得された前記文字コードと、前記属性取得手段が取得した前記ビル設備を特定するデータとを比較して、前記ビル設備を特定する表示、または、前記ビーコンにおける不整合を判定する判定手段を備える。
本発明によれば、ビル設備の保守管理作業において利用する外部システムの情報処理サービスの選択を、ビル設備または保守管理作業に応じて適切化し、精度の高い実行結果を得ることが可能となる。
保守管理作業支援システムの全体構成の図である。 携帯端末のハードウエア構成を示すブロック図である。 携帯端末の機能構成を示すブロック図である。 支援サーバのハードウエア構成を示すブロック図である。 支援サーバの機能構成を示すブロック図である。 外部システムの機能構成を示すブロック図である。 保守管理作業支援システムのシーケンス図である。 銘板の例を模式的に示す図である。 携帯端末における画像データの送信画面の例を示す図である。 選択ルールの例を示す図である。 OCRの実行結果における確からしさの例を示す図である。 携帯端末におけるOCRの実行結果の表示例を示す図である。
(1)システムの構成
図1~図6を参照して、実施形態にかかるシステム構成の例について説明する。
図1は、実施形態にかかる保守管理作業支援システム10の全体構成の概要を示す図である。保守管理作業支援システム10は、ビル設備の保守管理を行う保守員300が保守管理作業において利用するシステムである。ここで、ビル設備とは、建築物に設置され、建築物を利用するために設置された設備をいう。図1には、ビル設備の例として、空調システムの室外機310を図示している。ビル設備には、多くの場合、室外機310、室内機、冷媒回路を含む空調システムが設けられており、保守員300が、定期的に保守管理を行っている。ビル設備には、空調システムの他にも、電気設備、照明設備、防火設備、エレベータ、エスカレータ、上水道、下水道、入退室セキュリティシステムなど、様々な設備が設けられている。
保守員300は、ビル設備の保守管理を行う保守管理会社の従業員である。保守員300は、マニュアルなどに従って、保守管理作業を行う。保守管理作業には、点検作業、不具合箇所に対する交換・修理作業などが含まれる。保守管理作業では、ビル設備の種類、形式などに応じた作業が行われる。例えば、室外機310には、製造メーカによって銘板312が取り付けられており、保守員300は、適宜、銘板312を参照しながら、保守管理作業を行う。
保守管理作業支援システム10には、携帯端末20、支援サーバ60、中央監視装置110、インターネット120、外部システムA130、外部システムB140、及び、外部システムC150が含まれる。
携帯端末20は、保守管理作業携帯端末の例であり、保守員300が携帯するコンピュータである。支援サーバ60は、携帯端末20と通信可能に構築され、保守員300の保守管理作業を支援するコンピュータである。中央監視装置110は、ビル設備に設けられたビルの中央監視室などに設けられ、ビル設備の制御を行うコンピュータである。インターネット120は、支援サーバ60と、外部システムA130、外部システムB140、外部システムC150などとを通信可能に繋ぐ通信ネットワークである。外部システムA130、外部システムB140、外部システムC150は、それぞれ、別の企業によって運営されたコンピュータシステムであり、複数の情報処理サービスを提供している。
図2、図3を参照して、携帯端末20について詳細に説明する。図2は、携帯端末20のハードウエア構成を模式的に示した図である。図3は、携帯端末20に構築される機能の概略を示した図である。
携帯端末20は、例えば、スマートフォン、タブレット、ノート型PC(パーソナルコンピュータ)などを利用して構築される。図2に示すように、携帯端末20は、バス22と、バス22に接続されたプロセッサ24、メモリ26、タッチパネル28、通信回路30、カメラ32、及びマイク34を備えている。プロセッサ24は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)などの演算処理装置によって構成されている。図2には、これら1または複数の演算処理装置を象徴的にプロセッサ24として記している。
メモリ26は、ソフトウエア及びデータを記憶する装置である。メモリ26としては、1または複数の半導体メモリ、磁気ディスクなどを用いて構成されている。
タッチパネル28は、タッチ操作が可能なディスプレイである。タッチパネル28は、携帯端末20における表示装置であり、かつ、入力装置である。携帯端末20では、タッチパネル28の他に、機械式ボタン、キーボード、マウスなどを備える場合もある。
通信回路30は、インターネット120などのネットワークに接続するための回路である。また、カメラ32は、動画像及び静止画像を撮影して画像データに変換する装置であり、マイク34は音声を音声データに変換する装置である。
図3に示すように、携帯端末20では、カメラ32、マイク34の他に、属性情報入力部40、統合API(Application Programming Interface)呼出部42、ビーコン受信部44、表示部50、実行結果正しさ入力部52が構築されている。これらは、携帯端末20のハードウエアを、OS(オペレーティングシステム)、アプリ(アプリケーションプログラム)などのソフトウエアで制御することで構築されている。
カメラ32は、データ取得手段の例であり、保守員300の操作の下、処理対象データである画像データを取得する。マイク34も、データ取得手段の例であり、保守員300の操作の下、処理対象データである音声データを取得する。
属性情報入力部40は、属性取得手段の例であり、ビル設備または保守管理作業にかかる属性を示す属性データを取得するものである。ビル設備にかかる属性とは、ビル設備の種類、ビル設備のメーカ名、ビル設備の形式、ビル設備の設置場所など、ビル設備の特徴を表す情報をいう。ビル設備の種類とは、空調、電気、照明など別をいう。ビル設備のメーカ名とは、ビル設備の製造または販売を行う企業名をいう。ビル設備の形式とは、典型的には、メーカが仕様の相違する設備毎に付与する識別情報をいう。
また、保守管理作業にかかる属性とは、保守管理作業の種別、保守管理作業の実施場所、保守管理作業を行う保守員名、保守管理作業の実施時刻など、保守管理作業の特徴を表す情報をいう。ここで、保守点検作業の種別には、空調、電気、照明などのビル設備にかかる種別、及び、点検、修理、交換などの作業形態の種別が含まれる。保守管理作業の実施場所は、屋外、屋内などの大分類、屋上、地下、廊下、階段、トイレ、室内、〇階などの中分類、〇階〇号室、〇階テナント〇内などの小分類などによって表することができる。
属性情報入力部40は、例えば、保守員300によるタッチパネル28の操作を受け付けて属性データを取得するように構築される。あるいは、保守員300によって操作される携帯端末20のアプリが、アプリの画面状態、GNSS(Global Navigation Satellite System)の位置情報のなどに基づいて、属性を推測して、自動設定することも考えられる。もちろん、自動設定の結果は、保守員300が変更できるものであってもよい。また、別の形態としては、ビル設備に設けられたRFID(Radio Frequency IDentifier)などを読み取り、そこに含まれる情報の中から、属性データを取得することが考えられる。
統合API呼出部42は、サービス要求手段の例であり、支援サーバ60に対して、情報処理サービスの実行を要求する。要求は、カメラ32からの画像データまたはマイク34からの音声データ、及び、属性情報入力部40からの属性データを送信して行う。また、統合API呼出部42は、結果取得手段の例でもあり、支援サーバ60から情報処理サービスの実行結果を受信する。
ビーコン受信部44は、ビーコン受信手段の例であり、ビル設備から発信される無線信号であるビーコンを受信する。ビーコンには、通常、設備の種別など、ビル設備にかかる属性の情報が含まれる。ビーコン受信部44には、属性取得部46と、属性正しさ判定部48が設けられている。属性取得部46は、属性取得手段の例であり、ビーコンを解析して、ビル設備にかかる属性データを取得する。また、属性正しさ判定部48は、判定手段の例であり、統合API呼出部42が支援サーバ60から情報処理サービスの実行結果を受信した場合において、実行結果の中に属性データが含まれるときに、ビーコンから得た属性データと比較を行う。比較の結果、両者が異なる不整合が見いだされた場合には、表示部50などにその旨を表示するとともに、保守員300に修正する機会を与える。
表示部50は、タッチパネル28を利用して形成されており、操作のための表示、情報処理サービスの実行結果の表示など、各種の表示を行う。なお、保守員300は、表示部50に表示された情報処理サービスの表示結果が正しくない場合に、修正のための入力を行うことができる。
実行結果正しさ入力部52は、表示部50に表示された結果が正しいか否かを、保守員300が入力するために設けられている。入力された結果は、外部システムA130、外部システムB140、外部システムC150等による情報処理サービスの実行結果を評価するために利用することもできる。
図4、図5を参照して、支援サーバ60について詳細に説明する。図4は、支援サーバ60のハードウエア構成を模式的に示した図である。図5は、支援サーバ60に構築される機能の概略を示した図である。
支援サーバ60は、保守管理作業支援装置の例であり、ビル設備が設けられた建築物、あるいは、保守管理会社などに設置されるコンピュータである。支援サーバ60は、例えば、PCなどのコンピュータを利用して構築される。図4に示すように、支援サーバ60は、バス62と、バス62に接続されたプロセッサ64、メモリ66、タッチパネル68及び通信回路70を備えている。プロセッサ64、メモリ66、タッチパネル68及び通信回路70は、図2に示した携帯端末20のプロセッサ24、メモリ26、タッチパネル28及び通信回路30と同様のハードウエアであり、説明は省略する。
支援サーバ60は、支援サーバ60のハードウエアを、OS、アプリなどのソフトウエアで制御することにより、図5に示す機能が構築されている。図5に示すように、支援サーバ60は、統合API管理部80、個別API呼出部82、API選択部90、選択ルール保持部94、選択ルール設定・更新部96、及び、結果判定・蓄積部98を備える。
統合API管理部80は、取得手段の例であり、携帯端末20の統合API呼出部42から、画像データ、音声データなどの処理対象データと、属性データを取得するとともに、処理対象データに対する情報処理サービスの要求を受ける。この場合、統合API管理部80は、利用したいサービスの種別と、属性データをAPI選択部90に送信し、どの外部システムを選択するかを問い合わせ、API選択部90から応答を受信する。そして、統合API管理部80は、個別API呼出部82に対し、選択された外部システムの情報処理サービスを利用するように指示を出すとともに、処理対象データを送信する。また、統合API管理部80は、送信手段の例でもあり、携帯端末20に対して、情報処理サービスの実行結果を送信する。
個別API呼出部82は、要求手段の例であり、統合API管理部80からの指示に従って、外部システムに情報処理サービスの実行を要求する。個別API呼出部82には、外部システムA呼出部84が設けられている。外部システムA呼出部84は、外部システムA130が提供するAPIを呼び出し、処理対象データと情報処理サービスの要求に必要となるデータとを送信して、情報処理サービスを実行させ、実行結果を取得する。同様にして、個別API呼出部82には、外部システムB140のAPIを呼び出す外部システムB呼出部86、及び、外部システムC150のAPIを呼び出す外部システムC呼出部88が設けられている。利用可能な外部システムがさらに存在する場合には、個別API呼出部82に対し、その外部システムについてのAPI呼出部の構築が行われる。
API選択部90は、選択手段の例であり、どの外部システムの情報処理サービスを利用するかについての選択を行う。API選択部90には、属性識別部92が設けられている。属性識別部92は、属性データから、属性の情報を識別する。そして、選択ルール保持部94が保持する選択ルールを参照して、その属性の下で利用すべき外部システムを選択する。
選択ルール保持部94は、外部システムを選択するルールである選択ルールを保持している。選択ルールは、利用したい情報処理サービス毎、かつ、適当な属性毎に定められている。
選択ルール設定・更新部96は、更新手段の例であり、選択ルールの初期設定とその後の更新を行う。選択ルール設定・更新部96は、情報処理サービス毎に、適当な属性の下で、利用可能な全ての外部システムを実際に利用し、その結果を評価させることで、その情報処理サービス及びその属性についての選択ルールの更新を行う。具体的には、選択ルール設定・更新部96は、個別API呼出部82に対し、設定されている全ての外部システムについて情報処理サービスの要求を行わせ、得られた実行結果を結果判定・蓄積部98に評価させることで、選択ルールの更新を行う。
結果判定・蓄積部98は、決定手段及び更新手段の例であり、個別API呼出部82から、情報処理サービスの実行結果を取得して、評価を行う。結果判定・蓄積部98には、評価を行うための構成として、確からしさ判定部100、多数決判定部102及び精度判定部104を備えている。
確からしさ判定部100は、外部システムが情報処理サービスを行った場合に、実行結果とともに出力する確からしさのデータを利用して、実行結果の比較を行う。ここで、確からしさは、情報処理サービスの実行結果の精度等を示す情報として外部システムから提供される情報である。確からしさは、例えば、0を最低点とし100を満点として表現される。ただし、確からしさの算出アルゴリズムは、一般に外部システムによって異なる。そこで、異なる外部システムの確からしさを比較できるように、必要に応じて調整が行われる。調整は、例えば、管理者が理論的見地から変換式を設定して行うことができる。また、調整は、例えば、実際に保守員300が実行結果の正誤を評価した結果に基づいて、変換式を設定して行うこともできる。確からしさ判定部100による判定結果は、通常の保守管理作業の支援において、統合API管理部80が携帯端末20に送信する実行結果を決定するために利用される。また、確からしさ判定部100による判定結果は、選択ルール設定・更新部96における選択ルールの更新の情報としても利用可能である。
多数決判定部102は、3つ以上の外部システムの情報処理サービスを利用した場合に、多数決方式によって妥当性が高い実行結果を決定する。すなわち、多くの外部システムの情報処理サービスが同じ実行結果を得た場合に、その実行結果は妥当性が高いと判断する。多数決の結果、票が割れたときは(すなわち1位が複数存在したときは)、例えば、確からしさ判定部100の判定結果に委ねるなど、他の方式によって判断すればよい。多数決判定部102による判定結果は、通常の保守管理作業の支援において、統合API管理部80が携帯端末20に送信する実行結果を決定するために利用される。また、多数決判定部102による判定結果は、選択ルール設定・更新部96における選択ルールの更新の情報としても利用可能である。
精度判定部104は、実際に保守員300が実行結果の正誤を評価し、その結果に基づいて、正しい実行結果を決定するものである。精度判定部104による判定は、例えば、選択ルール設定・更新部96における選択ルールの更新の情報として利用される。
図6は、外部システムA130の機能の概略を示す図である。外部システムA130には、API132、OCRサービス134、画像認識サービス136、及び、音声認識サービス138が含まれる。
API132は、外部システムA130の情報処理サービスを利用するために、外部システムA130によって提供されるインタフェースである。外部システムA130を利用するユーザは、APIを呼び出して、所定のデータを送信することで、情報処理サービスの実行結果を得ることができる。
OCRサービス134は、画像データに含まれる文字(数字・記号などを含む)から文字コードを生成する情報処理サービスである。保守管理作業支援システム10では、OCRサービス134は、例えば、ビル設備における銘板312などに記載された文字を文字コード化するために利用される。
画像認識サービス136は、画像データに含まれる人、物などを認識する情報処理サービスである。画像認識サービス136では、さらに認識した人または物を特定の人または物と対応づけるパターンマッチングが行われてもよい。保守管理作業支援システム10では、画像認識サービス136は、例えば、ビル設備における部品の画像データから部品を抽出し、抽出した部品の製造メーカ、型番などを特定するために利用される。
音声認識サービス138は、前記音声データから文字コードを生成する情報処理サービスである。音声認識サービス138では、さらに、文字コードの意味解析などを行ってもよい。保守管理作業支援システム10では、音声認識サービス138は、例えば、保守員300が保守管理作業の記録を口述筆記するために利用される。
外部システムA130では、その他にも、言語間の翻訳を行う翻訳サービス、専門用語の意味を調べる辞書検索サービスなど、様々な情報処理サービスを提供することができる。また、外部システムB140、外部システムC150も、OCRサービス、画像認識サービス、音声認識サービス、翻訳サービス、辞書検索サービスなど、外部システムA130と同種の情報処理サービスを含む様々な情報処理サービスを提供している。ここで同種の情報処理サービスとは、実質的に同じ種類の情報処理を行うことができるサービスをいう。
外部システムA130、外部システムB140、外部システムC150は、いずれも、インターネット120に接続された1または複数のコンピュータを利用して構築される。そして、これらのシステムが提供する情報処理サービスは、様々なユーザに、いわゆるクラウドコンピューティングの形式で利用されるように構築されている。保守管理作業支援システム10では、これらの外部システムを、保守管理作業の支援に利用するように設定されている。
(2)システムの動作
図7~図12を参照して、実施形態にかかるシステムの動作及び運用の例について説明する。
図7は、通常の保守管理作業の支援時における保守管理作業支援システム10の動作について説明するシーケンス図である。保守員300は、携帯端末20を操作し、保守管理作業用のアプリを起動する。そして、保守員300は、携帯端末20のカメラ32を用いて、保守管理作業の対象となるビル設備の銘板312を撮影する(S10)。
図8には、銘板312の例を模式的に示した。銘板312には、製品名「〇〇〇」、形名「ABC-DEFGH」、製造番号「12JKLMN」、製造者名「株式会社X」を含む情報が記載されている。製品名はビル設備の名称であり、例えばビル設備が空調システムの室外機である場合に「空調室外機」のような名称、あるいは商標登録された名称などが付与される。形名は、メーカの各製品における同一の仕様のものを一意に特定する文字列である。図8の例では、形名のうち「ABC」は空調室外機であることを示す文字列であり、「DEFGH」は空調室外機における特定の仕様を示す文字列であることを想定している。製造番号は、各形式をもつ個々の製品を一意に特定する文字列である。
図9は、カメラ32によって銘板312を撮影した状態における携帯端末20を模式的に示す図である。携帯端末20の表示部50には、「設備情報管理ツール」と名付けられたアプリの名称が表示されている。図9においては、このアプリは、OCR処理を行うための画面に設定されていることを想定している。表示部50には、「撮影した画像」との記載の下に、カメラ32が生成した画像データに基づく表示160が行われている。表示160には撮影された銘板312が含まれている。アプリでは、画像データをOCR処理の対象となる処理対象データであるとして扱い、統合API呼出部42にOCR処理の要求がなされたことを伝える(S12)。
統合API呼出部42では、OCR処理を実施するために、属性情報の入力を求める。図9に示した例では、「属性の入力」の記載の下に、属性の入力欄162が設けられている。入力欄162には三角ボタン164が設けられており、三角ボタン164を押した場合には、入力の候補が表示される。図9に示した例では、属性として「X社 空調(屋外)」が入力されている(S14)。なお、上述の通り、属性の入力は、例えば、ビーコンを受信して行うようにしてもよい。
図9の示した例では、さらに「支援サーバに送信しますか」との記載の下に、送信ボタン166と戻るボタン168が表示されている。保守員300が送信ボタン166を押した場合には、統合API呼出部42は、画像データと属性データを添付して、支援サーバ60にOCR処理要求を要求する(S16)。
支援サーバ60では、統合API管理部80が、OCR処理要求と、画像データ及び属性データを取得する。この場合、統合API管理部80は、API選択部90に対して属性データを送信し、利用する外部システム及び対応するAPIを選択するよう要求する(S18)。API選択部90では、属性識別部92が属性データから必要な属性を識別する。そして、API選択部90は、選択ルール保持部94が保持する選択ルールを参照して、識別した属性について、OCR処理の要求を行うべき外部システムを選択する(S20)。選択した外部システムの情報は、API選択部90から統合API管理部80に送信される(S22)。
図10は、選択ルール保持部94が保持する選択ルールの例を示す図である。選択ルールは、情報処理サービスの種類毎に設定されている。図10には、OCRサービスについての選択ルールが示されている。図10の例では、選択ルールには、属性として、設備のメーカ、設備の種類、設備の場所が設定されている。設備のメーカには、X社(株式会社X)と他社(それ以外の企業)が設定されている。設備の種類としては、電気、空調などが設定されている。また、設備の場所としては、屋内と屋外が設定されている。図9に示した例では、属性として「X社 空調(屋外)」が入力されており、太枠170で囲まれた列の属性と一致している。
設備のメーカとして、X社と他社とにわけたのは、X社の銘板の文字が、他社の銘板の文字とは異なって、特徴的であることを想定しているためである。X社についてのOCR処理と、他社についてのOCR処理では、確からしさの傾向に違いがみられることから、このように分類している。
同様に、設備の種類として、電気、空調などを設けているのは、電気設備あるいは空調設備における銘板にそれぞれ特徴があり、OCR処理において、確からしさの傾向に違いがみられるためである。また、屋内と屋外とでも、銘板の劣化の度合い、及び、光の具合が異なるため、属性の値を区別している。
選択ルールには、さらに、外部システムの欄が設けられており、外部システムA130、外部システムB140、外部システムC150をはじめとする複数の外部システムが設定されている。太枠170内に着目すると、外部システムA130については、「依頼する 96%」との値が入力されている。これは、この属性の条件下では、外部システムA130のOCRサービスの確からしさは96%程度であり、(ここでは95%より高ければ依頼することを想定しているため)OCRサービスを依頼するように設定されていることを示している。外部システムB140については、「依頼しない 93%」の値が入力されている。外部システムB140では、この属性の条件下では、確からしさが93%程度と低い値であるため、OCRサービスを依頼しないように設定されている。また、外部システムC150については、「依頼する 97%」の値が設定されている。すなわち、外部システムC150では、確からしさが97%程度と高いため、OCRサービスを依頼する設定がなされている。選択ルールには、同様にして、他の属性の条件においても、各外部システムに依頼するか否かの値が設定されている。
図10に示した選択ルールを参照した場合、API選択部90から統合API管理部80へは、外部システムA130と外部システムC150(及び図示を省略した他の外部システム)を選択する旨の応答が行われる。そして、
統合API管理部80は、個別API呼出部82に対し、選択された各外部システムのAPIを呼び出し、OCR処理を要求するように指示する(S24)。指示にあたっては、統合API管理部80から個別API呼出部82には、処理対象となる画像データも送られる。
個別API呼出部82では、選択された各外部システムのAPIを呼び出して、OCR処理を要求する(S26)。OCR処理要求にあたっては、画像データと、各APIが要求する特別なデータ(これをAPIパラメータと呼ぶことにする)が送信される。APIパラメータには、例えば、外部システムへの登録ユーザ名、実行結果を格納する電子ファイルの種類など、各APIに固有のデータが格納される。
外部システムA130と外部システムC150では、それぞれAPIに入力された情報を参照して、画像データに対するOCR処理を行う。このOCR処理では、実行結果である文字コードと、実行結果の確からしさのデータが出力される。外部システムA130と外部システム150は、それぞれ、実行結果及び確からしさのデータを、所定の電子ファイルに格納し、APIを通じて支援サーバ60に送る(S28)。
支援サーバ60では、個別API呼出部82が、各APIによる実行結果と確からしさのデータを受け取る。そして、個別API呼出部82は、各実行結果と確からしさのデータを、結果判定・蓄積部98に送信して、どの実行結果を採用するかの判定要求を行う(S30)。
結果判定・蓄積部98では、確からしさに基づく判定を、確からしさ判定部100において行う。図11には、実行結果とともに得られた確からしさの例を示した。図示した例では、外部システムA130の確からしさは97%であり、外部システムC150の確からしさは96%である。したがって、外部システムA130のOCRサービスの確からしさが最も高いと判定され、OCRサービスの実行結果が蓄積される(S32)。
結果判定・蓄積部98は、統合API管理部80に、蓄積した外部システム130のOCRの実行結果を送る(S34)。そして、統合API管理部80は、このOCR結果を携帯端末に送信する(S36)。
携帯端末20では、統合API呼出部42が、OCR結果を受信する。統合API呼出部42は、OCR結果を解析して、所定の項目を表示部50に表示する。
図12は、表示部50のアプリの画面に、OCRの結果が表示された様子を示す図である。表示部50には、「OCRの結果」との記載の下に、形名「ABC-DEFGH」と製造番号「12JKLMN」の結果の表示180が行われている。図12に示した例では、OCR結果の形名と製造番号は、図8に示した銘板312に記載された形名と製造番号に一致する。したがって、保守員300は訂正を行う必要がない。
通信状態に支障がない状態では、ステップS16でOCR処理要求を行ってから、ステップS38で実行結果が表示されるまでに要する時間はわずかであり(例えば1秒以内)、保守員300は、自ら形名及び製造番号を入力する場合に比べて、はるかに迅速に形名及び製造番号を得ることができる。
しかしながら、OCRの結果が、銘板312の記載と異なる状況も発生する。例えば、数字の「0」とアルファベットの「O」の誤りや、数字の「1」とアルファベットの小文字の「l」の誤りはしばしば発生する。そこで、表示部50には、「正しくない場合には訂正してください」との注意書きが表示され、画面をタッチして値を変更可能であることを伝えている。画面のタッチにより値が入力される場合には、実行結果正しさ入力部52が動作して、実行結果を書き換える。
あるいは、ビーコン受信部44によってビーコンを受信している場合には、OCRの結果をビーコンの受信内容と比較することもできる。すなわち、属性正しさ判定部48が両者を比較し、不整合がある場合には、表示部50にその旨を表示する。不整合がOCRによるものである場合、保守員300は、画面をタッチして直接値を入力してもよいし、ビーコンの信号で置き換える操作をしてもよい。また、ビーコンの信号に誤りがある場合には、別途、ビーコンの信号を修正する処理を行う。
表示部50には、さらに「支援サーバに登録しますか?」との記載がなされ、その下に登録ボタン182と戻るボタン184が表示されている。登録ボタン182を押した場合には、支援サーバ60にOCRの結果が確定的に登録される。図示を省略したが、携帯端末20では、続く画面において、このビル設備の保守管理作業の結果が入力されることになる。携帯端末20を用いた保守管理作業では、携帯端末20のアプリが適宜、支援サーバ60に通信を行って、作業内容を記録していく。支援サーバ60では、この記録をもとに、業務報告書の作成、不具合の確認など、様々な業務を行うことが可能となる。
なお、支援サーバ60では、保守員300が登録ボタン182を押して登録した形名及び製造番号を用いて、OCR結果を評価することもできる。具体的には、結果判定・蓄積部98の精度判定部104において、OCRの結果を評価する。この評価結果に基づいて、選択ルールを更新してもよい。
以上の説明では、支援サーバ60の確からしさ判定部100において、確からしさが最も高いと判定された実行結果を携帯端末20に送信する例について示した。この態様に代えて、多数決判定部102による多数決方式で、携帯端末20に送信する実行結果を決定することも可能である。多数決方式は、通常は、3つ以上の外部システムにおいて導出の情報処理サービスを実施させた場合に採用することができる。
続いて、選択ルールの更新過程について説明する。外部システムでは、ユーザに伝達して、あるいはユーザに伝達せずに、情報処理サービスのアルゴリズムの変更を行う場合がある。このため、情報処理サービスの実行結果の確からしさは変化する。そこで、支援サーバ60では、定期的に、あるいは、アルゴリズムが変更されたタイミングで、選択ルールの更新を行う。
選択ルールの更新が行われる場合には、選択ルール設定・更新部96が、支援サーバ60における処理の流れを変更する。具体的には、API選択部90において、選択ルールにより一部の外部システムを選択することに代えて、利用可能な全ての外部システムを選択する。そして、結果判定・蓄積部98において全ての外部システムの実行結果を評価し、評価結果に基づいて、選択ルールを更新する。選択ルールの更新は、属性毎に行われる。
なお、選択ルールの更新を、カメラ32による1回の撮影の結果により行ったのでは、撮影時におけるミスなどに大きく影響されてしまう。そこで、複数回(例えば10回以上あるい30回以上)の実行結果に基づいて、選択ルールを変更する方がよいと考えられる。また、選択ルールの更新は、上述のように、確からしさ判定部100ではなく、多数決判定部102または精度判定部104の結果に基づいて行うことも可能である。
以上の説明においては、図10に示した選択ルールを例に挙げて、外部システムの情報処理サービスを選択する態様を示した。しかし、選択ルールは、図10に示した以外にも採用することができる。選択ルールは、属性の違いによって情報処理サービスの結果が異なることへの対策として設定している。そこで、あまり違いが生じない属性については、選択ルールから外せばよい。例えば、図10に示した選択ルールにおいて、設備のメーカ、設備の種類及び設備の場所から1または2のみを残し、他の属性は選択ルールから外すことが考えられる。また、図10に示した選択ルールには記載されていない別の属性によって大きな違いが生じる場合には、新たに選択ルールに組み込めばよい。一例としては、属性として、作業時刻の情報を含め、昼の時間帯と夜の時間帯において選択ルールを異ならせることが考えられる。昼と夜では、特に、屋外における照度が変わるため、OCR処理の確からしさに違いがみられる。
以上の説明は、OCRサービスを例に挙げて説明した。しかし、同様にして、画像認識サービス、あるいは、音声認識サービスの実行結果も、例えば、周囲の明るさ、周囲の雑音などに依存する。そこで、属性に応じて選択ルールを設定することが有効となる。
10 保守管理作業支援システム、20 携帯端末、22 バス、24 プロセッサ、26 メモリ、28 タッチパネル、30 通信回路、32 カメラ、34 マイク、40 属性情報入力部、42 統合API呼出部、44 ビーコン受信部、46 属性取得部、48 属性正しさ判定部、50 表示部、52 入力部、60 支援サーバ、62 バス、64 プロセッサ、66 メモリ、68 タッチパネル、70 通信回路、80 統合API管理部、82 個別API呼出部、84 外部システムA呼出部、86 外部システムB呼出部、88 外部システムC呼出部、90 API選択部、92 属性識別部、94 選択ルール保持部、96 選択ルール設定・更新部、98 結果判定・蓄積部、100 確からしさ判定部、102 多数決判定部、104 精度判定部、110 中央監視装置、120 インターネット、130 外部システムA、134 OCRサービス、136 画像認識サービス、138 音声認識サービス、140 外部システムB、150 外部システムC、160 表示、162 入力欄、164 三角ボタン、166 送信ボタン、168 戻るボタン、170 太枠、180 表示、182 登録ボタン、184 戻るボタン、300 保守員、310 室外機、312 銘板。

Claims (7)

  1. ビル設備の保守管理作業に用いられる携帯端末から、前記ビル設備または前記保守管理作業にかかる属性を示す属性データと、前記保守管理作業に用いる処理対象データと、を取得する取得手段と、
    前記属性について設定された選択ルールに従って、複数の外部システムにより提供される複数の同種の情報処理サービスから、実行の要求対象となる情報処理サービスを選択する選択手段と、
    選択した情報処理サービスに対応するAPIを呼び出し、前記処理対象データを送信して、情報処理サービスの実行を要求する要求手段と、
    前記APIを通じて、情報処理サービスの実行結果を受信する受信手段と、
    前記受信した情報処理サービスの実行結果を前記携帯端末に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記複数の外部システムにより提供される複数の同種の情報処理サービスを選択して、前記要求手段による実行の要求と、前記受信手段による実行結果の受信とを行い、受信した各情報処理サービスの実行結果を比較して、前記属性について設定された前記選択ルールを更新する更新手段を備える、ことを特徴とする保守管理作業支援装置。
  2. 請求項1に記載の保守管理作業支援装置において、
    前記受信手段は、前記実行結果とともに、前記実行結果の確からしさのデータを取得し、
    前記更新手段は、確からしさの高い実行結果を得た情報処理サービスを、前記属性についての要求対象の情報処理サービスとするように前記選択ルールを更新する、ことを特徴とする保守管理作業支援装置。
  3. 請求項1に記載の保守管理作業支援装置において、
    前記更新手段は、各情報処理サービスの実行結果を前記送信手段により前記携帯端末に送信し、前記携帯端末から各情報処理サービスの実行結果の正しさのデータを取得することにより、正しさの高い実行結果を得た情報処理サービスを、前記属性についての要求対象の情報処理サービスとするように前記選択ルールを更新する、ことを特徴とする保守管理作業支援装置。
  4. ビル設備の保守管理作業に用いられる携帯端末から、前記ビル設備または前記保守管理作業にかかる属性を示す属性データと、前記保守管理作業に用いる処理対象データと、を取得する取得手段と、
    前記属性について設定された選択ルールに従って、複数の外部システムにより提供される複数の同種の情報処理サービスから、実行の要求対象となる情報処理サービスを2つ以上選択する選択手段と、
    選択した2つ以上の情報処理サービスに対応するAPIを呼び出し、前記処理対象データを送信して、前記選択した2つ以上の情報処理サービスの実行を要求する要求手段と、
    前記APIを通じて、前記選択した2つ以上の情報処理サービスの実行結果を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された2つ以上の情報処理サービスの実行結果を比較して、送信対象とする1つの情報処理サービスの実行結果を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された1つの情報処理サービスの実行結果を前記携帯端末に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする保守管理作業支援装置。
  5. 請求項4に記載の保守管理作業支援装置において、
    前記受信手段は、前記実行結果とともに、前記実行結果の確からしさのデータを取得し、
    前記決定手段は、確からしさの高い実行結果を得た情報処理サービスを前記送信対象として決定する、ことを特徴とする保守管理作業支援装置。
  6. ビル設備の保守管理作業に用いる処理対象データを取得するデータ取得手段と、
    前記ビル設備または前記保守管理作業にかかる属性を示す属性データを取得する属性取得手段と、
    前記処理対象データ、及び、前記属性データを送信して、前記処理対象データに対する情報処理サービスを要求する要求手段と、
    複数の外部システムにより提供される複数の同種の情報処理サービスから、前記属性に基づいて選択された情報処理サービスによる実行結果を取得する結果取得手段と、
    前記ビル設備が発信するビーコンを受信する受信手段と、
    を備え、
    前記属性取得手段は、受信した前記ビーコンから前記属性データを取得する、ことを特徴とする保守管理作業携帯端末。
  7. 請求項6に記載の保守管理作業携帯端末において、
    前記処理対象データは、前記ビル設備を特定する表示を撮影した画像データであり、
    前記情報処理サービスは、前記画像データから前記ビル設備を特定する文字コードを前記実行結果として生成するOCRサービスであり、
    前記ビーコンは、前記ビル設備を特定するデータを含む信号であり、
    前記属性取得手段が取得する前記属性データには、前記ビル設備を特定するデータが含まれ、
    当該保守管理作業携帯端末は、前記結果取得手段により取得された前記文字コードと、前記属性取得手段が取得した前記ビル設備を特定するデータとを比較して、前記ビル設備を特定する表示、または、前記ビーコンにおける不整合を判定する判定手段を備える、ことを特徴とする保守管理作業携帯端末。
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