JP7160429B1 - 日射計 - Google Patents

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Abstract

外部環境が変化する中でも、簡易な構成によって露や霜の発生を抑えつつ継続的に安定して正確な日射量の測定が可能である日射計を提供すること。日射計10は、開口部10121を有し、熱伝導性を有する筐体101と、開口部10121に設けられ、光透過性を有するドーム201と、筐体101及びドーム201によって形成される内部空間に設けられ、ドーム201を通じて入射する日射光の強度を計測するセンサ部401と、内部空間を介して開口部10121の反対側である、筐体101の一部に熱伝導可能に設けられる発熱素子501と、を備える。

Description

本発明は、日射量を測定する日射計に関する。
日射光の強度(日射量)を測定する計測器として、太陽の放射光を所定の検出器で検出し、日照・日射に関する気象量を測定するものが知られている。中でも、全天日射計(以降、日射計と記載)とよばれる装置が広く使用されている。例えば、特許文献1に記載された日射計は、検出器に熱式センサを使用している。
このような日射計では、外部環境によっては、ドームに露や霜が付着し、ドームを透過する放射光の量が増減する。特許文献1に記載の日射計は、ドームに発生する露や霜の発生を抑制するために、発熱部材をドームの少なくとも一部に熱的に接触させ、ドームを加熱するように構成されている。また、特許文献2には、日射計内部の空気を加熱し、加熱された空気を換気装置によって二重構造のドームに循環させ、ドームに発生する露や霜の発生を抑制する日射計が記載されている。
欧州特許出願公開第3875928号明細書 国際公開第2016/140566号
ここで、特許文献1に記載の日射計では、発熱部材をドームと熱的に接触させているために、発熱部材の熱は、局所的な熱伝導によりドームに供給されるにすぎない。このとき、例えば、外部環境によって筐体の温度が低下すると、発熱部材からの熱が筐体に逃げ、ドームに対して熱を継続的に安定して供給することが難しくなる。その結果、露や霜の発生が十分に抑制されないおそれがあった。
一方、特許文献2に記載されたような日射計では、換気装置という可動部を有するために耐久性に劣り、可動部が駆動電力を必要とするためエネルギーを消費し、発熱部材以外も発熱をするという問題も生じていた。
そこで、本発明は、外部環境が変化する中でも、簡易な構成によって露や霜の発生を抑えつつ継続的に安定して正確な日射量の測定が可能である日射計を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る日射計は、開口部を有し、熱伝導性を有する筐体と、開口部に設けられ、光透過性を有するドームと、筐体及びドームによって形成される内部空間に設けられ、ドームを通じて入射する日射光の強度を計測するセンサ部と、内部空間を介して開口部の反対側である、筐体の一部に熱伝導可能に設けられる発熱部材と、を備える。
この態様によれば、発熱部材は、筐体において、ドームが設けられる開口部の反対側に設けられている。発熱部材が発生する熱は、まず熱伝導性を有する筐体に伝導して筐体全体を加熱する。さらに加熱された筐体の熱は、筐体の開口部に設けられたドームに伝播する。さらに、筐体からの輻射熱は、ドームの周囲の空気を加熱する。これによりドーム及びドームの周囲の空気が温まり、露や霜の発生が抑制される。本態様による日射計では、加熱部材により、熱容量の大きな筐体全体が加熱されるため、外部環境が変化しても筐体全体の温度が変化し難く、継続的に安定してドームが加熱される。
本発明によれば、外部環境が変化する中でも、簡易な構成によって露や霜の発生を抑えつつ継続的に安定して正確な日射量の測定が可能である日射計を提供することができる。
本実施形態に係る日射計の断面図である。 本実施形態に係る日射計の回路構成の概要を説明する図である。 本実施形態に係る日射計による積算日射量の計測結果を説明する図である。 本実施形態の変形例に係る日射計の断面図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。なお、以下の説明において、図面の上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」という。
図1には、本実施形態に係る日射計10の断面図が示される。日射計10は、例えば全天日射計であり、日射計10から見て半球状の範囲からの放射光に対して、その日射量を測定する装置である。日射計10は、例えば、筐体101、ドーム201、拡散部材301、センサ部401、及び発熱素子501を備える。
筐体101は、胴部1011、天井部1012、底部1013、及び脚部10141,10142,10143を有する。筐体101、特に、胴部1011、天井部1012、底部1013は、所定以上の強度を有する材料、及び所定以上の熱伝導度を有する熱伝導性のある材料で構成することが好ましく、例えばアルミニウム、真鍮、又は合金鉄等の金属材料で構成することが好ましい。
胴部1011は、例えば、円筒状の形状を有し、上側の端部において天井部1012と接続され、下側の端部において底部1013と接続される。
天井部1012は、例えば、円錐台状の形状を有し、開口部10121を有する。開口部10121は、天井部1012の上部に設けられる。開口部10121は天井部1012の上面から下面まで貫通する。開口部10121は、上面の近傍において段付きになっており、段付き部分にドーム接着面10122を有する。
底部1013は、例えば、平板状の形状を有し、胴部1011の下側の端部と接続する。底部1013は、日射計10の基部としての機能を有する。
脚部10141,10142,10143は、底部1013に設けられる。日射計10は、脚部10141,10142,10143を介して設置面(不図示)に設置される。
ドーム201は、例えば、半球状の形状を有し、開口部10121に設けられる。ドーム201は、その周縁部がドーム接着面10122に接着されることで、筐体101に取り付けられる。ドーム201の形状は、必ずしも完全な半球でなくともよく、天空の全方向の範囲からの光を採り入れることができる形状であればよい。ドーム201は、例えば、ガラス等の光透過性を有する材料で構成することができる。
胴部1011の内側の側面、底部1013の上面、及びドーム201の内側の面によって、筐体101に内部空間Sが形成される。
拡散部材301は、入射した光を拡散して透過するように構成されている光学部材である。拡散部材301は、後述のセンサ素子4011に対向する位置に配置され、ドーム201を通る光は拡散部材301を拡散透過し、センサ素子4011に入射するように構成されている。
センサ部401は、センサ素子4011及び回路基板4012,4013を備える。センサ素子4011は、筐体101の内部空間Sにおいて、拡散部材301を挟んでドーム201に向かい合う位置に設けられる。センサ素子4011は、日射の光量に応じた電気エネルギーを出力可能な検出手段であり、例えば、熱式センサである。熱式センサとしては、例えば、熱電対、サーミスタ、ペルチェ素子、サーモパイルが使用できる。センサ素子4011が熱電対の場合、センサ素子4011は、入射した光(光エネルギー)が熱(熱エネルギー)に変換され、当該熱に応じた電気信号が出力されるように構成されている。
回路基板4012,4013が、筐体101の内部空間Sに設けられる。回路基板4012,4013は、配線(不図示)を介してセンサ素子4011及び発熱素子501と接続される。回路基板4012,4013には、日射計10における信号処理や制御を行うための回路が設けられる。例えば、回路基板4012,4013に設けられる回路(後述)によって、センサ素子4011からの電気信号が処理され、日射量などが算出される。回路基板4012,4013の回路は外部装置や電源(不図示)に接続されており、日射計10は、当該回路を介して外部装置と通信したり、電源の供給を受けたりすることができる。なお、回路基板の個数は、図1に示されるような2つである必要はなく、1つであってもよく、より複数であってもよい。
センサ素子4011及び回路基板4012,4013に設けられる回路によって、日射量などを算出するセンサ部401として機能可能に構成されている。
発熱素子501は、電力消費に応じて発熱する部材(発熱部材)としての回路素子である。発熱素子501は、底部1013に接するように、内部空間Sを介して開口部10121とは反対側に設けられている。なお、内部空間Sを介して反対側とは、幾何的に正反対の位置を意味するものではなく、開口部10121と発熱素子501とが内部空間Sによって離隔されるような筐体101の内側の表面領域を含む広い概念である。少なくとも、開口部10121の近傍以外の領域である。例えば、開口部10121を有する天井部1012に対向する位置にある底部1013の中央部である。発熱素子501は、底部1013を介して筐体101への熱伝導が可能に設けられている。発熱素子501は、筐体101に熱的に接続されるように、例えば、底部1013に対して、ねじ止めされて取り付けられる。また、発熱素子501は、放熱シールや、放熱接着剤を用いて、底部1013に取り付けられてもよい。発熱素子501は、発熱量が相対的に大きく、発熱量を制御可能な回路素子であることが好ましく、例えば、MOS-FETである。また、発熱素子501は、バイポーラトランジスタ、J-FET、IGBT、ダイオード等の素子であってもよい。
発熱素子501は、例えば、センサ部401を駆動するための電源と共通の電源に接続される。発熱素子501は、電源の供給を受け、発熱素子501における電力消費に応じて発熱する。発熱素子501が発する熱はまず底部1013に伝わる。底部1013に伝わった熱は、胴部1011に伝わり、天井部1012まで伝わる。これにより、筐体101の全体が発熱素子501によって加熱される。筐体101は、天井部1012を通じて、ドーム201に熱を伝える。これにより、ドーム201が加熱される。また、天井部1012から放射される輻射熱がドーム201周辺の空気を暖める。ドーム201及びドーム201の周囲の空気が加熱されることで、ドーム201の温度及びドーム201の周囲の空気の温度が上昇し、ドーム201に露や霜が発生することが抑制される。
日射計10では、筐体101の全体を加熱することによって、外部環境の変化、例えば風や雨等に対するドーム201の温度の安定性が高くなる。なぜならば筐体101はドーム201よりサイズが大きく、ドーム201より熱容量が十分に大きい。したがって、外部環境による温度低下が、筐体101及びドーム201のそれぞれにおいて生じる場合、ドーム201の温度低下量に対する筐体101の温度低下量は小さくなる。よって、筐体101からドーム201へと熱が継続的に供給され、外部環境の変化に対するドーム201の温度の安定性が高くなる。これにより、外部環境が変化する中でも、露や霜の発生を抑えつつ継続的に安定して正確な日射量の測定が可能となる。
発熱素子501の加熱制御について、図2を参照して説明する。図2には、発熱素子501及び回路基板4012,4013に設けられる回路を含む、回路601の回路図が示される。図2では、一例として、発熱素子501をMOS-FETとして説明する。発熱素子501は、ゲートが演算アンプ6015に接続され、ドレインが電源に接続され、ソースが抵抗素子6014を介して接地に接続される。
回路601は、発熱素子501、制御部6011、通信ユニット6012、DC/DC変換器6013、抵抗素子6014、演算アンプ6015、D/A変換器6016、及びA/D変換器6017,6018を有する。
制御部6011、D/A変換器6016、及びA/D変換器6017、6018はマイクロコントローラ内の回路として実現される。なお、例えばD/A変換器6016、及びA/D変換器6017,6018は、必ずしもマイクロコントローラに設けられる必要はなく、それぞれ独立した素子であってもよい。
制御部6011は、マイクロコントローラがメモリに記憶されたソフトウェアプログラムを実行することにより実現される機能的ブロックである。制御部6011は、センサ素子4011からの信号に基づいて、例えば、日射量を算出することができる。センサ素子4011からの信号に基づいて算出された日射量は、例えば日射計10の外部に接続されたコンピュータによる、ある一日における積算日射量の算出に使用することができる。
また、制御部6011のメモリには、日射量算出のための校正値が記憶されている。制御部6011は、発熱素子501が発熱する第1状態及び発熱部材が発熱しない第2状態のいずれにおいても、共通の校正値を用いて日射量を計測する。これは、日射計10では発熱素子501が、センサ部401とは内部空間Sを挟んで配置されていることによる利点である。結果として、発熱部材からの熱がセンサ部に供給されにくくなる。よって、日射計による測定の際に発熱時専用の校正値と、発熱時にない時の校正値とを使い分ける必要がなくなり、発熱部材の発熱機能のオン又はオフによらず、同一の校正値を使用することが可能となっている。また、発熱時専用の校正値を用いる場合と異なり、発熱部材の発熱機能を常時オンにする必要がない。また、外部環境の温度や日射計10で計測した日射量に基づいて、発熱部材の発熱機能を自動的にオン又はオフすることができる。このようにすることで、計測の信頼性を高くすることができる。具体的には、ISO9060の全天日射計の規格においてクラスAの精度が保証される正確さを有した計測を行うことができる。
通信ユニット6012は、日射計10と外部装置との通信を行う通信回路である。通信ユニット6012には例えば通信ケーブルが接続され、通信ケーブルを介して、外部の装置(例えばデータロガーやパーソナルコンピュータ)と通信を行う。制御部6011によって算出された日射量は、通信ユニット6012を介して外部の装置に送信される。
DC/DC変換器6013は、日射計10に供給される電源の電源電圧(Vin)を、制御部6011,通信ユニット6012の動作に必要な電圧に変換する。
抵抗素子6014は、発熱素子501のソースと接地との間に設けられる。
演算アンプ6015は、入力が発熱素子501と抵抗素子6014との間及びD/A変換器6016の出力に接続され、出力が発熱素子501のゲートに接続される。演算アンプ6015は、抵抗素子6014の発熱素子501側の端子電圧及びD/A変換器6016から供給される電圧に基づいて、発熱素子501のゲートに制御電圧Vcontを印加する。演算アンプ6015は、発熱素子501の発熱量が一定となるようにフィードバック制御をしている。
D/A変換器6016は、演算アンプ6015の入力と制御部6011とを接続するように設けられる。D/A変換器6016は、制御部6011からのデジタル信号SG1をアナログ信号に変換し、変換されたアナログ信号に基づく電圧を演算アンプ6015に供給する。
A/D変換器6017は、電源電圧と発熱素子501のドレインとの間と制御部6011を接続するように設けられる。A/D変換器6017は、例えば、電源電圧Vinをアナログ信号として取得し、デジタル信号SG2に変換して、制御部6011に出力する。
A/D変換器6018は、発熱素子501と抵抗素子6014との間と制御部6011を接続するように設けられる。A/D変換器6018は例えば、発熱素子501と抵抗素子6014との間の電圧をアナログ信号として取得し、デジタル信号SG3に変換して、制御部6011に出力する。
制御部6011による、発熱素子501の動作の制御について説明する。まず、発熱素子501が発熱すべき所定の発熱量に応じて、発熱素子501における消費電力Pが設定される。消費電力Pの値は、例えば、制御部6011のメモリに記憶される。制御部6011は、発熱素子501における動作電圧×電流I1=消費電力Pとなるように、デジタル信号SG1を出力する。デジタル信号SG1は、電源電圧Vinに基づくデジタル信号SG2によって決定される。デジタル信号SG1に基づいて、発熱素子501に供給される制御電圧Vcontが制御される。発熱素子501は、制御部6011の電源(センサ部を駆動する電源)と共通の電源に接続されている。これにより、発熱素子501への電源を別途設ける必要がなくなるので、回路の構成が簡素化される。
電流I1が変動した場合、抵抗素子6014における電圧降下量が変動する、つまり、演算アンプ6015の抵抗素子6014に接続される側の電圧が変動する。この場合、演算アンプ6015は、D/A変換器6016からの電圧と、抵抗素子6014に接続される側の電圧との差分に応じた制御電圧Vcontを出力する。例えば、電流I1が増加する場合、演算アンプ6015は、制御電圧Vcontを小さくする。このように、演算アンプ6015が制御電圧Vcontのフィードバック制御を行うことで、発熱素子501の発熱量が一定になるよう電力制御をすることができる。結果として、ドーム201への熱の供給が安定して行われる。
また、制御部6011は、例えば、デジタル信号SG3に基づいて、供給電流が所定の電流範囲内にあるか否かを判定してもよい。制御部6011は、供給電流が所定の電流範囲内にない場合、発熱素子501に、例えば素子が破壊されている等の異常が発生していると判定してもよい。判定結果は通信ユニット6012を通じて出力され、日射計10の管理者に報知されてもよい。このようにすることで、日射計10の利便性が向上する。
図3を参照して、日射計10による積算日射量の計測結果を説明する。図3の棒グラフは、各日における積算日射量を示す。点線で囲まれた棒グラフは、発熱素子501を有さない日射計によって計測された積算日射量(第1積算日射量)である。実線で囲まれた棒グラフは、日射計10によって計測された積算日射量(第2積算日射量)である。日射計10による測定時には、発熱素子501は発熱する状態で計測が行われた。図3の白丸は、各日における、積算日射量比である。積算日射量比は、((第2積算日射量)-(第1積算日射量))/(第1積算日射量)×100[%]として算出される。積算日射量比は、第1積算日射量と第2積算日射量との差異、すなわち、発熱素子501による加熱の有無による測定値の変化を示す。図3に示されるように、日付D1からD9までの各日において、積算日射量比は±0.1%の範囲にある。これは、第1積算日射量と第2積算日射量との差が極めて小さいことを意味しており、日射計10においても、発熱素子501を有さない日射計と同等の計測が可能であることが示される。よって、日射計10は、露や霜の発生を抑制しつつ、精度よく日射量の測定を行うことができる。
ここで、日射計10による露抑制効果及び霜抑制効果について説明する。表1は、異なる日付における、天気、結露の有無、降霜の有無という環境条件における、露抑制効果及び霜抑制効果の一例を説明する表である。表1では、日射計10と発熱素子を有しない対比用の日射計それぞれの露抑制効果及び霜抑制効果が示される。表1に示されるように、日射計10は、露抑制効果及び霜抑制効果を有する。
Figure 0007160429000001
図4を参照して本実施形態の変形例に係る日射計10Aについて説明する。日射計10Aでは、天井部1012の内部に、ドーム201を囲むように発熱素子701が設けられる。発熱素子701は、例えば、発熱素子701を流れる電流に応じて発熱する抵抗ヒータである。日射計10Aのように、発熱素子501に加えて、ドーム201に接近させて発熱素子701を設けてもよい。また、発熱素子701は、例えば、胴部1011の側面に設けられてもよい。追加の発熱素子701を設けることで、筐体101及びドーム201の温度がより安定するような加熱が可能となる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
10,10A…日射計、101…筐体、1011…胴部、1012…天井部、1013…底部、201…ドーム、301…拡散部材、401…センサ部、4011…センサ素子、501…発熱素子、S…内部空間

Claims (6)

  1. 開口部を有し、熱伝導性を有する筐体と、
    前記開口部に設けられ、光透過性を有するドームと、
    前記筐体及び前記ドームによって形成される内部空間に設けられ、前記ドームを通じて入射する日射光の強度を計測するセンサ部と、
    前記内部空間を介して前記開口部の反対側である、前記筐体の一部に熱伝導可能に設けられる発熱部材と、を備える、日射計。
  2. 請求項1に記載の日射計であって、
    前記発熱部材は、前記センサ部を駆動する電源と共通の電源に接続される回路素子である、日射計。
  3. 請求項1に記載の日射計であって、
    前記センサ部は、前記日射光の強度の計測に用いられる校正値を記憶し、前記発熱部材が発熱する第1状態及び前記発熱部材が発熱しない第2状態のいずれにおいても、前記校正値を用いて同等の前記日射光の強度を計測する、日射計。
  4. 請求項1に記載の日射計であって、
    前記発熱部材は、前記発熱部材に供給される供給電流に応じて所定の発熱量となるように電力制御される、日射計。
  5. 請求項4に記載の日射計であって、
    前記供給電流が所定の電流範囲内にない場合、前記発熱部材に異常が発生していると判定する、日射計。
  6. 請求項1に記載の日射計であって、
    前記発熱部材は第1発熱部材であり、
    前記筐体は、
    前記開口部が設けられる天井部と、
    前記発熱部材が設けられる底部と、
    前記天井部と前記底部とを接続する胴部と、を有し、
    前記天井部又は前記胴部に設けられる第2発熱部材、をさらに備える、日射計。
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