JP7158632B2 - スレーブ装置、中継装置、マスタスレーブシステム、スレーブ制御方法、スレーブ制御プログラム、中継方法、及び、中継プログラム - Google Patents

スレーブ装置、中継装置、マスタスレーブシステム、スレーブ制御方法、スレーブ制御プログラム、中継方法、及び、中継プログラム Download PDF

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Description

本開示は、スレーブ装置、中継装置、マスタスレーブシステム、スレーブ制御方法、スレーブ制御プログラム、中継方法、及び、中継プログラムに関する。
有線ネットワークで接続された複数の機器が連携して動作するシステムにおいて、複数の機器の動作タイミングを合わせるために、各機器の時刻を高い精度で同期させる必要がある場合がある。
有線ネットワークで接続された複数の機器間の時刻を高い精度で同期させる高精度時刻同期技術の規格として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers) 802.1AS-2011がある(非特許文献1)。IEEE 802.1AS-2011は、複数の機器からなるマスタスレーブシステムにおいて、ネットワークに属する複数の機器の時刻を同期させる時刻同期技術に関する。
従来の高精度時刻同期技術において、常に全ての機器の時刻が高精度に同期している必要がある用途が想定されている。そのため、マスタ側だけでなく、スレーブ側も精度の高い発振器を使用する必要がある。スレーブ側も精度の高い発振器を使用すること及び短い間隔で時刻同期を繰り返すことにより、全ての機器の時刻のばらつきを一定の範囲に収めることが実現される。具体例として、非特許文献1の規格では、スレーブ側も含めたすべての高精度時刻同期に参加する機器が搭載するクロックに対して、±100ppm(parts per million)の精度を要求している。
精度の高い発振器のコストは高い。しかし、常に全ての機器の時刻が高い精度で同期している必要がある用途において、精度の高い発振器はコストに見合ったメリットがある。具体例として、ネットワークを通して複数の機器を制御するような場合、常に全ての機器の時刻が高い精度で同期していることにより、複数の機器を同時に駆動することができるというメリットがある。
しかしながら、必ずしも常にすべての機器が高い精度で同期して動作する必要が無い用途も存在する。本用途において、精度の高い発振器を使用した場合に、発振器のコストに見合うほどのメリットはない。具体例として、有線ネットワークを新設した場合、又は、有線ネットワークの構造を変更した場合において、有線ネットワークの構造を電気信号の伝搬時間を測定することにより推定する機能については、基本的には、一度当該機能を使用して有線ネットワークの構造を推定した後、次に有線ネットワークの構造を変更するまでの間使用されない。そのため、この機能は長期間使用されないこともある。有線ネットワークの構造を電気信号の伝搬時間を測定することにより推定するためには、全ての機器の時刻が高い精度で同期している必要がある。しかし、稀にしか使用されない機能のために精度の高い発振器を使用して時刻同期を行うことは、コストを考慮すると難しい場合もある。
本開示は、有線ネットワークで接続された複数の機器の全てが精度の高い発振器を搭載していなくても、複数の機器それぞれが高い精度での時刻同期を実現することを目的とする。
本開示に係るスレーブ装置は、
クロック信号を通信クロックとして発振する発振器を搭載するマスタ装置と有線接続しており、かつ、前記マスタ装置が送信するマスタ送信データを、前記通信クロックを用いてシリアル化することにより生成されたデータを受信シリアルデータとして前記マスタ装置から受信するスレーブ装置において、
前記スレーブ装置が前記受信シリアルデータを受信中である場合に、前記受信シリアルデータから前記通信クロックを受信側通信クロックとして抽出するクロック抽出部と、
前記受信側通信クロックに基づいて駆動するスレーブ時計を有する時刻管理部と
を備える。
本開示に係るスレーブ装置は、マスタ装置からシリアルデータを受信し、かつ、受信したシリアルデータから抽出したクロック信号を用いて時刻を管理する。マスタ装置が高精度発振器を搭載しており、かつ、マスタ装置が高精度発振器に基づいてシリアルデータを生成した場合、スレーブ装置は、スレーブ装置が高精度発振器を搭載していない場合であっても、高精度なクロック信号を用いて時刻を管理することができる。また、時計は、時刻同期に用いられてもよい。
従って、本開示に係るスレーブ装置を用いることにより、有線ネットワークで接続された複数の機器の全てが精度の高い発振器を搭載していなくても、複数の機器それぞれが高い精度での時刻同期を実現することができる。
実施の形態1に係るマスタスレーブシステム90の有線ネットワークの構成例。 T字型分岐の具体例。 T字型分岐の具体例。 マルチドロップ接続の具体例。 マルチドロップ接続の具体例。 実施の形態1に係るマスタ装置100の構成例。 実施の形態1に係るシリアル信号送信部150の構成例。 実施の形態1に係るシリアル信号受信部180の構成例。 実施の形態1に係る制御部140のハードウェア構成例。 実施の形態1に係るスレーブ装置300の構成例。 実施の形態1に係るマスタ装置100の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係るスレーブ装置300の動作を示すフローチャート。 実施の形態1の変形例に係るマスタ装置100のハードウェア構成例。 実施の形態2に係るマスタ装置100の動作を示すフローチャート。 実施の形態2に係るスレーブ装置300の動作を示すフローチャート。 実施の形態3に係るマスタスレーブシステム90の有線ネットワークの構成例。 実施の形態3に係る中継装置500の構成例。 実施の形態3に係る中継装置500の構成例。 実施の形態4に係るマスタ装置100の構成例。 実施の形態4に係るスレーブ装置300の構成例。 実施の形態5に係る中継装置500の構成例。 実施の形態5に係る中継装置500の構成例。
実施の形態の説明及び図面において、同じ要素及び対応する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は、適宜に省略又は簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。
実施の形態1.
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
***構成の説明***
図1は、本実施の形態が想定するマスタスレーブシステム90の有線ネットワークの構成例を示している。マスタスレーブシステム90は、1台のマスタ装置100と、少なくとも1台のスレーブ装置300とを備える。マスタ装置100は、親機に当たる。スレーブ装置300は、子機に当たる。なお、本図中の300_1等の記載は、複数存在する要素を区別するためのものである。
複数のスレーブ装置300それぞれは、T字型分岐、マルチドロップ接続、又はこれらの組み合わせにより1台のマスタ装置100と有線接続される。なお、マスタ装置100と、複数のスレーブ装置300とは、閉じた輪にならないようネットワークケーブルにより有線接続されているものとする。マスタスレーブシステム90は、スレーブ装置300と構成が異なるスレーブ装置を備えてもよい。
なお、各スレーブ装置300は、ユニークなID(Identification)を持つものとする。即ち、各スレーブ装置300は、各スレーブ装置300を識別する識別子を有する。マスタ装置100は、各スレーブ装置300のIDを知っているものとする。
図2及び図3は、T字型分岐の具体例を示している。T字型分岐は、ネットワークケーブルの途中において、端子台を用いてネットワークケーブルを分岐させることである。
T字型分岐は、図2に示すような3方向への分岐に限られず、図3に示すような4方向への分岐であってもよく、また、5方向以上への分岐であっても良い。
図4及び図5は、マルチドロップ接続の具体例を示している。マルチドロップ接続は、機器の端子台上に2本以上のネットワークケーブルを接続し、さらに端子台が分岐点を兼ねる接続を指す。これらの図において、スレーブ装置300内部と表記された四角形であって、辺が点線により示されている四角形の枠は、スレーブ装置300の内部の一部を示している。なお、シリアル信号送信部400を送信部と表記しており、シリアル信号受信部360を受信部と表記している。アンプは、アンプリファイアの略記である。
ネットワークケーブルの本数は、図4に示すように2本に限られず、図5に示すように3本であってもよく、また、4本以上であってもよい。
ネットワークケーブルは、図2から図5までが示すように1対2芯に限られず、3芯以上であってもよい。
図6は、本実施の形態に係るマスタ装置100の構成例を示している。本図に示すように、マスタ装置100は、高精度発振部110と、送信側分周部120と、時刻管理部130と、制御部140と、シリアル信号送信部150と、クロック抽出部160と、受信側分周部170と、シリアル信号受信部180とを備える。なお、矢印の途中に表示されている四角形は、受け渡されるデータ又は指示の情報を示す。
高精度発振部110は、送信側通信クロック111を生成し、かつ、シリアル信号送信部150と、送信側分周部120とに生成した送信側通信クロック111を供給する。高精度発振部110は、典型的には、高精度発振器から成る。高精度発振器は、具体例として、中心周波数と公称値との差が少ない性質と、ドリフトが少ない性質と、ジッタ成分が少ない性質と、温度及び湿度等の外部環境要因の影響を受けにくい性質とを有する発振器である。高精度発振器は、具体例として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers) 802.1AS-2011又はIEEE1588-2008に準拠する発振器である。
高精度発振器は、発振器とも呼ばれる。発振器は、クロック信号を通信クロックとして発振する。マスタ装置100が備える発振器は、スレーブ装置300が備える発振器と比較して高精度である。
送信側通信クロック111は、データをシリアライズする際に用いられるクロック信号である。
送信側分周部120は、送信側通信クロック111を受け取り、送信側通信クロック111を分周することにより送信側データクロック121を生成し、かつ、シリアル信号送信部150と、時刻管理部130と、制御部140とに、生成した送信側データクロック121を供給する。送信側分周部120は、典型的には、分周器から成る。
送信側データクロック121は、クロック成分を含む信号を生成することに用いられるクロック信号である。送信側データクロックは、送信側内部データクロックと呼ばれることもある。
時刻管理部130は、送信側データクロック121を受け取り、かつ、受け取った送信側データクロック121を用いて時刻を管理する。時刻管理部130は、時計131を備える。
時計131は、送信側データクロック121を基準として動作し、かつ、時刻情報を制御部140に提供する。また、時計131は、必要に応じて制御部140により時刻の修正操作を実行される。時計131は、マスタ時計とも呼ばれる。マスタ時計は、発振器が生成するクロック信号に基づいて駆動する。
制御部140は、送信データ141を生成し、かつ、生成した送信データ141をシリアル信号送信部150に提供する。送信データ141は、スレーブ装置300に送信する情報を含むデータである。
また、制御部140は、受信データ181を受け取り、かつ、受け取った受信データ181を適宜処理する。受信データ181は、スレーブ装置300から受信した情報を含むデータである。
制御部140は、受信シリアルデータ101を受信した時刻と、送信シリアルデータ151を送信した時刻とのそれぞれを記録してもよい。
シリアル信号送信部150は、送信側データクロック121と、送信側通信クロック111と、送信データ141とを用いて送信シリアルデータ151を生成し、かつ、生成した送信シリアルデータ151をネットワークケーブルへ送出する。
送信シリアルデータ151は、クロック成分を含むシリアル信号である。クロック成分を含むシリアル信号は、具体例として、8b/10bエンコード方式又は128b/132bエンコード方式に従ってエンコードされた信号である。8b/10bエンコード方式は、データとクロック信号とを一対のシリアル信号線で通信する方式の1つであり、データに対して冗長なビットを加え、同じ値のビットが長く連続しないようにした後にデータをシリアル化するものである。シリアル化は、シリアライズと同義である。
クロック抽出部160は、受信シリアルデータ101を受け取り、かつ、受け取った受信シリアルデータ101から受信側通信クロック161を抽出する。クロック抽出部160は、典型的には、PLL(Phase-locked loop、位相同期回路)から成る。クロック抽出部160は、ネットワークケーブルを通じてスレーブ装置300から送られてきた受信シリアルデータ101から受信側通信クロック161を抽出する。受信シリアルデータ101は、クロック成分を含む。受信側通信クロック161は、シリアライズされたデータをデシリアライズする際に用いられるクロック信号である。
受信側分周部170は、受信側通信クロック161を分周し、受信側データクロック171を生成し、かつ、生成した受信側データクロック171をシリアル信号受信部180へ供給する。受信側分周部170は、典型的には、分周器から成る。
受信側データクロック171は、クロック成分を含む信号を復元することに用いられるクロック信号である。受信側データクロックは、受信側内部データクロックと呼ばれることもある。
シリアル信号受信部180は、受信シリアルデータ182を復元することによって受信データ181を生成し、かつ、生成した受信データ181を制御部140に与える。受信シリアルデータ182は、クロック成分を含む。
図7は、シリアル信号送信部150の構成例を示している。シリアル信号送信部150は、エンコーダ155と、シリアライザ156とを備える。本例において、シリアル信号送信部150は、データとクロック信号とを一対のシリアル信号線で通信する方式を採用する。
以下、一例として、シリアル信号送信部150が8b/10bエンコード方式を採用する場合を説明する。
エンコーダ155は、8b/10bエンコード方式に対応し、送信側データクロック121で動作し、かつ、与えられた8bit(1バイト)の送信データ141に対して2bitの冗長データを加えることによって10bitのエンコードされた送信データを生成する。
シリアライザ156は、送信側通信クロックを用いてエンコードされた送信データをシリアル化する。
このように生成されたシリアルデータは、クロック成分を含んでいる送信シリアルデータ151である。また、エンコーダ155は、送信データが無い場合において、「データなし」を意味する10bitの符号を出力し続ける。このため、シリアライザからは、常にクロック成分を含んだシリアルデータが出力される。
図8は、シリアル信号受信部180の構成例を示している。シリアル信号受信部180は、本図に示すように、デシリアライザ185と、デコーダ186とを備える。
以下、一例として、シリアル信号受信部180が8b/10bエンコード方式によりエンコードされたデータを受信するものとしてシリアル信号受信部180を説明する。
クロック成分を含んでいるシリアルデータから元のデータと通信クロックを取り出す方法の一つに、PLLを使用する方式がある。図8は、本方式を採用した場合における例を示している。本方式において、受信したクロック成分を含んだシリアルデータをPLLに入力すると、PLLの作用によって通信クロック信号成分のみが当該シリアルデータから抽出される。
デシリアライザ185は、クロック抽出部160から与えられた受信側通信クロック161を用いて、クロック成分を含んだシリアルデータから、エンコードされた受信データを取り出す。
デコーダ186は、受信側データクロック171により動作し、かつ、受信側データクロック171を用いて、エンコードされた受信データから冗長データを含まない8bitの受信データを取り出す。ただし、デコーダ186は、エンコードされた受信データが「データなし」を示す10bitの符号であった場合、受信データを出力しない。
受信側データクロック171は、受信側分周部170によって通信クロックから生成され、デコーダ186に与えられる。このとき、クロック抽出部160が抽出する通信クロックの精度は、送信側の発振器が生成する通信クロックの精度に依存する。即ち、受信側は、送信側の精度と同じ又は同等の精度の通信クロックを得ることができる。通信クロックの精度は、周波数安定性とも呼ばれる。
図9は、制御部140のハードウェア構成例を示している。制御部140は、本図に示すように、プロセッサ11と、メモリ12と、補助記憶装置13と、入出力インタフェース14とを備える。これらのハードウェアは、信号線19を介して互いに接続されている。制御部140は、制御部140の外部にある時刻管理部130と、シリアル信号送信部150と、シリアル信号受信部180と、入出力インタフェース14を通じて接続される。入出力インタフェース14は、IO装置インタフェースとも呼ばれる。
また、プロセッサ等の動作クロックとして、データクロックが利用される。
プロセッサ11は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)であり、かつ、コンピュータが備えるハードウェアを制御する。プロセッサ11は、具体例として、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、又はGPU(Graphics Processing Unit)である。
マスタ装置100は、プロセッサ11を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサは、プロセッサ11の役割を分担する。
メモリ12は、典型的には、揮発性の記憶装置である。メモリ12は、主記憶装置又はメインメモリとも呼ばれる。メモリ12は、具体例として、RAM(Random Access Memory)である。メモリ12に記憶されたデータは、必要に応じて補助記憶装置13に保存される。
補助記憶装置13は、典型的には、不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置13は、具体例として、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、又はフラッシュメモリである。補助記憶装置13に記憶されたデータは、必要に応じてメモリ12にロードされる。
メモリ12と、補助記憶装置13とは、一体的に構成されていてもよい。
マスタ制御処理は、制御部140が実行する処理である。マスタ制御処理は、具体例として、補助記憶装置13にプログラムとして格納され、プロセッサ11が実行する。プロセッサ11は、必要に応じてメモリ12又は入出力インタフェース14へアクセスする。制御部140は、他の要素を備えていても良い。
補助記憶装置13は、マスタ制御プログラムを記憶している。マスタ制御プログラムは、マスタ装置100が備える各部の内、少なくとも制御部140の機能をコンピュータに実現させるプログラムである。マスタ制御プログラムは、メモリ12にロードされて、プロセッサ11によって実行される。スレーブ装置300が備える各部の機能は、ソフトウェアにより実現されてもよい。
制御部140は、適宜記憶装置を利用する。記憶装置は、具体例として、メモリ12と、補助記憶装置13と、プロセッサ11内のレジスタと、プロセッサ11内のキャッシュメモリとの少なくとも1つから成る。なお、データと、情報とは、同等の意味を有することもある。記憶装置は、コンピュータと独立したものであってもよい。
メモリ12の機能と、補助記憶装置13の機能とのそれぞれは、他の記憶装置によって実現されてもよい。
制御部140以外の各部のハードウェア構成も、制御部140のハードウェア構成と同様であってもよい。
マスタ装置100は、複数のコンピュータから成ってもよい。
マスタ装置100は、通信装置15を備えてもよい。通信装置15は、レシーバ及びトランスミッタである。通信装置15は、具体例として、通信チップ又はNIC(Network Interface Card)である。
本明細書に記載されているいずれのプログラムも、コンピュータが読み取り可能な不揮発性の記録媒体に記録されていてもよい。不揮発性の記録媒体は、具体例として、光ディスク又はフラッシュメモリである。本明細書に記載されているいずれのプログラムも、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
図10は、本実施の形態に係るスレーブ装置300の構成例を示している。スレーブ装置300は、本図に示すように、クロック抽出部310と、受信側分周部320と、補助発振部330と、クロック選択部340と、時刻管理部350と、シリアル信号受信部360と、制御部370と、逓倍部380と、送信側分周部390と、シリアル信号送信部400とを備える。
クロック抽出部310は、受信シリアルデータ301を受け取り、受け取った受信シリアルデータ301から受信側通信クロック311を抽出し、かつ、抽出した受信側通信クロック311をシリアル信号受信部360へ供給する。クロック抽出部310は、スレーブ装置300が受信シリアルデータ301を受信中である場合に、受信シリアルデータ301から通信クロックを受信側通信クロック311として抽出する。クロック抽出部310は、典型的には、PLLから成る。
受信シリアルデータ301は、ネットワークケーブルを通じてマスタ装置100から送られてくる信号であり、かつ、クロック成分を含んでいる。受信シリアルデータ301は、マスタ送信データを、前記通信クロックを用いてシリアル化することにより生成されたデータである。マスタ送信データは、マスタ装置が送信する情報を含む。マスタ送信データは、マスタデータクロックの成分を含むようエンコードされたデータであってもよい。マスタデータクロックは、通信クロックを分周することにより生成されたクロック信号である。
受信側通信クロック311は、受信側通信クロック161と同様である。受信側通信クロック311のクロック精度は、先に説明した原理により、送信側通信クロック111のクロック精度と同じ又は同等である。
受信側分周部320は、受信側通信クロック311を受け取り、受信側通信クロック311を分周することによって受信側データクロック321を生成し、かつ、シリアル信号受信部360と、時刻管理部350と、制御部370とへ生成した受信側データクロック321を供給する。受信側分周部320は、典型的には、分周器から成る。
受信側データクロック321は、受信側データクロック171と同様である。
補助発振部330は、補助クロック331を生成し、かつ、受信シリアルデータ301が無いために受信側分周部320が受信側データクロック321を生成することができない場合において、生成した補助クロック331を時刻管理部350に供給する。補助発振部330は、典型的には、発振器から成る。
補助クロック331は、受信側データクロック321と同程度の周波数のクロック信号である。補助クロック331のクロック精度は、送信側通信クロック111のクロック精度より低くてもよい。
クロック選択部340は、制御部370からの指示に従って、時刻管理部350に提供するクロック信号として、受信側データクロック321と、補助クロック331とのいずれかを選択する。
時刻管理部350は、受信側データクロック321を用いて時刻を管理する。時刻管理部350は、時計351を備える。
時計351は、受信側データクロック321を基準として動作し、時刻情報を制御部370に提供する。また、必要に応じて制御部370から時刻の修正操作を実行される。時計351は、スレーブ時計とも呼ばれる。スレーブ時計は、受信側通信クロック311に基づいて駆動する。スレーブ時計は、受信側データクロック321により駆動してもよい。
シリアル信号受信部360は、受信シリアルデータ301を受け取り、受信シリアルデータ301を復元することによって受信データ361を生成し、かつ、生成した受信データ361を制御部370に与える。
シリアル信号受信部360は、受信シリアルデータ301として、探査シリアルデータを受信してもよい。探査シリアルデータは、探査を意味する情報を含むマスタ送信データをシリアル化したデータである。
シリアル信号受信部360は、受信シリアルデータとして、同期シリアルデータを受信してもよい。同期シリアルデータは、マスタ時刻同期情報を含むマスタ送信データをシリアル化したデータである。マスタ時刻同期情報は、スレーブ時計をマスタ時計と同期させることに用いられる。マスタ時刻同期情報は、時刻1と時刻4との情報を含んでもよい。時刻1は、マスタ装置100が探査シリアルデータを送信した時点において前記マスタ時計が示す時刻である。時刻4は、マスタ装置100が応答シリアルデータを受信した時点においてマスタ時計が示す時刻である。
シリアル信号受信部360は、受信側通信クロック311を用いて受信シリアルデータ301を非シリアル化することにより非シリアル化受信データを生成し、かつ、受信側データクロック321を用いて非シリアル化受信データをデコードしてもよい。非シリアル化は、デシリアライズと同義である。
制御部370は、制御部140と同様である。制御部370は、送信データ371をシリアル信号送信部400に与える。
制御部370は、応答データと、スレーブ時刻同期情報とを生成してもよい。応答データは、探査シリアルデータに対する応答を意味する情報を含む。スレーブ時刻同期情報は、スレーブ時計をマスタ時計と同期させることに用いられる。スレーブ時刻同期情報は、時刻2と、時刻3とを含んでもよい。時刻2は、スレーブ装置300が探査シリアルデータを受信した時点においてスレーブ時計が示す時刻である。時刻3は、スレーブ装置300が応答シリアルデータを送信した時点においてスレーブ時計が示す時刻である。
制御部370は、スレーブ時刻同期情報と、マスタ時刻同期情報とに基づいてスレーブ時計をマスタ時計と同期させてもよい。制御部370は、時刻1と時刻2と時刻3と時刻4とを用いてスレーブ時計をマスタ時計と同期させてもよい。時刻1と時刻2と時刻3と時刻4とは、それぞれ、T1とT2とT3とT4と表記されることもある。
制御部370は、送信データを生成してもよい。送信データは、マスタ装置が属するネットワークに送信される情報を含む。制御部370は、送信データとして、識別データを生成してもよい。識別データは、識別子の情報を含む。
逓倍部380は、送信側通信クロック381を生成し、かつ、生成した送信側通信クロック381をシリアル信号送信部400へ与える。逓倍部380は、典型的には、逓倍器から成る。逓倍部380は、受信側通信クロック311の周波数を偶数倍にすることにより送信側通信クロック381を生成してもよい。
送信側通信クロック381は、受信側通信クロック311の偶数倍の周波数のクロック信号である。
送信側分周部390は、送信側通信クロック381を受け取り、送信側通信クロック381を分周することによって送信側データクロック391を生成し、かつ、生成した送信側データクロック391をシリアル信号送信部400へ与える。送信側分周部390は、典型的には、分周器から成る。
送信側データクロック391は、送信側データクロック121と同様である。
シリアル信号送信部400は、送信データ371と、送信側通信クロック381と、送信側データクロック391とを受け取り、受け取ったデータを用いて送信シリアルデータ401を生成し、かつ、生成した送信シリアルデータ401をネットワークケーブルへ送出する。
シリアル信号送信部400は、応答シリアルデータを生成し、かつ、応答シリアルデータをマスタ装置100に送信してもよい。応答シリアルデータは、受信側通信クロック311に基づいて応答データをシリアル化したデータである。
シリアル信号送信部400は、送信側データクロック391を用いて送信データをエンコードすることによりエンコード送信データを生成し、送信側通信クロック381を用いてエンコード送信データをシリアル化することにより送信シリアルデータ401を生成し、かつ、送信シリアルデータ401を送信してもよい。エンコード送信データは、送信側データクロック391の成分を含む。
シリアル信号送信部400は、送信シリアルデータ401として、識別データを用いて識別シリアルデータを生成してもよい。
送信シリアルデータ401は、送信シリアルデータ151と同様である。
シリアル信号受信部360と、制御部370と、シリアル信号送信部400との構成は、それぞれ、シリアル信号受信部180と、制御部140と、シリアル信号送信部150と同様である。
スレーブ装置300のハードウェア構成は、マスタ装置100のハードウェア構成と同様である。
マスタ装置100が8b/10bエンコード方式を採用する場合において、送信データ141と、受信データ181とは、それぞれ8bit単位の信号である。
スレーブ装置300が8b/10bエンコード方式を採用する場合において、送信データ371と、受信データ361とは、それぞれ8bit単位の信号である。
***動作の説明***
マスタ装置100の動作手順は、マスタ制御方法に相当する。また、マスタ装置100の少なくとも制御部140の動作を実現するプログラムは、マスタ制御プログラムに相当する。
スレーブ装置300の動作手順は、スレーブ制御方法に相当する。また、スレーブ装置300の少なくとも制御部370の動作を実現するプログラムは、スレーブ制御プログラムに相当する。
図11は、マスタ装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図12は、スレーブ装置300の動作の一例を示すフローチャートである。図11及び図12を参照して、マスタスレーブシステム90の動作の一例を説明する。マスタスレーブシステム90は、処理Pに続く番号の順に処理を実行する。
(処理P1)
マスタ装置100は、送信シリアルデータ151をスレーブ装置300に送信することを始める。スレーブ装置300に送るべきデータが無い場合、マスタ装置100は、「データなし」を意味する符号を送信し続ける。
(処理P2)
各スレーブ装置300は、送信シリアルデータ151を受信シリアルデータ301として受信する。各スレーブ装置300は、受信シリアルデータ301を受信した場合に、データと受信側通信クロック311とを受信シリアルデータ301から抽出し、受信側データクロック321を生成し、かつ、時計351と制御部370とを駆動するクロックを、補助クロック331から受信側データクロック321へ切り替える。
(処理P3)
マスタ装置100は、1つのスレーブ装置300を選択スレーブ装置として選択し、かつ、選択スレーブ装置のIDを送信シリアルデータ151によってスレーブ装置300に通知する。
(処理P4)
選択スレーブ装置は、処理P2において抽出された受信側通信クロック311を用いて送信側通信クロック381を生成し、生成した送信側通信クロック381を選択スレーブ装置の通信クロックとし、かつ、送信シリアルデータ401を送信することを始める。
なお、選択スレーブ装置は、送るべきデータが無い場合において、「データなし」を意味する符号を送信し続ける。
(処理P5)
マスタ装置100は、送信シリアルデータ401を受信シリアルデータ101として受信した場合に、「探査」を意味するデータを送信シリアルデータ151によって送信する。
マスタ装置100は、当該データを送信した時刻をT1として記録する。
(処理P6)
選択スレーブ装置は、受信シリアルデータ301から「探査」を意味するデータを検出した場合に、当該データを受信した時刻をT2として記録する。
(処理P7)
選択スレーブ装置は、「応答」を意味するデータを送信シリアルデータ401によって送信し、かつ、当該データを送信した時刻をT3として記録する。
(処理P8)
マスタ装置100は、受信シリアルデータ101から「応答」を意味するデータを検出した場合に、当該データを受信した時刻をT4として記録する。
(処理P9)
マスタ装置100は、T1及びT4の情報を、選択スレーブ装置に、送信シリアルデータ151によって送信する。
(処理P10)
選択スレーブ装置は、マスタ装置100からT1及びT4の情報を受け取った場合に、選択スレーブ装置が記録しているT2及びT3と、受け取ったT1及びT4とを照らし合わせ、信号伝搬時間と、マスタ装置100との時刻のずれとを算出し、かつ、算出した結果に基づいて時計351を修正する。信号伝搬時間は、選択スレーブ装置と、マスタ装置100との間で信号を伝搬するのに要する時間である。
(処理P11)
選択スレーブ装置は、送信シリアルデータ401を送信することを停止する。
(処理P12)
マスタ装置100は、選択スレーブ装置以外の全てのスレーブ装置300それぞれに対して、処理P3から処理P10までを実行する。
全てのスレーブ装置300に対して処理P3から処理P10までが実行された場合、マスタ装置100は、処理P13に進む。
(処理P13)
マスタ装置100は、送信シリアルデータ151を送信することを終了する。
(処理P14)
スレーブ装置300は、送信シリアルデータ151を受信しなくなった場合に、時計351及び制御部370を駆動するクロックを受信側データクロック321から補助クロック331へ切り替える。
***実施の形態1の効果の説明***
以上のように、本実施の形態によれば、マスタ装置100は、マスタ装置100が備える高精度発振部110の高精度なクロック信号を、スレーブ装置300に対してクロック成分を含んだシリアルデータを用いて供給する。スレーブ装置300は、マスタ装置100から受け取ったシリアルデータからクロックを抽出し、抽出したクロックを時刻同期に用いる。
従って、スレーブ装置300は、高精度発振器を持たなくとも高精度時刻同期を行うことができる。
また、8b/10bエンコード方式の信号成分は、通信クロック周波数の奇数倍の高調波を持つ。本実施の形態において、スレーブ装置300は、スレーブ装置300が使用する通信クロック周波数を、マスタ装置100が使用する通信クロック周波数の偶数倍とする。
従って、本実施の形態によれば、マスタ装置100とスレーブ装置300とが8b/10bエンコード方式を採用した場合に、マスタ装置100が送信する信号と、スレーブ装置300が送信する信号との相互の干渉を抑制することができる。
***他の構成***
<変形例1>
図13、本変形例に係るマスタ装置100のハードウェア構成例を示している。
マスタ装置100は、本図に示すように、プロセッサ11とメモリ12と補助記憶装置13との少なくとも1つに代えて、処理回路18を備える。
処理回路18は、マスタ装置100が備える各部の少なくとも一部を実現するハードウェアである。
処理回路18は、専用のハードウェアであっても良く、また、メモリ12に格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。
処理回路18が専用のハードウェアである場合、処理回路18は、具体例として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(ASICはApplication Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はこれらの組み合わせである。
マスタ装置100は、処理回路18を代替する複数の処理回路を備えてもよい。複数の処理回路は、処理回路18の役割を分担する。
マスタ装置100において、一部の機能が専用のハードウェアによって実現されて、残りの機能がソフトウェア又はファームウェアによって実現されてもよい。
処理回路18は、具体例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせにより実現される。
プロセッサ11とメモリ12と補助記憶装置13と処理回路18とを、総称して「プロセッシングサーキットリー」という。つまり、マスタ装置100の各機能構成要素の機能は、プロセッシングサーキットリーにより実現される。
スレーブ装置300の各機能構成要素の機能は、マスタ装置100の各機能構成要素の機能と同様に、プロセッシングサーキットリーにより実現されてもよい。
また、他の実施の形態に係るマスタ装置100及びスレーブ装置300についても、本変形例と同様の構成であってもよい。
実施の形態2.
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態に係るマスタスレーブシステム90は、実施の形態1を応用することにより、ネットワークトポロジを推定することができる。ネットワークトポロジを、トポロジと表現することもある。
***構成の説明***
スレーブ装置300は、スレーブ装置300と同じ機能を有する他のスレーブ装置300と有線接続している。
本実施の形態に係る制御部140は、ネットワークトポロジを推定する。制御部140は、どのような技術を用いてネットワークトポロジを推定してもよい。
制御部370は、スレーブ装置300が識別シリアルデータを受信した場合に、送信データとして、時刻データを生成する。時刻データは、スレーブ装置300が識別シリアルデータを受信した時点におけるスレーブ時計が示す時刻の情報を含む。
シリアル信号送信部400は、送信シリアルデータ401として、時刻データを用いて時刻シリアルデータを生成する。
***動作の説明***
図14は、本実施の形態に係るマスタ装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図15は、本実施の形態に係るスレーブ装置300の動作の一例を示すフローチャートである。図14及び図15を用いて、マスタスレーブシステム90の動作の一例を説明する。
マスタスレーブシステム90は、処理P1から処理P12までを実施する。
(処理P15)
マスタ装置100は、送信シリアルデータ151によりトポロジ推定の開始をスレーブ装置300に通知する。
(処理P16)
マスタ装置100は、1つのスレーブ装置300を選択スレーブ装置として選択し、選択スレーブ装置のIDを送信シリアルデータ151により通知する。以下、本実施の形態に係る説明において、選択スレーブ装置は、本処理において選択されたスレーブ装置300を指す。
(処理P17)
選択スレーブ装置は、処理P4と同様の処理を実行する。
(処理P18)
選択スレーブ装置以外のスレーブ装置300は、選択スレーブ装置が送信した送信シリアルデータ401を受信シリアルデータ301として受信することを始める。
この際、受信側通信クロック311が本処理実行前の偶数倍に変化する。選択スレーブ装置以外のスレーブ装置300において、受信側分周部320が受信側通信クロック311を分周すること、又は、時計351と制御部370とがそれぞれ受信側データクロック321を分周することにより、選択スレーブ装置から受信したデータの影響を打ち消す。
(処理P19)
選択スレーブ装置は、選択スレーブ装置の現在時刻とIDとを、送信シリアルデータ401により送信する。
(処理P20)
選択スレーブ装置以外の全てのスレーブ装置300それぞれは、選択スレーブ装置が処理P17において送信した送信シリアルデータ401を受信し、選択スレーブ装置の現在時刻及びIDと、選択スレーブ装置以外の全てのスレーブ装置300それぞれが送信シリアルデータ401を受信した時点における選択スレーブ装置以外のスレーブ装置300それぞれの現在時刻とを記録する。
マスタ装置100は、選択スレーブ装置以外の全てのスレーブ装置300それぞれに対して、処理P15から処理P20までを繰り返す。
(処理P21)
マスタ装置100は、トポロジを推定し、かつ、トポロジの推定が終了した後にトポロジ推定の終了を通知する。
(処理P22)
各スレーブ装置300は、処理P15から処理P20までにおいて取得したID及び現在時刻であって、各スレーブ装置300以外のスレーブ装置300が送信したID及び現在時刻と、各スレーブ装置300がID及び現在時刻を受信した時点における各スレーブ装置300の現在時刻の情報を1カ所に集約する。
各スレーブ装置300は、集約対象の情報を送信シリアルデータ401により送信することによって本処理を実行してもよいし、他の手段を用いて本処理を実行してもよい。また、情報の集約先はマスタ装置100でなくとも構わない。
各スレーブ装置300は、各スレーブ装置300にマスタ装置100からトポロジ推定の終了が通知された場合、かつ、マスタ装置100から送信シリアルデータ151を受信すること終了した場合に、時計351及び制御部370を駆動するクロックを、受信側データクロック321から補助クロック331へ切り替える。
***実施の形態2の効果の説明***
本実施の形態に係るマスタスレーブシステム90は、実施の形態1に示されている動作に加えて、マスタ装置100及び各スレーブ装置300相互の間での信号伝搬時間の計測等を実施する。当該信号伝搬時間は、1カ所に集約される。有線ネットワークのネットワークケーブルが閉じた輪になることは無いという条件から、マスタ装置100又はスレーブ装置300は、信号伝搬時間を用いてネットワークのトポロジを推定することができる。
従って、本実施の形態に係るマスタスレーブシステム90において、スレーブ装置300が高精度発振器を搭載していないものの、マスタスレーブシステム90の有線ネットワークのトポロジを推定することができる。
実施の形態3.
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
***構成の説明***
図16は、本実施の形態に係るマスタスレーブシステム90の有線ネットワークの構成例を示している。本図に示すように、マスタスレーブシステム90は、少なくとも1つの中継装置500を備える。マスタ装置100と、複数のスレーブ装置300と、少なくとも1つの中継装置500とは、閉じた輪にならないよう有線接続されている。少なくとも1つの中継装置500のいずれかを介してマスタ装置100と接続されているスレーブ装置300は、少なくとも1つの中継装置500のいずれかをマスタ装置100として少なくとも1つの中継装置500のいずれかと接続している。下流側に属するスレーブ装置300は、マスタ装置100の代わりに中継装置500と接続している。
上流側は、マスタ装置100と、マスタ装置100と接続しているスレーブ装置300とから成る。下流側は、マスタ装置100と接続しておらず、かつ、中継装置500と接続しているスレーブ装置300から成る。
図17及び図18は、中継装置500の構成例を示している。中継装置500の構成例は、図17及び図18を結合したものである。図17及び図18中の丸で囲まれたアルファベットは、結合箇所を示す。図17及び図18の同じアルファベット同士を結合することにより、中継装置500の構成例は表される。
中継装置500は、図17及び図18に示すように、実施の形態1に係るマスタ装置100とスレーブ装置300とを組み合わせた構成になっている。図17は、上流側であり、かつ、スレーブ装置300に相当する。図18は、下流側であり、かつ、マスタ装置100に相当する。ただし、中継装置500は、マスタ装置100と異なり、高精度発振部110を搭載しない。中継装置500は、高精度発振部110を備える代わりに、上流側の受信側通信クロック311を下流側の送信側通信クロック111として利用する。中継装置500は、逓倍部210を備える。逓倍部210は、受信側データクロック321を用いて送信側通信クロック211を生成する。送信側通信クロック211は、送信側通信クロック111の代わりに用いられる。
中継装置500が備える時計351は、中継時計とも呼ばれる。
制御部510は、制御部140と制御部370とを適宜組み合わせたものである。
中継装置500のハードウェア構成は、マスタ装置100のハードウェア構成と同様である。
***動作の説明***
中継装置500の動作手順は、中継方法に相当する。また、中継装置500の少なくとも制御部510の動作を実現するプログラムは、中継プログラムに相当する。
中継装置500は、上流側からの信号を下流側に中継し、かつ、下流側からの信号を上流側に中継する。
中継装置500の上流側の動作は、下流側との信号の送受信を除いてスレーブ装置300の動作と同様であるため、説明を省略する。
中継装置500の下流側の動作は、上流側との信号の送受信と、上流側から受信した信号を適宜用いることとを除いてマスタ装置100の動作と同様であるため、説明を省略する。
***実施の形態3の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係るマスタスレーブシステム90は、中継装置500を備える。中継装置500は、上流側の受信側通信クロック311を下流側の送信側通信クロック111として利用する。
マスタスレーブシステム90は、何らかの理由によりネットワークを中継する必要がある場合がある。本場合において、マスタスレーブシステム90は、本実施の形態に係る中継装置500を用いることにより、マスタ装置100のみが高精度発振部110を備えていれば、実施の形態1に示すように高精度な時刻同期を実施することができ、また、実施の形態2に示すようにトポロジを推定することができる。
***他の構成***
<変形例2>
中継装置500の構成は、実施の形態1の変形例に示される構成と同様であってもよい。
また、他の実施の形態に係る中継装置500についても、本変形例と同様の構成であってもよい。
実施の形態4.
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
***構成の説明***
図19は、本実施の形態に係るマスタ装置100の構成例を示している。実施の形態1に係るマスタ装置100の構成に加えて、本実施の形態に係るマスタ装置100は、通常通信部190と、切替混合部200とを備える。
通常通信部190は、通常処理に係る通信を行う。通常処理は、高精度処理以外の処理であり、高精度な時刻同期に基づかなくてもよい処理である。高精度処理は、具体例として、高精度な時刻同期を実行する処理と、トポロジを推定する処理とである。通常通信部190は、シリアル信号送信部150及びシリアル信号受信部180と比較して消費電力が少ない手法を採用する。
通常通信部190は、送信データ142を受け取り、受け取った送信データ142を用いて送信データ191を生成し、かつ、生成した送信データ191を送信する。
また、通常通信部190は、受信データ102を受け取り、受け取った受信データ102を用いて受信データ192を生成し、かつ、生成した受信データ192を制御部140に提供する。マスタ装置100が通常処理を実行する際に、シリアル信号受信部180と、シリアル信号送信部150とは動作しなくてもよい。
切替混合部200は、制御部140の指示に従い、信号を切り替える、又は、複数の信号を混合する。切替混合部200は、具体例として、マスタ装置100が通常処理と、高精度処理とを同時に実行する場合において、通常処理に係る信号と、高精度処理に係る信号とを混合する。切替混合部200は、周波数の異なる複数の信号を混合する。切替混合部200は、具体例として、受動的な混合器又はミキサを備える。なお、通常処理と高精度処理とでは、用いられる信号の周波数が大きく異なるものとする。
切替混合部200は、複数種類の信号が混合されたデータを受け取った場合に、受け取ったデータに含まれる信号を分離してもよい。
制御部140は、送信データ142を生成し、かつ、生成した送信データ142を通常通信部190に提供する。送信データ142は、通常処理に係る情報を含む。
図20は、実施の形態4におけるスレーブ装置300の構成を示している。スレーブ装置300は、マスタ装置100と同様に、通常通信部410と、切替混合部420とを備える。
通常通信部410は、通常通信部190と同様である。
切替混合部420は、切替混合部200と同様である。
***動作の説明***
マスタ装置100に係る動作は、切替混合部200が信号を適宜切り替えることと、信号を適宜混合することとを除いて前述の実施の形態のものと同様であるため、省略する。
スレーブ装置300に係る動作は、マスタ装置100に係る動作と同様に前述の実施の形態のものと同様であるため、省略する。
***実施の形態4の効果の説明***
具体例として、実施の形態1から3までにおいて、マスタ装置100及びスレーブ装置300が8b/10bエンコード方式を採用する場合において、送信するべきデータが無い場合に「データなし」を意味する符号が送信され続ける。本場合において、マスタ装置100及びスレーブ装置300は、電力を過剰に消費することがある。
本実施の形態によれば、この場合において、高精度処理を実施するとき以外は、通常通信部190及び通常通信部410を用いて他の方式で通信することができる。さらに、切替混合部200及び切替混合部420を備えることにより、必要に応じて8b/10b信号を用いることができる。従って、本実施の形態によれば、通信に要する消費電力を抑制することができる。
実施の形態5.
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
***構成の説明***
図21及び図22は、本実施の形態に係る中継装置500の構成を示している。図21及び図22の見方は、図17及び図18の見方と同様である。中継装置500は、実施の形態3に係る中継装置500と、実施の形態4に係るマスタ装置100及びスレーブ装置300とを組み合わせたようなものである。
中継装置500は、図21に示すように、上流側に通常通信部410と切替混合部420とを備える。中継装置500は、図22に示すように、下流側に通常通信部190と切替混合部200とを備える。
***動作の説明***
本実施の形態に係る動作は、実施の形態3に係る動作と、実施の形態4に係る動作とを適宜組み合わせたものであるため、省略する。
***実施の形態5の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る中継装置500は、実施の形態3に係る中継装置500と、実施の形態4に係るマスタ装置100及びスレーブ装置300とを組み合わせたようなものである。
従って、本実施の形態に係るマスタスレーブシステム90は、実施の形態3で示した特長と、実施の形態4で示した特長とを兼ね備える。
***他の実施の形態***
前述した各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
また、実施の形態は、実施の形態1から5で示したものに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。フローチャート等を用いて説明した手順は、適宜変更されてもよい。
11 プロセッサ、12 メモリ、13 補助記憶装置、14 入出力インタフェース、15 通信装置、18 処理回路、19 信号線、90 マスタスレーブシステム、100 マスタ装置、101 受信シリアルデータ、102 受信データ、110 高精度発振部、111 送信側通信クロック、120 送信側分周部、121 送信側データクロック、130 時刻管理部、131 時計、140 制御部、141,142 送信データ、150 シリアル信号送信部、151 送信シリアルデータ、155 エンコーダ、156 シリアライザ、160 クロック抽出部、161 受信側通信クロック、170 受信側分周部、171 受信側データクロック、180 シリアル信号受信部、181 受信データ、182 受信シリアルデータ、185 デシリアライザ、186 デコーダ、190 通常通信部、191 送信データ、192 受信データ、200 切替混合部、210 逓倍部、211 送信側通信クロック、300 スレーブ装置、301 受信シリアルデータ、302 受信データ、310 クロック抽出部、311 受信側通信クロック、320 受信側分周部、321 受信側データクロック、330 補助発振部、331 補助クロック、340 クロック選択部、350 時刻管理部、351 時計、360 シリアル信号受信部、361 受信データ、370 制御部、371,372 送信データ、380 逓倍部、381 送信側通信クロック、390 送信側分周部、391 送信側データクロック、400 シリアル信号送信部、401 送信シリアルデータ、410 通常通信部、411 送信データ、412 受信データ、420 切替混合部、500 中継装置、510 制御部。

Claims (12)

  1. クロック信号を通信クロックとして発振する発振器を搭載するマスタ装置と有線接続しており、かつ、前記マスタ装置が送信するマスタ送信データを、前記通信クロックを用いてシリアル化することにより生成されたデータを受信シリアルデータとして前記マスタ装置から受信するスレーブ装置において、
    前記スレーブ装置が前記受信シリアルデータを受信中である場合に、前記受信シリアルデータから前記通信クロックを受信側通信クロックとして抽出するクロック抽出部と、
    前記受信側通信クロックに基づいて駆動するスレーブ時計を有する時刻管理部と
    を備えるスレーブ装置であって、
    前記マスタ装置は、前記発振器が生成するクロック信号に基づいて駆動するマスタ時計を搭載しており、
    前記スレーブ装置は、前記受信シリアルデータとして、探査を意味する情報を含むマスタ送信データをシリアル化した探査シリアルデータを受信し、
    前記スレーブ装置は、
    前記探査シリアルデータに対する応答を意味する情報を含む応答データと、前記スレーブ時計を前記マスタ時計と同期させることに用いられるスレーブ時刻同期情報とを生成する制御部と、
    前記受信側通信クロックに基づいて前記応答データをシリアル化することにより応答シリアルデータを生成し、かつ、前記応答シリアルデータを前記マスタ装置に送信するシリアル信号送信部と
    を備え、
    前記スレーブ装置は、前記受信シリアルデータとして、前記スレーブ時計を前記マスタ時計と同期させることに用いられるマスタ時刻同期情報を含むマスタ送信データをシリアル化した同期シリアルデータを受信し、
    前記制御部は、前記スレーブ時刻同期情報と、前記マスタ時刻同期情報とに基づいて前記スレーブ時計を前記マスタ時計と同期させ、
    前記スレーブ装置は、前記受信側通信クロックを分周することにより受信側データクロックを生成する受信側分周部を備え、
    前記スレーブ時計は、前記受信側データクロックにより駆動し、
    前記マスタ送信データは、前記通信クロックを分周することにより生成されたマスタデータクロックの成分を含むようエンコードされたデータであり、
    前記制御部は、前記マスタ装置が属するネットワークに送信する送信データを生成し、
    前記スレーブ装置は、
    前記受信側通信クロックを用いて前記受信シリアルデータを非シリアル化することにより非シリアル化受信データを生成し、かつ、前記受信側データクロックを用いて前記非シリアル化受信データをデコードするシリアル信号受信部と、
    前記受信側通信クロックの周波数を偶数倍にすることにより送信側通信クロックを生成する逓倍部と、
    前記送信側通信クロックを分周することにより送信側データクロックを生成する送信側分周部と
    を備え、
    前記シリアル信号送信部は、前記送信側データクロックを用いて前記送信データをエンコードすることにより前記送信側データクロックの成分を含むエンコード送信データを生成し、前記送信側通信クロックを用いて前記エンコード送信データをシリアル化することにより送信シリアルデータを生成し、かつ、前記送信シリアルデータを送信するスレーブ装置
  2. 前記マスタ時刻同期情報は、前記マスタ装置が前記探査シリアルデータを送信した時点において前記マスタ時計が示す時刻1と、前記マスタ装置が前記応答シリアルデータを受信した時点において前記マスタ時計が示す時刻4とを含み、
    前記スレーブ時刻同期情報は、前記スレーブ装置が前記探査シリアルデータを受信した時点において前記スレーブ時計が示す時刻2と、前記スレーブ装置が前記応答シリアルデータを送信した時点において前記スレーブ時計が示す時刻3とを含み、
    前記制御部は、前記時刻1と前記時刻2と前記時刻3と前記時刻4とを用いて前記スレーブ時計を前記マスタ時計と同期させる請求項に記載のスレーブ装置。
  3. 前記スレーブ装置は、前記スレーブ装置を識別する識別子を有し、
    前記制御部は、前記送信データとして、前記識別子の情報を含む識別データを生成し、
    前記シリアル信号送信部は、前記送信シリアルデータとして、前記識別データを用いて識別シリアルデータを生成する請求項1又は2に記載のスレーブ装置。
  4. 前記スレーブ装置は、前記スレーブ装置と同じ機能を有する他のスレーブ装置と有線接続しており、
    前記制御部は、前記スレーブ装置が前記識別シリアルデータを受信した場合に、前記送信データとして、前記スレーブ装置が前記識別シリアルデータを受信した時点における前記スレーブ時計が示す時刻の情報を含む時刻データを生成し、
    前記シリアル信号送信部は、前記送信シリアルデータとして、前記時刻データを用いて時刻シリアルデータを生成する請求項に記載のスレーブ装置。
  5. 高精度な時刻同期に基づかなくてもよい通常処理に係る通信を実行する通常通信部を備え、
    前記通常処理を実行する際に前記シリアル信号受信部と、前記シリアル信号送信部とは動作しない請求項又はに記載のスレーブ装置。
  6. クロック信号を通信クロックとして発振する発振器を搭載するマスタ装置と有線接続しており、かつ、前記マスタ装置が送信するマスタ送信データを、前記通信クロックを用いてシリアル化することにより生成されたデータを受信シリアルデータとして前記マスタ装置から受信する中継装置において、
    前記中継装置が前記受信シリアルデータを受信中である場合に、前記受信シリアルデータから前記通信クロックを受信側通信クロックとして抽出するクロック抽出部と、
    前記受信側通信クロックに基づいて駆動する中継時計を有する時刻管理部と
    を備える中継装置であって、
    前記マスタ装置は、前記発振器が生成するクロック信号に基づいて駆動するマスタ時計を搭載しており、
    前記中継装置は、前記受信シリアルデータとして、探査を意味する情報を含むマスタ送信データをシリアル化した探査シリアルデータを受信し、
    前記中継装置は、
    前記探査シリアルデータに対する応答を意味する情報を含む応答データと、前記中継時計を前記マスタ時計と同期させることに用いられるスレーブ時刻同期情報とを生成する制御部と、
    前記受信側通信クロックに基づいて前記応答データをシリアル化することにより応答シリアルデータを生成し、かつ、前記応答シリアルデータを前記マスタ装置に送信するシリアル信号送信部と
    を備え、
    前記中継装置は、前記受信シリアルデータとして、前記中継時計を前記マスタ時計と同期させることに用いられるマスタ時刻同期情報を含むマスタ送信データをシリアル化した同期シリアルデータを受信し、
    前記制御部は、前記スレーブ時刻同期情報と、前記マスタ時刻同期情報とに基づいて前記中継時計を前記マスタ時計と同期させ、
    前記中継装置は、前記受信側通信クロックを分周することにより受信側データクロックを生成する受信側分周部を備え、
    前記中継時計は、前記受信側データクロックにより駆動し、
    前記マスタ送信データは、前記通信クロックを分周することにより生成されたマスタデータクロックの成分を含むようエンコードされたデータであり、
    前記制御部は、前記マスタ装置が属するネットワークに送信する送信データを生成し、
    前記中継装置は、
    前記受信側通信クロックを用いて前記受信シリアルデータを非シリアル化することにより非シリアル化受信データを生成し、かつ、前記受信側データクロックを用いて前記非シリアル化受信データをデコードするシリアル信号受信部と、
    前記受信側通信クロックの周波数を偶数倍にすることにより送信側通信クロックを生成する逓倍部と、
    前記送信側通信クロックを分周することにより送信側データクロックを生成する送信側分周部と
    を備え、
    前記シリアル信号送信部は、前記送信側データクロックを用いて前記送信データをエンコードすることにより前記送信側データクロックの成分を含むエンコード送信データを生成し、前記送信側通信クロックを用いて前記エンコード送信データをシリアル化することにより送信シリアルデータを生成し、かつ、前記送信シリアルデータを送信する中継装置
  7. クロック信号を通信クロックとして発振する発振器を搭載するマスタ装置と、請求項1からのいずれか1項に記載の複数のスレーブ装置とを備え、
    前記マスタ装置と、前記複数のスレーブ装置とは、閉じた輪にならないよう有線接続されているマスタスレーブシステム。
  8. 請求項に記載の少なくとも1つの中継装置と、請求項1からのいずれか1項に記載の複数のスレーブ装置とを備え、
    前記マスタ装置と、前記複数のスレーブ装置と、前記少なくとも1つの中継装置とは、閉じた輪にならないよう有線接続されており、
    前記少なくとも1つの中継装置のいずれかを介して前記マスタ装置と接続されているスレーブ装置は、前記少なくとも1つの中継装置のいずれかを前記マスタ装置として前記少なくとも1つの中継装置のいずれかと接続している請求項に記載のマスタスレーブシステム。
  9. クロック信号を通信クロックとして発振する発振器を搭載するマスタ装置と有線接続しており、かつ、前記マスタ装置が送信するマスタ送信データを、前記通信クロックを用いてシリアル化することにより生成されたデータを受信シリアルデータとして前記マスタ装置から受信するスレーブ装置におけるスレーブ制御方法において、
    クロック抽出部が、前記スレーブ装置が前記受信シリアルデータを受信中である場合に、前記受信シリアルデータから前記通信クロックを受信側通信クロックとして抽出し、
    時刻管理部が、前記受信側通信クロックに基づいて駆動するスレーブ時計を有するスレーブ制御方法であって、
    前記マスタ装置は、前記発振器が生成するクロック信号に基づいて駆動するマスタ時計を搭載しており、
    前記スレーブ装置は、前記受信シリアルデータとして、探査を意味する情報を含むマスタ送信データをシリアル化した探査シリアルデータを受信し、
    制御部が、前記探査シリアルデータに対する応答を意味する情報を含む応答データと、前記スレーブ時計を前記マスタ時計と同期させることに用いられるスレーブ時刻同期情報とを生成し、
    シリアル信号送信部が、前記受信側通信クロックに基づいて前記応答データをシリアル化することにより応答シリアルデータを生成し、かつ、前記応答シリアルデータを前記マスタ装置に送信し、
    前記スレーブ装置は、前記受信シリアルデータとして、前記スレーブ時計を前記マスタ時計と同期させることに用いられるマスタ時刻同期情報を含むマスタ送信データをシリアル化した同期シリアルデータを受信し、
    前記制御部は、前記スレーブ時刻同期情報と、前記マスタ時刻同期情報とに基づいて前記スレーブ時計を前記マスタ時計と同期させ、
    受信側分周部が、前記受信側通信クロックを分周することにより受信側データクロックを生成し、
    前記スレーブ時計は、前記受信側データクロックにより駆動し、
    前記マスタ送信データは、前記通信クロックを分周することにより生成されたマスタデータクロックの成分を含むようエンコードされたデータであり、
    前記制御部は、前記マスタ装置が属するネットワークに送信する送信データを生成し、
    シリアル信号受信部が、前記受信側通信クロックを用いて前記受信シリアルデータを非シリアル化することにより非シリアル化受信データを生成し、かつ、前記受信側データクロックを用いて前記非シリアル化受信データをデコードし、
    逓倍部が、前記受信側通信クロックの周波数を偶数倍にすることにより送信側通信クロックを生成し、
    送信側分周部が、前記送信側通信クロックを分周することにより送信側データクロックを生成し、
    前記シリアル信号送信部は、前記送信側データクロックを用いて前記送信データをエンコードすることにより前記送信側データクロックの成分を含むエンコード送信データを生成し、前記送信側通信クロックを用いて前記エンコード送信データをシリアル化することにより送信シリアルデータを生成し、かつ、前記送信シリアルデータを送信するスレーブ制御方法
  10. クロック信号を通信クロックとして発振する発振器を搭載するマスタ装置と有線接続しており、かつ、前記マスタ装置が送信するマスタ送信データを、前記通信クロックを用いてシリアル化することにより生成されたデータを受信シリアルデータとして前記マスタ装置から受信するコンピュータに、
    前記コンピュータが前記受信シリアルデータを受信中である場合に、前記受信シリアルデータから前記通信クロックを受信側通信クロックとして抽出させ、
    前記受信側通信クロックに基づいてスレーブ時計を駆動させるスレーブ制御プログラムであって、
    前記マスタ装置は、前記発振器が生成するクロック信号に基づいて駆動するマスタ時計を搭載しており、
    前記コンピュータは、前記受信シリアルデータとして、探査を意味する情報を含むマスタ送信データをシリアル化した探査シリアルデータを受信し、
    前記コンピュータに、
    前記探査シリアルデータに対する応答を意味する情報を含む応答データと、前記スレーブ時計を前記マスタ時計と同期させることに用いられるスレーブ時刻同期情報とを生成させ、
    前記受信側通信クロックに基づいて前記応答データをシリアル化することにより応答シリアルデータを生成させ、かつ、前記応答シリアルデータを前記マスタ装置に送信させるスレーブ制御プログラムであって、
    前記コンピュータは、前記受信シリアルデータとして、前記スレーブ時計を前記マスタ時計と同期させることに用いられるマスタ時刻同期情報を含むマスタ送信データをシリアル化した同期シリアルデータを受信し、
    前記コンピュータに、
    前記スレーブ時刻同期情報と、前記マスタ時刻同期情報とに基づいて前記スレーブ時計を前記マスタ時計と同期させ、
    前記受信側通信クロックを分周することにより受信側データクロックを生成させるスレーブ制御プログラムであって、
    前記スレーブ時計は、前記受信側データクロックにより駆動し、
    前記マスタ送信データは、前記通信クロックを分周することにより生成されたマスタデータクロックの成分を含むようエンコードされたデータであり、
    前記コンピュータに、
    前記マスタ装置が属するネットワークに送信する送信データを生成させ、
    前記受信側通信クロックを用いて前記受信シリアルデータを非シリアル化することにより非シリアル化受信データを生成させ、かつ、前記受信側データクロックを用いて前記非シリアル化受信データをデコードさせ、
    前記受信側通信クロックの周波数を偶数倍にすることにより送信側通信クロックを生成させ、
    前記送信側通信クロックを分周することにより送信側データクロックを生成させ、
    前記送信側データクロックを用いて前記送信データをエンコードすることにより前記送信側データクロックの成分を含むエンコード送信データを生成させ、前記送信側通信クロックを用いて前記エンコード送信データをシリアル化することにより送信シリアルデータを生成させ、かつ、前記送信シリアルデータを送信させるスレーブ制御プログラム
  11. クロック信号を通信クロックとして発振する発振器を搭載するマスタ装置と有線接続しており、かつ、前記マスタ装置が送信するマスタ送信データを、前記通信クロックを用いてシリアル化することにより生成されたデータを受信シリアルデータとして前記マスタ装置から受信する中継装置おける中継方法において、
    クロック抽出部が、前記中継装置が前記受信シリアルデータを受信中である場合に、前記受信シリアルデータから前記通信クロックを受信側通信クロックとして抽出し、
    時刻管理部が、前記受信側通信クロックに基づいて駆動する中継時計を有する中継方法であって、
    前記マスタ装置は、前記発振器が生成するクロック信号に基づいて駆動するマスタ時計を搭載しており、
    前記中継装置は、前記受信シリアルデータとして、探査を意味する情報を含むマスタ送信データをシリアル化した探査シリアルデータを受信し、
    制御部が、前記探査シリアルデータに対する応答を意味する情報を含む応答データと、前記中継時計を前記マスタ時計と同期させることに用いられるスレーブ時刻同期情報とを生成し、
    シリアル信号送信部が、前記受信側通信クロックに基づいて前記応答データをシリアル化することにより応答シリアルデータを生成し、かつ、前記応答シリアルデータを前記マスタ装置に送信し、
    前記中継装置は、前記受信シリアルデータとして、前記中継時計を前記マスタ時計と同期させることに用いられるマスタ時刻同期情報を含むマスタ送信データをシリアル化した同期シリアルデータを受信し、
    前記制御部は、前記スレーブ時刻同期情報と、前記マスタ時刻同期情報とに基づいて前記中継時計を前記マスタ時計と同期させ、
    受信側分周部が、前記受信側通信クロックを分周することにより受信側データクロックを生成し、
    前記中継時計は、前記受信側データクロックにより駆動し、
    前記マスタ送信データは、前記通信クロックを分周することにより生成されたマスタデータクロックの成分を含むようエンコードされたデータであり、
    前記制御部は、前記マスタ装置が属するネットワークに送信する送信データを生成し、
    シリアル信号受信部が、前記受信側通信クロックを用いて前記受信シリアルデータを非シリアル化することにより非シリアル化受信データを生成し、かつ、前記受信側データクロックを用いて前記非シリアル化受信データをデコードし、
    逓倍部が、前記受信側通信クロックの周波数を偶数倍にすることにより送信側通信クロックを生成し、
    送信側分周部が、前記送信側通信クロックを分周することにより送信側データクロックを生成し、
    前記シリアル信号送信部は、前記送信側データクロックを用いて前記送信データをエンコードすることにより前記送信側データクロックの成分を含むエンコード送信データを生成し、前記送信側通信クロックを用いて前記エンコード送信データをシリアル化することにより送信シリアルデータを生成し、かつ、前記送信シリアルデータを送信する中継方法
  12. クロック信号を通信クロックとして発振する発振器を搭載するマスタ装置と有線接続しており、かつ、前記マスタ装置が送信するマスタ送信データを、前記通信クロックを用いてシリアル化することにより生成されたデータを受信シリアルデータとして前記マスタ装置から受信するコンピュータに、
    前記コンピュータが前記受信シリアルデータを受信中である場合に、前記受信シリアルデータから前記通信クロックを受信側通信クロックとして抽出させ、
    前記受信側通信クロックに基づいて中継時計を駆動させる中継プログラムであって、
    前記マスタ装置は、前記発振器が生成するクロック信号に基づいて駆動するマスタ時計を搭載しており、
    前記コンピュータは、前記受信シリアルデータとして、探査を意味する情報を含むマスタ送信データをシリアル化した探査シリアルデータを受信し、
    前記コンピュータに、
    前記探査シリアルデータに対する応答を意味する情報を含む応答データと、前記中継時計を前記マスタ時計と同期させることに用いられるスレーブ時刻同期情報とを生成させ、
    前記受信側通信クロックに基づいて前記応答データをシリアル化することにより応答シリアルデータを生成させ、かつ、前記応答シリアルデータを前記マスタ装置に送信させる中継プログラムであって、
    前記コンピュータは、前記受信シリアルデータとして、前記中継時計を前記マスタ時計と同期させることに用いられるマスタ時刻同期情報を含むマスタ送信データをシリアル化した同期シリアルデータを受信し、
    前記コンピュータに、
    前記スレーブ時刻同期情報と、前記マスタ時刻同期情報とに基づいて前記中継時計を前記マスタ時計と同期させ、
    前記受信側通信クロックを分周することにより受信側データクロックを生成させる中継プログラムであって、
    前記中継時計は、前記受信側データクロックにより駆動し、
    前記マスタ送信データは、前記通信クロックを分周することにより生成されたマスタデータクロックの成分を含むようエンコードされたデータであり、
    前記コンピュータに、
    前記マスタ装置が属するネットワークに送信する送信データを生成させ、
    前記受信側通信クロックを用いて前記受信シリアルデータを非シリアル化することにより非シリアル化受信データを生成させ、かつ、前記受信側データクロックを用いて前記非シリアル化受信データをデコードさせ、
    前記受信側通信クロックの周波数を偶数倍にすることにより送信側通信クロックを生成させ、
    前記送信側通信クロックを分周することにより送信側データクロックを生成させ、
    前記送信側データクロックを用いて前記送信データをエンコードすることにより前記送信側データクロックの成分を含むエンコード送信データを生成させ、前記送信側通信クロックを用いて前記エンコード送信データをシリアル化することにより送信シリアルデータを生成させ、かつ、前記送信シリアルデータを送信させる中継プログラム
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