JP7154735B2 - 3次元積層装置及びその粉体温度制御方法 - Google Patents
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Description
敷設された粉体を焼結又は溶融固化させて積層して造形物を造形する3次元積層装置において、
前記粉体を焼結又は溶融する造形温度で加熱する造形加熱手段と、
前記造形加熱手段による加熱の前に、前記粉体の融点未満の予熱温度で前記粉体の特性に基づいて敷設された前記粉体全体を上方から加熱する予熱加熱手段と
を有し、
前記予熱温度は、前記粉体同士が結合しない温度であり、
前記造形加熱手段は、前記粉体を前記予熱温度から直接前記造形温度に加熱する
ことを特徴とする。
上記第1の発明に記載の3次元積層装置において、
前記造形加熱手段は、レーザ又はイメージ炉のいずれか一方である
ことを特徴とする。
上記第1又は第2の発明に記載の3次元積層装置において、
前記予熱加熱手段による加熱の後であって、前記造形加熱手段による加熱の前に、前記粉体をスキージングするスキージング装置を有する
ことを特徴とする。
上記第1~第3のいずれか1つの発明に記載の3次元積層装置において、
前記予熱加熱手段は、敷設された前記粉体を加熱するものであって、レーザ、イメージ炉又は前記粉体をスキージングするスキージング装置のスキージングブレードを加熱する加熱手段のいずれか1つである
ことを特徴とする。
上記第1~第4のいずれか1つの発明に記載の3次元積層装置において、
前記予熱加熱手段は、敷設された前記粉体を場所毎に異なる温度に加熱する
ことを特徴とする。
上記第1~第6のいずれか1つの発明に記載の3次元積層装置において、
前記予熱温度は、前記粉体同士が結合しない温度である
ことを特徴とする。
上記第7の発明に記載の3次元積層装置において、
前記予熱温度は、前記粉体が金属材料である場合、400℃から前記粉体の融点より400℃低い温度までの温度である
ことを特徴とする。
上記第1~第8のいずれか1つの発明に記載の3次元積層装置において、
前記予熱加熱手段による加熱中に、前記粉体に振動を与える振動装置を有する
ことを特徴とする。
上記第1~第9のいずれか1つの発明に記載の3次元積層装置において、
前記造形温度は、前記粉体の沸点未満の温度である
ことを特徴とする。
敷設された粉体を焼結又は溶融固化させて積層して造形物を造形する3次元積層装置において、前記粉体の温度を制御する粉体温度制御方法であって、
前記粉体を焼結又は溶融する造形温度で加熱する造形加熱ステップと、
前記造形加熱ステップでの加熱の前に、前記粉体の融点未満の予熱温度で前記粉体の特性に基づいて敷設された前記粉体全体を上部から加熱する予熱加熱ステップと
を有し、
前記予熱温度は、前記粉体同士が結合しない温度であり、
前記造形加熱ステップは、前記粉体を前記予熱温度から直接前記造形温度に加熱する
ことを特徴とする。
上記第11の発明に記載の3次元積層装置の粉体温度制御方法において、
前記造形加熱ステップでは、レーザ又はイメージ炉のいずれか一方を用いて加熱する
ことを特徴とする。
上記第11又は第12の発明に記載の3次元積層装置の粉体温度制御方法において、
前記予熱加熱ステップでの加熱の後であって、前記造形加熱ステップでの加熱の前に、前記粉体をスキージングする
ことを特徴とする。
上記第11~第13のいずれか1つの発明に記載の3次元積層装置の粉体温度制御方法において、
前記予熱加熱ステップでは、レーザ、イメージ炉又は前記粉体をスキージングするスキージング装置のスキージングブレードを加熱する加熱手段のいずれか1つを用いて、敷設された前記粉体を加熱する
ことを特徴とする。
上記第11~第13のいずれか1つの発明に記載の3次元積層装置の粉体温度制御方法において、
前記予熱加熱ステップでは、敷設前の前記粉体を貯留するパウダーポッドを加熱する加熱手段、又は、前記粉体をスキージングするスキージング装置に供給された前記粉体を熱風で加熱する加熱手段のいずれか一方を用いて、敷設前の前記粉体を加熱する
ことを特徴とする。
上記第11~第14のいずれか1つの発明に記載の3次元積層装置の粉体温度制御方法において、
前記予熱加熱ステップでは、敷設された前記粉体を場所毎に異なる温度に加熱する
ことを特徴とする。
上記第11~第16のいずれか1つの発明に記載の3次元積層装置の粉体温度制御方法において、
前記予熱温度は、前記粉体同士が結合しない温度である
ことを特徴とする。
上記第17の発明に記載の3次元積層装置の粉体温度制御方法において、
前記予熱温度は、前記粉体が金属材料である場合、400℃から前記粉体の融点より400℃低い温度までの温度である
ことを特徴とする。
上記第11~第18のいずれか1つの発明に記載の3次元積層装置の粉体温度制御方法において、
前記予熱加熱ステップでの加熱中に、前記粉体に振動を与える
ことを特徴とする。
上記第11~第19のいずれか1つの発明に記載の3次元積層装置の粉体温度制御方法において、
前記造形温度は、前記粉体の沸点未満の温度である
ことを特徴とする。
本実施例の3次元積層装置を図1に示す。本実施例において、3次元積層装置は、造形する造形物Sfの原料となる球状の粉体Pwを貯留するパウダーポッド11と、パウダーポッド11から供給された粉体Pwを後述する造形タンク13内のベースプレート14上に敷設して、厚さDで平坦にスキージングするスキージング装置12と、造形タンク13内を上下に昇降すると共に造形する造形物Sfの土台となるベースプレート14と、粉体Pwの溶融熱源となるレーザ15と、レーザ15から供給されたレーザ光を走査して、ベースプレート14上に敷設された粉体Pwの断面形状領域Aに照射する走査光学系16とを有している。なお、ベースプレート14は、ヒータなどにより、後述する予熱温度に加熱されている。
粉体Pwに対する加熱計画を作成する。加熱計画は、予熱運転及び造形運転を実施するための予熱運転パラメータ及び造形運転パラメータとからなり、造形物形状データ、微細構造制御データなどに基づいて、設定されている。この加熱計画では、積層過程全体及びを造形物Sf全体において、造形運転前の粉体Pwの温度を均一にし、かつ、投入エネルギー密度も一定にするようにしており、これにより、造形物Sfの造形品質を安定化させることが可能である。
パウダーポッド11からスキージング装置12に新たな粉体Pwを供給し、スキージング装置12により、ベースプレート14又は下層側となる造形物Sf及び粉体Pwの上に、新たな粉体Pwを敷設して、厚さDで平坦にスキージングする。なお、この際、スキージング装置12は、粉体Pwのスキージングを行わなくても良く、粉体Pwを敷設するだけでも良い。
予熱運転パラメータに基づいて、予熱加熱手段であるレーザ15及び走査光学系16を用いて、予熱運転を実施する。具体的には、走査光学系16を介して、レーザ15からのレーザ光を上方から粉体Pwに照射し、敷設した粉体Pwに所定の入熱量を与えて、粉体Pwを予熱温度に加熱する。予熱運転前は、例えば、図15で示したように、直近造形層Lpから直接熱を受けている下部の粉体Pwとその上部の粉体Pwとで温度のばらつきがあったが、このような予熱運転を行うことにより、図3に示すように、粉体Pwの温度のばらつきを減少させ、全体を均一の予熱温度に制御することができる。
造形運転パラメータに基づいて、造形加熱手段でもあるレーザ15及び走査光学系16を用いて、造形運転を実施する。具体的には、走査光学系16を介して、レーザ15からのレーザ光を上方から粉体Pwに照射し、予熱温度に加熱した粉体Pwに所定の入熱量を与えて、粉体Pwを造形温度に加熱する。粉体Pwを造形温度に加熱することにより、粉体Pwが焼結又は溶融することになる。
焼結又は溶融した粉体Pwが固化して、造形物Sfを構成する造形層が造形された後、積層が終了であれば、手順を終了する。積層が終了でなければ、造形した造形層の温度が粉体Pwの融点未満になるまで冷却した後、ベースプレート14を厚さDだけ下降して、ステップS1へ戻る。そして、積層が終了するまで、上述したステップS1~S4を繰り返すことにより、最終的に、所望の3次元形状の造形物Sfが造形されることになる。
本実施例は、基本的には、図1に示した3次元積層装置と同等の構成を有しているが、予熱加熱手段が、実施例1とは相違する。従って、図7及び図8においては、予熱加熱手段及び関連する構成を図示し、他の構成、例えば、レーザ15、走査光学系16、赤外線カメラ21、振動装置22及び制御装置30の図示は省略している。なお、造形加熱手段については、レーザ15及び走査光学系16に代えて、実施例1と同様に、電子ビーム源及び走査コイルやイメージ炉23を使用可能である。
実施例1のステップS1と同様に、粉体Pwに対する加熱計画を作成する。但し、本実施例において、予熱運転は、敷設前の粉体Pwに対するものであり、パウダーポッド25又はスキージング装置12内の粉体Pwの温度を予熱温度にすれば良いので、予熱運転パラメータについては、粉体Pwの特性(材質、大きさなど)に基づいて、パウダーポッド25のヒータ出力や熱風発生器26の熱風温度や流速などを設定すれば良い。造形運転を実施するための造形運転パラメータについては、実施例1のステップS1で説明した通りである。また、同じ造形物Sfを同じ3次元積層装置で量産する場合には、このステップS11は省略可能である。
予熱運転パラメータに基づいて、予熱加熱手段であるパウダーポッド25のヒータ又は熱風発生器26を用いて、予熱運転を実施する。具体的には、図7の場合は、パウダーポッド25のヒータによる加熱により、パウダーポッド25及び内部の粉体Pwの温度を予熱温度に加熱する。また、図8の場合は、パウダーポッド11からスキージング装置12に粉体Pwを供給し、熱風発生器26を用いて、スキージング装置12内の粉体Pwに熱風を吹き付けて、粉体Pwを予熱温度に加熱する。このような予熱運転を行うことにより、敷設する粉体Pwの温度のばらつきを減少させ、全体を均一の予熱温度に制御することができる。
図7の場合は、パウダーポッド25からスキージング装置12に予熱温度に加熱した粉体Pwを供給し、スキージング装置12により、ベースプレート14又は下層側となる造形物Sf及び粉体Pwの上に、予熱温度に加熱した粉体Pwを敷設して、厚さDで平坦にスキージングする。また、図8の場合は、スキージング装置12により、ベースプレート14又は下層側となる造形物Sf及び粉体Pwの上に、予熱温度に加熱した粉体Pwを敷設して、厚さDで平坦にスキージングする。
実施例1のステップS4と同様に、造形運転パラメータに基づいて、造形加熱手段でもあるレーザ15及び走査光学系16を用いて、造形運転を実施する。本実施例では、粉体Pwの敷設前に予熱運転を行って、粉体Pwの融点未満の予熱温度まで加熱しているので、造形運転では、レーザ光を高出力する必要は無く、造形運転において、入熱過剰となる危険性を低減することができる。
焼結又は溶融した粉体Pwが固化して、造形物Sfを構成する造形層が造形された後、積層が終了であれば、手順を終了する。積層が終了でなければ、造形した造形層の温度が粉体Pwの融点未満になるまで冷却した後、ベースプレート14を厚さDだけ下降して、ステップS11へ戻る。そして、積層が終了するまで、上述したステップS11~S14を繰り返すことにより、最終的に、所望の3次元形状の造形物Sfが造形されることになる。
本実施例は、図1に示した3次元積層装置を用いた粉体温度制御方法であり、その制御方法に、実施例1とは相違がある。従って、ここでは、3次元積層装置の図示及び説明は省略し、本実施例の粉体温度制御方法について、図1に示した3次元積層装置と共に、図10~図13を参照して説明を行う。
パウダーポッド11からスキージング装置12に新たな粉体Pwを供給し、スキージング装置12により、ベースプレート14又は下層側となる造形物Sf及び粉体Pwの上に、新たな粉体Pwを敷設して、厚さDで平坦にスキージングする。なお、この際、スキージング装置12は、粉体Pwのスキージングを行わなくても良く、粉体Pwを敷設するだけでも良い。
赤外線カメラ21を用いて、敷設した粉体Pwの場所毎の温度を計測する。例えば、ここでは、造形タンク13内に敷設した粉体Pwの全域に渡って、赤外線カメラ21で撮影が行われ、撮影された画像が制御装置30に入力され、解析されて、場所毎の温度が計測されている。なお、赤外線カメラ21に代えて、例えば、赤外線放射温度計を用いる場合には、造形タンク13内に敷設した粉体Pwの全域に渡って、赤外線放射温度計による温度計測が場所毎に行われることになる。
実施例1のステップS1と同様に、粉体Pwに対する加熱計画を作成する。但し、本実施例においては、予熱運転前に、敷設した粉体Pwの場所毎の温度が計測又は予測されており、予熱運転パラメータにおいては、粉体Pwの場所毎の温度に応じて、予熱温度に加熱するレーザ出力やレーザ走査速度などを設定する。
予熱運転パラメータに基づいて、予熱加熱手段及であるレーザ15及び走査光学系16を用いて、予熱運転を実施する。具体的には、走査光学系16を介して、レーザ15からのレーザ光を上方から粉体Pwに照射し、敷設した粉体Pwに場所に応じた入熱量を与えて、粉体Pwを場所に応じた予熱温度に加熱する。
実施例1のステップS4と同様に、造形運転パラメータに基づいて、造形加熱手段でもあるレーザ15及び走査光学系16を用いて、造形運転を実施する。本実施例でも、粉体Pwの敷設前に予熱運転を行って、加熱場所の粉体Pwを予熱温度まで加熱しているので、造形運転では、レーザ光を高出力する必要は無く、造形運転において、入熱過剰となる危険性を低減することができる。
焼結又は溶融した粉体Pwが固化して、造形物Sfを構成する造形層が造形された後、積層が終了であれば、手順を終了する。積層が終了でなければ、造形した造形層の温度が粉体Pwの融点未満になるまで冷却した後、ベースプレート14を厚さDだけ下降して、ステップS21へ戻る。そして、積層が終了するまで、上述したステップS21~S25を繰り返すことにより、最終的に、所望の3次元形状の造形物Sfが造形されることになる。
12、27 スキージング装置
13 造形タンク
14 ベースプレート
15 レーザ
16 走査光学系
21 赤外線カメラ
22 振動装置
23 イメージ炉
24 赤外線ヒータ
26 熱風発生器
30 制御装置
Claims (14)
- 敷設された粉体を焼結又は溶融固化させて積層して造形物を造形する3次元積層装置において、
前記粉体を焼結又は溶融する造形温度で加熱する造形加熱手段と、
前記造形加熱手段による加熱の前に、前記粉体の融点未満の予熱温度で前記粉体の特性に基づいて、敷設された前記粉体全体を上方から加熱する予熱加熱手段と
を有し、
前記予熱温度は、前記粉体同士が結合しない温度であり、
前記造形加熱手段は、前記粉体を前記予熱温度から前記造形温度に加熱し、
前記予熱加熱手段による加熱の後であって、前記造形加熱手段による加熱の前に、前記粉体をスキージングするスキージング装置を有することを特徴とする3次元積層装置。 - 敷設された粉体を焼結又は溶融固化させて積層して造形物を造形する3次元積層装置において、
前記粉体を焼結又は溶融する造形温度で加熱する造形加熱手段と、
前記造形加熱手段による加熱の前に、前記粉体の融点未満の予熱温度で前記粉体の特性に基づいて、敷設された前記粉体全体を上方から加熱する予熱加熱手段と
を有し、
前記予熱温度は、前記粉体同士が結合しない温度であり、
前記造形加熱手段は、前記粉体を前記予熱温度から前記造形温度に加熱し、
前記予熱加熱手段は、敷設された前記粉体を場所毎に異なる温度に加熱することを特徴とする3次元積層装置。 - 敷設された粉体を焼結又は溶融固化させて積層して造形物を造形する3次元積層装置において、
前記粉体を焼結又は溶融する造形温度で加熱する造形加熱手段と、
前記造形加熱手段による加熱の前に、前記粉体の融点未満の予熱温度で前記粉体の特性に基づいて、敷設された前記粉体全体を上方から加熱する予熱加熱手段と
を有し、
前記予熱温度は、前記粉体同士が結合しない温度であり、
前記造形加熱手段は、前記粉体を前記予熱温度から前記造形温度に加熱し、
前記予熱温度は、前記粉体が金属材料である場合、400℃から前記粉体の融点より400℃低い温度までの温度であることを特徴とする3次元積層装置。 - 敷設された粉体を焼結又は溶融固化させて積層して造形物を造形する3次元積層装置において、
前記粉体を焼結又は溶融する造形温度で加熱する造形加熱手段と、
前記造形加熱手段による加熱の前に、前記粉体の融点未満の予熱温度で前記粉体の特性に基づいて、敷設された前記粉体全体を上方から加熱する予熱加熱手段と
を有し、
前記予熱温度は、前記粉体同士が結合しない温度であり、
前記造形加熱手段は、前記粉体を前記予熱温度から前記造形温度に加熱し、
前記予熱加熱手段による加熱中に、前記粉体に振動を与える振動装置を有することを特徴とする3次元積層装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の3次元積層装置において、
前記造形加熱手段は、レーザ又はイメージ炉のいずれか一方であることを特徴とする3次元積層装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の3次元積層装置において、
前記予熱加熱手段は、敷設された前記粉体を加熱するものであって、レーザ、イメージ炉又は前記粉体をスキージングするスキージング装置のスキージングブレードを加熱する加熱手段のいずれか1つであることを特徴とする3次元積層装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の3次元積層装置において、
前記造形温度は、前記粉体の沸点未満の温度であることを特徴とする3次元積層装置。 - 敷設された粉体を焼結又は溶融固化させて積層して造形物を造形する3次元積層装置において、前記粉体の温度を制御する粉体温度制御方法であって、
前記粉体を焼結又は溶融する造形温度で加熱する造形加熱ステップと、
前記造形加熱ステップでの加熱の前に、前記粉体の融点未満の予熱温度で前記粉体の特性に基づいて、敷設された前記粉体全体を上部から加熱する予熱加熱ステップと
を有し、
前記予熱温度は、前記粉体同士が結合しない温度であり、
前記造形加熱ステップは、前記粉体を前記予熱温度から前記造形温度に加熱し、
前記予熱加熱ステップでの加熱の後であって、前記造形加熱ステップでの加熱の前に、前記粉体をスキージングすることを特徴とする3次元積層装置の粉体温度制御方法。 - 敷設された粉体を焼結又は溶融固化させて積層して造形物を造形する3次元積層装置において、前記粉体の温度を制御する粉体温度制御方法であって、
前記粉体を焼結又は溶融する造形温度で加熱する造形加熱ステップと、
前記造形加熱ステップでの加熱の前に、前記粉体の融点未満の予熱温度で前記粉体の特性に基づいて、敷設された前記粉体全体を上部から加熱する予熱加熱ステップと
を有し、
前記予熱温度は、前記粉体同士が結合しない温度であり、
前記造形加熱ステップは、前記粉体を前記予熱温度から前記造形温度に加熱し、
前記予熱加熱ステップでは、敷設された前記粉体を場所毎に異なる温度に加熱することを特徴とする3次元積層装置の粉体温度制御方法。 - 敷設された粉体を焼結又は溶融固化させて積層して造形物を造形する3次元積層装置において、前記粉体の温度を制御する粉体温度制御方法であって、
前記粉体を焼結又は溶融する造形温度で加熱する造形加熱ステップと、
前記造形加熱ステップでの加熱の前に、前記粉体の融点未満の予熱温度で前記粉体の特性に基づいて、敷設された前記粉体全体を上部から加熱する予熱加熱ステップと
を有し、
前記予熱温度は、前記粉体同士が結合しない温度であり、
前記造形加熱ステップは、前記粉体を前記予熱温度から前記造形温度に加熱し、
前記予熱温度は、前記粉体が金属材料である場合、400℃から前記粉体の融点より400℃低い温度までの温度であることを特徴とする3次元積層装置の粉体温度制御方法。 - 敷設された粉体を焼結又は溶融固化させて積層して造形物を造形する3次元積層装置において、前記粉体の温度を制御する粉体温度制御方法であって、
前記粉体を焼結又は溶融する造形温度で加熱する造形加熱ステップと、
前記造形加熱ステップでの加熱の前に、前記粉体の融点未満の予熱温度で前記粉体の特性に基づいて、敷設された前記粉体全体を上部から加熱する予熱加熱ステップと
を有し、
前記予熱温度は、前記粉体同士が結合しない温度であり、
前記造形加熱ステップは、前記粉体を前記予熱温度から前記造形温度に加熱し、
前記予熱加熱ステップでの加熱中に、前記粉体に振動を与えることを特徴とする3次元積層装置の粉体温度制御方法。 - 請求項8から請求項11のいずれか1つに記載の3次元積層装置の粉体温度制御方法において、
前記造形加熱ステップでは、レーザ又はイメージ炉のいずれか一方を用いて加熱することを特徴とする3次元積層装置の粉体温度制御方法。 - 請求項8から請求項12のいずれか1つに記載の3次元積層装置の粉体温度制御方法において、
前記予熱加熱ステップでは、レーザ、イメージ炉又は前記粉体をスキージングするスキージング装置のスキージングブレードを加熱する加熱手段のいずれか1つを用いて、敷設された前記粉体を加熱することを特徴とする3次元積層装置の粉体温度制御方法。 - 請求項8から請求項13のいずれか1つに記載の3次元積層装置の粉体温度制御方法において、
前記造形温度は、前記粉体の沸点未満の温度であることを特徴とする3次元積層装置の粉体温度制御方法。
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