JP7154591B2 - 通信エミュレーション方法、通信エミュレーションシステム、制御ノード装置、および、送信ノード装置 - Google Patents

通信エミュレーション方法、通信エミュレーションシステム、制御ノード装置、および、送信ノード装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信技術に関し、特に、トラフィックエミュレーションについての技術に関する。
様々な機器の稼働状況の把握、制御などを目的として、工場、病院、商業施設などの屋内環境へのIoT(Internet of Things)デバイスの導入が進んでいる。
例えば工場において既に存在する生産ラインはそのままに、新たに生産ラインを整備して生産能力を増強したいという場合のように、既存の無線環境へ新たな無線機器を導入したいという場合がある。このような場合に、機器の追加により新たな干渉等の発生を招き、既存の無線機器の通信品質が悪化してしまう可能性があると同時に、追加された機器においても、十分な通信品質が達成されない可能性がある。このような問題に対処するために、実際に新規無線機器の導入の実施に先立って、予め既存の機器や追加の機器が十分な品質で通信可能かどうかについて、できるだけ簡易な方法でテストできる技術の実現が切望されている。
例えば、特許文献1には、移動体通信システムの一部を模擬する評価装置を導入し、移動体通信システムにおけるトラフィック評価を行う技術の開示がある。この特許文献1の技術では、評価装置に実際の移動端末を接続し、当該移動端末から所定の通信(例えば、インターネットアクセスやFTPによる通信)を行うことで、当該通信が実際に行われたときの移動体通信システムにおけるトラフィック評価を行うことができる。
特開2008-22388号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、移動端末の数を増やして、トラフィック評価を行う場合、評価装置において、移動端末の数分の無線アクセスプロトコル模擬部を設ける必要がある。このため、上記特許文献1の技術では、IoTデバイスが多数導入されている無線環境において、トラフィック評価を適切に行うことは困難である。
また、IoTデバイスが多数導入されている無線環境では、複数ノード間で通信する状況を模擬したトラフィックを発生させたい場合や、複数のノードを連携させてトラフィックを送信したい場合がある。このような場合の無線環境を適切に評価するためには、送信ノード間で送信タイミングのずれが生じないように各送信ノードの送信タイミングを適切に制御する必要がある。
さらに、あらかじめ決められたトラフィックパターンに従って送信を行うだけでなく、無線環境の状況の変化(例えば既存端末が発生させるトラフィック量の変化)に合わせて、動的にトラフィックを生成したい場合がある。このような動的なトラフィックの生成を実現するための仕組みが必要である。
そこで、本発明は上記課題に鑑み、無線機器が多数導入されている無線環境においても、適切な無線環境の評価を行うために、複数の送信ノード間で送信タイミングのずれが生じないように各送信ノードの送信タイミングを適切に制御することができ、また、無線環境の状況の変化に応じて、動的なトラフィックの生成をすることができる通信エミュレーション方法、通信エミュレーションシステム、制御ノード装置、および、送信ノード装置を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、無線通信を行うことができる通信機器を含む無線通信システムに、制御ノード装置と、N個(N:自然数)の送信ノード装置とを追加した構成により実行される通信エミュレーション方法であって、トラフィックシナリオ生成ステップと、個別トラフィックシナリオ生成ステップと、個別トラフィックシナリオ送信ステップと、指示信号送信ステップと、無線送信ステップと、を備える。
トラフィックシナリオ生成ステップでは、制御ノード装置が、N個の送信ノード装置が送信すべきトラフィックの情報を導出することができるトラフィックシナリオを生成する。
個別トラフィックシナリオ生成ステップでは、制御ノード装置が、トラフィックシナリオに基づいて、N個の送信ノード装置に含まれる第k番目の送信ノード装置である第k送信ノード装置(k:自然数、1≦k≦N)が送信すべきトラフィックの情報を含む個別トラフィックシナリオである第k送信ノード装置用個別トラフィックシナリオを生成する。
個別トラフィックシナリオ送信ステップでは、制御ノード装置が、第k送信ノード装置に対して、高レベル通信路を介して、第k送信ノード装置用個別トラフィックシナリオを含めたデータを送信する。
指示信号送信ステップでは、制御ノード装置が、第k送信ノード装置に対して、低レベル通信路を介して、第k送信ノード装置用のトラフィックの送信を指示する指示信号を送信する。
無線送信ステップでは、k送信ノード装置が指示信号を受信した場合、k送信ノード装置は、第k送信ノード装置用個別トラフィックシナリオに基づいて生成した送信データを含む無線信号を生成し、生成した当該無線信号を無線通信システムの無線通信可能範囲に送信する。
この通信エミュレーション方法では、複数の送信ノード装置により送信するトラフィックの内容の全てを管理するトラフィックシナリオを作成し、当該トラフィックシナリオに基づいて生成された送信ノード装置ごとの個別トラフィックに従って、各送信ノード装置がトラフィックを無線通信システムの無線通信可能範囲に送信する。つまり、この通信エミュレーション方法では、複数の送信ノード装置の導入が容易であり、トラフィックシナリオおよび個別トラフィックシナリオにより、各送信ノード装置から無線送信されるトラフィックの個別管理、および、システム全体のトラフィック管理が容易にできる。したがって、この通信エミュレーション方法では、無線機器が多数導入されている無線環境において、さらに、複数の無線機器が導入されたときの無線環境を容易にエミュレートすることができる。その結果、この通信エミュレーション方法では、無線通信システムに対して、所定のトラフィック負荷をかけた場合における無線通信環境の評価を適切に行うことができる。
第2の発明は、第1の発明であって、制御ノード装置と、N個の送信ノード装置とは、それぞれ独立の低レベル通信路を介して、接続されている。
指示信号送信ステップにおいて、制御ノード装置は、N個の送信ノード装置のそれぞれに対して、独立したタイミングにより、指示信号を送信する。
これにより、この通信エミュレーション方法では、N個の送信ノード装置のトラフィック送信のタイミングを広範囲に調整できる。また、低レベル通信路を介した指示信号の送受信により、各送信ノード装置のトラフィック送信タイミングを調整できるので、例えば、多数の送信ノード装置が連携して通信する場合の無線通信環境の状況を容易かつ適切にエミュレートすることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明であって、トラフィックシナリオは、N個の送信ノード装置が送信すべきトラフィックの情報を含むデータである。
これにより、トラフィックシナリオに、N個の送信ノード装置が送信すべきトラフィックの情報をそのまま含めることができる。
第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明であって、個別トラフィックシナリオは、トラフィックシナリオに対して所定の演算を行うことで導出されるデータである。
これにより、トラフィックシナリオをシンプルなデータにすることができる。
第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明であって、個別トラフィックシナリオは、1または複数の行データから構成されている。
行データは、無線送信ステップで実行される1回の無線信号の送信処理に対応するデータであり、行データごとに、当該行データを一意に特定する識別子であるトラフィックIDを含む。
これにより、トラフィックIDにより、無線送信ステップで実行される、あるいは、実行された1回の無線信号の送信処理を容易に特定することができる。
第6の発明は、第5の発明であって、無線送信ステップが完了した場合、送信ノード装置は、制御ノード装置に対して、実行した無線送信処理に相当するトラフィックIDを含めたデータを、高レベル通信路を介して送信するトラフィックID送信ステップをさらに備える。
これにより、制御ノード装置は、どの送信ノード装置により、どの無線送信処理が実行されたかを容易に把握することができる。
第7の発明は、第5または第6の発明であって、送信ノード装置は、個別トラフィックシナリオの行データを管理するキューメモリを備えており、データキューイングステップをさらに備える。
データキューイングステップでは、送信ノード装置が、制御ノード装置から、個別トラフィックシナリオを受信した場合、受信した当該個別トラフィックシナリオに含まれる行データをキューメモリに追加する。
これにより、送信ノード装置は、制御ノード装置から送信される個別トラフィックシナリオをキューメモリにより管理することができる。
第8の発明は、第7の発明であって、行データ削除ステップをさらに備える。
行データ削除ステップでは、無線送信ステップが完了した場合、送信ノード装置は、制御ノード装置に対して、実行した無線送信処理に相当するトラフィックIDを含む行データを、キューメモリから削除する。
これにより、送信ノード装置は、指示信号を受信するごとに、キューメモリの先頭行の行データに相当する無線送信処理を実行すればよいので、送信ノード装置での処理が簡潔なものとなり、処理遅延も極小とすることができる。
第9の発明は、第1から第8のいずれかの発明であって、無線環境状況取得ステップと、トラフィックシナリオ更新ステップと、をさらに備える。
無線環境状況取得ステップでは、無線通信システムの無線環境状況を取得する。
トラフィックシナリオ更新ステップでは、無線環境状況取得ステップにより取得された無線環境状況における無線通信負荷が増加していると判定された場合、送信ノード装置から無線送信されるトラフィックが大きくなるように、トラフィックシナリオの内容を更新する。
これにより、無線環境状況に応じて、トラフィック負荷を可変にできる。その結果、無線環境状況に応じた適切な無線環境の評価が可能となる。
第10の発明は、無線通信を行うことができる通信機器を含む無線通信システムに対して、所定のトラフィック負荷をかけるための通信エミュレーションシステムであって、制御ノード装置と、N個(N:自然数)の送信ノード装置とを備える。
制御ノード装置は、また、制御ノード装置は、トラフィックシナリオ生成処理部と、高レベル通信インターフェースと、低レベル通信インターフェースと、を備える。
トラフィックシナリオ生成処理部は、N個の送信ノード装置が送信すべきトラフィックの情報を導出することができるトラフィックシナリオを生成するとともに、トラフィックシナリオに基づいて、N個の送信ノード装置に含まれる第k番目の送信ノード装置である第k送信ノード装置(k:自然数、1≦k≦N)が送信すべきトラフィックの情報を含む個別トラフィックシナリオである第k送信ノード装置用個別トラフィックシナリオを生成する。
高レベル通信インターフェースは、第k送信ノード装置に対して、高レベル通信路を介して、第k送信ノード装置用個別トラフィックシナリオを含めたデータを送信する。
低レベル通信インターフェースは、第k送信ノード装置に対して、低レベル通信路を介して、第k送信ノード装置用のトラフィックの送信を指示する指示信号を送信する。
送信ノード装置は、高レベル通信インターフェースと、低レベル通信インターフェースと、無線送信処理部と、を備える。
高レベル通信インターフェースは、制御ノード装置から、高レベル通信路を介して、個別トラフィックシナリオを含むデータを受信する。
低レベル通信インターフェースは、制御ノード装置から、低レベル通信路を介して、トラフィックの送信を指示する指示信号を受信する。
無線送信処理部は、指示信号を受信した場合、個別トラフィックシナリオに基づいて生成した送信データを含む無線信号を生成し、生成した当該無線信号を無線通信システムの無線通信可能範囲に送信する。
これにより、第1の発明と同様の効果を奏する通信エミュレーションシステムを実現することができる。
第11の発明は、第10の発明である通信エミュレーションシステムに用いられる制御ノード装置である。
これにより、第10の発明である通信エミュレーションシステムに用いられる制御ノード装置を実現することができる。
第12の発明は、第10の発明である通信エミュレーションシステムに用いられる送信ノード装置である。
これにより、第10の発明である通信エミュレーションシステムに用いられる送信ノード装置を実現することができる。
本発明によれば、無線機器が多数導入されている無線環境においても、適切な無線環境の評価を行うために、複数の送信ノード間で送信タイミングのずれが生じないように各送信ノードの送信タイミングを適切に制御することができ、また、無線環境の状況の変化に応じて、動的なトラフィックの生成をすることができる通信エミュレーション方法、通信エミュレーションシステム、制御ノード装置、および、送信ノード装置を実現することができる。
第1実施形態に係る無線トラフィックエミュレーションシステム1000の概略構成図。 第1実施形態に係る制御ノード装置100の概略構成図。 第1実施形態に係る送信ノード装置Tx_node1の概略構成図。 無線トラフィックエミュレーションシステム1000の処理シーケンス図。 無線トラフィックエミュレーションシステム1000の処理シーケンス図。 トラフィックシナリオの一例(トラフィックシナリオA)を示す図。 個別トラフィックシナリオ、および、シナリオキューの一例を示す図。 トラフィックシナリオの一例(トラフィックシナリオA’)を示す図。 個別トラフィックシナリオ、および、シナリオキューの一例を示す図。 第1実施形態の第1変形例において用いられるトラフィックシナリオ(メタトラフィックシナリオB)の一例を示す図。 第1実施形態の第2変形例において用いられるトラフィックシナリオ(メタトラフィックシナリオC)の一例を示す図。 第1実施形態の第3変形例に係る無線トラフィックエミュレーションシステム1000、無線通信システムSys1、および、無線品質分析システムSys2の概略構成図。 CPUバス構成を示す図。
[第1実施形態]
第1実施形態について、図面を参照しながら、以下、説明する。
<1.1:無線トラフィックエミュレーションシステムの構成>
図1は、第1実施形態に係る無線トラフィックエミュレーションシステム1000の概略構成図である。
図2は、第1実施形態に係る制御ノード装置100の概略構成図である。
図3は、第1実施形態に係る送信ノード装置Tx_node1の概略構成図である。
無線トラフィックエミュレーションシステム1000は、図1に示すように、制御ノード装置100と、複数の送信ノード装置(図1では、送信ノード装置Tx_node1、送信ノード装置Tx_node2、および、送信ノード装置Tx_node3)とを備える。制御ノード装置100と複数の送信ノード装置とは、高レベル通信ネットワーク(高レベル通信路)により接続されている。また、制御ノード装置100と複数の送信ノード装置とは、低レベル通信ネットワーク(低レベル通信路)により接続されている。無線トラフィックエミュレーションシステム1000は、図1に示すように、既存の無線通信システムSys1(および、無線品質分析システムSys2)に追加した構成とすることで、無線トラフィックエミュレーション処理を実行する。つまり、無線トラフィックエミュレーションシステム1000の複数の送信ノード装置が、無線通信システムSys1に含まれる複数の通信機器(図1では、通信機器St1~St3)の1つまたは複数と無線通信できるように配置し、無線トラフィックエミュレーション処理を実行する。
なお、説明便宜のため、(1)無線トラフィックエミュレーションシステム1000が、制御ノード装置100と、3つの送信ノード装置(送信ノード装置Tx_node1、送信ノード装置Tx_node2、および、送信ノード装置Tx_node3)とを備え、(2)無線通信システムSys1が、3つの通信機器(通信機器St1、通信機器St2、および、通信機器St3)を備え、(3)無線品質分析システムSys2が、3つのセンサ装置(センサ装置S_node1、センサ装置S_node2、および、センサ装置S_node3)と、分析装置Dev_anlyと、を備える場合を一例として、以下説明する。
(1.1.1:制御ノード装置の構成)
制御ノード装置100は、図2に示すように、制御ノード装置用処理部11と、低レベル通信インターフェースIF11と、高レベル通信インターフェースIF12とを備える。
制御ノード装置用処理部11は、図2に示すように、トラフィックシナリオ生成処理部111と、データ処理部112と、通信制御部113とを備える。制御ノード装置用処理部11は、低レベル通信インターフェースIF11を介して、各送信ノード装置に対して、送信指示信号を送信することができる。また、制御ノード装置用処理部11は、高レベル通信インターフェースIF12を介して、各送信ノード装置とデータ通信を行うことができる。
トラフィックシナリオ生成処理部111は、各送信ノード装置から、無線通信システムSys1の通信機器に対して、無線通信により送信するデータに関する情報を含むデータであるトラフィックシナリオを生成する。また、トラフィックシナリオ生成処理部111は、生成したトラフィックシナリオに基づいて、各送信ノード装置用のトラフィックシナリオ(個別トラフィックシナリオ)を生成し、生成した個別トラフィックシナリオを、該当する送信ノード装置宛てに、高レベル通信インターフェースIF12を介して送信する。
また、トラフィックシナリオ生成処理部111は、低レベル通信インターフェースIF11を介して、各送信ノード装置に対して、送信指示信号を送信する。
データ処理部112は、高レベル通信インターフェースIF12を介して、外部に送信するデータの生成処理や、高レベル通信インターフェースIF12を介して、外部から受信したデータに対して所定の処理を実行する。
通信制御部113は、低レベル通信インターフェースIF11を介して、所定の送信ノード装置へ送信指示信号を送信するタイミングを決定し、決定したタイミングで、所定の送信ノード装置へ送信指示信号が送信されるように、低レベル通信インターフェースIF11を制御する。また、通信制御部113は、所定の送信ノード装置へ所定のタイミングで、個別トラフィックシナリオが送信されるように、高レベル通信インターフェースIF12を制御する。
低レベル通信インターフェースIF11は、送信ノード装置Tx_node1~Tx_node3のそれぞれと、並列に、低レベル通信路(低レベル通信ネットワークNw2)を介して接続されている。低レベル通信インターフェースIF11は、通信制御部113の指示に従い、所定の送信ノード装置に送信指示信号を送信する。低レベル通信インターフェースIF11は、例えば、GPIO(General-purpose input/output)用の通信インターフェースとして実現される。なお、「低レベル通信」とは、物理層のプロトコルのみが規定された通信を指す。
高レベル通信インターフェースIF12は、高レベル通信路(高レベル通信ネットワークNw1)に接続されており、高レベル通信ネットワークNw1を介した通信を行うための通信インターフェースである。高レベル通信インターフェースIF12は、例えば、ギガビットイーサネット用の通信インターフェースとして実現される。なお、「高レベル通信」とは、物理層を含む複数のプロトコルスタック(プロトコル階層)で、プロトコルが規定された通信を指す。つまり、「高レベル通信」とは、物理層だけでなく、データリンク層(MAC層)以上の1または複数の階層においてもプロトコルが規定されている通信を指す。
(1.1.2:送信ノード装置の構成)
送信ノード装置Tx_node1は、図3に示すように、低レベル通信インターフェースIF21と、高レベル通信インターフェースIF22と、送信ノード装置用処理部21と、記憶部22と、無線通信処理部23と、アンテナAnt2とを備える。
低レベル通信インターフェースIF21は、制御ノード装置100と、低レベル通信路(低レベル通信ネットワークNw2)を介して接続されている。また、低レベル通信インターフェースIF21は、送信ノード装置用処理部21と接続されている。低レベル通信インターフェースIF21は、制御ノード装置100から送信される送信指示信号を受信する。低レベル通信インターフェースIF11は、例えば、GPIO用の通信インターフェースとして実現される。
高レベル通信インターフェースIF22は、高レベル通信路(高レベル通信ネットワークNw1)に接続されており、高レベル通信ネットワークNw1を介した通信を行うための通信インターフェースである。高レベル通信インターフェースIF22は、例えば、ギガビットイーサネット用の通信インターフェースとして実現される。
送信ノード装置用処理部21は、図3に示すように、トラフィックシナリオ管理部211と、データ処理部212と、通信制御部213とを備える。
トラフィックシナリオ管理部211は、制御ノード装置100から、高レベル通信インターフェースIF22を介して、自装置(送信ノード装置Tx_node1)用の個別トラフィックシナリオを受信する。トラフィックシナリオ管理部211は、シナリオキューにより、自装置(送信ノード装置Tx_node1)用の個別トラフィックシナリオを管理する。なお、シナリオキューは、例えば、FIFOにより実現されるキューメモリであって、記憶部22を用いて実現される。トラフィックシナリオ管理部211は、記憶部22に対して、データの読み出し、および/または、書き込み処理を行うことができる。
データ処理部212は、高レベル通信インターフェースIF22を介して、外部に送信するデータの生成処理や、高レベル通信インターフェースIF22を介して、外部から受信したデータに対して所定の処理を実行する。また、データ処理部212は、無線通信処理部23に出力するデータの生成処理、無線通信処理部23から取得したデータの処理を実行する。
通信制御部213は、低レベル通信インターフェースIF21を介して、送信指示信号を受信した場合、送信指示信号を受信したことを示す通知信号をデータ処理部212および無線通信処理部23に出力し、個別トラフィックシナリオに基づく所定のデータが、データ処理部212、無線通信処理部23、および、アンテナAnt2により、外部に無線送信されるように制御する。通信制御部213は、トラフィックシナリオ管理部211、および/または、データ処理部212の指示により、所定のデータが、制御ノード装置100に送信されるように、高レベル通信インターフェースIF22を制御する。
記憶部22は、送信ノード装置用処理部21、および/または、送信ノード装置用処理部21に含まれる各機能部からの指示により、所定のデータの読み出し/書き込み処理を実行する。
無線通信処理部23は、送信ノード装置用処理部21から出力されるデータに対して、無線信号を生成するための処理(無線通信処理用のベースバンド変調処理、RF変調処理等)を実行し、無線信号を生成する。そして、無線通信処理部23は、生成した無線信号を、アンテナAnt2を介して外部に送信する。また、無線通信処理部23は、アンテナAnt2により受信した無線信号に対して、無線信号復調処理(無線通信処理用のRF復調処理、ベースバンド復調処理等)を実行し、無線信号により送信されたデータを取得する。
アンテナAnt2は、無線通信用アンテナであり、無線通信用信号(RF信号)を送受
信するためのアンテナである。
なお、送信ノード装置Tx_node2および送信ノード装置Tx_node3は、送信ノード装置Tx_node1と同様の構成を有している。
≪無線通信システムSys1の構成≫
無線通信システムSys1は、図1に示すように、それぞれ無線通信機能を有する複数の通信機器(図1の場合、通信機器St1、通信機器St2、および、通信機器St3)を備える。通信機器St1~St3は、それぞれ、他の通信機器と無線通信により通信することができる。また、無線通信システムSys1は、1または複数のアクセスポイント(不図示)を含んでいてもよく、アクセスポイントと、通信機器St1~St3との間においても無線通信により通信することができる。
≪無線品質分析システムSys2の構成≫
無線品質分析システムSys2は、図1に示すように、複数のセンサ装置(図1の場合、センサ装置S_node1、センサ装置S_node2、および、センサ装置S_node3)と、分析装置Dev_anlyとを含む。複数のセンサ装置は、無線通信システムSys1の無線環境を評価するためのセンサ装置であり、無線通信システムSys1において無線通信に用いられている無線信号を受信できる範囲内に設置される。無線品質分析システムSys2は、例えば、特願2018-041562号に開示されている技術を用いて実現される。
センサ装置S_node1は、無線信号を受信する機能を有しており、受信した無線信号から、無線環境の評価に使用可能なデータ(例えば、無線信号の包絡線データやヘッダデータ)を取得し、取得したデータを分析装置Dev_anlyに送信する。センサ装置S_node2、センサ装置S_node3についても同様である。
分析装置Dev_anlyは、センサ装置S_node1~S_node3から送信される無線環境の評価に使用可能なデータ(例えば、無線信号の包絡線データやヘッダデータ)を受信する。そして、分析装置Dev_anlyは、受信したデータに基づいて、無線通信システムSys1の無線環境の状況を評価する。
<1.2:無線トラフィックエミュレーションシステムの動作>
以上のように構成された無線トラフィックエミュレーションシステム1000の動作について、図面を参照しながら説明する。
図4、図5は、無線トラフィックエミュレーションシステム1000の処理シーケンス図である。
図6は、トラフィックシナリオの一例(トラフィックシナリオA)を示す図である。
図7は、個別トラフィックシナリオ、および、シナリオキューの一例を示す図である。
なお、説明便宜のため、本実施形態では、無線トラフィックエミュレーションシステム1000において、図6のトラフィックシナリオAにより処理が実行される場合について説明する。また、送信ノード装置Tx_node1~Tx_node3、通信機器St1~St3のIPアドレスが以下のものに設定されているものとして説明する。
送信ノード装置Tx_node1のIPアドレス:192.168.10.1
送信ノード装置Tx_node2のIPアドレス:192.168.10.2
送信ノード装置Tx_node3のIPアドレス:192.168.10.3
通信機器St1のIPアドレス:192.168.0.1
通信機器St2のIPアドレス:192.168.0.2
通信機器St3のIPアドレス:192.168.0.3
また、送信ノード装置からの送信先のIPアドレスが「192.168.0.255」に設定されている場合、送信ノード装置から、ブロードキャストパケットが無線送信されるものとする。
以下では、図4、図5の処理シーケンス図を参照しながら、無線トラフィックエミュレーションシステム1000の動作について説明する。
(ステップS1):
ステップS1において、制御ノード装置100のトラフィックシナリオ生成処理部111は、トラフィックシナリオ(図6に示すトラフィックシナリオA)を生成する。
図6に示すように、トラフィックシナリオAは、リストデータであり、トラフィックシナリオAの各行のデータにより、1回の無線送信処理が特定される。そして、トラフィックシナリオAの各行のデータは、(1)送信ノード装置のIPアドレス、(2)トラフィックID、(3)宛先IPアドレス、および、(4)送信パケットデータのサイズにより構成される。
「送信ノード装置のIPアドレス」は、無線送信の主体となる送信ノード装置を特定するためのデータである。
「トラフィックID」は、無線送信処理を特定するためのデータであり、ユニークなIDである。したがって、トラフィックIDにより、対応する無線送信処理を一意に特定することができる。つまり、トラフィックIDにより、無線送信処理を実行する(あるいは、実行した)送信ノード装置のIPアドレス、宛先IPアドレス、および、送信パケットデータのサイズを特定することができる。
「宛先IPアドレス」は、送信ノード装置から無線送信される無線信号に含まれるデータの送信先を特定するデータである。
「送信パケットデータのサイズ」は、送信ノード装置から無線送信される無線信号に含まれるパケットデータのサイズ(例えば、単位はバイト)である。
(ステップS21~S23):
ステップS21~S23において、個別トラフィックシナリオ送信処理(個別トラフィックシナリオの生成処理および送信処理)が実行される。
制御ノード装置100のトラフィックシナリオ生成処理部111は、ステップS1で生成したトラフィックシナリオAから、各行のデータにおいて、送信ノード装置のIPアドレスが同一であるデータを抽出することで、各送信ノード装置用の個別トラフィックシナリオを生成する。
図7に、この処理により、トラフィックシナリオAから生成された個別トラフィックシナリオ(送信ノード装置Tx_node1用個別トラフィックシナリオA1、送信ノード装置Tx_node2用個別トラフィックシナリオA2、および、送信ノード装置Tx_node3用個別トラフィックシナリオA3)を示す。なお、個別トラフィックシナリオは、送信ノード装置ごとに取得される。個別トラフィックシナリオは、図7に示すように、各行のデータが、(2)トラフィックID、(3)宛先IPアドレス、および、(4)送信パケットデータのサイズにより構成される。
制御ノード装置100のトラフィックシナリオ生成処理部111により生成された個別トラフィックシナリオは、制御ノード装置100から、対応する送信ノード装置へ、高レベル通信インターフェースIF12、高レベル通信ネットワークNw2(例えば、ギガイーサネット)を介して、送信される。具体的には、以下の(1)~(3)のように処理が実行される。なお、制御ノード装置100と、対応する送信ノード装置との間において、高レベル通信用のコネクションは、高レベル通信を開始する前に予め確立されているものとする(例えば、TCPコネクションが確立されているものとする)。
(1)送信ノード装置Tx_node1用個別トラフィックシナリオA1(図4において、Tr_scenario(Ex_node1)と表記)は、制御ノード装置100から、高レベル通信インターフェースIF12、高レベル通信ネットワークNw2を介して、送信ノード装置Tx_node1に送信される。そして、送信ノード装置Tx_node1は、送信ノード装置Tx_node1の高レベル通信インターフェースIF22を介して、制御ノード装置100から送信された送信ノード装置Tx_node1用個別トラフィックシナリオA1を受信し、受信した個別トラフィックシナリオA1は、送信ノード装置Tx_node1のトラフィックシナリオ管理部211により、シナリオキュー(例えば、送信ノード装置Tx_node1の記憶部22の所定のメモリ領域により実現されるキューメモリ)に入力されて管理される。例えば、送信ノード装置Tx_node1のトラフィックシナリオ管理部211は、受信した個別トラフィックシナリオA1を、シナリオキューSCque(Tx_node1)に追加する。個別トラフィックシナリオA1が追加された後のシナリオキューSCque(Tx_node1)の状態を図7の右上図に示す。なお、この場合、追加前のシナリオキューSCque(Tx_node1)はデータがない状態であるので、図7において、シナリオキューSCque(Tx_node1)は、追加された個別トラフィックシナリオA1のみを含む状態となっている。
(2)送信ノード装置Tx_node2用個別トラフィックシナリオA2(図4において、Tr_scenario(Ex_node2)と表記)は、制御ノード装置100から、高レベル通信インターフェースIF12、高レベル通信ネットワークNw2を介して、送信ノード装置Tx_node2に送信される。そして、送信ノード装置Tx_node2は、送信ノード装置Tx_node2の高レベル通信インターフェースIF22を介して、制御ノード装置100から送信された送信ノード装置Tx_node2用個別トラフィックシナリオA2を受信し、受信した個別トラフィックシナリオA2は、送信ノード装置Tx_node2のトラフィックシナリオ管理部211により、シナリオキュー(例えば、送信ノード装置Tx_node2の記憶部22の所定のメモリ領域により実現されるキューメモリ)に入力されて管理される。例えば、送信ノード装置Tx_node2のトラフィックシナリオ管理部211は、受信した個別トラフィックシナリオA2を、シナリオキューSCque(Tx_node2)に追加する。個別トラフィックシナリオA2が追加された後のシナリオキューSCque(Tx_node2)の状態を図7の右中図に示す。なお、この場合、追加前のシナリオキューSCque(Tx_node2)はデータがない状態であるので、図7において、シナリオキューSCque(Tx_node2)は、追加された個別トラフィックシナリオA2のみを含む状態となっている。
(3)送信ノード装置Tx_node3用個別トラフィックシナリオA3(図4において、Tr_scenario(Ex_node3)と表記)は、制御ノード装置100から、高レベル通信インターフェースIF12、高レベル通信ネットワークNw2を介して、送信ノード装置Tx_node3に送信される。そして、送信ノード装置Tx_node3は、送信ノード装置Tx_node3の高レベル通信インターフェースIF22を介して、制御ノード装置100から送信された送信ノード装置Tx_node3用個別トラフィックシナリオA3を受信し、受信した個別トラフィックシナリオA3は、送信ノード装置Tx_node3のトラフィックシナリオ管理部211により、シナリオキュー(例えば、送信ノード装置Tx_node2の記憶部22の所定のメモリ領域により実現されるキューメモリ)に入力されて管理される。例えば、送信ノード装置Tx_node3のトラフィックシナリオ管理部211は、受信した個別トラフィックシナリオA3を、シナリオキューSCque(Tx_node3)に追加する。個別トラフィックシナリオA3が追加された後のシナリオキューSCque(Tx_node3)の状態を図7の右下図に示す。なお、この場合、追加前のシナリオキューSCque(Tx_node3)はデータがない状態であるので、図7において、シナリオキューSCque(Tx_node3)は、追加された個別トラフィックシナリオA3のみを含む状態となっている。
なお、上記の個別トラフィックシナリオA1~A3の送信処理は、例えば、図4に示すように、時刻t0から順次実行される。例えば、時刻t0は、トラフィックシナリオに基づく無線送信処理の実行が開始される所定の時間(例えば、10秒)だけ前の時刻に設定される。なお、本実施形態では、説明便宜のために、個別トラフィックシナリオA1~A3の送信処理は、トラフィックシナリオに基づく無線送信処理の実行が開始される10秒前から実行されるように設定した場合について説明する。そして、最初にトラフィックシナリオに基づく無線送信処理の実行が開始される時刻を時刻t1として、t1=0秒とする。また、t0=-10秒とする。
上記のように処理することで、個別トラフィックシナリオA1~A3の送信処理、および、各送信ノード装置での受信処理を、無線送信処理の実行が開始される時刻t1よりも前の時間に完了させることができる。なお、ステップS21~S23までの処理の処理時間が10秒未満であるものとする。
(ステップS31~S33):
ステップS31において、制御ノード装置100は、送信ノード装置Tx_node1についての送信タイミング通知処理を実行する。具体的には、制御ノード装置100の通信制御部113は、低レベル通信インターフェースIF11を介して、送信ノード装置Tx_node1へ送信指示信号(図4では、Inst_tx(Tx_node1)と表記)を送信するタイミングを決定し、決定したタイミングで、送信ノード装置Tx_node1へ送信指示信号が送信されるように、低レベル通信インターフェースIF11を制御する。
なお、制御ノード装置100の通信制御部113は、例えば、低レベル通信インターフェースIF11に、パラレルに(個別に)接続されている、3つの送信ノード装置への通信路に対して、チャネル制御により、低レベル通信インターフェースIF11を介して、個別に、送信指示信号(例えば、単発のパルス信号)を送信する機能を有している。例えば、送信ノード装置Tx_node1に接続されている通信路をチャネル1とし、送信ノード装置Tx_node2に接続されている通信路をチャネル2とし、送信ノード装置Tx_node3に接続されている通信路をチャネル3とする。通信制御部113は、例えば、送信ノード装置Tx_node1へ送信指示信号を、低レベル通信インターフェースIF11を介して、送信する場合、低レベル通信インターフェースIF11に対してチャネル1を使用するように指示し、所定のタイミングで、チャネル1により(送信ノード装置Tx_node1に接続されている通信路により)、送信指示信号を送信するよう低レベル通信インターフェースIF11を制御する。これにより、送信指示信号を送信ノード装置Tx_node1に送信することができる。
送信ノード装置Tx_node1は、上記のようにして、制御ノード装置100から送信された送信指示信号(図4では、Inst_tx(Tx_node1)と表記)を、低レベル通信インターフェースIF21を介して受信する。
そして、送信ノード装置Tx_node1は、制御ノード装置100から送信された送信指示信号を受信すると、無線データ送信処理を実行する。具体的には、送信ノード装置Tx_node1のトラフィックシナリオ管理部211が、シナリオキューSCque(Tx_node1)のリストの一番上のデータ(キューメモリに最も前に入力されたデータ)により特定される無線データ送信処理を実行する。つまり、図7に示したデータの場合、トラフィックID=0の処理、すなわち、無線データ送信先を、IPアドレスが「192.168.0.1」である通信機器St1とし、送信するデータのパケットサイズ(データサイズ)を300バイトとする無線データ送信処理が実行される。送信ノード装置Tx_node1は、送信ノード装置Tx_node1のデータ処理部212、無線通信処理部23により、上記送信データを含む無線信号を生成し、生成した無線信号(図4では、D_WiFi(Dest1)と表記)を、送信ノード装置Tx_node1のアンテナAnt1から外部へ送信する(ステップS32)。
なお、送信ノード装置Tx_node1は、予め受信した個別トラフィックシナリオを、シナリオキューSCque(Tx_node1)で管理しているため、送信ノード装置Tx_node1が、制御ノード装置100から、送信指示信号を受信するとすぐに、無線データ送信処理を実行することができる。さらに、制御ノード装置100から送信ノード装置Tx_node1に送信される送信指示信号は、低レベル通信により送受信がなされるため、複雑な送受信処理(複数のプロトコルスタックに応じた通信処理)を実行する必要がない。このため、送信指示信号の送受信にかかる時間の遅延量を極小にすることができる。
シナリオキューSCque(Tx_node1)のリストの一番上のデータ(キューメモリに最も前に入力されたデータ)により特定される無線データ送信処理を実行(完了)した後、送信ノード装置Tx_node1は、送信応答処理を実行する(ステップS33)。具体的には、送信ノード装置Tx_node1のデータ処理部212は、完了した無線データ送信処理のトラフィックID(この場合、トラフィックID=0)を含むデータRes(TrafficID)を生成し、当該データを、高レベル通信インターフェースIF22を介して、制御ノード装置100に送信する(ステップS33)。
また、送信ノード装置Tx_node1は、シナリオキューSCque(Tx_node1)の更新処理を行う。具体的には、送信ノード装置Tx_node1は、完了した無線データ送信処理のトラフィックID(=0)のデータをシナリオキューSCque(Tx_node1)から削除する。これにより、送信ノード装置Tx_node1により次に実行される予定の無線データ送信処理に相当するデータ(図7の場合、トラフィックID=4のデータ)がシナリオキューSCque(Tx_node2)の先頭となる。
制御ノード装置100は、送信ノード装置Tx_node1から送信されるRes(TrafficID)を、高レベル通信インターフェースIF12を介して受信し、受信したデータに含まれるトラフィックID(=0)を取得する(例えば、データ処理部112による処理により取得する)。これにより、制御ノード装置100は、トラフィックID=0に相当する無線データ送信処理が実行されたことを把握することができる。なお、トラフィックIDは、ユニークなIDであるので、トラフィックIDを確認することで、どの送信ノード装置により実行された無線データ送信処理であるかも特定することができる。
(ステップS41~S43):
ステップS41において、制御ノード装置100は、送信ノード装置Tx_node2についての送信タイミング通知処理を実行する。具体的には、制御ノード装置100の通信制御部113は、低レベル通信インターフェースIF11を介して、送信ノード装置Tx_node2へ送信指示信号(図4では、Inst_tx(Tx_node2)と表記)を送信するタイミングを決定し、決定したタイミングで、送信ノード装置Tx_node2へ送信指示信号が送信されるように、低レベル通信インターフェースIF11を制御する(チャネル2により送信指示信号を送信するよう低レベル通信インターフェースIF11を制御する)。
送信ノード装置Tx_node2は、上記のようにして、制御ノード装置100から送信された送信指示信号(図4では、Inst_tx(Tx_node2)と表記)を、低レベル通信インターフェースIF21を介して受信する。
そして、送信ノード装置Tx_node2は、制御ノード装置100から送信された送信指示信号を受信すると、無線データ送信処理を実行する。具体的には、送信ノード装置Tx_node2のトラフィックシナリオ管理部211が、シナリオキューSCque(Tx_node2)のリストの一番上のデータ(キューメモリに最も前に入力されたデータ)により特定される無線データ送信処理を実行する。つまり、図7に示したデータの場合、トラフィックID=3の処理、すなわち、無線データ送信先を、IPアドレスが「192.168.0.2」である通信機器St2とし、送信するデータのパケットサイズ(データサイズ)を350バイトとする無線データ送信処理が実行される。送信ノード装置Tx_node2は、送信ノード装置Tx_node2のデータ処理部212、無線通信処理部23により、上記送信データを含む無線信号を生成し、生成した無線信号(図4では、D_WiFi(Dest2)と表記)を、送信ノード装置Tx_node2のアンテナAnt1から外部へ送信する(ステップS42)。
なお、送信ノード装置Tx_node2は、予め受信した個別トラフィックシナリオを、シナリオキューSCque(Tx_node2)で管理しているため、送信ノード装置Tx_node2が、制御ノード装置100から、送信指示信号を受信するとすぐに、無線データ送信処理を実行することができる。さらに、制御ノード装置100から送信ノード装置Tx_node2に送信される送信指示信号は、低レベル通信により送受信がなされるため、複雑な送受信処理(複数のプロトコルスタックに応じた通信処理)を実行する必要がない。このため、送信指示信号の送受信にかかる時間の遅延量を極小にすることができる。
シナリオキューSCque(Tx_node2)のリストの一番上のデータ(キューメモリに最も前に入力されたデータ)により特定される無線データ送信処理を実行(完了)した後、送信ノード装置Tx_node2は、送信応答処理を実行する(ステップS43)。具体的には、送信ノード装置Tx_node2のデータ処理部212は、完了した無線データ送信処理のトラフィックID(この場合、トラフィックID=3)を含むデータRes(TrafficID)を生成し、当該データを、高レベル通信インターフェースIF22を介して、制御ノード装置100に送信する(ステップS43)。
また、送信ノード装置Tx_node2は、シナリオキューSCque(Tx_node2)の更新処理を行う。具体的には、送信ノード装置Tx_node2は、完了した無線データ送信処理のトラフィックID(=3)のデータをシナリオキューSCque(Tx_node2)から削除する。これにより、送信ノード装置Tx_node2により次に実行される予定の無線データ送信処理に相当するデータ(図7の場合、トラフィックID=4のデータ)がシナリオキューSCque(Tx_node2)の先頭のデータとなる。
制御ノード装置100は、送信ノード装置Tx_node2から送信されるRes(TrafficID)を、高レベル通信インターフェースIF12を介して受信し、受信したデータに含まれるトラフィックID(=3)を取得する(例えば、データ処理部112による処理により取得する)。これにより、制御ノード装置100は、トラフィックID=3に相当する無線データ送信処理が実行されたことを把握することができる。なお、トラフィックIDは、ユニークなIDであるので、トラフィックIDを確認することで、どの送信ノード装置により実行された無線データ送信処理であるかも特定することができる。
(ステップS51~S53):
ステップS51において、制御ノード装置100は、送信ノード装置Tx_node3についての送信タイミング通知処理を実行する。具体的には、制御ノード装置100の通信制御部113は、低レベル通信インターフェースIF11を介して、送信ノード装置Tx_node3へ送信指示信号(図4では、Inst_tx(Tx_node3)と表記)を送信するタイミングを決定し、決定したタイミングで、送信ノード装置Tx_node3へ送信指示信号が送信されるように、低レベル通信インターフェースIF11を制御する(チャネル3により送信指示信号を送信するよう低レベル通信インターフェースIF11を制御する)。
送信ノード装置Tx_node3は、上記のようにして、制御ノード装置100から送信された送信指示信号(図4では、Inst_tx(Tx_node3)と表記)を、低レベル通信インターフェースIF21を介して受信する。
そして、送信ノード装置Tx_node3は、制御ノード装置100から送信された送信指示信号を受信すると、無線データ送信処理を実行する。具体的には、送信ノード装置Tx_node3のトラフィックシナリオ管理部211が、シナリオキューSCque(Tx_node3)のリストの一番上のデータ(キューメモリに最も前に入力されたデータ)により特定される無線データ送信処理を実行する。つまり、図7に示したデータの場合、トラフィックID=6の処理、すなわち、無線データ送信先を、IPアドレスが「192.168.0.3」である通信機器St2とし、送信するデータのパケットサイズ(データサイズ)を200バイトとする無線データ送信処理が実行される。送信ノード装置Tx_node3は、送信ノード装置Tx_node3のデータ処理部212、無線通信処理部23により、上記送信データを含む無線信号を生成し、生成した無線信号(図4では、D_WiFi(Dest3)と表記)を、送信ノード装置Tx_node3のアンテナAnt1から外部へ送信する(ステップS52)。
なお、送信ノード装置Tx_node3は、予め受信した個別トラフィックシナリオを、シナリオキューSCque(Tx_node3)で管理しているため、送信ノード装置Tx_node3が、制御ノード装置100から、送信指示信号を受信するとすぐに、無線データ送信処理を実行することができる。さらに、制御ノード装置100から送信ノード装置Tx_node3に送信される送信指示信号は、低レベル通信により送受信がなされるため、複雑な送受信処理(複数のプロトコルスタックに応じた通信処理)を実行する必要がない。このため、送信指示信号の送受信にかかる時間の遅延量を極小にすることができる。
シナリオキューSCque(Tx_node3)のリストの一番上のデータ(キューメモリに最も前に入力されたデータ)により特定される無線データ送信処理を実行(完了)した後、送信ノード装置Tx_node3は、送信応答処理を実行する(ステップS53)。具体的には、送信ノード装置Tx_node3のデータ処理部212は、完了した無線データ送信処理のトラフィックID(この場合、トラフィックID=6)を含むデータRes(TrafficID)を生成し、当該データを、高レベル通信インターフェースIF22を介して、制御ノード装置100に送信する(ステップS53)。
また、送信ノード装置Tx_node3は、シナリオキューSCque(Tx_node3)の更新処理を行う。具体的には、送信ノード装置Tx_node3は、完了した無線データ送信処理のトラフィックID(=6)のデータをシナリオキューSCque(Tx_node3)から削除する。これにより、送信ノード装置Tx_node3により次に実行される予定の無線データ送信処理に相当するデータ(図7の場合、トラフィックID=7のデータ)がシナリオキューSCque(Tx_node3)の先頭のデータとなる。
制御ノード装置100は、送信ノード装置Tx_node3から送信されるRes(TrafficID)を、高レベル通信インターフェースIF12を介して受信し、受信したデータに含まれるトラフィックID(=6)を取得する(例えば、データ処理部112による処理により取得する)。これにより、制御ノード装置100は、トラフィックID=6に相当する無線データ送信処理が実行されたことを把握することができる。なお、トラフィックIDは、ユニークなIDであるので、トラフィックIDを確認することで、どの送信ノード装置により実行された無線データ送信処理であるかも特定することができる。
以降において、上記と同様に、制御ノード装置100から、各送信ノード装置に対して、制御ノード装置100が決定したタイミングで、送信指示信号を送信することで、制御ノード装置100により生成されたトラフィックシナリオに応じた無線データ送信処理を、制御ノード装置100が決定したタイミングで実行することができる。
なお、上記では、図4、図5のシーケンス図に示すように、(1)制御ノード装置100から送信ノード装置Tx_node1に送信指示信号を送信するタイミングと、(2)制御ノード装置100から送信ノード装置Tx_node2に送信指示信号を送信するタイミングと、(3)制御ノード装置100から送信ノード装置Tx_node3に送信指示信号を送信するタイミングと、が異なる場合を想定しているが、これに限定されることはない。
例えば、(1)制御ノード装置100から送信ノード装置Tx_node1に送信指示信号を送信するタイミングと、(2)制御ノード装置100から送信ノード装置Tx_node2に送信指示信号を送信するタイミングと、(3)制御ノード装置100から送信ノード装置Tx_node3に送信指示信号を送信するタイミングと、を同時(例えば、時刻t1(=0秒))に行うようにしてもよい。制御ノード装置100の低レベル通信インターフェースは、各送信ノード装置にパラレルに接続された通信路(通信インターフェース)を有しているため、このように、同時に、各送信ノード装置に送信指示信号を送信することができる。この場合、各送信ノード装置で、ほぼ同時に、それぞれ、個別トラフィックシナリオに基づく無線データ送信処理を実行することができる。つまり、無線トラフィックエミュレーションシステム1000では、複数の送信ノード装置間で送信タイミングのずれが生じないように各送信ノード装置の送信タイミングを適切に制御することができる。
(ステップS6):
ステップS6において、制御ノード装置100のトラフィックシナリオ生成処理部111は、新たなトラフィックシナリオ(図8に示すトラフィックシナリオA’)を生成する。
(ステップS71~S73):
ステップS71~S73において、個別トラフィックシナリオ送信処理(個別トラフィックシナリオの生成処理および送信処理)が実行される。
制御ノード装置100のトラフィックシナリオ生成処理部111は、ステップS7で生成したトラフィックシナリオA’から、各行のデータにおいて、送信ノード装置のIPアドレスが同一であるデータを抽出することで、各送信ノード装置用の個別トラフィックシナリオを生成する。
図9に、この処理により、トラフィックシナリオA’から生成された個別トラフィックシナリオ(送信ノード装置Tx_node1用個別トラフィックシナリオA1’)を示す。
制御ノード装置100のトラフィックシナリオ生成処理部111により生成された個別トラフィックシナリオは、制御ノード装置100から、対応する送信ノード装置へ、高レベル通信インターフェースIF12、高レベル通信ネットワークNw2(例えば、ギガイーサネット)を介して、送信される。具体的には、以下のように処理が実行される。
送信ノード装置Tx_node1用個別トラフィックシナリオA1’(図5において、Tr_scenario(Ex_node1)と表記)は、制御ノード装置100から、高レベル通信インターフェースIF12、高レベル通信ネットワークNw2を介して、送信ノード装置Tx_node1に送信される。そして、送信ノード装置Tx_node1は、送信ノード装置Tx_node1の高レベル通信インターフェースIF22を介して、制御ノード装置100から送信された送信ノード装置Tx_node1用個別トラフィックシナリオA1’を受信し、受信した個別トラフィックシナリオA1’は、送信ノード装置Tx_node1のトラフィックシナリオ管理部211により、シナリオキュー(例えば、送信ノード装置Tx_node1の記憶部22の所定のメモリ領域により実現されるキューメモリ)に入力されて管理される。例えば、送信ノード装置Tx_node1のトラフィックシナリオ管理部211は、受信した個別トラフィックシナリオA1’を、シナリオキューSCque(Tx_node1)の最終行の後に追加する。個別トラフィックシナリオA1’が追加された後のシナリオキューSCque(Tx_node1)の状態を図9の右図に示す。図9の右図に示すように、追加前のシナリオキューSCque(Tx_node1)の最終行(トラフィックID=94の行)の後に、個別トラフィックシナリオA1’のデータが追加されている。
なお、送信ノード装置Tx_node2、送信ノード装置Tx_node3についても、上記と同様の処理が実行され、新たなトラフィックシナリオA’に基づく個別トラフィックシナリオのデータがシナリオキューに追加される。
ステップS81~S83の処理は、ステップS31~S33の処理と同様であり、以降、無線トラフィックエミュレーションシステム1000では、上記で説明したのと同様の処理が実行される。
上記のように、無線トラフィックエミュレーションシステム1000において処理を実行することで、無線通信システムSys1に、複数の通信機器が新たに導入されたときの状態を模擬的に実現することができる(エミュレートすることができる)。つまり、無線トラフィックエミュレーションシステム1000において、上記のように処理することで、トラフィックシナリオに基づくトラフィック負荷を無線通信システムSys1にかけることができる。
そして、無線品質分析システムSys2のセンサ装置S_node1~S_node3、および、分析装置Dev_anlyにより、無線通信システムSys1の無線環境の状態を評価することで、無線トラフィックエミュレーションシステム1000により、所定のトラフィック負荷をかけた場合における無線通信環境の評価を適切に行うことができる。
以上にように、無線トラフィックエミュレーションシステム1000では、制御ノード装置100により、複数の送信ノード装置により送信するトラフィックの内容の全てを管理するトラフィックシナリオを作成し、当該トラフィックシナリオに基づいて生成された送信ノード装置ごとの個別トラフィックに従って、各送信ノード装置がトラフィックを無線通信システムSys1の通信機器に送信する。つまり、無線トラフィックエミュレーションシステム1000では、複数の送信ノード装置の導入が容易であり、トラフィックシナリオおよび個別トラフィックシナリオにより、各送信ノード装置から無線送信されるトラフィックの個別管理、および、システム全体のトラフィック管理が容易にできる。したがって、無線トラフィックエミュレーションシステム1000では、無線機器が多数導入されている無線環境において、さらに、複数の無線機器が導入されたときの無線環境を容易にエミュレートすることができる。その結果、無線トラフィックエミュレーションシステム1000では、無線トラフィックエミュレーションシステム1000により、無線通信システムSys1に対して、所定のトラフィック負荷をかけた場合における無線通信環境の評価を適切に行うことができる。
さらに、無線トラフィックエミュレーションシステム1000では、制御ノード装置100から、各送信ノード装置に対して、トラフィックシナリオに基づいて生成された個別トラフィックシナリオを、送信ノード装置がトラフィック送信(無線データ送信)を行う前に予め高レベル通信インターフェース、高レベル通信ネットワークを介して、送信しておき、トラフィック送信タイミングを指示する送信指示信号を、制御ノード装置100から、各送信ノード装置に対して、低レベル通信インターフェース、低レベル通信路を介して送信し、各送信ノード装置が送信指示信号を受信すると即座に、個別トラフィックシナリオに従ったトラフィック送信(無線データ送信)を実行する。低レベル通信インターフェース、低レベル通信路を介して送信指示信号を送受信することにより、送信ノード装置は、複雑な通信プロトコル処理を行う必要がないため、複数の送信ノード装置から、遅延量を極小にして、所望のトラフィック送信(無線データ送信)を行うことができる。従って、無線トラフィックエミュレーションシステム1000では、無線機器が多数導入されている無線環境においても、適切な無線環境の評価を行うために、複数の送信ノード装置間で送信タイミングのずれが生じないように各送信ノード装置の送信タイミングを適切に制御することができる。
さらに、無線トラフィックエミュレーションシステム1000では、制御ノード装置100により、所望の内容とするトラフィックシナリオを所定のタイミング(あるいは所定の周期)で容易に生成でき、当該トラフィックシナリオから生成された個別トラフィックシナリオを所定のタイミングで各送信ノード装置に送信できるため、動的に、無線通信システムSys1にかけるトラフィック負荷を調整することも容易にできる。
≪第1変形例≫
次に、第1実施形態の第1変形例について説明する。
なお、上記実施形態と同様の部分については、同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
第1変形例の無線トラフィックエミュレーションシステムでは、制御ノード装置100により生成されるトラフィックシナリオが、上記第1実施形態と異なる。それ以外については、第1実施形態と同様である。
図10は、第1実施形態の第1変形例において用いられるトラフィックシナリオ(メタトラフィックシナリオB)の一例を示す図である。
第1変形例の無線トラフィックエミュレーションシステムでは、制御ノード装置100のトラフィックシナリオ生成処理部111は、個別トラフィックシナリオに含めるデータをそのまま含むトラフィックシナリオではなく、上位概念化したトラフィックシナリオであるメタトラフィックシナリオ(例えば、図10のメタトラフィックシナリオB)を生成する。そして、トラフィックシナリオ生成処理部111は、メタトラフィックシナリオ(例えば、図10のメタトラフィックシナリオB)に基づいて、各送信ノード装置用の個別トラフィックシナリオを生成する。
具体的には、図10に示すように、メタトラフィックシナリオBは、(1)送信時刻(ms)と、(2)送信ノード装置のIPアドレスと、(3)宛先IPアドレスと、(4)送信パケットデータのサイズにより構成される。
「送信時刻」は、送信ノード装置がデータ無線送信する時刻であり、例えば、単位をmsとして指定される。
なお、(2)送信ノード装置のIPアドレス、(3)宛先IPアドレス、および、(4)送信パケットデータのサイズについては、第1実施形態と同様である。
メタトラフィックシナリオBは、メタトラフィックシナリオBの各行のデータは、送信時刻により昇順にソートされた状態で記憶保持される。
制御ノード装置100のトラフィックシナリオ生成処理部111は、メタトラフィックシナリオBの先頭行から順番に、送信ノード装置のIPアドレスが同一のデータを集め、順次、トラフィックIDを決めていく。トラフィックシナリオ生成処理部111は、例えば、図10の右端に示したように、トラフィックIDを+1だけインクリメントしながら、トラフィックIDを決定していく。
そして、トラフィックシナリオ生成処理部111は、所定の期間内に送信するトラフィックを集めた個別トラフィックシナリオを生成する。例えば、図10の中段に示したように、トラフィックシナリオ生成処理部111は、0≦t<60秒の期間に送信ノード装置Tx_node1が送信するトラフィックを集めたリストデータを、送信ノード装置Tx_node1用個別トラフィックシナリオB1-1として生成する。
また、図10の下段に示したように、トラフィックシナリオ生成処理部111は、60≦t<120秒の期間に送信ノード装置Tx_node1が送信するトラフィックを集めたリストデータを、送信ノード装置Tx_node1用個別トラフィックシナリオB1-2として生成する。
上記のようにして生成された個別トラフィックシナリオB1-1、B1-2は、第1実施形態と同様の処理により、トラフィック送信開始時刻よりも前に、制御ノード装置100から、高レベル通信インターフェースIF12、高レベル通信ネットワークNw1を介して、送信ノード装置Tx_node1に送信される。
そして、制御ノード装置100は、時刻が50msとなるタイミングにおいて、送信指示信号を、低レベル通信インターフェースIF11を介して、送信ノード装置Tx_node1に送信する。送信ノード装置Tx_node1は、当該送信指示信号を受信するとトラフィックID=0の行のデータに基づいて、1000バイトのデータを、通信機器St3(IPアドレス:192.168.0.3)宛てに無線送信する。このように処理することで、トラフィックID=0の行で指定されたデータが、メタトラフィックシナリオBで指定された通りに、時刻50msのタイミングで、送信ノード装置Tx_node1から無線送信される。なお、他の送信ノード装置についても同様に処理が実行される。
以上のように、本変形例の無線トラフィックエミュレーションシステムでは、メタトラフィックシナリオに基づいて、個別トラフィックシナリオを生成し、各送信ノード装置から所望のタイミングで、所望のデータを無線送信することができる。
≪第2変形例≫
次に、第1実施形態の第2変形例について説明する。
なお、上記実施形態(変形例を含む)と同様の部分については、同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
第2変形例の無線トラフィックエミュレーションシステムでは、制御ノード装置100により生成されるトラフィックシナリオが、上記第1実施形態と異なる。それ以外については、第1実施形態と同様である。
図11は、第1実施形態の第2変形例において用いられるトラフィックシナリオ(メタトラフィックシナリオC)の一例を示す図である。
第2変形例の無線トラフィックエミュレーションシステムでは、制御ノード装置100のトラフィックシナリオ生成処理部111は、個別トラフィックシナリオに含めるデータをそのまま含むトラフィックシナリオではなく、上位概念化したトラフィックシナリオであるメタトラフィックシナリオ(例えば、図11のメタトラフィックシナリオC)を生成する。そして、トラフィックシナリオ生成処理部111は、メタトラフィックシナリオ(例えば、図11のメタトラフィックシナリオC)に基づいて、各送信ノード装置用の個別トラフィックシナリオを生成する。
具体的には、図11に示すように、メタトラフィックシナリオCは、(1)送信ノード装置のIPアドレスと、(2)送信周期(ms)と、(3)宛先IPアドレスと、(4)送信パケットデータのサイズにより構成される。
「送信周期」は、送信ノード装置がデータ無線送信する時刻の周期であり、例えば、単位をmsとして指定される。
なお、(1)送信ノード装置のIPアドレス、(3)宛先IPアドレス、および、(4)送信パケットデータのサイズについては、第1実施形態と同様である。
制御ノード装置100のトラフィックシナリオ生成処理部111は、メタトラフィックシナリオCに基づいて、送信ノード装置ごとに、個別トラフィックシナリオを生成する。なお、このとき、トラフィックIDがユニークになるように、トラフィックIDを決定し、個別トラフィックシナリオを生成する。
トラフィックシナリオ生成処理部111は、所定の期間内に送信するトラフィックを集めた個別トラフィックシナリオを生成する。例えば、図11の中段に示したように、トラフィックシナリオ生成処理部111は、0≦t<60秒の期間に送信ノード装置Tx_node1が送信するトラフィックを特定するリストデータを、送信ノード装置Tx_node1用個別トラフィックシナリオC1-1として生成する。
また、図11の下段に示したように、トラフィックシナリオ生成処理部111は、60≦t<120秒の期間に送信ノード装置Tx_node1が送信するトラフィックを特定するリストデータを、送信ノード装置Tx_node1用個別トラフィックシナリオC1-2として生成する。
上記のようにして生成された個別トラフィックシナリオC1-1、C1-2は、第1実施形態と同様の処理により、トラフィック送信開始時刻よりも前に、制御ノード装置100から、高レベル通信インターフェースIF12、高レベル通信ネットワークNw1を介して、送信ノード装置Tx_node1に送信される。
そして、制御ノード装置100は、100ms周期で、送信指示信号を、低レベル通信インターフェースIF11を介して、送信ノード装置Tx_node1に送信する。送信ノード装置Tx_node1は、最初に送信指示信号を受信したとき、トラフィックID=0の行のデータに基づいて、1000バイトのデータを、通信機器St3(IPアドレス:192.168.0.3)宛てに無線送信する。このように処理することで、メタトラフィックシナリオCで指定された通りに、100ms周期で、送信ノード装置Tx_node1から無線送信される。なお、他の送信ノード装置についても同様に処理が実行される。
以上のように、本変形例の無線トラフィックエミュレーションシステムでは、メタトラフィックシナリオに基づいて、個別トラフィックシナリオを生成し、各送信ノード装置から、メタトラフィックシナリオにより設定したタイミングで、所望のデータを無線送信することができる。
≪第3変形例≫
次に、第1実施形態の第3変形例について説明する。
なお、上記実施形態(変形例を含む)と同様の部分については、同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
図12は、第1実施形態の第3変形例に係る無線トラフィックエミュレーションシステム1000、無線通信システムSys1、および、無線品質分析システムSys2の概略構成図である。
本変形例では、分析装置Dev_anlyの分析結果データRslt(Sys1)が、分析装置Dev_anlyから制御ノード装置100Aに送信される。
なお、制御ノード装置100Aは、分析装置Dev_anlyから送信される分析結果データRslt(Sys1)を入力することができる点が、第1実施形態の制御ノード装置100と異なる。
そして、本変形例の制御ノード装置100Aでは、第1実施形態の第2変形例と同様のメタトラフィックシナリオ(メタトラフィックシナリオC)を使用する。ただし、本変形例の制御ノード装置100Aでは、分析装置Dev_anlyから送信される分析結果データRslt(Sys1)に応じて、(4)送信パケットデータのサイズを変更することができる点が相違する。このようにすることで、例えば、無線通信システムSys1において、トラフィック量が増加した場合、それに応じて、無線トラフィックエミュレーションシステムにより、無線通信システムSys1にかけるトラフィック負荷を大きくするように制御することができる。
つまり、分析装置Dev_anlyから送信される分析結果データRslt(Sys1)が無線通信システムSys1において、トラフィック量が増加していることを示すデータである場合、本変形例の制御ノード装置100Aは、メタトラフィックシナリオCの送信パケットデータのサイズをより大きなデータに変更したメタトラフィックシナリオC’を生成する。そして、生成したメタトラフィックシナリオC’に基づいて、個別トラフィックシナリオを生成し、当該個別トラフィックシナリオに基づいて、送信ノード装置から送信されるトラフィックを変更することで、無線通信システムSys1にかけるトラフィック負荷を大きくするように制御することができる。
このように、本変形例の無線トラフィックエミュレーションシステムでは、無線環境の状況の変化に応じて、動的なトラフィックの生成をすることができる。
[他の実施形態]
上記実施形態(変形例を含む)では、無線トラフィックエミュレーションシステム1000、無線通信システムSys1、無線品質分析システムSys2が、図1、図12に示すように構成されている場合について、説明したが、各システムの構成(各装置の個数、位置等を含む)は、これらに限定されるものではない。また、図1、図12において、高レベル通信ネットワークNw1のトポロジーがバス型のものを想定した場合を示しているが、高レベル通信ネットワークNw1のトポロジーはバス型に限定されるものではなく、スター型、リング型、あるいは、混成型のトポロジーであってもよい。
また、上記実施形態(変形例を含む)では、低レベル通信は、単方向の通信である場合について説明したが、これに限定されることはなく、双方向通信としてもよい。
また、上記実施形態(変形例を含む)で説明した無線トラフィックエミュレーションシステムにおいて、各装置の各ブロック(各機能部)は、LSIなどの半導体装置により個別に1チップ化されても良いし、一部又は全部を含むように1チップ化されても良い。
なお、ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
また、上記各実施形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、プログラムにより実現されるものであってもよい。そして、上記各実施形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、コンピュータにおいて、中央演算装置(CPU)により行われる。また、それぞれの処理を行うためのプログラムは、ハードディスク、ROMなどの記憶装置に格納されており、ROMにおいて、あるいはRAMに読み出されて実行される。
また、上記実施形態の各処理をハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア(OS(オペレーティングシステム)、ミドルウェア、あるいは、所定のライブラリとともに実現される場合を含む。)により実現してもよい。さらに、ソフトウェアおよびハードウェアの混在処理により実現しても良い。
また、例えば、上記実施形態(変形例を含む)の各機能部を、ソフトウェアにより実現する場合、図13に示したハードウェア構成(例えば、CPU、ROM、RAM、入力部、出力部等をバスBusにより接続したハードウェア構成)を用いて、各機能部をソフトウェア処理により実現するようにしてもよい。
また、上記実施形態における処理方法の実行順序は、必ずしも、上記実施形態の記載に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、実行順序を入れ替えることができるものである。
前述した方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD-ROM、MO、DVD、DVD-ROM、DVD-RAM、大容量DVD、次世代DVD、半導体メモリを挙げることができる。
上記コンピュータプログラムは、上記記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送されるものであってもよい。
なお、本発明の具体的な構成は、前述の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
1000 無線トラフィックエミュレーションシステム
100、100A 制御ノード装置
Tx_node1、Tx_node2、Tx_node3 送信ノード装置
111 トラフィックシナリオ生成処理部
IF11 低レベル通信インターフェース(制御ノード装置)
IF12 高レベル通信インターフェース(制御ノード装置)
IF21 低レベル通信インターフェース(送信ノード装置)
IF22 高レベル通信インターフェース(送信ノード装置)
211 トラフィックシナリオ管理部
22 記憶部(キューメモリ)
23 無線通信処理部

Claims (12)

  1. 無線通信を行うことができる通信機器を含む無線通信システムに、制御ノード装置と、N個(N:自然数)の送信ノード装置とを追加した構成により実行される通信エミュレーション方法であって、
    前記制御ノード装置が、前記N個の送信ノード装置が送信すべきトラフィックの情報を導出することができるトラフィックシナリオを生成するトラフィックシナリオ生成ステップと、
    前記制御ノード装置が、前記トラフィックシナリオに基づいて、前記N個の送信ノード装置に含まれる第k番目の送信ノード装置である第k送信ノード装置(k:自然数、1≦k≦N)が送信すべきトラフィックの情報を含む個別トラフィックシナリオである第k送信ノード装置用個別トラフィックシナリオを生成する個別トラフィックシナリオ生成ステップと、
    前記制御ノード装置が、前記第k送信ノード装置に対して、高レベル通信路を介して、前記第k送信ノード装置用個別トラフィックシナリオを含めたデータを送信する個別トラフィックシナリオ送信ステップと、
    前記制御ノード装置が、前記第k送信ノード装置に対して、低レベル通信路を介して、前記第k送信ノード装置用のトラフィックの送信を指示する指示信号を送信する指示信号送信ステップと、
    前記k送信ノード装置が前記指示信号を受信した場合、前記k送信ノード装置は、前記第k送信ノード装置用個別トラフィックシナリオに基づいて生成した送信データを含む無線信号を生成し、生成した当該無線信号を前記無線通信システムの無線通信可能範囲に送信する無線送信ステップと、
    を備える通信エミュレーション方法。
  2. 前記制御ノード装置と、前記N個の送信ノード装置とは、それぞれ独立の低レベル通信路を介して、接続されており、
    指示信号送信ステップにおいて、前記制御ノード装置は、前記N個の送信ノード装置のそれぞれに対して、独立したタイミングにより、前記指示信号を送信する、
    請求項1に記載の通信エミュレーション方法。
  3. 前記トラフィックシナリオは、前記N個の送信ノード装置が送信すべきトラフィックの情報を含むデータである、
    請求項1または2に記載の通信エミュレーション方法。
  4. 前記個別トラフィックシナリオは、前記トラフィックシナリオに対して所定の演算を行うことで導出されるデータである、
    請求項1から3のいずれかに記載の通信エミュレーション方法。
  5. 前記個別トラフィックシナリオは、1または複数の行データから構成されており、
    前記行データは、前記無線送信ステップで実行される1回の無線信号の送信処理に対応するデータであり、前記行データごとに、当該行データを一意に特定する識別子であるトラフィックIDを含む、
    請求項1から4のいずれかに記載の通信エミュレーション方法。
  6. 前記無線送信ステップが完了した場合、前記送信ノード装置は、前記制御ノード装置に対して、実行した無線送信処理に相当する前記トラフィックIDを含めたデータを、前記高レベル通信路を介して送信するトラフィックID送信ステップをさらに備える、
    請求項5に記載の通信エミュレーション方法。
  7. 前記送信ノード装置は、前記個別トラフィックシナリオの行データを管理するキューメモリを備えており、
    前記送信ノード装置が、前記制御ノード装置から、前記個別トラフィックシナリオを受信した場合、受信した当該個別トラフィックシナリオに含まれる前記行データを前記キューメモリに追加するデータキューイングステップをさらに備える、
    請求項5または6に記載の通信エミュレーション方法。
  8. 前記無線送信ステップが完了した場合、前記送信ノード装置は、前記制御ノード装置に対して、実行した無線送信処理に相当する前記トラフィックIDを含む行データを、前記キューメモリから削除する行データ削除ステップをさらに備える、
    請求項7に記載の通信エミュレーション方法。
  9. 前記無線通信システムの無線環境状況を取得する無線環境状況取得ステップと、
    前記無線環境状況取得ステップにより取得された無線環境状況における無線通信負荷が増加していると判定された場合、前記送信ノード装置から無線送信されるトラフィックが大きくなるように、前記トラフィックシナリオの内容を更新するトラフィックシナリオ更新ステップと、
    をさらに備える請求項1から8のいずれかに記載の通信エミュレーション方法。
  10. 無線通信を行うことができる通信機器を含む無線通信システムに対して、所定のトラフィック負荷をかけるための通信エミュレーションシステムであって、
    制御ノード装置と、
    N個(N:自然数)の送信ノード装置と
    を備え、
    前記制御ノード装置は、
    前記N個の送信ノード装置が送信すべきトラフィックの情報を導出することができるトラフィックシナリオを生成するとともに、
    前記トラフィックシナリオに基づいて、前記N個の送信ノード装置に含まれる第k番目の送信ノード装置である第k送信ノード装置(k:自然数、1≦k≦N)が送信すべきトラフィックの情報を含む個別トラフィックシナリオである第k送信ノード装置用個別トラフィックシナリオを生成するトラフィックシナリオ生成処理部と、
    前記第k送信ノード装置に対して、高レベル通信路を介して、前記第k送信ノード装置用個別トラフィックシナリオを含めたデータを送信する高レベル通信インターフェースと、
    前記第k送信ノード装置に対して、低レベル通信路を介して、前記第k送信ノード装置用のトラフィックの送信を指示する指示信号を送信する低レベル通信インターフェースと、
    を備え、
    前記送信ノード装置は、
    前記制御ノード装置から、高レベル通信路を介して、前記個別トラフィックシナリオを含むデータを受信する高レベル通信インターフェースと、
    前記制御ノード装置から、低レベル通信路を介して、トラフィックの送信を指示する指示信号を受信する低レベル通信インターフェースと、
    前記指示信号を受信した場合、前記個別トラフィックシナリオに基づいて生成した送信データを含む無線信号を生成し、生成した当該無線信号を前記無線通信システムの無線通信可能範囲に送信する無線送信処理部と、
    を備える通信エミュレーションシステム。
  11. 請求項10に記載の通信エミュレーションシステムに用いられる前記制御ノード装置。
  12. 請求項10に記載の通信エミュレーションシステムに用いられる前記送信ノード装置。
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玉井 森彦, 外2名,"無線ネットワークのテストに向けた無線トラフィックエミュレータの設計 ",FIT2018 第17回情報科学技術フォーラム 講演論文集 第4分冊 選奨論文・一般論文・既発表論文紹介 ネットワーク・セキュリティ ユビキタス・モバイルコンピューティング 教育・人文科学 情報システム Forum on Information Technology 2018,一般社団法人電子情報通信学会,2018年09月12日,p263-264

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