JP7154444B1 - 対象機器の個体判定装置及び個体判定方法 - Google Patents

対象機器の個体判定装置及び個体判定方法 Download PDF

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Abstract

対象機器の個体判定装置は、被対象機器(20)からの電磁気的な特性を示す信号を検知し、検知した信号から被対象機器(20)の個体特性を示す電磁気的特性信号を抽出し、出力する受信装置(11)と、受信装置(11)からの電磁気的特性信号が入力され、入力された受信装置(11)からの電磁気的特性信号に基づき被対象機器(20)の個体特性を示す個体特性データを出力する特性測定装置(12)と、原対象機器(30)の電磁気的な個体特性を示す個体特性データを記憶する記憶装置(14)と、特性測定装置(12)からの個体特性データと記憶装置(14)に記憶された個体特性データとを比較し、被対象機器(20)の個体判定を行う比較判定装置(15)とを備える。

Description

本開示は、電子機器又は電気機器などの対象機器に対して真贋判定もしくは個体識別判定などの個体判定を行える、対象機器の個体判定装置及び個体判定方法に関する。
特許文献1に、電子チップまたは集積回路を一義的に識別するために、PUF(Physically Unclonable Function:物理的複製困難関数)を集積回路に組み込むことにより、集積回路に固有の一意的な署名の生成が可能とする技術が示されている。
特表2013-534062号公報
特許文献1に代表される従来の技術では、電子機器又は電気機器などの対象機器に対して真贋判定もしくは個体識別判定などの個体判定を行えるようにするためには、PUFを含む専用回路を対象機器の内部に設ける必要があった。
本開示は上記した点に鑑みてなされたものであり、対象機器に個体識別のための専用回路を設けることなく、真贋判定もしくは個体識別判定などの個体判定が行える対象機器の個体判定装置を得ることを目的とする。
本開示に係る対象機器の個体判定装置は、被対象機器におけるインタフェースと電気的に接続し、被対象機器におけるインタフェースに伝導される伝導ノイズを検知し、検知した伝導ノイズから被対象機器の個体特性を示す電磁気的特性信号を抽出し、出力する、EMC試験で使用される電源端子用のAMN又は信号端子用のAANのいずれかである結合回路と、結合回路からの電磁気的特性信号が入力され、入力された結合回路からの電磁気的特性信号に基づき被対象機器の個体特性を示す個体特性データを出力する特性測定装置と、原対象機器の電磁気的な個体特性を示す個体特性データを記憶する記憶装置と、特性測定装置からの個体特性データと記憶装置に記憶された個体特性データとを比較し、被対象機器の個体判定を行う比較判定装置とを備える。
本開示によれば、被対象機器に特別な回路又は機能を付加することなく、被対象機器から必然的に生じる電磁気的な特性を利用して被対象機器の個体判定を行うことができる。
実施の形態1に係る個体判定装置の構成を示す構成図である。 実施の形態1に係る個体判定装置による個体判定方法をフローチャートである。 実施の形態2に係る個体判定装置の構成を示す構成図である。 実施の形態2に係る個体判定装置による個体判定方法をフローチャートである。
実施の形態1.
実施の形態1に係る対象機器の個体判定装置(以下、単に、個体判定装置と略称する。)10を図1及び図2に基づいて説明する。
個体判定装置10は、図1に示すように、受信装置11と特性測定装置12とデータ整理装置13と記憶装置14と比較判定装置15を備える。
被対象機器20は、真贋判定もしくは個体識別判定などの個体判定が行われる電子機器又は電気機器などの対象機器である。
原対象機器30は、被対象機器20の個体判定を行う前に事前登録される個体判定の対象となる電子機器又は電気機器などの対象機器である。つまり、原対象機器30は、被対象機器20に対して個体判定を行うための真の電子機器又は電気機器などの対象機器である。
以下の説明において、被対象機器20と原対象機器30とを区別する必要がないときは、煩雑さを避けるため、対象機器と総称する。
実施の形態1において、個体判定の対象となる対象機器は、動作状態において対象機器自身が電磁ノイズを発生する電子機器又は電気機器などの対象機器である。
対象機器から発生される電磁ノイズは、一般に、対象機器から必然的に生じる電磁気的な特性を示す信号であり、例えば、対象機器で使用される部品又は回路の接続構成、対象機器の内部に使用されるプリント配線基板の層構成あるいは電源又は信号の配線経路、対象機器の内部に使用される内部ケーブルの配線経路、もしくは対象機器の筐体構造などにより、同じような外見及び機能を持つ機器であっても、異なる電磁気的特性を示す。
また、同じ設計で製造された機器であっても、個々の部品及びプリント配線基板、内部ケーブルの配線経路、筐体の組み立てなどのばらつきにより、機器ごとに異なる電磁気的特性を示す電磁ノイズが発生される。
対象機器から発生される電磁ノイズは、対象機器から空間に放射された放射ノイズ、及び対象機器のインタフェースに伝導する伝導ノイズの両者を含む。
実施の形態1の説明において、電磁ノイズは放射ノイズ及び伝導ノイズの両者を含む総称とし、いずれか一方の電磁ノイズを示す場合がある。
対象機器のインタフェースは、電源ケーブル又は通信ケーブルあるいは電源ケーブル又は通信ケーブルの端子、もしくは対象機器の筐体の全体あるいは一部分などの少なくとも一つである。
電源ケーブル又は通信ケーブルあるいは電源ケーブル又は通信ケーブルの端子がケーブルインタフェースであり、対象機器の筐体の全体あるいは一部分などがケーブルインタフェース以外のインタフェースである。
実施の形態1に係る個体判定装置10は、対象機器から発生される電磁ノイズの電磁気的特性を利用し、電磁ノイズを測定することにより、正規品か非正規品かの真贋判定、対象機器の個体識別、対象機器の認証などの個体判定を行う。
受信装置11は、対象機器(20又は30)からの電磁気的な特性を示す信号、実施の形態1では電磁ノイズを検知し、検知した電磁ノイズから対象機器の個体特性を測定するための電磁気的な信号を抽出し、対象機器の個体特性を示す電磁気的特性信号を出力する。
受信装置11は、電磁ノイズとして、放射ノイズ、伝導ノイズ、又は、放射ノイズ及び伝導ノイズの両者のいずれかを対象として受信する。
受信装置11は、電磁ノイズとして放射ノイズを対象とする場合、例えば、電界プローブ又は磁界プローブ、あるいはアンテナ又はTEMセル(Transverse Electro-Magnetic cell)である。
また、受信装置11は、電磁ノイズとして伝導ノイズを対象とする場合、例えば、電圧プローブ又は電流プローブ、あるいはノイズ試験であるEMC試験(Electromagnetic Compatibility Test)で使用される電源端子用のAMN(擬似電源回路網:Artificial Mains Network)又は信号端子用のAAN(不平衡擬似回路網:Asymmetric Artificial Network)といった結合回路である。
さらに、受信装置11は、電磁ノイズとして放射ノイズ及び伝導ノイズの両者を対象とする場合、電磁ノイズとして放射ノイズを対象とする場合の装置と電磁ノイズとして伝導ノイズを対象とする場合の装置との組み合わせである。
特性測定装置12は、受信装置11からの電磁気的特性信号が入力され、入力された電磁気的特性信号に基づき対象機器の電磁気的な個体特性を示す個体特性データを出力する。
特性測定装置12は、受信装置11からの電磁ノイズに基づく電磁気的特性信号に基づき時間領域における電圧の変化を測定し、測定結果を、波形を示すデータである個体特性データとして表示、出力するオシロスコープ、又は受信装置11からの電磁気的特性信号に基づき周波数領域における電圧レベルを測定し、測定結果を、波形を示すデータである個体特性データとして表示、出力するスペクトラムアナライザなどである。
データ整理装置13は、特性測定装置12からの個体特性データからノイズを除去又は特徴的な情報を抽出することにより、特性測定装置12からの個体特性データを整理した個体特性データとして出力する。
データ整理装置13により個体特性データから除去されるノイズは、対象機器(20又は30)からの電磁ノイズではなく、対象機器(20又は30)からの電磁ノイズに重畳された、個体判定に不要なノイズである。
データ整理装置13は、受信装置11により対象機器からの電磁ノイズを複数回受信し、複数回受信した電磁ノイズに対する特性測定装置12からの個体特性データを平均化して個体特性データとする、もしくは、特性測定装置12からの個体特性データから変動が少なく信号強度の高い周波数成分を抽出して個体特性データとする。
データ整理装置13は、特性測定装置12としてオシロスコープを用いた場合、オシロスコープによる周期的な電圧の時間変動グラフの平均化を行う装置である。
また、データ整理装置13は、特性測定装置12としてスペクトラムアナライザを用いた場合、スペクトラムアナライザによる特定周波数範囲のスペクトラムの平均化、あるいは最大値(Max Hold)又は最小値(Min Hold)の利用によるノイズ除去を行う装置である。
さらには、データ整理装置13は、特性測定装置12からの個体特性データにおけるノイズスペクトルについて、一定以上の強度を持つ周波数のみ、又は対象機器内のスイッチング動作に起因するスイッチング周波数及びその高調波周波数のみについて、それらの周波数と強度をセットとして抽出して行う装置であっても良い。
なお、特性測定装置12からの個体特性データが安定的な個体特性データである場合、もしくは、記憶装置14のメモリ容量及び比較判定装置15の判定計算量に制限がない場合は、データ整理装置13は個体判定装置10に備えなくともよく、特性測定装置12からの個体特性データを記憶装置14及び比較判定装置15に直接入力してもよい。
記憶装置14は、原対象機器30の電磁気的な個体特性を示す個体特性データと原対象機器30の型名及びシリアル番号などにより示される識別情報が紐づけされてセットにされた原個体特性データを記憶する。
原対象機器30の電磁気的な個体特性を示す個体特性データは、被対象機器20から発生される電磁ノイズを受信装置11により検知し、特性測定装置12及びデータ整理装置13を介して出力される又は特性測定装置12を介して出力される個体特性データに相当するデータである。
また、記憶装置14に記憶される原個体特性データは、原対象機器30からの電磁ノイズを受信装置11により検知し、特性測定装置12及びデータ整理装置13を介して出力された個体特性データ又は特性測定装置12を介して直接出力された個体特性データに原対象機器30の識別情報が紐づけされたデータである。
なお、原対象機器30の個体特性データが既知であれば、既知である個体特性データを原対象機器30の識別情報に紐づけして記憶装置14に記憶すればよい。
記憶装置14に記憶される原個体特性データは1つの原対象機器30に限るものではなく、必要に応じ、複数の異なる型名の原対象機器30、及び同種であるが複数の異なるシリアル番号の原対象機器30それぞれに対する原個体特性データを記憶装置14に記憶させる。
記憶装置14は、半導体メモリ、磁気ディスク装置(HDD)など一般に知られている記憶装置である。
比較判定装置15は、被対象機器20から発生される電磁ノイズを受信装置11により検知し、特性測定装置12及びデータ整理装置13を介して出力される又は特性測定装置12を介して直接出力される被対象機器20に対する個体特性データと、記憶装置14に記憶された原対象機器30の原個体特性データにおける個体特性データとを比較し、被対象機器20の個体判定を行う。
比較判定装置15による個体判定は、真贋判定、個体識別判定、対象機器の認証判定である。
比較判定装置15は、被対象機器20に対する個体特性データと原対象機器30の原個体特性データにおける個体特性データとが一致すると、原対象機器30の原個体特性データにおける識別情報を出力装置40に出力するとともに、真贋判定では本物(正規品)である旨、個体識別判定及び対象機器の認証判定では、被対象機器20が識別情報に基づく対象機器である旨出力する。
なお、ここで用いている「一致」は、個体特性データが完全に同一の物だけではなく、一致とみなせる類似の個体特性データを含む。以下の説明においても同様である。
また、比較判定装置15は、被対象機器20に対する個体特性データと一致する原対象機器30の原個体特性データにおける個体特性データが記憶装置14に存在していない場合は、真贋判定では偽物(非正規品)である旨、個体識別判定及び対象機器の認証判定では、登録されていない対象製品である旨、出力する。
次に、実施の形態1に係る個体判定装置10における原対象機器30の原個体特性データの記憶装置14への記憶を行う動作、及び被対象機器20の個体判定を行う動作を図2に基づいて説明する。
まず、原対象機器30の原個体特性データの記憶装置14への記憶を行う第1の手順、つまり、記憶手順を説明する。
ステップST11に示すように、原対象機器30から発生される電磁ノイズを受信装置11により検知し、受信装置11が検知した電磁ノイズから原対象機器30の個体特性を測定するための電磁気的な信号を抽出し、原対象機器30の個体特性を示す電磁気的特性信号を特性測定装置12に出力する。このステップST11は原対象機器30からの電磁気的な特性を示す信号である電磁ノイズの取得ステップである。
次に、特性測定装置12は受信装置11からの電磁気的特性信号に基づき原対象機器30の電磁気的特性を測定し、原対象機器30の電磁気的な個体特性を示す個体特性データを取得し、出力する(ステップST12)。このステップST12は原対象機器30の個体特性データの取得ステップである。
データ整理装置13が特性測定装置12からの個体特性データからノイズを除去又は特徴的な情報を抽出することにより、特性測定装置12からの個体特性データを整理した個体特性データとして出力する(ステップST13)。このステップST13は原対象機器30の個体特性データを整理する整理ステップである。
このようにして得られた原対象機器30の個体特性データは識別情報が紐づけされて、個体特性データと識別情報を含むセット情報である原個体特性データとして記憶装置14に記憶される(ステップST14)。このステップST4は原対象機器30の原個体特性データを記憶する記憶ステップである。
ステップST11からステップST14により、原対象機器30の原個体特性データの記憶装置14への記憶が終了する。
ステップST11からステップST14による記憶手順(第1の手順)を、複数の異なる型名の原対象機器30及び同種であるが複数の異なるシリアル番号の原対象機器30それぞれに対して行うことにより、記憶装置14に複数種類の原対象機器30の原個体特性データを記憶させることができる。
次に、実施の形態1に係る個体判定装置10における被対象機器20の個体特性データを取得する第2の手順、つまり、取得手順と、被対象機器20の個体特性データが原対象機器30の個体特性データと一致するか否か行う第3の手順、つまり、個体判定手順を説明する。
第2の手順におけるステップST21からステップST23は、図2に示すように、基本的には、第1の手順におけるステップST11からステップST13において、原対象機器30から発生される電磁ノイズによる原対象機器30の個体特性データの取得に替えて被対象機器20から発生される電磁ノイズによる被対象機器20の個体特性データの取得に替えただけである。
すなわち、詳細な説明は省略するが、ステップST21は、受信装置11が、被対象機器20から発生される電磁ノイズの個体特性を示す電磁気的特性信号を取得し、出力する被対象機器20からの電磁気的な特性を示す信号である電磁ノイズの取得ステップである。
ステップST22は、特性測定装置12が、受信装置11からの電磁気的特性信号に基づき被対象機器20の電磁気的な個体特性を示す個体特性データを取得し、出力する被対象機器20の個体特性データの取得ステップである。
ステップST23は、データ整理装置13が、特性測定装置12からの個体特性データからノイズを除去又は特徴的な情報を抽出することにより、被対象機器20の個体特性データを整理する整理ステップである。
第3の手順は、比較判定装置15が、第2の手順で得られたデータ整理装置13を介して出力された特性測定装置12からの被対象機器20の個体特性データが、第1の手順で得られた記憶装置14に記憶された原対象機器30の原個体特性データにおける個体特性データと一致するか否か行う(ステップST31)。このステップST31は被対象機器20に対する比較ステップである。
比較判定装置15が、ステップST31における比較結果に基づき被対象機器20に対する個体判定を行い、判定結果を出力装置40に出力する(ステップST32)。このステップST32は被対象機器20に対する個体判定ステップである。
判定結果は、真贋判定では、被対象機器20の個体特性データが原対象機器30の個体特性データと一致すると、原対象機器30の識別情報と一緒に本物(正規品)である旨の情報とをセットにした情報である。
また、真贋判定では、判定結果は、被対象機器20の個体特性データと一致する原対象機器30の個体特性データが記憶装置14に存在していないと、偽物(非正規品)である旨の情報である。
さらに、判定結果は、個体識別判定及び対象機器の認証判定では、被対象機器20の個体特性データが原対象機器30の個体特性データと一致すると、被対象機器20が一致した原対象機器30の識別情報に基づく対象機器である旨の情報である。
また、個体識別判定及び対象機器の認証判定では、判定結果は、被対象機器20の個体特性データと一致する原対象機器30の個体特性データが記憶装置14に存在していないと、登録されていない対象製品である旨の情報である。
なお、実施の形態1に係る個体判定装置10は、受信装置11が対象機器から発生される複数の電磁ノイズの内の少なくとも一つの電磁ノイズを受信し、特性測定装置12が対象機器の個体特性データを得るように、個体判定装置10として構成されればよい。
また、実施の形態1に係る個体判定装置10は、被対象機器20が起動した時の対象機器から発生される電磁ノイズと被対象機器20の起動完了後の対象機器から発生される電磁ノイズのように、被対象機器20の異なる複数の動作状態での電磁ノイズを受信装置11が受信し、特性測定装置12がそれぞれにおける対象機器の個体特性データを得るように、個体判定装置10として構成されたものでもよい。
このように構成された実施の形態1に係る個体判定装置10は、被対象機器20からの電磁気的な特性を示す信号である電磁ノイズから被対象機器20の電磁気的特性信号を抽出し、出力する受信装置11と、受信装置11からの電磁気的特性信号により対象機器の個体特性データを出力する特性測定装置12と、原対象機器30の個体特性データを記憶する記憶装置14と、特性測定装置12からの個体特性データと記憶装置14に記憶された個体特性データとを比較し、被対象機器20の個体判定を行う比較判定装置15を備えたものとしたので、被対象機器20に特別な回路又は機能を付加することなく、被対象機器20から必然的に生じる電磁気的な特性を利用して被対象機器20の個体判定を行うことができる。
また、被対象機器20に特別な回路又は機能を付加する必要がないため、既に存在する特別な回路又は機能を備えていない被対象機器20の個体判定を行うことができる。
さらに、被対象機器20から必然的に生じる電磁気的な特性を利用しているため、個体判定を行っても被対象機器20の動作に影響を与えることない。
またさらに、特性測定装置12からの個体特性データからノイズを除去又は特徴的な情報を抽出することにより特性測定装置12からの個体特性データを整理した個体特性データとして比較判定装置15に出力するデータ整理装置13を設けることにより、記憶装置14のメモリ容量及び比較判定装置15の判定計算量を少なくできる。
記憶装置14に記憶される原対象機器30の個体特性データに原対象機器30を現わす識別情報を紐づけして原個体特性データとして記憶装置14に記憶させ、比較判定装置15が、特性測定装置12からの個体特性データが記憶装置14に記憶された個体特性データと一致すると、原対象機器30の識別情報を出力することにより、出力された識別信号により被対象機器20の個体判定結果を得られ、しかも、被対象機器20の識別情報を速やかに得られる。
記憶装置14に記憶される原対象機器30の個体特性データを被対象機器20の個体判定を行う受信装置11と特性測定装置12を用いて得ることにより、被対象機器20の個体判定を精度よく行える。
実施の形態2.
実施の形態2に係る個体判定装置10を図3及び図4に基づいて説明する。
実施の形態2に係る個体判定装置10は、実施の形態1に係る個体判定装置10が、被対象機器が発生する、必然的に生じる電磁気的な特性を示す信号である電磁ノイズを受信することにより、被対象機器20の個体判定を行うものであるのに対して、被対象機器20に検知信号を与え、与えられた検知信号により被対象機器20から得られる電磁気的な特性を示す信号である応答信号を受信することにより、被対象機器20の個体判定を行うものである
すなわち、実施の形態2に係る個体判定装置10は、実施の形態1に係る個体判定装置10とは個体判定を行うための被対象機器20からの電磁気的な特性を示す信号の種類が異なるものの、個体判定を行う考え方は同じある。
実施の形態2に係る個体判定装置10は、図3に示すように、受信装置11と特性測定装置12とデータ整理装置13と記憶装置14と比較判定装置15を備え、さらに、検知信号発生装置16と送信装置17を備える。
個体判定装置10は、検知信号発生装置16及び送信装置17により、被対象機器20からの電磁気的な特性を示す信号である被対象機器20からの応答信号を得るための検知信号を被対象機器20に与え、被対象機器20から得られる応答信号を受信装置11が受けて、被対象機器20の個体判定を行う。
すなわち、検知信号を被対象機器20のインタフェースに与えた時に被対象機器20におけるインタフェースに生じる応答信号により、個体判定装置10は被対象機器20の個体判定を行う。
被対象機器20におけるインタフェースに生じる応答信号は、被対象機器20におけるインタフェースに観測される反射特性又はインピーダンス特性に基づく電磁気的な特性を示す信号である。
また、被対象機器20から得られる応答信号は、被対象機器20における異なる2つのインタフェースの間で観測される通過特性に基づく電磁気的な特性を示す信号でもよい。
対象機器(20又は30)のインタフェースは、検知信号を与えた時に電圧又は電流あるいは放射電磁界のいずれかが観測される、対象機器における、電源ケーブル又は通信ケーブルあるいは電源ケーブル又は通信ケーブルの端子、もしくは対象機器の筐体の全体あるいは一部分などの少なくとも一つである。
電源ケーブル又は通信ケーブルあるいは電源ケーブル又は通信ケーブルの端子がケーブルインタフェースであり、対象機器の筐体の全体あるいは一部分などがケーブルインタフェース以外のインタフェースである。
対象機器から得られる、上記した応答信号は、例えば、対象機器で使用される部品又は回路の接続構成、対象機器の内部に使用されるプリント配線基板の層構成あるいは電源又は信号の配線経路、対象機器の内部に使用される内部ケーブルの配線経路、もしくは対象機器の筐体構造などにより、同じような外見及び機能を持つ機器であっても、異なる電磁気的特性を示す信号である。
また、同じ設計で製造された機器であっても、個々の部品及びプリント配線基板、内部ケーブルの配線経路、筐体の組み立てなどのばらつきにより、機器ごとに異なる電磁気的特性を示す信号を対象機器のインタフェースに発生する。
実施の形態2に係る個体判定装置10は、対象機器のインタフェースから得られる応答信号の電磁気的特性を利用し、応答信号を測定することにより、正規品か非正規品化の真贋判定、対象機器の個体識別、対象機器の認証などの個体判定を行う。
検知信号発生装置16は、特性測定装置12における検知信号を出力する機能を有する部分である。
すなわち、特性測定装置12は、受信装置11からの応答信号に基づく電磁気的特性信号が入力され、入力された電磁気的特性信号に基づき対象機器の電磁気的な個体特性を示す個体特性データを出力する機能と、検知信号発生装置16としての機能を有する。
特性測定装置12は、例えば、ネットワークアナライザ又はTDR(Time Domain Reflectometry)測定装置である。
特性測定装置12としてネットワークアナライザを用いた場合、個体判定装置10は対象機器のインタフェースにおける反射特性又は通過特性に基づく応答信号を利用する。
特性測定装置12としてネットワークアナライザを用いて反射特性に基づく応答信号を利用する場合は、ネットワークアナライザは、検知信号発生装置16として対象機器における個体判定の測定を行う周波数範囲を走査する正弦波である検知信号を送信装置17に出力し、また、検知信号を受けた対象機器におけるインタフェースからの反射信号に基づく応答信号を受けた受信装置11からの電磁気的特性信号を受け、対象機器からの応答信号における「周波数に対する反射量」を個体特性データとして表示し、かつ、個体特性データをデータ整理装置13に出力する。
また、個体特性データを、送信装置17の出力インピーダンス又は受信装置11の入力インピーダンスとの関係あるいは両者の関係から求めた対象機器からの応答信号における「周波数に対するインピーダンス」としてもよい。
特性測定装置12としてネットワークアナライザを用いて通過特性に基づく応答信号を利用する場合も、ネットワークアナライザは、検知信号発生装置16として対象機器における個体判定の測定を行う周波数範囲を走査する正弦波である検知信号を送信装置17に出力し、送信装置17から対象機器の一つのインタフェースに出力し、対象機器の他のインタフェースに生じる通過信号に基づく応答信号を受けた受信装置11からの電磁気的特性信号を受け、対象機器からの応答信号における「周波数に対する通過量」を個体特性データとして表示し、かつ、個体特性データをデータ整理装置13に出力する。
特性測定装置12としてTDR測定装置を用いた場合、対象機器のインタフェースにおけるインピーダンス特性に基づく応答信号を利用する。
TDR測定装置は、検知信号発生装置16として対象機器における個体判定の測定を行うステップ波である検知信号を送信装置17に出力し、また、検知信号を受けた対象機器におけるインタフェースからの反射信号に基づく応答信号を受けた受信装置11からの電磁気的特性信号を受け、対象機器からの応答信号における「時間に対するインピーダンス」を個体特性データとして表示し、かつ、個体特性データをデータ整理装置13に出力する。
また、個体特性データを、検知信号の伝搬速度から距離に変換し、対象機器からの応答信号における「距離に対するインピーダンス」としてもよい。
特性測定装置12としてネットワークアナライザ又はTDR測定装置を用いるのではなく、検知信号発生装置16として対象機器における個体判定の測定を行うインパルス信号である検知信号を送信装置17に出力し、また、検知信号を受けた対象機器におけるインタフェースからの反射信号に基づく応答信号を受けた受信装置11からの電磁気的特性信号を受け、対象機器からの応答信号における「時間に対する反射量」を個体特性データとして得る特性測定装置12でもよい。
また、検知信号発生装置16として対象機器における個体判定の測定を行うインパルス信号である検知信号を送信装置17に出力し、送信装置17から対象機器の一つのインタフェースに出力し、対象機器の他のインタフェースで観測される電圧又は電流の時間的変化に基づく応答信号を受けた受信装置11からの電磁気的特性信号を受け、対象機器からの応答信号における「時間に対する通過量」を個体特性データとして得る特性測定装置12でもよい。
なお、検知信号発生装置16を特性測定装置12における検知信号を出力する機能を有する部分としたが、特性測定装置12とは別に設けられた検知信号発生装置16でもよい。
送信装置17は、検知信号発生装置16からの検知信号を対象機器におけるインタフェースに与える。
送信装置17は、対象機器におけるインタフェースと電気的に接続し、検知信号発生装置16からの検知信号を対象機器におけるインタフェースに伝達できるものであればよい。
送信装置17は、例えば、電圧プローブ又は電流プローブ、電界プローブ又は磁界プローブ、あるいはノイズ試験であるEMC試験で使用される電源端子用のAMN又は信号端子用のAANといった結合回路である。
送信装置17は、さらに、対象機器におけるインタフェースに観測させる反射特性又はインピーダンス特性の測定精度を上げるために、インピーダンス変換回路を有するものでもよい。
また、送信装置17として、個体判定装置10が対象機器の筐体から生じる放射電磁界による応答信号を利用する場合は、アンテナ、電界プローブ又は磁界プローブなどを用いてもよい。
受信装置11は、対象機器からの応答信号を検知し、検知した応答信号から対象機器の個体特性を測定するための電磁気的な信号を抽出し、対象機器の個体特性を示す電磁気的特性信号を出力する。
受信装置11は、対象機器におけるインタフェースと電気的に接続し、対象機器におけるインタフェースに発生する応答信号を受信できるものであればよい。
受信装置11は、例えば、電圧プローブ又は電流プローブ、電界プローブ又は磁界プローブ、あるいはノイズ試験であるEMC試験で使用される電源端子用のAMN又は信号端子用のAANといった結合回路である。
受信装置11は、さらに、対象機器におけるインタフェースに観測される反射特性又はインピーダンス特性の測定精度を上げるために、インピーダンス変換回路を有するものでもよい。
また、受信装置11として、個体判定装置10が対象機器の筐体から生じる放射電磁界による応答信号を利用する場合は、アンテナ、電界センサ又は磁界センサ、電界プローブ又は磁界プローブなどを用いてもよい。
なお、送信装置17と受信装置11を別々のものとしたが、両者を併用した送受信装置としてもよい。
送受信装置とした場合、送受信装置と検知信号発生装置16及び特性測定装置12との間に切替回路を設ければよい。
つまり、特性測定装置12として、受信装置11からの応答信号に基づく電磁気的特性信号が入力され、入力された電磁気的特性信号に基づき対象機器の電磁気的な個体特性を示す個体特性データを出力する機能と、検知信号発生装置16としての機能とを切り替えて送受信装置に接続されればよい。
データ整理装置13は、受信装置11により対象機器からの応答信号を複数回受信し、複数回受信した応答信号に対する特性測定装置12として用いたネットワークアナライザ又はTDR測定装置からの個体特性データを平均化して個体特性データとする、もしくは、「周波数に対する反射量」又は「周波数に対するインピーダンス」、「周波数に対する通過量」、あるいは「時間に対するインピーダンス」又は「距離に対するインピーダンス」を示す個体特性データのうち、反射量、インピーダンス、又は通過量が設定値以上又は設定値以下のものを抽出して個体特性データとする。
記憶装置14と比較判定装置15は、実施の形態1に係る個体判定装置10における記憶装置14と比較判定装置15と実質同じであるので、詳細な説明は省略する。
次に、実施の形態2に係る個体判定装置10における原対象機器30の原個体特性データの記憶装置14への記憶を行う動作、及び被対象機器20の個体判定を行う動作を図4に基づいて説明する。
まず、原対象機器30の原個体特性データの記憶装置14への記憶を行う第1の手順、つまり、記憶手順を説明する。
ステップST10に示すように、原対象機器30におけるインタフェースに応答信号を発生させるための検知信号を、特性測定装置12における検知信号発生装置16に発生させ、検知信号発生装置16からの検知信号を送信装置17が原対象機器30のインタフェースに与える。このステップST10が原対象機器30に対して電磁気的な特性を示す信号である応答信号を得るための検知信号を印加する信号印加ステップである。
原対象機器30のインタフェースに検知信号が印加されると、原対象機器30のインタフェースに応答信号が発生し、応答信号を受信装置11により検知し、受信装置11が検知した応答信号から原対象機器30の個体特性を測定するための電磁気的な信号を抽出し、原対象機器30の個体特性を示す電磁気的特性信号を特性測定装置12に出力する(ステップST11)。このステップST11は原対象機器30からの電磁気的な特性を示す信号である応答信号の取得ステップである。
原対象機器30からの応答信号は、原対象機器30の電源インタフェース又は電源インタフェース以外のインタフェースの少なくとも一つのインタフェースからの応答信号である。
次に、特性測定装置12は受信装置11からの電磁気的特性信号に基づき原対象機器30の電磁気的特性を測定し、原対象機器30の電磁気的な個体特性を示す個体特性データを取得し、出力する(ステップST12)。このステップST12は原対象機器30の個体特性データの取得ステップである。
特性測定装置12により表示、出力される個体特性データは、反射特性に基づく応答信号を利用する場合は「周波数に対する反射量」又は「周波数に対するインピーダンス」、通過特性に基づく応答信号を利用する場合は「周波数に対する通過量」、インピーダンス特性に基づく応答信号を利用場合は「時間に対するインピーダンス」又は「距離に対するインピーダンス」を示す個体特性データである。
その後、実施の形態1に係る個体判定装置10と同様に、原対象機器30の個体特性データを整理する整理ステップ(ステップST13)、及び原対象機器30の原個体特性データを記憶する記憶ステップ(ステップST14)を経て、原対象機器30の個体特性データは原対象機器30の識別情報が紐づけされて原個体特性データとして記憶装置14に記憶され、原対象機器30の原個体特性データの記憶装置14への記憶が終了する。
また、ステップST10からステップST14による記憶手順(第1の手順)を、複数の異なる型名の原対象機器30及び同種であるが複数の異なるシリアル番号の原対象機器30それぞれに対して行うことにより、記憶装置14に複数種類の原対象機器30の原個体特性データを記憶させることができる。
次に、実施の形態2に係る個体判定装置10における被対象機器20の個体特性データを取得する第2の手順、つまり、取得手順と、被対象機器20の個体特性データが原対象機器30の個体特性データと一致するか否か行う第3の手順、つまり、個体判定手順を説明する。
第2の手順におけるステップST20からステップST23は、図4に示すように、基本的には、第1の手順におけるステップST10からステップST13において原対象機器30に生ずる応答信号による原対象機器30の個体特性データの取得に替えて被対象機器20に生ずる応答信号による被対象機器20の個体特性データの取得に替えただけである。
すなわち、詳細な説明は省略するが、ステップST20は、検知信号発生装置16及び送信装置17により被対象機器20に対して電磁気的な特性を示す信号を得るための検知信号を印加する信号印加ステップである。
ステップST21は、受信装置11が、被対象機器20から得られる応答信号の個体特性を示す電磁気的特性信号を取得し、出力する、被対象機器20からの応答信号の取得ステップである。
ステップST22は、特性測定装置12が、受信装置11からの電磁気的特性信号に基づき被対象機器20の電磁気的な個体特性を示す個体特性データを取得し、出力する個体特性データの取得ステップである。
ステップST23は、データ整理装置13が、特性測定装置12からの個体特性データからノイズを除去又は特徴的な情報を抽出することにより、被対象機器20の個体特性データを整理する整理ステップである。
第3の手順は、実施の形態1に係る個体判定装置10と同様に、比較判定装置15が、第2の手順で得られたデータ整理装置13を介して出力された特性測定装置12からの被対象機器20の個体特性データが、第1の手順で得られた記憶装置14に記憶された原対象機器30の原個体特性データにおける個体特性データと一致するか否か行う(被対象機器20に対する比較ステップであるステップST31)。
比較判定装置15が、ステップST31における比較結果に基づき被対象機器20に対する個体判定を行い、判定結果を出力装置40に出力する(被対象機器20に対する個体判定ステップであるステップST32)。
判定結果は、真贋判定では、被対象機器20の個体特性データが原対象機器30の個体特性データと一致すると、原対象機器30の識別情報と一緒に本物(正規品)である旨の情報とをセットにした情報である。
また、真贋判定では、判定結果は、被対象機器20の個体特性データと一致する原対象機器30の個体特性データが記憶装置14に存在していないと、偽物(非正規品)である旨の情報である。
さらに、判定結果は、個体識別判定及び対象機器の認証判定では、被対象機器20の個体特性データが原対象機器30の個体特性データと一致すると、被対象機器20が一致した原対象機器30の識別情報に基づく対象機器である旨の情報である。
また、個体識別判定及び対象機器の認証判定では、判定結果は、被対象機器20の個体特性データと一致する原対象機器30の個体特性データが記憶装置14に存在していないと、登録されていない対象製品である旨の情報である。
なお、実施の形態2に係る個体判定装置10は、特性測定装置12が、「周波数に対する反射量」又は「周波数に対するインピーダンス」、「周波数に対する通過量」、あるいは「時間に対するインピーダンス」又は「距離に対するインピーダンス」の少なくとも一つを示す対象機器の個体特性データを得るように、個体判定装置10として構成されればよい。
このように構成された実施の形態2に係る個体判定装置10も、実施の形態1に係る個体判定装置10と同様の効果を奏する。
実施の形態2に係る個体判定装置10は、検知信号を出力する検知信号発生装置16と、検知信号発生装置16からの検知信号を被対象機器20におけるインタフェースに与える送信装置17を備え、検知信号が印加された被対象機器20におけるインタフェースから得られる応答信号を利用して、被対象機器20の個体判定を行うので、被対象機器20に特別な回路又は機能を付加することなく、被対象機器20の個体判定を行うことができ、被対象機器20の動作に影響を与えることなく、また、特別な回路又は機能を備えていない被対象機器20の個体判定も行うことができる。
さらに、実施の形態2に係る個体判定装置10は、被対象機器20を動作させず、つまり、被対象機器20の電源をオフ(OFF)にした状態で被対象機器20の個体判定を行うことができる。
なお、実施の形態2に係る個体判定装置10に、実施の形態1に係る対象機器の個体判定装置10に示した機能、つまり、被対象機器20から必然的に生じる電磁気的な特性を示す信号である電磁ノイズを受信装置11が受信し、特性測定装置12が被対象機器20の個体特性データを得る機能を、個体判定装置10を構成する構成要素に追加してもよい。
すなわち、個体判定装置10が、被対象機器20におけるインタフェースから必然的に生じる電磁気的な特性を示す信号及び被対象機器20におけるインタフェースから得られる応答信号である電磁気的な特性を示す信号の両者に基づき被対象機器20の個体判定を行うものである。
なお、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本開示に係る対象機器の個体判定装置10は、正規品か非正規品化の真贋判定、対象機器の個体識別、対象機器の認証などの個体判定を行うのに好適である。
10 個体判定装置、11 受信装置、12 特性測定装置、13 データ整理装置、14 記憶装置、15 比較判定装置、16 検知信号発生装置、17 送信装置、20 被対象機器、30 原対象機器、40 出力装置。

Claims (15)

  1. 被対象機器におけるインタフェースと電気的に接続し、前記被対象機器におけるインタフェースに伝導される伝導ノイズを検知し、検知した伝導ノイズから前記被対象機器の個体特性を示す電磁気的特性信号を抽出し、出力する、EMC試験で使用される電源端子用のAMN又は信号端子用のAANのいずれかである結合回路と、
    前記結合回路からの電磁気的特性信号が入力され、入力された前記結合回路からの電磁気的特性信号に基づき前記被対象機器の個体特性を示す個体特性データを出力する特性測定装置と、
    原対象機器の電磁気的な個体特性を示す個体特性データを記憶する記憶装置と、
    前記特性測定装置からの個体特性データと前記記憶装置に記憶された個体特性データとを比較し、前記被対象機器の個体判定を行う比較判定装置と、
    を備えた対象機器の個体判定装置。
  2. 被対象機器におけるインタフェースと電気的に接続し、前記被対象機器におけるインタフェースに伝導される伝導ノイズを検知し、検知した伝導ノイズから前記被対象機器の個体特性を示す電磁気的特性信号を抽出し、出力する電圧プローブと、
    前記電圧プローブからの電磁気的特性信号が入力され、入力された前記電圧プローブからの電磁気的特性信号に基づき前記被対象機器の個体特性を示す個体特性データを出力する特性測定装置と、
    原対象機器の電磁気的な個体特性を示す個体特性データを記憶する記憶装置と、
    前記特性測定装置からの個体特性データと前記記憶装置に記憶された個体特性データとを比較し、前記被対象機器の個体判定を行う比較判定装置と、
    を備えた対象機器の個体判定装置。
  3. 被対象機器におけるインタフェースから得られる反射特性又はインピーダンス特性、あるいは前記被対象機器における異なる2つのインタフェースの間で得られる通過特性のいずれかの特性を示す信号から抽出された前記被対象機器の個体特性を示す電磁気的特性信号が入力され、入力された電磁気的特性信号に基づき前記被対象機器の個体特性を示す個体特性データを出力するネットワークアナライザである特性測定装置と、
    原対象機器の電磁気的な個体特性を示す個体特性データを記憶する記憶装置と、
    前記特性測定装置からの個体特性データと前記記憶装置に記憶された個体特性データとを比較し、前記被対象機器の個体判定を行う比較判定装置と、
    を備えた対象機器の個体判定装置。
  4. 被対象機器におけるインタフェースから得られる反射特性又はインピーダンス特性を示す信号から抽出された前記被対象機器の個体特性を示す電磁気的特性信号が入力され、入力された電磁気的特性信号に基づき前記被対象機器の個体特性を示す個体特性データを出力するTDR測定装置である特性測定装置と、
    原対象機器の電磁気的な個体特性を示す個体特性データを記憶する記憶装置と、
    前記特性測定装置からの個体特性データと前記記憶装置に記憶された個体特性データとを比較し、前記被対象機器の個体判定を行う比較判定装置と、
    を備えた対象機器の個体判定装置。
  5. 被対象機器におけるインタフェースから得られる反射特性を示す信号から抽出された前記被対象機器の個体特性を示す電磁気的特性信号が入力され、入力された電磁気的特性信号に基づく前記被対象機器の周波数に対する反射量を示す個体特性データを出力する特性測定装置と、
    原対象機器の周波数に対する反射量を示す個体特性データを記憶する記憶装置と、
    前記特性測定装置からの個体特性データと前記記憶装置に記憶された個体特性データとを比較し、前記被対象機器の個体判定を行う比較判定装置と、
    を備えた対象機器の個体判定装置。
  6. 被対象機器におけるインタフェースから得られる反射特性を示す信号から抽出された前記被対象機器の個体特性を示す電磁気的特性信号が入力され、入力された電磁気的特性信号に基づく前記被対象機器の時間に対する反射量を示す個体特性データを出力する特性測定装置と、
    原対象機器の時間に対する反射量を示す個体特性データを記憶する記憶装置と、
    前記特性測定装置からの個体特性データと前記記憶装置に記憶された個体特性データとを比較し、前記被対象機器の個体判定を行う比較判定装置と、
    を備えた対象機器の個体判定装置。
  7. 被対象機器におけるインタフェースから得られるインピーダンス特性を示す信号から抽出された前記被対象機器の個体特性を示す電磁気的特性信号が入力され、入力された電磁気的特性信号に基づく前記被対象機器の周波数に対するインピーダンスを示す個体特性データを出力する特性測定装置と、
    原対象機器の周波数に対するインピーダンスを示す個体特性データを記憶する記憶装置と、
    前記特性測定装置からの個体特性データと前記記憶装置に記憶された個体特性データとを比較し、前記被対象機器の個体判定を行う比較判定装置と、
    を備えた対象機器の個体判定装置。
  8. 被対象機器におけるインタフェースから得られるインピーダンス特性を示す信号から抽出された前記被対象機器の個体特性を示す電磁気的特性信号が入力され、入力された電磁気的特性信号に基づく前記被対象機器の時間に対するインピーダンスを示す個体特性データを出力する特性測定装置と、
    原対象機器の時間に対するインピーダンスを示す個体特性データを記憶する記憶装置と、
    前記特性測定装置からの個体特性データと前記記憶装置に記憶された個体特性データとを比較し、前記被対象機器の個体判定を行う比較判定装置と、
    を備えた対象機器の個体判定装置。
  9. 前記比較判定装置に入力される前記特性測定装置からの個体特性データは、データ整理装置により、前記特性測定装置からの個体特性データからノイズを除去又は特徴的な情報を抽出することにより前記特性測定装置からの個体特性データを整理した個体特性データである請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の対象機器の個体判定装置。
  10. 前記記憶装置に記憶された個体特性データは、前記原対象機器の型名又はシリアル番号などにより示される識別情報が紐づけされた原個体特性データとして記憶され、
    前記比較判定装置は、前記特性測定装置からの個体特性データと前記記憶装置に記憶された原個体特性データにおける個体特性データとの比較が一致すると、前記原個体特性データにおける前記原対象機器の識別情報を出力する、
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の対象機器の個体判定装置。
  11. 被対象機器におけるインタフェースに伝導される伝導ノイズ、あるいは、前記被対象機器におけるインタフェースから得られる反射特性、インピーダンス特性、又は前記被対象機器における異なる2つのインタフェースの間で得られる通過特性のいずれかの特性を示す信号を検知して前記被対象機器の個体特性を示す電磁気的特性信号を抽出し、出力する、電磁気的特性信号の取得ステップ、及び、特性測定装置が前記電磁気的特性信号の取得ステップにより抽出した電磁気的特性信号に基づき前記被対象機器の電磁気的な個体特性を示す個体特性データを取得し、出力する前記被対象機器の個体特性データの取得ステップを有する前記被対象機器の個体特性データを取得する取得手順と、
    比較判定装置が、前記取得手順にて取得した前記被対象機器の個体特性データを、記憶装置に記憶された原対象機器の個体特性データと比較し、前記被対象機器の個体判定を行う個体判定手順と、
    を備えた対象機器の個体判定方法。
  12. 前記取得手順は、前記特性測定装置が出力した前記被対象機器の個体特性データからノイズを除去又は特徴的な情報を抽出することにより前記特性測定装置からの前記被対象機器の個体特性データを整理した個体特性データとして前記比較判定装置に出力する前記被対象機器の個体特性データの整理ステップを有する請求項11に記載の対象機器の個体判定方法。
  13. 原対象機器におけるインタフェースに伝導される伝導ノイズ、あるいは、前記原対象機器におけるインタフェースから得られる反射特性、インピーダンス特性、又は前記原対象機器における異なる2つのインタフェースの間で得られる通過特性のいずれかの特性を示す信号を検知して前記原対象機器の個体特性を示す電磁気的特性信号を抽出し、出力する、電磁気的特性信号の取得ステップ、及び、前記特性測定装置が前記電磁気的特性信号の取得ステップにより抽出した電磁気的特性信号に基づき前記原対象機器の電磁気的な個体特性を示す個体特性データを取得し、出力する前記原対象機器の個体特性データの取得ステップ、及び、前記記憶装置に記憶される原対象機器の個体特性データを、前記原対象機器の型名及びシリアル番号などにより示される識別情報に紐づけされて原個体特性データとして記憶する記憶ステップを有する前記原対象機器における原個体特性データの前記記憶装置への記憶を行う記憶手順をさらに備えた請求項11に記載の対象機器の個体判定方法。
  14. 前記取得手順は、前記特性測定装置が出力した前記被対象機器の個体特性データからノイズを除去又は特徴的な情報を抽出することにより前記特性測定装置からの前記被対象機器の個体特性データを整理した個体特性データとして前記比較判定装置に出力する前記被対象機器の個体特性データの整理ステップを有し、
    前記記憶手順は、前記特性測定装置が出力した前記原対象機器の個体特性データからノイズを除去又は特徴的な情報を抽出することにより前記特性測定装置からの前記原対象機器の個体特性データを整理した個体特性データとして前記記憶装置に出力する前記原対象機器の個体特性データの整理ステップを有する、
    請求項13に記載の対象機器の個体判定方法。
  15. 前記個体判定手順は、前記取得手順にて取得した前記被対象機器の個体特性データが前記記憶装置に記憶された前記原対象機器の個体特性データと一致すると、前記原対象機器における原個体特性データの識別情報を出力するステップを有する請求項13又は請求項14に記載の対象機器の個体判定方法。
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