JP7150589B2 - アクチュエータ装置およびこれを用いた移動機構、装備品 - Google Patents

アクチュエータ装置およびこれを用いた移動機構、装備品 Download PDF

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本発明は、アクチュエータ装置およびこれを用いた移動機構、装備品に関する。
例えば特許文献1などに、従来のアクチュエータが記載されている。同文献の図9に記
載の技術では、駆動力を出力する出力部(同文献における電動人工筋肉)と、駆動力が入
力される入力部(同文献における足部)と、が設けられる。
特許第3976129号公報
同文献に記載の技術では、出力部と入力部とが別々に(独立して)構成される。そのた
め、各部の小型化に限界があり、さらなる小型化が望まれる。
したがって、複数のアクチュエータを備えたアクチュエータ装置およびこれを用いた移動機構、装備品においても、さらなる小型化が望まれている。
本発明は、従来よりも小型化できるアクチュエータ装置およびこれを用いた移動機構、装備品を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、第1発明に係るアクチュエータ装置は、第1固定子と、第1可動子と、第2固定子と、第2可動子と、可動子接続部と、を有したアクチュエータを複数備える。前記第1可動子は、前記第1固定子に移動可能に取り付けられ、前記第1固定子に対して駆動される。前記第2可動子は、前記第2固定子に移動可能に取り付けられ、前記第2固定子に対して駆動される。前記可動子接続部は、前記第1可動子と前記第2可動子との間で力を伝達可能に、前記第1可動子と前記第2可動子とを接続する。そして、前記各アクチュエータが有した前記第1固定子どうしが結合される。また、前記各アクチュエータが有した前記第2固定子どうしが結合される。
また、第2発明に係るアクチュエータ装置は、第1固定子と、第1可動子と、第2固定子と、第2可動子と、可動子接続部と、固定子接続部と、を有したアクチュエータを複数備える。前記第1可動子は、前記第1固定子に移動可能に取り付けられ、前記第1固定子に対して駆動される。前記第2可動子は、前記第2固定子に移動可能に取り付けられ、前記第2固定子に対して駆動される。前記可動子接続部は、前記第1可動子と前記第2可動子との間で力を伝達可能に、前記第1可動子と前記第2可動子とを接続する。前記固定子接続部は、前記第1固定子に対して前記第2固定子が回転と伸縮が可能となるように、前記第1固定子と前記第2固定子とを接続する。
上記各構成により、アクチュエータ装置を従来よりも小型化できる。
第1実施形態のアクチュエータ装置(3つのアクチュエータで構成)の模型を示す図である。 図1Aに示すアクチュエータ装置が曲がった状態を示す図である。 第2実施形態のアクチュエータ装置101(2つのアクチュエータで構成)を示す図である。 図2Aに示す第1駆動部10を示す図であり、第1可動子13が電機子15の場合の図である。 図2Aに示す第1駆動部10を示す図であり、第1可動子13が磁極子17の場合の図である。 図2Aに示すアクチュエータ装置101が曲がった状態を示す図である。 図2Aに示すアクチュエータ装置101が伸びた状態を示す図である。 第3実施形態のアクチュエータ装置201(2つのアクチュエータで構成)を示す図である。 図3Aに示すアクチュエータ装置201が伸びた状態を示す図である。 第4実施形態の歩行機構(アクチュエータ装置101で構成)を示す図である。
(第1実施形態)
図1Aおよび図1Bを参照して、第1実施形態のアクチュエータ装置の概要について、模型を用いて説明する。
図1Aに示すように、アクチュエータ装置は、第1固定子11と、第1可動子13と、第2固定子21と、第2可動子23と、可動子接続部30と、を有したアクチュエータを複数(例えば、3つ)備える。
第1可動子13は、第1固定子11に移動可能に取り付けられ、第1固定子11に対して駆動される。第2可動子23は、第2固定子21に移動可能に取り付けられ、第2固定子21に対して駆動される。可動子接続部30は、第1可動子13と第2可動子23との間で力を伝達可能に、第1可動子13と第2可動子23とを接続する。そして、各アクチュエータが有した第1固定子11どうしが結合される。また、各アクチュエータが有した第2固定子21どうしが結合される。
また、第1駆動部10は、第1固定子11に対して第1可動子13が駆動されるものであり、第2駆動部20は、第2固定子21に対して第2可動子23が駆動されるものである。また、第1、第2駆動部10、20は、例えば、電動アクチュエータ(詳細は、後記図2を用いて説明する)で構成される。
図1Bは、第1駆動部10に対して第2駆動部20が、右側に回転した状態(すなわち、図1Aに示すアクチュエータ装置が曲がった状態)を示す。
したがって、このようなアクチュエータを複数備えたアクチュエータ装置は、例えば、歩行機構、搬送機構、または、輸送機構のいずれかを構成する、従来よりも小型化な移動機構として、好適である。また、装備品(例えば、パワードスーツや義足)への利用を想定した場合、装備する人の体格に合わせて調節する関節機構を、別途装置を追加することなく構成できる(実現できる)ため、従来よりも装備品の小型化が可能である。
(第2実施形態)
図2A~図2Eを参照して、第2実施形態のアクチュエータ装置について説明する。本実施形態においては、図1Aに示すアクチュエータ装置におけるアクチュエータの数が2つの場合を例に説明する。
図2Aに示すように、アクチュエータ装置101は、2つのアクチュエータ101a(すなわち、第1アクチュエータ101a1と第2アクチュエータ101a2)を備える。また、第1固定子11に対する第1可動子13の移動方向を、X1方向とする。X1方向において、第1可動子13から可動子接続部30に向かう側をX1a側とし、その逆側をX1b側とする。第2固定子21に対する第2可動子23の移動方向を、X2方向とする。X2方向において、第2可動子23から可動子接続部30に向かう側をX2a側とし、その逆側をX2b側とする。紙面に垂直な方向を、Y方向とする。X1方向およびY方向のそれぞれに直交する方向を、Z方向とする。Z方向において、2つの可動子接続部30の間から第1アクチュエータ101a1の第1可動子13(さらに詳しくは第1可動子13のZ方向における位置)に向かう側をZa側とし、その逆側をZb側とする。2つの可動子接続部30の中間点(図示せず)まわりの回転方向をR2方向とする。X1a側とX2b側とが同じ向きの状態(図2Aに示すような状態)から、2つの可動子接続部30の中間点を中心としてZa側に移動するように第2駆動部20が回転するときの、第2駆動部20の回転の向きを、R2方向におけるR2a側とする。R2方向において、R2a側の逆側を、R2b側とする。
図2Aにおいて、第1固定子11から第1可動子13に向かう向きは、第1アクチュエータ101a1と第2アクチュエータ101a2とで互いに逆向きであり(すなわち、図2Aの紙面上では左右逆向きであり)、互いに逆向きでなくてもよい。以下では、第1固定子11から第1可動子13に向かう向きが、第1アクチュエータ101a1と第2アクチュエータ101a2とで互いに逆向きである場合について説明する。
2つのアクチュエータ101aの第1駆動部10は、次のように構成される。2つのア
クチュエータ101aの第1固定子11どうしは、互いに接続される。したがって、第1固定子11どうしが接続されない場合に比べ、アクチュエータ装置101を小型化できる。2つのアクチュエータ101aの第1固定子11どうしは、図2Aに示す例のように直接的に接続(一体的に構成される場合を含む)されてもよく、部材(図示なし)を介して間接的に接続されてもよい。2つのアクチュエータ101aの第1可動子13の移動方向(X1方向)は、互いに平行である。2つのアクチュエータ101aの第1可動子13は、いわばパラレルリンク機構を構成する。図2Bに、第1固定子11が磁極子17であり、第1可動子13が電機子15である場合の例を示す。図2Cに、第1固定子11が電機子15であり、第1可動子13が磁極子17である場合の例を示す。なお、図2Bおよび図2Cでは、電機子15のコイルを省略した。この場合、第1駆動部10は、電動アクチュエータとしての例えばブラシレスモータや誘導モータなどである。第1駆動部10がブラシレスモータである場合は、ブラシを用いた場合に比べ、整備性を向上させることができる。
また、第2駆動部20は、図2Aに示すように、第1駆動部10と同様に構成される。すなわち、第2駆動部20は、第2固定子21と、第2可動子23と、を備える。そして、2つのアクチュエータ101aの第2固定子21どうしは、互いに接続される。したがって、第2固定子21どうしが接続されない場合に比べ、アクチュエータ装置101を小型化できる。2つのアクチュエータ101aの第2固定子21どうしは、図2Aに示す例のように直接的に接続(一体的に構成される場合を含む)されてもよく、部材(図示なし)を介して間接的に接続されてもよい。第2可動子23は、第2固定子21に移動可能に取り付けられ、第2固定子21に対して駆動される。また、第1、第2駆動部10、20は、それぞれ電動アクチュエータとしてのリニアモータであるとも考えられる。このように、リニアモータを用いる場合の利点は、ダイレクトドライブであることからバックドライバビリティ性の向上にある。さらに、バックドライバビリティ性が向上するため、例えば、協業ロボットのような人の近傍での作業においては、人との接触を検出し、接触したことに対応して駆動することに有利になる。また、ダイレクトドライブは、本質的に非接触で各可動子(例えば、第1可動子13、第2可動子23)へ力を伝達するため、外乱により各可動子へ衝撃が加わっても、各可動子が動く(位置を機械的に固定されていない)ことで、機器の損傷を避けることができる。ここでは、リニアモータを例に説明したが、必ずしもこれに限定されるものではない。たとえば、回転電動機とボールネジもしくはピニオンギアを用いることも可能である。この場合は、リニアモータよりも安価に構成可能であるとともに、低速大推力を容易に実現可能であるというメリットもある。
可動子接続部30は、第1可動子13と第2可動子23との間で力を伝達可能に、第1可動子13と第2可動子23とを接続する。可動子接続部30は、第1可動子13と第2可動子23とを1以上の自由度で接続する。可動子接続部30は、例えば、第1可動子13に対して第2可動子23が回転可能となるように、第1可動子13と第2可動子23とを接続する(可動子接続部30は関節である)。可動子接続部30は、例えばユニバーサルジョイント(自在継手)でもよく、ピロボールでもよく、球体関節でもよい。
また、図2Aに示す第1駆動部10は、出力部と入力部とを兼ねる。その詳細は次の通りである。第1駆動部10が駆動すると、第1固定子11に対して第1可動子13が駆動し、この駆動力が可動子接続部30および第2可動子23を介して、第2固定子21に伝わり、第1固定子11に対して第2固定子21が移動(例えば回転)する。よって、第1駆動部10は、第2駆動部20に駆動力を出力する、出力部である。また、第2駆動部20が駆動すると、第2固定子21に対して第1固定子11が移動(例えば回転)する。よって、第1駆動部10は、第2駆動部20の駆動力が入力される入力部でもある。よって、第1駆動部10は、出力部と入力部とを兼ねる。よって、第1駆動部10で、出力部と入力部とが別々に設けられる場合に比べ、アクチュエータ101aを小型化できる。アクチュエータ101aを小型化できる結果、アクチュエータ装置101も小型化および軽量化できる。また、第1駆動部10と同様に、第2駆動部20も、出力部と入力部とを兼ねる。よって、アクチュエータ101aを、より小型化および軽量化できる。したがって、アクチュエータ装置101を、より小型化および軽量化できる。さらに、第1固定子11と第2固定子21との間には、第1固定子11と第2固定子21とを接続する固定子接続部を有していないため、アクチュエータ101aとしても、アクチュエータ装置101としても構成がシンプルとなる。
図2Dに示すように、第1アクチュエータ101a1では、第1可動子13はX1b側に移動し、第2可動子23はX2b側に移動する。また、第2アクチュエータ101a2では、第1可動子13はX1a側(第1アクチュエータ101a1の第1可動子13の移動と逆側)に移動し、第2可動子23はX2a側(第1アクチュエータ101a1の第2可動子23の移動と逆側)に移動する。すると、第1固定子11と第2固定子21とを接続する固定子接続部が無くても、第2固定子21がR2a側に回転する機能を実現できる。このように、2つ(複数)のアクチュエータ101aを備えたアクチュエータ装置101は、回転動作を実現できる。
図2Eは、図2Aに示すアクチュエータ装置101が伸びた状態を示す図である。図2Eに示すように、第1アクチュエータ101a1では、第1可動子13はX1a側に移動し、第2可動子23はX2a側に移動する。また、第2アクチュエータ101a2でも、第1可動子13はX1a側に移動し、第2可動子23はX2a側に移動する。すると、図2Eに示すように、第1固定子11と第2固定子21の間の距離が、図2Aに示す第1固定子11と第2固定子21の間の距離よりも、伸びた状態を実現できる。図示はしないが、第1固定子11と第2固定子21とを接続する固定子接続部を有しないため、第1固定子11と第2固定子21の間の距離が、図2Aに示す第1固定子11と第2固定子21の間の距離よりも、収縮した状態を実現できる。このように、2つ(複数)のアクチュエータ101aを備えたアクチュエータ装置101は、伸縮動作も実現できる。したがって、アクチュエータ装置101は、自由度が高いアクチュエータ装置を実現できる。
(第3実施形態)
図3Aおよび図3Bを参照して、第3実施形態のアクチュエータ装置201の概要について説明する。なお、本実施形態においては、専ら第2実施形態との相違点を説明する。また、本実施形態において、第2実施形態と同一の構成要素には、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
図3Aに示すように、アクチュエータ装置201は、2つ(複数)のアクチュエータ201aを備えている。しかし、第1アクチュエータ201a1の第1固定子11と第2アクチュエータ201a2の第1固定子11とは、互いに接続されていない。すなわち、アクチュエータ装置201では、2つのアクチュエータ201aの第1固定子11どうしは、互いに接続されていない。同様に、第1アクチュエータ201a1の第2固定子21と第2アクチュエータ201a2の第2固定子21とは、互いに接続されていない。すなわち、アクチュエータ装置201では、2つのアクチュエータ201aの第2固定子21どうしは、互いに接続されていない。ただし、第1アクチュエータ201a1の第1固定子11に対して第1アクチュエータ201a1の第2固定子21が回転と伸縮が可能となるように、第1固定子11と第2固定子21とが固定子接続部40(例えば、バネ、ゴム等の弾性体)で接続されている。同様に、第2アクチュエータ201a2の第1固定子11に対して第2アクチュエータ201a2の第2固定子21が回転と伸縮が可能となるように、第1固定子11と第2固定子21とが固定子接続部40(例えば、バネ、ゴム等の弾性体)で接続されている。また、固定子接続部40が弾性体であるため、原点を固定できる(すなわち、電源offで初期位置に戻る)。
図3Bは、図3Aに示すアクチュエータ装置201が伸びた状態を示す図である。固定子接続部40が弾性体であるため、第1固定子11と第2固定子21の間の距離が、図3Aに示す第1固定子11と第2固定子21の間の距離よりも、伸びた状態を実現できる。図示はしないが、固定子接続部40が弾性体であるため、第1固定子11と第2固定子21の間の距離が、図3Aに示す第1固定子11と第2固定子21の間の距離よりも、収縮した状態を実現できる。このように、2つ(複数)のアクチュエータ201aを備えたアクチュエータ装置201は、伸縮動作を実現できる。また、図示はしないが、第2固定子21がR2a側に回転する機能を実現できる。このように、2つ(複数)のアクチュエータ201aを備えたアクチュエータ装置201は、回転動作も実現できる。アクチュエータ装置201のような構成を採用することで、アクチュエータ装置101と同様の動作を実現できる。また、駆動範囲を制約するような弾性体製の固定子接続部40と可動子接続部30(関節)を有したアクチュエータ装置201を関節機構として構成する装備品(たとえば、パワードスーツ)に適用した場合、パワードスーツを装着した人の関節(腕や足の関節)を損傷しないように構成できる。すなわち、パワードスーツを装着した人の関節が曲がらない方向への駆動を制約することが可能になる。例えば、図1Bに示す第1実施形態のアクチュエータ装置(模型)の関節の回転角度を制約することも可能である。さらに、可動子接続部30は、第1可動子13と第2可動子23との間の位置で折り曲げ可能に構成されるが、紙面手前または奥側への回動を制約することも可能である。パワードスーツに本アクチュエータ装置201を採用することで、装備する人の体格に合わせて調節する関節機構を、別途装置を追加することなく構成できる。具体的には、第1固定子11を人の上腕側に装備する場合、腕の長さに個人差があることから、アクチュエータ装置201の回動部と肘関節、または、第2固定子21と人の前腕の長さが一致しない場合が考えられる。この際、アクチュエータ201aを伸縮させることで、第1固定子11からアクチュエータ装置201の回動部、または、アクチュエータ装置201の回動部から第2固定子21の距離を変化させることで、装備者の身体に合わせた調節が可能となる。
なお、本実施形態においては、パワードスーツの関節機構に、アクチュエータ装置201を採用する例について説明したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、上述したアクチュエータ装置101によっても構成可能である。
(第4実施形態)
図4を参照して、第4実施形態の歩行機構の概要について説明する。本実施形態は、図2に示したアクチュエータ装置101によって、構成された移動機構としての歩行機構に関するものである。すなわち、この歩行機構は、アクチュエータ装置101が有する機能(回転動作および伸縮動作)の応用として実現されている。よって、本実施形態においては、図2に示したアクチュエータ装置101の構成要素には、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
歩行機構としての基本動作を図4(a)~図4(d)を用いて、説明する。
図4(a)は、アクチュエータ装置101が、基本ポジションの状態にある場合を示す。すなわち、アクチュエータ装置101が、回転動作も伸縮動作も行っておらず、第2固定子21が地面に接地している状態を示す。
図4(b)は、アクチュエータ装置101の第2固定子21が紙面左側に回転(図2Aに示すR2b側に回転)する動作を行なうことで、第2固定子21によって、地面を後方に蹴る状態を示す。
図4(c)は、アクチュエータ装置101の第2固定子21が、図4(a)に示す基本ポジションに戻るとともに、第1固定子11に対して収縮する状態を示す。
図4(d)は、アクチュエータ装置101の第2固定子21が紙面右側に回転(図2Aに示すR2a側に回転)するとともに、前方に伸びる状態を示す。
上記図4(a)~図4(d)に示す一連の動作(回転動作および伸縮動作)が行なわれることで、アクチュエータ装置101によって歩行機構が実現される。また、このような歩行機構を有するアクチュエータ装置101を4つ(複数)備えることで、4足歩行を行うロボットの下半身部分を実現することも可能である。また、歩行機構以外にも、移動機構としての搬送機構や輸送機構を実現することも可能である。
なお、本実施形態においては、歩行機構、搬送機構、または、輸送機構のいずれかが構成された移動機構に、アクチュエータ装置101を採用する例について説明したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、上述したアクチュエータ装置201によっても構成可能である。
また、第2実施形態~第4実施形態においては、2つのアクチュエータを備えたアクチュエータ装置を例に説明したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、3つ以上のアクチュエータを備えたアクチュエータ装置を適用することも可能である。
(変形例)
また、上記実施形態は様々に変形されてもよい。例えば、互いに異なる実施形態の構成要素どうしが組み合わされてもよい。例えば、各構成要素の配置や形状が変更されてもよい。例えば、構成要素の数が変更されてもよく、構成要素の一部が設けられなくてもよい。例えば、構成要素どうしの固定や連結などは、直接的でも間接的でもよい。例えば、互いに異なる複数の構成要素として説明したものが、一つの部材や部分とされてもよい。例えば、一つの部材や部分として説明したものが、互いに異なる複数の部材や部分に分けて設けられてもよい。
10 第1駆動部
11 第1固定子
13 第1可動子
20 第2駆動部
21 第2固定子
23 第2可動子
30 可動子接続部
40 固定子接続部
101a、201a アクチュエータ
101、201 アクチュエータ装置

Claims (4)

  1. 第1固定子と、
    前記第1固定子に移動可能に取り付けられ、前記第1固定子に対して駆動される第1可動子と、
    第2固定子と、
    前記第2固定子に移動可能に取り付けられ、前記第2固定子に対して駆動される第2可動子と、
    前記第1可動子と前記第2可動子との間で力を伝達可能に、前記第1可動子と前記第2可動子とを接続する可動子接続部と、
    を有したアクチュエータを複数備え、
    前記第1固定子に対して前記第1可動子が駆動されるものである第1駆動部、および前記第2固定子に対して前記第2可動子が駆動されるものである第2駆動部は、それぞれ、電動アクチュエータとしてのリニアモータであり、
    前記各アクチュエータが有した前記第1固定子どうしが直接的に接続され、
    前記各アクチュエータが有した前記第2固定子どうしが直接的に接続された、
    アクチュエータ装置。
  2. 第1固定子と、
    前記第1固定子に移動可能に取り付けられ、前記第1固定子に対して駆動される第1可動子と、
    第2固定子と、
    前記第2固定子に移動可能に取り付けられ、前記第2固定子に対して駆動される第2可動子と、
    前記第1可動子と前記第2可動子との間で力を伝達可能に、前記第1可動子と前記第2可動子とを接続する可動子接続部と、
    前記第1固定子に対して前記第2固定子が回転と伸縮が可能となるように、前記第1固定子と前記第2固定子とを接続する固定子接続部と、
    を有したアクチュエータを複数備え、
    前記第1固定子に対して前記第1可動子が駆動されるものである第1駆動部、および前記第2固定子に対して前記第2可動子が駆動されるものである第2駆動部は、それぞれ、電動アクチュエータとしてのリニアモータである、
    アクチュエータ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のアクチュエータ装置によって、歩行機構、搬送機構、または、輸送機構のいずれかが構成された移動機構。
  4. 請求項1または請求項2に記載のアクチュエータ装置によって、関節機構が構成された装備品。
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