JP7148408B2 - ロング・ターム・エボリューション(lte)または後続世代のネットワークにおけるエンドツーエンド優先サービスを提供するための方法、システム、およびコンピュータ読取可能な媒体 - Google Patents

ロング・ターム・エボリューション(lte)または後続世代のネットワークにおけるエンドツーエンド優先サービスを提供するための方法、システム、およびコンピュータ読取可能な媒体 Download PDF

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    • H04W8/06Registration at serving network Location Register, VLR or user mobility server

Description

優先権の主張
本願は、2016年5月26日に出願されたインド特許出願第201641018071号および2016年7月22日に出願された米国特許出願第15/217,899号に基づく優先権を主張し、これらの開示全体を本明細書に引用により援用する。
技術分野
本明細書に記載の主題は、通信ネットワークにおける優先サービスを提供することに関する。より具体的には、本明細書に記載の主題は、ロング・ターム・エボリューション(LTE)または後続世代のネットワークにおけるエンドツーエンド優先サービスを提供するための方法、システム、およびコンピュータ読取可能な媒体に関する。
背景
テロリスト攻撃、天災または人災等といった緊急事態では、モバイル通信ネットワークに大量のユーザトラフィックが発生する可能性がある。その結果、公安職員や政府職員等といった要員がネットワークリソースを利用できない場合がある。緊急事態では、そのような優先度が高いユーザからの通信が優先されることが望ましいので、モバイル通信ネットワークは、これらのユーザに関連する通信を優先させる機構を提供する必要がある。
第3世代ネットワークおよび陸上通信線ネットワークは、優先ユーザに関連する通信を優先させるための機構を含んでいる。しかしながら、現在のところ、4G LTEネットワークは、優先度が高いユーザの通信をエンドツーエンドベースで優先させる好適なソリューションを提供していない。
通信を優先させるための既存の提案は一般的に、インターフェイスごとに実施することを基本としている。加えて、あるインターフェイスに対する優先度パラメータを別のインターフェイスに対する優先度パラメータにマッピングするための標準化された手続きは存在していない。いくつかのメッセージ優先度パラメータに関連する別の問題は、優先度パラメータがメッセージの中で非常に深いレベルにある情報要素に位置しているので、受信ノードがメッセージの優先度を判断するには過度のパースを要することである。
少なくとも上記課題に鑑みて、LTEおよび後続世代のネットワークにおけるエンドツーエンド優先サービスをサポートする必要がある。
概要
本明細書に記載の主題は、LTEまたは後続世代のネットワークにおけるエンドツーエンド優先サービスをサポートするための方法、システム、およびコンピュータ読取可能な媒体を含む。このような優先をサポートするためのある方法は、LTEまたは後続世代のネットワークにおいて動作するように構成されたネットワークノードで実行される。この方法は、ネットワーク内の通信のセッションまたはトランザクションに関連する入力メッセージを受信するステップを含む。このメッセージは、上記セッションまたはトランザクションに関連するユーザを優先ユーザとして特定するエンドツーエンド優先ユーザインジケータを含む。この方法は、任意で、上記エンドツーエンド優先ユーザインジケータと上記セッションまたはトランザクションとの関係を格納するステップを含む。この方法はさらに、上記エンドツーエンド優先ユーザインジケータに対応する優先度で上記セッションを処理するステップを含む。この方法はさらに、上記エンドツーエンド優先ユーザインジケータを、同一のセッションまたはトランザクションに関連する、上記ノードによって送信される後続のメッセージに含めるステップを含む。
本明細書に記載の主題は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらを任意に組み合わせたもので実現し得る。このため、本明細書で使用する「機能」、「ノード」または「モジュール」という用語は、記載されている特徴を実現するための、ソフトウェアおよび/またはファームウェアコンポーネントをも含み得るハードウェアを指す。ある例示的な実装例において、本明細書に記載の主題は、コンピュータのプロセッサによって実行されるとこのコンピュータを制御してステップを実行させる、コンピュータによる実行が可能な命令が格納された、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体を用いて実現し得る。本明細書に記載の主題を実現するのに適した例示的なコンピュータ読取可能な媒体は、ディスクメモリデバイス、チップメモリデバイス、プログラマブルロジックデバイス、および特定用途向け集積回路等の、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体を含む。加えて、本明細書に記載の主題を実現するコンピュータ読取可能な媒体は、単一のデバイスまたは計算プラットフォーム上にあってもよく、または、複数のデバイスもしくは計算プラットフォームに分散していてもよい。
次に、本明細書に記載の主題を添付の図面を参照しながら説明する。
本明細書に記載の主題の実施形態に係る、LTEまたは後続世代のネットワークにおけるエンドツーエンド優先サービスを提供するためのメッセージフローを示すメッセージフロー図である。 本明細書に記載の主題の実施形態に係る、エンドツーエンド優先サービスをサポートするためのLTEまたは後続世代のネットワークノードを示すブロック図である。 本明細書に記載の主題の実施形態に係る、LTEまたは後続世代のネットワークのためのエンドツーエンド優先サービスを提供またはサポートするためにネットワークノードによって実行される例示的なプロセスを示すフローチャートである。
詳細な説明
本明細書に記載の主題は、LTEまたは後続世代のネットワークのためのエンドツーエンド優先サービスを提供するための方法、システム、およびコンピュータ読取可能な媒体を含む。本明細書に記載の主題は、ARPまたはQCIといったメッセージ優先パラメータを使用するのではなく、エンドツーエンド優先ユーザインジケータを利用する。エンドツーエンド優先ユーザインジケータは、ユーザを高優先度ユーザとして特定し、このインジケータを含むメッセージを受信したネットワーク内の各ノードによって優先ユーザインジケータとして認識される。エンドツーエンド優先ユーザインジケータを含むメッセージを受信したいくつかのノードは、エンドツーエンド優先ユーザインジケータと、エンドツーエンド優先ユーザが関連するセッションまたはトランザクションとの関係を格納する場合がある。また、エンドツーエンド優先ユーザインジケータは、このインジケータにアクセスするために深いパースを実行する必要がない、メッセージ内の場所に、格納することができる。たとえば、エンドツーエンド優先ユーザインジケータは、メッセージヘッダに、または、レベル1の深さのAVPまたはIEに格納することができる。
メッセージは、エンドツーエンド優先ユーザインジケータを保持し、それに加えて、任意でエンドツーエンド優先度レベルインジケータを保持することができる。エンドツーエンド優先度レベルインジケータは、同じエンドツーエンド優先ユーザインジケータを有するさまざまなセッションまたはトランザクションに関連するセッションメッセージの中で優先度を決定するために使用することができる。複数レベルのエンドツーエンド優先インジケータの提供は本明細書に記載の主題の範囲に含まれることが意図されている。
メッセージ優先度に変換される国際移動局識別子(international mobile station identifier:IMSI)またはモバイルサービスISDN(MSISDN)番号に依拠する緊急サービスソリューションとは違い、本明細書に記載の主題は、IMSIまたはMSISDNとは異なっており、ネットワークにおいて優先ユーザインジケータとして共通認識される、エンドツーエンド優先ユーザインジケータを含む。エンドツーエンド優先ユーザインジケータは、ユーザを優先ユーザとして特定するためだけに使用される。さまざまなノードがこのようなパラメータをメッセージ優先度にマッピングする場合はあるが、エンドツーエンド優先ユーザインジケータは、優先ユーザを示すと共通認識される少なくとも1つの値と、この第1の値とは異なっており非優先ユーザを指すと共通認識される少なくとも別の値とを有する。異なる複数レベルの優先ユーザをそれぞれが指している可能な複数の値を有するエンドツーエンド優先ユーザインジケータも本明細書に記載の主題の範囲に含まれる。
図1は、本明細書に記載の主題の実施形態に係る、エンドツーエンド優先サービスをサポートするためにLTEネットワークノード間でやり取りされる例示的なメッセージを示すメッセージフロー図である。図1を参照して、この図面においてPS_Markingとして示されるエンドツーエンド優先ユーザインジケータと任意の優先度レベル情報とを有するように構成された汎用サブスクライバアイデンティティモジュール(universal subscriber identity module:USIM)を、ユーザ機器(user equipment:UE)が含むと仮定する。メッセージフロー図のライン1において、UEは、そのPS_Marking情報を、RRC接続要求メッセージに含めた状態で、eNode Bに送信する。RRCメッセージは、PS_Marking情報とともに、優先アクセスを表す確立理由(establishment cause)パラメータを含み得る。eNode Bは、このメッセージを受けると、ライン2において、RRC接続セットアップメッセージを生成する。任意で、eNode Bは、RRC接続セットアップメッセージにエンドツーエンド優先ユーザインジケータを含めてもよい。メッセージフロー図のライン3において、UEは、エンドツーエンド優先ユーザインジケータを含むRRC接続セットアップ完了メッセージを送信する。
メッセージフロー図のライン4において、eNode Bは、RRC接続セットアップ完了メッセージをエンドツーエンド優先ユーザインジケータとともに受信したことに応じて、S1-AP初期アタッチ要求メッセージをMMEに送信する。初期アタッチ要求メッセージは、RRC接続要求メッセージに含まれているエンドツーエンド優先ユーザインジケータと優先度レベル情報とを含む。MMEは、エンドツーエンド優先ユーザインジケータとトランザクションとの関係を格納し、更新位置要求(update location request:ULR)メッセージを作成しHSSに送信する(ライン5)。ULRメッセージは、エンドツーエンド優先ユーザインジケータと優先度レベル情報とを含む。
図1における更新位置要求メッセージは、エンドツーエンド優先ユーザインジケータを含む。このため、HSS、および、MMEとHSSとの間のノードは、ULRを、示されている優先度で処理することができる。図1において、Diameterシグナリングルータ(Diameter signaling router:DSR)がMMEとHSSとの間に位置していてもよい。Diameterシグナリングルータは、ULRメッセージを受信し、エンドツーエンド優先ユーザインジケータに関連付けられた優先度に対応する優先度を用いてULRメッセージをルーティングすることができる。また、DSRは、ULRトランザクションとエンドツーエンド優先ユーザインジケータとの関係を格納することにより、同じトランザクションに関連する、DSRから生じた後続のメッセージも、このパラメータを含むようにすることができる。次に、DSRは、ULRメッセージをエンドツーエンド優先ユーザインジケータとともにHSSに転送することができる。
HSSは、ULRメッセージをエンドツーエンド優先ユーザインジケータとともに受信したことに応じて、そのサブスクライバデータベースにおいてルックアップを実行し、サブスクライバに対応する記録の位置を求める。HSSは、この記録に格納されているユーザのサブスクリプションに関連する優先度に基づいて、エンドツーエンド優先ユーザインジケータが示す優先度が与えられるべきであると判断する。HSSは、示されている優先度がサブスクライバに与えられるべきと判断した場合、ULRメッセージに含まれる同じエンドツーエンド優先ユーザインジケータを有するULAメッセージで応答する(ライン6)。HSSは、示されている優先度を持つ資格がユーザにはないと判断した場合、メッセージに含まれる優先度をオーバーライドし、受信した優先度よりも低い優先度を有するULAメッセージで応答することができる。また、HSSは、より高い優先度がユーザのサブスクリプションによって指定されていると判断した場合、メッセージ優先度をオーバーライドしてより高い優先度をユーザに与えることができる。HSSは、ULAメッセージを示されている優先度とともにMMEに送信する。
ULRメッセージと同様、ULAメッセージを、HSSとMMEとの間のDSRが受信してもよい。DSRは、メッセージに含まれるエンドツーエンド優先ユーザインジケータに対応する優先度を有するメッセージをルーティングすることができる。
メッセージフロー図のライン7において、MMEは、セッション作成要求メッセージを生成する。セッション作成要求メッセージは、エンドツーエンド優先ユーザインジケータと優先度レベル情報とを含む。MMEは、セッション作成要求メッセージを、サービングゲートウェイ(serving gateway:SGW)に送信する。
メッセージフロー図のライン8において、サービングゲートウェイは、エンドツーエンド優先ユーザインジケータと優先度レベル情報とを含むセッション作成要求メッセージを、パケットゲートウェイ(packet gateway:PGW)に送信する。サービングゲートウェイは、セッションまたはトランザクションと、優先ユーザおよび優先度レベル情報との間の表示を格納することもできる。
メッセージフロー図のライン9において、パケットゲートウェイ、または、ポリシーおよび課金実施機能(policy and charging enforcement function:PCEF)は、受信したセッション作成要求メッセージに応じて、接続作成要求-初期(create connection request-initial:CCR-I)メッセージを生成する。パケットゲートウェイは、エンドツーエンド優先ユーザインジケータと優先度レベル情報とをCCR-Iメッセージに含める。パケットゲートウェイは、CCR-Iメッセージを、ポリシーおよび課金ルール機能(policy and charging rules function:PCRF)に送信する。
パケットゲートウェイとPCRFとの間に位置するDSRは、CCR-Iメッセージを受信し、このメッセージに含まれるエンドツーエンド優先ユーザインジケータを認識し、示されている優先度に従ってこのメッセージを処理することができる。たとえば、DSRは、エンドツーエンド優先ユーザインジケータに対応する優先度に従ってこのメッセージをルーティングすることができる。DSRは、CCR-Iトランザクションと、エンドツーエンド優先ユーザインジケータとの関係を格納して、DSRから発生したメッセージと同じトランザクションに関連する後続のメッセージに、このエンドツーエンド優先ユーザインジケータを含めることもできる。示されている例において、DSRは、CCR-IメッセージをPCRFまでルーティングする。
PCRFは、優先ユーザインジケータおよび優先度レベル情報と、Gxセッションとの関係を格納して、PCRFが生成したさらに他のメッセージが同一の優先度情報を含むことができるようにする。メッセージフロー図のライン10において、PCRFは、ユーザデータ要求(user data request:UDR)メッセージを、エンドツーエンド優先ユーザインジケータおよび優先度レベル情報をSPRに伝達するサブスクリプションプロファイルリポジトリ(subscription profile repository:SPR)に送信する。
SPRは、ネットワーク内の他のノードが把握しているものよりも多くのリアルタイムトラフィック情報を含み得るので、UDRメッセージを受信すると、優先ユーザインジケータおよび/または優先度レベル情報によって示される優先度と異なる優先度が存在するか否かを判断する。
メッセージフロー図のライン11において、SPRは、ユーザデータ回答(user data answer:UDA)メッセージを、優先ユーザインジケータおよび優先度レベル情報とともに、PCRFに送信する。SPRは、優先度情報をオーバーライドすると判断した場合、新たな優先度値をUDAメッセージに含めてPCRFに送信することができる。そうすると、PCRFは、SPRから受信した新たな優先度値を受け入れるのかまたはオーバーライドするかを判断することができる。SPRが設定した優先度をPCRFがオーバーライドする権限/能力を有することができる理由は、SPRよりもPCRFの方がより多くのリアルタイムトラフィック情報を有し得ることにある。加えて、PCRFの優先度オーバーライドという特徴は、ネットワークオペレータの同意なく動的挙動を回避するために予め有効にされる特徴であってもよい。
メッセージフロー図のライン12において、PCRFは、接続作成回答-初期(create connection answer initial:CCA-I)メッセージを、SPRから受信した優先ユーザインジケータおよび優先度レベル情報とともに送信する。SPRが新たな優先度情報を送信していない場合、PCRFは、引き続き、受信した優先度情報を使用することができる。PCRFはこのメッセージをパケットゲートウェイに送信する。
CCRメッセージと同じく、CCA-Iメッセージは、DSRによって受信され、エンドツーエンド優先ユーザインジケータに対応する優先度でルーティングされる。
メッセージフロー図のライン13において、パケットゲートウェイは、セッション作成応答メッセージを、パケットゲートウェイがPCRFから受信したエンドツーエンド優先ユーザインジケータおよび優先度レベル情報とともに、送信する。パケットゲートウェイはこのメッセージをサービングゲートウェイに送信する。
メッセージフロー図のライン14において、サービングゲートウェイは、エンドツーエンド優先ユーザインジケータと優先度レベル情報とを含むセッション作成応答を、MMEに送信する。
メッセージフロー図のライン15において、MMEは、エンドツーエンド優先ユーザインジケータおよび優先度レベル情報に従い、S1-AP初期コンテキストセットアップ要求を、eNode Bに対してトリガする。
メッセージフロー図のライン16において、eNode Bは、RRC接続再構成アタッチ受容メッセージを、セッションのUE確認確立に送信する。このように、エンドツーエンド優先ユーザインジケータを用いることにより、ネットワーク内の各ノードは、ユーザを優先ユーザとして特定し、サポートするエンドツーエンド優先サービスを提供することができる。
図2は、エンドツーエンド優先サービスをサポートするための例示的なLTEまたは後続世代のネットワークノードを示すブロック図である。図2を参照して、ネットワークノード200は、図1に示すノードのうちのいずれか、または、その他のDiameter、IMS、LTE、もしくは後続世代のネットワークノードであってもよい。たとえば、ネットワークノード200は、eNode B、MME、DSR、HSS、SGW、PGW、PCRF、SPR、セッションボーダーコントローラ(session border controller:SBC)、プロキシコールセッションコントロール機能(proxy call session control function:P-CSCF)、機器アイデンティティレジスタ(equipment identity register:EIR)またはユーザデータリポジトリ(user data repository:UDR)であってもよい。示されている例において、ネットワークノード200は、プロセッサ202とメモリ204とを含む。ネットワークノード200はまた、ネットワークインターフェイス206を含む。ネットワークノード200はさらに、エンドツーエンド優先サービスをサポートするために本明細書に記載の機能を実行するエンドツーエンド優先サービスサポートモジュール208を含む。たとえば、エンドツーエンド優先サービスサポートモジュール208は、ネットワークインターフェイス206を介してメッセージを受信し、このメッセージに含まれる優先ユーザインジケータおよび優先度レベル情報を判断し、セッションまたはトランザクションと、エンドツーエンド優先ユーザインジケータおよび優先度レベルインジケータとの関係を、メモリ204に格納することができる。エンドツーエンド優先サービスサポートモジュール208はまた、同じセッションに関連する後続のメッセージが同じ優先ユーザインジケータおよび優先サービスインジケータを確実に含むようにすることができる。ネットワークノード200がHSSまたはSPRである場合、エンドツーエンド優先サービスサポートモジュール208は、先に述べたように、優先ユーザインジケータおよび/または優先度レベル情報をオーバーライドすることができる。エンドツーエンド優先サービスサポートモジュールはまた、ネットワークノード200から発生し同じセッションまたはトランザクションに関連する後続のメッセージが、ユーザインジケータおよび/または優先度レベル情報が示す優先度で確実に処理されるようにすることができる。
図3は、本明細書に記載の主題の実施形態に係る、LTEまたは後続世代のネットワークにおけるエンドツーエンド優先サービスをサポートするための例示的なプロセスを示すフローチャートである。図3を参照して、ステップ300において、メッセージが、LTEまたは後続世代のネットワークにおけるノードで受信される。このメッセージは、エンドツーエンド優先ユーザインジケータおよび任意の優先度レベル情報を含み得る。上記ノードは、図1または図2に関して述べたノードのうちいずれであってもよい。ステップ302において、このノードは、優先ユーザインジケータと、このメッセージが関連するセッションまたはトランザクションとの関係を格納する。たとえば、ネットワークノード200は、エンドツーエンド優先ユーザインジケータおよび/または優先度レベル情報を、このメッセージが関連するトランザクションまたはメッセージの識別子とともに、メモリ204に格納することができる。ステップ304において、上記エンドツーエンド優先ユーザインジケータに関連する優先度を無効にすべきか否かが判断される。ステップ304は、受信ノードがHSS、SPR、またはPCRFである場合に実施することができる。このノードが、優先度オーバーライド機能がないその他のノードのうちの1つである場合、ステップ304は省略すればよく、制御はステップ306に進み、エンドツーエンド優先ユーザインジケータと、受信したメッセージに関連するセッションまたはトランザクションとの関係が格納される。ステップ304において、メッセージに含まれる優先度をオーバーライドすべきであると判断された場合、制御はステップ308に進み、新たな優先度および/または優先度レベルと、メッセージが関連するセッションまたはトランザクションとの関係が格納される。
なお、このトランザクションまたはセッションに関連するメッセージングを発生しないノードについては、ステップ306および308を省略することができる。このようなノードは、優先ユーザインジケータおよび優先サービスインジケータを、単純にインバウンドメッセージからアウトバウンドメッセージにコピーするだけでよい。
優先度をオーバーライドすべきでないと判断された場合、または、優先度のオーバーライドがサポートされていない場合、制御はステップ310に進み、セッションまたはトランザクションは、メッセージに含まれるエンドツーエンド優先ユーザインジケータに対応する優先度で処理される。たとえば、メッセージを受信するノードがDSRである場合、このメッセージは、エンドツーエンド優先ユーザインジケータに対応する優先度でルーティングすることができる。ステップ312において、エンドツーエンド優先ユーザインジケータは、同じセッションまたはトランザクションに関連する後続のメッセージに含められる。たとえば、LTEまたは後続世代のネットワークノード200は、エンドツーエンド優先ユーザインジケータを、後で優先ユーザインジケータまたは優先度レベルインジケータを含み入れるメッセージと同一のセッションまたはトランザクションに関して作成するメッセージに、含めることができる。
エンドツーエンド優先サービスをサポートするために、各種ネットワークインターフェイスを修正することができる。以下、各ネットワークインターフェイスまたはノードにおいて実施できる例示的な修正について説明する。
エンドツーエンド優先サービスをサポートするためのUSIMの修正
本明細書に記載の主題のある局面に従うと、USIMは、優先サービスをサポートするために修正しなければならない。USIMは、モバイルデバイスまたはUEに格納される実際のまたは仮想のカードである。USIMは、最初にユーザをネットワークにアタッチするときにネットワークに対してこのユーザを認証するための情報を含むので、USIMは、エンドツーエンド優先サービスをサポートするために修正し得る一連のデバイスのうちの最初のデバイスである。
以下の3つのオプションは、本明細書に記載の主題の実施形態に係る、エンドツーエンド優先サービスをサポートするために実施し得る例示的なUSIM修正を示している。
オプション#1:優先サービス(priority service:PS)マーキング(marking)および優先度レベル情報(priority Level Info)のために新たな基本ファイル(elementary file:EF)を定める。基本ファイルは、情報を保持しUE内のUSIMに格納されるファイルである。このオプションにおける新たなEFを、EFPS_MARKINGと呼ぶ。このファイルは、UEからの優先サブスクリプションに関する情報を保持することになる。たとえば、EFPS_MARKINGファイルは、本明細書に記載のエンドツーエンド優先ユーザインジケータを保持し得る。
オプション#1は、優先度レベル情報を伝達するために使用される、EFPS_Priority_Level_Infoと呼ぶ第2のEFも含み得る。PS_Markingが有効にされ優先度レベル情報が定められていない場合は、ネットワーク規定の優先度を使用することができる。優先サービスをサポートするために新たな基本ファイルにおいて保持される優先度情報は、ネットワーク内で検証される。たとえば、図1に関連して説明したように、HSSは、ユーザのサブスクリプションが優先サービスをサポートしていることを確認する。また、PS_MarkingはPSユーザにとって必須であるが、優先度レベルは任意であってもよい。
代替的な実装例では、優先サービスをサポートするためにEFを新たなパラメータで規定するのではなく、優先サービスのために既存のパラメータを再使用する新たなEFを使用することができる。このオプションを以下ではオプション#2と呼ぶ。
オプション#2:PSマーキングのためにEFを規定し、優先度レベル情報のためにEFeMLPPを再使用する。このオプションにおいて、エンドツーエンド優先ユーザインジケータを保持するために新たな基本ファイルであるEFPS_MARKINGを用いることができ、任意の優先度レベル情報を保持するために既存のEFである強化マルチレベル優先順位およびプリエンプション(enhanced multi-level precedence and preemption:EFeMLPP)を用いることができる。以下に示す表1に示される構造は、EFeMLPP基本ファイル、および、優先度レベル情報を保持するために使用できる部分の、構造である。
Figure 0007148408000001
表1において、EFeMLPP基本ファイルのバイト2は、優先度レベル情報を保持することができる。オプション#1と同様、オプション#2においてEF内に保持される優先ユーザおよび優先度レベル情報も、ネットワークによって検証することができる。たとえば、HSSは、USIM EF内に保持される優先度にユーザが値するか否かを確認することができ、EFに示される優先度にユーザが値しない場合はこの優先度をオーバーライドすることができる。
もう1つのオプションにおいて、EFeMLPP基本ファイルを修正することにより、優先ユーザ情報と優先度レベル情報とを保持することができる。以下に示す表2は、オプション#3におけるEFeMLPP基本ファイルの例示的な修正を示す。
Figure 0007148408000002
表2では、EFeMLPP基本ファイルのサイズが3バイトに増大しており第3バイトがエンドツーエンド優先ユーザ情報を保持することがわかる。優先度レベル情報は、既存の優先度レベルパラメータ(バイト1)において保持することができる。オプション#1および#2と同様、オプション#3における優先ユーザおよび優先度レベル情報をネットワークによって検証することにより、USIMに示される優先度にユーザが値することを保証できる。
優先サービスをサポートするためのUSIMの修正について示した3つのオプションのうち、オプション#1が好ましい。なぜなら、オプション#1は既存のEFに影響を与えないからである。eMLPPおよびPSサポートネットワーク間には統合の問題は存在しない。PSマーキングが有効にされると、ネットワーク構成優先度を用いることができる。EFeMLPPの構造は、第3世代パートナーシッププロジェクト技術水準(Third Generation Partnership Project Technical Standard:3GPP TS)31.102 V13.1.0に記載されており、その開示全体を本明細書に引用により援用する。
RRCの修正
エンドツーエンド優先サービスをサポートするために、下記3つのオプションは、本明細書に記載のエンドツーエンド優先サービスをサポートするためのRRCインターフェイスの例示的な修正または変更を示す。RRCインターフェイスは、eNode BとMMEとの間のインターフェイスである。RRC情報に含まれるメッセージは、無線インターフェイスリソース制御に関する情報を保持するIEを含む。
第1のオプションであるオプション#1では、エンドツーエンド優先ユーザおよび優先度レベル情報を保持するために、新たなIEをRRCメッセージングに加える。このIEにおいて、PS_Markingは必須でもよく優先度レベル情報は任意であってもよい。優先度レベルがない場合は、優先度をデフォルトにするように構成されたシステムを、HSSがサブスクライバ優先度をeNode BおよびMMEに伝達するまで、eNode BおよびMMEにおいて使用することができる。
別のオプションであるオプション#2では、エンドツーエンド優先ユーザおよび優先度レベル情報を、NASメッセージ(たとえば、Attach Request(アタッチ要求)要求)に含めて伝達することができる。しかしながら、eNode BがNASメッセージを処理しない場合、eNode Bは優先度情報を知ることができない。
もう1つのオプションであるオプション#3では、RRCアタッチタイプIE(アタッチ要求メッセージにおいて保持される)を修正して、エンドツーエンド優先ユーザおよび優先度レベル情報ならびに進化型パケットサービス(evolved packet service:EPS)を、要求されたアタッチタイプとして保持することができる。優先サービス情報をアタッチタイプIEの一部として保持するためには、各種ノードからのより多くの作業によって同一タイプのコールを異なる優先度で処理することが必要である。
S1-アプリケーションプロトコル(S1-AP)の修正
エンドツーエンド優先サービスをサポートするために、下記の修正をS1-APインターフェイスに対して実施することができる。
S1-AP:初期UE
オプション1:PSマーキングおよびPS優先度レベル情報を既存のS1-APプロトコルメッセージに追加する。S1-APプロトコルを、eNode BとMMEとの間のインターフェイス上で使用する。エンドツーエンド優先ユーザインジケータおよび優先度レベル情報は、eNode BからMMEに送信される初期UEメッセージ等の既存のメッセージに追加することができる。
上記インターフェイスの例と同様、PSマーキング(エンドツーエンド優先ユーザインジケータ)は必須でもよく優先度レベルは任意であってもよい。
オプション2:PS情報を非アクセス層(non-access stratum:NAS)メッセージから転送する。NASメッセージングをeNode BとMMEとの間で使用することにより、UE-MMEシグナリングをS1インターフェイスで搬送する。このようなシグナリングを用いることにより、UEから受けたエンドツーエンド優先ユーザおよび優先度レベル情報を、eNode BからMMEに伝達することができる。次に、MMEは、受けた優先度情報を、HSSといったその他のネットワークノードに送ることができる。
S1-APインターフェイスに関するその他の詳細事項は、3GPP TS 36.413から知ることができ、その開示全体を、本明細書に引用により援用する。
Diameterの修正
エンドツーエンド優先サービスをサポートするために、ネットワークにおけるDiameterインターフェイスに対して以下の修正を実施することができる。
PSマーキングがHSSによって確認されると、すべてのDiameterおよびGTPメッセージは強制的にすべてのメッセージにおいてPSマーキング情報を保持するはずである。
Diameterメッセージング内のPSマーキングは、少なくとも以下の2つのやり方で実現することができる。
オプション#1:リザーブビットをDiameterヘッダ内のコマンドフラグに設定する。以下に示すように、現在コマンドフラグには4つのリザーブビットがある。
Figure 0007148408000003
コマンドフラグにおいて、最後の4ビットはリザーブ(r)である。これらのリザーブビットのうちの1つを用いてエンドツーエンド優先ユーザインジケータを格納することができる。DiameterヘッダにおけるDiameterコマンドフラグ内のビット使用する1つの利点は、コマンドフラグは短時間でパースすることができ、コマンドフラグを用いることにより、輻輳中にメッセージに優先順位を付けるかまたはメッセージを破棄することができる点である。この手法の1つの欠点は、リザーブビットの使用である。Diameterヘッダおよびコマンドフラグのその他の詳細事項は、IETF RFC 6733から知ることができ、その開示全体を本明細書に引用により援用する。
代替的な実装例では、Diameterヘッダのコマンドフラグ内のビットを用いてエンドツーエンド優先ユーザインジケータを保持するのではなく、新たな優先サービスAVPを使用することができる。この新たなAVPは、メッセージが優先ユーザに関連しているか否かを示すことができる。このAVPをヘッダの近くにすることによってパース時間を短縮することができる。この手法がリザーブビットの使用よりも優れている点は、リザーブビットを無駄にしないことである。欠点は、追加のパース時間が生じ得ることである。
優先度レベル情報を保持するために、新たなAVPであるPS_Priority_Levelは、PS優先ユーザ情報を保持することができる。この手法の欠点は、新たなAVPサポートが必要になり得ることである。この手法の利点は、PS優先度レベル情報をDiameterメッセージ優先度から分離することができ、メッセージの優先度を設定するときにPS優先度レベル情報を考慮できる点である。ベンダ/ネットワーク固有の実装例において、PS_Priority_Level AVPを読み取ることにより、メッセージ優先度レベルを判断し、これが公共優先度レベルよりも高くなるようにしなければならない。
ある代替的な実装例では、優先度レベル情報を保持するように新たなAVPを定めるのではなく、既存のAVPを使用することができる。一例において、再使用する既存のAVPは、Diameterルーティングメッセージ優先度(Diameter routing message priority:DRMP)AVPである。この手法の利点は、新たなAVPに対するサポートを実現する必要がないことである。この手法の欠点は、PSユーザが異なる優先度レベルを有しており(1~n)各ネットワークおよびベンダは優先度レベルの解釈が異なっている可能性があることである。そのため、PSユーザに対しては、パブリックユーザよりも高くなければならない固定範囲の使用を推薦することが必要である。
DiameterメッセージがDRMP優先度レベルまたはPS優先度レベルを保持していない場合、受信ノードはデフォルトオプションに戻ることができる。
1)PSメッセージについて、デフォルト優先度としてMax-1優先度を使用。デフォルト優先度として(Max/2)+1を使用。
2)仕様推薦値をデフォルト優先度として使用。
3)ユーザ設定可能優先度をデフォルトオプションとして使用。
4)Default_PS_Priority_LEVEL AVPを、機能交換要求(capabilities exchange request)/機能交換回答(capabilities exchange answer)(CER/CEA)メッセージに入れて送信することができ、通信ノードはCERおよびCEAのMaxを使用することができる。1つのノードのみがこれを送信する場合、優先度を他のノードのためのデフォルトとして使用することもできる。
1)変形:ノードAが優先度情報をノードBに送信する。ノードBがデフォルト優先度を有する場合はこのAVPを無視する。そうでなければ、ノードBはCExメッセージに含まれるノードAの優先度をピックアップする。
注:MaxはDiameterノードによって使用される最大優先度レベルである。
汎用パケット無線サービストンネリングプロトコルバージョン2(GTPv2)の修正
エンドツーエンド優先サービスをサポートするために、ネットワークにおけるGTPインターフェイスに対して以下の修正を実施しなければならない。
オプション#1:エンドツーエンド優先ユーザインジケータを保持するためにヘッダにスペアビットを設定する。以下に示す表4は、GTPv2ヘッダの例示的な構造を示している。
Figure 0007148408000004
表4において、ヘッダのオクテットn+3はスペアビットを含む。スペアビットのうちの1つをPSマーキングに使用することができる。PSマーキングのためにヘッダビットを使用する利点は、ヘッダビットは、短時間で処理することにより、輻輳期間中に優先および非優先ユーザに関連するメッセージを特定できる点である。スペアまたはリザーブビットを使用する欠点は、GTPv2仕様に従うとこれらのビットはリザーブのままであることが想定されている点である。GTPv2に関するさらに他の詳細事項は、3GPP TS 29.274から知ることができ、その開示全体を本明細書に引用により援用する。
オプション#2:新たなIEサポート
Priority_Service_Infoと呼ぶ新たなIEを用いて、GTPv2メッセージが優先ユーザに関連するか否かを示す情報を保持することができる。このIEは、GTPv2ヘッダの近くに保つことができる。この手法の利点は、リザーブビットの節約である。新たなIEを使用する欠点は、IEの位置を求めてパースするために追加のパース時間を要する可能性がある点である。
エンドツーエンド優先ユーザ情報と同様に、優先度レベル情報を含むことができ、GTPv2 IEはGTPv2ヘッダから分離して保持することができる。一例において、PS_Priority_Levelと呼ぶ新たなIEは、優先度レベル情報を保持することができる。この手法の欠点は、さらに別の新たなIEに対するサポートが必要になり得ることである。この手法の利点は、優先度レベル情報をエンドツーエンドユーザ優先から分離することができ、メッセージの優先度を設定するときにこの優先度レベル情報を考慮できる点である。ベンダ/ネットワーク固有の実装例において、PS_Priority_Level IEを読み取ることにより、メッセージ優先度レベルを判断し、これが公共(非緊急時)メッセージの優先度レベルよりも高くなるようにしなければならない。PS_Priority Level IEを新たなIEとともにグループ化することにより、エンドツーエンドユーザ優先をサポートすることができる。優先度レベル情報を保持するために新たなIEを定めることは、強化マルチレベル優先およびプリエンプション(ML) IEのような既存のIEを使用してそのような情報を保持することよりも、明確である。なぜなら、そうすることによってeMLPPおよびPSレベルIEの分離状態が保たれるからである。
代替的な実装例では、新たなIEを定めて優先度レベル情報をGTPv2インターフェイス上で保持するのではなく、既存のIEを再使用することによってこのような情報を保持することができる。一例において、再使用する既存のIEは、メッセージ優先サービス進化型パケットシステム(message priority service evolved packet system:MPS EPS)IEであってもよい。この手法の利点は、新たなIEのサポートが不要である点である。欠点は、使用するのは一方のみであるのに、eELMPPとPS IEとが分離されない点である。
MPS EPS優先についてのさらに他の詳細事項は、3GPP TS 23.401から知ることができ、その開示全体を本明細書に引用により援用する。
ノードのサポート
先に示したように、エンドツーエンド優先サービスをサポートするためにネットワークノードも修正することができる。以下のセクションでは、本明細書に記載のエンドツーエンド優先サービスをサポートするためにネットワーク内の各ノードに対して実施できる修正を述べる。
MME
UEがPSサブスクライバであることを示すデータをMMEが受信した場合、MMEは以下を実現することができる。
1)アイデンティティ要求およびレスポンスメッセージングが、優先度マーキングを有するNAS上で実行される。
2)PSマークUSIMについて:Diameterメッセージの中のMEアイデンティティチェック要求/回答(ME-Identity-Check-Request/Answer:ECR/ECA)はPSマーキングを保持するはずである。ユーザがブロックまたは無効にされた場合、ベンダはPSマーキングに基づいてコールを許可するかドロップするかを判断することができる。
3)HSSがPSマーキングおよびPS優先度レベルをMMEに伝達した後に、検証が実行される。サブスクリプション情報がUEからのPSマーキングと一致していない場合、MMEは、コールをドロップする、または、コールを許可してパブリックコールとして継続することができる。加えて、Priority_Level情報をHSSで上書きすることもできる。
HSS
HSSを修正することにより、UEのサブスクリプションプロファイルにPS_MarkingおよびPS_Priority_Level情報を保存することに対するサポートを含めることができる。HSSは、ユーザのサブスクリプションに記述された優先度が、受信したメッセージに含まれるエンドツーエンド優先ユーザインジケータおよび優先度レベル情報と一致するか否かを判断し、ユーザのサブスクリプションに含まれる優先度が一致していない場合は、メッセージの中の優先度をオーバーライドすることができる。
SPR
SPRは、PSマーキングおよびPS優先度レベル情報を、サブスクリプション情報に保存し、これをPCRFに伝達することができる。SPRはまた、ユーザのサブスクリプションに関連する優先度情報をPCRFに伝達することにより、PCRFが優先度のオーバーライドを判断できるようにすることができる。
PCRF
PCRFは、SPRから受信したPSマーキングおよび優先度レベル情報を使用し受信した情報をPGWから受信したHSS値のオーバーライドに適用することができる。加えて、PCRFは、PSマーキングおよび優先度レベル情報を、IP CANセッション確立中にネットワークに戻すことができる。その他のノードは、PCRFから受信したPSマーキングおよび優先度レベル情報を用いることにより、ネットワーク内のメッセージ優先度値を上書き/無効にすることができる。
DSRまたはDiameterルーティングエージェント(DRA)
DSRまたはDRAを修正することにより、DiameterヘッダかまたはDiameter AVPに格納されている、エンドツーエンド優先ユーザインジケータおよび優先度レベル情報を認識することができる。DSRはまた、この情報を、エンドツーエンド優先ユーザインジケータおよび優先度レベル情報を含んでいた受信メッセージと同一セッションまたはトランザクションに関連する、DSRが生成したアウトバウンドメッセージに、含めるように構成することもできる。DSRは、優先ユーザインジケータおよび/または優先度レベル情報によって示される優先度でメッセージを処理するように構成することもできる。たとえば、優先ユーザインジケータを有するメッセージは、このようなインジケータがないメッセージよりも高い優先度でルーティングすることができる。
SGWおよびPGW
SGWおよびPGWは各々、受信メッセージ内の優先ユーザインジケータおよび優先度レベル情報を認識することにより、上記インジケータと対応するセッションまたはトランザクションとの関係を格納するとともに、エンドツーエンド優先ユーザインジケータおよび優先度レベル情報を、このような情報をSGWまたはPGWに伝達したメッセージと同一のセッションに関連する、SGWまたはPGWが送信するアウトバウンドメッセージに、含めることができる。
本明細書に記載の主題はLTEおよび後続世代のネットワークに関連するが、エンドツーエンド優先サービスは、このようなネットワークと通信するその他のネットワークに拡張することもできる。たとえば、エンドツーエンド優先サービスは、本明細書に記載の同じ優先ユーザインジケータおよび優先度レベル情報を用いて、IPマルチメディアサブシステム(IP multimedia subsystem:IMS)ネットワークに拡張することができる。
本明細書に記載のエンドツーエンド優先サービスをIMSネットワークに拡張するために、本明細書に記載の同じPS_MARKINGおよびPS_PRIORITY_LEVELサポートを、IMSネットワークに拡張することにより、輻輳中にネットワーク全体の均一的なサポートおよび効率的な処理を提供することができる。よって、図2に示されるネットワークノード300は、エンドツーエンド優先サービスをサポートするために本明細書に記載のステップを実行するIMSネットワークノードであってもよい。IMSネットワークにおいて、UEからの招待(INVITE)メッセージは、設定されたPS_MARKINGおよびPS_PRIORITY_Levelを含むことができ、そのポイントからIMSネットワークに伝達されることができる。IMSネットワーク内のHSSは、UEから送信された情報を検証してもよく、この情報をオーバーライドすることができる。この挙動は、LTEネットワークに関した先に説明したものと同様である。
開示した主題の各種詳細事項は、開示した主題の範囲から逸脱することなく変更し得ることが理解されるであろう。さらに、上記説明は専ら例示を目的としたものであって限定を目的としたものではない。

Claims (20)

  1. ロング・ターム・エボリューション(LTE)または後続世代のネットワークにおけるエンドツーエンド優先サービスをサポートする方法であって、前記方法は、
    LTEまたは後続世代のネットワークにおいて動作するように構成されたネットワークノードにおいて、
    ネットワーク内の通信のセッションまたはトランザクションに関連するメッセージを受信するステップを含み、前記メッセージは、前記セッションまたはトランザクションに関連するユーザを優先ユーザとして特定するエンドツーエンド優先ユーザインジケータを含み、前記メッセージは、無線リソース制御(RRC)に関する情報を含む無線接続要求メッセージを含み、前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータは、国際移動局識別子(IMSI)およびモバイルサービス番号とは異なる値であって、前記ネットワークノードによって優先ユーザを示すと共通認識される値を含み、前記ネットワークノードのうちのユーザ機器は前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータを前記無線接続要求メッセージに、当該無線接続要求メッセージが有するヘッダ内のスペアビットまたはリザーブビットとして含め、前記ネットワークノードは受信メッセージに含まれる前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータを、前記優先ユーザを示すと認識し、
    前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータに対応する優先度で前記セッションまたはトランザクションを処理するステップと、
    前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータを、前記受信したメッセージと同一のセッションまたはトランザクションに関連する、前記ネットワークノードによって送信される後続のメッセージに含めるステップとを含む、方法。
  2. 前記ネットワークノードは、Diameterシグナリングルータ(DSR)を含み、
    前記受信したメッセージは、前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータを保持する更新位置要求(ULR)メッセージを含み、
    前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータに対応する優先度で前記セッションまたはトランザクションを処理するステップは、前記ULRメッセージ内の前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータに対応するメッセージ優先度で、前記ULRメッセージをルーティングするステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ネットワークノードは、ホームサブスクライバサーバ(HSS)を含み、
    前記受信したメッセージは、前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータを含む更新位置要求(ULR)メッセージを含み、
    前記方法は、前記受信したメッセージ内の前記エンドツーエンド優先ユーザインジケ
    ータが、前記ユーザに割り当てられた優先度と一致するか否かを検証するステップをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記ネットワークノードは、ポリシーおよび課金ルール機能(PCRF)を含み、
    前記受信したメッセージは、接続作成要求-初期(CCR-I)メッセージを含み、
    前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータを後続のメッセージに含めるステップは、前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータを、サブスクリプションプロファイルリポジトリ(SPR)に送信されるユーザデータ要求(UDR)メッセージに含めるステップを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記PCRFは、リアルタイムネットワーク利用情報に基づいて、前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータに対応する優先度レベルをオーバーライドするか否かを判断する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記受信したメッセージは、前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータに加えて優先度レベル情報をさらに含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記受信したメッセージは、Diameterメッセージを含み、
    前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータは、Diameterヘッダのコマンドフラグに、または、前記Diameterヘッダの外部の属性値ペアに、格納される、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータと前記セッションまたはトランザクションとの関係を格納するステップを含む、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記ネットワークノードは、IPマルチメディアサブシステム(IMS)ネットワークノードを含み、
    前記受信したメッセージは、セッションイニシエーションプロトコル(SIP)招待メッセージを含む、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. ロング・ターム・エボリューション(LTE)または後続世代のネットワークにおけるエンドツーエンド優先サービスをサポートするためのシステムであって、前記システムは、
    LTEまたは後続世代のネットワークにおいて動作するように構成されたネットワークノードを備え、前記ネットワークノードは、
    少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサがアクセス可能なメモリと、
    前記メモリに格納され前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能なエンドツーエンド優先サービスサポートモジュールとを含み、前記エンドツーエンド優先サービスサポートモジュールは、前記プロセッサによって実行されることにより、
    ネットワーク内の通信のセッションまたはトランザクションに関連するメッセージを受信し、前記メッセージは、前記セッションまたはトランザクションに関連するユーザを優先ユーザとして特定するエンドツーエンド優先ユーザインジケータを含み、前記メッセージは、無線リソース制御(RRC)に関する情報を含む無線接続要求メッセージを含み、前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータは、国際移動局識別子(IMSI)およびモバイルサービス番号とは異なる値であって、前記ネットワークノードによって優先ユーザを示すと共通認識される値を含み、前記ネットワークノードのうちのユーザ機器は前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータを前記無線接続要求メッセージに、当該無線接続要求メッセージが有するヘッダ内のスペアビットまたはリザーブビットとして含め、前記ネットワークノードは受信メッセージに含まれる前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータを前記優先ユーザを示すと認識し、
    前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータに対応する優先度で前記セッションまたはトランザクションを処理し、
    前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータを、前記受信したメッセージと同一のセッションまたはトランザクションに関連する、前記ネットワークノードによって送信される後続のメッセージに含めるように、構成されている、システム。
  11. 前記ネットワークノードは、Diameterシグナリングルータ(DSR)を含み、
    前記受信したメッセージは、前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータを保持する更新位置要求(ULR)メッセージを含み、
    前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータに対応する優先度で前記セッションまたはトランザクションを処理することは、前記ULRメッセージ内の前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータに対応するメッセージ優先度で、前記ULRメッセージをルーティングすることを含む、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記ネットワークノードは、ホームサブスクライバサーバ(HSS)を含み、
    前記受信したメッセージは、前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータを含む更新位置要求(ULR)メッセージを含み、
    前記エンドツーエンド優先サービスサポートモジュールは、前記メッセージ内の前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータが、前記ユーザに割り当てられた優先度と一致するか否かを検証するように構成されている、請求項10または11に記載のシステム。
  13. 前記ネットワークノードは、ポリシーおよび課金ルール機能(PCRF)を含み、
    前記受信したメッセージは、接続作成要求-初期(CCR-I)メッセージを含み、
    前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータを後続のメッセージに含めることは、前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータを、サブスクリプションプロファイルリポジトリ(SPR)に送信されるユーザデータ要求(UDR)メッセージに含めることを含む、請求項10から12のいずれか1項に記載のシステム。
  14. 前記PCRFは、リアルタイムネットワーク利用情報に基づいて、前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータに対応する優先度レベルをオーバーライドするか否かを判断する、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記受信したメッセージは、前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータに加えて優先度レベル情報をさらに含む、請求項10から14のいずれか1項に記載のシステム。
  16. 前記受信したメッセージは、Diameterメッセージを含み、
    前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータは、Diameterヘッダのコマンドフラグに、または、前記Diameterヘッダの外部の属性値ペアに、格納される、請求項10から15のいずれか1項に記載のシステム。
  17. 前記受信したメッセージは、前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータを保持する汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル(GTP)メッセージを含む、請求項10から16のいずれか1項に記載のシステム。
  18. 前記エンドツーエンド優先サービスサポートモジュールは、前記エンドツーエンド優先ユーザインジケータと前記セッションまたはトランザクションとの関係を格納するように構成されている、請求項10から17のいずれか1項に記載のシステム。
  19. 前記ネットワークノードは、IPマルチメディアサブシステム(IMS)ネットワークノードを含み、
    前記受信したメッセージは、セッションイニシエーションプロトコル(SIP)招待メッセージを含む、請求項10から18のいずれか1項に記載のシステム。
  20. コンピュータの少なくとも1つのプロセッサによって実行されると前記コンピュータに請求項1から9のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ読取可能なプログラム。
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