JP7148376B2 - Reactor - Google Patents
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Description
本発明は、リアクトルに関する。 The present invention relates to reactors.
リアクトルは、種々の電気機器に用いられ、コアと、コアの周囲に巻かれてなるコイルとを有するリアクトル本体と、リアクトル本体を収容するケースとを備える。コイルは、導体を巻回して構成されるものであり、巻き始めと巻き終わりは、外部の機器に接続するための一対の端子となる。 A reactor is used in various electric devices, and includes a reactor body having a core, a coil wound around the core, and a case that houses the reactor body. A coil is formed by winding a conductor, and the winding start and winding end serve as a pair of terminals for connection to an external device.
リアクトルは、インダクタンスや直流抵抗など、種々の特性が要求される。これに対処するため、例えば、コア及びコイルからなるリアクトル本体を複数配置して、コイルを直列又は並列に接続することが行われている。但し、複数のリアクトル本体を設ける場合には、設置スペースの増大を招く。そこで、共通のコアに複数のコイルを設けて、磁路の一部を共有させることにより、小型化を図ったリアクトルが提案されている。しかしながら、リアクトルの所要スペースについては、より一層の縮小が必要とされており、さらなる小型化の要請がある。 Reactors are required to have various characteristics such as inductance and DC resistance. In order to deal with this, for example, a plurality of reactor bodies each composed of a core and a coil are arranged and the coils are connected in series or in parallel. However, when providing a plurality of reactor bodies, an increase in installation space is caused. Therefore, a reactor has been proposed in which a plurality of coils are provided in a common core and a part of the magnetic path is shared to reduce the size of the reactor. However, the space required for the reactor is required to be further reduced, and there is a demand for further miniaturization.
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、スペースを有効活用した小型のリアクトルを提供することにある。 SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above problems, and an object of the present invention is to provide a compact reactor that makes effective use of space.
本発明のリアクトルは、コアと、前記コアに装着された複数のコイルを有し、前記複数のコイルが、巻軸方向に交差する方向に並設されたリアクトル本体と、前記リアクトル本体を収容するとともに、前記リアクトル本体の一部が露出した開口を有するケースと、前記複数のコイルが電気的に接続されるように、前記開口から引き出された前記複数のコイルの端部を接続する複数のバスバーと、を有し、前記ケースは、前記コイルの巻軸方向及び前記複数のコイルの並設方向の双方に直交する厚み方向に立設された壁を有し、前記壁には、外方に膨出し、前記ケースに収容された前記リアクトル本体を固定具により前記ケースに取り付けるための取付部が少なくとも一つ設けられ、少なくとも一つの前記バスバーの一部は、前記取付部に対して、前記開口と反対側において厚み方向投影視で重なりを有する位置に設けられている。 A reactor of the present invention includes a core, a plurality of coils attached to the core, the plurality of coils arranged side by side in a direction intersecting a winding axis direction, and a reactor body accommodating the reactor body. and a case having an opening through which a part of the reactor body is exposed, and a plurality of bus bars connecting ends of the plurality of coils pulled out from the opening so that the plurality of coils are electrically connected. and, the case has a wall erected in a thickness direction orthogonal to both the winding axis direction of the coil and the parallel arrangement direction of the plurality of coils, and the wall has an outward At least one mounting portion is provided for mounting the reactor body, which bulges out and is housed in the case, to the case with a fixture, and a portion of the at least one bus bar is provided with the opening with respect to the mounting portion. is provided at a position where there is an overlap in the thickness direction projection view on the opposite side.
前記取付部に対して、前記厚み方向投影視で重なりを有する位置に設けられた前記バスバーの一部が、絶縁性の材料により形成された絶縁部に覆われていてもよい。 A portion of the bus bar provided at a position overlapping the mounting portion in the thickness direction projection view may be covered with an insulating portion made of an insulating material.
前記複数のコイルは、複数の前記バスバーによって電気的に並列に接続された第1のコイルと第2のコイルを含み、前記第1のコイル及び前記第2のコイルの端部は、前記開口から前記取付部が設けられた共通の壁側に引き出されていてもよい。 The plurality of coils includes a first coil and a second coil electrically connected in parallel by a plurality of the bus bars, and ends of the first coil and the second coil extend from the opening. It may be pulled out to a common wall side provided with the mounting portion.
前記ケースにおける前記壁の両端の内側には、一対の隅が形成され、前記取付部は、前記開口側から見て前記第1のコイル及び前記第2のコイルの間に配置され、前記第1のコイルの端部の一方及び前記第2のコイルの端部の一方は、それぞれが前記厚み方向投影視で前記一対の隅に重なる位置に引き出されていてもよい。 A pair of corners is formed inside both ends of the wall of the case, and the mounting portion is disposed between the first coil and the second coil when viewed from the opening side, and the first One of the ends of the coil and one of the ends of the second coil may be pulled out to positions overlapping the pair of corners in the thickness direction projection view.
前記複数のバスバーは、前記取付部に対して、前記開口と反対側において厚み方向投影視で重なりを有する位置に設けられた第1のバスバーと、前記第1のバスバーに対して、一部が厚み方向投影視で重なりを有しない位置に設けられた第2のバスバーと、を含んでいてもよい。 The plurality of busbars includes a first busbar provided at a position overlapping with the mounting portion on the side opposite to the opening in a thickness direction projection view, and a portion of the first busbar. and a second bus bar provided at a position where there is no overlap when viewed in thickness direction projection.
前記複数のコイルの端部は、巻軸に沿う方向に引き出され、前記複数のコイルは、巻軸が互いに平行となるように配置されていてもよい。 The ends of the plurality of coils may be pulled out in a direction along the winding axis, and the plurality of coils may be arranged such that the winding axes are parallel to each other.
前記複数のコイルの端部は、巻軸に沿う方向に引き出され、前記複数のコイルは、フラットワイズコイルであってもよい。 The ends of the plurality of coils may be pulled out in a direction along the winding axis, and the plurality of coils may be flatwise coils.
本発明によれば、スペースを有効活用した小型のリアクトルを提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the small reactor which utilized space effectively can be provided.
以下、本実施形態のリアクトルを、図面を参照して説明する。なお、本明細書において、図1~図3に示すコイル20の巻軸に沿う方向をy軸方向とし、これに交差する複数のコイル20の並設方向に沿う方向をx軸方向及び幅方向とする。本実施形態では、コイル20の巻軸に交差する並設方向は、コイル20の巻軸に直交する方向である。さらに、y軸方向及びx軸方向に直交する方向をz軸方向及び厚み方向とする。厚み方向のうち、コイル20がケース3に収容される側を底部側、これと反対側を上側とする。これらの方向は、リアクトルの各構成の位置関係を述べるための表現であり、リアクトルが設置対象に設置された際の位置関係や方向を限定するものではない。
Hereinafter, the reactor of this embodiment will be described with reference to the drawings. In this specification, the direction along the winding axis of the
[構成]
図1の斜視図、図2の平面図、図3の分解斜視図に示すように、リアクトルは、リアクトル本体1、ケース3、バスバー4、絶縁部5を有する。
[Constitution]
As shown in the perspective view of FIG. 1, the plan view of FIG. 2, and the exploded perspective view of FIG.
[リアクトル本体]
本実施形態のリアクトル本体1は、図1~図3に示すように、コア10と、コア10に装着された複数のコイル20を有し、複数のコイル20が並設されている。
[Reactor body]
As shown in FIGS. 1 to 3, the
(コア)
コア10は、圧粉磁心、フェライト磁心又は積層鋼板などの磁性体であり、その内部が後述するコイル20により発生した磁束の通り道となって磁気回路を形成する。より具体的には、コア10は、図2及び図3に示すように、全体が概略θ形状を有する。コア10は、一方向に延びて中央に配置される中脚部10Aと、中脚部10Aと同方向に延び中脚部10Aの両側に配置され、コイル20が装着される一対の外脚部10Bと、中脚部10A及び外脚部10Bと直交し、中脚部10A及び一対の外脚部10Bの端部を繋ぐ一対の継脚部10Cとを有し、外脚部10B及び継脚部10Cによって矩形状の環状形状を形成している。
(core)
The
コア10のうち、一対の外脚部10Bはコイル20が巻回されるため、磁束が発生する部位である。中脚部10A及び継脚部10Cは、コイル20が巻回されず、外脚部10Bで発生した磁束が通過するヨーク部である。コア10内には、一対の外脚部10Bのそれぞれで発生した磁束が、ヨーク部となる継脚部10C、中脚部10Aを通過することで、2つの環状の閉磁路が形成される。
A pair of
本実施形態では、コア10は、一対のE字形コア10a、10bを含み構成される。E字形コア10a、10bの中央の脚部を向かい合わせて配置することで中脚部10Aが構成され、E字形コア10a、10bの中央に延びる脚部と平行に延びる一対の脚部を突き合わせることで外脚部10Bが構成される。E字形コア10a、10bの三本の脚部を繋ぐ部分が継脚部10Cである。
In this embodiment, the
なお、E字形コア10a及びE字形コア10bが互いに付き合わされる端面は、接着剤を介在させて突き合わせてもよいし、接着剤を使用せずに直接接触させて突き合わせてもよいし、磁気的なギャップを設けてもよい。磁気的なギャップは、スペーサを介在させることにより形成してもよいし、空隙により形成してもよい。
The end faces of the
E字形コア10a、10bは、それぞれコアケース13a、13bの内部に収容されている。コアケース13a、13bは、コア10とコイル20とを絶縁するための絶縁性の樹脂成型品である。E字形コア10a、10bは、それぞれ金型内にセットされた状態で金型中に樹脂を注入、固化することにより、コアケース13a、13bに埋め込まれている。
The E-shaped
コアケース13a、13bには、内部に埋め込まれたE字形コア10a、10bの互いの接合面に相当する部分に、開口が設けられている。これらのコアケース13a、13bの開口には、コア10を略θ形状に組み合わせる際に、互いに嵌合する嵌合部が形成されている。
The
コアケース13a、13bの外側面には、ケース3への固定用の複数の取付部15A、15B、15Cが形成されている。取付部15Aは、コアケース13aの幅方向の中央に1つ形成されている。取付部15B、15Cは、コアケース13bの幅方向の両端の角部に、1つずつ形成されている。取付部15A、15B、15Cは、外方へ突出した板状の舌片であり、ボルトBを挿入する取付孔16が形成されている。ボルトBは、ねじを有する固定具である。取付部15Aの取付孔16の周囲には、絶縁のために、ボルトBを覆うように立設された筒状体が形成されている。取付部15A、15B、15Cは、コアケース13a、13bの成型加工とともに形成される。
A plurality of mounting
(コイル)
コイル20は、コア10に巻回される導電性の部材である。本実施形態のコイル20は、図1~図3に示すように、絶縁被覆を有する平角線のフラットワイズコイルである。1ターン毎に、巻き位置を巻軸方向にずらして巻回され、平角線の幅広面が巻軸に沿って広がるコイルである。但し、コイル20の線材や巻き方は特に限定されず、他の形態であってもよい。
(coil)
The
本実施形態のコイル20は、第1のコイル21、第2のコイル22により構成されている。第1のコイル21、第2のコイル22は、巻軸が平行となるように配置されている。第1のコイル21及び第2のコイル22は、複数のバスバー4によって、電気的に並列に接続されている。第1のコイル21及び第2のコイル22は、それぞれ1本の導体を巻回して形成されている。第1のコイル21、第2のコイル22は、それぞれが一対の外脚部10Bに対応するコアケース13a、13bに装着される。
The
第1のコイル21の両端、つまり巻き始めと巻き終わりの端部21a、21bは、y軸方向と平行に延びて、リアクトル本体1の取付部15A側に引き出されている。第2のコイル22の両端、つまり巻回部分から引き出された巻き始めと巻き終わりの端部22a、22bは、y軸と平行に延びて、リアクトル本体1の取付部15A側に引き出されている。取付部15Aは、平面視で、第1のコイル21の端部21a、21bと、第2のコイル22の端部22a、22bとの間に位置している。なお、コイル20の巻回部分とは、線材が巻回されてコイル20としての機能を発揮する部分であり、本実施形態では、筒状体を構成する部分である。コイル20の巻回部分を構成する筒状体の軸がコイル20の巻軸である。
Both ends of the
以上のようなコア10とコイル20は、以下のように組み合わせることにより、リアクトル本体1が構成される。すなわち、あらかじめ巻回した第1のコイル21、第2のコイル22に、コアケース13a、13bに埋設されたE字形コア11a、11bの外脚部10Bを挿入する。そして、コアケース13a、13bの嵌合部を互いに嵌合させるとともに、E字形コア11a、11bの接合面を接着剤により接着する。このように形成されたリアクトル本体1は、外形が略直方体形状となる。
The
[ケース]
ケース3は、図3に示すように、リアクトル本体1を収容するとともに、一部に開口33を有する収容体である。ケース3は、熱伝導性が高く、磁気シールド効果が得られる材料で形成することが好ましい。例えば、アルミニウムやマグネシウム又はこれらの合金等の金属を用いることができる。また、ケース3は、必ずしも金属である必要はなく、熱伝導性に優れた樹脂や、樹脂の一部に金属製の放熱板を埋設したものを使用することも可能である。さらに、ケース3の全体又は一部に、磁性体を用いることもできる。アルミニウム等の金属に比べて、磁性体の方が磁気シールド効果は高い。
[Case]
As shown in FIG. 3, the
ケース3は、支持体31、側壁部32を有する。支持体31は、図示はしない設置面に支持される部材である。本実施形態では、支持体31は、略長方形の平板状の部材である。支持体31のリアクトル本体1が収容される側の面には、リアクトル本体1に沿う凹凸が形成されている。但し、リアクトル本体1は、支持体31との間には隙間が設けられるように収容される。そして、支持体31の四隅の近傍には突出片が設けられ、この突出片に、設置面への固定用の固定孔31aが形成されている。
The
側壁部32は、支持体31に連続して形成され、リアクトル本体1の周囲を覆う部材である。側壁部32は、厚み方向に立ち上げられた壁321、322、323、324を有する。一対の壁321、322は、コイル20の並設方向に設けられ、互いに平行に対向している。一対の壁323、324は、コイル20の巻軸方向に設けられ、互いに平行に対向している。支持体31及び側壁部32のリアクトル本体1に向かう面によって囲まれた空間が、リアクトル本体1の収容空間となる。
The
開口33は、側壁部32の支持体31と反対側に形成された開放部分である。開口33は、側壁部32の支持体31と反対側の縁部によって構成されている。本実施形態では、開口33により、ケース3の上部が開放され、リアクトル本体1の一部がケース3から露出している。つまり、リアクトル本体1の厚み方向の長さよりも、側壁部32の厚み方向の長さが短いため、リアクトル本体1が収容された状態では、コイル20、コアケース13a、13bの支持体31と反対側の部分が、開口33から突出している。本実施形態では、リアクトル本体1の厚み方向の半分が開口33を構成する縁部よりも突出している。
The
側壁部32には、コアケース13a、13bの3つの取付部15A、15B、15Cに対応する位置に、3つの取付部32a、32b、32cが設けられている。1つの取付部32aは、壁321の幅方向の中央から、外方に膨出している。本実施形態の取付部32aは、壁321の開口33側に設けられているが、厚み方向の途中までしか設けられておらず、開口33と反対側に、取付部32aと壁321との段差によるデッドスペースが形成されている(図4の網掛け領域OV参照)。つまり、取付部32aは、ケース3の厚み方向の上側に設けられている。これにより、ケース3の壁321の高さを高く、すなわち厚み方向の長さを長くして、後述する充填材の充填量を増加させることができるので、放熱性を向上させることができる。取付部32aには、取付部15Aの取付孔16に対応する取付穴34が形成されている。2つの取付部32b、32cは、壁322と、壁323及び壁324とが形成する角の内側に膨出している。これらの取付部32b、32cが設けられた部分は、ケース3内の隅と、コアケース13b及びコイル20によって囲まれるスペースである。取付部32b、32cには、それぞれ取付部15B及び取付部15Cの取付孔16に対応する取付穴34が形成されている。
The
これらの取付穴34内には、ねじ溝が切られている。コアケース13a、13bの各取付孔16を、各取付穴34に合わせて、ボルトBを挿入してねじ込むことにより、リアクトル本体1がケース3に固定される。リアクトル本体1とケース3の支持体31との間には、上記のように隙間が形成される。また、ケース3内に収容されたリアクトル本体1のコイル20は、その巻回部分の巻軸方向が、リアクトル本体1の壁321、322と平行に配置される。
These mounting
ケース3内のリアクトル本体1の収容空間には、充填材が充填され、固化されている。充填材としては、リアクトル本体1の放熱性能の確保及びリアクトル本体1からケース3への振動伝搬の軽減のため、比較的柔らかく熱伝導性の高い樹脂が適している。
The housing space of the
なお、上記のように第1のコイル21及び第2のコイル22から引き出された端部21a、21b、22a、22bは、取付部32aが設けられた共通の壁321側に引き出されている。つまり、開口33を構成する壁321の縁を越えて外側に延びている。取付部32aは、平面視で、第1のコイル21の端部21a、21bと、第2のコイル22の端部22a、22bとの間に位置している。取付部32aは、開口側から見て、つまり平面視で第1のコイル21及び前記第2のコイル22の間に配置されている。第1のコイル21の端部21a、第2のコイル22の端部22aのy軸方向の位置は一致している。第1のコイル21の端部21b、第2のコイル22の端部22bのy軸方向の位置は、端部21a、22aよりも外方に延びた位置で一致している。つまり、端部21a、22aの位置は、端部21b、22bよりも壁321に近い位置にある。さらに、図2に示すように、端部21a、22bは、壁321の両端の内側に形成された一対の隅に、厚み方向投影視で重なる位置に引き出されている。一対の隅は、壁321と壁323、324により形成される角の内側、つまり収容空間側に形成されている。図2に示す例では、隅に丸みが形成されているが、隅は、丸みが開始する点から終了する点を含む。
The
[バスバー]
バスバー4は、コイル20に電気的に接続された導電性の部材である。バスバー4は、コイル20と外部電源などの不図示の外部機器との間に介在して、両者を電気的に接続する。バスバー4は、図3に示すように、細長の帯状の部材であり、その材料としては、例えば、銅やアルミニウムなどを用いることができる。
[Busbar]
本実施形態では、第1のコイル21、第2のコイル22が電気的に並列に接続されるように、開口33から引き出された端部21a、21b、22a、22bを接続する2つの第1のバスバー41、第2のバスバー42が用いられている。第1のバスバー41の一部は、取付部32aに対して、開口33と反対側において、厚み方向投影視で重なりを有する位置に設けられている。厚み方向投影視で重なりを有する位置は、取付部32aと底部との間に位置し、取付部32aのxy平面を断面として、z軸方向に延ばした形状に囲まれた領域である。本実施形態では、図4(A)の一部透視側面図、(B)の一部底面図の網掛で示した領域OVである。
In this embodiment, two first coils connecting the
より具体的には、図3に示すように、第1のバスバー41は、厚み方向に延びた両端の端部411、412、幅方向に延びた連結部413、外部機器との接続用の端子414を有する。第2のバスバー42は、厚み方向に延びた両端の端部421、422、幅方向に延びた連結部423、外部機器との接続用の端子424を有する。
More specifically, as shown in FIG. 3, the
第1のバスバー41の端部411、412は、第1のコイル21の端部21a、第2のコイル22の端部22aに溶接により接続されている。第2のバスバー42の端部421、422は、第1のコイル21の端部21b、第2のコイル22の端部22bに溶接により接続されている。
The ends 411 and 412 of the
なお、本実施形態では、第1のコイル21、第2のコイル22の巻回方向が同一であり、上記のように第1のバスバー41、第2のバスバー42によって電気的に並列に接続される。このため、第1のコイル21、第2のコイル22によって発生する互いに逆方向の磁束が、共通の中脚部10Aを通る。つまり、本実施形態は、並列に接続された2つのリアクトルにおいて、コア10の一部を共有して小型化したリアクトル本体1として機能する。
In this embodiment, the winding directions of the
ここで、第1のコイル21の端部21a、第2のコイル22の端部22aは、壁321に近い位置にあり、端部21a及び端部22aに接続される第1のバスバー41の連結部413は、取付部32aの開口33側と反対側を潜るように配置される。このため、上記のように、第1のバスバー41の一部は、取付部32aに対して重なりを有する。なお、第1のバスバー41の連結部413、第2のバスバー42の連結部423は、壁321に沿って平行に配置されている。
Here, the
第1のコイル21の端部21b、第2のコイル22の端部22bは、端部21a、22aよりも壁321から離隔した位置にあり、端部21b及び端部22bに接続される第2のバスバー42の連結部423は、取付部32a及び第1のコイル21の連結部413とは重なりを有さない。つまり、第1のコイル21及び第2のコイル22は、その一部が厚み方向投影視で重なりを有さない位置に配置されている。本実施形態では、第1のコイル21及び第2のコイル22の端部21a、21b、22a、22bを、共通の壁321側に引き出して、第1のバスバー41、第2のバスバー42によって並列に接続している。このため、第1のバスバー41、第2のバスバー42は、厚み方向に交差する位置は生じるが、両者は必ず非接触である。また、第1のバスバー41及び第2のバスバー42は、ケース3の壁321、取付部32aとは非接触である。
An
第1のバスバー41の端子414は、端部412よりも端部411寄りに設けられている。第2のバスバー42の端子424は、端部421よりも端部422寄りに設けられている。端子414、424は、長方形の一辺が半円径状に丸みを帯びた形状であり、半円部分が壁32に向かい、これと反対の直線部分が外方に向かっている。この端子414、424には、外部端子との接続用の円形の取付孔43が形成されている。第1のバスバー41、第2のバスバー42が第1のコイル21、第2のコイル22に取り付けられた状態では、端子414及び端子424の厚み方向の位置が揃っている。
[絶縁部]
絶縁部5は、図1及び図3に示すように、第1のバスバー41、第2のバスバー42及びケース3とを互いに絶縁する部材である。絶縁部5は、絶縁性の樹脂材料により形成された第1の絶縁部51、第2の絶縁部52を有する。第1の絶縁部51は、第1のバスバー41の一部を覆っている。第2の絶縁部52は、第2のバスバー42の一部を覆っている。本実施形態の第1のバスバー41の連結部413は第1の絶縁部51に覆われ、第2のバスバー42の連結部423は第2の絶縁部52に覆われている。第1のバスバー41の端部411、412、端子414は第1の絶縁部51に覆われておらず、外部に露出している。第2のバスバー42の端部421、422、端子424は、第2の絶縁部52に覆われておらず、外部に露出している。このような絶縁部5は、絶縁性の樹脂材料によるモールド成形により形成されている。
[Insulator]
The insulating
絶縁部5を形成する樹脂材料としては、絶縁性を有する材料を用いる。例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、不飽和ポリエステル系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、BMC(バルクモールディングコンパウンド)、PBT(ポリブチレンテレフタラート)等を、樹脂材料として適用できる。
As the resin material forming the insulating
[作用効果]
(1)本実施形態のリアクトルは、コア10と、コア10に巻回された複数のコイル20を有し、複数のコイル20が、巻軸方向に交差する方向に並設されたリアクトル本体1と、リアクトル本体1を収容するとともに、リアクトル本体1の一部が露出した開口33を有するケース3と、複数のコイル20が電気的に接続されるように、開口33から引き出された複数のコイル20の端部を接続する複数のバスバー4と、を有する。ケース3は、コイル20の巻軸方向及び複数のコイル20の並設方向の双方に交差する厚み方向に立設された壁321を有する。壁321には、外方に膨出し、ケース3に収容されたリアクトル本体1を固定具であるボルトBによりケース3に取り付けるための取付部32aが少なくとも一つ設けられ、少なくとも一つのバスバー4である第1のバスバー41の一部が、取付部32aに対して、開口33と反対側において厚み方向投影視で重なりを有する位置に設けられている。
[Effect]
(1) The reactor of the present embodiment has a
このように、ケース3の内方に取付部32aを膨出させるのではなく、ケース3の外方に膨出させることにより、ケース3の内部に生じるデッドスペースを抑えるとともに、外方に膨出した取付部32aによって、厚み方向に生じるデッドスペースを利用して、第1のバスバー41を配置している。一方、ケース3のバスバー4を配置する側には、バスバー4を配置するためのスペースが確保されているが、バスバー4以外の箇所にデッドスペースが生じる。本実施形態では、このデッドスペースに取付部32aを膨出させている。このように、リアクトル本体1の取付部32aのためのスペースと、コイル2の接続のためのバスバー4のスペースを共通化して、スペースを相互に有効利用することにより、全体として小型化を図ることができる。
In this manner, the mounting
(2)取付部32aに対して、厚み方向投影視で重なりを有する位置に設けられたバスバー4である第1のバスバー41の一部が、絶縁性の材料により形成された絶縁部5である第1の絶縁部51に覆われている。このため、第1のバスバー41が、取付部32aに対して重なりを有する位置に配置されることにより、壁321に接近する部分が生じても、第1の絶縁部51によって壁321との絶縁を確保できる。また、第1の絶縁部51によって、取付部32a及び他のバスバー4、つまり第2のバスバー42との絶縁を確保することもできる。
(2) A portion of the
(3)複数のコイル20は、複数のバスバー4によって電気的に並列に接続された第1のコイル21と第2のコイル22を含み、第1のコイル21及び第2のコイル22の端部21a、21b、22a、22bは、開口33から取付部32aが設けられた共通の壁321側に引き出されている。このため、端部21a、21b、22a、22bの引き出し位置を一方の壁321側とすることにより、外部との接続箇所を近傍にまとめて、接続作業を容易にすることができる。この場合、端部21a、21b、22a、22bが狭い領域に集中することになり、絶縁を確保するために複数のバスバー4の間隔を空ける必要があり、これにより大型化する可能性がある。本実施形態では、少なくとも一つのバスバー4を、取付部32aと重なりを生じさせるよう配置することにより、外方への拡大を抑制できる。
(3) The plurality of
(4)ケース3における壁321の両端の内側には、一対の隅が形成され、取付部32aは、開口側から見て第1のコイル21及び第2のコイル22の間に配置され、第1のコイル21の一方の端部21a及び第2のコイルの一方の端部22bは、それぞれが厚み方向投影視で一対の隅に重なる位置に引き出されている。このため、コイル2の端部を、直線状に引き出すことができるので、配線を容易とすることができる。また、ケース3の隅や角にリアクトル本体1の固定部分を設ける場合、固定部分の上の空間は、ボルトB等によるネジ締結のために空けて置く必要がある。すると、固定部分の上方の空間を避けてコイル2の端部を引き出す必要があり、配線が複雑になるため、大型化を招く。本実施形態では、コイル2の端部をケース3の隅の上を通る位置に引き出すことができるので、配線が複雑にならず、小型化が可能となる。
(4) A pair of corners are formed inside both ends of the
(5)複数のバスバー4は、第1のバスバー41と、第1のバスバー41に対して、厚み方向投影視で重なりを有しない位置に設けられた第2のバスバー42とを含む。このため、第1のバスバー41と第2のバスバー42とを離隔させて絶縁を確保することができるとともに、第1のバスバー41を取付部32aと重なりを生じさせる位置に配置することにより、第1のバスバー41及び第2のバスバー42の双方を、互いの絶縁距離を維持したまま、壁32に近づけることができる。このため、リアクトル全体として大型化を抑えることができる。
(5) The plurality of
(6)複数のコイル20の端部21a、21b、22a、22bは、巻軸に沿う方向に引き出され、複数のコイル20は、巻軸が互いに平行となるように配置されている。このため、巻軸に交差する幅方向の小型化を図りつつ、取付部32aに重なりを有する第1のバスバー41の配置により、巻軸方向にも小型化できる。
(6) The
(7)複数のコイル20の端部21a、21b、22a、22bは、巻軸に沿う方向に引き出され、複数のコイル20は、フラットワイズコイルである。フラットワイズコイルでは、平角線の幅広面がコイルの巻軸に直交する方向に広がるエッジワイズコイルと比較して、厚み方向に小さく形成することができる一方、同等の巻数である場合には、巻軸方向に長くなる。本実施形態では、取付部32aに重なりを有する第1のバスバー41の配置により、フラットワイズコイルを用いても、巻軸方向の大型化を抑えることができる。
(7) The
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、下記に示す他の実施形態も包含する。また、本発明は、上記実施形態及び下記の他の実施形態を全て又はいずれかを組み合わせた形態も包含する。さらに、これらの実施形態を発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができ、その変形も本発明に含まれる。
[Other embodiments]
The present invention is not limited to the above embodiments, but also includes other embodiments shown below. In addition, the present invention also includes forms in which all or any of the above embodiments and other embodiments described below are combined. Further, various omissions, replacements, and modifications can be made to these embodiments without departing from the scope of the invention, and the modifications are also included in the present invention.
上記の態様では、第1のバスバー41、第2のバスバー42は、それぞれ個別にモールドされることにより形成される第1の絶縁部51、第2の絶縁部52によって覆われていた。しかし、本発明は、絶縁部を個別に形成することには限定されない。図5に示すように、第1のバスバー41、第2のバスバー42のそれぞれの一部を、共通の第3の絶縁部53によって覆う構成としてもよい。図5の例は、第3の絶縁部53を、端子台として構成した例である。つまり、ケース3の壁321の両端から外部に膨出した取付部32d、32eが設けられ、図示しない取付穴が形成されている。第3の絶縁部53には、取付部32d、32eに対応する位置、つまり、幅方向の両端に取付部531、532が設けられている。取付部531、532には、図示しない取付孔が形成されている。取付部531、532の取付孔にボルトBを挿入して、取付部32d、32eにねじ込むことにより第3の絶縁部53が、ケース3に固定される。
In the above aspect, the
第1のバスバー41の端部411、412、端子414、第2のバスバー42の端部421、422、端子424は、第3の絶縁部53に覆われておらず、外部に露出している。これにより、第3の絶縁部53は、端子414、424を介して外部の機器と電気的に接続するための端子台として機能する。このような構成とすると、上記のように第1のバスバー41、第2のバスバー42及びケース3の絶縁が確保できるとともに、端子414、424に外部端子を締結する際の位置が安定する。特に、外部端子を締結する際に強い応力が加わっても、端子414、421の変形や第3の絶縁部53の割れを防止できる。
The ends 411 and 412 of the
取付部32aと第1のバスバー41の一部とが、完全に重っていなくてもよい。つまり、図4に示した領域OVから、第1のバスバー41がはみ出している部分があってもよい。また、取付部32aの形状は、上記の態様には限定されない。取付部32aの大きさ及び形状に応じて、領域OVの形状は変わる。取付部32aを開口33側に設けることにより、充填材の漏れを防止する機能が得られる。但し、取付部32aの開口33側と反対側に領域OVが確保されれば、取付部32aの厚み方向の位置は自由である。取付部32aは、平面視で、第1のコイル21の端部21a、21bと、第2のコイル22の端部22a、22bとの間に位置していればよく、複数であってもよい。リアクトル本体1のコア10、コイル20の形状、数等についても、上記の態様には限定されない。例えば、コイル20を3つ以上並設したリアクトルであってもよい。これに従って、バスバー4の数も3つ以上であってもよい。コイル20を、エッジワイズコイルとしてもよい。
The
1 リアクトル本体
3 ケース
4 バスバー
5 絶縁部
10 コア
10A 中脚部
10B 外脚部
10C 継脚部
10a、10b、11a、11b E字形コア
13a、13b コアケース
15A、15B、15C 取付部
16 取付孔
20 コイル
21 第1のコイル
21a、21b 端部
22 第2のコイル
22a、22b 端部
31 支持体
31a 固定孔
32 側壁部
32a、32b、32c、32d、32e 取付部
33 開口
34 取付穴
41 第1のバスバー
42 第2のバスバー
43 取付孔
51 第1の絶縁部
52 第2の絶縁部
53 第3の絶縁部
531、532 取付部
321、322、323、324 壁
411、412 端部
413、423 連結部
414、424 端子
421、422 端部
B ボルト
OV 領域
1 Reactor
Claims (7)
前記リアクトル本体を収容するとともに、前記リアクトル本体の一部が露出した開口を有するケースと、
前記複数のコイルが電気的に接続されるように、前記開口から引き出された前記複数のコイルの端部を接続する複数のバスバーと、
を有し、
前記ケースは、前記コイルの巻軸方向及び前記複数のコイルの並設方向の双方に直交する厚み方向に立設された壁を有し、
前記壁には、外方に膨出し、前記ケースに収容された前記リアクトル本体を固定具により前記ケースに取り付けるための取付部が少なくとも一つ設けられ、
少なくとも一つの前記バスバーの一部は、前記取付部に対して、前記開口と反対側において厚み方向投影視で重なりを有する位置に設けられていることを特徴とするリアクトル。 a reactor body having a core and a plurality of coils attached to the core, the plurality of coils being arranged side by side in a direction intersecting the winding axis direction;
a case that houses the reactor body and has an opening that partially exposes the reactor body;
a plurality of bus bars connecting ends of the plurality of coils drawn out from the openings so that the plurality of coils are electrically connected;
has
the case has a wall erected in a thickness direction orthogonal to both the winding axis direction of the coil and the parallel arrangement direction of the plurality of coils;
The wall is provided with at least one attachment portion that bulges outward and is used to attach the reactor body accommodated in the case to the case with a fixture,
A reactor, wherein a part of at least one of the bus bars overlaps with the mounting portion on the side opposite to the opening when viewed in thickness direction projection.
前記第1のコイル及び前記第2のコイルの端部は、前記開口から前記取付部が設けられた共通の壁側に引き出されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のリアクトル。 the plurality of coils includes a first coil and a second coil electrically connected in parallel by the plurality of bus bars;
3. The reactor according to claim 1, wherein the ends of the first coil and the second coil are pulled out from the opening toward a common wall on which the mounting portion is provided. .
前記取付部は、前記開口側から見て前記第1のコイル及び前記第2のコイルの間に配置され、
前記第1のコイルの端部の一方及び前記第2のコイルの端部の一方は、それぞれが前記厚み方向投影視で前記一対の隅に重なる位置に引き出されていることを特徴とする請求項3記載のリアクトル。 A pair of corners is formed inside both ends of the wall in the case,
The mounting portion is arranged between the first coil and the second coil when viewed from the opening side,
3. One of the ends of the first coil and one of the ends of the second coil are pulled out to positions overlapping the pair of corners in the thickness direction projection view. 3. The reactor according to 3.
前記取付部に対して、前記開口と反対側において厚み方向投影視で重なりを有する位置に設けられた第1のバスバーと、
前記第1のバスバーに対して、一部が厚み方向投影視で重なりを有しない位置に設けられた第2のバスバーと、
を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のリアクトル。 The plurality of busbars are
a first bus bar provided at a position overlapping the mounting portion in a thickness direction projection view on the side opposite to the opening;
a second bus bar provided at a position where a part thereof does not overlap with the first bus bar when viewed in thickness direction projection;
The reactor according to any one of claims 1 to 4, comprising:
前記複数のコイルは、巻軸が互いに平行となるように配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のリアクトル。 The ends of the plurality of coils are pulled out in a direction along the winding axis,
The reactor according to any one of claims 1 to 5, wherein the plurality of coils are arranged such that their winding axes are parallel to each other.
前記複数のコイルは、フラットワイズコイルであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のリアクトル。 The ends of the plurality of coils are pulled out in a direction along the winding axis,
The reactor according to any one of claims 1 to 6, wherein the plurality of coils are flatwise coils.
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