JP7147624B2 - 自律移動ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、自律移動ロボットに関する。
医療施設や介護施設などに代表される施設においては、昼間は多くの職員が施設内を行き来しており、施設内で不具合が発生した対象者を職員が迅速に発見することが可能である。一方、夜間は宿直担当職員が一定時間間隔で施設内を定期巡回することにより不具合の発見に努めている。
このような状況を補うために、施設内の所定の位置にカメラを設置し、該カメラが撮像した画像(静止画像又は動画像)を職員が待機している居室に転送するシステムが採用されている。
しかしながら、上述したシステムにおいて、カメラの死角に存在する対象者を画像で発見することは困難である。例えば、宿直担当職員の巡回時間間隔が1時間の場合、巡回直後にカメラの死角で転倒したり徘徊している対象者を発見するのは、次の1時間後になってしまう場合がある。
かかる状況を改善すべく、施設内を自動巡回する自律移動ロボットを利用することができる。例えば、自動巡回する自律移動ロボットが、転倒者を発見した場合、職員が当該自律移動ロボットの場所を変更したい場合がある。また変更した場所から、従来通りの巡回移動を継続してもらいたい場合もある。このように自律移動ロボットには、予め定められた巡回経路を走行する自動巡回中であっても、ユーザの要求に応じて走行することが求められる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、自動巡回中であっても、ユーザの要求に応じて走行することが可能な自律移動ロボットを実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の態様1に係る自律移動ロボットは、設定された経路を自動巡回する自律移動ロボットであって、ユーザ操作を検知する第1のセンサと、前記第1のセンサの出力信号を参照して、当該自律移動ロボットを制御するコントローラと、を備え、前記コントローラは、前記第1のセンサが前記ユーザ操作を検知した場合、当該自律移動ロボットの動作モードを、前記ユーザ操作とは独立に設定された巡回経路に従って、当該自律移動ロボットを走行させる自動モードから、前記ユーザ操作に従って、当該自律移動ロボットを走行させる手動モードへと切り替える処理を実行する、構成である。
上記の構成によれば、自動巡回中(自動モードによる走行中)であってもユーザの要求に応じた走行(手動モードによる走行)が可能な自律移動ロボットを実現することができる。
本発明の態様2に係る自律移動ロボットは、上記の態様1において、前記コントローラは、前記手動モードにおいて、前記ユーザが前記自律移動ロボットを前進させる力、及び、前記ユーザが前記自律移動ロボットを回転させる力のうちの少なくとも一つに応じて、前記自律移動ロボットの移動方向および速度のうちの少なくとも一つを決定する、構成としてもよい。
上記の構成によれば、ユーザにより加えられた力に応じて手動モードの態様を決定することができる。
本発明の態様3に係る自律移動ロボットは、上記の態様1または2において、徘徊者を検知する第2のセンサを更に備え、前記コントローラは、前記自動モードにおいて前記第2のセンサが前記徘徊者を検知した場合、当該自律移動ロボットの動作モードを、前記自動モードから、前記徘徊者を追従する追従モードへと切り替える処理を実行する、構成としてもよい。
上記の構成によれば、自動モードよりも追従モードを優先して実行することが可能な自律移動ロボットを実現することができる。
本発明の態様4に係る自律移動ロボットは、上記の態様3において、前記コントローラは、前記追従モードにおいて前記第1のセンサが前記ユーザ操作を検知した場合、当該自律移動ロボットの動作モードを、前記追従モードから前記手動モードへと切り替える処理を実行する、構成としてもよい。
上記の構成によれば、追従モードよりも手動モードを優先して実行することが可能な自律移動ロボットを実現することができる。
本発明の態様5に係る自律移動ロボットは、上記の態様1から4のいずれかにおいて、バッテリを更に備え、前記コントローラは、前記バッテリの電圧が低下した場合、前記自律移動ロボットの動作モードを、前記バッテリの電圧に応じて走行速度を制限する低電圧走行モードに切り替える処理を実行する、構成としてもよい。
上記の構成によれば、バッテリの電圧低下時には、低電圧走行モードを優先して実行することが可能な自律移動ロボットを実現することができる。
本発明の態様6に係る自律移動ロボットは、上記の態様1から5の何れか1項において、前記コントローラは、前記第1のセンサの出力信号を取得する少なくとも1つの入力インタフェースと、予め定められたプログラムに従って前記各処理を実行する少なくとも1つのプロセッサと、前記プログラムを格納した少なくとも1つのメモリと、を備えている、構成としてもよい。
上記の構成によれば、メモリに格納された情報を参照してプロセッサが処理を実行することにより、優先度を判断し、緊急度の高い事象に対応可能な自律移動ロボットを実現することができる。
本発明の態様7に係る制御方法は、設定された経路を自動巡回する自律移動ロボットを制御する制御方法であって、第1のセンサを用いて当該自律移動ロボットの走行モードを指定するユーザ操作を検知する工程と、前記第1のセンサの出力信号を参照して、当該自律移動ロボットを制御する工程と、を備え、前記制御する工程は、前記第1のセンサが前記ユーザ操作を検知した場合、当該自律移動ロボットの動作モードを、前記ユーザ操作とは独立に設定された巡回経路に従って、当該自律移動ロボットを走行させる自動モードから、前記ユーザ操作に従って、当該自律移動ロボットを走行させる手動モードへと切り替える処理を含む、方法である。
上記の方法によれば、前記自律移動ロボットと同様の効果を奏する。
本発明の態様8に係る自律移動ロボットを制御する制御プログラムであって、前記コントローラに前記各処理を実行させることを特徴とする制御プログラムは、上記の態様1~5の何れか1項において、請求項1~5の何れか1項に記載の自律移動ロボットを制御する制御プログラムであって、前記コントローラに前記各処理を実行させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、前記制御方法と同様の効果を奏する。
本発明によれば、上記の構成によれば、施設内で転倒している対象者や徘徊している対象者を迅速に発見し、優先度を判断し、緊急度の高い事象に対応可能な自律移動ロボットを実現することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る自律移動ロボットが備えている主要な構成を模式的に示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る自律移動ロボットが施設内を見回っている様子を模式的に示す斜視図である。 測域センサにより検知された障害物をマッピングした様子を模式的に示す概略平面図である。 自動巡回モードと手動モードとを切り替える方法を示すフローチャートである。 自動巡回モードと手動モードと人追従モードとを切り替える方法を示すフローチャートである。 ブロック地図に基づく目標走行の態様を模式的に示す概略図である。 ブロック地図に基づく壁沿走行の態様を模式的に示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る自律移動ロボットが備えている主要なハードウェア構成を模式的に示す概略図である。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態に係る自律移動ロボット10について、図1~図4ならびに図8を参照して説明する。自律移動ロボット10は、医療施設や介護施設などの職員に代わって施設内の見回りを実施する介護医療用の自律移動ロボットであって、徘徊している施設利用者や、動けない状態になっている施設利用者(すなわちフロア上に倒れている施設利用者)を検出可能な自走式のロボットである。
(自律移動ロボット10の主要構成)
図1は、自律移動ロボット10の主なハードウェア構成を示したブロック図である。図1に示すように、自律移動ロボット10は、少なくともコントローラ11と、力覚センサ12と、測域センサ13と、駆動装置16と、エンコーダ17と、とを備えている。別の好ましい実施形態では、自律移動ロボット10は更に、接触センサ14と、カメラ15と、通信インタフェース18と、停止信号入力インタフェース19とを備えることができる。
コントローラ11は、主要な構成として経路情報生成部111と、判定部112と、オブジェクト抽出部113と、出力インタフェース114と、位置情報生成部115と、マップ情報入力部116とを有する。図1では、コントローラ11を機能ブロック図を用いて機能的に示しているが、後述する図8では、コントローラ11のハードウェア構成を示す。
マップ情報入力部116は、通信インタフェース18を介して入力することが好ましいが、プロセッサ135にて生成されたマップ情報を入力することも可能である。経路情報生成部111、判定部112、オブジェクト抽出部113、およびマップ情報入力部116は、機能としてプロセッサ135にて実行されることが好ましい。
(自律移動ロボット10の実装態様)
図2は、本発明の一実施形態に係る自律移動ロボット10が施設内を見回っている様子を模式的に示す斜視図である。図2では、自律移動ロボット10が、フロアF上に倒れている施設利用者Pを検知した様子を模式的に示している。
図2に示すように、自律移動ロボット10は、施設のフロアFの上に載置されている。自律移動ロボット10は、駆動機構16を用いて施設内を自走することができる。
図2において、フロアFの表面に沿った平面をxy平面と定め、フロアFの表面の法線方向のうち当該表面から天頂へ向かう方向をz軸正方向と定める。また、図2に示すように、自律移動ロボット10の前進方向をx軸正方向と定める。また、xy平面に含まれる方向のうち、上述したx軸正方向及びz軸正方向とともに右手系の直交座標系を構成する方向をy軸正方向と定める。
自律移動ロボット10の筐体は、測域センサ13、接触センサ14およびカメラ15を備える。図2では、自律移動ロボット10の筐体正面領域に、カメラ15のみを図示し、それ以外のハードウェアの図示は省略している。また、自律移動ロボット10の筐体の内部構造についても、その図示を省略している。上記筐体正面領域では、例えばカメラ15の隣に赤外線ランプなどを搭載することもできる。
測域センサ13およびカメラ15は、自律移動ロボット10の筐体表面の任意の場所に配置可能であるが、自律移動ロボット10の前進方向正面に配置されていることが好ましい。接触センサ14は、自律移動ロボット10の筐体表面の複数の箇所に配置されることが好ましい。
(自動巡回モード)
図1に示すように、コントローラ11は、少なくともマップ情報入力部116と、経路情報生成部111と、出力インタフェース114と、位置情報生成部115とを有する。
マップ情報入力部116は、後述する施設内のブロック地図情報を取得する。位置情報生成部115は、エンコーダ17を介して自律移動ロボット10の施設内における現在位置情報を生成する。経路情報生成部111は、当該生成された自律移動ロボット10の施設内における現在位置情報と、ブロック地図情報とに基づいて自律移動ロボット10が施設内を巡回移動する大まかな経路情報を生成する。経路情報生成部111は更に、測域センサ13によって検知された障害物情報や、カメラ15によって撮影された画像情報からオブジェクト抽出部113によって抽出されたオブジェクト情報に基づいて、より詳細な経路情報を生成する。
種々の処理はプロセッサ135により実行され、各種の情報、処理を実行するためのアルゴリズムを規定したプログラムはメモリ136に格納されることが好ましい。
上記のように経路情報生成部111によって生成された経路情報に基づいて、出力インタフェース114は、自動巡回モード(特許請求の範囲の「自動モード」に相当)の移動速度を算出する(後述する図4のS21)。
出力インタフェース114は、当該生成された経路情報に応じた出力情報を駆動装置16に出力する。当該出力情報に基づいて駆動装置16が駆動することにより自律移動ロボット10が巡回移動する。自律移動ロボット10が施設内を巡回移動するための駆動装置16の移動量に基づいて、エンコーダ17は、自律移動ロボット10の走行距離情報と移動方向情報を生成する。エンコーダ17により生成された当該走行距離と移動方向の情報に基づいて、位置情報生成部115は自律移動ロボット10の位置情報を生成する。
(ブロック地図情報)
上述のとおり、マップ情報入力部116は、施設内のブロック地図情報を取得する。本発明においてブロック地図とは、施設内のフロア情報を簡略化してブロック化した地図のことをいう。
好ましい実施形態では、医療施設や介護施設などの施設のフロア図から自律移動ロボット10が通ってよい場所を設定する。1つの部屋の前の廊下が1つのブロック(21a、21b、・・・)となるようにブロック分けをする(図6参照)。ここで大きなブロックは1~2mを目安に分割することが好ましい。各ブロックの中心点22を設定し、自律移動ロボット10が現時点で存在するブロック(図6ではブロック21a)には中心点を設定する必要はない。各ブロックの中心点を目標地点に設定する。図6では、ブロック21aに存在している自律移動ロボット10を出発点として、ブロック21bの中心点22を目標地点として移動する経路を示している。また、ブロック毎に、ブロック沿いの壁24の情報を設定する。
好ましい実施形態では、当該移動方向情報を組み合わせた移動ブロック経路の生成を人為的に設定することができるが、目標地点(最終ブロックの中心点)を設定することにより最短経路を生成するアルゴリズムによって自動的に移動ブロック経路を設定することもできる。このように生成したブロック地図の情報をマップ情報入力部116に入力する。
(測域センサによる障害物検知)
自律移動ロボット10は、巡回走行しながら、測域センサ13によって施設内の障害物を検知する。測域センサ13は、上述のとおり自律移動ロボット10の筐体の表面の任意の場所に配置されることができるが、フロアFから高さ35cm程度の水平面を測定できるように配置されることが好ましい。測域センサ13は、例えば、北陽電機株式会社製のUST-10LXのようなレーザ方式の測域センサを採用することができる。
測域センサ13により施設内の障害物を検知した様子を図3に模式的に示す。図3は、z軸正方向からフロアF面を臨む平面図である。フロアF表面からz軸方向+35cmの高さであって、自律移動ロボット10の筐体に搭載された測域センサ13の位置を原点とし、自律移動ロボット10の前進方向をx軸とし、平面方向にてx軸に直交する方向をy軸とした。図3において、障害物は小さな丸印によって表示されている。図3に示すように、測域センサ13の走査角度を±θ°で示す。好ましい実施形態では、測域センサ13は、±θ=±115度の範囲で障害物を検知する。また、測域センサ13は、0.06m~10m程度の検出距離であることが好ましい。測域センサ13の走査時間は25msであることが好ましい。測域センサ13の角度分解能は0.25度であることが好ましい。これらの値に限定されることなく、測域センサ13は、任意の検出距離、走査角度、走査時間、角度分解能を有することができる。
(手動モード)
自律移動ロボット10は、図2に示すように、その上端部が半球状に丸められた略円柱状の形状を有する。半球状に丸められた上端部に力覚センサ12を配置することができる。力覚センサ12に力をより正確に伝えるために、力覚センサ12に接続されたレバー(図示せず)を自律移動ロボット10の上端部に配置することも好ましい。当該上端部に付勢された力を力覚センサ12が感知し、外部から付勢された力を入力信号として判定部112にて判断する。
本実施形態では、力覚センサ12は自律移動ロボット10の上端部に配置されているが、配置場所は上端部に限定されず、外部からの力を検知できる場所であれば、自律移動ロボット10の任意の場所に配置することができる。
施設の職員は、自律移動ロボット10の上端部に付勢することにより、自律移動ロボット10の移動速度・移動方向を変更することができる。好ましい実施形態では、職員は自律移動ロボット10の脇に立ち、自律移動ロボット10の上端部に配置されている力覚センサ12に対して付勢することができる。この場合、力覚センサ12は、自律移動ロボット10の進行方向に職員など人間の手により付勢される力と、自律移動ロボット10のz軸方向の中心軸周りから職員など人間の手により付勢される回転モーメントとの大きさを入力信号として判定部112にて判定する。
経路情報生成部111は、判定部112にて判定された入力信号の大きさに基づいて手動モードにおける移動速度を計算し、出力インタフェース114に移動方向情報と移動速度情報を出力する。
上記のように経路情報生成部111によって生成された経路情報に基づいて、出力インタフェース114は、手動モードの移動速度を算出する(後述する図4のS22)。
自動巡回モードの場合と同様に、出力インタフェース114は、当該生成された経路情報に応じた出力情報を駆動装置16に出力する。自律移動ロボット10の手動モードにおける駆動装置16の移動量に基づいて、エンコーダ17は、自律移動ロボット10の走行距離情報と移動方向情報を生成する。エンコーダ17により生成された当該走行距離と移動方向の情報に基づいて、位置情報生成部115は自律移動ロボット10の位置情報を生成する。
(自動巡回モードと手動モードとの切り替え)
自律移動ロボット10が、上述した自動巡回モードで所定の目標に向かって自律移動しているときに、手動モードに切り替える態様について以下に説明する。
図4は、自動巡回モードと手動モードとを切り替える方法を示すフローチャートである。
経路情報生成部111は、マップ情報入力部116を介して入力されたマップ情報と、測域センサ13によって検知された障害物情報と、位置情報生成部115から入力された現在位置情報に基づいて自動巡回モードの巡回経路情報を生成する。当該生成された自動巡回モードの巡回経路に基づいて、経路情報生成部111は、自動巡回モードにおける移動速度を算出する(S21)。現在位置情報から自律移動ロボット10が存しているブロックが判別でき、当該ブロックと巡回経路情報とから目標ブロックが判別できる。自律移動ロボット10が存しているブロックが巡回経路から外れてしまった場合、前回の目標ブロックをそのまま用いることが好ましい。
上述のように自律移動ロボット10が、自動巡回モードで所定の目標に向かって自律移動しているときに、一定の周期で、力覚センサ12に付勢される力の大きさに基づいて、経路情報生成部111は、手動モードにおける移動速度を算出する(S22)。
力覚センサ12に対して、自律移動ロボット10の進行方向に職員の手により付勢される力と、自律移動ロボット10のz軸方向の中心軸周りから職員の手により付勢される回転モーメントとの大きさを入力信号として、判定部112は閾値判断する。当該閾値は事前に任意に設定することができる。当該閾値より大きな入力信号の場合、力覚センサ12は有効であると判断される(S23でYES)。入力信号が閾値より小さい場合、力覚センサ12は有効とは判断されない(S23でNO)。
力覚センサ12が有効と判断されない場合(S23でNO)、出力インタフェース114は自動巡回モードにおける移動速度をモータ指令速度として駆動装置16に出力する(S24)。力覚センサ12が有効と判断された場合(S23でYES)、出力インタフェース114は手動モードにおける移動速度をモータ指令速度として駆動装置16に出力する(S25)。
次いで、駆動装置16の移動量に基づいて、エンコーダ17は、自律移動ロボット10の走行距離情報と移動方向情報を生成する。エンコーダ17により生成された当該走行距離と移動方向の情報に基づいて、位置情報生成部115は自律移動ロボット10の位置情報を生成する。上述した一定の周期で当該判断を繰り返し、自律移動ロボット10の現在位置を更新する(S26)。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(オブジェクト判定)
上述したように、経路情報生成部111は、カメラ15(特許請求の範囲の「第2のセンサ」に相当)によって撮影された画像情報からオブジェクト抽出部113によって抽出されたオブジェクト情報に基づいて、より詳細な経路情報を生成する。
自律移動ロボット10は、巡回走行しながら、カメラ15にて施設内を撮影し、オブジェクト抽出部113は、撮影した画像情報からオブジェクトを抽出する。具体的には、オブジェクト抽出では、画像情報に含まれている被写体を検出する。
オブジェクト抽出部113では、検出された被写体に人間が含まれているか否か判定する。被写体の種類判定処理についての具体的手法は本実施形態を限定するものではなく、例えば以下のような機械学習的手法の何れかまたはそれらの組み合わせを用いることができる。
・サポートベクターマシン(SVM: Support Vector Machine)
・クラスタリング(Clustering)
・帰納論理プログラミング(ILP: Inductive Logic Programming)
・遺伝的アルゴリズム(GP: Genetic Programming)
・ベイジアンネットワーク(BN: Bayesian Network)
・ニューラルネットワーク(NN: Neural Network)
ニューラルネットワークを用いる場合、入力される画像情報をニューラルネットワークへのインプット用に予め加工して用いるとよい。このような加工には、データの1次元的配列化、または多次元的配列化に加え、例えば、データオーギュメンテーション(Data Augmentation)等の手法を用いることができる。
また、ニューラルネットワークを用いる場合、畳み込み処理を含む畳み込みニューラルネットワーク(CNN: Convolutional Neural Network)を用いてもよいし、再帰的処理を含むリカレントニューラルネットワーク(RNN: Recurrent Neural Network)を用いてもよい。CNNを用いる場合、より具体的には、ニューラルネットワークに含まれる1又は複数の層(レイヤ)として、畳み込み演算を行う畳み込み層を設け、当該層に入力される入力データに対してフィルタ演算(積和演算)を行う構成としてもよい。またフィルタ演算を行う際には、パディング等の処理を併用したり、適宜設定されたストライド幅を採用したりしてもよい。
また、ニューラルネットワークとして、数十~数千層に至る多層型又は超多層型のニューラルネットワークを用いてもよい。
また、オブジェクト抽出部113による被写体の種類判定処理に用いられる機械学習は、教師あり学習であってもよいし、教師なし学習であってもよい。
上記被写体の種類判定処理に用いられるプログラムおよび/またはデータは、自律移動ロボット10内の記憶部(図示せず)に格納されることが好ましいが、外部の記憶手段に格納されてもよい。
(オブジェクト座標抽出)
上述した被写体の種類判定処理により、画像情報に一人以上の人間が含まれていると判断された場合、オブジェクト抽出部113は、カメラ15に最も近い人間の画像情報中の座標を抽出する。画像情報に人間が含まれていると判断されなかった場合は、引き続きカメラ15による撮影を継続する。画像情報取得の周期は任意に設定することができるが、100ms~200msのリフレッシュレートで画像情報を取得することが好ましい。
(職員識別)
オブジェクト抽出部113にて画像中に人間が存在していると判断された場合、当該人間が施設の職員か否か判断する。施設の職員は所定の信号を発信するビーコンを保持している。
図1に示すように、コントローラ11は通信インタフェース18を制御する。通信インタフェース18は、所定の距離内に存在するビーコン信号を受信する。オブジェクト抽出部113にて画像中に人間が存在していると判断された場合、且つ、ビーコン信号も受信している場合、経路情報生成部111は、当該人間が施設の職員であると判断する。ビーコンは、任意のビーコンであってよく、例えばBLE(Bluetooth Low Energy)ビーコンなどが好ましい。
オブジェクト抽出部113にて画像中に人間が存在していると判断された場合、且つ、ビーコン信号を受信しない場合、当該人間は施設の職員ではなく、施設内を徘徊している通報対象者(特許請求の範囲の「徘徊者」に相当)と判断する。オブジェクト抽出部113にて通報対象者を検出した場合、通信インタフェース18は、職員が携帯する携帯端末と無線通信し、自律移動ロボット10の位置情報を送信することができる。携帯端末は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末など任意の携帯端末であってよい。
オブジェクト抽出部113にて抽出された対象が、施設の職員でない場合、経路情報生成部111は、当該対象者(徘徊者)に対して追従走行するか否か判断して経路情報を生成する。
(追従走行)
自律移動ロボット10が対象者に対して追従走行するか否かの判断は、図4を参照して上述した自動巡回モードと手動モードとの切り替え判断に割り込んで判断される。自律移動ロボット10が対象者に対して追従走行するか否かの判断について以下に説明する。
図5は、自動巡回モードと手動モードとを切り替える方法に加え、自律移動ロボット10が徘徊者に対して追従走行するか否かの判断を示すフローチャートである。
図4のステップS21と同様に自動巡回モードの巡回経路に基づいて、経路情報生成部111は、自動巡回モードにおける移動速度を算出する(S31)。図4のステップS22と同様に、自動巡回モードで所定の目標に向かって自律移動しているときに、一定の周期で、力覚センサ12に付勢される力の大きさに基づいて、経路情報生成部111は、手動モードにおける移動速度を算出する(S33)。
上述したように、自律移動ロボット10が自動巡回モードで所定の目標に向かって自律移動しているときに、オブジェクト抽出部113にて通報対象者(徘徊者)を検出した場合、経路情報生成部111は、通報対象者の移動速度に基づいて追従速度を算出する(S32)。
図4のステップS23と同様に、力覚センサ12に対して、自律移動ロボット10の進行方向に職員など人間の手により付勢される力と、自律移動ロボット10のz軸方向の中心軸周りから職員など人間の手により付勢される回転モーメントとの大きさを入力信号として、判定部112は閾値判断する。当該閾値は事前に任意に設定することができる。当該閾値より大きな入力信号の場合、力覚センサ12は有効であると判断される(S34でYES)。入力信号が閾値より小さい場合、力覚センサ12は有効とは判断されない(S34でNO)。本実施形態では、自律移動ロボット10の付近に通報対象者が存在していることが想定されるため、自律移動ロボット10に外部から付勢する力を加える人間は、職員に限定されず通報対象者など職員以外の人間も含まれる。
力覚センサ12が有効と判断されない場合(S34でNO)、追従走行するか否かの判断に移行する(S35)。オブジェクト抽出部113にてカメラ15に最も近い人間の画像情報中の座標が抽出され、通信インタフェース18によって職員のビーコン信号の受信が確認できない場合、コントローラ11は、通報対象者に追従走行する人追従モードが有効と判断する(S35でYES)。オブジェクト抽出部113にて人間の座標が抽出されない場合、職員のビーコン信号が受信できた場合、コントローラ11は、人追従モードが無効と判断する(S35でNO)。
人追従モードが無効と判断された場合(S35でNO)、出力インタフェース114は自動巡回モードにおける移動速度をモータ指令速度として駆動装置16に出力する(S36)。人追従モードが有効と判断された場合(S35でYES)、出力インタフェース114は人追従モードにおける追従速度をモータ指令速度として駆動装置16に出力する(S37)。力覚センサ12が有効と判断された場合(S34でYES)、出力インタフェース114は手動モードにおける移動速度をモータ指令速度として駆動装置16に出力する(S38)。
駆動装置16の移動量に基づいて、エンコーダ17は、自律移動ロボット10の走行距離情報と移動方向情報を生成する。エンコーダ17により生成された当該走行距離と移動方向の情報に基づいて、位置情報生成部115は自律移動ロボット10の位置情報を生成する。上述した一定の周期で当該判断を繰り返し、自律移動ロボット10の現在位置を更新する(S39)。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(回避行動)
上述したように、被写体の種類判定処理により、画像情報に一人以上の人間が含まれていると判断された場合、オブジェクト抽出部113は、カメラ15に最も近い人間の画像情報中の座標を抽出する。一方、測域センサ13は、フロア表面から高さ35cm程度の空間に障害物が存在するか否か検知する。オブジェクト抽出部113によって人間の座標情報が抽出されているにもかかわらず、測域センサ13にて当該座標情報の位置に障害物が検知されない場合、当該抽出された座標情報の位置に転倒者がいると判断される。
この場合、通信インタフェース18は職員の携帯端末に自律移動ロボット10の位置情報と画像情報を送信し、転倒者の位置情報と転倒者の様子を通報する。
測域センサ13により検知された障害物情報に加え、オブジェクト抽出部113により抽出された人間の座標情報に基づいて、経路情報生成部111は転倒者を回避する経路情報を生成する。自律移動ロボット10は、転倒者を回避した後、巡回移動を継続することができる。他の好ましい実施形態では、自律移動ロボット10は、職員の指示を受けてから、転倒者を回避し、巡回移動を継続することができる。当該職員の指示は、職員の携帯端末から通信インタフェース18を介して入力することができるが、当該入力態様に限定されない。例えば、ジェスチャーや音声で指示をしてもよく、また、接触センサや力覚センサ12に所定の力を所定の方向に付勢することにより、巡回移動継続の指示を与えることができる。
巡回移動は、図6に示したブロック地図に基づいてブロック21bの中心点22を目標地点として移動する目標走行により継続することができる。
(壁沿走行)
他の好ましい実施形態では、自律移動ロボット10は、図7に示すような壁沿走行を実行することができる。壁沿走行では、経路情報生成部111は、壁24までの距離を一定に保つように経路情報を生成する。図7では、壁24までの一定の距離を示すライン25を破線にて示している。
転倒者など障害物が存在する場合、上述の回避行動を実行し、回避行動以外の巡回移動は壁沿走行とすることができる。目標走行とするか、壁沿走行とするかは、事前に設定選択することができる。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(電圧監視)
自律移動ロボット10は、電源20を搭載し、駆動装置16によりモータを回転させて自律移動する。電源20のバッテリ電圧が低下すると、自律移動ロボット10は行動不能になる。このような場合、職員は自律移動ロボット10を充電器のある場所まで運ばなければならない状況になる可能性がある。またバッテリが過放電となると、バッテリが故障する原因になる可能性もある。
そのため電圧監視部211は、電源20のバッテリ電圧を常時監視する。出力インタフェース114は、電圧監視部211からの電圧情報に基づいて電圧に応じた出力制御をする。好ましい実施形態では、以下のような制御をすることができる。
電圧が30V以上の場合、電圧監視部211は、出力部114にバッテリの異常を警告する信号を送信し、出力インタフェース114は駆動装置16を駆動させない。電圧が23V以上30V未満の場合、通常運行させるため、電圧監視部211は、出力インタフェース114の出力情報を制限しない。電圧が22V以上23V未満の場合、出力インタフェース114は、電圧に応じた速度に減じて駆動装置16を制御する。好ましい実施形態では、通常運行の運行速度を100%とすると、22Vの場合は50%の速度とし、23Vの場合は100%の速度となるように、出力インタフェース114は、22V台の電圧については電圧値に比例した速度に制御する(特許請求の範囲の「低電圧走行モード」に相当)。電圧が21V以上22V未満の場合、経路情報生成部111は、自律走行を中断させ、充電器のある場所に移動する経路情報を生成する。電圧が21V未満の場合、出力インタフェース114は壁際に移動させるように駆動装置16を制御し、自律移動ロボット10をシャットダウンさせる。
(接触センサによる停止行動)
上述したように自律移動ロボット10の筐体の表面には1つ以上の接触センサ14を搭載することができる。自律移動ロボット10の筐体の表面の接触センサ14が反応を検知した場合、停止信号入力インタフェース19は反応情報に基づいて、出力部114に停止信号を出力し、駆動装置16を停止させる。
別の好ましい実施形態では、停止信号入力インタフェース19は方向転換させるように駆動装置16を制御することができる。
(コントローラのハードウェア構成)
図8は、本発明の一実施形態に係る自律移動ロボット10が備えている主要なハードウェア構成を模式的に示す概略図である。図8に示すように、自律移動ロボット10は、少なくとも1つのコントローラ130を有する。情報処理の対象によって複数のコントローラ130を備えていてもよい。
例えば、カメラ15に関する情報を処理する第1のコントローラ130aと、力覚センサ12、測域センサ13および通信インタフェース18に関する情報を処理する第2のコントローラ130bと、駆動装置16に関する情報を処理する第3のコントローラ130cとのように複数の制御部に制御を分担させる構成としてもよい。
入力インタフェース133から入力された情報の処理を実施するアルゴリズムを実行するプログラムは、メモリ136に格納される。当該メモリ136に格納されたプログラムをプロセッサ135にて実行することにより、入力された情報を処理することができる。当該処理された情報は出力情報として出力インタフェース114から出力される。出力インタフェース114から出力された情報により、駆動装置16、通信インタフェース18を制御することができる。
力覚センサ12は、自律移動ロボット10の走行モードを指定するユーザ操作を検知する。第2のコントローラ130bは、当該力覚センサ12の出力信号を参照して、自律移動ロボット10を制御する。
第2のコントローラ130bは、力覚センサ12が前記ユーザ操作を検知した場合、自律移動ロボット10の動作モードを、前記ユーザ操作とは独立に設定された巡回経路に従って、自律移動ロボット10を走行させる自動モードから、前記ユーザ操作に従って、自律移動ロボット10を走行させる手動モードへと切り替える処理を実行する。手動モードにて走行させるユーザ操作の検知ができなくなった場合、第2のコントローラ130bは、動作モードを手動モードから自動モードに復帰させる処理を実行する。自動モードは、前記ユーザ操作とは独立に設定された巡回経路に従って走行するため、手動モードから自動モードへ復帰する際に、第2のコントローラ130bは、巡回経路に復帰する経路情報を生成する処理を実行する。
第2のコントローラ130bは、手動モードにおいて、前記ユーザが自律移動ロボット10を前進させる力、及び、前記ユーザが自律移動ロボット10を回転させる力のうちの少なくとも一つに応じて、前記自律移動ロボットの移動方向および速度のうちの少なくとも一つを決定する処理を実行する。
測域センサ13は、施設内のフロア上を徘徊する徘徊者を検知することができる。
第2のコントローラ130bは、自動モードにおいて第2のコントローラ130bが当該徘徊者を検知した場合、自律移動ロボット10の動作モードを、自動モードから、徘徊者を追従する追従モードへと切り替える処理を実行する。
第2のコントローラ130bは、追従モードにおいて力覚センサ12が前記ユーザ操作を検知した場合、自律移動ロボット10の動作モードを、追従モードから手動モードへと切り替える処理を実行する。
自律移動ロボット10は電源20(バッテリ)を備える。
第3のコントローラ130cは、バッテリの電圧が低下した場合、自律移動ロボット10の動作モードを、バッテリの電圧に応じて走行速度を制限する低電圧走行モードに切り替える処理を実行する。また、第3のコントローラ130cは、エンコーダ17、接触センサ14についても制御を行う。
〔ソフトウェアによる実現例〕
自律移動ロボット10のコントローラ11は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、自律移動ロボット10は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
10 自律移動ロボット
11 コントローラ
12 力覚センサ
13 測域センサ
14 接触センサ
15 カメラ
16 駆動機構
17 エンコーダ
18 通信インタフェース
19 停止信号入力インタフェース
20 電源(バッテリ)
21a、21b ブロック
22 中心点
24 壁
111 経路情報生成部
112 判定部
113 オブジェクト抽出部
114 出力部、出力インタフェース
115 位置情報生成部
116 マップ情報入力部
130 コントローラ
130a 第1のコントローラ
130b 第2のコントローラ
130c 第3のコントローラ
133 入力インタフェース
135 プロセッサ
136 メモリ
211 電圧監視部

Claims (7)

  1. 設定された経路を自動巡回する自律移動ロボットであって、
    ユーザ操作を検知する第1のセンサと、
    徘徊者を検知する第2のセンサと、
    前記第1のセンサおよび前記第2のセンサの出力信号を参照して、当該自律移動ロボットを制御するコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、
    前記第1のセンサが前記ユーザ操作を検知した場合、当該自律移動ロボットの動作モードを、前記ユーザ操作とは独立に設定された巡回経路に従って、当該自律移動ロボットを走行させる自動モードから、前記ユーザ操作に従って、当該自律移動ロボットを走行させる手動モードへと切り替える処理を実行
    前記自動モードにおいて前記第2のセンサが前記徘徊者を検知した場合、当該自律移動ロボットの動作モードを、前記自動モードから、前記徘徊者を追従する追従モードへと切り替える処理を実行する、
    ことを特徴とする自律移動ロボット。
  2. 前記コントローラは、前記手動モードにおいて、ユーザが前記自律移動ロボットを前進させる力、及び、前記ユーザが前記自律移動ロボットを回転させる力のうちの少なくとも一つに応じて、前記自律移動ロボットの移動方向および速度のうちの少なくとも一つを決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自律移動ロボット。
  3. 前記コントローラは、前記追従モードにおいて前記第1のセンサが前記ユーザ操作を検知した場合、当該自律移動ロボットの動作モードを、前記追従モードから前記手動モードへと切り替える処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項に記載の自律移動ロボット。
  4. バッテリを更に備え、
    前記コントローラは、前記バッテリの電圧が低下した場合、前記自律移動ロボットの動作モードを、前記バッテリの電圧に応じて走行速度を制限する低電圧走行モードに切り替える処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の自律移動ロボット。
  5. 前記コントローラは、
    前記第1のセンサの出力信号を取得する少なくとも1つの入力インタフェースと、
    予め定められたプログラムに従って前記各処理を実行する少なくとも1つのプロセッサと、
    前記プログラムを格納した少なくとも1つのメモリと、を備えている、
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の自律移動ロボット。
  6. 設定された経路を自動巡回する自律移動ロボットを制御する制御方法であって、
    第1のセンサを用いて当該自律移動ロボットの走行モードを指定するユーザ操作を検知する工程と、
    第2のセンサを用いて徘徊者を検知する工程と、
    前記第1のセンサおよび前記第2のセンサの出力信号を参照して、当該自律移動ロボットを制御する工程と、を備え、
    前記制御する工程は、
    前記第1のセンサが前記ユーザ操作を検知した場合、当該自律移動ロボットの動作モードを、前記ユーザ操作とは独立に設定された巡回経路に従って、当該自律移動ロボットを走行させる自動モードから、前記ユーザ操作に従って、当該自律移動ロボットを走行させる手動モードへと切り替える処理
    前記自動モードにおいて前記第2のセンサが前記徘徊者を検知した場合、当該自律移動ロボットの動作モードを、前記自動モードから、前記徘徊者を追従する追従モードへと切り替える処理と、を含む、
    ことを特徴とする制御方法。
  7. 請求項1~5の何れか1項に記載の自律移動ロボットを制御する制御プログラムであって、前記コントローラに前記各処理を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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