JP7147229B2 - 廃熱利用システム - Google Patents

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Description

本開示は、廃熱利用システムに係り、特に熱源の廃熱を利用して動力を発生するランキンサイクルシステムを備えた廃熱利用システムに関する
ランキンサイクルは公知であり、例えば省エネの観点から、車載エンジンの廃熱回収などに適用されている。ランキンサイクルシステムは、ポンプ、蒸発器、膨張機、凝縮器が順に配置されて、作動流体が循環する閉回路を主構成として有する。ポンプは、ランキンサイクルシステムの閉回路において作動流体を循環させるように、蒸発器に向けて作動流体を圧送する。車載エンジンに適用される例では、蒸発器は熱源としてのエンジンからの廃熱で作動流体を加熱蒸発するように熱交換器として構成され、膨張機は蒸発器を経た作動流体から動力を取り出すように構成され、凝縮器は膨張機を経た作動流体を凝縮液化させるように熱交換器として構成され得る。
このようなランキンサイクルシステムを備えたシステムの一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1のシステムは、エンジンの冷却システムとして構成され、ランキンサイクルシステムを備え、冷却水の廃熱を効果的に回収しつつ、登坂走行時等の高負荷運転時のために冷却水の冷却性能を向上させることに関する。そのシステムにおいて、冷却水回路は、エンジンとランキンサイクルシステムとにわたって連続して形成されていて、冷却水の冷却用にメインラジエータとサブラジエータとを備える。そして、エンジンのシリンダブロック内流路を経た高温冷却水の一部がランキンサイクルシステムの蒸発器を介しつつメインラジエータに導入され、サブラジエータに導入されてそこで冷却された低温冷却水の一部はランキンサイクルシステムの凝縮器に導入される。
特開2014-218952号公報
ところで、近年、省エネルギーの観点から、システムの効率を高めることに対する要求が更に高まっている。これは、上で述べたようなランキンサイクルシステムを備えたシステムにおいても同様である。一方、そのようなシステムでの効率を高めるためには、ランキンサイクルシステムの凝縮器における作動流体の液化効率を高めることが有効である。
そこで、本開示の技術の目的は、エンジンなどの熱源の廃熱を利用してランキンサイクルシステムにおいて動力を取り出すように構成された廃熱利用システムにおいて、ランキンサイクルシステムの凝縮器での作動流体の冷却をより効果的に行うことを可能にし、よってそのランキンサイクルシステムでの効率を改善することにある。
上記目的を達成するため、本開示の技術は、作動流体の循環路に、該循環路において作動流体を循環させるべく作動流体を送出するように構成されたポンプ、該ポンプにより送出された作動流体を熱源の廃熱により加熱して蒸発させるように構成された蒸発器、該蒸発器を経由した作動流体から動力を生じさせるように構成された動力発生機、該動力発生機を経由した作動流体を凝縮させるように構成された凝縮器が順に設けられているランキンサイクルシステムを備えた、廃熱利用システムであって、前記熱源の冷却用の第1冷却媒体が循環する第1冷却回路から独立した第2冷却回路であって、前記凝縮器が設けられている第2冷却回路を備え、該第2冷却回路に、該第2冷却回路において第2冷却媒体を循環させるように構成された循環装置と、該第2冷却回路において第2冷却媒体を冷却するように構成された冷却器とが設けられている、廃熱利用システムを提供する。
好ましくは、この廃熱利用システムは、前記循環装置を制御するように構成された制御部を更に備え、該制御部は、前記第2冷却回路における第2冷却媒体の温度を前記第1冷却回路における第1冷却媒体の温度よりも低い温度に維持するように、前記循環装置を制御するとよい。
本開示の技術は、上記廃熱利用システムを備えたエンジンシステムも提供する。このエンジンシステムは、エンジンの廃熱が用いられるように前記蒸発器が構成されている場合、前記第2冷却回路には、前記エンジンに吸入される空気を冷却するように構成されたクーラが設けられているとよい。
本開示の技術に係る、上記廃熱利用システムを備えたエンジンシステムにおいて、エンジンの廃熱が用いられるように前記蒸発器が構成されている場合、前記第2冷却回路には、前記エンジンの排気系から吸気系に還流される排気ガスを冷却するように構成された第2クーラが設けられているとよい。
本開示の技術に係る廃熱利用システムによれば、ランキンサイクルシステムの凝縮器で、作動流体をより効果的に冷却することができ、よってランキンサイクルシステムの作動効率をより高めることが可能になる。
一実施形態に係る廃熱利用システムが適用されたエンジンシステムの概略構成図である。 図1のエンジンシステムにおける制御系のブロック図である。 図1の第2冷却回路の第2ポンプの制御フローチャートである。
以下、本開示の技術に係る実施形態を添付図に基づいて説明する。同一の部品(又は構成)には同一の符号を付してあり、それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本実施形態の廃熱利用システム1が適用されたエンジンシステムの概略構成図であり、このエンジンシステムはここでは車両に搭載されている。廃熱利用システム1は、ランキンサイクルシステム10を備える。ランキンサイクルシステム10は、熱源の廃熱を利用して動力を取り出す、つまり動力を発生するように構成されている。本実施形態の廃熱利用システム1は、熱源として、車両の駆動源でもある内燃機関(エンジン)12を用い、熱源の廃熱としてエンジン12の排気ガスの熱を用いる。しかし、熱源の廃熱はこれに限定されず、例えばエンジンの(例えばラジエータに入る前の)冷却水の熱や、車両に燃料電池システムが搭載されている場合にはそれを熱源としてその燃料電池から排出される水蒸気等の熱であってもよい。
まず、エンジン12について説明する。エンジン12は、燃料である軽油を燃料噴射弁(不図示)から圧縮状態にある燃焼室内に直接噴射することにより自然着火させる型式のディーゼルエンジンである。しかし、エンジン12はディーセルエンジンであることに限定されず、圧縮着火式エンジン以外の種々の形式のエンジンであってもよく、例えば火花点火式エンジンであってもよい。なお、エンジン12は、多気筒エンジンとして構成されているが、単気筒エンジンであってもよい。
エンジン12のエンジン本体14は、詳細な説明を省略するが、シリンダヘッドやシリンダブロックを含んで構成されている。シリンダヘッドには、気筒の燃焼室に臨むと共に吸気通路16の一部を区画形成する吸気ポートや、前述の燃焼室に臨むと共に排気通路18の一部を区画形成する排気ポートが形成されている。吸気ポートは吸気弁によって開閉され、排気ポートは排気弁によって開閉される。シリンダブロックには、前述の気筒が形成されている。
(吸気マニホールドや吸気管によって区画形成される)吸気通路16には、上流側から順に、エアクリーナ22、ターボチャージャ24のコンプレッサ26、インタークーラ(クーラ)28が設けられている。エアクリーナ22は、吸気通路16に導かれる空気中の塵埃などを除去するべく設けられている。そして、(排気マニホールドや排気管によって区画形成される)排気通路18には、上流側から順に、ターボチャージャ24のタービン30、排気浄化装置32が設けられている。
さらに、(排気系の)排気通路18を流れる排気ガスの一部を(吸気系の)吸気通路16に導くために排気ガス還流(EGR)装置36が設けられている。EGR装置36は、排気通路18と吸気通路16とをつなぐ(EGR管によって区画形成された)EGR通路38と、EGR通路38の連通状態調節用のEGR弁42と、還流される排気ガス(EGRガス)冷却用のEGRクーラ(第2クーラ)43とを有している。EGR弁42はEGRクーラ43の下流側に設けられている。
このエンジン12では、エアクリーナ22を介して吸気通路16に取り入れられてターボチャージャ24によって過給された空気は、EGR弁42の開度に応じたEGRガスと共に、エンジン本体14の燃焼室に吸入される。一方で、燃焼室には、燃料噴射弁から噴射された燃料が供給される。そして、燃料(混合気)が燃焼室で燃焼することで、気筒内でピストン(不図示)が押し下げられて往復運動し、その運動はコンロッドを介してクランクシャフト(出力軸)に伝達されて回転運動に変えられる。クランクシャフトの回転運動は(例えばトランスミッションなどを含む)動力伝達系を介して車輪に伝達されるほか、その回転運動により冷却用のファンCFなどが駆動される。なお、燃焼室での燃料の燃焼により生じた排気ガスは、排気通路18に排出されて、ターボチャージャ24のタービン30でタービンホイールを回転させ、その後、排気浄化装置32を経て排出される。
さて、エンジン本体14には、エンジン冷却水で満たされるウォータージャケット(不図示)が形成されている。ウォータージャケットは、第1冷却回路44に組み込まれている。第1冷却回路44には、この第1冷却回路44でエンジン冷却水(第1冷却媒体)を循環させるためのウォーターポンプ46と、エンジン12のウォータージャケットを出て(温まった)エンジン冷却水を冷却するためのラジエータ48とが設けられている。ウォーターポンプ46は、循環装置であり、ここでは前述のクランクシャフトの回転を利用して作動するように構成されている。ラジエータ48は、外気でエンジン冷却水を冷却するように構成されている。
そして、このエンジン12の廃熱である、排気通路18を流れる排気ガスの熱を利用するように、ランキンサイクルシステム10が設けられている。ランキンサイクルシステム10は、ポンプ52、蒸発器54、膨張機56及び凝縮器58を備えている。ポンプ52、蒸発器54、膨張機56及び凝縮器58は、作動流体が流通する(循環路である)環状通路60に順に配置されていて、これらは閉回路を形成する。ここでは、作動流体としてエタノールを用いるが、作動流体はエタノールに限定されず、他の媒体、例えば水とされてもよい。
ポンプ52は、環状通路60において作動流体を循環させるように作動流体を蒸発器54に向けて送出、特に圧送するように構成されている。ここでは、ポンプ52は電動ポンプとして構成されていて、その作動は後述する電子制御ユニット(ECU)80により制御可能に構成されている。しかし、ポンプ52は、他の動力(駆動力)、例えばエンジン12の出力(動力)を用いて駆動されてもよい。
また、蒸発器54は、熱源の廃熱により作動流体を加熱して蒸発させるように構成されている。蒸発器54は、ポンプ52が圧送した(液相の)作動流体を、(熱源である)エンジン12の排気ガスと熱交換させて加熱するように、熱交換器として構成されている。ここでは、蒸発器54は、対向流型の熱交換器として構成されている。つまり、蒸発器54において、エンジン12の排気ガスの流れ方向と、作動流体の流れ方向とは概ね逆向きである。作動流体は、蒸発器54において排気ガスの熱(廃熱)で加熱されることによって蒸気化し(蒸発し)、膨張機56に流入する。なお、図1では、排気ガスの全量が蒸発器54を経るが、その一部のみが蒸発器54を経てもよい。つまり、排気通路18は、蒸発器54の上流側で2股に分かれるように構成されてもよい。
膨張機56は、動力発生機として設けられ、蒸発器54を経由することで蒸気化した作動流体から動力を生じさせるように構成され、具体的にはその作動流体を膨張させて動力を発生するように構成されている。膨張機56では、作動流体の膨張エネルギーが動力(機械的エネルギー)、特に回転駆動力として取り出され、それにより、その回転軸部材である出力軸56aが回転させられる。ここでは、膨張機56は所謂タービンとして構成され、膨張機56の出力軸56aは、発電機66の回転軸に機械的に接続されている。ただし、膨張機56は、タービン以外の構成を備えてもよく、例えばアキシャルピストンタイプの回転機器として構成されることも可能である。
凝縮器58は、膨張機56を経由した作動流体を凝縮させるように構成されている。そして、凝縮器58の作動流体の冷却源として、第2冷却回路70の冷却媒体(第2冷却媒体)の熱(冷熱)が用いられる。第2冷却回路70内の冷却媒体は冷却水であり、以下、第2冷却水と称し得、特にここでは第1冷却回路44内の冷却媒体としてのエンジン冷却水と同じであるが異なってもよい。凝縮器58は、対向流型の熱交換器として構成されている。つまり、凝縮器58において、第2冷却水の流れ方向と、作動流体の流れ方向とは概ね逆向きである。凝縮器58は、膨張機56を経た(例えば気相又はガス状の)作動流体を、冷却源としての第2冷却水と熱交換させて冷却する。凝縮器58において第2冷却水との熱交換で冷却されることによって作動流体は凝縮する(液化する)。凝縮器58を経由することで凝縮された作動流体は、ポンプ52に吸引されて蒸発器54に更に送出され、環状通路60内を再び循環する(蒸発器54、膨張機56、凝縮器58及びポンプ52を順に再び経由する)。
また、ランキンサイクルシステム10では、凝縮器58とポンプ52との間に気液分離器としてのタンク68が設けられている。タンク68は、作動流体の気液分離を図るように構成されている。これにより、より確実に液体の作動流体のみがタンク68からポンプ52に吸引され得る。なお、気液分離器は、タンク68に限定されるものではなく、例えばタンク68に加えて更なる構成を備えてもよい。
さて、凝縮器58での冷却源としての第2冷却水が循環する第2冷却回路70は、エンジン冷却水が循環する第1冷却回路44とは別個のものであり、第1冷却回路44からは独立している。第2冷却回路70には、第2冷却水を第2冷却回路70において循環させるための第2ポンプ72と、第2冷却回路70において第2冷却液を冷却するための冷却器としての第2ラジエータ(図1中の「低水温ラジエータ」)74とが設けられている。第2ポンプ72は、循環装置であり、ここでは電動ポンプとして構成されていて、ECU80により制御可能に構成されている。第2ラジエータ74は、外気で第2冷却水を冷却するように構成されている。第2冷却回路70では、第2ポンプ72によって圧送されて凝縮器58を経由した第2冷却水は、第2ラジエータ74で冷却され、再び第2ポンプ72に吸引されて送出される。
この第2冷却回路70の第2冷却水は、前述のインタークーラ28及びEGRクーラ43でも冷却に用いられる。つまり、インタークーラ28は水冷式インタークーラであり、EGRクーラ43は水冷式EGRクーラである。第2冷却回路70では、第2ポンプ72で圧送された第2冷却水は、3つの通路(第1から第3分岐通路70a、70b、70c)に分かれて流れるように構成されている。そして、3つの分岐通路を経た第2冷却水は合流して、第2ラジエータ74に流入するように、第2冷却回路70は構成されている。ここでは、第1分岐通路70aには前述のランキンサイクルシステム10の凝縮器58が設けられている。第2分岐通路70bにはインタークーラ28が設けられていて、それはここでは第1分岐通路70aから分岐するように設けられている。第3分岐通路70cにはEGRクーラ43が設けられていて、それはここでは第1分岐通路70aから分岐するように設けられている。したがって、第1分岐通路70aは分岐通路ではなく、主通路とみなすことが可能である。なお、第2冷却回路70には、種々の流量調整弁が設けられることができ、第1から第3分岐通路70a、70b、70cのそれぞれに流量調整弁が設けられることが可能である。例えば、第3分岐通路70cにおいて(例えばEGRクーラ43の上流側に)流量調整弁が設けられ、その開度はEGR弁42に連動して制御されてもよい。好ましくは、第3分岐通路70cにそのような流量調整弁が設けられている場合、EGR弁42が開状態にあるとき、その流量調整弁は開状態にされるとよい。
さて、上記構成を備える廃熱利用システム1が適用されたエンジンシステムを搭載した車両では、その走行状態又は運転状態を検出するべく、種々のセンサが設けられている。例えば、ランキンサイクルシステム10の環状通路60には、作動流体の圧力を検出するための圧力センサ82や、作動流体の温度を検出するための温度センサ84が設けられている。なお、圧力センサ82及び温度センサ84はここでは蒸発器54の下流側かつ膨張機56の上流側に設けられているが、他の個所に設けられることもでき、例えば凝縮器58の下流側かつポンプ52の上流側に設けられることも可能である。更に、エンジン回転速度を検出するためのエンジン回転速度センサ86、エンジン12への吸入空気量を検出するためのエアフローメーター88、運転者により操作されるアクセルペダル(不図示)の踏み込み量(アクセル開度)を検出するためのアクセル開度センサ90が設けられている。また、第1冷却回路44のエンジン冷却水温を検出するための第1水温センサ(温度センサ)92が設けられている。更に、第2冷却回路70の第2冷却水の温度を検出するための、第2水温センサ(温度センサ)94が設けられている。
これらセンサからの出力は、図2に示すように、上記ECU80に入力される。ECU80は、例えばランキンサイクルシステム10、エンジン12、第2冷却回路70の第2ポンプ72の各種制御を行うように、所謂コンピュータとして構成され、演算処理装置(例えばCPU)や記憶装置(例えばROM、RAM)、入力ポート、出力ポート等を備えて構成されている。ECU80は、それらセンサからの出力に基づいて各種値を検出し(取得し)、予め記憶しているプログラム及びデータに基づいて所定の演算をし、エンジン12(例えば燃料噴射弁、EGR弁42)の作動制御、ランキンサイクル10のポンプ52の作動制御、発電機66の作動制御、第2冷却回路70の第2ポンプ72の作動制御等のためにそれらのそれぞれに作動信号を出力する。つまり、ECU80は、エンジン制御部、ランキンサイクル制御部、発電制御部、第2冷却回路70において第2冷却水を循環させるための第2ポンプ72を制御するように構成された制御部のそれぞれに相当する機能部を有し、これらは互いに関連付けられている。なお、ECU80は1つの電子制御ユニットであることに限定されず、複数の電子制御ユニットの複合体として構成されてもよい。
さて、ECU80(つまり、第2ポンプ72を制御するように構成された制御部)による第2ポンプ72の制御について、図3のフローチャートに基づいて説明する。なお、図3のフローチャートに示すルーチンは、エンジン12の始動後、第1所定時間が経過したとき(つまり、ランキンサイクルシステム10の始動完了後の状態)から、第2所定時間間隔で繰り返し実行される。より具体的には、第1所定時間は、第2冷却回路70の第2冷却水の温度がある程度一定になるまでに要する時間として、予め実験に基づいて定められていて、ECU80に記憶されている。なお、この第1所定時間が経過したか否かを判定するために、ECU80はタイマ手段及び第1所定時間経過判定手段に相当する機能部を備える。しかし、第1所定時間はエンジン始動の度に定められてもよく、或いは、それに相当する別の判定基準値が採用されてもよい。ECU80は、検出したエンジン運転状態及びエンジン冷却水温などに基づいて、予め実験等に基づいて定めた所定の演算式やデータ等にしたがって、エンジン12の始動の度、第1所定時間を定めてもよい。なお、エンジン運転状態は、エアフローメーター88の出力に基づいて検出される吸入空気量、アクセル開度センサ90の出力に基づいて検出されるアクセル開度、すなわちエンジン負荷、及び、エンジン回転速度センサ86の出力に基づいて検出されるエンジン回転速度に基づいて定めることができる。また、第2冷却回路70における第2冷却水は外気との熱交換で第2ラジエータ74において冷却されるので、外気温を検出するための外気温センサを備える場合、その出力に基づいて検出される外気温に更に基づいて第1所定時間は定められてもよい。更に、ECU80は、第2水温センサ94の出力に基づいて検出した第2冷却回路70の第2冷却水の温度に基づいて、第1所定時間が経過したか否かに相当する判定を行ってもよい。例えば、検出した第2冷却水の温度の(単位時間当たりの)変化率が所定変化率以下になったとき、第1所定時間が経過したと判定するようにECU80は構築されてもよい。
ECU80は、まず、ステップS301にて、第2水温センサ94の出力に基づいて検出される第2冷却水の温度が所定水温域(所定温度域)にあるか否かを判定する。本実施形態では、第2冷却回路70の第2冷却水が第1冷却回路44のエンジン冷却水よりもより低い温度を有するように所定水温域は定められている。所定水温域は、ここでは、45℃以上、70℃以下の温度域と定められている。(所定環境下(例えば外気の温度が所定外気温域内)で)エンジン12が所定運転状態にあるときに、第1冷却回路44においてラジエータ48を出た第1冷却水が第1所定温度(例えば約80℃)になる場合、第2冷却回路70において第2ラジエータ74を出た第2冷却水が(第1所定温度よりも低い)第2所定温度(例えば約50℃)を有するとよい。この場合、所定水温域は、45℃以上60℃以下の範囲であるとよく、更に好ましくは48℃以上55℃以下の温度範囲である。しかし、所定水温域はこれ以外の温度範囲であってもよい。なお、第2冷却水の温度はここでは第2水温センサ94の出力に基づいて取得されるが、エンジン冷却水温やエンジン運転状態に基づく演算等により推定されてもよい(取得されてもよい)。なお、この場合、第2水温センサ94は設けられなくてもよい。
そして、ステップS301で第2冷却水の温度が所定水温域にあるので肯定判定されると、当該ルーチンは終了し、次のルーチンのステップS301が実行される。他方、ステップS301で第2冷却水の温度が所定水温域にないので否定判定されると、ステップS303に進む。
ステップS303に至ると、第2ポンプ72の吐出量を補正するように、ECU80は第2ポンプ72に信号を出力する。初期状態では、第2ポンプ72は所定吐出量で運転されている。ECU80は、第2冷却水の温度が所定水温域に入るように、検出した第2冷却水の温度に基づいて予め定めた演算式やデータにしたがって演算することで、第2ポンプ72の制御量を算出する。そしてその制御量に応じた信号を、ECU80は第2ポンプ72に出力する。第2ポンプ72の吐出量を可変制御することで、第2ラジエータ74での第2冷却水の冷却度合いを変えることができ、よって第2冷却水の温度を調節することが可能になる。これにより、当該ルーチンは終了し、次のルーチンのステップS301が実行される。なお、図3のルーチンの繰り返し間隔である上記第2所定時間は、このようなステップS303でのポンプに対する補正制御で、第2冷却水の温度(検出値又は取得値)に変化が現れる時間として、予め実験に基づいて定められている。
説明した制御により、第2冷却回路70において第2ラジエータ74を出た第2冷却水の温度を所定水温域に制御することが可能になり、例えば(エンジン冷却水温よりも低い)約50℃にすることができる。そして、このように冷却された第2冷却水は、ランキンサイクルシステム10の凝縮器58に供給されるほか、インタークーラ28やEGRクーラ43のそれぞれにも供給される。なお、第2冷却回路70はエンジン12のウォータージャケットを流れるエンジン冷却水が流れないので、概して、第2ラジエータ74を出た第2冷却水の温度はラジエータ48を出たエンジン冷却水の温度よりも低い。例えば、当該システムでは、第2ラジエータ74を出た第2冷却水の温度はラジエータ48を出たエンジン冷却水の温度よりも約30℃~約40℃低くすることができる。このように、ECU80(つまり、第2ポンプ72を制御するように構成された制御部)は、第2冷却回路70における第2冷却水の温度を第1冷却回路44におけるエンジン冷却水の温度よりも低い温度に維持するように、第2ポンプ72を制御するように構成されている。したがって、第1冷却回路44を「高温冷却回路」と称し、第2冷却回路70を「低温冷却回路」と称してもよい。
上記廃熱利用システム1を設けたことによる効果を以下に説明する。
廃熱利用システム1では、ランキンサイクルシステム10に加えて、第2ラジエータ74と第2ポンプ72とが設けられた第2冷却回路70を備える。そして第2冷却回路7070は、エンジン冷却水が循環する第1冷却回路44から別個に形成され、つまり独立している。したがって、第2ラジエータ74を出た第2冷却水の温度を、ラジエータ48を出たエンジン冷却水の温度よりも低くすることができる。よって、エンジン冷却水をランキンサイクルシステム10の凝縮器58での作動流体の凝縮に用いる場合よりも、第2冷却水を同凝縮器58に供給して作動流体を冷却する本実施形態の場合の方が、凝縮器58での作動流体の液化効率を高めることができる。よって、ランキンサイクルシステム10の凝縮器58で作動流体をより好適に冷却し、ランキンサイクルシステム10の作動効率を高めることができる。したがって、当該廃熱利用システム1によれば、ランキンサイクルシステム10の出力を改善することが可能になる。
更に、廃熱利用システム1を備えた上記エンジンシステムにおいて、上記第2冷却回路70には、インタークーラ28が組み込まれている。(インタークーラ28とは異なる)広く用いられているインタークーラは、一般に吸入空気を外気との熱交換で冷却するように構成されている。その場合には、例えば外気が水分を多く含む場合、そのインタークーラでの吸入空気の冷却により凝縮水が生じる虞がある。この現象は、外気温がかなり低い場合に生じる可能性が高い。これに対して、本実施形態では、インタークーラ28に供給される第2冷却水は所定水温域の温度を有し、例えば約50℃であるので、そのような凝縮水の発生を抑制することができる。
更に、上記第2冷却回路70には、EGRクーラ43が組み込まれている。EGRクーラも、一般に、EGRガスを外気との熱交換で冷却するように構成されている。その場合には、外気の温度がかなり低い場合、そのEGRクーラでのEGRガスの冷却により、やはり凝縮水が生じる可能性が高い。特に、燃料の燃焼により排気ガスには水蒸気が多く含まれている。それ故、吸入空気よりもEGRガスの方が、その外気の状態によっては凝縮水が生じ易い。これに対して、本実施形態では、EGRクーラ43に供給される第2冷却水は前述の所定水温域の温度を有し、例えば約50℃であるので、そのような凝縮水の生成を抑制することが可能になる。
このように、本実施形態によれば、第1冷却回路44からは独立して設けられた第2冷却回路70にインタークーラ28やEGRクーラ43が設けられるので、吸入空気やEGRガスを十分に冷却しつつ、その冷却による吸気通路16又はEGR通路38での凝縮水の発生を抑制することができる。よって、燃焼室内や吸気系統(PCV通路を含む)への水分混入をより好適に防ぐ又は抑制することが可能になる。
なお、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変形して実施することができる。
上記ランキンサイクルシステムにおいて、作動流体の種類によっては、エンジン冷却水が蒸発器54で作動流体と熱交換してもよい。また、上記実施形態では、膨張機56で取り出された動力の全ては発電機66での発電に用いられた。しかし、その取り出した動力の全て又は一部は、エンジン12の出力軸又は動力伝達軸に伝えられてもよい。膨張器56で取り出した動力が、車両の架装物を動かすための動力をエンジン又はトランスミッションから取り出す装置(PTO)、例えばフライホイールPTOなどに供給可能にされるように、膨張器56はそれら装置に直接的に又は間接的に接続されてもよい。本開示の技術は、膨張機56で取り出した動力の用途を限定しない。
1 廃熱利用システム
10 ランキンサイクルシステム
12 エンジン
14 エンジン本体
16 吸気通路
18 排気通路
22 エアクリーナ
24 ターボチャージャ
26 コンプレッサ
28 インタークーラ
30 タービン
32 排気浄化装置
36 排気ガス還流(EGR)装置
38 EGR通路
42 EGR弁
43 EGRクーラ
44 第1冷却回路
46 ウォーターポンプ
48 ラジエータ
52 ポンプ
54 蒸発器
56 膨張機(動力発生機)
58 凝縮器
60 環状通路
66 発電機
70 第2冷却回路
72 第2ポンプ
74 第2ラジエータ
80 電子制御ユニット(ECU)

Claims (1)

  1. 作動流体の循環路に、該循環路において作動流体を循環させるべく作動流体を送出するように構成されたポンプ、該ポンプにより送出された作動流体をエンジンの廃熱により加熱して蒸発させるように構成された蒸発器、該蒸発器を経由した作動流体から動力を生じさせるように構成された動力発生機、該動力発生機を経由した作動流体を凝縮させるように構成された凝縮器が順に設けられているランキンサイクルシステムを備えた、廃熱利用システムであって、
    前記エンジンの冷却用の第1冷却が循環する第1冷却回路から独立した第2冷却回路と、制御部とを備え、
    前記第2冷却回路には
    前記凝縮器と、
    前記第2冷却回路において第2冷却を循環させるように構成された循環装置と、
    前記第2冷却回路において前記第2冷却を冷却するように構成された冷却器と
    吸気通路を通って前記エンジンに吸入される空気を、前記第2冷却水と熱交換して冷却する第1クーラと、
    前記エンジンの排気ガスを前記吸気通路に還流するEGR通路を流れる前記排気ガスを、前記第2冷却水と熱交換して冷却する第2クーラと、
    が設けられ
    前記制御部は、前記第2冷却水の温度が、前記第1冷却水よりもより低い温度になるように、かつ前記吸気通路及び前記EGR通路内において凝縮水の発生を抑制するように定められた所定水温域外である場合、前記第2冷却水の温度が該所定水温域内に入るように前記循環装置の吐出量を制御する、
    廃熱利用システム。
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