JP7144363B2 - Soil sampling device - Google Patents
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Description
本発明は、圃場等の土壌を採取する土壌採取装置に関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a soil sampling device for sampling soil such as a field.
従来、特許文献1に開示された土壌採取装置が知られている。
特許文献1に開示の土壌採取装置は、ロータリ耕耘機に牽引される台車と、台車の台板上に載置された採土用容器とを備えている。この土壌採取装置は、ロータリ耕耘機の耕耘爪により耕耘されて飛散した土砂を採土用容器に採取することができる。
Conventionally, a soil sampling device disclosed in
The soil sampling device disclosed in
しかしながら、上記特許文献1に開示された土壌採取装置では、複数の異なる場所で夫々異なる容器に土壌を採取したい場合、採土用容器を何度も交換する作業が必要となって作業性が非常に悪い。
本発明は、上記したような実情に鑑みて、複数の異なる場所で夫々異なる容器に土壌を採取する作業を効率的に行うことができる土壌採取装置を提供するものである。
However, with the soil sampling apparatus disclosed in
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a soil sampling apparatus capable of efficiently sampling soil in different containers at a plurality of different locations.
本発明の一態様に係る土壌採取装置は、圃場を移動する農業機械に設けられて土壌を採取する採取部と、前記採取部にて採取された土壌を収容可能な複数の容器と、前記複数の容器を前記採取部により採取された土壌を受け入れ可能な受入位置に所定数ずつ順次移送する移送機構と、を備え、前記採取部は、土壌を掻き上げる耕耘爪を有する耕耘部であって、前記耕耘部の後方には、前記耕耘部の後方を覆う後部カバーが設けられ、前記容器及び前記移送機構は、前記後部カバー上に設けられている。
好ましくは、前記移送機構は、前記容器の移送方向に延設された軌道部と、前記容器を取り出し可能に収容する複数の収容部を有し且つ前記軌道部に沿って移動可能な台車と、前記台車を移動させる駆動部と、を有している。
A soil sampling apparatus according to an aspect of the present invention includes a sampling unit that is provided in an agricultural machine that moves in a field and samples soil; a plurality of containers that can store the soil sampled by the sampling unit; a transport mechanism for sequentially transporting a predetermined number of containers to a receiving position capable of receiving the soil collected by the collecting unit, wherein the collecting unit is a tilling unit having a tillage claw for raking up the soil, A rear cover that covers the rear of the tillage unit is provided behind the tillage unit, and the container and the transfer mechanism are provided on the rear cover .
Preferably, the transport mechanism includes a track portion extending in a transport direction of the container, and a carriage movable along the track portion and having a plurality of storage portions for detachably storing the container, and a driving unit for moving the carriage.
好ましくは、前記移送機構は、前記後部カバーの幅方向に沿って前記容器を移送する。
好ましくは、前記後部カバーは、前記耕耘爪の後方を覆う後部カバー本体と、前記後部カバー本体の後端に取り付けられたフラップカバーとを有し、前記移送機構及び前記容器は、前記フラップカバー上に設けられている。
Preferably, the transfer mechanism transfers the container along the width direction of the rear cover.
Preferably, the rear cover has a rear cover body covering the rear of the tillage tines and a flap cover attached to the rear end of the rear cover body, and the transfer mechanism and the container are arranged on the flap cover. is provided in
好ましくは、土壌採取装置は、前記採取部により採取された土壌を導いて前記容器に向けて放出する放出する放出管を備え、前記放出管は、前記採取部側に設けられた取入口と、前記容器側に設けられて前記受入位置に向けて開口する放出口とを有している。
好ましくは、前記後部カバーは、前記耕耘部により掻き上げられた土壌が通過可能な通過口を有し、前記放出管の取入口は、前記通過口に接続されている。
Preferably, the soil sampling device includes a discharge pipe that guides the soil collected by the collecting unit and discharges it toward the container, the discharge pipe having an intake provided on the collecting unit side; A discharge port is provided on the container side and opens toward the receiving position.
Preferably, the rear cover has a passage port through which the soil raked up by the tilling section can pass, and the intake port of the discharge pipe is connected to the passage port.
好ましくは、前記通過口の開放と閉鎖を切り換え可能なシャッタ装置を備えている。
好ましくは、前記複数の容器の上部を覆う蓋体を備え、前記蓋体は、前記受入位置にある前記容器の上部のみを開放する開口部を有している。
Preferably, a shutter device capable of switching opening and closing of the passage port is provided.
Preferably, a lid is provided to cover the tops of the plurality of containers, and the lid has an opening that opens only the tops of the containers in the receiving position.
上記土壌採取装置によれば、移送機構によって複数の容器を採取部により採取された土壌を受け入れ可能な受入位置に所定数ずつ順次移送することができるため、複数の異なる場所で夫々異なる容器に土壌を採取する作業を効率的に行うことができる。 According to the above soil sampling apparatus, the transfer mechanism can sequentially transfer a predetermined number of a plurality of containers to the receiving positions where the soil collected by the sampling unit can be received. can be efficiently performed.
以下、本発明に係る土壌採取装置の好適な実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る土壌採取装置1を示す側面図である。
以下の説明において、図1の矢印X1方向を前方、矢印X2方向を後方、矢印X方向を前後方向という。また、前後方向Xに直交する水平方向(紙面垂直方向)を装置幅方向Y(図7参照)という。
A preferred embodiment of a soil sampling device according to the present invention will be described below.
FIG. 1 is a side view showing a
In the following description, the direction of arrow X1 in FIG. 1 is referred to as the front, the direction of arrow X2 is referred to as the rear, and the direction of arrow X is referred to as the front-rear direction. A horizontal direction perpendicular to the front-rear direction X (perpendicular to the paper surface) is referred to as a device width direction Y (see FIG. 7).
図1~図3に示すように、土壌採取装置1は、採取部2と、容器3と、移送機構4とを備えている。
採取部2は、圃場を移動する農業機械5に設けられて土壌を採取する部分である。農業機械5は、圃場を移動しながら農作業を行うための機械である。農業機械5は、トラクタ6の後部に装着されており、トラクタ6と共に移動する。トラクタ6は運転席7を備えており、運転席7に着座した運転者の前側が前方となる。本実施形態の場合、農業機械5は、圃場を耕耘するロータリ耕耘機である。農業機械5はロータリ耕耘機には限定されないが、以下の説明では農業機械5がロータリ耕耘機5であるとして説明する。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
The
図4は、ロータリ耕耘機5の一例を示している。但し、ロータリ耕耘機5は、図4に示すものには限定されない。例えば、図4に示すロータリ耕耘機5はサイドドライブ式であるが、ロータリ耕耘機5はセンタードライブ式であってもよい。
図1に示すように、ロータリ耕耘機5は、トラクタ6の後部にリンク機構8を介して昇降可能に装着される。ロータリ耕耘機5は、トラクタ6の後部に突設されたPTO軸9から動力を受ける入力軸10を有している。PTO軸9と入力軸10とは、ユニバーサルジョイント(図示略)により接続されている。
FIG. 4 shows an example of the
As shown in FIG. 1, the
入力軸10に入力された動力は、伝動ケース11内に収容された歯車機構等の動力伝達機構を介して爪軸12に伝達される。爪軸12は、装置幅方向に延びる軸心回りに回転する。爪軸12には、耕耘爪13が取り付けられている。耕耘爪13は、爪軸12と共に矢印A1方向に回転することにより、後方に向けて土壌を掻き上げる。爪軸12と耕耘爪13によって耕耘部が構成されている。
Power input to the
本実施形態の場合、採取部2は耕耘部である。そのため、以下の説明では、採取部2が耕耘部2であるとして説明する。耕耘部(採取部)2は、土壌を掻き上げることによって土壌を採取する。これにより、土壌採取装置1は、耕耘部2によって攪拌された土壌を採取することができる。但し、採取部2は、土壌を掻き上げて後方に送ることができるものであればよく、耕耘部には限定されない。
In the case of this embodiment, the
耕耘部2の上方は、上部カバー14により覆われている。耕耘部2の後方は、後部カバー15により覆われている。耕耘部2の側方(左側及び右側)は、側部カバー16により覆われている。
後部カバー15は、後部カバー本体17とフラップカバー18とを有している。後部カバー本体17は、上部カバー14の後端に取り付けられており、耕耘爪13の後方を覆っている。後部カバー本体17は、上部カバー14に対して上方又は下方に揺動可能である。後部カバー本体17は、弾下装置19のバネ力によって下方に向けて付勢されている。フラップカバー18は、後部カバー本体17の後端に取り付けられている。フラップカバー18は、地面G1に接地して地面を均すための整地部18aを有している。整地部18aは、側面視にて下向きに膨らむ円弧状に形成されている。
The upper part of the
The
図2に示すように、後部カバー本体17の後面には、第1取付部20が設けられている
。フラップカバー18の上面には、第1取付部20に対して着脱可能な第2取付部21が設けられている。第1取付部20に対して第2取付部21を取り付けることによって、後部カバー本体17に対してフラップカバー18が着脱可能に取り付けられる。図4に示すように、フラップカバー18にはアーム22が設けられており、後部カバー本体17にはレバー23が設けられている。レバー23をアーム22に向けて押し下げることによって、第1取付部20に対する第2取付部21の係合を解除して、フラップカバー18を後部カバー本体17から取り外すことができる。
As shown in FIG. 2 , a
図2、図4に示すように、後部カバー15は、耕耘部2により掻き上げられた土壌が通過可能な通過口15aを有している。通過口15aは、後部カバー本体17に設けられている。本実施形態の場合、通過口15aは、畝立て器(培土器)を取り付けるために設けられた開口である。通過口15aは、畝立て器を使用しないときにはキャップ24により塞がれる。本実施形態の場合、通過口15aは、装置幅方向の中央に設けられているが、装置幅方向の一方側(左側)又は他方側(右側)に設けてもよいし、装置幅方向に並べて2つ以上設けてもよい。通過口15aは、畝立て器を取り付けるための開口と兼用することが好ましいが、畝立て器を取り付けるための開口とは別に設けてもよい。また、後部カバー15は、畝立て器を取り付けるための開口を有していないが、通過口15aを有しているものでもよい。
As shown in FIGS. 2 and 4, the
図2に示すように、土壌採取装置1は、通過口15aの開放と閉鎖を切り換え可能なシャッタ装置25を備えている。シャッタ装置25は、遮蔽板26と、遮蔽板26を駆動する駆動装置27を有している。遮蔽板26は、通過口15aを覆うことが可能な面積を有している。遮蔽板26は、通過口15aの前方又は後方(図2の場合は後方)に配置されている。駆動装置27は、矢印A2に示すように、遮蔽板26を通過口15aを遮蔽する位置と通過口15aを開放する位置とに移動させる。本実施形態の場合、駆動装置27は、遮蔽板26を通過口15aを遮蔽する下方位置(図2の仮想線位置)と通過口15aを開放する上方位置(図2の実線位置)とに移動させる。駆動装置27は、例えば、モータと、モータの回転動力を往復運動の動力に切り換えて遮蔽板26に伝達する伝達機構から構成される。伝達機構は、例えば、ネジ機構や歯車機構等から構成される。但し、駆動装置27の構成は、上記の構成には限定されず、例えば、エアシリンダや油圧シリンダ等を利用した装置であってもよい。
As shown in FIG. 2, the
図2に示すように、土壌採取装置1は、シャッタ装置25の駆動操作を行うためのスイッチ28を備えている。スイッチ28は、例えば、トラクタ6の運転席7に着座した運転者が操作可能な位置(例えば、運転席7の前方や側方)に配置することができる。但し、シャッタ装置25の駆動は、予めメモリに記憶したプログラムやタイマーで設定された時間間隔に従って自動で間欠的に行うようにしてもよい。また、シャッタ装置25の駆動は、トラクタ6が一定距離走行する毎に自動で間欠的に行うようにしてもよい。また、トラクタ6が予め設定された走行ルートに沿って自動走行する場合、予め定めた圃場の特定位置にてシャッタ装置25を自動的に駆動させる構成としてもよい。
As shown in FIG. 2 , the
遮蔽板26により通過口15aを閉鎖した状態では、耕耘部2により掻き上げられた土壌は通過口15aを通過することができない。遮蔽板26を上方に移動させて通過口15aを開放した状態では、耕耘部2により掻き上げられた土壌は通過口15aを通過することができる。
但し、土壌採取装置1は、シャッタ装置25を備えていないものであってもよい。この場合、通過口15aは遮蔽板26により閉鎖されないため、耕耘部2により掻き上げられた土壌は通過口15aを通過することができる。
When the
However, the
図2、図5に示すように、通過口15aには、放出管29が接続されている。放出管29は、採取部2により採取された土壌(耕耘部2により掻き上げられた土壌)を導いて、容器3に向けて放出する。図2、図3、図5に示すように、放出管29は、取入口29aと放出口29bとを有している。取入口29aは、前側(採取部2側)に設けられており、通過口15aに接続されている。放出口29bは、後側(容器3側)に設けられており、後述する受入位置P1(図7、図8参照)に向けて開口している。取入口29aは前方
を向いて開口し、放出口29bは下方を向いて開口している。取入口29aと放出口29bとを繋ぐ管路は、前方から後方に向かうにつれて次第に下降するように湾曲している。取入口29a及び放出口29bの装置幅方向の位置は、通過口15aの位置に対応する。本実施形態の場合、通過口15aが装置幅方向の中央に設けられているため、取入口29a及び放出口29bは装置幅方向の中央に配置されている。
As shown in FIGS. 2 and 5, a
容器3は、採取部2にて採取された土壌(耕耘部2により掻き上げられた土壌)を収容可能である。容器3は、複数の容器を含む。図6に示すように、複数の容器3は、移送機構4を構成する台車31の複数の収容部33(後述する)にそれぞれ収容される。容器3の数は、特に限定されないが、少なくとも2個以上、好ましくは5個以上、より好ましくは10個以上である。本実施形態の場合、容器3の数は10個である。容器3は、底面と側面とを有しており、上面が開放されている。容器3は、移送機構4により移送される。
The
移送機構4は、後部カバー15の幅方向(装置幅方向Y)に沿って容器3を移送する機構である。図3、図7に示すように、移送機構4は、軌道部30と、台車31と、駆動部32とを有している。
図7に示すように、軌道部30は、後部カバー15の幅方向(装置幅方向)に沿って延設されている。図3に示すように、軌道部30は、一対のレール30F、30Rから構成されている。一対のレール30F、30Rは、前後方向に間隔をあけて互いに平行に配置されている。軌道部30は、後部カバー15の全幅の少なくとも半分以上の長さに亘って設けられている。レール30F、30R(軌道部30)の延設方向が容器3の移送方向となる。一対のレール30F、30Rのうち、一方のレール30Fは断面U字型に形成され、他方のレール30Rは断面逆U字型に形成されている。
The
As shown in FIG. 7, the
図6に示すように、台車31は、容器3を取り出し可能に収容する複数の収容部33を有している。複数の収容部33は、後部カバー15の幅方向(装置幅方向)に並んで配置されている。収容部33の数は、容器3の数と同じ又は容器3の数より多く設定される。複数の収容部33は、隔壁34によって隔てられている。図3に示すように、収容部33は、底板33aと、底板33aの周縁から立設した縦板33bとを有している。収容部33は、上部が開放されており、当該上部から容器3を収容し又は取り出すことができる。容器3は、収容部33に収容された状態において、収容部33の縦板33及び隔壁34により周囲(前後左右)を覆われるが上部は覆われない。図6、図7に示すように、複数の容器3は、複数の収容部33に1つずつ収容される。これにより、複数の容器3は、後部カバー15の幅方向(装置幅方向)に沿って並んで配置される。
As shown in FIG. 6, the
図3に示すように、台車31は、複数の車輪35を有している。車輪35は、一対の車輪35F、35Rから構成されている。一対の車輪35F、35Rは、収容部33に回転可能に取り付けられている。本実施形態の場合、車輪35F、35Rは、ベアリングにより構成されている。車輪35F、35Rは、収容部33から前方と後方にそれぞれ突出した支軸36に回転可能に支持されている。車輪35Fは、収容部33の前側に取り付けられている。車輪35Rは、収容部33の後側に取り付けられている。
As shown in FIG. 3 , the
車輪35Fは、レール30F上に載置されており、レール30F上を転動する。車輪35Rは、レール30R上に載置されており、レール30R上を転動する。車輪35F、35Rがレール30F、30R上を転動することにより、台車31が軌道部30に沿って移動可能である。
尚、台車31を軌道部30に沿って移動可能とする構成は、図示の構成には限定されず、他の構成としてもよい。例えば、車輪35F、35Rに代えてレール30F、30R上に沿ってスライド移動可能なスライダを台車31に設ける構成としてもよい。
The
In addition, the configuration that allows the
駆動部32は、台車31を移動させる。図3、図8に示すように、駆動部32は、モータ37と、モータ37の駆動力を台車31に伝達する動力伝達機構38とを有している。動力伝達機構38は、第1歯車39、第2歯車40、第3歯車41、ラック42を有している。第1歯車39は、モータ37の駆動軸に取り付けられている。第2歯車40は、第1歯車39よりも歯数が多い減速用歯車であって、第1歯車39と噛み合っている。第3歯車41は、第2歯車40と同一軸に取り付けられている。第3歯車41は、第2歯車4
0よりも歯数が少ない歯車(ピニオン)である。ラック42は、第3歯車41と噛み合っている。
The
A gear (pinion) with fewer than zero teeth. The
図6、図8に示すように、ラック42の多数の歯は、上を向いて装置幅方向に沿って列設されている。ラック42は、台車31に取り付けられている。ラック42は、台車31の複数の収容部33に跨って設けられている。図6に示すように、ラック42の長さ方向(歯の並び方向)の一端部は、複数の収容部33のうち最も一方側(左側)にある収容部33Aよりも一方側(左側)に突出して配置されている。ラック42の長さ方向の他端部は、複数の収容部33のうち最も他方側(右側)にある収容部33Bと隣り合う収容部33Cに対応する位置に配置されている。つまり、ラック42は、台車31に対して装置幅方向の一方側(左側)にずれて配置されている。
As shown in FIGS. 6 and 8, a large number of teeth of the
モータ37の駆動軸が回転すると、第1歯車39が回転する。第1歯車39が回転すると、第2歯車40及び第3歯車41が回転する。第3歯車41が回転すると、ラック42が後部カバー15の幅方向(装置幅方向)に沿って移動する。これにより、台車31が軌道部30に沿って移動し、容器3が後部カバー15の幅方向に沿って移送される。モータ37の駆動及び停止の操作は、例えば、トラクタ6の運転者がスイッチ(図示略)のオンオフを切り換えることにより行うことができる。
When the drive shaft of the
本実施形態の場合、土壌採取作業中における容器3の移送方向は、右側から左側に向かう方向(図7の矢印A3参照)であり、左側を移送方向前方として説明する。従って、ラック42は、台車31に対して移送方向前方にずれて配置されている。但し、容器3の移送方向は、左側から右側であってもよい。
また、本実施形態の場合、軌道部30による台車31の移送経路は、後部カバー15の幅方向に沿って延びる1本の直線状経路として構成されているが、これには限定されない。例えば、移送経路は、後部カバー15の幅方向に沿って延びる互いに平行な複数本の直線状経路として構成してもよい。この場合、例えば、軌道部30を互いに平行な複数対のレールから構成し、それぞれの対のレールに台車31を載置することができる。また、移送経路は、ループ状に構成してもよいし、後部カバー15の幅方向に沿って延びる移送経路と連続する上下方向の移送経路を含んでいてもよい。
In the case of this embodiment, the direction of transfer of the
Further, in the case of the present embodiment, the transfer route of the
図3、図7に示すように、容器3及び移送機構4は、後部カバー15上に設けられている。詳しくは、容器3及び移送機構4は、フラップカバー18上に設けられている。軌道部30は、フラップカバー18の整地部18aの上面(整地部18aと反対側の面)に取り付けられている。台車31は、軌道部30上に載ってフラップカバー18の上方に配置されている。図8に示すように、駆動部32(モータ37、動力伝達機構38)は、取付部材43を介して後部カバー15に取り付けられている。本実施形態の場合、駆動部32は、後部カバー本体17に取り付けられているが、フラップカバー18に取り付けられていてもよい。
As shown in FIGS. 3 and 7, the
移送機構4は、複数の容器3を採取部2により採取された土壌を受け入れ可能な受入位置P1に所定数ずつ(本実施形態の場合、1つずつ)順次移送する。受入位置P1は、放出口29bから放出された土壌を容器3に受け入れ可能な位置である。具体的には、受入位置P1は、放出管29の放出口29bが開口している位置である(図8参照)。本実施形態の場合、放出口29bが装置幅方向の中央に配置されているため、受入位置P1は装置幅方向の中央に位置している。
The
図3、図7、図8等に示すように、複数の容器3の上部は蓋体44により覆われている。蓋体44は、後部カバー15に取り付けられている。具体的には、蓋体44は、ブラケット45を介してボルトB1によりフラップカバー18の第1取付部20に取り付けられている。蓋体44は、装置幅方向に延びており、後部カバー15の全幅に亘って設けられている。蓋体44は、受入位置P1にある容器3の上部のみを開放する開口部44aを有している。蓋体44は、容器3に収容された土壌が容器3の上部からこぼれることを防ぐために設けられている。蓋体44によって容器3の上部を覆うことによって、ロータリ耕耘機5をトラクタ6に対して上昇させたとき等に土壌がこぼれることを防止できる。開口部44aは、容器3が受入位置P1にて土壌を受け入れるときに土壌が通過する穴である
。蓋体44は、着脱可能であって、容器3を収容部33に対して出し入れするときには取り外される。
As shown in FIGS. 3, 7, 8, etc., the upper portions of the plurality of
以下、本発明に係る土壌採取装置1の作用(動作)について説明する。
図7に示すように、初期状態(土壌の採取前の状態)では、台車31は軌道部30の移送方向後方寄り(右寄り)の位置にある。このとき、複数の容器3のうち最も移送方向前方に位置する容器3Dが受入位置P1にある。この状態において、採取部2を駆動して通過口15aを開放すると、耕耘爪13によって掻き上げられた土壌S1は通過口15aを通って放出管29内に導入される(図5参照)。放出管29内に導入された土壌S1は、放出口29bを通って放出され、蓋体44の開口部44a(図8参照)を通過して、受入位置P1にある容器3Dに収容される(図9参照)。
The action (operation) of the
As shown in FIG. 7, in the initial state (the state before soil is collected), the
最も移送方向前方に位置する容器3Dに土壌が収容されると、シャッタ装置25を駆動して通過口15aを閉鎖する。また、モータ37を駆動して台車31を軌道部30に沿って移送方向前方に移動させ、複数の容器3のうち容器3Dと隣り合う容器3Eを受入位置P1まで移動させる(図10参照)。そして、トラクタ6を走行させて次の採取位置に移動した後、シャッタ装置25によって通過口15aを開放すると、通過口15aを通過した土壌は放出管29を通って受入位置P1にある容器3Eに収容される。
When the soil is stored in the
上述した動作を最も移送方向後方(右側)に位置する容器3Fに土壌が収容されるまで繰り返すことにより、全ての容器3に土壌が収容される(図11参照)。全ての容器3に土壌が収容された後、容器3を台車31の収容部33から取り出すことにより、土壌の採取作業が完了する。尚、必要な土壌のサンプリング数が容器3の数よりも少ない場合は、サンプリング数に対応する数の容器3に土壌が収容された後、容器3を台車31の収容部33から取り出せばよい。また、容器3を台車31の収容部33から取り出すタイミングは任意であり、例えば、1つの容器3に土壌が収容される度に収容部33から容器3を取り出してもよい。
By repeating the above-described operation until the
上記実施形態の土壌採取装置1によれば、以下の効果を奏する。
土壌採取装置1は、圃場を移動する農業機械5に設けられて土壌を採取する採取部2と、採取部2にて採取された土壌を収容可能な複数の容器3と、複数の容器3を採取部2により採取された土壌を受け入れ可能な受入位置P1に所定数ずつ順次移送する移送機構4と、を備えている。
The
A
この構成によれば、移送機構4によって複数の容器3を採取部2により採取された土壌を受け入れ可能な受入位置P1に所定数ずつ順次移送することができる。そのため、容器3を交換する手間を省くことができ、複数の異なる場所で夫々異なる容器に土壌を採取する作業を効率的に行うことができる。
また、移送機構4は、容器3の移送方向に延設された軌道部30と、容器3を取り出し可能に収容する複数の収容部33を有し且つ軌道部30に沿って移動可能な台車31と、台車31を移動させる駆動部32と、を有している。
According to this configuration, the
Further, the
この構成によれば、複数の容器3を台車31の収容部33に収容した状態で軌道部30に沿って移動させることができる、そのため、複数の容器3を所定の方向に確実に且つ円滑に移動させることができる。
また、採取部2は、土壌を掻き上げる耕耘爪13を有する耕耘部2であって、耕耘部2の後方には、耕耘部2の後方を覆う後部カバー15が設けられ、容器3及び移送機構4は後部カバー15上に設けられている。
According to this configuration, the plurality of
The
この構成によれば、耕耘部2によって攪拌された土壌を採取することができるため、亜所要位置の土壌を偏りなく採取することが可能である。また、容器3及び移送機構4が後部カバー15上に設けられているため、容器3及び移送機構4を設けるためのスペースを別途確保する必要がなく、土壌採取装置1の大型化を回避することができる。
また、移送機構4は、後部カバー15の幅方向に沿って容器3を移送する。
According to this configuration, since the soil stirred by the
Further, the
この構成によれば、容器3の移送経路を長く確保することが可能である。そのため、多数の容器3に土壌を収容して移送することができ、複数の異なる場所での土壌の採取を効率良く行うことができる。
また、後部カバー15は、耕耘爪13の後方を覆う後部カバー本体17と、後部カバー本体17の後端に取り付けられたフラップカバー18とを有し、移送機構4及び容器3はフラップカバー18上に設けられている。
According to this configuration, it is possible to secure a long transport path for the
The
この構成によれば、移送機構4及び容器3を設けるスペースを広く確保することができ、移送機構4及び容器3をフラップカバー18上に安定して支持することができる。
また、土壌採取装置1は、採取部2により採取された土壌を導いて容器3に向けて放出する放出する放出管29を備え、放出管29は、採取部2側に設けられた取入口29aと、容器3側に設けられて受入位置P1に向けて開口する放出口29bとを有している。
According to this configuration, a large space for installing the
The
この構成によれば、採取部2により採取された土壌を放出管29によって容器3へと確実に導くことが可能であるため、採取された土壌を効率良く容器3に収容することができる。
また、後部カバー15は耕耘部2により掻き上げられた土壌が通過可能な通過口15aを有し、放出管29の取入口29aは通過口15aに接続されている。
According to this configuration, the soil collected by the collecting
Further, the
この構成によれば、耕耘部2により掻き上げられた土壌を、通過口15aを通して放出管29へと導くことができる。そのため、通過口15aを通過可能な適当な量の土壌を放出管29へと導くことができる。
また、通過口15aの開放と閉鎖を切り換え可能なシャッタ装置25を備えている。
この構成によれば、土壌の採取が必要な場所において通過口15aを開放して土壌を採取し、土壌の採取が不要な場所において通過口15aを閉鎖して土壌を採取しないことができる。そのため、複数の異なる場所での土壌の採取を効率良く行うことができる。
According to this configuration, the soil raked up by the
It also has a
According to this configuration, it is possible to open the
また、土壌採取装置1は、複数の容器3の上部を覆う蓋体44を備え、蓋体44は、受入位置P1にある容器3の上部のみを開放する開口部44aを有している。
この構成によれば、容器3から土壌がこぼれることを防止できる。また、受入位置P1においては開口部44aを介して容器3に土壌を受け入れることができるとともに、受入位置P1にない容器に土壌が入ることを防止することができる。
The
This configuration can prevent the soil from spilling out of the
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 Although one embodiment of the present invention has been described above, it should be considered that the embodiment disclosed this time is illustrative in all respects and is not restrictive. The scope of the present invention is indicated by the scope of the claims rather than the above description, and is intended to include all modifications within the scope and meaning equivalent to the scope of the claims.
1 土壌採取装置
2 採取部(耕耘部)
3 容器
4 移送機構
5 農業機械(ロータリ耕耘機)
13 耕耘爪
15 後部カバー
15a 通過口
17 後部カバー本体
18 フラップカバー
25 シャッタ装置
29 放出管
29a 取入口
29b 放出口
30 軌道部
31 台車
32 駆動部
33 収容部
44 蓋体
44a 開口部
P1 受入位置
1
3
13
Claims (8)
前記採取部にて採取された土壌を収容可能な複数の容器と、
前記複数の容器を前記採取部により採取された土壌を受け入れ可能な受入位置に所定数ずつ順次移送する移送機構と、
を備え、
前記採取部は、土壌を掻き上げる耕耘爪を有する耕耘部であって、
前記耕耘部の後方には、前記耕耘部の後方を覆う後部カバーが設けられ、
前記容器及び前記移送機構は、前記後部カバー上に設けられている土壌採取装置。 a sampling unit that is provided in an agricultural machine that moves through a field and samples soil;
a plurality of containers capable of containing the soil collected by the collecting unit;
a transfer mechanism for sequentially transferring a predetermined number of the plurality of containers to a receiving position capable of receiving the soil collected by the collecting unit;
with
The harvesting section is a tillage section having a tillage claw that rakes up the soil,
A rear cover is provided behind the tillage unit to cover the rear of the tillage unit,
The soil sampling device , wherein the container and the transfer mechanism are provided on the rear cover .
前記容器の移送方向に延設された軌道部と、
前記容器を取り出し可能に収容する複数の収容部を有し且つ前記軌道部に沿って移動可能な台車と、
前記台車を移動させる駆動部と、
を有している請求項1に記載の土壌採取装置。 The transfer mechanism is
a track portion extending in the transport direction of the container;
a carriage that has a plurality of storage units that removably store the container and that is movable along the track unit;
a driving unit for moving the carriage;
The soil sampling device of claim 1, comprising:
前記移送機構及び前記容器は、前記フラップカバー上に設けられている請求項1~3のいずれか1項に記載の土壌採取装置。 The rear cover has a rear cover body covering the rear of the tillage tines, and a flap cover attached to the rear end of the rear cover body,
The soil sampling device according to any one of claims 1 to 3, wherein the transfer mechanism and the container are provided on the flap cover.
前記放出管は、前記採取部側に設けられた取入口と、前記容器側に設けられて前記受入位置に向けて開口する放出口とを有している請求項1~4のいずれか1項に記載の土壌採取装置。 A discharge pipe that guides the soil collected by the collecting unit and discharges it toward the container,
5. The discharge pipe according to any one of claims 1 to 4, wherein the discharge pipe has an intake port provided on the collecting part side and a discharge port provided on the container side and opening toward the receiving position. The soil sampling device according to .
前記放出管の取入口は、前記通過口に接続されている請求項5に記載の土壌採取装置。 The rear cover has a passage opening through which the soil raked up by the tilling section can pass,
6. The soil sampling device according to claim 5 , wherein the intake of said discharge pipe is connected to said passage.
前記蓋体は、前記受入位置にある前記容器の上部のみを開放する開口部を有している請求項1~7のいずれか1項に記載の土壌採取装置。 A lid covering the top of the plurality of containers,
The soil sampling device according to any one of claims 1 to 7 , wherein the lid body has an opening that opens only the upper part of the container at the receiving position.
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