JP7144335B2 - 携帯情報端末及び天体観測・撮影用プログラム - Google Patents

携帯情報端末及び天体観測・撮影用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、天体望遠鏡で観測された天体を撮影する携帯情報端末に係り、特に、天体の観測から撮影まで容易に行うことができる携帯情報端末及び天体観測・撮影用プログラムに関する。
[従来の技術]
従来、天体望遠鏡を用いて観測された天体の写真を撮影する装置がある。
但し、これらの撮影装置は、専用の表示部に天体の軌道等を表示して撮影を行うものであり、一般のスマートフォンを利用して天体を簡易に探索して撮影を容易に行うことができるものではない。
特に、天体望遠鏡のアイピース(接眼部)にスマートフォンのカメラレンズを近接させ、天体を探索して、すぐに天体を撮影ができるものではない。
[関連技術]
尚、関連する先行技術として、特開2007-132964号公報「撮影装置及びプログラム」(特許文献1)、特開2014-157208号公報「天体案内装置、天体案内方法、及びプログラム」(特許文献2)、特開2016-038401号公報「天体案内装置、天体案内方法、及びプログラム」(特許文献3)、特開2016-181873号公報「天体写真撮影支援装置、天体写真撮影支援方法、およびプログラム」(特許文献4)がある。
特許文献1には、天体望遠鏡に対して着脱自在に装着可能な撮影装置であって、撮影対象の天体を選択するだけで方向を制御して撮影することが示されている。
特許文献2には、天体案内装置において、ディスプレイに天体候補を表示させ、タッチパネルで一つの天体を選択すると、軌道情報を取得し、所定位置の天球画像をディスプレイに表示することが示されている。
特許文献3には、天体案内装置において、時刻情報を変化させ、天体を連続的に移動させてディスプレイに表示し、天体の食の状態も表示することが示されている。
特許文献4には、天体写真撮影支援装置において、時刻情報に基づいて天球画像をディスプレイに表示し、インターバル撮影により得られた被写体の多重化画像を表示することが記載されている。
特開2007-132964号公報 特開2014-157208号公報 特開2016-038401号公報 特開2016-181873号公報
しかしながら、上記従来の天体撮影装置では、天体を探索する操作画面(探索モード/ファインダーモード)と天体を撮影する操作画面(撮影モード/カメラモード)とを自在に簡単に切り替えられるものではなく、撮影モードにおいて、シャッターを切るための操作ボタンを強く押してしまうと撮影対象の天体の位置がずれたり、映像がぶれたりしてしまうという問題点があった。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、天体の探索モードから撮影モードに簡単に切り替わり、撮影のシャッターを切る動作で被写体の天体映像がずれることがない携帯情報端末及び天体観測・撮影用プログラムを提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、天体撮影に用いられ、天体望遠鏡で観測対象を拡大して見られる接眼レンズを備えるアイピースに取り付けられる携帯情報端末であって、制御部と、記憶部と、表示部と、操作部と、カメラレンズとを備え、カメラレンズが接眼レンズに近接するよう設置されるものであり、記憶部には、天体を探索する探索モードと天体を撮影する撮影モードを実行するためのプログラムが記憶され、制御部がプログラムを動作させることで実現する機能実現手段として、探索モードにおいて、操作部で選択された観測対象の天体の方向と傾きに天体望遠鏡が設定されたことを表示部に天体探索画面として表示する天体探索処理手段と、天体探索画面に表示された撮影モードへの切り替えを行うボタンが選択されると、撮影モードに移行して、カメラレンズで撮影可能とする天体撮影画面を表示部に表示する天体撮影処理手段とを有することを特徴とする。
本発明は、上記携帯情報端末において、天体撮影処理手段が、天体撮影画面に表示したシャッターボタンを選択することで天体の撮影を行うタッチシャッターモードと、特定のレベル以上の音に反応して天体の撮影を行うノータッチシャッターモードとを選択可能としたことを特徴とする。
本発明は、上記携帯情報端末において、天体撮影処理手段が、天体撮影画面に、探索モードに切り替えるボタンを表示することを特徴とする。
本発明は、上記携帯情報端末において、天体撮影処理手段が、天体撮影画面に、月の明るさを調整する機能をオン・オフするボタンを表示することを特徴とする。
本発明は、上記携帯情報端末において、制御部が、記憶部に記憶されたプログラムを動作させると、起動時に表示部に表示される画面に撮影モードを実行するボタンを設けたことを特徴とする。
本発明は、天体撮影に用いられ、天体望遠鏡で観測対象を拡大して見られる接眼レンズを備えるアイピースに取り付けられる携帯情報端末で動作する天体観測・撮影用プログラムであって、携帯情報端末のカメラレンズが接眼レンズに近接して設置される状態で、携帯情報端末を、天体を探索する探索モードにおいて、操作部で選択された観測対象の天体の方向と傾きに天体望遠鏡が設定されたことを表示部に天体探索画面として表示する天体探索処理手段と、天体探索画面に表示された、天体を撮影する撮影モードへの切り替えを行うボタンが選択されると、撮影モードに移行して、カメラレンズで撮影可能とする天体撮影画面を表示部に表示する天体撮影処理手段として機能させることを特徴とする。
本発明は、上記天体観測・撮影用プログラムにおいて、天体撮影処理手段が、天体撮影画面に表示したシャッターボタンを選択することで天体の撮影を行うタッチシャッターモードと、特定のレベル以上の音に反応して天体の撮影を行うノータッチシャッターモードとを選択可能としたことを特徴とする。
本発明は、上記天体観測・撮影用プログラムにおいて、天体撮影処理手段が、天体撮影画面に、探索モードに切り替えるボタンを表示することを特徴とする。
本発明は、上記天体観測・撮影用プログラムにおいて、天体撮影処理手段が、天体撮影画面に、月の明るさを調整する機能をオン・オフするボタンを表示することを特徴とする。
本発明は、上記天体観測・撮影用プログラムにおいて、天体撮影処理手段が、プログラムの起動時に表示される画面に設けられた撮影モードを実行するボタンの選択により動作することを特徴とする。
本発明によれば、天体を探索する探索モードにおいて、操作部で選択された観測対象の天体の方向と傾きに天体望遠鏡が設定されたことを表示部に天体探索画面として表示する天体探索処理手段と、天体探索画面に表示された、天体を撮影する撮影モードへの切り替えを行うボタンが選択されると、撮影モードに移行して、カメラレンズで撮影可能とする天体撮影画面を表示部に表示する天体撮影処理手段と有する携帯情報端末としているので、撮影モードへのボタン選択により、撮影モードに切り替わり、天体撮影を容易に行うことができる効果がある。
本発明によれば、天体撮影処理手段が、天体撮影画面に表示したシャッターボタンを選択することで天体の撮影を行うタッチシャッターモードと、特定のレベル以上の音に反応して天体の撮影を行うノータッチシャッターモードとを選択可能とした上記携帯情報端末としているので、ノータッチシャッターモードを選択すれば、観測対象の天体の位置がずれたり、撮影の映像がぶれたりすることを防止できる効果がある。
本端末の構成ブロック図である。 天体望遠鏡に本端末を取り付けた場合の概略図である。 天体望遠鏡に本端末を取り付けた場合の正面図である。 ファインダーモード操作画面を示す概略図である。 カメラモード操作画面を示す概略図である。 本端末1における処理を示すフロー図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る携帯情報端末は、スマートフォン等の端末装置であり、天体観測・撮影用のアプリケーション(天体観測・撮影用プログラム)をダウンロードしてインストールし、当該端末装置のカメラレンズが天体望遠鏡のアイピースの接眼レンズに近接するように取り付けられ、アプリケーションが起動されて、観測対象の天体が選択され、天体のナビゲーションを探索モードで開始して、観測対象の天体に天体望遠鏡の向きと傾きが調整され、撮影モード(カメラモード)のボタンが操作されると、撮影モードに切り替わり、天体撮影を容易に行うことができるものである。
また、本発明の実施の形態に係る携帯情報端末は、撮影モードにおいて、特定レベル以上の音に反応してシャッターを切ることができるようしているので、観測対象の天体の位置がずれたり、撮影の映像がぶれたりしないものである。
[本端末:図1]
本発明の実施の形態に係る携帯情報端末(本端末)について図1を参照しながら説明する。図1は、本端末の構成ブロック図である。
本端末1は、図1に示すように、制御部11と、記憶部12と、表示部13と、操作部14と、通信部15とを基本的に有している。
尚、本端末1は、スマートフォン、タブレット端末等、更に天体撮影用の専門の装置であってもよい。
[本端末の取り付け:図2,3]
本端末1の取り付けについて図2,3を参照しながら説明する。図2は、天体望遠鏡に本端末を取り付けた場合の概略図であり、図3は、天体望遠鏡に本端末を取り付けた場合の正面図である。図3では、本端末の画面が正面を向き、望遠鏡本体が上を向いた状態となっている。
図2,3では、反射式の望遠鏡を示しており、望遠鏡本体(筒体)2と、その望遠鏡本体2から引き出されたドローチューブ3と、望遠鏡本体2に並行に取り付けられたファインダー4とを有している。
ドローチューブ3には、接眼レンズを内蔵するアイピースが挿入されるようになっている。
反射式の望遠鏡は、天体の光を筒(鏡筒)の底に取り付けられた反射凹面鏡で集め、斜鏡を通して外に出した像を、ドローチューブ3に挿入されたアイピースの接眼レンズで拡大して見る方式である。
ファインダー4は、望遠鏡本体2の向きを確認するため、天体を確認できる程度に拡大して天体を見ることができる。あくまで天体の位置を確認するものであるから、アイピースの接眼レンズで見ることができる像より拡大率が小さい。
尚、本端末1は、反射式の望遠鏡だけでなく、屈折式の望遠鏡にも取り付けることができる。
屈折式の望遠鏡は、対物レンズで天体の光を集め、接眼レンズで像を拡大して見る方式であり、天体望遠鏡の中で最もポピュラーなものである。
そして、アイピースに本端末1をアダプター5で固定する。
特に、本端末1のカメラレンズとアイピースの接眼レンズが向かい合うようにアダプター5で固定されるものである。
更に、天体を探索(ナビゲーション)するためには、本端末1の長辺の方向及び傾きが望遠鏡本体2の鏡筒の方向及び傾きと一致するよう調整する必要がある。
具体的には、筒状の望遠鏡本体2における背の中央部分の長手方向に、本端末1の裏面(表示画面とは反対側の面)の中央の長手方向が、一致するように端末1を設置する。
[本端末1の各部]
本端末1の各部について具体的に説明する。
記憶部12は、ネットワーク経由でダウンロードしてインストールされた天体観測・撮影用アプリケーション(天体観測・撮影用のコンピュータプログラム/天体観測・撮影用プログラム)を記憶している。
また、記憶部12には、天体観測・撮影用アプリケーション(本アプリ)の動作に必要なデータ等も本アプリのダウンロードの際に一緒にダウンロードされて記憶されている。
具体的には、本アプリでは、「天体マメ知識」の提供、「天文イベント」の提供、更に、特定の天体に対して天体望遠鏡の設定を案内する「天体一覧」を提供する。
従って、記憶部12には、天体観測を行うに当たっての最低限必要な知識となる天体マメ知識のデータ、年間を通していつ天文イベントが発生するかを示す天文イベントのデータ、天体一覧の各天体について図と関連情報、更に各天体の方位と傾きを求めるためのパラメータ及び天文軌道計算式等を記憶している。
表示部13は、各種情報を表示するものである。
操作部14は、必要な指示を入力するものである。
本端末1では、スマートフォン又はタブレットを想定しているので、タッチパネルにより表示部13と操作部14が一体化されている。
通信部15は、本端末1を外部のネットワークに接続して、本アプリと関連データをダウンロードするのに用いられる。
また、通信部15には、GPS(Global Positioning System)受信機を備えており、GPS衛星からのGPS信号を受信して、本端末1の位置と時刻を検出する。尚、本端末1の位置を検出するのに、GPS信号だけでなく通信基地局からの信号も併せて利用するようにしてもよい。
制御部11には、地磁気センサを内蔵し、地磁気の強さで方位を検出する電子コンパスを備えている。電子コンパスによって、本端末1の方向を示すことができる。
また、制御部11は、記憶部12に記憶された本アプリを動作させて実現させる機能として、メニュー選択手段、天体情報表示手段、操作画面表示手段、天体状況表示手段、方位・傾き表示手段、撮影画面表示手段等の処理手段がある。以下、詳細に説明する。
ここで、天体状況表示手段と方位・傾き表示手段で表示される画面を「ファインダーモード操作画面」と称し、撮影画面表示手段で表示される画面を「カメラモード操作画面」と称する。これら操作画面については、図4,5を用いて後述する。
尚、ファインダーモード操作画面とカメラモード操作画面とが、請求項では「天体探索画面」と「天体撮影画面」に相当し、ファインダーモードとカメラモードとが、請求項では「探索モード」と「撮影モード」に相当している。
また、天体情報表示手段、操作画面表示手段、天体状況表示手段、方位・傾き表示手段は、請求項では「天体観測処理手段」に相当し、撮影画面表示手段は、請求項では「天体撮影処理手段」に相当している。
[処理手段]
[メニュー選択手段]
本アプリを起動させると、メニュー選択手段が動作して、「天体マメ知識」「天体一覧」「天文イベント」のいずれかを選択させる選択画面を表示する。
ここで、「天体マメ知識」が選択されると、天体望遠鏡の種類、天体望遠鏡の使い方等の情報を提供する天体望遠鏡ガイドと、星の動き、星の種類等の情報を提供する天体マメ知識ガイドを表示し、ユーザが必要な項目を選択すると、該当する情報が表示される。
また、「天文イベント」が選択されると、1年を通して天体を楽しめる天体イベントのカレンダーが表示される。当該天文イベントで、イベントをユーザが選択すると、イベントに該当する天体の情報が表示される。
更に、天体イベントのカレンダーで選択されたイベントを本端末1の別のカレンダーアプリに登録することができる。他のアプリへの登録は、登録ボタンにより行う。
また、本アプリで、イベント情報を設定した日時に画面に通知する機能を備えている。これにより、イベント発生日の天体観測を忘れることがない。
[天体情報表示手段]
天体情報表示手段は、メニュー選択手段で「天体一覧」が選択されると、選択可能な天体(天体名)一覧を表示し、更に当該一覧から特定の天体(天体名)が選択されると、当該天体の情報を表示する。具体的には、選択された天体の図と当該天体の関連情報が表示される。
[操作画面表示手段]
操作画面表示手段は、本アプリの操作画面を表示する。
操作画面としては、本端末1の設定方法、方位の調整方法、傾きの調整方法、コンパス補正方法を説明している。
コンパスの補正方法について説明する。
本端末1を正しく天体望遠鏡に取り付けたにも拘らず、本アプリのカメラモードの表示画面内に観測対象の天体が捉えられない場合に、本端末1にGPS誤差がある可能性がある。この場合、本アプリで天体に北極星を選択し、天体望遠鏡を北極星の方位と傾きに設定し、更に本アプリのカメラモードの表示画面を見て北極星を天体望遠鏡で捕らえるようにする。この状態でコンパス補正のボタンを押すと、GPS誤差が補正されて、本アプリ内で正しい方位と傾きになるものである。北極星の代わりの天体でコンパス補正を行ってもよい。
[天体状況表示手段:図4]
天体状況表示手段は、操作画面で「スタート」が選択されると、天体情報表示手段で選択された天体の方位と傾きを、図4に示すようにファインダーモード操作画面で表示する。図4は、ファインダーモード操作画面を示す概略図である。尚、図4(a)が、天体の方位と傾きに調整される前を示しており、(b)が、天体の方位と傾きに調整された後を示している。
図4(a)に示すように、ファインダーモード操作画面には、上部に観測対象の天体名称101と終了ボタン109、中央にポインター102、方位リング103、方位ライト104、下側に天体の観測詳細情報105、その下側にサウンドON/OFFボタン106、コンパス補正ボタン107、カメラモードボタン108が表示される。
天体名称101には、「スタート」選択前に、天体情報表示手段で選択された天体名が表示される。
ポインター102は、後述する第3のマークに相当するものである。
方位リング103は、後述する第1のマークに相当するものである。
方位ライト104は、後述する第2のマークに相当するものである。
天体の観測詳細情報105は、天体座標、観測地点、観測日時の情報である。
天体座標は、観測日時の情報に基づいて天文軌道計算で演算された観測対象の天体の座標である。尚、天体一覧にある天体について、天文軌道計算を行うためのパラメータ及び軌道計算式は記憶部12に記憶されている。
観測地点は、GPS受信機等を用いて検出された本端末1の位置情報である。
観測日時は、GPS受信機等を用いて取得した現在の日時の情報である。
サウンドON/OFFボタン106は、ファインダーモードで天体を探索している過程で、天体望遠鏡の向きと傾きが調整されて観測対象の天体の方向になると、音で知らせる場合はONに設定し、音で知らせない場合はOFFに設定するボタンである。
コンパス補正ボタン107は、コンパスを補正するためのボタンである。
カメラモードボタン108は、カメラモード操作画面に切り替えるためのボタンである。
終了ボタン109は、本端末1のアプリを終了させるボタンである。
天体状況表示手段で表示される画面は、図4(a)に示すように、本端末1の特定方向を示す第1のマーク(方位リング103)を表示し、その第1のマークの内側に描画される円上に天体の方位を示す第2のマーク(方位ライト104)を表示する。
つまり、二重の円が描画され、外側の円の真上(本端末1の表示画面において上)の位置に第1のマークが黄色で表示され、内側の円上にコンパスの東西南北(E,W,S,N)を表示し、更に天体の方位が第2のマークとして黄色で表示される。
また、表示画面において縦方向(垂直方向)に2本の直線が描画され、その間に天体の傾きが第3のマーク(ポインター102)として赤色の十字で表示される。直線の上側が(-)で下側が(+)で、中央位置が天体の傾きに合致した位置となるようになっている。
つまり、天体の適正な傾きに本端末1の傾きが一致すると、2本の直線の中央に十字の第3のマークが位置し、適正な傾きより本端末1が下を向いている場合は、第3のマークが(-)側に位置し、適正な傾きより本端末1が上を向いている場合は、第3のマークが(+)側に位置するものである。
[方位・傾き表示手段:図4]
方位・傾き表示手段は、ファインダーモード操作画面において、天体状況表示手段で表示した天体の方位と傾きに対して、天体望遠鏡の方向(本端末1の方向)を移動(変化)させることで天体に対する天体望遠鏡の方位と傾きを反映させて表示するものである。
具体的には、図4(b)に示すように、第1のマークに対して天体望遠鏡の向きを変えて第2のマークが重なるように(第1のマークと第2のマークが同じ方向を向くように)表示させると、天体望遠鏡の向きが天体の方位とほぼ一致することになる。
その状態で天体望遠鏡の傾きを変化させて第3のマークが直線の中央部分に位置するように表示されると、天体望遠鏡の傾きが天体の傾きとほぼ一致することになる。
尚、第3のマークが適正範囲となった場合に、音を発生させるようにしている。
天体望遠鏡の向きと傾きが方位・傾き表示手段で適正位置に表示されたならば、天体望遠鏡本体2に設けられたファインダー4を覗いて天体望遠鏡本体2の方向を微調整すると、観測目的の天体に対して天体望遠鏡を容易にセットできる。
尚、ファインダー4を覗かず、ファインダーモード操作画面の右下のカメラモードボタンをタッチして、撮影画面表示手段を起動し、カメラモード操作画面に移行させて、表示画面で天体の位置を確認して天体望遠鏡の方向を微調整して天体望遠鏡をセットしてもよい。
[撮影画面表示手段:図5]
撮影画面表示手段は、図5に示すように、アイピース3の接眼レンズに映し出される天体の映像を、本端末1のカメラが撮影して表示画面に天体を表示したものである。図5は、カメラモード操作画面を示す概略図である。図5(a)が、ファインダーモード操作画面から切り替えられた状態を示す一般的な画面であり、(b)が、撮影設定を行うための画面である。
カメラモード操作画面は、図5(a)に示すように、天体の方位と傾きに本端末1が設定されていると、本端末1の表示画面の中央に天体が表示される。
カメラモード操作画面では、上部に撮影対象の天体名称201と終了ボタン208が表示され、下側にカメラの設定情報202が表示される。カメラの設定情報は、ISO感度、シャッター速度、倍率が表示される。
その設定情報202の下側に、アルバムボタン203、撮影設定ボタン204、シャッターボタン205、ムーンフィルターボタン206、ファインダーモードボタン207が表示される。
アルバムボタン203は、本端末1の写真アプリのアルバム機能に移行し、撮影した写真を整理等するのに用いられる。
撮影設定ボタン204は、後述する撮影の条件を設定するための画面に移行して、設定を行うものである。
シャッターボタン205は、タッチされると、表示画面に表示されている天体を写真撮影し、写真データを記憶部12に記憶する。
ムーンフィルターボタン206は、表示される月の明るさを調整するものである。
月は他の天体と比べて明るいため、ムーンフィルターボタン206がタッチされると、フィルターがオンになり、月を暗く観測できるようになる。当該部分を再度タッチすると、フィルターがオフになり、月を明るく観測できる。
ファインダーモードボタン207は、当該部分をタッチすると、図4のファインダーモード操作画面に戻る。
終了ボタン208は、本端末1のアプリを終了させるボタンである。
撮影設定ボタン204がタッチされると、図5(b)に示す画面が表示され、フォーカス・露出オートの設定(オン)と解除(オフ)、ノータッチシャッターの設定(オン)と解除(オフ)、シャッター速度、ISO感度を調整できるようになっている。
シャッター速度とISO感度は、横長のバーで円形のポインターを操作して調整する。
フォーカス・露出オートは、フォーカスと露出を自動(オート)で行うか、手動で行うかをオン/オフによって設定する。
ノータッチシャッターは、シャッターボタン205をタッチしないで、音によってシャッターを動作させる機能である。
通常、シャッターボタン205にタッチすることで天体の撮影を行うが、そのタッチ操作によって天体望遠鏡の向きと傾きにずれが生じる恐れがあり、天体を正確に撮影できなくなるのを防ぐためである。
具体的には、ノータッチシャッターオフの設定(タッチシャッターモード)では、音によるシャッター動作を行うことはできず、シャッターボタン205による操作が有効となる。
ノータッチシャッターオンの設定(ノータッチシャッターモード)では、大きめの音又は声に反応してシャッター動作を行うものである。つまり、本端末1のアプリが音センサを動作させ、特定レベル以上の音を検出した場合に、シャッターを動作させて天体の撮影を行うものである。
[処理フロー:図6]
次に、本端末1における処理について図6を参照しながら説明する。図6は、本端末1における処理を示すフロー図である。尚、図6では、操作画面表示手段が表示した操作画面で「スタート」が選択された後の処理となっている。
本端末1の制御部11が、アプリを起動させて、操作画面において「スタート」が選択されると、天体状況表示手段が動作して図4(a)に示すファインダーモード操作画面を表示する(S1)。
その画面で、終了ボタンが選択されたか否かを判定し(S2)、終了ボタンが選択された場合(Yesの場合)には、処理を終了する。
また、終了ボタンが選択されなければ(Noの場合)、カメラモードが選択されたか否かを判定する(S3)。尚、カメラモードが選択される前には、方位・傾き表示手段によって観測対象の天体の探索状況が表示され、ファインダー4により天体望遠鏡で天体が捉えられていることを確認し、撮影可能となっているものである。
判定処理S3でカメラモードが選択されなければ(Noの場合)、処理S1に戻り、カメラモードが選択されたならば(Yesの場合)、撮影画面表示手段がカメラモード操作画面を表示する(S4)。このカメラモード操作画面では、天体の撮影が行われることになる。
次に、ファインダーモードが選択されたか否かを判定する(S5)。ファインダーモードの選択は、ファインダーモードボタン207が押下されたかどうかで判断する。
ファインダーモードが選択されたならば(Yesの場合)、処理S1に戻り、ファインダーモードが選択されなければ(Noの場合)、終了が選択されたか否かを判定する(S6)。終了の判定は、終了ボタン208が押下されたか否かで判断する。
判定処理S6で終了が選択されなければ(Noの場合)、処理S4に戻り、終了が選択された場合(Yesの場合)、アプリの処理を終了する。
[応用例1]
応用例1として、カメラモードで撮影された画像をアプリ内で記憶・閲覧できるようにしている。
具体的には、トップページの天体一覧から観測したい天体、例えば、「木星」を選択すると、ファインダーモードを起動し、木星を探索する。
そして、カメラモードを選択してカメラモードに移行して、木星を撮影する。
ここで、特徴として、撮影した木星の写真が天体一覧の木星のページ内(記憶部12)に記憶される。このように撮影され、記憶された木星の写真は、天体一覧から閲覧可能としている。尚、撮影された写真の画像データは複数記憶できるようになっている。
また、撮影した時のファインダーモードで表示される観測情報も画像データとして記憶できるようになっている。
天体の木星のページ内で記憶された画像データは、編集できる。例えば、画像データを修正、削除することができ、更に、SNS(Social Network Service)のメディアに利用できるようにしている。
[応用例2]
応用例2として、本アプリを立ち上げたとき(起動時)のトップ画面にカメラモードボタンを、例えば画面右下などに設置する。
そのカメラモードボタンを押すと、ファインダーモードをスキップしてカメラモードが起動し、撮影を可能とする。これは、望遠鏡で天体を捕えるのが上手な上級者向けと、フィールドスコープとして活用したい人に適している。
[実施の形態の効果]
本端末1によれば、カメラレンズが天体望遠鏡のドローチューブ3に挿入されたアイピースに近接するように取り付けられた状態で、アプリケーションが起動され、観測対象の天体が選択され、天体のナビゲーションを行うファインダーモードを開始して、観測対象の天体に天体望遠鏡の向きと傾きが調整され、撮影モードのカメラモードボタン108が操作されると、カメラモードに切り替わり、天体撮影を容易に行うことができる効果がある。
また、本端末1によれば、カメラモードにおいて、特定レベル以上の音に反応してシャッターを切るノータッチシャッター機能を備えているので、シャッターを切る動作により観測対象の天体の位置がずれたり、撮影の映像がぶれたりすることを防止できる効果がある。
本発明は、天体の探索モードから撮影モードに簡単に切り替わり、撮影のシャッターオンの動作で被写体の天体映像がずれることがない携帯情報端末及び天体観測・撮影用プログラムに好適である。
1…携帯情報端末(本端末)、 2…望遠鏡本体、 3…ドローチューブ、 4…ファインダー、 5…アダプター、 11…制御部、 12…記憶部、 13…表示部、 14…操作部、 15…通信部、 101…天体名称、 102…ポインター、 103…方位リング、 104…方位ライト、 105…観測詳細情報、 106…サウンドON/OFFボタン、 107…コンパス補正ボタン、 108…カメラモードボタン、 109…終了ボタン、 201…天体名称、 202…設定情報、 203…アルバムボタン、 204…撮影設定ボタン、 205シャッターボタン…、 206…ムーンフィルターボタン、 207…ファインダーモードボタン、 208…終了ボタン

Claims (10)

  1. 天体撮影に用いられ、天体望遠鏡で観測対象を拡大して見られる接眼レンズを備えるアイピースに取り付けられる携帯情報端末であって、
    制御部と、記憶部と、表示部と、操作部と、カメラレンズとを備え、
    前記カメラレンズが前記接眼レンズに近接するよう設置されるものであり、
    前記記憶部には、天体を探索する探索モードと天体を撮影する撮影モードを実行するためのプログラムが記憶され、
    前記制御部が前記プログラムを動作させることで実現する機能実現手段として、
    前記探索モードにおいて、前記操作部で選択された観測対象の天体の方向と傾きに前記天体望遠鏡が設定されたことを前記表示部に天体探索画面として表示する天体探索処理手段と、
    前記天体探索画面に表示された前記撮影モードへの切り替えを行うボタンが選択されると、前記撮影モードに移行して、前記カメラレンズで撮影可能とする天体撮影画面を前記表示部に表示する天体撮影処理手段とを有することを特徴とする携帯情報端末。
  2. 天体撮影処理手段は、天体撮影画面に表示したシャッターボタンを選択することで天体の撮影を行うタッチシャッターモードと、特定のレベル以上の音に反応して天体の撮影を行うノータッチシャッターモードとを選択可能としたことを特徴とする請求項1記載の携帯情報端末。
  3. 天体撮影処理手段は、天体撮影画面に、探索モードに切り替えるボタンを表示することを特徴とする請求項1又は2記載の携帯情報端末。
  4. 天体撮影処理手段は、天体撮影画面に、月の明るさを調整する機能をオン・オフするボタンを表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の携帯情報端末。
  5. 制御部は、記憶部に記憶されたプログラムを動作させると、起動時に表示部に表示される画面に撮影モードを実行するボタンを設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の携帯情報端末。
  6. 天体撮影に用いられ、天体望遠鏡で観測対象を拡大して見られる接眼レンズを備えるアイピースに取り付けられる携帯情報端末で動作する天体観測・撮影用プログラムであって、
    前記携帯情報端末のカメラレンズが前記接眼レンズに近接して設置される状態で、
    前記携帯情報端末を、
    天体を探索する探索モードにおいて、操作部で選択された観測対象の天体の方向と傾きに前記天体望遠鏡が設定されたことを表示部に天体探索画面として表示する天体探索処理手段と、
    前記天体探索画面に表示された、天体を撮影する撮影モードへの切り替えを行うボタンが選択されると、前記撮影モードに移行して、前記カメラレンズで撮影可能とする天体撮影画面を前記表示部に表示する天体撮影処理手段として機能させることを特徴とする天体観測・撮影用プログラム。
  7. 天体撮影処理手段は、天体撮影画面に表示したシャッターボタンを選択することで天体の撮影を行うタッチシャッターモードと、特定のレベル以上の音に反応して天体の撮影を行うノータッチシャッターモードとを選択可能としたことを特徴とする請求項6記載の天体観測・撮影用プログラム。
  8. 天体撮影処理手段は、天体撮影画面に、探索モードに切り替えるボタンを表示することを特徴とする請求項6又は7記載の天体観測・撮影用プログラム。
  9. 天体撮影処理手段は、天体撮影画面に、月の明るさを調整する機能をオン・オフするボタンを表示することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか記載の天体観測・撮影用プログラム。
  10. 天体撮影処理手段は、プログラムの起動時に表示される画面に設けられた撮影モードを実行するボタンの選択により動作することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか記載の天体観測・撮影用プログラム。
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