JP7142920B2 - フィルター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、換気における給気経路に設置して使用するためのフィルター装置に関する。
住宅その他の建物の居室において、呼吸に必要な酸素の供給や熱・湿気・臭気の除去などのために空気を入れ替えること、即ち換気は、重要である。居室を適切に換気する目的で、建物には換気設備ないし換気システムが設けられる(例えば、日本の建築基準法の2003年の改正では、居室について毎時0.5回以上の換気の実現が義務付けられた)。
換気システムにおいては、居室の空気の入れ替えに因る室温変動を抑制しつつその居室を換気するうえで、例えば透過式の全熱交換器(即ち静止型の全熱交換器)が利用されることがある。透過式の全熱交換器は、熱交換機能を担う熱交換素子を備える。熱交換素子は、その内部に、居室への外気の通過路と居室からの還気の通過路とを有し、それらを通過する気流間で物質交換なしに熱交換がなされる構成を有する。建物の換気システムは、建物外から居室への給気のための給気経路と、居室から建物外への排気のための排気経路とが、例えばこのような全熱交換器において熱交換可能に交差するように、構築される。給気経路と排気経路とが交差する場である全熱交換器は、天井裏に設置されることが多い。
このような換気システムにおいて、従来、全熱交換器の外気通過路の入口にはフィルターが付設される場合がある。全熱交換器に至る前の外気から粉塵等を除去するためである。換気システム用のこのようなフィルターに関する技術については、例えば下記の特許文献1,2に記載されている。
特開2013-503735号公報 特開2014-199156号公報
換気システム用のフィルターは、それへの粉塵等の蓄積に因って除塵性能が経時的に低下してしまう。そのようなフィルターの除塵性能を一定以上に維持して全熱交換器ないし換気システムを適切に稼動させ続けるためには、使用フィルターについての清掃作業や交換作業が必要である。また、換気システムの給気経路に設置されるフィルターに対しては、換気システムに取り込まれる外気から花粉やPM2.5など浮遊微粒子を除去する性能が要求されることがある。花粉やPM2.5の飛散量の多い国や地域では特に、その要求が強い。
しかしながら、PM2.5ほどの極小粒子に対して有意な捕捉効率を示しうる微細孔材料がろ材をなすフィルターは、目詰まりを生じやすい。PM2.5など極小粒子がフィルターのろ材に付着した場合、フィルターろ材に対するブラシによる擦過作業など機械的な清掃手法によっては、当該ろ材から極小粒子を充分に除去することは困難である。
また、PM2.5ほどの極小粒子を外気から除去するためのフィルターとして、静電吸着作用を利用して粒子を捕捉する交換式集塵フィルターも知られているものの、それが付設された全熱交換器の適切な稼動を維持するためには、当該フィルターを高頻度で交換する必要がある。
加えて、フィルターの清掃や交換は、煩雑である。換気システムにおける全熱交換器が天井裏に設置されている場合、それに付設されているフィルターの清掃や交換は、困難な場合もある。
本発明は、以上のような事情のもとで考え出されたものであって、その目的は、フィルターの清掃・交換の手間を回避または抑制しつつ高い除塵性能を維持するのに適したフィルター装置を提供することにある。
本発明により提供されるフィルター装置は、ケースと、フィルターユニットと、自動駆動ユニットを備える。ケースは、外気入口および外気出口を有する。フィルターユニットは、ロールフィルターとこれを保持するハウジングとを備えてケース内に配設され、好ましくは、ケース内に取り外し可能に着設されるフィルターカートリッジである。ハウジングは、第1収容室と第2収容室とを備える。第2収容室は、第1収容室から離隔し、且つ、自動駆動ユニットによって回転駆動されうるフィルター巻取り軸を内部に有する。ロールフィルターは、第1収容室内のロール部と、第1および第2収容室間にて露出して展開する有効フィルター部とを有し、且つ第2収容室内のフィルター巻取り軸によって巻き取り可能である。このようなロールフィルターにおける有効フィルター部は、本装置のケース内で外気入口および外気出口の間を通流する外気をろ過する機能を発揮する部分である。ロールフィルターの素材は、例えば、PM2.5の捕捉効率が95%以上であるエアフィルター用ろ材である。また、本フィルター装置において、自動駆動ユニットは、所定時間ごとに、または、有効フィルター部汚染基準への到達ごとに、フィルター巻取り軸を回転駆動させることによるフィルター巻き取りを実施する。自動駆動ユニットは、好ましくは、フィルター巻取り軸を回転駆動させるための駆動モーターと、駆動モーターの稼動および停止を制御するための制御部とを備える。以上のような構成を具備する本フィルター装置は、例えば、建物の換気システムの給気経路における全熱交換器ないしその外気通過路入口よりも上流の側に設置されて使用されるものである。
本フィルター装置が建物の換気システムの給気経路における全熱交換器よりも上流側に設置される場合、その換気システムの稼動時には、建物外からの外気は換気システムの給気経路において全熱交換器に至る前に本フィルター装置を通過する。本フィルター装置において、外気は、ケースの外気入口を介して装置内に流れ入り、フィルターユニットのロールフィルターの有効フィルター部を通過する。外気は、有効フィルター部を通過する時にろ過される。ろ過された外気、即ち、清浄化処理を受けた外気は、ケースの外気出口を介して装置外に流れ出て、その後に全熱交換器を経て居室に向けて導かれることとなる。
本フィルター装置は、上述のように、ロールフィルター内蔵のフィルターユニットを具備する。ロールフィルターは、上述のように、第1および第2収容室の間において露出して展開する有効フィルター部を有する態様でフィルターユニットのハウジングに保持され、且つ、第2収容室内のフィルター巻取り軸(自動駆動ユニットによって回転駆動されうる)によって巻き取り可能なものである。そして、本フィルター装置においては、所定のタイミングでの自動駆動ユニットの稼動によって、ロールフィルターの有効フィルター部を更新するためのフィルター巻き取りが実施される。具体的には、所定時間ごと(例えば1週間~1ヶ月ごと)に、または、有効フィルター部汚染基準への到達ごとに、自動駆動ユニットが稼動して第2収容室内のフィルター巻取り軸を回転駆動することにより、ロールフィルターについて、第1および第2収容室間のそれまでの有効フィルター部(それまでろ材として機能していた部分)を第2収容室内のフィルター巻取り軸に巻き取りつつ、第1収容室内のロール部から収容室間に清浄なフィルターを引き出して新たな有効フィルター部とされる(フィルター巻き取り)。本フィルター装置では、フィルターユニットの第1収容室内のロール部から清浄なフィルターが引き出されうる限り、フィルターの清掃作業や交換作業なしに有効フィルター部の更新によって、本装置について所定以上の除塵性能を確保することができる。本フィルター装置においては、PM2.5ほどの微小な粒子に対して高い捕捉効率を示しうる(従って比較的に目詰まりしやすい)微細孔材料をロールフィルター素材として採用する場合であっても、有効フィルター部ごとの清掃作業や交換作業なしに有効フィルター部の更新によって、除塵性能の回復を図って所定以上の高い除塵性能を維持することが可能なのである。
また、本フィルター装置のロールフィルター内蔵フィルターユニットが、上述のように、ケース内に取り外し可能に着設されるフィルターカートリッジである場合、本装置において当該フィルターカートリッジは交換可能である。具体的には、当該フィルターユニットのロールフィルターについて、有効フィルター部の更新が繰り返されて、引き出されうる清浄領域が尽きた段階では、当該フィルターユニットをケースから取り外し、且つ、別途用意される同一構成の新たなフィルターユニットをケース内に着設することができる。このようなカートリッジ交換を経ることにより、本フィルター装置の除塵性能を維持することが可能である。
以上のように、本フィルター装置は、フィルターの清掃・交換の手間を回避または抑制しつつ、高い除塵性能を維持するのに適する。
本フィルター装置における自動駆動ユニットは、上述のように、フィルター巻取り軸を回転駆動させるための駆動モーターと、駆動モーターの稼動および停止を制御するための制御部とを備えるのが好ましい。このような構成は、本フィルター装置における有効フィルター部の自動更新すなわち上述のフィルター巻き取りを適切に実施するうえで好ましい。
本フィルター装置における自動駆動ユニットは、好ましくは、ケース内における外気入口から有効フィルター部までの通気路に位置するPM2.5濃度測定器を更に備え、制御部は、PM2.5濃度測定器によって測定されるPM2.5濃度の積算値が基準値以上に達したときに、上記有効フィルター部汚染基準に到達したものとして駆動モーターを稼動させる。PM2.5濃度測定器は、PM2.5濃度測定を好ましくは0.5~3時間ごと、より好ましくは1~2時間ごとに実施する。上記基準値は、好ましくは5000~100000ppmの範囲、より好ましくは10000~50000ppmの範囲で設定される。これら構成は、例えば95%以上の高いPM2.5捕捉効率を有するロールフィルターの有効フィルター部について、PM2.5などの浮遊微粒子の捕捉効率が充分に高い段階での更新や、同捕捉効率が過度に低下した段階での更新を回避するのに適する。すなわち、当該構成は、ロールフィルターの有効フィルター部の自動更新を適切なタイミングで行うのに適し、従って、本フィルター装置におけるロールフィルター全体の利用効率の適正を図るのに適する。
好ましい一の態様において、本フィルター装置における自動駆動ユニットは、ロールフィルターの有効フィルター部の変色度を光学的に測定するための光センサを更に備え、制御部は、光センサによって測定される変色度が基準値以上に達したときに、上記有効フィルター部汚染基準に到達したものとして駆動モーターを稼動させる。変色度とは、例えば、有効フィルター部における光反射率の低下割合や光透過率の低下割合に基づいて基準値化されるパラメータとする。ロールフィルターの有効フィルター部は、外気中のPM2.5など浮遊微粒子の蓄積によって黒色に変色する傾向があり、その蓄積量が増すほど変色の度合いも増す傾向がある。そのような変色度を光学的に測定するための光センサとしては、例えば反射型フォトセンサや透過型フォトセンサを用いることができる。当該光センサは、好ましくは、測定を1日に少なくとも1回実施する。以上のような構成も、ロールフィルターの有効フィルター部の自動更新を適切なタイミングで行うのに適し、従って、本フィルター装置におけるロールフィルター全体の利用効率の適正を図るのに適する。
好ましい一の態様において、本フィルター装置におけるロールフィルターは、フィルター延び方向において有効フィルター部の長さ間隔で付された複数のマークを有し、第2収容室は、マーク検知窓である開口部を有し、自動駆動ユニットは、第2収容室外から開口部を介してマークを検知するための反射型フォトセンサを更に備え、且つ、制御部は、フィルター巻き取りのために駆動モーターを稼動させた後、反射型フォトセンサによるマーク検知に応じて駆動モーターを停止させるように構成されている。上述の複数のマークは、ロールフィルターにおいて第2収容室内に収容されるロール部の外径側(第2収容室内ロール部外面側)に位置する。このような構成は、ロールフィルターの有効フィルター部の更新において、自動駆動ユニットによるフィルター巻取り軸の回転駆動を適切なタイミングで停止させるうえで好適である。
好ましい一の態様において、本フィルター装置における制御部は、フィルター巻き取りのために駆動モーターを稼動させた後、当該フィルター巻き取りにおけるフィルター巻取り長さが有効フィルター部の長さに達したときに駆動モーターを停止させるように構成されている。このような構成は、ロールフィルターの有効フィルター部の更新において、自動駆動ユニットによるフィルター巻取り軸の回転駆動を適切なタイミングで停止させるうえで好適である。
本フィルター装置のフィルターユニットは、好ましくは、有効フィルター部が第1収容室から第2収容室までの間に少なくとも一つの山折れ箇所を有するように当該有効フィルター部をガイドするためのガイド部を、収容室間に備える。本フィルター装置のフィルターユニットは、より好ましくは、第1収容室と第2収容室との間でロールフィルターの有効フィルター部がプリーツ形状をなすように、当該有効フィルター部をガイドするためのガイド部を、収容室間に備える。これら構成は、本フィルター装置において、面積の大きな有効フィルター部ないし大きな有効ろ過面積を実現するうえで、好適である。本フィルター装置ないしそのフィルターユニットにおける有効ろ過面積は、好ましくは1400cm2以上であり、より好ましくは1600cm2以上である。
本発明の一の実施形態に係るフィルター装置の一部透視斜視図である。 図1に示すフィルター装置についてのフィルターユニット取り外し状態を表す。 図1の線III-IIIに沿った断面図である。 図2および図3に示すフィルターユニットに内蔵されるロールフィルターの斜視図である。 一部の領域がフィルター延び方向に展開されている状態にあるロールフィルターを表す。 本発明に係るフィルター装置の付設される換気システムの概略構成図である。 変形例に係るフィルターユニットの斜視図を表す。 図7の線VIII-VIIIに沿った断面図である。 変形例に係るフィルターユニットに内蔵されるロールフィルターの斜視図である。 変形例に係るフィルターユニットのガイド部とそれによってガイドされるロールフィルターの有効フィルター部とを表す。
図1から図3は、本発明の実施形態に係るフィルター装置Xを表す。図1は、フィルター装置Xの一部透視斜視図である。図2は、フィルター装置Xのフィルターユニット取り外し状態を表す。図3は、図1の線III-IIIに沿った断面図である。
フィルター装置Xは、ケース10と、ロールフィルター内蔵のフィルターユニット20と、ロールフィルターの自動巻取り動作(フィルター巻き取り)を実現するための自動駆動ユニット30(図2において実線で表す)とを備える。フィルター装置Xは、例えば、建物の換気システムの給気経路における全熱交換器よりも上流の側に設置されて使用されるものである。
ケース10は、ケース本体11と、これに対して着脱可能な蓋体12とを備え、その内部にフィルターユニット20が着設されうるサイズおよび形状を有する。これとともに、ケース10は、ケース本体11において外気入口10aおよび外気出口10bを有する。外気入口10aおよび外気出口10bのそれぞれは、例えば、直径12~18cm程度の円形開口部である。このようなケース10ないしフィルター装置Xの軽量化および製造コスト抑制の観点からは、ケース本体11および蓋体12は、好ましくは樹脂成形体である。また、ケース10内には、受け台13および気密部材14が設けられている。気密部材14は、例えば、ウレタン製やエチレンプロピレンジエンゴム製などの発泡体よりなる。
フィルターユニット20は、長尺シート状フィルターが部分的にロールの形態をとるロールフィルターFと、これを保持するハウジング20Hとを備え、ケース10内における上記の受け台13上に配設されている。本実施形態では、フィルターユニット20は、ケース10内に取り外し可能に着設されるフィルターカートリッジである。
ハウジング20Hは、図2および図3に示すように、収容室21(第1収容室)と、収容室22(第2収容室)と、これらの間に位置する通気開口部23とを備える。収容室21,22は、それぞれ、ロールフィルターFをなす長尺シート状フィルターの一部をロールの形態で収容する部位であり、収容室21と収容室22との間は離隔している。図3に示すように、収容室21は、フィルター通過用のスリット21aを有し、且つ、回転自在な軸21Aを内部に有する。軸21Aは、フィルターユニットにおけるろ材装填用の軸部材である。収容室22は、図3に示すように、フィルター通過用のスリット22aを有し、図2および図3に示すように、後述のマーク検知窓である開口部22bを有する。開口部22bは、透明な樹脂板やガラス板によって閉塞されていてもよい。また、収容室22は、巻取り軸22Aを内部に有する。巻取り軸22Aは、ロールフィルターFをなす長尺シート状フィルターを収容室22内にロールの形態で巻き取るための軸部材であり、自動駆動ユニット30によって回転駆動されうる。
ロールフィルターFは、図3および図4に示すように、ロール部Faおよび有効フィルター部Fbを有する。ロールフィルターFは、具体的には、収容室21内にて軸21Aに取り付けられて回転自在に支持されているロール部Faと、収容室21,22間にてハウジング20H外に露出して展開する有効フィルター部Fbとを有し、且つ収容室22内の巻取り軸22Aによって巻き取り可能である。また、ロールフィルターFは、収容室22内に巻き取られた形態のロール部Fcの外径側の面(第2収容室内ロール部外面側)に複数のマークMを有する。複数のマークMは、例えば図5に示すように、有効フィルター部Fbの展開長さの間隔で、ロールフィルターFにおけるフィルター延び方向に一列に付されている。
ロールフィルターFの素材は、本実施形態では、PM2.5の捕捉効率が95%以上であり且つ花粉の捕捉効率が99.9%以上の、エアフィルター用ろ材である。そのようなエアフィルター用ろ材としては、例えば、帯電されたポリプロピレン製不織布その他の合成繊維不織布が挙げられる。エアフィルター用ろ材である、帯電されたポリプロピレン製不織布としては、例えば、帯電されたポリプロピレン製不織布を素材とする市販の静電フィルターを用いてもよい。また、ロールフィルターFをなす長尺シート状フィルターにつき、その延び方向の全長は例えば20~60mであり、延び方向に直交する幅方向の長さは例えば10~30cmである。
ロールフィルターFにおける有効フィルター部Fbは、フィルター装置Xのケース10内において外気入口10aと外気出口10bとの間の通気路を通流する外気をろ過する機能を発揮する部分であり、図2によく表れているようにハウジング20Hの通気開口部23に対向して展開している。すなわち、外気入口10aと外気出口10bとの間の通気路をロールフィルターFの有効フィルター部Fbが横断する態様で、ロールフィルター内蔵のフィルターユニット20はケース10内に配設ないし着設されている。その着設状態において、上記の気密部材14は、例えば図3に示すように、ハウジング20Hに密着している。これにより、ケース10の外気入口10aを介して装置内に流れ入った外気がフィルターユニット20における有効フィルター部Fbないし通気開口部23を通過せずにケース10の外気出口10bを介して装置外に流れ出ることが、防止される。また、有効フィルター部Fbにおいて通気開口部23に臨む有効ろ過面積は、好ましくは1400cm2以上であり、より好ましくは1600cm2以上である。
自動駆動ユニット30は、図2に示すように、PM2.5濃度測定器31と、駆動モーター32と、反射型フォトセンサ33と、制御部34とを備える。
PM2.5濃度測定器31は、それが設置される環境におけるPM2.5の濃度の自動測定装置であり、ケース10内の外気入口10aから有効フィルター部Fbまでの間の通気路に設置されている。PM2.5濃度測定器31としては、例えば、シャープ株式会社製の「PM2.5センサモジュール DN7C3JA020」や「PM2.5センサモジュール DN7C3CD015」を採用することができる。本実施形態において、PM2.5濃度測定器31は、好ましくは0.5~3時間ごと、より好ましくは1~2時間ごとにPM2.5濃度測定を実施するように、設定される。
駆動モーター32は、収容室22内の上述の巻取り軸22Aを回転駆動するためのものであって、ケース10の底面上に配設されている。また、駆動モーター32は、巻取り軸22Aに対してそれを回転駆動可能なように機械的に連結されている。駆動モーター32は、巻取り軸22Aに対し、動力伝達ベルトまたはギアを介して間接的に連結されていてもよいし、図2に示すように直接的に連結されるタイプのものであってもよい。
反射型フォトセンサ33は、収容室22外から開口部22bを介してロールフィルターF上のマークMを検知するためのものであり、投光素子および受光素子を備え、ケース10の壁面上に配設されている。また、反射型フォトセンサ33は、収容室22に設けられているマーク検知窓である開口部22bに対向して配設されている。具体的には、反射型フォトセンサ33の投光素子から出射される検知用の光が開口部22bを介して収容室22内に入射可能であって収容室22内からの反射光が開口部22bを通過して受光素子の受光部に到達するように、反射型フォトセンサ33は配設されている。反射型フォトセンサ33としては、例えば、ローム株式会社製の「反射型フォトセンサ RPR-220」を採用することができる。
制御部34は、自動駆動ユニット30の稼動制御を担う要素であり、本実施形態では、PM2.5濃度測定器31、駆動モーター32、および反射型フォトセンサ33に対してそれぞれとの間で信号の入出力がなされるように接続されている。本実施形態において、制御部34は、PM2.5濃度測定器31によって測定されるPM2.5濃度の積算値が有効フィルター部汚染基準である基準値以上に達したときに駆動モーターを稼動させる。上記基準値は、好ましくは5000~100000ppmの範囲、より好ましくは10000~50000ppmの範囲で設定される。また、制御部34は、本実施形態では、フィルター巻き取りのために駆動モーター32を稼動させた後、反射型フォトセンサ33によるマーク検知に応じて駆動モーター32を停止させる。制御部34は、駆動モーター32に関するこのような始動と停止とを繰り返すための回路構成を備える。
図6は、フィルター装置Xが付設された換気システムの概略構成図であって、フィルター装置Xの使用態様の一例を表す。この換気システムは、建物外から居室Rへの給気のための給気経路70と、居室Rから建物外への排気のための排気経路80と、透過式の全熱交換器90とを備える。給気経路70は、その始端に外気取り込み用の給気口71を有する。排気経路80は、その終端に排気口81を有する。全熱交換器90は、熱交換機能を担う熱交換素子および給気ファンを備える(共に図示略)。熱交換素子は、居室Rへの外気の通過路(給気経路70の一部をなす)と居室Rからの還気の通過路(排気経路80の一部をなす)とを内部に有し、それらを通過する気流間で物質交換なしに熱交換がなされる構成を有する。換気システムは、給気経路70と排気経路80とがこのような全熱交換器90において熱交換可能に交差するように、構築されている。そして、フィルター装置Xは、換気システムの給気経路70における全熱交換器90よりも上流の側に設置されている。本実施形態では、フィルター装置Xは居室内に設置されている。
換気システムの稼動時には、全熱交換器90の給気ファンが作動し、建物外の外気が給気口71を介して給気経路70に取り込まれる。その外気は、給気経路70において全熱交換器90に至る前にフィルター装置Xを通過する。フィルター装置Xにおいて、外気は、ケース10の外気入口10aを介して装置内に流れ入り、ケース10内にてフィルターユニット20のロールフィルターFの有効フィルター部Fbを通過する。外気は、有効フィルター部Fbを通過する時にろ過される。PM2.5や花粉などの粉塵が外気に含まれる場合、有効フィルター部Fbによる粉塵吸着作用により、有効フィルター部Fbを通過する外気の粉塵濃度が低減される。ろ過された外気、即ち、清浄化処理を受けた外気は、ケース10の外気出口10bを介して装置外に流れ出て、その後に全熱交換器90に至る。そして、全熱交換器90ないしその熱交換素子にて熱交換作用を受けた外気は、その後に居室Rに向けて導かれることとなる。
このような換気システムの稼動時には、フィルター装置Xの上述のPM2.5濃度測定器31は、ケース10内の外気入口10aから有効フィルター部Fbまでの間の通気路において、常時的または定期的にPM2.5の濃度を測定し、その測定値を制御部34に出力する。制御部34は、当該測定値の積算値を算出し、その積算値が所定の基準値以上に達したときに、有効フィルター部汚染基準に到達したものとして、駆動モーター32に向けて駆動信号を発して駆動モーター32の駆動を開始させる。駆動を開始した駆動モーター32は、それが直接的または間接的に連結されている巻取り軸22Aを回転させる。これにより、ロールフィルターFの一部ないし有効フィルター部Fbが巻取り軸22Aに巻き取られる。具体的には、ロールフィルターFについて、収容室21,22間のそれまでの有効フィルター部Fb(それまでろ材として機能していた部分)がスリット22aを介して収容室22内に引き込まれて巻取り軸22Aに巻き取られ、これとともに、収容室21内のロール部Faから清浄なフィルターがスリット21aを介して収容室21,22間に引き出される。そして、収容室22の開口部22b(マーク検知窓)に対向する反射型フォトセンサ33が、収容室22内に巻き取られるロールフィルターF上のマークMを検知したとき、反射型フォトセンサ33は制御部34にマーク検知信号を発し、これを受けた制御部34は、駆動モーター32の駆動を停止させる。有効フィルター部Fbのこのような更新とともに、PM2.5濃度測定器31によって測定されるPM2.5濃度の上記積算値は初期値にリセットされる。
フィルター装置Xでは、ロールフィルターFについて引き出されうる清浄領域が尽きるまで、PM2.5濃度測定器31によって測定されるPM2.5濃度の上記積算値が所定の基準値以上に到達するごとに、以上のように有効フィルター部Fbが更新される。また、フィルター装置Xは、ロールフィルターFについて引き出されうる清浄領域が尽きたことを、通知ランプの点灯や、通知音の発信、携帯端末経由の通知など、所定の通知サインによってユーザーに通知するように構成される。
本実施形態のフィルター装置Xは、上述のように、ロールフィルター内蔵のフィルターユニット20を具備する。ロールフィルターFは、上述のように、収容室21,22の間において露出して展開する有効フィルター部Fbを有する態様でフィルターユニット20のハウジング20Hに保持され、且つ、収容室22内の巻取り軸22A(自動駆動ユニット30によって回転駆動されうる)によって巻き取り可能なものである。そして、フィルター装置Xにおいては、所定のタイミングでの自動駆動ユニット20の稼動によって、ロールフィルターFの有効フィルター部Fbを更新するためのフィルター巻き取りが実施される。具体的には、上記有効フィルター部汚染基準への到達ごとに、自動駆動ユニット30が稼動して収容室22内の巻取り軸22Aを回転駆動することにより、ロールフィルターFについて、収容室21,22間のそれまでの有効フィルター部Fb(それまでろ材として機能していた部分)を収容室22内の巻取り軸22Aに巻き取りつつ、収容室21内のロール部Faから収容室21,22間に清浄なフィルターを引き出して新たな有効フィルター部Fbとされる(フィルター巻き取り)。フィルター装置Xでは、フィルターユニット20の収容室21内のロール部Faから清浄なフィルターが引き出されうる限り、フィルターの清掃作業や交換作業なしに有効フィルター部Fbの更新によって、本装置について所定以上の除塵性能を確保することができる。フィルター装置Xにおいては、PM2.5ほどの微小な粒子に対して高い捕捉効率を示しうる(従って比較的に目詰まりしやすい)微細孔材料をロールフィルター素材として採用する場合であっても、有効フィルター部Fbごとの清掃作業や交換作業なしに有効フィルター部Fbの更新によって、除塵性能の回復を図って所定以上の高い除塵性能を維持することが可能なのである。
また、フィルター装置Xにおけるロールフィルター内蔵のフィルターユニット20は、上述のように、ケース10内に取り外し可能に着設されるフィルターカートリッジである。そのため、本装置においてフィルターユニット20は交換可能である。具体的には、フィルターユニット20のロールフィルターFについて、有効フィルター部Fbの更新が繰り返されて、引き出されうる清浄領域が尽きた段階では、当該フィルターユニット20をケース10から取り外し、且つ、別途用意される同一構成の新たなフィルターユニット20をケース19内に着設することができる。このようなカートリッジ交換を経ることにより、フィルター装置Xの除塵性能を維持することが可能である。
以上のように、フィルター装置Xは、フィルターの清掃・交換の手間を回避または抑制しつつ、高い除塵性能を維持するのに適する。
本実施形態のフィルター装置Xにおける自動駆動ユニット30は、上述のように、収容室22内の巻取り軸22A(フィルター巻取り軸)を回転駆動させるための駆動モーター32および制御部34に加えて、ケース10内における外気入口10aから有効フィルター部Fbまでの通気路に位置するPM2.5濃度測定器31を備え、且つ、制御部34は、PM2.5濃度測定器によって測定されるPM2.5濃度の積算値が基準値以上に達したときに駆動モーター32を稼動させる。PM2.5濃度測定器は、上述のように、PM2.5濃度測定を好ましくは0.5~3時間ごと、より好ましくは1~2時間ごとに実施する。上記基準値は、上述のように、好ましくは5000~100000ppmの範囲、より好ましくは10000~50000ppmの範囲で設定される。これら構成は、例えば95%以上の高いPM2.5捕捉効率を有するロールフィルターFの有効フィルター部Fbについて、PM2.5などの浮遊微粒子の捕捉効率が充分に高い段階での更新や、同捕捉効率が過度に低下した段階での更新を回避するのに適する。すなわち、当該構成は、ロールフィルターFの有効フィルター部Fbの自動更新を適切なタイミングで行うのに適し、従って、フィルター装置Xにおけるロールフィルター全体の利用効率の適正を図るのに適する。
フィルター装置Xにおける自動駆動ユニット30は、ロールフィルターFの有効フィルター部Fbの変色度を光学的に測定するための光センサを、上述のPM2.5濃度測定器31の代わりに備えてもよい。この場合、制御部34は、光センサによって測定される変色度が基準値以上に達したときに、上記有効フィルター部汚染基準に到達したものとして駆動モーター32を稼動させる。変色度とは、例えば、有効フィルター部Fbにおける光反射率の低下割合や光透過率の低下割合に基づいて基準値化されるパラメータとする。ロールフィルターFの有効フィルター部Fbは、外気中のPM2.5など浮遊微粒子の蓄積によって黒色に変色する傾向があり、その蓄積量が増すほど変色の度合いも増す傾向がある。そのような変色度を光学的に測定するための光センサとしては、例えば反射型フォトセンサや透過型フォトセンサを用いることができる。当該光センサは、測定を1日に少なくとも1回実施するのが好ましい。フィルター巻き取りの開始態様に関する以上のような構成も、ロールフィルターFの有効フィルター部Fbの自動更新を適切なタイミングで行うのに適し、従って、フィルター装置Xにおけるロールフィルター全体の利用効率の適正を図るのに適する。
フィルター巻き取りの開始態様に関し、フィルター装置Xにおける自動駆動ユニット30は、所定時間ごと(例えば1週間~1ヶ月ごと)に、巻取り軸22A(フィルター巻取り軸)を回転駆動させることによるフィルター巻き取りを実施するように構成されてもよい。自動駆動ユニット30の制御部34は、このような方式のフィルター巻き取りを実施するための回路構成を有してもよい。
本実施形態のフィルター装置Xでは、上述のように、ロールフィルターFは、フィルター延び方向において有効フィルター部Fbの長さ間隔で付された複数のマークMを有し、収容室22は、マーク検知窓である開口部22bを有し、自動駆動ユニット30は、収容室22外から開口部22bを介してマークMを検知するための反射型フォトセンサ33を更に備え、且つ、制御部34は、フィルター巻き取りのために駆動モーター32を稼動させた後、反射型フォトセンサ33によるマーク検知に応じて駆動モーター32を停止させるように構成されている。このような構成は、ロールフィルターFの有効フィルター部Fbの更新において、自動駆動ユニット30によるフィルター巻取り軸の回転駆動を適切なタイミングで停止させるうえで好適である。
フィルター巻き取りの停止態様に関し、フィルター装置Xにおける自動駆動ユニット30は、フィルター巻き取りのために駆動モーター32を稼動させた後、当該フィルター巻き取りにおけるフィルター巻取り長さが有効フィルター部Fbの長さに達したときに駆動モーター32を停止させるように構成されてもよい。自動駆動ユニット30の制御部は、このような方式のフィルター巻き取りを実施するための回路構成を有してもよい。
フィルター装置Xのフィルターユニット20は、有効フィルター部Fbが収容室21から収容室22までの間に少なくとも一つの山折れ箇所を有するように有効フィルター部Fbをガイドするためのガイド部を、収容室21,22間に備えてもよい。図7から図10は、フィルターユニット20のそのような一変形例であるフィルターユニット20'を表す。
フィルターユニット20'は、ロールフィルターFとこれを保持するハウジング20H'とを備え、ハウジング20Hに代えてハウジング20H'を備える点において上述のフィルターユニット20と異なる。
ハウジング20H'は、図7および図8に示すように、収容室21(第1収容室)と、収容室22(第2収容室)と、これらの間に位置する通気開口部23と、ガイド部24とを備え、ガイド部24を備える点において上述のハウジング20Hと異なる。
ガイド部24は、ロールフィルターFをなす長尺シート状フィルターの一部である有効フィルター部Fbが収容室21,22間でプリーツ形状をなすようにガイドするためのものであり、例えば図8および図10に示すように、ガイドフレーム24aおよびガイドローラー24bを有する。ガイドフレーム24aは、有効フィルター部Fbに対して外気通流方向の下流側から当接する。ガイドローラー24bは、プリーツ形状をなす有効フィルター部Fbにおける谷折れ箇所B1をガイドするための回転自在の軸部材であり、有効フィルター部Fbに対してその谷折れ箇所B1にて外気通流方向の上流側から当接する。ガイド部24は、有効フィルター部Fbに対してその山折れ箇所B2にて外気通流方向の下流側から当接するガイドローラ(図示略)を更に有してもよい。
このようなガイド部24は、フィルター装置Xにおいて、面積の大きな有効フィルター部Fbないし大きな有効ろ過面積を実現するうえで、好適である。有効フィルター部Fbにおいて通気開口部23に臨む有効ろ過面積は、好ましくは1400cm2以上、より好ましくは1600cm2以上である。ガイド部24のガイドローラー24bは、収容室22内の巻取り軸22Aによるフィルターの巻き取り時に有効フィルター部Fbとガイド部24との間における接触抵抗を低減して適切な巻き取り作業を実現するうえで好適である。
X フィルター装置
10 ケース
10a 外気入口
10b 外気出口
11 ケース本体
12 蓋体
20 フィルターユニット
F ロールフィルター
Fa ロール部
Fb 有効フィルター部
M マーク
20H ハウジング
21,22 収容室
22A 巻取り軸(フィルター巻取り軸)
22b 開口部
23 通気開口部
24 ガイド部
24a ガイドフレーム
24b ガイドローラー
30 自動駆動ユニット
31 PM2.5濃度測定器
32 駆動モーター
33 反射型フォトセンサ
34 制御部
70 給気経路
80 排気経路
90 全熱交換器

Claims (10)

  1. 外気入口および外気出口を有するケースと、
    ロールフィルターおよびこれを保持するハウジングを備えて前記ケース内に配設されるフィルターユニットであって、
    前記ハウジングが、第1収容室と、これから離隔し且つフィルター巻取り軸を有する第2収容室とを備え、
    前記ロールフィルターが、前記第1収容室内のロール部と、前記外気入口および前記外気出口の間を通流する外気をろ過するための、前記収容室間にて露出して展開する有効フィルター部とを有し、且つ、前記フィルター巻取り軸によって前記第2収容室内に巻き取り可能である、フィルターユニットと、
    効フィルター部汚染基準への到達ごとに、前記フィルター巻取り軸を回転駆動させることによるフィルター巻き取りを実施する、自動駆動ユニットと、を備えるフィルター装置であって、
    前記自動駆動ユニットは、前記フィルター巻取り軸を回転駆動させるための駆動モーターと、前記駆動モーターの稼動および停止を制御するための制御部とを備え、
    前記自動駆動ユニットは、前記ケース内における前記外気入口から前記有効フィルター部までの通気路に位置するPM2.5濃度測定器を更に備え、
    前記制御部は、前記PM2.5濃度測定器によって測定されるPM2.5濃度の積算値が基準値以上に達したときに前記駆動モーターを稼動させる、フィルター装置
  2. 前記ロールフィルターの素材は、帯電性を有するエアフィルター用ろ材である、請求項1に記載のフィルター装置。
  3. 前記ケース内における前記有効フィルター部から前記外気出口までの通気路にPM2.5濃度測定器を有しない、請求項1又は2に記載のフィルター装置。
  4. 前記PM2.5濃度測定器は、PM2.5濃度測定を0.5~3時間ごとに実施し、
    前記制御部は、前記PM2.5濃度測定器によって測定されるPM2.5濃度の積算値が、10000~50000ppmの基準値以上に達したときに前記駆動モーターを稼動させる、請求項1からのいずれか一つに記載のフィルター装置。
  5. 前記自動駆動ユニットは、前記ロールフィルターの前記有効フィルター部の変色度を光学的に測定するための光センサを更に備え、
    前記制御部は、前記光センサによって測定される変色度が基準値以上に達したときに前記駆動モーターを稼動させる、請求項1から4のいずれか一つに記載のフィルター装置。
  6. 前記光センサは、前記測定を1日に少なくとも1回実施する、請求項5に記載のフィルター装置。
  7. 前記ロールフィルターは、前記有効フィルター部の長さ間隔で付された複数のマークを第2収容室内ロール部外面側に有し、
    前記第2収容室は、マーク検知窓である開口部を有し、
    前記自動駆動ユニットは、前記第2収容室外から前記開口部を介して前記マークを検知するための反射型フォトセンサを更に備え、
    前記制御部は、前記フィルター巻き取りのために前記駆動モーターを稼動させた後、前記反射型フォトセンサによるマーク検知に応じて前記駆動モーターを停止させる、請求項から6のいずれか一つに記載のフィルター装置。
  8. 前記制御部は、前記フィルター巻き取りのために前記駆動モーターを稼動させた後、当該フィルター巻き取りにおけるフィルター巻取り長さが前記有効フィルター部の長さに達したときに前記駆動モーターを停止させる、請求項から6のいずれか一つに記載のフィルター装置。
  9. 前記フィルターユニットは、前記有効フィルター部が前記第1収容室から前記第2収容室までの間に少なくとも一つの山折れ箇所を有するように当該有効フィルター部をガイドするためのガイド部を、前記収容室間に備える、請求項1から8のいずれか一つに記載のフィルター装置。
  10. 前記フィルターユニットは、前記ケース内に取り外し可能に着設されるフィルターカートリッジである、請求項1から9のいずれか一つに記載のフィルター装置。
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