JP7141955B2 - カラオケシステム - Google Patents

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本発明はカラオケシステムに関する。
アーティストのライブコンサートや各種イベント等においては、観客参加型の演出方法が採用されることがある。たとえば、楽曲の演奏や演出に合わせて観客が携帯発光装置(たとえば、ペンライトや腕時計型の発光体)を動かすことで演出効果を高める方法がある。
特許文献1には、複数色を発光可能なペンライトを利用した演出用発光装置が開示されている。特許文献1に開示された演出用発光装置は、複数の携帯発光装置(ペンライト)の発光色を、無線接続された一台の発光状態制御装置によって制御することで、観客席において任意の光の文字、画像、模様を表現することができる。
特開2003-036981号公報
ここで、カラオケルームにおいてカラオケ歌唱を行う際、複数の利用者それぞれが携帯発光装置を使用することがある。この場合、各利用者は、それぞれが自由に携帯発光装置を動かすため、全体として動きがバラバラとなり、統一感に欠ける。その結果、歌唱者にとって、携帯発光装置の動きが目障りとなったり、カラオケ歌唱のリズムに悪影響を及ぼす可能性もある。
本発明の目的は、カラオケ歌唱を妨げることなく、携帯発光装置を使用可能とするカラオケステムを提供することにある。
上記目的を達成するための一の発明は、カラオケ装置、及び当該カラオケ装置が設置されている場所に在席する利用者が使用する携帯発光装置を含むカラオケシステムであって、前記携帯発光装置は、携帯発光装置を識別するための装置識別情報を変調信号として重畳した光を発する発光部と、前記発光部が発する光の輝度を調整する調整部と、を有し、前記カラオケ装置は、撮影手段により、カラオケ歌唱を行う利用者以外の利用者である聴衆により使用されている複数の携帯発光装置を撮影して得られた装置映像から、携帯発光装置の動きに関連する動作関連情報を抽出する抽出部と、所定の条件を満たす前記動作関連情報を示した前記携帯発光装置が発する光に重畳された変調信号を復調し、当該携帯発光装置の装置識別情報を特定する特定部と、特定した前記装置識別情報に対応する前記携帯発光装置の輝度を制御する輝度制御部と、を有するカラオケシステムである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、カラオケ歌唱を妨げることなく、携帯発光装置を使用できる。
実施形態に係るカラオケシステムの概略を示す図である。 実施形態に係る携帯発光装置の構成を示す図である。 実施形態に係るカラオケ装置の構成を示す図である。 実施形態に係るカラオケシステムの処理を示すフローチャートである。
<実施形態>
図1~図4を参照して、実施形態に係るカラオケシステムについて説明する。
==カラオケシステム==
図1に示すように、本実施形態に係るカラオケシステム1は、カラオケ装置K及びカラオケ装置Kの利用者が使用する携帯発光装置を備える。
カラオケ装置Kは、楽曲のカラオケ演奏、及び利用者がカラオケ歌唱を行うための装置である。カラオケ装置Kは、利用者の歌唱音声を集音するマイク、カラオケ演奏音を放音するスピーカ、歌詞テロップ等を表示させるモニタ、カラオケ装置Kに対する各種操作入力を行うリモコン装置(いずれも図示なし)等を備える。カラオケ装置Kは、カラオケ装置Kにおいてカラオケ演奏を行うための複数の楽曲(楽曲データ)を記憶する。楽曲データは、個々の楽曲を特定するための楽曲IDが付与されている。楽曲データは、伴奏データ、リファレンスデータ等を含む。伴奏データは所定の演奏区間が設定されている。演奏区間は、前奏、1番のAメロ、2番のサビ等、カラオケ演奏が行われる区間である。各演奏区間のカラオケ演奏は、所定の演奏時間で実行される。
また、本実施形態に係るカラオケ装置Kは、撮影手段Cを有する。撮影手段Cは、カラオケ装置Kが設置されている場所(たとえばカラオケ店舗内のカラオケルーム)に在席する利用者が使用する携帯発光装置を撮影し、映像を取得する。
図1に示した利用者U1~利用者U4は、カラオケ装置Kを一緒に利用する利用者である。各利用者は、それぞれ携帯発光装置(携帯発光装置P1~P4)を所持している。本実施形態に係る携帯発光装置は、光を発するペンライト型の装置である。携帯発光装置は、たとえばカラオケ店舗のフロントで貸し出される。各携帯発光装置は、装置識別情報が付与されている。装置識別情報は、携帯発光装置を識別するための装置IDのような、各携帯発光装置に固有の情報である。各利用者は、カラオケ歌唱の場を盛り上げるため、カラオケ演奏に合わせて携帯発光装置を左右や上下に振る動作を繰り返し行う。
各携帯発光装置とカラオケ装置Kは、ペアリングされることで互いに通信可能となる。ペアリングは、公知の手法で行うことができる。たとえば、カラオケ装置Kが設置されているカラオケ店舗において貸し出し可能な携帯発光装置の装置識別情報を予めカラオケ装置Kに記憶させておくことによりペアリングを行う。なお、本実施形態においては、少なくともカラオケ装置Kが携帯発光装置を制御できるようにペアリングされていればよい。すなわち、カラオケ装置Kから携帯発光装置への一方向の通信ができればよい。
==携帯発光装置==
図2は、実施形態に係る携帯発光装置P1のハードウェア構成を示す図である。なお、携帯発光装置P1~携帯発光装置P4は、同様の構成を有する。
携帯発光装置P1は、外装10、把持部20、発光部30、電源部40、操作部50、通信部60、及び制御部70により構成されている。
外装10は、半透明の材質で形成された細長の円筒状の部材である。外装10の内部には、発光素子30a(後述)等が配置される。外装10は、円筒状だけでなく、球状や半球状等、様々な形状を採用することができる。把持部20は、利用者が把持する部分である。把持部20の内部には、電源部40等が配置される。
発光部30は、光を発するための部分である。発光部30は、携帯発光装置を識別するための装置識別情報を変調信号として重畳した光を発する。
本実施形態において、発光部30は、発光素子30a、駆動回路30b、及び変調器30cを有する。発光素子30aは、LED等、光を発する素子である。駆動回路30bは、発光素子30aを駆動させる回路である。変調器30cは、装置識別情報を変調し、変調信号を生成する素子である。変調器30cにより生成した変調信号を駆動回路30bから出力される駆動電流に重畳することにより、発光素子30aは、装置識別情報を変調信号として重畳した光を発することができる。なお、発光部30が発する光に変調信号を重畳する具体的な方法は、特開2004-326705公報に記載の技術等、公知の技術を利用することができる。
電源部40は、携帯発光装置P1が駆動するための電力を供給する。操作部50は、電源部40のON/OFF用のスイッチである。通信部60は、携帯発光装置P1とカラオケ装置Kとの通信用のインターフェースを提供する。
制御部70は、携帯発光装置P1における各種制御を行う。たとえば、制御部70は、駆動回路30bを制御し、駆動電流を発生させる。
本実施形態において、制御部70は、調整部70aとして機能する。調整部70aは、発光部30が発する光の輝度を調整する。携帯発光装置P1は、基準となる輝度の値が設定されている。調整部70は、電源部40がONになった場合、基準となる輝度で発光するよう、発光部30(駆動回路30b)を制御する。なお、本実施形態において、携帯発光装置P1~P4の基準となる輝度の値はいずれも同じであり、電源部40がONになった場合には当該値に応じて発光する。
一方、通信部60を介してカラオケ装置Kから輝度の制御信号を受信した場合、調整部70aは、当該制御信号に基づいて発光部30が発光する輝度を調整する(詳細は後述)。
==カラオケ装置==
図3に示すように、カラオケ装置Kは、抽出部100、特定部200、及び輝度制御部300を有する。
(抽出部)
抽出部100は、撮影手段Cにより、聴衆により使用されている複数の携帯発光装置を撮影して得られた装置映像から、動作関連情報を抽出する。
聴衆は、カラオケ歌唱を行う利用者以外の利用者である。たとえば、図1の例において、利用者U1が楽曲Xのカラオケ歌唱を行うとする。この場合、利用者U1は「歌唱者」に相当し、利用者U2~利用者U4は「聴衆」に相当する。
利用者U2~利用者U4は、楽曲Xのカラオケ演奏に合わせて、携帯発光装置P2~P4を動かす。この場合、撮影手段Cは、楽曲Xのカラオケ演奏に合わせて、利用者U2~利用者U4が使用している携帯発光装置P2~P4を撮影し、装置映像を取得する。撮影手段Cは、楽曲Xのカラオケ演奏開始からカラオケ演奏終了まで装置映像を取得する。すなわち、装置映像は動画像として取得される。撮影手段Cは、取得した装置映像を順次、抽出部100に出力する。
抽出部100は、装置映像から動作関連情報を抽出する。動作関連情報は、携帯発光装置の動きに関連する情報である。本実施形態における動作関連情報は、携帯発光装置を繰り返し振る際の一往復の移動に要する往復時間である。映像から動作関連情報を抽出する方法は、公知の手法を用いることができる。
たとえば、装置映像において、楽曲Xのカラオケ演奏に合わせて利用者U2~利用者U4が携帯発光装置P2~携帯発光装置P4をそれぞれ左右に振る動作を繰り返し行っているとする。この場合、抽出部100は、装置映像から、楽曲Xのカラオケ演奏の所定の演奏区間において、各携帯発光装置の往復時間(左→右→左の移動に要する時間)を抽出する。たとえば、所定の演奏区間が、楽曲Xの最初のサビの一小節目である場合、抽出部100は、当該演奏区間に対応する装置映像を解析し、各携帯発光装置の往復時間を抽出する。
なお、利用者U1がカラオケ歌唱中に携帯発光装置P1を使用することはないので、装置映像の中に、歌唱者である利用者U1及び利用者U1に貸し出された携帯発光装置P1は含まれない。従って、抽出部100は、携帯発光装置P1について動作関連情報を抽出することはない。
(特定部)
特定部200は、所定の条件を満たす動作関連情報を示した携帯発光装置が発する光に重畳された変調信号を復調し、当該携帯発光装置の装置識別情報を特定する。
所定の条件は、変調信号を復調するかどうかを判断するための値である。所定の条件は、動作関連情報の種類に応じて予め設定されている。たとえば、動作関連情報が携帯発光装置の往復時間の場合、所定の条件は「往復時間とある基準値(時間)との一致度が所定値未満であること」として設定できる。
本実施形態に係る特定部200は、カラオケ演奏の所定の演奏区間において抽出した往復時間と、当該所定の演奏区間の演奏時間とを比較することで一致度を算出し、当該一致度が所定値未満となる携帯発光装置がある場合に、当該携帯発光装置が発する光に重畳された変調信号を復調し、装置識別情報を特定する。所定の演奏区間の演奏時間は、カラオケ演奏されている楽曲の楽曲データを参照することで取得できる。
たとえば、抽出部100は、利用者U1が選曲した楽曲Xの最初のサビの1小節目において装置映像に含まれる携帯発光装置毎の往復時間を抽出した結果、携帯発光装置Pαの往復時間が2,100msec、携帯発光装置Pβの往復時間が1,750msec、携帯発光装置Pγの往復時間が1,950msecであったとする。
この場合、特定部200は、各往復時間と楽曲Xの最初のサビの1小節目の演奏時間(この例では2,000msec)との一致度を算出する。この場合、携帯発光装置Pαにおける一致度は95%であり、携帯発光装置Pβにおける一致度は87.5%であり、携帯発光装置Pγにおける一致度は97.5%となる。
特定部200は、このうち、一致度が所定値未満となる携帯発光装置があるかどうかを判定する。この例では所定値が90%であるとする。この場合、特定部200は、携帯発光装置Pβを特定する。
特定部200は、特定した携帯発光装置Pβが発する光に重畳された変調信号を復調し、携帯発光装置Pβの装置識別情報を特定する。光に重畳された変調信号を復調する具体的な方法は、特開2004-326705公報に記載の技術等、公知の技術を利用することができる。
なお、上記例では、所定の演奏区間において、携帯発光装置が一往復するものとして一致度を算出したが、これに限られない。たとえば、所定の演奏区間が4拍である場合に、当該所定の演奏区間において携帯発光装置が二往復したとする。この場合、特定部200は、往復時間(一往復の時間)と2拍の時間との一致度を算出してもよい。このようにして一致度を求めることにより、テンポの遅い楽曲に対する携帯発光装置の動きを考慮することができる。
(輝度制御部)
輝度制御部300は、特定した装置識別情報に対応する携帯発光装置の輝度を制御する。具体的に、輝度制御部300は、特定した装置識別情報に対応する携帯発光装置の輝度が、他の携帯発光装置の輝度よりも低くなるよう制御する。
上記例において、特定部200は発光装置Pβの装置識別情報を特定する。輝度制御部300は、その装置識別情報に対応する携帯発光装置の輝度を制御する。
上記例において、携帯発光装置Pβは、他の携帯発光装置Pα及び携帯発光装置Pγに比べ、往復時間が短い。つまり、携帯発光装置Pβの動きは、他の携帯発光装置の動きとズレが生じている。そのため、カラオケ歌唱を行う利用者U1にとって、携帯発光装置Pβの動きが目障りとなる可能性がある。
このような場合、輝度制御部300は、携帯発光装置Pβの輝度が、他の携帯発光装置の輝度よりも低くなるよう(たとえば、基準の輝度の50%になるよう)な制御信号を生成する。そして、輝度制御部300は、カラオケ装置Kとペアリングされている携帯発光装置のうち、特定された携帯発光装置Pβの装置識別情報に対応する携帯発光装置に対し、制御信号を送信する。制御信号を受信した携帯発光装置の調整部70aは、発光素子の輝度が基準値の50%になるよう調整する。
なお、輝度の調整は、往復時間と演奏時間との一致度に基づいて行ってもよい。輝度制御部300は、たとえば、一致度が低いほど、輝度が小さくなるような制御信号を生成してもよい。この場合、一致度に応じた、より細かい輝度の制御が可能となる。
==カラオケシステムにおける処理について==
次に、図4を参照して本実施形態に係るカラオケシステム1における処理の具体例について述べる。図4は、カラオケシステム1における処理例を示すフローチャートである。この例では、利用者U1がカラオケ歌唱を行い、利用者U2~利用者U4がそのカラオケ歌唱を聴くとする。
カラオケ装置Kは、利用者U1が選曲した楽曲Xのカラオケ演奏を開始する(カラオケ演奏の開始。ステップ10)。利用者U1は、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱を行う。
また、利用者U2~利用者U4それぞれは、カラオケ演奏に合わせて、携帯発光装置P2~携帯発光装置P4を使用する。各携帯発光装置の発光部30は、装置識別情報を変調信号として重畳した光を発する(発光。ステップ11)。
撮影手段Cは、各利用者により使用されている複数の携帯発光装置を撮影し、装置映像を取得する(装置映像の取得。ステップ12)。
抽出部100は、ステップ12で取得された装置映像から、携帯発光装置の動きに関連する動作関連情報を抽出する(動作関連情報の抽出。ステップ13)。
特定部200は、ステップ13で抽出した動作関連情報について、所定の条件を満たす動作関連情報があるかどうかを判定する。
所定の条件を満たす動作関連情報がある場合(ステップ14でYの場合)、特定部200は、所定の条件を満たす動作関連情報を示した携帯発光装置が発する光に重畳された変調信号を復調し、当該携帯発光装置の装置識別情報を特定する(装置識別情報の特定。ステップ15)。
輝度制御部300は、ステップ15で特定した装置識別情報に対応する携帯発光装置の輝度を制御する(装置識別情報に対応する携帯発光装置の輝度を制御。ステップ16)。輝度制御部300は、輝度の制御信号を生成し、携帯発光装置に送信する(輝度の制御信号を送信。ステップ17)。
携帯発光装置の調整部70aは、ステップ17で送信された制御信号に基づいて、発光部30が発する光の輝度を調整する(光の輝度を調整。ステップ18)。
カラオケシステム1は、楽曲Xのカラオケ演奏が終了するまで(ステップ19でYの場合)、ステップ12~ステップ18の処理を繰り返し行う。
このように、本実施形態に係るカラオケシステム1は、カラオケ装置K、及びカラオケ装置Kが設置されている場所に在席する利用者U1~利用者U4が使用する携帯発光装置P1~携帯発光装置P4を含む。各携帯発光装置は、携帯発光装置を識別するための装置識別情報を変調信号として重畳した光を発する発光部30と、発光部30が発する光の輝度を調整する調整部70aと、を有する。カラオケ装置Kは、撮影手段Cにより、聴衆により使用されている複数の携帯発光装置を撮影して得られた装置映像から、携帯発光装置の動きに関連する動作関連情報を抽出する抽出部100と、所定の条件を満たす動作関連情報を示した携帯発光装置が発する光に重畳された変調信号を復調し、当該携帯発光装置の装置識別情報を特定する特定部200と、特定した装置識別情報に対応する携帯発光装置の輝度を制御する輝度制御部300と、を有する。また、輝度制御部300は、特定した装置識別情報に対応する携帯発光装置の輝度が、他の携帯発光装置の輝度よりも低くなるよう制御することが好ましい。
このようなカラオケシステム1によれば、ある携帯発光装置の動きが所定の条件を満たす場合には、その携帯発光装置の輝度を調整することができる。よって、たとえば、一の携帯発光装置の輝度を他の携帯発光装置の輝度よりも低く抑えることにより、一の携帯発光装置の動きが目立たなくなるため、歌唱者にとって目障りになることが無い。すなわち、本実施形態に係るカラオケシステム1によれば、カラオケ歌唱を妨げることなく、携帯発光装置を使用できる。
また、本実施形態における動作関連情報は、携帯発光装置を繰り返し振る際の一往復の移動に要する往復時間であり、特定部200は、カラオケ演奏の所定の演奏区間において抽出した往復時間と、当該所定の演奏区間の演奏時間とを比較することで一致度を算出し、当該一致度が所定値未満となる携帯発光装置がある場合に、当該携帯発光装置が発する光に重畳された変調信号を復調し、装置識別情報を特定する。
このように動作関連情報として、携帯発光装置の往復時間を用いることにより、カラオケ演奏に合わない動きをしている携帯発光装置の輝度を調整することができる。
<変形例>
上記実施形態では、動作関連情報として携帯発光装置を繰り返し振る際の一往復の移動に要する往復時間を例に説明した。一方、動作関連情報は、これに限られない。たとえば、動作関連情報は、カラオケ演奏の所定の演奏区間において携帯発光装置が動いた軌跡(すなわち、携帯発光装置が発する光の軌跡)であってもよい。動作関連情報を携帯発光装置の動いた軌跡とする場合、所定の条件は「他の携帯発光装置の軌跡との差が大きい軌跡を描いていること」として設定できる。
この場合、特定部200は、少なくとも3つの携帯発光装置について抽出した軌跡を2つずつ比較することで一致度を複数算出し、算出した全ての一致度に基づいて他の携帯発光装置の軌跡との差が大きい軌跡を描いた携帯発光装置が発する光に重畳された変調信号を復調し、装置識別情報を特定する。
たとえば、抽出部100は、利用者U1が選曲した楽曲Xの最初のサビの1小節目に対応する装置映像を解析し、携帯発光装置Pαの軌跡Tα、携帯発光装置Pβの軌跡Tβ、及び携帯発光装置Pγの軌跡Tγを抽出したとする。なお、ある映像に含まれる携帯発光装置の軌跡を抽出する方法は、公知の手法を用いることができる。
この場合、特定部200は、抽出された全ての軌跡を2つずつ比較することで一致度を複数算出する。上記例において、特定部200は、軌跡Tαと軌跡Tβの一致度M1、軌跡Tαと軌跡Tγの一致度M2、及び軌跡Tβと軌跡Tγの一致度M3を算出する。2つの軌跡の一致度を算出する方法は、機械学習等の公知の手法を用いることができる。この例では、一致度M1が40%であり、一致度M2が90%であり、一致度M3が30%であったとする。
特定部200は、他の携帯発光装置の軌跡との差が大きい携帯発光装置を判定する。上記例の場合、特定部200は、携帯発光装置Pβの関わる一致度M1及びM3の値に対し、携帯発光装置Pβの関わらない一致度M2の値だけが大きく異なることから、携帯発光装置Pβの軌跡と他の携帯発光装置の軌跡との差が大きいと判定する。この場合、特定部200は、携帯発光装置Pβが発する光に重畳された変調信号を復調し、携帯発光装置Pβの装置識別情報を特定する。
このように、本変形例における動作関連情報は、カラオケ演奏の所定の演奏区間において携帯発光装置が動いた軌跡であり、特定部400は、少なくとも3つの携帯発光装置について抽出した軌跡を2つずつ比較することで一致度を複数算出し、算出した全ての一致度に基づいて他の携帯発光装置の軌跡との差が大きい軌跡を描いた携帯発光装置が発する光に重畳された変調信号を復調し、装置識別情報を特定する。なお、携帯発光装置が4つの場合、軌跡Tα、Tβ、Tγ、Tδの間の6つの一致度のうち軌跡Tβが関わる3つの一致度が他の3つと大きく異なれば、携帯発光装置Pβの軌跡と他の携帯発光装置の軌跡との差が大きいと判定する。携帯発光装置が5つ以上の場合も同様の判定処理を適用できる。
このように動作関連情報として、携帯発光装置の軌跡を用いることにより、他の携帯発光装置と異なる動きをしている一の携帯発光装置の輝度を調整することができる。
なお、本変形例のように携帯発光装置の軌跡全体を比較するのではなく、抽出した軌跡から、携帯発光装置の移動する方向のみを特定し、特定した方向同士を比較することでもよい。この場合、一致度を算出する処理を簡素化することができる。
<その他>
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カラオケシステム
30 発光部
70a 調整部
100 抽出部
200 特定部
300 輝度制御部
K カラオケ装置
P1~P4 携帯発光装置

Claims (4)

  1. カラオケ装置、及び当該カラオケ装置が設置されている場所に在席する利用者が使用する携帯発光装置を含むカラオケシステムであって、
    前記携帯発光装置は、
    携帯発光装置を識別するための装置識別情報を変調信号として重畳した光を発する発光部と、
    前記発光部が発する光の輝度を調整する調整部と、
    を有し、
    前記カラオケ装置は、
    撮影手段により、カラオケ歌唱を行う利用者以外の利用者である聴衆により使用されている複数の携帯発光装置を撮影して得られた装置映像から、携帯発光装置の動きに関連する動作関連情報を抽出する抽出部と、
    所定の条件を満たす前記動作関連情報を示した前記携帯発光装置が発する光に重畳された変調信号を復調し、当該携帯発光装置の装置識別情報を特定する特定部と、
    特定した前記装置識別情報に対応する前記携帯発光装置の輝度を制御する輝度制御部と、
    を有するカラオケシステム。
  2. 前記動作関連情報は、前記携帯発光装置を繰り返し振る際の一往復の移動に要する往復時間であり、
    前記特定部は、カラオケ演奏の所定の演奏区間において抽出した前記往復時間と、当該所定の演奏区間の演奏時間とを比較することで一致度を算出し、当該一致度が所定値未満となる携帯発光装置がある場合に、当該携帯発光装置が発する光に重畳された変調信号を復調し、装置識別情報を特定することを特徴とする請求項1記載のカラオケシステム。
  3. 前記動作関連情報は、カラオケ演奏の所定の演奏区間において前記携帯発光装置が動いた軌跡であり、
    前記特定部は、少なくとも3つの携帯発光装置について抽出した前記軌跡を2つずつ比較することで一致度を複数算出し、算出した全ての一致度に基づいて他の携帯発光装置の軌跡との差が大きい軌跡を描いた携帯発光装置が発する光に重畳された変調信号を復調し、装置識別情報を特定することを特徴とする請求項1に記載のカラオケシステム。
  4. 前記輝度制御部は、特定した前記装置識別情報に対応する前記携帯発光装置の輝度が、他の携帯発光装置の輝度よりも低くなるよう制御することを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載のカラオケシステム。
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